イラストレーター・中村佑介の展覧会「中村佑介展 金沢21世紀美術館」が、2021年4月29日(木・祝)から5月29日(土)まで、石川・金沢の金沢21世紀美術館にて開催される。中村佑介の展覧会が金沢21世紀美術館で開催ロックバンド「ASIAN KUNG-FU GENERATION」のCDジャケットや小説『謎解きはディナーのあとで』の書籍カバー、TVアニメ「四畳半神話大系」のキャラクターデザインなど、多岐に渡る表現活動を自在に横断するイラストレーター・中村佑介。その活動の軌跡を紹介する本展は、これまで大阪・池袋・名古屋・福岡・後楽園(東京)と全国を巡回し、累計7万7千人以上を動員している。作品総数430以上、その仕事のほぼ全てを網羅北陸地区では初の開催となる今回は、中村がこれまでに手掛けた仕事のほぼ全てを網羅。原画と完成画を合わせて展示するスタイルで、総数430以上という過去最大数の作品が金沢21世紀美術館に集結する。多数の関連商品を販売する物販コーナーまた、会場に物販コーナーも併設。先行発売となる新刊のほか、作品集『Blue』『NOW』をはじめとする書籍、特定の地域でしか手に入らないパッケージの商品、展覧会オリジナルグッズ、金沢限定グッズなど、多数の関連商品が販売される。開催概要「中村佑介展 金沢21世紀美術館」開催期間:2021年4月29日(木・祝)〜5月29日(土)会場:金沢21世紀美術館 市民ギャラリーB(B1F)開催時間:10:00〜18:00入場券:■前売・当日共通一般 900円 / 学生 600円 ※小学生以下無料■数量限定・グッズ付 ※非売品「オリジナルマスクケース」引換券付き一般 1,200円 / 学生 900円※数量限定のため、小学生以下でグッズ付を希望の方は学生券を要購入。発売スケジュール:■イープラス独占先行3月9日(火)12:00〜3月18日(木)18:00■コンビニ各店、イープラス、チケットぴあ、 セブンチケット、ローソンチケット等(会期中は会場入口でも販売)3月20日(土)10:00〜発売開始
2021年03月12日ミーガン・フォックス主演のアクション映画『ローグ』の日本公開が決定。日本版アートワークも到着した。くせ者揃いの傭兵部隊を率いる強きリーダー、サム。彼女たちは、誘拐された政治家の愛娘を救出すためにアフリカの危険地帯へ降り立つが、テロリストらの熾烈な反撃にあい任務は失敗し、広大な大地に取り残されてしまう。部隊は命からがら廃墟に逃げ込むが、そこはかつて、密猟者の拠点としてライオンの繁殖が行われていた場所であった。ひとまず、敵影のない建物に安堵し休息するが、怒り猛る野獣が物陰から虎視眈々と獲物に狙いを定めていた。テロリストの追手も忍び寄る中、部隊に残された弾薬はごくわずかで――。『トランスフォーマー』『ミュータント・タートルズ』シリーズに出演、数多くのアクション映画へ出演してきたミーガンが、銃器を取り扱う役どころに初挑戦した本作。厳しいトレーニングを行い、次から次へと襲い掛かる死の脅威に立ち向かう強き傭兵を演じている。広大なアフリカの大地を舞台に、残忍なテロリストたちと血に飢えたライオンの群れに立ち向かっていく本作。そんな絶体絶命な状況が伺えるアートワークも公開された。監督は、『サイレントヒル:リベレーション3D』が大きな話題を呼び、TVシリーズ「死霊のはらわた リターンズ」の監督も務めたM・J・バセット。一部キャストに元軍人を起用したほか、自身が特殊部隊から訓練を受けた経験を活かして撮影を行うことで確かな説得力を与えた。『ローグ』は5月7日(金)より新宿バルト9ほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ローグ 2021年5月7日より新宿バルト9ほか全国にて公開© 2020 Mannequin Phoenix (Pty) Ltd. and Phoenix Wallace Limited
2021年02月27日ブロードウェイのヒットミュージカル『モンティ・パイソンのSPALAMOT』の映画化を、パラマウントが手がけることになった。この映画化は20世紀フォックスで進められていたが、フォックスがディズニーに買収されて以来、保留になっていたもの。製作準備はかなり進んでおり、監督には舞台劇のコレオグラファー、ケイシー・ニコロウが決まっている。舞台版は、ミュージカル部門と演出家部門でトニー賞を受賞している。舞台劇は1975年のコメディ映画『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』にもとづくもの。監督はテリー・ギリアムとテリー・ジョーンズ、出演はギリアム、ジョン・クリーズ、グレアム・チャップマンらだった。文=猿渡由紀
2021年01月07日何かとすぐに炎上しがちな昨今において、表現することの不自由さを感じている人も多いのでは?そこで今回ご紹介するオススメ作品は、“20世紀を最も騒がせた写真家”に迫った注目のドキュメンタリーです。それは……。『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』【映画、ときどき私】 vol. 348一流ファッション誌で女性を撮り続け、さまざまな物議を醸してきたファッション・フォトグラファーの世界的巨匠ヘルムート・ニュートン。強烈なインパクトを与える作品は、ときに「ポルノまがい」「女性嫌悪主義」との議論も巻き起こしたが、女優やモデルなど多くの女性たちを魅了した。生誕100年となる2020年。彼にインスピレーションを与えた12人の女性たちの視点から作品や人物像を捉え直したスリリングなドキュメンタリーが完成した。ヘルムートの真実とは……。2004年に自動車事故による不慮の死を遂げたあとも、長く人々の記憶に残り続けているヘルムート・ニュートン。その素顔から撮影の舞台裏までを映し出している本作について、こちらの方に見どころをうかがってきました。ゲロ・フォン・ベーム監督これまでに製作したドキュメンタリーは100本を超えるという“ドキュメンタリーの名手”ベーム監督。今回は、ヘルムート本人と生前交流があった監督に、彼との忘れられないエピソードや表現の自由が奪われつつある現代に訴えたいことなどについて語っていただきました。―まずは、この映画を作ろうと思ったきっかけから教えていただけますか?監督それは、もう一度ヘルムートの作品や彼という人物をいまの時代の人たちに見せることで、いろんなことを考えてほしいと思ったからです。このタイミングになったのは、ちょうど今年で生誕100周年を迎えたからというのがありましたが、これまでドキュメンタリーが作られていなかった20世紀最大の写真家の一人である彼について、知ってほしいというのが最大の理由でした。映画にしようと思ったのは、彼の写真がシネマスコープのサイズで撮られているものが多いから。大きなスクリーンで見せるにはピッタリだと思ったというのもありました。あとは、以前彼とコラボしたときの素材が残っていたので、それを多くの人に見せたいという気持ちも込められています。―この作品を作っている過程で、現在の時代における創作活動の難しさや見直すべき点について考えた部分もあったと思います。いちアーティストとして、いまのこの現状に対して訴えたいことはありますか?監督これはとても興味深くて、重要なテーマだと思います。いまのポリティカル・コレクトネスの風潮は、私たちが60年代から80年代にかけて活躍していたころとはまったく違っているので、もし彼の写真をいま雑誌に掲載したら、おそらくフェミニストたちが抗議するでしょうね。でも、私は芸術の自由は大切にしなければいけないと思うので、これはとても危険な風潮だというふうにも考えています。もしポリティカル・コレクトネスばかりを尊重するのであれば、ボッティチェリやピカソのような作品もそのうち消えてしまうのではないかと危惧しているからです。表現の自由は守られるべきものなので、検閲を行うことは独裁国家の始まりとも言えるかもしれません。それは、気をつけるべきことだと思っています。若い人にはもっと勇気をもって冒険をしてほしい―では、いまのアーティストたちにアドバイスするとしたらどんなことでしょうか?監督ヘルムートの真似をするのではなく、その時代ごとに合った作風を模索しながら、冒険してほしいと思ってます。つまり、挑発的で斬新な作品をもっと探っていってほしい、ということですね。私からすると、特に最近のファッション業界の写真は退屈な方向へと進んでいるように感じるので、若い写真家たちにはもっと勇気を持ってがんばってくださいと伝えたいです。―ヘルムートさんの作品については、ポルノまがいや女性差別と批判する者も多かったと劇中でも触れていますが、紙一重とも思えるアートとわいせつさの差を生んでいるものは何だと思われますか?監督これもまた興味深い問題ですよね。ヘルムートはつねにその境界線を操るように、そして遊ぶように写真を撮っていたように思います。ただ、そのなかでもつねに何かしらのストーリーを伝えようとしていたというのは、大きな違いではないでしょうか。つまり、女性をただの物としてとらえるのではなく、そこにきちんとメッセージがあるのが彼の写真が持っていた特徴でした。とはいえ、当時もそこが伝わらずに「女性蔑視だ」という批判もあがったのも事実です。―監督にとって印象に残っている作品はありますか?監督映画にも出てくる2枚の写真が対になっている作品で、左側にはオートクチュールの服に高い宝石を身に着けた女性たちがいて、右側には同じ女性たちがすべてを脱ぎ捨てて裸でハイヒールを履きながら同じポーズを取っているという写真があります。これは「服がなくても、女性たちは強く見える」ということを言っていますが、そんなふうに彼は写真を通してつねに何かしらのメッセージを見る人に送り続けていたのです。ただ、「オートクチュールの服はいらない」というメッセージを込めたこの写真を当時のファッション業界が受け入れて掲載したということが、私にとっては何よりも驚きではありました。いまだにヘルムートに恋しているように感じられた―確かにいまでは難しいと思います。しかも現代はインターネットの発達などによって、些細なことでもすぐに炎上してしまうため、アーティストには生きづらい時代と言えるかもしれません。もしヘルムート・ニュートンさんが生きていたら、どのようにこの時代に立ち向かっていたと思いますか?監督おそらく、彼の姿勢は特に変わらなかったんじゃないでしょうか。他人が何と言おうと、変わらない人でしたから。ポリティカル・コレクトネスに配慮するような写真は撮らなかったでしょうし、自分の作品が雑誌に掲載されなかったとしても、彼は気にしなかったと思います。実際、彼は「敵は多いほうがおもしろい」という言葉をよく言っていましたからね(笑)。―そんな刺激的なヘルムートさんと時間を過ごしたことで、影響を受けたことも多かったのではないでしょうか?監督そうですね。いまでもよく覚えているのは、2人で一緒に彼の生まれ故郷でもあるベルリンを歩いていたときのこと。そこでいろいろな話をしたのですが、彼からは写真のことよりも人生について多くのことを学ばせてもらったと思います。彼は紳士的ないっぽうで、アナーキストという相反する側面を持っていましたが、そういう彼の姿からは自由と勇気を教えてもらいました。つねに前向きで、ときにはルールを破りながら新しい表現方法を探し続けていた彼に刺激をたくさんもらったと感じています。―本作には、ヘルムートと縁の深い女優シャーロット・ランプリングや編集者のアナ・ウィンターといった多くのセレブが出演しています。いずれも個性豊かで強さのある12人の女性たちでしたが、彼女たちからインスピレーションを受けた部分はありましたか?監督彼女たちと話をしていると、驚かされることばかりでした。なかでも30~40年も前の撮影のことを事細かに話してくれたのには、本当にびっくりしましたね。ただ、インタビューしていくなかで感じたのは、どれだけ月日が経っても彼女たちはどこかヘルムートに恋しているようなところがあるんだなということ。シャーロットも初のヌード写真となったヘルムートとの撮影では、パワーをもらったと話していましたし、あの写真がなければ自分のキャリアはまったく違う方向に行っていただろう、と振り返っていましたから。彼のクリエイティビティに触れて考えてもらいたい―インタビューを続けるなかで、なぜ彼女たちがヘルムートから愛されたのかという理由も見えてきたのではないでしょうか?監督それもありましたね。彼女たちがヘルムートからあんなにも愛されたのは、知的で強気な態度の女性たちだからだと思います。男女関係なく、彼は退屈な人が嫌いだったので、彼女たちのようにつねにチャレンジをして楽しませてくれる人が好きでモデルにしたんだと理解しました。―そんなヘルムートさんにとって、妻のジューンさんがミューズだったと映画のなかで明かされていますが、監督にとってのミューズもしくは創作活動の源とは何ですか?監督ここはヘルムートと私がすごく似ているところなのですが、私も妻がクリエイティビティを刺激してくれる存在です。結婚して45年が経ちましたが、つねに愛情を注いで力をくれていますし、仕事も一緒にしているのでそういった環境づくりにも気遣ってくれていますから。毎日が前の日よりも楽しい、というとても素晴らしいパートナー関係を築けていると思います。―とても素敵なエピソードをありがとうございます。それでは最後に、日本の観客にメッセージをいただけますか?監督自分たちの文化や写真文化を大切にしている日本で公開できることはとても光栄ですし、みなさんにスクリーンで観ていただけることも非常にうれしく思っています。何と言っても日本は、杉本博司氏や荒木経惟氏、細江英公氏といった素晴らしい写真家を輩出している国ですからね。ぜひ、ヘルムートのクリエイティビティに触れていろいろと話し合ってほしいです。そして、それが若い人にとっていい刺激になってくれたらとも願っています。そして最後に、みなさんにはこれからも健康に気をつけて過ごしていってください、ということを伝えたいです。内に秘めた創作意欲を掻き立てられる!表現の自由や芸術のあり方について、改めて考えさせられる本作。コンプライアンスや周囲の評価にがんじがらめになりつつある現代に生きるからこそ、自分の表現を追求し続けたヘルムートの生きざまからエネルギーと刺激を存分に浴びてみては?取材、文・志村昌美刺激的な予告編はこちら!作品情報『ヘルムート・ニュートンと12人の女たち』12月11日(金)よりBunkamuraル・シネマ、新宿ピカデリーほか全国順次公開配給:彩プロArena, Miami, 1978 (c) Foto Helmut Newton, Helmut Newton Estate Courtesy Helmut Newton FoundationGero von Boehm (c) Foto Helmut Newton, Helmut Newton Estate Courtesy Helmut Newton FoundationDavid Lynch and Isabelle Rossellini, Los Angeles, 1988 (c) Foto Helmut Newton, Helmut Newton Estate Courtesy Helmut Newton FoundationCharlotte Rampling (c) Pierre Nativel, LUPA FILMAnna Wintour (c) Pierre Nativel, LUPA FILMHelmut at home, Monte Carlo, 1987 (c) Foto Alice Springs, Helmut Newton Estate Courtesy Helmut Newton Foundation
2020年12月10日ハリウッド俳優のマイケル・J・フォックスが、2020年11月17日発売の自叙伝『No Time Like the Future』のなかで、キャリア二度目の引退宣言をしたことが話題になりました。難病を患いながらも我々を映画の世界に導いてくれた名優、マイケル・J・フォックスのキャリアを、出演作とともに振り返ります。大ヒットSF映画から爆笑のコメディドラマまで演じきる童顔の天才俳優 この投稿をInstagramで見る Michael J Fox(@realmikejfox)がシェアした投稿 1961年生まれのマイケル・J・フォックス。彼のキャリアは15歳の頃に、コメディ番組『Leo and Me(原題)』のオーディションに合格したことで幕を上げました。 この投稿をInstagramで見る Michael J Fox(@realmikejfox)がシェアした投稿 端正な顔立ちながら同時に童顔でもあったマイケル・J・フォックスは、『Leo and Me(原題)』出演時、15歳だったにも関わらず、劇中での年齢設定はなんと10歳でした。同作で人気を博した彼は、18歳の時に渡米。ロサンゼルスに居を構え、1980年にコメディ映画『オールナイト大学狂騒レース!』に出演し、映画デビューを飾りました。その後、映画と並行してテレビドラマへの出演も続け、1982年からは7シーズンも続いたコメディドラマ『ファミリータイズ』で主人公を演じ、全米の人気者に。本作でマイケル・J・フォックスは、合計3回もエミー賞を獲得しています。『ファミリータイズ』動画そんな折、彼はキャリアでも最大といってよい当たり役に出会います。それは、ハリウッド映画史に残るであろう1985年公開の傑作SF映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の主人公、マーティ・マクフライ役への抜擢です。『バック・トゥ・ザ・フューチャー』予告編天才発明家エメット・ブラウン(通称:ドク)の開発した、スポーツカー『デロリアン』を改造したタイムマシーンに乗り込み、両親が出会った1955年代にタイムスリップしてしまう高校生役を熱演して世界的な知名度を得ました。 この投稿をInstagramで見る Michael J Fox(@realmikejfox)がシェアした投稿 合計3作が作られ、そのどれもが世界中で大ヒットした本作ですが、実はマーティ役は最初俳優のエリック・ストルツが演じていました。しかし、ドク役のクリストファー・ロイドとの掛け合いがうまくいかず降板。急遽選ばれたのがマイケル・J・フォックスだったのです。その後、高校生が狼男になってしまう1985年公開のホラーコメディ映画『ティーン・ウルフ』や、野心家の青年が大企業のトップになってしまう1986年公開のコメディ映画『摩天楼(ニューヨーク)はバラ色に』など、1980年代ハリウッド・コメディのスターとして、まさに順風満帆だったマイケル・J・フォックス。『ティーン・ウルフ』予告編しかし、1991年に人生を一変させる出来事が彼を襲います。それは、脳の異常により身体にコントロールできないけいれんや筋肉のこわばりが発生してしまう難病『パーキンソン病』の診断を受けたことです。身体を使った演技が武器だった彼にとって、これは相当ショックな出来事だったはずです。 この投稿をInstagramで見る Michael J Fox(@realmikejfox)がシェアした投稿 難病の診断を受けるも、マイケル・J・フォックスはめげずに1996年からスタートした人気ドラマ『スピン・シティ』に主役で出演を続け人気を博しました。しかし、シーズン5が始まる2000年に、同役を俳優のチャーリー・シーンに引き継ぎ、事実上の引退状態となります。その後、自ら同病の非営利団体では最大の規模を誇る『マイケル・J・フォックス パーキンソン病リサーチ財団』を設立。自分と同じ病と闘う人々を支援し、自らも病と向き合っていく姿勢を明らかにしてきました。 この投稿をInstagramで見る Michael J Fox(@realmikejfox)がシェアした投稿 2019年にアメリカの新聞『New York Times』のインタビューでマイケル・J・フォックスは「当時は、『大丈夫』なんて状態ではなかった。『酷いことになるんだ』という気持ちだった」と、恐怖心を回顧しています。2002年には自叙伝『ラッキーマン』を執筆しベストセラーに。その中で、マイケル・J・フォックスは「この病気にならなければ、自分はこれほど深く、豊かな気持ちになれなかったはず」と、スターとしての華やかなキャリアよりも大切なものに気付かされたことを語っています。その後、2004年放送のコメディドラマ『Scrubs〜恋のお騒がせ病棟』で俳優に復帰したマイケル・J・フォックスは、落ち着いた演技中心の方針に切り替え、見事俳優業に復帰します。2010~2016年にかけては、ドラマ『グッド・ワイフ』でパーキンソン病を患った嫌味な弁護士役を熱演。2018年にも『サバイバー:宿命の大統領』にゲスト出演するなど、病気に負けぬ役者としての力強さを披露してきました。 この投稿をInstagramで見る Michael J Fox(@realmikejfox)がシェアした投稿 また、2013年には主演を務めたバラエティ番組『ザ・マイケル・J・フォックス・ショー』で、難病と闘う自分を英雄視する世間の声に、自虐たっぷりに皮肉ネタをかますなど、衰えぬコメディの嗅覚を世間に見せつけ話題に。しかし現在は、病の影響でセリフが覚えづらくなったことを、新刊の著書発売を受けて行ったアメリカの週刊誌『Pepole』のインタビューで、マイケル・J・フォックス自ら告白しています。「幸運にも、私は書くことがとても楽しいんだ」と執筆業への熱意も語っており、まだまだ我々にその輝く才能を披露してくれることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2020年11月30日『デッドプール』第3弾がいよいよ製作初期段階に入ったようだ。昨年、20世紀フォックスを傘下に持つ21世紀フォックスがディズニーに買収された。そのため、20世紀フォックスの作品で、過激さが売りの1つである『デッドプール』の続編を作ることに、ディズニーがGOサインを出すかに注目が集まっていた。そしてついに先日、主演のライアン・レイノルズがこの1か月、多くの脚本家たちと『デッドプール』第3弾について意見を交わしていたことが明らかになった。「Deadline」などによると、ライアンと製作陣はアニメ「Bob’s Burgers」(原題)のウェンディ&リジー・モリノー姉妹の案が気に入ったとして2人を起用したとのこと。2人は脚本家・製作総指揮を務めている同アニメで、2017年にエミー賞を受賞している。今作は初めてマーベル・スタジオがライアン&『デッドプール』チームと組む作品で、同スタジオのCEOケヴィン・ファイギも参加する。関係者によれば、今作も前2作と同様にレイティングは「R指定」を想定しているという。監督については、前作のメガホンを取ったデヴィッド・リーチは実写版『マリアビートル』などの撮影で2021年いっぱい予定が詰まっているため、新たに起用される模様。(Hiromi Kaku)■関連作品:デッドプール2 2018年6月1日より全国にて公開© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation All Rights Reserved
2020年11月24日「Disney+(ディズニープラス)」では数多くの名作を生み出した20世紀スタジオ映画を一挙に配信する特集「秋の夜長に20世紀スタジオ映画でナイトシネマ」を実施中。3連休は何して過ごそう?という人にも、外出の予定を変更した人にもオススメの一大特集の楽しみ方を“ハリウッドスターたち”に注目しながらご紹介!キラリと個性が光る名優、ジョニー・デップディズニー実写映画の代表作『パイレーツ・オブ・カリビアン』シリーズのキャプテン・ジャック・スパロウ役や『アリス・イン・ワンダーランド』シリーズの不思議な帽子屋マッドハッターなどを演じ、ディズニー作品ではおなじみのジョニー・デップ。彼を一躍有名にしたのが、ティム・バートン監督とジョニーが初めてタッグを組んだ『シザーハンズ』。両手がハサミのため、愛する人を抱きしめることができない主人公エドワードの切なすぎる物語は秋の夜長にぴったり。ディズニー・チャンネルが生んだトップスター、ザック・エフロンディズニー・チャンネルが制作したオリジナルミュージカル映画『ハイスクール・ミュージカル』シリーズで世界中を虜にしたザック・エフロンが、『グレイテスト・ショーマン』では主人公P.T.バーナムの相棒フィリップ役を演じ、これまでの経験で培った演技力と歌唱力を存分に発揮している。ゼンデイヤ演じる空中ブランコ乗りのアンと宙づりになりながら歌うデュエットのシーンは、この映画の見どころの一つでもあり、立場を超えて愛し合う2人の息の合った演技に注目。ヒュー・ジャックマン演じるバーナムとの競演シーンも見逃せない。次世代のトップ女優でファッションアイコン、ゼンデイヤまた、同じくディズニー・チャンネルが制作した「シェキラ!」でロッキー・ブルー役に抜擢され、その後「ティーン・スパイ K.C.」ではキュートなスパイ役がはまり日本でも人気に火がついたゼンデイヤ。ディズニー・チャンネル卒業後は、『スパイダーマン:ホームカミング』ではトム・ホランド演じるピーター・パーカーの同級生MJとして登場し、2018年には『グレイテスト・ショーマン』に出演。持ち前の歌唱力とダンサーとしての才能を存分に発揮し、まさに次世代のトップを走る女優となった。幼さが残るディズニー・チャンネルのドラマシリ ーズを観てから『グレイテスト・ショーマン』を観ると、知的な大人に成長した姿が存分に楽しめる。アメコミ・ヒーローを二役も!クリス・エヴァンス大ヒットマーベル作品『アベンジャーズ』シリーズで最強ヒーローチームのリーダー、キャプテン・アメリカ役を演じ世界的大スターとなったクリス・エヴァンス。その出演前には20世紀スタジオ作品の『ファンタスティック・フォー』シリーズ(2005・2007)で炎を操るヒーロー、ヒューマン・トーチ役を演じていた。生真面目なまでの正統派ヒーロー、キャプテン・アメリカとは異なり、お調子者でムードメイカー的存在のヒーローを同作では楽しめる。いつでも熱き男!ヒュー・ジャックマン『X-MEN』シリーズに出演し、激しいアクションシーンを演じたヒュー・ジャックマン。ウルヴァリン役では鍛え上げた筋肉を披露し、アクション俳優として人気を確立。その一方、20世紀スタジオ作品『グレイテスト・ショーマン』ではキレのあるダンスや美声を披露、心揺さぶる珠玉のナンバーを熱唱する。どちらのヒューも要チェック。「秋の夜長に20 世紀スタジオ映画でナイトシネマ」は12月3日(木)までディズニープラスで開催。(text:cinemacafe.net)■関連作品:シザーハンズ 1991年7月より公開ファンタスティック・フォー:銀河の危機 2007年9月21日より日劇1ほか全国にて公開©2006 TWENTIETH CENTURY FOXハイスクール・ミュージカル/ザ・ムービー 2009年2月7日より全国にて公開© Disney Enterprises, Inc.X-MEN:フューチャー&パスト 2014年5月30日より全国にて公開© 2014 Twentieth Century Foxパイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊 2017年7月1日より全国にて公開© 2017 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reservedグレイテスト・ショーマン 2018年2月16日より全国にて公開© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation
2020年11月22日『グレイテスト・ショーマン』や『X-MEN』シリーズを新たにラインアップに加え、20世紀スタジオ映画を一挙に配信する特集「秋の夜長に20世紀スタジオ映画でナイトシネマ」をディズニー公式動画配信サービス「Disney+(ディズニープラス)」にて実施。その特別予告編も到着した。今回特集で観られる作品は、20世紀スタジオから厳選された15作品。現在好評配信中で世界興行収入ランキング2位の『アバター』や、ジョニーデップ主演の名作『シザーハンズ』などに加え、この特集にあわせて新たに6作品が追加。まずは、日本でも大ヒットを記録した心震える感動のミュージカル映画『グレイテスト・ショーマン』。ヒュー・ジャックマンを始めザック・エフロン、ゼンデイヤなど豪華キャストが迫力ある歌とダンスのパフォーマンスを繰り広げた。そのほかにも、大人気マーベル・コミックのヒーローシリーズから映画『X-MEN』『X-MEN:アポカリプス』『X-MEN:フューチャー&パスト』『ウルヴァリン:SAMURAI』が登場。こちらもヒューがお馴染みのヒーロー「ウルヴァリン」を演じ、迫力満点のアクションシーンを披露する。また、マーベル・コミックのヒーローシリーズから2015年に公開された映画『ファンタスティック・フォー』も追加。現在配信中の『ファンタスティック・フォー:銀河の危機』とも一緒に楽しめる。配信開始に先がけ解禁された特別予告映像には、『グレイテスト・ショーマン』のヒューの「いいアイディアがある」というセリフから始まり、今回特集される15作品の中から印象に残るシーンだけを厳選した心躍る特別映像となっている。特集「秋の夜長に20世紀スタジオ映画でナイトシネマ」はディズニープラスにて11月20日(金)より配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:X-MEN:フューチャー&パスト 2014年5月30日より全国にて公開© 2014 Twentieth Century Foxファンタスティック・フォー 2015年10月9日よりTOHOシネマズ 日劇ほか全国にて公開© 2015 MARVEL & Subs. © 2015 Twentieth Century Foxグレイテスト・ショーマン 2018年2月16日より全国にて公開© 2017 Twentieth Century Fox Film CorporationX-MEN 2000年10月7日より日本劇場系列ほかにて公開
2020年11月13日パーキンソン病と診断されてから約30年間闘病を続けている『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズのマイケル・J・フォックスが、自身の生活について「People」誌に語った。闘病を続けながらも、常に明るく前向きに生きてきたマイケルだが、2年前に「最も落ち込んでしまった」という出来事が起こっていたことを明かした。脊椎に非がん性ながら短期間でどんどん大きくなっていく腫瘍ができ、体中に痛みを感じていたという。「もし、手術で取れなかったら、麻痺に向かってしまうところだった」。腫瘍ができた場所が悪く手術は難しいと言われていたが、幸いにも成功。再び歩けるようになるまで4か月もかかったが、なんとか困難を乗り越えた。それからまもなく、また不幸がマイケルを襲う。スパイク・リー製作の『シー・ユー・イエスタデイ』にカメオ出演予定だった日の朝、キッチンで転んで腕の骨を折ってしまったのだ。「ニコニコなんてしていられない。明るい面もなにもあったもんじゃない。ひたすら落ち込んだし痛かった」と絶望の淵に追いやられたマイケルは、もうこの先ポジティブな気持ちになれないかもしれないと思ったという。しかし、前向きな気持ちを持ち続けるには感謝すること、受け入れることの大切さを改めて実感し、立ち直ることができたとのこと。「ぼくの人生は穏やかだし、いい時間を過ごしている。みんな信じてくれないんだけど、人生を愛しているよ」と語った。(Hiromi Kaku)■関連作品:バック・トゥ・ザ・フューチャー 1985年12月7日より公開バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2 1989年12月9日より公開バック・トゥ・ザ・フューチャーPART3 1990年7月より公開
2020年11月05日ジェイミー・フォックスが『Day Shift』に主演することになった。Netflixが製作、配信をするオリジナル映画で、フォックスはエグゼクティブ・プロデューサーも兼任する。フォックスの役は、L.A.郊外に住む、一人娘の父親。表向きはプールの清掃業で生活費を稼ぐブルーカラーだが、実は彼の本職はヴァンパイアハンターだった。監督は、今作でデビューを果たすJJ・ペリー。彼はこれまで『ジョン・ウィック』シリーズなどでセカンドユニットの監督を務めてきた。『ジョン・ウィック』シリーズの監督チャド・スタエルスキは今作のプロデューサーを務め、『ジョン・ウィック:パラベラム』のシェイ・ハッテンが脚本のリライトを行うなど、『ジョン・ウィック』色の強い作品になりそうだ。フォックスの最近作はNetflixで配信中の『プロジェクト・パワー』。次回作は12月25日にDisney+で配信される『ソウルフル・ワールド』。文=猿渡由紀
2020年10月21日子育ても四半世紀、学校や世の中で変化したことは?Upload By ひらたともみUpload By ひらたともみUpload By ひらたともみ「発達障害」という言葉は、四半世紀子育てをしている私にとって「まだ新しいもの」という感覚があります。第一子の長男が小学校に入学したころは、「座れない・人の話が聞けない」と、授業を妨害している児童とみなされ、厄介者というようなレッテルを貼られる場面が多くありました。そのため、幼稚園や家庭でどんなしつけをしてきたのかを問われ、親が呼び出されることも珍しくなかったと思います。Upload By ひらたともみUpload By ひらたともみUpload By ひらたともみUpload By ひらたともみUpload By ひらたともみ発達障害という言葉は知られるようになったけれど…あれから学校でも、社会全体でも「発達障害」という言葉が知られるようになりました。ですが、発達障害の当事者や家族は楽になったか…というと、本当にそうだろうか?まだまだ理解も配慮も足りていないのではないだろうか…と考えてしまいます。それはこの先も、社会とともに、試行錯誤することになるのでしょうね。
2020年10月21日トム・ホランドがスパイダーマンを演じる『スパイダーマン』第3弾に、ジェイミー・フォックスが出演交渉中であることが明らかになった。「The Hollywood Reporter」が報じた。ジェイミーが演じるのは、2014年にアンドリュー・ガーフィールドがスパイダーマン役を務めた『アメイジング・スパイダーマン2』で演じたヴィランのエレクトロ役。スパイダーマンを演じる俳優が変わっても、同じ役を再演することになったのは意外にもジェイミーが初めてではなく、トビー・マグワイアがスパイダーマンを演じた『スパイダーマン』(2002)、『スパイダーマン2』(2004)、『スパイダーマン3』(2007)でJ・ジョナ・ジェイムソン役を演じたJ・K・シモンズが、アンドリュー版を飛び越えてトム・ホランド版の『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』(2019)にカメオ出演した例もある。『スパイダーマン』ファンの意見としては、「そういうことが可能なら、ポール・ジアマッティのライノ役やウィレム・デフォーのゴブリン役もまた見てみたい!」という声がちらほら。トム版の『スパイダーマン』第3弾には、前2作のキャストのゼンデイヤ(MJ)、マリサ・トメイ(メイ)、ジェイコブ・バタロン(ネッド)、トニー・レヴォロリ(フラッシュ)が出演予定。現在のところは2021年12月17日全米公開予定となっている。(Hiromi Kaku)■関連作品:アメイジング・スパイダーマン2 2014年4月25日よりTOHOシネマズ日劇ほか全国にて公開© 2013 CTMG. All Rights Reserved.スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム 2019年夏、全国にて公開予定
2020年10月02日次の『スパイダーマン』映画にジェイミー・フォックスが出演するようだ。役柄は、彼がアンドリュー・ガーフィールド主演の『アメイジング・スパイダーマン2』で演じたのと同じエレクトロ。予測しなかった彼の再登場に、ファンの興奮が増すことは間違いない。トム・ホランド主演の『スパイダーマン』は、次で3作目。監督は前回の『スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム』のジョン・ワッツが務める。撮影はこの秋にアトランタでスタートの予定。公開は現状、2021年11月5日。フォックスの次回作は、声の出演を務めたピクサーのアニメーション映画『ソウルフル・ワールド』。文=猿渡由紀
2020年10月02日12月4日(金)から12月6日(日)の3日間、オンライン開催される「東京コミコン 2020」バーチャルサイン会に、マイケル・J・フォックスが第1弾参加ゲストとして決定したことが分かった。フォックスは、映画公開35周年となった、日本でも人気の高い名作SF映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズの主人公として全3作に出演。最も著名なハリウッドスターのひとりとなった。東京コミコンへの参加は今回が初めてとなるが、過去には日本企業のCMにも出演するなど、日本との関わりも深く、参加が望まれていたレジェンドセレブだ。なお現在、フォックス以外にも、セレブゲストの参加交渉が行われているという。【東京コミコン 2020 オフィシャルサイト】「東京コミコン 2020」12月4日(金)から12月6日(日)の3日間オンライン開催
2020年09月24日金沢21世紀美術館にて展覧会「ミヒャエル・ボレマンスマーク・マンダース|ダブル・サイレンス」が、2020年9月19日(土)から2021年2月28日(日)まで開催される。世界で高い評価を得る、画家ボレマンスと彫刻家マンダースの2人展ミヒャエル・ボレマンスは、ベルギーを拠点に活躍する画家。抽象的なコンセプチュアル・アートに強く影響された彼の作品は、日常に潜む不穏さや危うさを、曖昧で矛盾に満ちた画題で表現する独特の雰囲気をもつ。また、同じくベルギーを拠点とする彫刻家であるマーク・マンダースは、“自画像”を自身の作品の主体とし、彫刻だけでなく、ドローイングやインスタレーションなど多彩な作品を発表してきた。そんな2人の作風は、世界に誇るヨーロッパの美術史を素地とし、現代社会に生きる人々の普遍的価値とは何かについての内省を促すという点で共通している。2人の作品が、静寂の中で対話する展覧会「ミヒャエル・ボレマンスマーク・マンダース|ダブル・サイレンス」は、ボレマンスとマンダースにとって美術館では初めての2人展。互いの作品選びや展示空間に合わせた展示構成など、本展担当キュレーターを交えながら対話を重ね、構想を練って開催に至った。ボレマンスの絵画と映像、そしてマンダースの彫刻、計60点あまりの作品が、沈黙と静寂の中、訪れる人々に語りかける。また、2人の作品と妹島和世+西沢立衛 / SANAAが設計した金沢21世紀美術館の建築がどのように対話をするかも見どころだ。ミヒャエル・ボレマンスの主な展示作品ミヒャエル・ボレマンスが手掛ける《機会の家(生涯のチャンス)》は、オランダ風の屋根に、数えきれないほどの窓がついた家を描いた作品。家は、2002年から2007年にかけて、ボレマンスが好んで描いたモチーフの一つだ。画中に描かれた人やそのサイズ、人物と家の不可解な関係と、“家”という身近なものを通して、見るものに現実と想像の世界を語りかける。また、ボレマンスのモナリザとも評される《天使》も、違和感を覚える作品だろう。黒い顔面や、人間のサイズを超えたスケールは、一般的な天使のイメージからかけはなれた表現。力なく立つ姿からは、ボレマンスが描く人物像によく見られる、無活動、人間的な感情や感覚の喪失、孤立感が如実に現れている。マーク・マンダースの主な展示作品マーク・マンダースによる《狐 /鼠 / ベルト(建物としてのセルフ・ポートレイトからの断片)》は、本展の中で最も初期に発表された作品。マンダースが1986年に作家活動を開始した時からのコンセプト「建物としてのセルフ・ポートレイト(自画像)」を副題に含んだ重要な1点となっている。創作初期の作品がある一方で、最新作も展示。《4つの黄色い垂直から成るコンポジション》は、人物の顔に4つの黄色い木片が垂直に差し込まれた印象的な彫刻作品だ。周囲を歩き回れば、物事には複数の視点があり、感じ方の変化は見る側の創造によって起きることに気づかされるだろう。【詳細】ミヒャエル・ボレマンスマーク・マンダース|ダブル・サイレンス会期:2020年9月19日(土)~2021年2月28日(日)<日付指定入場制>休場日 毎週月曜日(ただし9月21日、11月23日、2021年1月11日は開場)、9月23日、11月24日、12月29日~2021年1月1日、1月12日開場時間:10:00~18:00(金・土曜日は20:00まで、1月2日・3日は17:00まで)※観覧券販売は閉場の30分前まで。会場:金沢21世紀美術館展示室7~12・14住所:石川県金沢市広坂1-2-1料金 一般 1,200円(1,000円) / 大学生 800円(600円) / 小中高生 400円(300円) / 65歳以上の方 1,000円(1,000円)※()内は団体料金(20名以上)及び前売り券料金。※本観覧券で入場当日に限り、同時開催中のコレクション展にも入場可能。<日付指定入場制チケットについて>予約券購入開始日:2020年9月1日(火)10:00~展覧会観覧日前日の23:59まで購入可能予約購入先:金沢21世紀美術館ウェブサイト■注意事項・希望入場日を選んで予約券を購入。・観覧の際は、展覧会会場入り口にて、予約券の購入済みページのQRコード画面またはプリントアウトしたものを提示。・全ての予約券は、指定の入場日付枠以外での利用不可。券面に記載の入場日付枠内に入場のこと。・全ての予約券は、指定の入場日付枠ごとの数量限定販売(先着順・予定数量に達し次第販売終了)。・当日券も用意あり。予約を推奨。・購入済みの予約券の払戻し不可。・その他詳細は金沢21世紀美術館ウェブサイトを確認。【問い合わせ先】金沢21世紀美術館TEL:076-220-2800
2020年08月28日ジェイミー・フォックスとジョセフ・ゴードン=レヴィットら競演による、超過激スペクタクル・アクション大作『プロジェク ト・パワー』がNetflixにて全世界独占配信。超人的なスーパーパワーとド迫力アクションが次々に映し出される怒涛の予告編とキャラクターたちを映したキービジュアルも併せて解禁された。本作に登場するのは、たった5分間だけ、超人的なスーパーパワーを得られる謎の薬。問題は飲むまでどんな“パワー”を得られるか分からず、場合によっては副作用で死んでしまうこともある、ということ。謎の組織によって製造されたその薬は、瞬く間にアメリカ・ニューオリンズの街中に拡まってしまい、“パワー”を使った凶悪な犯罪も起き始めることに…。そんな中、素行はよくないが街を愛する地元警官(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)、過去に娘を奪われたことで復讐を誓う元傭兵(ジェイミー・フォックス)、売人の少女(ドミニク・フィッシュバック)、3人の荒くれ者たちが思いがけず協力し、街を危機から救い平和を取り戻すために立ち上がる!解禁となった予告編では、薬を飲んだ者たちが、ヤバすぎるスーパーパワーを発揮していくド迫力アクションシーンが矢継ぎ早に映し出される。超スピードの移動能力や身体を透明化できる能力、全身が炎に包まれる能力、銃弾すら跳ね返す皮膚になる能力…など、次々に登場する驚愕の能力者たち。その裏に潜む謎の組織が企む、<人間の進化>という謎に満ちた計画の全貌とは!?それぞれの思惑を胸に組織へと戦いを挑んでいく3人の行く末は!?主演は、『アメイジング・スパイダーマン 2』でスパイダーマンの敵エレクトロを熱演し、クエンティン・タランティーノ監督『ジャンゴ 繋がれざる者』や「Black Lives Matter」運動で注目される『黒い司法』に出演し、レイ・チャールズの伝記映画『Ray/レイ』ではアカデミー賞主演男優賞を受賞した名優ジェイミー・フォックス。共演には、『(500)日のサマー』で日本でも人気を獲得し、『G.I.ジョー』『インセプション』『ダークナイト ライジング』など数多くのハードな超大作にも出演してきたジョセフ・ゴードン=レヴィット。さらに、ジェームズ・フランコ&マギー・ジレンホール主演のドラマ「DEUCE/ポルノストリート in NY」などに出演する注目の女優ドミニク・フィッシュバックや、映画『300<スリーハンドレッド>』や人気ドラマ「LOST」「ウエストワールド」のロドリゴ・サントロら実力派キャストが集結。監督は、『パラノーマル・アクティビティ 3』『パラノーマル・アクティビティ 4』の監督や、ハリウッド実写版“ロックマン”『Mega Man』(原題)でも監督を務める予定のヘンリー・ジュースト&アリエル・シュルマンのコンビ。脚本は、ロバート・パティンソン主演で新たに2021年公開予定の新作『The Batman』(原題)や『Mega Man』(原題)でも新鋭マットソン・トムリンが務める。Netflix映画『プロジェクト・パワー』は8月14日(金)より独占配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:【Netflix映画】ブライト 2017年12月22日よりNetflixにて全世界同時オンラインストリーミング【Netflix映画】マッドバウンド 哀しき友情 2017年11月17日よりNetflixにて全世界同時配信【Netflixオリジナルドラマ】オルタード・カーボン 2018年2月2日より全世界同時オンラインストリーミング2月2日(金)より全世界同時オンラインストリーミング
2020年07月16日新型コロナウィルス感染拡大の影響や感染拡大予防の観点から、テレワークやウェブミーティングなどが増えているいま、20世紀スタジオが名作の壁紙を公開した。20世紀スタジオが「あなたのテレビ会議を彩ろう」と公開したのは、あの『エイリアン』に登場した宇宙船内や、『ボヘミアン・ラプソディ』がまさしくレコーディングされたスタジオ。そして、『X-MEN』シリーズでお馴染み、プロフェッサーXがミュータントを感知する“セレブロ”に続く扉、『キングスマン』のスパイガジェットがずらりと並んだ高級スーツ店「キングスマン」の店内と、映画ファンの心をくすぐるスポットばかり。そんな『X-MEN』の最新スポンオフ『The New Mutants』(原題)はこれまで何度も公開が延期されてきたが、新型コロナウィルスの影響でまたも公開日未定に。『キングスマン:ファースト・エージェント』はいまのところ今年9月の公開が予定されているが、微妙なところだ。さらに、全米公開が12月23日に延期された『トップガン マーヴェリック』からも、オンライン会議システムで使える背景画像が公開されている。(text:Reiko Uehara)■関連作品:トップガン マーヴェリック 2020年7月10日より全国にて公開©2019 PARAMOUNT PICTURES. ALL RIGHTS RESERVED.
2020年04月03日《無題》 2020 年撮影:畠山直哉金沢21世紀美術館で、美術家 内藤礼による大規模展「うつしあう創造」が、5月2日から8月23日まで開催する。小さなひとが立ち、水が落ちるところに大地が広がり、糸やリボンが揺れるときに風が生まれ、ビーズやガラスが光をまねき入れるーー内藤礼は、空間と対話しながら自然のエレメントや繊細なモチーフを組み合わせ、またカンヴァス上に淡い色彩を重ねることで、根源的な生の光景を出現させてきた。《精霊》2009 年神奈川県立近代美術館 鎌倉「内藤礼 すべて動物は、世界の内にちょうど水の中に水があるように存在している」撮影:畠山直哉これまで自然の内にあるものに気づき、受け取ることで作品を作り続けてきた内藤礼が、そこに確かにある「創造」と向き合い、人と自然、人と作品、生と死、そして何より作家と見る人の「創造」が「うつしあう」ところに生まれる生気や慈悲を、本展覧会を通じて見出していく。会場となるのは、大小さまざまな展示室や光庭、それをつなぐ通路によって構成される約2,000平方メートルの空間を利用した展示スペース。日中は天候や時間によって変化する自然光がその空間を満たし、夕刻になると明かりが灯る。スケールの大きな空間作品を予定しており、これまで開催されてきた内藤礼の展覧会において、最大規模のものとなる。《このことを》2001年家プロジェクト「きんざ」、直島、香川ベネッセアートサイト直島撮影:畠山直哉なお、本展では日時指定入場制を導入。ゆったりと流れる時間の中で、内藤礼の世界を堪能することができる。また、金曜と土曜日は夜間開館により夜8時まで展覧会場をオープンする。【イベント情報】内藤礼 うつしあう創造会期:5月2日~8月23日会場:金沢21世紀美術館 展示室7〜12・14、光庭2・3住所:石川県金沢市広坂1-2-1時間:10:00~18:00(金・土曜日は20:00)料金:大人 1,600円(2,000円)、大学生 1,100円(1,400円)、小中高生 600円(700円)、65歳以上 1,600円(1,600円)※( )内は当日券(若干枚数)の料金※本展覧会は日時指定入場制休場日:毎週月曜日(ただし、5月4日、8月10日は開場)、5月7日、8月11日【入場チケットについて】■入場時間枠について(1) 10:00 ~ 11:30、(2)11:30 ~ 13:00、(3)13:00 ~ 14:30、(4)14:30 ~ 16:00、(5) 16:00 ~ 17:30、(6)17:30 ~ 19:30 ※(6)は金・土曜日のみ※指定した入場時間枠内での入場とする※入場後の退出時間は自由、再入場は不可■予約券の購入・入場予約券 購入期間:4月1日 10:00~展覧会鑑賞日の前日23:59予約券 購入先:
2020年03月16日展覧会「de-sport : 芸術によるスポーツの解体と再構築」が、石川の金沢21世紀美術館にて、2020年6月27日(土)から9月27日(日)まで開催される。なお、当初は2020年4月29日(水)からの開幕を予定していたが、延期となった。芸術から見るスポーツスポーツは古来、「日常の労働から離れた遊び」を意味する言葉であり、音楽や演劇、絵画、舞踏などの芸術も含んでいた。しかし今や、磨き抜いた身体と技巧を誇示してその勝敗を競うスポーツは、エンターテインメントの1つとして商品化されていると言えよう。東京オリンピック・パラリンピックを翌年に控える2020年に開催される「de-sport : 芸術によるスポーツの解体と再構築」は、芸術の視点からスポーツの意味を問い直す展覧会だ。タイトルの造語“de-sport”には、「楽しむ」を意味する“desport”と、「スポーツの脱構築」を表す“deconstructed sport”の2つの意味を重ねている。脱構築が「構造の解体と再構築」を指すように、本展では起源である“楽しみ”に立ち返り、国家や戦争、身体、非言語コミュニケーションなど、現代の諸問題を反映する社会的構造としてスポーツを理解。ガブリエル・オロスコ、クリスチャン・ヤンコフスキー、リアム・ギリックといった9ヶ国10作家の作品を通して、文化としてのスポーツを再考する。展覧会概要展覧会「de-sport(デスポーツ) : 芸術によるスポーツの解体と再構築」会期:2020年6月27日(土)〜9月27日(日)※当初は2020年4月29日(水)〜9月27日(日)の会期を予定していたが、延期しての開幕会場:金沢21世紀美術館住所:石川県金沢市広坂1-2-1時間:10:00〜18:00(金・土曜日は20:00まで)休館日: 月曜日(5月4日(月)、8月10日(月)、9月21日(月)は開館)、5月7日(木)、8月11日(火)、9月23日(水)料金:一般 1,200円(1,000円)、大学生 800円(600円)、小中高生 400円(300円)、65歳以上 1,000円(1,000円)※( )内は前売券料金※日時指定の展覧会鑑賞チケットの前売り発売日等の詳細は、決まり次第公式ウェブサイトで発表※予展覧会終了の期日などの予定は変更となる場合あり【問い合わせ先】金沢21世紀美術館TEL:076-220-2800
2020年03月05日SimSimJapanは、21世紀の新素材『卵殻膜』入りのクリームを開発しました。卵殻膜とはタマゴの殻の内側にある薄膜のことです。「ヒアルロン酸」や「コラーゲン」を生み出す「繊維芽細胞」を増やすといわれており、目元、口元など、乾燥しやすい箇所、シワができやすい箇所に、薄く塗ります。卵殻膜のような、薄いヴェールに包まれたような感じになります。~話題の『卵殻膜』で美肌ケア~卵殻膜、コラーゲン、ヒアルロン酸、ゴマ油、ビタミンC誘導体その他多数の植物エキスが加わり、お肌に潤いと弾力を与え、ヴェールをまとったようにしっとり感が持続する保湿クリームです。『卵殻膜』とは…卵の殻の内側にある薄膜のことです。ハリのある肌を保つために必要な「ヒアルロン酸」や「コラーゲン」を生み出す【繊維芽細胞】を増やします。また、脂溶性ビタミンC誘導体を配合しており、濃度での肌への刺激が少なく真皮まで浸透します。ゆっくり浸透するので、表皮ではメラニンの生成を抑制し、真皮ではコラーゲンの生成・新陳代謝を促進します。敏感肌、乾燥肌、大人の肌トラブル(しみ、しわ、たるみ、大人にきびなど)の改善、美白などに有効です。◆使い方無香料で、べたつかずサラッとした使用感です。適量を手に取り、乾燥の気になる目元や口元、顔や手の甲などに薄くのばしてお使いください。◆成分水・トリ(カプリル酸・カプリン酸)グリセリル・イソベンチルジオール・ベヘニルアルコール・グリセリン・BG・ステアリン酸グリセリル(SE)・(アクリル酸ヒドロキシエチル/アクリロイルジメチルタウリンNa)コポリマー・グリコシルトレハロース・ゴマ油・加水分解卵殻膜・デトラヘキシルデカン酸アスコルビル・ハチミツ・ヒアルロン酸Na・アロエベラ葉エキス・ウコン根茎エキス・ユズ果実エキス・ビワ葉エキス・オタネニンジン根エキス・加水分解ハトムギ種子・加水分解コラーゲン・水添レチノール・加水分解水添デンプン・ステアリン酸PEG-45・クエン酸・ステアリン酸ソルビタン・エチルヘキシルグリセリン・ポリソルベート60・イソステアリン酸ソルビタン・イソヘキサデカン・フェノキシエタノール◆商品概要:シムシムたまごクリーム販売価格:45g2,800円(税抜)販売店舗:SimSimJapan店舗責任者:塩田由衣子資本金:10,000,000円事業内容:化粧品製造販売所在地:神奈川県川崎市宮前区馬絹商品ページへ HPへ企業プレスリリース詳細へ TIMESトップへ
2020年03月02日ブルース・ウィリスとメーガン・フォックスが『Midnight in the Switchgrass』に出演することになった。犯罪スリラーで、ふたりの役はFBI捜査官。ほかに、地元の刑事の役でエミール・ハーシュも出演する。監督は『アイリッシュマン』など100本以上の映画をプロデュースしてきたランダル・エメット。今作が監督デビュー作となる。撮影は来月9日、プエルトリコで開始。ウィリスの最近作は、エドワード・ノートンが主演と監督を兼任した『マザーレス・ブルックリン』。ハーシュは今年のオスカーに10部門でノミネートされたタランティーノの『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』に出演している。文=猿渡由紀
2020年02月18日フランスの経済学者トマ・ピケティによるベストセラーをピケティ自身が出演と監修も務めて映画化した、社会派ドキュメンタリー『21世紀の資本』が公開決定。予告編と場面写真が解禁となった。ベストセラーとなった原作は、経済学者トマ・ピケティが出版し、史上最も重要な経済学書として世界中から称賛を浴びた経済学書「21世紀の資本」。日本でも2014年に出版され一大ブームを巻き起こしたが、700ページという超大作のため、完読が難しいというのも有名な話だ。そこで著者のピケティ自身が監修から出演までこなし、一般の人も五感だけで理解できるよう完全映画化!著名な経済学者とともに、本で実証した理論を難しい数式など一切使わずに映像で表現した。映画では、『ウォール街』『プライドと偏見』『レ・ミゼラブル』『ザ・シンプソンズ』などの映画や小説、ポップカルチャーなどをふんだんに用い、過去300年の世界各国の歴史を“資本”の観点から切り取っていく。この度解禁された予告編で、冒頭から目に飛び込んでくるのは「お金」「格差」「権力」「貧困」という現代を象徴するようなパワーワードの数々。そして、原作者ピケティは私たちに向かって「21世紀は恐ろしい時代に突入する。それは歴史が証明している」と明言する。さらに映像は、18世紀の貴族制、第二次世界大戦、レーガン元大統領の有名なフレーズ「アメリカを再び偉大に!」など、過去300年のフッテージを映し出し、社会を混沌とさせた出来事をなぞりながら、“この世は仕組まれている”という衝撃の真実に迫っていく。また、本作の音楽を担当するのはフランスのエレクトロポップ・デュオ「エール(Air)」のジャン=ブノワ・ダンケル。ソフィア・コッポラ監督作品『ヴァージン・スーサイズ』の音楽を担当するなどマルチな活動で知られるフランスを代表するアーティストが作品を軽やかに彩る。近年、映画界でも相次いでテーマにされる「格差社会」。目を背けるのではなく、なぜ貧富の差が広がっているのか、その秘密をこの映画で確かめてみて。『21世紀の資本』は3月20日(金)より新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)
2020年01月24日ロエベ(LOEWE)が主催するアートプライズ「ロエベ ファンデーション クラフト プライズ」の2019年受賞作品が、金沢・21世紀美術館で開催する、第4回金沢・世界工芸トリエンナーレ「越境する工芸」内で展示される。期間は2019年11月10日(日)から21日(木)まで。今回展示されるのは、2019年の「ロエベ ファンデーション クラフト プライズ」にて大賞と特別賞を受賞した3作品。注目は、“袋に入ったオレンジ”というシンプルなモチーフを、日本伝統の工芸手法である“漆塗り”を用いて現代的に表現し、大賞を受賞した石塚源太による作品『Surface Tactility #11』。7~8世紀に生まれた“漆塗り”のイメージを覆す、モダンな印象の艶と造形を持ち合わせた作品だ。特別賞のハリー・モーガンの『’Untitled’ from Dichotomy Series』は、ガラス繊維のブロックの上に高密度のコンクリート塊を乗せ、重力の法則の逆転を表現。もう一つの特別賞作品、高樋一人の『KADO(Angle)』は、自身で栽培した植物の枝や草、アシを縫い合わせ、素材の成長や変化に伴ってフォルムや色彩が移り変わる、独創的な作品となっている。なお、これら3作品を展示する第4回金沢・世界工芸トリエンナーレ「越境する工芸」では、国内外の表現力豊かな工芸作品を多数紹介。会場に訪れた際は併せて楽しんでみて。【詳細】「ロエベ ファンデーション クラフト プライズ」受賞作品展示展示期間:2019年11月10日(日)~21日(木)展示会場:21世紀美術館 第4回金沢・世界工芸トリエンナーレ「越境する工芸」内展示作品:石塚源太『Surface Tactility #11』、ハリー・モーガン『’Untitled’ from Dichotomy Series』、高樋一人『KADO(Angle)』<第4回金沢・世界工芸トリエンナーレ「越境する工芸」>開催期間:2019年11月10日(日)~21日(木)開催時間:10:00~18:00会場:金沢21世紀美術館 市民ギャラリーA・B住所:石川県金沢市広阪1-2-1入場料:無料※会期中無休
2019年11月09日チームラボは、金沢21世紀美術館にて個展「チームラボ 永遠の海に浮かぶ無常の花」を、2019年8月9日(金)から9月1日(日)まで開催する。これまでも多くの体験型作品を生み出してきたチームラボ。今回の個展「チームラボ 永遠の海に浮かぶ無常の花」では、人々が他者と共に作品の一部となり、溶け込むことで、自分と他者との境界を連続的なものに変えること、そして境界のない新しい関係を模索することを目指している。期間中は、1つの連続した波によるインスタレーション「Black Waves: 埋もれ失いそして生まれる」をはじめとする4つの作品を展示する。大型インスタレーションである「Black Waves: 埋もれ失いそして生まれる」は、コンピューター上の空間で三次元の水の動きをシミュレーションし、粒子の挙動を線で描き、波を平面化した作品。日本の歴史上で、線の集合として表現されることが多かった水と、その線の集合体から感じられる生命感を、現代的に表現し、絵画表現の謎を解明する。と同時に、鑑賞者と作品世界との間に境界線がなくなるような、作品世界に入り込むような感覚へと誘う。同作以外にも、今回は空間的インスタレーションをメインとした。来場者のふるまいの影響を受けながら変容し続ける空間「永遠の今の中で連続する生と死、コントロールできないけれども、共に生きる」、空間に書く書“空書”が作品空間の中を回転していく「反転無分別 - Black in White」、来場者が描いた花々が、壁に生まれ、群生し広がっていく「グラフィティ フラワーズ ボミング」といった全てが、その作品世界をまるごと体感できるようなインスタレーションとなっている。また、新しく制作中の実験的な作品《光群落》も公開。光が呼応しあう幻想的な空間を体感できる。【詳細】「チームラボ 永遠の海に浮かぶ無常の花」会期:2019年8月9日(金)~9月1日(日)会場:金沢21世紀美術館 市民ギャラリーA・B住所:石川県金沢市広坂1-2-1時間:10:00~18:00(金曜・土曜は20:00)休館日:なし料金:大人(高校生以上) 2,200円、小人(4歳以上、中学生以下) 1,000円※3歳以下無料チケット取り扱い:セブンチケットおよび公式チケットサイト他【問い合わせ先】チームラボ 永遠の海に浮かぶ無常の花 実行委員会事務局(北國新聞社事業局内)TEL:076-260-3581(平日10:00~18:00、土日祝休)
2019年04月01日チームラボ(teamLab)が、石川の金沢21世紀美術館で、8月9日から9月1日の期間、「チームラボ 永遠の海に浮かぶ無常の花」を開催する。本展の見どころは、一つの連続した波による「Black Waves: 埋もれ失いそして生まれる」と、来場者に影響を受けながら変容し続ける花の「永遠の今の中で連続する生と死、コントロールできないけれども、共に生きる」、2作品を組み合わせたインスタレーション。人々が他者と共に作品の一部となり溶け込んでいくことで、自分と他者との境界を連続的なものに変え、世界との境界のない新しい関係を模索する。展示空間内で一筆書きのようにすべてが連続して繋がっている波のインスタレーションは、三次元上の水の動きをコンビューター上で平面化し映像にした作品。まるで作品世界に入り込むような、鑑賞者が波に憑依するかのような体験が味わえるだろう。teamLab, Black Waves: Lost, Immersed and Reborn, 2019, Digital Installation, Continuous Loop, Sound: Hideaki Takahashi© teamLab「永遠の今の中で連続する生と死、コントロールできないけれども、共に生きる」は、花々が生まれ、つぼみをつけ、咲き、やがては散り、枯れて、死んでいく様子が永遠に繰り返されるインスタレーション。あらかじめ記録された映像を再生するのではなく、人々のふるまいの影響を受けながら、コンピュータープログラムでリアルタイムで変容し続ける今この瞬間の絵は、二度と見ることができない。 teamLab, Continuous Life and Death at the Now of Eternity, Cannot be Controlled but Live Together, 2019, Interactive Digital Installation, Endless, Sound: Hideaki Takahashi© teamLabこの2作品が合わさった空間には、いかなる未知の体験が待っているのだろうか?その他にも、墨跡が作品空間の中をダイナミックに左回りにも右回りにも回転していく「反転無分別 - Black in White」、来場者の描いた花々が壁に生まれ群生し広がっていく「グラフィティ フラワーズ ボミング」も展示される。なお、チケットは6月上旬に発売予定。【イベント情報】チームラボ 永遠の海に浮かぶ無常の花会期:8月9日~9月1日会場:金沢21世紀美術館 市民ギャラリーA・B住所:石川県金沢市広坂1-2-1時間:10:00~18:00(金・土曜日は20:00)料金:大人(高校生以上) 2,200円、小人(中学生以上) 1,000円、3歳以下無料※チケットは日付指定券を予定休館日なし
2019年04月01日『エイリアン』1作目の公開から今年40周年を迎えることを記念して、『エイリアン』をテーマとした6本の短編映画がオンラインで公開される。20世紀フォックスが発表した。クラウドソーシング・スタジオの「Tongal」を通して新世代のフィルムメーカーからの参加を受けつけたという。「Tongal」のHPによれば、応募条件はアメリカに在住の18歳以上であること、短編映画の尺は5分以上9分以内に収めること、内容はリドリー・スコットが監督した1979年製作の『エイリアン』の世界観に沿ったSF/ホラーであることなど、細かく決められていたが、550人以上からのエントリーがあったそうだ。6本の短編映画は、3月29日から1週間ごとにエンタメ情報サイト「IGN」で公開。『エイリアン』シリーズの公式サイトやSNSでは、5月5日からメイキングシーンなどとともに公開されるとのこと。一部の素材は、金曜日にシアトルの「エメラルドシティ・コミコン」、3月23日にシカゴの「C2E2」、3月30日にアナヘイムの「ワンダーコン」で披露される。(Hiromi Kaku)■関連作品:エイリアン 1979年7月より公開
2019年03月14日今年日本でも公開が予定されていた『妻たちの落とし前』と、メリッサ・マッカーシーが第91回アカデミー賞主演女優賞にノミネートされ話題となっていた『ある女流作家の罪と罰』(CAN YOU EVER FORGIVE ME?/原題)が、日本での劇場公開を中止すると配給元である20世紀フォックス映画が発表した。4月に公開予定だった『妻たちの落とし前』は、『それでも夜は明ける』でアカデミー賞を受賞したスティーヴ・マックイーン監督が『ゴーン・ガール』の原作者、ギリアン・フリンと共同脚本を手掛けた、未亡人犯罪者の運命を描く衝撃のクライム・サスペンス『WIDOWS』(原題)。最愛の夫を亡くし悲しみに暮れるも、反撃に立ち上がる強靭な女性ヴェロニカをヴィオラ・デイヴィスが、彼女と共に女性犯罪チームのメンバーとして立ち上がる未亡人たちに、ミシェル・ロドリゲス、エリザベス・デビッキ、シンシア・エリヴォが出演しているほか、リーアム・ニーソン、コリン・ファレルと男性俳優陣も豪華。同じく劇場公開を見送ることとなった『ある女流作家の罪と罰』は実話を基にした物語で、コメディ女優のメリッサ・マッカーシーが文書偽造で生計を立てていた人好きしない売れない女流作家を熱演し主演。これまでとは違う彼女の意外性もあってか、第76回ゴールデン・グローブ賞と第91回アカデミー賞で主演女優賞にノミネートされた。ほかにも、アカデミー賞では助演男優賞(リチャード・E・グラント)、脚色賞にノミネートされた。今回劇場公開は中止となったが、タイトルを変え、デジタル&ディスクでのリリースが決定した。リリース日程は現在、未定となっている。(cinemacafe.net)■関連作品:妻たちの落とし前 2019年4月、全国にて公開予定©2018Twentueth Century Fox Film Corporation. All Rights Reserved.
2019年03月06日展覧会「結ぶ - 14 shoemaking methods - それぞれのモダンとクラシック」が、金沢21世紀美術館にて開催される。会期は、2019年3月5日(火)から10日(日)まで。「結ぶ - 14 shoemaking methods - それぞれのモダンとクラシック」では、神戸を拠点とする靴作家チーム「カーフ(CALF)」の作品を紹介する。「カーフ」とは、シューズクリエイター大森勇輔と製靴学校ハードワーカーシューズメイキングスクールが核となり結成された団体だ。靴職人や、作家、デザイナーなど、様々な立場でハンドメイドシューズに携わるクリエイターたちが、靴を世界に発信する活動を行っている。今回の展示では、「モダン」と「クラシック」という2つの異なるテーマをもとに、靴作家それぞれが製作した約50足のシューズを展示する。普遍的なテーマに対して、それぞれがいかなる解釈を行い、どんな素材やデザイン、作り方を通して表現するのか。その表現の豊かさから、靴の世界の魅力を紐解いていく。【詳細】結ぶ - 14 shoemaking methods - それぞれのモダンとクラシック会期:2019年3月5日(火)〜10日(日)会場:金沢21世紀美術館市民ギャラリーB住所:石川県金沢市広坂1-2-1開催時間:10:00〜18:00 ※金土は20:00まで。入場料:無料
2019年02月08日マーガレット・ハウエル(MARGARET HOWELL)が、フォックスブラザーズ(FOX BROTHERS)にスペシャルオーダーしたファブリックを用いたコレクションが今シーズンも登場。両社の長年の取り組みを記念して、スペシャル動画を公開した。「英国フランネルの代名詞」と言われ、高いクオリティと伝統を誇る老舗フォックスブラザーズ。マーガレット・ハウエルにとっては、大切なサプライヤーの一つであり、毎シーズン、フォックスブラザーズ社製の生地を使ったアイテムを作っているほど。今年は、メンズにはコート(14万円)やジャケット(6万9,000円)、レディースにはジャケット(6万8,000円)やスカート(5万2,000円)などが登場する。両者の関係は、マーガレットがブランドをはじめた頃から長く続いており、今回この長年の取り組みを記念して、スペシャル動画をローンチした。VIDEOGRAPHER:NORIO KIDERA「私が初めてフォックスブラザーズ社のことを知ったのは、ロンドンのドーチェスターホテルで開催されていた英国毛織物合同展示会を訪ねた時です。1970年代の終わりで、私が服作りを始めて間もないころです。ブースに老紳士がひとりで座っていました。それがデヴィッド・フォックス氏で、若い女性が彼の生地に興味を示していることに驚いている様子でした。でもその時、私は彼が着ていたピンストライプのスーツと生地見本を見て、この会社こそ私の探し求めているものだと直感したのです。フォックスブラザーズ社との付き合いはそれ以来になります。」「彼らは長年受け継いできた英国企業としてのノウハウに常に忠実で、200年以上前に創立された場所に今もなお留まり、ベストクオリティのウーステッドやフランネルのスーツ生地を作り続けています。これこそ私がリスペクトする信念なのです。」 とマーガレット・ハウエルは語る。両社の信念がこめられたコレクションをぜひ堪能してみては。
2018年10月18日世界の現代アートを牽引するアーティストから注目の若手、金沢ゆかりのアーティストが参加する「東アジア文化都市2018金沢 変容する家」が、金沢21世紀美術館や金沢市内の3つのエリアを会場に、9月15日から11月4日まで開催。[参考画像]ハン・ソクヒョン《Super-Natural》(部分)2011/2016Installation view of the exhibition "Megacities Asia" at the Museum of Fine Arts, Boston.Courtesy of the artist我々の生きる現代では「家」は一つの社会システムとして構造化されている。建築的・物理的な 「家」は一般化しやすいが、表面化しない感情、慣習や文化全般に融解している「家」は、多角的に考察されなければ、その意味を捉えることは困難だ。とりわけ、グローバル化によって移動が常態化した今日において、人々の「家」はどこにでも、いくつもあるのか、あるいはどこにもないのか。この問いを起点に、金沢の街なかに存在する使われていない日常空間を探し出し、現代美術作家が「家」をテーマに作品を発表する。出品作家は、川俣正、ス・ドホ、オーギカナエ、ギムホンソック、ソン・ドン、山本基、ムン・キョンウォン&チョン・ジュンホ、チウ・ジージエ、ミヤケマイ、伊能一三、宮永愛子、ハン・ソクヒョン、呉夏枝、さわひらき、チェン・ウェイ、風景と食設計室 ホー、魚住哲宏+魚住紀代美、ヤン・ヨンリャン、リ・ビンユアン、村上慧、イ・ハンソル、グゥ・ユルーの計22組。現代アートシーンで存在感を増す東アジア諸国の中でも、さまざまな国際舞台で作品を発表してきた日本・中国・韓国を代表するアーティストが金沢に集結する。また金沢ゆかりのアーティストや、注目の若手アーティストまで幅広く紹介する。[参考画像]川俣正 《「工事中」再開》 2017アートフロントギャラリーでのインスタレーション(東京、代官山)撮影:井上玄© Tadashi Kawamata本展は、金沢21世紀美術館を飛び出して、市街地でも作品を展示。金沢市内の広坂、石引、寺町・野町・泉の3つのエリアにある民家やビルなどを会場に、本展のための新作も多数発表される予定。これらのエリアは、古くは藩政期、金沢城のお膝元として、あるいは加賀藩主前田家ゆかりの寺院群が置かれるなど、いずれも藩政の要所とされてきた地であり、現在は官庁街や文教地区、観光地として多くの人に親しまれる一方、地元の人々の生活が息づく地域でもある。金沢21世紀美術館のミッションである「まちに活き、市民とつくる、参画交流型の美術館」をさらに展開し、地域との交流を進めながら実施する。金沢21世紀美術館のある広坂エリアには2会場が設けられ、同館の芝生広場のほか、近隣のビルをまるごと使ったダイナミックな展示が行われる。石引エリアは、石引商店街周辺の6会場に、まちの人々の日々の生活に寄り添うような作品を紹介。そして寺町・野町・泉エリアは、元工場や寺院、町家など10会場に、それぞれの物語や特徴ある空間を生かした展示が登場する。それぞれのエリアは、広坂エリアを中心に、徒歩やバスで移動が可能。一日ゆっくりと散歩しながら、東アジアのアーティスト22組が考える「家」を訪ね、作品とまちの魅力を発見できる。日本・中国・韓国の3ヶ国において文化芸術による発展を目指す都市を選定し、その都市において現代の芸術文化や伝統文化、また多彩な生活文化に関連する様々な文化芸術イベント等を実施する「東アジア文化都市」の、2018年のコア事業として開催される本展。金沢のまちを舞台とした大規模な現代アートのまちなか展覧会で、日中韓のアートに出会ってみては。【展覧会情報】東アジア文化都市2018金沢 変容する家会期:9月15日~11月4日会場:金沢市内(広坂エリア、石引エリア、寺町・野町・泉エリア)時間:10:00~17:00 ※会場により異なる場合あり休場日:毎週月曜日(ただし、9月17日、24日、10月8日は開場)、9月18日、25日、10月9日※会場により異なる場合あり入場無料
2018年08月16日