指原莉乃がプロデュースするアイドルグループ・=LOVEのメンバー・野口衣織の『いおはにほへと。~ 神アニメ×神セリフ=ハート ~』(KADOKAWA)が、週間0.3万部を売り上げ、「オリコン週間BOOKランキング」ジャンル別「写真集」(6月17日付)で3位にランクインした。本作は、先日、最終回を迎えた野口による『WEBザテレビジョン』のアニメ連載を書籍化したもの。野口による情熱にあふれたアニメ紹介は、「言語化がうますぎる!」「これを読むと見たくなる」と話題になっており、"二次元コンセプト"で撮影されてきた多彩なビジュアルカットと合わせて人気に。本作では、撮り下ろしカットやスペシャルコラボ企画も収録している。■発売決定時の野口衣織のコメントこの度『いおはにほへと。〜神アニメ×神セリフ=〜』の書籍化が決定しました!ただただ、好きなように好きを語らせていただいていた連載が書籍化して頂けるなんて…!なんてありがたい…!という気持ちとうれしさや驚きでいっぱいです!この本でしか見られない撮り下ろしカットや好きな作品のお話、そして、連載でもお話しした大好きなあの作品とのコラボ企画…などなど!!スペシャルすぎる1冊、ぜひ楽しみにしていて下さったらうれしいです!<クレジット:オリコン調べ2024年6月17日付:集計期間:2024年6月3日~9日>
2024年06月16日歌手の野口五郎(68)が6日、自身のブログを更新。長女が22歳を迎えたことを報告し、お祝いショットを公開した。野口は「Aちゃんへのおめでとうメッセージ!有り難うございます 毎日彼女なりに頑張っている様です」と祝福に感謝し、誕生日パーティーでのものと思われる華やかなバースデープレート写真をアップ。Aちゃんとは、SNS上での長女の愛称。成人式を迎えたときには「今日は成人式!Aちゃんが成人式!おめでとう いつの間に着物が似合う様に 時の流れは早い!隣はY君!180cm近くになったかな!皆んな自分の人生頑張れ!僕も頑張ろ~」と晴れ着姿の長女と、Y君こと長男の2ショット写真を公開していた。野口は「22才!! 22才!! 22才かぁ~」と、わが子の成長の早さに感慨深げな様子だった。この投稿に対し、ファンからは「お嬢様、お誕生日おめでとうございます」「綺麗なご馳走のお写真ありがとうございます」「家族揃ってのお誕生日会、和やかな雰囲気が漂ってきます」「お誕生日のプレート ステキで、可愛らしくてAちゃんにぴったりですね お皿に描かれたお花がとってもステキです」「月日の経つのは早いですね」など、さまざまなコメントが寄せられている。野口は2001年、タレントの三井ゆり(55)と結婚。02年に長女、04年に長男が誕生した。
2024年06月06日歌手の野口五郎(68)が19日、故・西城秀樹さんの長男・木本慎之介(20)のインスタグラムに登場。ライブ楽屋裏での2ショットが公開された。「久しぶりに五郎さんのコンサート行かせていただきました」とつづり、1枚の写真をアップ。野口は現在、コンサートツアー『GORO NOGUCHI CONCERT TOUR 2024 Follow Your heart ~こころのままに~』を開催中。木本は、神奈川県民ホールでの公演を鑑賞した。木本はこの春、本格的に芸能活動をスタート。楽屋あいさつの際には、野口から温かいエールが贈られたといい「気合入りましたとても勉強になった1日でした」と感謝の気持ちをにじませた。“新御三家(野口五郎、西城秀樹、郷ひろみ)”の友情が感じられる投稿に、「慎之介くんと五郎ちゃんのツーショット見れて幸せです 感動です」「この2ショットは、なんか泣けてきます」「いいショットですね五郎さんも感慨深いかと」「五郎さんも慎之介君のデビュー感慨深いでしょうね きっと何度も秀樹がいたら…と思った事でしょう」「きっと天国で、お父様も喜ばれていると思います」など、感慨深げなコメントが相次いで寄せられた。西城さんは2018年5月16日、急性心不全のため63歳で死去。告別式では、ともにトップアイドルとして活躍した野口と郷が弔辞を読み上げた。今春、活動を本格化した木本は、朝倉未来の事務所「MA PROMOTIONS」所属。3月9日の投稿では「歌、ドラム中心にSNSもバチバチやっていくので応援よろしくお願い致します!」とあいさつしていた。
2024年05月21日加藤和彦、こんなすてきなミュージシャンがいたんです──。その偉大さを思い知らされる『トノバン音楽家 加藤和彦とその時代』が5月31日(金)から全国公開される。『帰って来たヨッパライ』でデビューした伝説のグループ、ザ・フォーク・クルセダーズの中心メンバーだった加藤和彦の音楽家人生をたどるドキュメンタリー。彼が遺した、いまも歌い継がれる名曲の数々。人の才能を見いだす天才であり、プライベートの趣味やファッションもため息がでるほどのセンスのよさ……まさに時代の一歩先を行った存在だった。『トノバン音楽家 加藤和彦とその時代』1960年代末から70年代にかけて若者文化をリードしたのはラジオ、それも深夜放送だった。いまも続いているオールナイトニッポンの放送開始は1967年(昭和42年)。始まって間もないこの番組が何度もオンエアをしたことで大ブームとなったのが、フォークルことザ・フォーク・クルセダーズの『帰って来たヨッパライ』という曲だ。そのフォークルをたちあげ、ブームの中心にいたのが加藤和彦。加藤は、1947年京都の生まれ。東京・日本橋で育ち、高校時代からボブ・ディランに憧れ、ギターを始めた。仏師だった祖父の意向で京都の仏教系大学に進学。大学では音楽活動に明け暮れた。『帰って来たヨッパライ』は、このときに自主制作したものである。当時の熱狂ぶりを、「オールナイトニッポン」の人気DJ、アンコーこと齋藤安弘さんが振りかえるところから映画は始まり、ミュージシャンとしての加藤和彦の軌跡を、彼とともに活動した人々の証言で綴っていく。監督は、「CITY-POP」の総本山といわれる伝説のレコーディングスタジオを巡るドキュメンタリー『音響ハウス Melody-Go-Round』を手掛けた相原裕美。「(同作にも登場した、元YMOの)高橋幸宏さんから何気無く『“トノバン”って、もう少し評価されても良いのじゃないかな? 今だったら、僕も話すことが出来るけど』と言われたのが、加藤和彦さんに強く興味を持ったきっかけだった」という。「トノバン」は、加藤のニックネーム。反戦フォーク『ユニバーサル・ソルジャー』などで知られるシンガー、ドノバンの声に似ているところからこうよばれていた。フォークルの解散後、ソロで音楽活動を始めた加藤は、フォークのシンガーソングライターにとどまらなかった。時代の数歩先をいく音楽性、同じものは作らない姿勢。エッジの効いたミュージシャンだったが、人当たりがよくて、若い才能を発掘する目利きの一面もあった。たとえば、1972年に結成した「サディスティック・ミカ・バンド」。全盛期のメンバーをみると、ギターが高中正義、ドラムス高橋幸宏、ベースに小原礼。この後、ビッグネームになっていくひとばかり。映画には、彼らのインタビューだけでなく、当時BBCの音楽番組に出演したときの貴重なライブクリップも収録されている。バンド解散後の、音楽活動は、再婚した人気作詞家・安井かずみと組んでの楽曲提供や自身のソロアルバム発表、映画、スーパー歌舞伎の音楽担当などなど、多岐にわたっているが、関わった人、選んだテーマ、どれをとっても彼の卓越したセンスがいきている。相原監督によれば「映画の取材は約1年で50人に及び、素材もアーカイブを含むと100時間は下りません。当時のアーカイブは残っているものが少なく、権利関係も複雑で苦労しましたが、加藤和彦さんのことならば、と協力を申し出る方も多かった」という。吉田拓郎、泉谷しげる、先頃他界した高橋幸宏、坂本龍一の貴重なコメントも収められている。常に新しいサウンドを追い求めた加藤だが、THE ALFEEの坂崎幸之助と結成したユニット「和幸」では懐かしい歌もデュエットしている。死の2年前に収録された映像がネットにあがっているが、『悲しくてやりきれない』『帰って来たヨッパライ』『イムジン河』『戦争は知らない』といったフォークル時代のナンバーから、ベッツイ&クリスでヒットした『白い色は恋人の色』、永六輔・中村八大の名曲『黄昏のビギン』などを楽しそうに歌っている。きれいなメロディラインの歌ばかりだ。坂崎とフォークルのオリジナルメンバーである きたやまおさむ(北山修)も加わって、この映画のために集まったTeam Tonoban(加藤和彦トリビュートバンド)による『あの素晴しい愛をもう一度』がエンディングを飾る。最初のソロアルバムのころ、取材でお会いしたことがあるが、ノーブルでとても繊細な人の印象だった。このメロディのように。この映画で、加藤和彦さんのことを知る人が増えるととてもうれしい。文=坂口英明(ぴあ編集部)(C)「トノバン」製作委員会
2024年05月20日歌手で俳優の野口五郎が11日に自身のアメブロを更新。血液検査の結果が出て、再び検査を受けることを報告した。9日のブログで、野口は「気管に違和感を感じていた」「久し振りに,喉の痛み,節々の痛み,熱が39.4度」と高熱があったことを明かし、病院での検査の結果「普通の風邪でした!」と報告。「点滴とお薬頂いて,一晩寝たら凄く良くなりました」と述べ「全力でLiveを行い,全て終えてから一瞬体調を崩すのは偉い!!」と自身を褒めつつ「全ての皆様,スタッフの皆様に感謝!!しかありません!」とつづっていた。この日は「すみません!どうやら,かなり無理をしてしまった様です」と切り出し「またブリ返してしまいました!」と再び風邪の症状が出ていることを説明。「先日の血液検査の結果も出てました。免疫力が低下している様です」と報告し「もう一度明日検査します!」と予告した。続けて「でも,僕の考えは変わりません!そのコンサートを覚悟を持って演り遂げるという事!!」とコメント。最後に「神奈川県民ホールからのコンサートを楽しみたいので少しだけ,ブログ休憩させて下さい!!」と呼びかけ、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「お大事になさってください」「絶対 無理しないで」「身体が一番です」「とても心配です」「しっかり治して下さいね」などのコメントが多数寄せられている。
2024年05月12日歌手で俳優の野口五郎が9日に自身のアメブロを更新。39.4℃の発熱で病院を受診し検査結果を報告した。この日、野口は「気管に違和感を感じていた」と切り出し「寝つきが悪くて朝方4時こと目が覚めちゃった時に気管支辺りが痛くて」(原文ママ)と症状について説明。「久し振りに,喉の痛み,節々の痛み,熱が39.4度」と高熱があったことを明かし「間違いなくインフルかコロナ!!だと思いました」とコメントした。続けて、病院を受診して検査を受けたそうで「普通の風邪でした!」と検査結果を報告。「点滴とお薬頂いて,一晩寝たら凄く良くなりました」と述べ「昨日は食欲ゼロだったのに!今日は全く普通に戻ってます」と自身の現状をつづった。また「全力でLiveを行い,全て終えてから一瞬体調を崩すのは偉い!!」と自身を褒めつつ「全ての皆様,スタッフの皆様に感謝!!しかありません!」とつづり、ブログを締めくくった。この投稿に読者からは「高熱辛かったですね」「大変でしたね」「ゆっくり休んでくださいね」「ご自愛下さい」などのコメントが多数寄せられている。
2024年05月10日歌手で俳優の野口五郎が25日に自身のアメブロを更新。旅立った年上の同期を追悼した。この日、野口は「故八代亜紀さん!!本当に優しい方でした」と2023年12月30日に急速進行性間質性肺炎のため亡くなった演歌歌手の八代亜紀さんの人柄について明かし「それぞれの出演者の皆さんに思い出があり,涙涙の収録でした」と24日に放送された音楽番組『人生、歌がある』(BS朝日)の収録についてコメント。「亜紀さんの歌は亜紀さんにしか歌えません!」と述べ「このコーナーに亜紀さんがいないのが信じられません」とつづった。続けて「ルミ子さんが歌い終わった後の,『会いたい!』の一言で頭が真っ白になったまま,歌わせて頂きました」と報告し「一般的に演歌はリズムが後ろへ行くと言われますが,亜紀さんはスタートはジャズ!という事もあり,いつもオンリズム」と説明。最後に「年上!!とはいえ,同期が一人旅立ちました。心よりご冥福をお祈りします」と追悼し、収録での集合ショットや八代さんの遺影を公開した。この投稿に読者からは「素敵な方でしたね」「本当に残念でなりません」「早すぎますよね」「心よりご冥福をお祈りします」などのコメントが寄せられている。
2024年02月25日島国であることに加え、複数のプレートがひしめき合っている点から、日本は『災害大国』と呼ばれています。中でも多いのが、地震。これまでも日本は幾度となく大地震に襲われ、そのたびに支え合ってなんとか乗り越えてきました。2024年1月1日には、石川県を中心とした令和6年能登半島地震が発生。同月15日現在も、被災地では支援活動が行われています。野口健、登山家の経験を生かして『寝袋の活用法』を呼びかけ自身の経験を生かし、災害時の支援について啓発している、日本を代表する登山家の野口健さん。2016年に起こった熊本地震でも、自身が代表を務める認定NPO法人ピーク・エイドを通し、テントを活用した避難所を設営しています。今回の大地震でも、野口さんは被災地を支援すべく、団体を通して活動。被災者に寝袋を届けるべく、準備に励んでいるとのことです。震災からおよそ2週間が経過した2024年1月14日、野口さんはX(Twitter)アカウントを更新。寝袋の快適な使い方について動画で分かりやすく解説をしました。この動画は寝袋を届けた被災者の皆さんに向けたものです。寝袋の快適な使い方の説明です。ぜひ、参考にしてください。特に最初のパタパタが大切です。ぎゅうぎゅうに詰め込まれぺたんこになっている寝袋をパタパタする事でふんわりします。 pic.twitter.com/1gQnRbag9m — 野口健 (@kennoguchi0821) January 14, 2024 登山をするにあたって、寝袋は必須のアイテム。登山家としての経験から、野口さんは寝袋の扱いに長けているといえます。そんな野口さんが呼びかけるのは、『一番最初に優しく振ることで、寝袋を柔らかくする』という行動。寝袋は屋外で使われることが多いため、コンパクトにたたんで収納されています。袋から取り出した後は、まず羽毛の中に空気を入れて柔らかくするといいそうです。ほかにも野口さんは、「寝袋に入る時に厚着はNG」という豆知識を紹介。厚着をすると寝袋の温かさが遮断されてしまうため、寒い時は、寝袋の上から毛布などをかけるといいのだとか。何度も寝袋を使ってきたからこその、野口さんの知識に、ネットからは「知らなかった!」という声が相次いでいます。・いつか被災してしまった時のためにも、これは広まるべき。・とても参考になります!厚着した状態で入るとよくないというのは、知りませんでした。・寝袋を多用する人には常識だけど、意外とこういう情報って知られていないんだよね。生きる上で、睡眠時間はとても重要。しっかりと眠ることができないと、心身ともに疲労が蓄積してしまいます。災害はいつ起こるかが予測できません。今回被災しなかった人たちも、今後のため頭に入れておきたいですね。[文・構成/grape編集部]
2024年01月15日福士蒼汰が、ABCテレビの日10枠で2024年1月よりスタートする脚本・遊川和彦によるオリジナル作品「アイのない恋人たち」に主演する。本作は、「愛がない」「見る目(eye)がない」「自分(I)がない」…。それぞれにアイが欠けている者たちによるラブストーリー。2024年の東京に生きるアラサー男女7人が、それぞれにワケアリな恋愛観や家族の問題を抱えながらも出会い、触れ合い、愛し合おうとする物語。7人は恋愛にまるでいい思い出がなかったり、過去に大きな失恋を経験したりと、それぞれの理由により恋愛と距離を置き、恋人もいない状況。SNSやアプリで繋がりやすくなったこの時代だからこそ、孤独を感じ、不安や苦悩と向き合っている。そんな彼らが求めるのは「人とのつながり」、言い換えれば「愛」でしかない…。登場人物たちは人を愛することで生まれ変わり、新しいステージへ進んでいく。福士蒼汰は、初となる遊川作品で「愛のない男」を演じる。2011年に俳優デビューした福士さんは、数々の話題作に出演し、2023年には「THE HEAD」Season2(Huluオリジナル)で初の海外進出を果たし、シーズン1での好演が話題となったドラマ「大奥」Season2(NHK)にも出演。2024年初夏には大森立嗣監督によるW主演映画『湖の女たち』の公開が控えている。今作で演じるのは33歳の売れない脚本家、久米真和(くめまさかず)。アルバイトをしながらも、テレビの世界で成功することを信じている。独身で彼女もいないのは、真和が基本的に「3回会った女性とは連絡を絶つ」と決めているから。後腐れない関係でいられる相手をアプリで見つけては、出会いと別れを繰り返す日々。心から人を愛することからも、愛されることからも逃げているため、友人からは「愛がない男」と呼ばれている。これまで福士さんが演じてきた主人公とは一味違うキャラクターとなっている。そして脚本は、「魔女の条件」「GTO」「女王の教室」「家政婦のミタ」「同期のサクラ」など数多くのドラマで、その時代が直面する社会問題をテーマにおきながら、極上のエンタメやラブストーリーを描きヒットさせてきたヒットメーカー・遊川和彦。「人生の節目」で悩むアラサー世代の男女7人がどう関わりを持ち、それぞれの悩みや問題と向き合っていくのか。オリジナルストーリーによる、リアルな愛の物語が描かれる。福士さんは、「遊川和彦さんとご一緒できることを、大変光栄に感じています。一筋縄ではいかない作品になると思いますが、アラサーの男女7人が繰り広げる群像劇が楽しみでなりません」とコメント。「同世代だからこそ覚える共感と、真和の独特な人柄を表現できれば」と意気込みを明かす。一方、遊川さんも「『大奥』の福士蒼汰さんは、本当に素晴らしかった。この作品が負けないくらい、彼にとっての新境地になれば」と期待を込めている。「アイのない恋人たち」は2024年1月、毎週日曜22時~ABCテレビほか全国にて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年11月03日映画『タクミくんシリーズ 長い長い物語の始まりの朝。』完成上映イベントが26日、都内で開催され、W主演を務める森下紫温と加藤大悟、共演の中山咲月、高橋璃央、野口友輔、植村颯太、永島龍之介、横井健司監督が登壇した。原作は、シリーズ累計発行部数500万部を超える大人気小説「タクミくんシリーズ」。名門の全寮制男子校に通う2人の男子校生が、さまざまな事件を経て、ついに恋人同士になる学園ラブストーリーは、これまでにコミックス化、カセット・CD化、舞台化、映画化されてきた。そして、小説が発売されてから31周年を迎える今年、劇場映画の新シリーズが始動。小説『タクミくんシリーズ』が新たに実写映画化され、今春劇場公開となる。他人と触れ合うことができない「人間接触嫌悪症」という症状に悩む主人公のタクミを熱演した森下は「世の中にない(架空の)症状を持っている子を演じることは難しかったです」と吐露。さらに、「(加藤演じる)ギイとの出会いのシーンは、タクミは一目惚れに近い感情があると思うので、『(加藤)大悟くんかっこいいな』と思って演じました」と素直に告白すると、それを受けて加藤も「僕としても、あのシーンはかっこ良くないといけないし、タクミにめっちゃ見つめられたので良い緊張感を持てて、紫温ちゃんから刺激を受けました」と明かした。普段より声を1オクターブ上げて「カワイイ」を意識したという中山は「(演じた)高林君はひたすらカワイくて、自分は真逆の性格なので、こういう子だったらカワイイなと想像しながらキャラクターを作りました」と明かすと、高橋も「僕だけ異性が好きという役だったので、恋愛じゃなく友情に見える立ち振る舞いに気をつけました」と役作りのポイントを振り返った。本編鑑賞直後で胸キュンが止まらない観客たちに、さらにキュンキュンしてもらおうと、MCから「プライベートで胸キュンしてしまう時やシチュエーションを告白してほしい」というお題を振られたキャストたち。「答えに悩んだ」という彼らだったが、先頭を切った永島は「譲ったり譲られたりしている時」と回答。「車道側を『俺が歩くよ』という彼氏に彼女が『ありがとう』と言っているカップルを見ると(自分も)『ありがとう』と思います!」と羨ましさたっぷりのため息混じり。植村が「美味しそうにご飯を食べている姿」と答えると、全員が「わかる!」と納得。続く野口は「二人だけのひ・み・つ」と意味深な回答をし、「撮影中にひとりで仮眠をとっていたら(加藤)大悟君がアウターをかけてくれて、演じたギイのようでキュンキュンした!」と興奮気味に語ると、加藤が「え? (俺に)恋してる?」と切り返し、大照れの野口を見て「何でだよ」と照れ返していた。高橋は「名前を呼ばれた時」と答え、「奥手な人が自分の名前を勇気を振りしぼってやっと呼んでくれたとわかるとキュンキュンします」との理由に一同共感。中山は「可愛い猫を見かけた時!!」。「高林くんが猫っぽいし、ツンデレ具合がたまらない」と話した。加藤は「上目遣い」と回答し、「(森下との)身長差がちょうどよくて、上目遣いになる時があるんですよ。実際に僕もキュンとしたし、どんな壁も乗り越えてキュンキュンするんだな、と。役としてもだけど、自分としてもキュンキュンした」と森下へのトキメキを激白。一方、告白された森下は「赤ちゃん」と答え、最近いとこが産まれたそうで「お母さん以外の人が抱っこすると泣くのに、僕が抱っこしたら泣かない。それがめっちゃかわいくて!」とほのぼのトークを展開した。これで全員回答が終わったかと思いきや、このお題を締めたのは横井監督。「ありますよ、僕も胸キュン! 現場に入ると基本的に胸キュンするんで。みんなのお芝居を見てて良かった時に胸キュンするし、芝居が良くなくてダメ出ししている時も、ダメ出ししている自分に胸キュンします。現場は胸キュンしっぱなしですよ!」と話すと、キャスト一同「怖い!」と震え上がっていた。さらに、劇場公開日が5月27日に決定したことが発表された。森下は「タクミくん“シリーズ”ですので、これが第一歩目だと信じて、さらに30年愛される作品になっていったらいいな」とシリーズ化への期待と抱負を語ると、加藤も「初映画(出演)、初主演、そして初主題歌を歌わせていただきました。気になった方はインスタに生で歌っているのが載っていますので是非聴いてみてください。劇場でも楽しんで幸せになっていただければ」と熱いメッセージで締めくくった。最後のフォトセッションでは、監督も含めた登壇者全員でハートを作って盛り上がった。
2023年03月27日一般社団法人日本損害保険協会(会長:白川 儀一)は、登山家の野口健さんの長女で、タレントの野口絵子(のぐち えこ)さんをモデルに起用して、2023年度防火ポスターを作成しました。2023年度の全国統一防火標語は、「火を消して 不安を消して つなぐ未来」です。野口絵子さんの穏やかで優しい笑顔によって、防火への意識が明るい未来につながっていることを印象付けています。防火ポスター(約20万枚)は、今後、総務省消防庁の協力のもと、全国の消防署や役所などの公共機関等に2023年4月から翌年3月まで掲出されます。当協会では、社会の安心・安全に貢献するため、今後も防火・防災に係る啓発活動に取り組んでまいります。<2023年度 防火ポスター>■全国統一防火標語火を消して 不安を消して つなぐ未来■2023年度のポスターモデル 野口絵子(のぐち えこ)さんのプロフィール・2004年生まれ。小学校の頃から父・野口健に連れられて登山を開始。八ヶ岳やネパールの高所を経て、15歳の夏には夢だったタンザニアのキリマンジャロ(5,895m)に登頂。・2023年1月に自身初となる6,000m峰、ネパール、アイランドピーク(6,189m)に登頂。・写真や演劇といった芸術活動に情熱を傾けながら、「世界ふしぎ発見」などでレポーターもつとめる。・2022年12月にニュージーランドの高校を卒業。2023年4月から、日本の大学に通う。<野口絵子さんからのコメント>・私は、山の上でもよく火を使います。暖をとったり、食事をしたりするために、火は欠かせません。冷え切った身体が暖まることで、心も温めることができます。・しかし、一歩間違えれば、大きな事故につながります。そのため、火を扱う時は、常に気を抜かないようにしています。・火が無ければ生きていけない私たち。だからこそ、火の取扱いには、充分に気をつけて、不安のない未来に灯りを灯しましょう。(参考)防火ポスターについて〇防火ポスターの歴史・当協会では、防火・防災意識の向上を目的として、1949年度から「全国統一防火ポスター」を制作し、総務省消防庁へ寄贈しています。・1979年度から、ポスターをより親しみやすいものにするため、ポスターモデルにタレントを起用しています。過去の防火ポスターモデルには、「松田聖子さん(1981年度)」「中山美穂さん(1986年度)」「南野陽子さん(1992年度)」「柴咲コウさん(2001年度)」「上戸彩さん(2002年度)」「長澤まさみさん(2004年度)」等がいます。〇過去5年の全国統一防火標語と防火ポスターモデル2018年度全国統一防火標語 :忘れてない? サイフにスマホに 火の確認防火ポスターモデル:小嶋 真子さん2019年度全国統一防火標語 :ひとつずつ いいね!で確認 火の用心防火ポスターモデル:秋元 真夏さん2020年度全国統一防火標語 :その火事を 防ぐあなたに 金メダル防火ポスターモデル:白石 聖さん2021年度全国統一防火標語 :おうち時間 家族で点検 火の始末防火ポスターモデル:福本 莉子さん2022年度全国統一防火標語 :お出かけは マスク戸締り 火の用心防火ポスターモデル:天翔 愛さん 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年03月17日2023年2月6日、トルコ南東部を震源としたマグニチュード7.8の大地震が発生しました。同月12日時点で、亡くなった人の数は2万8千人以上。建物も多数倒壊し、甚大な被害が出ているのです。トルコでの地震を受けて、登山家の野口健さんはTwitterを通じ、寝袋の寄付を呼び掛けるなど、多くの人々に支援を求めています。極寒のトルコ・シリア被災地野口健が寝袋の寄付を呼びかけ「日本にとってトルコは恩人」野口健が東日本大震災でタバコを寄付した理由トルコ地震での支援活動を行っていると、野口さんの心の中では「支援者側も、当事者意識を持つことが大切だ」という想いが芽生えてきたといいます。想像力を働かせることで、今どんな支援が必要なのかが分かり、それが日頃の防災に対する意識を高めるそうです。トルコ地震の災害支援活動を行いながら感じるのは、支援している僕らも当事者意識を持つこと。「明日は我が身」だとリアルに想像する事が大切なのだろうと。リアルにイメージをする事で、今、何を求められどのような支援をすべきか想像がつきますし、また、自分が被災者になる前提で備えにも力が入る。— 野口健 (@kennoguchi0821) February 11, 2023 野口さんの投稿に対し、2011年に起きた東日本大震災の被災者から、こんな感謝の声が届きました。被災地にタバコを届けた野口さんの話を知った時は、「この人はきれいごとでは済まない物事の道理を理解している」と思いました。大きな災害が起きると、各地から食料品が届けられます。もちろん、生きていくうえで食べ物は必要不可欠。しかし同時に、野口さんは被災者のメンタルケアも大切だと考え、タバコを寄付したと振り返りました。あの時は「津波で助かった人を肺ガンで殺すのか!」などの抗議電話が多数、事務所に寄せられましたが、現場に訪れる中で本当に必要とている物が何か、見えてくるもの。救援物資の中に嗜好品は含まれるべきだと今でも思っています。お届け先では大歓迎されましたが、外部からはかなり叩かれました。同じ事が熊本地震で運営したテント村でも。「避難所は禁酒」だと被災自治体から告げられ「テント村も禁酒にすること」と。しかし、雨風を防ぐ事だけが避難所の役割ではなく、被災者のメンタルケアも重要なポイント。テントですからいわゆる個室ですし。ルールを破りテント村はアルコールOKにしました。@kennoguchi0821ーより引用(原文ママ)東日本大震災や2016年に起きた熊本地震の時、それまでの日常が突然奪われ、激しいストレスに苦しんだ被災者もいたことでしょう。タバコを日常の支えにしていた人ならば、吸えないことでなおさらストレスを抱えていたはず。野口さんはそう考え、被災地にタバコを届けたようです。タバコを寄付した野口さんのエピソードに、多くの人から反響が上がりました。・災害で避難した時、水や食料はもちろん必要だけど、何かしら日常を感じられるものも大切なんだと思います。・普段必要なくても、もし自分が被災したらタバコとコーヒーが欲しい。飲み込んだ重たい空気を、溜息と一緒に吐き出したいかも。・被災地に、嗜好品の1つであるタバコを届けるという発想がすごいです。震災時、避難所として開放された体育館の端に喫煙スペースが設置され、分煙はされていたとのこと。タバコを届けたことに対する、被災者からのクレームは1件もなかったとも野口さんは明かしています。避難所の中で喫煙できる避難所は僕の知る限り存在していません。喫煙者は体育館の外のしかも端っこに喫煙ブースがあり、そこでタバコを吸っていました。テント村もJTさんが喫煙ブースを端っこに設置してくれました。タバコを届けた事に対し被災者の方からのクレームはたったの一件もなかったです。@kennoguchi0821ーより引用災害が起きた時、自分には何が必要で、準備をしておくべきかを、考えることが大切ですね。[文・構成/grape編集部]
2023年02月12日2023年2月6日に、トルコ南東部とシリア国境付近で発生した、大地震。被災地では、多数の家屋が倒壊し、同月10日時点で死者が2万人を超えています。登山家の野口健さんが代表を務めるNPO法人『ピーク・エイド』は、支援活動を開始。野口さんは、同月8日にTwitterを更新し、寝袋の寄付を呼びかけました。極寒のトルコ・シリア被災地野口健が寝袋の寄付を呼びかけ「日本にとってトルコは恩人」投稿には、多くの反響が寄せられ、「協力したい!」といった声が相次いでいます。そんな中で、アウトドア用品を製造販売する『コールマン』から、寝袋を2千個を寄付するという連絡がきたとのこと。コールマンさんから寝袋2000個のご寄付の連絡を頂きました。熊本のテント村ではテントなど物凄くサポートをして下さったコンルマンさん。2000個といす数にも驚き、熊本地震からの更なるサポートに、私、生涯コールマンさんには足は入れても、足を向けて寝る事はできません目標設定を3000個にします。— 野口健 (@kennoguchi0821) February 10, 2023 実は、東日本大震災や熊本地震など、これまでもさまざまな災害現場に、物資の寄付を行ってきた『コールマン』。その実績もあるからこそ、迅速に支援を打ち出すことができたのでしょう。素早い対応に、野口さんも「コールマンさん、本当にありがとうございました。どれだけ感謝してもしきれません」と喜びをつづっていました。投稿には「さすがです。これからキャンプ用品はコールマンを買います」「行動が早い!ありがとうコールマン」など称賛の声が上がっています。連日厳しい寒さで冷え込んでおり、暖を取れる物資を必要としている、被災地。コールマン製の丈夫な寝袋が、一刻も早く人々の元へ、届けられるといいですね。[文・構成/grape編集部]
2023年02月10日3月1日(水) に発売される矢野顕子と宇宙飛行士の野口聡一によるアルバム『君に会いたいんだ、とても』より、新曲「ドラゴンはのぼる」が本日1月11日(水) に配信リリースされた。矢野は宇宙情報のウェブサイトを頻繁にチェックし、宇宙に思いを馳せるミュージシャンとしても知られている。2020年2月に矢野が「宇宙で自由に詞を書いて下さい。私が曲をつけます」と野口に詞を書くことを依頼。野口が同年11月16日から2021年5月2日までの宇宙滞在期間に書いた14曲の詞に、矢野が作曲・弾き語りをして完成させた1枚で、あらゆる人が宇宙旅行を追体験できるような作品に仕上がっている。アルバムからの先行配信第2弾となる「ドラゴンはのぼる」の“ドラゴン”とは、野口が乗った宇宙船クルードラゴンのこと。発射から宇宙までわずか12分間の劇的な変化、搭乗した人ならではの感覚を味わえる1曲となっている。併せて、同曲のリリックビデオが公開された。矢野顕子・野口聡一「ドラゴンはのぼる」リリックビデオ<配信情報>矢野顕子・野口聡一「ドラゴンはのぼる」Now On Sale矢野顕子・野口聡一「ドラゴンはのぼる」ジャケット配信リンク:矢野顕子・野口聡一「ここにある地球(ほし)」Now On Sale矢野顕子・野口聡一「ここにある地球(ほし)」ジャケット矢野顕子・野口聡一「ここにある地球(ほし)」リリックビデオ配信リンク:<リリース情報>矢野顕子・野口聡一『君に会いたいんだ、とても』3月1日(水) リリース●完全生産限定盤(CD+Blu-ray):6,600円(税込)【CD収録内容】1. ドラゴンはのぼる2. ごらん3. ここにある地球(ほし)4. 育てよう5. 月と地球とドラゴンと6. 南極にいきたい7. 青い夜8. 宇宙を歩くひとたち9. おかえり、はやぶさ210. 愛しい野菜11. 巡りゆく月12. ここにいるはず13. 透き通る世界14. 雲を見降ろす【Blu-ray収録内容】①SPACE SESSION(Reading Video)②「ドラゴンはのぼる」Music Video③「ここにある地球(ほし)」Music Video④矢野顕子・野口聡一対談【特典情報】・ビクターオンラインストア:ミッションパッチワッペン・タワーレコード全国各店 / タワーレコード オンライン:ミッションパッチ風ステッカー A・Amazon.co.jp:ミッションパッチ風ステッカー B※Amazon.co.jpでは特典付き商品のカートがアップされます。特典をご要望のお客様は特典付き商品をお買い求め下さい。※特典の絵柄は後日発表いたします。※特典には数に限りがございます。※特典の内容・デザインは予告なく変更する場合がございます。予約リンク:<コンサート情報>矢野顕子の歌とピアノで宇宙へ行こう。『君に会いたいんだ、とても』会場:大手町三井ホール3月24日(金) 開演19:003月25日(土) 開演17:00【チケット情報】全席指定:9,000円(税込)※別途ドリンク代600円必要チケット一般発売:1月28日(土) 10:00~お問い合わせ:ディスクガレージTEL:050-5533-0888(平日12:00~15:00)関連リンク■矢野顕子オフィシャルサイト::::■野口聡一オフィシャルサイト:::
2023年01月11日登山家として知られる野口健さん。自然の中でゴミ拾いの活動を行っている野口さんは以前、国道沿いに人間の尿が入ったペットボトルが捨てられているとTwitterで苦言を呈していました。野口健が強く批判したポイ捨てされていたゴミに「危険すぎる」「ひどい」2022年11月19日、Twitterで野口さんは、富士山近辺の青木ヶ原樹海の国道沿いで清掃活動をしたことを報告。今回も尿が入ったペットボトルがあったといいますが、「特に今日の現場は酷かった」と明かしています。劣化したペットボトルから尿が漏れ出し、周囲に悪臭がただよっていたそうです。※人によっては不快と思われる画像があります。見る場合は『View』をクリックして表示してください。富士山麓、青木ヶ原樹海の国道沿いにて清掃活動。今日も「尿入りペットボトル」だらけ。いや、特に今日の現場は酷かった…。劣化したペットボトルから尿が漏れ出し、周囲は強烈な悪臭に包まれ…。参加者の皆さんも唖然とされていました。この尿入りペットボトル問題、どのような対策を取ればいいのか。 pic.twitter.com/ZjIKAoSs4n — 野口健 (@kennoguchi0821) November 19, 2022 一緒に清掃活動に参加していた人もあ然とするほど、酷い有様だったとのこと。野口さんはいいます。「尿入りペットボトルを捨てる人は、それを拾う人がいることを想像できないのだろうか」と。熟成された尿は色も濃くなり、匂いも強烈になる。22年前から富士山清掃活動をスタートしましたが、尿入りペットボトルが激増したのはこの数年間か。コロナ禍によりライフスタイルの変化が影響したのかもしれませんが。尿入りペットボトルを捨てる人はそれを拾う人がいる事を想像できないのだろうか。— 野口健 (@kennoguchi0821) November 19, 2022 野口さんがTwitterを通じて訴えた呼びかけに、さまざまな体験談などが寄せられています。・以前、尿が入ったペットボトルを捨てている人を実際に見た時は悲しくなったな。「なんでポイ捨てしちゃうんだろうか」と。・自分の手でゴミ捨て場に持って行きたくないからといって、ポイ捨てするのはおかしいと思う。・最近、道路脇にもこうしたペットボトルが捨てられているのを見ます。誰かがポイ捨てしたゴミは、自然に還っていくとは限りません。野口さんのように、清掃活動をする人が拾い、適切な場所に捨てることになるのです。「誰かがやってくれるだろう」と他人任せにするのではなく、自分のゴミは自分で適切に処理することが大切といえます。[文・構成/grape編集部]
2022年11月21日登山やキャンプに出かける人が増え、自然と接する機会が多くなっている昨今。自然は、人間の手により生まれたのではなく、もともと地球の生命力から誕生したものです。きれいな自然があるのは、人々が長年、「この景色を守りたい」という思いのもと美化活動に取り組んできたからだといえます。野口健が訴えた、最近目にするゴミ登山家で知られる野口健さんは、Twitterを通じ、近年国道沿いにポイ捨てされているゴミの問題を注意喚起しました。ゴミの正体は、なんと人間の尿が入ったペットボトル。悲しいことに、トイレのため使ったペットボトルを持ち帰らず、自然に捨てていく人がいるというのです。最近、多いのがこれ!!!オシッコ入りペットボトル年々増えている。特に国道沿いには、オシッコ入りペットボトルがいくつも。今日、一つ、開けましたが熟成されているからでしょう…強烈な匂いで具合が悪くなりました。これを捨てる人は「ご自身の人格を捨てている」のと同じだと心得るべき❗️ pic.twitter.com/QMst5owjWx — 野口健 (@kennoguchi0821) October 30, 2022 尿が熟成されているのか、フタを開けると具合が悪くなったという野口さん。「尿が入ったペットボトルを捨てているのは、ご自身の人格を捨てているのと同じ」と強い言葉で批判しています。こうしたペットボトルを見かけても、野口さんは「開けないほうがいい」と注意しました。野口さんが投稿したメッセージは、人々の胸に届いています。・いくらなんでも、これは常識がなさすぎる…。一人ひとりがゴミの捨て方を改めてほしい。・子供が間違えて「お茶が落ちてる!」と拾ってしまいかねない。こういうのは即刻やめるべき。・草刈りの業者が、このペットボトルを刈払機で破裂させて、口に入った話を聞いたことがある。私たちが住んでいる地球は、自分だけのために存在していません。自分が出したゴミは路上や自然ではなく、適切な場所に捨てるように心がけることが大切です。[文・構成/grape編集部]
2022年11月01日1992年より写真作品の制作を始め、以後、展覧会を中心に作品を発表し、国内外で高く評価されてきた写真家・野口里佳。その5年ぶりとなる個展『野口里佳 不思議な力』展が、10月7日(金)から2023年1月22日(日)まで、東京都写真美術館で開催される。同展の冒頭を飾るのは、2014年に制作された〈父のアルバム〉と、展覧会タイトルともなっている〈不思議な力〉シリーズだ。亡くなった父が遺したネガを印画紙に焼き付けることで、写真には、時間を超えて他者に伝える「不思議な力」があると考えるようになった野口。同年、父の遺したカメラで日常を撮り始めた彼女は、日常に溢れている目に見えない不思議な力を可視化して、今いるこの世界の豊かさを感じられる作品をつくりたいと思ったという。そこで重力や表面張力、磁力などの目に見えない力を、学校の授業で行うような小さな実験を通して可視化したのが〈不思議な力〉シリーズだった。だが、ふりかえって見れば、それまで水中や高地、宇宙といった未知の領域と人間との関わりをテーマにしてきた作品もまた、「不思議な力」に関わるものだった。同展の魅力は、過去の代表作〈潜る人〉から最新作まで、作品のすべてに通底するその「不思議な力」を通じて、見る者が小さな発見や驚きと出会い、この世界の美しさや豊かさに気づく機会をもてることだろう。《ヤシの木》などの新作に加え、〈不思議な力〉シリーズの最新作も初公開するほか、過去のシリーズも現在の視点から再構成される。また、写真と映像に加え、展示室の壁には野口の手でドローイングも施される。全体がひとつのインスタレーションと化した会場は、野口里佳の「現在地」を目撃し、またその作品の全体像を体感できる場となっているのだ。野口は、自身の作家活動は写真という「不思議な力」に導かれた旅であるとの思いから、同展タイトルを決めたそうだ。会場を巡りながら、その旅に同行し、写真や映像のもつ「不思議な力」に思いを馳せたい。《きゅうり 8 月 21 日》2017 年 作家蔵©Noguchi Rika, Courtesy of Taka Ishii Gallery《ヤシの木 #3》2022 年 作家蔵©Noguchi Rika, Courtesy of Taka Ishii Gallery《夜の星へ》(映像作品) 2015 年 作家蔵©Noguchi Rika, Courtesy of Taka Ishii Gallery《海底 #1》2017 年 大林コレクション©Noguchi Rika, Courtesy of Taka Ishii Gallery【開催概要】『野口里佳不思議な力』会場:東京都写真美術館会期: 2022年10月7日(金)~2023年1月22日(日)時間:10:00~18:00、木金は 20:00 まで(入館は閉館 30 分前まで)休館日:月曜(祝日の場合開館、翌平日休)、年末年始(12月29日~1月1日、1月4日) ※12月28日、1月2日、1月3日は臨時開館)料金:一般 700円、大学 560円、高中・65歳以上 350円 (1月2日、3日、21日は無料)※日時指定予約推奨公式サイト:
2022年10月04日歌手の野口五郎さんが、2022年9月24日に自身のブログを更新。ファンから寄せられるコメントの中に、違和感を抱くものがあるとつづっています。日頃からブログを更新し、日常をつづっている野口さん。更新するたび、ファンからコメントを寄せられるといいますが、中には内容と関係のないものまで書き込まれることもあると明かしました。僕のブログはコメントがとても多いです!とても嬉しいのですが,それはこの場所?と思うものも。ごめんなさい野口五郎オフィシャルブログーより引用野口さんは、一つひとつのコメントに目を通しているからこそ、ブログの内容と関係ないものまで書き込まれていると気付いているのでしょう。ファンからのコメントについて野口さんがつづった言葉に、さまざまな反応が上がりました。・「自分のことを知ってもらいたい!」という考えによって、少し場違いな内容のコメントを残す人もいるのでしょうか…。私自身、気を付けてコメントを書き込もうと思います。・野口さんとファンとの、大切なコミュニティですから、あまり関係のないことは書かないようにしようと思いました。・ブログのコメントについて、正直に伝えていただきありがとうございます!野口さんにとって、ブログは自分の活動を見返したり、ファンとの交流を楽しめたりする場であるはずです。気軽にコメントを残せるからこそ、どんな言葉を贈るかを考えたいですね。[文・構成/grape編集部]
2022年09月27日アンデコレイテッド(UNDECORATED)は、陶芸家の野口寛斎とコラボレーションしたTシャツを、2022年8月6日(土)より、東京・中目黒の「グラウンドフロアー ギャラリー(groundfloor Gallery)」にて開催される期間限定ストアなどで発売する。野口寛斎のドローイング作品を落とし込んだTシャツ「飾らない」シーンにフォーカスしたウェアを展開する日本のファッションブランド「アンデコレイテッド」。今回タッグを組んだ陶芸家・野口寛斎は、古代ギリシャや縄文土器にインスピレーションを受けた作品「JOMON」シリーズを代表作に掲げ、注目を集めているアーティストだ。近年、陶芸の枠を越え、ドローイング作品も発表している。コラボレーションでは、野口のドローイング作品を落とし込んだ、Tシャツ4種がラインナップ。いずれも「JOMON」シリーズを彷彿とさせるモダンなデザインが魅力となっている。ホワイト×ブラックカラーのシックな雰囲気で、様々なコーディネートで活躍しそうだ。また、Tシャツには同じ柄がプリントされたスペシャルパッケージも付属する。なお期間限定ストアでは、コラボレーションTシャツのほか、プリントの元となったオリジナルのドローイング作品や、人気の『Jomon Yakishime』シリーズの花器も販売。さらに、アンデコレイテッドの2023年春夏コレクションの受注会も同時に行われる予定となっている。【詳細】アンデコレイテッド×野口寛斎発売日:2022年8月6日(土)取扱店舗:グラウンドフロアー ギャラリー、アンデコレイテッド公式オンラインストア※グラウンドフロアー ギャラリーでの発売は、8月6日(土)と8月7日(日)のみ。価格:11,000円サイズ:0、1、2■期間限定ストア開催日時:2022年8月6日(土)、8月7日(日)場所:グラウンドフロアー ギャラリー住所:東京都目黒区中目黒1-8-1 2F【問い合わせ先】アンデコレイテッドTEL:03-3794-4037
2022年08月06日2022年6月12日、『野口五郎・岩崎宏美2022 プレミアムオーケストラコンサート ~Eternal Voices~』が石川県立音楽堂コンサートホールにて開催された。天候に恵まれ、晴れの日の金沢公演15時スタート。チケットは既に完売し3階まで待ち望んでたお客様で埋め尽くされたホールに開演のベルがなり響く。第1部、先ずはバンド編成に8人のストリングスとの共演でスタート。バンドサウンドと生のストリングスが二人の数々のヒット曲を盛り立てる、会場は一気にヒートアップ!前半の第1部が終わり、20分の休憩をはさみ第2部。いよいよ、オーケストラ・アンサンブル金沢フル奏者との共演が始まる。第2部の曲は全てオーケストラバージョンでアレンジ、演奏され二人の歌唱力に更に磨きがかかる。オーケストラ・アンサンブル金沢と二人のハーモニーはホールに響き渡り、観客はいつにない緊張感とオーケストラの迫力に魅了された。レミゼラブル曲をフルオーケストラで二人が歌唱するのは約35年ぶりになる。指揮者、「渡辺俊幸さん」の紹介で会場は割れんばかりの拍手喝采。サプライズのメンバー紹介では「今回はピアノに文音が参加してくれました。先日はN響のメンバーの方々とご一緒させて頂けたからこそ、今回もチャレンジ出来た!と思います。皆さんに教えて頂いた事を大切にしてくれればと願ってます。楽器で歌う!とは?テンポをどう感じるか?ほんの一歩ですが、前に進んでくれたのではと昨日リハーサルが終わってから、2人で2時間程練習しました(笑)」と、コメントし会場はざわめいた。特別ゲストの文音は、野口五郎の娘でありクラシックを学ぶ音大に通う大学生だ。アンコール前のMCでは、野口五郎から追加公演の情報が発表された。「ここ石川県立音楽堂も完売し、7月1日東京国際フォーラムホールAもお陰様で完売致しました。そこでチケットをお求めになれなかった方の為に8月28日東京NHKホールにて追加公演を致します。もちろんフルオーケストラ東京フィルハーモニー管弦楽団とそして渡辺俊幸先生指揮のもと開催されます」との、サプライズの発表に会場は拍手と歓声で応える。そして、2度のカーテンコールで初のフルオーケストラのコラボ公演は大成功で幕を閉じた。本ツアーは全11公演の内、2公演がオーケストラとのコラボコンサートとして予定されていた。記念すべき1本目が6月12日金沢公演のオーケストラ・アンサンブル金沢とのコンサート、2本目は7月1日東京国際フォーラムホールAでの東京フィルハーモニー交響楽団との共演。そこに追加公演として8月28日東京NHKホールが加わり、計12公演3カ所のフルオーケストラの公演となった。オーケストラ公演は指揮者に渡辺俊幸氏を迎え行われる。<公演情報>追加公演『野口五郎・岩崎宏美2022 プレミアムオーケストラコンサート ~Eternal Voices~』2022年8月28日(日) NHKホール開演時間未定(6月下旬に発表)席種:S席 12,000円 / A席 10,000円 / B席 8,000円指揮:渡辺俊幸管弦楽:東京フィルハーモニー交響楽団<ツアー情報>『野口五郎・岩崎宏美2022 プレミアムコンサート ~Eternal Voices~』6月22日(水) 岡山・岡山シンフォニーホール7月1日(金) 東京・東京国際フォーラム・ホールA7月6日(水) 群馬・高崎芸術劇場7月10日(日) 愛媛・愛媛県県民文化会館メインホール7月15日(金) 広島・JMS アステールプラザ大ホール7月18日(月) 岩手・盛岡市民文化ホール7月22日(金) 北海道・札幌文化芸術劇場 hitaru7月25日(月) 福岡・キャナルシティ劇場8月28日(日) 東京・NHKホール(追加公演)※東京(国際フォーラムホールA、NHKホール)は東京フィルハーモニー交響楽団との共演公演に関するHP:<リリース情報>野口五郎・岩崎宏美初のコラボレーションアルバム『Eternal Voices』発売中●【CD+テイクアウトライブ】価格:3,560円(税込)【CD収録】・恋人よ・ワインレッドの心【テイクアウトライブ】・恋人よ・ワインレッドの心■6月13日(月) テイクアウトライブへ配信・バラ色の人生・18才の彼■7月13日(水) テイクアウトライブへ配信・楽曲5・楽曲6・楽曲7■7月25日(月) テイクアウトライブへ配信・楽曲8・楽曲9・楽曲10・MV(楽曲未定)予約リンク:
2022年06月14日2022年5月25日、宇宙飛行士の野口聡一さんが、記者会見を行いました。野口さんは、同年6月1日をもって、『宇宙航空研究開発機構(以下、JAXA)』を退職します。野口聡一「後輩に道を譲るべきと考え…」野口さんは、1996年にJAXAの前身である、『宇宙開発事業団(NASDA)』の選抜試験に合格しました。2005年に、アメリカのスペースシャトル『ディスカバリー号』で初の宇宙飛行へ、その後、2009年にロシアのソユーズにて国際宇宙ステーション(以下、ISS)に5か月間滞在。そして、2020年に初の民間宇宙飛行船『クルードラゴン1号機』に搭乗し、再びISSに約5か月間滞在しました。滞在日数を通算すると335日間も、宇宙に滞在していた野口さん。退職にあたり、野口さんは「あっという間の26年間だった」と語っています。みな様からの応援もあり、3回の宇宙飛行を無事に達成して、生還してくることができました。3回目のミッションを終えた頃からですね。そろそろ、後進の人たち、つまり、搭乗を待っている新人の宇宙飛行士の人たち、新たに選抜が始まった、これから選抜を受ける宇宙飛行士たちに道を譲りたいと考えるようになりまして、今回の退職の決断になりました。JAXA | 宇宙航空研究開発機構ーより引用また、野口さんは、老子の言葉である『功遂げ身退くは天の道なり』を引用。「1つのことを成し遂げたら、次の人のために身を引くのが正しいやり方である」と語り、「この言葉が退職のきっかけの1つとなった」と語りました。今後はJAXAを離れ、民間人として宇宙事業を盛り上げるほか、子供たちや宇宙事業を担う人々の育成に携わる活動などを行っていく予定だそうです。また、2022年5月現在、57歳の野口さん。JAXAを退職することについて、「民間の世界で、もう一度もまれてみる体験をするには、非常にいい時期。今の年齢から、新たなワンサイクルを頑張って回していこうかな」と、今後、これからの新しい人生の希望についても語っています。野口さんの退職について、ネットからはさまざまな声が上がりました。・本当に素晴らしい功績だと思う。野口さんに国民栄誉賞を贈ってもいいんじゃないかな?・生きている間に、自他ともに「1つのことを成し遂げた」と認められる人は少ないと思う。本当にすごい。お疲れ様でした!・野口さんが宇宙飛行士になってから、ISSなどに興味を持ち始めました。メディアに対する発信の方法や、伝え方がすごく上手だったんだろうな。これからの活動も楽しみです!・自分の立場が確立された上で、後輩のために退くってなかなかできないことです。そして、「これから自分の人生をワンサイクル回す」という言葉、感動しました。同世代として、心から尊敬します。宇宙飛行士として、素晴らしい功績を遺した、野口さん。JAXA退職後、野口さんがどのような活動を行っていくのか、目が離せませんね![文・構成/grape編集部]
2022年05月26日「家政婦のミタ」「過保護のカホコ」の脚本家・遊川和彦が手掛ける日本テレビ新水曜ドラマ「家庭教師のトラコ」の放送が決定。地上波民放連続ドラマ初主演の橋本愛が、合格率100%の伝説の家庭教師・トラコを演じる。脚本・遊川和彦×プロデューサー・大平太という「家政婦のミタ」コンビが贈る本作は、謎の家庭教師・トラコが、3人の母親と3人の子どもを救う、個別指導式ヒューマンドラマ。子どもの将来が不安でならないワーキングママ、超富裕層の仲間入りをしたのに居場所がない後妻ママ、実家の定食屋で働きながら底辺であえぐバツイチママという、世代も生活レベルも違う3人の母親。しかし、“自分の子どもを志望校に合格させたい!”という切実な願いが共通点。一方で、その子どもたちも親には言えない“深刻な問題”を抱えていた。そんな彼らにトラコは、世の中にある現実を見せる。子どもたちは、いつの間にか正しいお金の使い方を知ることになり、ほんの少しだけ自分の進む道が分かってくるように。橋本さん演じる家庭教師トラコは、それぞれの家族の生徒に合わせ、風貌を変えて登場。生徒には対等だが、母親にはなぜか異常に厳しい。また、無駄なお金の使い方を嫌というほど見てきた彼女には、大いなる野望が。そのために街の権力者達の子息の家庭教師をし、コネを作り、お金を貯めていく。「トラコ自身も成長しつつ、触れ合う人たちの心や環境が変わっていくというストーリーは、誰かにとっての小さな希望になるかもしれないと思ったので、この作品で力を尽くしたいなと思いました」と出演にあたってコメントした橋本さんは、「トラコは、3つの家庭の生徒に合わせて風貌は変わりますが、根っこの部分は変わりません。プライベートな部分は序盤、謎に包まれたまま進んでいくと思いますので、視聴者のみなさまには、いろんなキャラクターに変身するトラコ自身の本心、本性の部分を、想像しながら見て頂きたいなと思います」とメッセージを寄せている。日本テレビ新水曜ドラマ「家庭教師のトラコ」は7月期放送予定。(cinemacafe.net)
2022年05月26日2月23日、野口五郎が東京・Bunkamuraオーチャードホールでコンサート「Goro Noguchi in Orchard 2022 Set Sail for the Mirai!〜未来への出帆〜」を開催した。切ないフレーズをエレキギターで奏でる「哀愁のアトランタ」、そしてアカペラ始まりの「歌がある限り」でコンサートの幕が上がった。この日は野口の誕生日。「私、誕生日でございまして、“6”のワンペア(66歳)でございます。今年は皆さんとご一緒させていただいて、こんな嬉しいことはございません」とファンに感謝の気持ちを込めてあいさつすると、温かい拍手が会場に響いた。次のコーナーでは、惜しくもオリコン1位を取れなかった2位の楽曲「むさしの詩人」「針葉樹」「哀しみの終るとき」など数曲をメドレーで披露。それでもみんなが歌えるのが野口五郎の楽曲の素晴らしさだ。「僕が二十歳の頃、大人になった感覚も無いまま別れや出会いの歌を歌っていました」と振り返り、盟友・西城秀樹との若き日のエピソードを話した後、西城の「若き獅子たち」をカバー。2コーラス目に入ると、西城の歌声が会場に響き、最後は野口が声を重ねてハーモニーを奏でた。憧れの御三家(橋幸夫、舟木一夫、西郷輝彦)との共演時のことを話し、「敬愛と尊敬の想いを込めて」と今月20日に亡くなった西郷輝彦を偲び、「星のフラメンコ」を即興でギターの弾き語りで披露。そのサプライズに会場は大興奮。後半、昨年11月に岩崎宏美とコンサートを行ったことについて語り、「僕の中で2度と歌うことはないだろうと思っていた『レ・ミゼラブル』の曲を歌うことができました。自分の中で完全に卒業したと思っていた曲を歌える喜びは格別でした」と言って聴かせた「THE CAFÉ SONG」「Bring him home」はまさしく貴重な2曲。コンサートもいよいよ終盤というところで、「岩崎宏美さんと東名阪でコンサートをやらせていただきました。好評で『またやってほしい』という声も届きました。僕も彼女と一緒にやっているとメラメラとファイトが湧いてくるし、岩崎さんもそうおっしゃってくれるので、『また違う形でできたらいいね』って話していて、僕たちはまだ進化したいという思いがあるので、『じゃあ、やるか!』ってことになりました」と嬉しい知らせが届けられた。5月14日から2人によるコンサートツアーがスタートし、7月1日の東京公演・東京国際フォーラム ホールAでは東京フィルハーモニー交響楽団が参加する「野口五郎・岩崎宏美2022プレミアムオーケストラコンサート〜Eternal Voices〜」となることを発表。そして、「人は歳を重ねるごとに生きる意味の理解も深まっていくのかもしれません。僕も少しずつ考えが変わって、以前は“永遠”なんてないと思っていましたが、僕ができることは永遠に歌うことなんだ。永遠に歌うことができるんだ。今はそんな気持ちです」と想いを伝えて、「水平線へ」「哀しみのソレアード」で本編が終了。アンコールでも「今日、こうして歌うことができるのは奇跡だと思っています。でも、これを永遠だと思って歌い続けていきたいと思います」と改めて誓い、最後は、歌への想い、ファンへの感謝を込めて「A Song For You」を、ピアノとヴァイオリンだけのシンプルな演奏で、マイクを使わず生の歌声を会場に響かせ、この日のコンサートの幕が下ろされた。【公演名】野口五郎・岩崎宏美2022プレミアムオーケストラコンサート〜Eternal Voices〜【券種】S席12,000円(税込)/A席10,000円(税込)/B席8,000円(税込)※未就学児の入場はご遠慮ください。【チケット発売日】2022年3月26日(土)※ただいま、チケット先行予約受付中!良い席はお早めに! 【オフィシャルホームページ】野口五郎 岩崎宏美 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年02月25日映画『MANKAI MOVIE「A3!」~SPRING & SUMMER~』(12月3日公開)の大ヒット御礼舞台挨拶が18日に都内で行われ、陳内将、宮崎湧、野口準、倉田健次監督が登場した。同作は主人公が劇団「MANKAIカンパニー」の主宰兼総監督となり、春組・夏組・秋組・冬組のメンバーを率いていく人気ゲーム「A3!」の舞台「MANKAI STAGE『A3!』」シリーズの実写映画化作品。2018年から始まった舞台シリーズは「エーステ」の愛称でファンから親しまれ、現在の2.5次元を牽引する舞台となっている。この度、ギャガ配給にてMANKAI STAGE『A3!』の2作連続実写映画化が決定し、『MANKAI MOVIE「A3!」~SPRING & SUMMER~』が2021年12月3日、『MANKAI MOVIE「A3!」~AUTUMN & WINTER~』 が2022年3月に公開される。この日は陳内がMCを務め、事前に募集した質問に答えていく。劇中劇についての質問に、倉田監督は「夏組しかやってないことが1つある。エキストラの皆さんも入っていたので、あえて本当に笑ってもらいたい、リアルな笑いをいただきたくて、急遽、アドリブで組んでもらった。せっかくだから舞台人としての強みもここで出せたらということで」と、裏側の努力を明かす。宮崎が「プロレスなしで」と表すと、登壇者陣は「全然わかんない!」と爆笑していた。撮影中のハプニングについて聞かれると、宮崎は「そんなに大きなハプニングはなかったんじゃないですかね。でもアルバムを振り返ると記録が残ってたりするから」と語り、野口も「一成役の(赤澤)燈くんが実際に一成みたいに撮ってくれてて。見返したらこの時こうだったね、となるようなアルバムができてるんです」と言うように、小道具の携帯電話の中に写真が残っているという。「礼生くんのこの距離で撮ってる奴とかあるもんね」と、2人で様子を再現する一幕も。陳内は「撮影してるスタジオが4階ぐらいで、お手洗いが1階で、行き来が大変。お手洗い近い子がいるから、休憩になった瞬間走っていてダッシュで戻ってきて『すいませ〜ん』。誰か想像していただければ」と、本田礼生の声マネで会場を沸かせた。さらに「もし自分以外の役でお芝居できるなら?」という質問には、散々悩んだ宮崎が「やっぱり、シトロンさん(古谷大和)やりたいんですよね。めちゃくちゃ韻踏んでる。耳でのフィーリング感っていうか、すぐ韻踏むじゃないですか。ラッパーとしては最強の武器ですからね」と熱弁。しかしチャレンジするかどうか聞かれると「一生できないと思うので、来世に期待っす」と答える。最後に陳内は「3年前に舞台で始まった作品がこうやって映画になって、たくさんの方に応援していただけることをまた実感しますし、本当にたくさんの感謝を抱いて僕らも撮影していたので、この映画が恩返しになっていればいいなと思います」と感謝の気持ちを述べた。
2021年12月18日2022年1月期のテレビ朝日木曜ドラマ「となりのチカラ」に松本潤が主演を務めることが決定。「家政婦のミタ」「過保護のカホコ」の脚本家・遊川和彦とタッグを組む。思いやりと人間愛だけは人一倍、だけど何をしても中途半端で半人前な男、“中腰の”中越チカラ――。「人を救いたい」「周囲を平和にしたい」という思いが、すべての行動原理であるチカラだが、いつも中途半端に他人の問題に関わってしまい…簡単に解決できない問題だとわかると、いつもオロオロと中腰になりながら悩んでしまうのであった。そんなチカラが、同じマンションに住む住人たちの悩みを解決し、やがてそのマンションはひとつのコミュニティーとなって強い繋がりを持っていくことに…。現代人の心に癒しと少しの勇気を与えてくれる、社会派ホームコメディーとなる本作。脚本を手掛けるのは、2011年に放送された「家政婦のミタ」で社会現象を巻き起こした脚本家・遊川和彦。「過保護のカホコ」「35歳の少女」など独創的な主人公とそれを取り巻く家族の姿を深く描き出すことで定評のある遊川氏が、今回も“中腰ヒーロー”という新たなキャラクターを誕生させた。妻と二人の子を持つ父親で、普段はゴーストライターとして著名人のエッセイなどを代筆している自称小説家・中越チカラを演じるのは、今冬に公開を控える『99.9-刑事専門弁護士-THE MOVIE』や、2023年にはNHK大河ドラマ「どうする家康」で主人公・徳川家康役を演じることも発表されている松本さん。テレビ朝日のドラマでは初主演となる。松本潤(中越チカラ役)コメント失敗しないドクターの次に、失敗だらけの中途半端な男を演じることになりました 笑。松本潤です。テレビ朝日で初めてドラマに出演させて頂くことになりました!しかも脚本、監督は気鋭・遊川和彦さん。今まで見たことのないドラマになると思います。僕自身、どんな作品になるのかまだ想像できていません。遊川さんに怒られないようにしながら 笑、ガッチリ組み合って作っていきたいと思います。現代社会の様々な問題に、中腰の中途半端な男がオロオロと立ち向かい「ほんの少しでも世界が良くなること」を願うドラマです。大変な状況が続く日々ですが、見てくださった方が心が軽くなり、少しだけ勇気がもてる。そんな作品にしたいと思いますので、楽しみにしていてください。「となりのチカラ」は2022年1月より、毎週木曜日21時~テレビ朝日にて放送。(text:cinemacafe.net)
2021年09月20日毎日忙しいママを支えてくれる時短レシピ。子どもが大喜びする、3つの簡単チャーハンレシピを、人気料理家・野口真紀さんに教えてもらいました。カレー風味の夏野菜チャーハンやがっつりステーキチャーハン、そして本格アジアンチャーハンまで。お家で簡単にプロの味が叶います。休日や夏休みなどのお昼ご飯にぴったり!チャーハン アレンジレシピ #01〈 夏野菜のカラフルチャーハン 〉ふわっと香るカレー風味が食欲そそる! カラフルな見た目とコロコロ具材が楽しくて、子どもも野菜を完食してくれるはず。[材料] 2人分・炊いたご飯……2膳分・トウモロコシ……1/2本・パプリカ……1/2個・ズッキーニ……1/2本・ベーコン……6枚・ソーセージ……3本・塩、胡椒……各適宜・カレー粉……小さじ1・オリーブオイル……大さじ2[つくり方]1.トウモロコシは横半分に切って、実を包丁でそぎ落とす。パプリカ、ズッキーニは1cm角に、ベーコンとソーセージは1cmに切る。2.フライパンにオリーブオイル、ベーコンを入れて炒め、1の残りの具材を加えて炒める。3.ご飯を加えて全体を炒め、塩、胡椒、カレー粉を加えてさっと炒める。おいしくなるポイント缶詰ではなく、フレッシュなトウモロコシを使うことで食感が良くなる。夏らしさもUP!チャーハン アレンジレシピ #02〈 ステーキチャーハン 〉スタミナ不足の時こそ、たっぷりガーリックが効いた贅沢チャーハンを。簡単なのにお腹いっぱいになって、夏バテ予防にも◎。[材料] 2人分・炊いたご飯……2膳分・牛肉(ステーキ用)……1枚下味用:塩、胡椒……各適宜・ニンニク(みじん切り)……3かけ分・パセリ(みじん切り)……適宜・塩、胡椒……各適宜・バター……大さじ2・オリーブオイル……大さじ4・パセリ(粗く刻む)……適宜[つくり方]1.牛肉は塩、胡椒をする。フライパンにオリーブオイルを大さじ1を入れて熱し、牛肉の両面をこんがりと焼く。中はレアにするとよい。フライパンから取り出し、粗熱を取って一口大に切っておく。2.同じフライパンに残りのオリーブオイル、ニンニクを入れて熱し、香りが立ったらご飯を入れて炒める。塩、胡椒をする。1のお肉を戻して炒め、パセリ、バターを加えて炒める。お好みでパセリを添える。おいしくなるポイント牛肉の焼き具合を、レアに仕上げること。バターでお肉にぴったりなコクを出す。チャーハン アレンジレシピ #03〈 ジャスミンライスのアジアンチャーハン 〉たまには気分を変えて、アジアン風のチャーハンはいかが? お家でも簡単に現地の味が叶います。お好みでパクチーを添えて、より本格的に。[材料]2~3人分・ジャスミンライス……1合分・鶏もも肉……1枚・長ネギ……1/2本・卵……2個・ナンプラー……大さじ1・塩、胡椒……各適宜・ニンニク(みじん切り)……1かけ分・油……大さじ3・お好みでパクチー(粗みじん切り、葉と茎に分けておく)……1束[つくり方]1.ジャスミンライスを表示通りに炊く。2.鶏肉は2cm角に切る。長ネギはみじん切りにする。卵は溶いておく。3.フライパンに油を熱し、鶏肉を炒め、塩、胡椒をし焼きあがったら一度取り出す。4.同じフライパンに卵を入れてざっと炒め、ジャスミンライスを入れて全体を炒める。5.2の鶏肉を戻し入れて、長ネギ、ニンニクを入れて炒める。ナンプラー、塩、胡椒をする。仕上げにパクチーの茎を入れてざっと炒める。器に盛って、パクチーの葉を添えて完成。おいしくなるポイントジャスミンライスを使うと、お米がパラパラのチャーハンに仕上がり、より本格的な味に。教えてくれた人料理家・野口真紀さん料理雑誌の編集者を経て、料理研究家の道へ。簡単ながら、栄養や健康に配慮した家庭料理や、センスの良いスタイリングに定評がある。著書「きょうのごはん」(主婦と生活社)シリーズが人気。recipe & styling/Maki Noguchiphotography/Aya Sunahara
2020年08月06日日本テレビ系10月期土曜ドラマは、柴咲コウ主演、遊川和彦脚本による「35歳の少女」を放送することが決定した。本作は、「〇〇妻」以来5年ぶりに柴咲さんと遊川さんがタッグを組む新たなオリジナルドラマ。物語の舞台は1995年と2020年。<25年ぶりに帰ってきた娘は、10歳の子供だった――>物語の内容は、短い一文以外明かされていない。5年ぶりの民放連続ドラマ主演となる柴咲さんが演じるのは、“35歳の少女”今村望美。「等身大の自分とは違う人物を演じられるのが楽しみ」と明かす柴咲さんは、「1話の台本を読み、自然と感情が揺れ動きました。望美が、望美の周りの人達がどうなっていくのか、毎回次の台本が届くのをワクワクしながら待っています」とコメント。そして「脚本の遊川さん、プロデューサーの大平さんとは『〇〇妻』の時にご一緒しておりますが、この作品では皆で奇譚なく意見を言い合ってより良い作品を作り上げていきたいです」と意気込んでいる。また、「女王の教室」「過保護のカホコ」などを手掛けてきた遊川さんも「35歳の少女という難役にチャレンジするコウさんの勇気と覚悟に応えられるよう、魂こめて物語を書き上げたいと思います」と語っている。「35歳の少女」は日本テレビ系10月期土曜ドラマ(毎週土曜22時~)にて放送予定。(cinemacafe.net)
2020年07月11日真っ暗なステージにスポットライトが当たると、ギターを抱えた歌手・野口五郎(64)の姿が浮かび上がった。野口が特別な思いを寄せる場所、Bunkamuraオーチャードホールで2月22日、『Goro Noguchi 50TH ANNIVERSARY CONCERT TOUR 2020 I can sing here~今ここで歌える奇跡~』が開かれた。今年は、デビュー50年目に突入する大きな節目の年でもある。野口は、10代の頃から共に走ってきた“戦友”、『新御三家』について語ってくれた。「3人は仲間だったけど、いいライバルでしたね」その仲間とは、郷ひろみであり、西城秀樹さんだ。『新御三家』と呼ばれ、3人でスターダムに上りつめた。中でも、西城さんとは家族ぐるみの付き合いになった。妻同士、子ども同士も仲がよく、西城さんの子どもたちからは「五郎パパ」と呼ばれている。「当時は近所に住んでいて、ふらっと秀樹が遊びに来たり、僕が行ったり。何でも話し合える仲。彼は何でも話してくれました」15年、西城さんは還暦コンサートを開催。11年に脳梗塞を再発し、右半身マヒと言語障害の後遺症で苦しんだが、リハビリを重ね、復活した祝いのステージでもあった。『Happy Birthday』を観客全員が歌うなか、舞台袖からケーキを乗せたワゴンを押して出てきたのは、サプライズ・ゲストの野口だ。西城さんは心底、驚いて、「なんだよ」と、照れた。握手をした野口は思わず言った。「恥ずかしいけど、いままでやったことないけど、やっていい?……抱いていいか?」一瞬、戸惑ったが、西城さんも笑みを浮かべた。ファンが歓声をあげるなか、抱き合った、そのときの感触を思い出したのか、野口の目に涙が光る。「何であんなこと言ったのか。抱いた感触は……。つらいから思い出したくないけれど。彼がどんな思いであのステージに立っていたのか、僕は自分の体で感じていました。そこまでして、このステージに立ちたかったのか、と。あいつの男として、アーティストとして、父親としての生きざま、すべてを感じ取った一瞬でした」ふたりの交流は、西城さんが亡くなる直前まで続いた。「おーい。体調はどう?」「寒いときはちょっとね」そんな短いやりとりの電話がしばらく続いた。訃報は突然、やってきた。2年前の5月16日だった。すぐには現実を受け止め切れない。しばらく心にぽっかり穴があいた感覚だった。葬儀後初めての仕事で西城さんの故郷の広島へ行った。瀬戸内に臨むホテルから見上げた空が雲ひとつない青空だった。「ふと、秀樹の『ブルースカイブルー』を思い出した。それをきっかけに、そういえば、あいつ、うちで歌っている曲があったよなぁって思い出して」探してみると、段ボール箱に、西城さんが歌ったオープンリールの古いテープ音源が残っていた。野口のスタジオで録った西城さんの歌声だ。その未発表音源に、自分の歌を加えて録音した“時を超えたデュエット”を、テレビ番組で発表。さらに、野口が特許を持つ「テイクアウトライブ」というスマホアプリで「HIDEKI&GORO」として配信した『LOVE SONGを永遠に』は、野口と西城さんの子どもたちからも、一緒に歌いたいと声が上がり、みんなで歌った。「秀樹の若い声を聞くと、泣けてくるから、僕は少し鼻声になっちゃった。顔は映さなかったけれど、子どもたちの後ろ姿が未来を象徴していてね。この姿を見たら、秀樹もきっと喜ぶかなって……」冒頭のコンサートのMCで野口は、思い出話でこの50年を振り返った。「あるとき、雑誌から新御三家の鼎談(ていだん)企画がきて。こういうとき、僕も秀樹も『ひろみがOKなら受けます』と答える(笑)。でも、このときは、ひろみがOKしたんです。秀樹から電話がきて『どうしようか』と話したくらい(笑)」西城秀樹さん、郷ひろみ(64)と3人で『新御三家』と呼ばれた時代のエピソードは、同世代のファンにとって宝物だ。2年前、63歳で逝去した「秀樹」の名前を聞き、涙するファンの姿もあった――。「女性自身」2020年5月12・19日合併号 掲載
2020年05月09日真っ暗なステージにスポットライトが当たると、ギターを抱えた歌手・野口五郎(64)の姿が浮かび上がった。野口が特別な思いを寄せる場所、Bunkamuraオーチャードホールで2月22日、『Goro Noguchi 50TH ANNIVERSARY CONCERT TOUR 2020 I can sing here~今ここで歌える奇跡~』が開かれた。今年は、デビュー50年目に突入する大きな節目の年でもある。会場が揺れるほどの「ゴロー」コールを巻き起こしたかと思うと、しっとり聴かせる。その緩急織りまぜた演出に圧倒された。そんな、ファンを魅了し続ける彼が、知られざる苦悩を語ってくれた――。野口のブレイクのきっかけはデビューの3カ月後。演歌からポップスに転向した野口の2枚目のシングル『青いリンゴ』がスマッシュヒットを飛ばす。売れることは夢だったが、想像を超えたアイドルブームに、別の葛藤も芽生えていた。緞帳が上がった途端、観客が一斉にステージに駆け上がろうとしたため、すぐさま緞帳が下りて、歌えないまま終わったことも。公演中は何百、何千人もの歓喜の声に包まれ、ホテルへ戻ると一転、誰の声もない孤独な空間だ。「歌を聴いてほしいのに、聴いてもらえない。アイドルの自分に違和感があった。どうしたら大人のプロ歌手に成長できるんだろうと、いつも考えていました」人気におごることなく、歌手としての成長をひたすら目指した野口。海外レコーディング、コンサート録音、ディナーショーなど他より先駆けて取り組んできたのが野口だ。20代後半からは、ミュージカルも。野口五郎は常に挑戦してきた。しかし、ハードスケジュールと突き詰めすぎる性格がたたったか、『レ・ミゼラブル』の初演で突然、パニック症候群に襲われた。その後も何度も再発を繰り返す。「でも、35~36歳くらいで病気のコントロール法を習得したんです。あるとき、芝居中、自らパニック症状を起こしてみた。観客には芝居に見えるけど、実はリアル。医師に安定剤の注射を打ってもらいながら、繰り返しやっているうちに、病気との距離感がわかるようになった」パニック症状に苦しみながらも、音楽活動を一度も休まなかった。「かなりの音楽オタクですよね」そんな野口に、別の世界を開いてくれたのが、タレントの三井ゆりだ。コンサートを見に来てくれた歌手仲間と一緒に、彼女が来ていた。それが初対面。その後、共通の知人に呼ばれて少し、話した。「そしたら雑誌か新聞に“交際”って出た。参ったなぁと思っていたら、彼女から電話がきて。『ご迷惑をおかけして』って」それがきっかけで、本当の交際が始まった。縁は異なものだ。野口は01年2月に結婚。父親になると、野口の“音楽オタク”生活は一変する。「初めてプライベートでデパートに行きました。デパートなんて売れない時代に営業に行ったくらい。買い物するのは初めてで、前日、下見に行って、駐車場から売場までの行き方を調査した(苦笑)。僕が世間のことをあまりにも知らないっていうことが恥ずかしくて」ディズニーランドへ行ったときは、まだ小さかった子どもから「お父さん、子どもよりはしゃいでる」と、言われてしまった。結婚して19年たつが、いまも仲よし夫婦だ。「(妻は)スポンジみたい。音楽オタクの僕が、変なことをしても、わがままを言っても吸収してくれる。だから、けんかにならない。芸能活動からも少し離れて、家族のために頑張ってくれています」家族の温かさを感じながら活躍を続ける野口だが、実は18年、食道がんが見つかって手術を受けている。支えたのは、やはり家族だった。「奥さんは強いですね。僕には動揺する姿も見せず、『大丈夫だから』と安心感を与えてくれました。それでもなかなか寝られない。そんな夜、子供2人に病気を告白したんです。2人を両脇に抱えて、ギュッと強く抱きしめて」その時、ある種の“覚悟”ができた。そう語った野口は、それ以来、ステージに立つたびに『これが最後だ』という気持ちで歌うようになった。強い気持ちのこもった曲は、変わらぬ少年のような歌声とともに、私たちを魅了し続ける――。「女性自身」2020年5月12・19日合併号 掲載
2020年05月09日真っ暗なステージにスポットライトが当たると、ギターを抱えた歌手・野口五郎(64)の姿が浮かび上がった。野口が特別な思いを寄せる場所、Bunkamuraオーチャードホールで2月22日、『Goro Noguchi 50TH ANNIVERSARY CONCERT TOUR 2020 I can sing here~今ここで歌える奇跡~』が開かれた。今年は、デビュー50年目に突入する大きな節目の年でもある。会場が揺れるほどの「ゴロー」コールを巻き起こしたかと思うと、しっとり聴かせる。その緩急織りまぜた演出に圧倒された――。そんな、ファンを魅了し続ける彼の、大ブレイクに至るまでの道を語ってもらった。野口五郎(本名・佐藤靖)は、56年、岐阜県美濃市で生まれた。「父方の祖父が人形浄瑠璃の語りをやっていて、親父も歌手を目指して頑張っていたんです」ところが、太平洋戦争で召集され、歌手の夢は断たれてしまう。「母も歌手志望で、ポリドールレコードからデビューする話もあったんです。でも、家族に大反対されて断念。戦後、ボランティアの青空楽団の専属歌手をしていて、父と知り合った。だから、家族全員、歌が好き。家族みんなでよく、しりとり歌合戦をしましたね。いちばん古い僕の記憶は3歳。町内ののど自慢大会に出たんです」小学生になると頻繁に全国のど自慢大会に参加するようになった両親は全力でバックアップ。息子に自らの夢を重ねていた。小6から、のど自慢の審査員をしていた米山正夫氏に師事。月1回、東京に通ってレッスンを受け、米山氏作詞作曲の『友情の花束』でデビューすることが決まった。中学2年の5月。いよいよ上京。「米山先生に上京のご挨拶に行き、声を出したら、なぜか声が出なかった。先生に『少し休みましょう』と言われて、デビューの話もなくなったと思っちゃったんです」一緒に上京した母とともに4畳半の部屋を借り、母は、印刷工場の作業を手伝うかたわら、夜は洋裁の内職にも励んで、支えてくれた。慣れない土地で、朝から晩まで働きづめの母に申し訳なくて、弱音も吐けない。月に1度、仕送りを持って上京する父には何度、「俺、ダメだから」と、言おうとしたかわからない。「頑張れよ」と言って、帰っていく父を追い、わざと見つかるように地下鉄の駅までついていった。「見つかったら、『親父、もう帰るよ』って言おうと決めていたのに、親父は振り向いてもくれなくて。あとで聞くと、実は気づいていたみたい。振り返って抱きしめたかったけど、心を鬼にして気づかないふりをしていた。そんなことも当時の僕にはわからなくて」頑張るほかに道はない。新聞でオーディションの告知を知り、スクールメイツにも入った。友人のバンドに入って、赤坂のライブハウスで歌ったりもした。歌への情熱だけはなくさなかった。上京から2年、15歳で演歌でのデビューが決まった。デビューしても、歌番組の仕事ではなく、九州など地方での営業ばかり。レコード店を回り、みかん箱に乗って拡声器で歌ってレコードを1枚1枚手売りする。夜は、年齢をごまかしてストリップ劇場やキャバレーで歌った。「お客さんは踊り子さんやホステスさんが目的だから、僕は邪魔。指で弾いた火がついたままのたばこがビーンッて飛んでくる。それを素早くよけるのが、ずいぶんうまくなりました(笑)」「坊主、レコード買ってやるよ」と呼ばれて行くと、いきなり酒を頭からかけられる、というような日々が続く。しかし、チャンスは突然やってきた。転機はデビューの3カ月後。演歌からポップスに転向した野口の2枚目のシングル『青いリンゴ』がスマッシュヒットを飛ばす。スターダムに上りつめるきっかけだった。「正直、思い出したくない過去もある。それでも50年、歌い続けている。これは奇跡。ファンや仲間の支えがあって、ずっと『この思いを届けたい』という信念があったから、できたんじゃないかな」少しホッとしたような表情で語った野口。50年目の今も、彼の声のキーは、デビュー当時から全く変わらない。今も、そしてこれからも、美しく伸びやかな高音を響かせ続ける――。「女性自身」2020年5月12・19日合併号 掲載
2020年05月09日