アイネックスは9日、ALSEYEブランドのPCパーツとして、PCケースの5.25インチベイに装着するファンコントローラ「A-100LB」を発表した。9月15日から出荷を開始する。価格はオープン。PCケースの5.25インチベイに装着するファンコントローラ。24W×6基の出力を備えており、水冷ポンプ環境にも対応する。操作部分は大型のLCDタッチスクリーンで、ボタンによる出っ張りがないデザイン。ファンの制御にはPWM方式を採用し、6台のファン速度を個別に調整可能だ(自動または手動)。温度アラームの設定に対応し(6カ所)、温度とファンに異常があった場合は、アラーム音とLCD表示で警告。温度アラームが警告を発する設定温度は25度~90度、温度測定タイミングは2秒ごと。本体サイズはW147×D66×H42.6mm。
2015年09月11日○K6登場までAMDを支えるアイディアが必要だったK5の遅れがはっきりした今、NexGen買収により入手した最新デザインNx686のバスを、Pentiumと互換(ソケット7)にするために、早速AMDのエンジニア達はNexGenから合流したエンジニア達と一緒にバス部分の再設計に取り掛かった。超特急でやれという指示であるが、早くても1年はかかる。その間も、IntelはPentiumを強化してくるし、その後継品第6世代とされるPentium Proが発表される(1995年11月)。K5プロジェクトの遅延に対しIntelの攻勢は容赦なかった。 Pentium Proは当初はサーバーなどのハイエンドを意識して投入されたが、その基本アーキテクチャには革新的な点が多く、その後のIntelの高性能の製品の基礎となったものである。事実上、この時点でIntelはAMDの2世代先に駒を動かしていたのである。 こんな状況であったので、設計チームはNx686のCPUコアの再強化にも取り組まなければならなかった。K5は、前述のように翌年1996年3月に何とかリリースにこぎつけたが、市場の反応は思わしくなく、AMDの屋台骨を支えるには力不足である。K6の到来を待つまで、何とかCPUビジネスを支えるアイディアが必要であった。そこで、AMDのマーケティングチームが頭を絞って考え出したのが、Am486の高速化を図り、Pentiumクラスでも低い価格帯でのビジネスを狙う戦略である。AMDはその時すでに、Am486のキャッシュメモリを強化(以前のDX4の2倍の16KBのL1キャッシュ)、クロック周波数を高速化(コアクロックを120MHzから133MHzにアップ)した製品の完成をみていた。いろいろな実際のアプリケーションを組み合わせたベンチマークをとってみると、かなり性能がよく、Pentiumともいい勝負をすることが分かった。CPUチップというものは大きく分けて次の3要素から成っている。CPUコア:これがCPUの性能を決定づける肝であるキャッシュメモリ:命令、データなどのCPUとのやり取りをいちいちCPU外部のメモリにアクセスするとシステム全体の性能が落ちるので、ある程度のメモリ容量を高速のSRAMなどで実現し、CPUと同じチップ上に集積するI/Oロジック:CPUがバスを通じて外部のメモリ、周辺装置などとやり取りができるデータの通り道を構成する部分、K6の場合は、主にこの部分の設計変更がなされたこれらの要素がすべてトランジスタの組み合わせで形成されて、1つのチップの上に集積されるのである。CPUに使われる半導体チップの大きさ(ダイサイズと言われる)には、経済的に大量生産できるためには制約がある。新しいCPUのコアロジック部分は、新たな機能を詰め込むために当初は非常に大きくなってしまう(トランジスタの数が多くなるので)、しかしCPUのシステム性能を上げるためには、できるだけ外部メモリにアクセスせずに同じチップに作りこんだキャッシュメモリを持っていたいので、全体の性能を上げるにはキャッシュサイズも非常に重要な要素となる。車に例えれば、エンジンとステアリングのような関係である。これらが最適化されてシステムレベルの性能が向上される。ということで、新製品ではよくあることだが、古いCPUコアでも、シリコンに集積するキャッシュメモリ(中身は高速のSRAMである)を増やすことにより、新しいCPUコアの製品よりも実際の性能が良くなることがある。○"なんちゃって第5世代"がAMDを救うAm486の最後の製品はPentiumと同じ16KBという大きな一次キャッシュメモリを内蔵していた。そこで、この製品をどういうポジションで売り込むかが重要になる。ここでマーケティングの登場である。IntelはPentiumの投入時に"第5世代"ということを全面的に押し出していた。その名前が示す通りPentというのはギリシャ語で5を意味する(アメリカのPentagonはその一例)。AMDのマーケティングチームは考えた。そもそも、パソコンの購入者はPCを買いに来るのであって、CPUを買いに来るのではない。彼らが購入決定の決め手とするのはPCのブランドであり、実際のアプリケーションでのコストパフォーマンスである。CPUのブランドではない。ただし、PCを買いに来る人たちは、店員に"このPCに使われているCPUは何というのですか? 十分な性能ですか?"くらいの質問はするだろう。そうであれば、実際の性能が十分なものであれば、CPUコアが4世代であろうが、5世代であろうが関係ないはずである。そこで考え出されたネーミングがAm5x86である。"中身は486コアなのに…結局、なんちゃって第5世代じゃないか"と思われる読者もおられると思うし、私も異論はない。しかし、Am5x86の性能は実際かなり良かったし、AMDにはそれ以外の選択は事実上なかったのだ。メッセージを確実なものにするために、その性能を証明するためのベンチマークの結果などを添えたマーケティングを積極的に行った。また、並行して販売されるK5コアの製品と取り違えないようにK5のほうはAm5k86とネーミングした(両者のネーミングで真ん中の文字がxとkと、小文字で表記されているのがなんとも奥ゆかしい…)。こうして、K6が発表されるまでの1年以上の間、AMDは既存の製品を何とか工夫してカスタマと市場との関係をどうにか維持することができた。その間、AMDと旧NexGenの混成チームのエンジニア達が昼夜を問わずK6の再設計に打ち込んでいたのは言うまでもない。(次回は9月14日に掲載する予定です。)著者プロフィール吉川明日論(よしかわあすろん)1956年生まれ。いくつかの仕事を経た後、1986年AMD(Advanced Micro Device)日本支社入社。マーケティング、営業の仕事を経験。AMDでの経験は24年。現在も半導体業界で勤務。・連載「巨人Intelに挑め!」記事一覧へ
2015年09月07日ヤマハは9月3日、FM/AMチューナー「T-S501」と「T-S1100」を発表した。発売は11月上旬。希望小売価格は、T-S501が35,000円で、T-S1100が75,000円(いずれも税別)。○FM補完放送の受信に対応した単体のFM/AMチューナー「T-S501」T-S501は、2009年に発売された「T-S500」の後継モデル。他の回路からの影響を受けにくい単体のチューナーは、アンプ一体型のレシーバーなどに比べて、クリアに受信できるのが特徴だ(電波状況など諸条件にも影響される)。FM放送の受信範囲は76MHz~94.9MHzで、FM補完放送の受信にも対応している。アルミ製のチューニングダイヤルを装備しており、アナログチューナーのようにダイヤルを回して選局を行う。プリセット機能も備え、AM/FMをそれぞれ40局まで登録できる。FM放送の実用感度は1.5μV(SN 30dB)、ステレオセパレーションは43dBだ。AMチューナー部の実用感度は300μV/mで、選択度は30dB。本体サイズはW435×D306×H87mmで、質量は3.2kg。○低重心化によって音質向上を図った「T-S1100」T-S100は、T-S501の上位グレード。専用設計の大型高剛性シャーシと鋳鉄製のレッグを装備。低重心化により、安定感のある音質を追求したという。また、ピアノブラックのサイドウッドやレバー指揮電源スイッチが採用され、ピュアコンポーネントの「S3000」「S2100」「S1100」シリーズとのデザインマッチングを図っている。FM/AM放送の受信範囲やプリセット局数、感度などのスペックは、T-S510と同等。本体サイズはW435×D450×H94mmで、質量は5.8kg。
2015年09月03日ディラックは24日、台湾SilverStone製のファンフィルター「SST-FF124BY」を発表した。7月28日より発売する。価格はオープン。店頭予想価格は税別1,180円前後。120mmファンに装着するファンフィルター。防振部品と防塵部品の2つの部品で構成されている。防振部品は振動を吸収するシリコン素材を用いており、防塵部品はフィルターとしての役割を担う。この2つを組み合わせて1つのフィルターとしてファンに装着する。対応ファンサイズは120mmで、最大4dBAの動作音をカットするとしている。本体サイズはW120×D129×H5mm、重量は22g。
2015年07月24日○シリコンバレーの風景シリコンバレーは私の仕事人生の心のふるさとである。別にシリコンバレーという名前の都市があるわけではない。サンフランシスコ・ベイエリアの南部に位置している、パロアルトからサンノゼに行く間の土地に、半導体業界で一旗揚げようという野心たっぷりのエンジニア達が集まってきて、会社を興し、急速に成長して、名だたる半導体企業が軒を並べるようになったので、いつの間にかこの地域がそう呼ばれることになったのである(半導体=シリコンの街)。サニーベールにあるAMD本社に出張する時には、まずサンフランシスコに降り立ち、レンタカーを借り、ハイウェイ101で100キロくらい南に下ることになる。今では羽田空港から日本を朝に出て、USに夜につく便もあるらしいが、その当時は大抵成田空港を夕方に出て、サンフランシスコに朝の10時くらいに着く便が主であった。夕方日本を出て9時間ぐらい飛ぶと、まず例外なく信じられないような真っ青なカリフォルニアの空が寝不足の目に痛いほどに迫ってくる。その青い空は"ようこそカリフォルニアに"と言うあっけらかんとしたメッセージと同時に、仕事モードに入るスイッチになる(私はいつかカリフォルニアに観光で訪れたいと思っているが、多分100回近く仕事で行っているのに一度も観光で訪れたことがない…)。レンタカーで日本ではめったに運転しない大きな車を慣れない右側通行で何とか走らせると、マチルダとか、モフェットとか懐かしいストリートの名が出てくる。Lawrence Expresswayという標識がでてきたら101号線を降りる。あのカリフォルニア特有の乾いた空気の匂いと突き抜けるような青い空は、シリコンバレーを訪れた人であればいつまでも忘れない独特の感覚であろう。○元々は小さなベンチャーの集まりせっかくAMDの話を書く機会を得たので、どうせなら、AMDを育てたシリコンバレーの簡単な歴史、またそれを築き上げたレジェンドたちの話も書いておこうと思う。この辺の話をすると、私的にはここに出てくる人物たちの名前を聞くだけである種の興奮を覚えるのだが、一般の読者にはなじみがないと思うので背景説明を記しておく。今は大企業となったけれど、当時は小さなベンチャーの集まりだったシリコンバレー企業の系譜である。それまではサクランボなどの果物の生産地でしかなかったカリフォルニアのサンタクララ周辺が、シリコンバレーと呼ばれる世界中のハイテクの中心地となった起源は、トランジスタの発明で知られるウィリアム ショックレーが開設したショックレー半導体研究所にある(ショックレーはベル研究所でトランジスタを開発した他の2人の科学者とともにノーベル賞を受賞した)。ショックレー半導体研究所は半導体製品を開発しビジネスにする目的で設立されたが、ショックレー自身は優れた科学者であったがビジネスマンではなかったらしい。そのうち、造反組8人がスピンアウトして作った会社がフェアチャイルド セミコンダクターである。半導体ビジネスの起源と言う意味では、このフェアチャイルドが本格的な起源と言えるかもしれない。かくしてフェアチャイルドはアメリカ全土から当時としては新興ビジネスであった半導体に惹かれる若い優れたエンジニア、マーケッターたちをシリコンバレーに結集させ、成長させる学校のようなものになった。これらの優れたタレントは、急速に成長する半導体産業で自分自身の夢を実現するべく、次々にフェアチャイルドを出て自身の会社を設立していった。その中でも、Intel、AMD、National、LSI Logicはその後も成長を続け大企業となり、シリコンバレーの老舗として数々の会社を増殖させていった。フェアチャイルドのチャイルド(子供)に掛けてこの4社がフェアチルドレン(子供の複数形)と言われる所以である。半導体業界にはこれらのシリコンバレーの新興企業がのし上がってくる以前から既に確立されていたテキサス州ダラスの雄・Texas Instruments(TI)、アリゾナ州フェニックスのMotorolaなどがあったが、シリコンバレーの企業はカリフォルニアの開放的な企業風土と言う意味ではかなり特殊なものであったと思う。○強烈な個性のぶつかり合いが原動力にいかにも個性の強い役者たちが揃っていた。私は、AMD入社当時から日米の半導体企業が日米政府レベルの貿易摩擦の話題の中心になった1986年頃から(この件については後程述べる)PRの担当として関わったので、幸い図に示した創業者たち(ショックレーを除いて)に実際会っている(会っているといっても、同じ部屋にいて彼らのやり取りを聞いている立場にあっただけの話だが…)のでこれらの名前を聞くだけで未だにちょっとした興奮を覚えるのである。あのころのシリコンバレーの名だたる会社のExecutive達がなんと格好良かったことか!!すべてのExecutiveが非常に個性的で、しかも自信に満ちていた。お互いライバル同士であっても共通の目的については非常にオープンに、しかもカジュアルに話し合っていた。私のその時の印象は、その後のこれら伝説的人物の記述の通りである。天才的で親分肌のNoyce、学者のようなMoore(あのMooreの法則で有名な)、製造プロのSporck、イギリス紳士のCorrigan、そして、根っからのセールスマンの伊達男、我ら愛すべき"Jerry" Sanders。これらの強烈な個性が、あるときには協力し合い、ある時はぶつかり合い、切磋琢磨してシリコンバレーの原動力を生み出していた。私は日本の半導体業界もある程度知っているが、シリコンバレーの会社と決定的に違うのはこの業界内のコミュニケーションのダイナミックさだと思っている。そして、それが両国の半導体業界の競争力に大きく影響したと思う。シリコンバレーのレストランでは隣のテーブルで、結構知られた人たちが、競合同士なのにビジネスの話を結構オープンに話しているのを見かけたことがよくあるし、技術者同士が素晴らしい半導体回路のアイディアをレストランのナプキンに書き記しているのをみたこともある。ある時、ふらっと立ち寄ったパロアルトのハロウィーン衣装の店で、突然Steve Jobsが娘に衣装を買っているところに出くわした時はさすがに驚いた…知らない人同士でも、目があえばにこっとしたり、ウインクしたりするあの雰囲気は、実際はしのぎを削り合い、ストレスいっぱいの仕事生活に身を置く人たちであるのに、人生を楽しむ余裕が感じられ、独特のものがある。著者プロフィール吉川明日論(よしかわあすろん)1956年生まれ。いくつかの仕事を経た後、1986年AMD(Advanced Micro Device)日本支社入社。マーケティング、営業の仕事を経験。AMDでの経験は24年。現在も半導体業界で勤務。
2015年07月13日AMDはAm386の投入によって息を吹き返したが、既に次の製品の独自開発に着手していた。Intel80486互換のAm486である。トランジスタ数が120万と言うことはAm386の4倍以上である。その開発については、営業に忙しかった私にとってはAm386の時ほどドラマチックではなかったので(と言っても、設計エンジニアたちはさぞかし大変だったろうに…)、私自身はよく憶えていないが、1993年の4月にAm486が正式リリースされた。386の時にはIntelから5年遅れだったものを、4年遅れに縮めたわけである。Am386の販売の際に経験した"本当に互換なのか"というカスタマらの反応にAMDは非常に明確な形で答えた。Am486ではCPUのパッケージにWindowsロゴをあしらったのである。これはAMDが勝手にやるわけではないので、当然Microsoftが承認したわけである。このころから、AMDの中ではいよいよIntel互換路線を捨てるという方向性がはっきりしてきたのであると思う。それと同時に、Wintelと言われた無敵のビジネスモデルにも変化がでてきたのが読み取れる。MicrosoftにとってはPCがより売れるのがいいのであって、その中に使われるCPUはIntelでもAMDでもどちらでもよいということである。この考えはIntel側も同じであったであろう。つまり、Intelのハードであればマイクロソフトでも、Linuxでも、そのずっと後にスマートフォンのOSとして市場を席巻するGoogleのAndroidでも何でもいいということである。時代はいよいよ次の段階に入っていった。(次回は番外編を7月13日に掲載予定です。)著者プロフィール吉川明日論(よしかわあすろん)1956年生まれ。いくつかの仕事を経た後、1986年AMD(Advanced Micro Device)日本支社入社。マーケティング、営業の仕事を経験。AMDでの経験は24年。現在も半導体業界で勤務。
2015年07月06日ジャパネットたかたでの売れ筋商品を紹介する「ジャパネットランキング」では7月6日現在、エアコンでシャープ「AY-E22TD」、炊飯器でパナソニックの「SR-SY105J-RK」、テレビ・レコーダーでシャープの「LC-50W20-B」が1位となっている。以下の価格(税別)はすべて7月6日時点のもの。エアコンの売れ筋商品ランキングは以下の通り。1位:シャープ <AY-E22TD> 59,800円(取り付け工事費込み)2位:シャープ <AY-E28EX> 下取り後価格119,800円(取り付け工事費込み)3位:富士通ゼネラル <AS-225TK> 59,800円(取り付け工事費込み)4位:日立アプライアンス <RAS-F22D(W)> 59,800円(取り付け工事費込み)5位:東芝ライフスタイル <RAS-4055PT(W)> 下取り後価格119,800円(取り付け工事費込み)1位となったシャープの「AY-E22TD」は、室内機内部に風とプラズマクラスターイオンを送り込むことで、内部にカビが発生するのを抑える機能を搭載。熱交換器のアルミフィン表面には有機系親水性コートを施し、冷房時と除湿時には汚れを浮かせて、ドレン水とともに室外へ洗い流す。炊飯器の売れ筋商品ランキングは以下の通り。1位:パナソニック <SR-SY105J-RK> 下取り後価格39,800円2位:タイガー魔法瓶 <JKN-R100(K)> 下取り後価格49,800円3位:パナソニック <SR-SY185J-RK> 下取り後価格42,800円4位:象印マホービン <NP-WD10-WZ> 下取り後価格89,800円5位:タイガー魔法瓶 <JPB-H100(W)> 27,800円テレビ・レコーダーの売れ筋商品ランキングは以下の通り。1位:シャープ <LC-50W20-B> 下取り後価格89,800円2位:パナソニック <DMR-BRW500> 42,800円3位:東芝ライフスタイル <47Z8> 135,800円4位:ソニー <KJ-40W700C> 下取り後価格99,880円5位:東芝ライフスタイル <43J10X> 179,800円なお、ジャパネットランキングはリアルタイムで更新されるため、掲載時と変動する場合がある。
2015年07月06日サンコーは7月1日、ファンでクッション内部に風を送り込む「ツイン冷風ファン内蔵 USB爽快クッション」を販売開始した。「サンコーレアモノショップ」での直販価格は2,980円。ツイン冷風ファン内蔵 USB爽快クッションは、クッション後部にUSB駆動のファンを2基搭載するクッション。ファンでクッション内部に風を送り込んで、体とクッションが密着する部分に熱がこもるのを防ぐ。メッシュ素材のカバーは取り外しでき、洗濯可能だ。別売のシガーアダプタを用意すれば、自動車の座席にも設置できる。サイズはW350×D435×H30mm、重量は500g。USBケーブルの長さは150cmだ。
2015年07月01日サンコーは7月1日、2つのファンでクッションの中に風を送り込む「ツイン冷風ファン内蔵 USB爽快クッション」を販売開始した。サンコーレアモノショップでの直販価格は2,980円(税込)。クッション後部にUSB駆動のファンを2基搭載。クッションの中に風を送り込むことで椅子やシートと体の間に風の通り道を作り、熱を逃してムレにくくする。オフィスの椅子のほか、別売のUSBシガーアダプタを利用すれば自動車の座席にも設置可能だ。メッシュ素材のカバーは着脱可能なので、洗濯もできる。サイズはW350×D435×H30mm、ケーブル長は150cm、重量は500g。
2015年07月01日AMDのCEO、Jerry SandersはイライラしてBen Oliverが電話に出てくるのを待っていた。テキサス州Austinに設置されたBen Oliver率いる極秘プロジェクトLonghornチームがシャンペンを飲んで騒いでいるという情報を聞いたからだ。ここからのやり取りは、AMDの社史からの引用である。Sanders: Ben何やってんだ!! そんな暇があったら早く386を完成しろ!!Ben: おおつ! Jerry、CEO御大からの電話ですか、あまりにもいいニュースなので連絡遅れてました。すいません。みんなでシャンペンあけて大騒ぎですわ!!Sanders: それで、どうなんだ!?Ben: 完成です。OS、主要なアプリとも全く問題なく動いてます。完全に互換です。パーティーに戻っていいですか? 何しろやつらは頑張りましたから。Sanders: Ben、よくやった!!。シャンペンはJerryのおごりだと言って何本でも注文しなさい。Benのリバースエンジニアリングの仕事は奇跡的な結果を生み大成功であったが、CEOとしてのSandersの仕事はこれからだった。何しろ、今までのように固定したデザインを製造部門に回してチューニングをするのとは違い、まだ流したことがないデザインを市場投入時に競争力のある性能で(クロック周波数)、儲けられる形で(ダイサイズ、製造コスト)製造しなければならない。しかも、市場はIntelがAMDに80386をライセンスせず、AMDは386を独自開発しなければならなかった事をよく知っている、AMDの386がリリースされる時期になっても前述した調停訴訟の結果は出ていない(AMDはシリコンデザインのハードウェアは独自開発したが、プロセッサに格納されたマイクロコードは1976年のクロスライセンス契約でAMDに使用権があるという立場で、そのまま使用していた ― この件については後程機会があったら説明します)。その状態ではたして、市場はAMDの独自開発品を受け入れるだろうか? さらに、Intelは80386の次期製品80486の開発に余念がない。80486が出てくれば、IntelはせっかくBenが開発したAMDの386を殺しにかかる。まさに時間との戦いだった。BenのLonghornチームが開発を終えてからの製造部門の頑張りについては、私はよく知らない。ただ、日本の営業、Marketing部門の人間として私が憶えているのは、「80286はもう終わりだ、早く386を投入しないと売り上げが立たない、早く386を!!」ということだった。果たして、AMDが総力を結集して開発した80386互換プロセッサは、それまでのAMDの製品番号の伝統に従ってAm386として1990年11月に正式リリースされた。Intelの386の発表に遅れること5年であった。(次回は6月29日に掲載予定です。)著者プロフィール吉川明日論(よしかわあすろん)1956年生まれ。いくつかの仕事を経た後、1986年AMD(Advanced Micro Device)日本支社入社。マーケティング、営業の仕事を経験。AMDでの経験は24年。現在も半導体業界で勤務。
2015年06月22日様々な国籍の写真家によって組織されるフォトグラファー集団「AM Projects」による出版プロジェクトの第2弾として、『ABSTRACTS』が発行された。これを記念して6月27日に東京・原宿のヴァカント(VACANT)で、「AM Projects」のメンバーである写真家・横田大輔のトークイベントを開催する。『ABSTRACTS』は、写真や写真的なプロセスで作られた様々な抽象的(=Abstract)なイメージをまとめた一冊。アントニー・ケアンズ(Antony Cairns)、ティアン・ドアン・ナ・チャンパサック(Tiane Doan na Champassak)、オリヴィエ・ピンファット(Olivier Pin-Fat)、エスター・ヴォンプロン(Ester Vonplon)、横田大輔という5人のアーティストの作品が収録されている。カメラは使わず、現像の際に必要になる化学薬品と印画紙で制作された作品や、身体や自然、街の風景などの全体像から、カメラの接写で断片的な細部を切り取った作品など、各アーティストが写真という手法の可能性を模索した結果が様々な形で表現されている。同イベントでは、「AM Projects」に所属する唯一の日本人フォトグラファー・横田大輔をゲストに招き、写真評論家のタカザワケンジによる司会のもとアーティストトークが行われる。「AM Projects」の誕生秘話からその活動、ロンドンで開催された展覧会「ABSTRACTS」と同名の作品集についてなど、様々な視点からトークを展開していく。会場では、これまでに制作された「Abstract」シリーズの素材となる実物のフィルムを約30点展示。トーク後には横田大輔による「Abstract」公開制作デモンストレーションを実施する。また、同イベントのために特別制作された冊子『CELL』(4種類、各50部限定)の販売も行われる。【イベント情報】『ABSTRACTS』発行記念アーティストトーク&デモンストレーション会場:ヴァカント住所:東京都渋谷区神宮前3-20-13会期:6月27日時間:19:30~21:30料金:1.000円【書籍情報】『ABSTRACTS』参加作家:アントニー・ケアンズ、ティアン・ドアン・ナ・チャンパサック、オリヴィエ・ピンファット、エスター・ヴォンプロン、横田大輔出版社:ADAD BOOKSダストカバー付きソフトカバー/100ページ/210×270mm発行:2015年価格:8,800円
2015年06月15日エプソンダイレクトは9日、幅45mmでケース容量約1.6リットルの小型デスクトップPC「Endeavor ST11E」を発売した。APUに"Beema"世代のAMD製APUを搭載する。直販価格は税別50,000円から。W45×D185×H195mmの本体サイズ、約1.1kgの小型軽量モデル。VESAマウントに対応しており、オプションの「VESA 対応一体型キット」を使って液晶ディスプレイの背面に取り付けることができる。また、ディスプレイ一体型で使用する際、本体の電源操作が行いやすい「外付け電源スイッチ」をオプションとして新たに追加した。基本構成は、APUがAMD E2-6110 (1.5GHz)、メモリがPC3L-12800 2GB、ストレージが250GB HDD、グラフィックスがAMD Radeon R2 Graphics (統合GPU)、光学ドライブが非搭載。OSはWindows 8.1 64bit。
2015年06月09日6月1日~6月7日までの1週間に発表された、PC関連の注目ニュースをダイジェストでお届けする。世界最大級のコンピュータ展示会、COMPUTEX TAIPEI 2015が開幕した先週。開幕に先駆け、米Microsoftは1日、Windows 7およびWindows 8.1上で、Windows 10への無償アップグレードをうながす通知プログラムを開始した。合わせて、Windows 10の提供開始日を7月29日に確定したことも明らかにした。さて、COMPUTEX TAIPEI 2015では、"Iris Pro"を採用したデスクトップ向けBroadwellや、AMDの"Carrizo"こと第6世代AシリーズAPUが正式に発表された。また、Skylakeこと第6世代Intel Core対応のマザーボードや搭載PCを参考展示。このほか、USB Type-Cコネクタを利用したThunderbolt 3の詳細などが明かされている。詳細は、COMPUTEX TAIPEI 2015の記事を集めた特集をチェックしてほしい。○注目ニュース
2015年06月08日PCがITのプラットフォームとして爆発的に成長する中、Intelはそれまでの16ビットの80286プロセッサの次期製品、32ビットの80386の開発を終え、1985年10月に16MHz版の最初の製品を正式にリリースした。一方のAMDはそのころ80286の16MHz版を市場投入していた。当時のアプリケーションには32ビットのビット幅に対応するものは少なく、性能が高く安価なAMDの80286-16MHzは市場でかなり健闘した。その当時の私が手掛けた広告が残っているので掲載しておく。前述の通り、当初はIntelとAMDはx86アーキテクチャの普及で協業したわけだが、80286の普及によりx86アーキテクチャが業界標準となった時点で、IntelにはもはやAMDは邪魔者でしかなかった。そこでIntelは有名な"286X キャンペーン"を大々的に開始する。新製品80386をライセンスしないことでAMDを32ビット製品から締め出すことに加えて、自らが生んだ既存製品80286を否定することによって、AMDを一緒に葬り去ろうという強烈なものであった。286と書いた上に大きく赤のXを付けて、"これからは32ビットの80386の時代です"と書いてある。後にIntel Insideというキャンペーンに発展したものである。AMDにあって、Intelとの市場での競争に明け暮れた私にとって、Intelは常に大きな脅威であったが、このキャンペーンを初めて目にしたときには本当に驚いた。自らの市場での優位性を維持するために自らが生んだアーキテクチャを殺しにかかる、まるでギリシャ神話にでも出てくるようなテーマに、Intelという会社の徹底ぶりにショックを受けたのを覚えている。当時のIntelのCEOであったAndy Groveは後にリーダーシップに関する本を書いたが、そのタイトルは"Only the Paranoid Survive(偏執狂だけが生き残る)"であったことを考えるとうなずける点もある。○独自開発に着手 – コードネームは「Longhorn」Intelからの80386のライセンスを断念せざるを得なかったAMDは独自開発の80386互換のプロセッサの開発に着手する。テキサスの開発チームに因んで開発コードネームは"Longhorn"と決まった。リーダーは当時まだ30代のBen Oliver、Oliverを支えるのはAMDプロセッサ設計部隊から選ばれた血気盛んな精鋭チームであった。ただし、いくら能力があっても一つだけユニークな条件が付いていた、"Intel社に勤務する親類縁者がいないこと"。AMDは80386の互換製品独自開発について"リバースエンジニアリング (Reverse Engineering)"の手法を用いた。クリーンルーム版と別名されるこの手法を辞書で調べると、"Reverse engineeringとは、機械を分解したり、製品の動作を観察したり、ソフトウェアの動作を解析するなどして、製品の構造を分析し、そこから製造方法や動作原理、設計図、ソースコードなどを調査する事である"とある。クリーンルーム版と言う意味は、設計エンジニアたちは設計室に入る時と退出する時に身体検査をされ、何も持ち込まない、何も持ち出さないということを徹底することである。つまり、普通のものづくりの方法は、まず設計図があり、それに基づいて製品を作っていくのであるが、この場合はまず製品(30386)があり、それがどういう設計で作られたのかの情報なしに、公開された情報だけをもとにその当該製品と同じものを作ることである。AMDが与えられた公開された情報で一番有力なものは2つである。80386のデータシート、ユーザーマニュアルなどの資料80386そのものデータシート、ユーザーマニュアルは、80386の内部の機能ブロック図、どのピンがらどんな信号が入ればどんな信号を吐き出すのか、といったCPUを使ってPCを開発するハード、ソフトの設計エンジニアたちに必要な基本情報が書いてある公開文書である。(次回は6月15日に掲載予定です。)著者プロフィール吉川明日論(よしかわあすろん)1956年生まれ。いくつかの仕事を経た後、1986年AMD(Advanced Micro Device)日本支社入社。マーケティング、営業の仕事を経験。AMDでの経験は24年。現在も半導体業界で勤務。
2015年06月08日東芝エルイートレーディングは4日、AM/FMラジオレコーダー「TY-RPR1」を発表した。発売は7月中旬。価格はオープンで、店頭予想価格は税込15,000円前後。TY-RPR1は、AM/FMのラジオ放送を録音できるレコーダー。内蔵マイクによるボイス録音にも対応する。ラジオの録音は20件までタイマー予約が可能で、録音メディアはmicroSDカード(8GBのメディアが付属)。録音した音源の再生スピードは、17段階で調節できる。ラジオ機能としては、現在受信可能な放送局を自動で選択する「地域設定」機能と、ワンプッシュで登録したラジオ放送局につながる「お好み選局」機能を搭載。このほか、指定時刻にブザーを鳴らす「アラーム機能」や、指定時間後に電源を切る「スリープ機能」などを備える。主な仕様は、スピーカーがφ28mm、最大出力が80mW、電源は単4形乾電池×2本。メモリカードはmicroSDとmicroSDHCに対応する。本体サイズは約W56×H114×D14mmで、重量は約65g(乾電池含まず)。音量調節リモコンを搭載したイヤホンが付属する。
2015年06月05日ALBERTは6月2日、分析プラットフォームの構築プロジェクトを体系化し、「分析プラットフォーム構築サービス」として提供開始すると発表した。同サービスでは、Amazon Web Service(AWS)を活用し、クラウド上にビッグデータの分析環境を構築するほか、データ・ウェア・ハウス(DWH)やBusiness Intelligence(BI)ツール、統計解析ソフトウェアを組み合わせ、さまざまなニーズとユースケースに対応する。また、同社の提供するプライベートDMP構築ソリューション「smarticA! DMP」と連携することで、より詳細なデータ分析や高度なマーケティング施策の設計を実現するという。
2015年06月02日この頃から、x86アーキテクチャがMotorolaの68000などの他のアーキテクチャと競合していた状態が、PCの爆発的な普及により次第に変わってきていた。すなわちx86はPC業界の唯一の標準となり(de-facto standardと言う)、PC各社は標準にのっとったPCを大量生産することとなり、勝敗を分けるのは、どのPCメーカーがより高速なCPUとより容量の大きいメモリ(DRAM)を積んで、より安く提供するかが勝負となる。もっとも、この時代にはまだPCの形状などで差別化を図れることができたので、Display一体型デスクトップ、白黒DisplayでなくカラーDisplay, ラップトップ(ノートブックではなく)など各社工夫を凝らしたPCが出現した。それでもやはり、重要なのはコンピューターの頭脳と言われるCPUである。当時のWindowsベースのアプリケーションはまだ高速のハードを必要としていたので、CPUが高速であるほど、またメモリ容量が大きければ全体の処理能力は高くなる。CPUが同一アーキテクチャであれば、性能を決定付けるのは動作周波数(クロックスピード)と消費電力である。より高い周波数で、消費電力を抑えたCPUがより高い価値があることになる。PCが急速に普及し始め、かつては職場でしか目にしなかったコンピューターが個人の持ち物になり始めると、Intelは従来の技術主導のエンジニア集団という会社から、半導体市場には当時まだ存在していなかったブランドマーケティングを持ち込み始めた。高い周波数であるほど価値が高いという大変に解かりやすいメッセージで瞬く間に市場で受け入れられていった。AMDも負けてはいなかった。Intelの80286が周波数12MHz(ギガヘルツではなくメガヘルツです…)であったところに16MHzを投入、しかもPCの小型化がはかれるプラスティックのパッケージを使用するなどいろいろな改良でIntelを猛追し、次第に市場シェアを広げていった。しかし、この数年前からIntelは既に16ビットの80286の次期製品である32ビットの80386の開発を進めていた。16ビットから32ビットへの進化はPCの性能向上においてメジャーなイベントであった。32ビットコンピューティングはその後PCの世界では20年以上続くことになる。○80386はAMDにはライセンスしない80286プロセッサ(x86)とマイクロソフトのDOS(まだWindowsではなかった)との組み合わせで、その後Wintel(この表現は後になって主にプレスが使ったのであって、面白いことに筆者はIntelもマイクロソフトもこの言葉を積極的に使っていたのを聞いたことがない…)という無敵のビジネスモデルを打ち立てたIntelは、次期プロセッサ製品80386を開発するにあたってAMDとの関係において社内で密かに決定していたことがあった。要約すれば下記の3つの事項である。80386はAMDにはライセンスしない。しかしそのことはAMDにはすぐには伝えない(ぎりぎりまでAMDをIntelアーキテクチャのサポート側につけておく)80386発表後は80286からの切り替えをできるだけ早く行いAMDを振り切る。誤解のないように記しておくが、これらのことをIntelが密かに決めていたと言う事実は筆者が憶測で言っているのではない。AMDはいくら待っても、Intelが80386の二次供給ライセンスの話に乗ってこないので、1982年のライセンス契約に基づいてIntelに対し調停訴訟を提起した。それを見たIntelは、すぐさまAMDに80386のライセンスをしないと宣言した。調停訴訟というのは、ハイテクノロジーの業界ではよく出てくる話で、長期にわたり、しかも金がかかる法廷闘争の代わりに、両社の合意のもとに選出された調停人(ほとんどの場合引退した裁判官、判事など法律のプロが選ばれる)に依頼してスピーディーに解決を図る略式訴訟のようなものである。しかし、実際にはこの調停はもめにもめて、結果的にはAMDの主張がおおかた認められる形で終了することになる。先に述べたIntelがAMDとの関係において秘密裏に決定していた3つの重要な事項は何万ページにわたる双方の内部文書を精査して、多分5年近くはかかったであろうこの調停訴訟の結論として、調停人元判事のバートン・フェルプス氏がまとめた調停文書で発表したものにはっきり述べられている事実認定である。その後も、AMDとIntelはいくつかの大掛かりな訴訟合戦を繰り返すが、これについては別の機会を得て記述したいと思う。(次回は6月8日に掲載予定です。)著者プロフィール吉川明日論(よしかわあすろん)1956年生まれ。いくつかの仕事を経た後、1986年AMD(Advanced Micro Device)日本支社入社。マーケティング、営業の仕事を経験。AMDでの経験は24年。現在も半導体業界で勤務。
2015年06月01日台湾MSIは21日、チップセットにAMD 990FX + SB950を搭載したAM3+対応ゲーミングマザーボード「990FXA GAMING」を発表した。USB 3.0よりも高速なUSB 3.1ポートを2基搭載したゲーミングマザーボード。MSI独自の品質基準ミリタリークラス4に対応したコンポーネントを採用するほか、回路保護機能「GUARD PRO」、使用していないポートへの電源をカットし、消費電力を削減する「M㻿I ECO Center」といった機能を備える。ゲーム向けにオーディオ機能が充実しており、独立設計のオーディオ回路「Audio Boost 2」を搭載。専用の電源入力を設けることで安定した電源を供給し、電磁波の妨害を少なくしてクリアな音声を出力する。「USBオーディオパワー」機能では、ATX電源から直接5Vのスタンバイ電源を取得。USBポートのノイズを低減させ、USB DACなどを使用した時に音質を高める。このほか、ゲーミングマザーボードでの採用例が多い「Killer LAN」の搭載や、マルチグラフィックスカードへの最適化などが行われている。
2015年05月21日パナソニックは5月19日、コンパクトサイズのAMラジオ「R-P140」と「R-P40」を発表した。発売は6月19日。価格はオープンで、推定市場価格はいずれも1,400円前後(税別)。R-P140とR-P40は、持ち運びに適したコンパクトサイズのAM専用ラジオ。電源には単3形乾電池×2本を使用する。パナソニック製のアルカリ乾電池を使用した場合、スピーカー使用時で約150時間、イヤホン使用時は約290時間の連続受信が可能だ。チューニングはシンプルなダイヤル式で、プリセット機能などは備えていない。回路は、一般的なシングルスーパーだ。φ57mmのスピーカーを搭載しており、実用最大出力は100mW。R-P140は横型のスタイル、R-P40は縦型のスタイルを採用している。本体サイズはR-P140がW120×D30×H68mmで、R-P40がW67×D27×H112mm。乾電池を含む質量はいずれも150gだ。製品には単3形マンガン乾電池×2本とモノラルイヤホンが付属する。
2015年05月19日IBMはこのPC(いろいろな話を読むとIBM自身も、このPC:Personal Computer:個人で持つコンピューターと言う概念については社内でかなり懐疑的にみられていたらしい…)のメインCPUについては社内で作られているメインフレーム用のCPUは使いようもなく、CPUもソフトも外部から調達するという点で、当時はこの製品はIBMの主流から外れたかなり得体の知れないプロジェクトであったことがうかがえる。ただし、さすがはIBM。調達部門はCPUは必ず2次ソースがあることと言う条件を付けていた。ソフトについてはハードのおまけくらいにしか考えていなかったのだろう、マイクロソフト1社に任せた(これがその後大きな付けとなって回ってくるなどとは想像もしなかっただろう)。IBMのビジネスにテンションが上がったIntelだが、2次ソースを探さねばならない。そこで、IntelのCEO Robert Noyce(マイクロプロセッサの生みの親と言われる)が真っ先にコンタクトしたのが、National SemiconductorのCharlie Sporckである。筆者は最近この連載の執筆にあたりCharlie Sporckの手記、「Spin-Off」を読むまでは、IntelはAMDにコンタクトしたのだと思っていたのだが、最初のコンタクトはNationalであったことが判明した。Charlie Sporckの手記には、"ある時、家族とスキーに行っていたらIntelのRobert Noyceから電話がかかってきた。一緒にIBMに納めるマイクロプロセッサをやらないか? と言う話であったが、そんなもの(マイクロプロセッサ)ビジネスになると思わなかったので即断った。今から思ってみれば、あれは間違いだった。"と言う記述がある。しかし、Nationalは、その後Chiarlie Sporckの下でアナログ、ディスクリート製品にフォーカスして大きく成長し、最後にはスピンアウトした母体であったFairchildを買収することになった。シリコンバレーの老舗企業たちの生い立ちについては、番外編で書くつもりである。(次回は5月25日に掲載予定です。)著者プロフィール吉川明日論(よしかわあすろん)1956年生まれ。いくつかの仕事を経た後、1986年AMD(Advanced Micro Device)日本支社入社。マーケティング、営業の仕事を経験。AMDでの経験は24年。現在も半導体業界で勤務。
2015年05月18日旭エレクトロニクスは11日、GIGABYTE製マザーボード「GA-990FXA-UD3 R5」の取り扱い開始を発表した。16日の発売を予定し、希望小売価格は19,980円。チップセットにAMD 990FX + SB950を搭載したAM3+対応マザーボード。8+2の電源フェーズ設計で高TDPのCPUをサポートする。また、長寿命の個体コンデンサや発熱に強い2オンス銅箔層基板設計の採用に加えて、ガラス繊維基板による湿気対策などが施されている。このほか、日本ケミコン製オーディオ用コンデンサを搭載するほか、PCB層を分離することにより、敏感なアナログ音響機器を保護、アナログとデジタル双方の接地を分離し、電磁妨害を阻止する。
2015年05月11日さて、第1シリーズで書いたK7 Athlon 1GHzの発表から一気に時代を25年さかのぼる。 と言うことは現在から40年も前の話だ。この連載を書くと決めた時、K7の件についてはどうしても書きたかったが、水泳をしているうちに、是非とも記しておきたいドラマチックな話がどんどん思い出されてきた。だが、その話を断片的に語るより、ちょっとした歴史的な背景説明をしたほうがわかりやすいと思い、この第2シリーズを書くことにした。それは、当時毎日のように「SanJose Mercury News(シリコンバレーのコミュニティー紙ともいうべき地方新聞)」のトップニュースを飾ったAMDとIntelの競争の歴史であり、PCの頭脳と言われるCPUの発展の歴史であり、ちょっと大げさかしれないけれど、日々競争に明け暮れ切磋琢磨してきたシリコンバレーの歴史そのものであると思う。そこには、シリコンバレーのパワーの源であるエンジニアたちの飽くなき熱意があり、ビジネスを突き動かすための経営者たちのいくつもの勇敢な決断があった。そしてなにより、隆盛してゆく産業の得体のしれないパワーがあったし、そこに従事している者たちで共有していた興奮があった。今から思うと、何かわからない熱病にかかっていたような気がする。そんな気持ちを持つのは多分私だけではないだろう。Intelが4ビットのCPU4004を発表したのは1971年である。4004の誕生についてはいろいろな記事があり、Intelがこのプロセッサを日本の計算機会社のために開発したのだということについてもいろいろな記述がある。その当時汎用CPU、いわゆる同一ハードウェアで幾多の用途に応じたアプリケーションソフトが動くという考え方は存在していなかったし、このプロセッサがさらに発展し、今ではクラウドコンピューティングを支えるサーバーのエンジンになるなどとは40年前に誰が想像しただろうか(そもそもInternetと言う概念がなかった時代である)。私はAMDに勤務した人間であり、最初にIntelが開発したx86 CPUの起源を語る資格もないし、するつもりもない。 AMDに勤務していた時は、Intelは常に圧倒的な力を持った競合であり(その強大さは時にはため息が出るほどであった…)、追いつき追い越すための大きな目標であった。と同時に、私は常々Intel社に対してはシリコンバレーの中心企業として、また驚異的なコンピューター技術革新を常にリードした業界の推進力として大きな敬意を抱いていた(この私のIntelへの敬意は、その後AMDがK7/8で技術的にIntelを追い抜いた事態が起こった時Intelが独占的地位の乱用という行動をとったことで崩れ去ったのだが…これについては機会があれば後述したい)。○Intelの成功の裏にAMD有り私がAMDの社員であったことで誇れることは、AMDのCEOであったJerry Sandersが常々言っていた"競争のみが革新を生む"という言葉のように、AMDとIntelが常に競合していたために、両社の技術革新が加速され、結果的には顧客に対し大きな価値を生んだという点である。前置きが長くなったが、Intelの4004発表後、CPUは8ビットの8080の時代となり、これが16ビットの8088(外部バスは8ビット)、8086と発展していった。 当時、PCと言う概念はなく、IBMがPersonal Computer(いわゆるパソコン)と言う製品を発表し、それが爆発的な発展を遂げるまではAMDもIntelも汎用メモリ、汎用ロジックなどの製品が主体のビジネスであった。当時のコンピューター産業の中心はメインフレームのIBM、DECとその互換のBUNCH(Burroughs、UNIVAC、NCR、Control Data Corporation、Honeywellの頭文字)、などの米国東海岸の企業が中心であり、シリコンバレーの半導体会社はあくまでもベンチャー系の亜流であった。このようなコンピューター会社は、それぞれが自分のシステムに使用する半導体パーツを自身で製造していた。特にコンピューターの頭脳であるCPU(Central Processing Unit)は自社設計のものを自社のコンピューターに使用するというのが常識であった。要するに今ではスーパーコンピュータにも使われるのが当たり前である汎用CPUなどというものは存在しなかった。そこに、IBMからIntelへ8088を最新製品に採用したいという話が入った。IBMが8088を採用した製品は、1つはDisplaywriter(いわゆる初期のワードプロセッサ)とIBM PCであった。最近、その時代のシリコンバレーの話がよく書かれている本に出会った。National SemiconductorのCEOを務めた Charlie Sporck 氏の回顧録「Spinoff」と言う本をである(Saranac Lake Publishing, New York刊)。残念ながら既に絶版らしいし、日本語訳されていないので、今では読まれる機会がほとんどないと思われるが、私としては実に面白い読み物である。この本によるとIBMからIntelにこの話が来た時、Intelは大いに期待したことが書かれている。その当時シリコンバレーのベンチャー企業であったIntelと同じく、この話に狂喜したもう1つの企業があった、そしてその企業はIntelとともに、その後のIT業界を牛耳る巨大企業になった。マイクロソフトである。 この話は、いろいろな本が既に書かれていて、当事者でもない私が語るものは何もない。 ここで私が語りたいのは、このIntel:x86 CPU+マイクロソフトと言う不動の独占ビジネスモデルの構築に、実はAMDが大きく貢献していたという事実である。(次回は5月18日に掲載予定です。)著者プロフィール吉川明日論(よしかわあすろん)1956年生まれ。いくつかの仕事を経た後、1986年AMD(Advanced Micro Device)日本支社入社。マーケティング、営業の仕事を経験。AMDでの経験は24年。現在も半導体業界で勤務。
2015年05月11日AMDは5月6日(米国時間)、PC向け新型APU「AMD 7000シリーズ」および新型GPU「AMD Radeon 300シリーズ/M300シリーズ」を発表した。AMD 7000シリーズは「Carrizo-L」と呼ばれる開発コード名で開発されてきたもので、最上位モデル「AMD A8-7410 Quad-Core APU」はAMD Radeon R5 GPUを搭載し、TDPは12~25W、CPUの動作周波数は最大2.5GHzで4コアという構成となっている。一方のAMD Radeon M300シリーズはノートPC向けGPUで、同社のグラフィックス・コア・ネクスト(GCN)アーキテクチャをベースとし、Direct X 12をフルサポートするほか、AMD Enduroテクノロジーによるインテリジェントな電力管理技術も提供するという。また、OEMデスクトップPC向けGPUであるAMD Radeon 300シリーズもGCNアーキテクチャを搭載し、Direct X 12をフルサポートするという。なお、AMD 7000シリーズはすでに中国市場に投入されており、順次そのほかの地域にも展開していく計画であるという。
2015年05月08日オリエント時計は15日、1970年代における機械式時計のデザインテイストを、現代的なスタイルにアレンジしたクォーツ時計「ORIENT Neo70’s AM/PM」を発売した。エッジの効いた立体的なインデックスと、ヘアライン加工を施したぼかし文字板の組み合わせによって、70年代らしいインパクトあるデザインに仕上げている。ラインナップと税別価格は、文字板カラーがグレーの「WV0011UY」が23,000円、ブルーの「WV0021UY」、グリーンの「WV0031UY」、シャンパンの「WV0041UY」がそれぞれ20,000円だ。9時位置で24時間表示を行うインダイヤルは、ライムグリーン、イエロー、オレンジのビビッドなカラーを使って午前と午後で色分けしている。ダイヤルのぼかし文字板には、どこか懐かしさを感じさせる光沢感のあるグラデーションカラーを採用。カラーバリエーションはグレー、ブルー、グリーン、シャンパンの4色だ。また、2時位置と4時位置に配置したデイ表示とデイト表示を調整するプッシュボタンを、デザインアクセントにしている。ケースとバンド素材はステンレススチール(WV0011UYはグレー色メッキ)、ケースサイズは縦47.7×横41.0×厚さ10.78mm、風防はクリスタルガラス。防水性能は日常生活用強化防水(5気圧)、耐磁性能は耐磁1種、電池寿命は約3年となっている。
2015年04月18日ダイソンは4月17日の午前11時、世界初となる旗艦店「Dyson 表参道」をオープンした。前日の16日に、メディア向けのオープンイベントが行われたので、その様子をレポートする。○ダイソン製品がズラリ! 実機を見て、触って、試せるDyson 表参道があるのは、東京都・表参道にあるAo(アオ)ビルの1階。青山通りと骨董通りの交差点近くにあり、地下鉄の表参道駅から歩いてすぐの場所だ。営業時間は午前11時から午後8時まで。年末年始などを除き、年中無休となっている。ストアはダイソンの世界観を知り、新しい技術を体験できるスペースとなっており、コードレスクリーナー、キャニスター型掃除機、加湿器、扇風機、ファンヒーター、空気清浄機能付き扇風機などダイソン製品が並ぶ。Dyson創業者のジェームズ・ダイソン氏の長男であるジェイク・ダイソン氏が開発したLEDライトも展示されていた。ヒートパイプを利用してLEDを適切に冷却することで、37年という長寿命を実現している製品だ。カウンターウエイトのおかげで、指で軽く押すだけでスーッと動き、止めたいところでピタッと止まる。初のお披露目だったため、報道陣も興味深く実機を動かしていた。また、ダイソン初のロボット掃除機「ダイソン 360 Eye」の実機も。2015年春の発売予定とされていたが、現時点では発売時期未定とのことだ。店内には、カーペットや畳、フローリングなどの床材があり、自由に掃除機を試せた。棚には大小さまざまなゴミサンプルを多数用意。床にゴミをばらまいて、使い勝手を確認できる。コードレスクリーナーとキャニスター掃除機を比較できるので、自分に合った掃除機を見つけられそうだ。○世界初の直営店を日本でオープンする意味は?2014年にダイソンは、日本だけでなく香港、台湾、シンガポールの掃除機市場において、初めて金額ベースでシェアNo.1を獲得した。そういったアジア市場の急成長を受け、アジア向け製品の開発に力を入れている。日本で世界初の旗艦店「Dyson 表参道」をオープンしたのは、アジア市場にダイソン製品が受け入れられる先駆けだったのが日本市場であったからだという。ダイソン 代表取締役社長の麻野信弘氏は「この店のコンセプトは、ダイソンの最新テクノロジーを見ていただき、実際に触っていただき、さまざまな使い方を試していただくこと。どんどんダイソン製品を試していただきたい」と話す。創業者ジェームズ・ダイソン氏からは「異なる素材のカーペットや床材の上でゴミを吸い取るなど、全製品を試して、ダイソンのテクノロジーを体感してほしい」とのビデオメッセージが届いた。もちろん試して気に入ったものがあれば、ストアで購入することもできる。メディア向けオープンイベントでは製品のみの展示だったが、オープン時には説明と価格が書かれたカードも一緒に置かれるという。購入したその場でユーザー登録をすると、通常2年間のメーカー保証を無料で5年延長するという特典も。ただし、あくまでもストアは販売よりも体験を重視しているとのことだ。スタッフの説明を受けながら気軽に試せるよう、製品はゆったりと配置。どの製品もさまざまな角度から見られるよう、置き方も工夫されていた。○納得いくまで試せるストアDyson 表参道があるのは骨董通りのすぐそばで、周囲にはグルメや買い物などを楽しめるスポットだけでなく、流行りのショップやカフェが立ち並ぶ。Dyson 表参道の外観も、黒を基調とした高級感あるたたずまいだ。ストアスタッフは「ちょっと入りにくいかもしれませんが、気軽に立ち寄ってください」と話す。ダイソン製品は安い買い物ではないので、じっくり試してみたいという声も多い。Dyson 表参道では、満足できるまで実物を触り、試し、製品について納得いくまでスタッフに聞けるストアとなっている。家電量販店に行っても実機を動かせない、スタッフに声を掛けにくいと不満を持っている人でも、ここならじっくりと試すことができそうだ。Dyson 表参道ではオープン初日から100日間、「100のダイソンプレゼント」キャンペーンを開催する。期間中に来店し、参加フォームに記入するとダイソン製品が1日1人、合計100人に当たる。また、来店したうえで、ダイソンジャパンの公式Facebookに「いいね!」、またはTwitterアカウントをフォローすると先着2,500名にオープン記念ギフトがプレゼントされる。
2015年04月17日●マシュマロみたいなフットマッサージャーフジ医療器は4月16日、女性向けの新ブランド「mashua(マシュア)」から第1弾の製品として、カフ式のフットマッサージャー「マシュア AM-30 フットエアーマッサージャーF」(以下、AM-30)を発売した。希望小売価格は税別36,852円。AM-30は、左右合わせて14個のエアバッグを内蔵したひざ下用フットマッサージャー。ふくらはぎに3個、くるぶしから足の甲にかけて4個のエアバッグを配置した。土踏まず部分には片足2個ずつの指圧球を備え、脚をもみほぐす。自動コースは、脚全体をまんべんなく加圧する「ひきしめ」と、脚の下から上へともみほぐすように加圧する「くつろぎ」の2コースを用意。強弱は2段階で調整可能だ。使わない時はマッサージャー部分を折りたたんで、専用のカバーをかぶせると、丸いクッションのようになってコンパクトに収納しておける。素材には、ふかふかとした触り心地の起毛素材を採用した。サイズは使用時でW310×D315×H440mm、収納時でW350×D350×H180mm。電源アダプタを除く重量は2,300g。ふくらはぎ周りは約29~45cm、足のサイズは27cm以下に対応する。カラーはピーチ、ブルーベリー、ショコラの3色。直販サイト「フジ医療器モール」のほか、通販で展開していく。●マッサージ器で、働く女性を応援したい○20~40代女性がターゲットフジ医療器は同日、新製品発表会を開催した。発表会にはフジ医療器 代表取締役社長 木原定男氏と、同社 商品戦略グループ チームマシュアリーダー 小松真理子氏が登壇。AM-30の機能説明のほか、開発背景やねらいなども語られた。木原氏はまず、フジ医療器がこれまでも女性向けの製品を数多く発売してきたことを説明した。木原氏によれば、フジ医療器は女性向けのマッサージ器具だけでなく、超音波洗顔器などの美容機器も発売してきた歴史を持つ。女性向けの製品を数多く手がけてきたとはいえ、それらの主なターゲットはファミリーや中高年。働きざかりの若い女性、特に20代から40代くらいの女性をターゲットにした製品はこれまでなかったと言及した。働く女性が増えていることを受けて、フジ医療器がマッサージチェアのパイオニアとして培ってきたノウハウを女性向けの製品に活かせないかと考えた。そこで、新ブランド「mashua(マシュア)」を立ち上げることを決定。mashua製品の企画・開発やマーケティングなどは、すべて女性の7名からなる「チームマシュア」が行った。ちなみにブランド名の「mashua」とは、make(作る)とshine(輝く)、health(健康)、unique accessories(価値あるアクセサリー)を組み合わせて作った語。セルフケアの習慣化をサポートするツールとして、働く女性を応援したいという思いが込められている。○カワイイ見た目と、機能のギャップ続いて、チームマシュアのリーダーである小松氏が登壇し、新製品「AM-30」を紹介した。小松氏によれば、フットマッサージャーの市場は、2011年から2014年までの3年間で約3倍に拡大。そういった背景もふまえて、マッサージャーとしての機能だけでなく、使わない時のデザインや触り心地にもこだわった「AM-30」を開発した。外箱はリボンをかけたようなデザインで、ギフトボックス風の見た目になっている。これには「自分へのプレゼント」という意味も込められているそうだ。ちなみに、ピンクの「ピーチ」、ブルーの「ブルーベリー」、ブラウンの「ショコラ」と、名称はすべて食べ物からとった。ふわふわのマシュマロをイメージして製品開発を行っていたことから、カラーの名前も食べ物で統一したという。3色展開にしたことについて「どの色にしようかな、と買い物をする過程も楽しんでほしい」と小松氏は語った。
2015年04月16日野村佐紀子のインスタントフィルム写真展「UTSUSHIYO 映し世」が4月9日から5月11日まで、表参道のアートスペース「AM」で開催される。同展は野村にとって都内初となるインスタントフィルムによる写真展。彼女が発表を意識せずに、気持ちのおもむくままに撮りためてきた作品のうち約100点が出展される。ときに予期せぬ変容をもたらし、保存の過程によってはケミカルな反応を生み出すインスタントフィルム。そこに、瞬間を切り取るカメラマンとしての彼女の美意識と思想、感情が融合し、濃厚な時間のエッセンスを浮かび上がらせた。なお、今回展示される作品のうち16点は、同時刊行の写真集『moments』にも収録される。25日には野村佐紀子が来廊し、トークショーが行われる予定だ。野村佐紀子は1991年より写真家の荒木経惟に師事。その後、東京を中心にヨーロッパ、アジアで展覧会を行うなど、グローバルに活動している。男性のヌード作品が有名。代表作は漆黒の闇の中で仄かに浮かび上がるモノクロ作品集『黒闇』や『nude/a room/flowers』など。その他、超小型カメラを用いた『夜間飛行』、デジタルカメラで撮影した『hotel pegasus』など、様々な写真メディアに挑戦している。【イベント情報】UTSUSHIYO 映し世会場:AM住所:東京都渋谷区神宮前6-33-14神宮ハイツ301/302号室.会期:4月9日から5月11日まで時間:13:00から19:00まで
2015年04月02日東京のAMラジオ局・文化放送(JOQR)は、同局が1月20日~3月15日にかけて一般公募した"新ロゴ"の応募作品の中から、武蔵野美術大学を今春卒業したばかりの新人デザイナー・工藤大貴氏の作品を採用作品(最優秀賞)として決定したことを発表した。このたび同局が一般公募を実施したのは、今年秋から冬にかけて予定されているワイドFM(FM補完局)の開局にともなう、「AM1134kHz」と「FM91.6MHz」を入れた新しいロゴ。合計5,352もの応募作品の中から新ロゴとして採用されたのは、今春デザイン会社に就職する武蔵野美術大卒生・工藤大貴氏の作品だ。同氏には賞金として「FM91.6MHz」に引っかけた91万6000円が贈呈される。また、同氏は、応募時は武蔵野美術大学 視覚伝達デザイン学科の学生で、先日卒業式を終えたばかりの22歳(1991年生まれ)。4月からは東京都・渋谷のデザイン会社「CONCENT」にデザイナーとして就職することが決まっているという。また、過去には朝日広告賞入選と毎日広告デザイン賞学生賞の受賞歴がある。なお、新ロゴは、『「運転&文化放送」「勉強&文化放送」「料理&文化放送」などと、人の生活に寄り添うラジオ局』、『コーポレートメッセージ「人と心の絆を大切にする、マイラジオ文化放送」』、『これまでの「AM1134kHz」に新たに「FM91.6MHz」が加わり、より身近なラジオ局になる』が「&」で表現されており、同局では今夏から順次、新しいロゴへ移行していくということだ。
2015年04月01日グッチ タイムピーシズは、will.i.am氏が創設したテクノロジーの支援・活用を促進する企業i.am+とパートナーシップを締結し、革新的なウェアラブルデバイスを開発すると発表した。同デバイスは、多くのウェアラブルデバイスと違いスマートフォンと連携しないという。詳細や価格については近日発表するとしている。同デバイスは、スマートフォンとは連携せず、完全なスタンドアローンのスマートバンドとして機能。音声通話発受信、テキストメッセージおよびEメールの送受信、音楽、地図、カレンダー、フィットネス、音声入力による高度なパーソナルアシスタンと機能の搭載などを予定している。価格、販売方法、販売時期についての詳細は、近日アナウンスする。同デバイスの開発にあたりwill.i.am氏は、「ファッショナブルでありながら、技術的にも最先端のデバイスを生み出し、このカテゴリーを明確化することを目指す。このコラボレーションは、ファッションとテクノロジーの世界を融合させるという意味のfashionology(ファッショノロジー)をコンセプトとしているi.am+にとって、その概念を体現している」とコメントしている。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年03月24日MARSHALは19日、7cmの冷却ファンを搭載するSATA HDDケース「MAL-5035SBKU3」を発表した。3月下旬より発売する。価格はオープン。7cmの冷却ファンを内蔵するSATA HDDケース。アルミ製の本体とあわせて内部温度の上昇を抑制する。ファンの動作用にスイッチも搭載するので、気温が低い時などはファンを止めて静音性を高めることもできる。HDDは、きょう体に備えられたPUSHボタンを押して蓋を開け組み込む。容量は8TBまで対応するほか、東芝製液晶TV「レグザ」などでも使用可能。PCとの電源連動機能も搭載し、PCの電源オフと連動して約10分で電源が切れる。またアクセスがない場合も約10分でECOモードに切り替わり消費電力を削減する。インタフェースはUSB 3.0。本体サイズはW213×D130×H44mm、重量は約340g。対応OSはWindows Vista / 7 / 8 / 8.1、Mac OS X 10.5以降。
2015年03月19日