「どの口が言う?」とツッコミを入れざるを得ない、アンバー・ハードのとんでもない過去が発覚した。「私はジョニー・デップからDVを受けた被害者よ!」と主張しているアンバーだが、「TMZ」によってアンバー自身がDVの加害者として逮捕された過去を暴露されてしまった。事件は2009年9月14日、シアトル・タコマ国際空港で起こった。アンバーと当時のパートナーのターシャ・ヴァン・リーの間で口論が勃発、アンバーがターシャの腕をつかんで叩き動揺させた。それによってアンバーは逮捕され、マグショットまで撮られることに。さらに裁判所にも出頭した。ところが事件はワシントン州シアトルで起きたため、カリフォルニア州在住の2人に対して検察は追及しないと判断したようだ。ただ、無罪放免というわけではなく、裁判官は「2年間の出訴期間に検察が気を変えるかもしれない」と注意を促していた。ジョニーには元妻のロリ・アン・アリソンやヴァネッサ・パラディ、娘のリリー・ローズ、テリー・ギリアム監督など、「彼が暴力を振るうわけがない」とかばってくれる味方がいっぱいいる。DVの加害者としての逮捕歴が明らかになってしまったアンバーは不利な状況に追い込まれた。(Hiromi Kaku)
2016年06月08日ジョニー・デップとの離婚を申請したアンバー・ハードが、ジョニーから家庭内暴力(DV)を受けていた主張していることに関し、ジョニーの娘リリー・ローズが父親を擁護した。リリー・ローズは29日、幼い頃の自身とジョニーの2ショットと思われる写真をインスタグラムで公開し、「私のお父さんは、私が知る中で最も優しくて愛情に満ちた人。私と弟にとってすばらしい父親以外の何者でもなく、お父さんを知る人はみんな同じことを言うと思います」とコメントした。リリーはまた、アンバーが主張するDVが事実だという証拠はなかったとロサンゼルス市警察が語ったというPeople.comの記事も掲載した。アンバー・ハードは先日、目元にあざができた状態で出廷し、デップからDVを受けていたと主張。これを受けて、ジョニーにアンバーへの接近禁止命令が出されていた。
2016年05月30日こんにちは、恋愛作家の片瀬です。昔に比べると、パートナーに対してハッキリと意志を伝えられる女性が増えたと思います。カップルにしても夫婦にしても、性別の違いで優劣の決まる関係ではないことを、お互いが理解しているからかもしれませんね。それにともなうように、男性より強い女性も増えています。実は少し前にある男性からメール相談がきました。その内容が「これってデートDVですか?」というもの。「男性より強い」と聞くと、特殊な女性を想像するかもしれませんが、決して特別な事例ではないのです。そこで今回は、女性からのデートDVで多い、相手を傷つけてしまう言動についてお話ししたいと思います。■「女は弱い」は間違い!? 性別による体格の違いから、力で女性が男性に勝てることは少ないです。しかし、こうした「女性は男性より力が弱い」という考え女性がデートDVをする原因のひとつになっていると考えられます。「男のほうが強いんだから、手を出されたって耐えられるでしょ!」実はこれ、さきほどの相談をくれた男性が言われ続けていた言葉だそうです。そのとき、彼は「手を出す女性のどこが弱いんだろう…」と疑問に思いながらも、反撃することはありませんでした。反撃しなかったのは、彼が弱いからではなく「弱い相手に手を出してはいけない」という考えを、無意識に植えつけられていたのかもしれません。「女性は弱いんだから」という考えは、暴力をふるっても良い免罪符にはなりません。そして何よりも、男女関係なく、力で相手をねじ伏せるのは「愛」ではなく単なる「支配」です。■束縛は愛のカタチではない束縛することを愛情表現だと勘違いしている人がいます。ハッキリ言えば、それは愛情表現ではありません!好きな人を独占したい、ほかの人にとられるのが怖い。これは好きな人がいるときに抱く、ごく自然な感情です。しかし、それで相手を縛りつけるのは、愛情とは言えません。 だからと言って、その気持ちを我慢しろとも思いません。ヤキモチを妬いたのなら「○○さんと仲良くしてて、ちょっと妬けたよ~!」と伝えるだけで、相手には、「あの状況はヤキモチを妬かれる距離感なのだ」と理解してもらえます。ポイントは、相手を自分の思い通りにするのではなく、「お互いにとって丁度良い状態を2人で見つけること」です。「自分がされて嫌なことはしない!」という考え自体は良いと思います。しかし、それを相手に強要し、束縛することとは違うので注意してくださいね。■「あなたって○○」が増えると要注意!褒める意味で「あなたって、気が利く人だね」なんて言うことはあるかもしれませんが、けんか中や相手へのイラ立ちを口に出すとき「あなたって無神経だよね」「あなたって手間かけるよね」「あなたって仕事遅いでしょ?」などと言っていませんか?以前、 けんかについてのコラム を書きましたが、相手を否定するようなことを言うのは、相手に見えない傷を作っているだけです。彼の行動だけでなく、彼本人を否定するような発言が増えると、言われるほうも言うほうも、感覚がまひしてしまいます。よく「子どもを否定し続けると、自己肯定感の低い子どもになる」と言われますが、これは大人になっても言えることです。感謝するときは、相手そのものに感謝しても、嫌なことを伝ええるときは、相手そのものを否定しないことが大切です。「男の人だから多少のことで傷つかない」のではなく、「傷つくところを見せないよう我慢しているだけ」かもしれませんよ。
2016年04月21日不快な言葉で精神的な苦痛を与え、ときに暴力的な言動で相手を傷つけるモラルハラスメント、略して「モラハラ」。本人がモラハラを自覚していないこともあるようです。相手を傷つける行為とは思っておらず、むしろ本人は“相手のために正しいことをしている”という価値観でいるとか。知らないうちに彼を傷つけている…なんてことが、あるかもしれません。そこで今回は、モラハラしやすい人の特徴をご紹介します。1.自分の考えを押しつける傾向があるモラハラ彼女に共通するのは、自分の意見や考えを彼に押しつけるところ。本人はアドバイスしているつもりでも、彼にしてみれば一方的な押しつけになっています。相手の意見はどうでもよく、「こうしたほうがいいよ!」といった決めつけで自分の考えを受けいれさせることが前提なんです。2.否定されると反撃してしまうモラハラする人は極端に自己愛が強く、自分の価値観を否定されると鋭く反撃します。加えて、プライドが高いのも特徴です。「否定される=攻撃された」と無意識に判断し、自分の考えや意見を押しとおして相手を納得させる傾向があります。自分はまちがっていない、という強い気持ちの表れです。3.負けを認めないモラハラ彼女は、とにかく負けず嫌い。自覚がなくても本能では自分が正しいと思っているわけですから、負けを認めるはずがありません。「たまには素直に謝れよ!」と、彼がうんざりするパターンも。何かと理由をつけたり相手の弱点を持ちだしたりして、最悪でも“引きわけ”にもっていく傾向にあります。4.他人の幸せに強く嫉妬する自分以外の人が幸せそうな状況にいると嫉妬します。しかも、かなり強く嫉妬します。自分優先なので、自分よりも幸せな人は気にくわないんです。他人の幸せを素直に喜べないようなら、注意したほうがよいかもしれません。5.話を最後まで聞けない人の話を最後まで聞けないのもモラハラ彼女の特徴。たとえば、話の途中で会話の方向性を変えたり話の流れを遮ってしまったりする傾向があります。自分の意見を優先したがりますから、とりあえず口を挟んでしまうようです。6.被害者意識が強いモラハラ彼女は被害者意識が強く、「私ってかわいそう」とか「こんなにがんばっているのにわかってくれない」など、少し落ちこむことがあると自分のことを哀れみます。いつだって自分は被害者。まるで物語の主人公かのように悲劇に浸ることがありますが、結局は自分の思いどおりにいかないことを不満に思っているだけです。7.誰かと比べてしまう彼と誰かを比べたり、現在の自分の状況を他人を比べたりして、満足度を確かめるのもモラハラ彼女の特徴です。たとえば、友だちの彼氏と比較して自分の彼を査定したり、その彼女をうらやんだりします。モラハラ彼女がもっている根本的な“闇の部分”と言えるでしょう。8.責任転換してしまう不利になると人のせいにしてしまうクセがあります。なので、素直に謝ることができません。うまく方向性を切りかえ、さも相手が悪いように責任転換します。「○○君だって」とか「私がこうなったのは…」など、決して自分一人の責任ではないことを主張するかのように強引な反撃をしてしまいます。9.過去の話を引っぱるネチネチしているのもモラハラ彼女の特徴です。過去の話を持ちだしたり、ささいなことでも根にもったりして、口ゲンカや普段の会話など、ことあるごとに引っぱりだします。あげくの果てには「だから言ったじゃん」「前もそうだったじゃん」と相手を追いつめ、自分が正しかったことをわからせようとするんです。モラハラが原因で恋人との関係が終わる…なんて事態もありますから、くれぐれも用心したいところです。
2016年04月18日2000年頃は1年間で5万件前後だったDVの相談件数が、2013年には年間10万件を超える状況に。その後も増え続け、DVは深刻な問題になっています。配偶者からの暴力の防止及び被害者の保護等に関する法律として“DV防止法”が施行されましたが、それでもDVの被害件数は減ることなく増加傾向。そのなかでも特に目立つのは、やはり「夫婦間でのDV」です。そもそも、なぜ暴力的な男性と結婚するのでしょうか。実は、結婚してからDVに目覚める男性も少なくありません。これは、カップルのときはDVしなかったのに、結婚してしばらく経ったら暴力的になる悪質なパターン。つまり、DVを“隠し持っている”男が多いということが言えるでしょう。では、“隠れDV”との結婚を回避する方法はあるのでしょうか。100%とは断言できませんが、ある程度の癖や言動から将来的にDVしそうな予測を立てることは可能です。思いあたる言動があったら要注意! それぞれの特徴をご紹介しましょう。過剰な嫉妬心と束縛ある程度の束縛やジェラシーはカップルなら少なからずあるはず。ところが、隠れDVの男性は嫉妬心や束縛が尋常じゃない。できることなら「行動を監視してやろうか?」と思わせるくらいの束縛体質。愛情の裏返しなのかもしれませんが、さすがにノーマルを超えた嫉妬深さは危険サイン。独占欲が強く制圧したがる「メールの返信がおそいんだよ!」とか、「ライン既読してから返すの遅くない?」といった感じで独占欲の強さが垣間見えるタイプ。これなら危険レベル2くらいですが、そんな些細なことで「なんで?理由は?」「常識的におかしくない?」などと追い詰めて制圧するような態度をとるなら危険レベル5。神経質で批判的突発的にキレやすい男は、過剰な神経質です。そのうえ、些細なことでも強く批判したり非難したりしてくるタイプは将来的に不安です。「だから言っただろ?」とか「お前じゃ無理なんだから」などと平気で自尊心を傷つける男性は隠れDVの可能性があるかもしれません。 当然のことのように責任転換する失敗を誰かのせいにして、少なからず自分は正しいと思っているタイプ。もちろん、周囲からすれば「おいおい・・・」って感じなので、次第に孤立しがち。ストレスを溜めることも多い性格なので、イライラの向け方を間違ってしまい身近な存在に暴力を振ってしまうことが予想されます。裏と表の性格が激しい外では良い人を演じているのに、陰では他人の悪口を言ったり批判したりするタイプは用心したほうがよさそうです。ダークな裏面が濃い男性ほど、本質の部分に暴力的な一面を隠しもっているおそれがあります。できるなら共同生活は避けたいところですね。感情が安定していない情緒不安定の男は隠れDVの可能性が高いです。いろいろと敏感な気質なのでストレスを溜めやすく、外でのイライラを身近な存在にぶつける傾向があるようです。日頃から彼の言動を観察し、感情のブレが激しくないかをチェックしましょう。「大丈夫?」と声をかけて激しめに否定するような口調が垣間見えたら、ちょっと危ないですね。酒癖の悪さが目立つ説明不要の隠れDVが酒乱。酒癖が悪い男は、遅かれ早かれ暴力的になる可能性が考えられます。酒を飲んで人格が変わるのはダメ。「お酒飲んだときだけだから・・・まっ、いいか」なんて軽く許していたら後悔しますよ。とても厄介なパターンなので、くれぐれも注意しましょう。DVはワンパターンじゃないDVは肉体的な暴力だけではなく、精神的にダメージを与えるモラルハラスメントもあります。ほかにも性的DVや金銭面での苦痛を受ける経済的DVなど様々。また、DVには習慣化するタイプと一時的なタイプの2種類に分かれ、どちらも共通して言えるのは、一度DVしてしまうとその後も続くということ。・習慣化タイプ・・・イライラすると日常的にDVするケース・一時的タイプ・・・突然キレてDVに発展。徐々にエスカレートする結婚してからでは手遅れになるケースも多いため、彼とのコミュニケーションで怪しいと感じる瞬間があれば、隠れDVの可能性があることを自覚しておきましょうね。
2016年04月10日トレンドマイクロは1月13日、Webサイトに発行されるSSL証明書の1つであるDV(ドメイン認証)証明書を悪用する不正広告があることを、セキュリティブログで明かした。この攻撃は、国内ユーザーを「Angler Exploit Kit(Angler EK)」が埋め込まれたWebサイトに誘導し、最終的にオンライン銀行詐欺ツールをPC上にダウンロードさせるというもの。2015年にも国内ユーザーを狙った同様の攻撃が見つかっている。具体的な攻撃手法は、「Domain shadowing(ドメイン・シャドウイング)」であることがわかっている。この手法により、攻撃者は正規のドメインの配下にサブドメインを作成し、サブドメインから攻撃者の制御下にあるサーバにユーザーを誘導する。サブドメインへのトラフィックは、Let’s EncryptのSSL証明書を取得していた。トレンドマイクロでは、Let’s Encryptプロジェクトの証明書が悪用されることを想定しており、監視を続けていたという。また同社は、2015年9月の攻撃で確認したセキュリティ対策製品を回避するコードと類似したコードも発見している。サーバ証明書の認証局としてSSLシステムの信頼性が悪用される可能性があることは以前より問題となっており、トレンドマイクロは「攻撃者が正規ドメインの配下にサブドメインを作成できることを示した今回の事例では、こうした問題が浮き彫りになった」とコメントしている。不正攻撃を防ぐためには、Webサイトの管理者はコントロールパネルが正しく保護されているか、管理外のサブドメインが勝手に作成されていないか、定期的に確認する必要がある。ユーザーは、証明書で保護されたWebサイトであっても、必ずしも安全ではないことを認識し、よく注意してWebページを閲覧しなければならない。なお、トレンドマイクロは今回悪用された証明書についての調査内容をLet’s Encryptに報告している。
2016年01月14日子どもがいる家庭で家庭内暴力を行うことを指す「面前DV」。「家庭内DVは児童虐待につながる--子どもが受ける『面前DV』の深刻な被害とは」と題した前編では、対策に力を入れている大阪府茨木市を例にして、家庭内のDVが子どもに及ぼす影響や、被害者の支援策についてご紹介した。後編となる今回は、被害の早期発見のため必要なこと、加害者にならないための予防策について引き続き茨木市に聞いた。○"問題児"の背景に面前DVがあるかもしれない「面前DV」に関して、DV担当と児童虐待担当が連携して支援に取り組んでいる茨木市。問題解決のために大切なのは、できる限り早期に被害を把握し、適切な対応を行うことだという。担当者は「DV・児童虐待の双方の視点を常に意識した感度の高い相談を実施できるよう、支援者のスキルアップと支援者同士の連携を図っていく必要がある」と語った。また、民生委員などさまざまな機関に寄せられたSOSを見逃さず、支援に取り組みたいとしている。さらに求められているのが「子どもたちの観察」だ。DV家庭で育った子どもたちは「自分は愛されている」という経験が極めて少ないので、自尊心が低くなる傾向がある。その結果、暴力的になったり、落ち着きがなくなったり、過覚醒、解離、引きこもり、不登校など、一見非行や問題行動と見られてしまうような形で変化が表れてくることが多いとのこと。「『問題児』として捉えられていることも少なくなく、その背景にDVや児童虐待があるかもしれないということを、子どもに関わる人たちがアンテナを高く見ていけるかが重要になってくる」と話してくれた。○加害者にならないための教育を"幼児"から加えて茨木市では、"幼児"の段階から、DVや虐待の加害者にならないための取り組みを進めている。そのひとつとして導入しているのが、アメリカで開発された「セカンドステップ」と呼ばれる教育プログラムの実施だ。ぬいぐるみやカードを使って、ある状況に置かれた登場人物の気持ちを想像し、子どもたちに自由に発言・話し合いをしてもらうというもの。「怒りの感情を自覚し、自分でコントロールする力」「自分の気持ちを表現し、相手の気持ちに共感してお互いに理解し合い、思いやりのある関係を作る方法」などを学ぶことができる内容となっている。「小学校でキレやすい」「相手の表情を見て怒っているのかわからない」などの子どもについての相談が親から寄せられたことをきっかけに導入を決定。市内の公立保育所・幼稚園の5歳児を対象に週1回、計28回のコースを実施している。市では、「日々の保育の中で訓練を繰り返すことで、子どもたちがよりよい人間関係を作れるようになり、ひいては虐待やDVの加害者になることを防げるのではないか」と期待を寄せている。加えて注力しているのが、若年層に向けた「デートDV」の啓発だ。「デートDV予防啓発冊子」の配布や、「デートDV予防啓発ワークショップ」を開催し、中学生や高校生、大学生などを対象に、お互いを尊重し対等な関係を築くことについて考えてもらう機会にしているという。「恋人から暴力を受けることが"当たり前"だと思ってほしくない。自分を大事にして、もし被害にあったらSOSを出すことが大事だと伝えたい」と語った。暴力の連鎖につながりやすいという「面前DV」。将来にわたって被害が続いていくのを防ぐためにも、被害の早期発見と「加害者にならないための教育」という予防策が必要となるだろう。※写真と本文は関係ありません
2015年12月22日こんにちは、ライターの矢沢ゆうです。女性のDV被害が年々、深刻になっているのは皆さんもご存じかと思います。しかし、その陰に隠れて今、男性のDV被害も増えてきているんです。警察庁の調査によると、2014年のDV被害件数のうち5971件は男性の被害件数として挙げられています。これは2010年の796件よりも約7.5倍に増加していて、かなり深刻な問題として取り上げられています。「逆DV」とも呼ばれるこの状況があまり知られてないこと、女性ばかりが被害に遭っている情報しか流れてこないこと、この2つに私はとても恐怖を覚えました。そこで今回は、女性がDVの加害者にならないために気を付けるべき4つのことをご紹介したいと思います。■1.周囲への不満を人にぶつけない「DVする人って人間関係のストレスを人にぶつけているような気がする。人に当たることでストレスを解消しているというか・・・。」(27歳/女性)人間関係を築く中で不満は避けて通れない道です。その不満を、別の人に当たって解消している人はDVの素質が大アリと言っても良いでしょう。それが振り切ると、暴力や陰湿な嫌がらせに繋がっていきます。自分も相手も傷つけない恋愛をするためには、自分に合ったストレス解消法を見つけることが不可欠です。■2.相手の私生活を知りすぎようとしない「女の子って男のことをすごく知ろうとするじゃん。だけど、それって男からしたらかなり迷惑というか・・・苦痛なんだよね。」(24歳/男性)これは女性特有の観点かもしれません。好きだからこそ、相手の全てを知りたくなってしまいますよね。しかし、男性側からしたら「精神的な苦痛」を伴うことがほとんどです。DVは暴力だけでなく、精神的な苦痛も含まれることがしばしばあります。「私は好きになったらこのタイプかも・・・」と感じる方は、要注意です。■3.家族との関係を1回見直してみる「私の男友達が彼女に嫌がらせを受けていたけど、彼女、どうやら家族と上手くいってなかったみたい。何も言えないけど、家族との関係は大事だと思う。」(26歳/女性)DVの加害者になってしまう人は、家族と上手に関係が築けていないなんてよく言いますが、実際にその傾向がある、と感じる人もいるようです。もともと一番身近であるはずの家族との接し方は、同じく身近な存在の恋人にも影響するのかもしれません。過去に私も、DVとまではいきませんがお付き合いしている人から言葉の暴力を受けたことがあり、密かに相手の家族関係を調べてみたら、家族とはほぼ絶縁状態だったなんてことがありました。もちろん、家族と関係が築けていないからといって、DVの加害者になってしまうとは断言できません。家族との関係を見直すと、自分の事が少しわかってくるかもしれません。是非1度やってみてはどうでしょうか。■4.「こうあるべき」の考えを捨てる「男子はこうあるべき、女子はこうあるべきっていう考えがDVにつながるって聞いたな。これには少し納得した。」(29歳/男性)いわゆる「男女尊卑」や、行き過ぎたフェミニズムなどでしょうか。「こうあるべき」に当てはめて相手を尊重しないことが、DVの原因でもあるようです。「男の人はこうあるべき」というのが強すぎると、そこから彼が外れた時にひどく非難したり、結果としてDVへとつながっていくのかも。■おわりに女性は男性よりも陰湿な分、DVになるとかなり厄介です。相手も自分も傷つけないためにも、この4つは是非とも覚えておきたいものですね。(矢沢ゆう/ライター)(ハウコレ編集部)
2015年11月08日こんにちは、ライターの矢沢ゆうです。男女トラブルでよく耳にする、ドメスティック・バイオレンス。元々、家庭内暴力という意味で使われていたDVという言葉ですが、最近では現在形、過去形関係なく恋人間でも使われるようになりました。DVの定義が幅広くなったためか、警視庁の調査によると、2014年で把握したDV被害件数は5万9072件と過去最多記録を更新しました。これは3人に1人がDVの被害に遭っているという数字になんだそう。いつ、誰が、DVの被害に遭うか分からない、とても恐ろしい時代になってきているんです。そこで今回は、実際にDV被害に遭った20~30代女性20人に、DVの被害に遭わないために気を付けるべきことを聞いてきました。■1.自己主張する力を身に付ける「私がそうだったんだけど、元彼の顔色ばかりうかがっていたから、自分の意見とか言えなかった。どこかで勇気出さないと、自分が辛くなるんだよね。」(32歳/書店員)DV被害に遭わないためには、この力が必要になってきます。「嫌なものは嫌!」とはっきり言えないでいると、どんどん相手のペースに巻き込まれていく一方です。この力を付けるためには、自尊心を高く保つことが大切になってきます。DVのパターンは、パートナーの自尊心を壊して精神的に追い込むことが多いので、それを理解しておくだけでも自尊心を保つ1つのキッカケになります。■2.盲目になりすぎない「相手のことが好きすぎると、何でも許しちゃうし言うことも聞いちゃう。ダメだって分かっているんだけど、捨てられたくなくて。」(26歳/美容師)相手に盲目になりすぎてしまうのも、DV被害者の特徴の1つです。大好きな彼だからこそ、嫌いな部分も受け入れてしまいがち。だけど、それで本当に幸せな恋愛ができるかどうか、よく考えてみて下さい。そこを真剣に見つめることができれば、1の力もきっと身につくはずです。■3.過度な期待を押し付けない「私は『いつか彼は優しくなる、きっと私が望んだ彼になる』って心のどこかで思っていた。そんな期待、自分も相手も苦しくなるだけなのにね(笑)」(25歳/花屋店員)「DV被害者にも悪い部分はある」なんて意見をちらほら見かけますが、それの1番の根拠はこれだと私は考えています。「彼はきっと変わる」という健気な女性ほど、DVの被害に遭いやすい傾向があります。その期待を過度に押し付ければ、相手はさらに本性を出してあなたを傷つけることをするという、悪循環を生みます。どこかで諦めがつけば、DVから離れられるので、諦める勇気を持つことも大切です。■4.相談できそうな友人を整理しておく「彼とののろけ話は色んな人に話せるけど、深い話はできなかった。そういう人を1人でも見つけられると絶対、楽になれるよ。」(33歳/医療事務)無料の相談機関などを頼るのも良いですが、1番良いのは身近に相談できる人がいるということ。自分のことをよく知っている第三者からの意見は、とても現実的で自分のためになります。普段から相談できそうな友人を整理しておくと、いざという時に力になってくれるかもしれません。■おわりにDVは今や社会問題にもなっている、身近な男女トラブルです。被害に遭わないためにも、自分自身で対策を考えておきましょう。またこの4つはDV被害だけでなく、恋愛依存体質にならないための対策にもなります。一石二鳥のこの対策、覚えておいて損はないはずですよ。(矢沢ゆう/ライター)(ハウコレ編集部)
2015年11月01日芸能人の離婚問題などでも話題になった、「モラハラ」という言葉。もしも今付き合っている彼氏がモラハラだったら…と考えると、結婚したい気持ちへもブレーキがかかってしまうかもしれません。国内最大級のQ&Aサイトの オウケイウェイヴ にも、「モラハラ」に関するさまざまな意見が飛び交っています。果たして、「モラハラ男」を見分ける方法はあるのでしょうか。■質問モラハラ男の見分け方ありますでしょうか?現在、バツイチの男性とお付き合いしてますが、離婚理由を聞いて内容にはいたって納得しましたが、彼による一方的な説明なので、奥さん側の主張を勝手に想像してみた時に、これってモラハラ夫ってことか?? と思い…。具体的にはお子さんが重大な問題を起こしたのを、夫の出張が多いのを利用してか 、奥さんが数か月かくし続けたことが原因云々だそうで、奥さんのご実家も子供がかわいそう! と奥さんの肩を持っていたそうです。これ以上は分からないというか、聞いてないのですが…。問題行為は更生しなければならないので彼の主張は普通に考えて最もな意見かと思いますが、そこまで揉めた原因を想像しましたが、奥さんが相当クレイジーか、彼がモラハラ系だったかって感じかなと想像しました。怒ったところをまだ見たことがないので分からないですし、すごく優しいのでそんな風には見えないのですが…。モラハラは、性格の癖にて、なかなか治らないときいています。これから彼と時間を過ごして見極めたらいいと思いますが…。■回答1ないです。外面がいいのも特徴のひとつですし、そんな便利な判別方法があるならモラハラ被害を受ける男女もいなくなります。それに、いたって普通の人を「モラハラに誘導する」ような、そんな性の人間も確実にいますから。束縛が強い(連絡がないと嫌がる、キレる)、弱者に強く出る、自分がモラハラを受けて育った、切れやすいくせに優しいなどは、危険なのかもしれないです。できればお友だち、ご実家とも深く付き合い、多角的に人間性を見ると良いと思います。 それ抜きにしても、あなたの彼氏さんはなんか、ダメな匂いしますけどね…。奥さんが隠し続けたのか? 言っても無駄だと思っていたのか。出張、仕事にかまけて家庭を放り出してたのではないか(離婚理由と別に、自分の子供にたいしてなんかケアとか責任とかとんないの?)。彼との話のなかに、その子供のことに対する反省や本気の悔恨がないなら、かなりアウトー! な人間だと思います。まあ、だったら別れてないだろうし、もと奥さんへの離婚理由もそんな感じにゃならないのでは? と思うのですがね。彼の主張を私は直接聞けないので、うがって考えてると思いますが、ここにかかれてることで考えるに…お察しレベルかな~って感じです。自分が出張ばかりで家庭を開け気味だから~とか、普通は思うよねえ。んで、次の恋愛とか、子供のことがちゃんと片付くまでは~とか思うよねえ? というのと、優しくて怒ったとこ見てないというのは、なんかまあ危ない気は個人的にしますが、彼氏さんが頭が上がらない人と積極的に仲良くなり、実家や友達と連絡を絶やさず、仕事も続け、問題が上がったらすぐ行動できる用意と胆力があれば、「もら夫」もおとなしくしてると思いますよ。(モラハラする人は世間体を大事にするから)■回答2こればかりは見抜けませんよ。見抜けてたら世の中離婚する人いないでしょう。みんな猫かぶってるのでわかりません。彼に離婚の理由聞いても自分のいいようにしか言いませんよ。前の私の元旦那も、離婚の理由を私のせいにしてました。それは新しい彼女から相談されて聞いたことです。わざわざ自分の悪いところを言えば逃げられますからね。できることは相手をよーく見ることですね。後は同棲してみるのはどうですか? 別れたくなったらすぐ逃げれるし。 ■回答3質問者さんが精神的に強く自立していたら見抜けると思いますよ。モラハラするのは精神的に弱い人ですから。そんなクレイジーな女の人そうそういないでしょ? てことは、彼側の落ち度を隠して100%奥さんが悪いことに押し付けた意見やものの見方だから、そうなると考えられる。それって、男らしいですかね? 自立した強い男ですかね? 「モラハラを見分ける方法はない!」という回答が目立ちましたが、そもそもそんなに簡単に見分けられるものなら、これほどまでに話題にならなかったでしょうね…。ただ、ヒントとなるのは二つ。自分の精神を強く持ち、彼をよく見ること。また、彼の周りの人の意見も聞いておくこと。それらを行えば、「モラハラ」かどうかに限らず、彼があなたにとってふさわしい人間か、自ずと見えてくることでしょう。・ オウケイウェイヴ 元記事は こちら
2015年08月24日DVという言葉はみなさん知ってると思いますけど、じつはとても多くて、しかも本人たちが気づきにくいのが言葉のDVです。ケンカのたびに、「ブス」や「てめぇ」など、ただただ相手を傷つけるためだけのセリフを言われる、というものです。ハッキリ言って、そんなカレとは別れるのが一番。こういうのって性格なので、治すのはかなり難しいのだそう。でも、もしみなさんがそれでもカレとの交際を続けたいと思うのなら、そのDVが出てこないように上手に対処する必要があります。そこで今回は、言葉のDVをする彼氏との交際経験がある2~30代女性20人に集まってもらい「言葉のDVカレと付き合うためのマニュアル」について聞いてみました。■1.危険な日は会わない「カレが疲れてたり機嫌が悪そうだったり、『今日もしかしたら爆発するかも・・・・・・』っていう日には、お互いに会わないようにするってルールを作ったよ。カレも自分がイライラしちゃうのはわかってるから、そういうのは理解してくれる」(公務員/26才)これを挙げた人は多かったです。たしかに、会わない限りは安心ですね。付き合っているとなんとなく、「今日ヤバイかも」な予感がするときってありますし、こういうのはだいたい当たってしまいますよね・・・・・・。会いたくても、我慢です。■2.外で会う「『ヤバイかも』な日には注意するってのは賛成。ただ私たちは、そういう日にはレストランとかでご飯食べてバイバイみたいなデートにしてた。外だと暴言とか出ないんだよね」(受付/32才)これも賢い。結局、DVとかは強がりなんで、彼女以外の人がそこにいると出せないものなんです。危険なのは、どちらかの家ですね。ここを避けるだけで、だいぶマシかも。■3.逃げる「家とかで会ってて、ちょっとカレに火がついたかなと思ったら私は全速力で家の外に逃げる。本当に走って、カレになにも言わないで逃げる」(編集/25才)「今日は大丈夫」と思って家で会っても、100%安心じゃありませんね。そういうときのために、いつでも嫌な予感がしたらとにかく逃げる準備をしましょう。外に出たらだいたい人がいるので、大丈夫なはず。時間を潰してから帰るか、その日は外泊ですね。■4.次はない「完全に防げはしないけど、『次そんなこと言ったら絶対に別れるからね』っていうのはきちんと決めておくべきだと思う。じゃないとあっちも『結局泣いて謝れば許してもらえるでしょ』って思っちゃうから」(出版/30才)どうやら、許しちゃうことがカレの言動がエスカレートする原因だったりもするみたいなんです。「次はない」としっかり言っておくことは、予防のためにも重要です。■おわりにどうでしたか?大好きなカレが、突然豹変して怖くなってしまう。本当に辛いですよね。最初にも言ったように、基本は別れることをまず考えるべきだと思います。でも、別れないと決めたのなら、その代わりにこれらのルールを作ってしっかりと対処してくださいね。言葉のDVで傷つくのは、間違いないなく彼女の方ですから。(遣水あかり/ハウコレ)
2015年06月26日DVだったり、浮気だったり、そういう「明らかにダメなこと」をする彼氏だと「あ、この人と付き合ってちゃいけない」ってすぐに気づけますよね。だから問題ありません。だけど、なかなかそう気がつきにくいダメ彼氏だと、まわりから「別れなよ!」とか強く言ってもらえるまでは自分では全然わからないこともあります。そこで今回は、元No.1キャバ嬢のナナミ・ブルボンヌさんに「気づきにくいけど本当にダメな彼氏の特徴」について聞いてみました。自分の彼氏のダメさに気づいて!■1.「金貸して」「彼女からお金を借りようとする男。お金がないことはまだしも、プライドまでないのですから救いようがありませんね。私だったら、貸したお金を返してもらう前に、さよならします」付き合っているくらいですから「困っているならちょっとくらい・・・・・・」となってしまいがちですが、私もこれはカップル間で絶対に避けるべきことだと思います。どんなに仲がいい親友でも恋人でも、お金が挟まってくると途端に関係がおかしくなってしまいますからね。■2.「外に出すから」「コンドームをつけずにしたいと言い出す男もアウトです。こういう男に限って『本当に好きだから、ゴムをつけてたら満足できない』なんて都合のいいセリフで騙そうとしてきますが、ただ自分の欲望を満足させたいだけ」結局、なにかあったときにカレにできるのはお金を払うことだけですからね。まったく無責任すぎます。こんなこと一度でも言ってきたら、私もその瞬間にお別れしますよ。あとは、「ピル飲んでよ」とかね。■3.働けない「働く意欲のない男性は、まったく将来が見えないのでダメですね」少なくとも、あなたに少しでも将来を考えた交際をしたい気持ちがあるのなら、「別れるか働くか」の決断を今すぐ迫るべきでしょう。■4.束縛男「束縛をしてくる人がダメな理由は2つ。ひとつは、あなたの青春が台無しになってしまうから。もうひとつは、DVに発展する可能性が大きいからです」彼氏がいても、ほかの男子と遊んだりして楽しむ権利は当然あるはず。これを奪われてまでその人と付き合う価値はなかなか見出しにくいですよね。あと、DV男になる可能性については私も賛成です。■4.イベントを軽視「誕生日、クリスマスなどのイベントを軽んじるタイプの彼氏は、ろくな人がいませんね。たとえ自分が『記念日なんてどうでもいい』って思ってても、彼女のために一生懸命頑張ってくれるのが良い彼氏です」やっぱり、女子にとって彼氏との記念日は重要ですよね。ほかの日はダメダメでも、この日だけでも頑張ってくれたらそれだけで好きでいられます。逆に、記念日でも家でDVDとかだと、先が思いやられますね・・・・・・。■おわりにどうでしたか?一緒にいると、ついマヒしてしまってカレのダメさにはなかなか気づくことができないものです。そうならないためにも、普段から自分の彼氏のことについて、友達などに話をすることは大事ですね。2人の世界に入ってしまうと、そのままどんどん堕ちていってしまう可能性がありますから。(遣水あかり/ハウコレ)(柳内 良仁/カメラマン)
2015年05月24日芸能人夫婦の離婚理由だとか、最近ちょくちょくテレビやネットでも話題になっている「モラハラ」という言葉。私たち一般の人の中にもモラハラで困ってる人が増えてきてるよ。モラハラ男子に困ってる女子や、モラハラ男子に困らされたくない女子のために、気になる男子や彼氏がモラハラ男子かどうかを見極めるチェックポイントを教えちゃうよ。■1.二人きりでしか会いたがらない彼女の家族とか彼女の友達と会いたがらないっていうのはもちろんだけど、それだけじゃなくて、モラハラ男子は自分自身の友達ですら、彼女と一緒の場面には呼びたがらないよ。そもそもモラハラ男子はコミュニケーション能力が低くて、友だちが少なかったり、本心を話せる相手が居ないこともあるんだ。気をつかって小さくなって他人と接している自分はみっともない・・・・・・とモラハラ男子は思っているから、そんな姿を彼女には見せたがらないんだ。自分がダメだと思っている自分を隠し、立派な人みたいに見せようとするために、彼女とは二人きりでしか会いたがらないってことになるんだね。■2.「普通は・・・・・・」が口ぐせ人間には男女関係なく、自分の気持ちっていうものがあるよね。でも、モラハラ男子は自分の気持ちを自分の言葉で表現することができないんだ。その割には、自分の思い通りにならないのは我慢できない。じゃあどうするかっていうと、世間の常識とか他人の言葉とかによっかかって一般論っぽく置き換えて話すことが多いんだ。だから、「普通は○○するものだ」とか「女っていうのは○○なものだ」とかっていう言い方をするんだね。医師や弁護士などの専門家や自分が尊敬する偉人の言葉を持ち出してきて、「○○先生もそう言ってる」とかって虎の威を借る狐みたいなこともやりがちだよ。■3.店員さんに対して偉そうモラハラ男子は学校や職場ではものすごく弱腰。先輩や上司にヘコヘコしているだけじゃなく、後輩や部下にまで常に気をつかっていて、一番の下っ端みたいな感じになってるんだ。それが一転、飲食店に入って自分がお客さんになったら途端に”ご主人様”みたいに扱ってもらえる。180度異なる待遇を受け、上の立場に立ったような錯覚を起こし、突然に気が大きくなり、一緒にいるこっちが恥ずかしくなるくらい偉そうに振る舞っちゃうの。付き合う前にこんな感じになってるモラハラ男子は、恋人同士になった後にも彼女に対して偉そうなことばかり言うようになるよ。■4.最初は優しいモラハラ男子は最初からモラハラっぽいかっていうと、そうじゃない。最初からモラハラっぽかったら、女子だって付き合い始めたりしないもんね。最初のうち、モラハラ男子はまだあなたが自分のものになっていないと思っているから、内なるモラハラを表に出さずに優しくしようと努めている。そうしないと振り向いてもらえないと彼らもわかっているからね。でも、必ずボロは出すよ。あなたと会う回数が増えて距離も縮まってくるにつれ、彼らは自分の悪い部分が出ないようにするのが難しくなってくるからね。少しでもモラハラの兆候が見え隠れしてきたら、それは付き合ってからもっとひどくなるよ。心の中でしっかりチェックしておこう。■羽林由鶴さんからのメッセージモラハラ男子かどうかをチェックできるポイントがわかってきたかな。付き合う前だけじゃなく、将来もし結婚を考えるようになったときには、ぜひ今日のモラハラ男子の確かめ方を思い出してね。ただ付き合うだけでも大変なんだから、言わずもがなかもしれないけど、モラハラ男子との結婚はひどい目に合うからね。モラハラ被害を受けている人も、幸いにしてまだ免れているという人も、これからモラハラされないように注意して楽しい恋をしよう。(羽林由鶴/ハウコレ)(横田 彩夏/モデル)(柳内 良仁/カメラマン)
2015年04月13日芸能人夫婦の離婚劇に端を発し、ニュースサイトやワイドショーを日々賑わしている「モラルハラスメント(モラハラ)離婚」。肉体と精神に傷跡を残すドメスティックバイオレンス(DV)の相談数と同じくらい、モラルハラスメントに起因する悩みの相談が私たちの下へ数多く持ち込まれています。今回は、「モラハラ離婚」に関するお話です。家庭内でモラハラを引き起こす可能性が高い配偶者の傾向について語ってみたいと思います。1.二面性を持つ配偶者には注意職場の同僚や取引先、近所の人たち、知り合いなどに対しては愛想が良いのに、家庭内ではその逆という二面性を持つ人。外面(そとづら)だけが良い配偶者には注意が必要です。第三者に評価されたいがため「良い人」を演じています。そのせいでストレスを溜めこんでいる可能性がとても高いと言わざるを得ません。そのストレスを発散するために、家庭内では暴言を吐き、配偶者に対して毒づいたりする傾向を持っているようです。2.口が悪い配偶者には注意口が悪く、毒舌を吐くことが多い配偶者。テレビを見ながら、出演者や演出に対して独り言のように否定の言葉を羅列するような人には注意が必要です。心理学に「優越コンプレックス」というのがあります。劣等感を持つ人は、周囲に対して強い態度を取ることで優越感を持とうとします。無意識のうちに自分の劣等感を隠そうとしているのです。第三者に対するこの態度が、時として一番身近な家族に向けられることが少なくありません。3.地位や肩書に弱い配偶者には注意地位、肩書、権威など自分より高い地位にいる人には腰が低いにも関わらず、自分より低い位置にいる者に対してかなり高圧的になるような人。相手によって態度を変える傾向を持つ配偶者には要注意です。このような人は家庭内での立場が一番上だと勘違いしている傾向もあります。家族や配偶者に対して常に横柄な態度で接したり、自分の意にそぐわない行動をしたりする家族に対してはモラハラ以上の「罰」にも似た処遇をすることがあります。上記のような傾向を持つ配偶者に対してどう接すれば良いのでしょうか。これらの傾向は交際中にも少なからず見受けられたはずです。極論するなら、良好な結婚生活を送りたいのであれば、「モラハラ予備軍となり得る傾向を持つ相手と結婚しないこと」です。既に結婚してしまっている場合、暴言は右から左へと受け流し、束縛に対してはうまく切り抜けるなど、あらがう態度を表に出すことなく静かに対応するしか方法はないと心得ましょう。※写真と本文は関係ありません○執筆者プロフィール : 坂田 陽子(さかた ようこ)福岡県生まれ。20代の半ばから恋愛問題や夫婦問題に関するカウンセリングを開始する。寄せられる相談件数は年間1万件以上にも上る。多くの案件を解決した経験から独自の恋愛論を展開し、各メディアで人気に。これらの経験を活かし、結婚相談所「ブライダルジャパン」と、出逢いのための社会人サークル「東京アクティビティ」を手掛ける。最近では、後進育成のための「恋愛アナリスト・婚活アナリスト実践養成講座」も主宰している。
2015年01月26日DVをする男性は女性にとっての敵です。暴力的で危険な男性であればそんな人を恋人にしなければいいのですが、なかには女性から恋人をDV男にしてしまう人もいるのです。しかもその男性が暴力的なDV男ではないのに、女性から手を出してつい手が出てしまっただけの男性を誇張してDVだと吹聴するなんてことも・・・そんなDVを製造する女性の友人におこなった取材を元に、自らDV男をつくってしまう女性の発言を4つ紹介いたします。■1.あなたも殴れば気が済むんでしょ!殴りなさいよ!「ふつうなら小さなケンカで済むような些細なぶつかり合いでも、彼女からヒートアップして彼を逆なでしてたみたいなんです。さんざん罵倒されてもガマンしていた彼は、いきなり頬を叩かれてつい手が出てしまったらしくて。それでもう彼女は錯乱状態で手に負えなかったそうです」小さな小競り合いでも、さんざん罵倒された挙句こんなことを言われれば男性のボルテージも上がってしまいます。そこにつけ入るように手を出して、相手が手を出した途端DVというのは、DVの意味を曲解しているのでは・・・■2.一生懸命作ったのに!もう作らない!「彼が料理の感想を聞かれたから、もう少し味が濃い方が好みかなって言ったそうなんです。そうしたら、彼女は料理を全部ゴミ箱に捨てて、もう料理は作らないとさけび散らしたらしいです。どれだけなだめても収まらず、挙句に彼氏に向かってお皿を投げてきたって・・・その彼は怒りよりも血の気が引いたらしいですよ」料理をおいしいと言ってほしい気持ちは分かりますが、思い通りにならないからといって暴れまわるのは勝手すぎると思います。しかも彼に危害を加えかねない行動を自分から取ってるんですから、どっちが暴力的なのか火を見るよりも明らかです。■3.どうして私が悩んでるのに無視するの?放置するなんてひどい!!「DV彼氏だと騒いでいた彼女の相談を、私はいつも聞いてたんです。で、たまに電話に出れなかったりメールを返すのが遅れたりしたら、私に対しても当り散らされるようになりました。いつでも相談に乗れるわけじゃないし、私の都合なんてお構いなしって感じで」自分の思い通りにならなければ、友達にまで矛先が向かっていたようです。相談に乗ってくれてる友人を大切に思う気配がまったく感じられないですね・・・■4.結局私のことなんてどうでもいいんでしょ、この偽善者!「これも私に言われたことなんですけど・・・どれだけ話を聞いても、どれだけアドバイスをしても聞き入れてもらえなくて。彼女の気に食わない意見を私が言っちゃうと、あんたなんか友達じゃないとか、友達面した偽善者とか散々言われてました。私の方が精神的に参ってしまいそうで、私もどうしていいかホント困りました」友達を友達と思っていないのは、なんていえばなにが起こるか分かったものではありませんが・・・自分のことしか見えなくなっている人を相手にするのは、相当にエネルギーが必要なことです。それよりも、よく相手をしてあげたなと思います・・・■おわりに彼が元からDVではなく、自らDV彼氏をつくってしまう女性の暴走っぷり。彼女には彼女の苦しみがあるのだと思いますが、だからといって周囲を巻き込んで暴れていいわけではありません。心当たりのある方は、自分が知らないうちに周囲に当たっていなかったか、一度よく考えてみた方がいいでしょう。(大西薫/ハウコレ)
2014年09月03日みなさんは、「デートDV」って言葉を聞いたことがありますか?なんだかいっとき話題になりましたよね。結婚した夫婦のなかで問題になってたドメスティックバイオレンス(夫婦間での身体的・精神的暴力)が、じつは恋人間でデートのときにも起こっちゃう、なんていうことで。デートDVのこわいところは、好きな相手からされてるからといってつい気づきにくくなっちゃうこと。そんなわけで今回は、看護師の大木アンヌさんに「アナタはされてない!?看護師が教えるデートDVのサイン」について聞いてみました。■1.舌打ち「かなり初期の段階だけど、カレにDV気質があるかどうか見抜くための一番簡単な方法としては、舌打ちをする人かどうか。イラっとしたときに舌打ちをする人は、自分のイライラを外に出したい気持ちがある人。そのイライラが大きくなると誰か身近な相手にぶつけるおそれがあります」舌打ちする男子って、たしかにちょっとこわいですよね。みなさんのカレは、なんかちょっとやなコトがあるだけで、「チッ」ってしてませんか?■2.物に当たる「あとはやっぱり物に当たる人は危険だよね。物に当たってる人ってだいたいね、本当は人とかを殴りたい欲望はあるけど、でもそれは一応イケナイってわかってるから物にいってるだけで、イライラが抑えきれないレベルまでいっちゃうと危ないんだよ」わお。これはちょっと思い当たるところがあってヒヤっとしてしまいました。いますよね、ムカっとすると物を投げる男子。そういう人と付き合ったりしてませんか?■3.暴言「どんどんヤバくなっていくよ(笑)。ていうかここまできたらもうデートDVそのものですね。ケンカになったとき、『クソ女!』とか『死ねよ!』とかモラハラ発言が飛び出してしまう男性は完全にクロ。正直、ソッコーで別れたほうがいいと思いますよ」普段、なんにもないときにホントに冗談で悪口を言う人はいますが、こういうのとは違ってキレたときに暴言が飛び出す男子が危険なんだそう。ケンカのとき、やけにグサッとくること言うなーと思ったら、要注意。■4.痩せ型で神経質「これはDVのサインとかではないんだけど。外国の精神学者のクレッチマーという人が体型別に性格分類をしたものがありますが、それによると、痩せ型の人は神経質で爆発型。DVの素質アリな場合が多いんです」たしかに神経質な人は、ストレスを溜め込んで一気に爆発させちゃうような人が少なくない気がしますね。体型で人を判断するのはよくないところもあるかもですが、あくまでそういう傾向があるかもしれない、ということで覚えておいて損はないかもしれません。■おわりにどうでしたか?DV気質な人は、アナタの努力次第で治るということは残念ながらあまりないそうです。できるだけあまり怒らせないことか、それか付き合う前にそういうところをうまく見抜いて避けてしまうのがいいかもしれません。一度付き合ってしまうと、「好きだから我慢しなくちゃ・・・・・・」とどツボにはまってなかなか離れられなくなるそうですからね。(遣水あかり/ハウコレ)
2014年06月26日「ダメ男ってどんな人?」と質問されたら、アナタは何と答えますか? 浮気、ギャンブル、DV、モラハラなど、いろんな条件が思い浮かぶと思います。ですが、ダメ男はすでに、デートをしている時点でそのダメっぷりを発揮しているものなのです。では、デートマナーで垣間見えるダメ男の共通点とは何でしょうか。■セックスメインのデートばかり繰り返すこのような恋愛相談を、女性から何度か受けたことがあります。しかも女性側が「どこかへ出かけたい」と訴えても聞き入れてもらえない、という悩みが多いことに驚きました。こういった男性は、女性に気づかいができない代表選手。相手の気持ちが理解できない、もしくはしようとしない、思いやりに欠けた人だと言えます。この思いやりに欠けた性格は、最初のうちは「好き」という盲目の気持ちが邪魔をして見えなくなりがちですが、関係が安定した頃、随所に現れてくるはずです。その時に「こんな人だと思わなかった」と嘆いても、結局のところは自分の判断ミス。兆候は最初から現れていたのです。■デートは常に「きみの行きたいところでいいよ」が口グセ上記とは真逆で、この口グセを持つ男性にも油断大敵。決断力がない、または決断を先延ばしにする性格がこの言葉に凝縮されているからです。男性から「何が食べたい?」と聞かれ、「何でもいい」と答えたのに、結局は“何でもよくなかった”ということが女性にはありがちですが、男性にもこのタイプが存在します。この手の彼とおつき合いを続けて結婚することになった場合を想定しましょう。「親への挨拶はいつにする?」→「きみのご家族のスケジュールに合わせるよ」→「その日、ダメになっちゃった…どうしよう」、「式はいつにする?」→「きみが好きな日でいいよ」→「やっぱりうちの親がその日はダメだって…どうしよう」など、あらゆるトラブルに対して逃げ腰になることが、容易に想像できるのではないでしょうか。■遅刻魔である「仕事が忙しいから仕方がない」と優しい気持ちで許している場合ではありません。毎回決まって遅刻をする人は、仕事でも遅刻をしている可能性が高いのです。仕事上での遅刻はビジネスマンとして命取り。社内や取引先からの信用を失い、出世に響くことも十分想像できます。社会人ならできて当たり前の時間の計算ができない男性と、もしも結婚することになった場合、親への挨拶をする時にも遅刻するかもしれませんよ! いかがでしたたか? 【後編】でも「デートマナーから垣間見える、ダメ男の共通点」をご紹介します。ぜひご覧になってください。
2014年02月11日DV男子は、心理学的には理不尽さを受け止めることができない男性だと言われています。つまり、なんでもじぶんの思い通りになると思っているおこさま男子。クールなイケメンで、彼女には極めて優しい男性が、ある日突然にDV男に豹変するので、世の女性は困るわけですよね。今回は、DV男子と付き合ったことのある女性に、どんな男性がDV男に豹変する可能性を秘めているのかについてインタビューしてきました。さっそくご紹介しましょう。■1.親とうまくいっていない「お酒が大好きな人で、私もお酒が好きなので、合うと思って付き合ったのですが、彼は徐々にお酒の量が増えて愚痴っぽくなって壁を殴ったり、後は私を殴るようになりました。彼が実家の親とうまくいってないとは聞いていたんですが、そのとばっちりが私にまでくるなんて(23歳・専門学校生)心理学者などの識者も、親とうまくいっていない男性は、DV男になりやすいと言っていますよね。人の気持ちの根本的な安定は、親との関係に左右されるのかもしれません。■2.束縛が激しい「高校時代に付き合った10個年上の彼がDV男でした。ケータイを見せろから始まって、渋々見せると、男性とのメールを1つ1つ“こいつ誰?”みたいに聞かれて、最後はケータイを2つに折られて、折られたケータイでどつき回されました」(22歳・大学生)彼女は最初は「こんなにあたしのことを愛してくれているなんて!」とうれしかったそうです。束縛と愛とをうまく見分ける目が女性に求められるのかもしれません。■3.立場が弱い者に横柄「ちょっと怖そうな顔つきの彼でしたが、私にだけは優しかったので付き合いました。付き合うとコンビニに行っても居酒屋に行っても、店員さんにすごく横柄で、一緒にいる私は恥ずかしくなって別れたいと言ったら、居酒屋裏の路地でボコボコにされました」(25歳・フリーター)DV男は、最初は私に「だけ」優しいのが特徴だと、専門家も言っています。TVで犯罪者を犯罪者の近所の人が語るのと同じでしょう。「近所では優しいと評判でしたよ」って。優しい男が強姦などしないですって。■4.なにがなんでも謝らない「プライドがはすごく高いんですけど誰からも評価してもらえてなくて、私は一生懸命彼に尽くしたつもりなんですが、いつも彼に殴られていました」(27歳・事務)高いプライドを持つと、現実のじぶんと空想のじぶんとの折り合いがうまくつかないので、やり場のない怒りが湧いてきて、反抗しない者(この場合なら彼女)に当り散らすということでしょうか。■5.いつもニコニコしている「これは絶対に気をつけたほうがいいパターンです。いつも笑顔でなにを考えているのかよくわからない男性で、ある日突然暴力を振るうようになるって、最低ですよね」(24歳・看護師)ニコニコ男がじつはDV男だなんて、見抜けない人のほうが多いのかもしれません。■6.お客様センターによく長電話をしている「前に付き合っていた彼は、パソコンとかゲーム機のことで、よくお客様センターに電話をしていました。電話口で怒っていることもあったんですが、私に害はないので放置しておくと、そのうち“ゲームに負けた!”と怒鳴り散らしながら“お前が横でコテを使ってるから暑いんだよ!”とボコられました。サイテ~」(23歳・ヘアメイク)だから冒頭で述べたように理不尽なことに耐えられない男は、ことごとくDV男になると思っておいたほうがいいですって。■おわりにいかがでしたか?日本社会において増え続けるDV男。こうやって見てみると、理不尽なことをぐっと飲み込んでクールに生きている男性以外は、みなDV男に豹変する可能性を秘めているのかもしれません。「男は黙ってサッポ●ビール」というのが似合う男はDV男になりづらいようだということですが、この喩え、古すぎてわからないですかね。
2013年07月21日近年、夫婦間の問題として、すっかり認知度を上げた言葉のひとつにドメスティックバイオレンス(以下、DV)なるものがある。ご存知の通り、同居関係にある配偶者や内縁関係の間で起こる家庭内暴力のことだ。最近はDVの概念も広がったため、同居の有無を問わず、元夫婦や恋人など近親者間に起こる暴力全般を指す場合もあるという。確かに、夫が妻に対して暴力を振るうという光景はいただけない。一般的に、フィジカルにおいては女性よりも男性のほうが圧倒的に強いのだから、男性が女性を殴るという行為は、これはもう弱い者イジメと言わざるをえないだろう。大人が子供を虐待する、あるいは人間が小動物を虐待するということと、構図的には同じである。結婚して5年になるFさん夫婦の場合もそうだ。38歳になる夫は有名企業に務めるエリートサラリーマンで、年収は1000万円の大台を突破。妻は34歳の専業主婦で、3歳の息子と1歳の娘の育児に精を出している。夫妻どちらも社交的で礼儀正しく、近所の評判もすこぶる良好、いわゆる幸せな家庭である。しかし、そんなFさん夫婦であっても、実は人知れずDVの悩みを抱えているというからわからない。一見すると、妻はいつも美しく着飾っており、笑顔も絶やさない素敵な30代女性であるため、家庭の中では夫に暴力を振るわれているなどという凄惨な光景が微塵も想像できない。彼女にはいわゆる陰が見当たらないのだ。もっとも、真相を明かすと、それもそのはずである。Fさん夫婦におけるDVの被害者は、この妻ではなく、エリートサラリーマンの夫だからだ。すなわち、妻が夫に対して暴力を振るうという、世間一般のDVのイメージとは逆の関係なのだ。事の発端は、結婚して1年が経ち、妻の第一子妊娠が発覚して以降である。妊娠発覚直後は夫妻ともども大喜びで、未来の明るい家庭を思い描きながら、互いに心を躍らせていたという。やがて生まれてくる子供のために、夫はこれまで以上に仕事に精を出すようになり、妻は妊娠を機にそれまで働いていた職場を辞め、専業主婦になった。ところが、ほどなくして妻の様子が少しずつ変わってきた。それまでの妻はどちらかというとアクティブなタイプで、OL時代は仕事だけでなく、交友においてもバイタリティに溢れた女性だっただけに、一日中家事に勤しみながら胎教を考える日々にストレスを感じだした。要するに、日々が退屈でつまらなくなったのである。一方、夫は仕事が忙しい時期だったため、それに伴い夜の付き合いも多くなり、必然的に家で食事をする機会が減少。そうなると妻のストレスはますます顕著になっていくわけで、深夜遅くに帰ってきた夫に対して、なにかと八つ当たりを繰り返すようになった。かくして、夫婦喧嘩が急増した。といっても、夫がなにか悪いことをして、それに対して妻が怒るという流れではない。日々のストレスを溜めに溜めた妻が、その鬱憤を夫にぶつけるだけの場合がほとんどだ。ある日の夫は、仕事で夜遅く帰宅しただけなのに、玄関でいきなり妻から「遅いんだよ、バーカ!」と怒鳴られたという。これだけならまだしも、いつからか妻が暴力を振るうようになったからたまらない。それも最初は軽いものだったが、夫が一切抵抗しないのをいいことに、どんどん激しくなっていった。中でも夫にとって一番つらいのは、殴る蹴るといった打撃系の定番暴力ではなく、女性特有の長く強固な爪による「引っかき攻撃」だという。なるほど、猫と同じ理屈だ。肉体的に非力な動物が、自分よりも強く大きな動物を攻撃しようと思ったら、そもそも力に頼ろうとせず、なにか違う武器を利用して相手にダメージを与えたほうが効果的だ。それがすなわち、爪なのだろう。また、男性から女性へのDVと違って、被害者が男性の場合、妻からのDVをなかなか周囲に明かせないという人も多い。その夫も人知れず妻の引っかき攻撃に悩み、背中には無数の引っかき傷があるというのに、それを会社の同僚や上司などには言えず、一人で抱え込んでいるという。これは男性特有の傾向なのかもしれないが、男性は社会的・世間的なメンツを重んじるところがあるため、恥をかきたくないという心理が働くわけだ。さらに、その夫は非常に紳士的で優しい男性である。だからこそ、男性が女性に手を上げることをタブー視しており、そのため妻からのDVに対して正当防衛の名のもとに同じ暴力で応戦することは絶対にしない。つまり、ひたすら我慢しているのである。しかし、夫が我慢していると、妻はだんだん感覚が麻痺してきたのか、あるいは調子に乗ってきたのか、ますますDVが激化。殴る蹴るの暴行と違って、地味ながらも激痛と傷跡を伴う引っかき攻撃は大きな音が出ないため、まだ幼い息子と娘も、父の苦しみにまったく気づかない。こうして、夫の悩みはますます孤独化していくのだ。世の中には夫から妻へのDVもある一方で、妻から夫へのDVもある。それにもかかわらず、一般的にはDVといえば「夫から妻への暴力」というイメージがあるのは、夫が被害者の場合は、その悩みが孤独化し、世間にばれにくいからなのかもしれない。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年04月26日メル・ギブソンの継母が2日(現地時間)、DV被害を理由に、メルに対する接近禁止令をロサンゼルス高等裁判所に要請していることが明らかになった。要請を出したのは、テディ・ジョーイ・ヒックス・ギブソンさん。ギブソンの父親であるジョン・ハットン・ギブソン氏と2001年に結婚した。「80歳近い人物(テディ・ジョーイさん)に対する苛めは、10年以上もメルの父親を愛し、忠実な伴侶で居続けた彼女を深く傷つけた」と、南カリフォルニアの通信社「City News Service」が入手した訴状に記述されている。同書には、1月に入院中の父親を見舞いに訪れたメルが、治療法をめぐって対立した際に彼女を罵倒したことも書かれており、「メルが突然、腕を振り回しながら私を怒鳴りつけ、恐怖で凍りつきました」と78歳のテディ・ジョーイさんは証言し、彼女の家にメルが足を踏み入れないこと、100ヤード以内に近づかないことを求めている。先月、ジョン・ハットンさんは93歳にして離婚を申請したが、これもメルの差し金だと彼女は考えている。訴状で彼女は、なぜ夫が「離婚を申請したのか多くの疑問があり、この件についてメルを通さず、直接夫と話したい。彼が健康なのかどうか、メルに操られていないか、自分が望まない行動をとられていないかどうかを確かめたい」と語っている。(text:Yuki Tominaga)© FameFlynet/AFLO■関連作品:それでも、愛してる 2012年6月23日よりシネスイッチ銀座、新宿武蔵野館ほか全国にて順次公開© 2011 Summit Entertainment, LLC and Participant Media, LLC. All Rights Reserved.
2012年07月04日オーセンスグループはこのほど、運営する法律相談ポータルサイト「弁護士ドットコム」内コンテンツ「DVチェッカー」の利用者が6,000人を突破したことを発表した。結婚相手からの精神的・身体的暴力の度合いをチェックできる弁護士監修コンテンツとなっている。利用は無料。「DVチェッカー」は2010年9月15日に提供開始。結婚相手から受けている行為に関する複数の質問に回答すると、DV(結婚している男女間の暴力)を受けている度合いがパーセンテージで表示される。さらには、結果に応じた法的ワンポイントアドバイスを得ることもできるという。自分がDVをしている可能性をチェックするツールとしても利用可能。DVチェッカーの質問には、「一緒にいるのに何を言っても相手にされず、24時間以上無視されたことがある」「生活費をもらえないことがある」「あざができるほどの強さで殴られたことがある」などがある。これまでの利用者(6,019人・5月29日現在)の男女比は、男性31%(1,866人)、女性69%(4,153人)で、平均年齢は33歳(男性35歳、女性32歳)。危険度合い別の人数は、1位「危険」(危険度56~95%)2,715人、2位「注意」(同1~35%)1,722人、3位「警戒」(同36~55%)818人、4位「安心」(同0%)738人、5位「超危険」(同96~100%)26人で、危険度の平均パーセンテージは39%だった。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年06月08日