大阪マラソン組織委員会は、平成24年4月5日に募集をスタートした「第2回大阪マラソン(11月25日開催)」のランナー受付に、募集開始初日にマラソン部門の定員28,000人を超えるエントリーがあったと発表した。これにより同マラソンの参加ランナーは、抽選により決定する。同委員会によると、ランナーを募集した4月5日の24時時点でエントリー数は30,016名(個人エントリー23,081人、今回新設のペアエントリー2,702名、グループエントリー2,937人)で、定員を2,000人近く上回る応募があった。80歳を超える人や、中国やアメリカなどの海外からもエントリーが寄せられているという。定員を超えたために参加ランナーは抽選により決定されるが、募集は引き続き5月7日の17時まで行われるとのこと。詳細は大阪マラソン公式ホームページまで。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年04月10日当連載第46回「青梅線ラッシュ時の”助っ人”クモハ40」でも紹介した青梅線旧型国電クモハ40は、1978年3月、72系とともに引退。その後、旧型国電なき青梅線で注目されたのが、石灰石輸送の主、旧型電気機関車ED16が牽引する貨物列車でした。当時、青梅線に運転されていた貨物列車のほとんどが、奥多摩で産出される石灰石を輸送する「専用貨物列車」、通称「専貨」と呼ばれていました。「専用貨物列車」とは、拠点間を結び他の駅には停車しない、直行便の貨物列車です。青梅線「専貨」の場合、奥多摩発の上り列車は石灰石が満載。逆に下り列車の積み荷は空で、ホッパ貨車の返却という片輸送でした。当時、この貨物列車はED16が牽引するのはもちろん、運転本数が多いことも特徴でした。奥多摩発の上り列車は、南武線浜川崎行が9本、拝島から八高線経由高麗川行(拝島からDD51牽引)が5本、合計14本も設定されていました。解結貨物列車も立川~奥多摩間で2往復ありました。この列車密度の濃さが、休日になると素敵な出会いを演出してくれました。お相手は休日に運転された中央線~青梅線直通「特別快速」です。休日に臨時の直通特快が運転されると、貨物列車のダイヤが一部変更され、平日では見ることのできない貴重な交換シーンが出現しました。ED16は、1931(昭和6)年から18両製造された中型電気機関車。中央線や上越線で活躍し、一部車両は関西の阪和線にも転属しましたが、その後、1970年頃までに全機が立川機関区に集結し、おもに青梅線・南武線で活躍していました。長年にわたり石灰石輸送に従事しましたが、製造から52年を経た1983年3月、ついに引退となりました。ED16引退後、青梅線の石灰石列車はEF15やEF64が牽引しましたが、1998年8月にトラック輸送に切り替えられ、およそ100年におよんだ青梅線の石灰石輸送にも終止符が打たれました。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月04日青梅マラソンが19日に開催されます。コースの大部分はJR青梅線に沿うように走る青梅街道(国道411号線)で、ランナーと電車が並走するシーンも見られます。その青梅線では、34年前まで72系とともに、首都圏では珍しい両運転台車の戦前型旧型国電クモハ40が活躍していました。クモハ40は、国鉄の電動車として初めて製造された鋼製の全長20m車です(それ以前は技術上の問題から、電動車17m、付随車20m)。これ以降、新製された国鉄通勤電車はすべて車体長20mとなった記念すべき車両でもあります。1932(昭和7)年から1935年にかけて80両が製造され、前面形状が途中から変更されたため、「平妻」と丸みを帯びた「半流線型」の2種類の顔が存在しました。クモハ40は両運転台という特徴を生かし、朝夕ラッシュ時の増結に活躍しました。基本的には72系4連の立川寄り(上り方)に連結され、青梅線立川~青梅間のほか、青梅線に乗り入れをする五日市線でも運転されていました。朝のラッシュが終わると青梅駅で解放され、パンタグラフを降ろし、夕方まで”昼寝”(留置)するというパターンでした。最末期の旧型国電は、クモハ40と72系4連の5連固定編成で、朝夕のみ運転となりました。青梅電車区の廃止により、所属していたクモハ40と72系は豊田電車区(現在の豊田車両センター)へ転属となり、早朝と朝ラッシュの後、中央線立川~豊田間で回送列車も運転されていました。地味ながら、ラッシュ時の”助っ人”として活躍した青梅線・五日市線のクモハ40。72系とともに、1978年3月29日に運転されたさよなら列車をもって引退しました。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年02月19日東京の名所を回る東京マラソンをはじめ、日本各地で名所見学や名産物をうまく大会に取り込んだユニークなマラソン大会が開かれています。現在、どのような趣向の大会があるのかを見ていきましょう。■「いただきまーす」と走り出す!まずは北海道、東京、愛知、大阪、福岡と日本各地で開催されている全国スイーツマラソン(www.sweets-marathon.jp)。エイドステーションには、走りながらでも食べやすい一口サイズのお菓子が置いてあるという、甘党には夢のようなマラソンです。しかも、管理栄養士のアドバイスに基づいたスイーツが提供されるとか。これならカロリー計算を気にせずに、思いっきり食べられそう。おまけに、ゴール地点には地域の名物スイーツ店が並ぶ物産展が開催されています。ゴールに向かうモチベーションアップ効果抜群です!続いては、おいしいマラソン情報です。スタートの掛け声が「いただきまーす!」というマラソンは、米どころ新潟、南魚沼(みなみうおぬま)市グルメマラソン(。2011年6月に第2回が行われた新しめの大会です。うれしいのが、レース後に南魚沼産コシヒカリが食べ放題なこと!おかずは100~300円で購入できるというから、ごはん好きランナーにはたまりません。仲間で参加するならば、北海道北見市で開催される「たんのカレーライスマラソン」が楽しそう。4人1チームでカレーの材料となるカレールー、ニンジンとタマネギ、ジャガイモ、肉をそれぞれ走って取りに行き、それらを使ってカレーを作るという大会です。野菜は畑から直接採るという、北の大地ならではの趣向。ゴール後に新鮮な野菜をいただくなんて、最高のごほうびです。■大会前と後で、体重くらべダイエット派ランナーは、毎年7月に神奈川県の片瀬江ノ島西浜海岸で行われる「人間塩出し昆布マラソン大会」に注目です。この大会はタイムではなく、レース中にどれだけ体重が減ったかを競います。受付後に体重測定をし、レース後に再び体重測定をし、一番差が大きかった人が優勝。ただし大会前に水をがぶ飲みして体重を増やそうとしたり、レース途中で給水をしなかったランナーは失格になるのだとか。真夏に開催されるということもあり、注意事項も明確です。ロマンチックを求めるならば、毎年10月に沖縄県で行われる、「伊平屋(いへや)ムーンライトマラソン」。午前中にスタートを切る大会が多い中、こちらはフルマラソンで午後3時から、ハーフマラソンで午後5時からと、夕日を眺めながら走り、夜の光を楽しむところに特徴があります。この時間帯なら、紫外線も気にせず、熱中症になることもなさそうです。■金曜のアフターファイブは……朝まで走る!春夏秋冬と国立競技場で行われている「フライデーナイト・リレーマラソン」は、その名の通り金曜日のアフターファイブに行われるリレー形式のマラソンです。当日は17:30から受付開始、19時にスタート。3時間コースと12時間コースがあり、3時間コースは22時にフィニッシュ、12時間コースは翌朝7時にゴールとなります。順位は、走行した周回数の多かったチーム。徹夜で走ることになるので、仮眠できるようにテントの持ち込みがOKで、国立競技場でちょっとしたキャンプ気分も味わえそう。ちなみに今年の夏大会で優勝したのは3時間の部で37周(約52キロメートル)、12時間の部で138周(約193キロメートル)だそうです。それにしても、金曜の夜に飲みに行く……のではなく、徹夜でマラソンとは。なんて健康・健全なテーマなのでしょう!■気温差20度、高低差3000メートルのマラソンランナーの間では過酷なマラソンだと有名なのが、毎年7月に行われる「富士登山競走」。五合目コースと山頂コースに分かれています。山頂コースに参加するには、過去3年間の大会において、五合目までのタイムが2時間30分以内であった実績が必要です。1948年から行われている歴史のある大会ですが、山は天候が変わりやすく、そしてなんといっても山頂とふもとの気温差が約20度、高低差約3000メートルもあるのですから、完走するのは容易ではありません。オリジナルTシャツは、完走者のみに贈呈されます。覇者の印のこのTシャツをゲットするために、毎夏、チャレンジャーが集います。■浴衣姿で温泉街を駆け抜ける富山県で行われるSPAマラソンinうなづき大会(は、温泉地なだけに参加条件が浴衣を着用することとか。4キロコースと8キロコースに分かれていて、温泉街の景観を楽しみながら駆け抜けます。宇奈月温泉旅館協同組合によると、次回は2012年4月に開催予定とのことで、参加賞には温泉に入れる入浴券が渡される予定です。走った後に温泉に浸かって緊張した体をゆっくりとほぐす、ユニークかつヘルシーなコースです。こうしてみると、今やマラソン大会は地域の活性化につながる大切なイベントのようです。今後もどんどんおもしろい大会が出現してほしいですね。自分好みの大会への参加を目標にすれば、日々のジョギングがいっそうと楽しく、力が入りそうです。(蘭景×ユンブル)【関連リンク】【コラム】サンタクロースが集団で走る!フランスの面白マラソン【コラム】東京マラソン開催記念!初めての皇居ランで注意すべきポイントは?【コラム】マラソンしてる人って、走っているとき何考えてるの?
2012年01月05日マラソン王国といわれる日本では現在一年間に約1600のレースがありますが、フランスではその3倍以上、5000以上のイベントが開催されています。しかも、「良いタイムが出る」、「走りやすい開催地」でのマラソンよりも、「オリジナリティのある愉快なレース」が大人気。そこで、パリ在住で『フランスを爆走する!』(マガジンハウス)という著書がある菅野麻美(かんの・まみ)さんに、フランスのマラソン大会事情についておうかがいました。■笑顔につられ、給水所でカンパイ!――フランスでは給水所にアルコールが置いてあると聞きました。本当ですか?菅野さんはい、本当です。「給酒所」、つまり給水所にお酒が置いてあるマラソン大会は各地で開催されています。ワインの産地であるボルドー、ブルゴーニュ、アルザスなどはワインが、シャンパーニュ地方ではシャンパンが、フランス西部の町、コニャックの近くにあるジャルナックで開催される大会ではコニャックが飲めるんです。つまり、その土地の名産を振る舞ってくれるわけです。――走っているときに飲むと、酔っ払いませんか?菅野さんすぐに、汗となって飛んでいってしまいます。食べやすいサイズの名物料理が組み合わせてあったりするのも楽しいものです。私の場合、初めて参加したハーフマラソンがシャンパンの飲めるレースでした。無事に完走できることを祈り、一生懸命走っていったら、最初の給水所からシャンパンのグラスがズラリという展開で……。でも、皆さんがあまりにも自然に、かつ陽気にシャンパンを飲み、再び走りだすので、私もすべての給水所でありがたくちょうだいしたことが記憶に刻まれています。――飲みすぎて気持ち悪くなるランナーはいませんか?菅野さん見かけないですね。フランス人はたいてい、自分でうまく酒量をコントロールするので、普段からあまり酔っ払っている人を見かけません。胃腸が丈夫なのでは、という気もします。足腰はもちろん、内臓が丈夫でないとフルマラソンは走りきれないと思うのですが、強い体を持っているからこそ、アルコールを摂取してもうまく消化できるのかもしれませんね。■サンタクロースが爆走。トナカイは車で会場へ――サンタクロースが走るレースがあるのだとか。菅野さんクリスマスにパリの郊外、イシー・レ・ムリノーという町で行われる大会のことですね。参加ランナーが全員仮装するレースがあり、サンタクロースの大集団が街を駆け回ることになります。申し込むときに、オプションでサンタの衣装を購入することもできますよ。でも一年くらいかけて準備したのではないかと思うような、凝ったオリジナルの衣装を身にまとっている人もいます。トナカイやクリスマスツリーに扮(ふん)したランナーがいましたが、その格好のまま普通に車を運転して会場までやってきて、「さぁ、走ろうか~」というノリが、見ていてまた面白いんですねぇ。たとえ外見はサンタや天使でも、公式の国際レースとして認定されていますから、公式タイムも出るんですよ。これが公式のレースとは……。フランスはおおらかかも!?■腰まで埋まった恐怖の沼マラソン――日本ではあり得ない!と思うマラソンはありますか?菅野さん愛犬と一緒に走るレースや、恋の国らしくカップルで一緒に走るマラソンもあります。カップルマラソンでは、ゴールするときに手をつなぐという決まりがあります。まぁ、一人で走るレースでも、個人的にスタート前に恋人と抱き合ってキスしてから出発、という人は多いですから、光景として珍しくないかもしれませんが……。ほかに、大会の運営面からいうと、何キロ地点かを示す表示が見当たらなかったり、コース表示不備でトップ集団が迷子になったりと、日本よりもかなり適当にやっている感はあります。病院内を走るというレースというのもありました。普通、病気やケガで苦しんでいる人たちの横を、元気ハツラツと走るなんて、気が引けませんか?日本ではありえないですよね。患者さんとのレクリエーションではなく、患者さんを励ますためでもなく、単に元気なランナーが病院を走るという大会なんです。応援に集まるのも、点滴中の入院患者さんと白衣の医療関係者たちです(笑)ほかにも、「浜辺を走る」というマラソンではてっきり砂浜を走るのかと思っていたら、沼のようなところをベチャベチャになって走る大会だったことがあります。足が埋まるなんて甘いものではなくて、腰まで沼に埋まってしまうんです。埋まった参加者は、ほかの参加者に引き抜いてもらっていました。――最後に、1点。どこのマラソン大会なら、より面白い体験ができるでしょうか?菅野さんフランスには普通のレースがないんです(笑)幸か不幸か、どんなレースに行っても、必ず驚くことやあきれること、笑ってしまうようなことがあります。そして必ず走ってよかったなあ!と思います。どこへ行ってもおもしろいレースに遭遇するとは。エピソードを聞けば聞くほど、フランスのマラソンイベントに参加したくなります。監修:菅野麻美氏。美術ジャーナリスト。1986年渡仏、’94年パリ大学造形美術学部博士課程前期修了。パリ郊外に住み始めてからジョギングを開始し、フランスで開催されるユニークなマラソンに数多く出場。各地で入賞を果たし、フランス選手権出場資格を獲得する。これまでのおもしろいマラソンレースを振り返った著書『フランスを爆走する!三ツ星マラソン2106km完走記』(マガジンハウス1470円)がある。(蘭景×ユンブル)【関連リンク】【コラム】東京マラソン開催記念!初めての皇居ランで注意すべきポイントは?【コラム】マラソンしてる人って、走っているとき何考えてるの?【コラム】男子目線で、女性がすると見とれるスポーツ
2011年12月04日2011年2月27日は、東京マラソンが開催。もうマラソンはブームの域を超えて、定番スポーツになりつつありますよね。そんなランナーが集う聖地「皇居」。太りぎみで、ラン初心者の筆者が、恐れ多くも聖地の周りを走ってきました。初めての皇居ラン。そんな皇居1周をレポートします。■スタート地点は東西線竹橋駅そばの平川門から記念すべきスタート地点は、東京メトロ東西線の竹橋駅を降りてすぐのところにある「平川門交差点」に決めました。理由は、竹橋駅で降りたから。ただただ、それだけです。ここから、時計と反対回りにぐるっと一周しようと思っています。別に「この方向で回らないといけない」ルールはないようですが、キープレフト(左側通行)は守らないとルール違反になるので注意が必要です。あとせっかくなので、走るのが楽しくなり、思い出にも残りそうなものを探していたら、毎朝出勤前に7kmも走っているというヘビーランナーの友人が「『TweetRunners』ってiPhoneアプリが使いやすくていいよ」と教えてくれました。「基本機能が充実してるし、Twitterと連動してるから楽しい」とのこと。早速インストール。たしかに、このアプリ、無料なのによくできていて、体重・身長・性別を入力するだけで、自動で走った距離・平均速度・時間・カロリーを計算してくれます。しかも、自分のTwitterを登録すれば、定型文を自動でツイートしてくれる機能もあるようです。さらに気に入った場所などを写真撮っておけば、地図上に表示できるし、他の人の写真も見ることができます。これは、便利。ということで、早速スタートボタンをポチッと押して、ランニングスタート。■最初の交差点まで1.2km。90kcalのカロリー消費スタート地点「平川門」を出発すると、ゆるやかな上り坂が徐々に続きます。とはいえ、序盤なので、まだまだ気力、体力は余裕です。右手には国立近代美術館工芸館、左手には皇居を眺めながら、快調に走っていきます。スタート地点から500m付近には、高速の入り口「代官町」が。華麗にスルーしながら、黙々と走ると「内堀通り」とぶつかる最初の交差点に出ます。「TweetRunners」によると、ここまででスタートから約1.2km、90kcalの消費。進むか戻るか決断のときですが、戻ってもむなしくなりそうなので進みます。■内堀通りにはトイレがある交差点を左に曲がった、内堀通りは平坦な道で、先の道よりも比較的交通量があります。ですが、歩道と車道は完全に段差、垣根で区切られているので安心して走ることができます。ちなみに、走っていると左手には千鳥ヶ淵公園があり、千代田区のトイレが併設されているので、トイレに行きたくなったときでも安心です。そうこう走っているうちに、スタート地点から1.8km、129kcalのカロリー消費で、半蔵門の交差点に到着しました。ちょうど目の前には、TOKYO FMのビルが建っています。■桜田門エリアは、官公庁がめじろ押しさらに、進んでスタートから2.6km地点、184kcalのカロリー消費。そろそろ汗もジワッとかいてきました。でも、景観は絶景です。皇居のお堀が見えて、向こう側が開けている感じ。そんな中、今いる場所は国会議事堂、最高裁判所などの官公庁がひしめく「桜田門」ということもあり、警官の姿も多くなってきました。いつも警官の姿を見ると、何も悪いことをしていないのに、ビクついてしまうのはなぜでしょうか。ちなみに、東京メトロ有楽町線の桜田門駅がすぐそばにあるので、ここからそのままあきらめて帰途につくこともできそうです。■2回目の曲がり角が最後の曲がり角「祝田橋」ここで帰るのは悔しいので、そのまま進むことにしました。スタートから3.4km地点、239kcalのカロリー消費。この辺りで最後の曲がり角(といっても2回目)の「祝田橋」に差しかかってきました。この交差点を左に曲がると、後は道なりに、スタートでもありゴールでもある「平川門」が待っています。とはいえ、ここからは道幅も広くなり、走りやすくなっている分、景色の変化をあまり感じないため、走っても前に進んでいる感じがしません。体力が無くなっているせいか、少しきついです。■4.6km地点。右手前方には東京消防庁、気象庁が見えて、もうすぐゴールここまで進むと、ゴール地点が目で確認できるので、最後まで頑張れそうです。右手前方には、気象庁や東京消防庁などの建物が。途中、東京メトロの東西線竹橋駅の側を通るので、そのまま帰ることもできますが、せっかくなので最後まで行きます。■ゴール。この皇居1周コースだとちょうど5kmスタートから約40分。内堀通りをぐるりと回るコースだとちょうど5kmの距離になりました。消費カロリーは、354kcalでご飯1杯分(150g、250kcal)はゆうに消費できました。3.4km地点の「祝田橋」交差点で心が折れそうになりましたが、最後まで走り抜くと気持ちいいものです。走り終わってiPhoneアプリの「TweetRunners」を見ると、上記カロリー、距離、時間などのランニングデータの履歴が残っていました。これは、楽しい。定期的に同じコースを走れば、時間や平均速度の向上が感じられてさらに楽しめそうです。しかも、これ走るときだけでなく、旅行に行ったときや街巡りをしたときにも起動しておいて遊べそうです。(COBS ONLINE編集部)【関連記事】「TweetRunners」をダウンロードする【コラム】雨の日、自転車に乗るときの解消法を伝授します!【コラム】マラソンしてる人って、走っているとき何考えてるの?
2011年02月18日ダイエットの定番と言えば「マラソン」。継続すれば確実に効果が出そうなので、一度は挑戦したという人も多いのではないでしょうか。でも、球技などとは違い、淡々と走り続けるマラソンには面白みを感じられない人もいるはず(僕もその一人)。そこでふと気になったのが、ランナーは走っているとき何を考えているのか。一見、変化のないマラソンを楽しむヒントはそこにあるのかもしれない。ということで、マラソン好きに「ランニング中に考えていること」を調査し、実践してみました!さっそく知り合いのマラソン好き数名に「何を考えているか」聞いてみたところ、意外と多く挙がったのが「仕事について」、「自分の将来について」、「好きな人について」というヘビーな3テーマ。走りながら考えるにはちょっと内容が濃すぎる気もするのですが、「ランニングしていると気持ちが集中するので、冷静に考えられる」とのこと。果たしてこれでマラソンが楽しくなるのか、半信半疑でしたが、とりあえず実践してみました。5月某日。晴天のなか、自宅からスタート。マラソン好きの人から「ゆっくり自分のペースで走るのが大事」と聞いていたので、歩くのより辛うじて速いくらいのスピードで走り始めました。さて、さっそく実践です。■「仕事について」考える久しぶりのマラソンに新鮮味を感じつつ、まずは一つ目の「仕事について」走りながら考えてみたのですが……、これが意外に良い。マラソン好きの人が言っていたように、妙に落ち着いて仕事を見つめられ、不安に感じていた仕事について、冷静に対策を考えられたんです。さらに、アイデアも出てきました(この記事も、走っているときにほぼ考えました)。そして何より、仕事に対して"前向き"な思考ができたのが大きいです。ここまでは予想以上に良い感じ。■「自分の将来について」考えるスタートから10分が経過。ジワリと汗もにじんできたところで、テーマを切り替えます。今度は「自分の将来について」考えてみました。いつもの僕は「人生がうまくいくのかなあ」とか「何か良いことないかなあ」くらいにしか将来を考えられないダメな人間だったのですが、このときはいつもと違います。「自分の将来は、いま自分が何をするかで決まるんだ!行動しなければ何も始まらない!」というような、自分でも驚くほど熱い思いがわいてきました。何だか足取りも軽くなってきます。■「好きな人について」考えるさて、徐々にフォームも安定してきました。ここで最後のテーマ。「好きな人」について考える……ということなのですが、自分には特に好きな人がいなかったので、先日の合コンでアドレス交換しながらも、メールを返してくれなかった女性について考えました。すると、ここでも変化が。走るまでは「メールを返さないなんてひどい」とばかり思っていたのに、このときは「メールが返ってこなかったのは、自分に魅力がないからだ。もっとがんばろう」と、謙虚になれました。【まとめ】走っているときの爽快感やテンションが上昇しているおかげか、それぞれのテーマを"謙虚"かつ"ポジティブ"に考えることができました。これなら「悩みごとを考える時間」として、定期的にマラソンを楽しめるかもしれない。そんな気がしました。もちろん、個人差はあると思いますが……。ただ一つ注意すべきは、疲れがたまってくると何を考えようとしても「早く家に帰りたい」とか「ビールが飲みたい」という考えにすり替わってしまうことですね。なので、考えごとをするのは前半だけにして、後半はひたすらゴール後をイメージしながら走るのが良いのかもしれません。(J.B.河合/プレスラボ)※この原稿の筆者は非常に人が良くて、影響を受けやすいのか良い結果が出ました。皆さんも一度試してみる価値はあるかもしれません。作家の村上春樹さんは小説のテーマを考えるときにランニングしながら考えるそうです(編集部:梅田)。【関連リンク】エコ&ヘルシー!メリットいっぱいの自転車通勤【Q&A】身体が弱くて困っています目指せマイケル・ジャクソン!「ムーンウォーク」をマスター
2010年06月01日