ジョニー・デップとアカデミー賞受賞プロデューサーが贈る余命180日の崖っぷち男が、人生の愛おしさを見つけるライフ・ファインディングドラマ『The Professor』が邦題を『グッバイ、リチャード!』として公開されることが決定。併せて、ビジュアルが解禁となった。■ストーリー「余命180日です」。大学教授・リチャードに告げられた突然の余命宣告。博学でエレガント、真面目な夫として美しい妻と素直な娘との何不自由ない暮らしを送っていたはずのリチャードの人生は一変。追い討ちを掛けるかのように妻に上司との不倫を告白された彼の日々は予期せぬ展開を迎える。死を前に怖いものなしになったリチャードは残りの人生を自分のために謳歌しようと決心。あけすけにものを言い、授業中に酒やマリファナを楽しむ。ルールや立場に縛られない新しい生き方はリチャードにこれまでにない喜びを与え、人の目を気にも留めない彼の破天荒な言動は次第に周囲にも影響を与えていく。しかし、リチャードの“終わりの日”は着実に近づいていて…。■ジョニー・デップ×アカデミー賞受賞プロデューサーが贈る、ライフ・ファインディングドラマ主人公リチャードを演じるのは、ゴールデングローブ賞をはじめ数々の賞に輝くハリウッドを代表する名俳優であり、ファッション・アイコンとしても世界中で支持を受けるカリスマ、ジョニー・デップ。ミニシアター作品から『パイレーツ・オブ・カリビアン』のような超大作まで、作品の大小に関わらずその個性的な演技力でいまもなお、世界中のファンを魅了し続けている。今年、初主演映画『クライ・ベイビー』の公開から、30年というメモリアルイヤーを迎え、再び本作でインデペンデント作品への回帰を果たした。そんな唯一無二のキャリアを歩む、彼自身を投影したかのようなリチャードの生き様は、観るもの全てに“自分の人生を歩む”ことの勇気と大切さを教えてくれる。共演には、映画監督ハワード・ドゥイッチと女優リー・トンプソンの次女で、『ゾンビランド:ダブルタップ』などに出演する次世代若手女優ゾーイ・ドゥイッチ、『ビッグ・アイズ』『ワンダーウーマン』などに出演し、「マジック・シティ」では第70回ゴールデン・グローブ賞の助演男優賞にノミネートしたダニー・ヒューストンらが名を連ねる。プロデューサーを務めるのは、第82回アカデミー賞6部門を受賞した『ハート・ロッカー』を手掛けたグレッグ・シャピロ。シリアスになりがちな“人生の終わり”というテーマを新鋭ウェイン・ロバーツ監督がユーモラスに描き出している。今回解禁されたビジュアルでは、イエローを基調とした明るい背景とは裏腹に、デップ演じるリチャードがどこか不安げな表情を浮かべ天を見つめる姿が印象的なデザインに。「人生はくそったれで、愛おしい。」というコピーと共に、余命宣告を告げられたリチャードがいままでの人生、そして残された180日間をどのように見つめるのか想像を掻き立てられる。デップが特殊メイクなし、素顔で挑み、真骨頂とも言える演技が期待される1枚となっている。『グッバイ、リチャード!』は8月21日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)
2020年06月09日ハリウッドスターのジョニー・デップが、2020年4月20日にInstagramのアカウントを開設。またたく間に400万人以上のフォロワーを獲得しました。長年SNSから距離を置いてきたスターの登場に、ファンは沸いているようです。そんなジョニーには、2人だけフォローしている日本人がいます。1人は故ジョン・レノンの妻であるオノ・ヨーコさん。もう1人はモデルで俳優の美波さんです。日本を飛び出し、世界で躍進の兆しを見せている女優・美波さんのキャリアを振り返ります。映画、CM、舞台、そしてハリウッド…世界へ羽ばたく名女優へフランス人の父親と日本人の母親を持つ美波さんは、1986年生まれ。落ち着いていて、相手を見透かしてしまうような魅惑の目力を持つ美女です。女優・モデルを中心に多彩な活躍を見せる美波さんのデビュー作は、2000年公開、名匠・深作欣二監督のバイオレンス群像劇『バトル・ロワイアル』です。同作で美波さんは、山本太郎さんが演じる、重要な役どころのキャラクター・川田章吾役の恋人役として出演しました。劇中では回想シーンでの登場と、決して劇中での出番は多くないのですが、印象的なたたずまいでインパクトを残しました。深作監督とはその後、ゲーム『クロックタワー3』のイベント用CGムービーの製作で再共演。主人公のCGモデルを演じるという経験をしたようです。2003年には、資生堂の『マジョリカ・マジョルカ』のCMモデルに大抜擢されブレイクを果たしました。まだまだその名が知られていなかった頃の出演ということもあり、お茶の間では「この美女は誰?」と大きな関心を寄せられ、その存在は一躍有名に。『マジョリカ・マジョルカ』のどこかおとぎ話めいたブランドイメージと、美波さんの日本人離れした雰囲気はベストマッチだったようで、なんと2010年までの約7年間、CMモデルを勤め続けていました。2007年になると、美波さんは故・蜷川幸雄さんが演出した舞台『エレンディラ』に出演し、話題を呼ぶことになります。ノーベル賞作家ガルシア・マルケスの短編小説が原作の本舞台は、孫娘に売春を強いる祖母との奇妙な放浪生活を描いた作品。美波さんは主役である娼婦エレンディラ役を熱演し、濃厚なベッドシーンを体当たりで演じました。 View this post on Instagram A post shared by Minami / 美波 (@minamimanim) on Feb 12, 2016 at 1:22pm PST制作発表時に「娼婦の役をやるからには脱がさせていただきます」と意気込んでいた美波さんは、驚くことに役を強烈に演じきるため、共演の中川晃教さんとベッドシーンの『自主練』に励んだそうですよ。そんな美波さんですが、現在は活動の拠点をフランスに移しています。そのきっかけとなったのが、2015年に美波さんが文化庁新進芸術家の海外研修メンバーに抜擢され、1年間のフランス留学を果たしたことです。 View this post on Instagram The historical brand “ALBION” celebrate the 45th anniversary for “SKIN CONDITIONER ESSENTIAL”. They made a beautiful short movie to explain this gladness. (Dir. Nobuhiro Suwa / start. Pauline Étienne, Minami, Aoi Teshima) Every scenes was shot in Paris... It’s a honor to participe in this project ! I played a painter who try to find herself (my real paintings witch I painted in Paris is also in this movie).... Suwa-director put a magic to make an amazing images on this film. Please check from the link on the top of the instagram !! 美しい歴史を辿ったアルビオンの薬用スキンコンディショナーエッセンシャルが45周年を迎えました! そのお祝いショートムービーに出演させていただきました。 全編パリ撮影、3人の女性が現実と戦いながらも美しく生きていくお話です。 私は画家の役を演じ、実際にパリで描いた絵も飾ってあります。 諏訪敦彦監督のマジックによって大変素敵な映画になっています。 インスタグラムのトップのリンクから動画が観れるので是非チェックしてください! #albion #skinconditioner #45th #anniversary #nobuhirosuwa #paulineetienne #minami #aoiteshima #アルビオン #スキコン #45周年 #諏訪敦彦 #ポリーヌエティエーヌ #美波 #手嶌葵 「時よ、止まるな。あなたは美しい。アルビオン 薬用スキンコンディショナー エッセンシャル “スキコン”が生まれて45周年。いくつになっても、輝ける場所を求める女性たちの人生に、これからも寄り添い続けてゆきます。」 A post shared by Minami / 美波 (@minamimanim) on Apr 2, 2019 at 12:35am PDT『新進芸術家海外研修制度』とは、日本の文化芸術を担う人材育成のため、音楽、美術、演劇等、映画などの各分野で活動する若手アーティストなどに、海外での実践的な研修の機会を提供し、その渡航費や滞在費を支援するものです。 View this post on Instagram Bye bye #hanedaairport また来るね日本 A post shared by Minami / 美波 (@minamimanim) on Jan 13, 2017 at 4:46pm PSTもともと、日本のフランス人学校で育ち語学は堪能、精神性もフランスにあった様子の美波さん。作家の辻仁成さんが編集長を務めるウェブメディアに寄稿した際には渡仏への切実な思いをつづっていました。それからの10年間、フランスへの強い想いと舞台に対する強い気持ちが入り混じり混沌としていた。そんな日々を過ごしながら、エゴだけが膨れていき、自尊心が腐っていくように思えた。”今行かなければ全てが幻になってしまう”私はこれ以上自分自身に嘘をつきたくない。幻が消える前に飛び込むしかなかった。Design Storiesーより引用その後はフランスの芸能事務所に所属し活動するようになります。フランスでの活動が知られ、2018年には河瀬直美監督の映画『Vision』でフランスの名女優ジュリエット・ビノシュと共演まで果たしています。美波さん「ジャンヌと共にアキの家を訪ねるシーン。監督とジャンヌが芝居に対するアプローチの話をされていて。それがビリビリと電気が走るようなシーンに繋がって…あれはなんだったんだろう?と不思議な感覚になるくらい。すごいなと」 #vision_movie pic.twitter.com/nZeXRJtUUK — 映画『Vision』公式 (@vision_movie_) June 9, 2018 ワールドワイドな活躍を続ける美波さんですが、2020年はすでにすごいことになっています。それが冒頭でお話ししたジョニー・デップとの1件。なんと、2020年のベルリン国際映画祭で公開されたアンドリュー・レヴィタス監督の新作『MINAMATA(原題)』で、ジョニーと初共演を果たしたのです。 View this post on Instagram #redcarpet #wordpremiere #minamata #movie #berlinale2020 #festival #specialgala #lettruthbetheprejudice #eugenesmith #aileensmith #andrewlevitas #johnnydepp #hiroyukisanada #minami #tadanobuasano #ryokase #junkunimura #billnighy #映画 #水俣 #ベルリン映画祭 #ユージンスミス #アイリーンスミス A post shared by Minami / 美波 (@minamimanim) on Feb 22, 2020 at 9:25am PST四大公害病の1つである水俣病を追いかけた世界的フォトジャーナリストのユージーン・スミスが主役の本作。美波さんはなんとユージーン役のジョニーの妻という注目度抜群の役どころ。日本公開は未定ですが、間違いなく大きな話題となるはずです!見る者を圧倒するその確かな演技力と鋭い感性は、間違いなくハリウッドでも通用することでしょう。さらなる活躍に期待大ですね![文・構成/grape編集部]
2020年05月22日齊藤工監督が“STAY at HOME”をテーマに、テレワークを舞台にした映画企画『TOKYO TELEWORK FILM』を始動、リモート撮影でクランクインしたことが分かった。東京都の外出自粛要請を受け、自宅環境での“娯楽の選択肢”として特別Webサイト「A TAKUMI SAITOH FILM」を立ち上げ、監督作品や出演関連作、レコメンド作品や映画を随時更新中の齊藤監督。そんな中での立ち上げとなった本企画『TOKYO TELEWORK FILM』は、鬱屈に屈さず、ウイルスショックによって生まれ行く「テレワークカルチャー」を記録し続け、連作を時系列に並べるオムニバス映画となっている。「テレワークセッション」(フェーズ1)、「テレワーク会話劇」(フェーズ2)を経て、「短編・長編を想定した製作」(フェーズ3)へと発展させた3段階(フェーズ)で製作を展開、2020年中の長編公開を予定している。4月20日に撮影が終了した「テレワークセッション」では、テレビ電話で繋がったキャストが本人として実名で登場し、『コーヒー&シガレッツ』(ジム・ジャームッシュ監督)のテレワーク版のようなドキュメンタリー性ある仕上がりに。そんな第1弾の出演は、齊藤監督のほか、伊藤沙莉、大水洋介(ラバーガール)、酒井健太(アルコ&ピース)ら。近日撮影予定の第2弾以降には、秋山ゆずきらが参加予定。長編映画へと更新と進化する間に、Webにて随時公開を予定しているという。そして第1弾として、4月29日(水・祝)にプレオープンするオンライン映画館「STAY HOME MINI THEATER powered by mu-mo Live Theater」にて、齊藤総監督映画『COMPLY+-ANCE コンプライアンス』との併映でプレミア上映が決定。トークイベントも開催される。<監督:齊藤工コメント>「漁師は漁に出られない時は網を縫う」と言う言葉があります。この"予期せぬ事態"に対し、従順に自主規制をかけながらも、そこから新たな歓びや愉しみを見付ける事はその網の目を密にする事我々人間の進化に繋がると、割と本気で思っています。(人命・医療・インフラ最優先ですが)手探りですが、様々な方々とオンラインで繋がり、お力・才能をお借りし、知恵を絞り合い、共に可動域を広げながら、"今(在宅・遠隔)だからこそ出来る事"を発掘、開拓して行きたいと思います。具体的に、悠々と、迅速に。STAY at HOME 斎藤工(cinemacafe.net)
2020年04月23日ジョニー・デップがついにインスタグラムのアカウントを開設し、1日経たずしてフォロワーが150万人を超える勢い。初投稿は「やあ、みんな…いま撮影をしているところ…ちょっと待ってて」とキャプションを付けた、なにかの撮影シーンの画像。それから4時間ほど経過後に、約8分間の動画がアップされた。これまでSNSを始める理由がなかったというジョニー。しかし、新型コロナウイルスという見えない敵によって計り知れないほどの悲劇が起き、人々の生活に深刻なダメージが生じていることから、「話し合い」や「お互いが助け合うことが必要」であることを主張。こうした意見を伝える場を持ちたかった模様。「地獄のような隔離生活の単調さに屈してはダメ」、「自分自身や他人のためになる、なにかクリエイティブなことをするんだ」と呼び掛け、自身もお手本を見せた。ジェフ・ベックとコラボした、ジョン・レノンの「孤独」のカバー曲を公開したのだ。「孤独」の原題は「Isolation」で「隔離」も意味し、ジョニーいわく「まさにいま起きていることにぴったり合う歌詞」の歌。「普通ではない状況を切り抜けるための手助けに」と語っている。ジョニーがフォローしているのは現時点で90人で、ジョン・レノンの妻オノ・ヨーコ、元妻ヴァネッサ・パラディ、娘のリリー=ローズ・デップ、オーランド・ブルーム、リアム・ペイン、『Minamata』で共演した日本の女優・美波ら。(Hiromi Kaku)
2020年04月17日映画『ゾッキ』が2021年4月2日(金)に全国公開。俳優の竹中直人、山田孝之、齊藤工の3名が監督として共同制作を行う。シュールな人気コミックを実写映画化映画『ゾッキ』は、大橋裕之の人気漫画『ゾッキA』『ゾッキB』を実写映画化するもの。シンプルな線、半円や三日月で描く「目」など愛らしく奇怪な画風で、何気ない日常の独特のおかしみや人間の優しさをシュールに描いている。『ゾッキA』『ゾッキB』は大橋の初期短編集となっており、およそ30編の短編作品を収録。映画『ゾッキ』は、その中から多数エピソードを織り交ぜて構成し、脚本を舞台演出家・劇作家の倉持裕が書き上げている。<ストーリー>今日も地球は<秘密と嘘>で回っている。ある女は<秘密は大事に、なるべくたくさん持て>と助言する祖父が告白した、秘密の数に腰を抜かす。ある男は、あてがないというアテを頼りに、ママチャリで‟南”を目指す旅に出る。ある少年は、成り行きでついた<嘘>をきっかけに、やっとできた友達から‟いるはずのない自分の姉”に恋をしたと告げられ、頭を悩ませる。ある青年は、今は消息不明の父と体験した幼い日の奇妙な出来事を思い出していた。そして日々なんとくアルバイトに勤しむひとりの少年は、‟ある事件”が海の向こうの国で起きたことを知るー。竹中直人・山田孝之・齊藤工の3名が監督監督を務めるのは、人気俳優の竹中直人、山田孝之、齊藤工の3名。山田孝之にとっては映画監督初作品となるが、竹中と斎藤は過去にもこのキャリアで経験を積んできた人物。竹中はヴェネチア国際映画祭の受賞作品『無能の人』を含め、映画監督として数々の作品を世に送り出した大ベテラン。また斎藤工は2018年に『blank13』で映画監督として長編デビューを飾り、第20回上海国際映画祭でアジア新人賞部門最優秀監督賞を始め8冠を獲得している。各監督にはそれぞれ担当のエピソードやキャラクターがあり、それらが繋がったり交差するシーンで、2人または3人で一緒に演出を手掛ける。キャスト気になる出演者には、豪華キャストが大集合。吉岡里帆、鈴木福、満島真之介、柳ゆり菜、南沙良、安藤政信、ピエール瀧、森優作、九条ジョー(コウテイ)、木竜麻生、倖田來未、竹原ピストル、潤浩、松井玲奈、渡辺佑太朗 、石坂浩二(特別出演)、松田龍平、國村隼が集うほか、Chara が音楽監督を務めるなど、豪華メンバーのコラボレーションが実現した。なおロケ地となったのは、原作者である大橋の生まれ故郷・愛知県蒲郡市。「海のまち」と呼ばれ、三河湾や山々の情緒ある風景が広がる。監督の3名は原作が生まれた場所である蒲郡での撮影にこだわり全編オールロケを行った。竹中直人・山田孝之・齊藤工コメント映画の公開にあたって、竹中直人、山田孝之、齊藤工の3名と、原作者の大橋裕之は下記の通りコメントしている。竹中直人コメント全てのキャスティングが、山田孝之組も、齊藤工組も最高のキャストが集まったと思いますね。僕も本当に理想のキャストだった。役者を演出するのはとても楽しい仕事なんで、撮影が終わって、今すごい寂しいですよ。でもこれからどんな風に仕上がっていくのかという緊張があるので、これからが始まりです。蒲郡の皆さんには大変お世話になりました。本当に良い所ばっかりでしたね。ロケハンも順調だったし。1箇所許可が降りないってなった時にちょっと焦ったんですけど、撮影がなかった時に散歩したら素敵な場所が見つかって、近所の方々もとても協力的な方で、とても皆さん優しくて。蒲郡の天候にも恵まれて、寒いと言っても耐えられない寒さじゃなかった。どこに行ってもご飯が美味しかった。皆さんが作ってくれたお弁当も、とても美味しかった。毎日毎日手書きのメッセージを頂けたのは本当に素敵な時間で、あっという間でした。山田孝之コメント大変なことはありましたが、本当に楽しかったですね。そして何より嬉しかった。このスタッフとチームで撮影が出来たことや、理想的なキャストが集まってくれて、目の前で芝居をしてくれているのが本当に嬉しかったです。特別な演出や見せ方はしていないですが、「お芝居をしていない風に見えること」が一番重要かなと思っていて、その人がその時を生きていて、その時感じた感情から言葉が出てくるようにしなければいけない。なので「相手の言葉を聞いて」というのはよく言っていたかも知れないですね。蒲郡での撮影は、本当に多くの人に助けてもらいました。そのおかげで、極限まで無駄なストレスなく、俳優さんたちに芝居をして頂くことが出来たと思います。地元の方の協力がなかったら出来なかったです。本当に感謝しかないです。大勢で動いていると頭で考えた通りにいかないことがほとんどですが、でも確実に今後の映画作りにおいて何かしら希望になる作品になるんじゃないかと、確信してますね。そうなったらいいな。齊藤工コメントこれまで映画を撮ってきた中で、原作が初めてだったり、このスタイルは初めてだったのですが、振り返ると不安はなかったですね。ロケハンに来る度にここ最高だなって。蒲郡の方々にどうしてもセットじゃ映らない生きた時間があって、街自体の歴史みたいなものが絶対に宿るだろうなって。ここに役者さん達が存在することで間違いなく実写ならではの、ゾッキの世界になるんだろうなって確証があって。撮影が始まっても、キャリアのある竹中さん、山田監督、僕も含めて状況を見てじゃあ一歩下がろうとか、ここはイニシアチブを自分が取ろうとか三者が三様で出来たと思います。その複雑性みたいなものをスタッフの皆さんがきちんと指揮をとって下さって、僕らにとってもやりやすかったし、最高だった。僕らに困惑を見せることなく伸び伸びと、それぞれのシーンを一緒に切り取って下さった。編集に入るのが楽しみです!本当に満足のいく撮影ができたなと思います。大橋裕之(原作者)コメントお弁当に付いてくるメッセージカード(スタッフ・キャストのロケ弁当に添えた応援メッセージのこと)は、幼稚園の園児さんたちが書いてくれて、すごい嬉しいなと思ったんですけど、漫画の内容として、友達のお姉ちゃんのパンツを売ってもらったりとか、道すがら女の人のお尻を触ろうとしたりと、ちょっと大丈夫かな…?僕は大丈夫なんですけど…。でも本当に10何年前になんとなく描いた漫画が映画化して、取り上げて頂いてすごい嬉しいです。やり続けてきて良かったなと思います。映画のスタッフ様も、蒲郡の街の方も関わった皆様が喜んで下さってるのが本当に嬉しいです。まだまだ公開前、公開後も大変だと思うんですけど、宜しくお願いいたします。楽しみにしています。【詳細】映画『ゾッキ』公開時期:2021年4月2日(金)※3月20日(土)より蒲郡市先行公開、3月26日(金)より愛知県先行公開(※一部劇場を除く)監督:竹中直人、山田孝之、齊藤工原作者:大橋裕之脚本:倉持裕出演者:吉岡里帆、鈴木福、満島真之介、柳ゆり菜、南沙良、安藤政信、ピエール瀧、森優作、九条ジョー(コウテイ)、木竜麻生、倖田來未、竹原ピストル、潤浩、松井玲奈、渡辺佑太朗 、石坂浩二(特別出演)、松田龍平、國村隼製作:映画『ゾッキ』製作委員会制作:and pictures、ポリゴンマジック配給:イオンエンターテイメント■『裏ゾッキ』公開時期:2021年春撮影・編集・監督:篠原利恵音楽:重盛康平 題字:大橋裕之出演:蒲郡市の協力者、竹中直人、山田孝之、齊藤工 他製作:映画「裏ゾッキ」製作委員会企画:伊藤主税、山田孝之配給:イオンエンターテイメント©2020「裏ゾッキ」製作委員会
2020年03月02日竹中直人、山田孝之、齊藤工の3名の監督が共同製作する映画『ゾッキ』が、2月24日(祝・月)にクランクアップ。撮影をふり返るコメントや、撮影中の様子をとらえた写真も到着した。本作は、大橋裕之の短編漫画集「ゾッキA」「ゾッキB」の実写映画。およそ30編の短編作品が収録されている原作だが、映画ではその中から多数エピソードを織り交ぜて構成し、舞台演出家・劇作家の倉持裕が脚本を書き上げた。撮影は、大橋氏の生まれ故郷・愛知県蒲郡市で2月4日にクランクインし、初日は竹中監督と齊藤監督が2人で演出するシーンからスタート。今作では、監督たちにはそれぞれ担当のエピソードやキャラクターがあり、それらが繋がったり交差するシーンで2人または3人で一緒に演出した。また、映画初メガホンとなる山田監督は、2人の撮り方を見て後半から始まる自身の担当シーンに備えた。撮影が始まると、初めてとは思えないほど落ち着いていたという。監督たちはキャスト側に立ち、身体やメンタルのケアなど、演じやすい環境作りに努める様子も見られ、それぞれ実演して演出する場面もあり、それ自体が見事で拍手が湧き上がったことも。そして本作のラストカットの撮影は、予定になかった齊藤監督が急遽駆けつけた。3人の監督が一緒にスタートをかけ、21日間の撮影は無事に終了した。本作が監督8作目となった竹中監督は「役者を演出するのはとても楽しい仕事なんで、撮影が終わって、今すごい寂しいですよ」と言いつつも、「でもこれからどんな風に仕上がっていくのかという緊張があるので、これからが始まりです」と気持ちを新たにする。「大変なことはありましたが、本当に楽しかったですね」とふり返った山田監督は、「このスタッフとチームで撮影が出来たことや、理想的なキャストが集まってくれて、目の前で芝居をしてくれているのが本当に嬉しかったです。特別な演出や見せ方はしていないですが、『お芝居をしていない風に見えること』が一番重要かなと思っていて、その人がその時を生きていて、その時感じた感情から言葉が出てくるようにしなければいけない。なので『相手の言葉を聞いて』というのはよく言っていたかも知れないですね」と演出方法を明かしている。齊藤監督は「撮影が始まっても、キャリアのある竹中さん、山田監督、僕も含めて状況を見てじゃあ一歩下がろうとか、ここはイニシアチブを自分が取ろうとか三者が三様で出来たと思います。その複雑性みたいなものをスタッフの皆さんがきちんと指揮をとって下さって、僕らにとってもやりやすかったし、最高だった」と大満足の様子。撮影地の蒲郡市では、映画支援のため蒲郡商工会議所を中心とした官民一体の実行委員会「映画『ゾッキ』蒲郡プロジェクト委員会」が組成。3週間の撮影期間は映画スタッフに加わって200人を超える実行委員が様々な支援を行った。スタッフ・キャストに支給するロケ弁当に応援メッセージを添えるアイディアが出ると、市内の様々な施設で募った手書きのメッセージカード3000枚も集まり、映画製作者と市民を繋げる大変大きなイベントに。蒲郡市全体を巻き込み、街は賑わいをみせたそう。竹中監督も「蒲郡の皆さんには大変お世話になりました。本当に良い所ばっかりでしたね。ロケハンも順調だったし。1箇所許可が降りないってなった時にちょっと焦ったんですけど、撮影がなかった時に散歩したら素敵な場所が見つかって、近所の方々もとても協力的な方で、とても皆さん優しくて。蒲郡の天候にも恵まれて、寒いと言っても耐えられない寒さじゃなかった。どこに行ってもご飯が美味しかった。皆さんが作ってくれたお弁当も、とても美味しかった。毎日毎日手書きのメッセージを頂けたのは本当に素敵な時間で、あっという間でした」と感謝。山田監督も「本当に多くの人に助けてもらいました。そのおかげで、極限まで無駄なストレスなく、俳優さんたちに芝居をして頂くことが出来たと思います。地元の方の協力がなかったら出来なかったです。本当に感謝しかないです」と話している。また、気になるキャストは秋頃発表予定。キャストについては、口を揃えて「理想の、最高のキャストが集まった」と話している。『ゾッキ』は2021年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2020年02月28日ジョニー・デップが、ザ・ポーグスのボーカリスト、シェーン・マッゴーワンについてのドキュメンタリーをプロデュースすることになった。タイトルは『Shane』、監督はジュリアン・テンプル。マッゴーワンはアイルランド人で、「ニューヨークの夢」など数々の名曲を書いた。デップとは30年来の友達ということ。映画は、過去の映像のほか、アニメーションなども含めて構成されるそうだ。海外配給権は、来たるベルリン映画祭でセールスにかけられる。同映画祭ではまた、デップの最新主演作『Minamata』が上映される。文=猿渡由紀
2020年02月06日斎藤工が“齊藤工”名義で、企画・原案・脚本・撮影・写真・声そして総監督を務めた『COMPLY+-ANCE コンプライアンス』。この度、独特の世界観映し出す本予告映像と2種類の新ビジュアルが到着した。日々、忖度やコンプライアンス問題がニュースなどで語られ、自主規制が加速し続ける現代日本。その現状に一石二石、百万石を投じようと齊藤監督が声をかけ始動。コンプライアンスをテーマに、音楽や実写、人形アニメーションなど多様な視点と表現で、日本においての表現限界に挑戦した。監督には、数々の受賞歴をもつ岩切一空や、気鋭の人形アニメーション作家・飯塚貴士、そして齊藤さんもメガホンをとる。出演には、齊藤組に秋山ゆずき、「アルコ&ピース」平子祐希、「ラバーガール」大水洋介、古家祥吾。岩切組に、華村あすか、中井友望、半田美樹、山元駿、川島直人。音楽パートはラッパー・狐火、デジタル・ エレクトロ・ロックバンド「GARI」が担当する。今回到着した予告編では、「世界報道自由度ランキング」の日本のランキングが“67位”だということを知らせる文字からスタート。様々な部分にモザイクがかけられた映像や人形アニメーションといった、各監督の作品の世界観が覗ける。またラストには、齊藤監督自身がとあるデモを体感した自撮り映像が挿入されている。映像と併せて公開されたビジュアルは2種類。齊藤監督の撮り下ろしによるキャスト写真が並ぶ<目隠し版>、秋山さんの宣材写真に校正や落書きを加えた<校正版>。全く異なるビジュアルが完成した。『COMPLY+-ANCE コンプライアンス』は2月21日(金)よりアップリンク渋谷、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。(cinemacafe.net)
2020年01月28日竹中直人、山田孝之、齊藤工という日本を代表する3人の俳優が、“監督”として長編映画を共同製作することが決定した。映画監督としては8作目となる竹中さん、『COMPLY+-ANCE』に続き劇場公開長編3作目の齊藤さん、そして映画作品初監督となる山田さん。この3人が今回映画にするのは、漫画家・大橋裕之の「ゾッキ」。2018年、竹中さんが「ゾッキ」に惚れ込み、「絶対、実写映画化したい!」と強く熱望し今回の製作が始まった。公開中のアニメーション映画『音楽』の原作や、俳優デビューも果たしている大橋氏は、そのタッチやストーリーの唯一無二性から、“孤高の天才”と称されているいま注目の漫画家。「ゾッキ」の語源は、“寄せ集め”や“ひとまとめにした”という古本用語。古本市場で使われる特殊用語で、安い価格で売られるひとまとめで束ねられた「ゾッキ本」からきている。映画化では、本作が生まれた原点である大橋氏の生まれ故郷・愛知県蒲郡市での全編オールロケを敢行し、多彩なキャストや音楽など、それぞれのこだわりや人脈を集結させて、2月に撮影がスタート。また山田さんは、先行単独で蒲郡市入り。ロケ地の視察や現地の人たちと交流し、準備をしてきたという。脚本は、舞台演出家で劇作家、『十二人の死にたい子どもたち』も手掛けた倉持裕。監督たちの感性や原作の作品性を大切にまとめ、書き上げた。<監督コメント>竹中直人まさかこんなときがくるなんて…大ファンだった大橋裕之さんの作品を映画にすることが出来るなんて…まるで夢のようなできごと…夢のまたゆめのようなできごと…ぼくが感じた大橋さんの世界をどこまで映像化出来るのか…この思いに集まって来てくれた方々と夢中になって作ります!山田孝之初めてゾッキを読んだ時の衝撃、感動、恐怖、希望。それらを自分なりの表現で伝える。怖くもあるけどゲボが出るほど楽しみです。監督のイメージはあるものの監督をしたことがない僕ですが、竹中監督、齊藤監督と協力して心を刺激する作品に仕上げたいと思います。齊藤工監督陣がやや派手な門構えに見えるかも知れませんが、作品至上主義の映画人が集まっていて、大橋裕之さんの最高過ぎる原作に忠実に、かつ実写ならではの裏切りを行いたいと思っております。このプロジェクトの発起人である竹中直人さん、そして、この作品に関わるきっかけをくださった前野朋哉さんに心から感謝致します。『ゾッキ』は2021年、全国にて公開予定。(cinemacafe.net)
2020年01月16日ジョニー・デップの次回主演作『Minamata』が、ベルリン映画祭で世界プレミアされることになった。実話映画で、デップが演じるのは、水俣病の実態を記録しようとしたアメリカ人写真家W・ユージン・スミス。真田広之、浅野忠信、加瀬亮、國村隼、ビル・ナイらも出演する。監督はアンドリュー・レヴィタス。ほかには、デイミアン・チャゼルの新作ミュージカル『The Eddy』、ケイト・ブランシェット主演の『Stateless』、ティルダ・スウィントン主演の『The Last and First Men』などが発表されている。全ラインナップは今月後半に発表予定。ベルリン映画祭は2月20日から3月1日まで。文=猿渡由紀
2020年01月15日アイドルグループ・日向坂46の齊藤京子が11日、静岡県静岡市のツインメッセ静岡 北館大展示場で開催された「SDGs 推進 TGC しずおか 2020 by TOKYO GIRLS COLLECTION」(TGC しずおか 2020)に出演した。齊藤は、韓国ブランド「17kg」ステージのトップバッターを飾り、ミニ丈のワンピース姿を披露。歓声を浴びながら笑顔でランウェイを歩き、キュートな指ハートを飛ばす場面も。先端ではウインクし、観客を魅了していた。「TGC しずおか」は、地域の魅力や産業をコンテンツ化し全国へ向けて発信する東京ガールズコレクション(TGC)による「TGC地方創生プロジェクト」の一環で、今年2回目の開催。昨年は、国連総会で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」(SDGs)の普及を目的に開催されたが、2年目となる今回は、より具体的にSDGsに取り組んでいきたいという思いを込めて「LET’S TAKE ACTION」をテーマに掲げ、ファッションショーやライブイベントなどを展開した。
2020年01月12日ジョニー・デップがマイケル・ジャクソンの人生を描くミュージカル「For the Love of a Glove: An Unauthorized Musical Fable About the Life of Michael Jackson, as told by his Glove」(原題)をプロデュースするという。「Page Six」が報じた。タイトルは、「グローブの愛:グローブが語るマイケル・ジャクソンの人生についての非公式ミュージカル寓話」の意で、マイケルの象徴ともいえる、あのスパンコールグローブが語り手として登場するミュージカルだとのこと。脚本を手掛けたのはジュリアン・ニッツバーグ。「いろんな伝記を手掛けていることで知られているぼくに、最初はあるメジャーなテレビ局が(マイケルの)伝記映画を作らないかと声を掛けてきた」とのことだが、マイケルの性的暴行疑惑について劇中でどう対応するべきかという問題が生じた。「だから、こう提案したんだ。『マイケルにかかっている疑惑は、すべてグローブのせいで、そのグローブはヴァージンの少年の血をエサとして生きているエイリアンだってことにすれば?』ってね」。テレビ局の製作陣は大笑いしたものの、「普通のバージョンの作品にしてほしいんだが…」と却下し、映画化は流れたもよう。ニッツバーグはこの案をミュージカルに生かしたというわけだ。ジョニーは自身の製作会社「Infinitum Nihil」を通してプロデュースを行う。1月25日からカール・セーガン&アン・ドルーヤンシアターで上演開始予定。(Hiromi Kaku)
2019年12月02日来年放送されるHBOアジア制作のオリジナルアンソロジーシリーズ「フードロア」のひとつ、齊藤工監督作「フードロア:Life in a Box」の主演が安田顕に決定。ほか全キャストが発表された。本シリーズは、シンガポールの巨匠エリック・クーが製作総指揮を務め、アジアの8つの国<日本、シンガポール、インド、インドネシア、マレーシア、フィリピン、タイ、ベトナム>を舞台に、アジア料理をテーマに魂を味と香りで表現する複数のエピソードからなるアンソロジーシリーズ。2019年に第1弾の「フォークロア」シリーズにつづき、今回アジア各国の気鋭監督が集結し、“食”をテーマにした8エピソードが展開される。日本からは、俳優・監督として活躍する齊藤さんが第1弾「フォークロア:TATAMI」に引き続き、「フードロア:Life in a Box」の監督として参加。せわしない東京から離れた電車の中、スランプに陥った絵本作家、妻を亡くしたばかりの男と彼の娘、引退した年老いたプロレスラーと、3組4人の乗客が偶然居合わせた。電車の中で彼らの孤独な人生が交錯したとき、長い間忘れていたある食にまつわる記憶が呼び起こされる…というストーリー。主演を務めるのは、『愛しのアイリーン』「正義のセ」「下町ロケット」や、現在放送中の「俺の話は長い」にも出演する安田顕。妻を亡くしたばかりの男を演じている。さらに、ミュージシャンの傍ら俳優としても活躍する安藤裕子が絵本作家役、プロレスラーのザ・グレート・カブキが元プロレスラー役、女優でモデルの川床明日香が安田さん演じる男性の娘役。ほかにも、女優・松原智恵子が出演、板谷由夏も友情出演している。なお、齊藤監督作品のほかにも「フードロア」シリーズには、エリック・マッティ監督「Island of Dreams」、ファン・ダン・ジー監督「彼は魚をさばき、彼女は花を食べる」、ビリー・クリスチャン監督「マリアの秘密のレシピ」、ドン・アラビンド監督「A Plate of Moon」、ペンエーグ・ラッタナルアーン監督「ケータリング」、エリック・クー監督「タマリンド」、ホー・ユーハン監督「Stray Dogs」というエピソードで構成されている。「フードロア:Life in a Box」は2020年2月15日(土)12時~スターチャンネルほか放送。(cinemacafe.net)
2019年11月21日俳優の斎藤工が“齊藤工”名義で約50分の中編映画『TATAMI』を完成させた。米ケーブルテレビ放送局HBOのアジア部門である“HBOアジア”が、アジア6カ国を舞台に製作したホラーアンソロジー『フォークロア』シリーズの“日本代表”。各国の民間伝承をベースにした恐怖の競演は、シンガポール映画界の巨匠で、齊藤が主演した『家族のレシピ』のエリック・クー監督が製作総指揮を務めている。すでに長編監督デビュー作『blank13』で、その手腕が高く評価された齊藤が、日本のホラーという“縛り”の中で選んだのが、畳という題材だった。「スポーツのアジア予選じゃないですけど、他の5作品との“勝負”は意識しましたね。勝ち負けではありませんが、作品への評価は如実に出ますから。その上で、各国の特性を表現するプロジェクトなので、日本なら畳かなと。畳(TATAMI)そのものが世界共通語でもあるし、目には見えない畳の裏側に、漠然とした恐怖が宿るという感覚は、とても日本らしいと思いました」(齊藤)。ホラー映画に初挑戦し「恐怖の強度を盛り込み、どこに力点を置くべきか考えた。やはり、ジャンル映画は、客席が沸くような描写が必要ですから」と振り返る。主演を務めるのは、日本映画界には欠かせない存在の北村一輝。最近では『アラジン』の日本語ボイスキャストとして、悪役ジャファーを演じ話題を集めたが、いち早く海外に目を向け、『KILLERS キラーズ』(日本・インドネシア合作)、『ザ・レイド GOKUDO』(インドネシア)に出演したアジア進出の先駆者でもある。「国により、恐怖の対象にいろいろなパターンがあり面白いし、畳に目をつける齊藤さんのセンスも“らしいな”と。例えば『KILLERS キラーズ』では、人が人を殺す恐怖を描いていますしね」(北村)。本作では、殺人事件を追うフリーライターの主人公を演じ、父親の急死をきっかけに、“畳に沁みついた”家族の忌まわしい真実に向き合う難役に挑んだ。役作りについて聞くと「ホラー映画は観客がどう見るか、そこを考えないといけない。だから、役作りはもちろん大切ですが、“自分がそこにいる”そのこと自体が大事かなと思いますね」と答えてくれた。「アジア、そして世界への挑戦」とも言うべき今回のタッグ。実現の裏には、齊藤と北村が育んだ20年来の親交があった。「僕がほぼ初めて足を踏み入れた映画の現場に、北村さんがいらっしゃった。それ以来、背中を見続けています。今回も本当にお忙しい中、徹夜で台本と向き合ってくださり、共犯関係を築きながら、クランクインできた。タイトな撮影でしたが、信頼と安ど感がありましたね」(齊藤)。それでは北村の目には、監督“齊藤工”はどのように映ったのだろうか?「アーティストだよね。まるで絵を描いている感覚。現場で声を荒げるようなこともなく、すごくコツコツ積み上げていくタイプ。監督をやっていくうえで必要な技術とセンスを持っていると思いますね。もちろん、俳優の目線もあるし、“これって、やりにくくないですか?”といったディスカッションもしやすい。やればやるほど、悩むことも多いでしょうけど、今後も監督業を続けてほしいと思いますよ」(北村)『フォークロア』(全6話)BS10スターチャンネル【STAR2 字幕版】11月10日(日)午後2:45~ 一挙放送 ほか※齋藤工監督『TATAMI』は11月10日(日)15:45~取材・文:内田 涼スタイリスト:【北村】中村剛(ハレテル)、【齊藤】川田力也【北村衣装】ジャケット400000円、Tシャツ55000円、パンツ140000円、シューズ105000円 以上全てグッチ(グッチ ジャパン)(問い合わせ先)グッチ ジャパン クライアントサービス(グッチ)0120-99-2177【齊藤衣装】オールインワン 210000円(Kazuki Nagayama/STUDIO FABWORK)
2019年10月10日ジョニー・デップが出演する「クリスチャン ディオール(Christian Dior)」の香水「ソヴァージュ」の新CMに批判が殺到し、ディオールがSNSからCMを削除した。批判の理由は「文化の盗用」で、CMにネイティヴ・アメリカンや彼らの文化が使われていることに「不適切」との声が上がっている。同CMでポンチョをまとったジョニーは砂漠でギターを弾き、伝統的な衣装を身につけたネイティヴ・アメリカンの男性は崖の上でダンスを踊っていた。ネイティヴ・アメリカンのドレスを着た女性も登場。ディオールは、「ネイティヴ・アメリカンの文化に対する力強い賛辞とリスペクトを持って描いた」と表明し、ネイティヴ・アメリカンのコンサルタントを起用して制作したにもかかわらず、インターネット上では憤りの声が上がっている。そもそもディオールはフランスの会社であるのに、なぜネイティヴ・アメリカンを描く必要があるのかという疑問を呈する声や、フランス語の「ソヴァージュ」は英語に訳すと「Savage」であり、ワイルドな、手つかずの、野蛮な、などの意味を持ち、その香水のCMにネイティヴ・アメリカンを登場させたことにも非難が集まった。ジョニー・デップも批判の対象となっている。一方で、少数派ではあるが、「どうしてみんながそんなに怒っているのかわからない。純粋に、美しいCMだと思った」、「おれはネイティヴ・アメリカンだけど、何も気にならなかったけど?」といった声もみられる。(Hiromi Kaku)
2019年09月02日離婚は成立しているものの、まだ裁判で争っているジョニー・デップ&アンバー・ハード。その内容は、ジョニデがアンバーに対して暴力を振るったとされるDV問題で、ジョニーはDVを否定しアンバーを名誉棄損で訴えている。アンバーは顔と身体があざだらけになった写真を公開したが、ジョニデ側は「あれはペイント(偽装)で、世間の同情を集めるため」とアンバー側の策略を主張している。そのジョニデの主張の証人になりうる人物としてジェームズ・フランコが浮上した。暴力事件から24時間後の監視カメラの記録映像で、アンバーとジェームズが一緒にエレベーターに乗っている姿が確認された。ジョニデの弁護士は、ジェームズにアンバーがそのときどのような状態であったかを証言してもらいたいようだ。また、監視カメラの記録と目撃者の証言により、ジェームズとアンバーが「密会していた」ことも示唆している。一方、アンバーの弁護士は、「アンバー・ハードとジェームズ・フランコは、当時同じマンション内に住んでいて、ただ同じタイミングでエレベーターに乗っただけです。以上」とし、ジョニデ側に対して「哀れですね」とコメントしている。(Hiromi Kaku)
2019年07月04日アイドルグループ・日向坂46の加藤史帆、齊藤京子、佐々木久美、河田陽菜、小坂菜緒、丹生明里が17日、都内で行われた「日向坂46『FROZEN PARTY』アンバサダー就任披露イベント」に出席した。ローソンは、全国の店頭で販売しているアイス『FROZEN PARTY』(フローズン・パーティー)の商品アンバサダーに、日向坂46を起用。同商品は、「毎日を頑張るすべての女性」をターゲットにしているおり、この日は抽選で選ばれた200人の女性ファンを招いてのイベントに、日向坂46のメンバーが登場した。200人の女性ファンを前にしてキャプテンの佐々木久美は「うれしいですね。女性限定というのはあまりないので、すごく今日を楽しみにしていました」と笑顔を見せ、「私自身も撮影の時に食べさせていただきました。すごく美味しくてビックリしたので、皆さんもたくさん食べてください」と同商品をアピールした。イベント中には、観客からの質問に答えるコーナーもあり、「夏メイクで崩れないように気をつけていることは?」という質問に、齊藤京子は「光り輝かせるメイクをしています。夏は熱いので、白い粉が必須だと思いますね」と回答し、「白いお粉は全員塗っています(笑)」と暴露する場面もあった。また、得意料理については「餃子ですが、レシピがあれば何でも作れます」(佐々木)、「お菓子作りが好きで、小学生の頃からお母さんと作っていました」(小坂)と料理自慢のメンバーがいる中、河田陽菜が「料理は1回ハマって作っていたんですが、人が作る料理の方が美味しいのでやめました」と話した。イベントの最後には『FROZEN PARTY』をイメージしたゆるキャラを3分間で書き上げるコーナーも実施。最終的には河口が優勝して『FROZEN PARTY』の1年分を賞品として受け取り、「ありがとうございます。すごくうれしいです」と喜んだが、最下位には佐々木久美をモデルにしたキャラクターを描いた加藤史帆に決定。加藤は「佐々木久美をイメージしました。時間がなくてあまり似てないですね(笑)」と言い訳をするも、モデルとなった佐々木は「違いますよ! 私こんなにほくろ大きくないです!」とご立腹。最後に罰ゲームとして愛の告白を披露した加藤は、引き気味の客席を一望して「何この空気? 今日ずっと辛い…(笑)」と苦笑いだった。
2019年06月18日6月9日に56歳の誕生日を迎えるジョニー・デップ。今年に入ってからは実在のフォトジャーナリスト、ユージン・スミスを演じた映画『Minamata』(原題)の撮影や、バンドのツアーなど活発に活動している。■出演最新作は撮影終了、恋人との交際も順調今年に入ってすぐ、セルビアのベオグラードで撮影が始まった『Minamata』(原題)は、1950年代に熊本県水俣市で発見された工業排水が原因の公害病「水俣病」の実態を追うアメリカ人フォトジャーナリストとその妻を描いた物語。ジョニーは製作も兼任している。1970年代前半にスミスが日本に滞在して取材していたのは50代の頃で、現在のジョニーとほぼ同年代。公開された場面写真のジョニーは髭をたくわえ、カメラを構える姿もスミス本人に生き写しだ。すでに撮影は無事終了し、現在ポストプロダクション中。美波、真田広之、浅野忠信、加瀬亮、國村隼といった海外でも活躍する日本の俳優たちも多数出演する同作は2020年に公開予定だ。ベオグラードでの撮影中、ジョニーと一緒にいたのは昨年から交際中とうわさされるロシア人ダンサーのポリーナ・グレン。歳は20代前半というから30歳以上年下だが、昨年ロサンゼルスのパーティで知り合ったという。ジョニーの方から声をかけたが、2年前にロシアから来たばかりだった彼女はジョニーが誰なのか知らなかった…という話だったが、最近、ロシア時代の友人がポリーナは10代の頃ジョニーの大ファンだったことを暴露。これが事実なら、彼女はちょっとした策士かも。2人は現在ロサンゼルスで同居中、交際は順調のようだ。■いまだ俳優活動に影響を及ぼすスキャンダルただ、公私とも充実と言い切れないのは、2016年に離婚したアンバー・ハードとの終わりなき争いがあるから。2015年2月に結婚したアンバーが翌年5月に離婚を申請、ジョニーから家庭内暴力(DV)を受けていたと公表した直後ら、双方が互いの主張を否定し合う中傷合戦が始まった。長期化するかと思われたが、離婚そのものは同年8月、ジョニーが700万ドルの和解金を支払うことで合意に達した。その際、この件については今後一切語らないという条件があったのだが、アンバーは昨年12月に「ワシントン・ポスト」紙にDVの被害者として意見記事を寄稿。性的暴力に反対する声を上げたことで、メディアからネガティブな報道をされ、出演が決まっていた映画から降板させられたと綴ったのだ。名指しはしていないが、ジョニーとの一件について語っているのは明らか。ジョニー側は「暴行したことは一度もない」と完全否定し、名誉毀損で5000万ドルの損害賠償を求める訴えを起こした。ジョニーは5月に提出した陳述書の中で、DVの被害者はアンバーではなく自分だと主張。離婚申請当時、アンバーが公表した顔にあざのある写真もでっちあげだとしている。わずか15か月だった結婚生活よりもはるかに長引く泥沼の争いは、ジョニーのキャリアにも影響を及ぼし始めている。製作が予定されている『パイレーツ・オブ・カリビアン』リブート作からの卒業説や、またゲラート・グリンデルバルドを演じている『ファンタスティック・ビースト』シリーズへの続投を疑問視する声が一部で上がっているのも、アンバーとの争いでジョニーのイメージダウンが著しいからと言われている。この間には浪費がかさみ、資産管理をめぐって元マネージャーに対して訴訟を起こすなど、離婚以後は波乱含みの日々が続いている。■今後も続く映画出演それでも前述の通り、今年後半以降はスキャンダルよりも本業の俳優としての活躍に期待できそうだ。97年に起きたラッパーのノトーリアス・B.I.G.殺人事件の捜査官を演じる『City of Lies』(原題)やマーク・ライランス、ロバート・パティンソン共演の『Waiting for the Barbarians』(原題)など公開が待ち通しい作品の出演が続く。2015年にアリス・クーパー、エアロスミスのジョー・ペリーらと結成したロックバンド、「ハリウッドヴァンパイアーズ」の活動も断続的に続いている。5月には短期間の北米ツアーを行い、エネルギー事業に携わる企業「SSE」が2018年に行われたベストな公演を表彰するSSEライブ・アワードで、ベストグループ賞を受賞。俳優とミュージシャン、二足のわらじを上手に履き分ける幅広い活躍が期待できそうだ。(text:Yuki Tominaga)
2019年06月09日俳優のジョニー・デップは、元妻で女優のアンバー・ハードが虐待被害をでっち上げたと改めて批判し、また、DVの加害者はアンバーで自分は被害者だと訴えた。現在、2年間の結婚生活で身体的にも精神的にも虐待を受けたと主張するアンバーに対して5000万ドル(約55億円)もの名誉棄損の裁判を起こしているジョニーは、自身に対する訴えを断固として否定し、虐待で荒廃した男女の生活とは何かはっきりとさせたいとする書類を裁判所に提出した。ザ・ブラストが入手した書類の中で、ジョニーは弁護士ではなく自らの言葉でこう述べている。「目撃者や防犯カメラの映像が痣などなかったと証明しているにも関わらず、でっち上げた痣を理由に裁判所から保全命令を引き出そうとした2016年5月以来、ハード氏の主張を否定してきました。残りの人生でも否定し続けるつもりです。ハード氏はおろかいかなる女性も虐待したことなどありません」「(名誉棄損の訴訟を起こした理由は)私の名誉を回復するためだけでなく、虐待で荒廃した生活を送る男女の方々に、そのスポークスパーソンであると称するハード氏が嘘を繰り返しているということをはっきりとさせたいのです」「何年も自分の無罪を主張してきましたが、やっと数々の彼女の作り話を全て否定し、それを証明する段階にたどり着きました」アンバーから数々のDVの被害例を挙げられているジョニーは、新しい証拠品が見つかったことで訴訟に踏み切ったという。さらにジョニーは、アンバーの嘘は矛盾や二転三転の繰り返しであり、宣誓証書や写真、音声、ビデオなどの証拠品によって否定されているとしている。反対に、ジョニーは自身に対するアンバーのDVを訴えており、それにより結婚中に負った怪我の写真もあるそうだ。「ハード氏は私に対して嘘の虐待被害を主張していましたが、実のところ、結婚生活の中で述べられたようなDVはありました。しかし彼女が加害者で、私は被害者でした。処方されたアンフェタミンや市販薬を酒と共に摂取すると、ハード氏は私に例に挙げていたようなDVを働きました。その大半は居合わせた第三者が目撃しており、そのせいでひどい怪我をすることもありました」「付き合い始めてからずっと、ハード氏からDVを受けていました。殴る蹴るの暴行を加えられたものです。また、頻繁に私の体や頭をめがけて、重いボトルやソーダの缶、火がついたキャンドル、テレビのリモコン、(有機溶剤の)シンナーの缶などを繰り返し投げつけてきて、私はひどい怪我を負いました」そしてジョニーは最後に、アンバーの訴えがほぼ証言に基づくものであると指摘し、「#MeToo」運動の一部である「#believewomen」の概念を当てにしていると批判している。(C)BANG Media International
2019年05月22日2年以上前に離婚が成立しているジョニー・デップとアンバー・ハードが、新たな争いに突入した。「People」誌にジョニーの弁護士が語った。昨年12月18日(現地時間)、アンバーが家庭内暴力(DV)の被害者として「ワシントン・ポスト紙」に寄稿。その寄稿文の内容は、名前は出ていないもののジョニーがアンバーに対するDVの加害者として書かれていたという。弁護士は「デップ氏は、ハード氏を暴行したことは一度もありません。2016年に彼女がデップ氏に対して主張したDV疑惑は誤りです。彼女の公でのポジティブなイメージアップとキャリア向上のための、手の込んだでっちあげなのです」と語り、アンバーの被害者ヅラを指摘。寄稿文がジョニーの名誉を毀損しているとして、5000万ドル(約55億円)の損害賠償を求めた。アンバーの弁護士側は「アンバー・ハードを黙らせようとするために必死ですね。浅はかな行動です。彼女が口を閉ざすことはありません。こういったデップ氏の行動は、現在も続く自身の暴力的な振る舞いを受け入れることができていない、その証明です」とコメントし、「彼は躍起になって自滅に向かっているようですが、その間に私たちは事実無根の訴訟に勝ち、クライアントに対する卑劣なハラスメントを止めさせるつもりです」と強気の姿勢を見せた。(Hiromi Kaku)
2019年03月04日白黒写真家としても活躍している齊藤工(俳優:斎藤工)のアート作品が、12月13日~16日、フランス・パリのルーヴル美術館に展示されることがこのほど、明らかになった。俳優のみならず、劇場体験の少ない子供たちや劇場のない地域、被災地を中心に、劇場体験を届けることを目的に活動している「cinema bird(移動映画館)」や、初の長編映画作品『blank13』が8冠(第20回上海国際映画祭 最優秀監督賞アジア新人賞部門含む)を達成するなど、クリエイターとしての才能を発揮。最近では白黒写真家としても活躍している。そんな齊藤工のアート作品が、パリ・ルーブル美術館 地下巨大空間カルーゼル・デュ・ルーブルで開催されるアート展「SALON DES BEAUX ARTS 2018」にて展示されることが決定(展示期間:12月13日~16日)。歴史ある学生のアートコンクール「学展」が同アート展に参加することとなり、齊藤は学展ゲストアーティストとして参加する。齊藤は「私事ですが、今年は覆面・匿名でR-1グランプリに挑戦したり(1回戦落ち)、吉本工業のNSCに通ったり(23期生)、ストリートでコントのパフォーマンスをしたり(ほぼ無視)、私なりに恥をかき捨て新しい景色を見てきましたが、まさか年の終わりにこのような事になるなんて、1ミリも思い描いていませんでした。しかしながら、どの表現も全力を尽くして来た所存なので、今回もそんな心持ちで臨ませていただきました。私如きをルーヴル美術館と言う特別な場所に導いて下さった方々、作品作りにご協力頂いたKIKO ARAIさんに心から感謝致します」とコメントしている。齊藤工撮影の写真モデル:江波杏子提供:フィガロジャポン
2018年11月20日俳優の斎藤工が齊藤工名義で発案した「cinema bird(移動映画館) in 沖縄 2018」が10日、沖縄県うるま市の伊計島にて開催され、齊藤をはじめ、歌手のChara、お笑いコンビのカミナリ、お笑い芸人の永野、ミラクルひかる、女優の伊藤歩らが登場した。「cinema bird」プロジェクトは、劇場体験の少ない子供たちや劇場のない地域の人たちに、同じ空間で感動を共有する劇場体験を届けることを目的として開催するもの。過去には宮城県石巻市、福島県広野町、大分県豊後大野市、福島県南相馬市、熊本県山鹿市で開催、今回は6回目となるが、7月に台風の影響で中止となり、今回、満を持しての開催となった。沖縄らしい心地よい気候と天気に恵まれた会場の伊計ビーチには、巨大なスクリーンとライブステージが設置。開場前から100人ほどが列を作り待っていたが、開場とともにウェルカムライブで齊藤自身が来場者を出迎えるという粋な演出で盛り上げた。映画上映前には、このプロジェクトですでにお馴染みの永野やミラクルひかる、そして今回、初参戦となったカミナリによるお笑いライブを実施。波の音と一緒に、齊藤、アーティスト・古賀小由実、豪起の3人による“cinema birds”によるゆるやかな音楽ライブも行われた。また、プロジェクト初期にはボランティアとしても参加していたという伊藤も歌声を披露した。映画は、齊藤自身が制作を行った『映画の妖精 フィルとムー』をはじめ、3本の映画を昼の部と夜の部の2回に分け参加費無料で上映。2部全体で限定800人の観客が来場した。さらに、Charaによるライブも行われ、彼女の織り成す世界観と波の音がマッチし、会場は完全にリラックスモードに。イベントの最後には、ゲストがそろって出口で来場者と握手とハイタッチを交わし、一人一人を丁寧に送り出すなど、最後まで心のこもったおもてなしとなった。齊藤は、冒頭のウェルカムライブ中に「今日は目白押しのイベントですので、楽しんでください。“伊計祭り”とも呼べるイベントにしたいと思っています。沖縄に来て、沖縄の歌を歌えるってすごいうれしいです」とあいさつ。お笑いライブでは、「以前永野さんの営業のライブにこっそり一緒に出させてもらった事があって。お客さんが8人だったから、びっくりしましたよ。本当に鍛えられました(笑)」と驚きのエピソードを披露した。また、終盤には「今のCharaさんのライブを聞いていて、今日一日のこの空間、この時間が細胞の一つ一つに染み込んでしくような、どこか皆さんの身体の一部になっているんじゃないかな、と。皆さんの背中越しにCharaさんの歌っている姿が見えて、なんて贅沢なんだろうと思っていました。僕にとっては、これが最高の心の贅沢だな、と思いますね」としみじみ。「地元の方々がこの企画を受け入れてくれて、テクニカルスタッフもほとんど沖縄の方なんです。僕らが持ち込んだのは、映画の素材とゲストの方々と“自分たちも楽しみたい“という思いだけ。あとはここにいる皆さんが完成させてくれました。『終わらなければ良いのに』という時間を過ごさせていただきました」と感謝の思いを伝えた。伊藤は「実は7月の中止になってしまったとき、前乗りをしていたのが工さんと二人きりだったんです。テレビで『昼顔』をオンエアした2日後なので(ドラマの続きかのように)沖縄までついてきてしまって、もはやホラー映画みたいだよね、と(笑)」と齊藤とのエピソードを披露。永野は「工さん、歌がうまくてびっくりしましたよ。スタッフにあの声誰って聞いたら、工さんだって言うから」と齊藤の歌声に驚いていた。
2018年11月11日“Mr.ビーン”としてお馴染みのローワン・アトキンソンが主演を務める人気スパイシリーズ最新作『ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲』が、いよいよ11月9日(金)より公開。この度、主人公ジョニーがキレキレのダンスを披露し、なぜかオルガ・キュリレンコ演じる謎の美女との対決を制してしまう(?)笑撃の本編映像が、シネマカフェに到着した。“007”ことジェームズ・ボンドと同様、英国のスゴ腕スパイなのにコードネームは特になし。イーサン・ハントとは異なり、どんなミッションも全て不可能(インポッシブル)にしてしまう。そんな恐れ知らずの“天災的”スパイ、ジョニー・イングリッシュが6年ぶりに帰ってくる本作。この度、本編の中から到着したのは、謎のキレキレダンスで暗殺のピンチを幾度もくぐりぬける笑撃映像!「バナナラマ」のディスコソング「ヴィーナス」に合わせ、スパイとは想像もつかないほどに目立つハイテンションダンスを披露するジョニー。純粋にノリノリなのか?いや違う。では、酔っぱらっているか?それも違う。実はスパイ道具のひとつである2種類の錠剤が入ったカプセルの超速効のスーパー精力剤(!)を飲んでしまったため。一体、どんなスパイ活動中なのだろうか...。そこにジョニーが一目惚れした謎の美女オフィーリア(オルガ・キュリレンコ)が登場。妖艶なダンスでジョニーの背後に手を回すと、なんと、彼女が身に着けている腕時計から目に見えないくらい細いワイヤーが!次の瞬間ジョニーの首元にあてがい、ジョニーを絞殺しようとする!しかし、それをスピンで華麗に回避、そこからオフィーリアとペアダンスに突入するジョニー。彼は殺されかけていることなどつゆ知らず、しつこいくらいに目で愛を訴えかける。オフィーリアは諦めず、再度後ろからワイヤーをあてがうのだが…。本当は、ジョニーは天才的スパイなのかも!?また、クールビューティーなオルガのコメディエンヌっぷりも楽しめる本編映像となっている。『ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲』は11月9日(金)より全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲 2018年11月9日より全国にて公開ⓒ2018 UNIVERSAL STUDIOS
2018年11月09日ジョニー・デップが『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズでジャック・スパロウを演じるにあたり、とんでもない方法で役作りを行ったことを明かした。ここ数か月、ファンの間でジョニーの健康状態が不安視されている中、先月ジョニーはさらにファンを不安にさせるすさまじい役作りを語ったのだ。「キャプテン・ジャックは、サウナで生まれたんだ。うちのサウナでね。ジャックって男は、人生のほとんどを海の上で暮らしてきた。だから、俺はこう考えた。脳みそに避けられないような灼熱を浴びて、対処しなければならないようなこともあったんじゃないかって」。そんな考えから、サウナで役作りを決意したジョニー。「サウナの温度を上げて…1000度くらいにね、メンタルに影響が出るくらいまで中に座ってたんだ」。1000度というありえない温度に観客たちは大爆笑。さすがにその温度が真実だとは思えないが、「脳みそが溶けるような体験」をしたことで、あのジャック・スパロウ役ができあがったという。「Medical News Today」は、水分が失われ血圧の変動が激しいサウナで無理をすれば、突然死を招くこともあると報じている。(Hiromi Kaku)
2018年11月08日“Mr.ビーン”として日本でも大ブレイクした、イギリスを代表するコメディアン、ローワン・アトキンソンが主人公を演じる『ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲』。この度、“ボンドガール”として一躍脚光を浴びたオルガ・キュリレンコの場面カットがシネマカフェに到着した。ジェームズ・ボンドと同じく、イギリスのスパイなのにコードネーム(007)は特になし、イーサン・ハントと異なり、どんな作戦(ミッション)も全て不可能(インポッシブル)にしてしまう、恐れを知らない&危険を知らない、そして何にも分かっていない“天災的スパイ”ジョニー・イングリッシュが、6年ぶりに活躍(?)する本作。今作には、事件の鍵を握る謎の女オフィーリア役でオルガ、イギリスの首相役でエマ・トンプソンと、“無駄に豪華過ぎる女優陣”が脇を固めているのも見どころの一つだが、今回到着したのはそのオルガ演じる謎の女の場面写真だ。グラマラスな美女はスパイ映画には欠かせないが、到着した写真では、胸元を大胆に開け大人のセクシーな魅力全開のドレスに身を包み、銃を構え鋭い視線を送る姿や、ジョニーを背後から見つめ、彼に自分の正体を明かす重要なシーン。そして、物語の終盤で近代的なスケルトンPCに向かい、緊迫した表情を見せるオフィーリアが映し出されている。一体、彼女は何者なのか?敵か味方か?謎が深まるばかり。今回の役についてオルガは、「最初、彼女はミステリアスなキャラクターなの。彼女が何者で何が目的かわからない」とその謎っぷりを説明。また、脚本のウィリアム・デイヴィスは、「ボンド映画のような世界に存在する女優を起用したいと思っていたけど、簡単にはいかなかった。他のキャラクターは全員リアルな存在だし、ジョニーの行動に対する反応も現実的である必要があったからね。ふざけた感じになってはダメなんだ。ジョニーに対してリアリティ溢れる反応が重要で、その点オルガの演技は非常に素晴らしかった」と『007/慰めの報酬』に出演したオルガはまさに適任だったと語っている。そして、「彼女は優れたコメディ女優」と話す監督のデヴィッド・カーは、「シーンによっては軽めの演技をしなければならないこともよく理解していた。とにかく、本作ではジョニーを現実的な世界に登場させることが重要だった。オルガの演技のお陰で、ローワンの行動に現実味が出たよ。何よりも彼女特有の知的なコメディセンスを発揮してくれた」と絶賛している。今回オルガが演じたオフィーリアは、物語後半までその正体が明らかにされないが、ジョニーは彼女に一目惚れし、ロマンスを体験できると思い込んでしまうのだ。その勘違いっぷりは甚だしく、本作では2人のコメディ全開のやりとりも必見だ。『ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲』は11月9日(金)より全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ジョニー・イングリッシュ アナログの逆襲 2018年11月9日より全国にて公開ⓒ2018 UNIVERSAL STUDIOS
2018年10月19日『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』に引き続き、『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』でゲラート・グリンデルバルト役を演じているジョニー・デップが、世間を騒がせたキャスティング論争について意見を述べた。『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が公開された後、ジョニーは元妻のアンバー・ハードからDV被害を訴えられたり、元ボディーガードに酒癖の悪さや薬物使用の悪習を暴露されたりと、激しいイメージダウンに見舞われた。そのため、『ファンタビ』の続編にジョニーが再起用されることが報じられると、『ファンタビ』のファンたちが「映画のイメージにふさわしくない!」という不満や批判を原作者のJ・K・ローリングやデヴィッド・イェーツ監督にぶつけたのだった。ジョニーはこの“事件”を「Entertainment Weekly」誌との対談で「正直に言って、J・K・ローリングが気の毒でしかたなかった。人々のいろんな意見にうまく対処しなければならなかったんだから」とふり返っている。「それに、俺が不当に非難されているっていう事実はいまも変わらない。だから、『Sun』紙を名誉棄損で訴えているんだ。俺に対する間違った批判を何度も繰り返している」と、事実と異なる情報を流すメディアを批判した。「J・Kは何が正しいかを知っている。だから、俺を公式にサポートしてくれた。彼女は物事を軽く見ない。真実を知らなければかばってくれなんてしないよ。そういうわけさ」と語るジョニー。ローリングはジョニーの再起用をめぐり、「ジョニーに主要な役を演じてもらえるのは本当にうれしいこと」と擁護していた。(Hiromi Kaku)■関連作品:ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生 2018年11月23日より全国にて公開©2018 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved. Harry Potter and Fantastic Beasts Publishing Rights ©J.K.R.
2018年10月12日女優のアンバー・ハードの弁護団が、精神的に苦痛を与え続けているとして俳優のジョニー・デップを非難した。先日の英GQ誌のインタビューの中で、ジョニーがアンバーとの2年前の離婚について口を開いたことを受け、アンバーの弁護団は双方間での守秘義務に反していると指摘している。ザ・ハリウッド・レポーターに出された声明にはこう書かれている。「デップ氏の発言についてGQが基本的な事実確認を行っていたら、その発言が完全に虚偽であることがすぐに分かっていたことでしょう」「デップ氏は守秘義務をあからさまに無視しただけでなく、その根拠のない主張についてハード氏が返答する機会を何度も拒否してもいるのです」「自分の人生においてかなりの汚点と言える時期を忘れようとしているハード氏を、デップ氏は恥ずかしいことにも精神的に痛め続けています」問題となっているインタビューで、ジョニーはドメスティックバイオレンスという明らかに自分らしくない行動の疑いをかけられたことに傷ついたと話した。また、2016年8月にTMZが公開した、アンバーの手から携帯電話を取り上げているように見える動画について、それが言われているよりもさらに昔のものであり、前後関係が無視されているとしてこう話していた。「あの出てきた、または誰かが作りあげた動画は、誰かの携帯で撮影されて、突然YouTubeに現れたけど、(ロサンゼルス)のダウンタウンじゃなかった」「彼女は最近のもののように見せかけたかったんだ。もっと古い動画だし、(実際には)俺が大金を失ったと分かった時の話だったんだ」(C)BANG Media International
2018年10月05日ジョニー・デップが2016年に元妻アンバー・ハードへ暴力を振るったとされている疑惑を、自ら完全否定した。イギリス版「GQ」誌の11月号の誌面で、この件について語ったジョニー。「俺が愛する人を傷付けるかって?脅すみたいに?いいや、やってない。そんなの全く俺らしくないよ。だから、当初は黙っていることにした。わかるだろう?この件は俺にずっとつきまとい、どんどんおかしな展開になるってことがわかってたんだ」と当時多くを語らなかった理由を明かす。「どうして全くのうそで誰かを攻撃することができるんだろう」とアンバーへの不満を隠せない。ジョニーのDV疑惑が報じられてから気がかりだったのは、家族や子どもたちのことだったという。特に息子のジャックくんは当時14歳で、多感な時期。「あの子にとっては、学校に行くのも大変だったと思うよ。『ほら、あいつスゴイよな。親父が女をぶん殴ったらしいぜ』なんて言われたんじゃないかな。なんで息子が、なんで娘がこんなことに巻き込まれなきゃならないのか」と苦悩をあらわに。ジョニーは、「俺は絶対闘いを止めない。絶対にだ。やれるもんならやってみろ。こういった話は長引くものだからな」と汚名返上のために闘い続けることを宣言。「いま俺が世界でもっとも切望していることは真実を知ることだ」と正義を求めた。(Hiromi Kaku)
2018年10月04日俳優のジョニー・デップ(55)が、元妻で女優のアンバー・ハード(32)との離婚劇について口を開いた。1年3カ月の結婚生活を経て、2016年5月に離婚を申請した2人だが、その際にアンバーからドメスティックバイオレンスの被害を受けたと言われたことにジョニーはとても傷ついたという。英GQ誌のインタビューでジョニーはこう明かす。「実際の自分とは全く正反対の人間として見られていることに傷ついた」「愛する人に暴力を振るうだって? そんなことはしていない。僕がやるようなこととも思えない」「25フィート(約7.6メートル)も離れたところにいて、どうやって彼女を殴るって言うんだ? それにそんなこと僕は考えもしないよ。馬鹿に見られているかもしれないけど、僕は馬鹿じゃない」そしてジョニーはその疑いが浮上したことで、世間の見方が変わったとして「人から違った目で見られるようになったと感じる。自分がシンデレラだったことがないのは分かってるけど、あのわずかな時間の中で、たとえて言うならシンデレラが突然野獣に変わってしまった」と続けた。また、その件が元パートナーのヴァネッサ・パラディとの子供である娘のリリー=ローズと息子のジャックにも大きく影響を与えたとして、「子供たちをあんな目に遭わせてしまったなんてさ。全く事実でないことで、人にこんな仕打ちをする人間がどこにいるっていうんだ」「当時14歳だった息子は学校に行くのも辛かったはずだ。だって人から『おい、この雑誌見てみろよ。お前の親父は女を殴るんだって?』なんて言われるんだ。なんで息子がこんな経験をしなくちゃいけなかったんだ? なんで娘はこんな経験をしなくちゃいけなかったんだ?」と怒りまじりに語った。しかしジョニーは、真実がいつかは明らかになるとしてこう話した。「でもいつかはこの件の真実が明らかになるだろうし、その時に僕はけたたましい急流の上に立っていることだろう。他の人もそうであることを願う。僕は真実が何かを知っているから、仕事やキャリアとか全てのことを今日投げ捨てなくてはいけなくなっても、それならそれでいいさ」(C)BANG Media International
2018年10月04日昨年4月13日に、『City of Lies』(原題)の撮影中スタッフに暴力を振るったとして損害賠償を求められているジョニー・デップが、訴えを真っ向から否定した。「The Wrap」などが報じた。原告で当時ロケーションマネージャーを務めていたグレッグ・ブルックスは、撮影現場でジョニデの過度な要求にも応えようと努力していた。しかし、グレッグはアルコールの臭いをさせたジョニデに身体を2回強く殴られ、「10万ドルやるから俺の顔を殴ってみろよ」と挑発までされたという。また、この事件について「訴えない」という放棄証書にサインをさせられそうになった。サインを拒否したところ、事件から3日で不当解雇に…。ジョニデの弁護士は「原告が訴えている事柄は、原告自身の感情的で悪意に満ちた行動によって起きたものです。被告のデップ氏は身の危険を感じ、(同作品の)ブラッド・ファーマン監督にも危険が及ぶと感じ、自分と周りの人たちを守っただけです」という旨の反論書を裁判所に提出した。また、「メディアで報じられていることは事実でなく、ジョニー・デップは訴えを起こしたあの人に触れたことすらないのです。十何人もの目撃者がいますし、彼らは証言もできますよ」と強気な姿勢も見せた。「すべての要求を退け、いんちきな訴えに全面的に闘うつもりです」とのことだ。(Hiromi Kaku)
2018年08月21日