狂言師・野村萬斎と芸人・宮迫博之が初共演を果たす『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』。公開を間近に控えた本作のように、野村萬斎×宮迫博之にみられるような面白いバディが、過去の映画にも多く存在しているようだ。たった1人薄暗い部屋で、熱帯魚相手に日ごと繰り返す男・仙石和彦(野村萬斎)。実はこの仙石、残留思念(物や場所に残った人間の記憶や感情)を読み取ることができるという、特殊な能力を持っていた。その能力をひょんなことから芸能事務所=峠プロダクションの社長・峠久美子(高畑淳子)に見込まれ、丸山竜司(宮迫博之)と「マイティーズ」というお笑いコンビを組まされる。一時はかなりの人気を博したものの、あえなく解散となって以来、仙石はマンションの管理人としての職を得て極力、人と会わないですむ生活を選び、一方の丸山はマイティ丸山として売れない芸人に逆戻り。「マイティーズのおふたりの力を借りたいんです。人を探してほしいんです」と突然、峠プロダクションを訪ねてきた女子高生・秋山亜美(杉咲花)。どこか思い詰めた様子の亜美の依頼は、長年慕ってきたピアノ教師・沢村雪絵(木村文乃)を探し出してほしいというもの。なんとか雪絵が失踪した現場の思念を読み取った仙石は、犯人と思しき謎の女の姿をとらえる。警察もあてにならないと踏んだ2人は、独自に捜査を開始することを決意する。果たして謎の女の正体とは?目的は?そして雪絵の行方は?事件の裏の裏をスキャンした仙石が見たものは、予想をはるかに超える残酷であまりにも美しい真実だった。「人間は醜い」そう心を閉ざし切っていた仙石が、ラストに流す一筋の涙の意味。人が人を想う強い気持ちが、優しく切ない奇跡を起こす── 。本作は、「相棒」シリーズ、『探偵はBARにいる』シリーズなどを手掛ける稀代のヒットメーカーとなった人気脚本家・古沢良太が書き下ろした、予測不能な異色の謎解きミステリー。キャストには、人間嫌いの超ネガティブな主人公・仙石を演じる萬斎さんをはじめ、かつてマイティーズとして仙石とお笑いコンビを組んでいた丸山竜司役に「雨上がり決死隊」の宮迫博之、そしてこのコンビを支えるキャスト陣には、「関ジャニ∞」安田章大、 杉咲花、木村文乃 、ちすん、 梶原善、風間杜夫、 高畑淳子が顔を揃えた。また、『デスノート』『デスノート the Last name』の金子修介監督がメガホンをとり、謎解きのミステリーとユニークなキャラクターたちが織りなすコメディを絶妙なバランス感覚で描き、一歩踏み込んだ深い人間ドラマとして本作を見事に昇華させている。映画の中心になって活躍するのは、かつて「マイティーズ」という名のもと、お笑いの地で活動していた仙石と丸山の”凸凹バディ”。真逆の性格を持ち、まさに火と油のようなふたりがどのように協力し、事件に挑んでいくのか行方が気になるところではあるが、世の中にはそんな凸凹バディの活躍する面白い物語が数多く存在する。まず、 本作の脚本を書いた古沢氏のバディ映画といえば、やはり『探偵はBARにいる』。 少し破天荒で名前のない”探偵”(大泉洋)と、なんだか頼りなく感じる相棒・高田(松田龍平)の探偵コンビは凸凹の性格ながらに続編を通して共に難事件を解決してきた。そのほかにも、『トリック』シリーズでは自称天才美人奇術師・山田(仲間由紀恵)と天才物理学者(阿部寛)のコンビ、また海外映画では、型破りな性格のJ(ウィル・スミス)と寡黙なJ(トミー・リー・ジョーンズ)主演の『メン・イン・ブラック』シリーズや、『最強のふたり』の車いすで生活している大富豪のフィリップ(フランソワ・クリュゼ)と彼の介護者として働く羽目になった黒人青年のドリス(オマール・シー)の友情物語などなど、 お互いをいがみ合っていた関係から”最強のバディ”へと関係が変わっていく姿に心が打たれる作品も多い。そんな歴代バディたちに負けず劣らず、 本作のコンビも几帳面で真面目な仙石と、がさつで無神経な丸山という真逆っぷり。さらに仙石役の萬斎さんは狂言師、丸山役の宮迫さんはお笑い芸人という、今まで交わることのなかった異色のコンビということも話題だ。はたして、仙石と丸山のコンビは事件の謎を解くことができるのか!?そして、古沢作品史上“最強のバディ”になれるのか。ぜひ劇場で確かめてみて。『スキャナー 記憶のカケラをよむ男』は4月29日(祝・金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年04月25日元グリモワール(Grimoire)バイヤーの野村仁美とマネージャーの三好香織が、ヴィンテージショップ「マルテ(MARTE)」を原宿キャットストリートに2016年4月30日(土)オープンする。またオープニングスタッフには、独自のファションセンスを発信する佐々木茜を迎える。「MARTE」はイタリア語で“火星”を意味し、“新たなる土地、未知なる感覚”をコンセプトに掲げる。内装・ブランディングに至るまで従来のヴィンテージショップでは見る事のできないクリエイティブな感覚を刺激する店作りを目指すようだ。店内では、レディースヴィンテージ衣類を軸に、オリジナルアイテムやセレクトアイテムなども取り扱い、新たなスタイルと価値を提案。ヴィンテージアイテムは、欧米・欧州・アジアなどに直接赴き、商品を一点一点セレクト。1920〜80年代を中心としたヴィンテージワンピースやボトムス、トップスなどを中心に、シューズ、ベルト、バッグ、アクセサリーなどの服飾小物も展開する。■店舗情報マルテ(MARTE)オープン日:2016年4月30日(土)場所:東京都渋谷区神宮前6-6-11 ヴィラハセ202営業時間:13:00〜20:00(平日) / 12:00〜20:00(土・日・祝日)■商品価格帯・ヴィンテージ ワンピース 6,800円〜・ヴィンテージ トップス 5,000円〜・ヴィンテージ スカート 4,500円〜・ヴィンテージ バッグ 5,000円〜・ヴィンテージ アクセサリー 5,000円〜■オープン記念キャンペーンオープン記念として、10,000円以上の購入者の中から、先着100名にマルテ オリジナルクリアポーチをプレゼント。
2016年04月21日ロック・ヴォーカリストのT.M.Revolutionこと西川貴教が4月6日(水)、都内某所にて「株式会社突風」事業説明会を開催し、「AKB48」を4月8日(金)に卒業する高橋みなみの特別顧問就任と、経済評論家・森永卓郎の相談役就任を発表した。ソロプロジェクト・T.M.Revolutionとしてデビューした西川さんは2016年5月にデビュー20周年を迎える。デビュー20周年関連事業を柔軟かつ機動的に行う体制を構築するため「株式会社突風」を4月1日に法務局にて登記設立し、西川さんが代表取締役社長に就任した。イベントでは、西川さんから新会社の事業内容や展望が語られた。株式会社突風は、「ひとに、社会に、地域に、風を吹かせたい。」をコーポレートスローガンに掲げ、西川さんがT.M.Revolutionとして20年間培ってきたノウハウを社会にオープンソース化し、事業を展開するという。ノウハウ活用の内容として、「表現」(セルフプロデュースや自身のマネージメント会社の経営などで得た表現の磨き方)、「モチーフ」(T.M.Revolutionの衣装、楽曲、PV、アートワークなどコミュニケーションを生み出すモチーフ)、「声」(T.M.Revolutionの楽曲を届けてきた声)の3点から、人、社会、地域にアプローチしていく方針が示された。計画中の具体的施策として、T.M.Revolutionの衣装を手軽に楽しめる「ホットリミットスーツ(簡易版)」の商品化と、ホットリミットスーツを身にまとった西川さんのアーティスト写真を、定められた条件の元(滋賀県への観光客誘致に寄与するものであるなど)、西川さんの出身である滋賀県内の企業が使用できる企画「地域活性プロジェクトwith滋賀県」が発表された。「ホットリミットスーツ(簡易版)」は現在制作中で、西川さんから、同商品が、パーティーなどに留まらず、日常やビジネスなど様々なシーンで新たなコミュニケーションを生み出すのではないかとの考えが示された。「地域活性プロジェクト with滋賀県」については、西川さんは、「滋賀県内の企業様にはどんどん面白い看板や広告を作っていただき、それを見たさに滋賀県への観光客が増えてくれれば成功ではないかと考えております」と展望を語った。イベントでは、新会社の社員募集とともに、高橋さんの特別顧問就任と、森永さんの相談役就任が発表された。高橋さんの起用理由について、西川さんは、総監督として「AKB48」をトップアイドルグループに押し上げたリーダーシップや親交の中で知った人柄の良さなどを「活用できないかなと思いました。これから(AKB48を離れて)ひとりになっちゃうじゃないですか。もったいないなと思いまして」と明かした。高橋さんは、「(西川)社長には、5、6年の間、『リーダーとしてやってきたことを活かした方がよいのではないか?』という“くどき”はもちろん、いただいていたのですけれど、まさかこのような特別顧問という形で迎えていただけるとは。ありがたいなと本当に思っています」と目を輝かせた。西川さんと高橋さんは親交の深さがたびたび話題となることもあるが、報道陣から「第2のスタートを貴教さんと?」との質問が向けられる一幕があった。西川さんは「なんで下の名前で呼ぶの?」と焦り始めたが、高橋さんは、「グループから卒業というタイミングで、ある意味、オファーといいますか、いただけたのは嬉しいです。ずっとお世話になってきた大先輩なので、これからは社長として尊敬しながらお力添えできればと思っています」と粛々とコメント。西川さんは「ありがとうございます。嬉しいです」と感銘していたが、高橋さんが「貴教とがんばります」とサービストークを口にすると、西川さんは「そういう言い方、すんなよ!」と悲鳴をあげていた。(竹内みちまろ)
2016年04月06日狂言師・野村萬斎主演の映画『スキャナー 記憶のカケラを読む男』(4月29日公開)の完成披露試写会が27日、都内で行われ、萬斎、共演の宮迫博之、関ジャニ∞の安田章大、杉咲花、木村文乃、ちすん、高畑淳子、脚本の古沢良太、金子修介監督が出席した。同作は『リーガル・ハイ』『ALWAYS 三丁目の夕日』などの脚本で知られるヒットメーカー・古沢のオリジナル作品。人の持ち物から残留思念をを読み取ることができる超能力者・仙石和彦を萬斎が演じ、仙石の漫才師時代の相方・丸山竜司を宮迫、2人にある事件の解決を依頼する女子高生を杉咲、エリート刑事を安田、行方不明になった女性を木村が演じる。舞台あいさつではまず、宮迫が両ほほを叩いて前を指差す、おなじみの自己紹介ネタ「宮迫です」を披露する。安田が「安田です」とネタを続け大歓声を受けると、宮迫から「本家よりキャー言われるな」とクレームに。さらに杉咲が「杉咲花です」と真似をすると会場から「かわいい!」と声が上がった。作品について、脚本の古沢は「もともと野村萬斎さんで何か作りませんかという話がありまして、大ファンだったものですから飛びつきました」と経緯を説明。「お会いしたら想像以上に変な人だったなあと。いかに変な人か知ってもらわなきゃいけないという一念で頑張って書きました」と執筆時の心境を語った。また、萬斎の相方役を務めた宮迫も「やっぱり変な方ですね」と肯定した。「お固い方かと思ったら、『漫才師役やるんだ、ちなみに僕萬斎』とかびっくりするようなこと言い出すから、こんな人なんだと思って」と意外な一面を明かす。安田も「初めてお会いした時はメイク中で、あんまり反応できなかったんでしょうね。あいさつしたら『おはよ』くらいで、ほんまに怖いんかなと思って」と初対面時のエピソードを披露。「めっちゃ優しいんやって気づいてからずっとおしゃべりさせていただいてましたね」とギャップについて話した。「狂言師の方ってどんな性格かわからないから」(安田)、「こうやって(狂言風に)入ってきたらどうしようかと」(宮迫)と畳み掛けるように自身の印象について語られた萬斎は「両サイドからものすごい関西風はさみ打ちで、たじたじでございます」と苦笑しつつ返した。作品にちなんで、どんな特殊能力が欲しいか? という質問に対して、安田は「だいたいみんなが同じこと考えると思うんですけど、エラ呼吸ができるようになりたいと」と答え、キャスト陣からは「みんな思わない」とブーイングを受けるが、「趣味もダイビングということで、魚に憧れて31年生きてきました」と理由も語った。実は『ガメラ3 邪神<イリス>覚醒』の大ファンだという木村は、「過去に遡って撮影に参加したいです。赤貝を見るとイリスに似てると思うくらい」と、思わぬ角度からの発言。『ガメラ』に関わっていた金子監督も驚く様子を見せた。萬斎は「伝書や作品を、本当に作った人はどういうつもりなんだろうなとか、わかったら面白いなと思いますね」と狂言師らしく締めた。
2016年03月28日ドラマや映画に大活躍中の俳優・野村周平が20日(日)放送の「おしゃれイズム」(日本テレビ系)に出演する。「おしゃれイズム」はゲストの普段見ることができない私生活やこだわりなどを探るトーク番組。今回のゲストは、16日に最終話を迎えたドラマ「フラジャイル」、少年たちの狂気と愛憎劇を体当たりで演じた映画『ライチ☆光クラブ』、人気コミックの実写化でも話題の映画『ちはやふる』などに出演し、いま旬な顔の俳優と言える野村さん。果たしてどんな素顔を持っているのだろうか?番組では野村さんの幼少期に撮影されたスノボ映像を公開。デビュー前はスノーボーダーとしても活躍していたというが、そんな才能が垣間見える可愛らしい映像にも注目。また新CM女王&野村さんの母が彼の素顔を告白!さらに自宅も公開するほか人生初のスカイダイビングに挑戦した様子は必見だ。今最も“旬”な俳優のひとり、野村周平の素顔を楽しめる30分。「おしゃれイズム」は20日(日)22:00~放送。(笠緒)■関連作品:ちはやふる-上の句- 2016年3月19日より全国にて公開(C) 2016 映画「ちはやふる」製作委員会(C) 末次由紀/講談社ちはやふる-下の句- 2016年4月29日より全国にて公開(C) 2016 映画「ちはやふる」製作委員会(C) 末次由紀/講談社
2016年03月20日野村萬斎が自身の演出・主演により実に4度目となる『マクベス』(6月、東京・世田谷パブリックシアター)に挑む。今回、新たに座組に加わり、マクベス夫人を演じるのは、シェイクスピア初挑戦となる鈴木砂羽。某日、ポスター撮影が行われた現場にて、和洋折衷の何とも不思議な衣裳に身を包んだふたりに話を聞いた。舞台『マクベス』チケット情報萬斎は過去に『間違いの喜劇』『リチャード三世』を翻案した作品を手掛けるなどいくつものシェイクスピア作品に携わってきたが、中でも本作は4演目と突出している。『マクベス』の何にそこまで惹かれるのか?そんな問いに作品を“酒”に例えこう語る。「海外(ニューヨーク・ソウル・シビウ・パリ)での成果を踏まえつつ、新たな要素を加え、じっくりと熟成させたい。役と演じる俳優自身の“化合”が行われるのがシェイクスピアの作品であり、その醍醐味がストレートに伝わるのが『マクベス』。それは僕らの中身が問われるということでもあるのですが(笑)」。新たに加わる鈴木とはNHKの朝ドラ『あぐり』以来19年ぶりの共演。当時「ハチャメチャやっていた(笑)」という萬斎を面白がっていたのが鈴木だったとか。萬斎は「たった5人の芝居ですから、相手役が変われば大きく変わる。年下の奥さんをもらって(笑)、またリフレクション(反響)が変わってくると思います」と期待を寄せる。鈴木はシェイクスピア初挑戦を自ら「新境地」と語る。既に頭の中には自分なりのマクベス夫人に対する様々な思いが渦巻いているよう。「よく“魔性の女”とか“強い女”と言われてますが、私が受け取った印象は一途で必死で“けなげな女”なんです」。その言葉に萬斎も「一生懸命に生きることが功罪を生み出していく。それが人生の難しさであり、シェイクスピアの面白いところだと思います」と嬉しそうにうなずく。さらに鈴木は、マクベスと夫人の“夫婦像”についても言及。「このふたり、すごく親密ですよね。これは持論ですが、共通の夢や野望を持った親密なふたりであるほど、互いの存在だけで満たされているから、子どもをなさないものなのかもしれないなと。まさに合わせ鏡のような夫婦だなと感じます。もしも子どもがいたら、ふたりは凶行を思いとどまっていたかもしれないけど、家族とか世継ぎの必要性とか、そういうものを超えたふたりの世界観が出来上がってる。夫人に関して言うと、面白いと思うのが、シェイクスピアはどんな小さな役にも名前を付けているのに、彼女はあくまで“マクベス夫人”なんですよね。そこに、女性の根本とも言えるような普遍性を付与してるのかなと感じますね」。そんな鈴木を頼もしそうに見つめる萬斎。このふたりが舞台上でどんな夫婦像を作り上げるのか?期待が高まる。東京公演は6月15日(水)から22日(水)まで。チケット前売りは4月16日(土)午前10時より。チケットぴあでは3月26日(土)より《いち早プレリザーブ》、4月5日(火)より《プレリザーブ》先行抽選を受付。取材・文:黒豆直樹
2016年03月14日野村萬斎が自身の演出・主演により実に4度目となる『マクベス』(6月、東京・世田谷パブリックシアター)に挑む。今回、新たに座組に加わり、マクベス夫人を演じるのは、シェイクスピア初挑戦となる鈴木砂羽。某日、ポスター撮影が行われた現場にて、和洋折衷の何とも不思議な衣裳に身を包んだふたりに話を聞いた。舞台『マクベス』チケット情報萬斎は過去に『間違いの喜劇』『リチャード三世』を翻案した作品を手掛けるなどいくつものシェイクスピア作品に携わってきたが、中でも本作は4演目と突出している。『マクベス』の何にそこまで惹かれるのか?そんな問いに作品を“酒”に例えこう語る。「海外(ニューヨーク・ソウル・シビウ・パリ)での成果を踏まえつつ、新たな要素を加え、じっくりと熟成させたい。役と演じる俳優自身の“化合”が行われるのがシェイクスピアの作品であり、その醍醐味がストレートに伝わるのが『マクベス』。それは僕らの中身が問われるということでもあるのですが(笑)」。新たに加わる鈴木とはNHKの朝ドラ『あぐり』以来19年ぶりの共演。当時「ハチャメチャやっていた(笑)」という萬斎を面白がっていたのが鈴木だったとか。萬斎は「たった5人の芝居ですから、相手役が変われば大きく変わる。年下の奥さんをもらって(笑)、またリフレクション(反響)が変わってくると思います」と期待を寄せる。鈴木はシェイクスピア初挑戦を自ら「新境地」と語る。既に頭の中には自分なりのマクベス夫人に対する様々な思いが渦巻いているよう。「よく“魔性の女”とか“強い女”と言われてますが、私が受け取った印象は一途で必死で“けなげな女”なんです」。その言葉に萬斎も「一生懸命に生きることが功罪を生み出していく。それが人生の難しさであり、シェイクスピアの面白いところだと思います」と嬉しそうにうなずく。さらに鈴木は、マクベスと夫人の“夫婦像”についても言及。「このふたり、すごく親密ですよね。これは持論ですが、共通の夢や野望を持った親密なふたりであるほど、互いの存在だけで満たされているから、子どもをなさないものなのかもしれないなと。まさに合わせ鏡のような夫婦だなと感じます。もしも子どもがいたら、ふたりは凶行を思いとどまっていたかもしれないけど、家族とか世継ぎの必要性とか、そういうものを超えたふたりの世界観が出来上がってる。夫人に関して言うと、面白いと思うのが、シェイクスピアはどんな小さな役にも名前を付けているのに、彼女はあくまで“マクベス夫人”なんですよね。そこに、女性の根本とも言えるような普遍性を付与してるのかなと感じますね」。そんな鈴木を頼もしそうに見つめる萬斎。このふたりが舞台上でどんな夫婦像を作り上げるのか?期待が高まる。東京公演は6月15日(水)から22日(水)まで。チケット前売りは4月16日(土)午前10時より。チケットぴあでは3月26日(土)より《いち早プレリザーブ》、4月5日(火)より《プレリザーブ》先行抽選を受付。取材・文:黒豆直樹
2016年03月14日俳優のディーン・フジオカや野村周平らが、旅と音楽で繰り広げる日本テレビのドキュメンタリー特番『ディーン・フジオカ&アジアの友 We are Asia』(6月11日深夜1:25~2:25、関東ローカル)が制作されることが8日、分かった。この番組は、香港でデビューして台湾でブレイクしたディーンや、中国語が堪能な野村など、アジアに縁のあるアーティストたちが、アジア各地で"笑顔のかけら"を収集。ディーンは、3ピースピアノバンド・WEAVERとともにインドネシアを訪れ、野村は香港をBMXで駆け抜け、エンタテインメント集団・白Aはカンボジアの孤児院で子どもたちと音楽の交流を展開し、ゴールとなるインドネシアの世界遺産で、1つのパフォーマンスを繰り広げるというプロジェクトだ。日本テレビの三上絵里子プロデューサーは「日本からアジアに向けて、言葉を超えたエンタテインメント番組を発信したいという企画に、ディーンさんをはじめ、すばらしいアーティストの方々が賛同してくださいました」と経緯を紹介。「ひとつのパフォーマンスを作り上げるために汗をかく姿と、お芝居やステージでは見られないその素顔は、番組を見てくださるアジアの皆さんに元気と笑顔を届けられることと思います」と見どころを語っている。なお、このプロジェクトでは、日本テレビでの1時間番組に加え、全5話(予定)を制作。香港、インドネシア、タイ、カンボジアで放送されている、アジアのエンタテインメント専門チャンネル「GEM」で放送される。
2016年03月09日“女による女のためのR-18文学賞”受賞小説を映画化した『マンガ肉と僕 Kyoto Elegy』の先行上映舞台挨拶が11日(木)都内で行われ、主演の三浦貴大、共演の徳永えり、ちすん、大西信満、太賀、監督で女優の杉野希妃が登壇。三浦が自らを「男気の塊」と表すと、共演者からはそれを裏付けるエピソードが噴出し、満場一致で男気俳優・三浦貴大が誕生した。同作は、京都を舞台に、気が弱く引っ込み思案の孤独な青年・ワタベ(三浦さん)が、太ったみすぼらしい容姿のサトミ(杉野さん)を自宅に招き入れた事から、身も心も寄生されていく様を描く。3人の女性に翻弄される役どころの三浦さんは「美女3人に囲まれて、ワタベとしてはわからないけれど、ミウラとしては非常に楽しい現場だった」としつつも「3人の女性に翻弄されるというか、ワタベが翻弄している。だからワタナベが悪い!僕は男気の塊なので」とナンパな男を男気たっぷりに全否定した。その後、美女役のひとり・徳永さんから「現場に入る前に三浦さんから“何でも受け止める”と言われた」と“男気”エピソードを明かされると、三浦は「男気の塊ですから…」と渋いトーンで改めて表明。すると太賀さんも「やはり男気のある三浦さんですから、三浦さんの言葉巧みなトークで撮影が終わる頃には、三浦さんのホテルの部屋で裸にされました」と振り返り「男気で一気に距離を詰められた」と男気俳優・三浦貴大の立ち振る舞いに感謝しきりだった。また女優としても出演した杉野監督は、三浦さんが「これまでの出演作品の中で一番思い出に残って、一番頑張った」と本作への思いを口にすると「三浦さんの男気と思い出が詰まった作品になりました」と“男気俳優説”に乗っかって初監督作をアピールしていた。映画『マンガ肉と僕 Kyoto Elegy』は、2月13日(土)より全国順次公開。(text:cinemacafe.net)
2016年02月11日狂言師・野村萬斎が初挑戦となる“平成の男”、かつ特殊能力で謎を解く主人公を演じる『スキャナー記憶のカケラをよむ男』。相棒役の宮迫博之や安田章大、杉咲花、木村文乃ら強力な共演陣を迎えた本作の公開が、4月29日(金・祝)に決定、ビジュアルと共に公式サイトにて予告編が解禁された。残留思念(物や場所に残った人間の記憶や感情など)を読み取ることができる特殊能力を持った男・仙石和彦(野村萬斎)。かつて、相方・丸山竜司(宮迫博之)とともにマイティーズというお笑いコンビを組み、その能力を使って日本中を湧かせたが、代償に精神をすり減らし、やがてコンビは解散。以来、人間嫌いの超ネガティブ男となって毎日を過ごしていた。一方、ピン芸人として再スタートを切った丸山も、鳴かず飛ばずでクビ寸前の状態に。そんなふたりの元に、秋山亜美(杉咲花)という1人の女子高生により「行方不明となったピアノ教師・沢村雪絵(木村文乃)を探して欲しい」という依頼を持ち込まれる。10年ぶりの再会を果たした仙石と丸山だったが、仙石は久しぶりに使う能力のコントロールに悪戦苦闘する。若手刑事の佐々部悟(安田章大)をも巻き込んで、雪絵の痕跡を追う彼らが出会った、誰も予想だにしていなかった事件の入り口とは…?本作は『探偵はBARにいる』シリーズ、「リーガル・ハイ」シリーズなど、数々の大ヒット作品を生み出し続ける人気脚本家・古沢良太が書き下ろした、予測不能な異色の謎解きミステリー。メガホンを取るのは、『平成ガメラ』シリーズ、映画『デスノート』シリーズで知られ、エンターテインメントの前線で抜群の演出力を発揮する金子修介監督だ。今回解禁された予告映像で、印象的なのは、萬斎さん演じる主人公・仙石が特殊能力=“スキャニング”で思念を読み取る姿。宮迫さん演じる丸山が悪態まじりに「やっていることはただの変態にしか見えない」と評するその姿から、身を削るようにして真相に迫っていく様は、さすがこれまで唯一無二のキャラクターを鮮烈に演じてきた萬斎さんといったところ。「犯人の記憶を拾えるかもしれない」と仙石が自らの“手”で、誰も予測できない衝撃の結末へと近づいていくが…。併せて解禁となったポスタービジュアルにも、「あなたの全て読み取ります」とこちらに向けて手をかざす仙石と、渋い顔の丸山という、なんともキャラの濃い凸凹コンビの姿が。“記憶”に秘められた“想い”を読み取り、事件捜査に挑む異色の謎解きミステリー。まずはこちらの予告映像から、監督も太鼓判を押す円熟コンビのような絶妙な掛け合いと、スピーディーかつスリリングな展開を楽しんでみて。『スキャナー記憶のカケラをよむ男』は4月29日(金・祝)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月29日野村アセットマネジメント、野村ファンド・リサーチ・アンド・テクノロジー、野村総合研究所は21日、三社均等出資で「ウエルス・スクエア」を設立したと発表した。新会社は、ファンドラップ・サービスの業務プラットフォームを構築し、業務提携先の金融機関を通じてファンドラップ・ビジネスを展開する。NAM、NFR&T、NRIの3社は、新会社を通じて金融機関に資産運用とシステムの両面から付加価値の高いサービスを提供するとともに、個人投資家のニーズに応える資産運用ソリューションを提供することにより、貯蓄から投資への流れの推進に貢献するとしている。営業開始については、関係当局への登録等を行った上で、2016年上半期を予定しているという。○新会社の概要1.商号 : 株式会社ウエルス・スクエア(Wealth Square Co., Ltd.)2.本店所在地 : 東京都中央区日本橋1-7-93.事業内容 : 投資運用業及び投資助言・代理業に係る業務4.設立 : 2016年1月21日5.資本金 : 7億5,000万円(資本準備金7億5,000万円)6.代表者 : 代表取締役社長 竹崎竜二氏
2016年01月21日俳優の野村周平が1月11日(月・祝)、都内で行われた主演作『ライチ☆光クラブ』のイベントに出席し、今年の目標は「元気」だと表明。昨年11月に、一部週刊誌が報じたモデル・女優の水原希子との交際について質問が飛ぶと、苦笑いを浮かべていた。今年の目標に「元気」を掲げた野村さんは、その理由を「どんな厳しい現場でも、明るく元気でいれば、周りをハッピーにできるはず。不機嫌とか(笑)、疲れは見せたくない」と説明。同日、成人式を迎えた新成人に対し「二十歳を超えると、体や顔つき、性格も変わってくる。カッコいい生き方をして、カッコいい顔つきになってもらえれば」とエールを送った。鬼才漫画家・古屋兎丸のロングセラーコミックを映画化した本作。物語の舞台は、黒い煙と油に塗れた蛍光町と廃工場の秘密基地“光クラブ”。大人のいない世界をつくろうとした思春期の9人の美しい少年たちによる裏切りと愛憎の物語と、彼らが作り上げた思考する能力を持つロボット“ライチ”と、少女カノンの恋が、圧倒的に美しくダークな世界観で描かれる。イベントには主人公・タクミ役の野村さんをはじめ、古川雄輝(ゼラ役)、間宮祥太朗(ジャイボ役)、池田純矢(ニコ役)、松田凌(雷蔵役)、戸塚純貴(デンタク役)、柾木玲弥(ダフ役)、藤原季節(カネダ役)、岡山天音(ヤコブ役)が勢ぞろい。光クラブを牛耳る役どころの古川さんは「以前から悪役をやってみたかった。経験がないので不安もあったが、ふり返ると楽しい現場だった」とコメント。間宮さん演じるジャイボは、ゼラを崇拝するという設定で「初めてのラブシーンの相手が、古川君で良かった」と笑顔で語った。『ライチ☆光クラブ』は2016年2月13日(土)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2016年01月11日まさに、彗星のように現れた、とは彼のような人のことを言うに違いない。藤田貴大さんが、自身で作・演出をつとめる演劇ユニット、マームとジプシーを立ち上げたのは、‘07年のこと。それが瞬く間に話題になり、新聞や雑誌の劇評を賑わすようになった。そして旗揚げから4年目には劇作家にとって最高の栄誉とされる岸田國士戯曲賞を受賞。つねに挑戦的な姿勢と、尖ったセンスで演劇界に新たな潮流をもたらし、いまや現代演劇シーンの中心人物のひとりとなっている。その藤田さんの生み出す舞台は、いわゆる“小劇場”のイメージとは大きくかけ離れている。デザイン性の高いチラシやパンフ。シンプルで美しい舞台装置。そして、いまやマームとジプシーの代名詞のようになっている、同じシーンを何度も繰り返し物語のなかに挿入し、印象を重ねていくリフレインの手法。どれもが圧倒的に洗練されているのだ。anan読者には、この春まで連載していた、女子へのフェチ的な妄想を綴ったエッセイ「おんなのこはもりのなか」でおなじみの人でもある。―――蜷川幸雄さん、野田秀樹さんという演劇界の頂点にいるおふたりがともに、いま、藤田さんのことを新しい才能として高く評価しています。とくに蜷川さんとは、来年上演する、蜷川さん自身の半生を描いた舞台『蜷の綿 -Nina‘s Cotton-』の脚本を手掛けてもいます。そんないまのご自身の状況を、どんなふうに感じているんでしょうか。藤田:確かにお世話になっているし、いろんなことを学ばせてもらってはいるんですよ。でも、これは昔から言ってることだけど、この人たちと同じやり方で頑張れば、同じくらいの成功を収めることはできる可能性はありますけど、超えることはできない、とは思っています。そういうことを僕は直接本人を前に言っちゃうから、かわいがられている一方で、生意気だとも思われているんじゃないかな。―――むしろおふたりは、それを面白がっているのかもしれません。藤田:僕は、昔から彼らにコンプレックスを感じていて、それが作品の原動力になっていたところがあるんです。一回の舞台に使える予算が圧倒的に違うわけですけど、だからクオリティが違うとは絶対に言われたくない。じゃあ、お金もコネもない自分がどう対抗するかを考えて、彼らが美味しいごはんを食べているような時間まで稽古をしたり、寝ている時間にも作品のことを考え続けたりしてやってきたんです。でも、ある時から僕の作品を観てもらえるようになって、話してみると、それまでの印象とは全然違いました。意外と地味だし、湯水のようにお金を使っているわけでもなく、とても謙虚に作品に向き合っているんです。野田さんと僕は少し似ていて、自分の才能を信じている部分があるけれど、蜷川さんは、自分へのコンプレックスが強くて誰よりも謙虚な人。そういうことがわかってよかったですね。―――原動力だったコンプレックスは解消されてしまったわけですが。藤田:それまでの僕は、自分の表現を誰かに評価してもらうにはどうしたらいいかを考えていたんです。でも、26歳の時に岸田賞をもらって、そこは満足できてしまった部分があった。演劇界なんてそもそも小さな業界ですが、そこにおける地位にはこだわってないし、そのなかでの評価を高めていきたいとは、もう思わない。僕が貪欲に求めていきたいのは、作品をつくる環境がどれだけ良くなるかということなんですよね。「お金」というのは、やりたいことを実現できる環境が揃えられるという意味でのたとえなだけで、それ自体が欲しいわけではない。そこへの努力をしているだけなんで、僕、じつは意外に地味だと思いますよ。ただ、周りは僕をそうは見ていないかもしれないですけど。まあ、同世代とか少し上の世代にはウザがられてると思うし。――それは藤田さんがつくる舞台のセンスの良さだったり、その整ったルックスと無関係じゃないように思います。なにも演劇のような時間も手間もかかるジャンルにこだわらなくてもいいじゃないか、と同業者からやっかみが入るのも、少しわかる気がします。藤田:僕自身の見た目のこととかはまったくわからないですけれど、今度演出する寺山(修司)さんの舞台『書を捨てよ町へ出よう』でミナ ペルホネンとコラボするとか、来年、蜷川さんと一緒に舞台をやるとか、何となく派手なことをしているように見えるんでしょうね。でも、じつはそこに辿り着くために、地味な努力を続けてきたんだけど。結果がすべてなんで、そんなことは語ってもしょうがないし、そう思われてても別にいいんですけど。――彼らはもう、眼中にない?藤田:そもそも最初からないです(笑)。でも、どうもこだわっている人がいるとは聞きますよね。ただ、ディスるならもっと面と向かってやれとは思うんですよ。ツイッターのエアリプとかじゃなくて。夜道を歩いていたら刺しにくる、とか。そういうくらいの感じとかないんですかね。――いきなりのバイオレンス!?藤田:いま、寺山さんや蜷川さんのような、‘’60年代、‘70年代に演劇で戦っていた方々の舞台の準備をしている真っ最中だから、思考がどうしても過激な方向にいっちゃうんです(笑)。僕らの時代に置き換えたら、どうなんだろうとか。◇寺山修司作品初演出の舞台『書を捨てよ町へ出よう』は、12月5日より東京芸術劇場にて上演( 東京芸術劇場ボックスオフィスTEL:0570・010・296)。新作『蜷の綿 -Nina‘s Cotton-』は、蜷川幸雄さん演出と藤田さん演出の2バージョンで来年2月に彩の国さいたま芸術劇場にて上演( 彩の国さいたま芸術劇場TEL:0570・064・939)。◇ふじた・たかひろ1985年生まれ、北海道出身。‘07年にマームとジプシーを旗揚げし、ハイペースで新作を発表。‘11年に発表した『かえりの合図、まってた食卓、そこ、きっと、しおふる世界。』で岸田國士戯曲賞を受賞。‘14年には野田秀樹の戯曲『小指の思い出』を演出し、大きな話題となった。◇演劇界の芥川賞といわれる岸田賞を26歳で受賞。今年、次代を担う人として雑誌の表紙も飾り、ジャンルを超えて注目を集める藤田貴大さん。穏やかな容姿には似合わず発言は意外に過激!?※『anan』2015年12月9日号より。写真・小笠原真紀取材、文・望月リサ
2015年12月02日ドラマ「恋仲」をはじめ『ライチ☆光クラブ』『ちはやふる』などが控え、今年大活躍の野村周平と、「花子とアン」「Nのために」などで人気を博した賀来賢人が、初共演でW主演。新進気鋭の漫画家・真造圭伍による人気コミックの映画化『森山中教習所』がクランクアップとなり、野村さん、賀来さんからコメントが到着した。マイペースでテキトーで愛想はいいけど、周囲に関心がなさそうな大学生・佐藤清高(野村周平)は、同級生の松田(岸井ゆきの)をフッた夏休みのある日、免許を取ろうと思い立つ。同じころ、いつもポーカーフェイスでクールな轟木(賀来賢人)も中島組の組長(光石研)から免許取得を命じられ、2人はあり得ない出会いをする。轟木が無免許運転で、清高を車でひいてしまったのだ。事件抹消のため、そのまま組の車に引きずり込まれた清高が連れていかれた先は、非公認教習所だった。そこは、木造校舎の古い廃校を自宅代わりに住んでいる上原家が経営する森山教習所。そこで判明したのは、実は彼らは高校の同級生であったこと。教習官はバツイチ子持ちのサキ(麻生久美子)と愛想のないばあちゃん(根岸季衣)と酔っぱらいのじいちゃん(ダンカン)、家族経営の教習所はすごくテキトーなのに、どこか温かい。教習の合間は昆虫採集、夜は調理室で焼き肉しながら酒を飲む日々に、清高はサキに恋心を抱きはじめる。そのまま緩やかに、ちょっと甘酸っぱいひと夏が終わると思っていたが――。原作は、「ピンポン」や「鉄コン筋クリート」の松本大洋の再来といわれ、2012年に「ぼくらのフンカ祭」が文化庁メディア芸術祭漫画部門「新人賞」を受賞した真造圭伍が、2009年から週刊スピリッツにて連載する同名人気コミック。いま最も輝く若手俳優、野村さんと賀来さんの初競演で、不思議な教習所で繰り広げられるユルめなテンションな登場人物たちのシュールで可笑しな日常を描いていく。監督を務めるのは、『ソフトボーイ』(’10)で賀来さんとタッグを組み、「マジすか学園」『花宵道中』『海のふた』と様々なジャンルの映画を独特のセンスで演出する豊島圭介。2人の俳優の起用理由についてプロデューサーは、「野村周平さん演じる清高というキャラクターは、マイペースで天然!? と見せつつ、実は色々と感じて考えている、という塩梅の難しい役柄だが、野村さんの持つ、感度の高さや物怖じしない勢いという要素が化学変化を産みだしてくれると確信できた」とコメント。さらに、初ヤクザ役という賀来賢人は、「『ソフトボーイ』という映画で演じてもらった役柄が破天荒で憎めない天才キャラクターだったのですが、その際に実は垣間見えていた賀来さん特有の不器用さとか影のようなものが轟木という役柄にハマると考えたから」と語る。妙に前向きで子どものようにフリーダムな清高と、諸事情から高校を中退しヤクザの道へ足を踏み入れた轟木。生き方も境遇も正反対の2人が、キャラ者ばかりが集まる教習所で再会し、ひと夏を過ごす。そこに事件が起きないはずがない。夏と車と友達と恋が、2人をどう変えていくのか変えるのか!?続報に期待していて。<以下、コメント>■野村周平(佐藤清高役)今回、映画「森山中教習所」の佐藤清高役を演じさせていただくことになりました。大人気コミックの人気キャラクターを演じさせていただけて、大変光栄に思っております。個性豊かなキャラクターのおりなす独特の空気感が伝わる映画になっています。現場も、すごく楽しく、本当に森山中教習所に通っているのではないかと錯覚してしまうほど、リアルな環境でした。皆さんの期待を裏切らない映画になっていますので、皆様、是非映画館に足を運んでください。■賀来賢人(轟木役)「森山中教習所」の実写映画化に、映画『ソフトボーイ』でお仕事させていただいた豊島圭介監督とふたたび、ご一緒出来ることを、緊張しながらもとても嬉しく思います。轟木という男は抱えているものが多く、感情を出さない人間です。彼の成長を演じることは役者としてやりがいを感じています。素晴らしいスタッフ、キャストの皆さんと濃密で充実した現場を過ごすことが出来ました。完成を楽しみにしていて下さい。■豊島圭介監督可笑しくてせつない青春マンガの傑作「森山中教習所」を映画化するチャンスをいただきました。ありがとうございます!最高に面白い俳優たちにも集まってもらいました。ありがとうございます!原作の素敵なキャラクターたちを、無茶苦茶、才能ある俳優たちが自由に演じる。それを必死にとらえていこうと。それが今回の狙いですよ!■原作者 真造圭伍映画は多くのひとが関わってお金もたくさんかかるので、自分なんかの漫画でほんとにいいのかなと申し訳ないような気持ちでいっぱいです。でも今はこれを糧に頑張れるというか、素直に仕上がりが楽しみです。また、これを期に漫画の方も読んでくださる方がひとりでも増えますように。『森山中教習所』は2016年、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年10月25日老若男女に安定した人気を誇る下町といえば、台東区谷中、文京区根津・千駄木エリアを総称した「谷根千」。老舗と新しい文化が心地よく同居する街を、野村周平さんが歩きました。「谷根千には初めて来ましたが、古き良き日本が残っている感じがして、すごく心が落ちつきました。昭和っぽくてイイ!……といっても、僕は昭和の時代をあまり知らないんだけど(笑)」平成生まれの野村さんにとって、谷根千は「懐かしい」よりも「新しい」という感じのよう。気になるお店を見つけては、興味深そうに商品を手に取ったり眺めたり。「デートするなら?今までは『富士急ハイランドで絶叫マシンに乗ろうぜ!』という発想しかなかったですね。こういう、雰囲気ある場所でぶらりデートは思いついたこともなかったし、ちょっと下町ぶらりデートって照れるけど新発想です!照れくさいのが本音です。でも、統的な和菓子とか惣菜を食べ歩いたり、和の雑貨を見て回るのも好きだから、彼女ができたら一緒に来てみるのもいいかも。古民家だと思ったらビアホールだったり、今どきのおしゃれなカフェもあったりで、そういうギャップも面白いし飽きないですね。街並みも美しいから写真映えもして、記憶に残るデートになりそう」寺社が点在する小道を進み、突如現れた樹齢90年のヒマラヤ杉を目にすると思わず天を仰いだ。「深呼吸したくなるほど、ここだけ空気が新鮮でほかとは違うから不思議。最近ドラマの撮影で忙しかったから、いいリフレッシュになりました。あ、これを『気がいい』というんですね!」◇菊見せんべい総本店で野村さんが選んだのは「唐辛子せんべい」1枚65円(税込み)。「香ばしくて美味い!」(野村さん)◇のむら・しゅうへい1993年11月14日生まれ、兵庫県出身の俳優。主演映画『ライチ☆光クラブ』(日活)が今冬、映画『ちはやふる』(東宝)が来春に公開予定。※『anan』2015年9月30日号より。写真・津留崎徹花 スタイリスト・松野宗和ヘア&メイク・西岡達也(vitamins)文・若山あや
2015年09月23日ファンタジー超大作『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』の日本語版公開アフレコが9月17日(木)、都内で行われ、若き日のフック船長を演じる成宮寛貴、タイガー・リリー役の水川あさみがマイクに向かった。『ハリー・ポッター』シリーズのワーナー・ブラザースが、永遠の少年ピーターパンの出生に秘められた愛と冒険を描いた本作。成宮さんは「キザな兄貴分という役どころで、声が低いんですね。でも、ボリュームは大きめなので調整が難しかった」といい、公開アフレコでは、あまりの熱演でマイクの音が割れてしまう場面も。実際には、スタジオ側の技術的な問題が原因だったが、いったん中断したため、成宮さんは恐縮しきりだった。一方、水川さんは声優初挑戦で「ふだんのお芝居とは全然違うので、緊張しましたね。自分の声の幅を知ることができて、勉強になりました」。劇中では『ソーシャル・ネットワーク』『ドラゴン・タトゥーの女』のルーニー・マーラが同役を好演しており、「彼女の温度を感じながら、達観した母性を意識した」と話していた。お互いの声の印象は「とってもかわいかったですよ。僕、水川さんの声が大好きなので」(成宮さん)、「伸びやかで骨太な印象」(水川さん)。映画について「子どもの頃から大好きなキャラクターなので、自分の思い出を投影しながら、最後は泣いちゃいました」(成宮さん)、「私も子どもの頃は、ピーターパンに恋していた。とても素敵なお話で、映像にも圧倒されました」と太鼓判を押していた。日本公開を前に、ネバーランドを牛耳る海賊“黒ひげ”役のヒュー・ジャックマンと、母との再会を果たすために夢と希望のネバーランドへ旅立つ少年ピーターを演じるリーヴァイ・ミラー、監督のジョー・ライト(『プライドと偏見』『つぐない』)の来日が決定している。『PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~』は10月31日(土)より新宿ピカデリー、丸の内ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:PAN ~ネバーランド、夢のはじまり~ 2015年10月31日より全国にて公開(C) 2015 WARNER BROS. ENTERTAINMENT INC. AND RATPAC-DUNE ENTERTAINMENT LLC
2015年09月17日野村萬斎が企画・監修を務める現代能楽集の第8弾で三島由紀夫の近代能楽集「卒塔婆小町」「熊野(ゆや)」を現代劇にまとめた「道玄坂綺譚」の制作発表会見が9月9日(水)に開催された。会見には萬斎さんに加え、キャスト陣から平岡祐太、倉科カナ、眞島秀和、水田航生、根岸拓哉、一路真輝、そして演出のマキノノゾミが出席した。三島が能楽の特性を生かしつつ、昭和の物語として描いた作品をさらに平成の現代に置き換えて描く。渋谷のネットカフェを舞台に、そこに長期滞在する年齢不詳の女、家出少女、金持ちの実業家が交錯し、現実と幻想の世界を行き来する。萬斎さんは「能楽は、故事に依りながら、現代劇では扱いにくい権力者を扱ったり、絶世の美女が出てきたり、キャラクターライズされた『ありえない!』という大胆な飛躍が魅力」と語り、本作に関しても「権力やお金の話など現代を映し出すと思います」と期待を寄せる。家出少女の熊野を演じる倉科さんは萬斎さんの言葉に「大変身だったり『ありえねー(笑)!』というのは確かにあると思います。融合して入り乱れる2つの物語をどう表現するのか?今から楽しみです」と意気込みを語った。平岡さんは「三島さんの『卒塔婆小町』を読んで、不思議なお話で理解しがたい展開もあるのですが、説得しようとせずに説得してしまうような言葉の美しさがあるのを感じました。三島さんの言葉が強く、ワンフレーズごとに情景が浮かんできます」と語る。演出のマキノさんは「2本を1本にするというのはめんどくさいんですが(笑)、お客さんに次に何が起こるのかを予測させない効果があると思います。つねに驚いて楽しんでいただければと思います」と語り、“ありえない”展開の表現に関しても自信をのぞかせていた。「道玄坂綺譚」は世田谷パブリックシアターにて11月8日(日)より開幕。(text:cinemacafe.net)
2015年09月09日日立製作所は9月4日、野村証券の本社・営業店の約1万5000人が利用する仮想デスクトップ環境(Virtual Desktop Infrastructure:VDI)のシステム基盤を構築し、本社・全営業店で稼働を開始したと発表した。同システム基盤は、2014年度に順次導入が進められていた。システム基盤には、日立アドバンストサーバ「HA8000」約300台と、ユニファイドストレージ オールフラッシュモデル「Hitachi Unified Storage VM all flash9台など採用。サーバOSには日本マイクロソフトのMicrosoft Windows Server 2012 R2を採用し、同OSに搭載されている仮想化機能「Hyper-V 」などを活用してクライアントOSが動作するVDIを構築した。野村証券では、情報漏洩を防止するため、外部ネットワークから遮断された企業内ネットワーク接続用環境と、社外とのメールの送受信やWeb利用などを行うインターネット接続用環境を分離してきたが、2つの環境を1つのPC内で動作させていたためPCへの負荷が大きく、応答速度の改善が課題となっていた。今回、インターネット接続用環境をVDIへ移行してデータセンターで統合管理することで、PCの負荷を軽減して操作性を向上するとともに、ユーザープロファイルディスク機能などの活用により、インターネット接続用環境へのログインに要する時間を従来の数分から数十秒へ短縮したという。また、基盤のOS領域に重複除去機能を採用し、Windows 7のシステムファイルなど、各ユーザーのVDIで共通して保存されるデータを共有することでディスクの利用効率を向上しているほか、ユーザーグループごとに独立した構成を採用し、障害発生時の影響を最小化するなど、業務継続性も強化している。
2015年09月04日野村萬斎と宮迫博之が初共演することで話題の映画『スキャナー記憶のカケラをよむ男』。この度、「関ジャニ∞」の安田章大が若手刑事役として出演が決定した。現代劇初挑戦の野村萬斎が、残留思念(物や場所に残った人間の記憶や感情など)を読むことができる元・お笑い芸人で人間嫌いの仙石和彦を熱演し、宮迫博之が口は悪いが仙石が唯一、本音でぶつかれる元相方の丸山竜司を演じる。これまでにないこのコンビが様々な事件に挑んで行く――。今回この2人と共に、事件解決へと躍動し、物語の重要なキーマンとなる刑事・佐々部悟役に「関ジャニ∞」の安田章大が抜擢。安田さんは、国民的グループ関ジャニ∞の一員として活動する一方で、「夜行観覧車」(TBS)『エイトレンジャー』など話題作にも出演し、その演技力は高く評価されている。そんな安田さんは今回この役を演じるにあたって「初めての刑事役でしたが、何かを参考にしたりはしませんでした。演じる佐々部は、警察官僚の息子として見られる事に葛藤があるのに、それを表向きには見せない。その一方で、ガンガン事件に突き進んでいき、真相を絶対掴むぞっという思いの強い刑事だと思ったので、とにかく、単純にこの事件を解決してやるという思いだけで演じました。皆で作り上げた作品なので是非見に来てください」と熱く語っている。また金子修介監督は安田さんについて会った瞬間「いいヤツだな。彼のために撮ってやりたいな」と思ったとコメント。「印象的だったのが初日の帰り際、(安田の乗る)バンの中でわざわざ起立してみんなに挨拶していたこと(笑)。スタッフも「いいからいいから…」って感じでしたが、それくらい腰が低く礼儀正しい。演技に関しても、すごく勘がいいし、ほんとに研究熱心で真面目ですよね。台本を読んで“こういう作品、役をやりたかったです”って言ってくれました。役としては仙石と丸山とのコンビに、なんとかくっついていこうとする若手刑事というキャラクターを楽しく演じてくれています。この映画のキャラクターとして、輝いているというか、燃焼する瞬間をしっかりとらえてると思っています。」と印象を語った。さらに川田亮プロデューサーは「今回の佐々部刑事役は正義感に溢れて事件を追っていくので一見分かり易く見えるのですが、捜査を進めていくにつれ、徐々に自分が抱えているものと対峙せざるを得なくなるという複雑な役です。その複雑な部分を真実味をもって表現できるのは彼しかいないと思い、キャスティングをさせて頂きました。感情を爆発させるシーンもあったのですが、それを演じる時の彼の集中力は凄まじく、現場でも皆が圧倒されておりました。」と絶賛している。本作は、「相棒」や「リーガル・ハイ」などで数々のヒットを生み出し続ける人気脚本家の古沢良太の渾身の書下ろし。監督には『デスノート』など常にエンターテインメントの前線で抜群の演出力を魅せる金子修介が務め、今人気の制作スタッフが大集結。『スキャナー記憶のカケラをよむ男』は2016年ゴールデンウィークに全国にて公開。(cinemacafe.net)
2015年09月02日野村アセットマネジメント(以下NAM)、野村ファンド・リサーチ・アンド・テクノロジー(以下NFR&T)および野村総合研究所(以下NRI)は7月31日、金融機関を通じたファンドラップ・ビジネスを展開する投資顧問会社「ウエルス・スクエア(仮称)」(以下新会社)の設立に関する合弁契約を締結したと発表した。○貯蓄から投資への流れの推進に貢献ファンドラップは、中長期的な資産形成に有用なサービスとして個人投資家からの需要が急増しているという。また、金融機関においても、顧客の資産運用ニーズやライフスタイルなどに応じて提案を行うコンサルティング営業を推進するサービスの一つとして、ファンドラップ・サービスの拡充が期待されているとしている。新会社は、野村グループが有するファンドラップ・ビジネスでの実績も活かしながら、ファンドラップ・サービスの企画・運営に必要となるノウハウとシステム機能を備えた業務プラットフォームを構築のうえ、各金融機関と一体となってファンドラップ・ビジネスの推進を図っていくとしている。出資する3社はそれぞれの領域での強みを発揮し、新会社の発展に貢献していく。NAMは日本最大の資産運用会社として、投資信託ビジネスと投資顧問ビジネスの双方で培ったノウハウを新会社に提供する。NFR&Tは、ファンドラップに採用されるファンドおよび運用会社を中立的な立場から分析・評価し、新会社が運用するポートフォリオの品質維持・向上に貢献する。NRIは、金融機関向けの資産運用支援サービスで業界シェア7割を誇る「T-STAR」ファミリーをはじめ、100社以上が利用する投信の窓販業務ソリューション「BESTWAY」、60社以上が利用する証券総合バックオフィスシステム「THESTAR」など、業界標準ともいえるシステムソリューションを数多く提供している。これらを通じて国内の資産運用ビジネスを支えてきた実績を活かし、新会社が展開するファンドラップ・サービスに必要なシステムソリューションを提供する。NAM、NFR&T、NRIの3社は、新会社を通じて金融機関にビジネスとシステムの両面から付加価値の高いサービスを提供するとともに、個人投資家のニーズに応える資産運用ソリューションを提供することにより、貯蓄から投資への流れの推進に貢献していくとしている。新会社は、顧客と投資一任契約を締結し、ファンドラップ・サービスを提供する金融機関は、業務提携に基づく投資一任契約締結の代理を行い、顧客に対してファンドラップ・サービスに関するヒアリングおよびそれに基づくファンドラップの提案などコンサルティング・サービスを提供する顧客の資産は、金融機関に開設されるラップ専用口座で管理される
2015年08月03日ServiceNow Japanは、野村證券が同社のサービスマネジメント・プラットフォームを活用し、ITサービスマネジメントのグローバル最適化を実現したと発表した。野村證券では、12,000人の法人事業社員が24時間365日利用するIT環境のサービス品質を向上させるため、世界3,000人のIT部門スタッフがサービス提供を行うときに利用するITサービスマネジメントのプロセスおよびツールの標準化を進めている。ServiceNowを活用したITサービスマネジメントが適用される対象は、サーバ約2万台、クライアントPC約2万4,000台、1,500種類のアプリケーションからなるグローバルに展開されたシステム。2014年4月にServiceNowの利用をグローバルで開始し、2015年4月時点ではリクエスト管理、問題管理、インシデント管理、変更管理、リリース管理、サービス管理が利用可能になっている。野村證券 グローバル・インフォメーション・テクノロジー部インフラストラクチャー課でエグゼクティブ・ディレクターを務める亀倉龍氏は、導入効果について、「クラウド上に単一データソースを持つことによって、レポーティングのスピードと精度が大きく向上した点があります。障害のトレンドと稼働率への影響、システム変更の件数や範囲などが一目でわかるようになりました。サービス品質を維持・向上させるために、どのポイントを押さえておくべきか、どのような手を打つべきか、意思決定の迅速化に結びついています。その結果として、システムの安定稼働に貢献できていると言えるでしょう」と述べている。
2015年06月08日野村アセットマネジメント(以下NAM)と野村ファンド・リサーチ・アンド・テクノロジーはこのたび、金融機関を通じたファンドラップ・ビジネスを展開する新しい投資顧問会社(以下新会社)の設立に向けた準備チームをNAM内に設立すると発表した。新会社は、ファンドラップ・サービスの企画・運営に必要となるノウハウと機能を備えた業務プラットフォームの役割を担うという。新会社は、業務提携先の金融機関に対し、ファンドラップ・ビジネスで求められるコンサルティング力の高度化やファンド売買・口座管理機能の運営を支援し、各金融機関と一体となってファンドラップ・ビジネスの推進を図るプラットフォーム・ビジネスを提案していくという。金融機関にとっては、顧客に対するコンサルティング営業を推進しやすくなると同時に、顧客のファンドラップ専用口座を金融機関内に開設するため、預かり資産の拡大に資する点が大きなメリットとなるとしている。ファンドラップは、中長期的な資産形成に有用なサービスとして個人投資家からの需要が急拡大している。新会社は、野村グループのファンドラップ・ビジネスでの実績と資産運用ビジネスのノウハウを活かし、金融機関との業務提携を通じて、ファンドラップ・サービスをより広範な顧客層に提供していくことで、高度化する個人投資家の資産運用ニーズに応えるとともに、貯蓄から投資への流れの推進に貢献していくとしている。新会社は、顧客と投資一任契約を締結し、ファンドラップ・サービスを提供する。金融機関は、業務提携に基づく投資一任契約締結の代理を行い、顧客に対してファンドラップ・サービスに関するヒアリングおよびそれに基づくファンドラップの提案などコンサルティング・サービスを提供する。顧客の資産は、金融機関に開設されるファンドラップ専用口座で管理される。
2015年05月28日野村證券は12日、女性の活躍を推進するため、2020年までに女性マネジャーの人数を550名とする数値目標を設定したと発表した。野村グループは「最大の財産は人材」との考えのもと、社員一人ひとりが自らの持つ能力や個性を発揮して活躍できる環境を整えてきたという。さまざまなバックグラウンドや価値観を持つ社員が互いに認め合い協働することで、顧客の多様なニーズに応え、より付加価値の高いサービスを提供することができると考えているからだという。その一環として同社では、女性の活躍を推進していくために、さまざまなライフイベントとの両立を支援する制度の拡充に努め、いきいきと、そして長く働ける職場作りを目指しているとしている。このたび、定量的な目標を定めたが、両立支援制度の拡充と、キャリア形成に向けて、挑戦と活躍の機会を国内外にわたり広く提供することで、より多くの女性マネジャーが活躍できるよう、これまで以上に積極的に取り組んでいくとしている。この取り組みを通して、女性社員を含むさまざまな社員が、それぞれの個性や能力を活かしながら活躍するための環境作りをさらに進めるとともに、多様な社員が組織運営や意思決定に参画することを通して、優秀な人材の確保と新たな価値の創出を図っていくとしている。○女性の活躍推進に向けた主な取り組み勤務地限定総合職/非限定総合職間の転換制度勤務地限定総合職の勤務地変更制度再雇用の弾力的運用キャリア意識や能力・スキル向上のための各種研修女性管理職向けメンタリング/コーチング・プログラム管理職向けダイバーシティマネジメント研修社員ネットワーク活動支援
2015年05月14日野村佐紀子のインスタントフィルム写真展「UTSUSHIYO 映し世」が4月9日から5月11日まで、表参道のアートスペース「AM」で開催される。同展は野村にとって都内初となるインスタントフィルムによる写真展。彼女が発表を意識せずに、気持ちのおもむくままに撮りためてきた作品のうち約100点が出展される。ときに予期せぬ変容をもたらし、保存の過程によってはケミカルな反応を生み出すインスタントフィルム。そこに、瞬間を切り取るカメラマンとしての彼女の美意識と思想、感情が融合し、濃厚な時間のエッセンスを浮かび上がらせた。なお、今回展示される作品のうち16点は、同時刊行の写真集『moments』にも収録される。25日には野村佐紀子が来廊し、トークショーが行われる予定だ。野村佐紀子は1991年より写真家の荒木経惟に師事。その後、東京を中心にヨーロッパ、アジアで展覧会を行うなど、グローバルに活動している。男性のヌード作品が有名。代表作は漆黒の闇の中で仄かに浮かび上がるモノクロ作品集『黒闇』や『nude/a room/flowers』など。その他、超小型カメラを用いた『夜間飛行』、デジタルカメラで撮影した『hotel pegasus』など、様々な写真メディアに挑戦している。【イベント情報】UTSUSHIYO 映し世会場:AM住所:東京都渋谷区神宮前6-33-14神宮ハイツ301/302号室.会期:4月9日から5月11日まで時間:13:00から19:00まで
2015年04月02日野村證券はこのたび、投資一任サービスとして4月6日より「野村SMA(エグゼクティブ・ラップ)」の取扱いを開始すると発表した。SMA(セパレートリー・マネージド・アカウント)は、顧客から投資方針や目的などを聞いて投資目標を設定し、投資判断に関する一任を得たうえで、顧客の口座において有価証券に関する運用と管理を行う、投資一任サービス。同社は、投資一任サービスとして、2005年10月より「野村SMA」、2006年10月より「野村ファンドラップ」を取扱っているが、このたび、新たに「野村SMA(エグゼクティブ・ラップ)」の取扱いを開始し、サービスの拡充を目指すという。「野村SMA(エグゼクティブ・ラップ)」は、現行の野村SMAより最低契約金額を下げたほか(3億円から5,000万円へ)、譲渡益に対する源泉徴収の選択を可能とするなど利便性を向上させたという。一方で、現在のSMAと同様、豊富な商品ラインナップと資産配分パターンの提供が可能であり、顧客の多様な運用ニーズによりきめ細やかに応えるとしている。投資一任サービスは、国内でここ数年急速に契約が伸びているサービスであり、同社の契約残高は1月末現在で1兆円超と、業界トップクラスの契約残高を誇っているという。同社は、この「野村SMA(エグゼクティブ・ラップ)」の提供により投資一任サービスの拡充を図り、顧客の資産形成に貢献していきたいとしている。
2015年03月11日映画『サムライフ』の初日舞台あいさつが28日、東京・ヒューマントラストシネマ渋谷で行われ、キャストの三浦貴大、松岡茉優、加治将樹、柾木玲弥、山本涼介と森谷雄監督が出席した。実話をもとにした本作は、長岡秀貴氏が民間教育施設を設立するまでを描いた青春群像劇。高校教師を辞めたナガオカ(三浦)は、4人の元教え子(松岡、加治、柾木、山本)とともに、自分が理想とする学校を作ろうと奔走する。一方で、様々な事情で学校に通えない子どもたちと出会ううち、ナガオカは責任の重さに押しつぶされそうになる――というストーリーで、映画は全国順次公開中。キャスト陣は劇中で着用したお揃いのパーカーで登場し、主演の三浦は、「みんなで大切に作った作品なので楽しんでください」とアピール。一方、紅一点の松岡は、「男子校みたいな雰囲気だったので、野球部マネージャーみたいに可愛い感じでいくか迷いました。でも、実際に入ったら、"お母さんキャラ"になってしまった。特に1番手がかかったのは主演です」と笑いを誘い、俳優陣が雑談を始めると、「今日は映画の初日! 映画の話をして!」と叱責するなど"お母さんキャラ"を発揮していた。和気あいあいとした雰囲気の中、森谷監督は、「5人がこの空気感でやっていて、現場では助かった。5人の青春感を見て欲しい」とキャスト陣一人ひとりに分厚い感謝の手紙を渡す場面も。また、「変な人なんです」と三浦が称していた長岡氏も、桜を持って祝福に駆け付け、「僕らの白黒の絵画に色を付けてくれた。この作品を1人でも多くの人に届けていただけたら」とあいさつすると、三浦は、「現代社会が抱える問題がテーマになってる。その問題を何とかしようとしてる人たちもいるんだという事に気付いてほしい」と熱を込めていた。
2015年03月01日若手俳優の中でも確かな演技力で知られる三浦貴大を始め、松岡茉優、加治将樹、柾木玲弥、山本涼介といった今後の活躍が期待される若手俳優陣、さらに大杉漣、渡辺大、きたろう、マキタスポーツといった実力と個性を兼ね備えた面々がしっかり脇を固める映画『サムライフ』(2月28日公開)。本作は、長野県上田市出身の元高校教員・長岡秀貴氏が、地元で認定NPO法人「侍学園スクオーラ・今人」を設立するまでの経緯を記した同名原作をもとに映画化。理想とする教育現場を実現させるため、自分の居場所を探していた元教え子らと共に奮闘する、ひとりの男の物語だ。本作に主演する三浦さんは、言わずと知れた三浦友和&山口百恵という大スターを両親に持つ二世俳優。実は今年、本作を始め現在公開中の『リトル・フォレスト』『繕い裁つ人』、さらに『マンガ肉と僕』『おかあさんの木』、そして実写版の『進撃の巨人』など、待機作を含め、なんと8本の映画に出演!話題作へのオファーが止まらない、要注目の俳優・三浦貴大の魅力に迫った。いま、日本映画界から最も信頼を集め、勢いのある俳優のひとりといえる三浦さんは、1985年11月10日東京都生まれの29歳。2010年、映画『RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語』でデビューを果たすと、夢を諦めて電車の運転手になった青年が、主人公と出会い変化していく心の機微を見事に表現。同作で第34回日本アカデミー賞「新人俳優賞」を受賞した。また、学生時代は、ライフセービング部に所属し、全日本学生ライフセービング選手権大会で入賞を果たし、ベーシックライフセーバーの資格も保有するなど、体育会系な一面も持ち合わせている。爽やかな笑顔と鍛え上げられた筋肉で、「ファイト!一発!」の掛け声でお馴染みの大正製薬「リポビタンD」のCMに出演したことも話題となった。デビュー当初から着実に培われてきたその演技力で、その後も、阿部寛主演『麒麟の翼~劇場版・新参者~』(’12)、役所広司・樹木希林主演『わが母の記』(’12)、高倉健主演『あなたへ』(’12)、さらにクリント・イーストウッド監督作の日本版リメイク『許されざる者』(’13)や、2014年邦画興収第1位を記録した『永遠の0』などで幅広い役柄に挑戦し、ベテラン実力派俳優陣の中でも負けないキラリと光る存在感を発揮。北野武監督『キッズリターン』のその後の物語を描いた『キッズリターン 再会の時』(’13)では主演を務めた。そして、デビューからわずか5年で、漫画家・五十嵐大介の人気漫画を原作にした『リトル・フォレスト 夏・秋』に続く『冬・春』、中谷美紀主演、三島有紀子監督『繕い裁つ人』ほか、本作『サムライフ』、桐谷健太と兄弟を演じる『種まく旅人~くにうみの郷~』(5月30日公開)、新鋭・杉野希妃監督の『マンガ肉と僕』(2015年公開予定)、『ローリング』(初夏公開予定)、鈴木京香主演『おかあさんの木』(6月6日公開)、そしてこの夏の目玉となる2部作『進撃の巨人』ではジャン役を演じるなど、公開前から話題の作品が続いている。とりわけ、「『サムライフ』は、役者をやるなかで、とても大切な作品になりました」と語る三浦さんは、存命の実在の人物を演じることには難しさを感じていたようだ。「原作者であり、モデルの長岡秀貴さんを知る方々が見ても納得がいくようにしたかった。長岡さんと会話をしつつ、細かい癖などを観察して演技に取り入れました。今回は、敢えて形から入って長岡さんの思考に近づこうと思いました」と語り、監督・キャストはもちろん、原作者本人も唸る役作りを明かした。そんな三浦さんが演じるナガオカは、「もしかしたら、いままでで一番真っ直ぐでアツい役だったかもしれません」と自身でふり返るような大胆さと、子どもたちへの愛情にあふれた繊細さを合わせ持つ男。「観終わった後、背中を押してくれ、明日に向かって歩き出す力をくれる映画なので、ひとりでも多くの方に愛される映画になってほしいですね」と、快進撃を見せる俳優・三浦貴大の新境地を語っている。『サムライフ』は2月28日(土)よりヒューマントラストシネマ渋谷、新宿武蔵野館ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:進撃の巨人 2013年秋、全国にて公開(C) 諫山 創/講談社 & 映画「進撃の巨人」製作委員会繕い裁つ人 2015年1月31日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開(C) 2015 池辺葵/講談社・「繕い裁つ人」製作委員会サムライフ 2015年2月28日より全国にて公開(C) 2015『サムライフ』製作委員会
2015年02月26日野村ホールディングスは18日、アセット・マネジメント部門の野村アセットマネジメント(以下NAM)、野村ファンド・リサーチ・アンド・テクノロジー(以下NFR&T)、野村プライベート・エクイティ・キャピタル(以下NPEC)の再編を発表した。NAMは、これまでNFR&Tが行ってきた投資信託の運用・管理に係る事務および機関投資家向けの顧問関連事業をNFR&Tから承継し、部門内の営業、運用、管理業務を集約する。ファンドおよび運用会社の分析・評価業務は、NFR&Tが集約して行う。またNAMは、NPECを吸収合併する。これらの再編により、運用オペレーションの効率化と堅牢性の向上を図り、顧客に対する質の高いサービスの提供が可能となるという。再編後のNAMおよびNFR&T両社は、それぞれの専門性を発揮することにより、品質の高い運用商品の提供を行い、投資家の多様なニーズに応えていくとしている。1.スケジュール2月18日:吸収分割契約締結日(NAM、NFR&T)、吸収合併契約締結日(NAM、NPEC)7月1日:NAMによるNFR&T機関投資家顧問事業の吸収分割効力発生日(予定)10月1日:NAMによるNFR&Tリテール運用関連事業の吸収分割効力発生日(予定)12月1日:NAMによるNPECの吸収合併効力発生日(予定)3.連結業績への影響同件が同社の連結業績に与える影響は軽微
2015年02月24日東京・新宿のBギャラリーで野村佐紀子の写真展「flower」が開催されている。期間は3月4日まで。野村佐紀子は91年よりアラーキーこと荒木経惟に師事。93年以降は東京を中心に、ヨーロッパやアジアなどで展覧会を開いてきた。一方で、97年には初の写真集として、男性が備えた繊細さと凶暴さを暴いた「裸ノ時間」を出版。男性のヌードを被写体に数々の作品を発表してきたが、13年の瀬戸内国際芸術祭では、岡山県玉野市に住む48人の老人を撮影。老いた身体と人生の歩みの中に、野村が感じた美しさを写真に収めている。今回の写真展では、野村が長い間撮り溜めてきた花の写真をはじめとする膨大な作品群から抜粋し展示、販売。会場では写真集『flower』(2,750円)の販売も行われ、20日には18時から、写真集を発行している出版社リブロアルテの一花義広と、本書デザイナーの町口景、野村佐紀子の3名によるトークセッションが行われる。【イベント情報】野村佐紀子 写真展「flower」会場:Bギャラリー住所:東京都新宿区新宿3-32-6 ビームスジャパン6階会期:2月13日から3月4日時間:11:00から20:00休館日:なし
2015年02月18日映画『繕い裁つ人』が1月31日(土)に公開を迎え、主演の中谷美紀をはじめ、三浦貴大、黒木華、三島有紀子監督が舞台挨拶に登壇。撮影現場での中谷さんの大活躍ぶりが明らかになった。池辺葵の人気漫画を『しあわせのパン』『ぶどうのなみだ』など繊細な描写で女性の指示の高い三島監督が映画化。「南洋裁店」の2代目の頑固一徹の店主・市江と彼女の作る服を求めて店に集う人々のドラマを綴る。前日の大雪とは打って変わって快晴の中で公開初日を迎え中谷さんは晴れ晴れとした表情。「三浦さんが雨男で、彼が来ると撮影は必ず雨だったんです。今日も『来なくていい』と思ってたんですが(笑)、晴れて良かったです」と冗談交じりに語り笑いを誘う。三浦さんは「今日降ったら、中谷さんに何を言われるかとビクビクしてました…。昨日のうちに雪を降らせといたので(笑)、快晴で初日を迎えられて嬉しい」とホッとした様子。黒木さんも「本当に本当に晴れて良かったです。中谷さんと監督は晴れ女なので、『勝った!』という感じです(笑)」と嬉しそうに語っていた。中谷さんは本作について「個人的には監督と相思相愛だったと思います。プロデューサーや映画会社による“お見合い結婚”ではなく、“恋愛結婚”できたと思います」と独特の表現で監督とぴったりと寄り添っての作品づくりを述懐する。原作と出会う以前の8年前から仕立て屋を題材に映画を作りたいと企画を温め続けてきて「中谷さんが『やらない』と言ったら(企画の続行は)ないかもという気持ちで口説きに行った」という三島監督。初日を迎えて「本当に嬉しく感慨深いです。(作品が)この世にこうして生まれてきてくれて信じられないくらい嬉しい」と最後は少し声を詰まらせた。黒木さんは劇中でウエディングドレスをまとうが、自身にとっても初の体験。衣裳デザインを担当した伊藤佐智子氏の名を挙げ「素晴らしいドレスで、車椅子でどう見えるかまで計算して丁寧に作られていて、着てるだけで気持ちがわいてくる素敵なドレスでした!」とふり返る。また、いつか自分が着ることになるウェディングドレスのデザインも伊藤さんにお願いしたそうだが「まだまだまだまだ先なので…」と苦笑を浮かべていた。三浦さんは、服に人一倍の思い入れを持つデパートに勤める男を演じたが、自身はファッションへの興味が全くなかったそうで、今回の役には苦戦させられたよう。それでも母親で元女優の山口百恵さんがパッチワークやキルティングを趣味とし、手縫いをしている姿を小さい頃から見てきたそうで「(母が)観て、どういう感想持つのか聞いてみたい」と語った。中谷さんは、本作のために1か月にわたって裁縫やミシンを踏む練習をしたそうで「練習用の布で真っ直ぐ縫うのに飽きた(笑)」ということで、自身の手でケープを作り、三島監督にクランクアップの夜にプレゼントしたという。監督はこの日もそのケープを持参したが「“南洋裁店”の箱に包んで市江としてくださったんです」と感激を口にする。また、中谷さんはそれ以外でも予算の厳しい現場で、冬の撮影でも温かいものが食べられるようにと、自ら鶏団子のスープや中華スープを作ってふるまったそうで、いち女優、主演という立場を超えて、スタッフや現場を気遣う中谷さんの姿勢がうかがえる。改めて、最後にマイクを握った中谷さんは「こんなにささやかで、こんなに贅沢な映画に携われたことを幸せに思います」と語り、会場は温かい拍手に包まれた。『繕い裁つ人』は全国にて公開中。(text:cinemacafe.net)■関連作品:繕い裁つ人 2015年1月31日より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国にて公開(C) 2015 池辺葵/講談社・「繕い裁つ人」製作委員会
2015年02月01日