開催中のCES 2016で、NECパーソナルコンピュータが先日発表(既報記事はこちら)したばかりの「LAVIE Hybrid ZERO」新モデルを出展していた。正式発表は少し先になるそうで、本体500g以下の11.6型・着脱式2in1と、ざっくりした情報だけを公開していたが、CES会場で触れたのは量産機に近い試作機とのこと。第一印象はとにかく「薄くて極端に軽すぎる」。軽すぎて500g以下なんてものではなかった。まず現時点で同社が公開している情報をまとめると、この新モデルは、13.3型クラムシェルで世界最軽量(約779g)をうたった「LAVIE Hybrid ZERO」シリーズの追加モデルとして、同社の2016年春モデルとして投入予定。新モデルは11.6型に小型化し、さらにキーボード部分が着脱する、いわゆるデタッチャブル2in1だ。第6世代「Intel Core m」や、「Intel RealSence 3Dカメラ」(1080p)の搭載もわかっている。肝心の軽さだが、現在の公式なアナウンスではWindows 10を搭載するタブレットPCが「500g以下」、拡張バッテリ内蔵のキーボード部分をドッキングしても、合計で「1kg以下」としている。着脱式は機構が複雑なぶん、合計重量でクラムシェルより軽くするのは困難だろうから、かなり軽い数字に見える。が、ドッキング状態の実機を持ってみて感じた。「1kgとかのレベルじゃない。100g単位で四捨五入したんじゃ?」と。現地でも正確な重量情報は未だ秘密ということだったが、取材時、ちょうど手元に400ml弱のペットボトル飲料を持っていたので、持ち比べを試みた。感覚頼りなのと重心の違いで明確なことは言えないが、タブレットPC単体と同じような重さにしか感じない。ついでにタブレットと拡張バッテリ内蔵キーボードも同等の重さと感じた。400g+400g=800gを前後するあたりの重量にしか感じないのだ。○1kg以下を必達に開発し、やってみたら凄く軽くなってしまった同社の担当者によれば、"Windowsタブレットは重い"という固定概念を崩すために、360度回転ヒンジではなく、着脱式で1kgを切ることを必達目標に掲げて開発をスタート。開発チームは内部目標としてさらに軽い重量をターゲットに、素材から見直して軽さを追求したそうだ。タブレットの天板だけでなく内部補強フレームにも、マグネシウム合金よりさらに25%軽量なマグネシウム・リチウム合金を採用しているという。また、ただ軽くすれば良いというだけでなく、利用時に快適な重心を得るための重量バランスにも配慮したそうだ。たとえば合計重量を減らすためキーボード側を極端に軽くしてしまうと、タブレットの重さで後ろに倒れやすくなってしまう。手に持った時に重心が極端に偏ったつくりでは、片手で持って使うことが多いタブレットだけに違和感が大きくなってしまう。実際、もっと初期の試作機では、重量そのものは更に軽いものも作成していたそうだが、バランスの調整を念入りに行った。CES 2016会場で手に取ってみた試作機の仕上がりでは、重心のバランスに問題を感じない。軽さの印象以外の部分も、わかった範囲でレポートしておこう。こちらも重要なバッテリ駆動時間だが、試作機のタブレット単体で、充電95%状態でのOS計算の駆動時間が残り約6時間50分、拡張バッテリ内蔵のキーボードと合体させると充電94%状態で約9時間30分。試作機であることなど考慮しても、製品版でも10時間クラスの駆動時間は期待してよさそうである。ほか試作機では、OSはWindows 10、メモリ容量は4GB、CPUは1.5GHzのIntel Core m3-6Y30、ストレージは東芝の128GB SSDを搭載していた。ディスプレイはタッチパネルで、解像度は1920×1080ドット。外部インタフェースはタブレット側にUSB 3.0(USB Type-C形状)とmicroSDスロットがあり、このType-Cは製品版でもUSB PD規格などはサポートしないそうだ。キーボード側にはUSB 3.0が2基、それとHDMIがある。またRealSence 3Dカメラはタブレットの天板に配置されていた。サイズは非公開だが、11.6型のディスプレイサイズから縦横はおおまかに判断できるだろう。メジャーか何かを持ち歩いていなかったことを後悔したが、手元にあった薄さ7.3mmのスマートフォン「Xperia Z3」とタブレット単体を比較してみると、やや新ZEROが厚いが、差はミリ単位もない微妙なものだった。この新しいZEROは、既存のZEROよりもコンパクトなパソコンが欲しいといった、日本のユーザーのフィードバックを反映し、ディスプレイサイズを定義し軽さを追及した製品と説明があった。同社担当者は「日本のユーザーのニーズにぴったりな製品」と話しており、ちなみに米沢生産だそうだ。なお現時点で海外展開は未定というが、思い起こせば、昨年のCES 2015でレノボとジョイントベンチャーを組んで初めて出展した「LaVie Hybird ZERO」は、極端な軽量追及で話題となり、CES公式アワードのBest PC賞も受賞した。本機の驚きも、楽しめるのが日本だけではもったいないと筆者は思う。海外発売は、反響が大きければ可能性はあるとのことだ。
2016年01月07日スウォッチ グループ ジャパンのスウォッチ事業本部は7日、「2016年Spring - Summer Collection 第1弾」となる3種類のコレクションを発表した。1月14日に販売を開始し、税込価格は7,560円~22,680円。○Es War Einmal Collection (6モデル)童話や"アメコミ"の人気キャラクターをモチーフにしたコレクション。不思議の国のアリスに登場する「クイーン」「チェシャ猫」、もっとも有名なコウモリの「バットマン」、さらには「ドラキュラ」など、各キャラクターの特徴をスウォッチらしくアレンジした。○Power Tracking Collection (37モデル)プラスティックケースにシリコンというコンビネーションウォッチ「Gent」や、メタル素材を採用した「Irony」などから、幅広いモデルを取りそろえた。○SISTEM51 Collection (5モデル)スウォッチ好きからの人気も高い「SISTEM51」に、ビジネスシーンでも活用できるシンプルなモデルや、カラー・デザインに遊び心を加えたモデルが加わった。なお、SISTEM51は、51個のパーツで構成された自動巻き機械式ムーブメント(一般的な自動巻き機械式ムーブメントは100以上の部品で作られている)。製造は完全に自動化され、最大90時間のパワーリザーブ、全部品をケースに密封、長期間パワーを持続する精度(日差 約+/- 10秒)の保証といった特徴を持つ。
2016年01月07日世界基準の美しさとはなんでしょう?痩せすぎモデルの起用を禁じる議会法案が可決されたフランス。グウィネス・パルトロウやミランダ・カーも食生活をかなり意識しているよう。健康的な美しさこそ、いま求められている美のあり方。痩せていることが美しいという価値観は、崩れようとしているのかもしれません。食生活を見直す方法、美しくなる食生活について紹介します。・1週間で食生活をチェック自分がどんな食生活をしているのか、見直すことから美への道は始まります。1週間分の食事内容を書き留めたり、写真に撮ったりして、自分がふだんどんなものを食べているのかを把握しましょう。こうすることで、つい食べ過ぎてしまっているものや不足している栄養素が分かります。面倒なようですが、もっとも分かりやすく簡単な方法なので、ぜひお試しを。・美しくなるための食材を選ぶ艶やかで美しい肌や髪は、十分な睡眠とバランスのとれた食生活から生まれます。脂質や糖質の摂り過ぎに気を付け、良質なビタミン、ミネラル、タンパク質、炭水化物などを摂るようにしましょう。新鮮なフルーツや野菜はビタミンやミネラルの宝庫です。1日に、フルーツ200グラム、野菜350グラムは食べたいですね。牛肉や豚肉なら脂のない赤身、鶏肉なら胸肉やささみなど脂質の少ない部位で良質なタンパク質を。豆類で植物性のタンパク質を摂るのもオススメです。ビタミンや繊維質も一緒に摂れるように、玄米や精製していない小麦で作ったパンやパスタなどを選んで食べると良いでしょう。美しい肌や髪のためには、脂質も必要な栄養素です。エクストラバージンオリーブオイルのような良質なもので摂るようにします。・水をよく飲む水を意識的に飲むことも大切です。1日1.5~2リットルは飲むようにすると、デトックスにつながるのだとか。代謝がアップしたり、腸が活発に動くようになったりして、老廃物が体の外に出やすくなり、肌や髪がイキイキとしてくるでしょう。人間の体は食べ物で作られるといっても過言ではありません。2016年は食生活を見直して体の内側から美しくなりませんか?
2016年01月01日日本マイクロソフトは14日、12.3型タブレット「Surface Pro 4」のCore i7モデルを、2016年1月に変更すると発表した。理由として「特に案内できるものはない」という。11月12日に販売開始した「Surface Pro 4」は、当初、Core i7モデルを2015年12月に発売予定だった。現行ラインナップはCore m3モデル1種、Core i5モデル2種(メモリ4GB/8GB)で、これに加え、2016年1月発売からCore i7搭載モデル3種が加わることになる。Core i7モデルの参考価格は税別214,800円から。
2015年12月14日スウォッチ グループ ジャパンのスウォッチ事業本部は3日、2016年の干支モデルとして、西遊記の孫悟空をモチーフとした「ラッキー・モンキー」(LUCKY MONKEY)を発表した。12月11日から発売し、価格は9,720円(税込)。今回のラッキー・モンキーは、赤と水色が映えるカラフルなデザイン。ダイヤルには猿を描き、食べれば不老不死という桃を抱えている。ストラップには、中国で6世紀ごろに始まったという手工芸の切り絵をデザインした。ベースモデルは「New Gent」(ニュー・ジェント)で、ケースはソリッドブループラスティック、ストラップはマルチカラープリントシリコンストラップ、サイズは幅41×厚さ9.85×高47.4mm、防水性能は3気圧。
2015年12月04日ジャストシステムは12月3日、日本語ワープロソフト「一太郎2016」「一太郎2016 プレミアム」「一太郎2016 スーパープレミアム」と日本語入力システム「ATOK 2016」(ベーシック版・プレミアム版)を2016年2月5日から販売することを発表した。ジャストシステム 代表取締役社長の福良伴昭氏は、2016年版の両ラインアップについて「楽しみにしていただいているお客さまにきっと喜んでもらえるような出来栄えになっている」とコメントした。「一太郎2016」の強化テーマとしては、「新しい環境への対応」「表現力の強化」「文章の洗練、効率アップ」が挙げられた。「新しい環境への対応」については、高精細ディスプレイに対応したほか、「一太郎2016」で作成した文書を、スマートフォンやタブレットから閲覧できる新サービス「一太郎モバイルビューイング」が開始される。モバイルビューイング機能を使って専用サーバに一太郎文書を送信すると、「一太郎モバイルビューイング」アプリをインストールしたスマートフォンやタブレットで閲覧できるようになる。製品発売日にあわせて、公開される予定となっている。また、「Windows 10」への対応に加え、タブレットPC向けに指で操作しやすく、文書を読むことに集中できる「タブレットビューア」が搭載。2 in 1タブレットPCではキーボードを外してタブレットモードになると、「一太郎2016」が自動認識して「タブレットビューア」に切り替わるようになっている。「表現力の強化」については、一字ずつ文字のサイズや配置を自動でレイアウトし、おしゃれなタイトル文字が作成できる「モジグラフィ」機能と、人物や物の形にそって簡単に切り抜きが行える「写真の切り抜き」専用ツールが新搭載。「文章の洗練、効率アップ」については、「Just Right!5 Pro」の校正エンジンを搭載したことにより、誤字脱字や同音語誤りなどの指摘精度が向上しているという。「一太郎2016 プレミアム」では、統合グラフィックソフト「花子2016」、読み上げソフト「詠太6」に加え、2年ぶりのバージョンアップとなるインターネットメールソフト「Shuriken 2016」、高品位書体「モトヤフォント」、30万語の語彙数を収録する「精選版日本国語大辞典」が搭載。「一太郎2016 スーパープレミアム」では、240年以上の歴史を持つ「ブリタニカ国際大百科事典」と、一太郎開発者が一押しの機能を紹介するガイドブックが提供される。「ATOK 2016」の強化テーマとしては、「意図をくみ取る」「知りたいに応える」「健康をサポート」が挙げられた。「意図をくみ取る」については、ほかの文書や同一文書内を参照しながら文字入力をする際、参照している間のみ、自動的にその文書内のことばやフレーズを優先して変換候補や推測候補として提示する「ATOKインサイト」が新搭載。「一太郎2016」「Shuriken 2016」に加え、Microsoft Word、Excel、Outlook、SNSやホームページといったブラウザを参照先文書として本機能が利用できる。母音の押しそこねやホームポジションからずれて入力した場合などでも、適切な訂正候補を提示し、入力支援を行う「ATOKタイプコレクト」も新搭載。同社調べでは、前バージョン比で約2倍の入力補正を実現しているという。例えば、「ありがとう(arigatou)」とタイピングする際に指が右にずれてしまうと「sとhsyぴ(stohsypi)」となってしまうが、このような場合でも「ありがとう」が類推されるようになっている。「知りたいに応える」については、従来は入力・変換中のことばに対してATOK連携電子辞典での検索が可能だったところを、新搭載の「ATOKイミクル」により、確定後のことばやホームページなど閲覧文書内のことばに対しても辞典検索が行えるようになった。調べたいことばを範囲指定し、「Ctrl」キーを2回押すだけで、辞典検索した結果が表示される。「健康をサポート」については、「リフレッシュナビ」が新搭載。この機能は、「ATOK」が連続入力時間や入力文字数、入力ミス回数などから疲労度合いを測定し、休憩が必要と判断したときに、画面隅にポップアップ表示をして休憩のタイミングが知らされる。判定された疲労度合いによって、異なるメッセージが表示される。疲労を判定する指標には、"指の移動距離"といった遊び心も垣間見える。価格は、「一太郎2016」が2万円、「一太郎2016 プレミアム」が2万5000円、「一太郎2016 スーパープレミアム」が3万8000円。「花子2016」が9800円。「Shuriken 2016」が4800円。「ATOK 2016 for Windows [ベーシック]」が8000円、「ATOK 2016 for Windows [プレミアム]」が1万2000円。いずれも税別。なお、ジャストシステム直営ECサイトでは、すでに予約受付中だ。
2015年12月04日●今度の一太郎はどうだ?既報のとおりジャストシステムは12月3日、2016年2月5日から発売する「一太郎 2016」および「ATOK 2016」に関する発表会を開催した。自社のオンラインショップ「Just MyShop」では、12月3日から各製品やWindowsタブレットをセットにした商品の予約を開始する。ジャストシステム 代表取締役社長の福良伴昭氏は、「これからも一太郎やATOKを使い続けて頂きたい、という気持ちで社員一体となって取り組んできた」と語った。ここでは発表会の様子や各製品の注目ポイントを紹介する。○文書活用の場を広げる「一太郎 2016」前バージョンで30周年を迎えた一太郎とATOKだが、その次にあたる「一太郎 2016」および「ATOK 2016」の開発にはさまざまな思いがあっただろう。一太郎シリーズの開発責任者であるジャストシステム CPL事業部開発部の吉住康弘氏は、「『一太郎がなかったら仕事にならない』という声も多数寄せられている。この声に応え続けることが我々の使命だ」と、新バージョンの開発姿勢を振り返る。一太郎 2016の新ポイントは、「新しい環境への対応」「表現力の強化」「文章の洗練、効率アップ」にまとめられる。「新しい環境への対応」に含まれる新機能では、高DPIへの対応、スマートフォン用アプリケーション「一太郎モバイルビューイング」、「タブレットビューア」が重要だ。最近は4Kディスプレイも手が届く価格帯となり、既に導入している方も少なくないだろう。前バージョンの一太郎 2015もある程度は高DPIに対応していたが、一太郎 2016はさらに幅を広げて、アイコンや文字サイズなど各所が適切なサイズで表示されるようになった。大画面で一太郎シリーズを使ってきたユーザーには朗報といえよう。「タブレットビューア」は、一太郎 2016をインストールした2-in-1 PCで、ビューア機能を提供するというものである。吉住氏の説明によればタブレットビューアへの切り替えは、Windows 10が供えるContinuumから情報を受け取り、モード変更を実行しているという。「一太郎モバイルビューイング」は、一太郎 2016で作成した文書ファイルを専用サーバーにアップロードし、iOS用/Android用アプリケーションを導入したスマートフォンで閲覧するというもの。編集機能は持たせないのか、という質問に対して吉住氏は「閲覧機能を欲する要望が多かった。あくまでも編集作業はPCが主体と考えている」と回答した。「表現力の強化」では、一字ずつの文字サイズや配置を自動レイアウトできる「モジグラフィ」や、写真切り抜き機能を披露。前者は、さまざまなレイアウトをテンプレートとして用意し(100個)、好みに応じたタイトルを作成するという新機能だ。テンプレートから作成した後も、文字のサイズや配色、位置なども自由に変更できる。後者は一太郎 2016上で写真の切り抜きを可能にする新機能。4種類の切り抜きツール写真を切り抜き、文書に絵図を挿入したいとき便利に使えそうだ。「文章の洗練、効率アップ」では、同社がリリースしている校正ソフト「Just Right! 5 Pro」のエンジンを一太郎 2016に搭載し、これまで以上に適切な文章校正を可能にしたと説明する。「と」や「を」など、助詞の誤用を正しく検出し、文章のクオリティアップにつながることを強調。「まとめて改行削除」は他のアプリケーションから一太郎 2016に文章をコピー&ペーストする際の改行を、あらかじめ指定した条件で削除する機能だ。例えば、「句読点の後の改行は残す」「空行は2行以上ある場合削除する」といった指定が行える。そのほか、EPUB編集ツールパレットの追加や表紙ギャラリー、新聞やスポーツ紙のようなレイアウトを使用できる「らくらく新聞テンプレート」、新聞などで使われている「モトヤUP新聞明朝 Otf W2」と「モトヤUP新聞ゴシック Otf W3」の2書体を付属といった点が挙げられる。また、新聞らしさを引き立てる「新聞タイトル背景」も30種類のテンプレートを用意した。「一太郎 2016 プレミアム」「一太郎 2016 スーパープレミアム」では、「モトヤJ04明朝N2」「モトヤJ04明朝N5」「モトヤJ04ゴシックN2」「モトヤJ04ゴシックN5」「モトヤJ04アポロN3」「モトヤJ04アポロN5」「モトヤJ04マルベリN2」「モトヤJ04シーダN3」という、5ファミリー8書体を搭載(すべてTrueTypeフォント)。音声読み上げソフト「詠太6」はこれまでの日本語音声エンジン3タイプに加えて、英語音声エンジン「JULIE」を搭載し、日本語と英語が混じった文書ではエンジンを切り替えて読み上げる。そのほかにも「花子2016」「Shuriken 2016」「ブリタニカ国際大百科事典 小項目版 2016」を収録し、さらに個人契約できない「ブリタニカ・オンライン・ジャパン」利用権3年分も付属する。各エディションの相違点は下図を参照して欲しい。吉住氏は一太郎 2016のアピールポイントとして「Windows 10など現在の最新IT環境に対応した点だが、これまでの一太郎ユーザーに愛されるように設計した」と語る。●今度のATOKはどうだ?○文字入力や理解支援を強化した「ATOK 2016」「SNSなど文章を入力する場面が増えている」と語るジャストシステム CPL事業部開発部の下岡美由紀氏は、「ATOK 2016」の新機能について「意図をくみ取る」「知りたいに応える」「健康をサポート」の3つに区分した。「意図をくみ取る」では、他の文書や同一文書内を参照しながら、文字入力時に単語やフレーズを優先して変換候補(推測候補)として提示する「ATOKインサイト」を披露。例えば、WebブラウザーでSNSを楽しんでいる場合、Webブラウザーのタブ内で使われている文字列を取得して、変換候補などに用いる。ATOKインサイトは、Webブラウザー、Word、Excel、一太郎 2016に対応。参照先のアプリケーションが存在しない場合は、変換候補などに用いた単語やフレーズはすべて破棄される。気になるのはバックグラウンドで複数のアプリケーションが動作している場合だ。筆者はまだATOKインサイトを試していないが、下岡氏はパフォーマンスダウンを避けるため、「(ATOK 2016を導入したPCの)CPUが8コアの場合は3つのウィンドウまで参照し、4コアの場合は2つ、2コアなら1つと自動的に切り替わる」と説明していた。「タイピングをくみ取る」では、母音の押し間違いやキーボードに対するホームポジションからずれて入力した場合でも、適切な訂正候補を提示する「ATOKタイプコレクト」を示した。両手以外にも片手だけがホームポジションからずれた場合にも対応する。また、「ぢ/じ」といった入力の誤りも、固有名詞に変換可能にする機能も搭載した。どの程度の修正能力を備えるかは、発表会の説明だけではお伝えしにくいが、"日本語を入力する"というIMEが持つ本来の意味では興味深い新機能だ。「知りたいに応える」では、電子辞典の活用範囲の幅を大きく広げた。以前のATOKでも入力および変換中に電子辞典の検索は可能だが、新機能「ATOKイミクル」は、確定後の単語やWebページ上の単語に対する辞書検索を可能にした。入力中の電子辞書参照は「End」キーだが、新機能を使う場合は「Ctrl」キーを2回押す。そこで重要になるのは電子辞典/辞書。「ATOK 2016プレミアム」には、30万語を収録する「精選版日本国語大辞典 for ATOK」と、8年ぶりの改訂となるジーニアス英和辞典 第5版およびジーニアス和英辞典 第3版をベースにした「ジーニアス英和辞典/和英辞典 for ATOK」を収録。なお、「広辞苑 第6版 for ATOK」や「角川類語新辞典 for ATOK」など、一連の電子辞典を使用するには、「オールインワン辞書・辞典パック 2016 for ATOK」が必要だ。IMEとまったく関係がないように見えるキーワード「健康をサポート」だが、キーボード入力時の疲労を軽減するというコンセプトでいくつかの改善や新機能が加わっている。1つめは、入力時の眼精疲労を軽減するため、候補ウィンドウや辞典ウィンドウのデザインを刷新。各ウィンドウは行間など見た目を調整し、変換候補や電子辞典参照時もディスプレイサイズに応じて、表示サイズを100パーセントから400パーセントまでの8段階調整まで調整可能にしている。筆者が確認した限りだが、使用ベータ版ではメニューのテキスト項目などは高DPIに対応しているものの、アイコンサイズの変化は確認できなかった。下岡氏は「高DPIに対応する」と説明していため、製品版では改善されるはずだ。もう一方の健康サポートは、入力文字数や使用時間に応じて疲労度具合を測定し、休憩をうながす「リフレッシュナビ」機能である。こちらはベータ版に収録されていないものの、入力文字数やミス回数などをカウントして独自の疲労判定を行い、休憩をうながすというものだ。会場に詰めかけた記者からは笑いが漏れる部分もあったが、個人的には一度試してみたい機能である。Q&Aセッションでは他の記者から、「ここ数年のATOKは、日本語そのものに対する向上が見受けられない」という質問が上がると下岡氏は、「日本語入力エンジンの改善に取り組んでいる。学習を重ねたユーザー辞書と真新しい辞書でも、同様のUX(ユーザー経験)を提供したい。そのため誤変換を減らすための学習取り消し機能や、文節区切り誤りの削減といったチューニングを本バージョンでは行っている」と回答した。阿久津良和(Cactus)
2015年12月03日ジャストシステムは3日、日本語ワープロソフト「一太郎 2016」シリーズと10.1型Windows 10タブレット「一太郎 2016 発売記念モデル Windows Tablet Limited Edition II」とのセットモデルを発表した。同社運営のオンラインショッピングサイト「Just MyShop」で2016年2月5日に発売する。今回のセットモデルは、昨年(2015年)に発売された「一太郎30周年記念 Windows Tablet Limited Edition」が好評だったことを受け、リニューアルして登場。タブレット本体を共通として、「一太郎 2016」、「一太郎 2016 プレミアム」、「一太郎 2016 スーパープレミアム」と組み合わせた3モデルを用意。税込価格は「一太郎 2016」とのセットが43,999円、「一太郎 2016 プレミアム」とのセットが51,599円、「一太郎 2016 スーパープレミアム」とのセットが65,599円。タブレット本体は、従来モデルと比べてメモリやストレージ、液晶ディスプレイなどが強化されており、背面タッチパッドを搭載。OSにはWindows 10 Homeを採用する。「一太郎」のブランドカラーである「赤」でカラーリングし、背面に「一太郎」ロゴをプリント。HDMI出力も可能なので、「一太郎 2016」の新機能「タブレットビューア」画面をプロジェクタなどに投影することもできる。カバー兼用の専用日本語キーボードも付属。主な仕様は、CPUがIntel Atom Z3735F(1.33GHz)、メモリが2GB、ストレージが64GB。ディスプレイは10点タッチ対応の10.1型IPS液晶で、解像度は1,920×1,200ドット。バッテリ駆動時間は約4時間。インタフェース類は、IEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0、miniHDMI×1、microUSB 2.0×1、USB 2.0×1、microSDメモリーカードスロット(最大128GB)、200万画素Webカメラ(前面と背面)、マイク入力/ヘッドホン出力コンボジャックなど。本体サイズは約W257×D171×H7.5mm、重量は約610g。
2015年12月03日ヤマハ発動機はこのほど、「VMAX」2016年モデルを発表した。あわせて「VMAX」「SR400」「BOLT CスペックABS」の創業60周年記念カラーモデルも発表された。なお、同社創業60周年記念カラーは3モデルともに、2015年11月17日から2016月4月末日までの受注期間限定となる。VMAXは、加速感とパワー感が特徴の1,679cc水冷V型4気筒エンジンを搭載した大型スポーツバイク。2016年モデルは"Top of Performance Cruiser"をコンセプトに新色「ダークパープリッシュブルーメタリック1(ブルー)」を採用し、VMAXのパフォーマンスを若々しい生命感で表現。エンジンやエアインテーク、サイドカバーなどメタル材とのコントラストがみなぎるパワーを強調する。VMAX2016年モデルの発売日は12月10日、価格は237万6,000円(税込)。VMAX 60th Anniversaryは、タンクとリアカウル天面に、イエロー地にブラックの「スピードブロック」を配し、1970・80年代の欧米のレースを疾走したヤマハ車のスピリットを表現。また、マットブラック塗装をエアインテークやサイドカバーに、ハーフグロス塗装をエキゾーストパイプに施し、光沢感あるアルマイトパーツとの調和が上質な味わいを印象づけている。VMAX 60th Anniversaryの発売日は2016年3月1日、価格は248万4,000円(税込)。SR400 60th Anniversaryは、1978年からのロングセラー「SR400」の同社創業60周年記念カラーモデル。イエロー地にブラックの「スピードブロック」をタンクに、専用エンブレムをタンク天面に配したほか、前後のハブとリムはブラック処理を施して、1970年・80年代の欧米のレースで活躍したヤマハマシンのイメージを再現。ナノ膜コーティングのエキゾーストパイプなど標準車のクオリティ感に、60年の軌跡を重ねている。SR400 60th Anniversaryの発売日は12月18日、価格は58万3,200円(税込)。BOLT CスペックABS 60th Anniversaryは、空冷Vツイン941ccエンジンを搭載したスポーティテイストを楽しめるクルーザー「BOLT CスペックABS」の同社創業60周年記念カラーモデル。イエロー地にブラックの「スピードブロック」を施したタンク、イエローステッチのシート、ブラック仕上げのヘッドライトリム・メーターリング・テールライトユニットを装備する。BOLT CスペックABS 60th Anniversaryの発売日は2016年3月1日、価格は106万560円(税込)。
2015年11月19日川崎重工はこのほど、スーパースポーツモデル「Ninja ZX-10R」をモデルチェンジし、2016年モデルとして同年1月より海外市場で発売すると発表した。Ninja ZX-10Rは、デビュー以来、世界中のレースシーンで活躍してサーキットにおける優れた性能が高く評価されており、2015年のスーパーバイク世界選手権では、カワサキレーシングチームのジョナサン・レイ選手が圧倒的な強さでタイトルを獲得。2016年モデルは、そのレース活動で得たノウハウを市販モデルにフィードバックし、さらなるサーキット性能向上を果たしている。水冷4ストローク並列4気筒DOHC4バルブエンジン(998cc)は、クランクシャフトの慣性モーメントを低減することで、コーナー立ち上がりの加速力を強化し、シャープなハンドリングも実現。また、電子制御スロットルバルブを採用することで、燃焼効率をさらに向上させ、2016年から適用される新排出ガス規制「ユーロ4」もクリアするなど、公道走行にも配慮している。メインフレームはディメンション(車体の各部寸法)の見直しにより、フロントタイヤの接地感を向上させるとともにコーナリング性能を向上。新採用のバランスフリーフロントフォークは、スーパーバイク選手権参戦マシンで使用されているフォークと同構造のハイスペックな仕様としている。また、フロントフェアリングを大型化し、ウインドプロテクション性能を高めることでコーナーエントリー時の操作性を向上させた。同社の次世代型電子制御技術として、最新式の小型慣性計測装置と同社独自のダイナミックモデリングプログラムを初採用。これにより、走行時の車体の状態を緻密に演算し、より精細に車体姿勢をコントロールすることが可能となる。
2015年10月09日米マイクロソフトは9月22日(現地時間)、オフィスソフトの最新版「Office 2016」をリリースした。Windows 7以降で利用可能。Office 2016は、Windows 向け Office デスクトップ アプリ(Word、PowerPoint、Excel、Outlook、OneNote、Project、Visio、Access)の最新版から構成される。Office 365 サブスクリプションを購入すると、手元のデバイスにすべてのアプリをインストールすることができる。今回、共同作業を容易にするための機能が拡充されている。例えば、共同編集機能 がWord、PowerPoint、OneNoteで利用できるようになり、Word のリアルタイム入力機能では、他のユーザーの編集内容をその場で確認することが可能。そのほかの特徴として、「Office 365 グループのOutlook 2016 クライアントアプリへの統合」「Office 365 Planneの提供」などがある。Office 365 サブスクリプションを利用している場合、サブスクリプションの一部としてOffice 2016 アプリをダウンロードできる。自動更新は、個人向けおよび小規模企業向けのサブスクリプションのユーザーは来月より、商用ユーザーは来年の早い時期より展開される。日本市場における個人向けのOffice 2016 永続ライセンス版の提供開始日後日発表される。米国版の価格は、「Office Home & Student 2016」が149.99ドル、「Office Home & Business 2016」が229.99ドル、「Office Professional 2016」が399.99ドルとなっている。
2015年09月24日三菱電機は8月20日、ルームエアコン「霧ヶ峰 Zシリーズ」の2016年度モデルを発表した。ラインアップは、定格冷房能力2.2kW(6畳用)の「MSZ-ZW2216」から、9.0kW(29畳用)の「MSZ-ZW9016S」までの12機種。価格はオープンで、推定市場価格は218,000円前後~408,000円前後(税別)。霧ヶ峰 Zシリーズは、「ムーブアイ極」と「匠フラップ」を特徴とするルームエアコン。ムーブアイ極は、高解像度のサーモグラフィーにより、人間の手・足・頭などの部位を見分けながら、0.1°C単位で体の表面温度を把握するというもの。匠フラップは、前後・左右への送風を同時に制御し、ピンポイントに風を送るフラップだ。2016年度モデルに搭載されているムーブアイ極は、解像度が従来の4倍に向上。左右方向のセンシングをより細分化したことで、手先や足先など細部の温度変化を判別できるようになった。エアコンの風を直接あてて体感温度を快適にする「風あて」運転と、風を直接あてない「風よけ」運転は2015年度モデルにも採用されていたが、その切り替えはユーザーがリモコンで行う必要があった。2016年モデルでは、「風あて」と「風よけ」の切り替えを自動化。たとえば、部屋にしばらくいて快適な状態の人がいるところに、外出先から戻ってきた人が加わった場合、戻ってきた人にのみ自動で風を当てる。従来モデル同様、定期的にフィルターの自動クリーニングを行える「フィルターおそうじメカ」を搭載。また、室内機の熱交換器やファン、通風路に「ハイブリッドナノコーティング」を施すことで、ホコリなどの付着を抑制する。さらに外装パーツを取り外して掃除できる「はずせるボディ」も採用している。
2015年08月20日【ヘアモデル図鑑】のイメージモデルに『結子』さん採用!株式会社エヌラボが展開する【ヘアモデル図鑑】は、8月からイメージモデルとして人気モデルの『結子』さんを採用した。ヘアモデル図鑑はサロンモデルと美容室をつなげるマッチングサイトで、全女性が輝ける社会促進に貢献している。また結子さんは日本テレビ放送の踊るさんま御殿に出演し、モデルデビューして『娘を持つシングルマザー』であることを初めて告白した経験があり、同社は大事な子供を支えにして自身の夢に挑戦を続ける、前向きな結子さんの生き方に同感したことが採用の理由だという。結子さんについて福岡出身で21歳。数多くの広告モデルや、MissTGC2014特別審査員賞を受賞した。身長176cmでスタイルの良さはネットでも話題となり、ブログもランキング3位を記録したこともあるという。ヘアモデル図鑑って何?【手に届く憧れを】をモチーフとして、今年3月にスタートしたサロンモデルと美容室をむすぶマッチングサイトだ。今までは人通りが多いエリアで美容師に声をかけられることだけがサロンモデルになる為の方法だったが、このヘアモデル図鑑は、登録しておくだけで有名な美容室からの招待が届いたり、サロンのモデルとして登録をすることができるという。(画像はプレスリリースより)【参考】・株式会社エヌラボ プレスリリース(PR TIMES)・ヘアモデル図鑑・結子オフィシャルブログ
2015年07月25日ヤマハ発動機は5日、オフロードでの競技専用モデル「YZシリーズ」の2016年国内仕様のほか、新製品として近年人気のエンデューロ用モデルとなる2ストロークの「YZ250X」を8月20日に発売すると発表した。予約受付は、6月5日から11月10日(60周年記念カラーは7月末まで)の期間限定となる。なお、YZシリーズ各モデルは競技用であり、ナンバープレートの取得や道路走行はできない。4ストロークエンジンを搭載する「YZ450F」「YZ250F」は、エンジン・車体関連に新たな仕様を織り込んで戦闘力を向上し、YZ450は2年ぶりのビッグマーナーチェンジとなっている。またYZ250Fには、イエローにスピードブロックパターンをあしらった同社創業60周年の記念カラーを設定した。価格は、YZ450Fが89万6,400円、YZ250Fが74万5,200円、YZ250Fの60周年記念カラーが75万6,000円(いずれも税込)。2ストロークエンジンを搭載する「YZ250」「YZ125」「YZ85LW」「YZ85」は、いずれもグラフィックを変更し、クロスカントリー主体のエンデューロ用に開発した「YZ250X」が新規に設定されている。YZ250Xは、YZ250直系の水冷2ストローク250ccエンジンとアルミ製フレームのプラットフォームはそのままに、性能パーツのポテンシャルをエンデューロでの走破性に適用。長年のYZ250開発で得た数々のデータをもとに、そのノウハウをエンデューロでの走破性に応用している。価格は、YZ250が69万5,520円、YZ125が59万4,000円、YZ85LWが36万7,200円、YZ85が35万6,400円、そしてYZ250Xが70万6,320円(いずれも税込)。
2015年06月05日三菱自動車は3日、米国・ニューヨークで1日から開催されている『2015年ニューヨーク国際自動車ショー』(一般公開は3日~12日)で、2016年モデルの「アウトランダー」(北米仕様車)を世界初披露したと発表した。アウトランダーの2016年モデルは、フロントデザインなどの大幅な変更により、上質でありながらSUVらしいダイナミックで力強いデザインとした。吸遮音材・制振材・ダイナミックダンパーの追加など30カ所以上の改良を施すことで、エンジン音・ロードノイズ・風切音の大幅な低減も行われている。トランスミッションには、新世代CVTを搭載。エンジン制御とCVT制御の協調制御を最適化することで、エンジン回転上昇に対してリニアな加速を実現し、全域における加速性能も向上。ステップアップシフトを採用することで、アクセルを大きく踏み込んだ場合の気持ちよい加速フィーリングも実現している。シャシーでは、サスペンション取付部の剛性を向上させ、ステアリングホイールやサスペンションからの入力を正確にボディに伝えることで、操舵感・操舵に対する応答性と正確性を向上。また、リヤのショックアブソーバーのシリンダーを大径化することにより、走行安定性と乗り心地の向上などが図られている。
2015年04月03日