待っているのは天国か地獄か――。J1昇格の最後の1枠が、今週末決まる。一発勝負の準決勝を制したアビスパ福岡とセレッソ大阪が、12月6日(日)・ヤンマースタジアム長居(大阪府)で迎える『2015 J1昇格プレーオフ 決勝』で、J1行きの切符を懸けて戦う。『2015 J1昇格プレーオフ 決勝』チケット情報リーグ戦を8連勝で終え準決勝に挑んだ福岡は、奇しくも九州ダービーとなったV・ファーレン長崎を相手に、終始落ち着いて自分たちのサッカーを展開した。得点こそならなかったが幾度となくゴール前へと迫った主将・城後寿、厳しいマークに遭いながらも見事にポストをこなし唯一の得点を奪ったウェリントン、タイミングを見計らったドリブルで攻撃の起点となった亀川諒史らが、分厚い攻撃を見せた。また、ディフェンス面では、幾度となくサイドを上下動した中村北斗、最後尾から攻撃を後押しした守護神・中村航輔らによる組織立った守備で、シーズンを通じて積み上げてきた強固さを誇示した。そして、ラスト10分に投入されたFW・金森健志の戦線復帰も、決勝へ向けて明るい材料となった。対するC大阪は、準決勝・愛媛FC戦をスコアレスドローで終えた。パウロ・アウトゥオリ前監督に代わり最終節より指揮を執る大熊清監督の下、粘り強く献身的なプレーを選手一人ひとりが実践した。ゴールには繋がらなかったものの、FW・玉田圭司、田代有三の2トップは7本のシュートを浴びせた。ベテランふたりは「最後は自分も決めたい」(玉田)、「失うモノはないので、ゴールを決めて勝つだけ」(田代)と意気込み十分。さらに、MF・関口訓充は攻守の切り替え速くピンチを防いだ。立て続けに放たれたシュートを連続ブロックした田中裕介、『明治安田生命J2』最終節では2得点を挙げた茂庭照幸ら経験豊富な最終ラインが守備に安定をもたらす。大一番を前に、チームとして勝ちに行く形が完成しつつある。決勝の舞台・ヤンマースタジアムはC大阪の本拠地。悲願達成を信じて詰め掛ける多くのサポーターが、桜の戦士たちの力となることだろう。ただ、福岡は年間順位が上位のため引き分けでもJ1昇格となる。それでも井原正巳監督は「最初から勝ちにこだわる」と語り、チャレンジャーとして天王山へ挑む。C大阪がホームの利を生かしきれるか。それとも、福岡がその逆境を跳ね除け悲願達成となるか。最後にJ1昇格の夢を叶えるのは、果たして……。12月6日(日) ・ヤンマースタジアム長居(大阪府)でキックオフを迎える『2015 J1昇格プレーオフ 決勝』はチケット発売中。
2015年12月04日Jクルー(J.CREW)から12月1日、マイアミで毎年開催されるアートフェア「デザインマイアミ(Design Miami)」のために製作した、パリ在住のイラストレーターであるピエール・ル・タンとのコラボレーションコレクションが発売された。ピエール・ル・タンはフランスの国民的イラストレーション作家。18歳で『ニューヨーカー』誌に携わった後、『ヴォーグ』や『ニューヨーク・タイムズ』などの誌面で繊細な色使いとクロスハッチング画を披露している。今回発売されるコレクションでは、ピエール・ル・タンがマイアミからインスピレーションを得て製作したスカーフやボウタイ、傘などの11アイテムを展開。アールデコスタイルのホテルやキーライムパイを背景に、水着の人々やフラミンゴ、海の生物などがマイアミを象徴するブルーやペパーミントグリーン、フラミンゴピンク、小麦色などで描かれた。なお、同コレクションの取り扱いはデザインマイアミの会場、J.クルーの一部旗艦店、及びオンラインショップで行われる。
2015年12月03日J・J・エイブラムス監督が『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(12月18日公開)の撮影中に、落下してきたドアからハリソン・フォードを救おうとして、背中を骨折していたという。ハリソンは、自身の演じるハン・ソロが操縦するミレニアム・ファルコン号の水圧式ドアが落下してきたことで足首を骨折するに至っていたが、ハリソンを自身のアイドルの1人とあがめるエイブラムス監督は、ハリソンを助けようとそのとても重いドアを持ち上げ、自身の背骨も骨折する羽目になってしまったそうだ。エイブラムスは、サイラスXMラジオに出演した際、「水圧式のドアが落ちてきた時、その真下にいた人を押しつぶすかたちになってしまったんだけど、それがハリソン・フォードだったわけさ。彼はそれで足と足首を骨折したよ。彼の足首は真横になってしまった、90度くらい傾いていたんだ。すごくひどい状態だったよ」と当時を振り返り、「僕はそのドアを持ち上げようと、『愛する人を守るためにあの車を持ち上げるんだ』っていうハルクみたいなパワーで駆け寄ったのさ」と語った。そして、「その時に気づいたのは2つのことだったね。1つは、水圧式ドアは持ち上げるようになっていなければ持ち上がらないということ。そして骨は折れるものだということ」と伝え、「背中の下部にパキって感じて『今のなんだ? 肉離れか?』と思ったんだ。しかもそれは、僕が友人を助けようとしていた時だったんだ」と説明した。結局、スタッフの1人がボタン1つ押したことで簡単にドアは持ち上がり、無意味に終わってしまったそうで、「そのわずか数秒後に大きなボタンを持った男性によってそのドアは持ち上げられたんだけど、僕の背中は一日中痛くて、もちろんハリソン・フォードが足首を骨折したっていう事実だけが頭にあったね。そういう時って考えられないもんだよね」と続けた。(C)BANG Media International
2015年12月03日一般社団法人日本ケーブルテレビ連盟(以下、JCTA)は12月1日11時に、4K動画コンテンツの専門チャンネル「ケーブル4K」を開局する。運営会社は日本デジタル配信で、12月1日の時点で全国44事業者が放送を実施する予定だ。ケーブル4Kは、ケーブルテレビ業界初となる全国統一編成の4K放送。4Kコンテンツの魅力を伝えることを目的とし、全国のケーブルテレビ事業者による地域の文化や魅力を伝えるコンテンツを配信。また、ケーブルテレビ事業者とJCTAが共同制作したドキュメンタリー番組「けーぶるにっぽん」シリーズや、番組供給事業者が制作するスポーツ番組などエンターテインメント性の高いコンテンツも配信する。ケーブル4Kの視聴には、4K対応のテレビとセットトップボックスが必要。11月30日には、KDDIがセットトップボックス「Smart TV Box」に4K動画の再生機能を追加する「パワーアップユニット」を提供すると発表している。
2015年11月30日○K6の秘められたパワーがついに開花AMDはK6-233MHzを発表すると、ロードマップ通りにアップグレードをはかり、266MHzさらに300MHzと矢継ぎ早に高速版を市場に投入し始めた。以前、486からPentiumへの移行でやったように、Intelが市場をSlot1マザーボードベースのPentium IIへ力ずくで向かわせようとしているのは誰の目にも明らかであった。具体的には、Socket7用のPentium MMXの最後の製品は233MHzで打ち止めにし、その後の高速化はすべてPentium IIで行い、廉価版のCeleronで価格要求を満たすということだ。ユーザーは慣れ親しんだ、しかも価格的にこなれたSocket7を使い続けるか、それとも一気に高価なSlot1ベースのマザーボードに移行するかの選択を迫られた。これに対し、AMDは遂にNexGen部隊が数年前に組み込んでいたK6の秘められたパワーを全開にした。K6に追加された優れた機能は次のとおりである。外部バス(FSB)の速度を66MHzから100MHzに高速化し、それをSocket7ならぬSuper7と命名、これによってIntel陣営のシステムバス速度と互角となった。"3D Now!"とAMDが命名した21個のSIMD(Single Instruction Multiple Data)命令を追加実装、当時高速PCで使用されていたグラフィクス処理を多用するゲームアプリケーションに対応する。これらの優れたフィーチャーをインテル互換ではなくユーザーフレンドリーな高性能CPUとして前面に展開(ロゴマークを見ていただければわかると思う)。おそらくこの頃から、秋葉原のパーツショップにあるPC用のボードの棚に変化が現れ始めた。かつては1種類のインフラに多数のメーカーのマザーボードが展示されていたものが、いつの間にかSlot系、とSocket系に区別され、Intel系とAMD系という風に区別されるようになった。○進撃のK6-2K6-2の進撃は止まらなかった。300MHzを超えると、350、366、380、400、450、475、500、533、550MHzとアップしてゆき、立派にIntelのPentium IIに伍する勢力としての地位を打ち立てた。最後のほうは小刻みに上がってゆくのはご愛敬だが、これは大いにCompaqの年に3回あるパソコンのアップグレードと関係がある。500MHzと533MHzベースのパソコンでは実際の総合性能はほとんど変わらないだろうが、価格では100ドル以上の差がつけられていた。このころから、デジタル機器でエンドユーザーにはわけのわからない機能のアップグレードによる差別化が始まったのだと思う。半導体技術はコンピューターの能力をパソコンのような身近な機器に安価で提供したという点で社会に対し大きく貢献をしたと思うが、パソコンをはじめとするデジタル機器メーカーに対し大きなチャレンジを強いることとなった。半導体製品がコモディティー化し(これはメモリデバイスでは顕著である)、とてつもなく大きな容量、優れた性能も、次のバージョンが出るとくずのような値段になってしまう。ちょっとでも数字が大きいほうが価値がある。よって、差別化の大きな要因は値段になる。値段を下げるためには量を追わなければならなくなる、そのためには巨額の投資が必要とされる。差別化を図るもう1つ手段は新機能であるが、消費者はすでに必要な機能を手にしているので、追加機能の訴求ポイントが技術的なものになってしまい、なかなか理解されない。そのため、追加機能は値上げの武器にはならず、せいぜい値下げのヘッジにしか使われない。もっとも、当時のパソコン市場は多くのユーザーがまだパソコンの可能性に期待していたのでクロックスピードの上昇によって価値を上げるマーケティング手法が十分通用していた。K6-2は安価なインフラ(マザーボード)で高性能なパソコンを組み立てられるので、個人ユーザーの市場では大きな支持を得たし、ビジネスOEM(ブランドパソコンメーカーによる大量のパソコンへの組み込み)も飛躍的に進んだ。日本のパソコン市場でもほとんどのパソコンメーカーがIntel系のラインアップとともにAMD系のラインアップをそろえ、安価な価格帯にポジションしたので台数が飛躍的に伸びた。日本市場でK6ベースのパソコンの拡販にIBMの力を借りたマーケティングは間違いなく的中したわけだ。(次回に続く)著者プロフィール吉川明日論(よしかわあすろん)1956年生まれ。いくつかの仕事を経た後、1986年AMD(Advanced Micro Device)日本支社入社。マーケティング、営業の仕事を経験。AMDでの経験は24年。現在も半導体業界で勤務。・連載「巨人Intelに挑め!」記事一覧へ
2015年11月30日次世代放送推進フォーラムは11月27日、124/128度CSデジタルを使用した4K試験放送「Channel 4K」を、2016年3月31日に終了させると発表した。同フォーラムは放送終了の理由について、「次世代放送サービスの開始とともに、試験放送としての役割も果たしたものと捉えた」と説明している。Channel 4Kは2014年6月に開局。4K放送の技術推進などを目的に、解像度3,840×2,160ドットの4K60P映像を配信してきた。Channel 4Kの番組は2016年3月21日22時に、4K試験放送は2016年3月31日24時に終了する。視聴者に対しては、2016年1月12日から複数の番組でテロップを表示することで終了告知を開始。その後、2月22日から3月21日にはChannel 4Kの全番組で告知テロップを表示する。3月21日22時から3月31日24時までは、終了告知画面のみを24時間放送する。また1月上旬と3月上旬に、ダイレクトメールでの告知を予定している。近年の4K放送の動向としては、2014年に「アクトビラ」「J:COM オンデマンド」「ひかりTV」「フジテレビオンデマンド」にて4Kビデオオンデマンドの実用サービスが開始。2015年3月には「スカパー!4K 総合」「スカパー!4K 映画」の2チャンネルが開局した。2015年12月にはケーブルテレビやIP放送などで、4K実用放送の開始が予定されている。以上を踏まえ、次世代放送推進フォーラムは、Channel 4Kが試験放送としての役割を果たしたと判断。放送終了に至ったことを説明している。
2015年11月27日KADOKAWAは、ライトノベルを中心とした「MF文庫J」から10タイトルを11月25日に発売した。11月新刊には、第11回MF文庫Jライトノベル新人賞受賞作『ギルド〈白き盾〉の夜明譚』『天牢都市〈セフィロト〉』などがラインナップされている。■ギルド〈白き盾〉の夜明譚著者 / 方波見咲◆イラスト / 白井秀実◆定価 / 580円(税別)凶暴な魔獣犇めき、血気盛んな傭兵達が活躍する最後のフロンティア――新大陸。伝説の傭兵『魔眼の騎士カール』に憧れる少年レイ・ブラウンは、傭兵になるために新大陸を訪れた。到着直後にカールの子孫・マリールイズと運命的な出会いを果たしたレイは、なんとカールの作った伝説のギルド〈白き盾〉との契約を持ちかけられる。ところが、レイに任された仕事はギルドの経営・兵站管理を行う『運営職』だった!? しかもギルドは伝説の面影も無く、今や経営破綻目前で――。第11回MF文庫Jライトノベル新人賞最優秀賞受賞作、夢と希望と赤字が織り成す本格派ギルド経営ファンタジー! 「ご安心ください! 借金してでも、依頼は達成して見せます!」■天牢都市〈セフィロト〉著者 / 秋月煌介◆イラスト / ぴょん吉◆定価 / 580円(税別)「世界は概ねクソったれであると理解している」十の浮遊する都市、セフィラが人々にとっての世界の全てだった。かつて親友のリアと共に自作飛行機の事故で空から落ちた少年、カイル。彼は下層セフィラ、イェソドにある酒場の用心棒として生計を立てていた。そんな彼の前に、空から一人の少女、ヴィータが落ちてくる。世界の本質に干渉しその在り方を《再定戯》する力"定戯式"を駆使して少女を救ったその時、彼の日常は一変する! 第11回MF文庫Jライトノベル新人賞佳作受賞作、世界を賭して空を翔けるボーイミーツガール、堂々開幕! 「カイはなにをしたい? なにを手に入れるために飛ぶ?」■転生魔王の異世界スローライフ おいでよ魔王村!著者 / なめこ印◆イラスト / 屡那◆定価 / 580円(税別)車に轢かれそうなコモドオオトカゲを助けようとして死んでしまった心優しき少年サタンは、女神のきまぐれで異世界に転生を果たす。しかし、転生する際にそのトカゲと合体してしまい、女神に「魔王」と勘違いされて魔界に飛ばされる。さらにサタンは先代魔王四天王のルッカの思い込みにより、本物の魔王にされてしまった!? 本当は心優しき少年であるサタンは、魔族と人間たちが争う異世界を平和にするために、ふたつの種族が仲良く暮らす魔王村を作ることを決意して――見た目は魔王! 心は天使! 世界平和を目指す魔王とその仲間たちによるハートフル村おこしコメディ! 勘違いから始まる異世界スローライフ、ここに開拓!■Classroom☆Crisis あなざーくらいしす2著者 / あさのハジメ◆原作 / MONTWO◆イラスト / きんぎん◆定価 / 580円(税別)超一流企業、霧科コーポレーションのエリート候補たちが集う、先行技術開発部教育開発室――通称、A-TEC。転入生であるナギサは、夏休みの課題をクリアするために、霧科市内で開かれるペットボトルロケット大会に出場することに。今まで仕事ばかりで一度もペットボトルロケットを作ったことがなかったナギサは、仕方なく委員長であるミズキに協力をあおぐが、ひょんなことからナギサはミズキと休日デートをすることになってしまい……!? 大好評TVアニメ『Classroom☆Crisis』。変人クラスA-TECメンバーによるドタバタな日常を描いたスピンオフ作品、第二弾!■エイルン・ラストコード ~架空世界より戦場へ~ 3著者 / 東龍乃助◆イラスト / (イラスト・メカデザイン)みことあけみ、(メカデザイン)汐山このむ、(ロボ作劇・メカデザイン)貞松龍壱◆定価 / 580円(税別)エイルン=バザットはロボットアニメ世界から召喚されたアニメキャラクターである。氷室義塾機兵部の対マリス戦での活躍は大きな注目を浴び、アメリカからデータ採取のため無人島遠征の依頼を受ける。だが優秀なヘキサを狙う武装組織、さらにマリスまでもが来襲。無事これを退けるものもエイルンが全治3ヶ月の重傷を負ってしまう。セレンの精神は依然不安定なまま。クイーンが来襲すれば氷室義塾が崩壊する。雷鳥は国際連合所属のマリス鎮圧部隊【ロイヤルガード】のネイバーチームの派遣を決定。しかしエイルン不在の状況に焦りを覚えた紫貴の暴走が始まってしまい――!? 爆発する爽快感! とにかく熱くて、火傷する、新世代ロボットライトノベル第三弾!■モーテ -夢の狭間で泣く天使-著者 / 縹けいか◆イラスト / カズキヨネ◆定価 / 580円(税別)遺伝子の罠――数万人に一人が罹り、必ず十代の内に自殺へと追い込む奇病・モーテ。一人の亡霊をめぐる切なさに満ちた事件の真相が曝かれ、モーテの子らを収容するホテル・グラティアに平穏が戻ると思われていた。しかし、天真爛漫な少女・アミヤがモーテを発症し、自死へのカウントダウンがはじまってしまう。荒んでいく彼女を見かねたダンテはグラティアを脱走し、彼の故郷ローマへと連れて行く。起こるはずもない奇蹟を信じる彼らだったが、自殺衝動を止められず苦しむアミヤは言った――ダンテに殺してほしい、と。彼女の人生最期の望み、生き続けて欲しいという願い、すれ違う二つの想いに暗い影が襲いかかる。あなたは殺される幸せを知っていますか?■盟約のリヴァイアサン VII著者 / 丈月城◆イラスト / 仁村有志◆定価 / 580円(税別)竜の力を使いすぎた結果、ハルの身体のドラゴン化は進行の一途を辿っていた。事態を重く捉えた織姫たち魔女は、ハルに人間としての強い充足感を与えることで、どうにか症状を回復させることに成功していた。しかしその脅威はやがてハルの記憶さえも蝕んでいくことになり……。時を同じくして東京湾に突如、小島が出現する。直ちに調査を開始するハルたちだったがそこで出会ったのは、「ひさしいな、春賀晴臣。弓の竜弑しを継承した者よ」人間界に潜伏し続け、傷を癒したパヴェル・ガラドだった。そんな最中、ガラドに続き雪風の姫も現れ、東京湾上に嵐が吹き荒れる――! 至高のドラゴン・エンタテイメント、決戦の第7弾!■疾走れ、撃て! 11著者 / 神野オキナ◆イラスト / refeia◆定価 / 580円(税別)理宇が鷹乃と二人きり、見知らぬ砂漠の暗闇に放り出されて一週間。果てしない砂上と轟雷・改の狭いコクピットの中だけでの生存を余儀なくされた極限生活は二人の精神を徐々に削っていく……。一方、二人の帰還を祈る虎紅とミヅキは、連合軍の指揮官陣による事実上の撤退指令を跳ね返し、最前線に立ち続けていた。「私はつねにベストを選択しているのです。だからあなたたちは生きている」しかしその間にも理宇たちの「作戦遂行中行方不明認定」期限は刻々と迫る……! 神野オキナが贈る新感覚軍隊青春ラブコメ、極限・緊迫の第11弾!■魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉13著者 / 川口士◆イラスト / :片桐雛太◆キャラクター原案 / よし☆ヲ◆定価 / 580円(税別)大軍と共に出現したタラード=グラムを説き伏せ、その助力によりザクスタン軍を撃退した、ティグルたち月光の騎士軍。しかし、王都への帰還の途上をグレアストの軍に襲撃され、満身創痍のティグルたちは壊滅の憂き目に。指揮官であるティグルとエレンは混乱のなか行方不明となる。エレンはグレアストに捕らえられ、彼女への異常な執着に晒されてしまう。マスハスやリムアリーシャが対策を練る一方、単身で動き出したティグルの元には、予測しうる限りで最悪の敵が迫り、同時に、最高の助っ人が駆けつけようとしていた――大ヒット最強美少女ファンタジー戦記、緊迫の第13弾!■星刻の竜騎士XX著者 / 瑞智士記◆イラスト / 〆鯖コハダ◆定価 / 580円(税別)ラクエルの身に宿った賢竜王インボルクは、ついに星間移民船〈ゾノ=トーン〉を発進させた。船内に決死の突入を行うアッシュ達一行だったが、マキャベリ、キーラ、ウルスラと、宿命の相手が次々に立ちはだかる。一方、大陸の中央部では、ゼファロス共和国軍がシェブロン王国へと侵攻。第二次ゼノグラヴィア戦争が勃発してしまう。人類滅亡へのカウントダウンが始まる中、しかし戦場にはオスカーやルクレツィアをはじめ、アッシュの仲間達が集結していた! 美少女ドラゴンが歴史を刻む本格ファンタジー、ついに完結!
2015年11月26日●Inter BEE 2015でNHKに聞く来年2016年には、BSで4Kと8Kの試験放送がスタートする。ここでは、国際放送機器展「Inter BEE 2015」から、4K/8K放送について我々一般視聴者が知っておきたい点を簡単にまとめてみる。7月30日に総務省より公表された「4K・8Kロードマップに関するフォローアップ会合 第二次中間報告」によると、BSとCSにおける4K/8K放送の今後のスケジュールは以下の通り。2016年のリオデジャネイロオリンピック、そして2020年の東京オリンピックを強く意識したスケジュールだといえるだろう。○試験放送に向けた準備はどうなっているのか具体的な試験放送の開始日程だが、Inter BEEの会場でNHKの説明員に聞いてみたところ、「リオのオリンピックがあるので、その辺を目指すというのが流れ的にはあるが、具体的には決まっていない」という答えが返ってきた。リオ五輪の開催は2016年8月5日~21日。年内に試験放送の詳細が固まっても、それに対応したテレビやレコーダーなどの開発には、かなり厳しいスケジュールとなりそうだ。ある電機メーカーの担当者からは、「死人が出てもおかしくないレベル」ときつい冗談が聞かれた。現在市販されている4Kテレビには、BS 4K放送用のチューナーが搭載されていないため、HDMI 2.0やHDCP 2.2に対応した外付けチューナーが必要となる。また、民生用の8K対応テレビ製品については具体的な話が出ていない。さて、4K/8Kでの放送内容だが、現在のBS放送とは異なる、独自のものになるようだ。4K/8Kで制作したコンテンツをハイビジョンでサイマル放送することも可能だろうが、NHKの説明員によると、その逆はありえないらしい。BSの4K/8Kでは、その特性に合ったクオリティの高い映像を楽しめそうだ。●アンテナやブースターの買い替えも必要に○アンテナやブースターの買い替えも必要に4K/8K放送の受信には、アンテナやブースター、分配器、屋内配線の対応も必要になる。現在のBS/CSで使用されている電波は「右旋円偏波」だ。一方、4K/8Kでは試験放送、実用放送とも「左旋円偏波」が用いられる。放送衛星から左旋の電波を受信するには、それに対応したパラボラアンテナが必要になる。また、アンテナのコンバーターから出力される信号は、これまでは最高2,071MHzだったが、4K/8Kの左旋では最高3,224MHzとなる。したがって、ブースターや分配器、分波器、コネクターなど、テレビとアンテナを中継する機器もすべて3,224MHz対応のものに交換しなくてはならない。なお、3,224MHzという周波数はまだ最終的なものではなく、関係機関の検証を経て、仕様が確定するのは2016年春になるらしい。Inter BEEに出展しているDXアンテナでは、その確定を待って、4K/8K対応製品を発売する予定だ。なお、地デジ移行の際と異なり、ケーブルは現在使用されている「S-5C-FB」で問題ないだろうとのことだ。
2015年11月19日今年も、“夢と絶望の90分”のシーズンがやってきた。『2015 J1昇格プレーオフ』のことだ。今回の決勝戦は、12月6日(日)・ヤンマースタジアム長居(大阪府)で開催する。「2015 J1昇格プレーオフ決勝」チケット情報最終節に向け大詰めの『明治安田生命J2リーグ』は、残すところあと2試合。この180分間の結果が、クラブの命運を握る。来シーズンJ1で戦うには、今季J2リーグを1位または2位で終えて自動昇格を果たすか、一発勝負の『J1昇格プレーオフ』を勝ち上がり覇者となるしかない。今週末の第41節以降の戦いは、まさに一戦必勝のサバイバルと言える。ここで、現在の順位と勝点を確認したい。1位・大宮・勝ち点80、2位・磐田・勝ち点78、3位・福岡・勝ち点76、4位・C大阪・勝ち点64、5位・愛媛・勝ち点62、6位・千葉、7位・長崎、8位・東京Vは勝ち点57で並ぶ。続いて、9位・札幌・勝ち点54、10位・金沢、11位・北九州・勝ち点53、そして、12位・熊本・勝ち点52。20クラブ中、11クラブが『昇格プレーオフ』出場の可能性を残しており (北九州はライセンスの関係で昇格不可)、トップを走る大宮でさえも油断大敵だ。次節、首位・大宮は21位・大分をホームに迎える。残留争いを強いられている大分は、簡単な相手ではないだろう。2位・磐田は、16位・横浜FCを本拠地で迎え撃つ。このゲームを取りこぼすことなく、自動昇格を守りきりたい。引き分けをひとつ挟み9連勝中と破竹の勢いを見せる3位・福岡は、プレーオフ圏内に位置する愛媛とホームで対峙する。福岡は自動昇格を、愛媛はプレーオフ出場権死守を目指し、両軍とも負けられない。ここ5試合で1勝2分2敗と足踏みするC大阪は、7位・長崎とアウェーで対戦。6位以内へ滑り込むために勝利あるのみの長崎を相手に、悪い流れを断ち切りたい。前節、東京Vとの大一番を1-0で制した千葉は、アウェー・岡山に乗り込む。前回の試合で見せた意地と粘り腰を発揮し、プレーオフ圏内を確実なものにしたい。また、東京Vはホームで金沢と、札幌はアウェーで水戸と、熊本はアウェーで徳島と戦う。激戦を制し、J1昇格への切符を掴み取るクラブは果たして。『2015 J1昇格プレーオフ 決勝』のチケットは11月15日(日)午前10時より一般発売。熱戦極まる11月14日(土)・『明治安田J2』・第41節の各カードはチケット発売中。
2015年11月13日パナソニックは5日、4KのIPSα液晶を搭載した20型タブレットPC「TOUGHPAD 4K」4モデルを発表した。Windows 10 ProやWindows 7 Professionalプリインストールモデルを用意する。2015年11月下旬から順次発売。価格はオープン。「TOUGHPAD 4K」シリーズは、A3をほぼ実寸で表示できる、20型の大画面を搭載した法人向けタブレット。解像度は3,840×2,560ドットの4Kで、平面に置いた状態でも全方向から画面が見やすいIPSα液晶パネルを採用する。アスペクト比は15:10。重量は約2kg半ばと持ち運びできる重さで、4K出力対応モデルは医療現場などでの説明やカンファレンス、4K入力対応モデルでは映像制作・報道現場などでの利用を想定する。新モデルのラインナップは、Windows 10 Proを搭載した「FZ-Y1DMBHZVJ」、Windows 7 Professional(Windows 10 Proダウングレード権行使)モデル「FZ-Y1DMBHZKJ」、Windows 7 Professionall(Windows 8.1 Proダウングレード権行使)搭載で4K入力が可能な「FZ-Y1CHBBZCJ」、同OSのベーシックモデル「FZ-Y1CAAAZCJ」の4製品となる。○Windows 10 Proモデル最上位の「FZ-Y1DMBHZVJ」は、ディスクリートGPUとしてAMD FirePro M5100を搭載することが特徴。主な仕様は、CPUがIntel Core i7-5600U vPro(2.60GHz)、メモリが16GB、ストレージが256GB SSD、グラフィックスがAMD FirePro M5100 2GB/Intel HD Graphics 5500(CPU内蔵)など。OSはWindows 10 Pro 64bit。通信機能はIEEE802.11a/b/g/n/ac準拠の無線LAN、Bluetooth 4.1、Gigabit対応有線LAN。インタフェースは標準サイズのUSB 3.0ポート、HDMI 2.0入力ポート、MiniDisplayPort、SDカードスロット、LANポートなど。オプションの電子タッチペンにも対応する。本体サイズはW475×D334×H12.5mm、重量は約2.49kg。バッテリ駆動時間は約2.0時間(JEITA 2.0)。発売時期は2015年11月を予定する。○Windows 7 ProfessionalモデルWindows 10 Pro ダウングレード権行使のWindows 7 Professionalモデル「FZ-Y1DMBHZKJ」の主な仕様は、最上位の「FZ-Y1DMBHZVJ」とほぼ同等。発売時期は2016年1月を予定する。Windows 8.1 Pro ダウングレード権行使のWindows 7 Professionalモデル「FZ-Y1CHBBZCJ」では、上記仕様から、CPUがCore i5-5300U vPro(2.30GHz)に、メモリが8GBに変更となるほか、グラフィックスでAMD FirePro M5100が省かれる。重量は約2.33kg。同じくWindows 8.1 Pro ダウングレード権行使のWindows 7 Professional搭載ベーシックモデル「FZ-Y1CAAAZCJ」では、メモリが4GBに、ストレージが128GB SSDになるほか、LANポートやHDMI 2.0入力端子、MiniDisplayPortが省かれる。重量は約2.30kg。
2015年11月05日J・K・ローリングが原作と脚本を手がける『ハリー・ポッター』の新シリーズの邦題が『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』に決定した。2016年の冬に全国公開になる。その他の情報『ハリー・ポッター』シリーズは2001年から2011年の間に8作品が公開され、世界で約9268億円もの興行収入を記録したが、『ファンタスティック…』は、作者のローリングが原作だけでなく自ら脚本も執筆した新シリーズだ。ハリー・ポッターやハーマイオニーたちがホグワーツ魔法学校の授業で使っていた教科書“幻の動物とその生息地”を編纂した魔法使いのドラマで、詳細は明らかになっていないが、『ハリー・ポッター』の1作目の約70年前のアメリカが舞台になるという。旅を続ける中で様々な発見をしていく魔法動物学者の主人公ニュート・スキャマンダーをオスカー俳優エディ・レッドメインが演じ、『インヒアレント・ヴァイス』のキャサリン・ウォーターストンがヒロインを演じる。『ハリー・ポッター』シリーズの5~8作目を手がけたデイヴィッド・イェーツが監督を、シリーズ全作を製作したほか『ゼロ・グラビティ』や『パディントン』などヒット作を多くおくりだしてきたデイヴィッド・ヘイマンが本作でもプロデューサーを務める。『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』2016年冬 全国ロードショー
2015年11月04日スカパー!では今年7月にJリーグのアドバイザーに就任した堀江貴文氏をゲストに迎え、Jリーグの未来について語り合う『Jリーグラボ #33』を11月7日(土)に放送する。同番組は日本サッカーの水準向上を目的に、チームの戦術論や選手の技術論など、さまざまな角度からJリーグの試合を分析し、時にはレフェリングにも言及する硬派なサッカー番組。MCはコンサドーレ札幌の運営会社である北海道フットボールクラブにて代表取締役を務め、公益社団法人日本プロサッカーリーグの理事でもある野々村芳和氏。今回のゲストである堀江氏は、実業家の視点からJ リーグの市場価値を上げる方法について具体的な提言をしていく。収録を終え、堀江氏は「僕が話すことはいつも大体同じなんですけど、東京に驚くべき専用スタジアムができてほしいんです。各地のスタジアムを訪れて感じたことですが、サッカー専用とそうじゃないものは迫力が全く違う。日本のスタジアムには『ワクワク・ドキドキ』が少ない。築地市場の跡地に 5万人くらい収容できる規模でショッピングモールやホテルを隣接させることが出来たら、それが理想形。ガンバ大阪の専用スタジアムが140億円だから建設費だけなら200億円くらいあれば可能」と実業家らしい具体的な提案を。そして「今のJリーグは村井チェアマンをはじめ『やる気』もあるし、いろいろな施策の成果が出始める段階まで来ています。Jリーグアドバイザーとしては成果が出てくれないと困るんですけどね」と、苦言を呈しながらJリーグの未来について話している。『Jリーグラボ#33』はスカチャン0(CS800/プレミアムサービス 580)にて11月7日(土曜 23:00~)放送。
2015年10月29日○半導体業界の"ダビデとゴリアテ"K5の失敗で低迷していたAMDも、起死回生のK6の投入で息を吹き返した。そのタイミングは結果的には絶妙だった。というのも、K6が投入されたタイミングはマイクロソフトが1995年にWindows 95を発表し、PCが瞬く間に個人市場に拡大した後だったからだ。ユーザーインターフェースに優れたWindowsのおかげで、操作性が格段に向上し、誰でも容易に使えるアプリケーションが一気にリリースされ、個人ユーザーがPC(Personal Computer)をコンピューターであるということを全く意識せずに、当たり前のようにいろいろな用途に使える状態が現出したわけである。さらに、インターネットの普及で個人が扱うデータも膨大になり、動画、ゲームなどの用途に広がるにつれ、一般PCユーザーの関心はメモリの大きさとCPUの性能の良さ、それにかかるコストに向けられていった。しかも、前述のように、PCをブランドメーカー品だけに頼らず、自分で組み立てる"自作派"の出現がこれらの要件に関する知識を飛躍的に高めていった。こうしたパワーユーザー達の興味を満たす何十種類ものPC関連雑誌が刊行され、各種アプリケーションによるCPUのベンチマークテストが技術専門用語が飛び交う雑誌記事で大々的に報道されるようになった。従来IntelのPentiumが唯一の選択であった状況に、いきなりAMDのK6がそれを上回る性能で登場したことで、一般ユーザーの関心は一気に高まり、事実上AMDはIntelへの唯一の対抗勢力となった。それまで群雄割拠状態であったIntel互換CPUメーカーたちは次々と脱落していった。その後、Intel互換というアプローチと全く違うが、極端に消費電力の低いCPUをTransmetaという会社が開発し(2000年に発表されたCrusoeとその後継のEfficion)業界を賑わした時期はあったものの、それも短命に終わり、いつの間にか忘れ去られていった。 Trasmetaが採用したCode Morphyingというアプローチは、非常に革新的であったが、他のIntel互換メーカーと同じように、1作目のCPUは注目を集めたものの、その後の後継製品の投入がタイムリーになされなかったことが敗因であった。今や、電子業界、ひいては家電製品の中心アイテムとなったPC市場では、ソフトはマイクロソフトのWindows、CPUはIntel/AMD、という寡占時代が訪れたのである。寡占と言っても規模的にはIntelとマイクロソフトは巨大企業であり、ハードとソフトの両輪を各々市場独占するWintel(Windows + Intel)と呼ばれる無敵のビジネスモデルが出来上がり、その後この状態が10年以上にわたり継続されることとなる。興味深いのは、最近筆者が書評をした最近のIntelの本によると、この両社の関係はWintelという表現から想像される相思相愛の関係では決してなかったらしい(ちなみに、マイクロソフトもIntelも公式な場でWintelという言葉を使うのを筆者は一度も聞いたことがない)。そうした中で、ハード側の巨大企業Intelに小さいながらもむき出しの対抗精神で立ち向かうAMDという図式は、西洋風にいえば“ダビデとゴリアテ"、日本風にいえば“弁慶と牛若丸"の図式によく例えられた。○リテール市場での貴重な経験この状態はAMDで働く私にとっては悪いものではなかった、というのも、巨大企業Intelに孤軍奮闘で立ち向かうということには相当のエネルギーが必要であるが、やっている本人たちにはこれほどやり甲斐がある仕事はなく、市場からは判官びいきの応援などもあったりして、それは大きなモチベーションになっていた。その頃、私は成長しつつあったリーテールマーケット(CPUのリテールパッケージ営業)を開発する部隊を編成して、全国のリテール市場を回り始めた。半導体部品をソフトのパッケージに梱包して電気店で売るという今までには考えられないような展開で、しかも全く経験がなかったので何もかにも一から始め試行錯誤を繰り返した。その中でも、よく覚えているのは、AMDキャンペーンCarなるものを仕立て上げ、それにベンチマークデモなどをやる機材を積み込み秋葉原などの電気街に繰り出し、店頭イベントを開催したことだ。それまでB to Bのビジネスの経験しかなかった私にとって、店頭でエンドユーザーに直接話しかけるという行為は最初は恥ずかしくて多少抵抗があったが、次第に慣れてきて、だんだんエンドユーザーの直の声が聴けることに喜びを感じるようになった。この未知の分野での経験は、その後の私のビジネス感覚の醸成にとって大きな収穫であったと思う。B to Bのビジネスも結局はエンドユーザーが代金を払うのであって、最終の商流には必ずC(コンシューマー)がいる。商流の上流にあっても、下流で何が起こっているのかを把握することは非常に大切なことであるということを身をもって経験したと言えよう(そもそも上流、下流という言い方が誤解を招くと思うが、、、)。ある映画で熱血刑事が“事件は現場で起ってるんだ!!"と叫ぶ有名な場面があるが、まさにその通りだと思う。商品、あるいはサービスがエンドユーザーに届けられるその瞬間まで、ビジネスは完結しないのだ。その点で言えば、Intelは我々の2歩も3歩も先を行っていた。Intelは全国のリテールショップのPOSデータを買って、どこでどんなIntel製品が売れているか、完全に把握していた。そんなハンディを背負ってはいたが、幸い私がリテール展開を始めたころは、K6がブレークによってAMDファンが増殖していった時期だったので、まさに“ファンの皆様に支えられて"大きなモチベーションを感じながら大変良い経験をさせていただいた。(次回は10月26日に掲載予定です)著者プロフィール吉川明日論(よしかわあすろん)1956年生まれ。いくつかの仕事を経た後、1986年AMD(Advanced Micro Device)日本支社入社。マーケティング、営業の仕事を経験。AMDでの経験は24年。現在も半導体業界で勤務。・連載「巨人Intelに挑め!」記事一覧へ
2015年10月19日シャープは10月5日、4原色技術と8Kアップコンバート回路を搭載した4K液晶テレビ「AQUOS 4K NEXT LC-70XG35」を発表した。発売は11月15日。価格はオープンで、推定市場価格は850,000円前後(税別)。○4原色技術により、8K解像度を実現する「LC-70XG35」LC-70XG35は、4原色パネルと8Kアップコンバート技術により、4K解像度のパネルで8K相当の映像を表示する「AQUOS 4K NEXT」のモデルだ。4K原色パネルとは、RGBの3原色にYを加えた4原色パネル。さらに、1画素内に2つの輝度ピークを作ることで、8K解像度を実現している。これらの処理を行う画像処理・液晶駆動エンジンは「X8-Master Engine PRO」だ。また、ダイナミックレンジを拡張する「メガコントラスト」技術を採用。輝き復元の映像補正を行うと同時に、そのエリアのバックライトの輝度をアップする。Ultra HD Blu-rayがサポートするHDR映像フォーマットにも、アップデートにより対応する予定だ。サウンド面では、新開発の「AROUND SPEAKER SYSTEM」を搭載。ドーム型ツイーター×2本にミッドレンジ×4本、サブウーファー×4本の計10本により、画面全体を包み込むように音を伝えることで、映像と一体感のあるサウンドを実現する。入力端子はHDMI×4、D5×1、ビデオ×1、アナログRGB×1。HDMI端子は4K/60Hzの入力やITU-R BT.2020規格、HDCP 2.2に対応している。ひかりTVの4KサービスやNETFLIXも視聴できる。チューナーは地上/BS/110°CSデジタル×3基。外付けのUSB HDDを接続すれば、テレビ番組を視聴しながら、他の2番組の同時録画が可能だ。本体サイズはW1,732×D375×H970mmで、質量は約48kg(スタンド込み)。消費電力は約390Wで、年間消費電力量は243kWh/年。○同時発表の4Kテレビ「LC-60XD35」60型の4K液晶テレビ「AQUOS LC-60XD35」も同時に発表された。こちらも発売は11月15日。価格はオープンで、推定市場価格は550,000円前後(税別)。LC-60XD35は4原色パネルではなく、通常の3原色パネルを採用するモデル。LC-70XG35とは異なり8K相当での表示は行えない。ただし、映像エンジンは「X8-Master Engine」で映像を8Kにアップコンバートした後、使用しているパネルに最適化して出力する。サウンドシステムはLC-70XG35と同じAROUND SPEAKER SYSTEMを採用。実用最大出力は65Wだ。入出力端子もLC-70XG35と同一となっている。本体サイズはW15,23×D375×H852mmで、質量は約37.5kg。消費電力は約295Wで、年間消費電力量は196kWh/年。
2015年10月05日Jクルー(J.CREW)が、アシックス(asics)とのコラボレーションスニーカー「アシックス フォー Jクルー ゲルライト スリー(ASICS for J.CREW Gel-Lyte III)」(1万5,800円)をオンラインで発売した。1990年に登場し、瞬く間にスニーカーファンを魅了した最初のランニングシューズ「ゲルライト」シリーズ。中でも「ゲルライト スリー」は特に人気を博し、またこれまでに様々なコラボレーションが行なわれてきたモデルだ。今回、Jクルーとの最新コラボレーションとして、カラーはエバーグリーンとブルーリボンの2色展開で発売される。
2015年09月18日「Kミューズリー」15種類の栄養が摂取できるシリアル商品!日本ケロッグ合同会社は「Kミューズリー」を9月下旬から順時発売する。「Kミューズリー」は10種の色鮮やかなフルーツおよび5種の全粒穀物が豊かにブレンドされた、気楽に自然素材の栄養を摂取できるシリアルだ。商品は日用アイテム通販サイトや、関東エリアの大手スーパー(一部の店舗では「Kミューズリー」を扱わない場合もある)を中心として順次発売となる。一目見て商品内容がわかるパッケージ「Kミューズリー」のパッケージにはブレンドされているストロベリーやマンゴー、パイナップル、バナナ、小麦および大麦などフルーツや全粒穀物のイラストが記されており、消費者が一目で商品に用いられている自然素材を理解できるデザイン仕上げだ。簡単に一食で15種類のフルーツや全粒穀物を取り入れることができるので、忙しい朝のヘルシー朝食として適している。フルーツグラノラと、ミューズリーの違いは?フルーツグラノラは小麦やオーツ麦などの多様な穀物にシロップや蜂蜜などをブレンドしてオーブンで焼き、さらに食べやすいサイズに調整されており、サクッとした食感が味わえる。他方ミューズリーは焼かないで、そのままのサイズでフルーツとミックスして仕上げられている。ミューズリーは多少固めなので、ヨーグルトやミルクで柔らかくして食べると、よりおいしさを楽しめるという。(画像はプレスリリースより)【参考】・日本ケロッグ合同会社 プレスリリース
2015年09月04日アメリカのアパレルブランド「Jクルー(J.CREW)」が、「ニューバランス(NEW BALANCE)」とコラボレーションしたスニーカー「J.Crew × New Balance 996 Neptune Blue」(2万2,400円/価格はすべて税込参考価格、為替により変動)を公式オンラインショップで発売した。今回のコラボレーションでは、機能性とデザイン性の高いニューバランスの定番モデル「996」を採用。Jクルーによって夏の“海”や“湖”、“プール”、“川”などからインスピレーションを得たカラーが施された限定モデルとなっている。
2015年07月31日東芝ライフスタイルは7月29日、4K対応液晶テレビ「REGZA(レグザ) J20X」シリーズを発表した。ラインアップは「55J20X」「49J20X」「43J20X」の3モデル。発売は8月12日で、価格はオープン。推定市場価格は、55J20Xが330,000円前後、49J20Xが270,000円前後、43J20Xが240,000円前後(いずれも税別)。J20Xシリーズは、ミドルクラスながら全録機能「タイムシフトマシン」を搭載したモデル。タイムシフトマシンは機能強化されており、従来は2台のHDDで行っていた6チャンネル分のタイムシフトを、1台のHDDで行えるようになった。また、見たい番組やシーンをすばやく検索できる「ざんまいスマートアクセス」も利用可能だ。タイムシフトマシン用として、地上デジタル放送チューナーを6基内蔵。そのほかに、視聴用と通常録画用として、地上デジタル/BS/110°CSデジタルチューナーを3基内蔵している。USBポートは、タイムシフト用、通常録画用、汎用、タイムシフト領域拡張用の計4基搭載している。ユーザーが選択した人物・番組ジャンルなどに関連した動画をリストアップする「みるコレ」を採用している。みるコレでは、特定のテーマに関する、放送中の番組、過去番組表の番組、これから放送する番組、YouTubeのコンテンツを一括してリストアップし、ダイレクトに視聴できる。映像エンジンは、「4KレグザエンジンHDR」を搭載。2K映像のアップコンバートには、実際の映像信号では圧縮されている部分を高輝度に復元する「アドバンスドHDR復元」、輝度の広域部分を補正する「インテリジェントカラーテクスチャー復元」、文字のジャギーを抑える「グラフィックスエッジクリア」などを新採用している。バックライトは全面直下LEDで、色の表現領域を拡大している。「SeeQVault」規格に準拠しており、録画した番組はSeeQVault対応の別の機器でも再生可能だ。今後は複数回のソフトウェアアップデートが予定されており、有料動画配信サービス「Netflix」は9月、HDR入力は2016年2月に対応予定となっている。このほか、9月上旬にはタイムシフトマシン録画用のHDD4機種を発売する。
2015年07月29日"K5 is a better idea !!(K5のほうが優秀なアーキテクチャだ!!)"。1995年夏、AMDのCEO Jerry Sandersは、ハワイのワイキキビーチにあるヒルトン・ハワイアンビレッジに世界各国から集結した600人の営業、マーケティング、技術サポート部隊を前に檄を飛ばしていた。その声は、時差ボケと、前の晩の遅くまでの(あるいは徹夜の)どんちゃん騒ぎですっかりエネルギーを使い果たし、うとうとしそうになっていた営業員の耳をつんざくような咆哮であった。AMD恒例のハワイでの4日間のSales Conferenceの最終アジェンダはAMDの総帥Jerry Sandersの30分以上にわたるスピーチで終わる。しかし、いつもは"いくぞーっ!!"、"やるぞーっ!!"といった雄叫びでエンディングを迎えるはずのCEOのスピーチに対し、今年のイベントに限り、多くの営業の連中の間には、お互い目配せを交わしながら"ほんとかよ…"といった一種白けた雰囲気が漂っていた。それも無理はない。その時のAMDを取り巻く状況は以下の通りである。マイクロソフトがWindows 3.1を発表(1992年4月)、いよいよPCがエレクトロニクス市場の中心に据えられ、マイクロソフト、Intelの独占体制が明確になる。Am386/486でカムバックを果たしたAMDであったが、そのAMDを振り切るようにIntelは第五世代CPU「Pentium」を発表(1994年3月)。巨額のマーケティング資金の投下によって、 "Intelが入ってなければPCではありませんよ"と言う強力なブランドマーケティングでPC市場をIntel一色に塗り替えようとする。巨大なPCのCPU市場に割って入ろうと、CyrixなどのIntel互換CPUメーカーが相次いで参入し(Cyrix Cx486SLCは1992年3月発表)、AMDのメインビジネスを脅かしてくる。AMDはこれらの状況に対抗すべく、いよいよ完全オリジナルのマイクロアーキテクチャに基づく高性能CPU、K5の開発を開始(1993年)するが、2年たったこの時点でも製品リリースがされていない。AMDの業績はみるみる下がっていった (1995年のマイクロプロセッサ事業部の売り上げは前年の半分に激減した)。前年までは、Am486製品でPCの顧客をサポートしてきたが、いよいよCPUの主流が第5世代のPentium(ソケット7)に移り、AMDの次期製品への顧客の期待はいよいよ高まる。顧客には386・486で経験したIntelの独占の時代がまた訪れることへの危機感がにじみ出ていた。AMDが巨額を投じて建設したテキサス州Austinの最先端プロセッサ工場Fab.25はK5の設計が遅れる中、Am486の需要が急減し稼働率が極端に下がり、AMDの全体の財務に大きな減価償却費がのしかかってきている。世界中のAMDの営業がPentium対抗製品を待ち望み、満を持して臨んだSales Conferenceであったが、毎日登壇するVP連中の誰からも製品リリースの話がない。そんな状況におかれた中でのSales Conferenceに臨んだ世界中の営業を相手にしたAMDの総帥Jerryの最終メッセージである。根っからの営業マンであるSandersには、そんな営業連中の気持ちが痛いほどわかっていたはずである。しかし、その時はK5のメッセージを繰り返さざるを得なかったJerryの頭に去来していたことを知っていたのはAMDでもごく限られた者であったはずだ。(次回は7月27日に掲載予定です)著者プロフィール吉川明日論(よしかわあすろん)1956年生まれ。いくつかの仕事を経た後、1986年AMD(Advanced Micro Device)日本支社入社。マーケティング、営業の仕事を経験。AMDでの経験は24年。現在も半導体業界で勤務。
2015年07月21日ASUS JAPANは14日、同社製デスクトップPC「K31AN」の製品スペックに誤記があったことを告知した。購入者に対し、お詫びとして無償で「外付けDVDドライブ(読み書き可能)」をプレゼントするとしている。今回、スペックの誤記が判明した製品は、2015年3月13日発売のデスクトップPC「K31AN‐J2900」。光学ドライブの仕様には「DVDスーパーマルチドライブ(2層ディスク対応)」と表記されていたが、実際には「DVD-ROMドライブ(2層ディスク対応)」が搭載されている。同社は、2015年3月13日から2015年7月17日までに同製品を購入したユーザーに対し、お詫びとして「外付けDVDドライブ(読み書き可能)」の無償送付を行う。対象者は、購入日が分かるレシートと製品保証書を準備の上、コールセンターまで連絡するように呼びかけている。
2015年07月15日『オール・イズ・ロスト ~最後の手紙~』『モスト・バイオレント・イヤー(原題)』のJ・C・チャンダーが、『Triple Frontier』の監督候補に上がっている。もともとは、『ゼロ・ダーク・サーティ』のキャスリン・ビグローとマーク・ボールが手がける予定だったが、このコンビは別の作品に集中することに決め、今作を降板していた。ストーリーは明らかになっていないが、パラグアイ、アルゼンチン、ブラジルの境界域で活動する犯罪組織を描くものらしい。ビグローが監督する予定だった頃は、トム・ハンクスやウィル・スミスの名前が浮上したが、このふたりが出演する可能性は今もなくなってはいないようだ。ハンクスの次回作は、10月北米公開予定のスティーヴン・スピルバーグ監督作『Bridge of Spies』。スミスの次回作は、12月北米公開予定の『Concussion』。文:猿渡由紀
2015年06月30日英ロックバンド「ザ・ローリング・ストーンズ(THE ROLLING STONES)」が6月10日、アルバム『スティッキー・フィンガーズ(Sticky Fingers)』の豪華版を発売。これを記念してルミネマン渋谷1階のカフェ・マンドゥーカでは、6月21日までの期間限定で「ザ・ローリング・ストーンズ コラボカフェ」をオープンしている。1971年に発売された『スティッキー・フィンガーズ』は、イギリスやアメリカなど9か国で1位を獲得した「ザ・ローリング・ストーンズ」の代表的な作品のひとつ。ジャケットデザインは画家のアンディ・ウォーホルが手掛けている。当時の収録曲はバンドの代表曲である「ブラウン・シュガー」、「ワイルド・ホース」、「ビッチ」などで、A面5曲、B面5曲の計10曲46分で構成されていた。6月10日に発売された豪華版では、CD2枚組の「デラックス・エディション」と、CD3枚に加えてDVD、EPなどがセットになった「スーパー・デラックス・エディション」の2種類を用意。収録曲のうち、ファンの間では存在が知られていたものの商品化されていなかったエリック・クラプトン(Eric Clapton)が参加した楽曲「ブラウン・シュガー(Brown Sugar)」は、YouTubeでも視聴出来る。また同コラボカフェでは、『スティッキー・フィンガーズ』の関連写真やTシャツなども展示されている。【店舗詳細】「ザ・ローリング・ストーンズ コラボカフェ」場所:ルミネマン渋谷1F カフェ・マンドゥーカ住所:東京都渋谷区神南1-22-11ルミネマン渋谷 1F期間:6月15日~6月21日
2015年06月17日J・K・ローリング原作の『ハリー・ポッター』シリーズ。世界を熱狂させた本作のスピンオフ作品となる『Fantastic Beasts and Where to Find Them』(原題)に、先日『博士と彼女のセオリー』で米アカデミー賞主演男優賞を受賞したエディ・レッドメインが主演を務めることが発表されたが、このほどヒロイン役が決定!『インヒアレント・ヴァイス』に出演したキャサリン・ウォーターストンがエディと共演することとなった。キャサリンは今回ティナ(正式名ポーペンテイナ)という重要な役を演じるという。この魔女は、ローリング著「ハリー・ポッター」シリーズの人気キャラクターたちとは異なり、アメリカで魔力をふるっている。彼女は、幻獣を探して記録する旅の道中でニューヨークに立ち寄り、エディ扮する魔法生物学者ニュート・スキャマンダーと出会うのだ。ニュートはのちにホグワーツ魔法魔術学校の指定教科書「幻の動物とその生息地」を著すことになる。今年後半には、ダニー・ボイル監督の伝記映画『Steve Jobs』(原題)の公開が控えているキャサリン。過去の出演作には、数々の賞を受けているHBOのTVシリーズ「ボードウォーク・エンパイア欲望の街」のシーズン3~4(’12~13)を始め、映画『フィクサー』(’07)、『ウッドストックがやってくる!』(’09)、『ラブストーリーズエリナーの愛情』『ラブストーリーズコナーの涙』(’13)などに出演してきた実力派女優だ。ワーナー・ブラザース国際製作部のグレッグ・シルバーマンは「キャサリン・ウォーターストンは、弊社の『インヒアレント・ヴァイス』で才能を開花させて批評家筋、観客の両方から高い評価を受けた、いままさに注目のスターです。弊社の2016年ラインナップでもっとも期待される1本であるこの『Fantastic Beasts and Where to Find Them』で、再び彼女をワーナー・ファミリーに迎えることができ、我々も大変喜んでいます」とコメントしている。映画版『ハリー・ポッター』シリーズ後半4作を手掛けたデイビッド・イエーツ監督が手掛ける本作。製作は『ハリー・ポッター』シリーズ全8作品を手がけたデイビッド・ヘイマンを始め、J.K.ローリング、同シリーズ7作品で脚本を担当したスティーブ・クローブス、そして、同シリーズの後半4作品で製作総指揮を手がけたライオネル・ウィグラムが務める。本作は3D上映、IMAXシアターでの上映を予定しており、2016年11月18日(現地時間)より世界各地で順次公開。日本での公開は2016年を予定。(text:cinemacafe.net)
2015年06月17日東芝ライフスタイルは6月10日、液晶テレビ4Kレグザの「Z10X」「J10X」シリーズをHDR(ハイダイナミックレンジ)フォーマット入力に対応させるためのアップデートを行うと発表した。アップデートの実施時期は2015年12月を予定している。Z10Xシリーズは、2014年10月に発表した4Kレグザ。スカパー!4KチューナーとHEVCデコーダーを内蔵するほか、全録機能の「タイムシフトマシン」を搭載している。映像面では、分割駆動が可能な直下型LEDバックライト液晶や、「レグザエンジンCEVO 4K」の搭載が特徴だ。J10Xシリーズは、Z10Xシリーズと同時発表された4Kテレビ。スカパー!4Kチューナーは内蔵していないが、HEVCデコーダーは内蔵しており、「ひかりTV 4K」サービスなどを利用できる。アップデートにより利用可能になるHDRフォーマットは、4K映像に対応した次世代BD「Ultra HD Blue-ray」でも採用されている規格。従来の映像に比べて明暗差の大きな場面でもリアルな映像表現が可能になる。また、ダイナミックレンジの拡大によって、これまでの映像よりも精細感や立体感もアップする。アップデート後には、Z10X・J10XシリーズのHDMI入力端子のうち1基(HDMI3)がHDMI 2.0a仕様となる。なお、アップデート後にダイナミックレンジが拡大されるのは、HDRフォーマットの映像のみだ。
2015年06月10日J・K・ローリング原作、ダニエル・ラドクリフ主演で映画化された『ハリー・ポッター』シリーズ。本作のスピンオフ作品となる『Fantastic Beasts and Where to Find Them』(原題)で、『彼女と博士のセオリー』で米アカデミー賞主演男優賞を受賞したエディ・レッドメインが主演を務めることが明らかになった。本作の舞台は魔法界。エディはJ.K.ローリングが生んだキャラクターの一人で、魔法界では魔界動物学の権威として知られる人物、ニュート・スキャマンダーを演じる。ニュートは、旅先で遭遇した数々の幻獣を記録に残し、のちにホグワーツ魔法魔術学校の指定教科書「幻の動物とその生息地」を著すキャラクターだ。原作者のJ.K.ローリングは本作で脚本家としてデビューしており、今回の映画化にあたっては、ニュートの人物像やその著書を深く掘り下げ、小説のなかで構築してきたユニークな魔法の世界をさらに膨らませる予定だそう。ワーナー・ブラザース映画クリエイティブ企画/国際製作部のグレッグ・シルバーマンは本作の映画化にあたり、「エディ・レッドメインは、いまの映画界をリードする実力派俳優の仲間入りを果たしました。そのエディを、J.K.ローリングが描く魔法の世界に迎えることができて嬉しく思っています。彼なら、本作のメインキャラクターであるニュート・スキャマンダーを見事に演じてくれるでしょう」とエディの好演に期待を寄せる。さらに、映画版『ハリー・ポッター』シリーズでも後半の4作品でメガホンを撮ったデイビット・イェーツ監督が本作でも続投。「エディは度胸のいい俳優で、創意やウィットや人間味にあふれているんだ。エディと組めると思うと、いまから楽しみで仕方がない。この新作でJ.K.ローリングのすばらしい世界を一緒に冒険できるからね。J.K.もきっと同じ気持ちだと思う」と喜びのコメントを寄せた。製作は『ハリー・ポッター』シリーズ全8作品を手がけたデイビッド・ヘイマン。J.K.ローリングと共に脚本にあたるのは、同シリーズ7作品を担当したスティーブ・クローブス。製作総指揮は同シリーズの後半4作品を手がけたライオネル・ウィグラムに決定している。2014年公開の映画『彼女と博士のセオリー』で、スティーブン・ホーキング博士を好演し、全米映画俳優協会賞、英アカデミー賞、ゴールデングローブ賞に輝いたエディ。今年11月には、マリウス役で主演した映画『レ・ミゼラブル』のトム・フーパー監督と再タッグを組んだ史実ドラマ『The Danish Girl』(原題)が公開を控えている。まさにいま、最も旬な俳優でもあるエディの主演抜擢に、本作への期待も高まるばかりだ。本作は3D上映、IMAXシアターでの上映を予定しており、2016年11月18日(現地時間)より世界各地で順次公開される。(text:cinemacafe.net)
2015年06月03日ジュピターテレコム(J:COM)は、同社の提供するVODサービス「J:COMオンデマンド」において、4Kコンテンツを視聴できる「4K Smart J:COM Box<録画機能付き<」(以下、4K SJB)を5月29日に提供開始する。オンラインでの申し込み受付は5月25日から。長期契約の場合、月額料金は1台につき1,300円(税別)。4K SJBは、新しいセットトップボックス(STB)を用いることで、4Kコンテンツを楽しめるサービス。サービス開始当初の提供コンテンツは、アスミック・エースが配給する映画の4K版や、ドキュメンタリー、バラエティ、紀行など。今後、ハリウッド映画やオリジナルコンテンツの配信も検討し、順次コンテンツ数を増やしていく。4K SJBは、J:COM TVサービス加入者を対象にオプションサービスとして提供。2年間(集合住宅は1年間)の継続利用を前提とした長期契約の場合は月額1,300円、通常契約の場合は月額1,700円で利用できる(いずれも税別)。申し込み受付は5月22日から。ただし、オンラインでは5月25日から、旧JCNエリアは6月中旬以降に受付を開始する。サービスの提供開始は5月29日だが、旧JCNエリアは7月1日からの予定だ。専用STB「HUMAX UHD-2500」は、2TBのHDDを内蔵。3基のチューナーを搭載し、1番組を視聴しながら、同時に他の2番組を録画できる。地上/BSデジタルとケーブルデジタル(CS)放送を視聴可能だ。サイズはW370×D250×H55mm、重量は2.6kg。4Kコンテンツの視聴には専用STBのほかに、HDMI 2.0とHDCP 2.2に対応した4Kテレビが必要となる。
2015年05月22日シャープは5月21日、液晶テレビ「AQUOS(アクオス)」シリーズから、4K(3,840×2,160ドット)表示に対応した80V型の「AQUOS 4K NEXT LC-80XU30」(以下、LC-80XU30)を発表した。発売は7月10日。価格はオープンで、推定市場価格は税別168万円前後だ。LC-80XU30は、1画素内を分割駆動することで輝度ピークを4点作って、8K相当の解像感を得られる4Kテレビ。通常、明暗を感じる輝度ピークが多いほど解像感が高まる。画像処理+液晶駆動エンジンには、新開発の「X8(クロスエイト)-Master Engine PRO」を採用した。ノイズの低減を図るとともに、映像に応じてコントラストや色を自動補正する。さらに、同エンジンは4K映像やハイビジョン映像を8K映像の情報量に変換する「超解像・8Kアップコンバート」回路を搭載。映像の輝度と色情報を高めたうえで、4K液晶パネルに再構成することで、なめらかな表示を実現する。液晶パネルの3原色(赤・緑・青)に黄色を加えて表示する「4原色技術」を搭載し、色の表現力を高めている。新たな蛍光体を採用したLEDバックライトシステムと、色復元回路による「高演色リッチカラーテクノロジー」を搭載するため、従来モデルと比較して約1.4倍の色再現範囲を実現した。2015年秋にサービス開始予定のVODサービス「NETFLIX」に対応するほか、「ひかりTV 4K」も利用可能だ。ただし、NETFLIXもひかりTV 4Kも、別途視聴契約が必要となる。主な仕様は、パネル解像度が水平3,840×垂直2,160画素、使用光源がLED(直下型)。スピーカー部はツィーター×2、ミッドレンジ×2、サブウーファー×2。音声実用最大出力は65W(15W+15W+35W)。外形寸法、重量、消費電力、年間消費電力量などは未定となっている。
2015年05月21日アメリカのアパレルブランド「Jクルー(J.CREW)」が、アシックス(ASICS)が展開する日本のスニーカーブランド「オニツカタイガー(Onitsuka Tiger)」とのコラボレーションスニーカーを発売した。初となるこのコラボレーションで選ばれたモデルは、今年30周年を迎えるクラシックな「コロラド85(Colorado Eighty-Five)」と今回のコラボのために制作された「ファブレ・ロー(Fabre Low)」のメンズ2型。「コロラド85」は限定色となるクラシック・グラヴェル、シャドーグレーの2色で、「ファブレ・ロー」はグレー・ダウン、ネイビー・オレンジ、タンジェローの3色で展開される。また、同コラボスニーカーのためにアメリカ・メイン州ポートランドを拠点に活動するグラフィックアーティスト、クリストファー・デイヴィッド・ライアン(Christopher David Ryan)が制作したイラストも発表。イラストは今回の「オニツカタイガー」のデザインとカラーからインスピレーションを得て描かれたという。取り扱いは公式オンラインショップにて。価格は「コロラド85」が税込1万6,000円、「ファブレ・ロー」が税込1万4,500円(いずれも参考価格)。
2015年05月21日ニコンイメージングジャパンは、ミラーレスタイプのレンズ交換式デジタルカメラ「Nikon 1」の新モデル「Nikon 1 J5」を4月23日に発売する。Nikon 1 J5は4月2日に発表された製品で、当初は4月下旬の発売予定だった。このたび正式に発売日を4月23日に決定。推定市場価格は標準パワーズームレンズキットが60,000円前後、ダブルレンズキットが73,000円前後、ダブルズームレンズキットが80,000円前後、ボディのみが55,000円前後だ(いずれも税込)。Nikon 1 J5は、新開発の画像処理エンジン「EXPEED 5A」を搭載し、ニコン初の4K(3,840×2,160ドット)での動画記録に対応したモデル。そのほか、Nikon 1で初めてとなる2,081万画素の裏面照射型CMOSセンサーを採用するなどの進化を遂げた。
2015年04月14日EIZOのキャリブレーション対応液晶ディスプレイ「ColorEdge」シリーズの4Kモデルである「CG318-4K」と「CG248-4K」は、映像制作市場向けの新機能「Rec.709色域外警告」を搭載している。IMAGICAが開発した3D-LUT(ルックアップテーブル)を液晶ディスプレイに組み込むことで実現した。2018年に本放送開始予定の8Kスーパーハイビジョン放送では、より豊かで鮮やかな色表現ができる「Rec.2020」と呼ばれる色域が基準となる。ただし現行のテレビ放送は、「Rec.709」という色域が基準で、Rec.2020よりも色の範囲が狭い。よって、Rec.709色域では、Rec.2020色域で撮影した映像コンテンツの色を表示できない場合がある。今回の「Rec.709色域外警告」は、Rec.2020色域の映像中、Rec.709色域では再現できない色をグレイで警告する機能。もしくは、Rec.709の色域内に収まるように変換して表示することも可能だ。これにより、現行のフルハイビジョン放送と将来のスーパーハイビジョン放送にて、違和感のない色表示ができるかどうかを効率的に確認することができるとしている。
2015年04月09日