Texas Instruments(TI) DLPプロダクツは12月4日、フルHDのビデオ/データのディスプレイアプリケーション向けの0.47型TRP フルHD 1080pチップセットのサンプル供給を、TIのサードパーティディベロッパーネットワーク各社向けに開始したと発表した。同製品は、全世界のデジタルシアターの8割以上に採用されているDLP Cinemaテクノロジーをベースとした、小型の電子機器および高輝度かつ省エネのフルHDプロジェクションを実現する、最小サイズのチップセットであり、バッテリやAC電源のモバイルプロジェクタ、スクリーンレステレビ、制御パネル表示、インタラクティブディスプレイ、メガネ型接眼ディスプレイなどのウェアラブル製品をはじめとした、幅広いアプリケーションに対応する。具体的には、フルHDの解像度によって精彩に富んだクリアなイメージを提供する他、コンパクトなサイズによって自由な外形の最終製品を実現できる。また、低消費電力によって、モバイルプロジェクタやウェアラブル製品をはじめとしたバッテリ動作のアプリケーションでの使用を実現した。さらに、先行のDLP Picoチップセットアーキテクチャと比較して、独自のDLP TRPアーキテクチャと適応型アルゴリズムのDLP IntelliBrightにより、2倍近くの輝度向上と、50%の消費電力の低減を図った。さらに、DLP TRPアーキテクチャにより、同サイズの先行製品と比較して、解像度を倍増させている。この他、最終製品の開発期間の短縮のため、Pico光学エンジンの製造メーカーによる広範囲なエコシステムを維持しており、ユーザーは光学に関する知識が必要ない。エコシステムのメンバー各社が同チップセットを組み込んだ光学エンジンを開発し、アプリケーションの開発に協力するとしている。なお、同チップセットには、100ピンFQLパッケージのデジタルマイクロミラーデバイス「DLP4710」の他、201ピンVFBGAパッケージの「DLPC3439」や、100ピンHTQFPパッケージの「DLPA3005」が含まれている。今後、2015年初めに評価用数量をTI Storeから、また量産数量をTIの販売特約店から供給する予定。
2014年12月05日東芝ライフスタイルは4日、24型フルHD液晶を採用したAndroid搭載ボード「Shared Board」(TT301)を発売した。価格はオープンで、ショールームやオフィスなどのビジネス向けに展開する。静電容量式10点マルチタッチ対応の24型フルHD(1,920×1,080ドット)液晶パネルを搭載する、業務用のAndroid 4.2.1搭載端末。複数人による同時操作が可能なほか、縦置き、横置き両対応で、デジタルサイネージやWindows PCに接続しタッチ対応モニタとしての用途などを想定する。型番は不明だがプロセッサには1.0GHz駆動のデュアルコアを採用。ほか、1.5GBメモリ、16GBフラッシュメモリ、2W+2Wのスピーカーやステレオマイクなどを内蔵する。インタフェースはHDMI×2、USB×2、miniUSB×1など。大消費電力は44W。通信機能はIEEE802.11a/b/g/n準拠の無線LAN、Bluetooth 2.1+EDR。本体サイズは横置き時でW564×D25×H336mm、重量は約3.9kg(いずれも本体のみ、スタンド含まず)。
2014年12月04日アーク情報システムは、Windows PCのデータ同期が可能な「HD革命/CopyDrive Ver.6」「HD革命/Partition EX3」を12月12日に発売すると発表した。「HD革命/CopyDrive」は同期先のHDDを用意し、メインディスクのデータをミラーリング/コピーすることで二重化できるソフト。使用しているPCのHDD内データを、リアルタイム / 定期的に同期させることができる。新バージョンのバージョン6では、コピー方式を見直すことで、コピー時の安定性を向上させた。また、コピー時のパーティションサイズ変更をダイアログで指定する機能、コピー先のデータを消さずにコピーする機能などの機能追加がなされている。「HD革命/Partition EX3」はパーティションの作成、削除、フォーマット、分割、結合、移動など、パーティション操作ができるソフトウェア。新たに4KネイティブのAFTフォーマットディスク、exFATフォーマットに対応した。「HD革命/CopyDrive Ver.6」の価格は、通常版が4,500円、乗り換え/優待版が3,800円、アカデミック版・ダウンロード版が各3,200円。データ抹消ソフトウェア付属の「HD革命/CopyDrive Ver.6 with Eraser」は通常版が6,400円、乗り換え/優待版が5,400円、アカデミック版が4,600円、ダウンロード版が4,600円(いずれも税別)。「HD革命/Partition EX3」の価格は、通常版が4,700円、アカデミック版が3,300円、ダウンロード版が3,300円(いずれも税別)。対応OSはWindows Vista / 7 / 8 / 8.1。
2014年12月01日バッファローは27日、SeeQVaultに対応したUSB HDD「HD-AVQU2/V」シリーズを発表した。1TB / 2TB / 3TBの3モデルを用意。11月下旬から発売する。価格(税別)は1TBが17,600円、2TBが22,100円、3TBが26,600円。SeeQVaultは、録画した番組を別のSeeQVault対応テレビやレコーダーでも再生するための規格。録画に使用したTVやレコーダーが故障しても、別の対応機器を用意すれば録画番組を引き継いで再生できる。対応機種はパナソニック製TV「ビエラ」シリーズの「TH-85AX900」や、レコーダー「ディーガ」シリーズの「DMR-BRS500」、東芝製レコーダー「レグザブルーレイ」シリーズの「DBR-Z520」など。接続機器との電源連動機能を搭載している。HDD本体は、ファンレスと防振設計によって静音化を徹底し、動作音を16dBに抑えた。TV録画に最適化されたHDDを採用したことで、24時間の連続録画にも耐えられるとしている。インタフェースはUSB 2.0で、本体サイズはW120×D200×H40mm、重量は約870g。対応OSはWindows 7 / 8 / 8.1、Mac OS X 10.7~10.9。
2014年11月27日日本エイサーは19日、11.6型フルHD液晶を搭載したデタッチャブルタイプの2in1 PC「Aspire Switch 11」(SW5-171-F34D)を発表した。11月21日に発売し、価格はオープン、店頭予想価格は85,000円前後の見込み。タブレットの本体と、キーボードドックが分離合体するデタッチャブルタイプの2in1 PCで、着脱部分にはマグネット式ひんじの「Acer Snap Hinge」を採用。最大2.8kgの荷重に耐える強力マグネットによって、タブレットとキーボードドックをしっかり固定する。両者を合体させたクラムシェルスタイルのとき、タブレットの上部端を持ち上げると簡単に取り外すことが可能。マグネット式ひんじの可動範囲は広く、クラムシェルスタイル「ノート」のほか、ディスプレイスタイル、テントスタイルをサポート。キーボードを取り外したタブレット「タッチパネル(パッド)」スタイルを含めて、4通りのスタイルに変形する。主な仕様は、CPUがIntel Core i3-4012Y(1.50GHz)、メモリがLPDDR3-1600 4GB(最大4GB)、グラフィックスがIntel HD Graphics 4200(CPU内蔵)。ストレージは、タブレットに60GB SSDを内蔵、キーボードドックに500GB HDDを内蔵するデュアル構成だ。11.6型の液晶ディスプレイはIPS方式の光沢(グレア)タイプで、解像度は1,920×1,080ドット(フルHD)、10点マルチタッチ対応となる。表面には、衝撃に強くキズが付きにくいGorilla Glass 3を採用した。通信機能はIEEE802.11a/b/g/n対応無線LANとBluetooth 4.0で、センサー類は照度センサー、Gセンサー、Eコンパス、ジャイロスコープを備える。そのほか主なインタフェースは、HD Webカメラ、microSDカードスロット、ステレオスピーカー、内蔵マイク、USB 3.0×1、USB 2.0×1(キーボードドック)、ヘッドホン/スピーカー出力、Micro HDMI出力など。OSはWindows 8.1 Update 64bit版、バッテリ駆動時間は約6.5時間。本体サイズ/重量は、タブレット本体が約W298×D192.4×H10.55mm/約850g、タブレット+キーボードドックが約W298×D192.4×H25mm/約1,650g。
2014年11月19日アーク情報システムは6日、Windows PCのデータ同期が可能な「HD 革命/DISK Mirror Corporate Edition 2」を発表した。VLA版を11月7日より、ダウンロード版を11月21日より発売する。価格はVLA版がオープン、ダウンロード版が8,400円(税別)。同期先のHDDを用意し、メインディスクのデータをミラーリング/コピーすることで二重化できるソフト。使用しているPCのHDD内データを、リアルタイム / 定期的に同期させることができる。同期モードは3種類。「ミラーリングモード」は、データロスを最小限に抑えメインとなるディスクを復旧でき、ディスク全体がつねに同期された状態となる。「スタンバイモード」は、任意のタイミングでユーザーの手動により同期を行う。「カスタムモード」は、ドライブに応じて同期する範囲を指定できる。複数の同期スケジュールも設定可能。メインとなるHDDが故障した場合に備えて復旧方法も用意する。あらかじめ作成しておいたWindows PE 起動用ディスクで起動し、同期したHDDから復元可能。同期先のHDDからWindowsを起動して復元することもできる。同期先のHDDはPCメインディスクとしても使用できる。対応OSはWindows Vista / 7 / 8 / 8.1。
2014年11月07日パナソニック AVCネットワークス社は10月29日、高速電力線通信「HD-PLC」向けシステムLSIを実現するアナログ回路IPとデジタル回路IPのライセンスを併せた統合コアのライセンスの提供を2015年1月から開始すると発表した。HD-PLCは電力線を使った通信であるため、これを1チップ化する場合、電力に関係したアナログ回路IPと通信に関連したデジタル回路IPを持つシステムLSIが必要であり、すでに同社ではデジタル回路IPに関して、LANの通信規格であるIEEE 1901対応の「HD-PLC」Completeを2010年に、シリアル通信対応の「HD-PLC」insideのデジタル回路IPを2013年よりそれぞれ行っていたが、アナログ回路に対応したシステムLSIが別途必要という課題があった。今回の統合IPは、それらを組み合わせたものであり、これを適用することで、HD-PLC向け1チップ・システムLSIの開発が容易になると同社では説明しているほか、これにより従来に比べ小型・軽量化と省消費電力化が可能になるため、従来に比べ多くの製品へ導入が可能になるとしている。なお同社では今後、さらなる通信の広域化を目的として、通信の長距離化や接続機器の台数の増加に対応した産業用機器向けのライセンスの提供を目指すとしている。
2014年10月29日キヤノンは10月22日、CINEMA EOS SYSTEMに対応したHDビデオカメラ「EOS C100 Mark II」を発表した。発売は12月下旬で、価格はオープン。推定市場価格は税別600,000円前後。EOS C100 Mark IIは映像処理プラットフォーム「DIGIC DV 4」により画質を向上させた、EFレンズ対応のHDビデオカメラ。デュアルピクセルCMOS AF技術により画面中央部の被写体に対するコンティニュアスAFを可能としたほか、STMレンズ使用時には顔検出AFを利用できるようになった。AVCHD/MP4形式で59.94P/50.00Pの記録に対応したことで、動きの速い被写体に強くなり、最大40%のスロー撮影が可能となった。また、左右方向に270度、上方向に180度、下方向に90度回転する(※)バリアングル有機ELモニターを搭載。ビューファインダーも最大64度のチルトが行える。※同社の発表では当初、上方向に100度としていたが、10月29日に上記のとおり訂正。CMOSセンサーはスーパー35mm相当で有効829万画素。本体サイズはW188×D280×H344mm、重量は約1,125g。EF24-105mm F4L IS USMが付属する「レンズキット」を2015年2月上旬に発売する予定だ。そのほか、EFシネマレンズの新製品として4Kカメラに対応するCINE-SERVOレンズ「CN20×50 IAS H/E1」と「CN20×50 IAS H/P1」を同時に発表した。焦点距離は50~1,000mm、内蔵エクステンダーを使用して望遠端1,500mmまで対応する。発売は2015年4月下旬で、希望小売価格は税別8,100,000円。
2014年10月22日NECパーソナルコンピュータは15日、2014年PC秋冬モデルの新製品として、8型フルHD解像度のAndroid 4.4搭載タブレット「LaVie Tab S」2製品を発表した。発売時期は、LTE対応の上位モデル「TS708/T1W」が12月中旬、Wi-Fiのみの下位モデル「TS508/T1W」が11月下旬~12月初旬。価格はオープンで、税別の店頭予想価格は、「TS708/T1W」が39,800円前後、「TS508/T1W」が32,800円前後。2014年夏モデルで10.1型1機種、8型2機種で展開していた「LaVie Tab S」の最新モデル。8型上位モデルの後継として、今回LTE+Wi-Fiモデル/Wi-Fiモデルの2製品をラインナップした。LTE対応の上位モデル「TS708/T1W」はSIMロックフリーとなり、対応バンドは1/3/8/19(2.1GHz帯/1.8GHz帯/900MHz帯/800MHz帯)。SIMカードはmicroSIMに対応する。主な仕様は、CPUがIntel Atom Z3745(1.33GHz)、メモリが2GB、ストレージが16GB、ディスプレイが8型IPS液晶(1,920×1,200ドット、10点タッチ対応)など。通信機能はIEEE802.11b/g/n準拠の無線LAN、Bluetooth 4.0。センサーはGPS、加速度。上位モデルはLTEに加え、近接センサーも備える。主なインタフェースはmicroUSB×1、microSDカードスロット、ヘッドフォンステレオ出力/マイク入力×1など。本体サイズはW209.8×D123.8×H7.9mm。バッテリ駆動時間はWeb閲覧時で約8時間、ビデオ再生時で約6時間(同社調べ)。カラーはパールホワイト。なお、下位モデル「TS508/T1W」と上位モデルとの主な違いは、LTE対応の有無や、重量が上位モデルで約310g、下位モデルで約305gとなる点など。初期搭載アプリは、旅行ガイドアプリ「ことりっぷ」や電子書籍アプリ「ebiReader」、写真・動画共有アプリ「コンテンツナビモバイル」、録画番組視聴アプリ「外でもVIDEOワイヤレス」など。また、イーブック・ジャパンが運営する電子書籍サイト「eBookJapan」で利用できるイーブック図書券が2,160円分付属する。
2014年10月15日マウスコンピューターは14日、光学カメラ方式の2ポイントタッチパネルセンサーを採用した23.6型フルHD液晶ディスプレイ「ProLite T2452MTS-4」を発表した。10月15日より発売し、価格はオープン、参考価格は44,064円。Windows 7の標準ドライバで動作するマルチタッチ対応の液晶ディスプレイ。光学カメラ式のタッチセンサーは、傷による座標ずれや抵抗膜方式のような打点寿命がないシンプル機構であり、付属する専用タッチペンのほか、手袋や爪などでもスムーズに感知する。画面の表面には、硬化ガラス保護パネル(8H)を採用した。なお、Windows 8 / 8.1のタッチ機能には対応しない点に注意。主な仕様は、液晶パネルがTN方式、画面サイズが23.6型、解像度が1,920×1,080ドット(フルHD)、輝度が260cd/平方メートル、コントラスト比が1,000:1(ACR時5,000,000:1)、視野角が上下各80度/左右各85度、白黒間の応答速度が5ms、GtoGの応答速度が2ms。映像入力インタフェースはHDCP対応DVI-DとHDMI、D-Subで、2W+2Wのステレオスピーカーを内蔵する。音声入力は3.5mmステレオミニジャック。そのほかタッチ機能の通信用として、PCと接続するUSBポートを備える。消費電力は最大40W、標準22W、パワーマネジメントモード時で最大0.5W。スタンド機能は上22度/下9度のチルト、VESA 100mmマウントに対応する。本体サイズはW556×D240×H399mm、重量は6.2kg。付属品はD-Subケーブル、DVI-Dケーブル、HDMIケーブル、USBケーブル、オーディオケーブルなど。
2014年10月14日トランセンドは8日、フルHD(30fps)の高解像度で記録可能なドライブレコーダー「DrivePro 100(DP100)」を発表した。発売日は未定。価格はオープン。DP100は、300万画素、F値1.8、6枚レンズ+1枚の赤外線フィルタを採用しており、夜間でも明るく撮影可能。広角130度のワイドアングルによって、左右の風景もフルHDでしっかり記録できる。64GBのSDXCメモリーカードに対応し、最長で9時間の映像を保存可能。また、1,280×720ドットの720p記録なら最長で18時間も保存できるため、長時間の運転や旅行でもしっかり記録できる。静止画の撮影にも対応し、スナップショット機能を利用してワンボタンで記録してくれる。事故などのアクシデントに備えた使い方だけでなく、ドライブ中の気に入った風景を静止画として残せる。バッテリーは、470mAhのリチウムポリマーバッテリーを内蔵。自動車のエンジンが切れた場合でも、最大30秒間の録画が可能だ。取り外して稼働させることもでき、万が一電源を喪失するようなトラブルに遭遇しても、重要な証拠をしっかり記録できる。なお、取り外した場合の稼働時間は、バッテリーをフル充電した場合で、最大30分間となっている。さらに、衝撃を感知するGセンサー機能を搭載。衝突などの衝撃を受けた際、衝撃発生の前後30秒(トータル1分)を自動的に上書き不可の緊急録画モードとして別フォルダに記録する。決定的な映像証拠を上書き等で失う可能性がなくなるわけだ。もちろん、DP100本体に用意されたボタンにより、手動でも映像を上書き不可で記録できる。サイズはW68.3×D34.4×H63.1mm。重量は73g。ディスプレイは2.4インチフルカラー液晶を採用。対応メモリーカードは、microSDHC/SDXCカード(8GB/16GB/32GB/64GB、Class 6以上推奨)となる。
2014年10月10日●新作ゲーム今週、ゲームは『シェルノサージュ offline ~失われた星へ捧ぐ詩~』『アルノサージュ Plus ~生まれいずる星へ祈る詩~』『キングダムハーツ -HD 2.5 リミックス-』が発売。映像作品は『グラスリップ』第1巻が、CDでは花澤香菜の「ほほ笑みモード」とμ’sの「Shangri-LaShower」がリリース。フィギュア&模型は「姫島朱乃 バニーVer.」「雪華綺晶」「加藤茉莉香」などがショップにならび始めている。○サージュコンチェルトシリーズ2作や『KH -HD 2.5 リミックス-』が発売ガストから2日、PS Vita専用ソフト『シェルノサージュ offline ~失われた星へ捧ぐ詩~』と『アルノサージュ Plus~生まれいずる星へ祈る詩~』が発売された。遥か七つの次元を越えた先に、本当に存在するセカイというコンセプトを元に様々なハードウェアで展開する"サージュコンチェルト"。『シェルノサージュoffline ~失われた星へ捧ぐ詩~』はその第一弾としてPS Vita用ソフトとして発売されたオンライン専用タイトル『シェルノサージュ~失われた星へ捧ぐ詩~』を、物語やイオンとのコミュニケーションを楽しむことにスポットを当て、オフライン専用にしたもの。ダウンロードコンテンツであるセカイパックVol.01~セカイパックVol.12までの全てを収録しており、コスチュームや期間限定だったイベントはもちろんのこと、新規イベントも追加されている。メーカー希望小売価格は専用ポーチやマルチカードケースなどを同梱した限定版(AGENTPACK)が8,800円+税、通常版が5,800円+税、ダウンロード版は5,143円+税。また、『アルノサージュ Plus ~生まれいずる星へ祈る詩~』は、2014年3月に発売されたプレイステーション 3版からの移植で、想いの力を詩とし「詩魔法」による敵の一掃を可能にした爽快感のあるバトルシステムや、絆を強くすることでキャラクターを強化する「禊」システムなど独特のシステムを多数取り入れた7次元RPG。今作では新規衣装やキャラクターを多数追加し、これまでに発売されてきたダウンロードコンテンツを最初から全て搭載している。メーカー希望小売価格は、耳かけ式ヘッドフォンやスキンシール(PCH-2000用)ほか多数のグッズを同梱した限定版(AGENTPACK)が8,800円+税、通常版が5,800円+税、ダウンロード版は5,143円+税。スクウェア・エニックスから2日、『キングダム ハーツ -HD 2.5 リミックス-』が発売された。同社の人気キャラクターとディズニーキャラクターの夢の共演が楽しめるRPG『キングダムハーツII』『キングダム ハーツ Re:コーデッド』に加え、シリーズの起源が描かれた『キングダム ハーツ バース バイ スリープ』の3作品をHD化し、一挙収録したお得な一本。メーカー希望小売価格は、前作『キングダムハーツ -HD 1.5 リミックス-』と今作のディスクをセットにしたお得なパック「キングダム ハーツ スターターパック -HD 1.5+2.5リミックス-」が9,800円+税、通常版は6,648円+税。●新作Blu-ray Disc&DVD、CD○『グラスリップ』の第1巻が登場ポニーキャニオンから1日、『グラスリップ』第1巻のBlu-ray Disc&DVDが発売された。第1話「花火」と第2話「ベンチ」のほか、ノンクレジットOPを収録。なお、BD版の初回生産限定仕様には、20ページフルカラー解説ブックレット「カゼミチノート1」が同梱される。メーカー希望小売価格はBD版が6,800円+税、DVD版が5,300円+税。○花澤香菜「ほほ笑みモード」とμ’s「Shangri-La Shower」がリリースアニプレックスから1日、花澤香菜の6thシングル「ほほ笑みモード」が発売された。タイトルナンバーのほか、カップリング曲として「Timeless」「MOMENT」も収録。なお、初回生産限定盤には、ミュージックビデオを収録したDVDや撮り下ろし12Pブックレットなどが付属する。価格は初回生産限定盤が1,600円+税、通常盤が1,200円+税。ランティスから1日、μ’sの「Shangri-La Shower」が発売された。タイトルナンバーはPS Vita用ソフト『ラブライブ!School idol paradise』の主題歌で、カップリング曲として「るてしキスキしてる」も収録。価格は1,200円+税。フライングドッグから1日、TVアニメ『モモキュンソード』のボーカルアルバム「桃唄大全集!」が発売された。OPテーマ「桃色ファンタジー」やEDテーマ「モモキュンソード」のほか、桃子(CV:竹達彩奈)&鬼姫(CV: 津田美波)、クシナダ(CV: 下田麻美)が歌う挿入歌など全7曲を収録。価格は2,300円+税。●フィギュア&模型○「姫島朱乃 バニーVer.」「雪華綺晶」「加藤茉莉香」などがならぶFREEingから『ハイスクールD×D NEW』より、「姫島朱乃 バニーVer.」が発売された。四つん這いのポージングで布製網タイツを使用した紺色のバニー姿は、どこもかしこもビッグスケール!1/4スケール(全長約300mm)のPVC塗装済完成品で、メーカー希望小売価格は18,333円+税。Giftから『IS<インフィニット・ストラトス>』より、「篠ノ之箒 水着Ver.」が発売された。白を基調とした水着を身にまとった姿で、視線に恥じらう姿がかわいらしい箒を堪能できる。1/7スケール(全長約200mm)のPVC塗装済完成品で、メーカー希望小売価格は8,300円+税。グリフォンエンタープライズから『シャイニング・ブレイド』より、「サクヤ ~Mode:ゲルブリッツ~」が発売された。Tony氏が描いたイラストを基に、クールな笑みを浮かべた表情や超ロングのポニーテール、イエローを基調とした和洋折衷コスチュームである風雷のドレスを纏った姿を立体化。二丁の魔導銃に装着された美しい弧を描いたブレードはクリアパーツを使用している。1/8スケール(全高約230mm)のPVC塗装済完成品で、メーカー希望小売価格は9,200円+税。同社からは『ローゼンメイデン』より、「雪華綺晶」も発売されている。白薔薇を基調とした衣装に身を包み、不気味な笑みを浮かべつつしなやかにたたずむ姿を立体化。複雑なフリルや自然なドレープで構成されたドレスは、クリア素材が使用されている。1/3スケール(全高約225mm)のPVC塗装済完成品で、メーカー希望小売価格は12,800円+税。さらに同社からは『SUPER SONIC』より、「ナノリッチVC すーぱーそに子 ~ソニコミよろしくおねがいしまうver.~」も発売。可動パーツと豊富な付属パーツで様々なシーンが再現可能なデフォルメ・フィギュアに、音声ユニット付き台座が付属する。ボタンを押すと音声がランダムで再生されるギミックを搭載。ノンスケール(全高約110mm)のPVC塗装済完成品で、メーカー希望小売価格は3,950円+税。アクアマリンから『ビビッドレッド・オペレーション』より、「一色あかね イグニッションVer.」が発売された。示現エネルギーの蒼き光を身にまとい、パレットスーツ姿に変身を遂げるその瞬間を立体化。全身をとりまく示現エネルギーの光は、ブルークリアのパーツを使用して表現されている。1/8スケール(全高約235mm)のPVC塗装済完成品で、メーカー希望小売価格は11,000円+税。メガハウスから『劇場版 モーレツ宇宙海賊 ABYSS OF HYPERSPACE -亜空の深淵-』より、「加藤茉莉香」が発売された。アニメーションキャラクター原案・あきまん氏と、監督・佐藤竜雄氏の監修の元、劇場版の赤い新衣装で登場。一部差し替えで帽子のない状態も再現可能となっている。1/8スケール(全高約230mm)のPVC塗装済完成品で、メーカー希望小売価格は9,950円+税。同社からは『ドラゴンズクラウン』より、エクセレントモデル「ソーサレス」も発売されている。同ゲームのシリーズ第三弾は、黒魔法を使う魔女を立体化。魅惑的で妖艶な表情とボディラインをキービジュアルのイメージそのままに再現している。1/7スケール(全高約240mm)のPVC塗装済完成品で、メーカー希望小売価格は9,950円+税。ウェーブから『蒼き鋼のアルペジオ -アルス・ノヴァ-』より、BEACH QUEENSシリーズ「タカオ」が発売された。第7話「硫黄島」と第8話「人形の家」で披露したセクシーなビキニ姿で、ツンデレな彼女を凛々しくフィギュア化。首部分にはシリーズ統一のネックジョイント【H】規格を搭載している。1/10スケール(全高約165mm)のPVC(一部ABS)塗装済完成品で、メーカー希望小売価格は4,800円+税。同社からは『キルラキル』より、BEACH QUEENSシリーズ「纏 流子」も発売されている。雨宮哲氏によるグラビアイラストを基に、流子が身につけるしゃべるセーラー服・鮮血とともにフィギュア化。こちらも首部分にはシリーズ統一のネックジョイント【H】規格を搭載している。1/10スケール(全高約155mm)のPVC(一部ABS)塗装済完成品で、メーカー希望小売価格は5,600円+税。○取材を終えて来週、ゲームは『FIFA 15』『DRIVECLUB』『モンスターハンター4G』に加え、Newニンテンドー3DSならびに3DS LLが発売される。映像作品は『THEIDOLM@STER MOVIE 輝きの向こう側へ!』『映画たまこラブストーリー』『ゆいかおりLIVEBUNNY FLASH!!』『ALTIMA/ 1st LIVE at BLITZ 2014~Mountain Explosion』などが、CDでは「機動戦士ガンダムUC COMPLETEBEST」や高垣彩陽の新譜がリリース。秋アニメの放送が本格的にスタートする次週に向けて、お目当ての作品は番組公式サイトなどで放送開始日をしっかりチェックしておこう。
2014年10月04日シャープは10月2日、フルHD(1,960×1,080ドット)表示の液晶テレビ「AQUOS(アクオス)クアトロン プロ」の新モデルとして「XL20」シリーズを発表した。60V型(LC-60XL20)と52V型(LC-52XL20)、46V型(LC-46XL20)の3サイズがラインナップされ、いずれも発売は11月10日。価格はオープンで、推定市場価格はLC-60XL20が28万円前後、LC-52XL20が24万円前後、LC-46XL20が21万円前後だ(いずれも税別)。RGB(赤・緑・青)の3原色に黄色を加えたシャープ独自の「4原色技術」に加えて、1画素内で明暗を縦横それぞれに分割して駆動させる「超解像 分割駆動エンジン」によって、フルHDでありながら4K相当の高精細表示を実現する「AQUOSクアトロン プロ」シリーズの新モデル。デジタルシネマ規格に迫る豊かな色再現を可能にする「リッチカラーテクノロジー」を新たに搭載し、従来モデル「XL10」に対して色再現範囲が約12%広くなっている。また、映像のクリアさを残しつつも低反射を実現した「N-Black」パネルを新たに搭載しており、4K相当の高精細な描写力や豊かな色再現性を最大限に引き出せるようになった。なお、「THX ディスプレイ規格」の認証も取得している。サウンド面では、スピーカーボックスを画面下に独立したボックスとして設置。これにより、安定した音声設計が可能になるとともに前向きでスピーカーを設置しやすくなり、抜けの良いクリアなサウンドを実現している。3Way・5スピーカー構成で、迫力あるサウンドを実現する。新たな特長としては、セガが提供する子ども用の知育アプリ「テレビーナ」に対応。テレビーナは、テレビと無線LAN接続したスマートフォンにアプリをダウンロードすれば、テレビとスマートフォンを連携させてゲーム感覚で楽しみながら学習できるようにするもの。そのほか、「AQUOS 4Kレコーダー TU-UD1000」を接続しての4K試験放送(Channel 4K)視聴、USB接続の外付けHDDへの録画、接続、Miracast、Bluetooth接続などに対応する。共通する主な仕様は、表示画素数が1,960×1,080ドットで、視野角が上下・左右ともに176度、バックライトがエッジ型LED、実用最大出力が10W×2となっている。なお、「AQUOS UD20」シリーズとは異なり、モスアイパネルは採用されていない。接続インタフェースはHDMI入力×4系統、D5入力×1系統、ビデオ入力×1系統、音声出力×1系統、ヘッドホン出力×1系統、光デジタル音声出力×1系統、USBポート×2基、LANポートを備える。サイズはLC-50U20がW112.3×D26.5×H71.1cm、LC-40U20がW90.1×D23.2×H56.3cm、LC-50U20が約22.5kg、LC-40U20が約17kg(サイズ、質量ともにテーブルスタンド装着時)。
2014年10月02日ユピテルは4月25日、フルHDでの撮影に対応したドライブレコーダ「DRY-FH211」「DRY-FV33」を発表した。発売は5月中旬。価格はオープンで、推定市場価格はDRY-FH211が12,000円前後で、DRY-FV33が15,500円前後(税別)。DRY-FH211はスタンダードタイプで、DRY-FV33は左右に向きを変えられるスイングタイプ。いずれも常時録画タイプのドライブレコーダーだ。2製品とも、記録する解像度は1080p HD(1,920×1,080ドット)/1080p(1,440×1,080ドット)/720p(1,280×720ドット)の3種類で、音声の同時記録も可能だ。撮像素子はCMOSセンサーで、レンズの画角は対角140度(水平100度、垂直70度)。広い範囲を撮影できる。2.4型の液晶ディスプレイを搭載しており、撮影した映像をその場で確認することが可能だ。フレームレートは記録モードによって異なり、1080p HDの場合は10fps、1080pの場合には15fps、720pの場合には15fpsと30fpsから選択できる。記録形式はAVI/H.264。32GBのmicroSDHCメモリーカードを使用した場合、720p/15fpsでは約960分、720p/30fpsでは約560分、1080pと1080p HDでは約400分の記録が可能だ。利用可能な記録メディアはmicroSD/SDHCメモリーカード(2GB~32GB)で、4GBのmicroSDHCメモリーカードが付属している。通常は、エンジンのオン・オフに連動した常時記録で使用するが、この場合はストレージの空き容量が少なくなると、古いものから順に上書きされていく。保存しておきたい場面を専用のフォルダに記録する上書き禁止録画も利用可能だ。これまでのユピテル製ドライブレコーダーでは、上書き禁止録画機能を使うためのRECボタンとMENUボタンが兼用になっていた。新モデルでは、ワンタッチ記録ボタンを追加。操作性が向上している。本体サイズは、DRY-FH211がW90×D24×H59mmで、DRY-FV33がW99×D50×H54mm。質量は、DRY-FH211が80gでDRY-FV33が96g(microSDカード含む)。電源は12V専用だ。
2014年04月25日「HDハイディフィ二ションパウダー」に待望のコンパクトメイクアップフォーエバー(MAKE UP FOR EVER)は、HDシリーズより、待望のスターアイテム「HDハイディフィ二ションプレストパウダー」が、2月26日より新発売。エアリーな超微粒子パウダーでソフトフォーカス効果をもたらし、極上の仕上がりから世界中で数々の賞を受ける「HDハイディフィ二ションパウダー」に、こだわり抜いた待望のコンパクトが登場。ポーチにもスリムに収まる、マストハブアイテム。朝は従来の「HDハイディフィ二ションパウダー」で仕上げ、メイク直しには、「HDハイディフィ二ションプレストパウダー」のダブル使いで、いつも極上の肌を実現する。チークカラー「HDハイディフィ二ションブラッシュコンパクト」も同時発売に「HDハイディフィ二ションブラッシュコンパクト」(全10色)も、同日より新発売。パウダーよりなじみやすくクリームよりもソフト、重さを感じない究極に心地よい新感覚のチークカラー。肌やファンデーションに溶け込むようになじみ、まるで第2の肌のように思った通りの自然なチークに仕上がる。ソフトフォーカス効果を生むシリカを配合。光の反射によって毛穴や小じわなどの肌のトラブルを目立たなくする。内側から自然に紅潮する頬のように自然でフレッシュな発色で、肌にぴったりフィットしてよれずに美しさが長時間持続するという。また、新発売を記念して、HD(ハイディフィニション、高精細度)映像技術用に開発されたハイテクベースアイテムをフルラインで試せる、お得なトライアルキットも、Web限定・数量限定で発売中。【参考リンク】▼メイクアップフォーエバー(日本)公式サイト
2014年02月28日ソニー銀行は13日、Android版「MONEYKit-PostPet カンタンおこづかいメモHD」の提供を開始した。このアプリは、PostPetのペットと一緒に毎日のおこづかいの使いみちを記録するもので、2種類の解像度(1280×720または1280×800)の端末で利用可能。同アプリを入手するには、Androidスマートフォンから「Google Play」にアクセスすることで無料でダウンロードできる。日々のおこづかいの使いみちを手軽にカンタンに記録おこづかいの使いみちを、すでに用意されたカテゴリー(服、化粧品、飲み物・お菓子など)から選び、次に使った金額を入力するだけ使いみちの割合をグラフで確認!期間終了後、使ったカテゴリーの比率を円グラフで見ることができる。自分が思っている以上にお金を使っているカテゴリーがあれば、そこに節約のチャンスがあるかもしれない期間終了後、おこづかいが残ったらPostPetの壁紙カレンダーをプレゼント!期間終了後、もしおこづかいが残っていたら、PostPetのペットたちがアニメーションでお祝いしてくれる。そしてプレゼントとして、PostPetの壁紙カレンダーがダウンロードできるカンタンおこづかいメモで目標金額以内に出費を抑えられた場合、プレゼントとしてもらえる壁紙カレンダーを更新。2013年度版の壁紙カレンダーは、季節感を大切にしながら、見やすく使いやすいデザインにしているという。ソニー銀行では、これからも顧客の利便性の向上に努めていくとしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月14日4月25日、都内にて、ヤンセンファーマ株式会社によるメディアセミナーが開催された。セミナーテーマは、「AD/HD(注意欠陥/多動性障害)とResilience(レジリエンス)」である。AD/HDとは、日常生活に支障をきたす原因となる認知機能障害、また、そうした認知機能障害と関連する不注意・多動性・衝動性といった中核症状を特徴とする生物心理社会的疾患のことだ。昨今、日本でもAD/HDに対する理解が進んでいるものの、いまだ適切な治療をうけることができていない人が多数いるといわれている。同セミナーは、さらに多くの人にこの病気についての正しい理解を得てもらうことで、そうした状況を改善することを目的として開催されている。また、Resilience(レジリエンス)とは、「強いストレスからしなやかに回復する力」という意味だ。これは、トラウマなどのPTSD(心的外傷後ストレス障害)を乗り越えた人々の行動特性から導き出された概念で、昨今、心理学会や小児学会からも注目を集めている。今回のセミナー講師は、ジョージメイソン大学心理学客員教授、ユタ大学医学部臨床学准教授を務めるサム・ゴールドスタイン博士。AD/HDの世界的権威である心理学者である。博士は、どうすればResilienceを高めることができるのかという疑問について、解説にあたった。Resilienceを高めるためにはまず、親や教師が、AD/HDを持つ子どもへの理解を深めることが不可欠だという。AD/HDの子どもが、ほかの子どもと比べて長時間落ち着いてひとつのことをやり遂げることが困難であることを十分に理解した上で、「その子が興味をもてる話題を選び、会話に飽きさせない」などの工夫をしながら、子どもと上手に向き合っていくことが必要だと説明した。とはいえ、Resilienceを数週間~数か月で身につけることは難しい。そのため、患者本人よりも、それを身につけるための手助けをする立場にある親や教師のほうが、忍耐力を強いられることが多いそうだ。このストレスを克服するためには、「患者と接するにあたって、水泳学習のマインドセットを応用することが有効」と解説した。例えば、“ 同世代の子どもが瞬時に習得することなのに、なぜ同じことができないのか?”と考えてしまうと、子どもに対していら立ちを覚えやすい。しかし、人によって習得スピードにばらつきがある水泳学習のようなものだととらえれば、習得に時間がかかることにストレスを感じづらくなるという。さらに博士は、AD/HDの改善には、薬物療法が大変有効であると説明。その立証ともなる実験結果について話した。実験は、AD/HDを持つひとりの子どもとほかの子どもたちを一緒に教室で授業を受けさせ、同世代の子どもにどの子がAD/HDかを当ててもらい、さらにその後、AD/HDを持つ子どもに薬を投与し、回答者を入れ替えた上で、同様にどの子がAD/HDかを見極めさせるというもの。結果は、薬を投与する前後で、正答率が100%から30%に減退した。今回のセミナーのために初めて来日したという博士は、AD/HDのさらなる支援実現のために、日本にも正しい知識を広めたいとの考えだ。質疑応答の時間になると、「AD/HDを持つ子どもは、同じような症状を持つ子どもたちが通う学校に通わせたほうがいいのか?」という質問が挙がった。それに対して博士は、「そうした学校に通わせることが間違っているとはいわないが、子どもにとっては、大人に成長する前に実生活での生活を学ぶ機会を失うことにもなる」と指摘する。親が「かかわる人を限定しなければならない」という意識を持たないためにも、AD/HDを早期に発見して、正しい医師の診断を受けながら、長期的視野で子どもとかかわっていくことの大切さを訴えた。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月03日