さまざまな育児アイテムのなかで、2歳を過ぎても使える育児アイテムがあります。育児中の私も、今だからこそ思えることなのですが、いくら期間限定とはいえ2年以上も使うアイテムです。満足のいくものを選びたいと感じました。今回は、私が実際に長く愛用している育児アイテムを厳選してご紹介します! やっぱりコレ! 「マザーズバッグ」 妊娠中にマザーズバッグをワクワクしながら選ぶママも多いのではないでしょうか? もちろんデザイン性も重視したいですが、やはり機能性も大事です。 私が使用しているルートートブランド、マミールーのマザーズバッグの使用歴は5年以上。1人目、2人目と使用していますが、破損することなく使えています。マザーズバッグの選び方は好みにもよりますが、やはり丈夫で軽量であることが第一。さらに両手が空くトートと斜めがけが可能な2WAYタイプがおすすめです。 肩腰の負担が軽い「抱っこひも」 私が買い物に失敗したアイテムが、抱っこひもでした。抱っこやおんぶなんて少しの間だと思い、安価な抱っこひもを購入したのが間違いでした。 そこでエルゴの抱っこひもを再購入。少々値段は張りますが、肩が凝りにくいので気に入っています。新生児用のパッドなどオプションも充実しているので、成長に合わせた使い方ができるのも魅力。2歳を過ぎた今でも役立っています。 長く使えるおもちゃナンバーワン「レゴブロック」 月齢に適したおもちゃを購入していくうちに、家はおもちゃだらけになっていました。せっかく買ったおもちゃも、数日使えばすぐ飽きてしまうことも。 そのなかでも、わが子が飽きずに遊んだ唯一のおもちゃが「レゴブロック」です。特にレゴデュプロシリーズがおすすめ。1歳半ごろ~5歳まで長く使うことができますよ。子どもの創造力次第で何通りものブロック遊びが楽しめるうえに、動物や食べ物などシリーズの互換性があるのも魅力です。 長く使えるアイテムだからこそ、よく吟味して買い物をしたいですね。先輩ママのアドバイスを参考に、2歳を過ぎても役立つアイテムとそうでないものを見極めるのもコツです。すると、賢いお金の使い方ができるはず!? ※掲載した商品画像はすべてイメージになります。実際に購入された商品の使用上の注意をお確かめの上ご使用ください。※ブロックで遊ぶ際は誤飲等にご注意ください。39mm以下(トイレットペーパーの芯を通るもの)は誤飲の可能性があるので赤ちゃんには渡さないようにしてください。お子さまが遊んでいる間はそばで見守るようにしましょう。 監修/助産師REIKO著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
2021年02月18日アメリカ・ヴァージニア州に暮らすステファニー・ブラウンさんは、4歳になる息子のドミニクくんを連れて、シェナンドー国立公園に泊りがけで遊びに行きました。海外メディア『ABC8』によると、自然の中で楽しい時間を過ごした後、家に帰る日の朝、ステファニーさんは荷物をまとめていました。すると宿泊施設の庭で遊んでいたドミニクくんが戻ってきて、室内に入ろうとしていたのだそう。彼が玄関マットでブーツの底に付いた汚れを拭いているのに気付いたステファニーさんは、息子のほうを見て仰天します。なんとドミニクくんは1人ではなく、『友達』を連れていたのです。Dominic really went outside and brought a deer back...Posted by Stephanie Brown on Tuesday, January 26, 2021Dominic really went outside and brought a deer back...Posted by Stephanie Brown on Tuesday, January 26, 2021ドミニクくんが連れて来たのは子ジカ!驚いたステファニーさんが「どこで見つけたの?」と聞くと、彼は「森でひとりぼっちだったから、シリアルをあげようと思ったの」と答えたのだそう。ドミニクくんがあまりにも落ち着いていて普通に子ジカと仲よくなっていたため、ステファニーさんはショックで言葉が出なかったのだとか。しかし彼女はすぐに冷静になり、そっとポケットからスマホを取り出してかわいい友達同士の写真を撮りました。その後、ドミニクくんに「子ジカさんのママがこの子を見つけやすいように森に帰してあげましょう」といい、子ジカは森に帰って行ったということです。ドミニクくんと子ジカのツーショット写真は4万件以上シェアされ、たくさんのコメントが寄せられています。・この写真、かわいすぎる!・男の子も子ジカも友達になれて嬉しそう。・この子の心の美しさに子ジカも安心してついてきたんだろう。子供は例えば外国人などの言葉が通じない相手でも、不思議と仲よくなれたりします。ドミニクくんと子ジカも言葉を超えた何かで通じ合い、すぐに友達になれたのかもしれませんね。残念ながら自宅に『友達』を連れて帰ることはできませんでしたが、ドミニクくんにとってきっといい思い出になることでしょう。[文・構成/grape編集部]
2021年02月03日はちや(@hatiyamaru)さんがTwitterに投稿した、4歳の息子さんとのやり取りを描いた漫画が話題になっています。ある日、仕事が多忙だったはちやさん。「仕事をめちゃくちゃ頑張るから、ご褒美としてクレープを食べに行こう」と息子さんに提案しました。すると…。2/2いつも頑張って努力する私じゃないと認めてもらえないんじゃないかという焦りを持って生きてきたんだけど、たぶんそんなことないんだよねぇ。 pic.twitter.com/X8xUo6d6O4 — はちや@書籍発売中 (@hatiyamaru) January 23, 2021 これ以上、頑張らなくていい。頑張らなくていいし、クレープも食べていい!きっと息子さんは、はちやさんが懸命に仕事と向き合っていることを感じていたのでしょう。息子さんの言葉は、頑張って努力をしないと周りに認めてもらえないという焦りを持って生きていた、はちやさんの心を救ってくれたのです。作品には、さまざまな感想が寄せられています。・なぜか「頑張った自分じゃないと…」って考えてしまいますよね。息子さん、優しい。・私もよく娘たちに同じようなことをいわれますが、もう少し大きくなってからでした。たった4歳で思っていることを言葉にして、表現できる息子さんが素敵です。・こんなことをいわれたら泣いちゃいます。息子さんは、はちやさんの頑張りを理解しているのですね。はちやさんは自身の気付きから、「疲れ果てるまで頑張らなくていいし、ただ生きているだけでいいし、好きなクレープを食べていい。頑張りたい人はベストを尽くしていい」ということを伝えたかったといいます。ずっと気を張ったり、頑張りすぎたりしてしまうと、自分の心身を追い詰めることになり得るでしょう。適度に力を抜いて、時には自分をいたわることを忘れずにいたいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年01月26日自身のInstagramやブログで綴る、育児マンガが大好評のイラストレーター・モチコさん。そんなモチコさんが、6歳のイチコちゃんと3歳の二太郎くん2人のお子さんとの愉快な日常を切り取る大人気4コマ連載。2021年あけましておめでとうございます!皆様、どんな年末年始を過ごしましたか? 今年もモチコさんの連載でクスッと一息ついて、笑って育児を楽しみましょ〜これを書いている現在、2020年12月半ばです。この記事が公開される頃には、紅白を観たい気持ちと、睡魔との戦いの結果が出ているのか……!ぶっちゃけ勝てる気がしないよ!ここ数ヶ月で副鼻腔炎が悪化したからなのか眠くて仕方ない……。マジで子どもと同じ時間寝てます。9時に寝て、6時半起き。9時間半睡眠。2020年の紅白……まあ観れてないやろな!おやすみなさい![4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録は、毎月第1水曜日に更新です! 次回もお楽しみに♡LINE公式アカウントお友達登録で、育児マンガの新着情報をお届け!さらに、毎月応募できるプレゼント企画実施中![4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録の記事一覧[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.29「年末年始」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.28「我が家で流行った歌」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.27「二太郎のダンス教室、習い始めて約2ヶ月」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.26「先生とのやりとりで親の知らない顔が…」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.25「コスパの良いおやつ」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.24「はじめてのwithコロナの夏」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.23「新生活で心がけていること」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.22「太った〜」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.21「遊びのアイデア」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.20「習いごと」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.19「入園準備」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.18「こわいもの」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.17「2020年」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.16「あったかご飯」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.15「子どものアウター事情」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.14「さつまいも掘り」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.13「リビング」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.12「暑さ対策」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.11「七夕」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.10「薄着の季節」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.9「動物園」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.8「新学期」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.7「いちごの季節」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.6「バレンタインの準備」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.5「お正月」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.4「クリスマスの準備」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.3「七五三」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.2「芸術の秋」[4コマ連載]モチコのツッコミ育児備忘録Vol.1「秋ファッション」モチコ娘イチコ(2014.3生)と息子二太郎(2017.2生)に毎日ツッコミながら生きている関西人主婦です。基本親バカ。子育てや家族にまつわる4コマをInstagram(@mochicodiary)とブログ(かぞくばか~子育て4コマ絵日記)で公開しております。書籍に「育児ってこんなに笑えるんや!」(ぴあ株式会社) 、新刊『育児ってこんなに笑えるんや! 二太郎誕生編』も好評発売中! Amazon
2021年01月06日クリスマスツリーのデコレーションはワクワクするもの。キラキラと輝くオーナメントをどのように飾り付けようかとあれこれ考えながら作業するのは楽しいですよね。それは子供たちにとっても同じなのでしょう。TwitterユーザーのAC・トーマスさんは、4歳の娘が飾り付けをした義理の母の家のクリスマスツリーの写真を投稿。するとたちまち拡散されたのです。その写真がこちら!My toddler decorated my mother in law’s tree. pic.twitter.com/GII4KBrnjt — AC Thomas (@acthomas_books) November 24, 2020 なんという斬新なデコレーション!!このツリーの写真には41万件を超える『いいね』が付き、AC・トーマスさんの娘を絶賛する声が上がっています。・パーフェクトなツリー!・素晴らしい仕事ぶりだ!・かわいすぎて大笑いしちゃったわ。・これぞ天性の才能っていうのよ。天井まで届きそうな大きなクリスマスツリーに飾りを付けるのは、4歳の女の子の身長ではこれが精いっぱいだったのでしょう。しかしよく見ると、ツリーの下のほうにいろいろなオーナメントがとてもバランスよく飾り付けられています。幼い子供だからこそ作ることができたユニークなクリスマスツリー。かわいい孫娘の力作を見たおばあさんもきっと喜んでくれたでしょうね![文・構成/grape編集部]
2020年12月07日わが家の娘・おこめちゃんは現在4歳。その成長速度に驚かされる毎日です。0歳~3歳までの「はじめての経験」とはまた違った、4歳の成長。今この瞬間を覚えておきたいと筆を執りました。質問から提案、創作まで!話す言葉が増えた会話をしていて、ふと少し前の話せなかったときのことを思い出すと、いつの間にこんなに会話が成り立つようになったのかと驚きます。話す内容も今では、「恐竜は何を食べるの?」といった質問、「おやつはアレを食べたいな」という提案、「明日はお休みだよね?」の確認、おままごとで作りだされた創作など多岐にわたります。と言っても、まだたどたどしい単語も多く、時折くり出されるおもしろいワードに大笑いしています。最近大笑いしたのは、トイレに行かない言い訳や自分の脳内会話ならぬ腹内会話でおしっこさんやうんちさんとお話すること。ほほえましく聞き入ったのは、「明後日」など数日後を指すときは「明日の明日の明日の…」と律儀に日数分を数えたりすることです。細かい遊びもできるように!4歳になって遊びもたくさん増えました。トランプなどのルールも覚えられるようになったり、折り紙も楽しむように。以前は全然折れなかった折り紙ですが、つい先日折り鶴まで完成させました。その時に見た、器用に動く指先にとても驚かされました。まだまだ小さい指が、それぞれ器用に役目を果たしている様子は、目の離せないおもしろい光景でした。食べるものが増え、おかわりが多くなった私が親になってこんなにも嬉しいことだったのかと知ったのが、子どもの「おかわり」です。おこめちゃんが大きな声で言う「おかわり」は、さほど料理が得意でない私にはかなりの活力。明日もがんばれる嬉しい言葉です。4歳になって食べられるもの、食べる量が増え、おかわりの回数も増えました。ただし、好きな料理が入ったお皿ばかりがカラになり、それだけでお腹いっぱいになることもしばしばです。ホカホカ湯上りはその日の満足度バロメーター私の最近の一番のお気に入りは、お風呂上りのホカホカの笑顔。巻いたタオルからのぞく顔が大好きです。わが家の場合、寝る前の少したわむれる時間でもあり、おしゃべりも楽しみます。1日の出来事が多い時は、矢継ぎ早に話が飛び、いかに充実した日だったかがわかります。一種のバロメーターと言えそう。覚えておきたい一瞬を書き留めて毎日の育児に、赤ちゃんのころからの記憶もだんだんと薄れがちに。4歳の今、些細なことも覚えておきたいと時折メモを残すようにしました。読み返すと、少し前のことでもかなり面白いです。みなさんの覚えておきたい一瞬はどんなシチュエーションでしょう!その一瞬を書き留めておくといいかしれません。<マンガ・文:ライターちゅん>
2020年09月29日東京衛生病院小児科の小児科医、私生活では8歳・6歳・4歳の子育て中という3児のママ小児科医保田典子先生のコラム。日本小児科医会から「2歳までテレビもビデオもNG」という提言が出されていますが、「本当にダメなの? 使わせてしまう……」と思うママも多いはず。今回は「子どもとスマホ・テレビとの付き合い方」について保田先生の子育ての体験談を交えながらお話ししてもらいました。 こんにちは、小児科医の保田典子です。私生活では8歳、6歳、4歳の子どもを子育て中の3児の母です。今回は「子どもとスマホ・テレビとの付き合い方」について、私の考え方などを交えながらお話ししたいと思います。 赤ちゃんにテレビはいつから見せていいの?まず、日本小児科医会(2004年)から、このようなスマホやタブレットなどディスプレイに関する提言が出ています。 出典:「子どもとメディア」の問題に対する提言/社団法人 日本小児科医会「子どもとメディア」対策委員会 なかなか厳しい提言ですね。この提言を見て、「1分もディスプレイを見せたらダメなんですか?」といった質問をされるママもいらっしゃいます。 ただ、特に上にきょうだいがいる場合、2歳までテレビなしって実際はすごく難しいですし、テレビゲームを30分でピタッと終わらせることは不可能のように思います。 小児科医の私が大事にしている3つのこと子どもとメディアの付き合い方として、「こんな育児がしたいから、こんなときにメディアを使う」というルールをつくっておくといいかなと思います。 ちなみに、私は育児をするうえで、以下の3つを大事にしています。 ① 睡眠時間をしっかりとる② 体をたくさん動かすようにする③ 自己肯定感を育てるようにする WHOの提言では、「5歳までは体をたくさん動かしましょう」「ハイチェアなどにじっと座らせておく時間を少なくしましょう」と言われています。 この3つのルールを守っていると、自然と日本小児科医会の提言がだいたい守れていました。 睡眠・運動時間を多くとると、ディスプレイタイムが減った私は子どもが生後2~3カ月のころから働いていたのですが、①と②を守ろうとすると、自然とディスプレイタイム(テレビ、タブレット、スマホなどの合計時間)が短くなっていきます。休日も、とにかく外に出て遊ぼうとしていたので、テレビはながら見を入れて1,2時間でした。でも、雨の日は自然とテレビ時間が増えることが多いです。博物館などに行くなどもしていましたが、コロナ禍になってからは外出を控えているので「のんびりする日もいいよね」と割り切って、テレビを見せています。 お出かけのときもベビーカーではなく抱っこが多く、かばんやポケットに入っていたスマホを出しにくかったため、子どもがぐずっても電車の中でスマホを使ってあやすことはありませんでした。ぐずりにくい時間帯を選んで移動したり、ぐずりだしたら歌を歌ったりしてやり過ごしていました。 下の子は時間を区切って、じょうずに付き合うしかし、上の子が成長し、テレビを楽しむようになったら、一緒に過ごしている下の子は0歳のときからテレビを見るようになり、2歳からはタブレットも見ています。 動画は、子ども向けアプリだと時間制限ができるので、それで時間を区切って見せています。ゲームなどはタイマーをつけて、決めた時間で終わらせることを条件に、3歳ごろから使っています。親が家事や仕事などをするために、お子さんにスマホやテレビを見せる時間があってもいいかなと思います。 テレビなどを見せるときは、①「わが家は、こんなときはテレビを見ます」といったルールを決めること、②時計の針を絵に描いて「この時間になったらテレビを見ていいよ」など、子どもにもわかりやすい方法でルールを見える化するのがおすすめです。 スマホやテレビの時間を制限したいのではなく、育児で大事にしていることを優先すると、自然と時間制限が必要になってきます。 大事なのは「メディア選定」と「親子のコミュニケーション」 スマホやタブレットなどのメディアは悪いことばかりではなく、メディアによっては子どもの語彙力や計算力が高くなる傾向があるという研究もあります(セサミストリートに関する研究より)。触れさせるメディアを選ぶというのは大事かもしれません。 また、メディアの問題点は、一方的なコミュニケーションになるということ、一度に大量の情報が流れているということ、そして視力に対する影響などがあります。動画やテレビを子どもに見せるときは、一人で見せっ放しにせず、「何見てるの?」とか「これおもしろいね」「どんなところが楽しいの?」など、お子さんとコミュニケーションをとりながら親子の会話や触れ合いにプラスに働くように利用するといいと考えられます。 まずは「どんな子育てをしたいか」考えてみては?0~3歳くらいまでの子どもは、「目が悪くなるからダメ」と言ってもきちんと理解できないですし、突然大好きな動画やアプリを取りあげられたら、グズったり怒ったりするのは無理もありません。まず、子どもにメディアを触れさせるときは、あらかじめ自分がどんな子育てをしたいか、そのためにはどんなときにメディアを利用するか利用しないかなど、方針をたてておくのがおすすめです。 子どもは背景が理解できなくても、パパママの手の中にある小さい機械(スマホ)に楽しいものが入っているとわかると、要求がエスカレートしていきます。電車の中で困ったときはスマホを渡してしまうのではなく、音だけ聞かせてあやすなどすると、子どものスマホに対する意識は低くなるかもしれません。 スマホを与えないとグズって困るという状況にならないためにも、子どもが小さいうちはあまりメディアに触れさせないほうが、結局育児はラクになるかもしれません。困ったときに漫然と使うのではなく、ルールを設けて、賢く利用できると良いですね。 監修者・著者:医師 高円寺こどもクリニック院長 保田典子 先生2003年筑波大学医学部卒業、国立国際医療センター、大阪市立総合医療センター小児循環器内科勤務を経て、2014年東京女子医科大学大学院博士課程修了後現職。小児科専門医。一般診療、小児循環器診療に加えて、漢方治療や発達相談にも対応している。2021年、高円寺こどもクリニック開院。3児の母。
2020年09月25日4歳と1歳の息子がいるわが家。身体を動かせて、適度に休めて、天気に左右されなくて、何より楽しい!そんな場所の情報をいつもチェックしています。今回は、東京の立川に誕生した新街区「GREEN SPRINGS」の一角に、6月にオープンした「PLAY!」へ行ってきました。その魅力をレポートしたいと思います。JR立川駅から徒歩5分!車のアクセスも◎「PLAY!」は、子どものための屋内広場「PLAY!PARK」と、大人も子どもも楽しめる美術館「PLAY!MUSEUM」を核とした文化複合施設。入場制限や室内の換気・消毒など新型コロナウイルス対策が実施されていて、安心して家族で楽しむことができました。アクセスは、JR立川駅から徒歩5分というのは子連れにうれしい立地!わが家は車で行ったのですが、駐車場が地下にあり、雨が降っていてもぬれることなく館内へ出入りできるのもありがたかったです。大きなお皿が目印の屋内広場「PLAY!PARK」「PLAY!PARK」は、GREEN SPRINGSの3階にあります。思い切り体を動かせる、直径22mの巨大なお皿が特徴的!そのほかにもさまざまな廃材で創作できる工作エリアや、絵本や木製玩具で遊べるエリアなどがあります。制作好きな息子が、入場後一目散に向かったのは工作エリア。いろいろな種類の廃材に目を輝かせていました。そんな廃材を使って次から次へと生み出される作品は、親バカながらどれも名作(笑)。鉛筆の芯を抜いた廃材で作ってくれた、パパとママへのお揃いネックレスは、今でも自宅に飾ってあります。制作した作品はその場に展示することができます。タイミングが合えば、次回来館時にも自分の飾られた作品を見ることができるかも。また飾らずに持ち帰ることもできるので、どちらかを選択できるのも子どもたちにとってはうれしいですよね。また、直径22mの巨大なお皿の中で行われた、親子向けのライブパフォーマンスは、臨場感にあふれ、子どもたちはもちろん、私たち大人にとっても、刺激的でとても楽しめました。成長し続ける美術館「PLAY!MUSEUM」「PLAY! MUSEUM」は、GREEN SPRINGSの2階にあります。私たちが訪れた2020年8月は、企画展「tupera tupera のかおてん.」と常設展「エリック・カール遊ぶための本」を楽しむことができました(企画展「tupera tupera のかおてん.」は2020年12月29日(火)まで、常設展「エリック・カール遊ぶための本」は2021年3月28日(日)まで)。施設内はすべて写真・動画撮影がOKだったので、名作とともに、わが子の姿を残すことができます。常設展は、年間を通して著名な絵本作家の史実や作品を詳しく紹介。現在は、世界各国で人気の絵本作家エリック・カールさんの世界観がたっぷり堪能できる「エリック・カール遊ぶための本」を開催中。作者の魅力はもちろん、おなじみの絵本「はらぺこあおむし」などの作品を新しい視点で展示・体験できるようになっていました。息子が興味を持ったのは、エリック・カールさんが、作品を作る時に来ていた作業着の展示。カラフルで楽しい絵とは対照的に、真っ黒で闇を感じる作業着に違和感があったのだとか。少し前まで赤ちゃんだった4歳の長男に、そんな視点ができたのか…と息子の成長も感じられる時間となりました。そんな美術館を回っていると、壁に穴があいていたりと、今後新しい展示の時に邪魔になってしまうのでは?と思うような場所がちょこちょこ。あとから、調べて知ったのですが、この設計をしたのは建築家の手塚貴晴・由比夫妻。あえて完成させずに余白を残しておくことで「来場者や今後の展示などを通して、これからもどんどん発展していけるように!」という願いが込められているのだとか。私は以前、手塚夫妻の案内のもと、2人が設計した住宅や幼稚園を訪問させてもらったことがあります。その際、住んでいる方から、「どんどん居心地のよい家になっている」というお話を聞きました。「新築時が一番ではなく、時間の経過とともによくなる」これってすごいことだと思いませんか?きっとこのミュージアムも、来場者や運営者の手によって、さらに居心地のよい場所になっていくのだろうなと感じています。私はこれからも定期的にこの美術館を訪問することに決めました!企画展では、大ブレイクした絵本「かおノート」(コクヨ)や「しろくまのパンツ」(ブロンズ新社)などを手掛けるクリエイティブユニット「tupera tupera」(ツペラツペラ)による「tupera tuperaのかおてん.」が開催されていました。人間の個性的なパーツ「顔」をテーマにした斬新なアイデアとユニークな発想が満載の空間になっています。入場券と一緒に、虫眼鏡を渡され、壁や天井や床など、開場内の顔を探す旅ができます。1歳の息子目線でも楽しめる工夫がたくさんありました。なお、「PLAY!MUSEUM」の出口付近には、限定品やオリジナルグッズや今回の企画とリンクしたメニューが楽しめる「PLAY! SHOP」と「PLAY! CAF」が併設されています。合わせて楽しむのがお得!さまざまな廃材でオリジナル作品を作ったたり、ライブパフォーマンスを体感できる「PLAY! PARK」と、子ども目線でも楽しめ、ユーモアたっぷりのアート作品に触れられる「PLAY! MUSEUM」を合わせて楽しめば、割引サービスも受けられますよ。気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。■PLAY!の詳細はこちら■料金はこちら<文・写真:ライターかつき>
2020年09月18日現在6歳の娘が4歳のころの話です。娘はとても引っ込み思案で慎重な性格。家ではうるさいぐらい元気なのに、家族以外の人、特にあまり親しくない人の前ではとてももの静か。そう、いわゆる内弁慶なのです。そんな娘はあいさつができない子でした。知り合いに会ったとき、幼稚園に朝着いたとき、あいさつができないことを私はすごく悩んでいました。 ネットで調べてみたら…娘があいさつをできないことに悩んだ私は、どうしたらあいさつができるのかをインターネットで調べてみることに。検索した結果、とある掲示板にたどり着きました。そこには「親がしつけをきちんとしていないから」「親があいさつをしていないから」「4歳であいさつができないのはおかしい」「あいさつできないのは人としてなっていない」といった内容のことが書かれていたのです。 冷静になれば匿名の人が集まる掲示板には厳しいことを書く人が多いということがわかるのですが、そのときの私は真に受けてしまい、そこから娘にあいさつをしなさいと厳しく言うようになりました。 厳しくしかりすぎてしまったきちんとしつけをして、あいさつができるようにしなくてはと焦る私。娘に厳しくあいさつをするように指導するようになりました。具体的には、誰かと会う際は事前にしつこく「〇〇さんにあいさつしなきゃだめだよ」と言ったり、マンション内ですれ違った人にあいさつできなかったら、あとから「なんであいさつできなかったの」と叱責したり……。 しかし私の思いとは裏腹に、娘はいつもだんまり。一向にあいさつができるようにならないことに私は苛立ちを感じるようになりました。 子育て支援者に相談をする悩んだ私は子育て支援センターの支援者さんに相談することに。いきさつを話すと支援者さんは「あいさつをさせようと厳しくすると、あいさつに対してネガティブなイメージをもってしまう」と教えてくれました。「親の前では照れくさいの。案外親がいないときにはするものよ」とも。 私はちゃんとあいさつしなさいと口うるさくしすぎていたことを反省しました。そして、親があいさつしているところを見せていれば、必ず子どももあいさつするようになるという言葉を信じて娘を見守ることにしたのです。 あれから2年、娘はいまだにあいさつが苦手です。でも、小さな声で言えるようになったことは大きな進歩。「もっと大きな声であいさつしないとダメでしょ」としかりたくなりますが、「大きな声であいさつしたら喜ばれると思うよ」など言い方を工夫しています。引っ込み思案という性格を理解し、長い目で見守っていきたいと思います。 監修/助産師REIKOイラストレーター/まっふ ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 著者:小川恵子6歳と2歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。
2020年09月08日ベビーカレンダー編集部がおすすめの「育児マンガ」をご紹介♪ マンガを描いているのは、しのくん4歳とお姉ちゃん10歳の姉弟のパパ(@kaisanchi2015)さんです。このエピソードは、しのくんが3歳のときのお話です。 自分がくまさんになるとは、斬新なアイディアですね! 子どもの発想力の自由さを感じられます。これからも素敵な発想力を大切にしながら、のびのびと育って大きくなってくださいね☆ しのくんパパ(@kaisanchi2015)さんの育児マンガは、このほかにもInstagramで更新されています。ぜひチェックしてみてください♪ ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように!著者:イラストレーター かいさんち
2020年09月05日■いたずらとチャレンジの間迷惑をこうむるのはだいたい大人。だからついつい「いたずら」と言ってしまうのですが、本人にとってはチャレンジなんでしょうね…でも!! クッションはお願いだからやめてほしい!全ての穴を縫い、ビーズを片付けるのお母さん、すごく…大変だったよ…。泣■悪事をチャラにする「カワイイ」このようにして、日々小悪魔に振り回されているのですが、最近、しらばっくれることを覚えたハル。「◯◯したのハルでしょ!?」と聞くと、目線をななめ上にしながら「ちがうよ~?」と答えてきます。あまりの白々しい態度につい笑ってしまい厳しさが緩んでしまうのです。こうやって賢くなっていくのだな…と感じました…。
2020年09月02日ゴルフで1打目でカップにボールを入れる『ホールインワン』。ゴルフをプレーする人なら誰もが一度は経験したいことでしょう。そのゴルファーの憧れであるホールインワンを4歳で達成した男の子が話題になっています。この日、ロッコ・フィガレッティくんは父親のマリオさんと一緒にゴルフコースでプレーをしていました。パー3のコースの1打目。ゴルフシューズではなくカジュアルなクロックスを履いたロッコくんは真剣な表情。すると真っ直ぐグリーンに向かって飛んでいったボールが…!HOLE IN ONE!!!! Hole #1 at Oglebay’s Par three course. Rocco = 4yrs old. 8/21/20 He practices all the time In the yard. To say I’m proud would be an understatement!Posted by Mario Figaretti on Friday, August 21, 2020HOLE IN ONE!!!! Hole #1 at Oglebay’s Par three course. Rocco = 4yrs old. 8/21/20 He practices all the time In the yard. To say I’m proud would be an understatement!Posted by Mario Figaretti on Friday, August 21, 2020マリオさん:「ロッコ、きみはたった今、ホールインワンを達成したぞ」目の前で起きたことに驚きが隠せないマリオさん。ロッコくん本人も信じられない様子です。マリオさんが投稿したこの動画には、たくさんの祝福と驚きのコメントが寄せられています。・ロッコくん、おめでとう!これは驚くべきことだよ!・この子はすごいな。僕は60歳だけどいまだに達成できていないからね。・未来のタイガー・ウッズの誕生だ。『ナショナル・ホールインワン・レジストリ』によると、ホールインワンが出る確率は一般的なゴルファーの場合が1万2千分の1、ツアーに参加するようなプロゴルファーでも3千分の1だということです。ロッコくんは年がら年中、庭でゴルフの練習をしているのだとか。そうでなければこんなミラクルショットは実現できないでしょう。マリオさんは息子が成し遂げた偉業を「控えめにいっても誇りに思うよ」とつづっています。いつかロッコくんが世界に名をはせるプロゴルファーになったら、これは間違いなく彼の歴史を作った瞬間として貴重な映像となることでしょう![文・構成/grape編集部]
2020年08月31日ベビーカレンダー編集部がおすすめの「育児マンガ」をご紹介♪ マンガを描いているのは、こじめ(@cojime)さん。4歳の娘さんのママです。娘さんがママのごはんをべた褒めするという何とも微笑ましいエピソードをお届けします☆ある日、ママの作ったごはんを食べていたさゆちゃん。見た目から始まり、味も褒めてくれる娘さんにママは思わず、ジ~ンときてしまいます……。 そんな丁寧に褒めてくれるなんて…!! 作ったかいがあり過ぎる! 感謝の気持ちをこんなにも率直に伝えられるなんて素晴らしいですね! 娘さんの純真な感じがとても眩しいです♪ こじめ(@cojime)さんの育児日記はInstagramにて更新中です♪ ぜひチェックしてみてくださいね! 監修/助産師REIKO ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように!
2020年08月22日2歳差育児に奮闘しているママの体験談です。上のお子さんが3~4歳のころ、上の子のためにしてよかった接し方を紹介しています。3つのポイントを意識することで、上の子の妹さんへの接し方が変わってきたそうです。 長男が2歳3カ月のとき、妹が生まれました。歳の差が近いこともあり、長男は妹にヤキモチを焼きっぱなし。妹が赤ちゃんのころはかわいがることもありましたが、1歳を過ぎると喧嘩の連続です。長男が3~4歳のころ、長男のためにしてよかった3つの接し方を紹介します。 長男と2人の時間を作る!まず私は、長男と2人の時間を作ることにしました。下の子を預かってもらい、長男と2人で遊ぶ時間を作り、幼児向けの映画を見に行ったり、地域の子育て支援センターに遊びに行ったり……。 長男も私と2人きりになるのがうれしかったようです。私と長男が2人きりになることで、長男と思いっきり遊ぶことができました。私も普段は妹に構いがちなので、長男とたくさん触れ合うことができて、うれしい気持ちになりました。 親子向け行事では長男とペアを組む!私の住む市では、時々幼児向けの行事があります。子育て支援センターが主催する「あそぼう会」や、図書館の主催する「おはなし会」などです。そういった地域行事に、兄妹そろって連れて行きました。親子向け行事ではママと一緒に作業したり、ママと踊ったりする機会が多くあります。そのときに私と長男がペアを組み、妹は先生にお願いしていました。 長男とペアを組むため、妹は私と離れて泣くことも……。しかし、いつからか「次は僕が先生と組むよ!」などと、長男が妹とペアを交代してくれるようになったのです。妹もうれしそうでしたし、何より長男が妹にもやさしくなってくれたことを感じられたのは、私にとって大きな喜びでした。 妹と一緒に共同作業させる!おうちで過ごすときは、兄妹で共同作業をさせました。一緒にクッキーをこねる、一緒にブロックを組み立てるなどです。2人きりにさせると喧嘩をするので、私も一緒におこないます。以前は長男が妹を叩いてしまうこともありましたが、頭をなでるなどかわいがる場面が増えてきました。 一緒に作業することで、妹に対する愛情が深まったように思えます。そのうち、お菓子作りに誘うと「妹ちゃんも一緒に作ろうね!」などと、妹を誘うようすも見られるようになってきました。 「長男と2人の時間を作る」「親子向け行事では長男とペアを組む」「妹と一緒に共同作業させる!」という3つのポイントを意識することで、長男の妹に対する接し方が変わってきたと思います。長男にたっぷり愛情を注いだおかげか、長男も妹に対して愛情を覚えていったように感じます。そのうち妹もママを求めるようになりましたが、長男が妹にママとの時間を譲る場面も増えました。その後3人目が生まれましたが、今も上の子たちとの接し方を意識して頑張っています。 「共感した」「私の場合はこうだった」など、ぜひベビーカレンダーサイトのコメント欄にご感想をお寄せください。また、ベビーカレンダーでは皆さんから募集した体験談を記事でご紹介させていただくことも。ベビーカレンダーに会員登録すると届くメルマガから、皆さんのオリジナル体験談をご応募ください。 イラスト/sawawa監修/助産師REIKO著者:河津明香2男1女の母。旅行代理店勤務をしながらの育児を経て、フリーランスのライターへ転身。現在は発達障害の長男のサポートをおこないながら、旅行・育児・生活雑貨などの記事を中心に執筆。
2020年08月15日マタニティ期間の苦悩私には11月末生まれの長女と、1月生まれの次女がいます。長女は2歳1カ月でお姉ちゃんになりました。マタニティ期間に大変だったことは、長女を抱っこできなくなることでした。当時1歳半の長女はまだあまり歩けず、抱っこをせがまれることがよくありました。 けれど私は貧血で通常の暮らしもつらいときがあり、抱っこしてあげたり、してあげられなかったり……。おなかが大きくなってからは切迫早産の不安があり、まだ小さい長女が満足するまで抱っこしてあげることができませんでした。 0歳と2歳の育児はドタバタ次女誕生後、ちょうどトイレトレーニングをしていた長女。トイレの間隔が短かったので、次女のおむつ替えや授乳などをしているときでも、「トイレ!」となることが多く、あっちこっちにお世話をしにいかなければならず、体力的に大変でした。 また、長女は3歳まで夜泣きがあり、授乳で泣く次女に母乳をあげながら泣くので、1年間は夜にあまり眠れませんでした。 2歳差と3歳差の大変の違い私の周りで言われていた「3歳差は大変」は、行事が重なることや金銭面で一度にお金が出るという部分が大変という意味でした。 2歳差は行事や支出はタイミングがずれますが、まだ自分のことを自分ですることができない、うまく気持ちを伝えられない時期の2歳の長女と、何にも自分でできない0歳の次女との生活は忍耐と体力がかなり必要でした。愛情を持って接していましたが、私自身も毎日がいっぱいいっぱいになり、イライラしがちでした。 眠れない日々が続いたときは、2歳差で出産したことを後悔するときもありました。けれどもそれは2歳差だからではなく、子どもの性格にもよるものも大きく、同じように出産した友人とはまったく悩みが違い、何歳差だから良いとかラクというのはないんだと気がつきました。金銭的なことは予想できますが、育てる際の大変さは何歳差であろうとしてみなければわからないと思いました。 原案/横山まい作画/やましたともこ監修/助産師REIKO
2020年08月14日現在、9歳・8歳・6歳・2歳の4人の子どもがいます。ようやく子育てが落ち着きましたが、過去を振り返ったとき、あまりの大変さに記憶が飛んでいた時期があります。それは3歳・2歳・0歳の三兄妹を育てていた過酷な時期。どのような状況だったのかをご紹介します。 見ず知らずの方にも励まされる日々 「過酷な時期」だった当時、3歳の長男、2歳の次男、0歳の長女の3人を連れて歩いていると、見ず知らずの方々に「大変ね! 一気に大きくなるから頑張って!」と、たくさん声をかけてもらっていました。 自分自身あれよあれよと3人の母になり、「子育てはこれが普通だ」と思っていたのですが、幼い3人を連れて歩いている姿は、地域柄や時代も相まってめずらしいものだったのかもしれないと今になって思います。 3人の子育てで配慮していたこと毎日、3人の同時または交互の欲求にひたすら答え、あっという間に日が暮れる生活でした。1人に時間がかかるとほかのことができなくなってしまうため、子どもたちを泣かないように、兄妹間の感染を防ぐために1人も風邪を引かせないように、と神経を尖らせていました。 また、わが家は2階のある戸建てなのですが、私が目を離したすきに、子どもたちが階段を使うと危険だと感じ、夜も布団を1階に持ってきて、ほとんど1階だけで生活をしていました。 つらかったことが夜泣きとお風呂!また、わが家の長男は3歳までほとんど言葉が出ませんでした。周りの人が言っていることはわかり、自分の意思もあるのに、うまく伝えられないもどかしさ。その影響か、ひどい夜泣きが3歳まで続きました。毎晩1時間から2時間ほど泣きわめくのです。 2歳の次男もその泣き声で目を覚まし、0歳の長女は授乳時間に夜泣きが被ると一緒に泣き、忍耐の日々……。お風呂も私がひとりで入れており、長男もひとりでお着替えができないので、冬は私が湯冷めをしながら3人の着替えをしていました。 4人目の子どもたちをを育てていて思うことは、「3歳はまだまだ赤ちゃんの延長」ということ。2人の兄役でたくさん我慢させた長男のことをかわいそうに思うこともあります。でも、過ぎてみれば本当にあっという間で、3人とも一気に大きく頼もしくなりました。私自身も頑張って育ててきてよかった!と思っています。 イラスト/sawawa監修/助産師REIKO著者:武山あゆみ三男一女の母。ワンオペ育児に奮闘するかたわら、自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆中。
2020年08月13日4歳離れているけど、とっても仲良しな姉妹。いつも一緒に遊んでいるので、ケンカをすることもしょっちゅうです。ある日、お姉ちゃんののちちゃんは、妹のみこちゃんにおもちゃをめちゃくちゃにされてイライラMAX! ママに「どうして赤ちゃんてなんでも壊しちゃうの!? 」と不満をぶつけます。 お姉ちゃんの素朴な疑問にママは……姉妹や兄弟だと仲が良いからこそ、ケンカやトラブルが起こってしまいがちです。やさしいお姉ちゃんののちちゃん。みこちゃんもそんなお姉ちゃんが大好きなんだと思います♪ これからも仲良し姉妹で、たくさん遊んで大きくなってくださいね☆ ベビーカレンダーでは、赤ちゃん時代を卒業して自己主張を始めた2~6歳までの子どもの力を伸ばし、親子の生活がもっと楽しくなる【キッズライフ記事】を強化配信中。今よりもっと笑顔が増えてハッピーな毎日なりますように! 監修/助産師REIKO
2020年07月11日こんにちは、マメ美です!先日4歳になった娘。もう4歳…されど4歳…え、4歳ってこんなに女子なんだろうか…(^^;)という我が家の日常をお送りしたいと思います!!■お花が好きすぎて…もはやオシャレとは!?(笑)■スッピン…?「口紅は塗らないの?」「幼稚園あるからマニキュア塗れないの…(ため息)」いったい全体どこでそんな言葉覚えてきたんだい…? とツッコミたくなりました(^^;)■可愛さへの探究心この後も母と子の切る切らないの攻防戦がしばらく続きましたとさ…(笑)4歳だけど母タジタジな女子力を発揮し始めた娘。これからも成長が心配…いや楽しみです!!(笑)
2020年07月10日娘が1歳6カ月のときに、2人目を授かりました。1人目、2人目共につわりがひどかった私。妊娠初期から続く体調不良で食欲や体力が落ち、気力も失い、気持ちはどん底に……。今回は2人目妊娠中のどん底エピソードをお伝えします。 料理をすること、考えることがつらい!つわりによって、においすべてに気持ち悪さを感じ、特に食べ物のにおいが1番ダメでした。保育園にも行っていなかった娘には朝昼晩と3食作る必要があり、苦しみながら作る毎日。 鼻にティッシュを詰め、マスクをして料理をしていました。考えるのも嫌になったときには、コンビニに置いてあるパウチ惣菜を大量に購入! 主菜や副菜の種類も豊富で保存期間も長いので、とても役に立ちました。 動くのがつらい!食べることができないと動く体力もなくなり、1日中横になっていたい……。だけど2歳近くの元気な娘は家の中でも常に動き回ります。安全確保やお世話のためにどうしても動かなくてはいけないのがつらかったです。 娘が寝たあとに趣味の手芸もできなくなりました。やりたいのに動けないことに生きがいをなくし「私はなんのために生きているの?」と悲しい気持ちに……。 外に出るのも苦痛でしたが、娘のために頑張って子育て支援センターや公園には行っていました。外の空気を吸ったり、先生や他のママと話をすることは気分転換となり、暗かった気持ちも少し回復できたのはよかったです。 寝るのもつらい!娘の寝かしつけは毎日私の担当。温かいお布団でやっとゆっくり横になれる……と思っても、娘におなかを蹴られる恐怖が……。もう1つ、つらかったことが、娘の口臭でした。今まで感じなかった娘のにおいにまで過敏になり、顔を背けたいけど「ママ、こっち向いて!」と逆向きを許してくれない娘。 その後、妊娠中期に身長ほどの長い抱き枕を購入しました。おなかを守る役目と娘との距離が少しできるので、もっと早く購入していればよかったです。娘を寝かしつけたあとにもう一度起き上がる体力もなく、そのまま寝落ちする毎日。自分の自由時間はほぼ0でした。 妊娠初期はつわりがひどくてどん底な気持ちが続きましたが、妊娠中期になるとつわりも気持ちも落ち着いてきました。娘との2人の時間を大切にしようと思い、預けることに抵抗がありましたが、気持ちがどん底になる前にもっと一時保育などのサポートを使えばよかったと思いました。 著者:高橋こずえ3歳と1歳の姉弟を育児中。節約・整理収納・手芸が趣味で、家での手仕事を楽しんでいる。子育てライター歴3年目。
2020年07月06日4歳になる娘の成長ぶりを漫画にしている、きくまき(@kikumaki00)さん。ある日娘が、父親に謝ることがあるといい出したそうです。「実は、幼稚園で…」娘からの謝罪とは?家では父親のことを「とっと」と呼んでいる娘ですが…。娘の心づかい #育児漫画 #娘が可愛すぎるんじゃ pic.twitter.com/nFENaycD7m — きくまき (@kikumaki00) July 1, 2020 賢くて優しい子~!幼い女の子が、だんだんと社会性を身に着けているのが分かります。父親に隠しごとができない、正直な所にも癒されますね。投稿にはさまざまなコメントが寄せられました。・かわいさと優しさと賢さ…体の成長とともに心も育っていくのですね!・周りの子供に合わせているけれど、それを父親にごめんねと伝える…すごいなぁ。・友達にも父親にも気づかいできていて本当にえらいね!我が子ではないのに、母親のようにデレデレしてしまいました。娘さんは周りへの気づかいのできる、素敵な女性になっていくことでしょう。これからの成長も楽しみです。[文・構成/grape編集部]
2020年07月02日4歳の息子はお手伝い、家事が好きだ。とくに水仕事が好きなようなので…■4歳児がひとりでお風呂掃除できる?この2つは息子の担当。米とぎはお米をジャーに入れるまでは私がやり、米をとぐ、といだ米に水を入れる、などは息子に任せている。お風呂掃除はスタートからゴールまで、すべての工程を息子が担当だ。4歳児がひとりでお風呂掃除。掃除の仕上がりはもちろん完ぺきではない。ので…息子が終わったあと、母チェックが入る。一生懸命やってくれたことを知っている分、嫁をいびる鬼姑のようなチェックを入れるのはなんとも心苦しい。だが、ここでチェックをおこたると「汚れがちょっと…」な風呂に入ることになるので、苦しくてもやんわりチェックを入れることは必須だ。「それなら最初からついていて、その都度、ちゃんと言ってあげたら?」という考えもあるかもしれないが、私自身が作業の途中で細かく監督するのが苦手である。息子もやっている最中にあれこれ口を出されたくないタイプらしいので、わが家の場合は事後チェック派だ。息子に何かお手伝いをしてもらうときは危険がないものに限り、まず一度かるくお手本を見せたら、そのあとはがっつり任せている。しかし。この日は「もう1回やる!」と前向きな息子だったが、こんな日ばかりではない。■子どもの素直な向上心に感心!素直になれなくて…なんて日もある。こんなとき以前は、息子に気づかれないよう高速でこっそりやり直していた。でも最近は…健康への害が考えられない限り(食器洗いで洗剤がたくさん残ってる…など)こんなときはやり直さずに、そのまま本人に気づいてもらうことにしている。ここで素直に気づいて「どうしたらいいかな?」と聞けるのが、子どもの素晴らしいところだと思う。その素直な心に乾杯!だってこれ、夫に同じこと言ったらさ…■時間はかかるし完ぺきにはできなくても…息子とは違って、おだやかには終わらないと思うんだよね〜。怒ってはいないけど、なんだか不穏な空気になるやーつ。「せっかくやったのに感」だされて、こっちが悪者になるやーつ。私にとっては、子どもより大人に伝える方が難しい。そんな現在、お手伝い&家事ブームの息子。4歳と一緒に家事をするのは、「効率」という点を見たら正気の沙汰とは思えぬくらい手間だらけである。でも、息子が「お手伝い楽しい!」と思えるうちに母の姿を見てもらい、家事を身につけられたら…と思っている。だって…4歳児と一緒にやると時間は何でも2倍、疲労は3倍かかる。だけど、子どもが素直に母の言葉に耳を貸してくれる日はきっと短い…と、私は思う。いざ10年後、14歳の息子に家事を教えようと思ってもきっと「うるせーババァ」なんて、イヤな顔をされてしまいそうで…。息子14歳か…。そのときに少しでも彼の身についていれば、と願い。母は今日も4歳息子と一緒に家事をする。
2020年06月28日わが家では、タブレットやスマホのゲームを、なんとなく『触らせてはいけないもの』と避けていました。しかし、この自粛期間中に4歳の息子に知育ゲームアプリを解禁したところ、思いがけないメリットを感じたのです。親の先入観で子どもの可能性を狭めてはいけないなと感じたできごとを紹介します。ゲームは子どもによくないと避けてきたけれど私自身が親に、「テレビばかり見ない!ゲームばかりしない!」と言われて育ったため、なんとなくテレビやゲームは子どもにとってよくないものと思って避けていました。なので、4歳の息子と2歳の娘は、タブレットでゲームをしたことはなく、スマホでYouTubeを見る程度。それも、外食の際にちゃんとごはんを食べ終わったときと耳かきのときだけというのが、わが家のルールでした。しかし、息子の同級生の中には、「パパと一緒にマリオカートをやってるよ」という友達や、タブレットで戦いのゲームをやっている友達も。一方で、ゲームはもちろんYouTubeも見せていないという家庭もあり、千差万別だなという印象でした。息子に知育ゲームを解禁することにした理由はコロナ禍の自粛生活中、子ども達は、それぞれの幼稚園、保育園が休園となり、自宅で過ごす毎日。そんな中、普段自宅でやっていたワークやパズルが、タブレットでもできることを知りました。そこで、2歳の娘がお昼寝している時間だけ、4歳の息子にタブレットの使用を解禁することにしました。ちょうど、私自身が、子どもにスマホやタブレットを触らせないことが正しいのかなと感じていたことや、小学生の通信教育もタブレットが主流だということ、小学校の休校中にオンライン授業も行われていたのを知ったことなどが、解禁のきっかけになりました。ルールを決めてやってみたらまず、事前にこれならやらせてみてもよいかなと思う知育ゲームを自分が試しておきました。そして、初めてゲームをやる前に3つの約束をしました。1)タブレットでゲームを始めるのは、妹がお昼寝してから2)ママと決めた時間内だけ3)約束を守れないなら一切ゲームはやらない息子はこの約束を理解してくれたようで、恐れていた「もっとやりたい!」とダダをこねることや、一日中「ゲームしたい!ゲームしたい!」などということはなく、ホッとしました。また、ゲームをしていく中で姿勢の悪さがとても気になったので、4)きちんとイスに座って、よい姿勢でゲームをするというルールも追加しました。ブロックやパズルが苦手だと思っていたけれどわが家が導入したのは、普段ワークブックを利用していた「学研の幼児ワーク」や、パズルで思考力を伸ばすという「シンクシンク」、パズルやゲームができる「ワオっち!ランド」などのアプリです。使ってみると、1日にできるゲームの数が決まっていたり、ゲームをしている時間をお知らせしてくれたりと配慮があることが分かりました。ゲームがきっかけでレゴにもハマる息子は、赤ちゃんの頃から車と恐竜が大好き。ブロックやつみきにはまったく興味を示しませんでした。そのため、勝手にこの子は理系ではないな…と思っていましたが、ゲームをしている様子を見ていると、立体図形の把握が得意だということがわかり、私の方がびっくりしました。また、今まで小さくて複雑なレゴはまだ早いかな、あんまり好きじゃないかなと思っていましたが、今回ゲームをする様子を見て、組み立てが難しそうなレゴを祖母にプレゼントしてもらったら、これに息子が大ハマリ!一日中、ひとりで説明書を見ながら、何度も組み立てては壊して…と繰り返し遊んでいるのです。ゲームアプリとの出合いがなければ、私の勝手な思い込みでこんなに夢中になる機会を逸していたのだなと痛感しました。よいことずくめだったゲーム解禁私の先入観で、タブレットでのゲームを嫌悪していたのですが、実際、タブレットの操作をどんどん飲みこんでいき、パズルを考えて解いていく息子を見て、子どもの感覚や理解する力が自分の時代とは違うというのを改めて痛感しました。私たちの親世代よりも、デジタルが当たり前の世の中で生きていくこの子たちにとって、親の私はいつまでも古い価値観に縛られてばかりではいけないと感じています。私がゲームを嫌悪していたのは、ゲームに夢中で他のことをやらなくなったり、依存してしまうのが漠然と怖いなと思っていたからです。また、こちらから与えなくても自然とやりたいと言い出すだろうとは思っていました。今回、ゲームアプリを解禁して、息子が意外とパズルやブロックが得意だということ、難しい問題、苦手な問題にどう向き合うのかを見られたこと、タブレットの操作もどんどん吸収して成長していく様子が見えたこと、一緒に親子で楽しめたこと…とメリットがたくさんありました。これからも、ルールを子どもと一緒にしっかりと共有し、その上でタブレットやスマホと上手につきあっていきたいと思います。子どもの可能性を狭めるのではなく、子どもの可能性を見守っていけるように、柔軟な自分でありたいと思います。<文・写真:ライターさつき>
2020年06月24日助産師・ラクテーションコンサルタントの榎本さんが、トイトレにもつながる2歳から始める「おむつなし育児」についてお話しています。おしっこやうんちが出るサイン・タイミングは? どんなサポートをすればいい? など、詳しく解説! おむつの機能の向上とともに、おむつをはずす年齢が、近年遅くなってきているといわれています。年齢が進むほど、おむつの排泄に慣れている期間が長くなり、トイレトレーニングが思うように進まずに、焦ってしまったり悩んでしまったりするママもいます。 今回は、トイレトレーニングにもつながる、2歳前後の「おむつなし育児」についてお話しします。 おむつなし育児とは?おむつなし育児とは、おむつをせずにおしっこやうんちがだだ漏れというわけではなく、おむつに頼りすぎず、できるだけ自然な排泄の感覚をつけられるようにすることです。おむつをつけたままでもできます。おむつなし育児は、0歳以下の月齢が低いお子さんほど、おむつでの排泄に慣れていないのですすめやすいのですが、2歳ごろからでも始めることができます。 生まれてから2年もの間、おむつの中で排泄をすることを学習したお子さんにとって、トイレという穴のあいた開放空間で排泄をするということを学習し直すことは大人が思っている以上に大変です。トイレやおまるで排泄するという感覚はすぐには育たず、時間がかかります。お子さんに合わせて焦らずゆっくりと進めていくことが大切です。 「おしっこ、出た!」がわかるようになるコツおむつに排泄することに慣れていると、自分からおしっこが出たというのがわからなかったり、うんちが出ても不快感なく気にせずに遊んでいたりすることがあります。まずは思いきってパンツにしてみるというのも良いでしょう。 洋服の着替えや床が汚れることが心配であれば、汚れても気にならないようにシートやマットを引いた場所で過ごす、決まった時間(30分など)だけにする、パンツを○枚濡らしたらおしまいなど、ルールを決めても良いでしょう。 おむつをはずし始めたばかりの時期は、排泄感覚ができていないので頻尿状態になっていることも多いのですが、1〜2カ月程度時間が経つと排尿間隔が落ち着いてきます。出たことがわかるようになったり、出たことを教えてくれるようになったりしたら「ありがとう」「わかったんだね」などと、ほめてあげるようにしましょう。 おしっこやうんちが出るサイン・タイミングは?トイレトレーニングの相談で多いのは、おしっこが出る前に教えてくれない、まだ言葉が出ないからいつ出るのかわからないということがあります。おむつなし育児の基本は、最初はお子さんから尿意や便意を教えてくれることは期待しないことが大切です。おむつの外で排泄する経験を繰り返していくうちに、徐々に感覚をつかみ、排泄前に仕草や言葉で教えてくれるようになってきます。おしっこが出る前のサインとして2歳ごろのお子さんで多いのは、落ち着かなくなる、足を交差させてモジモジする、股間を触るなどがあります。うんちが出る前のサインとしては、おならが出る、いきむ、特定の場所に隠れる(机の下、カーテン、部屋の隅など)などがあります。 サインがわかりにくい場合は、朝や昼寝から起きたとき、ご飯食べたあと、外出から帰ってきたときなどに誘ってみましょう。この時期は、トイレが怖かったり、遊びに夢中で中断したくなかったりすることもあります。おまるにしてみたり、「今はおむつでもいいよ。次はトイレに行こうね」と話してみたりしても良いかと思います。2歳ごろは大人のマネをするのも好きな時期なので、ママがトイレに行くときに誘う、おしっこをするところを見せるなども良いでしょう。 「おしっこ、できた!」のためのコツおしっこが出るサインがみられたら、おまるやトイレに座ってみましょう。お風呂など裸になったときに、おしっこをするようにすると感覚が分かりやすいお子さんもいます。最初は出ないことも多いので、3〜5分程度座らせて様子をみて出なかったり、嫌がったりするようなら切り上げるようにしましょう。おしっこが出やすいように、膀胱の筋肉を緩ませる「シーシー」という声かけや、うんちの場合は、「うーん」という声かけをします。リラックスできるようにトイレに好きなキャラクターのシールなどを貼ったり、歌を歌ったり、絵本を見せたりしても良いでしょう。言葉が発達してくる時期なので、おむつをはずす日を親子で決める、その日におむつかパンツにするかを本人に選んでもらうのも良いかと思います。外出などでおむつにする場合は、「今日はすぐにトイレに行けないかもしれないからおむつにしてもいいかな? トイレに行けそうだったら行くようにするね」などと事情を話してあげてくださいね。 排泄機能の発達は個人差も大きいので、周りの大人が焦らずにお子さんの気持ちに寄り添うことが大切です。パンツでおしっこやうんちをしても慌てたり怒ったりせずに、トイレやおまるで排泄できたときには「スッキリしたね」「良かったね」と一緒に喜んであげましょう。 <参考>おむつなし育児研究所 「おむつなし育児アドバイザー養成講座テキスト」 監修者・著者:助産師 国際ラクテーションコンサルタント・おむつなし育児アドバイザー 榎本美紀2001年に助産師免許取得後、杏林大学医学部付属病院・さいたま市立病院・順天堂大学練馬病院の勤務を経て、2013年に埼玉県さいたま市に訪問型の助産院「みき母乳相談室」を開業。病院勤務での経験を元に、母乳育児支援の国際ライセンスである国際ラクテーションコンサルタントとして、地域の母乳育児を支援。訪問時の相談は多岐にわたり、おむつなし育児アドバイザーとしてトイレトレーニングなどの相談も。一児の母。
2020年04月27日息子は生まれてから3歳の誕生日まで、毎晩夜泣きをする子だった。■終わらない夜泣き…そんなとき衝撃の情報を知る!?毎晩30分から1時間半おきに号泣。そのたびに抱っこをせがまれるので、私は慢性的に寝不足。息子が3歳になるまで1日たりとも、続けて2時間眠れた日はなかった。そんな息子の夜泣きに振り回され、悩む毎日。「夜泣き 原因」なんてキーワードが検索履歴に並ぶ。そして、毎日のように熱心に検索するなかで、ある夜泣きに関する記事を見つけた。そこに衝撃の言葉が…『子どもは夜中寝ぼけて泣くことがある。寝ぼけているだけなのに、親が抱くから起きる。子どもが夜泣きをする場合、親はそれに反応せず見守り、むやみに手を出したり声をかけたりしない方がいい』という説が書かれていたのだ。ガーーーン!そ…そんな説があるなんて…!! 知らなかった…。■「息子の成長を待とう」と思っていたとき赤ちゃんが泣いたら抱っこをする。そうすることで赤ちゃんは安心感が生まれる。私の通っていた産院では、妊婦の頃から助産師さんにそう言われていたが、「泣いたら抱っこ」は、子どもの睡眠時に関しては違っていたのだろうか…?自分のせいで、息子の自力で再び眠る力を奪ってしまったのかもしれない…と思うと、とてもふがいない気持ちになった。今はもう夜泣きはほとんどなくなった息子だが、いまだに目を覚ましたときに私が横にいないと泣く。この日も明け方4時頃。私の仕事中、息子がうっかり目を覚ましてしまったらしく、泣きながら呼んでいる。4歳になった今でも、一度目が覚めてしまうと再び自力で眠りにつけない息子。はぁ…やっぱり泣くとすぐ抱っこしてしまった、私の責任なんだろうな…と、再びふがいない気持ちになる。しかし、もういろいろなことが分かっている4歳を相手に、今日から急に「息子よ、寝ぼけてるだけだと思うし、母はいかないよ!(キリッ)」なんて、あっさり切り替える訳にも…。これまた夜泣きのとき同様、息子が成長するのを待とう…。そう思っていたとき■夜、息子は母から「安心」を得ていたエンダァァァ〜イヤァァァ〜!!おいおい…! 夜泣きどころの騒ぎじゃないぜ。母が泣いちゃうぜぇ!(泣)毎晩続いた息子の夜泣きに対して「あのとき、ああしておけばよかったかな…」なんて後悔がないかと言えば、うそになる。でも、今になって別の形で、あのときの頑張りがむくわれた日がきた。今、夜泣きで悩む母たちへ。母の頑張った姿を、子どもはきっと見てくれてる。そう思うよ。
2020年03月22日息子はとにかくよく泣く赤ちゃんだった。家でも外出先でも、とにかくよく泣いていた。■電車でもスーパーでもよく泣く息子回りを見ても息子ほど泣いている赤ちゃんはあまりいないように感じたし、スーパーや電車の中、どこへ行っても気まずい思いだった。そして息子は、それにプラス「泣き声が非常にでかい」かつ、一度泣き始めるとなかなか泣き止まないので、買い物を中断して家に帰ったことも何度もある。息子はどうしてこんなにすぐ泣くのか、その理由が全く分からないときが多々あった。「授乳もしたばかりだし、オムツもきれいだし…」分からないなりにとりあえず抱っこをしたり、散歩に出てみたりした。そんなときに第三者から、「泣いてるわよ、赤ちゃん眠いんじゃない?」「こんなに泣くのは絶対におなかがすいているのよ、ミルク飲んでるの?」「お母さんが焦ってるせいよ、赤ちゃんに気持ちが伝わるのよ」なんて言われた日にはひどく落ち込んだ。言った相手は心配の気持ちからかけたひと言なのだと思うが、その言葉がまるで「分からないなんて、母親失格」そう言われているように感じてしまっていた。当時、初めての育児で自身も知識もなく、1人で奮闘していた私は第三者からの言葉をとてもネガティブにとらえてしまった。■泣いているのは私のせい!? 自分を責めた時期いつまでたっても息子を泣き止ませられないことは「自分のせい」私は母親としての自信をどんどん失っていった。■言葉のようなものを発するようになって変化が1歳くらいからだろうか、息子が泣くことが少しずつ減り「んー!」「あっち!!」など、何かを指さして、1日中なにか言葉のようなものを発することが多くなった。「このスプーンはいやだ」「帽子はかぶりたくない」「今日はお外に出たくない」などなど。言葉にこそハッキリできていないが、そんな要求をジェスチャーと「ん!」で、私に伝えるようになってきた。そして1歳3ヶ月〜1歳半ごろにもなると、「THEイヤイヤ期」がやってきた。朝から晩まで要求の嵐が吹き荒れ、それはそれで大変な毎日に。イヤイヤ期が始まると「息子の言ってることが分からない~! 母親失格~!!」なんて、落ち込んでいる暇は微塵もなく、ただ1日中繰り返される息子の要求を必死にレシーブしていただけである。■よく泣いたのは要求が多かったから?四六時中イヤイヤ言い続ける中、息子は段々と言葉が増えてきた。そんな息子は現在4歳。非常におしゃべりな子になった。朝から晩まで。本っっ当に途切れなくずーーーっとしゃべっている。その会話は一方的なものだけではなく、家にいれば「部屋がちょっと暗い」「テレビの音が小さい」「この靴下ちょっと気持ち悪い」外に出れば「このお店、音楽がうるさいね」「このニオイ、何のニオイ!?」「今日はあっちのスーパーに行きたい!」などなど。いまだに要求の嵐である。イヤイヤ期が終わっても息子の要求の多さは変わらない。多分…これは彼の性格なのだろう「要求が多い=色々なことが気になって仕方ない」性格なのだ。要求が多いのは親にとっては困りものだが、それだけ「ものごとをよく見て、感じている」ということでもあると思うので、マイナスばかりではない。そこでふと思い出した。息子の赤ちゃんの頃のことである。■息子が赤ちゃんの頃ずっと泣いていたのはもしかして!?つまりは…よく泣く→激しいイヤイヤ期→おしゃべりマン(今ここ)という成長を遂げた息子。息子がよく泣く赤ちゃんだった理由が、自分の中でなんとなく、ふに落ちた瞬間だった。今、現在「毎日ずっと泣いている…」という赤ちゃんをお持ちのお母さん。成長につれて、きっと自分の要求をおしゃべりで伝えられる日がくるので、どうか「自分のせいで泣いている」「泣き止ませられないなんて、母親失格…」なんて悩まないでね。ミルクよし! オムツよし!いつもと様子が違ったり、体調が悪かったりというわけでもなさそう。それでもわが子が泣いていたら…「よしっ! 君は今日も何か気になることがあるのか!」と、すこーしだけでもどっしり構えて、わが子の成長を見守ろう。1番信頼できるお母さんがそばにいるから、赤ちゃんは小さい要求でも安心して訴えて、泣けるのかもしれない。
2020年03月15日HugMugでも4コマ連載「モチコのツッコミ育児備忘録」が人気の関西人イラストレーターのモチコさん。2018年に発売し重版となったコミックエッセイ『育児ってこんなに笑えるんや!』から、待望の第2弾『育児ってこんなに笑えるんや! 二太郎誕生編』が3月13日に発売! その見どころを紹介します。モチコInstagramのフォロワー18万人超えの関西人漫画家・イラストレーター。娘・イチコ(2014.3生まれ)と息子・二太郎(2017.2生まれ)に毎日ツッコミを入れつつ暮らしている。4コマやイラストで育児記録をつけ、SNSで公開中。アイスクリーム中毒。・ブログ「かぞくばか〜子育て4コマ絵日記」・Instagramアカウント@mochicodiary・Twitterアカウント@mochicodiary 待望の第2弾! 育児コミックエッセイ『育児ってこんなに笑えるんや!』娘・イチコちゃんとの日々をイラストで描いたInstagramのマンガと描き下ろしを収録した、モチコさんの初コミックエッセイ。2018年6月に発売したのち、「アホカワ!」「かわいくて、おもしろすぎる」と人気が拡大し重版もされました。そして、第2弾の『育児ってこんなに笑えるんや! 二太郎誕生編』では、お姉さんに成長したイチコちゃんのひょうきんさ&女子力(?)に、二太郎くんの“アホカワ”さが加わり、育児の楽しさもハプニングもより一層濃くなってパワーアップ!Instagramでは、その甘えんぼぶりで人気を集めている二太郎くん。モチコさんが長女・イチコちゃんとの違いに悩む様子や、男の子にしかない“付いてる”エピソード、女の子とはまた違う“キュンキュン”してしまう仕草など、男の子ママたちから共感の声が多数! また女の子ママからは驚きの声があがっています。子育てにちょっと疲れた時、読むとくすっと笑えて気分転換になったり、子どもへの愛しさを再確認できる1冊です。今回モチコさんより、HugMug読者に向けてスペシャルメッセージをいただきました!\Special message from MOCHICO/「育児ってこんなに笑えるんや!二太郎誕生編」、発売となりました〜!かわいくて、楽しくて、でももんのすごーーーく大変な育児……。でもその大変さを乗り換えて(乗り越えなくても何とかやり過ごして)、最終的に笑顔になれたらいいなと思っています。タイトルの「育児ってこんなに笑えるんや!」にはそんな思いも込めました。萌えて、ツッコんで、悩んで、そして笑って……そんな本を目指して作りました。お楽しみいただけると嬉しいです!第2弾の『育児ってこんなに笑えるんや! 二太郎誕生編』中身を少しだけ紹介!56ページもある描き下ろしの中では、「2人の個性」「むく・むかない問題」「天使の4歳」「一時保育」などInstagramでは描かれていない特別マンガも収録。3月に3歳となった二太郎くんの小さい頃のエピソードを書籍の中からチラ見せで紹介します!「育児ってこんなに笑えるんや!二太郎誕生編」著者:モチコ発行:ぴあ株式会社発売:2020年3月13日定価:1,100円+税書店、ネット書店にて販売Amazon 楽天ブックス
2020年03月13日さまざまな育児アイテムのなかで、2歳を過ぎても使える育児アイテムがあります。育児中の私も、今だからこそ思えることなのですが、いくら期間限定とはいえ2年以上も使うアイテムです。満足のいくものを選びたいと感じました。今回は、私が実際に長く愛用している育児アイテムを厳選してご紹介します! やっぱりコレ! 「マザーズバッグ」 妊娠中にマザーズバッグをワクワクしながら選ぶママも多いのではないでしょうか? もちろんデザイン性も重視したいですが、やはり機能性も大事です。 私が使用しているルートートブランド、マミールーのマザーズバッグの使用歴は5年以上。1人目、2人目と使用していますが、破損することなく使えています。マザーズバッグの選び方は好みにもよりますが、やはり丈夫で軽量であることが第一。さらに両手が空くトートと斜めがけが可能な2WAYタイプがおすすめです。 肩腰の負担が軽い「抱っこひも」 私が買い物に失敗したアイテムが、抱っこひもでした。抱っこやおんぶなんて少しの間だと思い、安価な抱っこひもを購入したのが間違いでした。 そこでエルゴの抱っこひもを再購入。少々値段は張りますが、肩が凝りにくいので気に入っています。新生児用のパッドなどオプションも充実しているので、成長に合わせた使い方ができるのも魅力。2歳を過ぎた今でも役立っています。 長く使えるおもちゃナンバーワン「レゴブロック」 月齢に適したおもちゃを購入していくうちに、家はおもちゃだらけになっていました。せっかく買ったおもちゃも、数日使えばすぐ飽きてしまうことも。 そのなかでも、わが子が飽きずに遊んだ唯一のおもちゃが「レゴブロック」です。特にレゴデュプロシリーズがおすすめ。1歳半ごろ~5歳まで長く使うことができますよ。子どもの創造力次第で何通りものブロック遊びが楽しめるうえに、動物や食べ物などシリーズの互換性があるのも魅力です。 長く使えるアイテムだからこそ、よく吟味して買い物をしたいですね。先輩ママのアドバイスを参考に、2歳を過ぎても役立つアイテムとそうでないものを見極めるのもコツです。すると、賢いお金の使い方ができるはず!? ※掲載した商品画像はすべてイメージになります。実際に購入された商品の使用上の注意をお確かめの上ご使用ください。※ブロックで遊ぶ際は誤飲等にご注意ください。39mm以下(トイレットペーパーの芯を通るもの)は誤飲の可能性があるので赤ちゃんには渡さないようにしてください。お子さまが遊んでいる間はそばで見守るようにしましょう。 監修/助産師REIKO著者:田中由惟一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。
2020年02月07日こんにちは、東京衛生病院小児科の保田典子です。私生活では7歳、5歳、3歳の子育て中です。生後半年をすぎると、赤ちゃんも活発に動くようになってきます。寝返り、ずりばい、ハイハイ、つたい歩き……上手に遊んで、赤ちゃんの発達を助けてあげられるといいですよね。今回は、ハイハイ時期のポイントをお伝えできたらと思います。 ハイハイの良いところ一般的な発達の順番としては、首すわり→寝返り→ズリバイ→ハイハイ、の順番で発達していきます。ズリバイ、ハイハイの時期になると、手足を同時に使って動く、自分の体重を手足で支えるようになる、など運動能力や筋力が向上している必要があります。 ハイハイには①手で体重を支えて腕の筋力がアップする②手で地面をとらえるので手の感覚や握力の発達にも良い③両足を交互に動かすので、歩くための準備にもなる など、いろいろな良いところがあります。また、ハイハイすることを含め、さまざまな運動をすることでケガの予防にもつながります。ズリバイやハイハイをするようになったら、ぜひたくさん運動をさせてあげたいですよね。 おすすめの遊びズリバイやハイハイをするようになったら、ぜひ広いところで遊ばせてどんどん動くようにしたいものです。公園で草の感覚を味あわせてあげるのもいいですし(晴れていて地面が乾いている場合)、児童館などで自由に動きつつ、他のお友達を見せてあげるのもいいでしょう。 まだお友達に興味を持つ、お友達と遊ぶという時期ではありませんが、歩いているお友達を見ると、歩きへの刺激にもなると思いますよ。 家でも、親が見ている間はケージを取りはらって、家の中を自由に探検させてあげるといいでしょう。赤ちゃんの後ろから声をかけてあげたり、ママやパパがいるところまで障害物(クッションなど)を置いてあげて、平地だけではない場所をハイハイさせてあげるのもいいでしょう。 気をつけるべき遊びは?ハイハイをしはじめる時期に使用を考えるのが、歩行器やベビージャンパーなどの育児グッズです。歩行器やベビージャンパーは喜ぶ赤ちゃんも多いため、ちょっと親の用事をしたい時などすごく重宝するグッズです。 ただ、ハイハイの時期の赤ちゃんは、腰を曲げているのが自然な姿勢なのですが、歩行器などは赤ちゃんが立つ形になり、自然な体位よりは背骨がまっすぐになり、腰が反る形になります。そのため、この時期に無理に立った姿勢を長く続けることは、赤ちゃんの腰にも発達にも好ましくありません。使ってはいけない、のではなく、長時間の使用は気をつけたほうがいいと思います。 ハイハイしなくても焦らないでハイハイをたくさんして、今後の運動能力向上につなげたいところですが、ハイハイをしない赤ちゃんもいます(私もハイハイをしなかったそうです!)。 ハイハイをしないで歩きはじめてしまった赤ちゃんは、足腰がきちんと歩ける準備が整ったから歩けるようになった、ということなので、「歩くようになったけど、ハイハイをさせなければいけない」と思う必要はありません。 また、寝返りで動いちゃうのでハイハイしない、寝転んでばかりでハイハイしない、という子も焦らなくて大丈夫です。心配であれば健診で発達の具合をみてもらいつつ、焦らずに楽しく動ける遊びをしていけたらいいのではないかと思います。 著者:医師 医療法人アドベンチスト会東京衛生病院 小児科医師 保田典子 先生医療法人アドベンチスト会東京衛生病院小児科医師。株式会社メドイース代表取締役。2003年筑波大学医学部卒業、国立国際医療センター、大阪市立総合医療センター小児循環器内科勤務を経て、2014年東京女子医科大学大学院博士課程修了後現職。小児科専門医。一般診療、小児循環器診療に加えて、漢方治療や発達相談にも対応している。Twitter:@kanoppeInstagram:@atama4970_yasuda
2020年01月24日息子がゴミをゴミ箱へ捨ててくれるようになった。息子4歳。なんて楽になったのだろう…我ながら非常にできたGoodBoyに育ったものだ。心がホクホクしている。しかし、そんなホクホクもつかの間…ちょちょちょちょちょちょーーー!!!4歳の息子が頭からゴミ箱に突っ込んでいるではないか。おやめ!!おやめよ!!ゴミ箱をあさるんじゃないよぉぉぉぉ!!その信じがたい光景に思わず「おやめ」なんて柄にも無い言葉が口をつく。■ゴミではございませんどうやらその丸めた紙くず…、いや失礼。息子の作った折り紙は大切なものだったらしい。それを母に勝手に捨てられたのを見つけ、怒っている。大人には丸めた紙くずに見えようが、鼻をかんだティッシュに見えようが、息子にとっては頑張って折った紙ひこうきなのだ。大切なものを勝手に捨てられ息子。怒るのも当然である。これがもし夫が私にしようものなら、3日は口を聞いていないところだろう。私は息子に謝った。が。しかし…!!しかしだな!!このままだと我が家のリビングは折り紙が牛耳ることになるぞ!!人より折り紙が堂々とくつろぐリビング。恐ろしすぎるじゃないか。ちなみに我が家の紙問題は折り紙だけじゃない。習い事で作った紙工作、毎月の通信教育についてくる紙の付録。息子が日々作りだす折り紙の物体や、紙を切って貼り合わせた工作。突然「絵の神」が降りてきたのか、ものの10分間で大量に描かれた謎の絵の数々。紙紙紙紙紙紙…家の中は紙だらけである。「子どもの紙ものが片付かない問題」これはわりとどこの家庭も抱えている問題ではなかろうか。そこで!■ミラクルボックス参上紙の工作はこの箱の中に入るだけにし、いっぱいになってきたら入れ替えのシーズンというルールを決めた。シーズンがやってくると息子に「いるものいらないもの」を都度聞いている。ちなみに箱はふた付きがおすすめだ。相手は子どもなので、明らかに箱から溢れかえっている状態で「いらないものないよ!」と、断固捨てませんけどの姿勢でやってくる時もある。そんな時にふたがあると「しまらない」という子どもへのモヤっとポイントが発生する。このモヤっとポイントが息子にとって絶妙にいやーなところを突いているらしく、その後は渋々片付けをしている。■片付け以外にも、こんな方法もおすすめ!我が家は子どもの書いた絵や折り紙なんかは壁に貼っている。鯉のぼりとスイカとどんぐりとサンタクロースのカルテット。なんとも季節感皆無ではあるが、ふとした時に目に入る我が子の作品はいいものだ。 前回のお話はコチラ
2019年12月30日現在5歳と1歳の4学年差の姉妹を育てています。本当は2歳差で欲しいと思い家族計画をしていたのですが、なかなかできなかったり、流産を1回経験したりして、結果的には長女が3歳の誕生日を迎えたころに次女を妊娠しました。今回は、4学年差でよかったと思う点と、大変だと感じる点について述べたいと思います。 よかった点① 下の子とゆっくり過ごせる長女が年少の夏に次女が生まれました。長女が幼稚園に慣れたころに次女が誕生したということは、私にとっても長女にとっても良いタイミングだったのではないかと思います。 長女が登園している間は次女とお昼寝するなど、ゆっくり過ごすことができました。長女も幼稚園に行けば友だちと遊べて、良い気分転換になったみたいです。私の体力がまだ戻っていなくて、長女の赤ちゃん返りが大変なとき、幼稚園の存在には本当に助けられました。 よかった点② 長女は自分のことができる長女は3歳になると、食事やトイレや着替えなどの身の回りのことがある程度自分でできるようになっていました。もし、長女がもっと小さいころに妊娠していた場合、抱っこして椅子やトイレに座らせたり、かがんで着替えさせたりと大きなおなかでのお世話は大変だっただろうと思います。 もちろん、赤ちゃん返りをして、できるのにやらないということはありましたが、私が本当につらいときは状況を理解し、わがままを言うことはなかったので助かりました。 大変だった点① 赤ちゃん返りが大変長女は繊細な子だということもあり、赤ちゃん返りがとても大変でした。「きょうだいの年齢が近いより、離れているほうが赤ちゃん返りが激しい」と先輩ママたちから聞いていたので、きょうだいの育て方に関する本を読んで参考にしました。 例えば、次女を叩いてしまうというような、直接次女にあたることはなかったのですが、おっぱいをあげることを嫌がるので、授乳中は長女に話しかけるなど精神的ケアを怠らないように心がけていました。 大変だった点② 遊び方が全然違う4歳離れていると、できることも楽しいと思うことも全然違います。長女にとって楽しい遊び場は次女にとっては遊びづらく、逆に次女にちょうど良い遊び場では長女は退屈してしまうので、どこにおでかけするかは悩みます。また、家で遊ぶにしても長女のおもちゃは細かいものが多いので、最近まで次女の誤飲の心配が絶えませんでした。 わが家は最初から4歳差にしたいと思って子作りしたわけではないのですが、子どもたちの様子や自分のキャパシティを考えると、この年齢差でよかった気がします。最近では2人が会話しながら遊ぶようにもなり、その姿に癒されています。 著者:小川恵子5歳と1歳の姉妹の母。育児サークルの幹部や習い事、執筆活動など、精力的に育児を楽しんでいる。
2019年12月26日