俳優・阿部寛が、小説家・東野圭吾氏の作品を実写化する映画『疾風ロンド』(11月26日公開)で主演を務めることが13日、発表された。阿部が東野氏の原作映画で主演を務めるのは『麒麟の翼~劇場版・新参者~』(11年)以来となる。原作は、東野氏の17年ぶりの文庫描き下ろしとして2013年に刊行された同名小説。100万部以上の売り上げを記録した。大学の研究所施設から違法生物兵器が盗まれ、スキー初心者の頼りない中年研究員が大惨事を食い止めようと奮闘する様を描く。NHK連続テレビ小説『あまちゃん』(13年)の演出を手がけた吉田照幸監督がメガホンを取る。阿部が演じる本作の主人公は、大学の医科学研究所に勤めているものの仕事はいま一つで、家庭でも思春期の息子とのギクシャクした関係に悩む研究員・栗林和幸。そんな"ツイテない"男・栗林は、なぜか危険な生物兵器の行方をわずかな手がかりを元に探し出すという使命を背負わされてしまう。「すごくスピード感のある」「良い意味のドタバタ感があり、スキー場を舞台にしたアクションもたくさん」と説明する阿部。そのスキーでの滑走については、「記憶が定かではありませんが、大学生ぐらいぶり」で、「演じている栗林の役とほぼ同じですね」と明かす。しかし、「ほとんど忘れているだろうな」との考えとは裏腹に身体が覚えており、「そんなにうまくはないです。でもその分、栗林が滑るシーンでは、すごくリアルで下手な演技になった」と胸を張る。そんな栗林の役どころについては、さまざまな事件が起こる中での「ある種の受け手」と表現。「ちょっとドタバタとしたキャラクター」とも言うが、「コメディ的な演技などやり過ぎないように考えながら、やりすぎることも計算して演じています」と明かし、「撮影の途中なのでまだ分かりませんが、爽快なアクションコメディが撮れているんじゃないかな」と自信を見せている。一方、東野氏の原作はほぼ全て読んでいるという吉田監督は、その作品群でも「いろいろな作風のものがあるので、やりたいなと思っていたところにお話をいただいたので、すごくうれしかった」と歓喜。本作を「軽いですよね、パウダースノーのように」と笑みを浮かべながら「本来はアクションとサスペンスとコメディは結構近いところにある」と指摘し、これまでの東野氏原作の映画ではあまり捉えられてこなかったユーモアの部分を「今回何とか表現したい」と意気込む。そんな東野氏と阿部のタッグと言えば、ドラマ『新参者』(10年)での加賀恭一郎役のシリアスなイメージもあるが、今回の栗林はそれとは違ったタイプ。その狙いとして、「真面目なキャラクターであればあるほど楽しく、しかも共感が得られるという、見せ物としての笑いではなく共感して笑えるコメディ」と分析した上で、「阿部さんは、やっぱり破壊力があります」と評する。映画『エヴェレスト 神々の山嶺』に出演した阿部だが本作のスキーのシーンは「エベレストより寒かった」そうで、吉田監督は「演技なのか本当に分からない位リアルでした(笑)」と振り返った。映画は2月の中旬にクランクイン、4月中旬のクランクアップを予定。東野氏は、「小説を読んだ多くの方が、『これを映像で見てみたい』と思ったのではないでしょうか。その夢がかなう時がきました」と呼びかけている。(C)2016「疾風ロンド」製作委員会
2016年04月13日日本テレビ系朝の情報番組『ZIP!』(毎週月~金曜5:50~8:00)のアニメコーナー「朝だよ!貝社員」(6:45頃)に、同番組総合司会の桝太一アナウンサーがデザインしたオリジナルキャラクターが、あす12日から登場する。このアニメは、アサリ、カキ、ムール貝といったキャラクターが、「ジップ商事」に勤める「貝社員」として登場し、"ダメ会社員あるあるネタ"が展開されるもの。桝アナは、東京大学大学院農学生命科学研究科に在籍中にアサリを研究し、その縞模様を見てアサリの年齢を調べていたほどの"貝博士"ということで、今回デザインを手掛けることになった。こうして誕生したキャラクターは「カガミガイ」をモチーフにした「いかなるときも鏡を手放なさないナルシストな貝」。番組中に、前髪が気になって、時々こっそり直しているという自身の経験から発想したという。桝アナは、この声も演じているが、自身のイメージとは異なる自分勝手なキャラクターに悪戦苦闘し、リテイクを連発。カガミガイが脚光を浴びることに「感無量です」と喜びながら、「ボイスの方は…一生懸命やりましたので、どうかご容赦ください…」とコメントしている。12日の放送では、この新キャラが登場するほか、桝アナのデザイン風景と声の収録の模様を特集。今後、第2、第3のオリジナルのキャラクターも計画されている。
2016年04月11日TOKIOの国分太一と女優の真矢ミキが1日、2016年度TBSテレビ入社式にサプライズ登場し、新入社員30人にエールを送った。同局の情報番組『白熱ライブ ビビット』(毎週月~金曜8:00~9:54)でMCを務める2人は、生放送終了後に入社式の会場に登場。新入社員たちから歓声と拍手が沸き起こった。そして、吉田明世アナも加わり、女性アナウンサー3人を含む新入社員たちと40分近く交流を楽しんだ。最後は、国分が「自分の望む部署にいけない可能性もありますけれども、部署ごとの楽しさがわかってくると思います。なので、そこでもう辞めようとか思わずに楽しむことがとても大事じゃないかなと思います」と温かいメッセージを送った。この入社式の模様は、4月4日放送の『白熱ライブ ビビット』で放送する。
2016年04月01日阿部サダヲを主演に、<a href="">『武士の家計簿』</a>などの原作者で知られる“平成の司馬遼太郎”との呼び声も高い磯田道史の近著「無私の日本人」(文春文庫刊)の一編「穀田屋十三郎」を映画化する<a href="">『殿、利息でござる!』</a>。この度、4月1日(金)“エイプリルフール”である本日、阿部さん演じる穀田屋十三郎が新党“つつしみ党”を立ち上げ、その選挙ポスターが公開となった。いまから250年前の江戸時代、藩の重い年貢により夜逃げが相次ぐ宿場町・吉岡宿に住む十三郎(阿部サダヲ)は、知恵者の篤平治(瑛太)から町を救う計画を聞く。それは藩に大金を貸付け、利息を巻き上げる逆転の発想だった! 3億円の大金を水面下で集める前代未聞の頭脳戦勃発。ビンボー庶民が、殿を相手に一世一代の大勝負に挑む――!<a href="">『白雪姫殺人事件』</a><a href="">『予告犯』</a><a href="">『残穢』</a>などを手掛ける中村義洋監督がメガホンを握る本作。キャストには、主人公で造り酒屋を営む傍ら、街の行く末を心配する穀田屋十三郎役の阿部さんをはじめ、瑛太、妻夫木聡、竹内結子、松田龍平ら豪華俳優陣が集結している。今回完成したのは、阿部さん演じる250年前に実在した穀田屋十三郎が、“知恵”と“勇気”と“我慢”で立ち上った決意の雄姿を「選挙風」に表現したポスター。 ビンボーなわが町・吉岡宿を救うため、十三郎は知恵者の篤平治とともに「藩に大金を貸し付け、利息を巻き上げ分配する」という奇想天外な計画を思いつく。自分のことより、人のこと。私財を投げ打ち、お上に立ち向かう姿はまさにいま、日本が求める理想のリーダー!そんな計画が進む中、周囲から羨望のまなざしを集めるようになった彼ら吉岡宿のメンバーたちの間で、いい気になったり、偉そうにしたりしないよう、仲間内で「つつしみの掟」というルール立ち上げた。穀田屋十三郎が立ち上げた新党・つつしみ党の「つつしみの掟」には、「一、ケンカや争いは、つつしむ」「一、“計画”についての口外を、つつしむ」「一、寄付するときに名前を出すことを、つつしむ」「一、道を歩く際も端を歩くよう、つつしむ」「一、飲み会の席でも上座に座らず、つつしむ」と5か条が定められている。「日本を取り戻す。」と掲げ、まっすぐ前を見つめる十三郎の姿は頼もしく、思わず清き一票を投票したくなる!?新党立ち上げはエイプリルフールにちなんだジョークだが、本作で描かれる物語は実話。「町を救うために破産するほど私財を投げ打ち、遺言は“人に話すな”。こんな人がいた、ということを伝えねばならない、いまの日本を辛うじて救っているのは、こうした精神なのではないか…」と、熱い想いを抱く中村監督の描く、本編にも期待をせずにはいられない。また、4月1日限定で公式サイトもエイプリルフール仕様に変更されるという。『殿、利息でござる!』は5月14日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年04月01日TOKIOの国分太一、弁護士の大渕愛子氏らが28日、TBS系情報番組『白熱ライブ ビビット』(毎週月~金8:00~9:55)で、作家・乙武洋匡氏(39)の不倫発覚後の対応について意見を言い合った。番組では、夫婦の間で門限を決めていたという3月28日付の日刊スポーツの記事を紹介。乙武氏の友人によると、「奥さんは3人の子供を寝かしつけた段階で疲れているため、乙武さんは22時を過ぎたら家に帰らないという約束をしていた」とのことで、乙武氏は22時以降は事務所に寝泊まりするという半別居状態に。そのことを妻も反省し、謝罪文を発表したという。大渕弁護士は「発覚後の対応が引っかかる」と言い、「5人と(不倫)していましたって潔く認めたのも、そこまで言う必要あるのかと思いますし、奥さんと一緒に謝罪文出すとか、ルールに関しても、後付けで正当化しているように見える」と意見。「発覚したものに対して認めて謝るのは普通だけど、演出が過剰なんじゃないかと」と語った。一方、乙武氏と食事にも行く仲だという国分は、「乙武さんと一緒に映画を撮ったりしているので、けっこうわかっている」と話した上で、「正直な方で、プライベートの話も何でも話してくれる。だからこれは普通の対応なのかなと思った」との見方を示した。また、作家でタレントの遥洋子は「妻の謝罪文に引っかかりました」と言い、「夫が浮気した時に妻が悪いケースなどみじんもないと思っています」と主張。謝罪文を発表した妻を「できた女だ」と評価する男性も「ムカつきます」と熱く語った。
2016年03月28日「V6」の岡田准一を主演に阿部寛、尾野真千子といった豪華俳優陣で贈る『エヴェレスト神々の山嶺』。この度、阿部さん演じる伝説のクライマー・羽生丈二の生き様が詰まった本編映像が解禁となった。山岳カメラマンの深町(岡田准一)は、ネパールの首都・カトマンドゥで古いカメラを発見する。それは、イギリスの登山家ジョージ・マロリーは1924年にエヴェレスト初登頂に成功したのかという、登攀史上最大の謎を解く可能性を秘めていた。カメラの行方を追う深町は、1人の男に辿り着く。孤高の天才クライマー、羽生(阿部寛)。突然日本から姿を消して消息不明だった彼が、なぜカトマンドゥにいるのか。羽生の目的に興味を持ち、その過去を調べるうち、深町は彼の生き様にのみ込まれていく。そして、羽生に人生を翻弄されながらも、彼を愛し続ける女性・涼子(尾野真千子)と出会う。標高8848m、氷点下50度、呼吸すら困難な極限の世界。最高に無謀で最高に熱い挑戦がいま、始まる――。全世界で翻訳され、大ベストセラーとなった夢枕獏の「神々の山嶺」を原作とし、『学校の怪談』『ターン』『笑う蛙』の平山秀幸監督が待望の実写化に挑んだ本作。撮影は現地ネパール・エヴェレストにて敢行。キャスト&クルーが実際に高度5,200m付近まで登り、10日間かけて高度順応するなど、文字取り命がけで撮影に挑んだ極限のエンターテイメント超大作だ。今回解禁された映像は、阿部さん演じる伝説のクライマー・羽生の生き様が感じられるセリフが満載。「山やらなきゃ死んだも同じだろ」、「俺がここにいるからだ。俺がいるから、山に登る」 など、常人にはとうてい理解し得ない羽生の言葉と、圧倒的存在感、鬼気迫る表情から、人生すべてをエヴェレストに賭ける男が描き出される。その反面、山のためには仲間の犠牲もいとわない羽生に、かつてのザイルパートナー・井上が「山屋としては完璧だった。人間としては、最低だったけどね」と言い捨てる。また、羽生のライバルでエリート登山家の長谷(佐々木蔵ノ介)に 「お前はスポンサーのために山に登ってるのか」と衝突したり 、 「生きて帰らなかったやつが頂上を踏んだかどうかはどうだっていい。死ねばゴミだ」 などエヴェレストに異常なまでの執念を見せるシーンも。生きることを諦めず、命を懸けた登頂に挑み、より高みを目指す熱い彼らの姿が壮大なスケールと感動の人間ドラマに胸打たれる内容となっている。阿部さんはエヴェレスト現地での撮影を「体験したとしないではぜんぜん(芝居が)違う」と話し、岡田さんも「日に日に阿部さんが火のような男になっていった」と絶賛するほど、完ぺきな羽生像を作り上げていたようだ。『エヴェレスト神々の山嶺』は3月12日(土)より全国にて公開。(cinemacafe.net)
2016年02月18日俳優の阿部寛が出演する映画『エヴェレスト 神々の山嶺』(3月12日公開)で、阿部の新たな場面写真と共に役作り秘話が明らかになった。作家・夢枕獏の小説『神々の山嶺(いただき)』を映画化した本作は、標高8,848メートル、氷点下50℃という極限の世界を舞台で、男たちが命を削って挑む物語。エヴェレスト史上最大の謎を追う野心的な山岳カメラマン・深町を岡田准一、山岳史上初の挑戦にとりつかれた孤高の天才クライマー・羽生を阿部寛が演じる。羽生は、人生のすべてをエヴェレスト登頂にかけた伝説の登山家。完成披露会見で「自分にとってすごくハードルが高かった」と語っていた通り、阿部にとっての登山は未経験に近かった。そのため、撮影前には登山練習と低酸素室でのトレーニングを重ね、高度5,200メートルでの撮影に備えた。また、岡田やヒロインを演じた尾野真千子と共に特殊な訓練も実施。世界最高齢(当時80歳)でエヴェレスト登頂を成し遂げた三浦雄一郎氏の私設・ミウラドルフィンズにて、海外高所テスト(4,000メートル低酸素体験70分間)、実戦的なマシンでのウォーキング、踏み台昇降運動(4,500メートル×90分、5,000メートル×90分)などのトレーニングメニューを消化した。新たな場面写真として公開されたのは、何かをにらみつけるような鬼気迫る鋭い眼光、佐々木蔵之介演じる長谷渉と何やら言い争う様子、体にロープを携えて岩の斜面を登る瞬間の3点。入念な役作りで本番に備えた、阿部の役者魂と迫力を伝える。(C)2016「エヴェレスト 神々の山嶺」製作委員会
2016年02月03日俳優の阿部寛(51)が、是枝裕和監督の最新作『海よりもまだ深く』(2016年5月21日公開)で主演を務めることが25日、明らかになった。阿部が是枝監督とタッグを組むのは本作で3度目となる。阿部が演じるのは、小説家を目指すも一向に才能が開花せず、生活費のために探偵事務所に勤める男・良多。バツイチでギャンブル好き、夢ばかり追いかけ続けるダメ中年でありながらも、憎めないキャラクターだ。その母親役は、樹木希林。劇中では、「大器晩成…って時間かかり過ぎですよ」「ミカンの木、花も実もつかないんだけど、あんただと思って毎日水やってんのよ」など歯に衣着せぬ物言いの親子の会話を繰り広げる。良多の前妻・響子を真木よう子が演じるほか、探偵業務の相棒役の池松壮亮、探偵事務所社長役のリリー・フランキー、良多の姉役の小林聡美、樹木の憧れのクラシックの先生役の橋爪功なども出演する。阿部は、良多のキャラクター像を、「ある種とてもダメな男。夢を追い続けているけれど、うまくいかず、嫁や子供から見放されてしまった男」と説明。続けて、「こういう役を演じるのは初めてなので、新鮮で楽しい経験でした」と笑みを浮かべながら、「"いつまでも夢を追いかけている人間"の甘えを演じることで、今までにない、面白い人間味を出せたのではないかと思います」と自信を見せる。それも、「実際、僕も10代の頃などは、夢に打ち破れ、それでも何とかやっていくような毎日の連続でした」と話す通り、阿部自身の経験にも基づいているからだ。これらを踏まえ、「強がっているのに非常に弱い、そんなダメだけど愛おしい良多を、皆さんに見ていただけたらうれしい」とアピールしている。そんな良多の母親役の樹木は、「背が高すぎて苦労した時代が長かった阿部さん、ローマ風呂だけじゃない居場所を見つけたのね」と、過去の阿部の主演作『テルマエ・ロマエ』(12年)を思わせるコメントを寄せた。別れた元妻役の真木は、響子を「将来を見ている女性です。子どもや自分の将来を見据え、それを行動に移せるしっかり者」と表現。「だから、阿部さんが演じた良多のような、夢見がちな男性が寄ってきてしまうし、反対にそういう男性を好きになってしまうのではないかと思います」と指摘する。また、阿部の出演作を多数見てきたと明かし、「ここまで"ダメ男"の役は初めてな気がします。でも、すごくハマっていらっしゃいました(笑)」「役を演じ分けられる能力がとても高くて素晴らしい俳優さん」と称賛した。映画は、2016年5月21日公開。樹木演じる母親が暮らす団地のシーンをはじめ、実際に是枝監督が9歳から28歳までの19年間住んでいたという、東京都清瀬市の旭ヶ丘団地を主な舞台として物語が展開する。(C)2016 フジテレビジョン バンダイビジュアル AOI Pro. ギャガ
2015年12月25日今日本の音楽シーンを席巻しているギター女子。そのトップランナー・阿部真央さんのニューシングルは、結婚・出産を経験したからこそ完成した1曲です。『You changed my life』(あなたが私の人生を変えた)という意味深なタイトルからもわかる通り、リリックは阿部さんがこれまで過ごしてきた人生を振り返る内容になっています。そのように書くとすごい重い内容のように思われますが、そこを全英語詞にすることで見事にポップスに昇華させています。サウンドもオーガニックなアコースティックなので、英語詞との相性もばっちりです。「今回の阿部真央は明るいぞ」なんて思っていて油断していると、カップリングの『楽になれるまで』(これまたとんでもないタイトル)でズドーンと奈落の底に叩き落されますのでご注意を。いずれにしても、阿部真央完全復活!を印象付けるにふさわしいシングルです。ギター女子のトップランナーの座は、まだまだ彼女のもののようです。リリース情報:『You changed my life/阿部真央』(2015.11.18発売/¥100(tax out)/PCCA70462)※初回限定盤(¥1500(tax out)/PCCA04294/DVD付)も同時発売
2015年11月25日阿部サダヲ主演×中村義洋監督の新作『殿、利息でござる!』が、来年5月14日(土)に公開されることが決定し、“黄金に輝くマゲ”と“鋭い眼光”が強烈なインパクトを残すポスタービジュアルが解禁された。その他の情報本作は、藩の重い年貢で苦しむ庶民が、千両(約3億円)を集めるために“知恵”と“勇気”を振り絞り、「殿様に金をお貸しし、その利息をとる!」という大胆な計画を実行しようと奮闘する姿を描く実話を基にした痛快時代劇。原作は、『武士の家計簿』などの著作で知られる磯田道史の『無私の日本人』に所収されている『穀田屋十三郎』で、阿部は、夜逃げが相次ぐ宿場町に住み、町の行く末を心配する主人公・穀田屋十三郎(こくだや・じゅうざぶろう)を演じる。ポスタービジュアルにあるキャッチコピー「ゼニと頭は、使いよう」が示すように、十三郎ら宿場町の仲間たちは、貧しい生活を立て直すため、「この行いを末代まで決して人様に自慢してはならない」という“つつしみの掟”を自らに課しながら、己の欲を捨て、仲間のため、町の将来のために私財を投げ打ち、千両という大金を水面下で集める前代未聞の頭脳戦に挑む。銭に苦しめられる彼らは、銭と頭を使い、どのような作戦で藩と殿に立ち向かうのか? 一発逆転を狙う勝負師のように未来を見据える主人公の頭には、“小判”ではなく、庶民のあつかう“小銭”で結ったマゲが輝いている。『殿、利息でござる!』2016年5月14日(土)大願成就!
2015年11月06日ウィメンズファッションブランド、プティローブノアー(petite robe noire)のデザイナー・阿部好世が15-16AWから新たに、ヨシヨ(YOSHIYO)を立ち上げた。彼女がインスパイアされたというベルリンを拠点に活動する現代美術家・手塚愛子と共に、「ダイアローグ(dialog)」をテーマにしたポップアップストアを8月26日から伊勢丹新宿店本館3階=ステージ#3で開催する。現在開催中の国立新美術館での展示のため、一時帰国した手塚さんと、阿部さんのオフィスで「クリエーションへの思い」「アートとファッションの関係」について話を聞いた。昨年10月、知人を介してニューヨークで出会ったという阿部さんと手塚さん。その後、2人は共通の思いや悩みなどをオンラインで会話する中で意気投合したのだという。女性が仕事とプライベートや家庭とのバランスを考える30代。2人もチームを率いる女性として、いいものを作りながら、どうすればどれも充実させていけるのかをいつも考えているという。そして、ファッションとアート、アウトプットの形こそ違えども、“物を作る”ことに対する思い、迷い、問いなど、多くの共通項があったという。■クリエーションへの思い「古いものと新しいものをつなぐ」ファッションの世界に身を置く阿部さんは、今年ブランド設立から7年を迎えたところだ。その間、阿部さんはファッションを通じてトレンドを発信するというよりは、「物を作るってどういうことだろう?」という問いに答えるかのように様々なクリエーションを生み出してきた。事実、彼女のブランドでは「古いものと新しいものをつなぐ」という一貫したテーマでコスチュームジュエリーと洋服を創作している。古き良き素材や技法への敬意や感嘆が彼女の原動力のひとつのようだ。手塚さんは完成された織物から糸を引き抜き、その柄を再構築する作風のアーティストだ。例えば、チューリッヒでファッションをテーマにしたエキシビジョンでは、ファストファッションの代名詞でもあるH&Mのスカーフから、そのテキスタイルを構成する横糸を色ごとに引き出して並べた作品を展示した。そうすることで、まったく同じに見えるスカーフを構成する要素を、異なる形状で見ることが可能となる。織物は手仕事であれ、大量生産であれ、糸を織りあげて形作られていることに違いない。この物を構築するまでの時間や、一度形を変えた要素を再度見えるものにするという行為を通じて、時間という概念に対する問いを提示しているのだ。彼女もまた、クリエーションを通じて、今あるものや価値観に対する問いを投げかけているのだ。■新たな挑戦阿部さんにヨシヨを始めたきっかけを訊いてみた。すると「プティローブノアーを初めて7年が経ち、なんとなくプティに求められていることが分かってきた。それと同時に、求められている姿を壊していく勇気を持つことが年々戦いになってきている自分がいた」と阿部さん。そこで、コスチュームジュエリーはプティローブノアー、洋服はヨシヨとブランドを分けることで、「ヨシヨでは、自分自身が躊躇することなく、“物を作り出す”という自分の解釈を洋服に落とし込んでいきたい」と話す。また「私はファッションの世界に身を置いていて、最終的には身につけてもらえる形にしないといけないことが分かっています。だからこそ、制作過程までの考えというか、これだけ物が溢れている世の中に“物を作り出す”ことの意味を少なからず考えて行きたいと思っています」と続けた。それに対し、手塚さんは「阿部さんからは、ファッションでも仕掛けたいと考えているんだと感じました。きっと、世の中のニーズに答える服作りとは違うアプローチをする人なんだと感じています」と返す。この純粋な創作への思いが、時に物作りに対する葛藤に繋がることは、想像に難くない。このクリエーターとしての葛藤を互いにシェアできたことで、阿部さんと手塚さんの距離が一気に近づいたのだ。後編に続く。
2015年08月23日阿部サダヲ、瑛太、妻夫木聡が出演する映画『殿、利息でござる!』が来年初夏公開になることが決定した。江戸の中期に困窮する宿場を救うために“金貸し”事業に挑む男たちの姿を描いたドラマだ。その他の情報本作は、『武士の家計簿』の著者としても知られる磯田道史の『無私の日本人』に収録されている『穀田屋十三郎』が原作。江戸中期の仙台藩吉岡宿を舞台に、困窮する宿場を救うために穀田屋十三郎(こくたやじゅうざぶろう)と仲間たちが、藩にまとまった金を貸し、毎年の利子を全住民に配る“宿場救済計画”を立てて奔走する姿を描いていく作品で、中村義洋が監督を務める。主人公の十三郎を演じる阿部は「時代劇だと聞いて、馬に乗ったり派手な立ち回りがあるのかと勝手に思っていたのですが(笑)そういのがまったく無いのに、スゴイかっこいい男達の話で、とても新鮮でした。自分も時代劇の主演は初めてですし、中村監督も時代劇初めてお撮りになるということで、新鮮な時代劇が産まれるといいなぁと思います!!」とコメント。町一番の知恵者・菅原屋篤平治(すがわらや・とくへいじ)を演じる瑛太は「中村監督に9年ぶりに呼んでいただけて、しかも阿部サダヲさんをはじめ素晴らしい方々と映画作りを出来る事はとても幸せです。清々しい気持ちで役を演じ、良い作品になるよう日々精進して参ります」、十三郎の弟で造り酒屋の浅野屋の主・浅野屋甚内(あさのや・じんない)を演じる妻夫木は「ずっと、ご一緒したいと願っていた中村監督にお声をかけて頂けて幸せです。今はただただ撮影が楽しみでしょうがありません。一日一日を楽しみたいと思います」と語っている。撮影は今月から来月末まで山形、宮城などで行われ、来年の初夏に全国公開になる。『殿、利息でござる!』2016年初夏、全国公開
2015年07月04日俳優の阿部サダヲ、瑛太、妻夫木聡が、江戸時代の実話をもとにした映画『殿、利息でござる!』(2016年夏公開)で共演することが4日、明らかになった。阿部が時代劇で主演を務めるのはこれが初となる。2010年に映画化されたベストセラー『武士の家計簿』などの著作で知られる磯田道史氏の『無私の日本人』(文春文庫刊)の一編「穀田屋十三郎」を原作とする本作。江戸中期の仙台藩吉岡宿を舞台に、穀田屋十三郎ら9人が年貢の取り立てや労役で困窮する宿場町を守るために藩にまとまった金を貸し、毎年の利子を全住民に配る「宿場救済計画」のために奔走する姿が描かれる。映画化を手がけるのは、『ゴールデンスランバー』(2010年)、『白ゆき姫殺人事件』(2014年)、『予告犯』(2015年)など、今最も注目を集める中村義洋監督。原作を読んで涙したという中村監督は、今回の3人のキャスティングについて、「ここぞという時には必ず呼ぼうと決めていた」と明かす。撮影は7月6日から8月末まで、山形、宮城などで行われる予定。宿場町の行く末を心から憂う主人公・穀田屋十三郎を演じる阿部は、「時代劇だと聞いて、馬に乗ったり派手な立ち回りがあるのかと勝手に思っていたのですが、そういうのが全く無いのに、すごいかっこいい男達の話で、とても新鮮でした」と作品の魅力を語り、「自分も時代劇の主演は初めてですし、中村監督も時代劇初めてお撮りになるということで、新鮮な時代劇が生まれるといいなぁと思います」と、新たなチャレンジに前向きのようだ。また、町一番の知恵者である茶師・菅原屋篤平治役の瑛太は、「中村監督に9年ぶりに呼んでいただけて、しかも阿部サダヲさんをはじめ素晴らしい方々と映画作りをできる事はとても幸せです」と喜びのコメントを寄せる。一方、十三郎の弟・浅野屋甚内を演じる妻夫木は、「ずっと、ご一緒したいと願っていた中村監督にお声をかけていただけて幸せです。今はただただ撮影が楽しみでしょうがありません」と意気込みを述べた。(C)2016「殿、利息でござる!」製作委員会
2015年07月04日俳優の早乙女太一が5月9日(土)、都内で行われた出演作「ゲキ×シネ『蒼の乱』」の初日舞台挨拶に登壇。本作で実弟の早乙女友貴と共演し「気持ちは複雑ですね。こいつには負けられないけど、頑張ってほしい気持ちもあって」と胸中を明かした。国内屈指の人気を誇る「劇団☆新感線」の舞台を10数台のHDカメラでデジタル映像化し、映画館のスクリーンで上映する人気企画「ゲキ×シネ」シリーズの最新作。平安時代の架空の国を舞台に、将門の乱を新解釈したスペクタクルが展開する。この日は同劇団3度目の出演で、座長を務めた天海祐希、共演する新感線初参加の松山ケンイチ、ベテラン俳優の平幹二朗が駆けつけた。一度は挫折した革命の志を取り戻す主人公・蒼真を演じる天海さんは、「座長という大役は恐れ多くて、押しつぶされそうになった」と告白。それでも「ここにいる皆さんをはじめ、キャスト、スタッフの皆さんと一緒だと思うと、気持ちも和らいだ」と言い、「私にとって、人生の宝物がひとつ増えた。私が感じた清々しさが、皆さんにも伝われば」と熱っぽくアピールした。一方、松山さんは蒼真と運命的に出会い、夫となる将門小次郎を演じ「みんな一丸となって、フルマラソンを完走した感覚」とふり返る。以前から新感線の大ファンで、「あがり症なので、ゲネプロではずっと足が震えていた。いろんなところから汁が出ていましたよ…」と当時の緊張ぶりを明かしていた。早乙女さんは都を騒がす大盗賊・帳の夜叉丸役で新境地。コミカルな役どころに加えて、実弟の友貴さんとの殺陣シーンを披露しており「ミスはなかったですね。あっ、弟には失敗がありましたけど」とライバル心を燃やした。また、天海さんが「上演中、女性陣が太一くん派、友貴くん派に分かれていた」と明かすと、照れ笑いを浮かべていた。舞台に立つ演者の表情や息づかいに加えて、新感線の魅力である豪華絢爛なセットや衣装を間近に見られるのも、『ゲキ×シネ』ならでは。御年80歳の平さんは、「芝居は1回限りで消えてしまう宿命。ですがゲキ×シネなら、芝居の緊張と映画の熱意が掛け合わされる。(インドの)ボリウッド映画にも負けません!」とその魅力を熱弁していた。(text:cinemacafe.net)
2015年05月09日大河ドラマ「平清盛」以来、3年ぶりの連続ドラマ主演となる松山ケンイチと「100年にひとりの女形」といわれる早乙女太一がタッグを組んで贈る、WOWOW初の時代劇「連続ドラマW ふたがしら」。京都太秦撮影所で行われた、本作の撮影現場に潜入した。「おもしろいことがやりたい」という野望を胸に、世話になった盗賊一味“赤目”から離れて、大坂、江戸を転々とする弁蔵(松山)と宗次(早乙女)。ふたりは旅の途中でさまざまな人々と出会い、成長し、やがて“ふたりで頭(ふたがしら)”をつとめる盗賊一味を作ることにーー。本作は、オノ・ナツメが描く人気コミックを原作に、「劇団☆新感線」の座付き作家・中島かずきが脚本を執筆。さらに、『日々ロック』『ジョーカー・ゲーム』などで知られる気鋭・入江悠が監督を務めた、痛快な時代劇エンターテインメントだ。その撮影は、3月~4月上旬にかけて東映京都撮影所を中心に行われ、京都市内のロケなども交えて、江戸時代の大坂や江戸の町の空気感を作りあげた。取材の当日は、撮影所のオープンセットにおいて、江戸から大坂の町にやってきた弁蔵と宗次が、泥棒として大きな仕事をすることもままならず焦っていたところ、出会った人たちからチャンスがもたらされるというシーンの撮影が行われていた。お稲荷さん屋やうどん屋の出店の装置などが立ち並ぶ中、エキストラたちが歩き回り、活気に満ちた大阪の盛り場の風景となっていく。そこに颯爽と現れたのが、着物を粋に着こなした松山さんと早乙女さん。熱くてワイルドな設定の弁蔵役の松山さんは、着物の着こなしもワイルドで、歩幅を大きく闊歩。一方、早乙女さん演じる宗次は弁蔵とは真逆、静かでクールな佇まいだ。ふたりは2014年、「劇団☆新感線」の舞台「蒼の乱」で一度共演していることもあり、息はピッタリ。「そのときのふたりの関係性が『ふたがしら』にちょっと似てるんですよ」と早乙女さん。だからこそ、より弁蔵、そして宗次への役作りが深まっている様子だ。また、しこたま酔ったふたりが歩く場面では、いつもクールな宗次もハメを外し過ぎて髷(まげ)まで乱れる、という設定にするなど、入江組は現場で臨機応変なアイデアが飛び出し、より活気を帯びていく。入江監督にとって本作は初の時代劇だが、実はもともと大の時代劇ファン。本作のメガホンを握ることが決まった昨年暮れから、毎日1本は時代劇を見ることを自らに課していたという熱の入れようだ。本作の撮影にもその研究は大いに生かされているようで、さらに京都撮影所のスタッフによる時代劇の手法には、監督自身、感銘を覚えていたという。そんな監督や早乙女さんの様子に、松山さんも、「(連続ドラマとしては)WOWOW初の時代劇で、いままでにない時代劇が生まれると思います」と熱く語り、手応えを覗かせていた。【松山ケンイチコメント】オノ・ナツメさんの原作には、時代劇、盗賊もの、バディもの、若者の成長譚とぼくの好きなものがたくさん詰まっていて、ぜひ映像化したいと希望を出しました。脚本はこれまたぼくの好きな中島かずきさん。原作をまた違った角度から再構築してくださいました。かずきさんの書く台詞は熱くて、気持ちが乗せられます。入江悠監督とは今回がはじめての仕事ですが、これまでの作品も素晴らしく信頼してお任せしています。ぼくらのアイデアも取り入れてくれるので、現場でアイデアを出し合いながら世界観を膨らませています。早乙女太一君とのコンビもかなり面白くなっていますので、お楽しみいただきたいと思います。すでに続編をつくる気満々ですので、よろしくお願いします(笑)。【早乙女太一コメント】盗賊を主人公にした、“いなせ”な時代劇になっていると思います。子どものころから時代劇を舞台で演じてきたぼくにとって、これまでやっていたフィールドとは違うテレビドラマの時代劇、はじめての入江監督との仕事は新鮮で、完成が楽しみです。いままでとの一番大きな違いは、今回は盗賊ということで忍んでいることが多く、得意な派手な立ち回りが少ないこと(笑)。映像経験もさほど多くないため、戸惑いもありますが、映像経験抱負な松山ケンイチさんにいろいろ教えていただきながらやっています。クールな宗次がドラマの中でどんなふうに変化していくか楽しみにしてください。「連続ドラマW ふたがしら」は6月13日(土)22:00よりWOWOWにて放送(全5話)。(text:cinemacafe.net)
2015年04月17日「さらい屋五葉」など独特の空気感で新しい江戸時代劇を描く漫画家オノ・ナツメの「ふたがしら」を、俳優・松山ケンイチと大衆演劇界のスター・早乙女太一をタッグにWOWOWにて映像化されることが決定。松山さんは本作でWOWOWドラマ初登場となる。豪放な性格の弁蔵(松山ケンイチ)とクールな色男・宗次(早乙女太一)は、八王子の飛脚問屋で働いていた。彼らの裏の顔は“赤目”を名乗る盗賊の一味。「脅さず殺さず汚え金を根こそぎいただく」のが赤目の仕事。赤目の頭・辰五郎を敬愛する2人は、夜な夜な仲間とともに悪人の屋敷に忍び込み仕事に精を出していた。だがある日、辰五郎は2人の手を取り、「一味のこと、まかせた」と言って息を引き取ってしまう。しかし、姐さんが預かった遺言状には、辰五郎の弟分・甚三郎に跡目を継がせると記されていた。納得のいかない2人は、赤目一味とたもとを分かち、旅立つ決意をする…。本作は、盗賊一味の男たちの巧妙な駆け引きと痛快な騙し合いを描く新感覚時代劇。映像化に挑むのは、『SR サイタマノラッパー』シリーズで注目を集め、その後も『日々ロック』や「KAT-TUN」の亀梨和也主演の『ジョーカー・ゲーム』を手がける新鋭・入江悠監督。そして、ケレン味あふれる粋なセリフ回しとストーリーを紡ぎ出すのは、日本演劇界を牽引する「劇団☆新感線」の座付き作家・中島かずきだ。明るくて豪放な主人公・弁蔵を演じるのは、確かな演技力と圧倒的な存在感で観る者を惹きつける実力派俳優・松山ケンイチ。大河ドラマ「平清盛」以来3年ぶりの連続ドラマ主演となる。一方、弁蔵とタッグを組むクールで色男の宗次役には、「100年にひとりの女形」と言われる大衆演劇界のスターであり、『少年H』、『クローズEXPLODE』、ドラマ「信長協奏曲」などで俳優として目覚ましい活躍を見せる早乙女太一が好演する。主演の松山さんは「時代劇をやれる機会に恵まれとても嬉しく思います。太一君とどんなコンビになるのか自分自身とても楽しみにしています」とコメント。また、「時代劇を撮れるというのは夢のような話」と語るのは入江監督。「子どもの頃から観て育った時代劇の面白さを思い出しながら、時代劇の本場・京都で伝統を学び、新しい一歩となるような作品にしたいと思います。松山ケンイチさん、早乙女太一さんとご一緒できるのが今からとても楽しみです」と撮影が待ち遠しい様子。原作者オノ・ナツメも「自分の作品が時代劇になることは大きな憧れだったので、今回ドラマ化して頂けることになり大変嬉しいです。弁蔵、宗次がどんな風に会話を交わすのか、どんな表情が観られるのか、周りの人物たちとどう渡り合っていくのか、わくわくしながら放送開始を待っております」と大きな期待を寄せた。連続ドラマW「ふたがしら」は6月よりWOWOWにて放送予定。(text:cinemacafe.net)
2015年02月26日創業79年を迎えた笹かまぼこの老舗 阿部蒲鉾店は11月より、冬のギフト商品の受付を開始した。○12万枚を超えるヒット商品、「えび焼」が冬季限定で登場今年の冬ギフトのテーマは「きちんと素材の味がする。」。本物の笹かまぼこは「魚の旨み」がしっかり味わえるという。その理由を同社の工場長、佐々木悦郎氏は「本当においしい笹かまぼこは、表面を軽くあぶると焼き魚のような食欲をそそる香りがふわっと立つんですよ。絶妙な塩加減で、素材の味がきちんとして、食感もいい。うちのはそういうかまぼこです」とコメントしている。今回の冬ギフトは、職人のこだわりが生んだ、魚の旨みがしっかりする「笹かまぼこ」を中心に、12万枚を超えるヒット商品の冬季限定「えび焼」が入った限定詰合せ8アイテムを用意。さらに数量限定の高級笹かまぼこの詰め合わせなどをバラエティー豊かにそろえたという。同社の2大笹かまぼこ「笹かま千代(ささかませんだい)」「厚焼笹(あつやきささ)」の詰め合わせや、人気の定番詰め合わせ、ボリューム感たっぷりの高級ギフト、自宅用品など約40アイテムを用意。商品はすべて保存料を一切使用していないため、贈り物にも安心して利用できるという。なお期間中、阿部蒲鉾直営店、通信販売およびオンラインショップに限り、人気の特選ギフト9品を全国クール便432円(税込)の特別送料にて受け付ける。また、それ以外の商品についても全国クール便756円(税込)で発送。さらに、届け先が1カ所で商品代金が1万800円(税込)以上の場合は送料が無料となる。
2014年11月13日阿部真央が10月10日に東京・日本武道館で「5th Anniversary 阿部真央らいぶ2014@日本武道館」を開催した。「ありがとうしか言えません。去年の年末に行ったツアーで今日の武道館公演を発表させてもらって、その日からずーっと待ってました、この日を!」。最初のMCで2階の最後尾までぎっしり埋まったファンに向かってこう語った阿部。豪快なロックンロールから心に染み入る切ないバラード、ギターの弾き語りに至るまで幅広い音楽性だが、一貫しているのは不器用なまでに自分の生き様をさらして生み出された歌詞のリアルさ。会場に駆け付けた、現在24歳の阿部と同世代の女性の心をわしづかみにするような、繊細さと大胆さが交互に見え隠れする歌世界。ときに屈託のない笑顔を浮かべ、ときに妖艶なまでの視線を送り、ときに張り詰めた表情で気持ちを吐露する彼女。曲に合わせて拳を突き上げ、タオルを振り回し、大歓声で応えるファンたち。5年という月日を迷いながら、悩みながら、それでも歩き続けてきた阿部とファンの絆が垣間見えて切なくなった。初披露となる『always』は、ハンドマイクで情感たっぷりに歌い上げた。中盤で10月22日(水)にリリースされる新曲『それぞれ歩き出そう』を歌う前に、この曲は映画「小野寺の弟・小野寺の姉」のために書き下ろしたこと、自分と母親のエピソードを基に書いたことを告白し、「歌詞をみていただきたいので」とスクリーンに歌詞を映しての演奏に。途中思わずこぼれ出す涙も映し出され、静かな感動が場内を満たした。「跳べんのか、武道館っ!」という阿部の挑発に大盛り上がりの『ロンリー』で締めた本編のあと、スクリーンには5年間のヒストリー映像が流れた。2010年、地元大分のライブMCが字幕と共に紹介され「私は18年間自分を嫌いでした。でも歌うことで20歳になった今、”自分を嫌いな自分から卒業”って感じでした」と赤裸々な告白。決して順風な道程でなかったことをうかがわせた。アンコールでは鮮やかな朱色のチャイナ服で現れ2曲。ダブルアンコールでは嬉しそうに全国23公演を回る全国ツアー「阿部真央らいぶNo.6」の開催決定を自身で発表し、この日25曲目となる『母の唄』をギター1本で熱唱して3時間に渡るライブは幕を閉じた。阿部真央はこの後、11月29日(土)・30(日)にファンクラブイベントを開催。詳細はオフィシャルHPで確認を。取材・文/浅野保志(ぴあ)
2014年10月14日すみだ水族館は10月5日、トークイベント「生き物はおもしろい!」を開催する。○"理系アナ"桝太一氏のトークイベントを開催同イベントは、日本テレビアナウンサー・桝太一氏の著作「理系アナ桝太一の生物部な毎日」(岩波書店、840円・税別)の出版を記念し、開催されるもの。桝太一氏は、1981年千葉県生まれ。東京の麻布中学校・麻布高等学校を経て、東京大学理科二類入学、同大学農学部水圏環境専修卒業。同大学大学院農学生命科学研究科修了後の2006年、日本テレビに入社した"理系アナ"となる。当日は、同館のサンゴ水槽に関わりの深い同氏と、サンゴ水槽のアドバイザーを務めるサンゴ養殖の第一人者・金城浩二氏の特別なトークを楽しめる。生き物が大好きな2人が"生き物のおもしろさ"を語るトークイベントとなる。開催日時は、10月5日 10時30分~11時30分。場所は、すみだ水族館内(東京都墨田区押上1-1-2 東京スカイツリータウン・ソラマチ5F・6F)。料金は無料(水族館への入場料別途)。
2014年09月30日ビジネスパーソン向けイベントコミュニティ「SHAKE100(シェイクハンドレッド)」で1月21日、経済ジャーナリスト 木暮太一氏と、元陸上選手でスポーツコメンテーターを務める為末大氏による『「頑張ってもムダ」は本当か!? ~僕らが生きるこんな時代の戦い方~』が行われた。前回に引き続き、『あきらめる力 勝てないのは努力が足りないからじゃない』(プレジデント社/1,500円+税)を著した為末さん、『カイジ「勝つべくして勝つ!」働き方の話』(サンマーク出版/1,500円+税)著書である木暮さんの話の中から、生きていく方法論を探っていく。○才能がない人はどうやって生きていったらいいのかまずテーマとして掲げられたのは「才能がない人はどうやって生きていったらいいのか」。木暮「僕自身はあんまり才能がないと思っているんですよ。人の何倍もかけないと同じことができなかったり、細かいところをミスしたり、要領が悪いんですよ。新人のころは『怒られ侍』というあだ名がついたくらい(笑)」為末「開き直り力って大事だなって思うんですよね。『僕の弱点はこれです』と開き直った時点で、ある種の価値がある。自分の欠点を隠しながら生きてる方がつらい気がします。自分の欠点を指摘してもらって、あだ名にしたりする方が、ポジショニングできますよね」昨今のアイドルでも「センター」を狙わずに自分のポジションを見つけることが多くなってきたのではないかと指摘する木暮さん。それを受けて、為末さんは「キラキラした場所を諦める」ことでもあると語る。為末「僕はいまだに100mをうらやましく思うことがある。でも諦められないでいたら、多分ハードルでの成功もなかったでしょう。そのときに僕が本当に戦っていたのは『みんなに最も尊敬されるポジションをとりたい』という気持ちです。プライドが高い方だったので、『みんなにほめられてー!』という気持ちをぐっと我慢して、光から振り向いて1人ニッチな戦いに行って…これ実はみんな頭ではわかっていて、心と戦えるかにかかっている気がしますね」本当に王道の道で戦い、逆転ホームランで勝てる場合も存在するが「宝くじを買うときは当たる確率を知っておかなければならない」と持論を展開。2名に共通しているのは、自分の弱さやできなさを認めた上で戦略的な選択を行っていることだそう。「確率をねじまげて挑んであとあと後悔するのはよくない」(為末さん)、「成功者バイアスというのがあって。成功事例しか見えてないので、同じ場所に行けば勝てるように見えてしまう。そういうのは正しくないと思います」(木暮さん)と、分析した。○自分の分野はどうやって決めたらいいのか続いて出たのは「自分の分野はどうやって決めたらいいでしょうか」という質問。木暮「自分の分野って僕自身まだ決まってないんです。今もたまたま通過点だと思っています」為末「僕もあまり決まってないですね。1個決まってるのは『生き残る』でしょうか」木暮「生き残るために何をしましたか?」為末「勘違いしないことですね。スポーツ選手は引退したとき、このままこの華やかな世界が続いていくのではないかと勘違いするんです。でも実際はただの人なので、自分が弱者だというところからスタートしないと。実は引退時会った人に必ずした質問があります。『もしあなたが私だったら何をしますか』『僕はどうしたらいいでしょう』という2つで、合計200~300人くらいに聞きました(笑)。きっと、やかんは自分がやかんだって知らないと思うんです。なので、ぼくの使い道を教えてくださいと聞いていきました。そうすると、『あなたはポットに見える』『あなたは包丁に見える』とか教えてくれるんですよね」木暮「今、為末さんのおっしゃったことと同じことをマルクスが言ってるんですよ。マルクスは、世の中で商品になるものには2つの要素が必要だと言っています。1つは『積み上げ』。そのものを誰もが手に入れられるなら商品にはならなくて、何かが手を加えたり経験を積んだりするから商品になるんです。もう1つは『他の人にとって価値がある』こと。引退したスポーツ選手は、今までの積み上げはあるのですが、それだけでは商品にはなり得ない。他の人から見てどうなのかが必要になるのでしょう。経済学的にすごく正しいですね」為末「みんなあまりにも意志の力を信じすぎている気がしていて。ビジョンや意志が世の中を動かすと言う人が多すぎる。そんなものなくても、生き残っていく可能性を探っていくのが大切だと思いますね」○やる気は有限、使うとなくなる!また最後には「勝つことが難しいところでどうやってモチベーションを保つべきか」という質問が。為末「ずっと自分を引き上げてる状況って人間疲れますよね。人は揺らぐってことを覚えておいてほしいんです。晴れの日も雨の日もあるけど、それなりにやっていこうと。技術も揺らぐんですよね。昨日はうまく走れたけど今日はできなかった。でもまた波が来るよって楽観的に考えている方が良いと思います」木暮「これは僕の持論ですが、やる気は有限で使うとなくなるんです。なのでやりすぎると、一気に消費してなくなり、次の日にやらなくなるんです。僕はやる気があるときほど、あえてすぐにやらないでじらすという方法をとっています(笑)」才能や自分の分野など、仕事をして生きていくうえで誰もが悩むところ。自分の実力や需要を把握して、だめなところも認めることで道が拓けてくるのかもしれない。現代を生き抜くためのヒントが見つかるイベントだった。
2014年03月10日気がつけばこの1年余りで公開作5本、うち主演作4本。堂々たる“阿部サダヲ・イヤー”である。当人は「ありがたいです。目立ちたくはないんですが…」と劇中のハイテンションがウソのように恥ずかしがるが、周囲は放っておかない。主演ラッシュの掉尾を飾る『謝罪の王様』の公開を前に話を聞いた。その他の写真ヤクザとのトラブルの示談、息子の不祥事でマスコミの矢面に立った有名俳優への助言、さらには文化の違いで生じた外交問題の解決まで“謝罪師”と呼ばれる謝罪のプロフェッショナルが事を収めるために持てる技術を駆使するさまを描いたコメディ。阿部にとって『舞妓Haaaan!!!』『なくもんか』に続き、脚本・宮藤官九郎×監督・水田伸生に主演・阿部といわゆる“舞妓Haaaan!!!チーム”の最新作。だが阿部が「自分たちでチームを名乗ったことはない(笑)」と語るようにチームという意識は希薄である。彼ら3人が「次はこれをやろう」「こんなものを作ろう」と話し合う様子を想像してしまうが、実際には「そういう話をしたこともない」という。「いつも水田監督と宮藤さんが脚本まで作ってくれて、僕は撮影直前まで知らないんです。この作品も最初は井上真央さんから聞きました(笑)」と驚きのエピソードを明かしてくれた。勝手知ったる宮藤脚本とはいえ今回、井上真央に竹野内豊、岡田将生ら初めてのメンバーが多く、演じながら新鮮な刺激を受けたようだ。「こっちが仕掛けるのではなく、相手にやってもらって、それに反応して怒ったりツッコんだりというのは難しくも楽しかったですね。ただ、ひとつひとつのエピソードが短くて正直、もっといろいろ試したかったという気持ちもあります。みなさん独特で『そう来るか?』『宮藤さんの本をそう読むんだ!?』という驚きがありました。岡田くんの沼田役がバカなキャラで楽しみだったんですけど、予想以上のバカできたり(笑)。竹野内さんは普段すごく落ち着いてるんですよ。『こうやって、ここで驚けばいいんですね』って。それが、カメラが回ると凄いんです。終わるとまた『いまのでいいんですかね?』って静かになる(笑)。全然、(テンションが)上がってないのに面白いのが不思議でした」。『ぱいかじ南海作戦』に『夢売るふたり』、『奇跡のリンゴ』に本作と主演作の多さのみならず、その多様な役柄に改めて驚かされる。「主役にこだわってないし、何十本もやってるわけじゃないんで何を語れるわけじゃないですが…」と断りつつ、自らが表現すべき“主役像”について、こんな言葉で語る。「いびつな感じというか、いままでの主役像とは違うイメージを持っていただけたらとは思ってますね。安心して見ていられるというより、不安になる、危険なニオイがするような感じで(笑)」。『謝罪の王様』9月28日(土)全国ロードショー取材・文・写真:黒豆直樹
2013年09月27日公開中の映画『カラスの親指』の大ヒット御礼舞台挨拶が12月5日(水)に都内劇場で行われ、主演の阿部寛を始め、小柳友、古坂大魔王、伊藤匡史監督が登壇。阿部さんにとっては第2子となる次女の誕生が報じられて以来、初めての公式の場で改めてファンに報告した。道尾秀介の人気小説を実写化した本作。ある過去を抱えた中年詐欺師を中心に、ひょんなことから知り合った5人の男女が人生を取り戻すべく大勝負をかけるという物語だが、鑑賞したほとんどの観客がラストのカラクリに関して「騙された」と答えていることも大きな話題を呼んでいる。阿部さんは「僕自身、台本を読んですんなりと騙されました(笑)。これだけ『騙される』と言ってたらみんな騙されまいと思うでしょうが、それでも騙されるんです。これから観るみなさんもこれだけ言っても騙されると思いますよ」と自信満々。とはいえ、伊藤監督は“騙し合い”を意識するために構えて観てほしくはないようで「さんざん煽りましたが、みなさん一度忘れて素直に楽しんでください」と呼びかける。さらに「たいしたことは起きませんから(笑)」と監督としてあるまじき発言も。阿部さんも「何も起きませんよ(笑)。癒される映画です」とさっきまでの発言を翻し、古坂さんは「子猫がずっとご飯を食べている映画です」とストーリーを超短縮し笑いを誘っていた。最後にマイクを握った阿部さんは、自ら「先日第2子が生まれまして…」と10月1日に誕生した次女について少し照れくさそうに報告。「お父さん、これからもどんどん働かないといけないのでこの映画をよろしくお願いします」と映画と絡めてユーモラスに語り、会場は温かい拍手に包まれた。『カラスの親指』は公開中。■関連作品:カラスの親指 2012年11月23日より全国にて公開© 道尾秀介・講談社/2012「カラスの親指」フィルムパートナーズ
2012年12月05日演劇ファンが熱を持って観続けてきた“大人計画の役者・阿部サダヲ”が、ここ数年で“皆が知っている俳優・阿部サダヲ”になった。映画とドラマで続く主演や、話題作への出演など、阿部が「いま最も求められている俳優」のひとりであることは間違いない。来年3月には主演舞台『八犬伝』への出演も決定している。そんな阿部に見えているのはどんな景色なのか。現在の心境を訊いた。『八犬伝』チケット情報日本の長編伝奇小説のひとつ、滝沢馬琴著の『里見八犬伝』。この名作をもとに、今回新たに演劇としてこの作品に光をあて、8人の若者の成長物語として描く舞台が『八犬伝』だ。阿部は八犬士のひとり、犬塚信乃を演じる。「台本を読んで思ったのは、主役ではあるけど意外と普通の人ですよね。他の八犬士は個性的だけど、信乃は周囲の人との関わりで動いていく人。ただ、物語はやっぱり信乃が軸にならないといけないから、芯はブレないようにしようと思っています。信乃のまっすぐなところ、企みがないところは意識しながらっていうバランスが難しいけど、稽古場で作っていくのは楽しみですね」。脚本は『ロミオ&ジュリエット』の上演台本や劇団☆新感線『港町純情オセロ』の脚色を手がけるなど、近年めざましい活躍をみせる青木豪。演出は星野源主演の『テキサス』やシス・カンパニープロデュース公演で高い評価を得ている河原雅彦が担う。河原は2002年の解散まで「HIGHLEG JESUS」の総代を務めており、阿部とは同世代の小劇場仲間とも言えるが、意外にも演出を受けるのは初めてだと明かす。「共演者としての河原さんはよく知ってるんですけどね。演出家としての稽古場での居方ってきっと違うじゃないですか。聞く人によって“優しかったよ”とか“けっこう厳しいよ”とか言っていることが違うので、今回は優しいほうの河原さんだといいな(笑)」。八犬士には阿部のほか、瀬戸康史、津田寛治、中村倫也、近藤公園、尾上寛之、太賀、辰巳智秋と若い俳優が集結。また大人計画での共演も多い田辺誠一や二階堂ふみら、多彩なキャストが顔を揃える。公演は3月8日(金)から31日(日)まで東京・シアターコクーン、4月4日(木)から10日(水)まで大阪・梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ、4月13日(土)から14日(日)まで愛知・刈谷市総合文化センター アイリスにて上演する。チケットは12月15日(土)より一般発売開始。なお、阿部のインタビュー全容は@チケットぴあ『今週のこの人』のコーナーにて掲載。
2012年11月20日俳優の阿部寛と人気芸人の村上ショージが異色の共演を果たした『カラスの親指』の完成披露試写会が8日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた。この日、阿部と村上のふたりは“警備員”に変装し、本編上映中の会場内にこっそり潜入。舞台あいさつの開始と同時に、正体が明かされると映画さながらのドンデン返しに、客席からは驚きの声があがった。当のふたりも「もろバレするだろうと思っていたので、逆に拍子抜け。でも人をだますのは楽しい」(阿部)、「僕はもともとオーラがないですけど…」(村上)とドッキリ成功にご満悦だった。その他の写真第144回直木賞を受賞した道尾秀介氏のベストセラー小説を実写映画化。プロの詐欺師・タケ(阿部)と新米詐欺師のテツ(村上)、そして彼らの元に転がり込んできた男女3人が、タケが背負う暗い過去にケリをつけるため一世一代の大勝負に挑む姿を描く。阿部はキャリア初の詐欺師役に「今までと違う自分を発見できた」と自信のアピール。共演した村上について「芸人さんとしての苦労が、背中で表現されている方。台詞を超えた存在感がある」と絶賛の声をおくった。かたや村上は「台詞が長すぎて、阿部さんに泣きついた」と振り返り、「どうしたらいいか尋ねたら、『とりあえず覚えるしかない』と言われて…。とにかく皆さんに迷惑をかけられないと、しがみついていた」と初の本格演技に満身創痍だったようだ。舞台あいさつには阿部と村上に加えて、共演する石原さとみ、鶴見辰吾、小柳友、古坂大魔王、原作者の道尾氏と伊藤匡史監督が登壇した。道尾氏は「こんなにいい作品にできあがるとは…。小説が長男なら、映画は次男。どちらも出来のいい子どもです」と感激しきり。映画は予測不可能なストーリー展開が大きな見どころで、伊藤監督も「最後のドンデン返し以外にも、いろんな場所にヒントが隠されている。一度と言わず、何度でも繰り返し、観てもらえれば」とアピールしていた。『カラスの親指』11月23日(金)公開取材・文・写真:内田 涼
2012年11月09日製作段階から注目を集めている阿部寛の最新主演作『つやのよる』。直木賞作家・井上荒野の同名小説を映画化する本作は、『今度は愛妻家』などの行定勲監督と阿部との初タッグや、小泉今日子、野波麻帆、風吹ジュン、真木よう子、忽那汐里、荻野目慶子ら豪華女優陣の共演など、これまでにも多くの話題を提供してきたが、今度は阿部と元妻子役の大竹しのぶ、忽那が出会う緊張感のあるシーンの模様が解禁になった。その他の写真映画は、不貞の妻・艶に苦悩し続けてきた阿部の演じる松生が、ガンで艶が危篤状態にあることを、彼女が過去に関係した男たちに伝えにいくストーリー。総勢22人の大人の男女が入り乱れる恋愛群像劇だ。さて今回解禁になったのは、艶のいる病室で、松生と大竹が演じる元妻・早千子がニアミスをするシーン。6月下旬に撮影されたこのシーンは、南房総の「少年自然の家」を、舞台となる伊豆大島の病院に見立てて撮影。艶の病室にいる早千子に驚いた松生が、2階から駆け下りてきて病院の外の喫煙所で煙草に火をつけるが、病院のロビーにいた忽那扮する娘の麻千子がそれに気づき、声をかけるも、松生は出てきた早千子を察知してまた逃げ去ってしまうという場面だ。その一連を建物の内側からの引き、寄り、外からと行定組特有の長回しで撮影していくが、その度に阿部がダッシュで駆け下りてきて、カットの度に肩で息をしている。だが、阿部は「行定監督とは10年以上前にCMで1回だけご一緒させていただいて、映画にも出してくれないかな? って思っていたんですけど、今回やっと夢が叶いました」と充実の笑顔。「それに大竹さんとも今回初めて映像で共演できたし」。すると大竹が「でも言葉も交わしてない(笑)。それにしても変わった話よね(笑)」と本音をポロリ。それに対して忽那は「監督は大切なシーンほどテイクを重ねるから大変(笑)」と行定組の洗礼をたっぷり浴びている様子。「それに母親を初めて女性として意識し、自分もそれに近づこうとする感覚を表現するのは難しい」と語った。一方、今回デジタルでの撮影に初挑戦した行定監督は「武器を得た感じ。予算を気にせずに回せるからね」とうれしそう。「日本にはなぜロバート・アルトマン(『ショート・カッツ』)のような登場人物のアンサンブルで見せる映画がないのかな? と前から思っていた。それに、俺がずっとやってきた連作短編をこの捻じれた構造の中で1本の映画にするのは新しいと思ったんです」。聞けば聞くほど濃密で一筋縄ではいかない内容の本作、来年1月26日の公開がいまから楽しみだ。『つやのよる ある愛に関わった、女たちの物語』2013年1月26日(土)全国ロードショー取材・文・写真:イソガイ マサト
2012年10月10日阿部寛の最新主演映画『つやのよる』(行定勲監督)の伊豆大島ロケの模様がついに解禁! 真木よう子、永山絢斗も参加した7月4日の島での撮影初日で早くも、阿部の俳優としてのスゴさを目の当たりにすることができた。その他の写真映画は、不貞の妻・艶に苦悩し続けてきた阿部の演じる松生が、ガンで艶が危篤状態にあることを、彼女が過去に関係した男たちに伝えにいくストーリー。だが、その日撮影されたのは、かつて艶がストーカーをしていた若い男・優(永山)とその息子が海辺で石を投げて遊んでいるところを、上の道を自転車で通りかかった松生が見つけ、彼らに石を何粒も投げて走り去るコミカルなシーン。思いきり石を投げる松生の頬がこけ、真っ黒に日焼けしている様に思わず笑ってしまう。行定監督は、「(阿部さんに)最初にお会いしたときに『何キロ痩せればいいんですかね?』ってそれが一言目で、その後、自分で『11キロだな』と言ってたんです。そしたら撮影初日から目がギラついていて、俺の想像していた松生像を身体で凌駕していたんだよね」と教えてくれる。だが減量することだけで、クソ真面目で、真っ直ぐ妻のことだけを思っている松生像を作り上げたわけではない。それが分かったのは、阿部のちょっとした行動から。石を投げた後、自転車で緩やかな坂を猛スピードで駆け下りていく一連を例によって何テイクも撮ったのだが、普通はスタッフがスタート位置まで戻す自転車に阿部が跨り、上り坂を毎回必死に漕いで上がってきたのだ。すると「松生もしょっちゅう自転車に乗っているから、痩せているけど、下半身は筋肉質じゃないのかなと思って」と阿部。永山も「以前『トリック』のスペシャルに出させてもらったことがあるんですけど、そのときの阿部さんとまた印象が違って。いまも、走り去っていくときに俺に向ける顔が毎回微妙に違うんですよ」と証言する。一方、優の恋人・百々子に扮した真木は「なぜ私が百々子なの? と思ったぐらい自分とは真逆の女性」と言いつつ、初めての行定組に充実の表情を浮かべる。「監督にずっとやりたかったと言ってもらえたし、自分の素を出さないように頑張ります」。そんな俳優陣の新たな顔が見られるのも本作の魅力。期待は高まるばかりだ。『つやのよる』2013年新春全国ロードショー取材・文・写真:イソガイ マサト
2012年08月08日来年2月のアヴリル・ラヴィーン来日ツアー「The Black Star Tour」の埼玉公演に阿部真央が出演することが決定した。アヴリル・ラヴィーン「The Black Star Tour」埼玉公演の情報11月16日(水)に7thシングル「側にいて」をリリースする阿部真央は、アヴリル・ラヴィーンの『My Happy Ending』がきっかけでギターを練習し、音楽活動を始めたという。いつか共演してみたいという彼女の思いが、スタッフを通じてアヴリル本人に伝わり、今回のサポート・アクト出演が決まった。なお、過去のアヴリル・ラヴィーン来日公演の日本人のサポート・アクトは、2008年9月16日・東京ドーム公演での大塚愛、Puffy AmiYumi のみで、メジャーデビュー3年目の阿部真央にとっては大抜擢。憧れのアーティストとの競演となる彼女のパフォーマンスにも期待が高まる。阿部真央がサポート・アクトに参加するアヴリル・ラヴィーン来日ツアー「The Black Star Tour」の埼玉公演は、2012年2月4日(土)・5日(日)にさいたまスーパーアリーナで開催。チケットの一般発売は10月29日(土)10:00より。また一般発売に先駆けて、チケットぴあではインターネット先行抽選プレリザーブを10月27日(木)11:00まで受付中。★阿部真央のコメントまだ信じられない気分です。長年憧れ続け、自分がソングライターを目指すきっかけとなった人のサポートアクトとして同じステージに立てる日が 来るなんて、夢にも思っていませんでした。天にも昇る気持ちです。アヴリルは私の青春すべてです。彼女から学ぶことは多く、全てかけがえのな いものです。アヴリル大好き!!■アヴリル・ラヴィーン The Black Star Tour2012/2/4(土)・5(日) さいたまスーパーアリーナ(埼玉県)2012/2/6(月) 日本ガイシホール(愛知県)2012/2/8(水) マリンメッセ福岡(福岡県)2012/2/9(木) 大阪城ホール(大阪府)■阿部真央らいぶNO.3~ZEPPとQUATTROだけでごめんねTOUR~12/2(金) 広島クラブクアトロ(広島県)12/5(月) Zepp Sendai(宮城県)12/7(水) Zepp Sapporo(北海道)12/12(月) Zepp Osaka(大阪府)12/14(水) Zepp Fukuoka(福岡県)12/19(月) Zepp Nagoya(愛知県)12/26(月) Zepp Tokyo(東京都)
2011年10月26日阿部寛主演の映画『テルマエ・ロマエ』で、上戸彩のほかに、市村正親、北村一輝、宍戸開が共演することが発表され、現場から古代ローマ人姿に扮した阿部らの写真が届いた。その他の写真今年の3月にクランクインし、阿部らはイタリア最大の映画撮影所・チネチッタにある古代ローマの巨大オープンセットで現地のエキストラ1000人とともに撮影を敢行。日本屈指の“顔濃い俳優”阿部、市村、北村、宍戸が古代ローマ人姿を披露すると、現地のスタッフやエキストラからは「あの人本当に日本人なの!?」と声があがるほど馴染んでいたという。本作でローマ皇帝・ハドリアヌスを演じた市川は、「日本人がローマの皇帝をやるなんて、舞台の上ではあっても、映画でこういう役をやるなんて初めての経験でした」と話しており、北村も「ローマで古代ローマ人をやるとは」と、驚きと興奮を隠せなかったようだ。撮影は5月にクランクアップしており、現代の日本に生きる“平たい顔族”には上戸のほか笹野高史をはじめとする“純和風顔”のキャストが脇を固める。『テルマエ・ロマエ』2012年全国ロードショー
2011年10月19日無謀、無茶だなどと思う前に“役者の本能”とでも言うべきものがうずくのか?阿部寛にとって、周囲の声など演じることを思いとどまる理由にはならないようだ。黒澤明の傑作『隠し砦の三悪人』のリメイクに、原作の熱烈なファンの多い司馬遼太郎の「坂の上の雲」(NHK)、東野圭吾の人気シリーズの「新参者」(TBS)など、「オリジナルを超えられない」、「映像化不可能」と言われる作品に次々と出演し、存在感を発揮してきた。そして今回、ヌーヴェルバーグの傑作『死刑台のエレベーター』に出演。製作決定の報に対して、おそらく否定派の方が多かったのではないだろうか?もちろん、それでも阿部さんは演じている…しかも楽しみながら。果たして阿部寛を突き動かすのは何なのか――?“エレベーターに閉じ込められる男”はシミュレーション済み?阿部さんが演じた時籐は、吉瀬美智子演じる愛人の夫を殺害し、逃走を図るもエレベーターに閉じ込められてしまう男。ほぼ全編にわたって阿部さんの演技は狭くて四角いハコの中…。「エレベーターに閉じ込められるって、誰でも夢で一度は見たことあるんじゃないかな?僕がよく見るのは、エレベーターが急上昇して止まらなくなって、100階くらいまで行っちゃう夢(苦笑)。だからある種、シミュレーションができてて、初めて演じるという気がしなかった(笑)。楽しく、孤独に(笑)やらせてもらいました」。映画で、ほかの共演者とほとんど絡むことがないというのもかなり珍しい。「たった一人で追い詰められた人間がどうするのか?それも面白かったですね。僕、『ランボー』なんか好きなんですよ(笑)。それが今回はエレベーター。隙間との戦いです。真四角のハコの中で大の男が繰り広げる必死の戦い。オリジナルを観たときに、最後の最後でドアが開いたときに男が見せる表情がすごく印象に残ってた。その“顔”こそが、この男の人生全てなんじゃないか?と。そういう男を演じるのは楽しかったですね」。「楽しい」とは言うものの、時籐という男の憔悴していく様子は“迫真”という言葉がぴったりの熱演である。相手は見えない中でどのようにあのテンションを保ち、役を作り上げていったのだろう?「今回は運よくと言いますか…蜷川(幸雄)さんの10時間もの芝居を終えた翌日にクランクインだったんです(笑)。それこそ(公演期間の)2か月ずっと追い込まれてて放心状態で。緒方監督からは『そのまま来てください』って言われました。だからもう、脱力した状態で現場に行って、それをそのまま役に移行した。時間が経ってから自分の芝居を見たとき、こんな芝居を演じていたことを忘れていたら面白いだろうなと思いました。計算も何もなく演じた。『覚えてない』ってことはそういうことですから。もう一度同じ芝居やれと言われても、変に考えちゃってだめだろうね」。「自分に肉付けできるように考え、楽しんで演じてます」では、改めて冒頭の質問に戻ろう。「この作品をなぜ映像化?」と反対する者の声が決して少なくない作品になぜ挑戦するのか?その裏にはどんな思いがあるのか?「『原作、オリジナルを超えることはできない』と言われることは多々ありますが、そこで役が自分の一部になる、肉付けをできるようにと考えながら楽しんで演じてますね。例えば『隠し砦の三悪人』で、三船敏郎さんが演じた役をやったとき、あの役のどんなところを盗んで自分のものにするか?僕にとっては馬上のシーンがそうで、あそこだけはあのまま表現してやりたかった。あとは自分流に分解して、最終的な到達点が同じ意味になるようにする、ただそれだけです。今回も本当に有名な作品で、この“力のない男”を演じるチャンスだ!と。フランス映画のフッと力を抜いたあの世界観に身を投じて、自分を映像で客観的に見ることができる。自分の中でもすごい経験になるとね」。常に演じる役から何が吸収できるかを考える。そんな阿部さんのスタイルがうかがえるが…。「リメイクの場合は特にそうかな。(オリジナルの)この役者は、自分の発想にないものを持ってる。それを真似して、盗んで、自分の肉にしようとする。あとは、新しい作品に臨む上ではこれまでと同じことをやるのではなく、できるだけ違う方向に引き離していこう、ということは意識してますね。もちろん、自己満足にだけ陥ったら見ている人は醒めてしまうからそこは気をつけていますが」。つかこうへいとの出会いが教えてくれたこと幾度となく口をつく「楽しい」という言葉。演じることに楽しさを覚えるようになったのは、今年亡くなった演出家のつかこうへいさんとの出会いがきっかけだったという。20年近くも前につかさんの「熱海殺人事件 モンテカルロ・イルージョン」に出演。バイセクシャルの刑事役が称賛されると共に、二枚目役の多かった阿部さんのイメージを一新した。「そのころは自分の幅なんて本当に小さかった。イメージとか、くだらないものが邪魔してて。そこをつかさんが、舞台で強制的に壊してくれた。そのときは理解できなかったんだけど、2年、3年と経つうちに、『あのとき、あそこまでできたんだから今回はこれができるんじゃないか?』と自分で考えるようになった。最初に思い切り広げてもらったから、そこで自分なりの選択肢が持てるようになった。すごく演じるという世界の中で“遊ばせて”もらったんだなと思います」。「僕は決して芝居がうまくない。だからこそ越えたい壁がいろいろあるんです。壁を高く感じ続けているうちは大丈夫かな(笑)と思いますが」。演じ続ける、挑戦し続ける理由をこう語り、“不敵”とも言うべき笑みを浮かべる。。少なくとも彼がチャレンジし続ける限り、どんな「映像化不可能」作品もまずは観てみたい――。そう思わせてくれる笑みだった。■関連作品:死刑台のエレベーター 2010年10月9日より角川シネマ新宿ほか全国にて公開© 2010「死刑台のエレベーター」製作委員会■関連記事:吉瀬美智子「毛穴が分かる顔アップ」に困惑吉瀬美智子&阿部寛、年代物の貴重なワインを壇上でゴクリ!2つの事件が導く衝撃の結末『死刑台のエレベーター』試写会に20組40名様ご招待阿部寛悪女に悩まされる恋「したことある」仏映画の傑作『死刑台のエレベーター』が吉瀬美智子×阿部寛でリメイク!
2010年10月15日吉瀬美智子と阿部寛主演でフランス映画の名作をリメイクした『死刑台のエレベーター』のプレミア試写会が9月30日(木)に都内で開催され、吉瀬さん、阿部さんに加え、オリジナル版の監督を務めたルイ・マルの息子のマニュエル・マル氏も来場してレッドカーペット・イベント、舞台挨拶が行われた。不倫関係にある社長夫人の芽衣子と若き医師・時籐が、芽衣子の夫の殺害を企てるものの、実行当日に時籐がエレベーターに閉じ込められることから導かれる衝撃の結末が描き出される。吉瀬さんは「ジャンヌ・モローが演じていた役をやると聞いたときはプレッシャーでしたが、本作に参加できて嬉しく思っています」と挨拶。筋金入りの“悪女”と形容される芽衣子については「私は悪女だとは思っていません。覚悟を決めた女性の潔さを演じました」と語った。「悲劇的な男を久しぶりに演じた」という阿部さんは「エレベーターに閉じ込められる役ですが、ここまで極限に追いこまれた情けない男の役はこれまでなかったので、どう演じようかと監督と相談しながらストイックに取り組みました」とふり返った。マル氏はそんな2人について「2人とも素晴らしくて、驚きました!吉瀬さんにはジャンヌ・モローが演じた役をやるという、勇気ある決断をしていただきましたが、知的で破滅的な素晴らしい雰囲気が出ていました。阿部さんも『素晴らしい』としか言いようがないです。圧倒的な演技力で打ちのめされました」と手放しの称賛を送った。53年前の傑作を現代版として甦らせたことについて、阿部さんは「日本で、アジアでリメイクするということに意味があると思います。さすがにエレベーターはレトロなままですが、モノクロをカラーにし、携帯電話もある現代においてこのリメイクを作り上げた監督はすごいです。オリジナル作品を壊すことなく、その世界感に挑むというのは難しいですが、新しいシーンを加えながらそれをやってのけてくれたと思います。すみません、偉そうですね(笑)。実は、9時間近い舞台を終えた次の日に撮影に入ったんです。身も心もボロボロで何も考えられない状態で撮影したので、この作品には違う表情の自分が映っていると思います」と力強く語った。イベントの最後に、マル氏がこの日のためにパリから持ってきたという、オリジナル版が製作された1957年物のワイン、シャトー・マルゴーが登壇陣にふるまわれた。これには「緊張して味が分かるかどうか…(笑)」(吉瀬さん)、「すごく貴重なものですよね?味が分かるかな…。舞台でお酒をいただくのは初めてです」(阿部さん)と2人とも驚いた様子。映画のヒットを祈願して壇上で乾杯!一同、貴重なワインをおいしそうに味わっていた。『死刑台のエレベーター』は10月9日(土)より角川シネマ新宿ほか全国にて公開。■関連作品:死刑台のエレベーター 2010年10月9日より角川シネマ新宿ほか全国にて公開© 2010「死刑台のエレベーター」製作委員会■関連記事:2つの事件が導く衝撃の結末『死刑台のエレベーター』試写会に20組40名様ご招待阿部寛悪女に悩まされる恋「したことある」仏映画の傑作『死刑台のエレベーター』が吉瀬美智子×阿部寛でリメイク!
2010年10月01日