「タグチ・アートコレクション」とは? 「タグチ・アートコレクション」とは、実業家・田口弘氏により収集された国内有数の現代美術のコレクションのこと。400点を超える芸術作品を所有するコレクションから、世界で活躍する作家たちの作品を通して、現在の美術の動向が一望できます。本展覧会ではそのコレクションの中から、2000年代に制作された作品を中心に、約70点にも及ぶ作品を紹介しています。性別、出身地、宗教や文化が異なる作家たちは、私たちと同一の現代社会の暮らしの中で生きています。しかし、その作品からは社会の側面をユーモアに映し出す鏡であり、知らない価値観を教えてくれる大切なツールでもあります。会場を構成している分類にならいながら、美術的背景とともに作品をご紹介します。 モダンとポップ ー 美術とは何か?ー 左)ジュリアン・オピー街中で見るサインや標識のように簡略化された人物ですが、黒の輪郭線や小さく描かれた目によって表情を的確に捉えられています。17〜18世紀の肖像画家による古典的な作品が重ねられています。右)ヴィック・ムニーズマウリッツハイス美術館に所属されているヨハネス・フェルメール《デルフトの眺望》の裏面を忠実に再現した作品。19世紀後期から20世紀初期にかけて “写真” が登場すると、報道や記録の目的以外に芸術的表現も探求されるようになります。写真は美術の在り方を変えていきました。現実を再現するという写実主義が重要視されなくなり、20世紀前半は抽象表現が開拓されます。そして、20世紀後半には大衆文化を取り入れながらも大衆文化を批判する、大量生産・消費社会をテーマを軸とした写真を活用する「ポップアート」が誕生。その中でも、広告やアニメーションのイメージを取り込んだアンディー・ウォーホルは、日常的な人工物を作品に取り入れて非日常的なものと示し、美術の概念を問い直すような作品を手掛けました。このような「ポップアート」の系譜は、ジュリアン・オピーやロブ・プルイットの作品に見られます。その後、既存の美術作品や一般に流布しているイメージをそのまま流用する作品も登場しました。ヴィック・ムニーズやジョナサン・モンクは、古典的な作品を引き写して、美術にとって重要と考えられる「オリジナル」とは何かを問うような作品を制作しています。20世紀は「芸術とは何か?」という問いから、様々な表現方法が試みられ、各作家が考える作品が誕生しました。続く、21世紀もその概念は拡張し続けています。身体・アイデンティティ・物語 ー何故、私は私であるのか?ー 左)ガーナ系イギリス人のリネット・ヤドム=ボアキエは、黒人のモデルにして描く画家として知られています。描かれる人物には実在のモデルがいるわけではなく、自身の記憶をもとに思考のおもむくままに制作しているそうです。右)セバスチャン・ディアズ・モラレスの映像は、主人公が扉を通り抜けて別の空間へと移るシーンをループさせ、迷宮にいるかのような幻想的なストーリーを感じさせます。 「美術とは何か?」という問いが続けられている一方で、作品から意味を切り離すことができないと考え、作家の内発的なものを強調する場合もあります。このことは、人間の身体そのものや個人のアイデンティティーをテーマにした作品に特徴的にあらわれています。身体は個人にとって逃れようのないものですが、同時に鑑賞者が個人の意志に関わりなく、社会的に価値づけてしまうものです。作家たちは、自身をたらしめている要点となる身体そのものや、民族やジェンダーといったアイデンティティーの構成要素を、人間の存在に関わる問題として捉えています。また、ストーリーの要素を含んだ物語の手法による作品は、自身を取り巻く社会や人間関係が問いかけています。アイデンティティーに関わるものや物語を要素を感じさせる作品は、作家の個人的な体験や内発的な動機に依ながら、鑑賞者のイメージを喚起しているのです。作品の声に耳を傾けて会期中には担当学芸員によるギャラリートークが開催されなど、現代美術に馴染みがない人でも楽しめる取り組みが行われます。会場に展示されている様々な作品は、作家の独創的アイデアより、ユーモアと機知に富んでいます。一点、一点、作品の声に耳を傾けながら鑑賞することで、自分の知り得なかった概念や社会を教えてくれる重要なものとなるでしょう。作品を鑑賞しながら、おかしくて笑ってしまったり、ハッと気づかされたり、深く考えさせたりしながら、美術館でアート体験を楽しんでみてください。 【情報】『21世紀の美術 タグチ・アートコレクション展 アンディ・ウォーホルから奈良美智まで』会期:4月21日(土)〜6月17日(日)会場:平塚市美術館開館時間9:30 ~ 17:00( 入場は16:30 まで)休館日 月曜日(ただし、4/30 は開館)観覧料金一般800(640) 円/高大生500(400) 円※( ) 内は20 名以上の団体料金※中学生以下、毎週土曜日の高校生は無料※各種障がい者手帳をお持ちの方と付添1 名は無料※65 歳以上で平塚市民の方は無料、市外在住の方は団体料金(年齢・住所を確認できるものをご提示ください)
2018年05月17日昭和レトロな、カウンター席のみのとんかつ専門店「とんかつ あけぼの」は東京・有楽町にある、とんかつの専門店です。ビルの地下にあるお店は、「味自慢 とんかつ」と書かれた、煌々と光る看板が目印になっています。店内は昭和レトロな雰囲気。L字型のカウンター席が、お客さんを出迎えます。カウンターの向こうには厨房があり、調理している様子が見えるのが醍醐味です。なかには調理の方法について質問をするお客さんもいるとのこと。黒電話が置かれたノスタルジーあふれる空間です。創業から半世紀以上続く、こだわりが光るお店昭和37年創業の「とんかつ あけぼの」は、半世紀以上続くお店。現在交通会館の地下1階にお店を構えていますが、かつてこの場所が「寿司屋横丁」だったころから存在する老舗です。「できることは全て手作りでする」をモットーにしているとのこと。お肉やキャベツのカットはもちろん、タルタルソースも手作りしています。また、お米は釜炊きし、煮干しの出汁をとって味噌汁を作るなど、こだわりが随所に現れているのを感じられるでしょう。3種類の主役級メニューを楽しめる「サービス定食」「サービス定食」は女性におすすめのメニュー。たっぷりの添え野菜と共にお皿に乗るのは、一口ヒレカツ、エビフライ、アジフライまたはカニクリームコロッケの、3種類のフライです。ヒレカツはお店の看板メニューとも言える逸品。そのヒレカツが食べられるのは、とてもうれしいポイントです。衣は軽い感じで、サクサクいただけます。エビフライもエビが大きく、プリプリの食感がたまりません。やっぱりこれだけは外せない! 絶品の「かつ丼」「かつ丼」はお店の看板メニューです。注文を受けた後に揚げられるカツが、卵をまとい、炊き立てのご飯の上に乗って運ばれてきます。お米はお釜で炊いており、一粒ひとつぶがぴかぴかと光っているのが特徴です。お味噌汁とお新香も一緒にいただけるのはうれしいもの。カツは大きく、衣にはサクサクの食感が残っています。じゅわっとやさしい甘さの出汁が衣に染み込み、シャキシャキとした玉ねぎとともにいただきます。メディアにもひっぱりだこの、リーズナブルなお店お店でいただけるメニューはどれも絶品ながらお手頃価格。それでいてボリュームは満点なため、メディアにもたびたび登場する有名店です。お昼時にはサラリーマンをはじめ、多くのファンが訪れます。大変人気のお店で、開店と同時に満席になる日も珍しくありませんが、雨の日など天候によっては空いている日もあるようです。「とんかつ あけぼの」は、交通会館のB1Fにお店を構えています。JR山手線・京浜東北線・東京メトロ有楽町線の「有楽町駅」、中央口改札から出て徒歩3分ほどです。あなたも「とんかつ あけぼの」で、多くのファンに愛されている絶品とんかつを味わってみませんか。スポット情報スポット名:とんかつ あけぼの住所:東京都千代田区有楽町2-10-1 東京交通会館 B1F電話番号:03-3211-3934
2018年04月20日石川県・金沢市にある金沢21世紀美術館では、インドネシアの現代アーティストであるアイ・チョー・クリスティン(Ay Tjoe Christine)の日本の美術館での初個展となる「アイ・チョー・クリスティン 霊性と寓意」を4月28日から8月19日まで開催。《Too Many Fishes》2013 Oil on canvas 170×200cm©Ay Tjoe Christine, courtesy of Ota Fine Artsアイ・チョー・クリスティンはインドネシアの西ジャワ州バンドン出身の、インドネシアで活躍する現代アーティスト。彼女はドライポイントなどの凹版印刷の技術を習得した後、テキスタイルデザイナーとしてキャリアを積み、2000年頃からアーティストとしての活動を本格的にスタートさせた。2001年に、フィリップ・モリス・インドネシアン・アートアワードで入賞したのを皮切りに、2009年には香港アートフェアにおいてSCMP アート・フューチャー・プライズを受賞、また2015年にはプルデンシャル・アイ・アワード(絵画部門)を受賞するなど、着実にアーティストとしての地歩を築いている。キリスト教の説話や精神的主題に基づいて表現を行うアイ・チョーの作品は、人間の不完全性や二面性についての深い洞察に裏付けられている。とりわけ絵画における飛び散るような色彩の断片は自身の揺れ動く感情の在りようを示す一方、カンヴァスの余白との魅力的な調和をみせる抽象化されたイメージには、万物と人間との関係性を探求するアイ・チョーの真摯な姿勢が現れている。本展は、活動初期のドライポイントやドローイング、具象から抽象の間で表現の可能性を探求してきた油彩画群、ソフトスカルプチャーや大規模なインスタレーション、さらに本展のために制作された新作の大型絵画など、約50点の作品を通して、およそ20年にわたる多角的な創作活動の成果を紹介する。《Lama Sabakhtani #01》2010 430x250x400cm ミクストメディア・インスタレーション©Ay Tjoe Christine, courtesy of Ota Fine Arts多民族、多言語、多宗教の東南アジア地域では、じつにダイナミックで多様な文化が育まれてきた。本展では、アジアのまなざしが映し出す多様性を通して、自由の希求、アイデンティティ、成長とその影、コミュニティ、信仰と伝統、歴史の再訪など、東南アジアにおける現代アートの特徴とその発展の一端を垣間見ることができる。また、「世俗の時代」あるいは「理性の時代」と呼ばれる現代において、今に生きるアーティストの多くは自己の理性や感性に基づく作品を次々に生み出している。その一方で、アイ・チョーはキリスト教の聖書、すなわち「外」の世界に着想を求める。宗教に起因するものばかりではないが、宗教という「人」を見つめるまなざしを内包するアイ・チョーの作品は、人間存在の本質や生きるうえで重要な価値や意味を見いだすきっかけを今の時代に与えてくれるのかもしれない。近年、ますます多様化するアートの表現方法。その中において、時に彫刻やインスタレーションに挑戦しながらも、純粋に絵画表現を追い求めるアイ・チョーの姿勢は、現代美術館として常に考えていかなければならない、「芸術とはなんであるか」という問いを我々に投げかけているかのようでもある。《I need your hand #2》2009 135x170cm アクリル・カンヴァス©Ay Tjoe Christine, courtesy of Ota Fine Artsアジアとヨーロッパの歴史や文化、宗教のはざまで独自の創作活動を展開するアイ・チョー・クリスティン。彼女の20年におよぶ活動を回顧する展覧会を、東アジアをはじめとするアジア圏の多様な文化を受容し、またその独自の文化を世界に発信してきた国際都市・金沢において開催することは、世界各国の都市に対する理解や協働を絶えず模索するこの街で、多様な文化や宗教について理解を深めるきっかけとなるだろう。初日となる4月28日には、同館レクチャーホールにてアーティスト・トーク「 アイ・チョー・クリスティン 霊性と寓意」を開催。アイ・チョーは、自身の作品について語る際に、しばしば「霊性」や「寓意」(あるいは寓話)といった形而上的な言葉を用いる。それらは、彼女自身の宗教観あるいは人間観に基づいて端的に発せられた言葉だと思われるが、気ままで無秩序にも見える彼女の作品の第一印象とは大きなギャップを感じさせる。アーティスト・トークでは、人生の普遍的な問題に常に向き合ってきたアイ・チョー芸術の特質を、本展出品作品を通して作家自身が解き明かす。なお、定員は80名、参加無料。4月6日より、ウェブサイトで先着順にて申込み受付を開始する。【展覧会情報】アイ・チョー・クリスティン 霊性と寓意会期:4月28日~8月19日会場:金沢21世紀美術館 展示室7~12、14住所:石川県金沢市広坂1-2-1時間:10:00~18:00(金曜・土曜は20:00まで、チケットの販売は閉場30分前まで)料金:一般1,000円 大学生800円 小中高生400円 65歳以上800円休館日:毎週月曜日(ただし4月30日、7月16日、8月13日は開場)、7月17日アーティスト・トーク「 アイ・チョー・クリスティン 霊性と寓意」日程:4月28日会場:金沢21世紀美術館 レクチャーホール時間:14:00〜15:30料金:無料定員:80名申込方法:ウェブサイトにて4月6日 10:00から申込み受付開始(先着順)※逐次通訳付き
2018年04月06日石川県・金沢市にある金沢21世紀美術館では、「コレクション展3 見ることの冒険」を1月27日から6月24日まで開催している。本展では美術館について、作品を「見ること」「愛でること」「考えること」に適した場所として捉え、色や形、素材、表現方法の異なる作品や、抽象度が高く多様な見方ができる作品を展示する。《蝶を放つ》2015金沢21世紀美術館蔵©KOGANEZAWA Takehito会場では展示室ごとに見るためのヒントとなるキーワード「じっくり見る、見つけだす」、「しゃがんで見る、横から見る」、「近づいたり、遠ざかったり」、「目で追いかける、目をとじてみる」などを掲げ、来館者が作品を見る際の一助となる仕組みを作っている。「目で追いかける、目をとじてみる」では映像を軸としつつパフォーマンスやドローイング、インスタレーションへと表現の幅を拡げ、国内外で作品を発表する小金沢健人の作品を展示。日常の機微を鋭敏に察知し、そこに潜む謎や不穏、美しさやおかしみを浮かび上がらせる作品は高い評価を受けている。《回転するピラミッドII》2007金沢21世紀美術館蔵© Jeppe HEINcourtesy: Johann König, Berlin, 303 Gallery, New York, andSCAI The Bathhouse, Tokyophoto: KIOKU Keizo「歩き回って見る、立ち止まって見る」では円や四角形などの単純な幾何学的形態、白などの無彩色、鏡や透明な素材を多用し、一見1960年代のミニマリズムの作品にも見えるような立体作品を制作するイェッペ・ハインなどの作品が登場する。作品にいつもより気持ちの上でもう一歩近づいてみる、いつもより10秒長く立ち止まってみる、見尽くしたと思っても、もう少し見てみる。そこから見えていなかった細部に気づいたり、様々な想像をめぐらせる時間が生まれるかもしれない。【展覧会情報】コレクション展3 見ることの冒険会期:1月27日〜6月24日会場:金沢21世紀美術館 展示室1〜6住所:金沢市広坂1-2-1時間:10:00~18:00(金曜・土曜は20:00まで、チケットの販売は閉場30分前まで)料金:一般360円 大学生280円 小中高生無料 65歳以上280円休館日:毎週月曜日(ただし2月12日、4月30日は開場)、2月13日
2018年01月31日所蔵する18世紀から20世紀に制作された扇コレクション約60点を、女性たちの装いとともに紹介する「ヨーロッパの扇展」が神戸ファッション美術館にて、1月13日から3月11日まで開催中。扇1850年頃フランス神戸ファッション美術館蔵ドレスだけではなく、華やかな女性の装いを構成する様々なアクセサリーとしての装飾品。その中でも扇は、持つことが上流階級の女性のたしなみの一つとされ、装飾としてだけではなく、持つ仕草によってメッセージを送るという親密なコミュニケーションの手段でもあった。扇にはさまざまな形状のものがあり、「ブリゼ(blisé:フランス語で 壊れた という意味)」は、薄い板状の骨を末広がりに綴り合わせ、リボンなどで編み綴ったもので、日本では「檜扇(ひおうぎ)」と呼ばれている。「プリッセ(plissé:フランス語で襞あるいはプリーツの意味)」は扇面を折りたたむタイプで、私たちが涼をもとめるものとして親しんでいる扇子と同型。また、骨の部分に象牙やべっ甲や真珠貝を使用したもの、扇面に雅宴画が描かれたもの、豪華なレースが施されたものなどもある。ローブ・ア・ラ・フランセーズ1760年頃フランス神戸ファッション美術館蔵また展示室入口エリアでは「ローブ・ア・ラ・フランセーズ」の試着体験ができ、写真撮影も可能。絢爛豪華なドレスと扇で、社交界の淑女気分を体験してみては。【展覧会情報】ベーシック展示 ヨーロッパの扇会期:1月13日~3月11日会場:神戸ファッション美術館住所:神戸市東灘区向洋町中 2-9-1時間:10:00〜18:00(入館は17:30まで)料金:一般500円 小学生、中学生、高校生、65歳以上 250円休館日:月曜日、2月13日(2月12日は開館)
2018年01月15日20世紀フォックスが製作するチャニング・テイタム主演の『X-MEN』のスピンオフ映画『Gambit』(原題、以下『ガンビット』)から、ゴア・ヴァービンスキー監督(『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズ)が降板した。『ガンビット』は2015年10月にルパート・ワイアット監督(『猿の惑星:創世記』ほか)が、2016年8月にダグ・リーマン監督(『ボーン・アイデンティティ』シリーズ)が監督の座を降りており、ヴァービンスキー監督は3人目であった。「The Hollywood Reporter」によるとキャスティングは開始しており、3月からニューオーリンズで撮影が始まる予定であったというが、監督がいなくなってしまったいま、製作に遅れがでることは必至で公開予定日が2019年2月14日から同年6月7日に変更された。フォックスはその一方で、『ガンビット』と同じく『X-MEN』のスピンオフ映画である『デッドプール2』(仮題)の公開日を今年6月1日から5月18日に2週間繰り上げ。大ヒットするであろう『ハン・ソロ/スターウォーズ・ストーリー』(5月25日公開)より先に観客を取り込んでしまおうというのが狙いか。また、『X-MEN』のスピンオフ映画『The New Mutants』(原題)の公開日は今年4月13日から来年2月22日へと約10か月遅らせるという。これは同じ『X-MEN』仲間の『デッドプール2』と『The New Mutants』が、劇場で同時期に上映されて観客が分散するのを防ぐためのようだ。(Hiromi Kaku)
2018年01月12日14日(現地時間)、ウォルト・ディズニー・カンパニーが21世紀フォックスの映画・テレビ事業を524億ドル(約6兆円)で買収することを同社の公式サイトで発表した。映画・テレビファンが注目したい点は、これによりディズニーが21世紀フォックスの傘下の20世紀フォックスが手掛けた『X-MEN』、『デッドプール』、『アバター』などの大ヒット映画シリーズの所有権、フォックス・サーチライト・ピクチャーズの『グランド・ブタペスト・ホテル』、フォックス2000・ピクチャーズの『ドリーム』など、錚々たる作品の権利を手にすることだ。テレビに関しては長寿アニメの「ザ・シンプソンズ」、「モダン・ファミリー」、「THIS IS US 36歳、これから」など世界で人気を集める作品がディズニーに仲間入りする。また、ケーブルチャンネルのFXやナショナル・ジオグラフィックも取得。ストリーミング配信サービスのHuluの60%の株式も所有するという大幅な変化が生まれる。一方、21世紀フォックスは、ディズニーが買収の対象としない残ったニュースチャンネルのフォックス・ニュース、スポーツチャンネルのFS1、FS2などの事業をスピンオフし、経営を存続する。(Hiromi Kaku)
2017年12月15日政治、社会、哲学、生と死、消費文化、人間の不条理、遊び、時代と娯楽、映像美といったテーマごとにセレクトした作品の上映を行う企画「映画の極意」が11月17日から19日までの3日間、金沢21世紀美術館シアター21にて開催される。今年第18回目となる同イベントは、今回「バイオ・バロック(生命の過剰さと歪み)」をテーマに、現代アートで国際的に活躍する3作家の映像表現に焦点を当てる。美術館所蔵作家で世界的な評価を得るマシュー・バーニーの、国内では近年公開されていない『クレマスター』全5作と『拘束のドローイング9』の一挙上映を行なう他、緻密に練り上げられたSF的な物語と、実写とは思えないまでの映像表現でカルト的な人気を誇るサスキア・オルドウォーバースの日本初の全作品を上映、国際的な評価が高まるピエール・ユイグの実験的な映像作品などをまとめて紹介。また、金沢21世紀美術館で開催中の「コレクション展2『死なない命』」と関連させて、福島の問題を取り上げて国際的な物議を醸したキム・ギドクの『STOP』、同展でDNA音楽「わたしは人類」を出品中のやくしまるえつこの映像作品の特別上映も実施。この貴重な機会をお見逃しなく。会期中の上映スケジュールは、11月17日の19時から21時までサスキア・オルドウォーバースの最新作と、日本未公開作を含む全9作品(1999-2017/120分)。11月18日の10時から10時40分までマシュー・バーニーの『クレマスター1』(40分)、10時55分から12時14分まで『クレマスター2』(79分)、13時15分から16時32分まで『クレマスター3』(182分)、16時50分から17時32分まで『クレマスター4』(42分)、17時50分から18時44分まで『クレマスター5』(54分)、19時10分から21時25分まで『拘束のドローイング9』(135分)。11月19日の10時から11時15分までピエール・ユイグの『短編作品選』全5作品(1999-2014/75分)、12時45分から14時47分までピエール・ユイグの『The Host and The Cloud』(2009-2010/122分)、15時5分から16時27分までキム・ギドクの『STOP』(2015/82分)、17時から19時までやくしまるえつこのライブ映像を含む『映像作品選』(2008-2017/120分)。なお、チケットは現在発売中で、セット券とフリーパスは前売りのみの販売、前売券で定員110席に達した場合は当日券の販売なし。【イベント情報】映画の極意 vol.18 バイオ・バロック:「生命の変容」をめぐる映画祭会期:11月17日〜11月19日会場:金沢21世紀美術館シアター21住所:石川県金沢市広坂1-2-1料金:3日間フリーパス 一般8,000円 友の会7,200円(限定20枚)セット券(マシュー・バーニー全作品鑑賞券)一般6,000円 友の会5,400円(限定30枚)1回鑑賞券A(マシュー・バーニー『クレマスター1』、『クレマスター4』、『クレマスター5』、ピエール・ユイグ『短編作品選』、キム・ギドク『STOP』)各回一般1,000円 友の会900円1回鑑賞券B(サスキア・オルドウォーバース『全作品上映』、マシュー・バーニー『クレマスター2』、『拘束のドローイング9』、ピエール・ユイグ『The Host and The Cloud』、やくしまるえつこ『映像作品選』)各回一般1,500円 友の会1,350円1回鑑賞券C(マシュー・バーニー『クレマスター3』)一般1,900円 友の会1,700円
2017年11月15日19世紀末のパリを彩った作品の数々を一挙公開2017年10月18日から2018年1月8日まで三菱一号館美術館で開催されているのが「パリグラフィック ロートレックとアートになった版画・ポスター展」です。19世紀末のパリ、これまで情報伝達の手段だった版画は、多くのアーティストの手によって芸術の域にまで高められました。今回は三菱一号美術館とファン・ゴッホ美術館の所有する貴重なコレクションのうち、版画、リトグラフ、ポスターなど、約140点を楽しむことが出来ます。パリの街中や劇場内を彩っていたポスターや版画を見て、当時の空気感を感じてみましょう。この展示会が開催されている三菱一号館美術館は、千代田区丸の内にあります。JR東京駅の丸の内南口から徒歩5分です。東京メトロ千代田線「二重橋前」駅(1番出口)からは徒歩3分と、アクセスも良好。展示をもっと楽しめる「トークフリーデー」三菱一号館美術館ではこの展示会の会期中、これまで休館日だった月曜日を活用して、声の大きさを気にせずに展示を楽しめる「トークフリーデー」を実施します。このような展示会は静かにじっくり作品をと向き合って楽しむのが醍醐味ではありますが、そのために小さい子供を連れていけなかったり、一緒に行った人と作品について語りたくても、遠慮してしまうこともしばしば。この「トークフリーデー」は、10月30日(月)、11月27日(月)、12月25日(月)の3日間で、時間は10:00~18:00(入館は17:30まで)となっております。女性だけのお得なチケットプランまた、原則として開館時間は18:00までですが、祝日を除く金曜日、第2水曜日、会期最終週の平日は21:00まで開館していますので、仕事終わりでも楽しむことが出来ますね。当日券の一般料金が1700円のところ「アフター5女子割」として第2水曜日の17:00以降は、女性は1,000円で入場できるのも見逃せないポイント。その他、前売り券に関する情報は、公式サイトをご確認ください。お土産選びもじっくりと会場ではオリジナルグッズも多数販売されています。特にほぼ原寸大のトート&ポーチは抜群の存在感。気になるアイテムがあれは、実際に手にとってみてくださいね。来年まで都内で楽しむことが出来る展示会は、芸術の秋を楽しみたい方にオススメ。何度も足を運んで、新しい発見をしましょう。イベント情報イベント名:パリグラフィック ロートレックとアートになった版画・ポスター展催行期間:2017年10月08日 〜 2018年01月08日
2017年11月07日メゾン キツネ(MAISON KITSUNÉ)は、ブランドを象徴するトリコロールフォックスのキャンペーン「I FOX YOU: YOUR NEW FAVORITE ANIMAL」を開催する。KITSUNÉは日本語で「狐」を意味する。日本で古くから様々なものに変化する多数の顔を持つ神様としての伝えがあり、音楽、ファッションなどのジャンルを越え多方面に活動するブランド、メゾン キツネを象徴する名前となっている。青・白・赤のトリコロールはフォックスの代表的なユニフォームであり、メゾン キツネが提案するパリジャンのライフスタイルを感じさせてくれる。このブランドを象徴するトリコロールフォックスに、さらなる遊び心を加えた「I FOX YOU」限定カプセルコレクションが登場。Tシャツ(1万4,000円)、スウェットトップ(2万4,000円)、トートバッグ(7,000円)のラインナップだ。韓国のデザインスタジオ「SUPERFICTION」とパートナーシップを組み、エクスクルーシブでプレイフルな3つの磁気部品からなるトリコロールフォックスのトイ(1万6,000円)も作成。「I FOX YOU」カプセルコレクションとメゾン キツネ× SUPERFICTIONのトイは、11月4日の17時よりメゾン キツネ 青山にて先行発売となる。現代的なパリジャンのシルエットを再定義した、Parisienコレクションはシック且つレイドバックな雰囲気の服、靴、小物などのデイリーウェアを提案。トリコロールフォックスのパッチ付きでタイムレスな色を基調とした、カジュアルベーシックなアイテムを展開する。“Parisien(ne)”や“Je suis allé(e) au Collège Kitsuné”など、フレンチらしいスローガンがプリントされたアイコニックなアイテムも揃えた本コレクションは、公式オンラインストアやトリコロールフォックスが目印となるParisienストア、メゾン キツネの直営店などで発売中。本キャンペーンの開催に伴い、メゾン キツネ 青山ではトリコロールフォックスのパーティー「I FOX YOU」を11月4日の17時から開催。パーティーの入場は無料となっているが、RSVP()での登録が必要だ。【イベント情報】I FOX YOU会期:11月4日場所:メゾン キツネ 青山住所:港区南青山3-15-13時間:17:00~入場無料
2017年11月03日19世紀末のパリで、トゥルーズ=ロートレックやボナール、ヴュイヤールなどの芸術家たちが次々に生み出していったグラフィック・アート作品を、版画やリトグラフ・ポスターを中心に、全173点を一挙に展示する「パリ・グラフィックロートレックとアートになった版画・ポスター展」が10/18(水)より三菱一号館美術館で開幕した。【チケット情報はこちら】ベル・エポックと呼ばれる時代、それまで情報伝達手段でしかなかった版画は前衛芸術家たちによって新たな芸術表現として花開き、それを収集する愛好家までが登場するようになる。そして、街中や芸術劇場のポスター、本の挿絵として人々の暮らしに浸透していき、「グラフィック・アート」は時代を映す最先端のメディアとなった。今回は、三菱一号館美術館、及びアムステルダム、ファン・ゴッホ美術館の貴重なコレクションから選りすぐられた、これらの貴重な作品群を一挙に観賞できる機会となる。同展覧会の音声ガイドを務める、元宝塚歌劇団・雪組トップスターの女優・水夏希に話を聞いた。「音声ガイドでは、普段見慣れていたロートレックのポスターが実はこんな背景で描かれたということや、描かれた人と人の関係などを詳しく説明しています。見たことのあるポスターの、その時代の空気や生活感、人間関係などが立体的に説明されているので、私も録音しながらとても楽しかったです。色々な芸術やエンターテインメントが築かれていった時代なので、ひとつひとつのエピソードに時代が彩り豊かに盛り上がっていった様子を感じられると思います。」水自身、音声ガイドのナビゲイター経験は初めてだという。「ナビゲーターを務めることになって、とても嬉しかったんです。でも、直接皆さんの耳元で話しをするわけなので、さすがに緊張しました。私、早口なので早くなりすぎないように(笑)このガイドを聞いているあなただけに直接説明します…という気持ちを心がけたつもりです。案内の内容も、途中でセリフ調になったり、当時のロートレックの言葉がちょっと入っていたりで面白いんですよ。コレクターの独白というスペシャルトラックもありますので、これは男声で話しています(笑)。」展示には作品だけでなく、当時のコレクター達に焦点を当てたコーナーも。様々な角度から、19世紀末のパリをうかがい知ることができる。本展覧会は2018年1月8日(月祝)まで。
2017年10月25日金沢21世紀美術館にて、2017年11月25日(土)から2018年3月11日(日)まで「ジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラー」を開催する。ジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラーは、1995年から共同制作を始め、現在カナダとベルリンを拠点に活動するアーティストユニット。高度な音響・映像技術と独創的な造形を駆使し、作り出される独特な世界観が特徴だ。本展は、2人のアジア初となる大規模個展となっている。彼らの作品は「聞く」「見る」といった知覚を刺激し、見る者はまるで魔法にかけられたかのように、一気に作品の世界へと引き込まれる。本展では、メリーゴーランドと奇妙な音が狂気の世界へと誘う《The Carnie》(2010)、寝ている女性の上でマリオネットたちが踊り出す不思議な夢の世界《The Marionette Maker》(2014)などの近作の大型作品をはじめ、新作を含む日本初公開作品となる8点のインスタレーションで構成。美術館のひとつひとつが独立した展示空間となり、いくつもの物語が共鳴するように展開される。一瞬で現実を飛び越え、彼らの物語に没入してしまう展示方法となっている。【詳細】金沢21世紀美術館「ジャネット・カーディフ&ジョージ・ビュレス・ミラー」会期:2017年11月25日(土)~2018年3月11日(日)開場時間:10:00~18:00(金・土曜は20:00まで、但し2018年1月2日、3日は17:00まで)※チケット販売は閉場の30分前まで休場日:毎週月曜日(但し2018年1月8日、2月12日は閉場)、2017年12月29日~2018年1月1日、9日、2月13日会場:金沢21世紀美術館住所:石川県金沢市広坂1丁目2-1料金()内は20名以上の団体料金及び前売:一般=1,000円(800円)大学生=800円(600円)小中高生=400円(300円)65歳以上=800円※チケットぴあ(Pコード:768-702)、ローチケHMV(Lコード:53934)でも取り扱い有り。販売期間は2017年10月10日(火)から2018年3月11日(日)まで。【問い合わせ先】金沢21世紀美術館TEL:076-220-2800
2017年10月13日ジェイミー・フォックスが、再び実在の人物を演じることにチャレンジするようだ。ジェイミーは2004年に『Ray/レイ』でレイ・チャールズを演じ、アカデミー主演男優賞を獲得した輝かしい過去を持つ。「Digital Spy」によれば、今回ジェイミーが演じることになるのは、ボクシングの元ヘビー級チャンピオンのマイク・タイソン。タイソン自身が「ジェイミーが契約したんだ。撮影はまだ始まっていないけど、実現すると思うよ。きっと多くの人が、俺がいままでの人生でやってきたこと(を見て)イヤになるんじゃないかな」と発言したという。タイソンはジェイミーに「ボクシングを教えて」と頼まれたことも明かしている。ボクサー時代のタイソンを描く伝記映画の製作は2014年から話題に上がっていたが、主演俳優や監督の名前が具体的になるまでだいぶ時間を費やした。今年初めにジェイミーが「ScreenRant」とのインタビューで「やると思う」と語り、「マーティン・スコセッシが監督を務める」ことにも言及。「マイク・タイソンの物語は、アメリカにおける最も素晴らしいストーリーの1つだからね」と意欲も見せていた。ようやく契約を終え、撮影開始までまもなくとみられる。(Hiromi Kaku)
2017年09月20日誰もが親しんだ不朽の名作を本国スイスで実写映画化した『ハイジ アルプスの物語』。このたび、500人に及ぶ候補者の中から21世紀の「ハイジ」役に選ばれた、本作が映画初出演となるアヌーク・シュテファンの特別インタビュー映像がシネマカフェに到着した。1880年にスイスで誕生してから、130年以上の時を経て世界中で愛されている「アルプスの少女ハイジ」。今回、懐かしくも新しい21世紀版『ハイジ』を製作するにあたり、本作のアラン・グスポーナー監督は「日本で製作されたハイジの影響を強く受け、参考にした」と語っており、アヌークはまさに高畑勲監督が手がけたアニメの世界から飛び出てきたかのような愛らしさと、無邪気さ、聡明さを併せ持つハイジを演じ切っている。映像では、“世界で一番有名な少女”ともいわれるハイジ役との出会いについてアヌークは、「きっかけは偶然だった。ある朝、朝食のために階段を降りていったの。そこである新聞記事を見つけたのよ。普段は読まないのに偶然目にしたのがハイジ役募集だった」と明かしている。また、「ハイジが山を気に入ったのは、家に閉じ込められず自由に草原を走り回れるからだと思う。ヤギとも遊べるわ」とも語り、ハイジらしいはつらつとした少女の一面も覗かせた。そんなアヌークに、ハイジのおじいさん“オンジ”役を演じた『手紙は憶えている』『ヒトラー ~最期の12日間~』などで知られる名優ブルーノ・ガンツは、「彼女は特別な女の子だよ」と絶賛。「機敏で賢く、話し好きで、感受性も豊か。そして演技が終われば、またすぐ9歳の子どもに戻るんだ。それがとても興味深かったよ」と語る。さらに、「子どもというだけではなく、演技も初めてだったからね。ハイジ役をこなせるとは誰も思っていなかったんだ。グスポーナー監督が少しアドバイスすると、彼女はほとんどはただそれを聞いて、ときどき質問をするくらいだった。でもその後は、ちゃんと言われたとおりの演技ができるんだよ。(撮影は)たいがいはそんなふうに進んでいって、本当に素晴らしいと思ったよ」と、初めて演技に挑戦した9歳の共演者にすっかり魅了された様子だ。『ハイジ アルプスの物語』は8月26日(土)よりYEBISU GARDEN CINEMAほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ハイジアルプスの物語 2017年8月26日より、YEBISU GARDEN CINEMA ほか全国にて公開(C) 2015 Zodiac Pictures Ltd / Claussen+Putz Filmproduktion GmbH / Studiocanal Film GmbH
2017年08月19日ヘンリック ヴィブスコフ(HENRIK VIBSKOV)が、金沢21世紀美術館の「日本・デンマーク外交関係樹立150周年記念展 日々の生活 ‒ 気づきのしるし Everyday Life ‒ Signs of Awareness」の中でインスタレーションを実施する。デンマークと日本。この2つの国は、暮らしの中で根付いた独自の美学を持ち、機能や実用性に意匠をまとった優れたデザインを誇っている。「日本・デンマーク外交関係樹立150周年記念展」では、そんな日本とデンマークのデザイナー、建築家、アーティストによる、日常を豊かにする気づきの「現れ」を紹介する。デンマーク発のファッショブランド「ヘンリック ヴィブスコフ」も本展に参加。デザイナー自身が来日し、パフォーマンスを行う。デザイナー・ヘンリックはファッションだけでなく、映像や音楽、写真を手掛けるなどクリエイティブな才能の持ち主。北欧独特の色使いやフォルムを感じさせるコレクションは、その空間演出にも唯一無二のアーティスティックな感性が光っている。今回のインスタレーションは、”皿洗い”から着想を得ている。日々の中で取り立てて気に留められることもなく、ただルーティンとして行われている皿洗い。それは、古代からの慣習や伝統にも続く日本人の儀式的な行動文化に近いものがある。本作では、そんな極めて日常的な儀式に注目し、それを介して「水」や「人生の不完全さ」「わびさび」など様々な視点を映し出す。【詳細】日本・デンマーク外交関係樹立150周年記念展会期:2017年8月5日(土)〜11月5日(日)会場:金沢21世紀美術館住所:石川県金沢市広坂1-2-1開館時間:10:00〜18:00 (最終日は20:00まで)休場日:毎週月曜日 (ただし、8月14日、9月18日、10月9日、10月30日は開場)、9月19日(火)、10月10日(火)入場料:一般1,000円(800円) / 大学生800円(600円) / 小中高生400円(300円) / 65歳以上 800円※( )内は団体料金(20名以上)及び前売りチケット料金■ヘンリック ヴィブスコフ パフォーマンス開催日時:2017年10月9日(月・祝) 13:30〜15:30 (予定)
2017年07月31日東陽町に位置する、ホテルイースト21東京では2017年7月14日(金)から9月10日(日)まで、ホテル5階の屋外プール「ガーデンプール」を営業する。「ガーデンプール」は19世紀ヨーロッパの庭園をイメージしており、都内ホテル最大級の約2,000㎡の広さを誇る。木々の緑と色鮮やかな花、そして輝く太陽の光に包まれ、都会の喧騒を忘れさせてくれる優雅な空間となっている。プールは2種類を用意。リゾート気分に浸れる、ガーデンプールの中央のメインプール、そして運河をイメージしたデザインが特徴的な直線型のラッププールだ。疲れを癒してくれる温水ジャグジーも4箇所に備えられている。またプールの奥にある「ガーデンカフェ」では、軽食やカクテルを提供しているので、一息つくのにぴったり。一般ビジター利用のほか、ガーデンプールに加え屋内プールも利用できる宿泊プランなども用意されている。都会にいながら優雅なリゾート気分に浸ってみてはいかがだろう。【詳細】ホテルイースト21東京 ガーデンプール期間:2017年7月14日(金)〜9月10日(日)住所:東京都江東区東陽6-3-3利用料:・平日 大人 7,560円 / 小人 3,780円・平日(14:00以降) 大人 4,320円 / 小人 2,160円・土日祝及び8月11日(金)〜16日(水) 大人 12,960円 / 小人 6,480円※小人:3歳〜12歳 ※3歳未満の小人は利用不可。※刺青、タトゥー(シール/アートメイクを含む)の利用者は利用不可。【問い合わせ先】ホテル代表TEL:03-5683-5683
2017年06月11日女優のシャーロット・ケイト・フォックスが28日、東京・TBS 赤坂ACTシアターで行われた舞台『俺節』のフォトコール及び囲み取材に、安田章大(関ジャニ∞)、福士誠治とともに登場した。同作は土田世紀による同名コミックを舞台化した。演歌歌手を目指し青森から上京した青年・コージ(安田)が、ギター弾き・オキナワ(福士)とともに飲み屋街で流しの演歌歌手をしながら奮闘する青春群像劇。シャーロットはコージと恋に落ちるストリッパー・テレサを演じる。座長の安田について聞かれたシャーロットは、英語で応じながら「very wonderful leader」と発し、安田も「ワンダフルリーダー!?」と驚いた様子。シャーロットは「毎日安田さんは精一杯稽古されていて、いつもびっくりしています。素晴らしい。いつも求めているもの以上にすごいエネルギーを使って稽古されている」と説明し、「素晴らしいキャスト、素晴らしいリーダー」と絶賛した。舞台上では日本語のセリフに挑戦するシャーロットは「もちろんとても大変」と苦笑しつつ、「信頼関係がすごくできているので、安心して日本語のセリフにチャレンジできる」と周囲に感謝。特に安田については「初日から『一緒に失敗しよう』という言葉をかけていただいたので、飛び込んでセリフをできるような素晴らしい環境でした」と身を委ねられた様子だった。また、男性としての安田について聞かれると「You’re very handsome! I’m happy.(とてもハンサムで、嬉しいです)」と答え、安田も「アイムハンサム!? 『ワーオ!!』やわ! まじか!」とつられて欧米人のように喜びを表した。安田は「何も言いたいことない。満足です。アイムハッピー!」と笑顔に。シャーロットについては「それはもうお綺麗やから、イッツアビューティフル!」と叫び、福士から「何で英語で」とつっこまれていた。東京公演はTBS 赤坂ACTシアターにて28日~6月18日。大阪公演はオリックス劇場にて6月24日~30日。
2017年05月28日パーキンソン病とともに25年以上生きてきたマイケル・J・フォックスが、50歳以上を対象とした生活情報誌「AARP The Magazine」の最新刊の表紙を飾り、インタビューを受けた。難病のパーキンソン病を患っているマイケルだが、日々の生活は「自分の症状に笑いが止まらない」ようなことばかりだという。例えば、ある日の朝、コーヒーを飲もうとキッチンへ向かうマイケル。まずは、テーブルで新聞を読んでいる妻のトレイシーにコーヒーを持って行ってあげようと、少し苦労しながらカップにコーヒーを注ぐ。そこからが難関だ。トレイシーの「私が運ぼうか?」の助けの声にも「大丈夫!僕がやるから!」と断り、震える両手でカップを持ち、テーブルへたどり着くころには両手も床もビショビショ、カップは空っぽに。しかしマイケルはトレイシーに「コーヒーを持ってきたよ。飲んでね!」と声を掛ける。「こんな風に、朝7時から僕らの生活は始まるんだよ」と言うマイケル。不謹慎ながらコメディのような話だが、「僕がおもしろいと思うのは、もしこの生活を他人が見ていて、『かわいそうなマイケル。コーヒーさえも運べないなんて!』と思っていたら…と想像したときだね」。パーキンソン病との長い付き合いで、自分の症状とも、それに対して人々が一般的に持っているイメージにも対処できるようになったそうだ。(Hiromi Kaku)
2017年03月31日府中市美術館1階のミュージアムショップでは「歌川国芳 21世紀の絵画力」でしか手に入らないグッズを取り扱っています。庶民でも手元に置けるアート、浮世絵。その良さを現代でも堪能しましょう!自分のお気に入りを見つけられる50種類ものポストカード国芳の浮世絵がポストカードに。親しみやすい猫がモチーフのものや、「きん魚づくしぼんぼん」などキャッチーでかわいい作品はもちろん、代表作多数取り揃えています。ポストカード70円。猫がかわいい!「相馬の古内裏」がA4クリアファイルに美術の教科書でこの絵を観た方も少なくないはず。「相馬の古内裏」、表には「讃岐院眷属をして為朝をすくふ図」が描かれたA4クリアファイル200円も! 種類は全部で2種類あり、もうひとつは袴を着た猫たちがマリを蹴っているデザイン。愛猫家にはたまりません。鑑賞後も展覧会図録でじっくり楽しめる国芳の絵画を家に帰ってからも思う存分楽しめる展覧会図録は2,808円。丁寧な説明書きといっしょに色鮮やかに作品を楽しむことができる図録は、国芳の魅力の決定版です! 開いてみると、江戸時代にタイムスリップした気持ちになりますよ。ご紹介した「歌川国芳 21世紀の絵画力」の限定グッズ以外にも、国芳の作品をモチーフとしたマスキングテープや切手など、女子の心をくすぐるグッズが豊富に揃っています。お気に入りの「国芳画」を見つけましょう!取材・文/鈴木美希イベント情報イベント名:歌川国芳 21世紀の絵画力催行期間:2017年03月11日 〜 2017年04月09日住所:東京都府中市浅間町1丁目3番地(都立府中の森公園内)電話番号:03-5777-8600
2017年03月25日ショートフィルム『一粒の麦』の完成発表会が2月10日(金)、ブリリア ショートショート シアターにて行われ、出演するシャーロット・ケイト・フォックス、「ショートショートフィルムフェスティバル」実行委員会代表の別所哲也らが登壇した。昨年12月16日に離婚を発表して以来、初の公の場となったシャーロットさん。新恋人の存在も報じられている中、記者から「幸せですか?」と質問が飛ぶと、「幸せです!」と微笑み、こぶしを振り上げるフリをしてみせた。『一粒の麦』はアジア最大級の国際短編映画祭「ショートショートフィルムフェスティバル&アジア」と神奈川県横浜市が製作したショートフィルムで、元町の老舗パン屋ウチキパンをモデルにした物語。パン職人の4代目店主の本多三十郎(柄本明)が店を閉めようか逡巡しているときに、フランスでパン職人をしていた絵里子(シャーロットさん)が突然現れ、ふたりでパン作りを開始することになる。昨年10月に、ほぼ1日で撮影を終えたという本作。ショートフィルムへの参加は初めてとなったシャーロットさんは、「1日で撮影を終えたことに感心しました。楽しい現場だったので、義務感や仕事ではなく、ひとつの恵まれたきっかけとして楽しみました」と、充実した撮影だったと報告。ただ、言葉については苦労したそうで「フランス語、日本語(だけで)、英語がない」と話した。別所さんはショートフィルムの魅力について、「映画は長さではなく、短い中でメッセージを伝えたり、人の気持ちを動かすことを教えてもらいました。アメリカではショートフィルムをいっぱい作っていて、若い脚本家や監督や俳優などが集うんです」と魅力を熱弁。米アカデミーへの出品意欲も見せ、「アカデミー賞公認映画祭ですし、いろいろな映画祭にできる限りエントリーできる限りしたいです。ジョージ・ルーカス監督も応援してくれているので、ぜひ観ていただきたいなと思います」と、胸を張っていた。そのほか、完成発表会には鈴木勉監督、鈴木夢奈、シリル・コピーニ、林文子横浜市長、打木豊が出席した。『一粒の麦』は特設サイトにて全編ならびにメイキングを配信中。(cinamacafe.net)
2017年02月10日19世紀後半から20世紀前半のファッション&アートに迫る「ファッションとアート 麗しき東西交流」が、4月15日から6月25日まで神奈川の横浜美術館で開催される。西洋からもたらされたファッションやライフスタイルが急速に日本に浸透し、日本の美術品や着物の輸出によって西洋でジャポニズムのブームが起こった19世紀後半。同展では、そんな19世紀後半から20世紀前半のファッションと美術にフォーカス。世界屈指の服飾コレクションを有し、研究活動を行う京都服飾文化研究財団(KCI)と横浜美術館のコラボレーションにより、横浜を一つの拠点とする東西の文化交流が、当時の人々の生活や美意識に及ぼした影響について紹介する。会場では、京都服飾文化研究財団所蔵のドレスや服飾品約100点をはじめ、国内外の美術館や個人が所蔵する服飾品、工芸品、絵画、写真など計約200点を展示。活気に満ちた明治時代の横浜から発信された“Made in Japan”の品々も展開される。それらの作品を通して、日本と西洋が互いの装いと生活の文化をどのように需要・展開し、新しい美を見出していったかを辿れる機会となっている。また、会期中は、ギャラリートークや講演会、ワークショップなどの関連イベントが開催される予定だ。(会期中一部展示替えあり)【展覧会情報】「ファッションとアート 麗しき東西交流」会場:横浜美術館住所:神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1会期:4月15日~6月25日休館日:木曜日、5月8日(金)※ただし5月4日(木・祝)は開館時間:10:00~18:00(5月17日は20:30まで、入館は閉館の30分前まで)料金:一般1,500円(1,300円)、65歳以上1,400円、高大生900円(700円)、中学生600円(400円)、小学生以下無料、先行ペア券(2,000円※2月14日までの販売)※()内は前売料金
2017年02月05日女優のシャーロット・ケイト・フォックスが、テレビ東京系ドラマシリーズ『三匹のおっさん』最新作、『三匹のおっさん3~正義の味方、みたび!!~』(1月20日スタート 毎週金曜20:00~)第1話にゲスト出演することが5日、わかった。同作は作家・有川浩の人気小説シリーズを映像化。2014年1月クール、2015年4月クールに放送されたシリーズのパート3となる。かつて悪ガキだった清一(北大路欣也)、重雄(泉谷しげる)、則夫(志賀廣太郎)の3人が、定年退職後にご近所内の悪を成敗していく。2014年のNHK連続テレビ小説『マッサン』でヒロインを務めたシャーロットは、同作で北大路&志賀と共演し、今回が久しぶりの再会となる。シャーロットは「お2人ともとても私に優しくて親切で、『マッサン』の撮影当時から、この 2年間ずっと私のことを気遣って、見ていてくださって。とっても素敵な人たちです」と、ベテラン俳優陣の優しさを語った。志賀は「会ったら『覚えてる?』って聞こうかなって思ってたら、向こうから『お久しぶりです~!』って言ってくれて。『あっ、どうも』って(笑)」と、再会時のエピソードを披露。泉谷は「海外の人の方が礼儀正しくて大和撫子的なところが多いよね」としみじみ語り、北大路は「我々の方が外国人タイプかもしれない」と笑顔を見せた。今回、シャーロットは外国人観光客を狙った”民泊詐欺”に巻き込まれる女性を熱演。また後かにが長谷川初範、相楽樹、木村了、柳下大がゲスト出演する。
2017年01月05日ケイティ・ホームズが恋人とうわさされるジェイミー・フォックスとメキシコへ旅行、自身の38歳の誕生日を祝ったようだ。ケイティとジェイミーは16日(現地時間)、ロサンゼルスの空港からプライベートジェットでメキシコのカボ・サンルーカスに向かった。乗客は2人きり、乗務員もパイロット2人だけだったという。現地に到着すると、2人はリムジンに乗り込み、高級リゾートホテル「ラス・ベンタナス・アル・パライソ」にチェックインした。「Us Weekly」誌によると、2人はホテルの中でもほかの宿泊客と顔を合わせることのない、人目につかないスイートに滞在。食事や必要なものは専用の執事が運んだという。ケイティの誕生日は18日だが、2人は当日を待たずに1泊だけして17日にチェックアウトし、同日夜にはロサンゼルスに戻った。1年以上前から交際がうわさされているが、2人とも現在に至るまで肯定も否定もしていない。誕生日当日、ケイティは元夫のトム・クルーズとの間にもうけた10歳になる娘・スリと過ごしたようだ。(text:Yuki Tominaga)
2016年12月20日「シャセリオー展―19世紀フランス・ロマン主義の異才」展が上野・国立西洋美術館にて開催。会期は2017年2月28日(火)から5月28日(日)まで。19世紀フランスのロマン主義画家テオドール・シャセリオー(Théodore Chassériau)。新古典主義を代表する画家アングルを師に持った彼は、「この子はやがて絵画界のナポレオンになる」と言わしめるほどの才能の持ち主であった。この画家の作品の魅力を際立たせるのは、彼の生い立ちや画家人生における様々な葛藤や孤独感であろう。スペインの旧植民地に生まれ、父親は不在。そして、師アングルから学んだものとは矛盾する方向へと進んで行く自分の芸術観。複雑なバックグラウンドを持つ彼から生み出される作品は、独特のメランコリックな情熱を持ち、観るものの心を揺さぶる。そんな彼は画家人生を通じて、様々な様式や主題に取り組んだ。初期のアングルを唸らせた、細かく精密な筆致と調和のとれた美しさを持った作品。そして、それとは相反する、荒いタッチで溢れる怒りや嘆きなどの感情を描きだしたドラマチックなロマン主義的作品。そして、ユダヤやアラブの人々を描いた東方主題や、晩年の主教主題まで。本展で紹介される、彼の初期から晩年までの作品約110点を見れば、彼の芸術観の変化が見て取れるだろう。さらに会場では、写真や資料などによってシャセリオーの画業全体を紹介するとともに、師や仲間、そして彼から影響を受けた画家たちの作品を展示。彼の作品だけでなく、その時代の美術の動きまで見て取れるだろう。【詳細】シャセリオー展―19世紀フランス・ロマン主義の異才会期:2017年2月28日(火)〜5月28日(日)会場:国立西洋美術館住所:東京都台東区上野公園7-7開館時間:9:30〜17:30 / 毎週金曜日 9:30〜20:00 ※入館は閉館の30分前まで休館日:月曜日 (ただし、3月20日(月)、3月27日(月)、5月1日(月)は開館)、3月21日(火)観覧料:・当日:一般1,600円、大学生1,200円、高校生800円・前売 / 団体:一般1,400円、大学生1,000円、高校生600円※上記前売券は2016年10月14日(金)~2017年2月27日(月)まで販売。ただし、国立西洋美術館では2016年10月15日(土)~2017年2月26日(日)まで販売。※団体料金は20名以上。※中学生以下は無料。※入館の際に障害者手帳の提示で、付添者1名を含め無料。
2016年11月21日アニメーション映画『ダム・キーパー』の制作が決定。アニメーションスタジオ・トンコハウスによる同名の短編作品を、トンコハウスと20世紀フォックスアニメーションによる共同制作で長編化する。トンコハウスとは?トンコハウスは、元ピクサーのアート・ディレクター(『トイ・ストーリー3』、『モンスター ズ・ユニバーシティ』、『レミーのおいしいレストラン』)であるロバート・コンドウと堤大介が設立したアニメーションスタジオ。短編アニメーション『ダム・キーパー』そんなトンコハウスの最初のプロジェクトが、短編映画『ダム・キーパー』。世界75を超える映画祭で上映され、計25の賞を受賞。さらに2015年の米国アカデミー賞ではベスト短編アニメーション部門にノミネートされている。『ダム・キーパー』のあらすじ世界が大気汚染にさらされた時代に、大きなダムで汚れた大気と暗雲の影響を防ぐことで、なんとか生きながらえていた小さな街が舞台。家族代々受け継がれて来たダム・キーパーの仕事を務める主人公の豚の少年は、8時間に一度風車を動かす事で、汚染された空気をダムの外側に追い出している。そんなある日、家族も友達もいない孤独な少年が通う学校に天真爛漫なキツネの転校生がやってくるが、そのキツネとの出会いが少年の人生を大きく変えていくーー。長編映画の舞台は、短編で描かれた世界の数年後長編映画『ダム・キーパー』の舞台は、短編で描かれた世界の数年後に設定されており、短編を観た視聴者から関心の高かった疑問にこたえるような内容になるという。手描きのようなビジュアルの8000枚を超えるデジタル・ペインティングで構成された無声の短編2Dアニメーションが、台詞の入ったCGアニメーションとして新たに生まれ変わる。【作品情報】長編アニメーション映画『ダム・キーパー』公開時期:未定監督:ロバート・コンドウ、堤大介制作指揮:ケーン・リー© 2015 Tonko House Inc. All Rights Reserved
2016年11月20日『アビエイター』『ブルージャスミン』でアカデミー賞に二度輝く名女優ケイト・ブランシェットと、『大統領の陰謀』の名優ロバート・レッドフォードが共演。21世紀最大のメディア不祥事として知られる実際の事件を映画化した問題作『ニュースの真相』のブルーレイ&DVDの発売が決定したことを受け、主演のケイト・ブランシェットのコメントが到着した。本作はブッシュの軍歴詐称疑惑を裏付けるスクープを放送したCBSニュースのジャーナリストたちがセンセーションを巻き起こすも、否定派の猛攻に遭い、真実をめぐる闘いのなかで圧倒的に不利な状況でもジャーナリストの信念を貫こうとした実話を描いた作品だ。その本作についてケイトは、「わたしがこの映画で一番気に入っている点のひとつは、男性が優位とされる業界を舞台にしながらも主人公のメアリーが母親であり、あるいは女性であることに関して、くどくどと言及していないことね。メアリーは敏腕プロデューサーで、ジャーナリスト。だからこそ観客は彼女が真実を求めることに注目するの」と語った。セル版の特典映像として、2種類のメイキング&インタビューを収録するほか、ケイト・ブランシェットのインタビュー、未公開シーン集、予告編集なども収録され、初回特典としてブックレットも封入予定。21世紀最大のメディア不祥事の真相に特典で迫ってみて。<『ニュースの真相』リリース情報>『ニュースの真相』DVD(1枚組)価格:3,800+税『ニュースの真相』ブルーレイ(1枚組)価格:4,700+税発売日:2017年2月2日(木)※同日レンタル開始発売元:キノフィルムズ販売元:ポニーキャニオン(C) 2015 FEA Productions, Ltd. All Rights Reserved.※発売情報等はすべて予定です。予告なく変更となる場合がございますのでご了承ください。(text:cinemacafe.net)
2016年11月08日ジェイミー・フォックスが、コメディ映画『All-Star Weekend』で監督デビューを果たす。脚本も自ら書き下ろし、主演も兼任する。その他の情報主人公は、レッカー車の運転手マリック(フォックス)とダニー(ジェレミー・ピヴェン)。バスケットボールの熱烈なファンのふたりは、NBAオールスターのチケットを手に入れる。試合に向かう途中、ふたりはミステリアスな美女(エヴァ・ロンゴリア)に遭遇。そして、思いもかけぬ展開から、生きるか死ぬかの瀬戸際に立たされることになる。フォックスの最近作はミュージカル『ANNIE/アニー』。次回作は、来年2月北米公開予定のスリラー『Sleepless』。共演はミシェル・モナハン、ガブリエル・ユニオン。来年3月にはアクションコメディ『Baby Driver』も控える。共演はリリー・ジェームズ、ケビン・スペイシー、アンセル・エルゴート、ジョン・ハム。文:猿渡由紀
2016年10月27日“作品”とも言い換えられる工芸と、“製品”であるデザインの境目を探る展覧会「工芸とデザインの境目」が10月8日から17年3月20日まで、金沢21世紀美術館で開催される。監修はプロダクトデザイナー深澤直人が務める。同展では、日常生活の中で活きる「工芸」と「デザイン」の曖昧さに注目。ものづくりという点では同じだが、異なるジャンルとして区別される両者の違いを見極めることをコンセプトに、「プロセスと素材」「手と機械」「かたち」「さび(経年変化)」などのテーマから、工芸とデザインの境界を浮き彫りにしてゆく。会場では、6つのテーマに基づいて展示が行われる。「プロセスと素材」では、素材の持つ特性や力を生かし、治具を用いて工芸品を創り出す工芸作家と、治具を用いずに制作できるデジタル工作機器(3Dプリンタなど)を対比させて展示。「手と機械」では、工芸を作る人の手と、手を模倣し作られた機械にフォーカスして展示される。その他、「かたち」では、人の手が加わることによって洗練される工芸とデザインのかたちを紐解く。「経年変化」では、時間によって質感が変わり、使用者が愛着を持つようなものづくりに着目し、時間がデザインを工芸にする可能性を考える。「工芸とデザインの境目」では、精緻を極める工芸職人の熟練の技と、精密な機械とを比較しながら、見た目や機能性に注目。「工芸の新たな地平」では、テクノロジーの発展によって拓かれる工芸の展開を展示する。【イベント情報】工芸とデザインの境目会場:金沢21世紀美術館 展示室1~6住所:石川県金沢市広坂1-2-1会期:16年10月8日から17年3月20日時間:10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで)休場日:毎週月曜日(ただし、10月10日、10月24日、1月2日、1月9日、3月20日は開場)、10月11日、12月29日から1月1日、1月10日料金:一般1,000円、大学生800円、小中高生400円、65歳以上800円
2016年09月22日リブート版『プレデター』に、ベニチオ・デル・トロが主演することになりそうだ。デル・トロは現在、20世紀フォックスと話し合いを進めている段階。監督には『アイアンマン3』『キスキス,バンバン』のシェーン・ブラックが決まっている。ブラックは、87年のシュワルツェネッガーの『プレデター』に、俳優として出演している。その他の情報デル・トロの最新作は、昨年日本公開されたドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の『ボーダーライン』。その続編にあたる『Soldado』にも出演が決まっている。続編は、ヴィルヌーヴに代わり、ステファノ・ソリマが監督する。また最近、『スター・ウォーズ/エピソード8』を撮り終えたところだ。一方ヴィルヌーヴは、現在『ブレードランナー』を撮影中。彼の最新作『メッセージ』は、ヴェネツィア映画祭と現在開催中のトロント映画祭で上映された。文:猿渡由紀
2016年09月13日展覧会「トーマス・ルフ展」が東京国立近代美術館で2016年8月30日(火)から11月13日(日)まで、石川・金沢21世紀美術館で2016年12月10日(土)から2017年3月12日(日)までの期間、開催される。トーマス・ルフは、アンドレアス・グルスキーやトーマス・シュトゥルートらとともにデュッセルドルフ芸術アカデミーでベルント&ヒラ・ベッヒャー夫妻に学んだ「ベッヒャー派」として、1990年代以降、現代の写真表現をリードしてきた存在だ。彼は自ら撮影したイメージだけでなくインターネット上のデジタル画像から古写真コレクションまで、あらゆる写真を素材に用いて新しい表現の可能性を探究している。美術館で開催される本格的な日本国内の回顧展は今回が初。待望されていた本展では世界が注目する彼の初期から、初公開の最新作までを紹介する。初期に発表し注目されるきっかけとなった高さ約2メートルにもなる巨大なポートレート作品や、それ以降の建築、都市風景、ヌード、天体などさまざまなテーマの作品全18シリーズ、東京会場約125点、金沢会場約160点の作品で構成。最新作「press++」シリーズでは本展が世界初公開となるものも。彼は、作品を通して現代人をとりまく世界のあり方についてのユニークな見方を提示する。【開催概要】トーマス・ルフ展■東京会場会期:2016年8月30日(火)〜11月13日(日)※月曜休館。ただし9月19日、10月10日は開館。9月20日(火)、10月11日(火)は休館。開館時間:10:00〜17:00 毎週金曜日は20:00まで。※入館は閉館の30分前まで会場:東京国立近代美術館住所:千代田区北の丸公園3-1TEL:ハローダイヤル 03-5777-8600料金:一般 1,600(1,400)円、大学生 1,200(1,000)円、高校生 800(600)円※()内は前売の料金。20名以上の団体は一般 1,300円、大学生 900円、高校生 500円となる。■金沢会場会期:2016年12月10日(土)〜2017年3月12日(日)※月曜休館。ただし1月2日、9日は開館。12月29日(木)〜1月1日(日)、1月10日(火)は休館。開館時間:10:00〜18:00 毎週金・土曜日は20:00まで。※入館は閉館の30分前まで。会場:金沢21世紀美術館住所:石川県金沢市広坂1-2-1料金:一般 1,000(800)円、大学生 800(600)円、小中高生 400(300)円※()内は前売、20名以上の団体の料金。
2016年08月25日