電子情報技術産業協会(JEITA)は23日、2016年1月のPC国内出荷実績を発表した。2016年1月のPC出荷台数は前年同月比99.9%の51.6万台となった。このうち、デスクトップPCは13.1万台(同93.6%)、ノートPCは38.5万台(同102.2%)。1月におけるPC出荷台数は51.6万台。このうち、デスクトップPCは前年比93.6%の13.1万台で、内訳はオールインワン(一体型)が同95.9%の5.2万台、単体(本体のみ)が同92.2%の7.9万台となった。ノートPCは同102.2%の38.5万台で、内訳はモバイルノートが前年比87.7%の7万台、A4型・その他が同106.1%の31.5万台。全出荷台数のうちノートPCが占める割合は74.6%となった。出荷金額は、前年比110.5%の476億円。このうちデスクトップPCは前年比100.3%の123億円、ノート型は同114.6%の353億円となった。対前年比でもっとも出荷金額が伸びたジャンルは、ノートPCのA4型・その他で120.9%。全体として台数は前年同月比並みに落ち着き、金額は上回った。統計の参加企業は、アップルジャパン、NECパーソナルコンピュータ、セイコーエプソン、東芝、パナソニック、日立製作所、富士通、ユニットコム、レノボ・ジャパンの計9社。
2016年02月23日ウェザーニューズはこのほど、関東(東京都、千葉県、埼玉県、群馬県、栃木県、茨城県)、九州南部(宮崎県、鹿児島県)の1都7県が"花粉シーズン"に突入したことを発表した。同社では、花粉観測量に応じて目の色が変化する独自の花粉観測機『ポールンロボ』を設置し、花粉の観測を行っている。2月12日までに、「ポールンロボ」は東京都、千葉県、埼玉県、群馬県、栃木県、茨城県、宮崎県、鹿児島県の3割以上の観測地点において、花粉に敏感な人に症状が出始めるレベルの花粉飛散量を観測。今後も飛散が徐々に増える見込みであることから、同地域が花粉シーズンに突入したことを発表した。花粉シーズンインの時期は、昨年と比べて関東では3日、宮崎県では2日早く、鹿児島県では7日早くなっている。2月13日から14日は、南から暖かい空気が流れ込み、3~4月並の暖かさとなった。同社は今後、西~東日本の太平洋側では続々と花粉シーズンに突入すると予想している。2月中はまだ冬の寒さになる日もあるが、冬型の気圧配置が緩んで寒さが和らぐ日もあり、そのタイミングで北陸や東北南部でも花粉シーズンに入る見込みだという。花粉シーズンに入った後は、1週間から10日くらいで本格的な花粉シーズンに突入する。同社では、関東や九州では2月下旬から3月上旬にかけて、東海から中国・四国の各地では3月上旬から中旬に、東北以北では3月中旬からにスギ花粉の飛散ピークを迎えると予想。スギ花粉の飛散量がピークを過ぎた後は、桜の花が咲く頃にヒノキ花粉の飛散量が増え、西~東日本の早い所では3月下旬~4月上旬にヒノキ花粉の飛散のピークとなる見通しだという。同社は、2016年のスギ・ヒノキ花粉シーズンの花粉飛散量は、全国的に平年(2008~2015年平均)より少なくなるが、西日本では昨シーズンより多いと予想している。昨シーズンの花粉飛散量が少なかった九州北部や四国では2015年比1.5~2倍となる見込み。風が強い日や雨の降った翌日などには一時的に花粉の飛散が増える可能性があるという。なお、「ボールンロボ」が観測した花粉情報は、スマホアプリ「ウェザーニュースタッチ」や、ウェブサイト「ウェザーニュース」の『花粉 Ch.』から確認できる。
2016年02月17日野田秀樹作・演出のNODA・MAP第20回公演 『逆鱗』が1月29日、東京芸術劇場で開幕。公演に先立ち、28日にゲネプロが行われた。NODA・MAP第20回公演『逆鱗』チケット情報物語の主な舞台は、とある水族館と、深い海の底。水族館では、館長の鵜飼綱元(池田成志)、館員のイルカ・モノノウ(満島真之介)、警備員のサキモリ・オモウ(阿部サダヲ)らがせわしなく働いている。そこに現れたのが、電報配達人のモガリ・サマヨウ(瑛太)。電報を届けようとするモガリを、館長の娘で人魚学の若き研究者である鵜飼ザコ(井上真央)が留め置く。ザコはある企みを胸に秘め、人魚学教授の柿本魚麻呂(野田秀樹)と共に水族館で“人魚ショウ”を開こうとしていた。一方、海の底では、NINGYO(松たか子)をはじめとする人魚らと、彼女達の母である逆八百比丘尼(銀粉蝶)が、神秘的な雰囲気で佇んでいる。表層的にコミカルに物事が動く水族館と、時の流れが止まったかのような海の底。舞台では、対照的なふたつの世界が、入れ替わり立ち替わり現れる。ほとんど何もない白い美術の中、舞台上を横切るアンサンブルキャストや数枚の透明パネルだけで、場所や時代が瞬時に移るさまはマジカルだ。このふたつの世界は奇妙に繋がっている。逆八百比丘尼は水族館では鰯ババアとしてお馴染みの存在だし、モガリやサキモリは夢か現かわからぬまま海中を彷徨って人魚達に出会う。そうかと思えば、人魚ショウの出演者オーディションに、本物の人魚であるはずのNINGYOが応募する場面も。時に登場人物自身も混乱しながら、水族館と海底とを往還する。やがて、重要な任務を負う“潜水鵜”として海に潜るサキモリ、モガリ、イルカらと共に、劇は怒涛の展開へ。果たして、人魚の正体とは、届けるはずの電報とは、逆さについた鱗=逆鱗とは……?無数のピースが合わさって迎えるクライマックスには息を飲む。劇中、モガリが“誰もいない海”を見ることができる人はいないと指摘する台詞があるが、そうしたものを観客が目撃し得る演劇の特性、そして観客としての責務にも、思いを巡らさずにはいられない。現実と非現実を行き交いつつ、圧倒的な真実を浮かび上がらせる、野田秀樹流ファンタジー。主要俳優陣の生き生きとした確かな演技と、アンサンブルキャスト達による息の合った動きが、独特の世界に命を吹き込んでいた。公演は2016年1月29日(金)から3月13日(日)まで東京芸術劇場 プレイハウスにて。その後、3月18日(金)から3月27日(日)まで大阪・シアターBRAVA!、3月31日(木)から4月3日(日)まで福岡・北九州芸術劇場 大ホールでも上演。取材・文:高橋彩子
2016年02月05日松たか子さんに瑛太さん、井上真央さん、阿部サダヲさんという豪華キャストが揃うNODA・MAPの新作舞台『逆鱗』。野田秀樹さんの舞台といえば、“キル→着る→KILL(殺す)→生きる”だったり、“オイル→老いる”など、単なるダジャレかと思いきや、そこから思いもよらない壮大な世界を見せてくれる。今回は、水族館に現れた人魚の物語ということだけれど…一体どんな舞台に?そして12年ぶりに野田作品に出演する阿部さんの心境は?***野田:前回、出てもらった『透明人間の蒸気(ゆげ)』から12年も経ってるんだね。まあこの間にも、何回か声は掛けていたんだけれど、台本が気に入らなかったみたいで…(笑)。阿部:いや…単にタイミングが合わなかっただけです。この12年の間にNODA・MAPの舞台も観に行ってますし!野田:そうそう『THE BEE』の時、長野まで観に来てくれたんだった。いつか俺の役をサダヲにやってほしいって言ったんだよね。阿部:(恐縮して)…ああ、はい。野田:僕が阿部さんを初めて認識したのは20年くらい前なんだけれど、その時、こういうすごい人が出てきたんだなって、とても印象に残ったんだ。それで『透明人間~』に出てもらったら、やっぱりすごく上手くて、また絶対にお願いしたいと思っていました。今回久しぶりだったけど、全然落ちぶれてなくて安心した。阿部:よかったです。野田:まあそれは冗談として、今回、阿部さんが出てくれることになって、どんなセリフを書いても、噛み砕いてもっと面白くしてくれるから大丈夫っていう安心感があったのよ。もし他の人だったら、こんなに長々書かないよなっていう昭和ギャグを連発したり…ほんとすみません(笑)。阿部:最初、半分だけいただいた台本では、ガチャガチャしたシーンばっかりで、ここからもっとふざけていくのかと思っていたんですよ。メンバー的にふざける人が多いですし。野田:確かにそうだね(笑)。阿部:でも、後半の台本を読んだらどんどん思いもよらない展開になっていって、読み終わったときには言葉が出なかったです。野田:うん。この作品に限らずだけど、ガチャガチャした芝居だと思って観ていると、いつの間にか引き返せないところにいるというか。知らず知らずのうちに作品の中に引きずり込みたいとは、いつも思ってる。阿部:ただ、台本のト書きに、でっかい水槽が運ばれてくるって書いてあるから期待してたんですけど…。野田:スタッフからも「水を使うんですか?」って聞かれたりしたからね(笑)。ただ、舞台に本物の水槽や水を出すよりも、僕は演劇のアナログ感でできることってあると思ってるからさ。演劇って言ったもん勝ちで、ここは海の底だって言ったら海の底になる。そういうリアリティって演劇ならではで、演劇をやってる身としては、やっぱり演劇でしかできない世界を作りたいし、劇場に来た人にしか感じられない衝撃を見せたいというのはあるかな。阿部:それにしても、文字を使った言葉遊びが出てきますけれど、あんなにたくさん考えるんですね。あまりの数に、じつは野田さん、暇なのかなって(笑)。野田暇なんでしょうね(笑)。◇右/のだ・ひでき劇団「夢の遊眠社」を解散後、‘93年にNODA・MAP設立。『THE BEE』『エッグ』など、国内のみならず海外でも作品を上演し、高い評価を得ている。左/あべ・さだを’92年より大人計画に参加。舞台、ドラマ、映画と幅広く活躍。バンド“グループ魂”では、ボーカルを務める。映画『殿、利息でござる!』が5/14公開予定。◇1月29日(金)~3月13日(日)池袋・東京芸術劇場 プレイハウス作・演出・出演/野田秀樹出演/松たか子、瑛太、井上真央、阿部サダヲ、池田成志、満島真之介、銀粉蝶S席9800円A席7800円サイドシート5500円当日券あり。NODA・MAPTEL:03・6802・6681www.nodamap.com大阪、北九州公演あり※『anan』2016年2月3日号より。写真・土佐麻理子インタビュー、文・望月リサ
2016年01月27日東京都は10日、都職員に冬のボーナス(期末・勤勉手当)を支給した。それによると、1人当たりの平均支給額(税等控除前)は前年比5万5,079円(5.8%)減の90万673円(平均41.1歳、再任用職員を除く)となった。○舛添知事のボーナスは411万8,741円都は「昨年度は給与改定があり、(支給率が)年間で0.25月増えたため、その分が12月期に支給されていた。今年度はその0.25月分を夏と冬に分散して支給する形となったため、12月期だけで比較すると昨年より減少した。なお、年間月数は昨年度と同じ月数となっている」と説明している。支給対象は16万6,079人(警察や消防、教育、公営企業の職員を含む)。支給率は2.175月(前年2.30月)で、支給総額は約1,514億円だった。特別職の支給額をみると、舛添要一知事は411万8,741円、副知事は336万2,931円、教育長は313万809円、議長は308万4,512円、副議長は278万3,347円、議員は247万9,753円となった。
2015年12月11日電子情報技術産業協会(JEITA)は25日、2015年10月のPC国内出荷実績を発表した。10月のPC出荷台数は前年同月比65.1%の41.2万台となった。このうち、デスクトップPCは11.4万台(同61.1%)、ノートPCは29.8万台(同66.8%)。10月におけるPC出荷台数は41.2万台。このうち、デスクトップPCは前年比61.1%の11.4万台で、内訳はオールインワン(一体型)が同59.5%の5.5万台、単体(本体のみ)が同62.7%の5.8万台となった。ノートPCは同66.8%の29.8万台で、内訳はモバイルノートが前年比87.2%の7.2万台、A4型・その他が同62.2%の22.6万台。全出荷台数のうちノートPCが占める割合は72.4%となった。出荷金額は、前年比71.4%の388億円。このうちデスクトップPCは前年比68.2%の111億円、ノート型は同72.8%の277億円となった。2015年10月は、2015年度4月~10月までのうち、出荷台数、出荷金額ともに最も落ち込んだ月となった。統計の参加企業は、アップルジャパン、NECパーソナルコンピュータ、セイコーエプソン、東芝、パナソニック、日立製作所、富士通、ユニットコム、レノボ・ジャパンの計9社。
2015年11月25日東京都・浅草のアミューズミュージアムは、粗末なぼろ布にあらわれた思いがけない美の世界を紹介する特別展「布の絵画BORO~美しいぼろ布展」を開催している。開館時間は10:00~18:00。毎週月曜休館(祝日の場合は翌火曜休館)。入館料は一般1,080円、高校・大学生864円、中・小学生540円、未就学児童無料。同展は、小さな布の切れ端や糸屑を縫い合わせ、何世代にもわたって大切にされてきたぼろ布の思いがけない美の世界を鑑賞するもの。暖房などないに等しいかつての日本では、冬の寒さは過酷で、小さな布の切れ端や糸屑さえも大事な財産だったという。一着の着物を何世代に渡って着、綻びにはツギを当て、過酷な寒さから身を守るために粗い布を重ね合わせ、刺し子を施して補強し、それでも使えなくなった着物は細く裂いて、それで再び新しい布を織っていた。その着古してボロボロになった着物や布、「BORO(ぼろ)」は今、世界のアートシーンで通用する言葉になりつつあるという。大切な布を少しでも長持ちさせるためにかけられた膨大な手間と時間や、家族のために培われた手仕事の技術と美的感覚は、図らずも複雑なパッチワークを成し、経年の趣をまとい、消費文明の対極の圧倒的な布文化を生み出していったという。粗末なぼろ布にあらわれた思いがけない美の世界からは、物を作り、慈しみ、使い切る充足感と、困難に負けない真の力強さが読み取れるということだ。また、「ぼろ」には地域により特色があり、それぞれに豊かな個性を持っている。同展では、京都や中国地方の「ぼろ」に加え、常設展の青森の「ぼろ」も比較して鑑賞することができるということだ。
2015年11月11日LINEはこのたび、2015年7~9月期(以下、Q3)の業績を開示した。全体の売上額は322億円で前期比16%・前年同期比35%増となったほか、基幹事業となるLINE事業単体の売上額は299億円(前期比18% / 前年同期比38%増)となった。LINEの月間アクティブユーザー数(以下、MAU: Monthly Active User)は、グローバルで約2億1,200万人、日本・タイ・台湾・インドネシアのトップ4カ国では約1億3,700万人(2015年9月実績)となった。Q2に引き続き、急速にユーザー拡大を続けるインドネシアをはじめ、アジア地域でシェアを拡大している。スタンプ事業においては、人気キャラクターIPを用いた公式スタンプに加え、アニメーションスタンプやサウンドスタンプが売上に貢献。ユーザーがスタンプを制作・販売することができる「LINE Creators Market」は、日本・タイ・台湾を中心にグローバルで急速に売上を伸ばしており、日本では、人気スタンプキャラクターのグッズ化と販売を行っているが、想定を超える速さで完売となるグッズもあり、盛り上がりをみせている。同社は今後も、新たな商品の開発などを進めていく考えだ。また、ゲーム事業においては、「LINE : ディズニー ツムツム」や「LINE レンジャー」などの既存タイトルの売上が引き続き堅調に推移しているのに加え、2015年Q3にはグローバルで7タイトルを新たにリリース。7月に台湾・香港・マカオでリリースした、TVアニメ「ONE PIECE(ワンピース)」を題材とする「LINE: ONE PIECE 秘寶尋航」が、台湾のApp Store 売上ランキングで1位を獲得するなど好調に推移しており、今後も展開対象国を拡大していく予定となる。広告事業では、グローバルにおいて公式アカウント・スポンサードスタンプの広告主が引き続き順調に増加しているほか、動画視聴型インセンティブサービス「LINE フリーコインVideo」が堅調に売上を伸ばしている。企業向けAPIソリューション「LINE ビジネスコネクト」では、インテルとのソフトウェア開発者向け技術情報支援とIoT対応ソリューションの導入促進を目的とした連携や、マイクロソフトとの連携による人工知能「りんな」を活用した人工知能(AI)型のLINE公式アカウントを企業向けに提供開始したことにより、企業の公式アカウント利用における選択肢を拡大、利用を促進している。プラットフォーム事業においては、日本とタイで展開する音楽配信サービス「LINE MUSIC」が、6月のサービス公開以降順調に成長を続け、ダウンロード数860万件(2015年10月21日時点)、MAU400万人(2015年9月末時点)を超えた。加えて、自撮り専用カメラアプリ「B612」も、アジア・中南米地域だけでなく東ヨーロッパ地域などを中心にユーザーを拡大し、世界累計1億ダウンロード(2015年10月9日時点)、MAU5,000万人と、大きく成長している。また、日本で展開するアルバイト求人情報サービス「LINE バイト」が登録ユーザー数600万人(2015年10月時点)を記録したほか、電子コミックサービス「LINEマンガ」にて出版事業への参入を発表し、海外展開なども視野に入れたサービス拡大を検討しているという。
2015年11月02日電子情報技術産業協会(JEITA)は24日、2015年7月のPC国内出荷実績を発表した。7月のPC出荷台数は前年同月比67.8%の45.4万台となった。このうち、デスクトップPCは12.5万台(同64.5%)、ノートPCは32.9万台(同69.1%)。7月における出荷台数は45.4万台。このうち、デスクトップPCは前年比67.8%の12.5万台で、内訳はオールインワン(一体型)が同63.1%の4.5万台、単体(本体のみ)が同65.3%の8万台となった。ノートPCは同69.1%の32.9万台で、内訳はモバイルノートが前年比88.7%の8.1万台、A4型・その他が同64.5%の24.8万台。全出荷台数のうちノートPCが占める割合は72.5%となった。出荷金額は、前年比76.2%の409億円。このうちデスクトップPCは前年比69.1%の112億円、ノート型は同79.3%の297億円となった。統計の参加企業は、アップルジャパン、NECパーソナルコンピュータ、セイコーエプソン、東芝、パナソニック、日立製作所、富士通、ユニットコム、レノボ・ジャパンの計9社。
2015年08月24日ベストブライダルはこのほど、「夜景の見える 美(ビ)アホール」を同社が運営する結婚式場「台場 パラッツォ エ マーレ」(東京都港区)にて開催した。同企画は、「美しい夜景」「美味(おい)しい料理」「美しくなるドリンク」をテーマにした期間限定のビアホール。レインボーブリッジと東京タワーが祭壇正面に見えるチャペルを限定開放し、17時半~19時半と19時半~21時半の2部制で行う。料理はビュッフェ形式で、サラダやピラフ、アヒージョやセビーチェなど、ビールやカクテルに合うメニューを取りそろえる。テーブルで提供する盛り合わせでは、結婚式のメニューとしても人気の「オリジナルローストビーフ」や、「鮮魚のアクアパッツァ」などを提供。デザートには炎の演出がきれいな「ベイクドアラスカ」や、「エディブルフラワーの小さなガーデン」などを用意。また、ドリンクメニューには、「ビューティースパークリング」や「レインボービューティーカクテル」など、同ビアホールのテーマに合ったものをそろえたとのこと。価格(税・サービス料込)は1名5,500円だが、3日前までに予約した場合は1名5,000円になる。開催は10月30日までの特定日となり、公式ホームページの開催カレンダーで確認できる。
2015年08月07日ショップのバイイングやディレクションを手がけるメソッドは、世界中のウニの標本などを集めた『自然の造形美展2「ウニのない人生なんて」』を開催する。会期は7月31日~9月5日 12:00~19:00(日曜・祝日、および8月9日~8月16日は閉廊)。会場は東京都・渋谷のギャラリースペース(PLACE) by method。入場無料。同展は、京都を拠点に「自然の造形美」を伝える活動を展開するウサギノネドコによる「自然の造形美展」の第2弾。昨年、京都で開催された「ウニ展」をさらに発展させた形で、ウニの魅力と美しさに迫るという。今回は「ウニ」の造形美をテーマに、全世界から集めた100種類近くの希少で美しいウニを、アクリル封入、立体スキャン、3Dプリントなどのテクノロジーを駆使して展示されるということだ。また、会期初日の7月31日 19:00~21:00には、オープニングレセプションが予定されている。ウサギノネドコの代表 吉村紘一氏も在廊するとのことだ。なお、ウサギノネドコは、一日一組限定の小さな「宿」と、不思議な品揃えの「雑貨屋」が ひとつになった京町家。クリエイティブディレクターの吉村紘一氏が代表をつとめ、自然の造形美とその物語を楽しむことを伝える活動を行っている。オリジナルプロダクトとして「sola cube」、「旅する小惑星」、「uninoco」などがある。今秋には本拠地の京都で「博物カフェ」をコンセプトにしたカフェをオープン予定。
2015年07月29日黄金比。それは世界で最も美しいといわれる比率です。最近ではメイクや美容整形など美容の分野でも、この黄金比を使うと美しく仕上がると人気を集めています。自然界では貝殻の渦巻きや人間の身体がこの比率になっているといわれ、古くから美しさの基準として広く用いられてきました。また、パルテノン神殿やピラミッドのような建築は黄金比に基づいているとされ、絵画の世界ではかの有名なレオナルド・ダ・ヴィンチ作『モナ・リザ』をはじめとして、さまざまな作品に広く使われています。しかし黄金比が美しいという話、実はまったくの迷信かもしれません。■黄金比をつくった人は「美しい」とはいっていない!黄金比を発見したのは、古代ギリシャの哲学者・数学者であるエウクレイデス。現代に繋がるユークリッド幾何学の基礎を築いた偉人です。エウクレイデスは1:1.618……、およそ5:8の比率を黄金比と名づけました。しかしこれが「美しい比率だ」とは一言もいっていないのです。アメリカにあるランドルフ・マコン大学の数学教授イヴ・トレンスは、こうした「黄金比こそ美しい」という考えは「魔法や宗教のようなもの」「消えてなくならない迷信」であるとして痛烈に批判しています。他の比率に対して黄金比が美しいと感じることには根拠がないのだということ。■黄金比を美しいと思う人はたった3割しかいないそれではなぜ、黄金比がこれほどまでに美しいものとして知られるようになってしまったのでしょうか?遡ること1867年、グスタフ・テオドル・フェヒナーというドイツの物理学者が行った実験がそのはじまりです。これは黄金比が本当に美しいと思われているかを心理学的に検証したはじめての実験でした。実験方法は簡単、さまざまな長方形を見せ、最も美しいものを被験者に選んでもらうだけ。結果、たしかに黄金比がもっとも多く選ばれはしたのですが、全体から見ればたったの3割程度でした。これは決して高いとは言えない数字ですが、黄金比の話はこの情報が誇張されて伝わったものといわれています。■人間は見慣れたものほど「美しい」と感じる傾向が黄金比が美しいわけではないなら、いったい人はどんな比率を美しいと思うのでしょう?黄金比についてはいくつか調査が行われていますが、A4の紙やコンピュータのスクリーンなど、黄金比以外の見慣れた比率の方を人は美しく思う傾向にあるという結果が出ています。心理学では「単純接触効果」と呼ばれる法則があります。これは、「たくさん触れているものほど好ましく思うようになる」というもの。いつも見ているコマーシャルの商品がだんだん気になってくるように、長方形の比率も見慣れたものほど美しく見えるのではないかと論じられているのです。また美人とされる顔の造形は、時代とともに移り変わっているといわれています。常に黄金比が美しいとされているわけではないのです。しかもその時代ごとに、もっとも平均的な顔が美人と思われているという研究がよく知られています。これも、単純接触効果を考えれば納得できる話ではあります。■ただし「美しい女優の顔は黄金比」と主張する人も!しかし同時に、黄金比に根強い支持があることも事実です。脳の血流を測定するfMRIを使用した実験では、黄金比の長方形を見たときとそれ以外の比率の長方形を見たときで、脳の活動が異なるのだそうです。また黄金比を用いた美容形成の手法で特許を取った美容外科医ステファン・マルカルトは、顔の美しさには黄金比が関わっていると主張し続けています。マルカルト医師曰く、マリリン・モンローはかなり黄金比に近く、アンジェリーナ・ジョリーは唇がやや大きすぎるもののほぼ完璧、最も黄金比に近いのはオードリー・ヘップバーンとピアース・ブロスナンとのこと。確かに挙がった名前は誰もが美しさを認める大女優ばかり。たしかに説得力がある気もします。長年議論し続けられている黄金比の是非ですが、いずれにせよ美の基準はそれほどはっきりとひとつに決まるものではなさそうです。あまり振り回されず自分の感性を信じて、自分なりの美の基準を見つけてみましょう。(文/和州太郎)【参考】※Mathematicians dispute claims that the ‘golden ratio’ is a natural blueprint for beauty-The Independent
2015年07月26日フレンチのシェフ・拳杉槙一氏はこのほど、フレンチカフェ「Adonis T table」を東京都・銀座にオープンした。同氏は、東京都・青山にある1日1組の対面式レストラン「ADONIS TABLE」を運営するフレンチ専門のシェフで、レシピ本『美人を作るダイエットフレンチ』の著者でもある。今回オープンしたのは、美容にこだわった食材を使用したパイや肉・魚・野菜料理、ワインなどを提供するフレンチカフェ。パイは「キレイになれるパイ」をテーマに、美容によいといわれる食材を使った「牛頬肉のシチューパイ」や「サーモンアボカドパイ」などを用意する。パイの生地には発酵バターを使用。発酵バターとはクリームを乳酸菌で発酵させてから造るため、発酵の過程で生成されるアミノ酸効果や、産物としての酵素により栄養価が高くなるという。パイは、じっくり仕込んだソースとともに提供する。ディナーには、和牛の燻製グリルなどが登場。食材は、全国から肉の集まる市場にて月齢30カ月以上のA4・A5ランクのみの和牛を採用し、独自の手法で燻製させる。使用するのはメス牛で、オス牛に比べてキメが細かく肉質が高いとのこと。デザートには、トリュフチーズスフレなどを用意する。ワインは、美容にこだわるワインのスペシャリスト・松村由美子氏監修のもと、アンチエイジング・ダイエットの強い味方となるワインをそろえた。美容と健康によいといわれるポリフェノール類の「プロシアニジン」を多く含むワインで、造り手とブドウ品種、産地、醸造工程にもこだわって選んだという。
2015年07月08日銀座 ソニービルは7月24日~9月6日まで、沖縄美ら海水族館の監修のもと、ソニービル全館で「48th Sony Aquarium ~Meet Doki Doki 美ら海の世界と出会う夏~」を開催する。入場無料。○約800匹の魚を順次展示ソニービル屋外のイベントスペース「ソニースクエア」には、沖縄の海をテーマにした14トンの大型水槽が登場。今年初登場の「ヤジブカ(サメ)」、全長1mのニセゴイシウツボなど、18種類約800匹の魚たちが開催期間中に順次展示される。また、給餌タイム(16:00~16:30)には、魚たちへの餌やりも観覧できる。8F 「コミュニケーションゾーン OPUS(オーパス)」では、ソニーのデジタル一眼カメラ『α7S』で、等身大のジンベエザメや沖縄の海の生き物たちを撮影した映像を、横7.6m×高さ2.7mの大画面(3,840×1,404ピクセル)で上映する。エントランスホールには、全長9.1mのジンベエザメのあご(標本)を展示。大きな顎と一緒に、写真撮影もできる。○沖縄美ら海水族館 出張授業期間中の土日(9月5日・6日除く)には、沖縄美ら海水族館の飼育員から、海の生き物の特徴や生態について話を聞くことができる「沖縄美ら海水族館 出張授業」を開催。今年は「サメ」をテーマに、まだ謎が多いサメの不思議を、写真や映像、標本などを使ってわかりやすく説明する。募集対象は、ソニービルメールニュース会員の5歳以上~小学生以下の子供がいる親子。先着順に申込みを受け付ける。そのほか、館内4カ所にあるスタンプを集めると、抽選で沖縄旅行や、沖縄美ら海水族館オリジナル商品などが当たる抽選会に参加できる「スタンプラリー」も実施する。○飲食店では「沖縄 フードフェス」も開催館内2店舗の飲食店では、「沖縄 フードフェス」も開催。沖縄の食材を使用したメニューや沖縄の郷土料理、地ビールなどを期間限定で提供する。イベントの開催時間は11:00~19:00、屋外に設置する大水槽は23:00まで。
2015年07月07日東京都は30日、都職員に夏のボーナス(期末・勤勉手当)を支給した。それによると、1人当たりの平均支給額(税等控除前、平均年齢41.3歳)は前年比4万6,991円増、率にして同5.9%増の83万7,586円となった。○舛添知事の夏ボーナスは374万9,898円支給対象は16万6,079人(警察や消防、教育、公営企業の職員を含む)。支給月数は2.025月(1.90月)で、支給総額は1,396億円。特別職の支給額を見ると、舛添要一知事は374万9,898円、副知事は306万1,773円、議長は280万8,287円、副議長は253万4,092円、議員は225万7,686円となった。
2015年07月01日「年取ったんでしょうね」――。野田洋次郎は少し照れくさそうな笑みを浮かべてそう語るが、その口調からは年齢を重ねることを前向きに受け止めていることがうかがえる。若者を中心に絶大な支持を集めるロックバンド「RADWIMPS(ラッドウィンプス)」。その全ての楽曲の作詞作曲を担当し、ボーカルを務める野田さんが『トイレのピエタ』で映画初出演にして初主演を務めた。デビュー以来、音楽の仕事だけに集中してきた。自らが紡ぐ歌詞で、メロディで、声で、演奏で、CDが売れないと言われるこの時代に次々とヒットを飛ばし、多くの人々を熱狂させてきた男は、なぜ“いま”このタイミングで、映画のオファーを受けたのか?理由として口にしたのが冒頭の言葉である。「いまだからこそ、というのは確実にあったでしょうね。もう少し若い頃なら、お話をいただいても考えるまでもなく、もしかしたらお会いすることさえなく断っていたと思います。これまで7枚アルバムを発表してきて、特に前作(『×と○と罪と』/2013年12月リリース)は自分でも手応えのあるものができるという思いがあって、28歳になる頃だったんですが、既にその先のツアーも決まっていて、それが終わればもう29歳だな…なんて思っていた時期にお話をいただいたんですよね」。20代前半から半ばにかけてといまの最大の違いは「自信」。自分なりに外の世界に目を向けることができるようになってきた時期とオファーが良いタイミングで重なった。「若い頃は“とがってた”というのはあると思います(笑)。とがってないと守れない何かがある気がしていました。この世界、染まっていくのは簡単です。ひとつのセオリーやルーティン、誰が作ったかも分からないレールに勝手に乗せられそうになることもあって、それに必死で抗う気持ちもあった。『自分は自分だ』という思いで自分の“純度”を守ろうとしていた部分もあったし、それはよかったといまでも思ってるけど、一方で以前のように力をこめずとも、自分がやればそれは自分色になるんだというある種の自信がこの10年ほどで身についたのかなと思います。もう少し広い視野で周りのことも自分のことも見られるようになって『面白いならやってみようか』と外に向けて毛穴を開いていた時期にちょうど、お話をいただけたのも大きかったですね」。もちろん、提示された物語、そして主人公への共感も引き受けた大きな理由のひとつ。松永大司監督が漫画の神様・手塚治虫が死の直前まで綴っていた日記の最後のページに“トイレのピエタ”とあったのをドキュメンタリー番組で見て、アイディアを膨らませていった。ピエタとは、聖母マリアが磔にされ命を落としたキリストの体を抱きかかえる絵画や彫刻のモチーフ。画家を志すも挫折し、無気力に日々を費やしていたが、ある日突然、病で余命わずかと宣告された宏の最後の夏を描く。「そもそも、俳優という仕事がどういう仕事なのか分かってなかったんです。ものを作る人間として、映画を作る映画監督という存在には興味があって、友人もいたんですが、役者さんに関しては正直、何をどこまでしている人なのか分からないところがあって、だから、最初にお話をいただいた時もピンと来なかったんです。でも脚本を読んで、自分が理解できない“何者”かになるのは無理だけど、理解し共感できる主人公がいて、素晴らしい物語があるから『この人を生きることならできるかもしれない』と思ってやらせていただくことにしました」。美大時代は才能を周りからもてはやされていたが、やがて壁にぶつかり挫折し、絵から離れた生活を送る宏。個展を開くまでになったかつての恋人を前にしても揶揄や自らを卑下するような言葉しか出てこない。そんな宏が野田さんは「かわいく思えた」という。「このかわいらしさって何なのか?あまのじゃくで、物事をエラそうに斜めから見て、自分は何ひとつ成し遂げてないのに世界を見下して、自分もその世界の一員なのに、どこか違うと思ってて――でも、そのひとつひとつを大真面目にやってるんですよね。近くにいたら間違いなくイヤな奴だなって思うけど(笑)、でもそのイヤなところが自分を見ているようでもあったんですよね。自分にとっては自分は特別だし、もちろんそれは誰しもそうなんだけど、そこで周りに合わせることなく生きてる宏がかわいくてたまらなかった。実は、みんなこうやって生きたいんじゃないのか?ダサいんだけど、ヒーローとは正反対でかっこよくもなければ、人を救うでもないし、優しくもないんだけど、でもある種の人の根っこにある願望――こうやって生きたいという理想を体現しているような気がしたんです」。絶望を抱えて絵から離れた宏だが、それでも宏は自分の才能をどこかで信じていると思うか?それとも信じきれなかったからこそ成功を手にできなかったのか?そんな質問に野田さんは「おれは、信じてると思う」とうなずく。「やはり音楽に置き換えて考えた時、もし世間に全く認められずに無視されたら、おれも同じように音楽を捨てていたと思うけど、それでもどこかで自分の音楽を自分だけは信じてると思うんですよね、きっと。みんなにダメだと言われても『お前らが付いて来れないんだ。何で分かんねぇんだよ』っていう気持ちで。宏が筆を置いたのは、絵というのが自分にとって大事すぎて、そこで自分で閉ざしてしまったんだと思うんです」。意地悪な言い方をすれば、成功という物差しで測ったとき、夢に挫折し清掃員として暮らす宏と20歳の若さでメジャーデビューを果たし、ヒット曲を積み重ねてきた「RADWIMPS」の野田洋次郎の間には残酷なまでの断絶がある。だがそれでも、ものを作る人間としての“業”に深くシンパシーを覚え、共鳴した。「もちろんいま、純粋に宏の気持ちに同調するかと言えば違います。でも音楽を始める時、入口に立った時はおれ自身、宏だったし、『どうだっ!こんなの聴いたことないだろう!』って気持ちはいまだにありますよ。『喰らえ!』って気持ちで毎回、曲を出すたびに思ってるし、中途半端じゃイヤだ、おれがやるからにはそこに意味がある――おれがいるからこそできることをやらなきゃしょうがない、他のヤツにできるならそいつがやればいいって思いはある。それは宏もずっと持ち続けてきた気持ちだと思うんです」。そして、しばしの準備期間を置いた上で撮影が始まった――。(photo / text:Naoki Kurozu)■関連作品:トイレのピエタ 2015年6月6日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015「トイレのピエタ」製作委員会
2015年06月04日「RADWIMPS」の野田洋次郎が映画初主演し、2015年のブレイク女子・杉咲花やリリー・フランキー、大竹しのぶ、宮沢りえらと共演する『トイレのピエタ』。つい先日、未公開シーンを含むメイキング映像や松永大司監督の過去作品の特集上映も決定した本作から、野田さん、杉咲さんの素顔が垣間見られる撮影現場の写真2点がシネマカフェに到着した。画家への夢を諦めて、フリーター生活を送っていた園田宏(野田洋次郎)。余命3か月と告げられた彼が、人生最期の夏を迎えたとき、まるで立ちはだかるように現れたのが、女子高生・真衣(杉咲花)。宏は同じように純粋で孤独、ときに激しい感情をむきだしにする真衣に翻弄されながらも、次第に心惹かれてゆく…。“マンガの神様”手塚治虫が死ぬ直前まで綴っていた病床日記にインスパイアされ、松永監督が完全オリジナルストーリーとして脚本化した本作。10代から大人の女性にいたるまで幅広く支持される人気ロックバンド「RADWIMPS」のフロントマンとはまた別の姿を、演技初挑戦にして映画初主演となる野田さんが見せることでも、早くも話題を呼んでいる。今回届いたのは、まず、ビルの窓ふきのバイトをする宏役の野田さんが、松永監督と談笑している写真。美大を卒業しながらも画家の夢をあきらめた宏は、大都会のビルに虫のようにしがみつき、窓をふくという無為な日々を過ごしていることを象徴するシーンだが、普段クールな野田さんは珍しく(?)全開のスマイルを披露。また、2枚目の写真では、プールサイドでカメラを構え、何かを撮影している野田さんの後ろで、杉咲さんがキュートにカメラ目線でポーズ。オーディションから真衣役に抜擢された杉咲さんにとって、プールでのシーンはかなり重要な場面となったはずだが、リラックスして撮影に臨んでいたことが伺える。いま最も気になる、この2人が織りなす、激しくも切ないラブストーリーが、ますます楽しみになってきた。『トイレのピエタ』は6月6日(土)より新宿ピカデリーほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:トイレのピエタ 2015年6月6日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015「トイレのピエタ」製作委員会
2015年05月26日ロックバンド「RADWIMPS」の野田洋次郎が5月21日(木)、都内で行われた主演作『トイレのピエタ』(松永大司監督)の完成披露試写会に出席し、「違和感ですね。力をどこに込めたらいいのか…、不思議な感じ」と初の舞台挨拶に対し、率直な感想を語った。また、この日は野田さんと親交が深い俳優・佐藤健が本作に出演していることが情報解禁された。佐藤さんは、野田さん演じる主人公が入院する病院で働く清掃員役で出演し、共演を果たしており、「野田さんから、映画に出演するという話を聞いていて、今回少しですが参加できたのが嬉しいです。脚本を読ませて頂いて、すごく素敵な話だと思いました、野田さんの感性で、そのまま、自然なまま出ていけばきっといい映画になると思いました」とコメントを寄せている。“マンガの神様”手塚治虫がこの世を去る直前まで綴っていた病床日記にインスパイアされ、映画化へと至った本作。画家への夢を諦めてフリーター生活を送っていた宏(野田さん)が、余命3か月と告げられ、人生最期の夏を迎えたある日、彼の前に純粋な女子高生・真衣が現れて…。「人生にとって、かけがえのない作品になった。ぜひ世に出てほしいと思った作品なので、今日は嬉しいです。脚本に出会い、出演したいと思った直感を信じて良かった」と感無量の野田さん。「ものづくりと言っても、やはり音楽とは全然違う。映画はあくまで監督のもので、僕の人生をお貸ししている感覚。監督がもがく姿を、まるで責任を放棄したように(客観的に)見られるというのも貴重な体験だった」と独自の感性で、撮影をふり返った。また、主題歌「ピクニック」も手がけており、「監督や共演者の皆さんから受け取ったエネルギーの愛おしさを、忘れたくなくて、焦りながら、でもじっくりと曲に残した」と語っていた。完成披露試写会には野田さんと松永監督をはじめ、共演する杉咲花、リリー・フランキー、市川紗椰が出席した。『トイレのピエタ』は6月6日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:トイレのピエタ 2015年6月6日より新宿ピカデリーほか全国にて公開(C) 2015「トイレのピエタ」製作委員会
2015年05月21日LINEは4月30日、2015年1~3月期(Q1)の業績を公開した。2015年1-3月期のLINE全体の売上額は281億円で、前四半期比9%増、前年同期比70%増だった。また、基幹事業であるLINE事業単体の2015年1-3月期の売上額は前四半期比9%増、前年同期比76%増の254億円だった。LINEの月間アクティブユーザー数(MAU: Monthly Active User)は約2億500万人、LINEがトップシェアを占める4カ国である日本、タイ、台湾、インドネシアMAUは約1億2300万人となった(2015年3月実績)。直近では、インドネシアにおけるユーザー拡大が急速に進んでいるほか、グローバルにおいて新規ユーザーと月間アクティブユーザー数は増加している。スタンプ事業においては、公式スタンプが世界各国において好調で、特に1月より提供を開始したサウンド付きスタンプは当初の予想を上回るペースで売上を伸ばしている。また、来月には販売開始1年を迎える、ユーザーがスタンプを制作・販売する「LINE Creators Market」で、販売スタンプ数が世界累計10万件を突破し、多くのクリエイターが参加するとともに、スタンプの売上も堅調に伸びている。今後は、タイ、台湾での展開を強化し、グローバルにおいて、個人のクリエイターが収益を得ることのできるプラットフォームへと成長させていく方針だという。広告事業においては、公式アカウント・スポンサードスタンプ・インセンティブサービス「LINE フリーコイン」を導入する企業が増加しており、世界各国で成長を続ける。また、企業のブランド・キャラクターをモチーフとした着せかえをLINEユーザーに配信することができる企業向け広告メニュー「LINE スポンサード着せかえ」や、台湾でも提供を開始した企業向け動画視聴連動型スタンプ配信メニュー「LINE マストビュースタンプ」など、新たな広告サービスの提供も行っており、今後もグローバルにおいて様々な広告サービスの展開を進める予定だ。今後の戦略として、さらに多くの国でトップシェアを目指すとともに、既にトップシェアを獲得している4ヶ国では、LINEのアプリ上で、より生活に密着したコンテンツ・サービスを提供する「LIFEプラットフォーム」化を推進する。
2015年05月01日人気ロックバンド「RADWIMPS」の野田洋次郎が映画初主演することで話題の『トイレのピエタ』が、この度、第16回全州(チョンジュ)国際映画祭の「インターナショナル・コンペティション部門」に出品されることが明らかになった。日本映画としては唯一正式出品となる。画家への夢を諦めてフリーター生活を送っていた宏(野田洋次郎)。余命3か月と告げられた彼が、人生最期の夏を迎えたとき、まるで立ちはだかるように現れたのが、女子高生・真衣(杉咲花)だった。純粋な真衣に翻弄されながらも、宏は次第に心惹かれてゆく…。“マンガの神様”手塚治虫が死ぬ直前まで綴っていた病床日記にインスパイアされ、映画監督・松永大司が完全オリジナルストーリーとして脚本化した本作。主演の野田さんを始め、杉咲花、リリー・フランキー、市川紗椰、大竹しのぶ、宮沢りえら豪華キャストが集結している。今回出品が決定した全州国際映画祭は、韓国の中でも第2の権威ある映画祭で、有名な俳優や監督の作品だけを揃えるのではなく、無名でも野心的な若い映画作家の作品を積極的に紹介している。過去には山田洋次監督作の『東京家族』、松江哲明監督の『フラッシュバックメモリーズ3D』、朴思柔監督の『60万回のトライ』、諏訪敦彦監督の『M/other』が出品している。松永監督自身もドキュメンタリー映画デビュー作『ピュ~ぴる』にて4年前に発掘されたひとりだ。松永監督は、第32回釜山国際短編映画祭においても短編『死と恋と波と』(岡山天音・門脇麦出演)が「インターナショナルコンペティション部門」に正式出品も決定しており、同時期に2本の作品が国際映画祭のコンペティション部門に出品されることになる。『トイレのピエタ』は6月6日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月31日野田秀樹作・演出作品『エッグ』パリ公演(国立シャイヨー劇場にて)が3月8日、大盛況のうちに閉幕。いよいよ3月26日(木)より大阪・シアターBRAVA!で凱旋公演が行われる。NODA・MAP第19回公演『エッグ』チケット情報妻夫木聡、深津絵里、仲村トオルらの豪華キャスト陣、椎名林檎による心にささる音楽、スピーディーに変化する舞台装置、そして予測不可能な結末……。2012年の初演時、そして今年2月の東京公演で観客に大絶賛を浴びた作品が初演時と同じ主要キャストで挑んだパリ公演。セリフは日本語、フランス語字幕をつけ、また映像場面にはフランス人俳優によるフランス語ナレーションを流すなどの工夫も。キャストの3人が「笑い声や反応から、パリの観客との距離感がすごく近く感じられたことが感動的でした」(妻夫木)、「お客様の反応が変化していく感じが日本と同じだったことに驚いたのと同時に、とても嬉しかったです」(深津)、「言葉で話してもわからないことでも、芝居を見せることで相互理解ができる、共通言語のようなものになりえることを感じています」(仲村)とその手応えを口にするほど、終演後も熱気は続き、大きな拍手に包まれた。作・演出の野田も「パリの反応はとても良かったと思います。パリ公演が始まる前は不安で、題材の難解さが伝わるのかなど、お芝居が終わってもまだまだ不安でいっぱいでした。シャイヨ―劇場の芸術監督ディディエ・デシャン氏が、2度あることは3度あるということわざを用い、エッグに続き、パリでの3度目となる公演のチャンスを楽しみにしています。と言ってくれたので、その言葉にとても救われました」と語るほど現地での好評を肌に感じた本作品が戻ってくる。凱旋公演は3月26日(木)から4月8日(水)まで大阪・シアターBRAVA!、4月16日(木)から19日(日)まで福岡・北九州芸術劇場大ホールで行われる。チケットは両公演ともに完売していたが、このほど大阪公演で追加販売が決定。チケットは3月15日(日)午前10時より発売。
2015年03月13日ロックバンド「RADWIMPS」の野田洋次郎(Vo./Gt.)が、映画初出演&初主演を果たす『トイレのピエタ』。このほど、野田さんが歌う本作の主題歌「ピクニック」も収められた予告編映像が解禁された。“マンガの神様”手塚治虫がこの世を去る直前まで綴っていた病床日記にインスパイアされ、映画化へと至った本作。主人公は、画家への夢を諦めてフリーター生活を送っていた宏(野田洋次郎)。余命3か月と告げられた彼が、人生最期の夏を迎えたとき、まるで立ちはだかるように現れたのが、女子高生・真衣(杉咲花)だった。純粋な真衣に翻弄されながらも、宏は次第に心惹かれてゆく…。今回届いた映像では、夜のプールで2人は叫び、笑い、弱音を吐きながらも支え合うーー野田さん演じる絶望を抱えた青年と、杉咲さん演じる孤独な少女が、世界の片隅で出会い、互いにしがみつくようにぶつかり合い、次第に恋へと変化していく様子が綴られている。そんな2人のほかにも、宏の入院仲間・横田役のリリー・フランキーを始め、大竹しのぶや人気モデルの市川紗椰など個性豊かな面々がなんとも優しげな表情で、野田さん演じる宏を見つめている。さらにラストには、野田さんが一心不乱に何かを描きあげていく姿も収めれらており、本作の鍵を握りそうな描写も。まずは映像から“俳優・野田洋次郎”の演技を覗いてみて。『トイレのピエタ』は6月6日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年03月04日野田秀樹作・演出による、NODA・MAP第19回公演『エッグ』が公演中だ。本作は、好評を博した2012年初演作の再演。公演初日前の2月2日、ゲネプロが行われた。NODA・MAP第19回公演『エッグ』チケット情報野田作品らしく、時空間がマジカルに錯綜する本作。ドラマの発端は、改修工事中の劇場で、劇場案内係(野田秀樹)がみつけた、歌人で作家の寺山修司の未発表戯曲だ。これを、案内係と愛人関係にあるという劇場の芸術監督(野田の2役)が手に入れたことから、舞台上で、戯曲に綴られていた世界が展開する。それは、天才アスリート・安倍比羅夫(妻夫木聡)やベテランアスリート・粒来幸吉(仲村トオル)や平川(大倉孝二)ら、卵を用いた架空のスポーツ “エッグ”に情熱を傾ける男達と、彼らのチームのオーナー(秋山菜津子)、消田監督(橋爪功)、人気シンガーソングライター・苺イチエ(深津絵里)、苺の振付師・お床山(藤井隆)らの物語だ。軽妙でエッジの利いた野田の台詞、どこか切ない椎名林檎の音楽、カーテンやロッカーを効果的に用いた堀尾幸男の美術、洗練されたひびのこづえの衣裳、そして、初演以来変わらない個性豊かな豪華俳優陣の熱演によって、舞台はカラフルに躍動。彼らを通して、20世紀の大衆を熱狂させた“音楽”と“スポーツ”が、美しく輝かしい人生の応援歌であると同時に、洗脳や根性論やナショナリズムと隣り合わせであるという事実も、あぶり出される。物語はそれだけでは終わらない。芸術監督が「読み違えていた」と言い出すことから、ドラマの途中で何度も新たな情報が加わり、変更が施される。それは、人間の先入観への皮肉であり、また、改ざんが行われ続ける歴史への痛烈な眼差しでもある。真実が時に恣意的に歪められ、あるいは忘れられ、新たな神話が形成されていく中、人類は同じ過ちを、そうと気づかずに犯してきた。だが、忘れてはならないこともある、という作者の声が聞こえてくるようだ。「いつもデジャブ~」と歌う苺の声も意味深に響く。そうこうするうち、時代は、(本作初演ではまだ決定していなかった)2020年の東京五輪を見据えた現代、1965年の東京五輪、そして1940年の幻の東京五輪と遡りながら、ある葬り去られた過去へと到達するのだった……。粒来幸吉=円谷幸吉、安倍比羅夫=「裸足のアベベ」ことアベベ・ビキラなど、実在する人物を想わせる名を散りばめながら、野田は近代史の闇に迫る。その近代は、世界の知と富と権力が一部の人間に集中し、不都合な真実には蓋をして進み続けようとする現代と地続きだ。寺山の未発表戯曲の存在を含め、この劇はフィクションだが、だからこそ、そこには幾多の真実が煌めいている。本作は東京公演後の3月、パリ国立シャイヨー劇場で日本の劇団として33年ぶりに公演を行う。33年前に上演された作品は奇しくも寺山修司の『奴婢訓』だという。フランス公演後は3月26日(木)から4月8日(水)まで大阪・シアターBRAVA!、4月16日(木)から19日(日)まで福岡・北九州芸術劇場 大ホールでも上演。取材・文:高橋彩子
2015年02月09日人気ロックバンド「RADWIMPS」でリード・ボーカル&ギターを務める野田洋次郎が、映画初出演&初主演を果たすことで熱い注目を集めている『トイレのピエタ』。杉咲花、リリー・フランキー、市川紗椰ら豪華キャストの出演が判明するとともに、6月6日(土)の公開が決定した。画家への夢を諦めてフリーター生活を送っていた宏(野田洋次郎)。余命3か月と告げられた彼が、人生最期の夏を迎えたとき、まるで立ちはだかるように現れたのが、女子高生・真衣(杉咲花)だった。純粋な真衣に翻弄されながらも、宏は次第に心惹かれてゆく…。本作は“マンガの神様”手塚治虫が死ぬ直前まで綴っていた病床日記にインスパイアされ、映画監督・松永大司が完全オリジナルストーリーとして脚本化した作品。もともとメディアへの露出が多い方ではない野田さんへのオファーは、“ダメもと”覚悟の挑戦だったということで、制作側も決定するまで半信半疑だったそう。そんな懸念をよそにオファーを快諾したという野田さんは「脚本が素晴らしかった。それに尽きます。そしてその脚本を書いた監督が僕を選んだのならきっと意味があるのだろう、そう信じてやらせていただきました」と映画初出演にして主演を務めた心境を語る。さらに、「自分の理性や思考を超えた何かに、圧倒的な力でぶん回される感覚が好きです。この作品にはそんな力が目一杯詰まっているのだと思います。なにか奇跡が起こるのなら、その場面に遭遇しない手はない、と」とコメント。演技経験のなさに不安を抱いたこともあったとのことだが、自らも音楽を生み出すアーティストとして活躍する野田さんだからこそ、共鳴する場面もあったようだ。また、ヒロイン・真衣を演じるのは、2015年の最注目株とも言える女優・杉咲花。監督と脚本に興味を持ち「絶対に出演したかった」と強い意欲を持って挑んだオーディションでは、即興芝居において天性の演技力を見せ、相手を務めた野田さんの潜在能力をも覚醒させる瞬間があったとプロデューサーも絶賛している。『繕い裁つ人』『愛を積むひと』など話題作への出演が絶えない若き実力派、杉咲さんだが「洋次郎さんがずっと宏でいてくれたから、私も真衣でいられました。その感謝を宏に100%で恩返ししたいと思っていました」と野田さんの演技には感服した様子。「みなさんに届けたくて、そのためにみんながそれぞれ愛情をもって苦しんでつくりました。どうかみなさんのもとにちゃんと届きますように。1ミリでも響きますように」という言葉からは、並々ならぬ思い入れも伺える。さらに、宏の入院仲間で女好きな横田役を演じるのは、近年俳優としてもキャリアを重ねるリリー・フランキー。「松永監督とは初めてのお仕事ですが、過去作品や今回の台本に、とにかく才能を感じた」と、劇場長編初監督作品にあたる本作のオファーを快諾したそうだ。キャスティングにあたってのコンセプトはなんと“悪戯な妖精”とのことで、「無垢な感じの大人を演じさせて嫌みにならない俳優」としてプロデューサーが惚れこむリリーさんの、食道がんを患いながらも飄々と生きる役柄にも注目。宏の元恋人・尾崎には人気モデルの市川紗椰が扮するほか、MEGUMI、岩松了といった個性的なキャストの出演も発表されており、6月の公開に向け続報が待ち遠しい作品となりそうだ。『トイレのピエタ』は6月6日(土)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2015年02月02日NECは、科学技術計算や画像処理に適したワークステーションSEGUENTE(セグエンテ)「Express5800/50シリーズ」において、体積を従来比25%削減、高速・大容量メモリと最新プロセッサを搭載した2CPUモデル「Express5800/56Xg」、1CPUモデル「Express5800/56Xg-E」を1月26日より発売すると発表した。新製品は、CPUにIntel Xeon E5-2600v3ファミリーを搭載。また、メモリは16スロットで、最大2TBまで搭載可能。さらに、画像処理に必要な膨大な計算処理を行うグラフィックスアクセラレータやGPUを複数枚搭載できる。これらにより、CPUのみでは難しい大容量データの高速処理が必要な科学技術計算・解析用途や、4Kモニタ出力や医療分野における画像処理用途、製造業のCAD/CAM、建設業のBIM使用時などでも負荷を感じさせない業務環境を実現する。また、効率的な排熱構造の採用により、動作時の環境温度40度に対応させるとともに、体積を従来比25%削減させた新デザインを実現。また、ラックコンバージョンキットの利用により、EIA規格に準拠した19型ラックにサーバなどとまとめて搭載できるため、オフィスにおける個人デスクスペースの有効活用が可能だという。さらに、防塵フィルターを利用することで、埃に強い耐環境性を実現する。1CPUモデルの「Express5800/56Xg-E」は、Intel Xeon E5-1620v3(3.50GHz/4コア)×1、8GBメモリ、SATA 500GB HDD、DVD-ROM、NVS315、Windows 8.1 ProUpdate搭載の47万8000円(税別)から。2CPUモデルの「Express5800/56Xg」は、Intel Xeon E5-2620v3(2.40GHz/6コア)×2、16GBメモリ、SATA 500GB HDD、DVD-ROM、NVS315、Windows 8.1 ProUpdateの71万8000円(税別)から。
2015年01月26日中高生から大人の女性まで、幅広い層に絶大な人気を誇るロックバンド「RADWIMPS(ラッドウインプス)」の野田洋次郎が映画初出演にして、初主演を務める『トイレのピエタ』が、2015年初夏に公開されることが決定。本作は、あの“マンガの神様”手塚治虫が遺したアイデアが元になっていることが分かった。「鉄腕アトム」「火の鳥」「ブラック・ジャック」「ジャングル大帝」など、数え切れない傑作を生み出し、多くの作家たちに影響を与えた手塚治虫。本作は、この稀代の偉大な漫画家が死ぬ直前まで綴っていた病床日記にインスパイアされた、『ピュ~ぴる』(’11)で国内外から高い評価を受けた映画監督の松永大司が完全オリジナルストーリーで脚本化し、メガホンを取った。ピエタとは、韓国の鬼才キム・ギドク監督の『嘆きのピエタ』でも話題になった“聖母子像”のこと。磔刑に処され、十字架から降ろされたイエス・キリストの亡骸を腕に抱く聖母マリアをモチーフとする宗教画や彫刻などを指す。手塚治虫が1989年1月15日に遺した最後の日記には、次のような記述があったという。「今日素晴らしいアイデアを思いついた!トイレのピエタというのはどうだろう。癌の宣告を受けた患者が、何一つやれないままに死んでいくのはばかげていると、入院室のトイレに天井画を描きだすのだ…(中略)浄化と昇天。これがこの死にかけた人間の、世界への挑戦だったのだ!」このアイデアから生まれた物語の主人公・園田宏役に抜擢されたのは、「RADWIMPS」のリード・ボーカル&ギター、野田洋次郎。「RADWIMPS」といえば、LIVEチケットは入手困難とされ、観客動員実績だけでなくCDでもトップセールスを記録している大人気ロックバンド。野田さん自らが手がける、独特の歌詞世界を崇拝するファンも数多い。また、松永監督は、『ウォーターボーイズ』などに出演後、『ハッピーフライト』『蛇にピアス』といった話題作のメイキング監督や、テレビ東京系「レスキューファイアー」の監督を務め、性同一性障害の現代アーティスト“ピュ~ぴる”を8年間追い続けたドキュメンタリー映画『ピュ~ぴる』が第40回ロッテルダム国際映画祭、第11回全州国際映画祭など、数々の映画祭で絶賛を浴びた新進気鋭。本作が、劇場長編の初監督作となる。製作は、映画化不可能と言われた村上春樹原作の『ノルウェイの森』を初め、数々の話題作を手がけてきた小川真司氏と、沢尻エリカ主演『ヘルタースケルター』の甘木モリオ氏という両プロデューサーがタッグを組み、手塚作品らしい “生命の尊さ”という大きなテーマに、真っ向から挑んでいくという。『トイレのピエタ』は2015年初夏、全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2014年11月06日人気バンド、RADWIMPSの野田洋次郎が来年初夏公開の映画『トイレのピエタ』で映画初主演を務めることが発表になった。故・手塚治虫が死の直前まで綴っていた日記にインスパイアされた作品で、『ピュ~ぴる』の松永大司が監督を務める。本作は、手塚が生前に綴った日記「今日素晴らしいアイデアを思いついた! トイレのピエタというのはどうだろう。癌の宣告を受けた患者が、何一つやれないままに死んでいくのはばかげていると、入院室のトイレに天井画を描きだすのだ…(中略)浄化と昇天。これがこの死にかけた人間の、世界への挑戦だったのだ!」という記述を基に、松永監督がオリジナルストーリーを執筆して映画化したもの。野田はRADWIMPSだけでなく、自身のソロプロジェクト“illion(イリオン)”でも活動しているが、映画に主演するのは初となる。『ノルウェイの森』のプロデューサー・小川真司と『ヘルタースケルター』のプロデューサー・甘木モリオがタッグを組んで製作を務めており、本作も公開時には大きな話題を集めることになりそうだ。『トイレのピエタ』2015年初夏公開
2014年11月06日マウスコンピューターは23日、Adobe RGB比109%(カバー率99%)に対応した30型WQXGA(2,560×1,600ドット)解像度のプロフェッショナル向けディスプレイ「ProLite XB3070WQS」を発表した。24日より発売し、参考価格は140,400円。「ProLite XB3070WQS」は、液晶パネルにAH-IPSを採用。Adobe RGB比109%(カバー率99%)、sRGB比146%(カバー率100%)の色域、高い鮮明度と色彩、高視野角を実現するという。最大2,880×1,800ドットのスケーリング表示も可能で、デザイナーやCGクリエイター、エンジニア、写真家といったパワーユーザーの利用に適しているとする。ブルーライト低減機能やフリッカーフリーLEDバックライト技術により、画面のちらつきを抑え、目の負担を軽減する。また、表示機能では、ゲームや映画、風景、テキスト作成など用途に合わせ鮮明な画像を出力するi-Style Color機能に加え、色温度をウォーム、ノーマル、クールのプリセット、もしくは手動で調整することができる。主な仕様は、画面サイズが30型ワイド、解像度が2,560×1,600ドット(WQXGA)、視野角が上下各89度 /左右各89度、輝度が350cd/平方メートル、コントラスト比が1,000:1、応答速度が5ms(GtoG)。映像入力インタフェースはHDMI×1、DisplayPort×1、DVI-D×1、D-sub×1。スタンドのチルト角度が上17度。左右45度のスィーベルに対応する。高さ調整は最大107mm。スピーカーは3W+3W。本体サイズはW692.5×D230×H477~584mm、重量は約7.4kg。
2014年10月23日IDC Japanは10月1日、国内データセンター(DC)サービス市場の予測を発表した。同発表によると、2014年の国内DCサービス市場は前年比8.2%増の9682億円となる見込みで、2013~2018年の年間平均成長率は6.6%になると予測している。自社サーバルームから事業者DCへシステム移設する事例や、既存DCから耐震性能の高いDCへのマイグレーション事例が増えたことが主な要因とする。またオンラインゲーム、映像配信、SNS、ネット通販などの「ネットビジネス」市場成長に合わせてサーバ能力が増強されていることも、DCサービス市場の拡大に寄与しているという。DCサービスをサーバ設置スペースを顧客に貸し出す「コロケーション」と、DC事業者が所有するサーバを顧客に貸し出す「ホスティング」の2種類に分けた場合、成長率が高いのはホスティング。ホスティングには、近年急速に利用が拡大しているクラウドサービスの一部が含まれており、特に業務システムのサーバで利用されるケースが増えている。なお2014年の国内市場シェア内訳を見ると、SI事業者/ITベンダーのシェアが64.7%、通信事業者のシェアが20.8%、DC専業事業者のシェアが14.5%。このうち2014年に売上拡大が最も顕著なのは、クラウドIaaSビジネスの急成長が特に著しいDC専業事業者で、IDC Japanは2014年の前年比成長率が13.7%になると予測している。2012年から2013年にかけて国内で大規模なDC新設/増設が相次いだため、DCサービス市場では競争が激化。サービス価格や設備仕様/サービス品質に関する顧客企業の要求は厳しくなる傾向にあるという。同時に建設コストの上昇や電気料金の上昇により、DCの設備投資や運用コストの金額が膨らんでいる。IDC Japan ITサービス リサーチマネジャーの伊藤未明氏は「競争激化と事業コスト上昇によって、DC事業者はこれまで以上にサービス差別化と価格競争力強化が求められる」と分析している。
2014年10月01日野田秀樹がオール韓国人キャストとともに上演する舞台『半神』が韓国・ソウルの明洞芸術劇場で公演中だ。出演者急病のため予定されていた初日は延期となったが、9月20日に無事開幕。10月5日(日)まで全16公演を行う。舞台『半神』チケット情報シャム双生児の姉妹をめぐる物語。野田が漫画家・萩尾望都と共作し1986年に初演、野田が主宰した劇団夢の遊眠社の代表作のひとつとして知られている作品だ。野田が韓国人俳優とともに舞台に取り組むのは、2005年の『赤鬼』韓国バージョン以来となる。初日公演を終えた野田は以下のコメント寄せている。主演女優の盲腸炎のために、初日が8日延びました。久しぶりに“生みの苦しみ”を味わうこととなり、同時に、初日がこんなにも待ち遠しいことも珍しかったです。芝居をする人間にとって、「初日」がないということは、「無」に等しい。「その一日」がないだけで、それまでやってきたことが、何でもなかった事になってしまう。その虚ろな八日間を経ての初日でした。この「虚ろさ」は経験したものにしかわからないだろうなと思います。そして迎えたソウルの初日の観客席には、若いお客さんも目立ち、初めてお客さんが沸いた瞬間は、誰よりもほっとしている「私」がおりました。こうして、30年前の作品が、時を越え「海峡」を越えて上演できることが、いかに幸せなことか、「初日」が遠かっただけに余計感じさせてもらいました。韓国の俳優の身体性の高さもあって、とてもいい芝居になった感触です。時も場所も違うのですが、1999年に初めて、タイの役者さんたちと『赤鬼』を作り上げた時に近い感じがしています。物を作ることは、やっぱり、ただ技術だけの問題ではない。創造への“情熱”が昇華した時に、人の心を動かすことがある。そんな芝居になっていると思いました。もちろん、まだ初日が開いたばかりなので、これから、どう成長していく芝居なのか、不透明ではありますが、「いい芝居」であることを確信することになった初日です。野田秀樹同舞台は韓国公演に続いて東京でも上演。10月24日(金)から31日(金)まで東京芸術劇場 プレイハウスにて。チケット発売中。
2014年09月30日