バーバリー(BURBERRY)が2月17日、2018 February コレクションをロンドン西部のディムコ・ビルディングで発表した。今シーズンが、17年間バーバリーを牽引してきたクリストファー・ベイリー(Christopher Bailey)による最後のファイナルショーである。ショーは、アジョワ・アボワー(Adwoa Aboah)のキャットウォークで幕を開け、カーラ・デルヴィーニュ(Cara Delevingne)によって締めくくらた。そのほかにも、今までバーバリーでキャンペーンモデルを務めてきた歴代モデルが多数登場。またゲストとしてもケイト・モス(Kate Moss)、ナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)、アイリス・ロウ(Iris Law)、ダンサーの菅原小春など1,300人以上の来場者が世界各国から駆けつけた。コレクションのテーマは、“過去を振り返り、現在に喜びを見出し、そして未来へ向かう”意味を込めた「Time」。バーバリーの様々な時代を象徴するロゴ、柄、素材やテクニックを再解釈し、80年代や90年代のアーカイブに記録されていたアイテムが刷新された。また、「LGBTQ(レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー、ジェンダークィア)+コミュニティー」へのサポートを表し、レインボーカラーもコレクションの様々なアイテムに落とし込まれている。バーバリーのアイコニックなチェック柄にレインボーを組み合わせた「ヴィンテージ レインボーチェック」も初登場。英国発のアーティスト集団ユナイテッド・ビジュアル・アーティスツ(United Visual Artists)の「Our Time」という時間の経過を表現した音と照明のショー演出で、フィナーレは全員がレーザーライトによるレインボーのスペクトラムの中を歩いた。2月21日から、伊勢丹新宿店本館1階=ザ・ステージでは初となるバーバリーのポップアップストア「BURBERRY SPRING 2018 COLLECTION POP-UP STORE」がオープンする。「ヴィンテージ レインボーチェック」を用いたアイテムなどランウェイにも登場した「February カプセルコレクション」が、伊勢丹新宿店先行発売アイテムなどを含め豊富なラインアップで登場。さらに、60年代から90年代を中心に製造されたバーバリーのヴィンテージコートをイングランドで修復した、一点ものの「リストア ヴィンテージ」限定65着も伊勢丹新宿店限定として発売される。会期は27日まで。
2018年02月20日バーバリー(BURBERRY)が9月17日、ロンド ン・クラーケンウェル地区のオールド・セッションズ・ハウスで2017 September コレクションショーを開催。ダンサーの菅原小春を始め、ケイト・モス(Kate Moss)、カーラ・デルヴィーニュ(Cara Delevingne)、ジョーダン・ダン(Jourdan Dunn)、アイリス・ロウ(Iris Law)など世界各国からゲストが訪れた。コレクションのテーマは、「British Photography」。アラン、フェアアイル、アーガイルなどのニットや、バーバリーのシンボルであるギャバジン、60年代に使われていたヴィンテージチェック、タータンといった伝統的なパターンと素材を中心に用いたアイテムが、英国らしいエクレクティックなスタイリングで発表された。また、10月1日までは、ショー会場となったオールド・セッションズ・ハウスにて2017 September コレクションを記念したバーバリーの写真展「Here We Are」が開催中。会場では、コレクションのインスピレーション源にもなった、シャーリー・ベーカー(Shirley Baker)や、ケン・ラッセル(Ken Russell)の写した初公開写真や、カレン・ノール(Karen Knorr)が上流階級の日常を捉えた写真、チャーリー・フィリップ(Charlie Phillips)が地元ノッティングヒルを写した写真、ブライアン・グリフィン(Brian Griffin)がイギリスのビジネスマンたちを捉えた写真など、20世紀を代表する写真家30人の200枚にものぼるドキュメンタリーフォトグラフィーが展示されている。
2017年09月21日ブルガリ(BVLGARI)は、新フレグランスコレクション「スプレンディダ(Splendida)」を2017年4月29日(土)より発売する。「スプレンディダ」コレクションは、ブランドを代表するウィメンズフレグランス「クラシック」コレクション「プールファム」「ロースエッセンシャル」「ジャスミンノワール」に現代性を持たせ再解釈を加えて生まれたものだ。新作は「ブルガリ スプレンディダ イリス ドール(Iris d’Or)」「ブルガリ スプレンディダ ローズ ローズ(Rose Rose)」「ブルガリ スプレンディダ ジャスミン ノワール(Jasmin Noir)」の3種類。どの香りも一つの花を主役に据えて、作り上げられたものである。発売に先駆け、新作すべての香りを手掛けたマスター調香師ソフィー・ラベが来日。各フレグランスの特徴や調香のポイントについて話を聞いた。ポイントは「花」と「カラー」時代を越えて愛される名フレグランスを再解釈する際に、ポイントとなったのは「花」と「カラー」。「ブルガリ スプレンディダ イリス ドール」にはイリスを、「ブルガリ スプレンディダ ローズ ローズ」にはバラを、「ブルガリ スプレンディダ ジャスミン ノワール」にはジャスミンを主役(ディーバ)となる花として選んだ。この花々の香りは、フレグランスの中でも最も強いアブソリュートとして調香され、ミドルノートから大きく花を広げる。もう一つのキーを握る「カラー」は、ボトルデザインに反映。黄金に輝く「イリス ドール」、パウダーピンクの「ローズ ローズ」、ダークブラックで決めた「ジャスミン ノワール」とそれぞれの香りのイメージを投影した。またフレグランスの名称の中には、花とカラーのエッセンスをプラス。「イリス ドール」のドールは黄金を、「ローズ ローズ」ではバラ色という意味も含ませ、「ジャスミン ノワール」のノワールは黒を指す。そのため、どの香水の名称も「花+色」の仕組みで名付けられている。高貴な雰囲気を備えた高価な香料の1つイリスを使用した「イリス ドール」ブランド初、ジュエリーエッセンスを取り入れた「プールファム」のDNAを引き継ぐ「イリス ドール」は、太陽のようにまばゆい輝きをイメージ。メインとなるのは、高価で貴重なイリス アブソリュート。香料として使用するには、花ではなく、植えてから6年を要するイリスの根茎から精製される。1kgのアブソリュートを得るためには、イリス40,000本つまり根茎8,000kgにも及ぶ。イリス以外の香りはすべてイリスとの相性を考えて選ばれたもの。女性的なイリスを引き立てる、ミモザやバイオレットリーフなどが起用されている。香りは、肌に馴染みの良いパウダリー・フローラルから丸みのあるウッディ調へと変化していく。トップノートは、バイオレットリーフなどが若々しく弾け、爽やかなグリーンノートで始まる。続いて、ハチミツのようなニュアンスを持つミモザが加わり、メインとなるイリスへ。フローラル感あふれるノートは、高級感がありエレガント。ラストにかけては、ミルキーなサンダルウッドとトンカビーンが現れ、官能性を秘めた香りを完成させる。■調香師ソフィー・ラベのコメント「光の中に浮かび上がるゴールドのようなイリス アブソリュートを、貴重なミモザが引き立てながら、バイオレットリーフ、ヘリオトロープがほのかに加わります。ブルガリらしいパウダリーな香りは、サンダルウッドによってつややかで贅沢な形に演出されます。」ダマスクローズを贅沢に使用した「ローズ ローズ」2006年に誕生した「ローズエッセンシャル」は、ダマスクローズをたっぷりと使用し、さらにフローラル感を増した「ローズ ローズ」として登場。調香師・ソフィー・ラベが改めてバラについて考え、思考を重ねた結果たどり着いたのは、ダマスクローズの香りを限りなく正確に再現させるために、エッセンスとアブソリュートをメインに使うことだった。グリーン味が加わり、官能的でスパイシーな印象のローズ アブソリュート。そして、芳醇でローズのつぼみの爽やかな香りをもたらすダマスクローズ エッセンスの2種類を惜しげもなくたっぷりと組み合わせることで、つぼみから満開を迎え、朽ちていく、ローズの一生を縁取るように香り立つ。ジューシーでフルーティーな「ローズ ローズ」の始まりは、みずみずしいシトラス調のノートから。マンダリンには、ムスキーな印象のホワイトマルベリーを添えた。イキイキとしたトップノートに対し、主役が現れるミドルノートは官能的な印象。ダマスクローズ エッセンスが生み出す女性らしさと、ダマスクローズ アブソリュートのセンシュアリティが組み合わさり、大きく花を開く。ラストは、サンダルウッドが生み出す貴重なウッディ調の香りと、ムスクが溶け合って、ソフトで穏やかな終わりを迎える。■調香師ソフィー・ラベのコメント「誘惑を思わせるフレグランスです。世界で最も美しい女性を体現する花、バラを贅沢に使った“美”の香りを、ホワイトマルベリーの煌びやかな香りが爽やかに引き立てながら広がります。」サンバックジャスミンを過剰なほどに取り入れた「ジャスミン ノワール」調香師ソフィー・ラベが2008年に生み出した「ジャスミンノワール」は、再び彼女の手によって返り咲く。前作の調香は調和がとれており、今回はあえて同じ調香のまま天然香料を強調して、モダンに昇華させた。ジャスミンの純真さと神秘的なウッディ調ノートを対峙させて描くのは、女性の二面性だ。メインとなるジャスミンは、サンバックジャスミンで、手作業で収穫されている。少しオレンジのニュアンスを含むサンバックジャスミンの配合を過剰なまでに高めて、官能的な個性を際立たせた。ウッディ・フローラル調の「ジャスミン ノワール」のトップには、前回同様植物の息吹を感じられるグリーンノートを据えた。そこに、うっとりするほどのサンバックジャスミンと、ミルキーなサテンアーモンドを加えて、陶酔感をもたらす香りへと繋げる。時間が経つとともに、カシミアウッド、パチョリハートのウッディ・アンバーノートが顔を出し、温かみのある余韻を残していく。■調香師ソフィー・ラベのコメント「矛盾を持ちながら気品あるフローラル調のフレグランス。グリーンサップの鮮やかな香りが明かるさをもたらしながら、サテンアーモンドのミルキーな香りが、サンバックジャスミンの花がもたらすピュアな香りを美しく彩ります。さらに、ウッディ調の深みのある神秘的な香りで、官能的に仕上げています。」ジュエラー・ブルガリならでは“デコルテ”をイメージしたボトル香りのイメージを投影したボトルには、ローマンジュエラー・ブルガリならではのデザインを投入。アクセサリーを纏う女性をイメージし、曲線ディテールを施した。また、ボトルキャップにはブランドロゴを。100年以上にわたる歴史を有するブルガリならではの気品が宿っている。アイテム詳細・ブルガリ スプレンディダ イリス ドール オードパルファム・ブルガリ スプレンディダ ローズ ローズ オードパルファム・ブルガリ スプレンディダ ジャスミン ノワール オードパルファム発売日:2017年4月29日(土)価格:50ml 11,900円+税、100ml 17,300円+税【問い合わせ先】ブルガリ / ブルガリ パルファン事業部TEL:03-5413-1202
2017年04月07日映画『ミルピエ ~パリ・オペラ座に挑んだ男~』が2016年12月23日(金・祝)、Bunkamuraル・シネマ他にて全国公開される。バンジャマン・ミルピエは、長年に渡り世界最高峰の芸術を提供し続けてきたバレエの殿堂“パリ・オペラ座”の芸術監督に、史上最年少で就任した天才振付師。本作は、彼の異端とも言える伝統に対する挑戦と、オペラ座公式プロデュース作品でしか成し得ないバックステージを圧巻の映像美で描き出すドキュメンタリーだ。名作『ブラック・スワン』の振付師であり、女優ナタリー・ポートマンの夫として知られる稀代のダンサーであるミルピエ。20年近く芸術監督を務めたブリジット・ルフェーヴルの退任後、ニコラ・ル・リッシュ、マニュエル・ルグリら錚々たる有力候補を押しのけ、史上最年少でパリ・オペラ座の芸術監督に大抜擢された彼は、就任後わずか1年半ほどでパリ・オペラ座の芸術監督を辞任することに。350年以上の歴史と伝統を誇る名門に挑み、次々と革新をもたらしていた彼の身に一体何があったのか、なぜパリ・オペラ座はミルピエを起用したのか。伝統と革新が激しくぶつかり、歴史に新たなページが刻まれる瞬間を捉えた作品だ。映画では、ルピエの芸術監督として初の仕事であり、彼が歴史と伝統に対峙しながら挑む演目『Clear, Loud, Bright, Forward』のバックヤード、そして完成までの道程を紹介。ルー・リードやビョークの『メダラ』『拘束のドローイング』に参加したピアニストのニコ・マーリーが音楽を担当。気鋭ファッションデザイナー、イリス・ヴァン・ヘルぺン(Iris Van Herpen)が衣装を手がけ、レオノール・ボーラック、ユーゴ・マルシャン、ジェルマン・ルーヴェなど総勢24名、次世代のスターたちが出演していることも注目だ。また本作の上映を記念し、パリ・オペラ座の新芸術監督に就任したオーレリ・デュポンの伝説の引退公演『マノン』の限定上映が決定。2016年12月10日(土)から12月22日(木)まで、Bunkamura ル・シネマで公開される。彼女の引退公演は2015年5月18日にパリ・オペラ座ガルニエ宮で行われ、映画界や政界などのセレブを含む総計2000人を超えるファンが駆けつけ、これまでの彼女のダンサーとしての努力と経験を基盤とする円熟した踊りに酔いしれる一夜に。20世紀を代表する振付家の一人、ケネス・マクミランが英国ロイヤル・バレエ団の芸術監督/主席振付師時代に発表した文学バレエの傑作である『マノン』を、錚々たるキャストで披露している。【映画情報】ミルピエ ~パリ・オペラ座に挑んだ男~原題:Relève公開時期:2016年12月23日(金・祝)Bunkamuraル・シネマ他で全国公開監督:ティエリー・デメジエール/アルバン・トゥルレー音楽:ニコ・マーリー衣装:イリス・ヴァン・ヘルペン出演:バンジャマン・ミルピエ、レオノール・ボーラック、ユーゴ・マルシャン、ジェルマン・ルーヴェ、アクセル・イーボほか2015年/フランス/110分©FALABRACKS,OPERA NATIONAL DE PARIS,UPSIDE DISTRIBUTION,BLUEMIND,2016『ミルピエ~パリ・オペラ座に挑んだ男~』公開直前記念オーレリ・デュポン引退公演『マノン』限定上映期間:2016年12月10日(土)~12月16日(金) 連日19:10~、12月17日(土)~12月22日(木) 連日12:25~会場:Bunkamura ル・シネマ住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura 6FTEL:03-3477-9264料金:2,500円(税込)映像監督: セドリック・クラピッシュ出演:オーレリ・デュポン、ロベルト・ボッレ、ステファン・ビュリョン、アリス・ルナヴァン、バンジャマン・ペッシュ、カール・パケットほか2015年/フランス/135分©Opéra National de Paris, la Belle Télé and France Télévisions 2015
2016年12月04日