三菱自動車は1日、電気自動車の普及促進を目的として、JR東日本中央線の四ツ谷駅に電気自動車「i-MiEV」と電源供給装置「MiEV power BOX」を展示すると発表した。展示期間は世界環境デーの5日から11日まで。展示スペースでは、i-MiEV駆動用バッテリーに貯めた電力をMiEV power BOXを使って取り出し、展示スペースの照明やTV等の家電製品を実際に動かすデモンストレーションを実施。電源供給という電気自動車の新たな機能について理解できる空間にするという。なお、JR東日本四ツ谷駅は「省エネ」「創エネ」「エコ実感」「環境調和」をキーワードにした「エコステ」のモデル駅第1号として、LED照明やトップライトによる自然光の導入、太陽光発電システムの設置、駅建物の屋上緑化などを導入し、2012年3月から本格稼動している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月01日日産自動車は30日、ニチコンが開発した「EVパワーステーション」を活用したシステム「LEAF to Home」を6月中旬から発売すると発表した。EVパワーステーションは、一般住宅の分電盤に直接接続して、コネクターをリーフの急速充電ポートへ繋ぐことで、リーフのバッテリーに蓄えた電気を住宅へ供給することが可能。また、リーフへ充電を行った場合は、普通充電時間の半分となる最短4時間で満充電を可能とする。価格は、経済産業省の充電器等に対する補助金制度が適用された場合に、標準的な設置工事費用を含めて33万円。リーフが搭載するバッテリーの蓄電能力は、一般家庭日常使用電力の約2日分に相当する24kWh(満充電)で、停電時や非常時などのバックアップ電源として活用できるという。また、夜間電力を使ってリーフに充電し、蓄えた電気を電力需要が高まる時間帯に使用することで電力消費のピークシフトに貢献するとのこと。同社は、同システムを日産販売会社ショールームに順次設置し、EVを活用した効率的な電力マネジメントを推進するとしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月31日オリックス自動車はこのほど、「オリックスレンタカー」「レンタカージャパレン」「エックスレンタカー」の3ブランドを「オリックスレンタカー」に統合すると発表した。店舗ネットワークをひとつのブランドに統合するとともに店舗展開を加速させ、1,000店舗体制を目指す。オリックス自動車は法人営業ネットワークを強みとする「オリックスレンタカー」を展開しており、1999年に昭和シェル石油グループの「エックスレンタカー」を、2003年に旧ジャパンエナジーグループの「レンタカージャパレン」をそれぞれオリックスグループに迎えた。以降、3ブランドの特性を生かした事業を展開してきたが、これをオリックスレンタカーブランドに一本化する。背景としては、ライフスタイルの変化や企業のコスト削減ニーズにより、ますますレンタカーの需要が増えていることが挙げられるという。効率的かつ簡便にレンタカーを使用したいユーザーのニーズに答えるため、店舗ネットワークの統合だけでなく、ニーズの高い駅前立地の店舗展開を加速させ、5年以内に1,000店舗体制をめざす(現在の店舗数は3月末時点で538店舗)。同時に、個人ユーザーを対象に、7月から会員制度「レンタカープライムメンバーズクラブ」を改定し、割引制度などを拡充。ウェブサイトもリニューアルし、新規会員および既存会員の利便性とサービスのさらなる向上を図るとしている。改定についての詳細はウェブサイトで発表されている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月31日光岡自動車は24日、「Viewt」(ビュート)をフルモデルチェンジして発売した。新型ビュートは3代目となり、初めての試みとして、外観だけでなくインテリアもオリジナルデザインとなる。ビュートは日産マーチをベースに、クラシカルな外観をハンドメイドで仕上げたリデザインカー。初代は1993年に発売されて大ヒットとなった。ベースモデルであるマーチのモデルチェンジに合わせ、2005年に2代目が登場してからも高い人気を保ち、累計販売台数は1万台を超えている。今回登場したのは、ベースを新型マーチに変更した3代目。外観はこれまで通り、クラシカルな英国車を彷彿とさせるもの。より大胆なボディワークにより、従来のモデルよりも堂々とした高級感を演出している。注目すべきはそのインテリアで、これまでのビュートがベースモデルそのままだったのに対して、初めてオリジナルインテリアが採用された。ダッシュボードはウッドパネルで覆われ、シートもクラシカルな表皮に変更されている。新型ビュートはFFが3グレード、4WDが2グレードの合計5グレードを用意。FFは全グレードともエコカー減税、エコカー補助金対象車となる。エンジンはすべて1.2リットルで、トランスミッションはCVT。価格帯は205万~272万5,000円。高いリセールバリューを生かした残価設定プランも利用できる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月24日三菱自動車は、電気自動車「i-MiEV」(アイ・ミーブ)の販売活動の一環として、「MYアイ・ミーブ デザインラッピング第3弾」を実施し、サンリオの人気キャラクター「ハローキティ」デザインなど新作6種類の追加を発表した。2010年と2011年にも実施されたMYアイ・ミーブ デザインラッピングは、”選ぶ楽しさ”や電気自動車を所有する”特別感”を提供するという特別オプション。今回は、前回の人気デザイン「チェッカー」「カラーサークル」「フレーバー」「アーステクノロジー」の4種類に、サンリオの人気キャラクター「ハローキティ」デザインなど新作6種類を加えた計10種類の車体ラッピングデザインを用意している。ラッピング価格は各販売会社にて設定。なお、同社Webサイト上で、ボディカラーとラッピングデザインの組み合わせをシミュレーションすることも可能。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月17日スズキは17日、軽乗用車「MRワゴン」と「アルト ラパン」の2WD・NAエンジン搭載車の燃費を改善して発売した。価格は、MRワゴンが113万1,900円から151万950円、アルト ラパンは110万5,650円から156万4,500円。MRワゴンとアルト ラパンの2WD・NAエンジン搭載車(MRワゴンのECO-L、ECO-Xを除く)は、エンジン制御を見直して燃料カット時間を長くしたほか、低粘度のCVTオイルを採用してCVT内のフリクション(摩擦抵抗)を低減したことで燃費を改善。JC08モード走行での燃費は、MRワゴンは23.2km/L(+0.2km/L)、アルト ラパンは23.2km/L(+0.4km/L)を達成した。これにより「平成27年度燃費基準+10%」を満たし、自動車取得税と自動車重量税の減免措置が受けられる環境対応車普及促進税制(エコカー減税)の軽減率が50%から75%に向上する。また、燃費の向上に合わせて、MRワゴンとアルト ラパン全機種の後席にISOFIX対応のチャイルドシート固定用アンカーを採用した。エンジンは、MRワゴンが0.66L DOHC吸排気VVT、もしくは0.66L DOHC VVTターボ、アルト ラパンが0.66L DOHC VVT、もしくは0.66L DOHCターボを搭載。いずれもトランスミッションはCVTを採用し、駆動方式は2WD(FF)と4WDを用意。乗車定員は4名。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月17日日産自動車は15日、エンジンやCVTの効率化などにより燃費が向上した軽自動車「モコ」を発売。また、オーテックジャパンが発売する同車ベースの特別仕様車「モコ エアロスタイル」も、同様の燃費向上を果たして発売した。価格は、モコが108万9,900円から152万1,450円、エアロスタイルが128万9,400円から171万450円今回の改良では、エンジンとCVTの効率を高めるなどして、「X」と「S」グレードの燃費を23.2km/Lに向上。「Xアイドリングストップ」グレードでは、停車中だけでなく、ブレーキを踏んで時速9km以下まで減速するとエンジンをストップする機能を追加して、燃費をクラストップレベルの27.2km/Lに向上している。また、アイドリングストップシステム搭載グレードを拡大し、Xアイドリングストップに加えて「Sアイドリングストップ」を新たに設定。両グレードには専用ボディカラーとして「ホワイトミント」を新採用している。オーテックジャパンが発売する同車ベースの特別仕様車エアロスタイルでは、ベース車と同様に燃費性能を向上させ、あわせてS アイドリングストップをベース車とした「S アイドリングストップ エアロスタイル」を新設定した。モコとエアロスタイルともに、エンジンはR06A(DOHC水冷4サイクル直列3気筒)、もしくはR06A+インタークーラーターボを搭載し、トランスミッションはCVTを採用。駆動方式は2WD(FF)と4WDが用意され、乗車定員は4名。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月16日日産自動車は5日、イオンリテールに多目的商用バン「NV200」をベースとした電気自動車のモニター車1台を貸与し、5月から実証運行を開始すると発表した。具体的には、イオンリテールが首都圏の「イオンネットスーパー」の配達車両としてモニター車を約1カ月間活用し、ビジネスにおける実用性を確認するとのこと。同モニター車は、2012年1月開催のデトロイトモーターショーでコンセプトモデルが世界初披露されたゼロ・エミッション車「e-NV200」がベースとなっており、将来の投入に向けて実地での実証運行を通じた意見を集め、開発に反映していくためのモデルとのこと。同社LCV事業本部担当の村上秀人執行役員は、「イオンリテール社の評価結果は、顧客ニーズに合った将来の小型EV商用車を作るうえで極めて有効なものになると考えています。今後の実証運行を通じたフィードバックを反映して登場するe-NV200が、お客さまのビジネス、ひいては、持続可能な社会づくりに貢献できるようになることを期待しています」と述べている。ルノー・日産アライアンスは、世界各国の政府や自治体、企業などと合わせて既に100件を超えるゼロ・エミッションモビリティに関するパートナーシップを締結。また、リチウムイオンバッテリーの生産、充電インフラの整備、内製急速充電器の開発、リサイクル、バッテリーの2次利用への取り組みなども行っている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月15日トヨタ自動車は10日、低燃費・低価格を追求したという新型軽乗用車「ピクシス エポック」を発売した。価格は79万5,000円から122万円。同車は、ダイハツ工業からのOEM供給による新型軽乗用車。日常の足という軽自動車の原点に帰り、軽本来の魅力である低燃費・低価格を追求したという。JC08モード走行燃費は2WD車が30.0km/L、4WD車は27.0km/Lを達成し、停車直前(車速約7km/h)からエンジンを止めるアイドリングストップシステム「eco IDLE」(エコアイドル)も全車に設定しながら、エントリー価格79万5,000円を実現している。また、シンプルなスタイルと全8色のカラーバリエーションを組み合わせ、幅広いユーザーにアピールするデザインを採用。全高を立体駐車場に入庫可能な1,500mmに抑えながら、大人4人が余裕をもって乗車できるという室内長1,920mm・室内幅1,350mmの室内空間を確保。取り回しの良い4.4mの最小回転半径も兼ね備えている。エンジンは660ccの「KF」(水冷直列3気筒12バルブDOHC横置)、トランスミッションはCVTを搭載し、駆動方式は2WD(FF)と4WDが用意されている。乗車定員は4名。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月10日セゾン自動車火災保険は、2011年1月に発売開始した「おとなの自動車保険」の保有契約件数が、4月末に5万件を突破したことを発表した。「おとなの自動車保険」とは、「運転者年齢条件」を廃止し、主な運転者の年齢にあわせた1歳刻み(70歳まで)の保険料体系を採用した通販型の自動車保険で、事故率の低い40代・50代が最も割安な保険料体系となっているのが特徴だ。販売開始以来、40代・50代を中心に契約件数を延ばし、4月末の時点で5万件を突破。同社が契約者へ実施したアンケートでは、同保険を選んだ主な理由として、割安な価格設定の他に、インターネットでの加入割引(10,000円)や、自由に選べる補償内容、Web上で保険内容の内訳が確認できることなどが、挙げられたとしている。第1位保険料が安かったから第2位インターネット割引10,000円が良かったから(保険料一括払の場合)第3位補償内容を自由に選べたから第4位ホームページで見積もりをした時に保険料の内訳がわかったから第5位トリプル無制限がよかったから(2011年7月 既契約者を対象に実施)【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月09日オリックス自動車は28日より、トヨタ「86」とスバル「BRZ」のレンタカーを特別価格で利用できるレンタカーキャンペーンを開始する。北海道、東京都、大阪府、京都府にあるオリックスのレンタカーネットワーク合計11拠点で利用できる。期間は9月30日まで。話題のスポーツカーをレンタカーで楽しめるこのキャンペーンに関して、クルマに対する価値観が楽しむものから移動手段へと変わりつつある時代に、「クルマ本来の楽しさ」を体感してもらうためと同社は説明している。「86」「BRZ」ともに、いまから注文しても納車まで数カ月かかるといわれる人気車種だけに、すぐに運転できるレンタカーは利用価値が高いといえる。このほど実施されるキャンペーンは、出発日ベースで4月28日~9月30日の期間限定で行われ、受付開始は4月26日。予約方法は電話受付のみとなる。実施する店舗は北海道の新千歳空港店、札幌駅前店、札幌中央店、新さっぽろ店、北札幌店。東京都の東京駅八重洲口店、池袋西口店、墨田押上店、吉祥寺営業所(ジャパレン)。大阪府の西本町店、京都府の京都駅前店の全11拠点(レンタル開始日は店舗により異なる)。東京駅八重洲口店では、「86」「BRZ」をそれぞれ提供する予定とのこと。キャンペーンの利用条件は、プライムメンバーズクラブ会員で、アンケートに回答できること。詳しい案内は4月26日から、オリックス自動車のレンタカーホームページに掲載される。特別に設定された料金は6時間で9,000円、12時間で1万円となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月24日国土交通省と自動車事故対策機構(NASVA)は、平成23年度に実施した自動車の安全性能評価(自動車アセスメント)の結果公表と、試験車両の一般公開を4月25日に秋葉原で実施すると発表した。自動車アセスメントとは、現在市販されている自動車やチャイルドシートの安全性能について試験を行い、その結果を公表したもの。自動車ユーザーが安全な自動車、チャイルドシートを選ぶ環境を整備し、メーカーに対してより安全な製品の開発を促すことを目的にしている。毎年実施されており、今年は4月25日(水)14時~16時にベルサール秋葉原にてアセスメントの公表が行われる。当日会場では、アセスメントで評価が高かった試験車両やチャイルドシート機種の展示に加え、実際に衝突試験を実施した試験車両も展示される予定だ。開催日時 平成24年4月25日14:00~16:00会場 ベルサール秋葉原(住友不動産秋葉原ビル)東京都千代田区外神田3-12-8【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月12日トヨタ自動車は10日、軽乗用車「ピクシス スペース」に低燃費エンジン採用などの一部改良を行って発売した。価格は据え置きで、112万円から161万1,000円。今回の一部改良では、燃焼効率の向上やエネルギーロスの低減を図ったエンジンを採用したほか、従来は「X」と「カスタムG」グレードにのみ設定してたアイドリングストップシステム「eco IDLE(エコアイドル)」を、全車に設定。また、同システムには、停車直前(車速約7km/h)からエンジンを止める機能も追加されている。これら変更によってJC08モード走行燃費は、「カスタムRS」グレードを除く2WD車で26.0km/L、同じく4WD車で24.0km/Lを実現し、2WD車は「平成27年度燃費基準+20%」を、4WD車は「平成27年度燃費基準+10%」を達成。「カスタムRS」グレードでは、2WD車で燃費は22.2km/L、4WD車で21.4km/Lを実現し、「平成27年度燃費基準」を達成した。すでに認定を取得している「平成17年排出ガス基準75%低減レベル」とあわせて、全車が「環境対応車 普及促進税制」の減税措置の対象となる。また、全車のリヤコンビネーションランプにLEDストップランプを採用したほか、「カスタムG」グレードには6スピーカーパック(16cm 4ドアスピーカー&ツィーター)を標準装備している。エンジンは、660ccKFエンジンもしくは、660ccKFインタークーラーターボ付エンジンを搭載し、トランスミッションはCVTを採用。駆動方式は2WD(FF)と4WDが用意されている。乗車定員は4名。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月10日ダイハツ工業は2日、8月末に生産終了する軽オープン・スポーツカー「コペン」の特別仕様車「10th アニバーサリーエディション」を設定して発売した。価格は5MT車が182万円、4AT車が180万円。コペンは、誰もが気軽に楽しめる本格的オープン・スポーツカーとして2002年6月に発売され、販売開始から10年を経た2012年8月末に生産の終了が予定されている。今回発売された10th アニバーサリーエディションは、従来の「アクティブトップ」グレードをベースとして、10thアニバーサリーロゴとシリアルナンバー付きのアルミスカッフプレートカバー、ブラックメッキフロントグリル、BBS製15インチアルミホイール、本革製スポーツシートなどを特別装備。特別感やプレミアム感を持たせつつも、手頃な価格設定にしたとのこと。エンジンには、JB-DET(水冷直列4気筒16バルブDOHCインタークーラーターボ横置)を搭載し、駆動方式は2WD(FF)、トランスミッションは5MTもしくは4ATを採用する。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月02日富士重工業は2日、フルモデルチェンジした軽商用車「サンバー」シリーズから、「スバル サンバー トラック」6グレードと、「スバル サンバー バン」4グレードを発売した。同社は全ての軽自動車生産を終了しており、新型「サンバー」シリーズはダイハツ工業よりOEM供給を受けた商品となる。スバル サンバー トラックは、軽キャブトラックではクラストップレベルという鳥居荷台長と、張り出しの少ない荷台スペースにより、空間効率と使い勝手を追求した軽トラック。ベーシックグレードの「TB」、装備が充実した「TC」、ゆとりのある室内高を確保したという「ハイルーフ」、シートリクライニング&スライドが可能な「グランドキャブ」、荷物を雨やホコリからガードできる「パネルバン ハイルーフ」、低床設計の荷台のままダンプ化された「三方開ダンプ」の6グレードを展開する。価格は61万9,400円から115万1,500円。スバル サンバー バンは、軽キャブバンではクラストップレベルという荷室スペースに加え、荷室フロア地上高を低くするなど、空間効率と使い勝手を追求した軽バン。ベーシックグレードの「VB(VBクリーン)」、装備が充実した「トランスポーター」、仕事からレジャーまでサポートするという「VC/VCターボ」、運ぶことに徹した2シーターモデル「VB 2シーター」の4グレードを展開する。価格は91万円から140万250円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月02日アクサ損害保険(アクサダイレクト)はこのほど、「アクサダイレクト総合自動車保険」(自動車保険・バイク保険)の保有契約件数が、2月末時点で80万件を突破したと発表した。同商品は、通信販売(ダイレクトチャネル)によるリスク細分型自動車保険として1999年に発売開始。以来、1999年7月に運転免許証の色ごとに保険料に較差を設定した商品の発売、2005年4月に「リスク細分型原付・バイク保険」の発売、2002年11月に「インターネット割引」を開始するなど、さまざまな取り組みを行ってきた。同社は、保有契約件数が80万件を超えたことについて、「自動車保険に求められる補償やサービスを、顧客のリスクとニーズに適した合理的な保険料で提供し続けたことで、多くの顧客の支持を得て、保有契約数が80万件に到達できたと考えている」とコメント。同社はこのほかのサービスとして、スマートフォンでの見積りや情報コンテンツの提供、外出や帰宅支援ナビなどの情報を配信する「ライフメールサービス」、レッカーサービスなどを提供中。今後は、顧客が納得できる保険料、求める補償・サービスを提供し、顧客に選ばれる保険会社を目指すとしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月23日三菱自動車は22日、軽乗用車「パジェロミニ」の特別仕様車「Premium Selection ~Final Anniversary~」(プレミアムセレクション ファイナルアニバーサリー)を26日に発売すると発表した。価格は168万円。同車は、2011年1月の発売以来好評を博してきたという軽乗用車「パジェロミニ」の「Premium Selection」(プレミアムセレクション)をベースに、さらに装備の充実を図った特別仕様車。エクステリアでは、3ウェイ2トーンカラーを含む4色のボディーカラーを展開し、フロントドアガラスに水滴を弾いて雨の日も視界を良好に保つ「撥水ドアガラス」、ドアミラーには水滴を膜状に広げて雨による視界悪化を防ぐ「親水ドアミラー」(メッキ)を採用。そのほか、フォグランプ、ボディカラーとマッチしたフルカバータイプのスペアタイヤケース、ルーフレール(シルバー塗装)を標準装備する。なお、本格4WDシステムを兼ね備えたオールラウンドミニとして1994年12月に発売されたパジェロミニは、2012年6月をもって生産を終了する予定となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月22日クルマ選びに「燃費」が重視されるようになってきました。軽自動車の売り上げが急速に伸びているのも、燃費がキーワードになっているからです。環境に対する配慮というのも、もちろんあるでしょうが、とにかくガソリン価格の高止まりがクルマに対する意識を変えています。「ガソリン+電気」駆動のハイブリッドだけではなく、日産『リーフ』のような、ガソリンをまったく使わない完全な電気自動車も登場しています。この「脱ガソリン依存」の動きは加速していくものと思われます。そこで、電気自動車を買いたいかどうか聞いてみました。調査期間:2012/1/25~2012/2/3アンケート対象:マイナビニュース会員有効回答数 826件(ウェブログイン式)Q.クルマを買うなら電気自動車を購入してみたいと思いますか?はい:40.3%いいえ:59.7%電気自動車に対する購入意欲ですが、4割の人が意欲ありです。電気自動車を購入したくないと6割の方に理由を聞くと……充電設備が不安:15.0%(価格が)高い:14.4%走行距離が短い:4.4%「走行距離が短い」は「充電設備」への不安に直結していますから、インフラの未整備が購入意欲をそいでいる状況なのでしょうか。メーカーも、電気自動車の中身についてもっと説明をした方がいいかもしれません(基本的にはバッテリーでモーターを回してるだけなんですけどね)。続いて、こんな質問。Q.電気自動車に対して不安に思うことがあれば教えてください●充電スポット、一度の充電で走れる距離がまだ不十分なのではないか(東京都/女性/30歳)「充電場所に関する不安」が83人。「途中で止まったりしないか」が13人。「航続距離」と答えた方が36人と、充電インフラの整備とその告知が、電気自動車を普及させるためのキーですね。また、このように……、●電気代がどのくらいかかるのか(東京都/男性/35)……充電のコストに関して教えてほしい、という人が33名おられました。確かに。満タンにするのにいくらかかるのか、知りたいところです。例えば、家庭のコンセントから充電できる車種があったとしても……、●マンションの駐車場にコンセントがあるわけじゃないので、充電が大変そう(東京都/男性/30歳)というもっともな意見もありました。逆に、電気自動車を購入したい人の理由は……燃費が良さそうだから:64.4%先進的なイメージがある:27.9%自宅で充電できるから:35.3%エコで地球にやさしいから:40.4%燃費が良さそうが、圧倒的でした。個人的には「乗ってるとネタになってもてそう」とも思います。これからの電気自動車の動向に注目していきたいです。(高橋モータース@dcp)
2012年03月16日三菱自動車はこのほど、電気自動車「i-MiEV」(アイ・ミーブ)および「MINICAB-MiEV」(ミニキャブ・ミーブ)用のディーラーオプションとして、大電力の出力が可能な「MiEV power BOX」(ミーブ パワーボックス)を新設定し、4月27日に発売すると発表した。価格は14万9,800円。MiEV power BOXは、外出先や非常時における各種家電製品等への電力供給を想定した装置。i-MiEVやMINICAB-MiEVの急速充電コネクターに接続して、大容量の駆動用バッテリーに蓄えられた電力の一部を、交流(AC)100Vで最大1,500Wまで取り出すことができる。駆動用バッテリー16.0kWh仕様車(満充電)に接続して1,500Wで連続使用した場合、約5~6時間の使用が可能で、これは一般家庭約1日分の電力消費量に相当するとのこと。同社は、大規模災害等の非常時の電源供給を目的として、電気自動車(EV)の大容量バッテリーの蓄電能力が注目されていることを受け、環境問題への対応に加えて、エネルギー需給逼迫への対応という観点からも、電気自動車関連技術の研究・開発を進めていくとしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月12日光岡自動車はこのほど、「京都オパール」をエンブレムにあしらった特別仕様車「Galue Classic jewel(ガリュークラシック ジュエル)」「Viewt jewel(ビュート ジュエル)」を発表した。京都オパールは京セラが開発した装飾用素材で、光岡自動車が宝石を採用したクルマを発売するのは今回が初めて。京都オパールは天然のオパールと同様の多彩な輝きを持ちながら、さまざまな形状に加工できる京セラ独自の素材。天然オパールと同じ石英粒子を材料に、人工的な染色処理で自由な色彩を可能にし、同時にオパールの弱点であるもろさを克服したものだ。この京都オパールを使用した特別なエンブレムを与えられたのは、光岡自動車のラインアップの中でも定番モデルとなっている2車種。「Galue Classic jewel」は20台のみの数量限定モデルで、ボディカラーにブラックマイカを、本革のシートにダークレッドを採用。専用アルミホイールも装備される。京都オパールのエンブレムはラジエターグリル上部と左右のフロントフェンダーの3カ所に配される。もう1台は「Viewt jewel」で、こちらは認定中古車となる。京都オパールのエンブレムはラジエターグリル上部、左右のリアドア、トランクフードの4カ所に配される。シートは最も高級とされる子牛の本革「カレドニアンレザー」を使用し、専用刺しゅうが施される。「Galue Classic jewel」はグレードが2WD 15XL、CVTで278万円。「Viewt jewel」は中古車をベースに仕立てるため、年式や走行距離によって価格は異なる。一例として、平成20年式、グレード2WD 12LX、AT、走行距離1万3,000kmの場合、228万9,000円となる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月10日富士重工業は29日、軽商用車「サンバー」の生産を終え、全ての軽自動車生産が終了したことを発表した。同社のスバルブランドは、1958年に軽自動車「スバル360」の生産から始まり、その後「サンバー」「レックス」「プレオ」「ステラ」など、54年間で延べ9車種、約7,968千台の軽自動車を生産。乗用車、商用車共に4輪独立サスペンション、4気筒エンジン、CVT(無段変速機)の採用や4WDの展開など、登録車並みの機構や商品性を特長としていた。その後、2008年4月のトヨタ自動車とダイハツ工業との協力関係発展への合意を機に、水平対向エンジン等のコア技術を活かす登録車の開発や生産に経営資源を集中することを決断。以降、軽自動車の開発と生産を順次終了している。なお、軽自動車は引き続きダイハツ工業からOEM供給を受け、スバル販売店において販売する。軽自動車を生産してきた群馬製作所本工場(群馬県太田市)は、3月以降に登録車生産工場へとリニューアルし、トヨタ自動車との共同開発車である「SUBARU BRZ」「TOYOTA 86」の生産を開始する。さらに、2012年度中に「インプレッサ」の生産を開始する予定。28日に実施されたサンバーの生産終了式典では、社長の吉永氏が「多くのお客様から惜しまれながら生産終了を迎える製品を持てたことは、メーカーとして大変幸せなことです。あらためて、お客様をはじめとする、関係者の皆様に感謝を申し上げます」とコメントしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月29日スズキは27日、燃費向上を果たした、軽乗用車「パレット」と「パレットSW」の2WD・NAエンジン搭載車と小型乗用車「ソリオ」の2WD車を発売した。パレットとパレットSWの2WD(前輪駆動)・NAエンジン(自然吸気エンジン)搭載車は、エンジン制御を見直して燃料カット時間を長くしたほか、低粘度のCVTオイルを採用してCVT内のフリクション(摩擦抵抗)を低減し、燃料消費量を削減。これにより、JC08モード走行での燃費は従来の20.2km/Lから20.8km/Lに向上している。今回改良されたパレットには、「L」「X」、特別仕様車「リミテッドII」という3つのグレード、パレットSWには「XS」、特別仕様車「リミテッドII」という2つのグレードがあり、いずれもエンジンは0.66L DOHC VVTを搭載し、変速機はCVTを採用。乗車定員は4名。価格は、パレットが120万7,500円~131万2,500円、パレットSWが142万8,000円~149万9,400円。ソリオの2WD車(前輪駆動 / アイドリングストップシステム搭載車を除く)は、全グレードに低粘度のCVTオイルを採用。CVT内のフリクション(摩擦抵抗)を低減したことで燃料消費量を削減し、JC08モード走行での燃費は従来の20.0km/Lから20.6km/Lに向上した。今回改良されたソリオには、「G」「X」「S」と特別仕様車「BLACK&WHITE」という4つのグレードがあり、いずれもエンジンは1.2L DOHC VVTを搭載し、変速機はCVTを採用。乗車定員は5名。価格は、138万2,850円~168万3,150円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月27日デンソーコミュニケーションズと日本ユニシスはこのほど、共同で電気自動車(以下、EV)、プラグインハイブリッド車(以下、PHV)によるドライブ旅行の支援サービス「EV観光プラットフォーム」を開発、その第一弾として、静岡県へのサービス提供を開始した。EV・PHVを利用する観光客(以下、EV観光客)は、これまで充電スタンド情報と観光情報をそれぞれ専門のWebサイトで収集する必要があったが、同サービスは、1つのWebサイトでそれらの情報を同時に提供できるため、EV観光客は従来よりも簡単に情報を収集することが可能となるという。デンソーコミュニケーションズが運営する「びあはーる」と日本ユニシスが運営する「smart oasis」のシステム連携により構築。「smart oasis」が所有する充電スタンドの位置情報およびリアルタイムの状態情報と、「びあはーる」のドライブ観光情報を、ワンストップで閲覧、検索することができる。EV観光客は、「EV観光プラットフォーム」のドライブプラン作成機能を用いて、地図上に表示される観光スポットと充電スタンド情報を組み合わせた、オリジナルのドライブプランを作成することができる。作成したドライブプランには、観光スポットから充電スタンドまでの距離、想定される所要時間が表示され、ドライブ途中に立寄り充電可能な充電スタンドを観光プランに組み込むことで、「安心してEV観光が可能となる」。また、旅行先でスマートフォンを使って、最寄りの観光スポットと充電スタンド情報を確認することも可能となっている。また、従来の観光情報に加えて、EV観光客向けに地域のお得情報やエコポイントなどのインセンティブ情報を提供。観光地はEV観光客の誘客や充電時間を活用した観光の提案ができるとしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月17日スズキは14日、軽乗用車「MRワゴン」をベースに、同社の低燃費化技術を導入した追加機種「MRワゴン エコ」を発売した。「ECO-L」と「ECO-X」というグレードが用意され、価格は112万1,400円から131万400円。同車は、「アルト エコ」にも採用された低燃費化技術を取り入れることで、燃費性能を進化させた追加機種。これまで設定していた「MRワゴン X アイドリングストップ」と比較した場合、JC08モード走行で3.0km/Lの向上を果たし、27.2km/Lの低燃費を実現している。具体的には、新世代R06A型エンジンおよび副変速機構付CVTに、摩擦抵抗(フリクション)を低減するなどの効率を高める改良が施されたほか、エンジンとCVTの協調制御をより細かく行うことで、パワートレイン全体での燃費性能も向上。停車時に加えて、ブレーキを踏んで時速9km以下になるとエンジンが停止する、新アイドリングストップシステムを採用。アイドリングストップ可能な状態になると点灯するアイドリングストップランプや、アイドリングストップ中にハンドルや専用スイッチを操作するとエンジンが再始動する機能も追加されている。フロントハブ一体構造車軸ベアリングの採用や、リヤ車軸ベアリングの構造見直し、転がり抵抗を低減したタイヤの採用など、足回り部品の改良により走行抵抗の低減も行われている。エンジンは0.66L DOHC 吸排気VVTを搭載し、変速機はCVTを採用、駆動方式は2WD(前輪駆動)となっている。乗車定員は4名。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月14日自動車事故対策機構(以下、NASVA)はこのほど、自動車事故による重度後遺障害者への支援拡充を目的として、近畿・関東地区にて「委託先病院」を公募すると発表した。NASVAは、自動車事故による脳損傷が原因で重度後遺障害が残り、治療と常時介護を必要とする被害者のうち、特に重度の患者を対象とした専門病院として、国内4カ所(千葉、仙台、岡山および岐阜)に療護センターを設置運営している。また、2007年から札幌・福岡の2カ所にて、療護センターの一部機能(治療・看護)を一般病院の施設を活用して提供する「委託病床」の運営を開始。これらの療護施設は、順調に活動している一方、一部地域では自宅からの距離などを理由に、入院を断念する被害者家族が多数存在することが判明したという。このためNASVAは、2011年2月より「委託病床の拡充にかかる検討委員会」および「委託病床機能等審査委員会」を設置し、委託病床を拡充する方向で検討。その結果、「新たに大阪を中心とする近畿地区(16床)および関東南・西部地区(12床)に委託病床を開設し、2013年1月から患者の受入を開始すべき」などの結論を得たことから、今回、同病床の運営を委託する病院について、入札による公募を行うことを決定したとしている。今回の公募にあたり、NASVAは入札説明会を開催。日程・場所は、関東地区が3月9日15:00~、NASVA本部6階会議室、近畿地区が3月13日15:00~、NASVA大阪主管支所内会議室となる。申込み期限は3月8日正午。今後のスケジュールは、5月10日応募(入札参加表明)締切、6月29日開札、委託先病院決定、2013年1月(予定)入院患者受入開始となっている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月14日ニッセングループの生命・損害保険代理店であるニッセンライフは、ニッセン会員向けに自動車保険の見直しサービスを開始する。(株)NTTイフ(NTTグループ)の自動車保険一括見積比較・契約サイトを活用するもの。10社一括見積もり後、申し込み可能は国内初!両社が提供する自動車保険一括見積比較・契約サイトは、他の一括見積サイトに比べて簡単で利便性が高く、主な特徴は以下とのこと。〇一括見積もりができ、そのまま申し込みができる。見積から契約まで同時に行なえるのは、日本で唯一のサービスとなる。〇同条件で10社の保険料が比較できる。〇PCでも携帯でも計算結果が一覧で見られる。〇大手国内損害保険会社の取り扱いもあり、安心感があるほか、宿泊・レジャー施設の優待など契約オリジナルサービスも充実している。これは、PC・携帯での簡単ショッピングに慣れたニッセンの顧客に、保険の分野でも顧客満足を提供し、これをきっかけに自動車保険を見直してもらうべく、同サービスを開始したもの。なおこのサービスは2月中旬から開始予定で、サービス利用者には「ニッセンお買物券」などがもらえるキャンペーンなどニッセングループならではのサービスを実施する予定で、以下のいずれからでも利用できる。〇ニッセンオンラインショッピングのPCサイト〇ニッセンライフのPCサイト〇携帯サイト
2011年01月30日「おとなの宿」宿泊券プレゼントキャンペーンセゾン自動車火災保険は、「おとなの自動車保険」の新発売を記念して、『「おとなの宿」プレゼントキャンペーン』を開催しています。応募期間は3月31日まで、「○○○の自動車保険」の○に入る文字を答えると、抽選で50組100名に1泊10万円相当の宿泊券があたります。選べる宿は8種類選べる宿は8種類「十勝川温泉三余庵(北海道)」、「竹泉荘Mt.Zao Onsen Resort&Spa(宮城県)」、「富士屋ホテル(神奈川県)」、「加賀屋(石川県)」、「すみれ亀峰庵(京都府)」、「庭園の宿石亭(広島県)」、「琴平花壇(愛媛県)」、「喜瀬別邸HOTEL&SPA(沖縄県)」からお好きな宿を選べます。セゾン自動車火災保険は大自然に抱かれた源泉宿。客室わずか数室の隠れ宿。粋なおもてなしが愉しめる宿…。北海道から沖縄まで、おとなの休日にふさわしい旅館・ホテルをご用意しました。としています。
2011年01月25日4月から損保各社で続々値上げ2011年4月から、損害保険会社各社で自動車保険料の値上げが始まる。特に高齢者ドライバーにとっては厳しい値上げとなりそうだ。多くの損害保険会社では、自動車保険の保険料の設定に、損害保険料率算出機構というところが提供している参考純率(契約1台あたりの純保険料が、契約1台あたりの支払い保険料と等しくなるように算出されたもの)を使用している。昨年、参考純率を全体で5.7%ほど水準を引き上げたため、保険料も値上げとなる。高齢者では8%上がるケースも!水準が引き上げられた理由は、自動車保険の収支が悪化である。ここ数年、保険料が安い車が増加したり、無事故割引の割引率が高い契約者が増加したため、保険料収入が減少している。一方、保険金の支払額は、対人賠償保険、登場者傷害保険を中心に増加傾向である。自動車保険料の引き上げ時期は各社で異なるが、損保ジャパンが4月から、東京海上日動が7月から、三井海上火災保険が11月からになる見通しである。高齢者の保険料の引き上げが高く、70歳以上は現行の8%も上がるケースが出てくる模様。高齢者ドライバーには厳しい値上げとなりそうだ。
2011年01月20日セゾン自動車火災保険(株)は、年齢別の事故率をより反映させた、1歳刻みの保険料体系の通販型自動車保険『おとなの自動車保険』を開発、1月11日から販売開始する。補償開始は3月1日以降という。40代・50代が最も割安となる保険料体系と各種割引がこれまで同社の保険は、同居の家族運転者中で最も若い年齢者での「運転者年齢条件」を設定するため、保険料が最も安くなる運転者年齢条件は「35歳以上補償」しかなかった。しかし、事故の少ない顧客から、「これよりも安くなる年齢条件の設定はないか」といった声があったことから、同社では、より顧客一人ひとりのリスクの実態にあった保険料を提供するため、「運転者年齢条件」を廃止し、主な運転者の年齢にあわせた1歳刻み(70歳まで)の保険料体系を採用した自動車保険を開発することにしたという。「おとなの自動車保険」の特長は、以下とのこと。<主な特長>1.主な運転者の年齢別保険料体系の採用で、事故率の低い40代・50代が最も割安となる保険料体系。運転者年齢条件廃止により、家族で車1台を共有する場合などでは、特に合理的な保険料設定が可能。2.インターネットでの加入は、10,000円割引が適用。証券不要割引を選択で、さらに600円割引(保険契約内容は、常にWeb上で確認可能)。ゴールド免許割引、電気・ハイブリッド車割引、新車割引など、さまざまな割引あり。使用目的・走行距離区分・主な使用地など、リスク細分項目を設定。3.「対人賠償」「対物賠償」「無保険車傷害」の基本補償はすべて無制限のみ。人身傷害保険や車両保険などは、ネット上で各保険料をみながらニーズや予算にあわせ自由に選べる。「ロードアシスタンス」は、内訳保険料をみて選択可能。なおこの保険料は、同社ホームページ(下記リンク、11日オープン)から無料・無記名の「カンタン見積もりサービス」で確認できる。
2011年01月08日自動車損害賠償責任(自賠責)保険は、原付や自動二輪を含む全ての自動車ユーザーに加入が義務付けられ、その保険料は交通事故被害者への保険金の支払いや支援を主とする救済対策のために役立てられている。ところが、この保険金支払いが増加傾向にあり、08年度以降の収支では毎年2,300~2,500億円の赤字となっていて、来年はさらに採算が悪化するとの試算を、損害保険料算出機構が17日の理事会で提示したことによる。これは日本経済新聞などが報じている。事故被害者への支払いが増え、引き上げ必要にもともと、これまで積み立ててた資金の運用益が1兆円ほどになり、08年度から保険料を大幅引き下げし契約者に還元を図ったところ、事故被害者への支払いが増えたことから、予定の13年度までに底をつく可能性が高くなったというのだ。来年4月に大幅値上げする案や、数年かけて段階的に引き上げる案もあるというが、早期の引き上げは避けられそうもない。来年値上げとなれば07年度以来4年ぶりとなるが、来年1月に開かれる自賠責保険審議会(金融庁長官の諮問機関)で決定することになる。
2010年12月20日