ウッド調の可愛らしい外装が目印!落ち着きのある雰囲気で大人女性に人気のお店やの店舗情報や求人情報を掲載するWEBサイト「駅近ドットコム」にて、 北鴻巣駅から徒歩30秒の『sanRisa 鴻巣店』の情報を2022年4月14日に掲載開始いたしました。駅近ドットコム: 以下『sanRisa 鴻巣店』の店舗および提供サービスの情報です。JR線「北鴻巣駅」東口から徒歩30秒とアクセス抜群な立地にある『sanRisa 鴻巣店』は、ヘアカラー&ヘッドスパが自慢の地元の方々から愛されているヘアサロンです。ウッド調の可愛らしい外装が目印のお店で、セット面は5席と少ないためプライベートサロンのような感覚で利用できますよ。落ち着きのある雰囲気で居心地が良いと定評があり、大人の女性を中心にリピーターが多いヘアサロンです。グレイカラー&白髪カバーが得意『sanRisa 鴻巣店』は、グレイカラーや白髪をカバーするカラーが得意なヘアサロンです。品の良さとトレンドを兼ね備えた「大人のためのカラー」を表現するのが得意で、綺麗な発色と若々しいツヤ感を同時に叶えてくれますよ♪また髪と頭皮に優しい薬剤にもこだわっており、髪を労わりながらカラーを楽しむことも!繰り返すカラーで髪が傷んでしまった方や、お肌が弱くカラーを諦めている方にもおすすめのサロンです。ヘッドスパの練習を積んだプロスタイリストがそろっているヘッドスパの質が高いのも『sanRisa 鴻巣店』が人気の理由のひとつ。思わず眠ってしまう方が続出しているヘッドスパメニューは、マッサージもさることながら、仕上がりの髪がシルクのようにしっとりなめらかになることでも定評があります◎髪質改善をしたい方はもちろん、自分へのご褒美として上質なヘッドスパを体感したいという方にも是非一度体感して頂きたいメニュー!スタイリスト全員がヘッドスパの練習を積んできたプロぞろいのため、より本格派の上質なスパタイムが過ごせますよ。丁寧なカウンセリングで魅力を引き出すスタイルを提案経験豊富なベテランスタイリストがそろっているため、初めて来店されても安心してお任せすることができるサロンです☆あなたのなりたいイメージはもちろん、髪質や生えグセ、骨格、雰囲気に合わせて、魅力を最大限に引き出すスタイルを提案してくれますよ。また自宅でのスタイリングも考えてカットをしてくれるため、再現性が高くサロン帰りのスタイルが長続き!当日だけでなくその後も理想のスタイルを長く楽しむことができるのは嬉しいですね♪女性スタイリストが多いサロンのため、男性スタッフが苦手な方や女性特有の髪のお悩みをお持ちの方にもおすすめのサロン『sanRisa 鴻巣店』、是非一度足を運んでみてください◎sanRisa 鴻巣店 の店舗情報店名:sanRisa 鴻巣店電話番号:05052683025住所:埼玉県鴻巣市赤見台1-4-8104地図 : ※店舗情報詳細は下記リンクページよりご確認ください。sanRisa 鴻巣店 (鴻巣駅/美容室)|Find ビューティー : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年04月14日「子どもの発達に合わせて、そのときにもっともふさわしい教育をする」ことが特徴の「シュタイナー教育」(インタビュー第1回参照)。実際の教育現場ではどのような授業がおこなわれているのでしょうか。東京賢治シュタイナー学校で1年生のクラス担任を務める鴻巣理香先生は、その特徴を「世界とのつながりをとおして学ぶこと」だと語ります。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹(ESS)写真/石塚雅人(インタビュー・校内撮影のみ)記事冒頭画像:東京賢治シュタイナー学校 校内子どもには遊びでも明確な教育の意図がある――シュタイナー教育では1年生を「ならし期間」としているそうですが、一般の学校とどうちがうのでしょうか。鴻巣先生:当校には幼児部もありますが、学校にはいろいろな幼稚園、保育所から子どもたちが入学してきます。ですので、子どもたちの緊張がほどけて「仲間」になるまでには時間が必要です。そのため、最初に取り組むのは、「共同の生活の場」をつくること。一般の学校ではいきなり授業がはじまりますよね。でも、その前の段階が十分にできていないと、まだ幼児の延長上にある1年生は落ち着いて学べません。学びの特徴として、当校の1年生の席は円形になっていることが挙げられます。――それにはなにか大きな意味があるのでしょうか。鴻巣先生:これは「みんなが出会える場所」だということを意識したものです。入学当初の子どもたちが持っているのは「わたしと先生」という感覚。「わたしがみんなの一部」という感覚がまだないのです。だから、みんなが一斉に先生と話そうとする。そこで、「ひとりずつね」「誰かが話しているときは一緒に聞いてね」と話し、聴くことを練習していくなかで、子どもたちは「みんな」になっていくわけです。――いわゆる授業の内容はどんなものですか?鴻巣先生:いまお話した、円形に座ってお話をすることが1日のはじまり。そして、詩を唱えたり、歌を歌ったりします。これがもう授業なんです。椅子をしまって「ライゲン」(ストーリーを語りながら動物などを演じる教師を子どもが真似るリズム遊びのようなもの。※詳しくはインタビュー第2回参照)をすることもあります。お話をしながらいっぱい動くのですが、子どもたちにとっては遊びみたいなものでしょう。でも、教師としては、日本語のリズムで詩を一緒に唱えて覚えさせる、体の大きな動きやこまかい動きを練習させるといった、明確な意図があるものです。そして、これらの活動のなかには「共同でやること」、そして「自分自身が取り組み練習すること」が必ず含まれます。それが1年生にとっての学びなのです。「土台」ができあがれば学習速度が一気に上がる――一般的な授業とは大きく異なるようです。鴻巣先生:もちろん、国語や算数など、一般的な教科に該当する授業もあります。ただ、シュタイナー教育では、最初に学ぶための「土台」をつくることを重視します。先ほどお話したように、これらは子どもにとっては遊びみたいなものですから、親御さんに「今日は学校でなにしたの?」と聞かれると、子どもは「先生と遊んできた」と答える。ですから、親御さん、特にお父さんのなかには心配してしまう方もいますね。「この学校、大丈夫かな」って(笑)。ただ、わたしたちは、子どもがどんな時期なのかということに重きを置いて、人間の成長に合わせた無理のない学びにしているだけのことです。まわりから見ると、3年生まではすごくゆっくり学んでいるように見えるでしょう。ですが、きちんと土台ができあがると、4年生以降ではかなり早く学びが進むのです。――「エポック授業」というものが大きな特徴だと伺いました。鴻巣先生:これは、すべての学年の1時間目におこなわれる110分の授業です。110分というと長く感じると思いますが、1年生だったら最初の45分から1時間くらいは、先ほどお話したライゲンなどをして子どもたちは動いています。そして、30分くらい集中して勉強をする。そして最後の15分は教師の話を聴きます。勉強の内容は、一般の学校の国語、算数、理科、社会にあたる教科です。しかも、2週間から4週間ほどのスパンで、毎日、同じ教科の同じ内容を集中的に学びます。そして、その教科が終わったら、次の教科に集中する。前の教科で学んだことは、1回寝かせます。たとえるなら味噌のようなもので、寝かせて発酵させるわけです。――寝かせることにはどういう意味があるのでしょうか。鴻巣先生:寝かせているのですから、他の教科に取り組んでいるときには、学んだことが頭のなかに出てくることはありません。でも、しばらくたってふたを開けたときには熟成されている。しっかり潜在意識に刻まれ、強化された記憶のなかから「こうだった!」と取り出すことができるわけです。子どもの成長段階をしっかりと見つめる――貴校の授業で特に強く意識していることがあれば教えてください。鴻巣先生:一般の学校で学ぶ内容も、より生活に根差したものとしてとらえるということです。3年生の算数ではものの単位を習います。ただ、それを「紙の上」で終わらせることはありません。1kmを学ぶためには、1mのロープを10本つなげて10mのロープにして、それをみんなで持って実際に測ります。なぜなら、わたしたちのまわりには「世界と切り離されたもの」はなにひとつないからです。世界とのつながりをとおして学ぶことは、実際にそこにあるものの見方――「観点」を学ぶということ。だからこそ、授業でならったもの以外のものを見ても、学んだことをきちんと活かせるようになる。応用が効くと言ってもいいかもしれません。これは「紙の上」だけでの学びでは得られないものです。――一般の学校に通う子どもを持つ親御さんでも生かせる貴校の教育の考え方はありますか?鴻巣先生:まずは、いまお子さんがどういう時期にあるのか、しっかり見てあげてほしいですね。1年生は幼稚園児と比べると大きくなったように見えますが、さまざまな場面でまだ親の支えが必要な段階です。いまの子どもたちには、「できないことはいけないこと」という感覚があるように思いますが、できなくても平気なんですよ。失敗してもまたやってみたらいい。ただ、親が一緒にやってあげる必要があります。そして、もう支えがいらないのか、助けてほしいけど言えないだけなのか、そういうことをきちんと見抜いてあげてほしいと思います。■ 東京賢治シュタイナー学校■ 東京賢治シュタイナー学校幼児部たんぽぽこどもの園■ 東京賢治シュタイナー学校 インタビュー一覧第1回:「点数」で子どもを評価しない――力強い意志を育む「シュタイナー教育」の本質第2回:「模倣となりきり」で想像力が伸びる――感覚がフル稼働する「シュタイナー教育の1日」第3回:お片づけに“小人さん”が登場!?――「豊かなイメージ」が日々の子育てにも生きる第4回:1年生が「円形の席」で学ぶこと――シュタイナー教育が重視する「学びのベース」【プロフィール】東京賢治シュタイナー学校1994年、30年以上にわたり公教育に携わった鳥山敏子氏が公立学校を退職し、天地人のつながりのなかに生きようとした宮沢賢治の生き方を理想として長野・美麻に若者のための学びの場「賢治の学校」を立ち上げる。その後、ドイツのシュタイナー学校の見学をとおして「子どものための学校」こそ必要だとし、1997年に東京・立川に拠点を移して前身である「東京賢治の学校」を創設。1999年に幼児部、2005年には高等部を開設。2013年より現校名となる。鴻巣理香(こうのす・りか)東京賢治シュタイナー学校教師(1年生クラス担任)。「正直であるというところから人間は真の強さを生み出す」を信念とする。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2018年12月14日ドイツで生まれた「シュタイナー教育」の最大の特徴は、「子どもの発達に合わせて、そのときにもっともふさわしい教育をする」というもの(インタビュー第1回参照)。興味を持つ親御さんも少なくないはずですが、日本でシュタイナー教育をおこなう幼稚園は限られています。そこで、その教育手法を家庭で生かすための方法を、東京賢治シュタイナー学校の幼児部教師・池田真紀先生と学校教師・鴻巣理香先生に教えてもらいました。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹(ESS)写真/石塚雅人(インタビュー・校内撮影のみ)記事冒頭画像:東京賢治シュタイナー学校 校内子どもと一緒にまわりの大人も変わる――長く幼児教育に携わるなかで、いまの子どもの特徴として感じることはありますか?池田先生:いまの子どもは「忍耐力」がちょっと足りないかもしれません。すぐに「答え」がほしくなる傾向が強いようです。いわゆる、「間」(ま)のようなものが短くなっているように思います。ただ、それは大人も同じではないでしょうか。――知りたいことがあれば、ネット検索ですぐに答えが見つかる時代です。池田先生:そういう影響もあるのか、親御さんは子どもの「背景」をくみ取るのに苦労しているように感じるのです。子どもが「嫌だ」と言ったら、そのまま「嫌なのね」と受け取ってしまう。本当は、子どもは遊んでほしくてそう言っているのかもしれませんよね。子どもが発信しているものの背後にある、見えない気持ちを察するには、「間」や「立ち止まる」ことが必要です。子どもは大人の姿を模倣しますから、結果的に子どもにも影響を与えているのかなとも思います。――ネットの普及など社会環境だけではなく、親御さんの変化も影響している。池田先生:だからこそ、子どもとはどういう存在なのか、親御さんは学び、子育てを「練習」することが必要な時代なのかなと思います。でも、きちんと子育てに向き合えば、お母さんたちは大切なものをちゃんとつかんでいきます。そうすれば、子育てがもっと楽しくなる。そういうことを、当園に子どもを通わせる3年間で体験してもらいたいと考えています。鴻巣先生:親子が一緒に変わっていけることは、すごく面白いことだと思いますよ。家族にもいろいろ変化がありますよね。高齢になったおじいちゃんやおばあちゃんと同居するようになったり、下の子どもが生まれたり、あるいは引っ越したり。そういう変化のなかで、子どもを支えるまわりの大人も、子どもと一緒に育っていく。大人が変わるのはたしかに大変です。でも、「この子のために一緒に頑張りましょう」というのがわたしたちのスタンス。家か学校か、どちらか任せではありません。そういう意味では、親御さんとのやり取りが多いことが、当校の大きな特徴かもしれませんね。池田先生:幼児部も、「預けて終わり」ではありません。「こういう部分は一緒に協力してほしい」「園ではこうしているからおうちではこうしてみましょう」と、親御さんとは頻繁にやり取りをしています。子どもは「人をとおして」まわりの世界とつながる――シュタイナー教育では、テレビや映像作品、CDなどを排除していると伺いました。それもやはり親御さんと協力しながらしているものでしょうか。池田先生:「排除」というと、ちょっとちがいますね。たしかにそれらは控えてほしいというのがシュタイナー教育のスタンスです。だけど、わたしたちは強制することはありません。最後に決めるのは、結局は親御さん。もちろん、「『ファンタジーの力(インタビュー第2回参照)』を育てるため」という理由をお伝えして、納得したうえで実践してほしいと思っています。でも、決して禁止事項が多い教育というわけではありませんよ。鴻巣先生:ただ、幼い子どもにそれらが必要なのかと大人がちゃんと考えれば、たいがい「いらない」と言います。子どもにテレビを見せている理由を聞くと、「ちょっと忙しくて」「静かにさせたくて」というもの。自分が「本当にいい」と思っているわけではないものを子どもにさせるのは、気持ちが良くないですよね。子どもの発展を考えて、なにが必要なのか、大人になにができるかを考えなくちゃならない。なぜなら、大人が子どもの環境をつくり出し、大人自身も子どもにとっては環境だからです。その観点に立てば、わたしたちがただ「禁止」しているわけではないということがわかってもらえるはずです。――とはいえ、誰しも子どもの頃に見て忘れられない絵本などがあるものですよね。コンテンツの持つ力も、子どもの成長にとって大きいものだと思います。池田先生:もちろん、一様に禁止しているわけではありません。ただ、幼い子どもに絵本を与える場合も、その年齢、発達に合ったものをきちんと大人が選んであげるべきでしょう。難しく考える必要はなく、繰り返しの多い内容で、なおかつお母さんが「これだったらいいな」と思うもので十分です。図書館に行けば1回で20冊も借りられたりするものですが、そうではなくて、お母さんが本当にいいと思ったものをほんの2、3冊借りて、繰り返し読んであげる。そういう体験のほうが、多くの絵本に触れることより子どもの成長には重要なものです。鴻巣先生:「お母さんが一緒に読んでくれた」という体験が大切です。もしかしたら、大人になったときに、その情景は思い出としてははっきりと出てこないかもしれない。でも、大人になっても大好きな絵本があるということの下地には、そういう体験があるはずなのです。子どもは、「人をとおして」まわりの世界やものとつながるものですからね。小さなよろこびの積み重ねが子育てへの意欲を育てる――貴園の教育手法のなかで、家庭でも実践できることがあれば教えてください。池田先生:たとえば、子育て中の親御さんにとっておそらく身近な「おもちゃの片づけ」についていくつか提案できます。いま、どの家庭にもおもちゃが多すぎるように感じます。まず、おもちゃを減らすことをおすすめしますね。たくさんあっても、子どもの本当のお気に入りは一部のはずです。そういうものだけを残して、あとはしまってしまう。「あのおもちゃ、どこいったの?」と聞かれたら、「いまは小人さんに預かってもらってるの」などと伝え、子どもに「ファンタジーの力」を発揮させましょう。そして、片づけるときは、箱にごちゃごちゃにまとめてしまうのではなくて、それぞれのおもちゃの定位置にしまってあげる。電車のおもちゃだったら「ここが車庫」というふうに、おもちゃの「おうち」をつくってあげるのです。そうすれば、子どもはファンタジーの力で内面のイメージを膨らませながら片づけができるようになります。――想像力を育てながら、ものに対する愛着も持てるようになる。池田先生:それぞれのおうちを用意してあげると、おそらく親御さんにも、たくさんのおもちゃが置けないことがおのずとわかってくると思います。しかも、量が減ると片づけが嫌なものではなくなる。数が限られているので、子どもと一緒に片づけるにしても嫌ではないですよね。親が面倒だと思っていることは、子どもにも伝わるものです。子どもはしっかり親を見ているものですから、ものをボンと投げるようなことをすればすぐに真似をする。おもちゃの数が多くて大きな箱にまとめてしまっているような状況だと、親もどうしても乱暴に扱ってしまいがちです。――最後に、子育てに奮闘する親御さんにアドバイスを頂けますか。池田先生:いまの社会で子育てをしていると、忙しい日々につい流されがちだと思います。でも、あたりまえですが、子どもの幼児期というのは絶対に戻ってこないもの。だからこそ、大事にしてほしい。そのためにも、親御さんにはほっとできる自分の時間を1日に1回でもつくってほしいですね。その時間に、「あんな顔が見られてうれしかったな」「一緒に買い物に行けて良かったな」と、子どもとの出来事を振り返る。子育てって「大変」とばかり言われますが、そうではないはずですよ。そういう小さなよろこびを積み重ねることで、忙しくても大変でも「明日も頑張ろう!」と思えるのではないでしょうか。右:池田先生、左:鴻巣先生■ 東京賢治シュタイナー学校■ 東京賢治シュタイナー学校幼児部たんぽぽこどもの園■ 東京賢治シュタイナー学校 インタビュー一覧第1回:「点数」で子どもを評価しない――力強い意志を育む「シュタイナー教育」の本質第2回:「模倣となりきり」で想像力が伸びる――感覚がフル稼働する「シュタイナー教育の1日」第3回:お片づけに“小人さん”が登場!?――「豊かなイメージ」が日々の子育てにも生きる第4回:1年生が「円形の席」で学ぶこと――シュタイナー教育が重視する「学びのベース」(※近日公開)【プロフィール】東京賢治シュタイナー学校1994年、30年以上にわたり公教育に携わった鳥山敏子氏が公立学校を退職し、天地人のつながりのなかに生きようとした宮沢賢治の生き方を理想として長野・美麻に若者のための学びの場「賢治の学校」を立ち上げる。その後、ドイツのシュタイナー学校の見学をとおして「子どものための学校」こそ必要だとし、1997年に東京・立川に拠点を移して前身である「東京賢治の学校」を創設。1999年に幼児部、2005年には高等部を開設。2013年より現校名となる。池田真紀(いけだ・まき)(写真右)東京賢治シュタイナー学校幼児部教師(クラス担任)。「古くならないいまの時代に合ったシュタイナー教育」を目指す。鴻巣理香(こうのす・りか)(写真左)東京賢治シュタイナー学校教師(1年生クラス担任)。「正直であるというところから人間は真の強さを生み出す」を信念とする。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2018年12月12日「シュタイナー教育」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。ドイツで誕生した教育思想ですが、おそらく多くの人にとって耳慣れないものでしょう。日本でシュタイナー教育をおこなう東京賢治シュタイナー学校の取材をとおして見えてきたのは、一般常識や他人の意見でぶれることのない、力強い「意志」を育てる教育でした。同校幼児部教師・池田真紀先生(写真右)と、学校教師・鴻巣理香先生(写真左)にお話を聞きました。構成/岩川悟取材・文/清家茂樹(ESS)写真/石塚雅人(インタビュー撮影のみ)ドイツで生まれ日本の風土に合わせて発展――そもそも、「シュタイナー教育」とはどんなふうにはじまったものでしょうか。池田先生:もともとはオーストリアの哲学者であるルドルフ・シュタイナー氏がはじめた教育です。当時は第一次大戦のさなか。「健全な人間が育たないと健全な社会には変えられない」という、社会運動の一端としてはじめられたそうです。鴻巣先生:当時のドイツの普通教育は、いまの小学4年生くらいまで。その後は、上の学校に進むのか、あるいは社会に出て徒弟制度のなかで働くのか、その時点で決めないといけませんでした。その頃、シュタイナーの講演を聴いた大きなタバコ会社の社長が、彼に「学校をつくってほしい」と依頼しました。従業員のほとんどはごく短い期間の普通教育を受けただけだったということもあり、従業員たちが「子どもたちには彼らに合う場でしっかり学ばせてあげたい」と社長に要望したのだそうです。そうして、はじめてのシュタイナー学校が誕生しました。池田先生:その後、日本に伝わった当時は、ドイツでの手法をそのまま踏襲していたようです。でも、日本のなかでそれぞれの学校や幼稚園が試行錯誤しながら、その地域に合ったシュタイナー教育をおこなうようになっています。ただ、根本となる「人間」とはなにか、というとらえ方は、どこのシュタイナー教育も同じものです。子どもたちの年齢と成長に合った教育――その根本である、シュタイナー教育の特徴というとどんなものになるのでしょうか。池田先生:「子どもの年齢や発達にふさわしい教育を与える必要がある」という発想ですね。まだ合わないものを早くさせたり、逆に必要なことをさせなかったりということではなく、そのときそのとき、成長を続ける子どもに合ったカリキュラムを組んでいます。鴻巣先生:シュタイナー教育は1919年にはじまり、2019年に100周年を迎えます。でも、100年たったからといって、子どもが育っていくために必要なものは変わりません。子どもの年齢、成長に合ったものを手渡していくということが、シュタイナー教育のいちばんの特徴だと思います。当校の教師は、一般の公立校や私立校で教師をしていた者がほとんどですから、一般の学校とのちがいをよくわかっています。そのちがいとは、人間のとらえ方、発達に関する観点ですね。幼児期に体ができてはじめて勉強ができる――シュタイナー教育では、0〜7歳、7〜14歳、14〜21歳という7年単位で人間の成長をわけて考えているとのこと。実際に、7年が区切りになっていると感じますか?鴻巣先生:本来、人間の成長はひとつながりのものです。でも、学校制度のなかでここからは上の学年だというふうにわけざるを得ません。そういうなかで子どもたちをどう発展させるかというところは、学校であり教師が工夫するしかない。わたしたちの教育は、幼児だからここまで、1年生だからこれをやる、2年生だからこれをやると押し付けるものではありません。もちろん、各学年で取り組むべきカリキュラムはあります。それは、それぞれの「時期に合っている」もので、「彼らの成長を助ける」ものだということです。池田先生:7歳を例にすると、「歯が抜ける」ことが大きなサインとなります。乳歯が抜けるのはだいたい1年生の前後です。それが、シュタイナー教育では、「きちんと体ができた」「勉強ができるようになった」というサイン。0歳から7歳までのあいだは、勉強させるのではなく、きちんと体をつくってあげることが大きなテーマなのです。鴻巣先生:乳歯が抜けると、すでにその下には永久歯が準備されていますよね。ということは、体のなかでもっとも硬いものをつくっていた大きな力が余っているということ。その力を使って「覚える」ということが可能になる、とシュタイナー教育では考えているのです。一般の学校だと、1年生になるといきなり勉強に入ります。でも、まだ体ができあがっていない幼児の名残がある状態では、「覚える」ことがすごく難しいのだと私たちは見ています。シュタイナー教育が育む自分を信じる力――シュタイナー教育を受けた子ども、そうでない子どもで、その後にどんなちがいが出るものでしょうか。鴻巣先生:卒業生がよく口にするのは、「根拠のない自信がついた」ということ(笑)。それは、小さい時期を競争しないで育っているからだと思います。もちろん、高等部など上の学年に進めば切磋琢磨することも必要ですが、基本的には「この子は100点、この子は50点」というふうに点数で子どもを評価しません。そうすると、「これは自分がしっかりできる」「この子はこういうことが上手だから教えてもらおう」という考えが身について、なにかが「できないから責められる」という経験がないのです。それが「根拠のない自信」につながっているのではないでしょうか。――とはいえ、大学進学などを考えれば、競争も必要になってきます。鴻巣先生:当校の卒業生たちは、「点数」で進路を選びません。偏差値がいくつだからこの大学に行くというようなことはしないのです。「○○先生がいるから」「学びたいことを学べるから」と明確な志望理由を持っていますし、進学しない子にもきちんと理由がある。そして、「ちがう」と思ったら、また戻って自分がやるべきこと、やりたいことを探している。その「へこたれない力」は、本当にすごいと思いますね。もちろん、卒業後に夢を持ちながらもまだ中途半端な状態にある子もいます。若者ですから、そういう時期があって当然でしょう。ただ、そんな子も、「いまの仕事が一生の仕事ではないけど、学ぶところがあるからいまはこれをやる」というふうに、自分が立っている位置をきちんと理解しています。池田先生:当校の教師が、いろいろな生き方を認めていることも大きいかもしれません。普通だと、高校卒業の時点で進学先や就職先など送り出す先が決まっていないと、教師も心配しますよね。でも、当校の教師はいろいろな可能性を認めて待ってあげている。それで、「先生たちは自分をちゃんと受け止めてくれている」「ひとりじゃないんだ」「やっていける」と感じているのではないでしょうか。■ 東京賢治シュタイナー学校■ 東京賢治シュタイナー学校幼児部たんぽぽこどもの園■ 東京賢治シュタイナー学校 インタビュー一覧第1回:「点数」で子どもを評価しない――力強い意志を育む「シュタイナー教育」の本質第2回:「模倣となりきり」で想像力が伸びる――感覚がフル稼働する「シュタイナー教育の1日」(※近日公開)第3回:お片づけに“小人さん”が登場!?――「豊かなイメージ」が日々の子育てにも生きる(※近日公開)第4回:1年生が「円形の席」で学ぶこと――シュタイナー教育が重視する「学びのベース」(※近日公開)【プロフィール】東京賢治シュタイナー学校1994年、30年以上にわたり公教育に携わった鳥山敏子氏が公立学校を退職し、天地人のつながりのなかに生きようとした宮沢賢治の生き方を理想として長野・美麻に若者のための学びの場「賢治の学校」を立ち上げる。その後、ドイツのシュタイナー学校の見学をとおして「子どものための学校」こそ必要だとし、1997年に東京・立川に拠点を移して前身である「東京賢治の学校」を創設。1999年に幼児部、2005年には高等部を開設。2013年より現校名となる。池田真紀(いけだ・まき)(写真右)東京賢治シュタイナー学校幼児部教師(クラス担任)。「古くならないいまの時代に合ったシュタイナー教育」を目指す。鴻巣理香(こうのす・りか)(写真左)東京賢治シュタイナー学校教師(1年生クラス担任)。「正直であるというところから人間は真の強さを生み出す」を信念とする。【ライタープロフィール】清家茂樹(せいけ・しげき)1975年生まれ、愛媛県出身。出版社勤務を経て2012年に独立し、編集プロダクション・株式会社ESSを設立。ジャンルを問わずさまざまな雑誌・書籍の編集に携わる。
2018年12月08日埼玉県鴻巣市にある鴻巣駅は、JR高崎線の駅で、全ての快速が止まる利便性のよい駅です。2007年に駅ビルやマンションが建ち、図書館や市役所の出張所が集約され、ますます住みやすい街となりました。埼玉県鴻巣市ってどんな街?鴻巣市は大きな繁華街もなく、落ち着いた住宅街が多い街です。鴻巣駅東口は再開発に伴い高層マンションが建設され、ファミリー世帯が増えてきた印象があります。通勤面からみると鴻巣駅はJR高崎線になります。平成27年3月に上野東京ラインが開通し、上り方面では大宮・上野・新宿・小田原・伊東に、下りでは熊谷・高崎方面となります。帰宅時に乗り過ごすとちょっと大変なことになるかもしれません。ファミリーで出かけたくなるイベントもあります。歴史ある鴻巣雛のまちとして“ひな人形で飾る日本一高いピラミッドひな壇”(31段高さ7m)や自然を満喫できるこうのす花まつりなどは埼玉県内でも有名なイベントです。埼玉県鴻巣市の子育て事情こどもの医療費助成制度病院・診療所、歯科医院、調剤薬局、接骨院の通院・入院ともに中学校修了(15歳になった年度の3月31日)まで無料。チャイルドシート購入費補助チャイルドシートを購入された方に最高額4,000円まで購入費の一部を補助。ただしチャイルドシート本体の購入価格の範囲もあるようなので市役所に確認してみてください。鴻巣駅周辺の学校鴻巣の駅周辺にある主な小学校の通学区域です。最新の学区情報は鴻巣市のホームページを参照してください。鴻巣市立東小学校本町1丁目全部本町2丁目全部本町3丁目全部本町4丁目全部本町5丁目1番~5番、6番1号~6番38号、6番45号、7番1号~7番10号、7番23号、8番、9番本町6丁目全部本町7丁目1番4号、1番5号、1番28号、5番1号、5番2号、6番~8番、10番、11番本宮町全部東1丁目全部東2丁目全部天神1丁目全部天神2丁目全部鴻巣市立中央小学校東3丁目全部東4丁目全部天神3丁目全部天神4丁目全部天神5丁目全部鴻巣1番地~503番地、841番地3~856番地、1066番地~1069番地、1072番地1(常久)、1111番地1、1112番地、1113番地1、1113番地3、1114番地1、1115番地~1117番地、1146番地、1147番地1、1148番地1、1148番地5、1148番地6、1149番地1下生出塚全部上生出塚(411番地1、411番地2、411番地9、412番地及び1069番地を除く)中央全部ひばり野1丁目全部ひばり野2丁目全部生出塚1丁目全部生出塚2丁目全部鴻巣市立南小学校人形1丁目全部人形2丁目全部人形3丁目全部人形4丁目全部本町5丁目6番39号~6番42号、7番11号~7番13号、10番本町7丁目1番10号~1番26号、2番~4番、5番6号~5番36号、9番本町8丁目全部富士見町全部栄町1番、栄町2番大間4丁目1番~3番、6番~8番滝馬室214番地~237番地、240番地~242番地、244番地~248番地、304番地~306番地、308番地、309番地、311番地、313番地、336番地、337番地、340番地、341番地、344番地~347番地、500番地~539番地原馬室1番地~88番地、174番地~176番地、181番地~185番地、205番地氷川町3番地、5番地、20番地、21番地、23番地、24番地、38番地~41番地、43番地~45番地逆川1丁目全部逆川2丁目全部鴻巣市立田間宮小学校大間1丁目全部大間2丁目全部大間3丁目全部大間4丁目4番、5番、9番~29番堤町全部緑町全部幸町全部栄町3番、栄町4番、栄町6番、栄町7番、栄町8番大間全部北中野全部登戸全部宮前357番地、378番地、379番地、389番地、392番地、400番地~684番地糠田38番地~2468番地、2764番地~2985番地鴻巣市の全ての小学校には学童保育が完備されているので、共働きの家庭も安心です。再開発により便利になった東口再開発により、2007年10月に、駅ビル「エルミこうのすショッピングモール」がオープンしました。ショッピングモール内にはスーパーブルーミングブルーミー鴻巣駅前店をはじめ、フードコートや生活家電ノジマ エルミこうのす店、100円ショップダイソー鴻巣店など、日用品の買い出しはここで事足ります。隣接する「エルミ2」には鴻巣市立図書館、住民票などの交付が受けられる「市民サービスコーナー」、パスポートセンターまで充実のサービス。市役所は駅から徒歩15分ほどの場所にあるので、わざわざ行かなくても手続きが済み便利です。さらに「エルミ2」には映画館も完備。「こうのすシネマ」は日本初の市民ホール併設型のシネコンです。8スクリーンで最新の映画を上映する他、長期休みには子ども向けの映画イベントも行われています。併設の多目的ホールでは講演会や高校野球の予選中継など、広く市民に開放されている施設です。鴻巣に在住の人は市民カードを発行でき、提示することで映画をお得に見ることもできます。鴻巣市内には、他にもスーパーが豊富です。・ヤオコー鴻巣免許センター店(鴻巣市鴻巣950-19)・ベルク鴻巣宮前店(鴻巣市宮前167-1)・MEGAドンキ・ホーテ北鴻巣店(鴻巣市箕田3111-1)車があれば休日に近隣市町村の大型ショッピングモールに行くことも可能です。羽生市にあるイオンモールや久喜市にあるモラージュ菖蒲はちょっとした遠出感覚で、ファミリーで気軽にお出掛けできるショッピングスポットです。子どもの遊び場は?鴻巣駅から一番近い、鴻巣市立東小学校の前には児童館があり、放課後や休日には多くの子どもで賑わっています。市内の大きな公園・せせらぎ公園・荒川パノラマ公園・川里中央公園・鴻巣公園鴻巣市は花の街であり、毎年5月には「フラワーフェスティバル」が開催されます。日本一広いポピー畑やバラを見に、全国から多くの人が訪れます。上記のせせらぎ公園も会場となっており、市内の小学生が育てた花も公園内に飾られます。都内への通勤事情鴻巣駅はJR高崎線しか通っていないため、通勤時間帯の車内は常に混雑しています。全ての快速が止まり、通常22分かかる大宮駅まで、快速では最短17分でアクセス可能です。都内までのアクセスが良い反面、高崎線が不通の場合帰宅が困難なところが不便な点でもあります。バスを使用すれば、JR川越線が通る川越駅(所要時間70分)、東武東上線が通る東松山駅(所要時間30分)、東武伊勢崎線が通る加須駅(所要時間30分)まで出ることができます。乗れないほど混雑をしていることは滅多にありませんが、本数が少ない時間帯もあるので注意して下さい。まとめ鴻巣市はひな人形と花の街として栄え、学校でも人形工房の見学や、花を育てたりと地元の歴史や文化の勉強にも力を入れている地域です。市の中心を通る中山道では、夏と秋の2回、神輿が出る昔ながらのお祭りが行われ、地域の人との交流も盛んです。駅周辺が開発される一方で、こうした昔ながらの風習も残っています。都内へも1時間程度ですので、家族連れにはおすすめです。合わせて読みたい埼玉県内の住みやすさと子育て環境⇒埼玉県で住みやすい街はどこ?家族で探す子育て環境が充実した街まとめ
2018年01月26日文化放送は、「動画」と「音声」でストリーミング配信を行っている日本最大級のアニメ&ゲーム系専門チャンネル「超!A&G+」にて、声優の井澤詩織と立花理香がパーソナリティーを務める新番組「井澤・立花 ノルカソルカ」を2016年4月4日よりスタートすると発表した。毎週月~木の24時30分ごろから10分間放送される。本番組は、同日の4月4日からスタートする新ワイド番組「鷲崎健のヨルナイト×ヨルナイト」内で放送される動画番組。パーソナリティーが対決するゲームやオタクトーク、男性の好みを話し合う女子トーク、フリートークなど、日毎にテーマを設けてさまざまなトークや企画を展開していくという。
2016年03月25日JR鴻巣駅東口「エルミこうのすアネックス」内に、日本初となる市民ホール融合型シネコン「こうのすシネマ」が7月5日にオープンする。同施設は7シアターと2ホールを有し、そのうち1ホールをコンサートや講演会などを開催できる多目的ホール、1ホールを映画館と市民ホール兼用として利用。映画館と市民ホールを兼用とする日本初の市民ホール融合型シネマコンプレックスになるという。多目的ホールAを除く全スクリーンがデジタル対応で、うち3スクリーンは3D上映が可能。施設名の「こうのすシネマ」は、鴻巣市民からの公募により決定。また、市民が満足できるような劇場であるために、映画鑑賞料金の割引などを行う「こうのすシネマ市民カード」を、鴻巣市在住者、同市に通勤・通学している人を対象に発行する。同施設の詳細は、公式サイトでも案内している。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年06月29日