アニメーション映画『宇宙戦艦ヤマト2199星巡る方舟』が12月6日より公開された。同作は、2012年より上映された『宇宙戦艦ヤマト2199』(2012年)の完全新作劇場版だ。本作の公開に至るまでの過程は、近年のアニメにおける「ウィンドウ戦略」(一つの作品のリリース時期をメディアごとに順序をつけて展開する戦略)の代表的な例といえる。本作の歩みを通じて、現代のアニメビジネスのあり方を見てみよう。『宇宙戦艦ヤマト2199』(以下『2199』)は、1974年にTV放送された『宇宙戦艦ヤマト』(以下『ヤマト』)のリメイク作品だ。西暦2199年、地球は謎のガミラス星人の攻撃により絶滅の危機に瀕していた。そんな地球に宇宙の彼方、大マゼラン星雲にあるイスカンダル星から救いの手が差し伸べられる。イスカンダルには、汚染された地球を救うことのできるシステム「コスモクリーナーD(『2199』ではコスモリバースシステム)」があるというのだ。人類の最後の希望を託されたヤマトは、沖田十三艦長の指揮のもと前人未到の大航海に出発することになる。1974年当時、アニメはまだ「テレビまんが」と呼ばれることが多く、小学校卒業とともに"卒業"するものだった。だが「大宇宙を舞台にした冒険航海というロマンあふれる設定」「SFマインドあふれる緻密なメカニック描写」といった『ヤマト』の魅力は、10代に熱狂的なファンを生んだ。こうしたファンの支えにより、1977年にはTVアニメを再編集した劇場版が大ヒット。これを起点としてアニメブームが巻き起こることになった。『2199』はこのような伝説的な作品を現代に蘇らせるべく制作された。リメイクにあたっては「オリジナルを尊重する部分」と「現代的にアップトゥデートする部分」が慎重に選択された。音楽や効果音、メカデザインについては極力オリジナルを尊重し、一方でキャラクター描写やSF設定などは現代の視線で新たに再構築された。『2199』はオリジナルと同じ全26話ということで制作が進んでいたが、ファースト・ウィンドウとして選ばれたのは映画館におけるイベント上映だった。全26話を全七章に分け、全国10数館の規模10館で数カ月おきに上映していくスタイルが選ばれたのだ。『2199』のウィンドウ戦略の特徴はここに端を発している。そもそも連作シリーズを劇場で上映するというスタイルの嚆矢となったのは2007年から公開された『劇場版空の境界』シリーズだ。奈須きのこの同名伝奇小説を完全アニメ化し、2007年から2009年にかけて全7章を公開。本作が大ヒットを記録したことで、業界内で60分前後の連作を映画館で上映する企画が検討されるようになる。そうした企画の中でも特にめざましいヒットとなったのが『機動戦士ガンダムUC』。福井晴敏の同名小説のアニメ化で、2010年から2014年にかけて全7章で上映された。『空の境界』と『ガンダムUC』の大きな違いは、前者が「映画」として企画されていたことに対して、後者はあくまでOVA(オリジナルビデオアニメ)として企画されていたこと。そのため『ガンダムUC』はあくまで「ビデオ用作品イベント上映」の扱い。だからこそ上映と同時に劇場でBlu-rayの販売も可能となり、これが非常によく売れたことも話題になった。ちなみに『2199』の場合は、劇場上映時に「劇場限定版」Blu-rayの発売とVOD(ビデオ・オン・デマンド)による配信、その後1カ月後に正式な商品(Blu-ray&DVD)がリリースされるというタイムスケジュールが組まれていた。OVAのイベント上映は、映画館サイドにとっても魅力的な案件だった。数年前からよく使われるようになった言葉に、ODSというものがある。これはOther Digital Stuffの略で、「非映画デジタルコンテンツ」とも呼ばれている。一言で言えば、映画館を映画だけでなく、それ以外の映像メディアを見ることのできる場所として活用していこうというものだ。OVAだけでなく、オペラや歌舞伎などを収録した映像や、各種ライブビューイングなどがODSに相当する。つまり「TV以外のファースト・ウィンドウ」を探していたアニメ業界と、「映画以外のコンテンツ」を探していたシネコンの利害が一致したところで、イベント上映が成立しているのである。TV用に企画されながら、イベント上映されることになった『2199』はそうした状況の産物だったのだ。なお、ファースト・ウィンドウが映画館であるメリットは、まず制作スケジュールにある。毎週1話ずつ制作しなくてはならないTVと違いイベント上映は数カ月に1回の公開なので、TVよりもリッチでクオリティ感のある画面と作り出すことができる。逆にデメリットとしては、知名度の低いタイトルでは集客が難しいという点が挙げられる。この点でも『2199』はイベント上映に向いていたことがわかる。『2199』のウィンドウ戦略が面白いのは、こうしたイベント上映とVOD配信が継続する2013年4月からTV放送も始まったということだ。つまり2013年の4月~10月の期間は、「イベント上映」「パッケージソフト(Blu-ray)「TV放送」「VOD」という四つのウィンドウで『2199』が展開されることになった。偶然そうなった部分も少なからずあるとはいえ、これはアニメのウィンドウ戦略としては非常に珍しいケースである。そしてTV放送による視聴者のすそ野の広がりは、イベント上映の動員に反映した。特に第23話~第26話をまとめた第七章は、TVで第22話を放送終了したタイミングでの上映開始となり、興行収入1億円を突破するヒットを記録するに至ったのだ。今回の『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』は、こうしたヒットを受けて企画された完全新作映画である。こちらは全国89館で公開される正式な映画である。描かれるのは、ヤマトがイスカンダルからの復路で出会った「ガトランティス」という新たな敵との戦い。一刻も早く地球へ戻りたいヤマトと新たな敵ガトランティス、そこにガミラス残党が絡んで物語が展開する。仮に『2199』が当初の予定通りTVをファースト・ウィンドウとして展開していたら、果たして完全新作映画に到達するほどの盛り上がりを獲得することができていただろうか。それを考えると『2199』というプロジェクトは「イベント上映」「パッケージ販売」「TV放送」「配信」というそれぞれのウィンドウでの展開タイミングとその特性が見事に絡み合った結果のヒットであったということができる。2014年も『攻殻機動隊ARISE』や実写『THE NEXT GENERATION パトレイバー』といった作品がイベント上映形式で複数話上映された。どちらも人気シリーズの最新作で、おそらく今後しばらくはこうしたウィンドウ戦略は続くだろう。その上でファーストウィンドウとしてイベント上映が定着するかどうかは、これから「知名度のあるタイトル以外のヒット」がそこから生まれるかどうかにかかっているといえる。(C)西崎義展/2014 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会
2014年12月06日12月6日から全国公開されるアニメーション映画『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』のプレミアム上映会が4日、東京・新宿ピカデリーにて行われ、女優の加藤夏希とお笑いコンビ・ますだおかだの岡田圭右がコスプレ姿で登壇した。本作を一足早く観ることができるプレミアム上映の終了後、加藤はヒロイン・森雪のセクシーなコスプレ姿で登場。「(森雪は)アニメの中でも愛されているヒロインなのでうれしいです。でも、実際に着てみると恥ずかしいですね……」とボディラインのはっきりした衣装にはにかんでいた。また、加藤は「シリーズの最後を飾るのにふさわしい、壮大で感動的な作品に仕上がっていると思います。作品の中で歌が流れるたびに鳥肌が止まらなかったです」と本作に太鼓判を押している。そして、ますだおかだの岡田は、沖田艦長のコスプレ姿で登場。第一声で「お笑い波動砲、発射! ワォッ!」、毎年恒例の"干支ギャグ"として「めぇめぇめぇ、滑るよめぇ!」とギャグを連発。客席は冷めきっているにも関わらず、トーク中に唐突に『ヤマト2199』の名言を挟んだりと、滑りに滑りまくっても心が折れないハートの強さを見せていた。また、映画公開を記念して、大阪のリーガロイヤルホテルが制作した500分の1スケール、全長66センチの超高級「宇宙戦艦ヤマトチョコ」もお披露目。主砲など細かい細工をしながら大型のチョコレートを作るのは難しく、制作には約3カ月がかかったという。「ヤマトチョコ」を見た加藤は「クリスマスのケーキにほしいです!」と大感激。ますだもスイッチを押すとチョコの一部が発光するギミックに童心に返って興奮していた。(C)西﨑義展/2014 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会
2014年12月05日12月6日から全国公開されるアニメーション映画『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』のエンディングテーマを、シンガーソングライターの平原綾香が担当することが明らかになった。平原が歌う「Great Harmony ~for yamato2199」は、『宇宙戦艦ヤマト2199』シリーズの音楽を担当し、旧作の音楽を担当していた故・宮川泰氏の息子である宮川彬良氏が手がけた楽曲。平原が起用された経緯には、彼女の父親でサックス奏者の平原まこと氏が、宮川泰氏の率いる名匠宮川組のコアメンバーであり、"世代交代"という作品内容にも共通する事柄から、シリーズ企画プロデューサー・西﨑彰司氏と音楽スタッフの意向で、今回新作エンディングテーマへの参加が決定したという。楽曲タイトルについて、作詞を手がけた吉元由美氏は「日本古代の"やまと"と呼ばれていた頃の、みんなと調和して分け合いながら生きて来た精神性がこの時代に大事なんじゃないかと思い"大和"と書いて偉"大"な調"和"=Great Harmony に決め、この大きな調和で繋がっていくことが私たちにとって大事だという思いを込めた」と語っている。父親を通じて、幼少の頃から宮川泰氏や宮川彬良氏を知っていたという平原は、スタッフから今回の話を聞いた時に「時間がないから無理かもしれない」と言われたという。しかし、平原はこれも"縁"と感じており「『時間なくても歌うから!』と懸命にお願いしました(笑)」とオファー時を振り返っている。また平原は、歌詞を初めて見た時に震災のことを頭に浮かべ「傷ついても失ってもその悲しみを抱えながらももう一度故郷に帰りたいと思う人たちがいっぱいいて、そういう人たちに歌いたい」と楽曲に込めた想いを吐露。「悩んだり苦しんでいる人たちにも聴いていただきたいですし、子供たちにもこの歌を伝えてもらえるように、私も命がけで歌っていきたい」と明かしている。「平原綾香が歌うことを念頭においた曲」という宮川氏は、「僕は収録の時に自分の曲で涙がでたのは初めて」と語る。作詞を手がけた吉元氏とは、何度も何度も詞の内容でキャッチボールを繰り返し、「そうやっていじくると大体の場合ロクな曲にならないのですが、この歌にはもっと何かあるように感じた」と語っている。「それで最後に歌手というブロックがピタッとハマって、感動してしまったんです」と完成を喜び、「多分この歌の向こう側にあるところまで辿り着いたからだと思っています」と自信をのぞかせた。本楽曲は、「iTunes Store」「レコチョク」「mora」「e-onkyo music」などの音楽配信サイトにて12月3日より配信がスタートする。『宇宙戦艦ヤマト2199』は、1974年に放送された『宇宙戦艦ヤマト』(読売テレビ・日本テレビ系)第1作をベースに、出渕裕総監督ら新たなスタッフで制作された完全新作アニメーション。2012年より全七章にわたるイベント上映と劇場限定版Blu-rayの同時発売、さらにVODと、これまでのアニメーションシリーズとは異なる展開を行い、開始1年半で経済圏100億円を突破した。また、2013年4月~9月に放送されていたTVアニメ『宇宙戦艦ヤマト2199』全26話の特別総集編で、シリーズ初の5.1ch化、さらに追加カットや新たな視点で再構成された『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海』が、全国で順次上映中。完全新作劇場版となる『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』が、12月6日より全国公開される。(C)西﨑義展/2014 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会
2014年12月03日12月6日から全国公開されるアニメーション映画『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』の劇場入場者特典と新作場面カットが公開された。劇場入場者特典は、本作の出渕裕総監督が完全監修した裏設定満載の機密書類「『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』シークレットファイル」。週替りプレゼントとなり、1週目は「機密書類01:火焔直撃砲の脅威 ガミラス科学奴隷の悲劇」、2週目は「機密書類02:イズモ計画の残り火 キ8型試作宙艇」、3週目は「機密書類03:ジレル人の巡礼 アケーリアスの遺産」というラインナップとなる。3週目以降は「シークレットファイル」以外のプレゼントが予定されているという。また、12月6日の公開日まで、総勢19名のキャストによる公開記念コメント動画が公式サイトで1日1人ずつ更新中。新たな場面カットも初公開されている。『宇宙戦艦ヤマト2199』は、1974年に放送された『宇宙戦艦ヤマト』(読売テレビ・日本テレビ系)第1作をベースに、出渕総監督ら新たなスタッフで制作された完全新作アニメーション。2012年より全七章にわたるイベント上映と劇場限定版Blu-rayの同時発売、さらにVODと、これまでのアニメーションシリーズとは異なる展開を行い、開始1年半で経済圏100億円を突破した。また、2013年4月~9月に放送されていたTVアニメ『宇宙戦艦ヤマト2199』全26話の特別総集編で、シリーズ初の5.1ch化、さらに追加カットや新たな視点で再構成された『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海』のイベント上映を経て、完全新作劇場版となる『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』が、12月6日より全国公開される。(C)西﨑義展/2014 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会
2014年12月01日12月6日から全国公開されるアニメーション映画『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』の見どころを紹介するテレビ特番「劇場公開記念!!『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』発進SP」が、12月3日より各局で順次放送される。本番組は、桐生美影役の中村繪里子と岬百合亜役の内田彩がナビゲーターを務め、豪華キャストや、メインテーマ曲「宇宙戦艦ヤマト2199」を担当した宮川彬良氏と葉加瀬太郎氏らのメッセージを公開。そのほかにも、本邦初公開となる『星巡る方舟』の最新映像や「2分でわかるヤマトヒストリー」など、盛りだくさんな内容の番組になるという。番組の放送局、放送日は以下のとおり。○「劇場公開記念!!『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』発進SP」放送日程テレビ埼玉 12月3日21:00~21:30北海道放送 12月4日25:40~26:10TOKYO MX 12月5日25:35~26:05九州朝日放送 12月5日26:31~27:01熊本朝日放送 12月6日7:30~8:00メ~テレ 12月6日25:55~26:25ファミリー劇場 12月7日5:20~6:00(再放送 14日5:20~6:00、17日22:00~22:30)静岡放送 12月7日24:50~25:20東北放送 12月7日25:25~25:55テレビ新潟 12月13日 時間調整中テレビ大阪 日時調整中中村は「ヤマトにおける人間愛……これが熱く熱く描かれていきます。40年間変わることのないヤマトへの愛、ヤマトを通した愛……劇場でぜひ皆さんに見ていただきたきたいです」と『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』を魅力を解説。そして内田も「オリジナルのヤマト世代からのファンの方々も、そして『2199』からファンになって下さった方々…すべてのヤマトファンの方々に贈る……オリジナル!」と語り「完全オリジナルとなっていますので、どなたが見ても手に汗握る展開になっていると思います」とアピールしている。『宇宙戦艦ヤマト2199』は、1974年に放送された『宇宙戦艦ヤマト』(読売テレビ・日本テレビ系)第1作をベースに、出渕裕総監督ら新たなスタッフで制作された完全新作アニメーション。2012年より全七章にわたるイベント上映と劇場限定版Blu-rayの同時発売、さらにVODと、これまでのアニメーションシリーズとは異なる展開を行い、開始1年半で経済圏100億円を突破した。また、2013年4月~9月に放送されていたTVアニメ『宇宙戦艦ヤマト2199』全26話の特別総集編で、シリーズ初の5.1ch化、さらに追加カットや新たな視点で再構成された『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海』が、全国で順次上映中。完全新作劇場版となる『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』が、12月6日より全国公開される。(C)西﨑義展/2014 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会(C)2012 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会
2014年11月22日GNKはこのほど、東京・銀座に金沢市の魅力を総合的に発信するための拠点「dining gallery 銀座の金沢」をオープンさせた。同店は、ユネスコ認定のクラフト創造都市・金沢が持つ工芸の魅力発信と、「金沢の食文化の継承及び振興に関する条例」に基づき、食・器・しつらえ等、金沢固有の文化を発信していくことを目的としている。店内では、日本料理「銭屋」の主人・高木慎一朗氏監修のもと、旬の金沢の素材を使った料理を楽しめる。11月6日にカニ漁が解禁となったことを受け、金沢直送の香箱蟹を楽しめる「香箱解禁コース」(8,000円/税、サービス料別)を11月30日まで提供。前日までに予約をすれば、ズワイガニ(加能蟹)を味わうこともできる。ギャラリーでは、生活者の視点を大切にしたモノづくりを手がける作り手の作品を展示・販売。作家との交流も企画している。11月の企画展示は、「金沢漆工芸展~加賀蒔絵の担い手たち」で、金沢の町で育まれた金沢漆器を11月25日まで展示する。11月27日~12月9日までは、「竹俣勇壱・金属の仕事」展を開催予定。
2014年11月20日12月6日から全国公開されるアニメーション映画『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』と宮城県・仙台市交通局のコラボレーションを果たし、地下鉄を使用したスタンプラリーやパネル展の実施が決定した。スタンプラリーは、仙台市の地下鉄6駅間(泉中央駅、旭ヶ丘駅、勾当台公園駅、仙台駅; 河原町駅、長町南駅)で実施され、各駅に設置されているラリーポイントを回ってスタンプを集めると、先着でグッズがプレゼントされる。また、仙台駅コンコースでは『宇宙戦艦ヤマト2199』のパネル展を展開。ともに実施期間は、11月22日~12月19日となる。さらに、『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』の公開日と同日の12月6日には、仙台市の地下鉄でサービスがスタートするICカード乗車券「icsca<イクスカ<」とコラボしたオリジナル動画も展開。映像では、沖田十三艦長が仙台市民に「icsca<イクスカ<」の使用を説き、スターシャ女王がメッセージ映像を発表する内容で、期間中に地下鉄駅構内の改札上液晶表示器、駅構内放送、交通局ホームページやYouTubeなどで放映されるという。『宇宙戦艦ヤマト2199』は、1974年に放送された『宇宙戦艦ヤマト』(読売テレビ・日本テレビ系)第1作をベースに、出渕裕総監督ら新たなスタッフで制作された完全新作アニメーション。2012年より全七章にわたるイベント上映と劇場限定版Blu-rayの同時発売、さらにVODと、これまでのアニメーションシリーズとは異なる展開を行い、開始1年半で経済圏100億円を突破した。また、2013年4月~9月に放送されていたTVアニメ『宇宙戦艦ヤマト2199』全26話の特別総集編で、シリーズ初の5.1ch化、さらに追加カットや新たな視点で再構成された『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海』が、全国で順次上映中。完全新作劇場版となる『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』が、12月6日より全国公開される。(C)西﨑義展/2014 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会
2014年11月19日『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』の公開を記念してキャストによる舞台あいさつが12月13日(土)、14日(日)に丸の内ピカデリーほかで開催される。その他の写真本作は、1974年に放映を開始し、社会現象を巻き起こしたアニメシリーズを新たなスタッフで新生させた『宇宙戦艦ヤマト2199』の最新劇場版。本作のために書き下ろされた完全新作ストーリーで、熾烈な航海を終え、地球を絶滅の危機から救ったヤマト乗組員たちの新たな航海を壮大なスケールで描く。舞台あいさつは12月13日(土)に、なんばパークスシネマ、ミッドランドスクエアで開催され、14日(日)は、丸の内ピカデリー、シネマサンシャイン池袋、MOVIXさいたまで行われる。登壇者は小野大輔、中村繪里子ら。チケットは、最速抽選販売(いち早プレリザーブ)が11月22日(土)より申込み受付を開始し、先行抽選販売(プレリザーブ)は、11月24日(月・祝)より受付開始。一般発売は11月29日(土)午前10時より開始される。『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』舞台挨拶12月13日(土)会場:なんばパークスシネマ11:20の回上映後/14:10の回上映前会場:ミッドランドスクエア15:50の回上映後/18:40の回上映前登壇者(予定):小野大輔、中村繪里子12月14日(日)会場:丸の内ピカデリー 9:50の回上映後会場:シネマサンシャイン池袋 13:10の回上映後会場:MOVIXさいたま 17:10の回上映前登壇者(予定):小野大輔、中村繪里子、諏訪部順一料金:2000円(税込)いち早プレリザーブ:11月22日(土)11:00AMより~26日(水)11:00AMまでプレリザーブ:11月24日(月・祝)11:00AMより~28日(金)11:00AMまでチケット発売:11月29日(土)10:00AMより
2014年11月19日12月6日から全国公開されるアニメーション映画『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』のメインテーマ曲「宇宙戦艦ヤマト2199」に、世界的なヴァイオリニスト・葉加瀬太郎氏が参加することが明らかになった。メインテーマ曲「宇宙戦艦ヤマト2199」は、本シリーズの編曲を手がける宮川彬良氏が作曲・編曲を行い、ヴァイオリン演奏を葉加瀬太郎氏が担当するという奇跡のコラボレーションが実現。初めて企画を聞いた時に信じられなかったという葉加瀬氏は、「『歌のイメージが強いこの曲をヴァイオリンで弾くなんて、なんてことを考えるんだろう!』と驚かされましたし、同時に『子供のころに夢中になっていたヤマトのあのメロディーを弾けるんだ』とわくわくしました」と名誉を感じたという。続けて葉加瀬氏は「昔のイメージがありながらも、今でなければできない音をどうしても作りたかった」と感じており、楽曲については「パッと聞いたらすごく懐かしいけれど、よくよく聞くとすごく刺激的な感じ」と表現。「だから、ビートも入っているし現代的なリズム感も入っているのですが、宮川彬良さんの重厚さや、ヤマトの世界観も全部ひっくるめて、すべてを踏襲するようなものにしました」と語っている。また「ゴージャスなオーケストレーションの中で、一本のヴァイオリンでメロディーを奏でなければならないため、そのオケに太刀打ちできるよう"一音入魂"で挑みました」「歌声のイメージが強い曲なので、音階をどう歌詞に結び付けるかというのも本当に大変でした」と明かしている。また、企画プロデューサーの西崎彰司氏は、「このサウンドであれば、昔からのファンも、『2199』でファンになった方たちも、十分に喜んでいただけると思います」と、仕上がったサウンドに感激したという。本楽曲は、「レコチョク」「iTunes」「mora」などの音楽配信サイトにて12月3日より配信スタートする。そして、葉加氏は、自ら音楽総監督を務める音楽レーベル「HATS」のレーベルメイトたちと『ヤマト』の名曲をイメージカバーしたCD『宇宙戦艦ヤマト2199 40th Anniversary ベストトラックイメージアルバム』を12月3日に発売する。本アルバムには、『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』のメインテーマ曲「宇宙戦艦ヤマト2199」をはじめ、「真っ赤なスカーフ」や「ヤマトより愛をこめて」などの名曲をカバーした全13曲を収録。封入特典には、岬百合亜役の内田彩と桐生美影役の中村繪里子がパーソナリティを務める「YRA ラジオヤマトHATS 特別編」も収められるという(2015年5月31日までの期間限定)。価格は3,240円。『宇宙戦艦ヤマト2199』は、1974年に放送された『宇宙戦艦ヤマト』(読売テレビ・日本テレビ系)第1作をベースに、出渕裕総監督ら新たなスタッフで制作された完全新作アニメーション。2012年より全七章にわたるイベント上映と劇場限定版Blu-rayの同時発売、さらにVODと、これまでのアニメーションシリーズとは異なる展開を行い、開始1年半で経済圏100億円を突破した。また、2013年4月~9月に放送されていたTVアニメ『宇宙戦艦ヤマト2199』全26話の特別総集編で、シリーズ初の5.1ch化、さらに追加カットや新たな視点で再構成された『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海』が、全国で順次上映中。完全新作劇場版となる『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』が、12月6日より全国公開される。(C)西﨑義展/2014 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会(C)2012 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会
2014年11月14日「宇宙戦艦ヤマト」のTVシリーズ第1作をベースに、新たなスタッフで制作した「宇宙戦艦ヤマト2199」のすべてが詰まったムック本『宇宙戦艦ヤマト2199ぴあ』が11月26日(水)に発売される。イラストギャラリーをはじめ、ヤマト第1作を現代的にリメイクしたTVシリーズ(2013年)クロニクル、10月公開の総集編となる映画「追憶の航海」解説、そして12月6日(土)公開の完全新作映画「星巡る方舟」の新設定完全紹介など、「2199」シリーズの魅力を凝縮。新作映画の総監督を務める出渕裕や、総集編のエンディング主題歌を唄う水樹奈々、中村繪里子、内田彩ら豪華声優陣のインタビューも満載で、表紙はTVシリーズのエンディングイラストを手がけた漫画家・麻宮輝亜による最新描き下ろしとなっている。現在「BOOKぴあ」では、予約購入者特典として表紙イラストのオリジナルクリアファイルがもらえるキャンペーンを実施している。■『宇宙戦艦ヤマト2199ぴあ』2014年11月26日(水)発売1350円(税込)ぴあ<コンテンツ内容>◎「宇宙戦艦ヤマト 2199 星巡る方舟」新設定全紹介◎7大スペシャルインタビュー・出渕 裕総監督・結城信輝・宮川彬良・山寺宏一・水樹奈々・中村繪里子・内田 彩◎描き下ろしイラスト◎濃縮「宇宙戦艦ヤマト 2199」クロニクル◎「2199」プラモデル完全ガイド他※麻宮騎亜描き下ろしB3ポスター付★BOOKぴあ予約購入特典★麻宮輝亜描き下ろし表紙イラストのオリジナルクリアファイルプレゼント(送料無料)■『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』12月6日(土)より公開
2014年11月13日ヤマトホールディングス傘下で決済代行サービスを提供しているヤマトフィナンシャルは11月4日、複数の電子マネーを1台の端末で決済できる「マルチ電子マネー決済端末」のレンタルサービスを開始すると発表した。マルチ電子マネー決済端末は、本体にau(KDDI)の通信端末を内蔵する。3G回線の電波を通じて電子マネーの決済情報をやり取りする。対応する電子マネーは「nanaco」「楽天 Edy」「WAON」のほか、「Kitaca」「Suica」「PASMO」「TOICA」「manaca」「ICOCA」 「SUGOCA」「nimoca」「はやかけん」などの交通系電子マネー。電子マネー決済によるポイント付与にも対応する。レンタル期間は最短1週間。これは、ライブ・コンサートや展示即売会、生鮮品直売会やグルメイベントなど、現金払いが基本のイベントでの物品販売を見据えてのもの。販売者は、電子マネー決済ができることで、販売回転率の向上を図れる。各電子マネー事業者との契約・精算は、ヤマトフィナンシャルがまとめて代行する。決済金額の精算は最短5営業日。料金は「1週間コース」の端末利用料が5000円/週、「1ヶ月コース」が8000円/月。決済1件あたり4%の手数料が発生する。
2014年11月07日人気アニメ『宇宙戦艦ヤマト2199』に登場する女性キャラクターのフィギュアシリーズの新商品『ヤマトガールズコレクション 森雪 Bikini Ver.(ホワイト)』(メガハウス)の予約受付が、11月7日16:00よりバンダイの公式ショッピングサイト「プレミアムバンダイ」にてスタートする。2015年3月下旬発送予定で、価格は10,638円(税込)。『ヤマトガールズコレクション 森雪 Bikini Ver.(ホワイト)』は、ヤマトの船務長「森雪」が、劇中では一切登場しなかった完全オリジナルとなるビキニスタイルの水着を着た姿をフィギュア化。右手には「浮き輪」、左手は腕の差し替えパーツによって「サングラス」または「アイス」を持たせることが可能で、好みに合わせて異なる2つのポーズを楽しむことができる。商品価格は10,638円(税込)で、予約期間は11月7日16:00~12月上旬。商品の発送は、2015年3月下旬を予定している。「ヤマトガールズコレクション」は、『宇宙戦艦ヤマト2199』に登場する魅力的な女性キャラクターをハイクオリティな造形で立体化するシリーズで、これまでに森雪、山本玲、岬百合亜、ヒルデ・シュルツ、メルダ・ディッツ、ユリーシャ・イスカンダルなどがラインナップされている。なお、『宇宙戦艦ヤマト2199』は現在2013年4月~9月までTV放送された『宇宙戦艦ヤマト2199』全26話に新規カットと新規収録ナレーションを追加し、シリーズ初の5.1ch化された特別総集編『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海』を上映中。そして、12月6日に完全新作となる『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』の公開を控えている。(C) 2012 宇宙戦艦ヤマト2199製作委員会
2014年11月07日●森雪の自分の使命を全うする勇敢さ、男性顔負けのパワフルさが好き『宇宙戦艦ヤマト』のTVアニメシリーズ40周年を記念して製作された『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海』。現在イベント上映が実施されている『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海』は、全七章の劇場公開後、2013年4月~9月までTV放送された『宇宙戦艦ヤマト2199』全26話に新規カットと新規収録ナレーションを追加し、シリーズ初の5.1ch化された特別総集編で、ヤマトの長い旅路を主人公・古代進の視点でイスカンダルへの旅路を振り返る構成となる。本作のエンディングテーマ「BLUE」を担当したのは、声優、歌手として活躍する水樹奈々。『宇宙戦艦ヤマト2199』第七章でもエンディングテーマ「愛の星」を担当している水樹だが、今回は、2つの楽曲に込めた想いや水樹から見た『宇宙戦艦ヤマト2199』、そして自身の夢と原点について話を伺った。──まずは、水樹さんが持つ『宇宙戦艦ヤマト』という作品のイメージを改めてお聞かせください。40年という時を経ても色褪せることのない素晴らしい作品だと改めて感じています。地球を救うというとても大きなテーマの一方で、さまざまな人間ドラマと織り成すキャラクターの人間力に圧倒され、いつの間にか自分も「ヤマト」クルーの一員のような気持ちになりグッと物語に引き込まれて……一緒に熱くなり、やきもきしたり、感動したり、涙したり……。壮大なストーリーの中に身近なドラマが描かれていて、たくさんの大切なものに気づかせてくれる本当に魅力的な作品だと思います。幅広い世代の方に観ていただきたいです。『宇宙戦艦ヤマト』は私が生まれる前の作品ということで、『宇宙戦艦ヤマト2199』をきっかけに改めてヤマトという作品に触れたのですが、これまでこの作品を見ていなかったなんて、なんてもったいないことをしていたんだろうと思いました(笑)。これを機会にぜひオリジナル版も観てみたいと思っています。『宇宙戦艦ヤマト2199』は女性のクルーも増えて、女性ならではの視点からも描かれているので、ぜひ女性の方にも見ていただきたいです。──『宇宙戦艦ヤマト2199』で水樹さんが感情移入できるキャラクターは?どのキャラクターも魅力的で大好きなのですが…一人あげるとしたら森雪です。女性ですが、クルーの一員として自分の使命を全うする勇敢さ、男性顔負けのパワフルさがとても好きです。──12月には新作『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』の公開も控えています。完全オリジナルストーリーということで、気になって仕方ありません! ポスターに沖田艦長のイラストがあるので(地球に帰還する)ちょっと前の話かな? と思っていますが、私も詳細を知らないので、皆さんと同じようにすごく期待しています。──今回、『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海』のエンディングテーマのオファーを受けてどのように感じましたか?とても光栄であると同時に、大きなプレッシャーも感じました。ベースにある物語は共通し、かつエンディング、そしてバラードという同じシチュエーションの中で、新しい切り口の楽曲を作ることができるのか……自分自身との大きな戦いでした。前作「愛の星」に似すぎてはいけない、かといって変わりすぎてもいけない。そんな中「BLUE」のデモに出会いイントロのピアノメロディを聴いた瞬間「これだ!」と直感的に思えて、そこからはスムーズに進んでいきました。40年前から『宇宙戦艦ヤマト』を愛し続けるファンの皆さまに納得していただける楽曲にしたい、そして『宇宙戦艦ヤマト2199』で新たに加わった要素やストーリー、若い世代の意志もそこに込められれば……という思いで制作に臨みました。本当に緊張しました(笑)。──新しいもの、新たな魅力とは具体的にどのようなものでしょうか。『宇宙戦艦ヤマト2199』の脚本を読みエンディングを想像した時、やさしいピアノの音色と温かく語りかけるような、大切な人がそっと寄り添うような曲というイメージがありました。女性クルーが増え、恋愛模様も描かれていて……そういった点が新しいところであり、より人間ドラマが広がっているように思います。──完成した楽曲を劇場で聴かれていかがでしたか?めちゃくちゃ感動しました……! 実は『宇宙戦艦ヤマト2199』第七章も劇場へ観に行ったんです。平日の夜だったので、オリジナルのヤマトから応援してくださっている世代の方が多かったのですが、エンディングが流れ終わるまで誰一人席を立たず、皆さんが最後に拍手をしてくださって……。本当に本当に宝物のような経験になりました。こんなにも愛溢れる作品に携わらせていただけたこがとても幸せです。今回の『追憶の航海』もどこかのタイミングでこっそり観に行きたいです!──「BLUE」というタイトル、そして詞にはどのような想いが込められているのでしょう?ヤマトのテーマは"愛"。その愛をどのような言葉にして皆さんに伝えられるかを考えました。舞台が宇宙なので、普通に描こうとすればどうしてもスケールが大きくなってしまう。ですが、あえて視点をより身近な、より人肌を感じられるところに持っていきたいと思いました。『宇宙戦艦ヤマト2199』では、古代進と森雪、スターシャと古代守、そしてデスラー……錯綜する愛の形と人間ドラマが絡み合う中、人を想う気持ちが前に進む原動力として描かれています。一人一人の力は小さくてもそれが繋がっていけば奇跡を起こすことができる、これが愛のなせる業だと思っています。●「BLUE」と「愛の星」、この2つの楽曲は姉妹のような関連性タイトルについては、楽曲を聴いた時に"ヤマトが絶対に地球に帰るという意志"、そして"美しい青い姿を取り戻した地球"というイメージが浮かびました。イスカンダルも地球も青い星であり、海や空のかけがえのない美しさを表現するために、地球が持つ美しい色である"青"をタイトルにしたいと思いました。──水樹さんの楽曲には横文字であったり、読み仮名をオリジナルで当てるような表現が多いですよね。「BLUE」は逆にシンプルな言葉に想いを込めている印象ですが、今回は作品性や聴き手の年代層の広さを意識されていますか?ファンタジックでオリジナルな造語や読み仮名は大好きですが、今回はストレートな言葉で書きたかったんです。作品の世界に寄り添いながらも日常的なものを描き、当たり前の中にある大切な気持ちを綴りたくて。普段なかなか口に出せない、感謝の気持ちや愛情をたくさん込めました。──水樹さんにとって、そのような大切な気持ちが感じられる場所はどこでしょう。私にとって一番"愛"を感じる場所はライブです。今年、喉の不調でライブを休演した時には、皆さんの深い愛に本当に支えていただきました。改めて、素晴らしい仲間に出会えたこと、そして毎日が奇跡の連続なんだということを感じました。その想いが『宇宙戦艦ヤマト2199』で描かれる"愛"とシンクロして、素直に言葉を綴ることができました。──「BLUE」と「愛の星」の歌い方の違いや、二曲の関係性もお聞きしたいです。「愛の星」は、地球に帰還するヤマトの中から、地球に向けて両手を広げて歌うようなダイナミックなイメージ。そして「BLUE」は、隣にいるクルーに向けて歌うような、体温の感じられる距離の近いバラードになっています。音域も「愛の星」は広いですが、「BLUE」は高音域に集中しています。この2つの楽曲は姉妹のような関連性で、お姉さん(「愛の星」)は周りを見渡しながら色々な想いを巡らせますが、妹(「BLUE」)は無邪気にうれしい! 悲しい! と自分の感情をストレートにぶつけていて……。「BLUE」はさりげなく側に寄り添う心地よさがあり、自然に笑顔になれる楽曲に仕上がったと思います。──『宇宙戦艦ヤマト2199』は、宇宙の彼方のイスカンダルを目指し、地球へ帰還する物語です。水樹さんにとってのいつかたどり着くべき理想の場所と、いつか帰るべき原点があれば教えてください。私は終着駅を決めず、どこまでも進んで行きたいと思っています。色々な夢や目標の中でイスカンダル的ものは……甲子園球場でのライブですね(笑)。阪神ファンとしていつか立ちたい憧れの場所です。そして私は77歳まで現役でいることが目標なので、時空をワープして目指すイスカンダルは、77歳ライブに通じるものがあるのかもしれません(笑)。いつか帰る場所は、やはり生まれ育った愛媛ですね。愛媛は、歌好きな方がとても多い場所で、毎週のようにお祭りや歌の大会、発表会があります。気軽に歌える場所が多く、歌がすごく身近にある土地なんです。歌手になりたいという夢を抱いたのは、愛媛に生まれたことが大きいと思います。いつか愛媛でアニソンフェスを開催して、地元の人が集ってくれたり、子どもたちがそのフェスに出たい! と思ってくれるようなイベントを作りたいです。──歌に近い場所で生まれ育った水樹さんですが、今度はNHKのアニソンのど自慢にゲストとして出演されますね。参加者の皆さんを後ろから応援して、サポートする気持ちです。のど自慢のような大会に出る緊張感、ものすごくよくわかります!(笑)。だから全力で応援する家族のような気持ちで、一緒に緊張して、一緒に喜んで、イベントを盛り上げられたらなと思います。──もし宇宙でライブができるならどんなライブに……?宇宙服なしで歌えるイスカンダルのような場所でライブがもしできたら……スターシャがいるお城みたいな場所で歌えたら素敵ですよね! 宇宙でジャンプしたらどうなっちゃうんでしょう!?(笑)。宇宙ならではの演出が色々できると思うので、私が生きている間にそんなことができる未来を期待しています(笑)。──最後に『宇宙戦艦ヤマト2199』という作品、そして「BLUE」と「愛の星」2つの楽曲が水樹さんにとってどういう存在なのか、改めて聞かせてください。『宇宙戦艦ヤマト2199』に携わらせていただき、「愛の星」と「BLUE」という、私にとっても特別な曲を制作させていただけて本当に幸せです。実は去年、台湾の初ライブで「愛の星」のタイトルをコールした瞬間に大歓声が起こったんです。さらに今年行った台湾でのファン投票では、200曲以上ある私の曲の中で「愛の星」が1位に選ばれて……。海を越えて皆さんに愛していただき、本当にうれしかったです。これからも愛を込めて大事に歌い続けます!!(C)2012 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会
2014年11月06日ヤマトホールディングス傘下で決済代行サービスを提供しているヤマトフィナンシャルは4日、複数の電子マネーを1台の端末で決済できる「マルチ電子マネー決済端末」のレンタルサービスを開始すると発表した。同サービスは、電源と携帯電話網があれば利用できるマルチ電子マネー決済端末を最短1週間からレンタルで提供することで、イベント会場や屋外の売店などでの電子マネー決済を可能とするもの。これにより、事業者は物品販売時の行列が軽減され、販売回転率の向上による売上増加が見込まれるとともに、売上金の誤差も低減する。端末の操作は簡単で、経験や専門知識がなくても導入後すぐに利用できるという。一方、購入者は電子マネーのポイント付与も受けられるほか、現金を数える手間を省けるようになりスピーディに支払いが行えるとしている。対応電子マネーは、「nanaco」「楽天Edy」「WAON」、および交通系電子マネー「Kitaca」「Suica」「PASMO」「TOICA」「manaca」「ICOCA」「SUGOCA」「nimoca」「はやかけん」の12ブランド。料金は、1台当たり1週間5,000円、1カ月8,000円、2台目以降は1週間3,500円、1カ月6,000円。1件当たりの決済手数料は決済金額の4.0%。なお、利用の際は携帯電話網(auの3G回線)の電波が安定して届く必要がある。
2014年11月05日ヤマトは、同社のロングセラー製品であるでんぷん糊「ヤマト糊」が、「MoMA DESIGN STORE」において販売開始されたと発表した。このたび取り扱いが開始されたのは、「ヤマト糊」のボトルタイプ「P-220」、チューブタイプ「T-NO3」の2種類。ニューヨーク近代美術館のミュージアムショップ「MoMA DESIGN STORE」は最新の素材・ものづくり・デザインコンセプトに選び抜いた世界中のアイテムを取りそろえるショップとして知られており、今回同社の製品を選んだ理由として、「切り抜き(貼り)アートを趣味に持つ人に喜んでいただける商品を選択しました。「ヤマト糊」は主にでんぷんで作られており、子供たちにとって安全性の高い商品なので、とても気に入っています」とコメントした。また、現在はニューヨークの店舗のみでの販売だが、2015年1月ごろより、東京都・表参道にある「MoMA DESIGN STORE TOKYO」やWebストアでの販売を予定しているとのことだ。なお、「ヤマト糊」は1899年から販売されているロングセラー製品。開発当時、糊は量り売りで購入あるいは自分で作る時代だったため、保存の利く状態で小売りしたのは画期的なことだった。現在も、原料にでんぷんを用いた安全性などから、子供向けの工作用糊などに利用されている。
2014年10月29日金沢21世紀美術館は開館10周年を記念し、“建築”をテーマとした二つの展覧会「ジャパン・アーキテクツ 1945-2010」「3.11以後の建築」を開催する。「ジャパン・アーキテクツ 1945-2010」は、日本建築について戦後から現在までにおける一連の流れを追ったもの。復興期に始まり、高度経済成長に伴うメタボリズム運動を経て、バブル崩壊と阪神淡路大震災以降には社会や自然との関係性に迫るようになった日本建築。その中で重要な役割を果たしてきた約80人の建築家にスポットを当てて、図面や模型など250点を超える資料が出展される。なお、今回の展示はポンピドゥー・センター パリ国立近代美術館との共同主催となっており、副館長のフレデリック・ミゲルーの下で会場を六つのセクションに区分。それぞれ「絶えざる破壊と再生、陰翳あるいは闇」「都市と国土のヴィジョン」「新しい日本建築」「メタボリズム、万博、新たなヴィジョン」「消去の建築」「消失から物語へ」についての展示が行われ、各コンセプトに対応した色のコードを用いて戦後建築史を刺激的に読み解いている。11月1日にはミゲルーによる講演会も開催予定だ。一方、「3.11以後の建築」は東日本大震災によって激変した社会の意識やシステムに対応し、新たな取り組みを始めた30人の建築家を紹介するもの。「みんなの家」「災害後に活動する」「エネルギーを考える」「使い手とつくる」「地域資源を見直す」「住まいをひらく」「建築家の役割を広げる」の七つのテーマで展示を行う。同展ではゲストキュレーターとして、建築批評家の五十嵐太郎、コミュニティーデザイナーの山崎亮を招聘。2日には両者の対談が行われる。なお、展示会に先駆けて、金沢市内では様々なプロジェクトが催された。日建設計ボランティア部では、金沢市沿岸部の大野地区で津波時の避難経路を示す“逃げ道地図”を作成。さらに、高度経済成長期に金沢に建てられたビルの魅力を探る「金沢まちビル調査」も開催されており、これらの結果は展示会にて発表される予定。他にも、市民ギャラリーの利用団体と建築家のコラボレーションにより、展示空間のデザインも行われた。【イベント情報】ジャパン・アーキテクツ 1945-20103.11以後の建築会場:金沢21世紀美術館住所:石川県金沢市広坂1-2-1会期:ジャパン・アーキテクツ 1945-2010/11月1日から3月15日3.11以後の建築/11月1日から5月10日時間:10:00から18:00(金・土曜日は20:00まで)入場料:一般1,000円大学生800円小中高生400円65歳以上800円(共通観覧券は一般1,700円大学生1,400円小中高生700円65歳以上1,400円)休館日:月曜日(11月3日、11月24日、1月12日は開館翌日閉館)、12月29日から1月1日
2014年10月28日声優、シンガーと幅広く活躍する水樹奈々が『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海』のエンディングテーマ『BLUE』を発表した。昨年公開された『宇宙戦艦ヤマト2199 第七章 そして艦は行く』のエンディングを飾った人気曲『愛の星』に続き、自身が作詞を手がけた渾身の一曲は、「身近な人を思う体温を感じられる楽曲にしたかった。前回の『愛の星』とは姉妹のような関係ですね」(水樹)。楽曲提供を通した『宇宙戦艦ヤマト』との出会いは、「表現者として、大きな財産になった」と語る。その他の写真本作は2012年4月から劇場先行上映、13年4月からMBS・TBS系列で放送されたテレビシリーズ『宇宙戦艦ヤマト2199』(全26話)を新たな視点で再構成した特別総集編。今年12月には、数多くの謎に終止符を打つ完全新作『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』が劇場公開される予定だ。「長年シリーズを支え続けるファンのみなさんに、納得していただく楽曲にしたい!」と同時に、作品そのものも新たな要素が加わりパワーアップしているので、伝統を受け継ぎつつ、新たな風を吹き込みたいと思いました。物凄く緊張しました」と語る水樹の思いは『愛の星』、そして新曲『BLUE』に強く刻まれている。どちらの楽曲も作品のエンディングを飾るとあって、「似すぎていても、違い過ぎてもいけない。歌唱も含めて、絶妙なバランスが必要で、自分にとっても戦いでした」と“姉妹のような”2曲の間で葛藤もあった。ただ、『BLUE』というタイトルは「パッと浮かんだ」そうで、「ヤマトが故郷の青い星、地球を目指すのはもちろん、海や空、身近にある美しい風景を象徴している」という。今年、急性声帯炎および上気道炎による音声障害のために、休養を余儀なくされた。「声を失って改めて当たり前なんてひとつもないということを実感しました。そんな自分の経験が、故郷を追われたヤマトのクルーたちとリンクしたところもあると思います。これまで以上に愛と感謝をこめて、活動を続けていきたい」(水樹)。夢は「77歳まで現役で歌い続けること」と瞳を輝かせた。『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海』全国順次イベント上映中※取材・文:内田涼
2014年10月27日10月11日よりイベント上映がスタートしたアニメーション作品『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海』の舞台あいさつが18日、東京・丸の内ピカデリーで行われ、キャスト陣から沖田十三役の菅生隆之、スターシャ・イスカンダル役の井上喜久子、エンディング主題歌「BLUE」を担当した水樹奈々が登壇した。『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海』は、全七章の劇場公開後、2013年4月~9月までTV放送された『宇宙戦艦ヤマト2199』全26話に新規カットと新規収録ナレーションを追加し、シリーズ初の5.1ch化された特別総集編。ヤマトの長い旅路を主人公・古代進の視点で振り返る構成となっている。そして、2014年12月6日からは完全新作のアニメーション映画『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』の公開が控えている。『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海』エンディング主題歌「BLUE」の作詞と歌唱を担当した水樹は、「『宇宙戦艦ヤマト』は子供の頃からなんとなく知ってはいたんですが、作詞を担当するにあたって『宇宙戦艦ヤマト2199』の脚本と映像を全て観させていただきました」と前置きしながら、「私はヤマトのテーマは愛だと思っていて、つながっていく愛をイメージして作ったのが(劇場版『宇宙戦艦ヤマト2199』第七章エンディングテーマの)「愛の星」でした。今回はそれとイメージを変えながらも本質は変えないようにしたくて、人肌を感じるような、近くにいる人に向けて歌うイメージにしました」と楽曲に込めた想いを明かしていた。沖田艦長役の菅生は水樹の歌について、「奈々ちゃんの歌を聴かせてもらいましたが、男の戦いを描いた作品の中で癒やされる歌で、すばらしいと思いました」と太鼓判。スターシャ役の井上も「胸の中にあるあったかい気持ちを思い出させてくれて、胸にしみるんですよね」と絶賛していた。一方、お気に入りのキャラクターを聞かれた水樹が「スターシャです。スターシャが出てくるだけでもやがかかったようで、女神さまのような美しさ」と答えると、大感激の井上だった。総集編としてよみがった劇場版について井上は「26話を一本の劇場版にまとめるのは大変な作業だったと思います。まだ見たことない人が周りにいたら勧めていただいて、末長く愛してもらえる作品になればと思います」とアピール。また菅生は、ドメル役の大塚明夫との関係について「僕は文学座に40年いて、彼は研究生として所属していたんです。当時は一緒に芝居をしたことがありませんでした。『宇宙戦艦ヤマト2199』ではガミラス側とは別のチームで収録することが多いんですが、今回はじゃあ一緒にやるかとなって、ガチンコの芝居ができました」というエピソードを明かしていた。最後のあいさつで水樹は、「上映の終わり頃に袖でスタンバイしていて、皆さんの温かい拍手が聞こえてきたのがすごくうれしかったです。『宇宙戦艦ヤマト2199』は、愛が集結した作品です。これからも楽しんでください」と締めくくった。
2014年10月19日10月4日、金沢21世紀美術館 市民ギャラリーAにて「特別展 ガウディ×井上雄彦 -シンクロする創造の源泉-」がスタート。初日の開場式には井上雄彦も登場し、自らの手でテープカットを行った。「特別展 ガウディ×井上雄彦 -シンクロする創造の源泉-」は、7月から約2か月にわたり東京・森アーツセンターギャラリーで開催され、その斬新な内容が好評を博した展示会だ。19世紀末~20世紀初頭のスペインで活躍した建築家アントニ・ガウディと、現代日本を代表する漫画家である井上雄彦。時代も、国も、バックボーンも違うふたりを組み合わせる、いまだかつてないアイデアが大きな話題となった。金沢展は東京展に続いての2会場目。実物を含む資料約100件、井上による描きおろし作品約40点と、基本的な作品数は同じだが、ギャラリーの規模や環境に合わせ井上自身が若干のアレンジを加えている。展示レイアウトはもちろんのこと、作品と作品の間にある白壁に注訳やイラストを加筆。こちらは金沢展オリジナルの内容も含まれる。井上雄彦という稀代の漫画家を組み合わせることで、アントニ・ガウディの創作の原点にまで光を当てることに成功した本展。展示会の今後も感じる「特別展 ガウディ×井上雄彦 -シンクロする創造の源泉-」は、11月5日(水)まで金沢21世紀美術館 市民ギャラリーAにて開催される。ぴあ中部版WEBでは、井上雄彦へのインタビューを含めた初日レポートが掲載中なので、こちらもチェックしてみよう。■「特別展 ガウディ×井上雄彦 -シンクロする創造の源泉-」会期:開催中 ~ 11月5日(水)10:00~18:00会場:金沢21世紀美術館 市民ギャラリーA料金:前売券/大人-1,100円・中高生-800円・小学生-600円※入館は閉館の30分前まで。会期中無休。未就学児童無料。
2014年10月16日公開初日を迎えたアニメーション作品『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海』の初日舞台あいさつが11日、東京・丸の内ピカデリーで行われ、沖田十三役の菅生隆之、スターシャ役井上喜久子、脚本の森田繁、加戸誉夫監督の4人に加え、グラビアアイドルの森下悠里がスターシャのコスプレ姿で登壇した。スターシャの衣装は、今回のためにフルオーダーで森下の体型を細く採寸して作られた逸品で、森下は「私以外は着れないと思います。胸元はこの透明のパーツひとつで支えているので、前かがみになったり、激しく動くと大変なことになっちゃう」とはにかみつつ、「デザインの段階では胸元とかにストッキングのような物があったんですが、やっぱり素肌に付けたほうが本物だと思ったので、私のリクエストで外してもらいました」と、衣装へのこだわりを明かした。森下お気に入りのキャラクターは艦長の沖田十三で「私、40代以上がストライクゾーンなんですが、57歳の艦長はダンディでかっこいい。真面目な沖田艦長とホテルとかでブランデーとかウイスキーを片手にデートしたいです。最近、そういった方が身の回りにいないので……憧れます」と年上好きをアピール。さらに、スターシャの声を担当した井上喜久子の台詞に合わせて、森下が口パクで行う3次元アフレコも行われ、井上は「スターシャの映像の美しさが素敵で、長生きしてよかったです」と作品のクオリティの高さに感嘆。沖田役の菅生も「僕は新しい発見があったりして楽しかったです」と新鮮に映ったようだった。また、加戸監督よれば、TVシリーズの20話前後に出渕裕監督が描いた未使用のカットが大量にあるらしく「本作で復活しています。新作カットというと大げさかもしれませんが、ぜひ楽しんでいただきたいです」と総集編ならではの見どころを解説。音回りについては、効果音を再録するなど、映画用の5.1chにリニューアルされているという。また、加戸監督は「『宇宙戦艦ヤマト2199』を一番よくわかっている森田さんに相談するのは本当に困った時にしようと思っていましたが、森田さんから多くの相談があった」と明かしていた。そんな森田は「あれがない、これがないと思われるかもしれません。皆さんのどう思われるか不安でいっぱいです……」と吐露していたが、加戸監督は「『宇宙戦艦ヤマト2199』を最初から見ていらっしゃる方は、あれを切るだろう、これを切るだろうといろいろと想像をされていらっしゃっているかと思いますが、まずは見ていただいて、審判は後でいいので、とにかく2時間楽しんでいただければと思います」と締めくくっていた。『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海』は、2013年4月~9月まで放送されたTVシリーズ全26話に新規カットと新規収録ナレーションを追加し、ヤマトの長い旅路を主人公・古代進の視点で振り返る特別総集編。イベント上映館では「絵コンテ集」が同梱された劇場限定版Blu-rayも発売される。劇場限定版Blu-ray、11月21日発売のBlu-ray&DVDの初回特典には、加藤直之氏描き下ろしの「特製スリーブ」、封入特典に「特製ブックレット」、映像特典に「CM・PV集」「イベント映像」「ヤマトメカニック解説」「地球&ガミラス組織解説」、そして音声特典に「オーディオコメンタリー」など、さまざまな特典を収録。上映館の詳細については、本作の公式サイトまで。(C)2012 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会(C)西﨑義展/2014 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会
2014年10月12日10月11日より全国でイベント上映がスタートした『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海』と、12月6日から全国公開されるアニメーション映画『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』の2作品が、連続劇場公開のヒットを祈願して、世界遺産である広島県・嚴島神社を訪れた。ヒット祈願は、去る9月25日に嚴島神社の本殿にて厳粛に行われ、ボイジャーエンターテインメントの代表取締役で、本作の企画プロデューサーを務める西崎彰司氏と森雪のコスプレをしたヤマトガールが訪問。神聖な雰囲気の中で劇場映画『宇宙戦艦ヤマト2199』のヒットを祈願した西崎氏は、「広島は、呉などがありヤマトゆかりの地であること、昨年のTV放送が好視聴率を記録したことなどから、このたび広島に伺いました」と祈願へ出向いた経緯を説明し、「歴史の深い世界遺産・厳島神社でヒット祈願をさせていただき、感動いたしました」と話した。祈願後にはシンボルである大鳥居をバックにフォトセッションも実施。この模様は、RCC(中国放送)の人気番組『イマなまっ!』でもオンエアされている。そして、このたび『宇宙戦艦ヤマト』と「日本三景観光連絡協議会」がコラボレーションを行うことも発表。「日本三景(宮島、天橋立、松島)」は、江戸時代に全国を行脚した儒学者の林春斎が、卓越した三つの景観として『日本国事跡考』に紹介したのが始まりと言われており、生涯一度は訪れたい名所として親しまれている。この日本三景の景観を守ってきた日本三景観光連絡協議会が設立されたのが1974年12月で、今年で40周年。同じく1974年にTVアニメの放送がスタートした『宇宙戦艦ヤマト』が同じ40周年を迎えること、そして「青い海、緑の故郷を守る存在」という観点から今回のコラボが実現したという。このコラボは今年7月~2015年春まで行われ、期間中は丹後海陸交通路線バス天橋立地区(宮津~伊根間)でラッピングバスが運行。天橋立観光船「かもめ号」では往復記念切符の販売や、船内ナレーションを古代進役の小野大輔や岬百合亜役の内田彩が担当する。10月28日、29日には「大阪~宮島コース」、11月下旬には「仙台・松島コース」を巡る「宇宙戦艦ヤマト2199×日本三景ツアー」など、さまざまなイベントが予定されている。『宇宙戦艦ヤマト2199』は、1974年に放送された『宇宙戦艦ヤマト』(読売テレビ・日本テレビ系)第1作をベースに、出渕裕総監督ら新たなスタッフで制作された完全新作アニメーション。2012年より全七章にわたるイベント上映と劇場限定版Blu-rayの同時発売、さらにVODと、これまでのアニメーションシリーズとは異なる展開を行い、開始1年半で経済圏100億円を突破した。また、2013年4月~9月に放送されていたTVアニメ『宇宙戦艦ヤマト2199』全26話の特別総集編で、シリーズ初の5.1ch化、さらに追加カットや新たな視点で再構成された『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海』が、10月11日より全国でイベント上映が順次スタート。2014年12月6日からは完全新作のアニメーション映画『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』が公開される。(C)2012 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会(C)西﨑義展/2014 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会
2014年10月11日12月6日に全国公開されるアニメーション映画『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』の新ポスタービジュアルと予告編が公開された。公開された新たなポスターには、沖田艦長、古代進、森雪、ガトランティスの指揮官ゴラン・ダガームと思われる姿、さらにガミラスと3つの勢力のキャラクターが入り乱れるビジュアルに。そして「2199年、ヤマトに迫る最大の危機」というナレーションとともに、3勢力が激しい戦闘を繰り広げる予告編映像も公開。この映像には朽ち果てた謎の戦艦の姿も映し出されている。予告編は、10月11日より全国劇場で上映開始。『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』は、イスカンダルにたどり着いたヤマトが地球に帰還する途上のエピソードを描いた完全新作のオリジナルストーリー。イスカンダルで「コスモリバースシステム」を受領したヤマトが大マゼランを後にしようとしていた矢先、大マゼラン外縁部で突如出現した「ガトランティス」と名乗る謎の艦隊、さらには未知の生命体に遭遇する。ヤマトの引き渡しを要求してくるガトランティス、そしてガミラスと三つ巴の戦いとともに、壮大なスケールの物語が描かれる。『宇宙戦艦ヤマト2199』は、1974年に放送された『宇宙戦艦ヤマト』(読売テレビ・日本テレビ系)第1作をベースに、出渕裕総監督ら新たなスタッフで制作された完全新作アニメーション。2012年より全七章にわたるイベント上映と劇場限定版Blu-rayの同時発売、さらにVODと、これまでのアニメーションシリーズとは異なる展開を行い、開始1年半で経済圏100億円を突破している。また、2013年4月~9月に放送されていたTVアニメ『宇宙戦艦ヤマト2199』全26話の特別総集編で、シリーズ初の5.1ch化、さらに追加カットや新たな視点で再構成された『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海』が、10月11日より全国でイベント上映が順次スタートする。(C)西﨑義展/2014 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会
2014年10月10日10月11日より全国でイベント上映がスタートし、11月21日にはバンダイビジュアルよりBlu-ray&DVDの発売も控えているアニメーション作品『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海』の告知CMが公開された。若本規夫が演じるゼーリック元帥が大演説で伝えるこのCMは、「TV編」と「WEB限定"馬鹿者編"」の2種類が制作され、Blu-ray&DVDに収録される「地球組織解説/ヤマト組織図」や「大ガラミス帝星組織解説/ガミラス組織図」、「たっぷりヤマトークナイト特別編」といった特典映像を、元帥自らが簡単にわかりやすく30秒で紹介している。さらに、10月11日からのイベント上映では「映画館ver.」が大音量で上映されるという。『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海』は、2013年4月~9月まで放送されたTVシリーズ全26話に新規カットと新規収録ナレーションを追加し、ヤマトの長い旅路を主人公・古代進の視点で振り返る特別総集編。イベント上映館では「絵コンテ集」が同梱された劇場限定版Blu-rayも発売される。劇場限定版Blu-ray、11月21日発売のBlu-ray&DVDの初回特典には、加藤直之氏描き下ろしの「特製スリーブ」、封入特典に「特製ブックレット」、映像特典に「CM・PV集」「イベント映像」「ヤマトメカニック解説」「地球&ガミラス組織解説」、そして音声特典に「オーディオコメンタリー」など、さまざまな特典を収録。上映館の詳細については、本作の公式サイトまで。この『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海』を経て、2014年12月6日からは、完全新作のアニメーション映画『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』が公開される。○「宇宙戦艦ヤマト2199追憶の航海」Blu-ray&DVDCM~ゼーリック元帥 演説ver.~WEB限定"馬鹿者編"(C)2012 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会
2014年10月09日JR西日本金沢支社は7日、北陸新幹線長野~金沢間開業に合わせ、福井~金沢間および金沢~和倉温泉間で運転される特急列車の列車名を発表した。福井~金沢間の特急列車は「ダイナスター」と命名された。福井県は県立恐竜博物館をはじめ、観光資源として恐竜の人気が高まっていることから、恐竜の英訳「ダイナソー」と、地元の期待を込めた「スター」を組み合わせた列車名に。運転本数は3往復とされている。金沢~和倉温泉間の特急列車の列車名は「能登かがり火」。能登半島ではキリコ祭りをはじめ、火や灯りを連想させる夏祭りが多いことから、火と結び付いた幻想的な能登の風景や、かがり火の燃え盛る勢いをイメージした列車名とした。運転本数は5往復とされている。北陸新幹線長野~金沢間の開業日は2015年3月14日。これに合わせて北陸本線では、現行の特急「はくたか」「北越」が運転取りやめとなり、特急「サンダーバード」は和倉温泉駅発着の列車1往復を除き、金沢駅までの運転に。L特急「しらさぎ」と特急「おはようエクスプレス」も金沢駅以北の運転が取りやめとなる。
2014年10月07日10月11日より全国でイベント上映がスタートするアニメーション作品『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海』の新たな場面カット14点と本編の冒頭約11分がバンダイチャンネルなどの動画配信サイトで無料公開された。『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海』は、2013年4月~9月まで放送されたTVシリーズ全26話に新規カットと新規収録ナレーションを追加し、シリーズ初の5.1ch化された特別総集編。ヤマトの長い旅路を主人公・古代進の視点で振り返る構成で、イベント上映当日の10月11日からは、上映館で劇場限定版Blu-rayも発売される。公開された冒頭11分では、冥王星ガミラス基地を叩くヤマトの戦いが描かれている。無料公開期間は、10月6日~10月17日23:59まで「バンダイチャンネル」にて配信され、「Rakuten SHOWTIME」「GyaO!」「ひかりTV」などの動画配信サイトでも、順次無料配信を予定。配信時期については各サイトで追って発表される。『宇宙戦艦ヤマト2199』は、1974年に放送された『宇宙戦艦ヤマト』(読売テレビ・日本テレビ系)第1作をベースに、出渕裕総監督ら新たなスタッフで制作された完全新作アニメーション。2012年より全七章にわたるイベント上映と劇場限定版Blu-rayの同時発売、さらにVODと、これまでのアニメーションシリーズとは異なる展開を行い、開始1年半で経済圏100億円を突破。2014年12月6日からは、完全新作のアニメーション映画『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』が公開される。(C)2012 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会
2014年10月07日10月11日より全国でイベント上映がスタートするアニメーション作品『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海』の劇場入場者特典として、本作の出渕裕総監督が監修した「シークレットファイル」がプレゼントされることが明らかになった。出渕総監督が完全監修した裏設定満載の機密書類「『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海』シークレットファイル」は週替りでプレゼント。1週目は「機密書類01:ドメル最後の戦い、その秘策を裏打ちした極秘情報」、2週目は「機密書類02:帝都攻防戦――ヤマトに救われたガミラス民族」、3週目は「機密書類03:ガミラス暫定政府、険しくも明るい未来へ」というラインナップで、それに加えて「機密書類00:デスラーがまとう青き影――親衛隊の暗躍」がパッケージ特典になるという。そして舞台あいさつ付き特別上映の詳細も明らかとなり、計5回、2つの劇場で開催される。初日10月11日の舞台あいさつは、東京・丸の内ピカデリー2にて9:20~(上映終了後)、12:45~(上映開始前)、神奈川・横浜ブルク13にて13:40~(上映終了後)というスケジュールに。それぞれ沖田十三役の菅生隆之、スターシャ・イスカンダル役の井上喜久子、加戸誉夫監督、構成を担当した森田繁氏、特別ゲストとしてグラビアアイドルの森下悠里が登壇する(森下は丸の内ピカデリー2のみ)。10月18日は、丸の内ピカデリー2にて9:40~(上映終了後)、13:00~(上映開始前)で、こちらは菅生隆之、井上喜久子、加戸誉夫監督、エンディングテーマを歌う水樹奈々が登壇。チケットは各劇場で販売され、価格は1,700円(購入枚数は1人5枚まで)。『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海』は、2013年4月~9月まで放送されたTVシリーズ全26話に新規カットと新規収録ナレーションを追加し、シリーズ初の5.1ch化された特別総集編。ヤマトの長い旅路を主人公・古代進の視点で振り返る構成で、イベント上映当日の10月11日からは、上映館で劇場限定版Blu-rayも発売される。『宇宙戦艦ヤマト2199』は、1974年に放送された『宇宙戦艦ヤマト』(読売テレビ・日本テレビ系)第1作をベースに、出渕裕総監督ら新たなスタッフで制作された完全新作アニメーション。2012年より全七章にわたるイベント上映と劇場限定版Blu-rayの同時発売、さらにVODと、これまでのアニメーションシリーズとは異なる展開を行い、開始1年半で経済圏100億円を突破。2014年12月6日からは、完全新作のアニメーション映画『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』が公開される。(C)2012 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会
2014年10月04日小田急電鉄は8日、相模大野駅直結の大型ショッピングセンター「小田急相模大野ステーションスクエア」B館4階のライフスタイルフロアをリニューアルオープンする。既存店舗を改装したほか、店舗構成の見直しにより、バラエティ雑貨やレディスシューズ、輸入食品などを扱う5店舗が新たに出店。既存店舗と合わせて計11店舗が入るフロアとなり、A館・B館全体での回遊性も向上するという。10月8~13日の5日間は、リニューアルオープン記念として、B館4階フロア各店で特典が用意される。今回のリニューアルに続き、11月下旬にはA・B館7階のビューティー&レストランフロアで、開業以来となる全面リニューアルを行う予定だ。
2014年10月03日10月11日より全国でイベント上映がスタートするアニメーション作品『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海』で描き下ろされたエンディングイラストが2点公開され、イラストを手がけたむらかわみちお氏からコメントが寄せられた。公開されたイラストは、艦橋から宇宙を見つめる主人公・古代進と森雪の後ろ姿と、加藤三郎と原田真琴の結婚式の模様を描いた2点。本作のエンドロールで見ることができる描き下ろしイラストで、他にもキャラクターたちのその後の様子を描いたものが合計9点、劇中で観賞できるという。これらのイラストは『宇宙戦艦ヤマト2199』でディスプレイデザインを担当し、オンラインで展開している漫画雑誌『角川ニコニコエース』(KADOKAWA)で本作のコミカライズを連載しているむらかわ氏が手がけている。「『ヤマト2199』という作品の登場人物たちは、旧作に登場するしないにかかわらず、観る者の目にはもうしっかりと人としての存在感を持って息づいているんだと感じています」と語るむらかわ氏は、「"彼ならこうする"、"彼女ならきっとこんな"そんな想いとともにそこにいる」と明かしている。そして、加戸誉夫監督とイラストの打ち合わせをしている際に、監督も同じ感覚を持って演出していることに気づいたむらかわ氏は、「イラストは動かないし、言葉も発しない。でもだからこそ想像を巡らす余地がある」の持論のもと、「ヤマトの人たちのその後を思い浮かべる小さなきっかけになれば」という気持ちで今回のイラストを描いたという。『宇宙戦艦ヤマト2199 追憶の航海』は、2013年4月~9月まで放送されたTVシリーズ全26話に新規カットと新規収録ナレーションを追加し、シリーズ初の5.1ch化された特別総集編。ヤマトの長い旅路を主人公・古代進の視点で振り返る構成で、イベント上映当日の10月11日からは、上映館で劇場限定版Blu-rayも発売される。『宇宙戦艦ヤマト2199』は、1974年に放送された『宇宙戦艦ヤマト』(読売テレビ・日本テレビ系)第1作をベースに、出渕裕総監督ら新たなスタッフで制作された完全新作アニメーション。2012年より全七章にわたるイベント上映と劇場限定版Blu-rayの同時発売、さらにVODと、これまでのアニメーションシリーズとは異なる展開を行い、開始1年半で経済圏100億円を突破。2014年12月6日からは、完全新作のアニメーション映画『宇宙戦艦ヤマト2199 星巡る方舟』が公開される。(C)2012 宇宙戦艦ヤマト2199 製作委員会
2014年09月29日201412月6日にアニメーション映画『星巡る方舟』』の公開も控えている『宇宙戦艦ヤマト2199』より、女性キャラクターをハイクオリティで立体化した「ヤマトガールズコレクション」(メガハウス)で『西条未来 艦内服Ver.』のフィギュア化が決定し、バンダイの公式ショッピングサイト「プレミアムバンダイ」にて予約受付がスタートしている。西条未来は、宇宙戦艦ヤマトの船内で、船務長・森雪の交代要員として第一艦橋で電測を担当する船務科一等宙曹で、今回は艦内服Ver.で立体化。トレードマークのカチューシャや美しい黒髪を完全再現しており、左手で髪をかき上げるおなじみの仕草でポージングされている。ファン待望の初立体化は1/8スケールで、全高は約200mm。商品価格は9,990円で、予約締切は準備数に達し次第終了。「プレミアムバンダイ」ほか、メガハウスが運営するWEB通販サイト「メガトレショップ」でも販売され、商品の発送は、2014年9月下旬を予定している。(C) 2012 宇宙戦艦ヤマト2199製作委員会
2014年06月13日10月11日、12日、13日の3日間にわたって、千葉県・幕張メッセ国際展示場にて開催された「第53回全日本模型ホビーショー」内で12日、「『宇宙戦艦ヤマト2199』たっぷりヤマトーク ホビーショー出張版」が行われた。 ヤマトークは、『宇宙戦艦ヤマト2199』の劇場上映時に定期的に開催された、本作にゆかりのあるクリエイターが集まって『ヤマト』について語り合うというトークイベント。「全日本模型ホビーショー 出張版」と題して行われた今回は、出渕裕総監督、チーフメカニカルディレクターの西井正典氏、CGディレクターの今西隆志氏、バンダイホビー事業部企画開発チームの岸山博文氏が登場。「全日本模型ホビーショー」ということもあり、プラモデルを中心にした切り口からメカニカルな視点で『ヤマト』が語られた。 バンダイで『宇宙戦艦ヤマト2199』のプラモデルを担当する岸山氏は、本作に関わるクリエイターの豪華さに圧倒されながらも、コバンザメのようにくっついて話を聞き、大いに刺激を受けたという。「昔のプラモデルはスケール(実物の何分の一でプラモを制作するか)がバラバラなのが当たり前。しかし『ヤマト2199』はスケール感を大事にするために統一スケールにしたかった」と岸山氏は語る。そうして妥当なサイズを探っていたところ、今西氏から「出渕さんはきっとヤマトをどんどん大きくしたくなるから、1/1000ぐらいで抑えておいたほうがいいよ」とのアドバイスがあり、今の規格で統一されたという。 「全てのメカに思い入れがあるので選べないんですよ」と、思い入れのあるメカについて悩みに悩んでいた西井氏に対し、出渕総監督は次元潜行艦やユキカゼの名前を挙げ、「これは1/1000じゃ物足りない。できればブリッジまで再現して(プラモデル化して)ほしい」とリクエストして岸山氏を苦笑させていた。今西氏が「長砲身が好きなので、メルトリアあたりをモデル化してほしい。あれも実体弾が撃てると思うので」と語ると、出渕総監督は「今西さんは実弾を打つ時は現代風にしますか、昔の黒色火薬風にしますか、と聞いてくるんです」と、自分の趣味を先回りした質問や絵を今西氏が上げてくることがあると明かし、そのこだわりが採用されることが多かったようだ。 現時点で企画が進められている商品については、「特一等航宙戦艦デウスーラII世」と「超弩級一等航宙戦闘艦ドメラーズIII世」が話題に。これらは試作されたものの、1/1000サイズでもデウスーラが約63cm、ドメラーズが約73cmと大きすぎるため、まだゴーサインがでていないという。出渕総監督が「もし出たら絶対に買う人!」と呼びかけると、客席からは予想以上に多くの手が上がり、岸山氏も前向きな手応えを感じているようだった。 そして12月発売予定の1/500のヤマトは、全長なんと666mm。より細かい部分を作りこむために、新たに詳細な設定画が起こされたという。これを見た西井氏は「この資料、25話を作るときにほしかった!」と思わず唸ったほどのクオリティで、サイズが大きくなった分ディティールにこだわり、1/1000はパーツが細かいという声が大きかったことから、より組み立てやすく、作りやすいキットを目指した模様。パッケージは、西井氏が初めて担当し、今までの1/1000シリーズとはまた趣の異なるものになるという。 最後に出渕総監督が「『宇宙戦艦ヤマト2199』は完走ですが、モチベーションを高めなおして望まなければならない新たなヤマトが立ち上がっているので、よろしくお願いします」と語り、イベントは幕となった。
2013年10月21日