アリ・アスター監督とホアキン・フェニックスがタッグを組んだ、A24の『Beau is Afraid』(原題)の予告編が公開された。『Beau is Afraid』は、アスター監督が長編監督デビューを果たした『ヘレディタリー/継承』『ミッドサマー』に続く、A24とのコラボ第3弾で、『ジョーカー』でアカデミー賞俳優となったホアキンを主演に迎えたホラー映画。共演はネイサン・レイン、パティ・ルポーン、カイリー・ロジャーズ、パーカー・ポジーら。タイトルが『Beau is Afraid』に決まる前は、『Disappointment Blvd.』(直訳:失望大通り)だった。予告編はホアキンが演じる主人公で偏執症のボーが、プールでくつろいでいる時に幼少期を思い出したかのようなシーンからスタート。映像では「母親に会うために家に帰る」という目的が中心となっているが、ボーが全速力で逃げたり、車にひかれたり、ガラスのドアを突き破ったりとアクション映画並みの激しいシーンが連続する。雰囲気にそぐわないメルヘンチックな映像も挿入され、そこにホラーを感じさせる。ファンの予告編への感想は、「新たなサイコホラーのお手本になりそうな1本」「多くを語りすぎない予告編は、本編への期待を高まらせる。『ボーは一体何を恐れているんだろう?』ってね。ブラボー!」「クレイジーな映画になりそう。楽しみ!」など。『Beau is Afraid』は2023年4月21日に全米公開予定。(賀来比呂美)
2023年01月11日A24製作の映画『インスペクション ここで生きる』が、2023年8月4日(金)より全国公開される。主演はジェレミー・ポープ、監督・脚本はエレガンス・ブラットン。16歳でホームレスになった青年の実話映画『インスペクション ここで生きる』は、『ムーンライト』『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』など革新的な作品を世に送り出してきた映画会社A24が贈る作品。気鋭監督エレガンス・ブラットン自身の体験から着想を得たヒューマンドラマだ。ゲイであることで母に捨てられ、16歳でホームレスになった青年が軍という過酷な閉鎖社会で、自らのアイデンティティを貫く姿を描く。主演はジェレミー・ポープ物語の主人公エリス・フレンチ役を務めるのは、第80回ゴールデン・グローブ賞でドラマ部門 主演男優賞にノミネートされたジェレミー・ポープ。歌手としても活動しており、2019年のトニー賞では別々のパフォーマンスで2つの部門にノミネートされるという、史上6人目の快挙を成し遂げた人物だ。エリス・フレンチ…ジェレミー・ポープゲイであることで母に捨てられ、ホームレスとして生きてきた青年。生きるためにすがるような想いで海兵隊に志願する。軍では、ゲイであることが周囲に知れ渡るや否や激しい差別にさらされてしまう。映画『インスペクション ここで生きる』あらすじ物語の主人公は、ゲイであることで母に捨てられ、16歳から10年間ホームレス生活を送っていた青年エリス・フレンチ。どこにも居場所を許されず、自らの存在意義を追い求める彼は、生きるためのたったひとつの選択肢と信じて海兵隊への入隊を志願する。しかし、海兵隊のブートキャンプに着いた瞬間、教官たちから罵声を浴びせられ、「お前は同性愛者か?」と問われるなど過酷なしごきに遭うことに。さらにゲイであることが周囲に知れ渡るや否や激しい差別にさらされてしまう。そんな理不尽な日々の中でも自らを奮い立たせ、その場所に立ち続けるフレンチ。孤立を恐れず、同時に決して他者を見限らない彼の信念は、周囲にどのような変化をもたらすのか?【作品詳細】映画『インスペクション ここで生きる』公開日:2023年8月4日(金)監督:エレガンス・ブラットン脚本:エレガンス・ブラットン出演:ジェレミー・ポープ、ガブリエル・ユニオン、ラウル・カスティーヨ、マコール・ロンバルディ、アーロン・ドミンゲス、ボキーム・ウッドバイン原題:THE INSPECTION©2022 Oorah Productions LLC.All Rights Reserved.
2022年12月16日A24が贈る映画『Never Goin’Back/ネバー・ゴーイン・バック』から、親友同士のアンジェラとジェシーの“旅”が始まる冒頭映像と著名人によるコメントが解禁となった。本作は、若さの勢いで突っ走る親友同士のアンジェラとジェシーが、極貧生活のなか夢のビーチリゾートへの旅を計画する青春ガールズブラックコメディ。今回解禁となった本編映像は、サプライズでビーチリゾートのプレゼントを打ち明けるも、2人の家賃分の資金を勝手に使っていたことが発覚する冒頭シーン。「なんとかなるでしょ」とキメキメでバイトへ向かう彼女たちだが、果たして…。この後に巻き起こるであろう大騒動をまだ何も知らないアンジェラ&ジェシーの無軌道さが、陽気な音楽と共に彩りを与える物語の始まりとなっている。コラムニストの山崎まどかは「アンジェラとジェシーが大好きになってしまった」と2人の魅力を絶賛。さらにライターの月永理絵は、2人の描き方について「けっして下卑た笑いに陥らないのは、主人公たちを見つめる視線のためだろう。見下すでも自虐めくこともなく、つねに彼女らと並走しながら躍動を映す。その公平な視線のありかたに強く惹かれた」と評した。「『スプリング・ブレイカーズ』より切実で『ブックスマート』よりおばかで過激」という奥浜レイラ(映画・音楽パーソナリティ)も「未熟で無敵で友情最強!ってかなりギャル寄りじゃない?」とコメント、児玉美月(映画執筆家)も「映画の雰囲気こそまったく違えども『17歳の瞳に映る世界』の少女二人のことを思い出させた。どれだけ過酷な世界に放り込まれたとしても、かけがえのない二人ならば夢を見られる」と語り、女性バディとガールズパワーを絶賛するコメントが寄せられている。『Never Goin’Back/ネバー・ゴーイン・バック』は12月16日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:Never Goin’ Back/ネバー・ゴーイン・バック 2022年12月16日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2018Muffed Up LLC. All Rights Reserved.
2022年12月06日新進気鋭の製作・配給スタジオ「A24」史上No.1ヒットで全世界興収1億ドルを突破した『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が2023年3月3日(金)に公開されることが決定し、特報と日本版キービジュアルが解禁となった。本作は、本年度のハリウッド批評家協会賞でも作品賞を含む7部門を受賞、アカデミー前哨戦とも呼ばれるゴッサム賞にも多部門でノミネートされるなど映画界も注目する話題作。『シャン・チー/テン・リングスの伝説』でも華麗なアクションを見せたミシェル・ヨーを主演に、『インディ・ジョーンズ/魔宮の伝説』、『グーニーズ』で当時一世を風靡したキー・ホイ・クァンが共演。監督は『スイス・アーミー・マン』で独自のセンスと才能を発揮したダニエル・シャイナート&ダニエル・クワン、製作には世界的メガヒット作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』『アベンジャーズ/エンドゲーム』の“ルッソ兄弟”ことアンソニー&ジョー・ルッソが名を連ねる。破産寸前のコインランドリーを経営するエヴリン(ミシェル・ヨー)は、国税庁の監査官から厳しい追及を受けている中、突然、夫に並行世界(マルチバース)に連れていかれる。めくるめく三千世界に迷い込んだ彼女の前に現れたのは、「僕は君の夫じゃない。別の宇宙(ユニバース)から来た“僕”だ」と言う、見違えるようにたくましい夫。さらに「マルチバース全体に巨大な悪が。君だけがそれを止められるんだ。」と告げられ……。カンフーマスターばりの身体能力を手に入れたエヴリンは全人類の命運を掛けた壮大な闘いに挑んでいく。解禁となった特報では、エヴリンが突然“マルチバース”へジャンプし、女優の様なゴージャスな姿、謎のコスチュームで路上に立ちすくむ姿、そして血だらけの姿まで超高速で七変化する様子、ウェイモンドがヌンチャクのように“ある物”を巧みに操り敵を一掃する超絶カンフーアクション、さらに惑星の衝突や、人間の頭が紙吹雪と共に爆発する様子など、衝撃シーンの連続がジェットコースターのように駆け巡る。併せて解禁された日本版キービジュアルは、ファイティングポーズをキメたエヴリンを中心に、書類の山やランドリーマシン、さらにブタやチワワまで奇想天外なマルチバースのアイテムが散りばめられ、混沌とした世界観漂う仕上がりになっている。さらに、ダニエル・シャイナート&ダニエル・クワン監督からコメントも到着。「この映画は多くのアジア映画へのラブレターでもあるのです。日本のアニメ作品やあらゆるものからインスピレーションを受けてこの映画を作ったので、日本の皆さんにはぜひ楽しんでもらいたいと思っています。」と日本カルチャーからも多大な影響を受けたことを明かした。『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』特報<ダニエル・シャイナート&ダニエル・クワン監督日本ファンへのコメント全文>――日本での公開に向けて、どのようなことを期待されていますか?日本の皆さんにやっとこの映画を観ていただけるので、とても嬉しく思っています。日本のアートは想像力豊かで、遊び心があり、そしてパンクです。日本のアニメや映画を見ていると、ボクらももっとリスクを取ってそして楽しんで作品を作らなくては、という気になります。ボクらは皆さんがこの映画で日本のカルチャーが反映されていることを発見して欲しいと思っています。それと、日本はファンアートや映画のポスターが最高ですよね。いつも楽しませてもらっています。――この映画を作ろうと思った背景を教えてください。この映画は、インターネット時代に生きている我々の感情を表現してみました。言葉にはしがたいこのとてつもなく圧倒される感情をとらえて、それを乗り越えていきたいと思いました。始めから、エキサイティングなアイデアが3つありました。1)バカバカしい闘いを繰り広げるSF・アクション映画2)21世紀の移民の物語を通して家族愛を描く3)あまりに多くの別宇宙に行きすぎ、哲学的な思想を探求することになるマルチバースムービーまた、この映画は多くのアジア映画へのラブレターでもあるのです。日本のアニメ作品やあらゆるものからインスピレーションを受けてこの映画を作ったので、日本の皆さんにはぜひ楽しんでもらいたいと思っています。――日本のファンへのメッセージをお願いします。ハロー、日本の皆さん!願わくば、本作の公開を皆さんと一緒に日本でお祝いできたらと思っています。日本にはまだ一度しか行ったことがありませんが、訪れた街、食べたもの、触れた芸術の全てがとても好きになりました。日本に行く理由を作るのに、また別作品をつくりたいなって思っています!『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』3月3日(金) TOHOシネマズ日比谷 他全国ロードショー
2022年11月17日A24が贈る初の本格ファンタジー『グリーン・ナイト』の魅力を、声優・大塚明夫が様々な角度から紐解く解説動画が到着した。本作は、『指輪物語』の作家J・R・R・トールキンが現代英語に翻訳し、広く読み継がれてきた作者不明の叙事詩『サー・ガウェインと緑の騎士』をデヴィッド・ロウリー監督が深い愛と敬意をもって大胆に脚色。全身が草木に覆われた緑の騎士から、クリスマスの“遊びごと”として首切りのゲームを持ちかけられた男の旅が描かれる。主人公ガウェインにデヴ・パテルが扮したほか、アリシア・ヴィキャンデルが1人2役で出演する。このほど解禁された映像では、中世文学の最高傑作『サー・ガウェインと緑の騎士』と本作を、【起源】【伝説】【英雄】【家系】【旅】の5つのパートに分け、様々な角度から分析。ネタバレなしの映画公開前の予習としてぴったりの映像となっている。広い文化圏に影響を与えた神話的な道徳の物語である『緑の騎士』の【起源】をたどるパートでは、J・R・R・トールキンが “中世を振り返るカラフルなガラス窓”と評した言葉や、貴重な1731年の原本が映し出される。【伝説】のパートでは、アーサー王の宮殿に突如現れた緑の騎士が危険なゲームを持ちかける本編シーンをふんだんに使用し「緑の騎士は敬意の象徴」と紹介される。【英雄】のパートでは、まだ英雄譚をもたないガウェインのキャラクターの位置づけや、この物語がポップカルチャーや数々のキャラクターに与えてきた影響などを、【家系】のパートでは、ガウェインをとりまくキャメロット王国の人々を紹介。【旅】のパートではガウェインが臨む過酷な旅路を通して現代にも通じる教訓を伝えていく。この映像は、デンゼル・ワシントン、ニコラス・ケイジ、スティーヴン・セガールなど洋画の吹替を始め、アニメやゲームなど数多くの名作でキャラクターに新たな命を吹き込んできた声優・ナレーター・俳優である大塚明夫が全編にわたって解説のナレーションを担当した。劇場公開は字幕版のみの上映となるが、本映像中のラルフ・アイネソン演じる緑の騎士のセリフの吹替にもチャレンジしており、貴重な映像となっている。また、オリジナルとなる字幕版の解説動画も同時解禁。字幕版では本作でタイトルロールの緑の騎士を演じ、『ハリー・ポッター』シリーズのアミカス・ カロー役などでおなじみのラルフ・アイネソンがナレーションを担当する。声優・大塚明夫ナレーションver『グリーン・ナイト』解説動画字幕版『グリーン・ナイト』解説動画『グリーン・ナイト』11月25日(金)公開
2022年11月16日A24製作の映画『ザ・ホエール』が2023年4月7日(金)に公開される。A24製作×『ブラック・スワン』ダーレン・アロノフスキー監督映画『ザ・ホエール』は、『レクイエム・フォー・ドリーム』『ブラック・スワン』などで知られるダーレン・アロノフスキー監督の最新作。アカデミー賞常連となっている気鋭スタジオ・A24とタッグを組み、サミュエル・D・ハンター原作の舞台を実写映画化する。孤独な男が疎遠だった娘との絆を取り戻そうとする最期の5日間ストーリーは、引きこもりの英語教師である中年男性チャーリーが、離れて暮らす10代の娘と再び心を通わせようとする内容。自宅のソファからほとんど動かず、引きこもり生活を送り続けた結果、重度の肥満症となったチャーリーは、心不全を患い自身の死期が近いことを悟る。そのことをきっかけに、過食の原因ともなった長らく押し込め続けたトラウマと向き合うことを決意。自らが壊してしまった家族、疎遠だった娘との絆を取り戻そうとする彼の最期の5日間を描く。ブレンダン・フレイザーが体重約272キロの“引きこもり教師”に主人公チャーリー…ブレンダン・フレイザー大学のオンライン講座で生計を立てている40代の教師。恋人アランを亡くしたショックに打ちひしがれ、現実逃避するように過食を繰り返してきたチャーリーの体重は272キロ。歩行器なしでは移動もままならないが、頑なに入院を拒んでいる。エリー…セイディー・シンクチャーリーの17歳の娘。8年前に家を出て行ったチャーリーとは長らく疎遠にしていたが、余命幾ばくもないと悟ったチャーリーと再会。幼い頃に愛する父から捨てられた経験がトラウマとなり、学校生活と家庭で多くのトラブルを抱えているエリーは、自分を捨てたチャーリーへの憎悪を剥き出しにする。リズ…ホン・チャウ看護師。チャーリーの唯一の友人であり、チャーリーの恋人だったアランの妹。入院を拒むチャーリーの体調管理と身のまわりの世話をしている。トーマス…タイ・シンプキンスニューライフ教会の若い宣教師。メアリー…サマンサ・モートンチャーリーの元妻であり、エリーの母親。反抗的なエリーとの接し方に悩む。体重272キロの主人公を演じるのは、『ハムナプトラ』シリーズでおなじみのブレンダン・フレイザー。その他、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」のセイディー・シンク、『ダウンサイズ』のホン・チャウ、『アイアンマン3』のタイ・シンプキンス、『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』のサマンサ・モートンらが出演する。第95回アカデミー賞でブレンダン・フレイザーが主演男優賞受賞第95回アカデミー賞では、3部門にノミネートされ、主演男優賞(ブレンダン・フレイザー)、メイクアップ&ヘアスタイリング賞を受賞した。ブレンダン・フレイザーはチャーリーを演じるにあたり、メーキャップに4時間を費やし、45キロのファットスーツを着用。演技の延長線としてチャーリーの巨体を作り上げるため、より自然に見えるよう徹底的に研究を尽くしたメーキャップが施されているという。これが功を奏し、見事アカデミー賞を受賞した。尚、主演のブレンダン・フレイザーは、第80回ゴールデン・グローブ賞のドラマ部門 主演男優賞にもノミネート。ブレンダンはハリウッド外国人記者協会と自身との過去の出来事から辞退を事前表明していたにも関わらず、見事主演男優賞候補入りを果たした。映画『ザ・ホエール』あらすじボーイフレンドのアランを亡くして以来、現実逃避から過食状態になり健康を害してしまった40代の男チャーリー。アランの妹・看護師のリズの助けを受けながら、オンライン授業でエッセイを教える講師として生計を立てているが心不全の症状が悪化し、命の危険が及んでも病院に行くことを拒否し続けている。しかし、自分の死期がまもなくだと悟った彼は、8年前、アランと暮らすため家庭を捨てて以来別れたままだった娘エリーに再び会おうと決意。彼女との絆を取り戻そうと試みるが、エリーは学校生活や家庭に多くの問題を抱えていた‥‥。【詳細】映画『ザ・ホエール』公開時期:2023年4月7日(金)全米公開日:2022年12月9日監督:ダーレン・アロノフスキー出演:ブレンダン・フレイザー、セイディー・シンク、ホン・チャウ、タイ・シンプキンス、サマンサ・モートン原題:The Whale2022年/アメリカ/英語/117分/カラー/5.1ch/スタンダード/字幕翻訳:松浦美奈PG12
2022年11月12日A24が製作するプロレスの名門フォン・エリック一家の伝記映画『The Iron Claw』(原題)より、ファーストルック画像を公開した。実在のプロレスラー、ケビン・フォン・エリックに扮したザック・エフロンが、リングの上で相手にドロップキックを放っている画像で、その迫力とザックの肉体に注目が集まっている。ザック自身もSNSに「最新プロジェクト『The Iron Claw』からのファーストルック。みんなにもっとお見せするのが待ちきれないです。さぁ行こう!」とつづり、同じ画像をシェア。ファンから「その腹筋、一体どうなっているの?」「まるでハルクのようだ」「役作りにかける情熱が素晴らしい。どうか健康に気を付けて」とザックの徹底した肉体改造ぶりに驚きの声が上がっている。さらに、ケビンの息子でプロレスラーのマーシャル・フォン・エリックもこの画像をツイート。「ザック・エフロンがフォン・エリック・ドロップキックを放っている、素晴らしい写真。うちの父(ケビン)は、自分の古い写真だと思ったみたいだよ」とコメントし、親子で好意的に受け止めていることを明かしている。『The Iron Claw』の監督・脚本は『マーサ、あるいはマーシー・メイ』のショーン・ダーキン。2023年に劇場公開予定。(賀来比呂美)
2022年11月08日A24の映画『Never Goin’ Back / ネバー・ゴーイン・バック』が、2022年12月16日(金)より全国順次公開される。A24が贈るドタバタ青春ガールズムービー映画『Never Goin’ Back / ネバー・ゴーイン・バック』は、『ミッドサマー』『レディ・バード』『ムーンライト』など数々の話題作を世に送り出してきたA24が手がけるティーンムービー。監督を務めたオーガスティン・フリッゼルのほぼ自伝的な物語になっており、15歳で両親に捨てられたも同然の状態となり、毎月の家賃の当てもなく友人と一緒に困難な暮らしを送ってきた実体験が着想源となっている。『Never Goin’ Back / ネバー・ゴーイン・バック』では、困難に見舞われる中、サバイブしていく女子たちをゆるく明るいコメディタッチで描写。主人公のアンジェラ&ジェシーは、治安の悪い環境で違法行為やじり貧の生活を繰り返しながらも、誕生日を祝う夢のリゾートビーチへ向かって邁進。エネルギーに溢れた、ドタバタ青春ガールズムービーが繰り広げられる。尚、監督のオーガスティン・フリッゼルは、女優としては15年以上ものキャリアがあるが、長編映画の監督を務めたのは本作が初。『グリーン・ナイト』『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』を手がけた映画監督であり、夫のデヴィッド・ロウリーと出会い、短編映画を制作するようになったことから、自身の“暗黒時代”を笑い話に変えようと本作を撮影したという。本作は2018 年のサウス・バイ・サウスウエスト映画祭でゲームチェンジャー賞にノミネートされた。映画『Never Goin’ Back / ネバー・ゴーイン・バック』あらすじ高校を中退した親友同士のアンジェラとジェシーは、兄とその友人と4人で共同生活を送っているが、バイト三昧の日々でも、家賃を払うのがやっとの極貧生活を送っている。だが、ジェシーの誕生日に一週間のビーチリゾートのバカンスをプレゼントしたいアンジェラは、家賃を支払わなければならないお金で二人分の夢のチケットを購入する。不足分の家賃を稼ぐために無茶苦茶な追加シフトを入れるも、家に泥棒が入るわ、兄のせいで刑務所に入れられるわ、誤って大麻入りクッキーを食べてハイになるわ、挙句の果てにバイトもクビになりそう…。二人の追い求める憧れのバカンス、テキサスのリゾートビーチへ無事に辿り着くことは出来るのか!?マイア・ミッチェルとカミラ・モローネがW主演■主人公アンジェラ…マイア・ミッチェル高校を中退し、極貧生活を送る。親友ジェシーの誕生日プレゼントに、リゾートでのバカンスを贈ろうと奮闘する。アンジェラを演じるマイア・ミッチェルは、オーストラリアの人気子役出身の俳優。ディズニー映画『ティーン・ビーチ』シリーズほか、『ホット・サマー・ナイツ』への出演屋、人気ドラマ『フォスター家の事情』で知られる気鋭の若手だ。■主人公ジェシー…カミラ・モローネアンジェラの親友。演じるのは、カミラ・モローネ。モデルとしても活躍。ブルース・ウィリス主演の『デス・ウィッシュ』などで知られ、『Never Goin’ Back / ネバー・ゴーイン・バック』出演後の2019年には、サンディエゴ国際映画祭のライジング・スター賞に輝いている。【詳細】映画『Never Goin’ Back / ネバー・ゴーイン・バック』公開日:2022年12月16日(金)監督:オーガスティン・フリッゼル出演:マイア・ミッチェル、カミラ・モローネ、カイル・ムーニー、ジョエル・アレン、ケンダル・スミス、マシュー・ホルコム、アティーナ・フリッツェル2018年 / アメリカ / 英語 / 86分 / カラー / シネスコ/ 5.1ch / 原題:Never Goin’ Back / 日本語字幕:安本熙生配給:REGENTS
2022年11月04日アリシア・ヴィキャンデル主演でオリヴィエ・アサイヤス監督のカルト映画をA24×HBOがドラマ化、カンヌ国際映画祭に正式出品された「イルマ・ヴェップ」が、11月3日(木・祝)0時よりU-NEXTにて全8話一挙見放題で独占配信されることが決定した。本作は、『パーソナル・ショッパー』『アクトレス~女たちの舞台~』など、フランスを代表する映画監督オリヴィエ・アサイヤスによる96年公開のカルト映画をドラマ化したHBOオリジナルシリーズ。アサイヤス自らが監督、脚本を担当。キャリアにも恋愛にも幻滅したアメリカ人映画スターの女優ミラが、フランスのサイレント映画『レ・ヴァンピール吸血ギャング団』のリメイク版で“イルマ・ヴェップ”を演じるためにフランスにやってくるところからストーリーは始まる。不気味な犯罪スリラーを背景に、ミラは自分自身と演じるキャラクターの区別が曖昧になっていき…。虚構と現実、芸術と人生の境界線がゆらぐ不思議な世界観に引き込まれる。主演のミラを演じるのは、アカデミー賞受賞のアリシア・ヴィキャンデル(『リリーのすべて』『トゥームレイダー ファースト・ミッション』)。ヴァンサン・マケーニュ、ジャンヌ・バリバール、ヴァンサン・ラコスト、パスカル・グレゴリーらフランス映画界の名優に加え、『モービウス』アドリア・アルホナ、『Away -遠く離れて-』ヴィヴィアン・ウーなど国際色豊かな俳優が集結。HBOが米国気鋭の映画会社A24とタッグを組んだ本作には、「ユーフォリア/EUPHORIA」のクリエイター、サム・レビンソンも製作総指揮として名を連ねている。今年のカンヌ国際映画祭に招待されワールドプレミアでお披露目された際には、「ゴージャスなカオス!」「リメイクを題材にした映画のリメイクというメタでへそ曲がりな作品ながら、映画作りについての愛情に満ち溢れている」(タイム誌)、「テレビドラマの枠を超え、オリジナル映画よりも、より大きく、シャープで、面白い」(フィナンシャルタイム誌)、「目まぐるしいほどに多彩な魅力にあふれている。オリジナルを観ていなくても楽しめる」(ロサンゼルス・タイムズ誌)と絶賛。辛口批評サイト「ロッテントマト」でも96%の満足度を得た。東京国際映画祭でプレミア上映決定本作は、10月24日(月)より開催される第35回東京国際映画祭の「TIFFシリーズ」(TV放映、インターネット配信等を目的に製作されたシリーズものの秀作を日本国内での公開に先駆け上映する部門)にて上映されることが決定。さらにU-NEXTでは、本作の基となった映画『イルマ・ヴェップ』(1996)を配信予定のほか、『冷たい水』『カルロス』『アクトレス~女たちの舞台~』などのアサイヤス監督作品も見放題で配信中となっている。「イルマ・ヴェップ」は11月3日(木・祝)0時~U-NEXTにて見放題一挙配信予定(全8話)。(text:cinemacafe.net)
2022年09月21日A24製作の映画『MEN 同じ顔の男たち』が、2022年12月9日(金)に公開される。監督は、アレックス・ガーランド。A24製作の新作映画、アレックス・ガーランド監督とタッグ『ミッドサマー』『ヘレディタリー/継承』をはじめ、クオリティの高い映画を世に送り出してきたA24の新作映画『MEN 同じ顔の男たち』が公開へ。SF スリラー『エクス・マキナ』でアカデミー賞 視覚効果賞を受賞したアレックス・ガーランドが監督を務め、圧倒的映像美によって不穏な物語を紡ぎ出していく。“全員同じ顔”の男たち、不穏な出来事の連鎖物語の主人公は、夫の死を目撃してしまった女性ハーパー。心の傷を癒すため、自然あふれる美しいイギリスの田舎街を訪れたハーパーだったが、そこで現れる男たちは全員、同じ顔をしていた。目の前に現れた男は突然姿を消し、木からは大量の林檎が落下、そして恐ろしい叫びと共に襲い来る何か……。不穏な出来事が連鎖し、正体の見えない恐怖を掻き立てられていく。度肝を抜かれる衝撃の展開『MEN 同じ顔の男たち』は第75回カンヌ国際映画祭の「監督週間」で上映され、その衝撃的な展開に度肝を抜かれる観客が続出。特にラストへと繋がる20分間は、永遠のトラウマになること必至の怒涛の展開となっている。目を見張るような視覚効果VFXにも注目だ。主演はジェシー・バックリー、“同じ顔の男”はロリー・キニア主人公・ハーパーを演じるのは、ジェシー・バックリー。夫の死を目撃した過去のトラウマと目の前に現れる同じ顔の男たちの恐怖に対峙する主人公を見事に体現する。また、1人で何役もの“同じ顔の男たち”を演じるのはロリー・キニア。■主人公ハーパー…ジェシー・バックリー夫ジェームズの死を目の前で目撃したことから心の傷を負った女性。癒しを求めてイギリスの田舎町を訪れる。ハーパーを演じるジェシー・バックリーは、『ワイルド・ローズ』『ジュディ 虹の彼方に』をはじめ、NETFLIX オリジナル映画『もう終わりにしよう』など話題作に出演し、マギー・ギレンホール監督作『ロスト・ドーター』でアカデミー賞 助演女優賞へノミネートを果たした注目女優だ。■ジェフリー、同じ顔の男たち…ロリー・キニア豪華なカントリーハウスの管理人ジェフリーをはじめ、次から次へと現れる同じ顔をした男たち。演じるのは『007 慰めの報酬』から『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』までの「007」シリーズにビル・タナー役で出演したロリー・キニア。〈映画『MEN 同じ顔の男たち』あらすじ〉ハーパー(ジェシー・バックリー)は夫ジェームズ(パーパ・エッシードゥ)の死を目の前で目撃してしまう。彼女は心の傷を癒すため、イギリスの田舎街を訪れる。そこで待っていたのは豪華なカントリーハウスの管理人ジェフリー(ロリー・キニア)。ハーパーが街へ出かけると少年、牧師、そして警察官など出会う男たちが管理人のジェフリーと全く同じ顔であることに気づく。街に住む同じ顔の男たち、廃トンネルからついてくる謎の影、木から大量に落ちる林檎、そしてフラッシュバックする夫の死。不穏な出来事が連鎖し、“得体の知れない恐怖”が徐々に正体を現し始める―。【詳細】映画『MEN 同じ顔の男たち』公開日:2022年12月9日(金) TOHO シネマズ 日比谷ほか全国公開監督・脚本:アレックス・ガーランド出演:ジェシー・バックリー、ロリー・キニア、パーパ・エッシードゥ、ゲイル・ランキン、サラ・トゥーミィ製作:アンドリュー・マクドナルド、アロン・ライヒ音楽:ジェフ・バーロウ、ベン・ソールズベリー配給:ハピネットファントム・スタジオ2022年/イギリス/カラー/シネスコ/英語/字幕翻訳:松浦美奈/原題:MEN/100分/R15+
2022年09月11日「A24」が配給、実体験に基づく“暗黒時代”を笑い話として映画化した『Never Goin’Back』(2018年)が、邦題を『Never Goin’Back/ネバー・ゴーイン・バック』として12月より公開決定。メイン写真1点が解禁となった。高校を中退した親友同士のアンジェラとジェシーは、兄とその友人と4人で共同生活を送っているが、バイト三昧の日々でも、家賃を払うのがやっとの極貧生活を送っている。だが、ジェシーの誕生日に1週間のビーチリゾートのバカンスをプレゼントしたいアンジェラは、家賃代のお金で2人分の夢のチケットを購入する。不足分の家賃を稼ぐために無茶苦茶な追加シフトを入れるも、家に泥棒が入るわ、兄のせいで刑務所に入れられるわ、 誤って大麻入りクッキーを食べてハイになるわ、挙句の果てにバイトもクビになりそうに…。2人の追い求める憧れのバカンス、テキサスのリゾートビーチへ無事に辿り着くことは出来るのか!?監督オーガスティン・フリッゼルの実体験を笑い話として映画化2018年のサウス・バイ・サウスウエスト映画祭でゲームチェンジャー賞にノミネートされた本作。監督のオーガスティン・フリッゼルは、俳優としては15年以上ものキャリアがあるが、本作で長編映画監督デビューを果たした(続く2作目のフェリシティ・ジョーンズ主演『愛しい人から最後の手紙』は日本ではNetflix配信中)。テキサス州ダラスで育った彼女は、15歳で両親に捨てられたも同然となり、毎月の家賃の当てもなく、友人と一緒に困難な暮らしを送ってきたことから本作の着想を得ている。夫で、『グリーン・ナイト』『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』(ともにA24作品)監督のデヴィッド・ロウリーと出会い、短編映画を製作するようになり、あの暗黒時代を笑い話に変えようと本作を撮影したという。旬の若手俳優のW共演に注目主演はマイア・ミッチェルとカミラ・モローネ。マイアはディズニー・チャンネル・オリジナル・ムービーの『ティーン・ビーチ・ムービー』や、同時期に公開されたティモシー・シャラメ主演の『HOT SUMMER NIGHTS/ホット・サマー・ナイツ』の出演などで注目を浴びる長いキャリアを持つオーストラリア出身の若手俳優。また、レオナルド・ディカプリオと交際報道が話題となったカミラは名優アル・パチーノの継娘で、「VOGUE」誌の表紙も飾ったモデルで、ブルース・ウィリス主演の『デス・ウィッシュ』などでも知られる。旬の若手俳優のW主演による、パワフルガールズムービーがついに日本に上陸する。『Never Goin’Back/ネバー・ゴーイン・バック』は12月、TOHOシネマズ シャンテほか全国にて順次公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:Never Goin’ Back/ネバー・ゴーイン・バック 2022年12月よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2018Muffed Up LLC. All Rights Reserved.
2022年09月08日『ミッドサマー』『ヘレディタリー/継承』を手掛け、クオリティの高い映画製作に定評のあるアメリカの配給会社「A24」と、SFスリラー『エクス・マキナ』でアカデミー賞視覚効果賞を受賞したアレックス・ガーランド監督が究極のタッグを組んだ映画『MEN(原題)』が、『MEN 同じ顔の男たち』の邦題で12月9日(金)より全国公開されることが決定。特報映像が到着した。映画『MEN 同じ顔の男たち』は、夫の死を目撃してしまった女性が心の傷を癒すため、自然あふれる美しいイギリスの田舎街を訪れるのだが、そこで現れる男たちが全員、同じ顔をしているという不穏な物語。監督を務めるのは、2015年長編デビュー作となるSFスリラー『エクス・マキナ』が第88回アカデミー賞視覚効果賞を受賞し、脚本賞にもノミネートという快挙を果たしたアレックス・ガーランド。完璧な構図と鮮やかな色彩で織りなす圧倒的映像美で、不穏な物語を紡ぎ出す。主役を務めるのは『ワイルド・ローズ』『ジュディ 虹の彼方に』、そしてNETFLIXオリジナル映画『もう終わりにしよう』で脚光を浴び、2021年マギー・ギレンホール監督作『ロスト・ドーター』でアカデミー賞助演女優賞へノミネートを果たした注目女優ジェシー・バックリー。夫の死を目撃した過去のトラウマと、目の前に現れる同じ顔の男たちの恐怖に対峙する主人公を見事に体現する。次から次へと現れる同じ顔をした男たちを演じるのは『007 慰めの報酬』から『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』までの007シリーズにビル・タナー役で出演した英国俳優ロリー・キニア。一人で何役もの不気味な男たちを文字通り怪演する。本作は第75回カンヌ国際映画祭の<監督週間>で上映が行われ、その衝撃的な展開に度肝を抜かれる観客が続出。特にラストへと展開する怒涛の20分は、永遠のトラウマになること必至だ。『ベイビー・ドライバー』『ラストナイト・イン・ソーホー』のエドガー・ライト監督も本作を鑑賞し、絶賛。「熱を帯び、眩暈(めまい)を誘うアレックス・ガーランド監督の『MEN』は最高だった。想像を超える役者たちの演技と目を見張るVFXも見逃せない!」とコメントしている。公開された映像は、ジェシー・バックリー演じる主人公ハーパーが車を運転し、田舎街へやってくるシーンから始まる。「とても美しい家ね」と宿泊先を気に入った様子で、庭先にあるリンゴをおもむろに齧るハーパー。散策しているうちに見つけたトンネルでハーパーが発声すると、トンネル内に反響し始める。すると、その声に呼応するかのように不穏な出来事が連鎖していく。目の前に現れた男は突然姿を消し、木から大量の林檎が落下、恐ろしい叫びと共に襲い来る何か。場面は再びトンネルに戻ると、遠くにいる男が不気味な声を上げながらこちらに向かってくるところで映像は終わる。まだ正体の見えない恐怖への想像を掻き立てられる特報となっている。『MEN 同じ顔の男たち』12月9日(金)より公開
2022年09月08日気鋭スタジオ「A24」が贈る、148のツイートから生まれたリアル“SNS”ストーリー『Zola ゾラ』。この度、主人公のゾラを演じたテイラー・ペイジと、彼女と電撃的に出会い意気投合したステファニ役ライリー・キーオのインタビュー映像が解禁された。この度解禁されるのは、ゾラを演じるテイラー・ペイジと、ステファニを演じるライリー・キーオの2人による貴重なインタビュー映像。劇中のステファニとは一変、シックなシャツと落ち着いたブラウンカラーのヘアで登場したライリーは「2人が出会って、惹かれ合うオープニングが好き」と、ゾラが働くレストランで出会ったシーンをお気に入りとして明かす。しかし、“ああこれって、最悪の始まり…”とライリー自身も語るように、その映像からは、甘い誘惑に潜む危険な空気が溢れ出ている。ゾラを演じるテイラーもファニーでキュートなゾラとは全く印象の違う、クールなストレートボブで姿を見せる。「互いを見て、爆発が起きる」「2人が一緒になるとロクなことにならない」と、この刺激的な2人の出会いについて冷静に分析。本作の撮影で初めて出会ったが、すぐ意気投合したというライリーとの関係について「いつも台詞を言い合ってた」と仲睦まじかった撮影現場を明かす。最初はただ仲の良かった2人が、時間が経過するにつれ「素敵?」「全然」と、辛辣に本音をぶつけ合うようになる2人のやりとりも必見となっている。『Zola ゾラ』は8月26日(金)より新宿ピカデリー、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:Zola ゾラ 2022年8月26日より新宿ピカデリー、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開© 2021 Bird of Paradise. All Rights Reserved
2022年08月24日Twitterに投稿された実話を基に、気鋭スタジオ「A24」が映画化した『Zola ゾラ』。監督のジャニクサ・ブラヴォーは、本作は「バイオレントでギラギラとしたエネルギーと、友情・人種・仕事についての鋭い考察が混ざり合い、インターネット時代を反映しながらも、生き生きとした刺激的な物語」と語っており、まさにSNS時代の青春ロードムービーといえる。今回は、「『クルーレス』『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』からも影響を受けた」と語るジャニクサ監督から、本作の注目ポイントの1つでもあるファッションをテーマに語ってもらった。ゾラ(テイラー・ペイジ)とステファニ(ライリー・キーオ)、それぞれのキャラクターが際立つ“Y2K”(2000年前後の世代)を意識したファッションも注目ポイントの1つである本作。ジャニクサ監督は「私の大好きな映画『クルーレス』(95年)は、衣裳がポップでキャンディみたいなイメージを受ける作品でした。だから『Zola ゾラ』もキャラクターをカートゥーンのようなマンガ的な形で描きながらユニフォームのような衣裳を着せることで、ハロウィンでコスプレできるような作品になったのではないかと思います」と言う。そして「衣裳は、キャラクターがどんな人物であるのかをのぞき見できるような窓であるべきだと思います。セリフがなくても<こういうキャラクターなんだ>と観客に分かってもらわなくてはいけないから」と断言し、ファッションが果たす劇中の大事な役割を語る。「例えば、ライリーが最初に着ているピンクの衣裳は『ディオール(Dior)』なのですが、バブルガムを想起させるような“食べちゃいたい”と思わせるルック」「ステファニはピンクで、蛇を意識した衣裳を着せています」とも解説。加えて「実は今回のスタッフに『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』等を観るように言っていて、皆ピンクの照明が印象的だったと話していましたが、『Zola ゾラ』ではピンクの照明を使わないと決めていたので、それらの作品へのオマージュとして洋服でピンクを取り入れました」「ピンクという色は、非常に甘く、ナイーブであり同時に幼さも感じさせる、バービー人形のような部分がありステファニのキャラクターにピッタリだと思ったので」とふり返った。対してゾラは、『オズの魔法使』のドロシーを意識したと言う。そのため「黄色のタータンチェックや、他にはTwitterの青を着せています」と語り、結果的に「ゾラに感情移入してもらえるのではないかと思います」とファッションによって、観客に伝えたいメッセージを明確に使い分けたことを明かした。最後、同じく「A24」作品であり、フロリダを舞台にした女性が主人公の映画『スプリング・ブレイカーズ』『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』に関しても言及。「そういえば、男性が主人公だけど、『ムーンライト』や『WAVES/ウェイブス』もフロリダを舞台にした作品だから<A24>じゃなくて<フロリダ24>に改名した方がいいかもね」と笑いながら語る。「挙げた2作品はフロリダという共通点もあるけど、映画作りに自由があったという点も共通していると思います。どの作品も反骨心があるし、作り手のクリエイティビティを大事にした映画作りがされていると思います。どのA24作品も、作り手の個性がしっかりと反映されていて、制作時にクリエイティブの自由があったんだと感じられる作品だと思います」と締めくくった。人気ブランド「ミュウミュウ(miu miu)」の女性監督シリーズにも抜擢され、ジャニクサは各界から注目を集める気鋭の黒人女性監督の1人となっている。『Zola ゾラ』は8月26日(金)より新宿ピカデリー、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:Zola ゾラ 2022年8月26日より新宿ピカデリー、渋谷ホワイトシネクイントほか全国にて公開© 2021 Bird of Paradise. All Rights Reserved
2022年08月20日映画『グリーン・ナイト』が、2022年11月25日(金)より公開される。A24が贈る“美しき”ダークファンタジー映画『グリーン・ナイト』は、『ミッドサマー』や『ムーンライト』などを世に送り出してきたA24が贈る、初の本格ファンタジー。一人の人間の野望と挫折、愛と欲望の物語を、圧倒的な映像美で描き出すダークファンタジーだ。クリスマスの“首切りゲーム”から始まる奇妙な旅主人公は、アーサー王の甥として、恵まれた環境で怠惰な日々をおくる若者サー・ガウェイン。彼はまだ正式な騎士ではなく、人々に語れる英雄譚もない。クリスマスの日、宴が催されていたアーサー王の宮殿を訪れたガウェインは、異様な風貌の緑の騎士から“遊び事(ゲーム)”と称した、恐ろしい首切りゲームを提案される。緑の騎士の首を一振りで切り落とすガウェインだったが、緑の騎士はその首を自ら拾い上げ、「1年後に会おう」と高笑いとともに去っていく。その日から呪いと厳しい試練が始まった。気が触れた盗賊、彷徨う巨人、言葉を話すキツネ・・・生きている者、死んでいる者、そして人間ですらない者たちが次々に現れ、ガウェインの旅路を導いてゆく。デヴ・パテルやアリシア・ヴィキャンデルが出演主人公のサー・ガウェインを演じるのは、『スラムドッグ$ミリオネア』『LION/ライオン〜25年目のただいま〜』のデヴ・パテル。また、第88回アカデミー賞にて『リリーのすべて』で助演女優賞を受賞したアリシア・ヴィキャンデルが、一人二役の難役を務める。その他、ジョエル・エドガートン、ショーン・ハリス、バリー・コーガンらが脇を固めた。J・R・R・トールキンが翻訳した14世紀叙事詩が原作映画『グリーン・ナイト』の原作は、14世紀の作者不明の叙事詩「サー・ガウェインと緑の騎士」。「指輪物語」の作家J・R・R・トールキンが現代英語に翻訳し、広く読まれてきた作品だ。この「サー・ガウェインと緑の騎士」を、監督・脚本のデヴィッド・ロウリーが大胆にアレンジし、幻想的で奇妙な冒険の旅を通して、自分の内面と向き合ってゆく若者の成長物語へと昇華した。<映画『グリーン・ナイト』あらすじ>その旅は、クリスマスの残酷な遊び事(ゲーム)からはじまった・・・アーサー王の甥であるサー・ガウェインは、正式な騎士になれぬまま怠惰な日々を送っていた。クリスマスの日。円卓の騎士たちが集う王の宴に、まるで全身が草木に包まれたような風貌をした緑の騎士が現れ、恐ろしい首切りゲームを持ちかける。その挑発に乗ったガウェインは、緑の騎士の首を一振りで斬り落とすが、彼は転がる首を自身の手で拾い上げると「1年後に私を捜し出し、ひざまずいて、私からの一撃を受けるのだ」と言い残して去ってゆく。それは呪いと厳しい試練の始まりだった・・・1年後、ガウェインは約束を果たすべく、未知なる世界へと旅立ってゆく。【詳細】映画『グリーン・ナイト』公開日:2022年11月25日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開監督・脚本・編集:デヴィッド・ロウリー出演:デヴ・パテル、アリシア・ヴィキャンデル、ジョエル・エドガートン、サリタ・チョウドリー、ショーン・ハリス、ケイト・ディッキー、バリー・コーガン、ラルフ・アイネソン2021年/アメリカ・カナダ・アイルランド/英語/130分/カラー/アメリカンビスタ/5.1ch/原題:The Green Knight /日本語字幕:松浦美奈/字幕監修:岡本広毅配給:トランスフォーマー/提供:トランスフォーマー、Filmarks、スカーレット
2022年08月18日A24製作の映画『アフター・ヤン』が、2022年10月21日(金)より公開される。A24の新作映画、“AIロボット”と家族の物語映画『アフター・ヤン』は、『X エックス』や『LAMB/ラム』、『ライトハウス』、『カモン カモン』など話題作を次々に手掛けてきた気鋭のスタジオA24製作による新作映画。監督・脚本は、小津安二郎へのオマージュを込めた前作『コロンバス』が世界中で話題を映像作家コゴナダが務める。突然動かなくなってしまったAIロボット・ヤンが残した秘密とは?『アフター・ヤン』で描かれるのは、AIロボットのヤンと、一緒に暮らしてきた家族の記憶と関係性の物語。近未来を舞台にを舞台に、人間と人工知能のあわいを静謐な映像と心に響く音楽とともに描き出した。遠くない未来。AIロボットのヤンは、ある一家のもとでベビーシッターとして、養女のミカとともに慎ましくも幸せな日々を送っていた。しかしある日、ヤンは突然の故障で動かなくなってしまう。父親のジェイクはふさぎ込む娘のためにヤンの修理の手段を模索するが、その過程でヤンが撮り溜めた断片的な記録映像を発見する。そこには、家族に向けられたヤンの温かなまなざしと、ある秘密が残されていた……。コリン・ファレルなど多彩なキャストキャストとして、『THE BATMAN-ザ・バットマン-』での怪演も記憶に新しいコリン・ファレルをはじめ、『ウィズアウト・リモース』のジョディ・ターナー=スミス、「アンブレラ・アカデミー」のジャスティン・H・ミン、子役マレア・エマ・チャンドラウィジャヤなど多彩な面々が集結。コゴナダの前作『コロンバス』で主演を務めたヘイリー・ルー・リチャードソンが物語の鍵を握る謎めいた女性を演じる。■主人公ジェイク…コリン・ファレル茶葉の販売店を営む。残された記録映像を手がかりにヤンのミステリアスな過去をたどっていく。■カイラ...ジョディ・ターナー=スミスジェイクの妻。■ミカ...マレア・エマ・チャンドラウィジャヤ中国系の幼い養女。ヤンを本当の兄のように慕っていた。■ヤン...ジャスティン・H・ミン“テクノ”と呼ばれる人型AIロボット。ジェイクらの一家とともに暮らしていたが突然の故障で動かなくなってしまう。オリジナル・テーマ曲は坂本龍一切なく美しい『アフター・ヤン』の物語を彩るオリジナル・テーマ曲は、坂本龍一が担当。さらに、音楽を手掛けたAska Matsumiyaの美しいアレンジに加え、岩井俊二の映画『リリイ・シュシュのすべて』でおなじみの名曲「グライド」をMitskiが歌う新バージョンで甦らせている。〈映画『アフター・ヤン』あらすじ〉“テクノ”と呼ばれる人型ロボットが、一般家庭にまで普及した未来世界。茶葉の販売店を営むジェイク、妻のカイラ、中国系の幼い養女ミカは、慎ましくも幸せな日々を送っていた。しかしロボットのヤンが突然の故障で動かなくなり、ヤンを本当の兄のように慕っていたミカはふさぎ込んでしまう。修理の手段を模索するジェイクは、ヤンの体内に一日ごとに数秒間の動画を撮影できる特殊なパーツが組み込まれていることを発見。そのメモリバンクに保存された映像には、ジェイクの家族に向けられたヤンの温かな眼差し、そしてヤンがめぐり合った素性不明の若い女性の姿が記録されていた……。【詳細】映画『アフター・ヤン』公開日:2022年10月21日(金) TOHO シネマズ シャンテほか ロードショー監督・脚本:コゴナダ編集:コゴナダ出演:コリン・ファレル、ジョディ・ターナー=スミス、ジャスティン・H・ミン、マレア・エマ・チャンドラウィジャヤ、ヘイリー・ルー・リチャードソン原作:アレクサンダー・ワインスタイン「Saying Goodbye to Yang」(短編小説集『Children of the New World』所収)撮影監督:ベンジャミン・ローブ美術デザイン:アレクサンドラ・シャラー衣装デザイン:アージュン・バーシン音楽:Aska Matsumiyaオリジナル・テーマ:坂本龍一フィーチャリング・ソング:「グライド」Performed by Mitski, Written by 小林武史配給:キノフィルムズ提供:木下グループ2021年|アメリカ|英語|カラー|ビスタサイズ|5.1ch|96分|原題:After Yang|字幕翻訳:稲田嵯裕里|映倫:G一般
2022年08月06日A24が、先週カンヌ国際映画祭の批評家週間で上映後、絶賛された『Aftersun』(原題)の北米配給権を獲得したことがわかった。「Variety」誌が報じた。『Aftersun』はスコットランド出身のシャーロット・ウェルズの長編監督デビュー作。ウェルズ監督はこれまでに撮った3本の短編映画と同様、今作でも脚本も手掛けた。1990年代後半に、ポール・メスカル演じる若い父親と新人のフランキー・コリオ演じる11歳の娘ソフィーがトルコのリゾート地で過ごした休暇について描く。大人になったソフィーは、現実と想像上の両方の記憶を振り返りながら、自分の知っている父とそうでない父との折り合いをつけようとする。時折、懐かしのminiDVの映像が挿入されることで、より当時の時代感が伝わってくるという。「涙を誘う感傷的な映画」と評価されているようだ。主演のポールはドラマ「ふつうの人々」でブレイクした26歳の若手俳優。同ドラマの演技が高く評価され、2020年にエミー賞の主演男優賞の候補となった。製作は『ムーンライト』でA24とタッグを組んだバリー・ジェンキンス監督、アデル・ロマンスキーら製作会社「パステル」のメンバーと『不都合な理想の夫婦』のエイミー・ジャクソン。ジェンキンス監督はA24と一緒に再び仕事をすることへの喜びをツイートしている。(Hiromi Kaku)
2022年05月25日『ヘレディタリー/継承』『ミッドサマー』を手掛けた最注目スタジオ「A24」が贈る最新ホラー『Xエックス』。この度、トニ・コレット、フローレンス・ピューに並びホラー映画史に刻まれる新たな“スクリーム・クイーン”、ジェナ・オルテガの最恐絶叫写真が解禁となった。タイトルの『X』が示すのは、秘密のX、極限のXTREME、快感のXTC、未知なるX FACTOR…。映画の最もヤバい要素が全て詰め込まれた、途中下車不可能な真夏のエクストリームライド・ホラーとなる本作。1979年、テキサス。映画製作で一旗揚げようと3組のカップルが撮影のために借りた田舎の農場へと向かう。ミステリアスな老夫婦に迎えられた彼らは、その夜、想像を絶する恐怖に突き落とされる…。本作でジェナは、ジャン=リュック・ゴダールを研究する自主映画監督の学生RJのガールフレンドで、録音担当をするロレインを演じている。子役からキャリアをスタートさせたオルテガは、『アイアンマン3』でスクリーンデビュー。その後、多くのTVドラマや映画に出演しているが、特に出演映画のうちおよそ半分はホラー映画が占めており、『インシディアス 第2章』やNetflix映画『ザ・ベビーシッター ~キラークイーン~』などがある。中でも、今年は全米No.1を記録した『スクリーム』シリーズの最新作『SCREAM』、「フー・ファイターズ」がアルバム制作のために訪れた豪邸で超常現象に襲われる『Studio 666』(いずれも原題、日本未公開)、そして本作『Xエックス』と3本ものホラー映画に出演。“新スクリーム・クイーン”と称され、その確かなキャリアと演技力でいまやホラー映画界に欠かせない存在となっている。『X エックス』ジェナ・オルテガ今回解禁された写真は、本作で史上最高齢の殺人夫婦が棲む家で悪夢のような一夜を過ごし大絶叫するオルテガのカット。大きく目を見開き、いまにも悲鳴が聞こえてきそうなそのカットは、まさに本作で描かれる恐怖を物語る1枚。古くは『サイコ』のジャネット・リーや『シャイニング』のシェリー・デュヴァルなど、ホラー映画の傑作には忘れられない絶叫シーンが登場する。『ヘレディタリー/継承』トニ・コレット本作と同じくA24製作で、日本でもスマッシュヒットを飛ばしたホラー映画『ヘレディタリー/継承』のトニ・コレットや『ミッドサマー』のフローレンス・ピューの絶叫に続く、オルテガの絶叫にも注目だ。『ミッドサマー』フローレンス・ピュー『X エックス』は7月8日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:X エックス 2022年夏、TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2022 Over The Hill Pictures LLC All Rights Reserved.
2022年05月20日ピート・デビッドソンが『Wizards!』に主演することになった。A24とプランBが製作するコメディで、ナオミ・スコットが共演する。監督、脚本はオーストラリア人のデビッド・ミショッド。ストーリーはミショッドとジョエル・エドガートンが考案した。海辺のバーの経営者が意外な物を見つけたことからトラブルに巻き込まれていくという物語らしい。撮影はオーストラリアで行われる。人気コメディ番組『サタデー・ナイト・ライブ』にレギュラー出演するデビッドソンは、キム・カーダシアンの現在の恋人としても有名。昨年の『ザ・スーサイド・スクワッド“極”悪党、集結』にも出演した。次回作はマシンガン・ケリーが監督するコメディ映画『Good Mourning』。文=猿渡由紀
2022年05月18日ミシェル・ヨーが主演した、A24の『Everything Everywhere All at Once』(原題)について、当初主人公を演じる俳優の候補には自分ではなく、ジャッキー・チェンの名前が挙がっていたことを明らかにした。ミシェルが「ガーディアン」紙に語ったところによると、監督と脚本を担当したダニエル・クワン&ダニエル・シャイナートはミシェルにアプローチする前に、ジャッキーに会いに中国を訪れていた。しかし、ジャッキーは都合がつかず断られたため、2人は主人公をミシェルに変更して脚本を書き直したそうだ。その結果、予告編からキレキレのアクションを炸裂させるミシェルが「かっこよすぎる」「こんな映画を待っていた!」と好評で、3月25日に全米公開となると大ヒットを記録。すると、ジャッキーから「ワオ。あなたの映画が素晴らしいって評判を聞いてるよ。あの2人が僕に会いに中国まで来たって知ってた?」というメールがミシェルに届いたのだとか。ジャッキーとミシェルは古くからの友人で、ミシェルは「知ってます。あなたが失った役ですよ!」と返信したのだという。8月に還暦を迎えるミシェル。「男性は60代でも70代でもスーパーヒーローみたいな役ができるのに、なぜ女性はそういう機会が得られないのか」と語ったが、自身が見事にそれを覆し、映画を大ヒットに導いた。(Hiromi Kaku)
2022年05月16日A24が手掛けるミア・ゴス主演の新作ホラー『X エックス』の公開初日が7月8日(金)に決定し、併せてポスタービジュアル2種と第一弾予告が解禁された。本作は、『ヘレディタリー/継承』『ミッドサマー』を手掛けた最注目スタジオA24が贈る最新ホラー。すでに3部作となることが発表されており、A24映画として初のシリーズ化作品としても注目を集めている。1979年のテキサスを舞台に、映画撮影にやってきた若者たちが未知の恐怖を体験する姿を描くエクストリームライド・ホラーだ。この度解禁された第一弾予告映像は、3組のカップルが映画撮影のために訪れた農場で次々と悪夢のような出来事に襲われ恐怖におののくシーンが映し出されていく。特に、「新スクリーム・クイーン」の名にふさわしいジェナ・オルテガの絶叫ぶりは必見だ。併せて解禁となったビジュアルの一つは斧を握りしめ、挑発的に視線を送るミア・ゴス演じるヒロイン、マキシーンの表情が印象的な一枚。ミア・ゴスの前にバリケードのように張られた板が表す「X」の文字は、その先に待ち受ける想像を絶する体験を示すかのようだ。また、舞台となる老夫婦が棲む屋敷の方向へクロスした美脚が目を引くもうひとつのポスターは、足元の間をよく見ると屋敷からこちらをじっと見つめている老婆の姿が確認できる。どちらにも、「死ぬほど快感。」というコピーが躍り、怖さと同時にどこかなまめかしさを感じさせ、<その先>を覗き見したくなるビジュアルとなっている。X―それは、秘密のX、極限のXTREME、快感のXTC、未知なるX FACTOR…?謎を呼ぶタイトルも気になるところ。話題作が続く今夏公開のホラー作品の中でもひと際注目を集める本作。多くの映画ファンを惹きつけるE“X”CELLENT(素晴らしい)な一作となりそうだ。『X エックス』は7月8日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:X エックス 2022年夏、TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2022 Over The Hill Pictures LLC All Rights Reserved.
2022年04月27日今年、『スペンサー ダイアナの決意』でアカデミー主演女優賞の候補となり乗りに乗っているクリステン・スチュワートが、A24とタッグを組むことが明らかになった。タイトルは『Love Lies Bleeding』(原題)で、ロマンティックスリラーだという。「The Hollywood Reporter」が報じ、A24も正式に認めた。監督は『セイント・モード/狂信』のローズ・グラス。ウェロニカ・トルフィスカと脚本を共同執筆したオリジナル作品。舞台はボディービルの世界で、クリステンは恋人の女性ボディービルダーを守る主人公を演じる。現在のところ、「エゴ、欲望、アメリカンドリームにあふれるロマンス」を描く予定だという。A24はアンドレア・コーンウェル&オリヴァー・カスマン(『セイント・モード/狂信』)とともに製作を担当する。また、『ラストナイト・イン・ソーホー』の製作会社のFilm4が開発し、A24と共同出資する。A24はツイッターで「ボディはビルト(作られる)され、マインドは壊される。クリステン・スチュワート主演、ローズ・グラスの新しいスリラーがまもなくやってきます」とコメントしている。映画ファンは「待っていました!ついにクリステンがA24の作品に!」「グラス監督の『セイント・モード』は最高傑作だよ。次の作品を待っていた。待つ価値があったね」「楽しみ。待てない」などの声を寄せている。(Hiromi Kaku)■関連作品:スペンサー ダイアナの決意 2022年秋、全国にて公開©2021 KOMPLIZEN SPENCER GmbH & SPENCER PRODUCTIONS LIMITED
2022年04月14日製作・配給会社の「A24」が、アレックス・ガーランド監督(『エクス・マキナ』)のホラー映画『Men』(原題)のフル予告編を公開した。第94回アカデミー賞で助演女優賞(『ロスト・ドーター』)にノミネートされているジェシー・バックリーが主人公のハーパーを演じる。夫を亡くし、心に深い傷を負ったハーパーは、イギリスの田舎でしばらくの間静養しようと決め、素敵な邸宅で過ごすことになった。庭にはリンゴの木があり、1個もぎとってかじってみる。その様子を見ていたのか、邸宅の主(ロリー・キニア)から「食べてはならない。ダメだよ。禁断の果実だよ」と注意を受け、ハーパーは「ごめんなさい…」と落ち込んでしまう。ところが、彼は「ジョークだよ」と笑みを浮かべるのだった。不思議なことも起こり始めた。ハーパーは、バルコニーから身を投げた夫が窓の外の下へと落ちていく、フラッシュバックのようなものを見た。それを聖職者に話すと「なぜ自分が夫を死に追いやったのかと悩んでいるんだよね?」と言われ、「私は彼を死に追いやっていません」とハーパーはけげんな顔で否定する。男につけられているような感じもし始めた。酒場で警官らしき男に相談すると、取り合ってもらえない…。予告編をよく見てみると、ロリーは「邸宅の主」以外にも、「聖職者」や「警官らしき男」など、複数の男(『Men』)を演じているようだ。(Hiromi Kaku)
2022年03月24日A24最新作、ホラー映画『X エックス』が、2022年7月8日(金)に全国ロードショー。A24最新ホラー映画には史上最高齢の“殺人夫婦”が登場ホラー映画『X エックス』は、『へレディタリー/継承』『ミッドサマー』を世に送り出してきた気鋭スタジオA24が手がける最新作。舞台となるのは、1979年、テキサス。3組のカップルが映画の撮影に訪れたのは、史上最高齢の殺人鬼夫婦が棲む家だった―。タイトルにある「X」は、“最も危険な頭文字(イニシャル)”とされており、秘密のX、極限のXTREME、快感のXTC、未知なるX FACTORなど、このワードに隠された秘密も気になるところだ。〈映画『X エックス』ストーリー〉1979年、テキサス。⼥優のマキシーンとそのマネージャーで敏腕プロデューサーのウェイン、ブロンド⼥優のボビー・リンとベトナム帰還兵で俳優のジャクソン、そして⾃主映画監督の学⽣RJと、その彼⼥で録⾳担当の学⽣ロレインの3組のカップルは、映画撮影のために借りた⽥舎の農場へ向かう。彼らが撮影する映画のタイトルは「農場の娘たち」。この映画でドル箱を狙う――。6⼈の野⼼はむきだしだ。そんな彼らを農場で待ち受けたのは、みすぼらしい⽼⼈のハワードだった。彼らを宿泊場所として提供した納屋へ案内する。⼀⽅、マキシーンは、⺟屋の窓ガラスからこちらを⾒つめるハワードの妻である⽼婆パールと⽬があってしまう……。そう、3組のカップルが踏み⼊れたのは、史上最⾼齢の殺⼈夫婦が棲む家だった――。主演は『サスペリア』のミア・ゴス■主人公マキシーン:ミア・ゴス「農場の娘」で主役を務める女性。テキサス出⾝のストリッパー兼⼥優で、リンダ・カーターに憧れている。(リンダ・カーターは、1979年当時、テレビドラマ「ワンダーウーマン」で主演を演じ、絶⼤な⼈気を博していた。)⾃分がスーパースターになれると信じている。主演は『サスペリア』でブレイクしたミア・ゴス。■ウェイン:マーティン・ヘンダーソン「農場の娘」の敏腕プロデューサー。マキシーンの「XFACTOR」=未知なる才能に惚れ込み、彼⼥のために奔⾛する。Netflix オリジナル「ヴァージンリバー」シリーズのマーティン・ヘンダーソンが担当。■RJ:オーウェン・キャンベルジャン=リュック・ゴダールを研究している新鋭監督。70年代当時の⾃由奔放な時代の雰囲気とともに、作家主義的な⾊合いを⾃分の映画に盛り込みたがる。■ロレイン:ジェナ・オルテガRJの彼⼥。録⾳スタッフとして撮影に参加し、今回の映画制作で⾃分の存在価値を試されることになる。『スクリーム』シリーズ最新作『SCREAM』で主演の1人を演じたジェナ・オルテガが務める。■ボビー・リン:ブリタニー・スノウ、ジャクソン:スコット・メスカディポリアモリスト(複数恋愛主義者)の俳優カップル。70年代に流⾏したフリーセックスや、ポルノ映画の撮影のことを熟知している。『ピッチ・パーフェクト』シリーズのブリタニー・スノウと、ミュージシャンとして人気を誇り、俳優としても活躍しているスコット・メスカディ(キッド・カディ)が演じる。■殺人夫婦・パールとハワード若者たちを執拗に残虐する老夫婦。1970年代、漂流者やホームレスを雇った農場で次々と殺戮した、実在する史上最高齢の死刑カップル、レイ&フェイ・コープランドがモデルになっているのでは?という説も。監督・脚本はタイ・ウェスト監督・脚本は『キャビン・フィーバー2』、『サクラメント 死の楽園』などを監督し、ホラー映画界のカリスマ イーライ・ロスとの協業も多いタイ・ウェスト。タイ・ウェストは、映画『X エックス』について「ホラー映画を愛する皆に気に入ってもらえるような、挑発的で新鮮なホラーが完成しました。」とコメントを寄せている。タイ・ウェストは70年代、80年代のホラー映画の手法を巧みに取り入れた映画『The House of the Devil』(日本未公開)をはじめ、長年ホラー映画を撮り続けてきた。『X エックス』には、そんなタイ・ウェストならではのホラーへの偏愛ぶりがうかがえる名作ホラー映画のオマージュが散りばめられている。例えば、スタンリー・キューブリックの『シャイニング』を彷彿させる場面や、トビー・フーパーの『悪魔のいけにえ』と相通じる部分のあるストーリーラインなど、数々の名作へのリスペクトを感じられるポイントを探しながら鑑賞するのも楽しい。A24映画として初のシリーズ化も映画『X エックス』は、全米で公開されると、全米で公開されると、ホラー界の重鎮スティーヴン・キングや、『ベイビー・ドライバー』のエドガー・ライトが熱い支持を表明。アメリカのレビューサイト「Rotten Tomatoes」では96%フレッシュを達成し「今年最高評価のホラー映画」と評価され、有力映画サイトでも、「狂ったように面白い!」「恐怖のアトラクションのような映画」「血まみれでメチャクチャ楽しい映画」などの絶賛評で迎えられている。また、映画『X エックス』の3部作シリーズ化も発表。パート2は若かりし頃のパールを描く前日譚となる予定で、A24映画としては初のシリーズ化作品となる。【詳細】映画『X エックス』公開日:2022年7月8日(金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国ロードショー監督・脚本:タイ・ウェスト出演:ミア・ゴス、ジェナ・オルテガ、ブリタニー・スノウ、スコット・メスカディ(キッド・カディ)、マーティン・ヘンダーソン、オーウェン・キャンベル、ステファン・ウレ配給:ハピネットファントム・スタジオ原題:XR15+|2022 年|アメリカ映画|上映時間:105分
2022年03月19日『へレディタリー/継承』『ミッドサマー』を手掛けた最注目スタジオA24が贈る最新ホラー『X』が、邦題『X エックス』として今夏公開されることが決定。本作はすでに3部作となることが発表されており、A24映画として初のシリーズ化作品となる。イニシャル“X“それは最も危険な頭文字ー。1979年、テキサス。映画の撮影のためにある家を訪れた3組のカップル。しかしそこは、史上最高齢の殺人夫婦が棲む家だった!彼らが体験する想像を絶する恐怖とは…?A24が仕掛ける真夏のエクストリームライド・ホラーだ。主演は『サスぺリア』(18)で当時気鋭の新人でありながら、豪華共演陣の中でひときわ高い評価を得てブレイクしたミア・ゴス。共演は先日全米NO.1を記録した『スクリーム』シリーズ最新作『SCREAM』(22)で主演の1人を演じ、新スクリーム・クイーンとしてブレイクしているジェナ・オルテガ。『ピッチ・パーフェクト』シリーズのブリタニー・スノウ、ミュージシャンとして世界でカリスマ的な人気を誇り、近年は俳優としても活躍しているスコット・メスカディ(キッド・カディ)、Netflixオリジナル「ヴァージンリバー」シリーズのマーティン・ヘンダーソン。『キャビン・フィーバー2』(09)、『サクラメント 死の楽園』(13)などの監督を務め、ホラー映画界のカリスマ、イーライ・ロスとの協業も多いタイ・ウェストが監督・脚本を務める。さらに日本公開を受けて、主演のミア・ゴスから「最初から最後までとても楽しい作品になっています。映画館でワイルドな体験をしたいなら、間違いなく『X エックス』はあなたのための映画です!」とコメントが到着。そして、タイ・ウェスト監督からは「ホラー映画を愛する皆に気に入ってもらえるような、挑発的で新鮮なホラーが完成しました。私たちも日本の皆さんと同じくコロナ禍で辛い日々を過ごしていたので、劇場で楽しんでもらえたら嬉しいです!」と熱いメッセージが届いた。また、3月11日から行われた世界最大のカルチャー祭典サウス・バイ・サウスウエスト(SXSW) では、3月13日に本作のワールドプレミア上映が行われ、「狡猾で楽しい恐怖のアトラクションのような映画」 (Variety)、「超エロくて超コワい70年代ホラーが復活」(Fandango)、「狂ったように面白い」(Bloody Disgusting) 「血まみれでメチャクチャ楽しい映画」(The A.V. Club)と絶賛され、映画批評サイトRotten Tomatoesでは100%フレッシュ(日本3/15時点)を達成。さらに、プレミア上映後の監督・キャストと観客のQ&Aの時間に、本作が3部作のシリーズであることが発表され、すでに極秘で撮影されていたPart2は前日譚となる予定だという。A24映画としては初のシリーズ化作品となる。A24が贈る過激な注目作。この夏、話題を席巻することは間違いないだろう。続報を楽しみに待ちたい。『X エックス』は2022年夏、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:X エックス 2022年夏、TOHOシネマズ日比谷ほか全国にて公開©2022 Over The Hill Pictures LLC All Rights Reserved.
2022年03月16日人気製作会社・配給会社のA24が、R指定の初のミュージカルコメディを製作することがわかった。タイトルは『F*king Identical Twins』(原題)で、コメディアンのアーロン・ジャクソンとジョシュ・シャープが、2014年に2人で行ったショーが原作。「Variety」誌などが伝えた。『F*king Identical Twins』は、リンジー・ローハンが一人で双子役を演じた『ファミリー・ゲーム/双子の天使』からインスピレーションを受けたという作品。アーロンとジョシュは実は双子だと気付くライバル同士のビジネスマンを演じる。双子の彼らは離婚した両親を再会させてもう一度家族になるために、入れ替わることを決意するのだという。監督は『ボラット 栄光ナル国家カザフスタンのためのアメリカ文化学習』のラリー・チャールズ。脚本はアーロンとジョシュが執筆し、2人は作曲家のカール・セイント・ルーシーと音楽も担当する。A24は『グレイテスト・ショーマン』の製作会社チャーニン・エンターテインメントと製作する。今作の映画化権は2016年に20世紀スタジオが獲得していたが、映画化は実現されることなく、頓挫したとのこと。キャストはアーロン&ジョシュのほか、トニー賞俳優のネイサン・レイン、「ふたりは友達?ウィル&グレイス」のメーガン・ムラーリー、「サタデー・ナイト・ライブ」のボーウェン・ヤン、ラッパーのメーガン・ザ・スタリオンの出演が決まっている。(Hiromi Kaku)
2022年02月18日AppleとA24が共同製作したジョエル・コーエン監督作『マクベス』の劇場公開が決定。全国5館での期間限定上映となる。主演にデンゼル・ワシントン、フランシス・マクドーマンドを迎え、シェイクスピア原作の四大悲劇の一つ『マクベス』をジョエル・コーエンが単独で映像化した本作。モノクロ撮影で表現されたコーエンの「マクベス」観は、シェイクスピアが描いた人間の精神的弱さ、誘惑、死、そして運命のおどろおどろしさを全編通して余すことなく感じられる作品となっている。主演のデンゼル・ワシントンが2021年度放送映画批評家協会賞の主演男優賞にノミネートされているほか、撮影賞にもノミネートされている話題作。この圧倒的に美しい世界観をスクリーンで体感できる絶好の機会となっている。『マクベス』は12月31日(金)より全国5館にて、特別期間限定公開。2022年1月14日(金)よりApple TV+にて配信開始。(text:cinemacafe.net)■関連作品:マクベス 2021年12月31日より全国にて公開、2022年1月14日よりApple TV+にて配信
2021年12月16日A24がSF冒険コメディ『Everything Everywhere All at Once』(原題)の予告編を公開した。映画ファンから「こういう映画を待っていた!」「今年最もよかった予告編」「ミシェルの才能が生かされた映画」など、高評価を受けている。主演は、『グリーン・デスティニー』『クレイジー・リッチ!』のミシェル・ヨー。税金を払い終える目処が立たずに疲れ切っている、移民の中国系アメリカ人イヴリンを演じている。予告編の冒頭では、そのお金の支払いについて辛口で容赦ない、役所らしきスタッフを演じるジェイミー・リー・カーティスが登場。厳しいことを言われてイヴリンが落胆していると、突然周りの光景が変わり、別世界に引き込まれ、「何が起きているの?」と困惑する。物語が展開するにつれ、イヴリンは、世界は一つだけ存在するのではなく多数あり(マルチバース)、イヴリンという人物もそれぞれの世界にいることを知る。イヴリンはそれぞれの世界の「自分」の記憶や感情にアクセスができ、彼女たちの技術――たとえばカンフーなども自分のものとして使うことができるのだ。複数の世界に存在する“邪悪なもの”を退治するには、イヴリンが必要だとして、ほかの世界から助けを求められる。予告編で、ミシェルが様々なイヴリンを演じている姿は圧巻。監督は『スイス・アーミー・マン』のダニエル・シャイナート&ダニエル・クワン。全米公開は2022年3月25日。(Hiromi Kaku)
2021年12月15日『ミッドサマー』など数々の話題作を手掛けてきた人気の製作・配給会社A24が、新たに北米配給権を獲得した作品を発表した。ディーン・フライシャー・キャンプ監督の『Marcel the Shell with Shoe On』(原題)というストップモーションアニメで、今年9月にテルライド映画祭で初上映され、批評家たちから絶賛を受けた作品。「Deadline」によると、A24は少なくともメジャーな配給会社3社と競い、権利を獲得したという。『Marcel the Shell with Shoe On』は2010年に、短編のストップモーションアニメとして製作され、計3本がYouTubeで公開された。キャンプが監督、彼とジェニー・スレイトが脚本を書き、ジェニーが主人公マーセルの声を担当した。(キャンプ監督はその後、2012年にジェニーと結婚したが2016年に離婚している)。3本合わせて約5000万回再生されるという人気ぶりだ。子ども向けの絵本も2冊販売され、「ニューヨーク・タイムズ」紙のベストセラー入りを果たした。主人公のマーセルは、体長1インチ(2.54センチ)のShell(貝)で大きな瞳と小さな口を1つずつ持ち、靴を履いているという不思議な外見のキャラクター。キャンプ監督がAirbnbでガラクタの山から発見したという設定で、同監督は本人役で声優として出演しており、時折マーセルに話しかける。今回A24が配給権を獲得した映画版でも、短編3本と同じくジェニーがマーセル、キャンプ監督が本人役として声優を務め、ジェニーは脚本も手掛けている。(Hiromi Kaku)
2021年11月19日製作・配給会社のA24が、レシピ本「Horror Caviar: A Cookbook」(原題)を発売した。タイトルから想像できるようにただのレシピ本ではなく、ホラー映画からインスピレーションを得た料理や飲み物のレシピとエッセイを掲載した“アートレシピ本”となっている。参考にしたホラー映画は29本。『ローズマリーの赤ちゃん』『シャイニング』などのクラシックなものから『ミッドサマー』まで、新旧の名作がフィーチャーされている。有名フードアーティスト、フードスタイリスト、シェフが手掛けた自信作だ。撮影はシェフでもあるジャスティン・J・ウィーが担当した。この本の編集者リンイー・ユアンは、「VOGUE」誌に「食べ物に見えないような、複雑で美しいものもある。アートの力ってすごい」と語っており、アート本としての完成度の高さもうかがわせる。「Horror Caviar: A Cookbook」の価格は65ドル(約7400円)、A24の公式ショッピングサイトで購入可能。日本への発送も行っている。映画ファンの反応は、「欲しいのではない。必要なのだ」「A24にできないことはないの?」など。「よかった。今年の感謝祭に作るものができてうれしい」という声もみられたが、発送時期は「11月30日までに」とのことなので、注意が必要。クリスマスプレゼントには間に合いそうだ。(Hiromi Kaku)■関連作品:ミッドサマー 2020年2月21日よりTOHOシネマズ 日比谷ほか全国にて公開© 2019 A24 FILMS LLC. All Rights Reserved.
2021年11月18日