【前編】茨城のNPO「キドックス」…保護犬の世話を通じてひきこもり等の若者の社会復帰を支援より続く秋晴れのある日、茨城県つくば市にあるNPO法人「キドックス」では、保護犬たちを対象に、人に慣れるためのトレーニングが行われていた。キドックスは、若者の自立を目指す「動物介在活動(ドッグプログラム)」と、保護犬の里親探しなどを組み合わせた独自のユニークな取り組みで注目されている。代表理事の上山琴美さんが任意団体「キドックス」を立ち上げたのは’11年のこと。翌年9月にNPO法人化し、保護犬を介した青少年の自立プログラムをスタートさせた。コロナ禍のなかで10周年を迎え、’22年4月には、現在の地にドッグランやカフェ、ペットホテルなども併設した「ヒューマンアニマルコミュニケーションセンター(HACC)キドックス」を開設。今日までに、約400人以上の若者が関わり、90頭以上の犬たちが里親にもらわれていった。この日、トレーニングに参加していたミサキさん(31・仮名)も、かつて不登校とひきこもりを経験していた。担当する雑種犬“もめん”のトレーニングを終えた彼女に話を聞いた。「私は中学生のころから不登校で、ひきこもりになり、通信制高校を経て入った専門学校も結局中退してしまいました。21歳のとき、母親のすすめでキドックスを見学しました。人と話すのも、初めての場所もプレッシャーでしたが、間に犬というワンクッションがあることで、少し気持ちはラクでした」最初は、犬の世話や散歩などから始まり、やがて訓練へ。「本当に一歩ずつで、トレーナーさんにリードの握り方のコツを教えていただくところからのスタートでした。3年ほどしたときに担当した雑種“やま”は怖がりでしたが、いずれ里親さんにつなぐためにも人に慣れさせないといけません。そのとき、『やまのために、まず私ががんばらなきゃ』と思えたんです。気づいたら、周囲のスタッフさんたちにも、『すみません!』とお願い事が口にできていて。そのことにいちばん驚いたのは、私自身でした。ああ、犬たちに助けられて、成長できているんだと実感しました」もう一人、10代からひきこもり生活を送り、キドックスで働いて5年目というタカシさん(40・仮名)にも聞いた。「犬の世話では、“しめじ”は甘がみが激しかったり、“らいむ”は体力がありすぎて散歩でも僕が転がされたりで正直大変です。ただ、犬たちもここに来るまでに虐待や飼育崩壊などさまざまなつらい体験をしてます。それを思うと、共感というか、気持ちがわかるんです。そんな子たちが里親さんのもとへ行くことになったときは本当にうれしい。別れるのは、ちょっぴり寂しいけれど」上山さんも日々、若者たちの変化に驚かされると話す。「場面緘黙症という、学校など公の場所で会話ができなくなる症状の若者がいました。その彼女がプログラムのなかでは『おすわり!』などと大きな声を出している。ああ、動物には一生かなわないなと思いますし、そんな場面に出くわすと、思わず涙ぐんでしまいますね」こうした若者たちのトレーニングをサポートしているドッグトレーナーの里見潤さん(47)は、人だけでなく犬の特性も見ながらプログラムを組むという。「たとえば、ひきこもりだった人には、いつもケージのはじっこにいるようなシャイな犬を任せます。すると犬がすぐにはなつかなくても、けっして怒ったりせず、待ってあげられるんですね。ゆったりとした彼ら特有のコミュニケーションのペースに、犬もやがて安心して心を開いていくわけです」里見さん自身、20代のころに6年間のひきこもり生活を体験し、犬との出合いで転機を得ていた。「現在のプログラムは、まだ完璧ではありません。若者たちは、ここを出ると、一人でがんばらなければいけない。今後は、その力をつけてあげることも考えたい」先に話を聞いた岡本さんの思いとも通じる。もちろん、上山さんも同じことを考えていた。「その思いを形にしたのが、このHACCキドックスです。若者たちの将来も見据えて、ここを地域コミュニティの拠点にしたいと思い整備しました。ひきこもりや不登校などの体験者とその家族や、たとえば犬の飼い主さんや社会活動の場を探している人たちとが、ここでつながったり、悩みを話せるという居場所を作りたかったんです。その地域との連携という意味で、昨秋からは子ども食堂やマルシェもスタートさせました」ミサキさんは、インタビューの最後に、将来について語った。「この先は、せっかく10年もキドックスで働いてきたんだから、犬と関わる仕事をしたいと思うようになりました。私に初めてできた“人生の夢”です」上山さんは、ミサキさんたちの先輩にあたる一人の“卒業生”の話をしてくれた。「3年間、ひきこもっていたのちに、5年キドックスに通った30代男性。ご家族ともまったくコミュニケーションを取れなかった彼が、犬や私たちスタッフとの信頼関係を築いていくなかで、やがて人とも落ち着いて会話できるようになり、2年前からフルタイムで造園業で働いています。彼は、うちにいるときからドッグランの草むしりが得意だし、大好きだったんです。これから、社会ではいろんな苦難もあるでしょう。そんなときに彼らが孤立しないよう、いつでも帰ってくることができる場所でもありたい」人も犬も、ありのままの自分を取り戻せる居場所・キドックスを経て、次のステージへのワンステップを踏み出してゆく。
2023年12月17日音楽事務所 NPO法人 Pure Wings Label(代表:押田 じゅんこ)は法人設立10周年をお祝いする記念パーティーを日頃からお世話になっている皆様と共に、2022年11月5日(土)に開催します。イベントの中で所属アーティスト・アイドルによるコンサートを実現さたいと夢の為に力を注いでいます。NPO法人 Pure Wings Label法人設立10周年記念パーティー フライヤー■【コンサート概要】主催イベント名:「NPO法人 Pure Wings Label法人設立10周年記念パーティー」会場 :ホテルグリーンタワー幕張日程 :2022年11月5日(土)時間 :開場 12:30/開演 13:00出演予定 :押田じゅんこ、dy[dai]、Power of Smile、Ca-waii、アリア、SweetCherry、Pureアイドル部ゲストとしてドラッグクイーン界の第一人者で、映画・CM・FMラジオパーソナリティ・サマソニなどのフェス、ディナーショー、モデルなどで活躍中の「ドリアン・ロロブリジーダ」さんをお迎えします。代表・押田 じゅんこ クラブチッタ川崎Ca-waiiPower of Smile Pure Wings Labeldy[dai] Pure Wings Label■イベント開催の背景近年、新型コロナウイルスの影響により、多くの方が一同に会する機会が失われ、Pure Wings Labelも数多くのイベントを中止いたしました。2022年に法人設立10周年を迎えるにあたり、これまでお世話になった皆様に直接お礼を伝える機会を作りたい、そして、音楽事務所として新たな一歩を踏み出す門出としたいと考え、本イベントを企画・開催いたします。■これまでの活動Pure Wings Labelは、音楽事務所では珍しいNPO法人格。音楽を通じた福祉施設での慰問ライブを中心とした様々な社会福祉活動、地域活性化活動を行なっています。代表・押田 じゅんこは、高齢者福祉に力を入れており、県や市、教育委員会と協力して「誤嚥性肺炎予防ボイストレーニング」やその他のプロジェクトを実施しています。近年ではアイドル育成に力を入れ、千葉出身のアイドル「Ca-waii」をプロデュース、活動の幅を広げています。「Ca-waii」は、「ACミランアカデミー千葉の公式アイドル」、「災害ボランティア団体 BUMP-UP Girl's」をはじめ、地元千葉の法人様のアンバサダーとしても活動をしています。リーダー・アリア(21歳)は、シミズオクト昭和歌謡ユニット「小惑星」の二期生です。ホナミ(14歳)は、「ブルーを笑えるその日まで」に出演しています。また子供育成活動の一環として、2019年から教育委員会オファーにて小中学生を対象とした夏休み職業体験プログラムとして、アイドル体験レッスン「Let's Idol Dance」を開始しています。■お申込み先に関してクラウドファンディングにてチケット販売を実施しています。今回のパーティーにて、皆様に感謝をお返ししたいと様々なメニューを準備していますので、お申込みなど詳細は以下URLよりご確認ください。▼クラウドファンディング・詳細ページ ■活動への思いに関して青少年健全育成、男女共同参画、高齢者福祉、地域美化活動、文化推進活動、地域活性化などの福祉に力を入れる千葉県千葉市で地道に活動する『NPO法人 Pure Wings Label』のさらなる10年後の未来に向けて、法人設立10周年を応援していくことが、思いやりや優しさが未来に繋がる一歩になると確信し、活動しています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年10月07日NPO法人あんじゅりあんは、鹿児島市の殺処分ゼロを目指してこれまで活動してきました。今年度、殺処分ゼロを達成し、今後も鹿児島市の殺処分ゼロを目指していくため、支えるサポーターとなっていただきたいと思い、この度初めてのクラウドファンディングに挑戦することを決意いたしました。URL: TV取材も受けました令和元年度に283匹、令和2年度は133匹※。これは近年の鹿児島市における殺処分数です。令和3年度、保健所から引き出した猫は84匹で、鹿児島市は今年度初めて殺処分ゼロを達成しました。全頭譲渡が終了してませんが、活動を始めて以来の快挙です。ただし保健所から引き出した猫は状態が悪く、通常より多額の医療費がかかっているのが現状です。そのため、初期医療をすると同時に治療が必要で1匹当たりの平均医療費が65,000円前後かかってます。また、負傷猫の引き出しもしており負傷猫については交通事故などで重傷の場合が多く1匹で10万円を超える事が珍しくありません。全額を里親様にご負担いただくには、負担が大きく、鹿児島の猫については上限を40,000円(不妊去勢手術は別途)としてご負担いただいています。現状の医療費や団体の運営状況を鑑みても、現時点では医療費を下げることは厳しい状況です。今回のプロジェクトを通して、現状についてご理解いただきながら今後は、医療費の里親さま負担金上限30,000円を目指していきたいと思います。【目標金額と資金使途】◆目標金額 :300万円◆資金の使い道:保護した猫たちにかかる医療費※年間で毎年630万円ほどが必要となっています。まずはその一部だけでもご支援いただければ大変ありがたく、ご理解を賜れますと幸いです。【リターンについて】3,000円 応援コース10,000円 選べるオリジナルグッズコース30,000円 お気持ちを上乗せ応援コース50,000円 オリジナルカレンダーコース 他【NPO法人あんじゅりあん】理事長:平田 昇事務所兼シェルター:〒890-0031 鹿児島県鹿児島市武岡4-31-16 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月21日NPO法人夢検定協会(本部:東大阪市森河内西2-36-15)の代表理事である琵琶 博之が、「令和4年 東久邇宮記念賞」を受賞することになりましたので、お知らせさせていただきます。代表理事の写真代表理事の写真(同志社大学)夢検 ロゴ1■1. 東久邇宮記念賞の概要(東久邇宮記念会のホームページから転載)大衆のノーベル賞とも言われています。また、高松宮賞、秩父宮賞とともに三大宮様賞として親しまれています。*別添「令和4年 東久邇宮記念賞の由来とご案内」を参照願います■2. 受賞の決定方法(東久邇宮記念会のホームページから転載)東久邇宮記念賞は、評議委員会によって選ばれます。受賞の目安は、原則として次のいずれかに該当する人です。(1) 産業、特に発明活動に従事し、その振興に携わっていること。(2) 産業、特に発明活動における社会的評価を受けていること。(3) 人格的にも優れ、将来への展望を持ち、努力を怠らない者。■3. 想定される受賞理由若者が夢を持ちにくいという社会課題を解決するアプローチとして、「夢検定」の商標登録(2021年7月)及びNPO法人夢検定協会を設立(2021年8月)し、全国初となる夢の資格試験「夢検」を立ち上げました。また、2021年4月から、同志社大学大学院 総合政策科学研究科 ソーシャル・イノベーションコースに進学し、社会課題の研究をしています。なお、過去に地方自治体の議会・首長等や地域主権を支える市民等の優れた活動を表彰する「マニフェスト大賞」の優秀賞を2度受賞(第7回・第9回)していることも一因と想定しています。■4. その他発明の日である4月18日に「ダイワロイネットホテル和歌山」で開催される授賞式に参加予定です。【別添】東久邇宮記念賞 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年04月08日市川真由美さん(54)は、奈良市のNPO「無戸籍の人を支援する会」代表だ。法律の専門家ではないと話した市川さんがなぜ、じつは日本に1万人以上もいると言われている「戸籍のない人々」の支援をするようになったのか。それは、ある一人の女性が大きなきっかけだったという。市川さんは奈良市で結婚し、長男長女に恵まれた。そして10年1月に、夫婦でイベント会社「いち屋」を始めた。いち屋を始めて5年ほどしたころのこと。ちょうどマイナンバー制度も始まっており、従業員らに住民票の提出を求めた。ところが、20歳前のバイト女性だけが、いつまでたっても応じてくれない。彼女の返答は「住民票がないんです」。市川さんは彼女のサポートをするべく、役所や法務局に足を運んだ。そして、戸籍がなく、そのせいで住民票もないまま暮らしている無戸籍者たちがさらされている厳しい現状を知っていった。学校に通えなかったり、保険証がないので病院にかかりづらかったり、就職が困難な場合も。原因はDVや強制労働などさまざまだ。そんな“無戸籍者”が近くにいた衝撃と、彼らの抱える理不尽を目の当たりにしてじっとしていられる市川さんではなかった。「普通に生活してきた人が、1枚の書類が取れないだけで、この世にいないものとされる。その理不尽にふれ、ほっとけなくなって。その後は、(アルバイトの女性の)弟さんにも協力してもらい、アルバム写真など、彼女がたしかに一緒に育ってきたという証拠集めから始めました」市役所の戸籍課や奈良地方法務局と交渉を繰り返し、1年半かけて戸籍を取得することができた。「ラッキーだったのは、このときの行政の担当者がみなさん“いい人”で、交渉がスムーズに進んだこと。これが厳しい対応だったら『二度と来るか』で、今の私はいなかったかも(笑)」しかし、本格的に無戸籍者支援に乗り出すまでには、まだ2年の歳月が必要だった。「ひとたび関わったら、その人の人生がかかっていることで、『ごめん、できなかった』ではすまされない問題だと、その責任の重さを感じました。そのうちに、あのバイトの女のコが戸籍を得て、銀行口座もカードも作れて無事に社会に旅立つんです。その姿を見て、やっぱり私は知らん顔はできひん、と思って。だから、あの2年間は、私にとっての助走期間だと思っています」16年7月、「無戸籍の人を支援する会」を立ち上げた。■自分に戸籍はなく、夫は雲隠れ。娘と心中しようと思ったが市川さんに出会った〈無戸籍のため働けず、親子3人、心中するしかないです。戸籍の問題を解決して、なんとか食べていけるよう手伝ってください〉今年1月、こんなメールを受け取った市川さんは、直感する。「これは、はよ(早く)会いにいかなあかんな」すぐに電話を返し、続いてLINEもつなげ、翌月には住まいのある埼玉県を訪れていた。相談者のミサさん(仮名)は27歳で、小2と保育園児の2人の娘を持つシングルマザーだった。「まず、30年ほど前に、ミサちゃんの母親が“ジャパゆきさん”としてフィリピンから来日し、結婚。夫のDVで避難しているとき、新しい日本人男性のパートナーと出会ってミサちゃんが生まれますが、出生届を出すと前夫に気づかれる恐れもあって、無戸籍のままミサちゃんを育てたんです」ミサさん本人も、自宅で取材に応じてくれた。「幼少のころは東京都内で暮らしていて、小学校には通えませんでした。それが小2で埼玉県に引っ越した途端に通学を許され、健康保険証ももらえました。同じ日本なのに、地域によってこれほどの差があることにまず戸惑うんです。中学からは戸籍取得に向け自分でも全力で働きかけましたが、市役所、家庭裁判所、法務局、弁護士など、どこへ行っても返事は同じ。『前例がありません』の門前払いです。私が半分外国人だから面倒くさいと思われたのかな。結婚は19歳で、相手は12歳年上の日本人。無戸籍なので、事実婚です。その後、子供が生まれて市役所に行きましたが、『あなたの戸籍をまず作らないと、子供の戸籍も作れません』とだけ」次女の誕生直後には、夫も姿をくらましてしまった。「仕方なく、祖母の年金と住民票のいらない食品工場のパートなどで食いつなぎました。水商売もしましたが、今どき、夜の仕事もマイナンバーがないと続けられないんですよね。私は幼いころから、母親に『なんで私を産んだの』と、恨み続けてきました。ところが、自分が母親になって、戸籍がないために出生届も出せず、今度は私が実母と同じ仕打ちを娘たちにしようとしている。これが何よりつらかった。母親失格の自分に絶望し、もう子供と死ぬしかないと思ってグーグルで“無戸籍支援”と入れて検索したら、最初に市川さんに行き当たったんです」こんな本音もこぼれた。「でも、それまで人に裏切られてばかりだったから、正直、期待はゼロでした。ところが、市川さんが市役所に掛け合うと、2週間くらいで仮の住民票が取れたんです。当初、やっぱりというか、市役所の窓口の担当者は熱心ではありませんでした。しかし市川さんが『今では国も無戸籍問題の解消について政策を掲げてますよ』と話すと、急に動きが早まったり。市川さんは、熱い人。よく勉強もしていて、前回窓口で生じた疑問を、次にはちゃんと理解しているんです。初めて、この人は信じていいかなと思いました」念願の住民票が取れたときの喜びを聞こうとしたら、またも意外な言葉が返ってきた。「うれしさが3割、怒りや葛藤が7割です。それは、20歳以下なら、もっと簡単に戸籍を取得できる方法もあったと、最近知らされたからです。だったら、私のあの中学時代からの訴えや努力はなんだったのかと。住民票はたかが薄い紙1枚ですが、やっぱり重いです。戸籍が取れたら、運転免許を取り定職に就いて、子供たちをディズニーランドに連れていきたい」市川さんは、こう語る。「ミサちゃんの場合は、母親が病院の出生証明を持っていたのが大きかった。今、彼女が、自分の経験を生かして『同じ立場の人を支援したい』と、実際に行動し始めているのがうれしいです。今後は正式な住民票、そして戸籍を取って、最終的には日本への帰化を目指します。フィリピンの行政も絡みますから、道のりはけっして平坦ではないでしょうが、一緒に頑張ります。無戸籍支援は、住民票や戸籍が取れて『はい、おしまい』ではなく、すべて継続中。社会に不慣れな彼らの生活が軌道に乗るまでを、私は見届ける責任があるんです」無戸籍の人たちに寄り添う“人生の伴走者”としての活動は続く。「いろんなとこに友達がおると思うとうれしい。友達は1人でも多いほうがいいでしょ。無戸籍では病院にもかかれないんですが、私が会った人は不思議に大病してなかった。それが住民票や戸籍が取れそうとなると、途端に歯が痛くなったり、アトピーが出たりする。初めて人としての血が通いだすんやろうねえ」 会の設立から5年。12人の住民票と2人の戸籍を獲得できた。■もっと忙しくなろうとそれでいい。1人でも、戸籍のために苦しむ人が減るならば「うちのカミさんは、ご覧のとおり、24時間あのまま。テンション高くいつも動いてるでしょ(笑)。無戸籍支援では、ほんまに頑張ってるなと思いますが、じつはがんの後遺症もあるし、寝不足で交通事故寸前なんてこともありましたから、健康だけが心配ですね。独立した息子は『誇らしい肝っ玉母ちゃん』と言うし、今、大学で教職取得に挑む娘は、母親の活動に興味が出てきたようで、レポートのためのインタビューみたいなこともやってましたね」市川さんの夫の真さん(52)は語る。夫婦の夢は、「ちょっとおしゃれな健康志向のレストランを出すこと」だそうだ。同時に、市川さん本人には無戸籍支援での夢、いや具体的な行政への要望がある。「役所に『無戸籍課』を作って、相談しやすいよう専用窓口を整えてほしい。無戸籍の人たちは、自分は悪くないのに、恥ずかしさやうしろめたさを抱えてはるんです。まあ、さんざん役所の悪口も言いましたけど、私たちの活動は、行政のみなさんの協力なしにはできんことですから。だから互いが歩み寄り、1人でも多くの人がこの問題に耳を傾けてくれるような環境作りができるといいです」市川さんの活動ぶりが知れ渡り、先日は、ある地方の市の担当者から「子供の出生届を出したくないと言う母親の話を聞いてやってもらえないか」との相談を受けた。この、まさかの行政側からの依頼には、驚いたというが。「すぐにその2人の幼子を持つお母さんと話をさせてもらって、なんとか解決できました。今後、そういうケースも増えるかもしれません。ますます忙しくなる?いいんです。1人でも、たった1枚の書類のために死ぬほどの思いをする人が減るんなら。あっ、すいません、また電話」そう言ってキッと表情を引き締め、相談者と話すため携帯を手に取る市川さんだった。
2021年12月19日ネイルトレンドを先取りNPO法人日本ネイリスト協会は2022年春夏のネイルトレンドのテーマを「HUES(ヒューズ)~彩り~」とし、作品を発表した。このネイルトレンドは世界的なファッションの潮流なども踏まえ、「JNA ネイルトレンドプロジェクト」が年2回設定しているものだ。同協会ではテーマに沿った5つの作品をリリースし、作品詳細や展開作品を公式HPで公開している。心の解放がコンセプトに2022年春夏のネイルトレンドである「HUES~彩り~」は、「自分らしさと、心の解放」をコンセプトに、人種、性別、国境といったボーダーを超え、多様な“彩り”と新たなパワーに満ちた世界の、無限の広がりを表現するものだ。未来へと進む力である『ENERGY』と自然や自分の内に目を向ける力を『RELAX』、2つのベクトルで各イメージに沿った作品を発表している。メインテーマであるHUES(ヒューズ)を表現する作品は、様々な質感と透明感のあるカラフルなネイル作品。『ENERGY』には仮想空間や未来への可能性をテーマにした作品・AVATAR(アバター)、『RELAX』には木のぬくもりや森の呼吸を感じるWOODY(ウッディー)といった作品が発表されている。(画像はプレスリリースより)【参考】※NPO法人日本ネイリスト協会HP
2021年11月20日TシャツのOJICO(有限会社チャンネルアッシュ/本社:石川県金沢市、代表取締役越原裕幹)は、NPO法人三重県生涯スポーツ協会(本社:三重県津市、理事長竹田昌平)のオリジナルTシャツを製作しました。カラー:ホワイトカラー:ネイビー三重県生涯スポーツ協会は三重県内(中勢・北勢)を中心に子ども向けのスポーツ教室や公共スポーツ施設の管理・運営、スポーツイベントの企画・運営などを行っている非営利活動法人です。昨年から続く新型コロナウイルス感染症の影響により、子ども達の外あそびや運動の機会は減少しています。また三重県では、2021年9月から三重とこわか国体・三重とこわか大会の開催が予定されていましたが、こちらも新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止になりました。これらの状況を踏まえ、三重県生涯スポーツ協会は子ども達が少しでも自宅や公園でカラダを動かしたくなり、さらには、スポーツに興味をもってほしいという願いから、「カラダを動かしたくなるTシャツ」プロジェクトを企画しました。Tシャツの製作を「OJICO」に依頼し、オリジナルデザインのTシャツが完成しました。子どもや動物たちがサッカーや野球など様々なスポーツにのびのびと取り組む姿が描かれており、「OJICO」らしい楽しいデザインに仕上がりました。また「OJICO」のTシャツは綿100%、生地も日本製にこだわり着心地も抜群で、運動の時だけでなく、普段着として快適に着用できるところも魅力です。【商品概要】カラー:ホワイト/ネイビーサイズ:子供サイズ/90~155cm大人サイズ/レディースM・L、メンズM・L・LL価格:子供サイズ/3,400円(税込3,740円)から大人サイズ/4,800円(税込5,280円)から生産国:日本素材:綿100%販売開始:2021年10月以降販売場所:NPO法人三重県生涯スポーツ協会本社・同協会ホームページなど。(詳細は同協会059-273-5300(平日10時~17時)にお問い合わせください。)また、10/6(水)~12(火)に近鉄百貨店四日市店1階で開催の「OJICO」期間限定ショップ内でも販売予定。〇有限会社チャンネルアッシュについてTシャツを中心とした衣料品・雑貨の企画デザイン、販売をメイン事業とする。ストーリーのあるTシャツ「OJICO〈オジコ〉」、OJICOのセカンドラインとしてボトムスやくつ下、雑貨等を展開する「BLACKOJICO〈ブラックオジコ〉」の2ブランドを中心とし、その他にも女の子と女性向けのアイテムを取り扱う「OJI子〈オジコ〉」、ミュージックをテーマにしたTシャツブランド「MUJICO〈ミュジコ〉」の計4ブランドを、公式通販サイト、常設ショップ、各地期間限定ショップで展開中。〇会社概要会社名:有限会社チャンネルアッシュ所在地:〒921-8062石川県金沢市新保本1-436-5代表者:越原裕幹設立:平成17年2月15日企業サイト: OJICO公式web: 事業内容:衣料品・雑貨の企画製造販売〇お客様からのお問い合わせ先NPO法人三重県生涯スポーツ協会(担当:下部・落合)TEL 059-273-5300 (平日10時~17時)〇本リリースに関する報道お問い合わせ先有限会社チャンネルアッシュ担当:新村TEL:076-246-3377e-mail: yohei@ojico.net または企業サイト 「取材及び衣装提供に関するお問い合わせ」のフォームよりご連絡ください。 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2021年10月04日意外と知らない社会的な問題について、ジャーナリストの堀潤さんが解説する「堀潤の社会のじかん」。今回のテーマは「NPO」です。社会問題の数だけ必要とされるのが非営利団体・組織。NPOとは、Nonprofit Organizationの略で非営利団体のこと。よく混同されるNGOはNon‐Governmental Organizationで、非政府組織。どちらも社会的問題に対応した事業を行い、営利目的ではない民間団体という意味では同じです。日本では、一般的には、街づくりや子育て、教育など国内の課題に対して活動を行っている団体をNPO、人道支援や紛争解決など、国際的な取り込みをしている組織をNGOと呼び分けています。日本でNPOの活動が注目されるようになったのは、阪神淡路大震災がきっかけといわれています。ボランティア組織だけでは支援が足りず、たくさんのNPOが立ち上げられました。NPOは非営利団体と訳されますが、利益を生んではいけないわけではありません。NPO職員にも給与は必要ですし、事業も継続させなければいけません。株式会社のように、利益を再分配したり、それを元に資金運用などをしてはいけないということなんです。平成10年には特定非営利活動促進法が施行され、特定非営利活動を行う団体を法人化できるようになりました。「特定非営利活動」とは、保健医療、福祉、社会教育、人権擁護など、国が定める20の分野に該当する活動を、社会全体の利益増進のために行うこと。欧米に比べ、社会的信頼の低い日本のNPO。法人化することで信頼が高まり、社会貢献活動がしやすくなります。子どもの貧困、虐待や自殺対策、高齢者の移動支援、環境問題…。お金よりやりがいを重視して、NPOを立ち上げ、それらの社会的課題を事業により解決しようとする若い世代も増えています。ある官僚は、いま日本が直面している社会問題のリストを公開しました。国や自治体でも補助金を出して、すでに問題解決に取り組んでいるNPOに手を挙げてもらい、代わりに活動してほしいと考えているのです。すばらしい活動をしているNPOはたくさんありますが、世に知られていません。NPOと一般市民をつなぎたくて、僕は「GARDEN」という場(会社)を作りました。NPOの活動は今後もっと必要になってくると思います。堀潤ジャーナリスト。NHKでアナウンサーとして活躍。2012年にニュースサイト「8bitNews」を立ち上げ、その後フリーに。※『anan』2017年12月27日号より。写真・中島慶子題字&イラスト・五月女ケイ子文・黒瀬朋子(by anan編集部)
2017年12月20日サイズアウトした子ども服や、まだ着られるのに衣替えで不要になった衣類はありませんか? あなたのひと手間を加えるだけで、「学びの機会」や「衣食住」が十分でない子どもたちや、発展途上国の子どもたちの医療や教育、紛争や災害で困っている人のためなどに役立てることができます。捨てるにはもったいない衣類やかばん、靴、子ども服やぬいぐるみなどを全国から集めて、貧困の状況にある子どもたちや、発展途上国の人たちを支援する方法をまとめました。■こども服みらいファンドサイズアウトした子ども服を送ると、査定された金額がキャリーオンを通じて「子供の未来応援基金」に寄付されます。貧困の状況にある子どもが貧困の連鎖から抜け出す、子どもの未来を応援するための活動をしているNPOの支援などに使われます。【受付品目】次に着る方が気持ちよく着られる状態の子ども服【回収方法】発送キット(無料)を取寄せて着払いで送付 ■国際協力NGOジョイセフ×キャリーオンサイズアウトした子ども服を送ると、査定された金額がキャリーオンを通じてジョイセフに寄付されます。ジョイセフの開発途上国のプロジェクトを通じて、妊産婦死亡や乳幼児死亡を減らすための活動に使用されます。【受付品目】次に着る方が気持ちよく着られる状態の子ども服【回収方法】発送キット(無料)を取寄せて着払いで送付 ■ブリッジ エーシア ジャパン フルクル −古着リサイクルプログラム−回収した古着を古着業者に販売。その収益はミャンマーの学校建設や井戸掘り、ベトナムの環境保全、収入向上支援などの活動資金にあてられます。【受付品目】衣類、バッグ、靴、毛布、ベルト、マフラー、ぬいぐるみなど【回収方法】元払いで送付 ■WE21ジャパン回収した衣類や雑貨を東京、神奈川にある「WEショップ」で販売。その収益からアジア地域の災害復興やコーヒーの森を再生など、民際協力(市民と市民との協力)を行っています。【受付品目】状態の良い衣類や靴、バッグ、和服、服飾雑貨、台所用品、日用雑貨、文具、インテリア小物、おもちゃなど【回収方法】最寄りのWEショップに直接持ち込み、または元払いで送付 ■日本救援衣料センター 回収した衣料品は、貧困や自然災害、紛争からの避難で衣類を必要とする世界各地の人たちへ寄付しています。【受付品目】大人の衣類、子ども服は身長80cm以上の上下別れた物、新品の下着やタオル、企業制服(ブラウス、カーディガン)、新品作業着など【回収方法】元払いで送付 ■グッドネーバーズ・ジャパン −リサイフク−アジア・アフリカの8ヶ国を対象に支援活動を行う団体。回収した衣類は協同事業の株式会社ベクトルが買い取り、その収益が世界の子どもたちの給食、医療、教育などの支援活動にあてられます。【受付品目】衣類や靴、かばん、ベルト、帽子、着物、アクセサリー、新品未開封の靴下やタイツなど。【回収方法】着払い(佐川急便のみ)で送付(元払いも可) ■古着deワクチン 赤すぐnet回収品を発展途上国に安価で輸出販売することで、現地ではビジネスが生まれて新しい雇用促進にも役立っています。さらに「古着deワクチン」を注文するだけで、認定NPO法人「世界の子どもにワクチンを日本委員会」を通じて開発途上国の子どもたちにポリオワクチンが届けられます。1口につき5人の命を救うことができるそう。特典として、赤すぐnetで利用できる1,000円分のクーポンがもらえます。【受付品目】衣類全般、バッグ、靴、スタイ、帽子、ベルト、ネクタイ、サングラス、ヘアアクセサリーなど【回収方法】赤すぐnetで「古着deワクチン」を購入し専用着払い伝票で送付 ■JFSA回収品は、国内のJFSA古着ショップ(千葉店・柏店)とパキスタンで販売。その収益は、パキスタンのカラチ市内のスラム地域にある学校の運営費に使われています。【受付品目】男性用の半袖、毛布、ハンカチ、タオル類、バッグ、新品の靴下や下着(ブラジャー、ガードル、ボディスーツは中古も可)など【回収方法】元払いで送付 思い出のつまった子ども服や、使わなくなったバッグなど、捨てたくはないけれど家にしまっておくスペースもない。そんなアイテムたちが世界中の誰かの役に立つチャンスです。ぜひ活動に参加してみましょう!
2016年09月19日今も未来も、自分らしく、美しく、健康でありたいと願う全ての女性に、そのためのメソッドを提案する「WOMAN’S BEAUTY FESTIBAL」が伊勢丹新宿店のビューティアポセカリーで3月21日に行われる。当イベントを共催するNPO法人日本ホリスティックビューティ協会代表理事の岸紅子さんに、内からも外からも、凛として美しい女性であるためのメソッドを聞いた。■ホリスティックビューティとは、心と身体のセルフマネジメント「ホリスティック」とは、全体の・包括的なという意味を持つ。大学時代に祖父母の闘病生活から、ホリスティック医療と出合った岸さん。ホリスティック医療は、体と精神は一体であり、体のどこか一部ではなく全体を見るという考えからきている。その治療の多くは自然治癒力を高める自然療法で、アロマやリフレ、生薬や漢方、ハーブなどその土地にある自然にあるものを生かしながら、体の免疫力や自然治癒力を高めましょうという治療法だ。当時、女性誌の読者モデルをやっていた岸さん。「美しさは外側だけじゃなく、中から生み出されるもの」という思いがホリスティックと結びつき「心と体のバランスを保ち、体が本来持つ自然治癒力を機能させながら内側から美しさをつくりだそう」というホリスティックビューティにたどり着いたという。大学の卒論のテーマもずばり「ホリスティックビューティ」だったというから驚きだ。現在も早寝早起き、食べるものにも気を使い、薬にはなるべく頼らないという“ホリスティックな生活”を実践する岸さんだが、2006年にNPO法人日本ホリスティックビューティ協会を立ち上げるまでには一つの転機があった。■多忙で倒れた20代。一度リセットして身体や心と向き合うことに大学卒業後、美容関連のマーケティング会社を起業した岸さんは仕事にのめりこんでいったという。「すごく忙しくて、会社の経営をやりながらメディアで連載を持ったり、化粧品の開発コンセプトに携わったり、本当に頑張ったんですよ。でも倒れたんです。20代後半から30代前半まで、ストレス性の喘息と子宮内膜症に相次いでかかってしまいました。ステロイドの吸入剤やホルモン剤など薬漬けになって、結婚はしたけれど子供は無理っていわれてしまいました。目指していたホリスティックからは程遠い生活。あの卒論は何だったの!?って(笑)。このままでは死んでしまうと思い、いったんリセットして体や心を見直すところから元に戻そう、素になろうって」。そこから朝型の生活をし、きちんとした食事をとることで心にも体にも健康が戻り、無理だといわれた妊娠・出産もできた。「心や体の声を無視しないことが大切。ちょっと呼吸が浅いな、苦しいなと感じたら大きく深呼吸してみるとか、ちょこちょこしたメンテナンスをして大きな歪みにしないこと。私が経験したストレス性、女性ホルモン系の病気って普通に暮らしていても、どの女性にも起こりうることなんです」■実は、おばあちゃんからもらっている私たちの体「実は私たちの体って半分はおばあちゃんからもらっているんですよ。母親が胎児の時に、すでに私たちの元となる“原始卵胞”が作られているのです。だから、おばあちゃんのプログラムで作られた体は、現代の生活にびっくりしている。添加物だらけのものを食べたり、電磁波にさらされたり、仕事でイライラしたり、子供を生まないから卵巣がお休みする期間もなかったりするということに体がついていけてないんですね。そういう、自分の体のことをよく知らないで過ごしてしまい、後で後悔する女性がいるのはとても不幸なことで、プライベートのためにも、長く仕事を続けるためにもメンテナンスは大事だよ、と早く教えてあげたいんです」■健康的な美しさを保つ秘訣とは健康な美しさを保つ岸さんの美の秘訣を聞いたところ、毎日の生活は普通の人と同じだという。「ちょっとしたことに気をつけることかな。今日は食べ過ぎたなと思ったら、座って話している時も腹筋を締めておく。電車に乗っても爪先立ちとか、椅子やソファに座っても背もたれに身を預けないで背筋を伸ばして座るとか。小さいことでいい、無理はしないことです」。それから、口に入れるものや肌につけるものには気を使っており、「オーガニックから自然を感じることは都会の生活でとても大切なこと」だという。「オーガニックなもの、ナチュラルなものを常に生活の傍らに置いておくことを意識してほしいですね。人間も動物だから、自然と切り離された状態は大きなストレスになってしまうんです。植物でも、アロマ精油でもいいし、オーガニックシャンプーを使うとかドライフルーツを食べるのでも、何でもいいから植物や自然の恵みを身近にしておくことが大事なんです」21日のイベントではMCを務める岸さん。オーガニックを取り入れたナチュラルな生活についてのヒントや提案を、ゲストとのトークの中で行っていければと抱負を語る。「自分自身をケアしたり、自分を磨くための知識を得たり。いつもは忙しい女性の皆さんがこの日は自分のために時間を使う、そんなイベントになればと思います」【イベント詳細】「ビューティアポセカリー WOMAN'S BEAUTY FESTIVAL」開催日:2016年3月21日(月・振替休日)開催時間:11時30分~20時会場:伊勢丹新宿店本館地下2階=ビューティアポセカリー・パーク/プロモーション・7階=バンケットルーム【Profile】岸 紅子(きし べにこ)NPO法人日本ホリスティックビューティ協会代表理事。大学時代にホリスティック医療と出合い多くの代替療法を研究。起業を経て自身の闘病経験からホリスティック生活に立ち返る。2006年NPO法人日本ホリスティックビューティ協会を設立。2010年「ホリスティックビューティ検定」開始。国内外で検定やセミナーを通じて自然治癒力の高め方やセルフケアを伝えるほか、雑誌やWEB・新聞・テレビ・ラジオなど多彩なメディアで活躍中。ここ数年、腸内環境を整える発酵食を「菌活」として推進しブームとなる。自らも麹菌、乳酸菌、酵母菌などを培養し様々な発酵食品を手作りしている。
2016年03月18日セブン銀行はこのたび、6月1日から6月30日までの30日間実施した第12回セブン銀行クリック募金「環境NPO団体応援クリック募金」にて集まった寄付金の結果を発表した。同募金にて集まった寄付金合計額は27万6134円だった。○クリック募金にて集まった寄付金合計額は27万6134円第12回セブン銀行クリック募金「環境NPO団体応援クリック募金」にて集まった寄付金合計額は27万6134円で、このうちクリック募金は23万4196円(23万4196クリック分)。顧客にホームページのクリック募金ボタンをクリックしてもらった回数に応じて、セブン銀行が23万4196円を寄付(1クリックにつき1円)。この他に社内設置の自動販売機で従業員が飲料を購入するごとに一定額をCSR活動などに活かす基金より4万1938円を寄付。この寄付金は、それぞれ13万8067円ずつNPO法人ホールアース研究所及びNPO法人富士山クラブに届けられた。9月12日に行ったセブン銀行の環境プログラム「ボノロンの森環境活動」の中で贈呈式を行った。ボノロンの森環境活動は、セブン銀行が自然を慈しむ心の醸成を目的に、富士山の麓の森で「自然体験プログラム」と「清掃活動」を2008年より毎年行っている。今年は9月12日に静岡県で活動を行い、多くの従業員とその家族が参加したという。
2015年09月24日サイボウズは8月24日、特定非営利活動法人(NPO法人)に対して、同社が提供するクラウドサービス「cybozu.com」の「サイボウズ Office」「Garoon」「kintone」「メールワイズ」の各製品を50ユーザーにそれぞれ年額1万円(税抜)で提供する「サイボウズNPOプログラム」を開始した。対象となるのは、特定非営利活動法人格を持ち、同プログラムの適用団体として組織名公表と事例取材に同意する団体。年額1万円は製品ごとの価格で、51ユーザー以上のユーザー数とオプション製品は定価での提供となる。また、各製品の上位コース(「サイボウズ Office」「メールワイズ」のプレミアムコース、「kintone」のスタンダードコース)も利用できるという。申し込みは「cybozu.com」に登録後、「サイボウズNPOプログラム」申し込みフォームに必要事項を入力して行う。同社が申し込み内容を確認後、プログラムの適用可否について連絡するとしている。
2015年08月25日日本マイクロソフトは3月9日、「Microsoft Technology Forum」にて、NPO向けOffice 365イベント「クラウドと地域活動」セミナーを開催した。同セミナーでは、東日本大震災から4年目を迎えるにあたり、災害時や地域活動の連携に不可欠なNPOの活動に焦点を当て、NPOならではのITソリューションの利活用について、各NPO等の支援団体および日本マイクロソフトのスタッフが、クラウドの導入事例をもとに紹介した。本記事では、このセミナーの模様をレポートする。○さまざまなコミュニケーションツールを組み合わせた「Office 365 Nonprofit」セミナー冒頭で、日本マイクロソフト Officeビジネス本部の寺田和人氏は「現在は、メール、電話、ソーシャル、ブログ、ポータル等、さまざまなコミュニケーションツールがあるが、それぞれに特徴があり、また世代によって使いたいツールも異なってくる。それぞれが一番心地よく使えるよう、これらのツールを組み合わせてひとつにパッケージ化したものが必要なのではと考えている」と述べた。こういった狙いも込めて、マイクロソフトは電子メール、ドキュメントの共同作業環境や共有予定表、ビデオ会議などを行うことができる非営利団体向けのクラウドサービス「Office 365 Nonprofit」を提供している。セミナーでは、主にOffice 365 Nonprofitを利用した地域活動におけるクラウド活用について、下記のような4つの事例が紹介された。○事例1:東日本大震災復興支援におけるクラウドの活用まずは、一般社団法人 RCF復興支援チーム 双葉町復興支援員「ふたさぽ」の小林辰洋氏が登壇し、東日本大震災被災地復興支援におけるクラウド活用例について紹介した。福島県双葉町は、東京電力福島第一原発の事故により町の96%が帰還困難区域となっており、全国39都道府県に分散・避難している住民は未だ先の見えない避難生活を強いられている。ふたさぽでは、そんな双葉町町民の方々のコミュニティ支援や広報活動をメインに行っている。双葉町役場と協働し、双葉町を復興・継承させたいという町民の方々の思いを繋げることが使命だ。埼玉県加須市、福島県郡山地区、いわき地区に配備された10名のスタッフが、連携を取りながら活動を進めている。このときに、Office 365の各種ツールを組み合わせ、拠点が離れたスタッフ間の予定・情報共有だけでなく、メンバーとのコミュニケーションの活性化を図ることで、町民主体の復興、町民の力の結集を目指している。○事例2:2014年に発生した広島市土砂災害におけるクラウドの活用続いて、広島土砂災害でのクラウド活用事例と災害への備えについて、日本マイクロソフト コンサルティングサービス統括本部の中川翼氏が説明した。2014年8月の広島市北部の住宅街において発生した豪雨による大規模な土砂災害は、74名の死者、44名の負傷者を出し、ピーク時には2354名の避難者が避難所へ身を寄せた。その際、公民館や学校など16ヶ所を拠点に次々と避難所が開設されたため、迅速な情報共有インフラの整備が求められた。マイクロソフトは、広島市からの要請後、24時間以内にすべての避難所にOffice 365を展開。本庁・区役所のメールインフラと、災害対策本部ポータルサイトを構築した。広島市は、この経験を踏まえ、今後の災害への備えとして下記のようなコメントを残している。「災害発生時の目まぐるしく変化する状況のなか、避難所と本庁・区役所との情報共有手段を迅速に提供する必要があった。NPO等の支援団体との連携も迅速に強化していかなければならない。被災者の情報は、住所、氏名、家族構成、具体的な要請内容などの機微情報であるため、情報セキュリティが確保された情報伝達手段を確保しなければならない。コンシューマー向けサービスを使うことは非常に危険だった。メールインフラができた後に開設された災害対策本部ポータルは、ほぼ使われなかった。大規模災害発生時の現場は混乱しており、マニュアルを読む余裕はないため、普段から慣れたツールで対応していくことが重要だ」(広島市担当者)迅速に対応しなければならない状況下においては、街ごとが個別に持っている非クラウドサービスは機能しない。また、中川氏はこのコメントを受け、「避難所となる公民館や学校には、無線通信の環境が備わっていないところも多い。こういった事態に備えて、平常時からインフラを整備しつつ、NPOなどと連携を取っておくことが大切であるというのが今回の教訓だった」と述べた。○事例3:SharePointを活用した販売管理(POS)システム次に、NPO法人トゥギャザーの別府一樹氏が登壇し、SharePointを活用した販売管理(POS)システムの事例を紹介した。トゥギャザーでは、障碍のある方が作成した商品の販売サポートや、企業ノベルティのグッズ制作などを行っている。トゥギャザーの商品販売においては、商品の種類が約700種類と多く、管理が難しいという課題があった。これまではすべての商品にJANコードを付け、Excelで管理をするという形を取っていたが、非常に時間が掛かっていた。また、約80ケ所の福祉施設や協働作業所から商品を仕入れているため、在庫管理も煩雑になる。市販のレジやPOSシステムは高額なこともあり、今回、Office 365のサービスであるSharePointを用いたレジアプリの導入に踏み切ったという。SharePointを活用した販売管理については、日本マイクロソフト マイクロソフトテクノロジーセンターの鈴木敦史氏が、実際にデモンストレーションを行った。「データベースは専門の管理者がいないと保守・運用が困難であるが、SharePointは、テキストで順番にレコードが入っていくため、簡易的なデータベースとして使用することができる」(鈴木氏)プリンタを接続すれば、その場でレシートを出すこともできる。また、Excelと連携させると、SharePointからデータを簡単にダウンロードすることができ、Excel上でピボットテーブルを使った集計なども可能となる。同レジアプリは、近日中にWindowsストアで無償公開される予定。これにより、Office 365と併せて販売管理システムが利用できる。○事例4:Lyncを活用した視覚障碍の方向けパソコンサポート最後に、NPO法人札幌チャレンジド 飯村富士雄氏から、Lyncを活用した視覚障碍者向けのパソコンサポートについて説明があった。札幌チャレンジドでは、障碍のある方にパソコン技術を講習することで就労、社会参加を支援するサービスを行っている。これまでは、外出が難しい人や視覚障碍がある方に対して遠隔でサポートする際、電話やスカイプを用いながら有料の画面共有ソフトを利用していたが、それらは視覚障碍者用の読み上げソフトでの使用が困難だった。そこで、Office 365のサービスであるLyncの画面共有機能を利用することにした。Lyncによって画面を共有しつつ、視覚障碍のある方は画面読み上げソフト「PC-Talker」を使用すると、ナビゲーションを聞きながらキーボードによる操作ができるようになる。このLyncとPC-Talkerを使った遠隔サポートについてのマニュアルは、近日中にWebで公開される予定だ。○今後の展開について最後に今後の展望について、日本マイクロソフト 執行役 法務・政策企画統括本部長の菊地麻緒子氏は「導入相談会を定期的に実施していきたい。Office 365 Nonprofitの導入を加速し、2015年末までに11名以上のNPOで10%のシェアとなる330団体に採用されることを目標としている。Office 365を活用して地域の活動を進めていただきたい」と述べた。
2015年03月11日楽天とNPO法人ETIC.(エティック)は8日より、NPO法人でのインターンシップを希望する大学生を対象とした「楽天インターンシップ奨学金」プログラムを開始する。○起業家の右腕として働く学生が対象「楽天インターンシップ奨学金」は、社会的課題を解決する次世代のリーダーを育成することを目的に、楽天とETIC.が共同で提供する返還不要の給付型奨学金プログラム。楽天とETIC.による書類選考で選出した5名を対象に、2015年2月から8月までの6カ月間、1名あたり合計30万円を無償支給する。対象者は、ETIC.が大学生向けに提供する実践型インターンシップ「アントレプレナー・インターンシップ・プログラム」の参加者。同インターンは、社会的課題の解決や新しい価値の創造に挑戦するベンチャー企業やNPO法人で、「期間限定の起業家の右腕」として半年間働くというもの。インターンシップでの派遣先はNPO法人フローレンス、NPO法人かものはしプロジェクト、NPO法人クロスフィールズ、NPO法人Teach For Japan、NPO法人カタリバ、NPO法人 atamista。奨学生の募集開始は8日から。応募方法などの詳細は、6日・7日に開催される「ETIC.インターンシップ・フェア2015 SPRING」で案内予定。
2014年12月08日6団体に各50万円ずつ助成日本興亜損害保険株式会社は、日本興亜おもいやり倶楽部を通じて運営する「日本興亜おもいやりプログラム」の2010年度助成先6団体を決定した。助成金は6団体に各50万円ずつ、総額300万円の助成を行う。2005年度からはじまった「日本興亜おもいやりプログラム」は、「環境」「教育」「女性」の3分野において先駆的な活動を行っている団体、民間非営利団体などの自立・自稼動を支援することを通じて、非営利セクター並びに健全な社会の発展への貢献を目的としている。初の公募による助成2010年度は、初めての公募による助成を行うことを決め、昨年9月から募集を行った。応募は、全国のNPOから合計134件(環境分野42団体、教育分野60団体、女性分野32団体)あったという。審査の結果、環境分野2団体、教育分野2団体、女性分野2団体の計6団体を助成先として決定した。助成先は以下のとおり。特定非営利活動法人森のライフスタイル研究所特定非営利活動法人環境文明21特定非営利活動法人おかやま犯罪被害者サポート・ファミリーズ特定非営利活動法人子どもセンター「パオ」特定非営利活動法人チャイルド・リソース・センター(CRC)特定非営利活動法人女性エンパワーメントセンター福岡「日本興亜おもいやりプログラム」では、2005年の開始から今までに32団体、総額1600万円の支援を行っている。
2011年01月22日