『スター・ウォーズ』シリーズで注目を集め、日本でも人気の高い俳優デイジー・リドリー。そこで今回は、演技力が再評価されただけでなく、初挑戦したプロデューサーとしての手腕も光る主演最新作をご紹介します。『時々、私は考える』【映画、ときどき私】 vol. 651オレゴン州アストリアの閑散とした港町に暮らすフラン。人付き合いが苦手で不器用な彼女は、会社と自宅を往復するだけの静かで平凡な日々を送っている。友達も恋人もおらず、唯一の楽しみといえば、ちょっと変わった幻想的な“死”の空想にふけることだった。そんな彼女の前に現れたのは、フレンドリーな新しい同僚ロバート。彼とのささやかな交流をきっかけに、フランの日常はゆっくりときらめき始める。ふたりは順調にデートを重ねていたが、フランは心の足かせを簡単には外せずにいた…。難しい役どころを繊細に演じ、「新たな一面が発見された」と絶賛されているデイジー。そこで、彼女の魅力についてこちらの方にお話をうかがってきました。レイチェル・ランバート監督2023年インディワイヤー誌が発表した「注目の女性監督28人」に選出され、今後の活躍が期待されているランバート監督。長編映画3本目となる本作が、日本で公開を迎える初めての作品となります。物語の魅力やデイジーとの現場の様子、そして観客に伝えたい思いなどについて語っていただきました。―まずはこの脚本を映画にしたいと思われた決め手について、お聞かせください。監督プロデューサーから勧められた脚本を初めて読んだのは、2020年11月のこと。すごく自分に響く内容だなというのが第一印象でした。描かれているのは、自分には何かが足りないと感じている人物が日常生活における小さな行動に意味を見い出そうとしている物語。自分の気持ちを表現し、他人と繋がることができるようになっていく姿がコロナ禍を経験した自分と近いと思って、心を動かされました。―キャスティングの際、いつもなら複数名を候補に挙げるところ、今回はフラン役にデイジーさんの名前しかプロデューサーに伝えなかったそうですが、そう思った理由は?監督脚本を読み終わったあと、「絶対にデイジーがハマる」と思いました。なぜかというと、この物語は説明的ではなく、非常に知的なタッチなので、文学的な素養を持ち合わせているデイジーなら合うだろうと思ったからです。そこで、私たちのほうから彼女に企画を持っていくことにしました。それに彼女は鋭いユーモアの持ち主でもあるので、面白いキャラクターであるフランの魅力を理解してくれるはずだと感じたのです。あとは、ありのままでいることに対してひるんでいないフランと、役者として恐れ知らずの部分があるデイジーには通じるところがあるのではないかなと。そういったフランのさまざまな側面も、彼女には響くと思いましたし、作品自体も意義深いので、そこに興味を持ってもらえるだろうという気持ちでお願いしました。現場に現れたデイジーは、キャラクターそのものだった―劇中ではフランの表情やしぐさなど、細かいこだわりを感じさせましたが、演出面で意識されたことはありましたか?監督それは私の力ではなく、すべてデイジーのおかげです。もちろん私が必要なときはそばにいるようにしていましたが、もともと私は俳優たちがしたいことを優先するタイプの監督。話し合いをするなかでどういう演技にするかについては一緒に考えるものの、役作りのプロセスは彼らのものなので、基本的には任せています。―そのなかでも、現場で印象に残っていることはありますか?監督撮影初日のことですが、部屋に入ってきたのはデイジーではなく、フランそのものだったことに驚かされました。身体の動きや声、歩き方だけでなく、イギリス出身の彼女がアメリカのアクセントになっていたので、それらすべてを習得したのは彼女の力量ですよね。技術的な素晴らしさはもちろんですが、他人の心や感情にアクセスする方法の両方を持ち合わせているのがデイジー。おそらくみなさんは、彼女が持っている“本当の才能”をまだ少ししか見れていないのだと思いますよ。日本の映画からは、忍耐強さと思慮深さを感じる―フランが抱く死に対する興味というのは、誰にとっても生きるうえで永遠のテーマのようにも思いますが、監督自身も彼女に共感したり、同じ経験をしたりしたことがありますか?監督もちろんあります。おそらく、フランに共感しない人よりも、共感する人のほうが多いんじゃないでしょうか。だからこそ、死に対する妄想は決して批判されるべきではないということも伝えたいと思いました。なぜなら、それは自分を罰したり傷つけたりしたいと思ってしているわけではなく、あくまでも私たちの一部であると考えているからです。そういったこともあり、彼女が見る妄想は誘惑されるような映像にすることが今回はとても重要でした。フランが惹かれるようなイメージにすることによって、彼女が求めているいくつかの感情を見せたいなと。フランには逃避や平穏に対する強烈な思いがありますが、それと現実世界の日常がうまく組み合わせられないだけなので、頭のなかにある豊かな世界によって彼女は自身のフラストレーションを癒しているのだと思います。―監督の作品が日本で公開されるのは初めてですが、日本に対しての印象について教えてください。監督私が持っている日本に対する知識というのは、すべて映画を通して得たものであって、まだ行ったこともないので日本について話すのはちょっと怖いなと感じています。というのも、私たちアメリカ人というのは、知らないことを間違ったまま言ってしまいがちですからね(笑)。ただ、日本の映画を観ていると、忍耐強さや思慮深さがあるだけでなく、観客が思考することを許容しているような部分がある気がしています。私自身もそういう映画作りが好きなので、日本映画のストーリーテリングには惹かれることが多いです。あとは、やっぱり日本食が好きでよく食べるので、私はこのふたつの文化を通して日本に触れています。いまだに女性の価値が見い出されていないのは問題―本作のフランというキャラクターは日本人が共感しやすい人物のように感じましたが、影響を受けている部分もあるのでしょうか。監督そうですね。たとえば、黒澤明監督はひとつのシーンに複数のキャラクターを入れ、ときにはカメラを動かさないままそのなかでいろんなことが起きていく様子を撮ることがありますが、私も映画を作るうえでの好みは似たようなところがあります。そういったシーンの見せ方に関しては、影響を受けている部分があるのかもしれませんね。―それでは最後に、フランのように恋愛や人生に悩んでいるananwebの女性読者に向けて、メッセージをお願いします。監督女性でいることにつらさを感じる場合もあると思いますが、それはどこで暮らしている方でも共通していることです。女性の価値がしっかりと見い出されていないことは、人類にとって何世紀にもわたる問題だと言えるかもしれません。でも、だからこそ相手の痛みや葛藤がわかるのは女性同士なので、お互いに癒しながら一緒にがんばっていきましょう。不器用な大人のためのおとぎ話孤独を感じたり、他人に対してつい臆病になってしまったりする姿に共感を覚える本作。周りから見たら小さな1歩でも、勇気を持って踏み出すだけで“愛おしい世界”がきっと待ち受けているのだと感じさせてくれるはずです。取材、文・志村昌美目が離せない予告編はこちら!作品情報『時々、私は考える』7月26日(金)より新宿シネマカリテほか全国順次公開配給:樂舎(c) 2023 HTBH, LLC ALL RIGHTS RESERVED.
2024年07月25日ファルコンことサム・ウィルソンが盾を受け継ぎ、キャプテン・アメリカとして活躍するマーベル・スタジオの劇場公開最新作『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』(原題:『Captain America:Brave New World』)の日本公開日がアメリカと同じ2025年2月14日(金)に決定。ポスタービジュアルと日本版特報が解禁された。本作は、『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(16)に次ぐ「キャプテン・アメリカ」シリーズの最新作。主人公は、『アベンジャーズ/エンドゲーム』でサノスを相手にアベンジャーズを“アッセンブル”した“初代”キャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースから最も信頼され、盾を託されたヒーローのファルコンことサム・ウィルソン(アンソニー・マッキー)。アンソニー・マッキー Photo by Mike Coppola/Getty Imagesこの度解禁されたのは、正式にキャプテン・アメリカを受け継いだサムが、誰が味方で敵かさえもわからない裏だらけの陰謀と、壮大でミステリアスな戦いに巻き込まれていく様子とともに、迫力ある空中戦など激しいアクションシーンも期待させる日本版特報映像。また、“キャプテン・アメリカ”の象徴であるスティーブから継承された盾、そしてその盾を"何者か"が握りつぶそうとするポスタービジュアルも解禁。果たして、この手の正体は…?『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(14)で初登場した元兵士のサム・ウィルソンは、すぐにスティーブと意気投合し友情を築き、人工の翼で空を舞う“ファルコン”として戦いに加わり、その後は全ての「アベンジャーズ」シリーズで、スティーブらと戦いを共にしてきた。スティーブに匹敵するほど友情に厚く、状況を冷静に分析する頭脳、そしてもちろん確かな戦闘力も持つ正義感あふれる熱い男。そして、『エンドゲーム』のラストでヒーロー引退を決めたスティーブから盾を託されたサムは、その後、重圧と葛藤しながら“二代目”を受け入れる心を決めた。これまでアベンジャーズの中心人物としてリーダーシップを発揮してきた“キャプテン・アメリカ”は、単なるひとりのヒーローに留まらず、アメリカの象徴でもあり、さらにはヒーローの象徴とさえ言える存在。そんな“圧倒的な重み”を背負うことになったサムの物語がここからはじまる。そして本作には、ハリウッドの生きる伝説ハリソン・フォードが、『シビル・ウォー』から常にアベンジャーズを毛嫌いし、直接的ではなく間接的に破滅させようと暗躍してきた“絶対に敵にしてはいけない”用意周到な男サディアス・ロス役を演じる。これまではアメリカ軍将校だったロスが、本作ではついに大統領にまで上りつめ、“キャプテン・アメリカ”と対峙する。ハリソン・フォード 第29回クリティクス・チョイス・アワードにて Photo by Gilbert Flores/Variety via Getty Images解禁された映像では、怪しく微笑むロスが、サムに「君と私は過去に衝突した」「私と組もう」と語り掛けるが…彼は敵なのか、味方なのか。映像では、ロスの言葉に翻弄されるのも束の間、ロスが演説の最中に何者かによって突然の襲撃を受けてしまう。新たなキャプテン・アメリカが戦わなければならない存在とはーー。映像の後半では、「君はスティーブ・ロジャースではない」「その通り。俺は俺だ」という会話の通り、ファルコンのような翼で空を駈け、受け継いだ盾を駆使する、サムにしかできないキャプテン・アメリカの戦い方も披露!さらにラストには、赤い姿をしたハルクにも見える存在の姿も…。本作には『インクレディブル・ハルク』(08)に登場した、ロスの娘でありハルクことブルース・バナーの元恋人エリザベス・ロス(リヴ・タイラー)も久々の登場を果たすように、様々な過去の因縁も渦巻き、キャプテン・アメリカへと襲いかかる。Photo by Jerod Harris/Getty Images for CinemaCon『エンドゲーム』に続く「アベンジャーズ」シリーズの最新映画でもメインヒーローを務めるといわれている、新キャプテン・アメリカ。彼に迫る怪しき陰謀と、新たな戦いに刮目してほしい。『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』は2025年2月14日(金)より全国にて公開。(シネマカフェ編集部)
2024年07月13日5月に北米で公開され、興行収入ランキングで初登場1位に輝いた話題作『ブルー きみは大丈夫』がついに日本でも公開。スティーヴ・カレルやブラッドリー・クーパー、マット・デイモン、ジョージ・クルーニーなど、超豪華なボイスキャストが集まるなか、主演を務めたこちらの方にお話を聞いてきました。ケイリー・フレミングさん【映画、ときどき私】 vol. 647母親を亡くして孤独を抱える12歳の少女が、「イフ」と呼ばれる子どもにしか見えない空想の友達と冒険に乗り出していく姿を描いた本作。『ウォーキング・デッド』や『スター・ウォーズ』などでも活躍しているケイリーさんは、主人公の少女ビーを演じています。そこで、共演者である人気俳優のライアン・レイノルズさんや脚本と監督を務めた俳優のジョン・クラシンスキーさんとの裏話をはじめ、日本に対する思いや元気の秘訣などについて語っていただきました。―今回が初来日ということで、ラーメンを食べるなど日本を楽しんでいるようですが、日本はいかがですか?ケイリーさん日本には以前から行きたいと思っていたので、こうして日本に来ることができて、まるで夢のなかにいるような気持ちです。お花はキレイだし、緑も豊かだし、食べ物もおいしいし、会う方もみんな素敵な方ばかりなので、こういう機会に恵まれて自分は本当にラッキーだなと思っています。―なぜ日本に興味があったのでしょうか。ケイリーさんまずは、写真を見たときにとても美しいなという印象があったからです。あと、旅行で外国を訪れた人はだいたいその場所についていいことと悪いことの両方を言うものですが、日本に関してはいいことしか聞いたことがありませんでした。それってすごいことですよね!―そう言っていただけてうれしいです。ケイリーさん今回は滞在が短いので、今度またゆっくり来たいと思っています。脚本を読んだ瞬間に、自分とつながりを感じた―お待ちしております。では、作品についておうかがいしますが、監督のジョン・クラシンスキーさんによると、初めてケイリーさんに会ったときに「彼女がビーだ」と誰もが確信したそうですね。役作りではどのようなことを意識されましたか?ケイリーさん通常であれば、キャラクターに入るためにどうするかを考えるものですが、今回は特別でした。なぜなら、脚本を読んだ瞬間に自分とのつながりを感じたからです。なので、本作では役を演じたというよりも、全部私自身だったと言えるかもしれません。だから、この作品は自分にとって特別な1本になったのだと思っています。私としては、ジョンが“妖精の粉”をたくさん振りかけてくれたような感覚ですが、そのくらいマジカルな体験となりました。―なるほど。とはいえ、CGキャラクターを相手にした演技は大変だったのでは?ケイリーさん私にとっては初めてのことで心配もありましたし、難しい挑戦でもありましたが、それよりも楽しかったです。というのも、実際に役者さんがいてくれたり、段ボールで作ったキャラクターを置いてくれたり、ぬいぐるみでジョン自身が演じてくれたりしていたので。そのおかげで私たち俳優は、どんなキャラクターを相手にしているのかを把握した状態で演じることができました。ジョンは世界で最高の監督です!この映画で一番の挑戦は、笑わないようにすること―ライアン・レイノルズさんについては「この惑星で最も面白い人の一人」とおっしゃっているようですが、以前ananwebで取材させていただいたときにもフレンドリーで素敵な方だと感じました。彼との面白かったエピソードを教えてください。ケイリーさん劇中でイフたちの面接をするシーンがあるのですが、実は脚本には何も書かれていなかったので、ライアンと私は全部アドリブで演じているんです。そのときのライアンは面白すぎました。でも、笑わないなんて無理ですよね?だって、反対側ではジョンもみんな笑っているんですよ。映画では私が笑っている様子も映っていますが、あれはビーではなくて100%私です(笑)。もしかしたら、この現場で私にとって一番大変な挑戦だったのは、「笑わないこと」だったかもしれません。だとしたら、そんな素敵な挑戦はないですけどね。―ぜひ注目していただきたいシーンですね。ライアンさんは俳優としても素晴らしいので、ご一緒されて学ぶことも多かったのではないでしょうか。ケイリーさん本当に最高な方だなと思いました。いま話したように面白いのはもちろんですが、同時にすごく優しい方でもあります。彼がユーモアのある人物であることはみんな知っていると思いますが、彼のハートの大きさというのはもしかしたらあまり気付かれていない部分ではないかなと。この映画ではそういったところも見ることができます。彼のように、俳優としても父親としても夫としても友人としても素晴らしい方と知り合うことができて、本当によかったなと感じているところです。いまではすべてがイフに見えるようになっている―ご自身が幼い頃にも、空想の友達はいましたか?ケイリーさん私にはいなかったんですが、この作品に触れたことによって、いまではすべてがイフに見えるようになりました。氷が入ったグラスを見ても、何かの容器を見ても、ものを目にするたびに「あれもイフになり得るな」と考えるようになっています(笑)。―劇中でお気に入りのキャラクターがいれば、教えてください。ケイリーさん一番好きなのは、テディベアのルイス。聡明でいろいろなメッセージを発信してくれるところがいいですよね。なかでも心に残っているセリフは「一度愛したものは決して忘れることはない」です。というのも、私はすぐにいろんなことを忘れてしまうタイプなので(笑)。この作品の撮影が人生で一番楽しい経験ではありましたが、それもいつか忘れてしまうのではないかと心配していました。でも、そのルイスの言葉を聞いて安心しているところです。落ち込んでいるときに欠かせないのは音楽―素敵な言葉ですよね。普段、落ち込んだり、悩んだりしているときはどのようにして元気を取り戻していますか?ケイリーさん音楽を聴くことですね!ジャンルは問わずいろいろと聴くほうですが、一番好きなアーティストはテイラー・スウィフト。なぜなら、彼女の作品には、すべての人間の感情やムードに合わせた楽曲があるからです。そのなかでもお気に入りは、「Gorgeous(ゴージャス)」。ちょっと落ち込んでいても、この曲を聴くだけでハッピーな気持ちになれるんです。私は1歳からダンスをやっていることもあって、自分の人生と音楽は切り離せない部分もありますし、欠かせないものですね。―劇中ではさまざまな大人の姿も描かれていましたが、ケイリーさんはこれからどんな大人になりたいですか?ケイリーさんまだ考えたことがなかったですね(笑)。でも、いま思い浮かんだ人は、今回一緒に仕事をしたジョンとライアンです。2人ともつねに忙しいにもかかわらず、そういう姿を周りに見せないところが素晴らしいなと。本当にプロフェッショナルだし、優しいし、親切だし、そして何よりも地に足が付いているので、私もそういう大人になりたいです。劇場をあとにしたとき、笑顔になってほしい―今後の目標や夢はありますか?ケイリーさん『ブルー きみは大丈夫』という作品に出られたことで夢をひとつ叶えたような気分になっているので、まさにいま夢のなかに生きているような感じがしています。この作品はいろんなグッズが作られたりするほど人気になっていて、私の家族もみんな気に入ってくれたので、最近は「これ以上の経験ってあるのかな?」と思っているほどです。―それでは最後に、ananweb読者にメッセージをお願いします。ケイリーさんみんなでがんばって作った映画ですし、誰にとってもきっと何かが見つかる作品だと思っています。なので、とにかく観てほしいです!あと、私が一番望んでいるのは、劇場をあとにしたときみなさんが笑顔になっていること。そんなふうに楽しんでいただけたらうれしいです。インタビューを終えてみて…。つねに満面の笑顔を浮かべていて、ハッピーなオーラ全開のケイリーさん。一緒にいるだけで、こちらまで幸せな気分になりました。17歳になり、映画のときよりもグッと大人っぽくなっていたので少し驚きましたが、これからどんな大人に成長していくのかが楽しみなところです。大人こそ必要なのは子どもの心!日々の忙しさに追われるあまり、大人になると夢や想像を楽しむ気持ちを忘れがちなもの。誰もがふたたび子どもに戻れる本作では、人生に大切なものとは何かをもう一度思い出させてくれるはずです。ストーリー幼い頃に母親を亡くし、心に傷を抱えている12歳の少女ビー。ある日、おばあちゃんの家で、子どもにしか見えない“不思議な存在”のブルーと出会う。ブルーが友達だった子どもは、いまでは大人になって彼のことを忘れてしまっていた。居場所がなくなったブルーは、もうすぐ消えてしまう運命にあるという。そこで、ビーは大人だけどブルーが見える隣人の男の力を借り、ブルーの新しいパートナーになってくれる子どもを探すことに…。引き込まれる予告編はこちら!作品情報『ブルー きみは大丈夫』大ヒット上映中!配給:東和ピクチャーズ(C)2024 Paramount Pictures. All Rights Reserved.
2024年06月14日日本時間2024年2月28日、アメリカのプロ野球チームである『ロサンゼルス・ドジャース(以下、ドジャース)』が、Instagramを更新。同球団に所属する大谷翔平選手が同日、アメリカのプロ野球チーム『シカゴ・ホワイトソックス』とのオープン戦で、ホームランを放った際の映像を公開しました。大谷翔平が放った豪快な2ランホームランアメリカのプロ野球チーム『ロサンゼルス・エンゼルス』から2023年11月に正式にフリーエージェントとなり、同年12月に『ドジャース』との10年契約を結んだばかりの、大谷選手。同年9月に二度目の右ヒジの手術を受けていた大谷選手にとって、今回行われたオープン戦が、復帰後初の実戦となりました。ファンの期待を背負いながら『2番・指名打者』で先発出場すると、3打席目に2ランホームランを放ったのです! この投稿をInstagramで見る Los Angeles Dodgers(@dodgers)がシェアした投稿 動画からは、詰まったかのように見える打球がぐんぐんと伸び、左中間スタンドへ飛び込む様子がうかがえます。『ドジャース』への移籍後初となる実戦でのホームランは、球団のファンおよび日本のファンの記憶に、深く刻まれたことでしょう!動画は、「THE SHO IS HERE.」というコメントとともに投稿され、大谷選手というニューヒーローの誕生を、球団全体でたたえています。また、2021年に日本のプロ野球チーム『埼玉西武ライオンズ』の現役を引退した松坂大輔さんが、自身のX(Twitter)を通じて次のようにコメントしていました。あのコースをあの打球の飛び方でスタンドまで飛んでいくことが恐ろしい…— 松坂 大輔 Daisuke Matsuzaka 18 (@matsu_dice) February 27, 2024 『平成の怪物』と呼ばれた松坂さんからも一目置かれる、大谷選手。その勝負強さは、本物のようです…。実戦復帰後、いきなりホームランを放った大谷選手に、日本からは「もう彼は健在ですね!」「本当に意味が分からないくらいにすごすぎます」「名刺代わりの一発だ」などの声が上がっています。右ヒジの手術を乗り越え、復帰早々に大活躍を見せてくれた、大谷選手。2024年3月20日に、韓国のソウルで開幕するプロ野球リーグ『MLB(メジャーリーグベースボール)』では、一体どんな活躍をしてくれるのでしょうか。今から楽しみですね![文・構成/grape編集部]
2024年02月28日あなたは、『お寿司のネタ』と聞いてどんなものを思い浮かべますか。多くの人が、マグロやエビ、イカといった魚介類を想像するのではないでしょうか。海外で暮らしている、山口慶明(@girlmeetsNG)さんは、日本で広く浸透している考え方を覆される経験をしたといい、X(Twitter)にエピソードを投稿しました。アメリカ人が作った『寿司』が?ある日、アメリカ人の家に集まり「みんなで寿司を握ろう!」と、『寿司パーティー』の企画をしたという、山口さん。それぞれ食べたい魚介をのせて、好みの寿司を作ると思いきや…1人のアメリカ人の少年が作った寿司を見て、衝撃を受けました。「創造性あふれる『Sushi』を見てほしい」というコメントとともに投稿された1枚を、ご覧ください!シャリの上にのっていたのは、なんと…魚の形をしたスナック!山口さんによると、この寿司に使われていたネタは『Gold Fish(ゴールドフィッシュ)』というチーズ風味のスナックで、アメリカでは超人気の商品なのだとか。シャリの上にスナック菓子がのっているという、異様な光景にじわじわと笑いがこみ上げますね。きっと少年は、「魚の形だからOK!」という独自のルールで、『ゴールドフィッシュ』をのせたのでしょう…。実際に食べた山口さんいわく、「職人の腕は最高だったのですが、ネタの鮮度がイマイチでちょっとパサつきが気になりましたね」とのこと。日本人の頭では思い付かない『独創的なSushi』には、「この発想はなかった」「天才だわ」といった、多くの反響が寄せられました!・シャリが大きいので『Gold Fish』を2個ぐらいのせられそう。・紛れもない『Sushi』。ワサビはつけたほうがおいしいのかな?・概念は合っているのよ、概念は。・くそー、笑ってしまった。100点!日本では当たり前だと思っていた常識も、海外に行くと覆されることはよくあるもの。アメリカ人の斬新な発想により、寿司の概念がアップデートされた瞬間でした![文・構成/grape編集部]
2024年02月26日クリストファー・ノーラン監督の『オッペンハイマー』がアメリカのPeacockで配信開始し、同社の新記録を打ち立てた。Peacockのこれまでのデビュー記録は、『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』だった。それぞれの具体的なアクセス数、視聴時間は発表されていない。PeacockはNBCユニバーサル傘下の配信プラットホーム。『オッペンハイマー』も『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』も、ユニバーサルが劇場配給を手がけた。『オッペンハイマー』は来月のアカデミー賞に13部門でノミネートされており、作品部門の最有力候補と考えられている。『オッペンハイマー』3月29日(金)公開(C)Universal Pictures. All Rights Reserved.文=猿渡由紀
2024年02月22日2024年2月14日のバレンタインデー、アメリカで暮らしているDr. Cat(@dramerica88)さんが、X(Twitter)に1枚の写真を投稿し、反響を呼んでいます。写真は数年前のもので、投稿では撮影した時のエピソードも明かされていました。ある日、Dr. Catさんが行きつけのカフェでコーヒーを飲んでいたところ、1人の上品な女性が話しかけてきて、こんなお願いをされたといいます。「急にごめんなさいね。これから娘が恋人と一緒にこのお店に入ってくるの。プロポーズをされるのよ。娘はそのことをまだ知らないの。よければその様子をこっそりビデオに撮ってもらえないかしら?」投稿者さんは快く承諾。手持ちのiPhoneでプロポーズの瞬間を撮影したところ、奇跡のように美しいひと時を写真に閉じ込めることができました。ネット上で感動を呼んだ1枚を、ご覧ください。「Will you marry me?」柔らかな陽ざしが差し込む店内で、1人の男性が片膝を付いて、カウンターに座る女性にプロポーズを申し込んでいます。逆光の中で撮影したことで、ロマンティックな雰囲気が伝わり、印象深い1枚となっていますね。投稿には、「素敵な写真…。最高の一場面ですね」「光の具合が温かみがあって映画のワンシーンみたい」「幸せな気持ちが伝わり、泣きそうになった」などのコメントが寄せられていました。アメリカでは、相手の両親とプロポーズの方法を考えたり、家族や友人、偶然居合わせた人が協力してサプライズを仕掛けたりすることが、珍しくないそうです。Dr. Catさんは、「私の中でとてもきれいな思い出になった。幸せを分けてもらった」とつづっています。バレンタインデーにふさわしい1枚は、多くの人の心に響きました。[文・構成/grape編集部]
2024年02月16日アメリカ・フェレーラが映画監督デビューを果たすことになった。作品は『I am Not Your Perfect Mexican Daughter』。製作配給はAmazon MGMスタジオ傘下のオライオン・ピクチャーズ。原作は、エリカ・サンチェスが書いたベストセラー小説。主人公は、メキシコ系移民の両親に育てられた、ライターとして成功することを夢見る若い女性。リンダ・イヴェット・シャヴェスが脚色を手がける。キャスティングはこれからのようだ。フェレーラは『バービー』で今年のオスカー助演女優部門にノミネートされた。最近の作品には『ダム・マネーウォール街を狙え!』がある。文=猿渡由紀
2024年02月06日迷子の動物と聞いたら、犬や猫を思い浮かべるでしょう。アメリカのケンタッキー州にある『レキシントン・フェイエット動物管理局』は、迷子になった動物の保護や捜索、飼い主への引き渡しなどをサポートしています。ある日、同局のもとに「庭に迷い込んだ動物がいる」と通報があったそうです。警察官が駆け付けると…。なんと、そこに居たのはヒツジだったのです!迷子犬ならぬ、迷子ヒツジに、驚いてしまいますね!同局はFacebookにてこの出来事を「警察官はメ~ワクな状況(’baa-d’ situation)に素早く対応しました」と、遊び心を込めて紹介していました。また、迷子になっていたヒツジは、すぐに保護され、飼い主とも無事再会できたそうです。珍しい迷子のニュースに、ネットでは「飼い主と無事に再会できてよかった!」「あら、ヒツジが迷い込んでしまうなんて」「まるでぬいぐるみ」などの声が寄せられていました。草食動物であるヒツジは、庭に広がる芝生を食べていたのでしょうか。ヒツジが住宅地に迷い込んでしまうことは、牧畜が盛んなケンタッキー州ならではの出来事なのかもしれません。[文・構成/grape編集部]
2024年01月15日車で移動をする際、リアルタイムの交通状況を知るために地図アプリを使用する人は多いでしょう。アメリカのシカゴ在住の心臓外科医である、月岡祐介(@TsukiokaYusuke)さんは、Googleの地図アプリ『Googleマップ』を見た時に、行き先の道路が赤色になっていることに気付きました。ルートの赤色は、道路で渋滞が発生していることを示しています。しかし、現地に到着するとほかの車はほぼなく、道路はガラガラでした。それでも一旦停車するしかなったそうです。なぜなら…X(Twitter)に投稿された動画をご覧ください。車が全然いないのにGoogleマップで道が赤色表示になっていたので疑問に思ってましたが、こういうことでした。 pic.twitter.com/MZRbjs8m6I — 月岡祐介 心臓外科 (@TsukiokaYusuke) January 2, 2024 渡り鳥がたくさん…!なんと、カナダガンと見られる渡り鳥たちが、歩いて道路を渡っていたのです。確かにこれでは車が進めませんね。月岡さんが投稿した動画には「そっちかい!大渋滞ですね」「かわいい~。ほのぼのしました」「さすが。Googleマップの精度がすごい」など多数のコメントが寄せられていました。早く目的地に到着したい時には困ってしまいますが、渡り鳥が無事に道路を渡れるよう見守るしかないでしょう…![文・構成/grape編集部]
2024年01月12日2024年1月27日(土)より、上野の東京都美術館では『印象派 モネからアメリカへ ウスター美術館所蔵』が開催される。アメリカのウスター美術館が所蔵する欧米の印象派のコレクションを紹介する展覧会だ。ウスター美術館とは、アメリカ、マサチューセッツ州第二の都市ウスターにある美術館。ヨーロッパやアメリカの絵画・彫刻はもちろんのこと、古代エジプトから世界各国の現代美術まで、およそ4,000点ものコレクションを誇る同館は、1898年に設立された。実に125年の歴史を持つミュージアムだが、開館当初から同時代美術として印象派の作品を収集しており、1910年には、印象派の巨匠モネの《睡蓮》を美術館として世界で初めて購入した。同展では、この記念すべき作品を、購入にあたって美術館と画商の間で交わされた書簡(複製)などと合せて紹介する。モネを筆頭に、ルノワール、シスレー、ピサロ、そしてアメリカ人で唯一印象派展 に参加していた女性画家メアリー・カサットと、名だたる画家たちの作品が展示される展覧会だが、「アメリカ印象派」の知られざる魅力を堪能できるのも、みどころのひとつ。「アメリカ印象派」とは、フランスで生まれた印象派がアメリカに伝わり、独自の進化をとげたアメリカならではの印象派のことをいう。ボストンで画家として成功した後にパリに留学し、印象派の技法を学んで祖国に伝えたウィリアム・メリット・チェイスやチャイルド・ハッサムなどはその代表的な画家で、彼らのなかにはフランス印象派に忠実であろうとする者もいれば、独自の解釈を加えて、アメリカらしい田園風景や家庭内の情景を描こうとする者も現われた。150年前、フランスで生まれた印象派は、アメリカの地でのどように花開いたのか?アメリカの美術館ならではのラインアップが興味深い。<開催概要>『印象派モネからアメリカへウスター美術館所蔵』会期:2024年1月27日(土)~4月7日(日)会場:東京都美術館時間:9:30〜17:30、金曜は20:00まで(入室は閉室の30分前まで)休室日:月曜(2/12、3/11、3/25は開室)、2月13日(火)料金:一般2,200円、大学1,300円、65歳以上1,500円※土日・祝日及び、4月2日(火)以降は日時指定予約制(当日空きがあれば入場可)公式サイト: exhibition was organized by the Worcester Art Museum
2024年01月05日2024年1月2日の午後6時頃、東京都大田区の羽田空港で、新千歳空港から向かっていた日本航空516便が、着陸直後に海上保安庁の航空機と衝突。この事故で、日本航空516便の乗員乗客は全員脱出したものの、海上保安庁の機体に乗っていた6人のうち機長が重傷、ほか5人が亡くなりました。詳しい事故原因などについては、現在調査中とのことです。事故から数時間後が経過した同日23時、在日米海軍司令部がX(Twitter)を更新。投稿には、亡くなった海上保安官への追悼メッセージなどがつづられていました。羽田空港で発生した事故で犠牲となった5名の海上保安官 @JCG_koho のご冥福と、機長のご回復を心よりお祈りいたします。日航機の乗員、乗客の皆さまにお見舞い申し上げます。たとえ外傷はなくとも、心にさぞ深い傷を負われたかと思います。1日も早く心の平安が戻りますように。— 在日米海軍司令部 (@CNFJ) January 2, 2024 海上保安官への追悼と機長の回復を祈るメッセージとともに、日本航空機の乗員乗客に対しては「心にさぞ深い傷を負われたかと思います」と、温かい気遣いを見せた在日米海軍司令部。海上保安官だけでなく、事故に遭った乗員乗客のことも気遣う細やかな心配りには、胸が熱くなりますね。投稿には、「温かいお心遣いに心から感謝いたします」「司令部さん、ありがとうございます」といった、在日米海軍司令部への感謝のコメントが相次ぎました。2011年、東日本大震災の際には『トモダチ作戦』を発足し、自衛隊と連携して災害救助や救援および復興支援を行った、在日米海軍。同盟軍の『トモダチ』からの想いは、多くの国民の心に届いたようです。[文・構成/grape編集部]
2024年01月03日日本時間2023年12月28日、アメリカのプロ野球チームである『ロサンゼルス・ドジャース(以下、ドジャース)』が、日本のプロ野球チーム『オリックス・バファローズ』で活躍していた、山本由伸投手の入団を正式に発表。山本投手は同日、ドジャースの本拠地である『ドジャースタジアム』にて入団会見に臨みました。サンケイスポーツによると、山本投手は入団会見にて、次のように決意表明を述べたといいます。山本は同日にロサンゼルスの本拠地ドジャースタジアムで入団記者会見に臨み「歴史的なチームの一員になれて興奮している。憧れをやめなければならない。自分自身が憧れてもらえるような選手になれるよう頑張る」と新天地での決意を語った。サンケイスポーツーより引用山本投手は「歴史的なチームの一員になれて興奮している」と自身の想いを語った後、「憧れをやめなければならない」と発言したのです。この言葉は以前、同じく『ドジャース』への入団が決まっている大谷翔平選手が、同年行われた野球の世界大会『ワールド・ベースボール・クラシック(通称:WBC)』の決勝戦を前に円陣で発した言葉。「憧れるのをやめましょう」「憧れてしまったら、超えられない」と、選手たちを鼓舞した大谷選手の『金言』は、大きな話題を呼びました。「かっこよすぎて震えた」WBC決勝前の円陣で、大谷翔平が放った『金言』同じくWBCの舞台に立ち、大谷選手の言葉を聞いていた山本投手も、その言葉を胸に刻んでいたのでしょう。「自分自身が憧れてもらえるような選手になれるように頑張る」と、強い意志を示しました。山本投手の発言は注目を集め、ネット上でさまざまな声が上がっています。・かっこよすぎて泣いた。正式入団おめでとうございます!・日本の誇りです。ありがとう!・寂しさとワクワク感と感謝と…いろいろな感情が混ざって言葉にできない。これからもずっと応援してる!大谷選手と同じく『ドジャース』に入団した、山本投手の今後の活躍にも、期待が高まりますね![文・構成/grape編集部]
2023年12月28日アメリカで活躍するプロ野球の大谷翔平選手が、ある人物に贈ったクリスマスプレゼントが「すごすぎる」と話題になっています。サンタクロースも驚くであろう、『大谷サンタ』のプレゼントとは…。大谷翔平、背番号のお礼に『超太っ腹』プレゼント2023年12月に、およそ6年間所属していた『ロサンゼルス・エンゼルス(以下、エンゼルス)』から『ロサンゼルス・ドジャース(以下、ドジャース)』に移籍した、大谷選手。大谷選手は『エンゼルス』時代、背番号『17』を付けていましたが、移籍先の『ドジャース』には、すでに17番を付けている選手がいました。しかし、大谷選手の移籍に伴い、17番を付けていたジョー・ケリー選手は背番号を譲ることに。ケリー選手の妻であるアシュリーさんも、そのことを快諾しました。ただ、これまで付けてきた背番号に少なからず愛着はあったはず…。そんな心配をはねのけるかのように、アシュリーさんはこんな動画をInstagramに投稿していたのです。※動画はInstagram上で再生できます。 この投稿をInstagramで見る Ashley Kelly(@ashleynicokelly)がシェアした投稿 投稿されたのは、アシュリーさんが17番のユニホームを庭に放り投げ、最後にペンでケリー選手の背中に新たな背番号である『99』を書き込むという内容の動画。ユーモアあふれる粋な動画に、多くの人から称賛の声が上がりました!この反響が、大谷選手の耳にも届いたのでしょう。日本時間の同月24日、アシュリーさんのもとに大谷選手から、驚きのプレゼントが贈られ…。 この投稿をInstagramで見る Ashley Kelly(@ashleynicokelly)がシェアした投稿 大谷選手がアシュリーさんにプレゼントしたのは、なんと高級車の『ポルシェ』!驚いたアシュリーさんは「人生で最もクールな日。ありがとう」と感謝をつづりました。アメリカのプロスポーツ史上最高額となる、10年総額7億ドルで『ドジャース』と契約した大谷選手の、さすがとしかいいようがない豪快なプレゼント。ネットでは、驚きの声が相次ぎました。・まさかのポルシェ!そんなことある!?神対応ですね。さすが大谷選手!・スケールが違う…異次元!かっこよすぎます。・惜しげもなく人のためにお金を使えるのがすごい。・最高のクリスマスプレゼントですね。惚れてまうやろ~!同年11月には、日本にある約2万の小学校にグローブを寄贈したことでも話題になった、大谷選手。野球選手としてはもちろん「大谷選手の人間性が好き」というファンが多いことも、うなずけますね。[文・構成/grape編集部]
2023年12月25日『ミッドサマー』や『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』などの話題作を次々と世に送り出し、現在の映画界でもっとも勢いがある映画製作・配給会社と言われている「A24」。そこで今回は、日本初公開となる11作品をスクリーンで楽しめる特集上映「A24の知られざる映画たち presented by U-NEXT」のなかからオススメの1本をご紹介します。『ショーイング・アップ』【映画、ときどき私】 vol. 625美術学校に勤める彫刻家のリジーは、間近に控えた個展に向けて作品の制作に追われる日々を送っていた。ところが、大家で隣人でもある芸術家のジョーはお湯が出ないまま修理をしてくれず、家に迷い込んだ鳩の世話まですることになり、思うようにいかない。リジーは創作に集中できないまま、それでも一生懸命に毎日を過ごしていくことに…。昨年のカンヌ国際映画祭のコンペティション部門出品で高く評価されたのち、今年4月に全米で公開された本作。今回は制作秘話などについて、こちらの方にお話をうかがってきました。ケリー・ライカート監督アメリカの“インディーズ映画の至宝”と称され、活躍を続けているライカート監督(写真・左)。12月22日に日本で公開を迎える『ファースト・カウ』に引き続き、本作ではA24と2度目のタッグを組んでいます。そこで、監督から見たA24の魅力や創作活動の原動力、そして女性監督としての苦労を乗り越えてきた秘訣などについて語っていただきました。―舞台となるのは、監督が住んでいるコミュニティでもあるそうですが、モデルとなっている方がいるのでしょうか。監督特定の誰かの話を映画にしたわけではなく、自分たちが知っている多くのアーティストからさまざまなインスピレーションをもらいました。ただ、主人公の隣人であるジョーが大家という設定は、カナダの画家エミリー・カーの経験がもとになっています。というのも、実は最初は彼女の伝記を作ろうとしていたことがあり、大家として収入を得ていた経験があったことを本で読んで知っていたからです。彼女は絵を描く時間を取るために大家になることを選んだのですが、実際は住人の方々からいろんなお願いをされることが多く、全然絵を描く時間が取れなかったとか。そういった失敗談から、本作は日常生活と創作活動のバランスについての物語になりました。―タイトルの『ショーイング・アップ』には、どのような思いが込められていますか?監督まずは、友人や誰かが自分を必要としているとき、そこに「現れる」という意味があります。それから作品づくりをするアーティストにとっては、日々作業台に「向き合う」という意味にもなると思って付けました。こんなにも作り手の願いを叶えてくれるスタジオはない―主演のミシェル・ウィリアムズさんが素晴らしかったですが、ご一緒されるのは4度目となります。現場での様子や監督から見た魅力について、お聞かせください。監督今回、ミシェルとはキャラクターを一緒に模索していくような感覚がありました。そのうえで、彼女は役作りとして実際のアーティストと一緒に時間を過ごして準備をしてくれたり、劇中のアパートで実際に生活をしてみたり、自分の手で作品を作ってくれたりしています。ミシェルといえば、新しいことにトライしたい気持ちが強い方でもありますが、お互いのことをよく知っているからこそ、リスクがあってもいろんな挑戦ができました。天候や共演者が変わるだけでも違ったことを提案してくれますし、さまざまなアイデアも出してくれるので、本当に信頼できる俳優ですね。単純な作業でさえ、ミシェルの手にかかれば絶対に素敵なものになるという安心感もあったほどです。―おふたりの間に長年の信頼があったからこそ、生まれた作品とも言えそうですね。そして、本作を語るうえで欠かせない存在となるのがA24ですが、2作続けてお仕事をされてみていかがでしたか?監督私たちにプレッシャーを与えることなく辛抱強く待ってくださり、これ以上ないほどのサポートをしてくれました。昔から一緒に仕事をしてきた方が何名かいるというのもありますが、とてもいい関係を育ませていただいているので、これからも続いていったらいいなと思っています。こんなにも作り手の願いを叶えてくれるスタジオは、なかなかありませんからね。―ちなみに、A24の作品で監督が好きな作品があれば、教えてください。監督たくさんあって選ぶのが難しいですね…。でも、1本だけ挙げるとすれば、『ムーンライト』です。監督のバリー・ジェンキンスと同じく私もマイアミ出身ですが、彼のような方法で撮影されたマイアミを見たことがありませんでしたから。本当に美しい映画だと思っています。動物たちは私たちの“オブザーバー”でもある―監督の作品は、動物が多く登場する傾向にあり、本作でも鳩などの動物が印象的に出てきます。どういった意図で動物を起用されていますか?監督今回の鳩についてはそこまで深い意味を持たせているわけではなく、リジーとジョーが生活でお互いに関与するきっかけにしたくて入れました。といっても動物を撮影するのは難しいので、本当は避けたいといつも思っているんですよ。ただ、言葉を話さない動物たちとコミュニケーションすることでキャラクターが人間との関係では見せない側面を露わにするので、そこを映したくて登場させているところはあるのかなと。ある意味、動物たちは私たちの“オブザーバー”と言えるのかもしれませんね。―なるほど。本作ではリジーが抱えるフラストレーションについても描かれていますが、それが創作活動のモチベーションを上げている部分もあるように感じました。では、監督にとってインスピレーションの源は何ですか?監督私も若い頃は、リジーのように悩みやフラストレーションが原動力になっていた部分もありました。いまはだいぶ状況も変わりましたが、当時は男性監督たちと同じように女性が映画を作れないことがよくありましたからね。あと、映画づくりというのは、長い時間をかけてパズルを組み合わせていくような作業なので、その過程で見たり聞いたりすることが自分の気持ちに火をつけてくれることも。そういった一つ一つが大事だと考えています。大事なのは、自分を信じる気持ち―思うように映画が作れなかった時期もあったようですが、どのようにしてその壁を乗り越えて、自分なりの道を切り拓いていかれたのでしょうか。監督私は長編の1作目と2作目の間に、12年ほど間が空いてしまったのですが、その間もつねに映画のことを考え、小さい作品でも撮り続けていました。それは、長編が撮れるチャンスがやってきたときにその機会を逃さないように、時間を無駄にしてはいけないと考えていたからです。結果的に時間はかかりましたが、いつでもできる準備が整っていたおかげで次の扉を開くことができました。あと、大事なのは、自分を信じる気持ち。「自分が目指すゴールには価値があるんだ」と勇気を持って進むことが大切だと考えています。ちなみに、これは長年教える立場にいて感じていることですが、「自分のアイデアは素晴らしいから映画にすべきだ!」という姿勢で来ることが多いのは若い男性。それに対して、若い女性はどちらかというと「まだ周りに認められていないから…」と不安そうにしている傾向があると感じています。―男女でそのような違いあるのは興味深いですね。監督でも、若い頃なんて誰だって自信がない人が大半ですよね。「成功するまで、うまくいっているフリをしろ」という言葉が英語にありますが、まさにその通りだなと思っています。待っているだけで「あなたのしようとしていることは価値がありますよ」なんて誰かが言ってくれるわけではないので、年齢に関係なく自分を信じるしかないですよね。日本では、人との輪を大事にしていると感じた―確かに、その通りですね。話は変わりますが、監督は今年の東京国際映画祭に参加するために来日されていましたが、日本で印象に残っていることがあれば教えてください。監督10日間しか滞在できませんでしたが、日本のことは映画を通して30年以上見てきたのですべてが刺激的でした。建築や庭は美しいですし、東京の地下鉄はアメリカの映画館よりも静かだと感じたくらい(笑)。みなさん親切なので、言葉がわからない国で迷子になるなら、日本より最高の場所はないですよね。それと、自己中心的なところが多いアメリカに比べると、人との輪を大事にしている印象ですし、日本のみなさんがしていることには合点がいくことが多いとも思いました。「なんでアメリカではしていないんだろう?」と何度も考えてしまったほどです。あとは、銃社会ではない場所で生きることがどれだけ素晴らしいのかを改めて実感しました。―それでは最後に、日本の観客に向けてメッセージをお願いします。監督自分の作品がほかの国の方々にどのように観られているのかはあまり知ることができないので、とても気になっているところです。それだけにこの作品をみなさんに観ていただけることは本当にうれしく、夢のようなことだと思っています。A24ならではの作品が続々登場!家族や友人との複雑な人間関係を繊細に描いて共感を呼ぶ本作をはじめ、A24が放つ最新作が一挙に堪能できる今回の特集上映。ヒューマンドラマやコメディ、ミステリー、ドキュメンタリーといった幅広いジャンルのなかから、新たなお気に入りの1本を探してみては?取材、文・志村昌美目が離せない予告編はこちら!作品情報「A24の知られざる映画たち presented by U-NEXT」12月22日(金)より、ヒューマントラストシネマ有楽町・渋谷ほかにて4週間限定ロードショー2024年1月26日(金)よりU-NEXTにて独占配信配給:U-NEXT(c) 2022 CRAZED GLAZE, LLC. All Rights Reserved.
2023年12月21日見知らぬ人から声を掛けられ、突然口説かれたら、大抵の場合は面倒に感じ、困ってしまうものです。しかし、相手が好みの『イケメン』だったら、嫌な気持ちはしないかもしれません…!アメリカのシカゴ在住の心臓外科医である、月岡祐介(@TsukiokaYusuke)さんは、家族との日常のエピソードなどをX(Twitter)に投稿しています。コストコの駐車場でナンパされた妻ある日、妻がスーパーマーケット『コストコホールセール(以下、コストコ)』に行った時のこと。帰って来るなり、月岡さんに「駐車場で、車に乗ってるかっこいい人たちに声を掛けられちゃった!」と嬉しそうに報告してきたそうです。妻がほかの異性に惹かれているのは、夫としては正直、面白くない気持ちになったかもしれません。しかし、月岡さんは妻が撮影した『イケメン』の写真を見て、「これは仕方ないな…」と思ったことでしょう。投稿された、こちらの写真をご覧ください。これは、かっこよすぎる…!妻が見せてきた写真には、2匹のハスキーと見られる犬の姿が写っていました。凛々しい顔つきと、車の窓に前脚をかけたポーズが、なんともきまっています。「ヘイ彼女、乗ってく?」などとアテレコしたくなる1枚に、思わず吹き出してしまいますね!投稿は拡散され、ツッコミの声など多数の反響が寄せられていました。・こんなかっこいい2匹組に誘われたら、すぐ着いていく。・文句なしのかっこよさで笑った!私も声を掛けられたいです。・やだ、イケメン…!ちょい悪な感じが渋くて好き。こんなワイルドでかっこいい犬たちからナンパをされたら、つい一緒に遊びたくなってしまうことでしょう![文・構成/grape編集部]
2023年12月21日この冬もさまざまな話題作が並ぶなか、子どもから大人まで楽しめること間違いなしの1本として注目を集めているのは、『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』。大ヒットを記録した『チャーリーとチョコレート工場』に登場する工場長ウィリー・ウォンカの“夢のはじまり”を描いた最新作です。そこで、日本語吹替版の声優に抜擢されたおふたりにお話をうかがってきました。花村想太さん & セントチヒロ・チッチさん【映画、ときどき私】 vol. 622セリフも歌もすべて日本語で吹き替えをしている“完全吹替版”に挑んだのは、5人組男性アーティスト「Da-iCE」でボーカル兼パフォーマーを務める花村想太さんと、BiSHの元メンバーであるセントチヒロ・チッチさん。本作では、ハリウッドを代表する若手トップスターのティモシー・シャラメが演じる若き日のウォンカと、その相棒的存在となる少女ヌードルの声をそれぞれ担当しています。今回は、声優初挑戦となるおふたりにお互いの魅力や来日したキャストとのエピソード、そして夢を叶えるために実践していることなどについて語っていただきました。―花村さんは以前から声優のお仕事に興味があったそうですが、実際に挑戦してみていかがでしたか?花村さんこれまでにお芝居の仕事もいろいろと経験させていただいたこともあり、そこで身についた対応力や応用力がすごく糧になっているなと思いました。とはいえ、わからない部分もいっぱいあったので、回を重ねるごとに「どうしたら自分のイメージ通りにできるのか」というのを勉強していった感じです。―チッチさんは、どのような意識で挑まれましたか?チッチさん私はどれだけ自然に役に入り込めるかというのを考えていたので、あまり作り込まずにいきました。難しいこともたくさんありましたが、それ以上に魅力的な時間があったので、私にとってはすごく素敵な経験になったと思います。限界を決めずにチャレンジするというのは、これまでもずっとしてきたことですが、そのおかげで今回も楽しみながら挑むことができました。チッチさんのかわいくてキレイな声は武器―劇中では、相棒となるおふたりですが、お互いの印象などについて教えてください。花村さんチッチさんは地声がかわいいので、初めて声を聞いたときに「このまんまでヌードルになれるな」と感じました。自然体の声がこんなにかわいくてキレイというのは武器ですし、本当にハマり役ですよね。チッチさんお恥ずかしいです(笑)。私は自分にあまり自信がないタイプなので、生まれ持ったものを褒めていただけるのはすごくうれしいです。―では、チッチさんから見た花村さんの魅力はどんなところですか?チッチさん以前から花村さんは歌がお上手な方だとわかっていましたが、今回知ったのは、そのなかにすごく努力家な部分があるということ。“頼れるお兄さん”でもあるので、私は身をゆだねて一緒にお仕事できました。歌を一緒に歌うイベントのときには不安な気持ちがありましたが、花村さんが「どんとこい!」と構えていてくださったおかげで、自分らしくできてありがたかったです。花村さんがウォンカじゃなきゃダメだったと思います。花村さんよかったです。“頼れるおじさん”じゃなくて、お兄さんで(笑)。チッチさんあはははは。花村さんのプロ意識の高さに驚かされた―ちなみに、花村さんの知られざる一面を垣間見た瞬間などもあったのでしょうか。チッチさん初めてお会いしたのは神社でのイベントでしたが、話をするだけなのに裏で声出しをされていたんです。それを見たときに、「今日って歌うんだっけ?」とすごくびっくりしましたが、プロ意識があるからこそしゃべるだけでも声出しをしているんだなと。その姿に、「並大抵の意識ではここに立てないんだ」と感じました。花村さんイベントのときは、実は僕も緊張していたので、いつも通りしゃべれるように普段のルーティンをやっていただけなんですよ。大きな声を出さないと、テンションが下がっちゃうほうなので(笑)。―ということは、以前からしゃべるだけのお仕事でも声出しは欠かさずされていると。花村さんそうですね。もともとは、10年くらい前にあるラジオDJの方が声出しをされているのを見たのがきっかけでしたが、僕もそのときは「しゃべるだけなのに?」と驚いた覚えがあります。でも、大きな声を出すためだけではなく、気持ちを上げるためにも大事だと学んだので、自分もするようになりました。特にメンバーと一緒ではなく、1人で参加する大きなイベントとかだと全然違いますからね。チッチさんわかります!花村さんキャストの方が来日したときのイベントでも、「いつもと同じようにボケようかな?」と思いましたが、無理でした(笑)。「英語をしゃべる!」という夢ができた―イベントでは、「ティモシーさんのオーラがすごくて、固まってしまった」ともおっしゃっていましたよね。直接キャストのみなさんとお会いしてみて、裏ではどんなやりとりがあったのでしょうか?チッチさんティモシーには、吹替の台本にサインをしてもらいましたが、本当にかっこよかったです。あと印象的だったのは、ウンパルンパ役のヒュー・グラントさん。握手をしながら「初めまして」と言ってくださいましたが、誰だかわからない私に対しても、こんなに優しくしてくれるなんてと感動しました。花村さん僕は、ティモシーとは握手をしただけでお互いすべてを悟った感じですね(笑)。と言いたいところですが、英語がしゃべれないので、コミュニケーションが取れないことがもったいなかったなと痛感しました。もし、英語ができたら短い時間のなかでも僕のことをもう少し知っていただけたと思うので…。「英語をしゃべる!」という新たな夢ができました。大事なのは、小さな夢を1つずつ叶えていくこと―ますます夢が広がるところですが、本作では夢を持つことの素晴らしさも描かれています。実際に、夢を叶えられたおふたりが思う“夢を実現させる秘訣”があれば教えてください。花村さん夢を叶えるのは、難しいことだと僕自身も感じています。というのも、夢はゴールではなく、気が付いたらスタート地点や通過点になっていることがあるからです。僕の子どもの頃の夢は音楽でメジャーデビューすることでしたが、デビューしてみたら実はそこが始まりだと気付かされたので。そのときに、大きい夢さえも目の前に来たら意外とすぐ次に別の大きな夢が出てくるものなんだなと実感しましたし、おそらくこれは一生終わることがなさそうですね。大きな夢に繋げるためにも、大事なのは小さな夢を1つずつ叶えていくこと。「お腹いっぱい食べたい」とか「お菓子の金額を見ずに買えるようになりたい」とか、なんでもいいので、そういったことを続けていくことで、前に1歩1歩進んでいけると考えています。チッチさん私は夢を叶えるために、「好きなことは好き」と大声で言うようにしてきました。自分がしたいことを発信していると、そこから何かに繋がることもありますし、自分を鼓舞することにもなると思っているので。私は「夢を見続けることを諦めずにいたい」という気持ちをずっと大切にしてきましたが、これからもそれは自分のなかに持っていたいです。日常生活にスリルや恐怖がないと生きていけないタイプ―おふたりとも素敵な心がけですね。では、ウォンカにとってのチョコレートのように、人生に欠かせないものといえば?花村さんそれはやっぱり音楽ですが、プライベートならバイクです。仕事のあとや休みの日に友達と走るのが楽しいですね。あとはダンスも好きですが、音楽もバイクもダンスも全部、時間を忘れて夢中になれる瞬間が僕にとっては大事だなと思っています。チッチさん私は、「恐怖」です。スリルや恐怖がないと生きていけないタイプなので、子どもの頃から怖いものを毎日意識しています。昨日も、ホラー映画を観て寝ました(笑)。私は日常に転がっているちょっとした恐怖も“生活のスパイス”だと思っているほど。「平凡には暮らしていられないな」と日々感じています。自分にご褒美を与えながら夢を持ち続けてほしい―それでは最後に、ananweb読者に向けてメッセージをお願いします。花村さんもし僕と道端で出会ったら運命だと思ってください…というのは冗談ですが、まずこの記事で僕のことを知っていただけたらうれしいです。そのうえで、この作品を字幕版だけでなく、吹替版でも観てみようかなと思っていただけたらいいなと。観てくださった方には、最高の時間を届けられると思いますので、ぜひ楽しみにしてください。チッチさん大人になっていくと、夢を見ることを諦めたり、モヤッとする時間が増えてきたりすることもあるかもしれません。でも、この作品を観ることで「いくつになっても夢を見てもいいんだ!」と思っていただきたいです。そして、がんばっている自分にご褒美を与えながら日常を戦い、おばあちゃんになってもずっと夢を持ち続けてほしいなと。私もみなさんと一緒に、日々がんばっていきます。インタビューを終えてみて…。劇中のウォンカとヌードルのように、息の合った楽しいやりとりを見せてくださった花村さんとチッチさん。いろんな夢を叶えながらも、つねに新しい夢に向かって全力なおふたりだからこそ、言葉にも説得力があると感じました。これからの活躍も楽しみなところですが、まずは本作でおふたりの素敵な歌声とハマり役の吹替を堪能してください。夢と感動が詰まった魔法のような時間に心が躍る!どんなときでも、いくつになっても、夢を見続けることでしか得られない喜びと幸せがあることを教えてくれるウィリー・ウォンカ。その姿に、「自分のなかにも譲れない夢がある!」と気持ちが高まるのを感じるはずです。チョコレートのような甘い歌声にも、心がとろける至福のときを味わってみては?写真・園山友基(花村想太、セントチヒロ・チッチ)取材、文・志村昌美ストーリー幼い頃から、いつか母と一緒に美味しいチョコレートの店を作ろうと夢見ていたウォンカ。亡き母との夢を叶えると決めたウォンカは、一流のチョコレート職人が集まるチョコレートの町へと向かうと、“魔法のチョコレート”で一躍人気者となる。しかし、そこは夢を見ることを禁じられた町であり、ウォンカの才能を妬んだチョコレート組合3人組にも目をつけられてしまう。さらに、ウォンカのチョコを盗むウンパルンパという小さな紳士も現れたから、さあ大変!相棒となる少女ヌードルと出会ったウォンカは、無事に世界一のチョコレート店を作ることができるのか?胸が高鳴る予告編はこちら!作品情報『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』全国公開中配給:ワーナー・ブラザース映画(C) 2023 Warner Bros. Ent. All Rights Reserved.写真・園山友基(花村想太、セントチヒロ・チッチ)
2023年12月13日日本時間2023年12月10日、アメリカで活躍するプロ野球の大谷翔平選手がInstagramを更新。アメリカのプロ野球チームである『ロサンゼルス・ドジャース(以下、ドジャース)』と、契約を結んだことを明かしました。同年11月、およそ6年間所属していた『ロサンゼルス・エンゼルス(以下、エンゼルス)』との契約満了で、フリーエージェントになった、大谷選手。今回、新たに『ドジャース』に所属することについて、『エンゼルス』の関係者やファンに向けて、「この6年間は自分の心に一生残り続けます」と感謝の言葉を述べました。サンケイスポーツによると、大谷選手の契約総額は10年で7億ドル(日本円で約1014億円)。これまでの米プロスポーツ史上最高額である、4億2650万ドルを大きく上回りました。 この投稿をInstagramで見る Shohei Ohtani | 大谷翔平(@shoheiohtani)がシェアした投稿 大谷選手は今後について、「チームのために最善を尽くし、最高の自分を追い求めることを誓います。野球人生最後の日まで、チームだけでなく、野球界のために努力し続けたい」と意気込みをつづりました。メジャー史上最高額となる大谷選手の移籍に、日本からは「さすがは世界の大谷さん!」「本当におめでとうございます。かっこいい!」といった声が上がっています。SNSではすべての想いを伝えることができないため、大谷選手は後日改めて記者会見を開くとのこと。これまで野球とともに人生を歩み、全力で試合を楽しんできた、大谷選手。その熱い想いは、会見を通して多くの人に届くことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年12月10日みなさんは、道端に鍵やハンカチなどが落ちているのを、見たことがありますか。きっと不注意で落としてしまったり、置いたままその場を離れてしまったりしたのでしょう。こうした光景は、どうやら日本に限らないようで…。アメリカで見つけた、珍しい落とし物とは…「アメリカの道端で、こんなものを見るのは激レアだと思う」このようなコメントとともに、1枚の写真をX(Twitter)に投稿した、アメリカのカリフォルニア州に住む投稿者(@maddmama123)さん。同州南部の道端で、ある物を見つけ、驚いたといいます。こちらの写真をご覧ください。道端に落ちていたのは、『豚ひき肉』や『納豆』など、漢字とひらがなで書かれた、買い物メモ!達筆な文字に加え、ちくわを『竹輪』と漢字で書いていることから、おそらく日本人が落としたのでしょう。そのほか『油揚げ』『とうふ』『しらたき』など、日本の家庭的な食材の数々に、メモが落ちていたのがアメリカだということを忘れてしまいますね。海外では珍しい落とし物に、ネットではさまざまな声が寄せられていました。・メモの内容が、完全に和食を普段から作る人のものですね。・『長いひじき』がめっちゃ気になる。・これはネイティブだ…。『竹輪』が、いい味を出していますね!アメリカでこのメモを落とした人が、一体どんな和食を作るのか、想像が膨らみますね…![文・構成/grape編集部]
2023年10月27日2023年10月2日、アメリカのプロ野球球団『ロサンゼルス・エンゼルス』に所属する大谷翔平選手が、ホームラン44本で、アメリカン・リーグの首位となり、日本人初のホームラン王を獲得したことが分かりました。大リーグでホームラン王を獲得するのは、アジア出身の選手としても史上初の快挙だといいます。大谷選手は次のようにコメントを発表しています。大谷は「大リーグでこれまで活躍された偉大な日本人選手たちのことを考えると大変恐縮であり光栄なこと。チームメート、ファンに感謝します」との談話を発表した。サンケイスポーツーより引用ネット上では、このニュースに喜びや祝福の声が相次ぎました。・おめでとう!すごい快挙に感動です。・ホームラン王獲得なんて、本当にかっこよすぎる。・まさか日本人でメジャーのホームラン王を取る日が来るとは…。涙が出ちゃう。・コメントも謙虚で惚れてしまう。来期も応援するぞ!同年9月19日に右ヒジの手術を受けた、大谷選手。来季は打者に専念し、投打での復帰は2025年になる見通しです。次のシーズンも、大谷選手の活躍から目が離せませんね![文・構成/grape編集部]
2023年10月02日アメリカ・メジャーリーグの『ロサンゼルス・エンゼルス』に所属する大谷翔平選手が、2023年9月20日、自身のInstagramを更新。手術を受け、成功したことを明かしました。現地時間の同月16日、大谷選手は故障者リスト入りし、球団から今シーズンの残り試合への出場がないことが明言されました。大谷選手は、チームを離れることになった悔しさを含みながら、このようにつづっています。早朝に手術を受け無事成功しました不本意ながらシーズン途中でチームを離れることになりましたが残り試合のチームの勝利を祈りつつ、自分自身一日でも早くグラウンドに戻れるように頑張りますshoheiohtaniーより引用 この投稿をInstagramで見る Shohei Ohtani | 大谷翔平(@shoheiohtani)がシェアした投稿 サンケイスポーツによれば、大谷選手の代理人を務めるネズ・バレロ氏は「2024年シーズンの開幕には制限なく間に合う。2025年には投打で復帰できる」と話しており、大谷選手の代名詞ともいえる、投手と野手の『二刀流』は、いったん封印されることになりそうです。同年3月に開催された、野球の世界大会『ワールド・ベースボール・クラシック』では、日本代表チームの大黒柱として活躍を見せた大谷選手。日本だけでなく、アメリカのファンからも「手術、本当にお疲れ様でした!無事に成功したと聞いて、ひと安心しました」「またフィールドに戻ってくる日を楽しみにしています」「素晴らしい2023年シーズンをありがとう!信じて待っています」などのコメントが寄せられています。大谷選手がケガを乗り越え、さらなる活躍ができるよう、期待したいですね![文・構成/grape編集部]
2023年09月20日みなさんは、外国に出かけたことはありますか。日本語が通じない環境に行くのは、不慣れな人にとっては勇気が要ること。あらゆる事態を想定して、なるべく不安を減らしてから行きたい…という人もいるでしょう。@rootportさんが、海外に出かけた時のエピソードを、X(Twitter)に投稿しました。入国審査で「カンクー?」と、聞かれ続けた結果…投稿者さんが出かけた国は、アメリカ。飛行機を降りて、入国審査に進むと、審査官がこう尋ねてきたといいます。「カンクー?」「カンクー」というと、大阪府大阪市にある関西国際空港を連想する人が多いでしょう。当時、投稿者さんは千葉県成田市にある成田国際空港から来ていたので、「フロム・ナリタ」と答えました。しかし、審査官は再び「…カンクー?」と聞いてきたので、投稿者さんも再び「ナリタ…」と返答。これではらちが明かないと思ったのか、審査官は質問をこのように変えたといいます。「Sightseeing?」そう、審査官が聞きたかったのは入国の目的で、本当は「観光ですか?」といいたかったようです!「あっ、そういうことね!イエス、カンコー!」と投稿者さんが答えると、審査官は笑顔で親指をグッ。投稿者さんも同じように、笑顔とサムズアップで返したのでした。【ネットの声】・分かる!こっちは完全に英語で身構えているのに、フレンドリーに日本語で話しかけてくる審査官。不意打ちに驚くけど、やっぱり好き。・うちの母は、ハワイで審査官が「ハンコ?」といっているように聞こえて、「判子は持ってきてない…どうしよう…」と思ったらしい。・怖そうな審査官に入国の目的を聞かれて、恐るおそる「メジャーリーグの『ニューヨーク・ヤンキース』を観に行く」と答えたら、笑顔で「ヤンキース!ウェルカム!」といわれたことがある。後になれば、審査官は親切に対応してくれていたのだと分かりますが、外国に着いてすぐだと、アワアワしてしまいますよね…!緊張が解けた投稿者さんは、入国した後はリラックスして、アメリカでの日々を過ごしたことでしょう。なお、投稿者さんは漫画『ぜんぶシンカちゃんのせい』の原作をおこなっています。気になる人は、チェックしてみてはいかがでしょうか。『ぜんぶシンカちゃんのせい』[文・構成/grape編集部]
2023年09月12日これまでさまざまな作品で描かれてきた歴史上の人物のひとりといえば、ナチス・ドイツの大物戦犯アドルフ・アイヒマン。その行いや逮捕劇などに関しては知られているものの、最期の日々についてはあまり語られてきませんでした。そこで今回ご紹介するのは、アイヒマンの遺体を巡る秘密の計画とそれに関わった人々の“真相”を描いた話題作です。『6月0日アイヒマンが処刑された日』【映画、ときどき私】 vol. 5991961年、ナチス・ドイツの戦争犯罪人であるアドルフ・アイヒマンに下されたのは死刑の判決。その知らせを告げるラジオに授業を中断して聞き入る先生と同級生たちを不思議そうに見つめていたのは、リビアから一家でイスラエルに移民してきたダヴィッドだった。ある日の放課後、ダヴィッドは父に連れられて、炉の掃除ができる少年を探していたゼブコ社長の鉄工所ヘと向かう。当初はヘブライ語が苦手な父のためにと熱心に働いていたダヴィッドだったが、居心地の悪い学校を抜け出し、いつしか鉄工所に入り浸るようになる。気さくな工員たちはダヴィッドを可愛がり、ゼブコも一目置いていた。そんななか、ゼブコの戦友で刑務官のハイムが小型焼却炉の設計図を片手に、極秘プロジェクトを持ち込んでくる。それがアイヒマンを燃やすためだと知ると、工員たちに動揺が広がるのだった…。死刑が廃止され、火葬が行われないはずのイスラエルで一体何が起きていたのかに迫っている本作。そこで、独自の視点から歴史を見つめ直したこちらの方にお話をうかがってきました。ジェイク・パルトロウ監督アメリカのロサンゼルス生まれで、ベラルーシ系ユダヤ人の父を持つジェイク監督。父は映画監督兼プロデューサーで母は俳優、さらに姉もハリウッドの実力派俳優グウィネス・パルトロウという芸術一家の出身です。今回は、アイヒマンの火葬をテーマにしようと思った理由や実在の人物から聞いた驚きのエピソード、そして日本の好きなところについても語っていただきました。―本作で描いている題材については、いつ頃から興味を持たれていたのでしょうか。監督第二次世界大戦とユダヤ人の歴史は、幼い頃から父とつながる“場所”であり、一緒に考えて議論を交わすテーマでもありました。毎年サンクスギビングの祝日には、BBC制作による第二次世界大戦のドキュメンタリーを観る習慣があったほどです。もともと父がこういった問題に関心が高く、家にもいろんな文献があったので、その影響は大きかったですね。ただ、誤解してほしくないのは、僕の個人的なアイデンティティや宗教的な義務感からこの作品を作ったわけではありません。誰かに恋をするのと同じように、あくまでもフィルムメーカーとしてこの題材に興味を持ち、面白いと思って作りました。―アイヒマンの火葬については、どういったきっかけで知りましたか?監督はっきりといつかは覚えていませんが、ドキュメンタリーや本のなかで知ったことだったと思います。アイヒマンは政治的な理由から火葬されることになりますが、もともとユダヤ教では火葬しないので、「一体何があったんだろう」と考えました。それと、当時は暗殺の可能性なども懸念して「アシュケナージ」と呼ばれる東ヨーロッパ系のユダヤ人を護衛に付けないといった配慮もされていたそうですが、そのあたりのディテールも興味深いなと。その2つの点が面白いと思いましたし、そこにストーリーがあると感じていたので、実際イスラエルに行って当時関わっていた方々にお話を聞くことにしました。これまで描かれていない話だと気が付いた―アイヒマンがどうやって火葬されていたかという事実については、おそらく知らない人のほうが多いと思います。監督僕自身もこの話は聞いたことがなかったし、取り組むにあたってこれまで描かれてもいなかったことに気が付きました。最初は、本作にも登場するホロコーストのサバイバーである板金工をメインにした物語にしようかと考えたのですが、リサーチをするなかで出会ったのがダヴィッド少年。現在の彼と直接会って話を聞いているうちに、興味をそそられるようになりました。ちなみに、彼は過去に自身の話を新聞社に持ち込んだことがあるそうですが、当時工場に働いていた人たちがその場に子どもがいたことを認めなかったため、取り上げてもらえなかったそうです。僕としてはこの映画を作りたい気持ちが強かったので、本当かどうかを重要視することなく、彼の話を信じることにしました。―リサーチのなかで、新たに知った事実や驚いたことはありましたか?監督まず、僕がこの物語に惹かれた理由の1つは、アイヒマンの火葬の計画がとてもカジュアルに話されていたこと。どういうことかというと、本来ならば、秘密警察の人たちが極秘のうちに進めるようなことですが、日中の明るいときに工場で「魚の骨が焼けるかどうか」みたいな話を例に出しながら、担当者同士が軽い感じで話しているんですよね。そういうところも含めて、面白いなと思いました。子どもたちがこの作品にエモーションを与えてくれた―ダヴィッドさん本人から聞いたお話のなかで、印象的なエピソードもあれば教えてください。監督彼の物語については、すべてが映画の通りではありませんが、彼は13歳のときから大人になるまでいろんな仕事をしてきたそうです。最終的にはコンピューター関連の仕事に就くのですが、それまでは僕も聞いたことがないような多種多様な仕事をしていたと聞いて驚きました。そのうえで少年時代の日常がどんなものだったのかを知るために、当時はどういう感情を抱いていたのか、子どもたちはどんなものを食べて、どんな遊びをしていたのか、といったことを深掘りしてこの作品のバックグラウンドを作っていきました。―そのダヴィッドを演じたノアム・オヴァディアくんは、素晴らしかったですね。ただ、演技経験のない11歳の子どもをメインキャラクターにするのは、ある意味大きなチャレンジだったのではないかなと。監督そうですね。特にこの作品にとっては、ダヴィッド役を演じられる少年を見つけられるかどうかが重要だったので、キャスティングディレクターにお願いして国内中を探してもらいました。そこでたくさんの動画を見ましたが、際立っていたのがノアム。何がよかったかというと、彼には役を演じるうえでの自然な資質があったのです。今回、本作に教師役で出演してもらったロテム・ケイナンさんは、イスラエルでは演技指導者としても有名なので、演技教室のようなものまで開いてもらいました。これはほかの子どもたちにも言えることですが、ノアムたちがこの作品にエモーションをもたらしてくれたと思っています。それなくしてこれだけ良質なものは作れなかったので、本当に感謝しています。観客が共感できるのは、本人よりも事件に関わった人たち―これまでアイヒマンを描いた作品は多数あるので、過去作とは違うアイヒマンの見せ方は本作でも大きなポイントだったと思います。そのあたりで意識されたことはありますか?監督実は、この作品ではアイヒマンの心理について掘り下げる意図は最初からまったくありませんでした。個人的にあまり興味をそそられるキャラクターではなかったですし、そこに触れてもいまさら何かの解決になるわけでも、意義深い話になるわけでもありませんからね。しかも、それに関しては過去の作品で描き切っていると考えています。それよりも僕としては、アイヒマンが影響を及ぼした人たちのほうに関心を抱いていました。何か大きな事件を題材にするときは、その本人よりも、そこに関わっている人たちを描いたほうが観客もより共感できるものです。今回は、当時まだ若かったイスラエルという国の人々にどんな影響を与えていたのかをフィクションを交えて見せたいと考えました。日本の好きなところを語り出したらきりがない―まもなく公開を迎える日本に対しては、どのような印象をお持ちですか?監督すごく前に一度だけ行ったことがありますが、また訪れたいなとずっと思っています。日本文化の好きなところを語り出したらきりがないですが、まずはやはり映画ですね。自分のなかでも、小津安二郎監督、成瀬巳喜男監督、小林正樹監督、黒澤明監督は基盤となっています。特に、小津監督の『晩春』ほど傑出した作品はないのではないかと感じているほど。僕の10歳になる娘も、原節子さんの大ファンです。原さんはすでに引退されていましたが、亡くなる前に彼女を短編で撮れたらいいなと夢のまた夢として思い描いていたこともあったので、それを娘に見せられたらよかったですね。いつか小津監督のお墓にも行ってみたいですが、大好きな日本映画が作られた場所をいろいろと巡ってみたいなと思っています。―それでは最後に、観客に向けてメッセージをお願いします。監督本作のことが好きか嫌いとかいうのではなく、描かれるテーマについて、誰かと何か話をしたくなる作品になったと思います。多くの方に作品との繋がりを感じてもらえればうれしいです。激動の時代に、歴史が動いた舞台裏を知る!歴史的事件の知られざる裏側に切り込み、観る者に新たな視点を与えてくれる本作。語られてこなかった真実を目撃するだけでなく、名もなき人々の思いに触れることもできる必見作です。取材、文・志村昌美気になる予告編はこちら!作品情報『6月0日アイヒマンが処刑された日』9月8日(金)TOHOシネマズ シャンテほか全国公開配給:東京テアトル️(C) THE OVEN FILM PRODUCTION LIMITED PARTERNSHIP
2023年09月07日何事も、本気で取り組めば面白いことが起こるもの。不利だと思われる状況が、ひっくり返ることもあるでしょう。ヴァネッサ・ロクサス(va_rox)さんが投稿した、本気でゲームに取り組んだ動画が話題になっています。動画が撮影されたのは、アメリカのペンシルバニア州スウェズボロにある、キングスウェイ・リージョナル・ハイスクールという高校。男子生徒と女子生徒が『椅子取りゲーム』をしていますが…衝撃の展開をご覧ください。@va_rox Musical Chairs Champ! #kingsway #peprally #musicalchairs #girlswhowrestle ♬ original sound - Vanessa Roxas音楽が止まって、先に椅子に手をかけたのは男子生徒でした。そのまま座るかと思いきや、女子生徒がタックルを仕掛けて、男子生徒の脚をキャッチ!身体ごと回すようにして男子生徒を椅子から引き離し、見事ゲームに勝利しました。この女子生徒はレスリングをしているそうで、ゲームに勝つために、レスリングの動きを応用したというのです。【ネットの声】・女子生徒ではなく、男子生徒のほうがレスリングをしているのかと思ったら…!・ワニが捕食しているみたい。これ、すごい!・足首を取って相手を固める『レッグレース』という技みたいなやり方で、ゲームに勝つとは!笑った!負けたくなかったとはいえ、まさかレスリングで対抗するとは…!未経験者がやると、ケガをするおそれがあるので、真似しないようにしましょうね。[文・構成/grape編集部]
2023年09月07日KADOKAWAは、2009年から17年までアメリカ合衆国のファースト・レディを務めたミシェル・オバマさんによる書籍『心に、光を。不確実な時代を生き抜く』を9月26日に発売します。■彼女が、気高く生きると決めるまでの道のり同書は、北米で275万部・世界14言語20カ国で出版された元大統領夫人ミシェル・オバマさんによる自己啓発書。「ニューヨークタイムズ」と「USA トゥデイ」のベストセラーでは第1位、「TIME」の「2022年必読本100冊」のうちの1冊にも選ばれています。弁護士にして元米国ファーストレディ。キャリアに恵まれ、完璧に見える彼女でしたが、物心ついた頃から「周りとちがう」「浮いている」と感じることもあったそう。子育てや友人作りの壁にぶつかり、明日の講演会がうまくいくのかと不安に襲われるなどの日々について「58年、私は不安を抱えて生きてきた」と語っています。同書では、そんな彼女の、不安を克服し、気高く生きると心に決めるまでの道のりについて打ち明けています。自分らしくいるためにどうふるまうかについても、余すところなく伝えます。不安やストレスの多い現代、自信をもって前へ進み続けるために、明日から実践できるシンプルなヒントが詰まった希望の書です。■書誌概要書籍名:心に、光を。不確実な時代を生き抜く著者:ミシェル・オバマ訳者:山田文定価:2,400円(税別)電子版配信開始日: 2023年9月26日(希望小売価格 2,400円/税別)公式サイト: (フォルサ)
2023年08月31日女性の活躍や権利のために、世界中で巻き起こっているさまざまなムーブメント。そんな動きが盛んななかで誕生したのは、各国の女性を主人公にした7つのショートストーリーで構成された映画『私たちの声』です。そこで、ジェニファー・ハドソンやカーラ・デルヴィーニュといった豪華なキャスト陣が揃う本プロジェクトで、日本代表を務めたこちらの方々にお話をうかがってきました。呉美保監督 & 杏さん【映画、ときどき私】 vol. 597アメリカ、イタリア、インドなどさまざまな国を舞台に描いた作品が並ぶなか、日本のパートを託されたのは国内外で評価の高い呉監督。そして、2人の子どもを育てながら働くシングルマザーを描いた短編『私の一週間』で主演に指名されたのは、本作で世界デビューを果たした杏さんです。今回は、仕事と育児の両立で意識していることやジェンダーギャップを改善する難しさなどについて語っていただきました。―まずは、本作の主人公に杏さんを起用された理由から教えてください。監督子を持つ母親を描くにあたって、杏さんは実際に3人のお子さんがいらっしゃいますし、大変な育児をしながら仕事をされている姿を見て、「どうやって両立しているんだろう?」と以前から気になっていたんです。しかも、テレビ番組などで「完璧にはできていません」みたいな等身大の発言もされていたので、面識がない頃からいつかお話を聞いてみたいなと。そんなふうに考えていたときに、今回のテーマとちょうど一致したので、「いまだ!」と思ってオファーさせていただきました。育児ではあらゆる可能性を想定している―杏さんは、監督に対してどういった印象をお持ちでしたか?杏さんすごくパワフルで、描きたいことに対する情熱がすごくある方だと思いました。淡々とした口調ではありますが、そのなかにしっかりとした意志があるので、熱く語り合うことができる方です。いまでは、ママ友としての交流もあるので、とてもいい出会いになりました。―本作で一緒にお仕事をされるなかで、監督が抱いていた育児と仕事の両立に関する悩みは解消される部分もあったのでしょうか。監督子育ても仕事も段取りが大切だと思いますが、杏さんはそれを淡々と効率よくこなしている方だと感じました。そして、子どもとの時間や仕事だけでなく、自分の趣味など、さまざまなことに取り組むタフさも持っている。といっても、おそらくそれは本人がしたいからそうしているだけで、ものすごくがんばっているわけでもない。そういうところに憧れますし、私も同じようにいろんなことにチャレンジしたいなと思っています。―実際、杏さんは両立をするうえで意識されていることはありますか?杏さん考えすぎてガチガチになってしまうのはよくないですが、あらゆる可能性を想定しておくようにしています。つねにプランBやプランCを持つようにしたり、突然なくなることもあるからイベントごとを楽しみにし過ぎないようにしたり、といった感じです。自分の気持ちこそが、日本におけるジェンダーギャップ―なるほど。とはいえ、育児では予想を超えたことが起きることもあると思いますが、劇中で“あるサプライズ”をしてくれる子どもたちのようにご自身のお子さんたちに驚かされることもあるのでは?杏さんたまに手紙を急にくれたり、笑顔の絵を描いてくれたりすることはあります。しかも、そのなかに「大好き」と書いてあったりするので、そういうのはやっぱりうれしいですね。―監督にとっては8年ぶりの新作となりますが、出産を経験したあとにこの企画で復帰を決めた理由についてお聞かせください。監督2021年の3月頃に、プロデューサーから「ジェンダーギャップをテーマに短編映画を作ってみませんか?」と声をかけていただいたのがきっかけでした。ただ、そのときは上の子が5歳で下の子が0歳という時期だったので、最初は時間も体力も余裕がないなと。でも、「自分はもう一生映画は撮れないのではないか…」と毎日モヤモヤした思いを抱えて過ごしていたときでもあったので、話を聞いて私のこの気持ちこそがまさに日本におけるジェンダーギャップのひとつだと気がついたんです。そこで、「いまここで動かなければ、私は二度と映画は撮れない」と自分に言い聞かせて、お受けすることにしました。いまの夢は現場にいいサイクルを確立すること―現在、日本の映画界では出産をした女性の離職率が高いことが問題視されていて、監督と同じような思いを抱えている女性は多いと思います。監督そうですね。実際、私も本当の意味で復帰できたとは思っていません。今回は短編だからできましたが、もし私が出産前と同じサイクルに戻して長編を作ろうとしたら、育児をしながらでは不可能。ほかにも映画業界で働く仲間たちに話を聞くと、子どもを産んだあとに現役でバリバリ働けている人はほとんどいません。―映画業界は代表的な例ですが、ほかの業界でもまだまだ働く女性の置かれている立場は厳しい状態と言わざるを得ないかもしれません。監督もちろん、ベビーシッターさんに預けたりすればできるとは思います。でも、そういうことではなく、ちゃんと子どもとの時間を持ちながら仕事ができてはじめて、自分の場合は復帰できたと言えるのかなと考えています。そのためには、予算のことなど課題はたくさんありますが、次に新作を撮るときにはいいサイクルを確立するのが夢です。それが実現すれば、子どもを持つ人だけでなく、現場にいるみんなが自分の時間を持てるようになるので、そういう環境を作りたいと思っています。母親の焦燥感や孤独を客観的に見つめることは大事―ただ、2023年のジェンダーギャップ指数で、日本は146か国中125位という過去最低の結果で、先進国のなかでも最下位という厳しい状況です。おふたりも、改善したほうがいいと感じることはありますか?杏さん育児に関して言うと、ここまで見過ごされてしまう理由のひとつは、ときが経つとみんな育児から卒業してしまうので、当事者が声を上げ続ける難しさがあると感じています。大変な時期を過ぎると、「もう楽になったから…」となりますよね。監督しかも、思い出って美化されますから(笑)。杏さんそうなんですよ。「私はできてたよ!」みたいになることもあるくらいですからね。でも、本当につらい人は声を上げる時間も余裕もなく、負のスパイラルに陥っているのが現実だと思います。―まさに、劇中で描かれている母親の姿と重なりますね。杏さん本作では育児をしている人の焦燥感や孤独みたいなものを淡々と描いていますが、そういう姿を客観的に見つめることは大切だと感じました。かといって、この作品では育児に関する問題提起をしたり、大変さを声高に訴えたりすることはありません。逆に、そういうメッセージは入れ込まないようにしようと監督と話していたくらいでした。そういった部分も、これまであまり受けてこなかった直球の母親役を今回は演じたいと思った理由かなと。そこから何を受け取るかは、観る方に選択の余地があるようになっているので、男女問わずいろんな世代の人に観ていただきたいです。もっと作品や中身を見てもらえる映画制作者になりたい―そのあたりは興味深いところですね。ちなみに、杏さんは現在フランスで育児をされていますが、日本とはどんな違いを感じていますか?杏さん社会全体が子どもに合わせることに対して、疑問に思っていない国だなと思います。日本だと、子どもがいることで謝らなければいけない状況が多いですからね…。そういう価値観の違いを感じているところです。―育児以外にも、ジェンダーギャップや女性ならではの苦労をした経験があれば教えてください。監督「女性監督として大変だったことはありますか?」とよく聞かれるんですが、私の場合はあまりそれが思い浮かばないんですよね。といっても、私は女性であることに加えて在日韓国籍でもあるので、いろんな偏見の対象とされることが多いですが、監督になってからの15年間ですごく大変だったことは特にありません。むしろ、それが個性となって逆に覚えてもらえたところはあるかなと。ただ、それも裏を返せば「覚えてもらえてラッキー」としている自分がいるので、そういうところを手放さないとこれ以上の成長はできないと考えるようになりました。もっと作品や中身をしっかりと見てもらえるような映画制作者になりたいと思っています。休みも遊びも“必要な仕事”としてとらえていい―それでは最後に、ananweb読者に向けてアドバイスがあればお願いします。杏さん映画はもちろん、小説や漫画でも言えることですが、エンターテインメントを通していろんな人生に触れられると、そこで救いになる何かと出会えることがあります。そういった時間を積み重ねていくことで、新たな気づきや癒しを得られると思うので、行き詰ったときはそんなふうに楽しむようにしてください。私は、休みも遊びも“必要な仕事”としてとらえてもいいと考えているほどです。監督生きているといろんな感情に出くわすと思いますが、それはつまり「生きている証拠」なのかなと。つらいときにはその瞬間だけで考えてしまいがちですが、点でとらえないことも必要です。しんどくなったら、杏さんがおっしゃっているように休むのも大事ですし、何かを手放してみたり、点で考えずに「生きているんだな」と感じていけたらいいですね。インタビューを終えてみて…。ご自身の経験に基づいていることもあり、言葉に力強さと説得力のある呉監督と杏さん。そんなふうに共鳴し合っているおふたりだからこそ、現代を生きる女性たちのリアルに迫る作品を生み出せたのもうなずけます。今後も、おふたりのタッグが見られるのを楽しみにしたいところです。どんな小さな声でも、世界を変える力がある実話からアニメーションまで、さまざまなジャンルで女性たちが抱える葛藤や立ちはだかる困難を描いている本作。どんな局面にも、勇敢に立ち向かおうとする女性たちの姿は、言葉や文化の違いを飛び越えて共感を呼び、観る者の心を大きく揺さぶるはずです。写真・園山友基(呉美保、杏)取材、文・志村昌美杏 ヘアメイク・犬木愛(agee)スタイリスト・杉本学子(WHITNEY)ブラウス¥29,700、パンツ¥24,200(ともにLE PHIL)、ネックレス¥25,300(SASKIA DIEZ)リング¥37,400(GABRIELA ARTIGAS)、ピアス¥12,000(MOUNIR)/すべてLE PHIL NEWoMan 新宿店 TEL:03-6380-1960ストーリー「映画、芸術、メディアを通して女性を勇気づける」をスローガンとして掲げる非営利映画製作会社<We Do It Together>協力のもと、世界の映画界で活躍する女性監督と女優が集結して紡ぎ出したのは、女性を主人公にした7つの物語。幼い娘のために重度の薬物中毒を克服しようとリハビリに取り組む女性や、コロナ禍に若い女性のホームレスを救い出そうとする女医、毎日多忙なルーティンをこなしながら2人の子どもを育てているシングルマザーなど。さまざまな状況に置かれた女性たちが、力強く生きて行く様子が描かれている。引き込まれる予告編はこちら!作品情報『私たちの声』9月1日(金)新宿ピカデリーほか 全国ロードショー配給:ショウゲート(C)2022 ILBE SpA. All Rights Reserved.(C)WOWOW写真・園山友基(呉美保、杏)
2023年08月30日大阪を中心に活動するRuby Seaside、Blow the instability、無銘-mumey-の3組が、11月26日(日)にアメリカ村DROP/アメリカ村BEYONDの2会場でサーキットイベントを開催する。その第一弾出演者として、YOWLL、クロロカンナ、nagoriの3バンドが発表された。『Kairen Fes.』vol.2チケット情報昨年12月にもvol.1が開催されており、大盛況で終幕を迎えたこのイベント、流行り廃りのない音楽を奏でるバンドが大阪に根付くようにという想いも込められて、今年も開催される。最速先行チケットには特典が付いているので、是非ともこの機会の購入をお薦めしたい。9月4日(月)23:59まで受付中(※予定枚数終了しだい受付終了)。
2023年08月29日健康や、身体を鍛える目的で通う人が多いジム。人々の多様なライフスタイルに合わせ、夜遅くまで営業しているところも珍しくありません。アメリカ在住の、ちよ(__chiyodayo__)さんも、ジムに通う1人です。ある日、夜の遅い時間までジムを利用し、いざ帰ろうとしたところ素敵な出会いが…!ジムまで夫に迎えに来てもらう予定だった、ちよさん。スマホで連絡を入れていると、近くにいた年配の男性が、ちよさんのことを心配してすぐに帰らないよう引き留めてきました。夫が迎えに来ることを伝えると、男性は若者たちが騒いでいる屋外へ。男性は、わざわざ迎えに来た本人に「彼女の夫か?」と確認した上で、ちよさんに知らせてくれたのです。男性の素敵な振る舞いに対し、ネット上では「あまりにも紳士」「素晴らしいおじいさまで惚れました」「映画だったら確実にキーパーソン」など、称賛の声があふれました。ちなみにこの出来事の後、ちよさんと男性は、挨拶をし合うジム友達になったそうです。信頼できる人との出会いは、嬉しいものですね![文・構成/grape編集部]
2023年08月27日夏の風物詩の1つにも数えられる、ヒマワリ。太陽に向かって、明るい黄色の花を満開に咲かせる様子は、見ているだけで元気が出てきますよね。夏休みの期間にはヒマワリ畑などを見に行き、夏を感じるという人も多いのではないでしょうか。日本では猛暑が続く8月のある日、SNSに投稿された1輪のヒマワリが反響を呼んでいます。貫禄がありすぎるヒマワリとは?投稿したのは、アメリカのカリフォルニア州に住む、Minako(@Porquinhos3)さん。散歩途中に見かけたヒマワリに対し、こう思わざるを得なかったといいます。「ヒマワリですよね」Minakoさんが、思わず疑ってしまった光景がこちらです!これは、ヒマワリの姿をした何かでしょうか…。黄色い花びらが控えめに付いた、管状花と呼ばれる中央の円盤部分は顔に、重なり合った大きな葉は洋服にも見え、その姿はまるで人間のよう!珍しい姿のヒマワリは見る人を驚かせたようで、投稿には7万件を超える『いいね』とさまざまなコメントが寄せられています。・私の知っているヒマワリとは違う。貫禄がありすぎる。・これは中に人が入っていますね…。・歩き出しそう…夜に見たら泣いちゃう。人間のように見えることから「ヒマワリのコスプレをしている人のようだ」というコメントも。じっと見ていると、今にも動き出しそうな気配すら感じます…。正体は食用ヒマワリ?コメントの中には、大きなヒマワリの正体について、「食用の巨大ヒマワリである『タイタン』という品種ではないか」という声も上がりました。『タイタン』は、世界で最も大きなヒマワリのひとつで、花は直径40cm以上、草丈は3m以上もの大きさになるといわれてます。収穫した大きな種は、炒ったり塩ゆでにして食べられるのだそう。世界にはさまざまな品種のヒマワリがあることに、驚かされますね![文・構成/grape編集部]
2023年08月17日アメリカのペンシルベニア州ピッツバーグの空港で、1匹の犬が保護されました。2023年8月4日午前5時30分頃、ピッツバーグ国際空港で勤務中の警察官が「空港の敷地内で犬が見つかった」という通報を受けたのです。その犬はベビーカーに乗せられた状態で放置されていたといいます。犬はマイクロチップを装着していたため、警察官が飼い主に連絡をとろうとしましたが、うまくいかなかったのだとか。その後、捜査官の調べで、驚くべき事実が分かったのです。この犬の飼い主が航空会社の職員から、「飛行機に乗るには犬をキャリーケースに入れる必要があります」といわれたのだそう。その後、飼い主が空港内の短期駐車場の近くに犬を置き去りにして、自分だけ飛行機に乗り込んだことが判明したのです。『アレゲニー郡警察』はFacebookで『ペットを置き去りにしないでください!』とつづり、保護された犬の写真を投稿。無責任な飼い主に対する非難の声が殺到しています。・なんてかわいい犬!この子にはもっといい飼い主がふさわしい!・かわいそうに。私は愛犬を決して置き去りになんてできないよ。我が子同然なのだから。・この飼い主はペットを飼う資格はない!責任を問われるべきだ。警察によると、飼い主は動物遺棄の罪で告訴される見込みだということです。飼い主にどんな事情があったのかは分かりませんが、いかなる理由があっても犬を空港内に放置することは間違っています。警察が保護したからよかったものの、悪意のある人に連れ去られる可能性もあったはずです。犬は動物保護施設で大切に世話をされていますが、状況を調査中のため、同年8月14日時点ではまだ里親を募集する段階ではないとのこと。ただ、コメント欄には「この犬の里親になりたい」という書き込みがあふれ、警察に問い合わせた人によると、すでに100人以上の里親希望者がいるそうです。突然、知らない場所に置き去りにされた犬は、きっと混乱して不安だったでしょう。この犬に新しい里親が決まり、これからは安心して過ごしていけることを願わずにいられません。[文・構成/grape編集部]
2023年08月15日