米GitHubは8月20日、ソフトウェア開発共有Webサービス「GitHub」上においてのプログラミング言語の人気ランキングを集計し、その結果を発表した。結果は下記のグラフのとおり。同グラフは、Liguistというプロジェクトが認識する言語をランキングしたもの。GitHubが開始した2008年度から、フォークを除き、公開・非公開の両レポジトリで使用されているプログラミング言語の全世界での相対的な人気度を時系列で表している。2008年から2015年にかけてJavaが大きな伸びを示しているが、同社はこの成長の大きな要因を「Androidの人気の向上と、ビジネスやエンタープライズレベルでのバージョンコントロールの需要の高まりが大きく関連しているのではないか」としている。
2015年08月20日リンクスインターナショナルは8月10日、SFドラマ「スタートレック」に登場する「フェイザー銃」型の学習リモコン「The Original Series Phaser replica universal remote control」を発表した。発売は8月12日。推定市場価格は税別19,800円前後だ。アメリカのSFドラマ「スタートレック」(オリジナルシリーズ)に登場するエネルギー兵器「フェイザー銃」を模した学習リモコン。素材にニッケルやメッキダイカストなどを使用し、本体やパッケージ、マニュアル、付属する金属スタンドまで、スタートレックの世界観を忠実に再現した。学習リモコンとして使用できる「コントロールモード」、操作の練習ができる「プラクティスモード」、スタートレックの効果音を再生して楽しめる「エフエックスモード」を搭載。コントロールモードでは、押す / 引く / 上下左右に振る / 左右に傾けるなど9通りの動作に赤外線信号を割り当て可能だ。記録領域は4カ所用意されており、それぞれに9種類の信号を記録することで最大36種類の信号を保存しておける。エフエックスモードでは、動作に合わせてスタートレックの効果音を再生可能だ。効果音は10種類収録されている。本体にはリチウムポリマー電池を内蔵。USBポートなどから充電可能で、充電時間は約2時間。自立させるための金属製プレートスタンドも付属する。本体サイズはW200×D45×H160mm、重量は約400g。
2015年08月10日リンクスインターナショナルは7日、英国のTVドラマ「ドクターフー」に登場するソニックスクリュードライバー形の学習リモコン「The Wand Company 10TH Doctor Who Sonic Screwdriver universal remote control」を発表した。8月8日から発売し、推定市場価格(税別)は19,800円前後。英国の人気SFドラマ「ドクターフー」(10代目)に登場するソニックスクリュードライバー形の学習リモコン。外観は劇中に登場したものを忠実に再現。素材には軽量な航空機用アルミニウムを使用して質感を高め、ディテールも細部まで細かく作り込まれている。TVなどのリモコン信号(赤外線)を記録する学習リモコンとして機能し、振る、回す、叩くといった動作に対して赤外線信号を割り当て可能。記録領域は3カ所用意されており、それぞれに13種類の信号を記録できる。電源オンやモードの切り替えなどを音声(英語)で知らせる機能を搭載。モードは4種類で、動作の練習ができる「プラクティスモード」、学習リモコンとして使える「コントロールモード」、効果音がないコントロールが可能な「クワイエットコントロールモード」、劇中の多彩な効果音が楽しめる「エフエックスモード」などを備える。本体にはリチウムポリマーバッテリーを内蔵。USB経由で充電し、充電時間は約2時間だ。本体サイズはW155×D20×H20mm、重量は約50g。金属製スタンドが付属する。
2015年08月07日日本航空の全パイロットが、コミュニケーションスキルの向上のために受けているという「言語技術」教育。そのカリキュラムは、「対話」「説明」「分析」という3つのプログラムに分かれている。それぞれのプログラムの目的や役立て方について、「言語技術」の指導にあたる2人のパイロット、塚本裕司さんと金子幸市さんにお話を聞いた。○フライトの状況を使った訓練――「説明」ではどんな授業をしていますか?塚本さん:例えば、「フランス国旗について、まったく知らない相手に電話で伝えるとしたら、あなたは何と説明しますか」という例題があります。普通なら「フランス国旗といえば、青と白と赤で……」と言いたくなります。でも、説明のポイントは「概要から詳細に入る」こと。ですからこの場合、「横長の長方形で、それが縦に三等分されていて…」と、全体の形状から始めて、それから色の説明に入っていくのが正解です。――一般の会社でも、このトレーニングはできそうですね塚本さん:そうですね。僕たちはこれをアレンジして、実際のフライトを想定したトレーニングを作っています。例えば、キャビンクルーからの要請を、パイロットが地上スタッフに説明するシーンの例題です。キャビンクルーからパイロットへの要請「機内に具合の悪いお客さまが発生しました。気分が悪そうで、着陸後も歩けそうもないので、空港に車椅子を用意しておいてください」パイロットから地上への説明「車椅子を準備してください。機内に気分の悪い人が発生し、着陸後も歩けないようです。氏名などの情報は、まだ入っていません」このように、概要(車椅子の準備)から理由に入ると、誤解がなく、短い時間で伝えることができます。金子さん:飛行機はものすごいスピードで飛んでいますから、パイロットは限られた時間の中で、言いたいことを取捨選択しなくてはなりません。説明のトレーニングをすることで「短い時間で効率よく話そう」という意識が身につきます。この意識は、ほかの部署や会社でも有効だと思います。とくに会議では、「何分以内で発表して」ということがありますよね。そんなときも、このトレーニングをすれば、「その時間なら、これだけは伝えよう」と状況に合わせた対応ができるようになります。○目指すは"言語侍"――説明のトレーニングをして変わった点は?金子さん:雑誌や新聞の記事や、テレビのニュース番組で、ものごとをどんなふうに説明しているのか、ものすごく気にするようになりましたね。社内文書などの書き方も、「この書き方がベストか、正確か」と、じっくりチェックしてしまいます。塚本さん:一緒にフライトする副操縦士は、僕の「言語技術」教育プログラムを受けた人かもしれないですから、話し方には非常に注意深くなりました。実際、言語技術を学ぶ前と後では、自分の話し方は確実に変わったと思います。実は僕はかつて、コミュニケーションで失敗したことがあるんです。あるフライト中、気流の乱れで機体が揺れそうだと、事前に情報が届きました。それを機内電話でキャビンクルーに「前を飛んでいる飛行機からの情報で、この先、どのくらいの揺れが何分くらい続いて……」と伝えて、話があらかた終わったときに、「わかりました。それで、ベルトサイン(席について、シートベルトを着用してください、というサイン)はつきますか?」と質問されてしまったんですね。クルーにとって大事なのは、揺れのことよりもベルトサインがつくかどうか。それを最初に伝えれば、クルーは安心してほかの情報に耳を傾けてくれたな、と。――「詳細から概要へ」になっていたんですね塚本さん:この失敗にはすぐに気づきましたが、「言語技術」を学んだ後は、どんな順番で説明すればよかったのか、理論的に理解できました。金子さん:緊急事態になればなるほど、時間がないはずですから、普段から、短く、簡潔に話すトレーニングをしていれば、どんな事態に陥っても、安全を確保できるんです。僕たちは講師ですから、どんなに難易度の高い内容でも、3時間と言われれば3時間喋れるし、5分と言われたら5分でも説明できるようになっていたいと思っています。目標は、どんなことでもスパッと説明できる”言語侍(げんござむらい)”ですね(笑)。※次回は「それは"意見"か"事実"か?」。8月3日(月)更新です。
2015年07月31日米Googleが「Google Translate (Google翻訳)」アプリのインスタントビジュアル翻訳機能の対応言語を27言語に拡大し、また音声会話モードの音声翻訳の性能を向上させる。インスタントビジュアル翻訳は昨年5月にGoogleが買収したビジュアル翻訳アプリ「Word Lens」を用いた機能で、モバイル端末のカメラを使って標識や看板などをキャプチャすると、書かれているテキストが画面上でリアルタイムで翻訳される。オフラインでも利用可能。これまで対応言語が英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語の7カ国語だったが、ブルガリア語、オランダ語、スウェーデン語、ウクライナ語など20言語が追加された。残念ながら日本語は含まれない。音声会話モードでは設定した2つの言語で話し言葉がリアルタイムで翻訳され、異なる言葉を話す人がモバイル端末を介して会話できる。対応言語は32言語。アップデート後は、通信速度が遅い環境でもよりスムースにレスポンスよく動作するようになる。2つのアップデートはAndroid版およびiOS版のGoogle Translateアプリで利用可能、数日をかけてロールアウトされる。
2015年07月30日日本航空の全パイロットが、コミュニケーションスキルの向上のために受けているという「言語技術」教育。そのカリキュラムは、「対話」「説明」「分析」という3つのプログラムに分かれている。それぞれのプログラムの目的や役立て方について、「言語技術」の指導にあたる2人のパイロット、塚本裕司さんと金子幸市さんにお話を聞いた。○ゲームで対話力を磨く――「対話」はどんなプログラムですか?塚本さん:主に「問答ゲーム」というトレーニングをしています。2人1組になり、1人が「質問者」となって、設定したテーマについてどんどん質問を投げかけます。もう1人は「回答者」として質問に答えます。例えば、こんな感じで質問と回答を重ねていきます。テーマ:シミュレーターを使った訓練質問1:シミュレーターを使った訓練は好きですか?回答1:好きです。質問2:どんなところが好きですか?回答2:通常の運航ではなかなか起こらない状況を体験できるからです。質問3:通常の運航ではなかなか起こらない状況とは、どんなことですか?このゲームには4つのルールがあります。1つ目は「結論を先に言う」。2つ目は「あいまいを排除して、具体的に」。例えば、回答2で「何となく」ではダメで、好きな理由をはっきり言わなければいけないんです。質問3では、具体的な状況を確認することで、2人で共通の認識を作り上げていく。こうやってストロークを重ねて、質問者・回答者の両方が対話のスキルを上げていきます。――「なるほど~」「わかる、わかる」はいけないんですね金子さん:僕らはフライト中、瞬時に考えて、判断しています。そのスピード感に慣れる、相手が「そうだね」と言っただけでも「自分と同じ意見だ!」と思い込んでしまう。それが不安全につながるリスクとなるんです。「問答ゲーム」は、そういう微妙なほころびをなくすためのトレーニング。回答者はあいまいな表現を避ける。質問者は、あいまいな点を見つけて確認する。こういった細かい部分に特化したトレーニングにじっくり取り組めるのも、地上の研修ならではのメリットです。○「反論しない」はJALオリジナル――ほかにはどんなルールが?塚本さん:3つ目は「回答者の知識を問わない」。質問する側が「そんなことも知らないの!?」という態度では雰囲気が悪くなるだけですから。そして4つ目が、「反論しない」。これが一番難しいですね。――反論するほうが、むしろ勇気が必要そうですが…金子さん:例えば、「あなたは冬が好きですか?」というテーマで対話をしたとします。「好き」という回答に対して、質問者が、「あんなに寒いのに、なぜ好きなの?」という聞き方をしたら、「……いや、やっぱり嫌いです」となりますよね。こんなふうに、反論したつもりはなくても、無意識のうちに、反論まじりの発言をしていることがよくあるんです。塚本さん:僕たちは訓練の中で、1人で小さい飛行機を操縦することがあります。そういう経験を通して、「明確な意見をもつ」ことを身につけていくうちに、どんなシチュエーションでもはっきりと「自分はこう思う」と主張できるようになります。それが得意なぶん、相手の意見を素直に聞くのは、少し苦手なのかもしれません。――まず主張するのが、パイロットの性(さが)なのですね金子さん:それもあって、僕たちが「反論しない」というルールを自分たちで定めたんです。昔から、「考えを深めるには、意見をぶつけ合うのが大切だ」と言われますね。しかし、ぶつけ合いは、相手の意見を聞くことから始まるんです。問答ゲームは、他者の意見を受け入れるためのいいトレーニングになっています。○自分のクセが見えてきた?――対話のトレーニングで、みなさんはどう変わりましたか?金子さん:僕は、この風貌のせいか、以前からあまり反論されたことがないんです(笑)。その理由を自分なりに分析すると、論破してしまっているのか、あるいは僕が言っていることが伝わっていないのか…。「言語技術」を学んで、そういう弱点が見つかったおかげで、反論はされないまでも、「何か意見は?」「質問は?」と尋ねる習慣がつきました。運航中はけっこうがんばって会話しているな、と自負しています。塚本さん:普段の会話に気を遣うようになりました。とくに厳しいのが、「言語技術」の講師8人でのミーティング。何か発言すると、「結論を先に言ってください」とか、うっかりすると「それは反論だね」と突っ込まれるんです(笑)。※次回は「伝わる説明の仕方」について。7月31日(金)更新予定です。
2015年07月27日人工知能や自然言語処理などを活用したサービスを提供するクーロンは7月7日、Webメディア向けに機械学習・自然言語処理・行動分析に基づく独自の人工知能「フェアプレイアルゴリズム」を搭載したコメントシステム「QuACS」の提供を開始したと発表した。同システムでは、Webメディアに数行のコードを埋め込むだけで、読者が自由に意見や感想を投稿できるコメント欄を設置することができる。また、読者がコメント欄に投稿した言葉や文章の意味を解析する「文章評価」機能を搭載しており、誹謗中傷や罵詈雑言、差別用語、人権侵害、公序良俗に反する内容、違法取引、出会い目的などの内容を人工知能が自動的に判断し、フィルタリングすることが可能。さらにWebメディアごとのガイドラインやポリシー、トーン&マナーなどに応じて、フィルタリングの強弱が設定できるため、媒体が持つ独自の雰囲気をコメント欄でも醸成することが可能となっている。同社は、同システムの海外展開を2016年春ごろに計画しているほか、国内ではWebメディア以外にも、ブログやレビューサイト、各種掲示板などへ順次導入を進めていく考えだ。
2015年07月07日日本語は豊かで奥深い!それを知っている達人の一人、写真家の長島有里枝さんに「美しい日本語」論を聞いてみました。***日本語は遠回りの言語だと思います。一つのことを伝えるのに、多くの修辞語を必要とするというか。例えば、「なにとぞよろしくお願い申し上げます」とか、「○○していただけませんでしょうか?」など、外国の人が聞いたら肯定文なのか否定文なのかもわからなくなりそうな表現だと思います。単刀直入な物言いそのものが嫌われることも多いと思います。そのせいか、相手にはっきり要望を伝えたい時や、自分の考えをまとめる時には、英語で思考するほうがやりやすく感じることがあります。一方で、すごく些細な感情などを表現したいと思った時、英語だと言葉が見当たらなくてもどかしく感じることがあります。もちろん、母国語が日本語だから英語での表現が難しいという面もあると思いますが、それだけではない気がするんです。日本語のように「ひらがな」「カタカナ」「漢字」と3種類もの文字を使い分けるような言葉は、世界でも珍しいんじゃないでしょうか。一つにまとめて簡略化しようとしなかったどころか、文字そのものを美しく綴る「習字」という学問があったり、より多くの漢字を習得するための「漢字検定」があったり、言語そのものの機能から逸脱した、ある意味「無駄」ともいえる行為が、日本語まわりにはたくさん存在します。フォーマルな手紙が、過剰なほどの修辞句で飾られているように、この「無駄」こそが日本語の醍醐味というか、面白さではないでしょうか。無駄を愛でることはひとつの美学であり、日本人の美意識なのかもしれません。ふと立ち止まって「だから何?」と自問するようなことを真剣に大事にしている日本語は、豊かな言葉だと思います。◇ながしま・ゆりえ写真家。写真集『PASTIME PARADISE』で第26回木村伊兵衛賞、エッセイ集『背中の記憶』で講談社エッセイ賞を受賞する。※『anan』2015年7月1日号より。取材、文・仲野聡子(C)penfold
2015年06月25日Googleは、82言語に対応した手書き文字入力アプリ「Google手書き入力」を公開した。通常の文字のほか、絵文字も手書きで入力することができる。Google Playよりダウンロードでき、価格は無料。「Google手書き入力」は手書きで文字を入力できる、スマートフォン、タブレット端末向けアプリ。指以外にもスタイラスペンを使った入力も可能となっている。草書体や筆記体にも対応している。そのほか、数百種類の絵文字も手書きによる入力が可能。書いた絵文字に近いものが入力候補として表示される。対応OSは、Android 4.0.3以降で、iPhoneには対応していない。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年04月16日システム開発およびエンジニア派遣事業を行うリベラルエンジニアズは4月15日、「エンジニアの芸能事務所」キャンペーンと題し、各プログラミング言語の担当アイドルを募集すると発表した。同キャンペーンは、所属エンジニアのタレント化を目的に行われるもので、オーディションによって入社の可否が決定される。入社後は、エンジニアとして仕事をしながら、SNSなどで自分を発信し、サイドビジネスや社内ジョイント・ベンチャーなどの活動を行う。イベントの登壇や、各種メディアなどへの出演も予定しているという。同社は、JavaやPHP、Rubyなど全部で12のプログラミング言語に対して「アイドル」を募集しており、すでにCOBOLの担当者が決定している。
2015年04月15日ネットワーク・デバイスの急速な普及が進む中、企業には、国や言語の異なる消費者それぞれに、最適な形で情報を提供していくことが要求されている。そのために急務とされているのが、グローバルカスタマーエクスペリエンス(以下CX)の向上だ。この分野に特化したソリューションベンダー、SDLジャパン株式会社が2015年3月19日、都内でフォーラムを開催し、CX向上の必要性や市場動向の解説に加え、SDLのパートナーである日本アイ・ビー・エムによる協業事例の紹介、および日本企業のグローバルビジネスを成功に導く最新ソリューションの紹介を行った。○国内外すべての顧客に、最適化されたカスタマージャーニーを英国に本社を置くSDLは、世界38ヶ国に70のオフィスを有し、グローバルブランド上位100社中79社にCXソリューションを提供している。「現代の顧客はパソコン、タブレット、スマホなどを利用し、時と場所を問わず情報にアクセスしてくるため、企業はすべてのデバイスにおいて統一されたコンテンツ、共通の体験を提供していくことが重要です」と、SDLジャパンでリージョナルバイスプレジデントを務める本富顕弘氏は語る。今日、グローバル展開を推進する日本企業では、グローバルWebのガバナンスが差し迫った課題となっている。Webのグローバルおよびローカルでの運用と、本社での管理を両立させなければならない。また、グローバル展開を成功させるためには、多言語化も欠かせない。本富氏によれば、Web上で一番利用者が多い英語すら27%しか使われていない。つまり英語版のコンテンツを用意しただけでは、27%の顧客にしかリーチできないということだ。「パーソナルにもグローバルにも、商品の購入前の検討から購入後の評価拡散まで、カスタマージャーニーのあらゆる接点で体験を最適化するというのが、SDLの提唱するCXです。これによって企業は継続的なブランド・リレーションシップを実現できると確信しています」(本富氏)それを可能にするソリューションとして紹介されたのが、SDL CXC(Customer Experience Cloud)だ。SDL CXCは4つの柱からなるが、フォーラムではそのうち、SDLが今後日本市場向けに注力する3つのソリューションが紹介された。○1.CXを向上させるデジタルエクスペリエンス - SDL Web(Tridion)、SDL Mobile「SDLでは、SDL Web(Tridion)のアドオンSDL Mobile を通じて、"次世代の" レスポンシブWebデザインを提案していきます」(同社・細谷氏)SDL Tridionは、Webコンテンツ管理システムとして既存のSDLプロダクトだが、ADF(Ambient Data Framework)と呼ばれるアーキテクチャを採用していることが一つの特長となっている。開発者はWebアプリケーションに加え、カスタムの「カートリッジ」を組み込むことで、訪問者のコンテキストデータ(ユーザー情報、デバイス情報、ジオロケーションなど)を活用して、より最適なコンテンツを提供できる。しかも、SDL Tridionは配信環境として、.NetとJavaの双方をサポートしているため、ADFの仕組みを活用することは、同時に、配信環境に依存しない形でコンテキストデータを活用する仕組みを実装できることになるSDL Mobileは、このADFの仕組みを使ったSDL Tridionのアドオンモジュールだ。一般に普及しているレスポンシブWebデザインのテクノロジに加えてサーバサイドでコンテンツを最適化する仕組みを備えることで、アクセスしているデバイスを認識し、テンプレートを自動選択してレスポンスを構成できる。これによりトラフィック量は削減され、表示パフォーマンスの向上が期待できるとともに、相対的にCDNコストの削減も期待できる。デバイスごとのテンプレートは、SDLがクラウド上で管理・運用するため、開発者はデバイスへの対応負荷も軽減される。表示が遅い、レイアウトが中途半端、バグ修正に追われる…といった従来の課題が、これで一気に解決できる。また当日は、旧来の手法で開発したWebアプリケーションに、SDL TridionのCMS機能を追加で活用できるDD4T(Dynamic Delivery for Tridion)や、容易にカスタマイズ可能で、デモ版製作を支援するSDL TridionのスターターキットDXA(Digital Experience Accelerator)など、製品の最新情報についても触れられた。○2.技術文書製作・展開の効率化 ナレッジセンター - SDL LiveContent Architect「あらゆるタッチポイントで最適な体験を提供していくため、SDLはマニュアルについてのソリューションを用意しています」(同社・青木氏)世界中に製品を供給している企業の場合、文書管理が追いつかない、マニュアルとマーケティング情報の記載が統一されていない、翻訳やDTPに時間がかかりすぎるといった数々の問題が存在する。それを解消するために生まれたのが、技術文書を管理・執筆するためのアーキテクチャ「DITA」だ。文書を複数の「部品」としてみなし、分割して扱えるため、マニュアルのバリエーションが増えた場合でも、章や段落単位で再利用すれば作業はスピーディになり、表現や説明に食い違いが生じることもなくなる。さらに変換処理による自動組版にも対応している。HTML化すればピンポイントで情報を見つけ出しやすくなり、ユーザーの満足度向上につながる。他にも、独自ビューアー用に整形して出力したり、機器自体にマニュアルを内蔵させたりと、活用の幅は広い。SDL LiveContent ArchitectはDITA技術文書作成に必要な機能がセットになっており、すでに日本でも200社を超える採用実績がある。ユーザーからは「DTPコストが100%削減できた」「翻訳版作成作業の効率化ができた」といった効果が報告されているという。○3.迅速かつ低コストで多言語化を図る ランゲージ - SDL WorldServer「ここ3年ほどの間に、コンテンツの翻訳ニーズが高まってきています。製造業の売上が海外にシフトしていること、海外現地法人が増加していることなどがその要因と考えられます」(同社・伊藤氏)これに対応するのがSDL WorldServerだ。翻訳依頼作業の多くの部分を自動化・一元化することで、コストと時間の圧縮を可能にする。翻訳すべきコンテンツ・データを受け取ったSDL WorldServerは、予め登録された各言語の翻訳担当者または翻訳会社に依頼メールを自動発送する。翻訳者は原稿をブラウザのフォームに入力することになるが、翻訳メモリや用語集はSDL WorldServerが一元管理しているため、過去に類似した翻訳例があれば、ブラウザ上で提示される。これにより新規に翻訳が必要な箇所が絞り込まれ、作業時間が短縮することはもちろん、全社的に統一された翻訳を仕上げられる。チェック依頼と受付も同様に自動で行われ、翻訳が完成する。人が依頼作業を行うのに比べ、格段に時短が図れると同時に、表現のばらつきや翻訳発注の重複を回避できるようになり、大幅なコスト削減にもつながる。ある大手航空会社では、SDL WorldServer導入後、Webコンテンツ翻訳の70~80%、また某メーカーでは80%以上を効率化できているという。○導入企業の満足度は、パートナー企業との連携強化でさらに高まるこれらのシステムは、既に国内での導入実績もある。商用車や電化製品のマニュアル作成を手がける某企業にはSDL LiveContentが、また大手メーカーのグループ企業には、SDL LiveContentに加えてSDL WorldServerが導入されている。両社とも増え続けるドキュメントへの対応や多言語化、DTP作業からの解放などを目的として、SDLのプロダクトを選んだという。さらに某プリンタメーカーでは、グローバル展開にあたってのブランディング強化やカスタマーリレーションの強化のために、SDL TridionとSDL WorldServerが採用された。パートナー企業を通じて導入検討が進んでいるケースも多く、リージョナル・セールスディレクターの藤松氏は「クリエイティブや高度なSIなど、強みを持つ企業様にパートナーとして協業していただければと考えています」と語った。パートナーとの連携強化についても、SDLジャパンは余念がない。今回のようなフォーラムを定期開催して情報提供を行っていく他、SDLジャパンがパートナー同士をつなぐハブ機能を果たす。またSDL Tridionの認定試験をオンラインで受験できるようにするなど、パートナーを積極的にサポートしていくことが、アライアンス&カスタマーサクセスマネージャーの日比氏からアナウンスされ、フォーラムは閉会した。グローバルビジネス展開に課題を抱えている、成功への道筋を模索しているという企業の方、またはそうした企業への支援をビジネスチャンスにしようと考えている企業の方は、ぜひ一度、SDL CXCの詳細に目を通してみてはいかがだろうか。
2015年04月03日米Microsoftは3月17日(現地時間)、次期OS「Windows 10」を2015年夏に提供すると発表した。190カ国に提供し、111言語に対応する。従来、Windows 10の提供は2015年秋と案内されていたが、当初予定より提供が早まる形となった。同社は1月に開催したメディア向けイベント「Windows 10:The next chapter」にて、Windows 10への無償アップグレード・プログラムを発表している。これは、Windows 8.1、Windows Phone 8.1、Windows 7を対象に、期間限定でWindows 10への無償アップグレードを提供するというもの。今回Microsoftは、中国企業のLenovoやTencent、Qihu 360、小米科技(Xiaomi)らとパートナーシップを締結。各メーカーらは自社のユーザーに対し、Windows 10へのアップグレードを支援することを表明した。
2015年03月18日NTT東日本は、タブレットや電子黒板等を用いた授業等において活用できる学習支援アプリケーションをクラウド型で提供する学習支援クラウドサービス「おまかせ教室」を4月27日より提供開始すると発表した。現在、全国の自治体では、小中学校全校に児童生徒1人1台のタブレット導入が進められている。「おまかせ教室」は、これをサポートするもの。本サービスでは、小中学校のタブレット・電子黒板等を用いた授業において既に利用されている学習支援アプリケーションをクラウド型で提供する。また、小中学校のタブレットの活用が効果的とされる、「一斉学習」・「協働学習」・「個別学習」という3つの学習場面において利用できるアプリケーションを網羅している。「おまかせ教室 テックキャンバス」では、先生と児童生徒のタブレット間において授業補助教材等の一斉配布や児童生徒の閲覧・回答等状況の一覧表示等が可能となる。「おまかせ教室 コラボノート」では、児童生徒同士のグループ討論や協働作業を円滑に実施できるよう、複数人による画面の同時編集等が可能。そして、「おまかせ教室ラインズeライブラリ」では、小中学校の国語、算数/数学、理科、社会、英語の5教科、約6万問のドリル教材や百科事典等「確かな学力の向上」に役立つデジタル教材が利用可能となる。利用料金は個別見積もり。学校毎の児童生徒数等により料金が変動するという。
2015年03月16日東北大学は2月4日、日々の生活において、親子で過ごす時間が長いほど、言語的理解や非言語的コミュニケーションの理解などに関わることが知られている脳の右上側頭回の発達性変化や言語理解機能に好影響を与えていることを確認したと発表した。同成果は、同大 加齢医学研究所の竹内光准教授、川島隆太教授らのグループによるもの。詳細は米国神経科学雑誌「The Journal of Neuroscience」に掲載された。今回の研究は小児の縦断追跡データを用いて、日々の生活で、親子でどのくらいの長さの間ともに時間を過ごすかが数年後の言語理解機能や脳形態の変化とどう関連しているかを解析したもの。研究開始時、年齢が5歳から18歳の262名の小児を対象にデータの解析を行ったほか、3年後に再び検査を受けてもらった208名のデータを組み合わせて解析した結果、初回参加時において長時間親子で過ごすことは、初回参加時に高い言語理解指数と関連していること、ならびに初回参加時から数年後の2回目参加時へのより一層の言語理解指数増大につながってることが確認されたという。また、同様に初回参加時において長時間親子で過ごしていたことは、初回参加時の両側の上側頭回などの局所灰白質濃度の低さと関連していること、ならびに初回参加時から数年後の2回目参加時への右上側頭回の発達性変化への負の影響(灰白質濃度の減少が少ないこと)と関連していることが確認されたという。さらに、言語理解指数や年齢は、これらの同定された領域と同様の領域において、局所の灰白質量と負に相関していることも確認されたとしている。ただし、心理的関連や縦断的変化に関しては、とくに小さい子供ほど親子で過ごす時間が長いことが影響するという証拠は得られなかったとするほか、親子で過ごしたさまざまな内容別の頻度の解析により親子でさまざまな内容の会話をより多くもっているという因子が親子で過ごす時間と同じような言語性理解指数や、右上側頭回の局所灰白質濃度の横断的関連と縦断的変化への関係を示すことも判明したとしている。なお、研究グループでは、今回の知見により就学期前だけでなくそれ以降の発達期においても親子で多くの時間を過ごすこと、会話を持つことが言語関連脳神経機能の良好な発達に重要であることが示唆されたと考えられるとコメントしている。
2015年02月04日TIOBE Softwareは毎年1月に前年にもっともシェアが増えたプログラミング言語を発表している。2014年はJavaScriptが賞を受賞。2位にはPL/SQL、3位にはPerlがつける展開となった。当初はSwiftかRがアワードに入ると予想されていたが、12月にObjective-Cのシェアが急落。これを受けてほかのプログラミング言語のシェア割合が増えることになり、結果としてJavaScriptがもっともシェアを増やしたプログラミング言語となった。同社は2015年の動向予測として、Objective-Cのさらなるシェア減少と、JavaおよびSwiftのシェア上昇を予想している。モバイルアプリを開発するプログラミング言語としてJavaとSwiftの重要性が高まるとしており、JavaはCを抜いて再び1位になるだろうと予測している。また、ビッグデータ処理やモデリング処理などの要望の高まりを受けて、MATLABやRが10位入りする可能性もあると指摘している。あわせて、2015年1月のTIOBE Programming Community Index (PCI)も公開された。TIOBE PCIは、複数の検索エンジンの検索結果から対象となるプログラミング言語がどれだけ話題になっているかをインデックス化したもの。2015年1月におけるインデックスは次のとおり。
2015年01月08日アークコミュニケーションズはこのほど、44言語のワンフレーズ用語集の第3弾として、特設サイト「世界中の人々と乾杯! 世界の言葉44言語」を公開した。○「乾杯!」を44言語に翻訳して、発音も表記同社ではこれまで、第1弾として「SNSで使えるあいさつのワンフレーズ用語集」(2012年6月)、第2弾「サッカーの応援で使える44言語のワンフレーズ用語集」(2014年5月)を公開してきた。今回、テーマとするのは「乾杯」のワンフレーズ。忘年会や新年会シーズンに使える、「乾杯」を意味する44言語の言葉を特設サイトで紹介している。カタカナで発音も表記しているため、気軽に使うことができる。
2015年01月04日タイププロジェクトは、1万5525字で78言語に対応した新製品「AXIS Font ProN (プロエヌ)」を発売した。同製品は、9354字を収録していた既存のAXIS Font Std(スタンダード)を1万5,525字に拡張し、日本語をはじめとする78言語に対応した欧文書体(イタリック体を含む)を包含したもの。AXIS Font Stdは明るくモダンなデザイン特性を持ち、7種類の太さ(ウエイト)と3種類の字幅(ベーシック、コンデンス、コンプレス)を組み合わせたファミリー構成のフォント。2003年にはAXIS Fontベーシックが、2008年には長体のコンデンス、コンプレスがグッドデザイン賞を受賞した。今回の「AXIS Font ProN」は、正体のAXIS Fontベーシック、長体のコンデンス、および超長体のコンプレスからなる、3種類の字幅(それぞれ1万5525字収録)で提供され、AXIS Fontベーシックでは7ウエイト、コンデンスでは6ウエイト、コンプレスでは5ウエイトからなる文字の太さのバリエーションにより、多彩な表現が可能となっている。特にAXIS Fontコンデンス、およびコンプレスは、タブレットやナビゲーションシステムなど、小さな画面に多くの情報を表示するデバイスに適しており、同製品により、印刷物やWebデザインでの使用はもとより、世界市場に向けたデバイスなどへの組み込みの要望に、より広く対応できるようになるとのことだ。また、同製品の提供形態はダウンロード版、CD-ROM版(セットのみ)、Webフォントの3種を展開。販売価格は1ウエイト(ダウンロード版のみ)が2万5,000円、ベーシック 7ウエイトセット(UL/EL/L/R/M/B/H)がダウンロード版15万7,500円・CD-ROM版:16万500円。コンデンス 6ウエイトセット (UL/EL/L/R/M/B)がダウンロード版13万5,000円・CD-ROM版13万8,000円、コンプレス 5ウエイトセット(UL/EL/L/R/M)がダウンロード版11万2,500円・CD-ROM版11万5,500円、18フォントセット(ベーシック+コンデンス+コンプレス)がダウンロード版37万円・CD-ROM版37万3,000円。AXIS Font Std登録ユーザーのアップグレード価格は1ウエイトあたり8,000円となっている。販売はタイププロジェクト オンラインショップもしくはアクシスWebページ、Monotype Webページにて。なお、対応言語は日本語と英語のほか、アイスランド語、アイルランド語、アス語、アフリカーンス語、アルバニア語、イタリア語、インドネシア語、ヴンジョ語、ウェールズ語、エストニア語、エンブ語、オック語、オランダ語、オロモ語、カーボベルデ・クレオール語、ガリシア語、カタロニア語、カレンジン語、カ ンバ語、キクユ語、グシイ語、グリーンランド語)、コーンウォール語、コンゴ・スワヒリ語、サンゴ語、サンバー語、サンブル語、ショナ語、ズールー語、スイスドイツ語、スウェーデン語、ス コットランド・ゲール語、スペイン語、スワヒリ語、セナ語、ソガ語、ソマリ語、タイタ語、チガ語 、ツワナ語、テソ語、デンマーク語、ドイツ語、トンガ語、ニャンコレ語、ノルウェー語ブークモールおよびニーノシュク、バスク語、ハワイ語、フィリピノ語、フィンランド語、フェロー語、 ブラジル・ポルトガル語、フランス語、ブルトン語、ベナ語、ベンバ語、ポルトガル語、マコンデ語 、マダガスカル語、マチャメ語、マレー語、マン島語、メル語、モーリシャス・クレオール語、ラテン語、ルオ語、ルクセンブルク語、ルヒヤ語、ルワンダ語、ルワ語、ルンディ語、レト・ロマンス語 、ロマンシュ語、ロンボ語、ワロン語、北ンデベレ語といった計78言語となっている。
2014年12月03日国内・国外の人材業界に特化したキュレーションメディア「HRog」を運営するゴーリストはこのほど、プログラミング言語別に集計した求人給与額のランキングを発表した。調査対象の媒体は、@type、DODA、FindJob!、Green、イーキャリア、エン転職、マイナビ転職、リクナビNEXTで、対象の求人件数は3万1743件。首位を獲得したのは、「Python」で、求人年俸額平均が382万2018円、求人件数が281件だった。求人件数はそれほど多くないが、海外での利用の広まりから、国内でも急速にニーズが高まっていくことが予想されるという。第1位になった要因としては、 プログラマーの数も他の言語と比べて少ないことが挙げられている。第2位は「Ruby」で、求人年俸額平均が361万9448円、求人件数が664件となった。PHPと比較検討されることが多が、PHPと比べると高度なプログラミングを駆使するケースが多く、需要に比べてプログラマーの数がまだ多くない分、より求人ニーズは高いという。第3位は「Perl」で、求人年俸額平均が352万6370円、求人件数が542件だった。比較的古くからWebアプリケーションで利用されてきた言語だが、近年の新規開発案件での利用はPHPやRubyに代わられた傾向にあると指摘されている。ただし、「はてな」などの老舗の大規模Webサービスを中心に今でも主要言語として 利用されており、求人案件でも、より高度な技術を求められる傾向にあるとしている。第4位以降は、「Objective-C」「JavaScript」「Java」「PHP」「C++」「C言語」「C#」となっている。ちなみに、同社のエンジニアからは「Perlが第3位というのが意外」という声が聞かれたという。
2014年11月04日現時点におけるプログラミング言語Goの安定版バージョンは1.3.3。現在、次期アップデートリリースとなる1.4へ向けてBeta1の配布が始まっている。それぞれ「The Go Programming Language - Downloads」よりダウンロードできる。Go 1.4における強化ポイントや変更点などは「Go 1.4 Release Notes」にまとめられている。Go 1.4はGo 1.3のリリースから6ヵ月後にリリースが予定されているバージョンで、特にガベージコレクタの改善が実施されている点が注目される。さらに1つ先のバージョンとなるGo 1.5ではコンカレントコレクタの導入が予定されているが、Go 1.4ではこの機能を実現するための基盤となる実装も取り込まれている。また、Go 1.4ではGo 1.3までのfor-range構文に加え、変数指定を削除したfor-range構文も記述できるようになっている。従来の文法はそのまま利用できるため互換性を確保した言語仕様の変更と言えるが、「ソースコードの解析ツールなどはこうした新しい構文に対応する必要があるだろう」と説明されている。そのほか、ARMプロセッサで動作するAndroidやNaCl(Native Client)におけるGoのサポートや、AMD64で動作するPlan 9におけるサポートなども追加されている。
2014年10月31日ゴーリストは30日、「プログラミング言語別の求人給与額」に関する調査結果を発表した。それによると、求人年俸額が一番高いプログラミング言語は「Python」となった。同調査は、2014年10月20日に、ゴーリストが運営する国内・国外の人材業界に特化したキュレーションメディア「HRog」において、プログラミング言語別に求人給与額を集計したもの。調査対象求人件数は3万1,743件。求人年俸額1位となったのは「Python」で、求人年俸額平均は382万2,018円、求人件数は281件。Pythonは比較的新しい言語だが、利用範囲が広く、様々な環境で動作し、かつ読みやすく書きやすいなど、生産性や保守性が高いことが特徴。今回は、プログラマの人口も他の言語と比べてまだ少ないことから、1位になったと分析している。先日ソフトバンクから発表された人型ロボット「Pepper(ペッパー)」の制御にも、Pythonが使用されており、今後は海外での利用の広まりから、日本国内でも急速にニーズが高まっていくことが予想されているという。2位は「Ruby」で、求人年俸額平均は361万9,448円、求人件数は664件。3位は「Perl」で、求人年俸額平均は352万6,370円、求人件数は542件。4位は「Objective-C」で、求人年俸額平均は348万9,549円、求人件数は1,110件。5位は「JavaScript」で、求人年俸額平均は348万6,366円、求人件数は1,214件となった。
2014年10月30日Facebookは8日、SNS「Facebook」の言語設定に、関西弁を追加した。適用すると「いいね!」が「ええやん!」、「コメントする」が「つっこむ」などと表示されるようになる。同設定は、PC向けブラウザ版もしくはモバイル向けブラウザ版で利用できる。PC版では、ニュースフィード右下に表示されている「言語」をクリックし「日本語(関西)」を選択、もしくは画面右上に表示されている「一般アカウント設定」をクリックし「言語」を編集することで適用できる。通常版に戻す場合には、同じ手順で「日本語」を選択する。Facebookでは、従来「English(Pirate)」(海賊版)や「English(Upside Down)」(逆さま版)などが提供されていた。今回新たに「日本語(関西)」が追加され、ユーモアあふれるニュースフィードが楽しめそうだ。
2014年10月08日米Facebookは8日、同社が運営するSNS「Facebook」上で使える言語に、「関西弁」を追加したことを発表した。世界中どこからでも、関西弁で表現された「Facebook」を使えるようになる。同機能は、PC向けのデスクトップサイトか、モバイルブラウザ向けサイトで利用できる。Facebookでは、これまでも様々な国や地域の言語のほかに、「English(Upside Down)」(英語逆さまバージョン)、「English(Pirate)」(英語海賊バージョン)といった、ユニークな言語を提供してきた。そこに今回新たに「日本語(関西)」が加わる形となる。関西弁の表現になる言葉の例は以下の通り。デスクトップ版の設定方法は、ニュースフィード右側のコラムの一番下に表示されている、言語をクリックし「日本語(関西)」を選択するか、画面右上にある逆三角をクリックして「設定」、「言語」、「編集」と進み言語を選択すれば設定できる。モバイルブラウザ版では、ページ左上に表示されている三本線のナビゲーションバーをタップし、「アカウント設定」、「一般」、「言語」と進み、利用可能な言語の一覧から「日本語(関西)」を選択すれば使用できる。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年10月08日●新しいことを学習するにはコツがあるこの時期、ビジネスに必要なことを学習し始める人が多いはず。新たなテーマにチャレンジして成功するにはコツがある。●まずテーマの優先順位をつける新入社員にとってはすべてが新しいテーマ。先輩社員にとってもいろいろ「学習せねば!」というテーマが出てくる。当然、優先順位が必要。優先順位をつけるには、まず自分の将来像を描いて、それにプラスになりそうなものに集中するのが得策。語学学習など時間がかかりそうなものは、少しずつ慣れていくことが必要。●ビジネステーマをどう学習するか?優先順位をつけたら、次は「どう学習するか?」を考える。ビジネステーマと、語学テーマでは学習方法が異なる。ビジネステーマの学習法としてお薦めは、「初歩から学ぶ」こと。いろいろな分野で優れた方々は、まず「初歩から学ぶ」ということを実践している。例えば、初めてマーケティングの学習をしたいと思った時に、いきなり欧米の専門家の書いた分厚い本を1ページ目から開くのは疑問。当然、書いてあることは何も分からないし、ストレスもたまる。それよりも、雑誌からマーケティングに関連することを切り抜いたり、超がつく程の入門書をまず読む。200ページ程度がお薦め。図がたくさんあるものがお薦め。漫画版でもOK。このレベルのものは1冊読めばよい。次の段階として、難易度の中程度と思われるものにチャレンジする。200~300ページ程度で、できれば比較的読みやすいものを探す。このレベルのものは、2冊程度読み比べしてみるとよい。自分に合っているものを先に読む。できればマーカーを使って、2度~3度くりかえして読みたい。マーカーの色も1回目は黄色で、2回目はオレンジというように色を変える。見出しラベルをはって検索しやすくするなどの工夫も重要。ちなみに、通信教育やeラーニングも同じようなレベルにある場合が多い。そしていよいよ、専門性の高い本へと進む。専門性が高い本は辞書代わりに置いておいたり、拾い読みでもOK。必要に応じて広さと深さをもたせる。資格取得を目指す場合は、学校へ通うことをお薦めする。講師が疑問に答えてくれるし、仲間ができてはげみにもなる。●語学学習は、逆の方法で英語、特にTOEIC対策を例にとって説明してみよう。英文法など学生時代にみっちりやってきた日本人にとってTOEIC受験の壁になるのはリスニング。これは簡単なものから始める必要はない。とにかくナチュラル・スピード(自然な速さ)の英語を多く聞くこと。なぜならば、ナチュラル・スピードと、教材用に遅く録音されたものでは「発音」そのものが異なるから。遅く話されたものを100回聴いても、速いものは理解できません。速いものを聴き続けるには、自分の好きなコンテンツを選ぶこと。例えば、ドラマが好きな人は欧米のドラマを録画して、英語で聞きながら内容を楽しむ。字幕があってもOK。意味はよく分からなくともOK。同じものでも、とっかえひっかえでもOK。時々聞こえてくる程度からスタートして、とにかくナチュラル・スピードの英語に触れる時間を多くする。目安として、週に20時間程度は聞きたい。3カ月続けると250~300時間くらいになる。そのころにはだいぶ聞き取れるようになってくる。この機会に、何か新しいテーマの学習を始めませんか?(文:深山敏郎/(株)ミヤマコンサルティンググループ/コミュニケーションズ・スペシャリスト)●著者プロフィールコミュニケーション改善の請負人として、高級ホテル、外食チェーン、外車ディーラー、IT企業など、20年で延べ4万人あまりを直接指導。夢は、英国でシェイクスピア芝居を英語で上演すること。お問い合わせ先:info@miyamacg.com執筆協力:石井公一(いしいきみかず中小企業診断士)
2013年03月24日100万視聴を超える語学学習チャンネルを運営するイーコミュニケーションは、「英語学習者のSNS関連サイト利用実態」に関する調査を実施。調査は11月5日~7日にかけて、20代~60代の男女624人を対象に行った。同調査はポータルサイトgoo会員を対象に、英語学習無関心層(274人)、英語学習興味あり層(350人)、英語学習積極層(70人)に分けて行った。まず、「SNS関連サイトを利用していますか?」と尋ねたところ、英語学習積極層は74.3%が利用していると回答。興味あり層は64.9%、無関心層は53.6%にとどまり、SNS関連サイト利用率は英語学習の関心度が高いほど多いようだ。特に女性はその傾向が顕著なようで、女性の英語学習積極層のSNS関連サイト利用率は84.8%だった。次に、英語学習積極層に、普段よく利用するSNS関連サイトについて聞いたところ、1位はFacebook(57.1%)、2位はYouTube(40.0%)、3位はTwitter(35.7%)だった。英語学習積極層の半数はFacebookを利用していることが明らかとなった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月05日■成果が見えにくい学習に指標を作ろう!英語学習の一番の問題点は、成果が見えにくいところだ。どれだけ勉強をし、努力をしてもすぐには結果が出にくい。試験などに置き換えると、年にたった数回の機会しかそのチャンスは訪れない。昇進や受験などの試験に至っては、年に一度で、そのすべてが決まってしまう。就職試験では、その人の人生そのものを左右してしまうほど。通常、ビジネスの世界では、ROI率(return on investment:投資利益率)として、投資に対してどれだけの利益があったのかが重用視されている。これを、語学に例えると「ROT率」に適用できると思う(returnon time:時間利益率)。つまり、投資した時間に対しての利益だ。英語学校や英会話に投資する金額と共に、そのために費やした時間。移動やそのための準備の時間。膨大な時間をかけて学習しているが、利益のあまり見えない時間となっていることが、学習のモチベーションをもさげている。しかも、モチベーションは一番最初が高く120%以上はある(笑)。そこからモチベーションは上がることなく右肩下がりの一方だ。そこで、そのモチベーションをどうやって持続させるかが今回の課題だ。年に一度しかない試験からは、自分の「利益」はなかなか見えてこない。これでいくら「頑張ろう!」と思ってもがんばりようがない。しかも、この「利益」は金銭的な利益でなく、英語によって人生の機会が得られるという「過程=process」にすぎない。本当の目標はもっと、遠くにある。しかも「過程=process」は目標にしにくく、目標にしにくいものは、モチベーションを持続しにくい。そこで、「KPI=key performance indicator」という「重要業績評価指標」というプロセスをモニタリングするための指標を用いてみたい。簡単に言うと、「努力の見える化」だ。いま、自分がどこの位置にいるのかが、日々わかれば、進化が喜びとなるからだ。昨日よりも今日、今日よりも明日、明日よりも明後日と…人間は上達しなければモチベーションを維持できない。だから、自分の学習パフォーマンスをKPI化(見える化)しなければならない。■英語の学習はギターの練習と似ている。最初にギターを始めようと思った動機はなんだろうか?純粋にギターがうまくなりたいだけの人は実は少ない。ギターを弾けるあの人のようになれれば。きっと、おいしい事があるというヨコシマな発想がほとんどでは?特に男性の場合は…(笑)。それでギターを買うには色々調べる。よくわかっている人に付き合ってもらってお店にいく。ケースも買って購入した日は、愛おしくてベッドにまで抱えこんで寝てしまうほどだ。英語教材や学校探しも、それによく似ている。練習しはじめると、すぐに指が痛くなるけれども、ゼロから一になる瞬間、人間の習熟度の進化の加速度ほど激しいものはない。チューニングを覚え、コードを3つばかり覚えるとすでに曲を弾いている。弾けない人が弾ける人に変わった瞬間だ。これは快感だ!英会話でもゼロから一になる瞬間は、とても楽しい。話せた!わかった!通じる!この感覚はいくつになっても嬉しいものだ。文化のまったく違う外国人とのコミュニケーションは学習ではなく、エンタテインメントでもある。他の言語も、まったくダメな人から見れば、ロシア語や中国語やインドネシア語で挨拶できるだけでもゼロから一の進化は雲泥の差である。日本では義務教育から大学を合わせて10年は英語を学んでいるが、会話に関してはゼロという人が残念ながら非常に多い。しゃべる機会がないからゼロのままである。まずは、ゼロを一にすることが大事だ。ギターも「F」というコードが押えられると次のフェーズへ向かう。英語も「単語」で喋るのではなく「アクセント」で喋ることによってようやく次のフェーズだ。問題はそこからだ。今まで、毎日、進化していた自分の習熟度がある日、突然スピードダウンするのだ。むしろ、練習してもうまくならず、もしかするとヘタになっているような気さえする。英語も同じような状態になる…。ギターの場合のスランプ脱出方法は、1人で練習するのではなく「バンド」を組むことだ。ギターの場合は、バンドという運命共同体が登場することによって、否が応でも練習日までに仕上げなければならないという「目標」が生まれる。また、自分の役割とバンドのアンサンブルを考えてプレイするようになる。CDとあわせてうまく弾ける人でもバンドとなると、人に合わせることができないという人が多い。バンドはそこを教えてくれる。さらに練習から本場のライブ舞台があるとその目標に合わせて努力できる。自分だけがうまくなることよりも、バンドとして良くなることの方が重要となる。英語の場合、バンドを組むという訳にはいかないが、一緒に学習している仲間か、むしろライバルがいたほうが望ましい。もちろん、英会話学校でマンツーマンという体制が理想である。しかし、時間や金銭的な負担も伴う。無理やり外国人のいる場所、英語が聞こえる場所を選んで、自分の環境を変えることであれば、今ではそんなに難しくない。インターネットがあるからだ。■英会話でバンドを組む感覚なのが、「スカイプ英会話」と「TED.com」ネットで「スカイプ英会話」で検索してみて欲しい。ありとあらゆるスカイプによる英会話教室がヒットする。英語が公用語であるフィリピン人の大学生たちが先生役を務めているケースが多いスカイプによる英会話教室だ。それはフィリピンの物価が安いから成立しているビジネスモデルでもある。月額5,000円で毎日や、1レッスン500円(20分程度)からというのがある。無料の体験レッスンも多いので、Skypeが使える環境にある人はぜひ一度はチャレンジしてみてほしい。最低、USBのヘッドセット(2,000円程度)くらいは必要だ。それがないとノイズとハウリングに苦しむこととなってしまう。目と手だけで無理やり覚えた学校英語よりも、耳と口で自然に覚えた英語のほうが忘れないし、身につくことだろう。ただ、ビジネス英語まで期待すると先生に学生が多いので、先生を選ぶ必要もあるだろう。むしろ、実際に習ってみて感じたのが、自分の中で1日に20分程度でも英語を話す時間を課すことのメリットだ。自分にアポイントを取ることがとても重要なモチベーションだと感じた。週に2~3回レッスンを受けようとすると、自分の中でも、夜の時間を英語のためにスケジュールするようになる。飲み会参加を極力減らしたり、もう一軒飲みにいくのを自分で律するようになった。スカイプ英会話によって、夜の遊びの早退で月謝も捻出でき、体も快調になる(笑)。フィリピン側は、ほとんどADSLなので、日本ほどの帯域がでていないので、いつもいい回線状況とも限らない。むしろ、そんなハプニングも合わせて、余裕を持って、自分の人生の中に「英語」の学習時間をスケジュールするクセのほうが大切だ。そして、スカイプ英会話でフィリピン先生のアジアン・イングリッシュの発音で理解できれば、同時にヒアリングのトレーニングとして、欧米ネイティブな「TED」の視聴をオススメしたい。1日1本、YouTubeの「TED」を視聴する時間をぜひ割いてほしい。どんなに長くてもTEDのコンテンツは20分以下だ。世界のありとあらゆる専門家が多岐に渡るテーマでプレゼンテーションを行なっている。しかも、最後には必ず、何かを起こそうというモチベーションや感動を与えてくれる。【1】最初に日本語翻訳バージョンの字幕を見る。【2】2度目は英語の字幕で…【3】3度目は字幕なしで…それでも60分以内だ。陳腐化しないユーモアとウィットに富んだプレゼンテーションが展開されているし、国際色も豊かだ。みんなが英語で意見を共有している。ビジネスの会議でもプレゼンテーションはとても重要だ。ストーリー化のスキルや話題の展開のユニークさの習得は、英語以上に為になる。特に話をする「間」にも注目してもらいたい英語はあくまでもツールであり、伝えるコンテクストを同時に鍛えるには「TED」は最高の教科書だと思う。さらに、TEDのコンテンツには、コメントを寄せるだけでなく、自分のページを持てることはあまり知られていない。自分が聞くだけでなく、自分の意見を述べ、今度は自分がTEDに与えることができる情報をアップロードできるようになっている。そこで興味あるビデオについての意見を世界を超えディスカッションできるのだ。そう、TEDのコンセプトは、「ideas worth spreading=広める価値のあるアイデア」だからだ。英語で世界中の人が、地球上で広める価値のあるアイデアを共有している。誰もがそこに参加できる。これはもう「バンド」と同じ概念ではないだろうか?※「TED」はNHKのEテレの「スーパープレゼンテーション」でも放送されている。■英語による人生力のアップTOEICテスト(国際コミュニケーション英語能力テスト)でさえ、年に9回(1・3・5・6・7・9・10・11・12月※地域にもよるが)も受験のチャンスがある。自分の英語能力を客観的に認めてもらういい機会だろう。入試や就職にも資格としても人気がある。ただ、受験テクニックやTOEIC対策だけで高得点を狙うという人も増えてきた。もちろんTOEICポイントが高いことはいいことだが、そこがゴールになってはいけない。あくまでもTOEICはプロセスであり、現在最良のKPI化のための測定ツールである。そのスキルを活かしてこそ価値が生まれる。まずは、現在の自分の英語力をKPI化するためにも受験をしてみるべきだと思う。恥ずかしながらボクのTOEICは400点くらいだったと思う。1985年あたりに受験した記憶が微かにある。そういえば、英検も4級までしか持っていない。名誉挽回の為にも、今回は受験してみたいと思う。現在であれば2012年11月・12月にむけての申し込みに間にあうだろう。このコラムで何度も繰り返しているが、日本人が英語が話せないのは、機会がなかっただけである。話す必要性のないのに学習しろということのほうがおかしいとボクは思う。しかし、これからは確実に違う。話せるか話せないかは死活問題にまで発展すると思う。そこで、悲観的ではなく、楽観的に考えてみよう。英語が話せ、理解でき、世界の人と自由にコミュニケーションできている自分の姿を…。映画が字幕に頼らず、原語で理解できる。外資系会社でも問題なく、海外に渡航することも問題なく、国をまたいで仕事ができる。彼女、彼氏が外国人で、いずれ結婚し、子供はハーフ。子供は国籍を2つくらい持てる。その子どもはさらに外国人との子供を生む。もはやあまり国籍は意味をなさなくなる。人種や、差別や区別とかを最初から超越した社会がやってくる。インターネットでは、もはや国境はないにも等しい。存在しているのは、時差と言語の壁だけだ。時差があると「愛」は語れない。言語に壁があると「理解」できない。「宗教」や「人種」「国籍」の壁はリアルな世界では色濃く残るが、インターネットで会話している人が増えれば増えるほど、カルチャーがダイバーシティ(多様性)化すればするほど、あまりそれぞれの宗教や人種、国籍は重要でなくなってくる。その殆どが、本人の意思とは関係なく、生まれ授かった地を背負っているからだ。人類は、生まれ授かった地よりも、本来の自分が宿る場を求めて自由に動ける時代になってきているような気がしてボクはならない。そのためのパスポートが「英語」であると信じている。ではまた来週!文/Paul toshiaki kanda 神田敏晶■著書プロフィール神田敏晶 KandaNewsNettwork,Inc.代表取締役 ビデオジャーナリスト / ソーシャルメディアコンサルタント神戸市生まれ。ワインの企画・調査・販売などのマーケティング業を経て、コンピューター雑誌の編集とDTP普及に携わる。その後、 マルチメディアコンテンツの企画制作・販売を経て、1995年よりビデオストリーミングによる個人放送局「KandaNewsNetwork」を運営開始。ビデオカメラ一台で、世界のIT企業や展示会取材に東奔西走中。1999年に米国シリコンバレーに進出、SNSをテーマにしたBAR YouTubeをテーマにした飲食事業を手がけ、2007年参議院議員選挙東京選挙区無所属で出馬を経験。早稲田大学大学院、関西大学総合情報学部で非常勤講師を兼任後、ソーシャルメディア全般の事業計画立案、コンサルティング、教育、講演、執筆、政治、ライブストリーム、活動などをおこなう。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月04日ロゼッタストーン・ジャパンは、法人向け語学学習ソリューション「Rosetta Stone TOTALe PRO(ロゼッタストーン トターレ プロ」を新たに導入。少人数から数千人規模まで、複数のユーザーの登録や学習進捗(しんちょく)などをオンラインで管理できる。同サービスは、既存製品「Rosetta Stone TOTALe」に、複数のユーザーを管理するための管理者向け機能「Rosetta Stone Manager」を搭載した、法人向けのオンライン語学学習ソリューション。また、管理者やユーザー向けのサポートを提供する「カスタマーサクセスサービス」を新たに組み込んでいる。「Rosetta Stone Manager」では、企業の人事担当や教育機関の教職員などの管理者が、ユーザーの登録から学習状況の確認まで、全ユーザーの管理を容易に行うことができる。管理者はユーザーまたはグループごとに学習進捗状況レポートを定期的に閲覧し、平均点やカリキュラムの進捗状況なども、グラフやチャートで随時把握することが可能。また、既存のプログラムを基に、個人のレベルや目標に合わせて独自のカリキュラムを作成しカスタマイズすることもできるという。さらに、24言語のラインアップの中から学習言語を選択できるため、ユーザーや言語の変更も管理者が自由に行える。例えば、英語終了後は中国語の学習に切り替えることも可能。海外赴任者の利用数を確保した上で、帰任後はユーザーを入れ替えて登録するなど、グローバルな人材育成に役立てることができる。対象言語は、英語(アメリカ)、英語(イギリス)、アイルランド語、アラビア語、イタリア語、オランダ語、韓国語、ギリシャ語、スウェーデン語、スペイン語(スペイン)、スペイン語(ラテンアメリカ)、中国語(マンダリン)、ドイツ語、トルコ語、日本語、ヒンディー語、フィリピン語(タガログ語)、フランス語、ベトナム語、ヘブライ語、ペルシア語(ファルシ語)、ポーランド語、ポルトガル語(ブラジル)、ロシア語の全24言語。同サービス導入にあたり、同社は管理者となる企業や学校などの担当者向けのサポート、ユーザーへの学習トレーニング、学習促進サポートなどを行う。継続的かつ充実したカスタマーサポートを提供していくという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年09月13日スカイプを使ったオンライン語学レッスンを提供しているイーコミュニケーションは、オンライン英会話サービス「E-com英語ネット」の申込者向けに行っている英語学習相談件数が、7月末で1万件に達したことを発表。学習相談の結果から、オンライン英会話の受講目的の半分以上がビジネス英語に対しニーズを感じており、改善したい点として、スピーキング力や語彙(ごい)力を多く挙げていることがわかった。調査対象は10代から70代までの男女1万名。「オンライン英語サービスを受講した目的はなんですか?」という質問では、「仕事のため、またはその準備」が52.9%にのぼり、仕事で使う英語をきちんと学びたいというビジネス英語のニーズが多いことがわかった。そのほかの回答では、「試験対策」が22.6%、「日常的に語学を勉強する機会を持ちたい」が19.6%、「旅行に向けて」が1.2%となっている。また、「英語で強化したいポイント、学習上の悩みはなんですか?」という質問では、「スピーキング」が39.1%を占め、「語彙、表現・言い回し(17.4%)」、「発音(14.2%)」、「リスニング(12.5%)」「文法(6.7%)」「ライティング(3.8%)」と続いた。具体的な声としては、「読んだり、書いたりはある程度できるが、話せない(スピーキング問題)」、「いつも同じ表現ばかりで子どもっぽい英語になってしまう(語彙の問題)」、「相手によく聞き返されることがある(発音を主とした問題)」などがあがっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月23日グローバル調査会社のイプソスは世界26カ国で「ビジネスで利用する言語に関する調査」を実施した。調査の結果、10人に7人(67%)がビジネス上の外国人とのコミュニケーションに英語を使用していることがわかった。調査は、同社が4月3日~17日に、イプソス・オンラインパネルシステムにより世界24カ国で毎月実施するGlobal@dviser調査で実施(今回は通常の24カ国にシンガポール、香港を加えた26カ国で実施)。調査によると、世界のビジネスマンの10人に3人(27%)は、国外に在住する外国人とビジネス上のコミュニケーションが必要な環境で働いていることがわかった。その比率がもっとも高かったのはインドで59%。しかし日本ではそのような環境で働くビジネスマンは9%で、今回の調査対象国中、最下位という結果になった。また、10人中7人(67%)が「英語が共通言語」と回答。地域別に見ると、英語を共通言語としているのは北アメリカ(76%)で最も多く、ついでアジアパシフィック(72%)、中近東・アフリカ(67%)、ヨーロッパ(63%)が続き、ラテンアメリカは33%だった。英語に大きく水をあけられた形にはなるが、共通言語の第2位はスペイン語で、全体の5%が外国人とのコミュニケーションの共通言語としてスペイン語を挙げた。※調査対象国はアルゼンチン、オーストラリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、中国、フランス、ドイツ、イギリス、香港、ハンガリー、インド、インドネシア、イタリア、日本、メキシコ、ポーランド、ロシア、サウジアラビア、シンガポール、南アフリカ、韓国、スペイン、スウェーデン、トルコ、米国。対象者はカナダ及び米国では18歳~64歳、その他各国では16歳~64歳の1万3,644人。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月22日英語学習ポータルSNSサイトの運営や英語学習コンテンツの配信を行う株式会社ベリーは、英語・英会話学習者のためのコミュニティーサイト「myBerry(マイベリー)」の運営を開始する。「myBerry(マイベリー)」は、「解決する・学習する・継続する」をテーマに英語・英会話学習者をサポート。英語学習・情報に特化したポータルとSNS機能を統合し、ワンストップで提供する。英語学習者にとっても利便性が高く、より充実した学習が可能になるという。“解決する”では、学習方法・資格・教材・スクールなど311種類のカテゴリにわかれた情報ページ「About English」と、英語に関する疑問を直接質問できるコーナー「Q&A」を設定。学習者が英語に関連した情報を得ることができ、学習する上の疑問解消に役立つ。“学習する”では、新たな気づきや知識が得られる学習コーナー「StudyLife」で、世界中から厳選した英語素材を配信する。“継続する”では、同じ目標や興味のあるトピックでつながるコミュニティー「Groups」と、学習内容を記録し進歩を確認できるブログ「EnglishLog」を設定。他のメンバーの学習方法を参考にしながら自身の学習方法を確立できる。同サイトでは、英語を勉強したくても勉強の方法が分からない人や、自分の勉強方法が正しいのか不安な人など、英語学習上の悩み解決や学ぶ楽しさの提案などを目指すという。TOEIC受験者のみならず、英語に興味があるすべての人に向けたサービスと言えそうだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月17日語学学習サービス「iKnow!」を運営するセレゴ・ジャパン株式会社は15日、インターネットを通した英語学習の取り組みの一環として、英語のスピーキング能力を鍛える英語学習サービス「iKnow! Live](を開始した。独自の系統的学習ロジックに基づいて開発されたオンライン語学学習サービス「iKnow!」をベースとし、これまでの学習内容を先生と生徒で共有しながら会話レッスンを進めていくため、事前の準備などが不要となる。無料通話ができるSkypeを使った英会話レッスン「iKnow! Live」では、ユーザー各自が「iKnow!」で学習を進めている英語をベースにした実践的な会話レッスンを展開する。特許を取得している同社独自の系統的学習ロジックと、英語を公用語とする約400人の現役大学生及び大学卒業生のフィリピン人インストラクターという最強のコラボレーションが売りだ。レッスンは1回25分×週3回で、朝10時から深夜1時までの間ならいつでも受講可能となっている。なお、利用料は月10,000円(iKnow!利用料1,000円+iKnow! Live利用料9,000円)で、6ヶ月プランは48,000円(1カ月あたり8,000円)。ただし、3月31日までに申し込んだ場合は最大で50%の割引もある。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月16日