JALとロイヤリティ マーケティング(以下、LM)は11月10日、業務および資本提携を発表。2015年春より、JALマイルとPontaポイントの相互交換サービスが開始される。○直接交換サービスは2015年春開始JALは、約2,840万人の会員を抱える「JALマイレージバンク」(以下、JMB)を、LMは提携社数81社107ブランド(11月1日時点)、国内約6,635万人(10月末時点)の会員を有する共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営している。両者は2010年3月より「JMBローソンPonta VISAカード」を通じてポイント交換サービスを提供してきたが、本提携により、さらにJALマイルとPontaポイントの利便性を高まる。2015年春からは、JALマイルとPontaポイントの相互交換サービスを開始する。JALマイルからPontaポイントへの交換は3,000マイルから可能で、3,000マイル以上1万マイル未満では1マイル/0.5Pontaポイント、1万マイル以上では1マイル/1Pontaポイントとなる。また、PontaポイントからJALマイルへの交換は2Pontaポイントから可能で、2Pontaポイント/1マイルとなる。このサービスは「JMBローソンPonta VISAカード」利用者でなくとも交換が可能。今後、会員の満足度をより高めていくために、両社は新しいサービスを提供していくという。なお、本提携において、JALはLMの第三者割当増資によって15%の資本参加を行った。LMの株主構成および所有割合は、三菱商事(47.37%)、ローソン(20.00%)、リクルートホールディングス(15.00%)、日本航空(15.00%)、ゲオホールディングス(2.63%)となっている。
2014年11月11日JALは10月29日、9月24日に発表したJAL顧客情報システムへの不正アクセスによるマイレージサービス「JALマイレージバンク(JMB)」の個人情報漏えいに関して、漏えい情報の特定とともに現在の調査状況を発表した。○最大73万件に変更はなし顧客情報システムの反応が遅くなる事象が発生した2日間(9月19日,22日)について、さらに詳細な調査を実施したところ、悪意のあるプログラムにより顧客情報データが抜き取られて漏えいした可能性のある顧客情報の件数は、約19万人分という見込みから7万9,093人分であることが判明した。また、新たに4,131人分の漏えいの事実が初めて判明したため、合計で8万3,224人の個人情報が漏えいした可能性が高いという。該当する4,131人には個別にeメール、郵送およびJMB会員ログインページにて連絡を行っている。この8万3,224人分のうち、最大約2万1,000件と報告されていた悪意のある外部サーバに送信されたデータ件数は、今回新たに判明した4,131人を含めて9,745件(通信量から試算した、実際に外部に送信されたデータ件数)であることが判明した。また今回、外部サーバに対して何らかの送信が開始された7月30日から9月18日までの詳細な調査により、ウィルスプログラムの試験動作で139人分の顧客情報が漏えいしている可能性が初めて判明した。該当となる顧客には、個別にeメール、郵送およびJMB会員ログインページにて連絡を行っている。なお、悪意のある外部サーバに送信されたデータ件数は、通信量から試算すると最大73万件である状況に変更はなく、現在、情報の特定のため引き続き調査を実施している。○キャンペーン登録情報などの漏えいの可能性も漏えいの可能性が疑われるのは、JALマイレージバンク会員の会員番号、入会年月日、名前、生年月日、性別、自宅情報(郵便番号・住所・電話番号・FAX番号)、勤務先情報(会社名・郵便番号・住所・電話番号(内線)・所属部門名・役職)、電子メールアドレス(パソコン、携帯メール)。パスワードおよびクレジットカード番号の漏えいは確認されていない。加えて、今回新たに漏えいの可能性が判明した139人については、キャンペーン登録情報やFLYON資格情報などの情報についても漏えいの可能性があるという。また、「Amazonギフト券への特典交換サービス」については、9月24日に再開を予定していたが、セキュリティ上の対応を進める必要が生じたため、再度延期している。現在、同システムにアクセスできるパソコンに対しては、外部への接続を停止するなどの必要な対応に加え、緊急セキュリティ対策を実施している。また、今後新たに社内に検証委員会を設置し、社内調査の検証や当社のITシステム全般に関わる問題点の検証などを行うことで、セキュリティの一層の強化などを行い、再発防止に向けて全力で取り組んでいるという。なお、さらなる事態の詳細な解明については、現在も社外のセキュリティ専門会社の協力を得ながら、原因を含めて調査を継続するとともに、警察機関とも連携を取りながら進め、新たな事実が分かり次第、あらためて発表するという。
2014年11月02日エイベックス・ミュージック・クリエイティヴ(以下エイベックス)と三井住友カードは30日、エイベックス所属アーティスト等と三井住友カードのコラボレーションカードの会員を対象に、AR用画像認識技術を応用したスマートフォン向けアプリケーション(アプリ)を提供し、マルチなコンテンツが展開できるサービスを開始した。アプリ配信は11月7日以降。第一弾として、30日に発行を開始する、アジアが誇るモンスターグループ「BIGBANG」とコラボレーションした「BIGBANGVISAカード」の会員に対し、専用アプリを提供し、BIGBANG関連の様々なコンテンツが楽しめるサービスを開始する。ARとは、Augmented Realityの略称で最新の拡張現実機能のことで、マーカーと呼ばれる予め決められた素材を撮影することで、スマートフォン上で「実際にはその場に無いコンテンツ」を楽しめる機能。同サービスは、ARで用いられる画像認識技術を活用しBIGBANG VISAカードの券面画像をスマートフォンで撮影し取り込むことで、専用アプリにログインすることができ、動画やゲーム、クイズなどBIGBANG関連の様々なコンテンツを楽しむことできるという。クレジットカードの券面をマーカーとして認識して展開するサービスは、世界初(10月現在リコー調べ)の事例だという。提供するアプリケーションは、リコーの「Clickable Paperサービス」をもとに、エイベックスとリコーが共同開発したもので、このたび、三井住友カードとBIGBANGのコラボレーション企画に展開した。三井住友カードとエイベックスは、2013年よりエイベックス所属アーティストとのコラボレーションカードを次々と発行しており、今後は、これらのカード会員に対しても、専用アプリを活用したコンテンツサービスの展開を予定しているという。エイベックスと三井住友カードは、今後もエイベックス所属アーティスト等とコラボレーションしたクレジットカードの発行、およびカード会員向けの様々なサービスの展開を図っていくとしている。
2014年10月31日日本航空(JAL)は10月29日、9月に起きたJAL顧客情報システムに対する不正アクセスの中間報告を同社Webサイトで発表した。不正アクセス確認後の発表より変わった点では、情報が漏えいした可能性のあるユーザー数が約19万名分から7万9093名に減少した。また、更に詳細な調査を行なったところ、新たに4131名のユーザー情報が漏えいした可能性があることがわかったという。4131名のユーザーについては、個々人の特定ができており、今後、個別にEメールや郵便、JMB会員ログインページで連絡を行なうとしている。また、悪意のある外部サーバーに送信されたデータ件数は、最大で約2万1000件としていたが、今回新たに特定した4131名を含む9745件であることがわかった。これは、通信量から試算し、実際に外部に送信されたデータ件数としている。なお、こうした詳細な漏えい数などは判明しているものの、悪意のある外部サーバーに送信された可能性があるデータ件数は、通信量からの試算で最大73万件に変わりはないとしている。ほかに、新たに判明した事実として、システムにスローレスポンスが発生していた9月19日と22日以前に、139名分のユーザー情報が漏えいしていた可能性があることも明らかにした。該当ユーザーには、今後個別に連絡を行なうとしている。なお、漏えいした情報は会員番号(お得意様番号)入会年月日名前誕生日性別自宅の郵便番号、住所、電話番号、FAX番号勤務先の会社名、郵便番号、住所、電話番号(内線)、所属部門名、役職メールアドレス(PC、携帯)で、これらの情報は暗号化処理などを行なっておらず、平文で保存していた。一方で、同社によるとパスワードとクレジットカード番号については漏えいしていない。
2014年10月29日JALは10月24日、北海道エアシステム(以下、HAC)の株式について10月23日付けで51.2%を保有することとなり、HACがJALグループに加わったことを発表した。○出資比率51.23%で筆頭株主にHACは札幌(丘珠)=利尻、函館=奥尻の離島路線を含む、道民にとって重要な北海道のネットワークを担っている。HACをJALグループ化することにより、JALが持つ販売チャンネルやノウハウを活用した販売促進やJALグループのコスト競争力を活かし、HACの経営力の強化を図るという。JALは経営破綻後の2011年にグループからHACを切り離し、HACは北海道が筆頭株主となって運営されてきた。今回の再グループ化にあたり、JALは北海道などからHAC株を買い戻し、出資比率を14.49%から過半数を占める51.23%に引き上げた。HAC所在地: 札幌市東区丘珠町丘珠空港内代表取締役社長: 田村 千裕事業内容: 航空運送業・航空機使用事業資本金: 490百万円売上高: 約 2,500百万円(2014年3月期)従業員数: 77名(2014年3月末時点)
2014年10月24日アスクは20日、日本ヒューレット・パッカード製ワークステーションと、アスクが取り扱うグラフィックスカードとの組み込み販売を開始すると発表した。日本ヒューレット・パッカードが標準で提供していないワークステーション向けグラフィックスカードに対し、アスクと共同で製品評価することで、多様化するユーザーニーズに対応するという。アスクは、AMD FireProシリーズやNVIDIA Geforceシリーズに加え、複数枚のNVIDIA Quadroシリーズの同期を取るQuadro Syncを提供する。具体的な製品は以下の通り。製品の詳細については、アスクや日本ヒューレット・パッカードのWebサイトで随時紹介するという。また、10月下旬より日本ヒューレット・パッカードが販売を予定するワークステーション「Zシリーズ」の新モデル(Z440/Z640/Z840)に関するテスト、および同梱出荷については準備が整い次第対応するという。
2014年10月21日Twitterは10月17日、iOS・Androidのアプリ向けにTwitterの新たな音楽再生機能「オーディオカード」を発表した。オーディオカードは、アーティストが投稿した音源をTwitterのタイムライン上で再生できる機能。SoundCloudとiTunesの協力の基、一部のアーティストで試験的に導入する。パリ出身のDJのデヴィッド・ゲッタがリミックス音源を公開したり、シカゴ出身のチャンス・ザ・ラッパーが70万人がニューシングルを公開するなど、すでにオーディオカードが活用されている。Twitterの利用者は、アーティストが投稿したオーディオカードを自分のタイムライン上でタップすることで、拡大画面に切り替えて直接音楽を再生できる。画面には、曲の早送り/巻き戻し、一時停止などの再生機能がある。矢印マークをタップしてプレーヤーの画面を縮小表示すれば、別のページを行き来しながらも継続して再生できる。
2014年10月20日サンディスクは17日、世界最大容量となる512GBのモデルを含むSDメモリーカード「サンディスク エクストリーム プロ SDXC UHS-Iカード」シリーズを発表した。128GB / 256GB / 512GBの3モデルを用意。12月に発売する。価格はオープン。UHSスピードクラス3に対応したSDXCメモリーカード。リード最大95MB/s、ライト最大90MB/sの高速転送が可能で、4K動画の撮影などに力を発揮する。パワーコアコントローラのファームウェアは、ウェアレベリング技術の採用により耐久性が向上。エラー訂正コード(ECC)エンジンによって、リード時とライト時のデータ整合性と信頼性を高めている。水深1mの海水および淡水で72時間耐える防水性能と、マイナス25度~プラス85度までの耐温度性能、耐衝撃、耐X線、耐振動性能を持つ。SDスピードクラスはClass10に対応。本体サイズは約W24×D32×H2.1mm、重量は約1.5g。
2014年10月17日サンディスクは10月17日、SDカードとして世界最大容量となる512GBの「サンディスク エクストリーム プロ SDXC UHS-Iカード 512GB」を発表した。価格はオープンで、12月の出荷開始を予定している。「サンディスク エクストリーム プロ SDXC UHS-Iカード 512GB」の書き込み速度は最大90MB/秒に達しており、UHSスピードクラス3(U3)が定義する30MB/秒を大きく超えている。転送速度は最大95MB/秒で、記録容量、速度とも4K動画の撮影に適している。耐温、耐水、耐衝撃、耐X線のテストをパスしており、無期限保証が付属する。512GBのほか、256GBと128GBの製品も発売する。
2014年10月17日日本航空(JAL)と大日本印刷(DNP)は、空港内におけるiBeaconを活用した搭乗便情報の提供サービスに関する実証実験を10月9日より開始したと発表した。今回の実証実験で活用するiBeaconは、Appleが2013年に発表したBLE(Bluetooth Low Energy)を用いた端末の接近検知方式となる。DNPは、空港におけるiBeaconの配置計画やアプリとの連携に関する技術開発支援を担当。両社は、「JAL Countdown」アプリにiBeaconを活用した新機能を追加することで、空港内におけるiBeacon活用を検討する。実証実験では、利用者が搭乗日当日に搭乗手続を済ませ、空港の保安検査場に近づくと、スマートフォンがiBeaconに反応し、「JAL Countdown」アプリ宛にプッシュ通知でお知らせが届く。お知らせをタップするとアプリが起動し、運航状況や搭乗口、搭乗開始時刻を確認できるというもの。同サービスは、新千歳や仙台、成田、羽田、小松、伊丹、関西、広島、松山、福岡、那覇、熊本、鹿児島といった空港で提供される。また、今回両社は、同アプリから搭乗用バーコードを表示できる「QuiC」ボタンへの案内をわかりやすく改善。同ボタンを押すと搭乗用バーコードが表示されるほか、保安検査場や搭乗口にかざすと、タッチ&ゴーでスムーズな搭乗を実現する。なお、同アプリはApp Storeにて入手可能で、iOS7.1.2以上搭載のiPhoneにて利用可能。「お客さま情報」を登録後、設定画面でBluetoothとプライバシー内の位置情報サービスをオンにすることで、搭乗日当日の予約がある場合に、プッシュ通知が配信される。
2014年10月14日Androidアプリ版の「Dropbox」で、Dropbox内のファイルをSDカードにエクスポートできるようになった。SDカードへのエクスポートは、10月1日にGoogle Playで配信開始になったDropboxアプリのv2.4.5.10の新機能。SDカードスロットを備えるAndroid端末で利用できる。エクスポートするには、ファイルごとにQuick Actionボタンをタップし、[詳細]の[エクスポート]からSDカードを選択する。Dropboxアプリでは[お気に入り]としてマークすることでファイルをオフラインで使えるが、内蔵ストレージを用いた「お気に入り」機能に保存できなくなっても、SDカードへのエクスポートを使ってオフラインでファイルにアクセスできるようになる。Dropboxによると、SDカードへのエクスポートはAndroid版のユーザーから強く要望されていた機能の1つだった。このほかv2.4.5.10では検索性能とAndroid Lサポートが改善されている。
2014年10月02日千葉銀行は10月1日、ジェーシービー(以下JCB)と提携し、国内で初めてというJCBブランドのブランドデビットカードである「ちばぎんスーパーカード<デビット>」の取扱いを開始した。「ちばぎんスーパーカード<デビット>」は、全世界のJCB加盟店でショッピングを利用すると、即時に口座から引落しになるデビットカードならではの機能に、JCB提携の海外ATMにて預金を現地通貨で引出せる海外預金引出機能を加えた新しいデビットカード。また、同行と預金取引がある15歳以上(中学生除く)の人であれば誰でも申込みが可能で、同行限定の「地域優待サービス」の対象カードでもあるので、顧客にとって大変使い勝手が良く、「おトク」である他、千葉県内の地域経済の活性化にも寄与するものと考えているという。○「ちばぎんスーパーカード<デビット>の主な特徴利用の都度口座から即時引落し、だから現金代わりに利用可能買い物と同時に普通預金口座から引き落としになるため、現金代わりに使うことができる。一部加盟店の利用分は、即時で引落しにならない場合がある15歳以上(中学生除く)から申込みが可能クレジットカードと異なり、15歳以上(中学生除く)で同行口座を保有する顧客は原則スーパーカード<デビット>を持つことができる。(満20歳までは年会費無料)JCB加盟店約2,700万店にて利用可能インターネットショッピングはもちろん、世界中のJCB加盟店にて利用できる。一部加盟店では利用できない場合がある海外預金引出サービスJCBが提携するCirrus(マスターカードが提供する国際的なATMのネットワーク)等の海外ATM・CDで預金を現地通貨で引き出せる利用特典(1)利用金額1,000円につき1ポイント(5円相当)を付与する(2)「地域優待サービス」の対象カードとなる県内を中心に35社、約2,850店舗の「ちばぎんパートナー」にてポイント優待や提示割引サービスなどを提供するとしている。
2014年10月01日全日本空輸(以下ANA)と三井住友カードは10月1日、ANAと三井住友カードが発行する「Visa」、「MasterCard」ブランドのANAカードに、従来の「楽天Edy」に加え、後払い電子マネー「iD」機能を標準搭載する。後払い型電子マネーと、プリペイド型電子マネーが1枚のカードで利用可能となるのは、航空系カードで初めてのことだという。従来、ANAカード会員が「iD」を利用したい場合、ANAカードとは別におサイフケータイ型もしくは専用カード型の「iD」を申込みしていた。このたびANAカードに「iD」を標準搭載することにより、ANAカード会員は別途申込みすることなく「iD」を利用できるようになるという。「iD」はコンビニや自動販売機などをはじめ、少額決済シーンでも幅広く使えるチャージ不要の後払い電子マネー。「iD」の利用金額に応じ、クレジットカードの利用分とあわせ三井住友カードのワールドプレゼントのポイントが貯まり、ANAマイルに交換できる。顧客にとっては、ANAマイルをより便利に貯められる機会の増加につながるとしている。ANAと三井住友カードは今後も協力し、ANAカード会員の人たちに満足してもらえる商品・サービスを展開していくとしている。
2014年10月01日羽田空港国際線ターミナルで、9月27日、「空の日フェスティバル 2014」と題し、JAL歴代の客室乗務員の制服のファッションショーが開催された。これはJALとその連結子会社であるJAL エクスプレス(以下、JEX)による、10月1日の合併前の最初で最後の制服ファッションショーとして開催されたもの。JAL エクスプレスとしては初めて制服のショーを行った。羽田国際線ターミナルの江戸舞台に、旧日本エアシステムや旧日本航空、そしてJAL エクスプレスの客室乗務員の歴代制服を、総勢15名の客室乗務員が着用して次々と登場した。JAL初代から、2、4、5、6、7、9 代目、現役という具合に順を追ってウォーキング。制服にはそれぞれの時代のトレンドが如実に反映されており、このショーには1971年から今年までの歴史を一気に振り返ることができる面白さがある。パワフルなオレンジのツーピースは71年より着用された2代目で、いかにもスィンギンロンドンを思わせるミニスカート。カラーは当時の期待塗装のオレンジにマッチさせたものだそう。旧日本航空の8代目は87年に完全民営化を記念して作られたもので、パワーショルダーのミリタリー調のツーピースだ。97年、ボーイング777-200の登場に合わせて作られた5代目の制服は、ボーダーの長袖Tシャツをレイヤードしたアクティブな印象。歴代のデザイナー陣も、森英恵や稲葉賀恵、丸山敬太といった著名な顔ぶれがそろう。これらの制服は当時のスカイキャスト(客室乗務員)のニーズや、流行のファッションを取り入れており、歴代制服を通し、近現代からの時代の変遷をかいま見ることができた。
2014年09月30日JALは9月24日、顧客情報管理システムにアクセスできる同社のパソコンの一部に悪意のあるプログラムが仕込まれていたことが判明した件で、JALマイレージバンクの顧客情報のアクセスが認められた2日間で約19万人分であると推定(9月29日現時点)。そのうちの最大約2万1,000件が、悪意のある外部サーバーに送信されていることが判明したという。○最大約2万1,000件が悪意のある外部サーバーに送信同社はJALマイレージバンクの顧客情報が最大で75万件流出した可能性があることを発表しているが、システムに動作が遅くなる現象が発生した2日間(9月19日、22日)について詳細な調査を実施したところ、漏えいした可能性の高い顧客情報の件数はこの約19万人分であると推定されている。そのうちの最大約2万1,000件が、悪意のある外部サーバーに送信されていることが判明したが、送信された情報の特定はまだできていない。個人情報の漏えいの可能性の高い約19万人に対しては、個別にメール、郵送およびJMB会員ログインページにて案内している。上記2日間以外での情報漏えいの可能性などについて、原因を含めてこれからも調査を継続しており、警察機関とも連携を取りながら進め、新たな事実が分かり次第、随時発表していく。現状、パスワードおよびクレジットカード番号の漏えいは確認されておらず、特典交換などのマイレージプログラムは通常どおり利用できる。ただし、「Amazonギフト券への特典交換サービス」については再開を延期している。漏えいの可能性があるのはJALマイレージバンク会員の顧客情報の一部で、現状、パスワードおよびクレジットカード番号の漏えいは確認されていない。具体的には、会員番号、入会年月日、氏名、誕生日、性別、ご自宅(郵便番号・住所・電話番号・FAX番号)、勤務先(会社名・郵便番号・住所・電話番号(内線)・所属部門名・役職)、電子メールアドレス(パソコン、携帯メール)の情報が漏えいした可能性があるという。また、当面の対応として、同システムにアクセスできる全てのパソコンに対し、外部への接続を停止するなどの必要な対策を実施。今後の調査結果をふまえ、再発防止に向けて全力で取り組んでいくという。今回のトラブルに対する問い合わせ窓口など、詳細はホームページを参照。
2014年09月30日LIXILは、クレディセゾン、コイニーと提携し、スマートフォンやタブレットを使ったカード決済サービス「LIXILリフォームカード決済サービス」を10月1日から順次開始する。リフォーム完了時にその場でクレジットカード決済が可能になる。同サービスは全国約400店のフランチャイズチェーンで構成する「LIXILリフォームチェーン」加盟店により10月1日から順次提供される。FC加盟店は、モバイルデバイスにコイニーが提供する「Coineyリーダー」を接続し、リフォーム工事完了時に、クレジットカードによる決済が行える仕組み。取扱いカードはセゾン・UCカードほか、VISA、MasterCardとなる。決済の上限金額は税込み350万円まで。なお、今回の提携で、セゾンカード・UCカード会員が同サービスを利用すると、「永久不滅ポイント」が通常の2倍(1,000円ごとに2ポイント)になる優遇サービスも開始する。ただし、永久不滅ポイント対象外カードは優遇サービスから除く。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年09月29日スペックコンピュータは、ICカードの収納ポケットがついたiPhoneケース「iCash tough for iPhone5s/5」の販売を開始した。価格は、税込み2,700円。「iCash tough for iPhone5s/5」は、蓋側に1枚、ケース側に2枚のカードを収納できるiPhone 5/5s向けケース。蓋側のカード収納スペースは、3つのフックでカードをホールドする「落下防止構造」を採用している。電磁波干渉防止シートが内蔵されており、改札などでも使用可能となっている。「iCash tough for iPhone5s/5」の主な仕様は次の通り。サイズ/重量は、高さ約130mm×幅約65mm×厚さ約15mm/約44g。素材はTPU(表面はラバーコーティング)、カバー部分は、ABS+PC。カラーバリエーションは、ゴールド、ブラック、シルバーの3色。
2014年08月24日全部で78枚あるタロットカード。その中には「大アルカナ」と呼ばれる名前のついたカードが22枚あります。今回大アルカナからピックアップするカードは「悪魔」。出てくると怖そうな印象の強いカードではありますが、意外と大切な役割を担っています。そんな「悪魔」のカードから恋と仕事に役立つアドバイスを読み解いていきましょう。■1. 「悪魔」ってどんなカード?悪魔のカードはタロットカードの15番目にあるカード。一番有名なライダー版タロットカードの絵柄には黒っぽくてコウモリのような羽根が生えた悪魔と、その手前には首に鎖がつながったふたりの人が描かれています。ぱっと見た印象からはどうもいいカードには見えない人が多いのではないでしょうか。■2. 悪魔のカードが意味するものは何?悪い意味がありそうな悪魔のカード。その象徴としては「拘束」という言葉が分かりやすいでしょう。理性と感情でいえば感情側。自分をとらえて離さない誘惑者。そんな意味を持っているのが悪魔のカードです。例えば利益につながらないのにどうしてものめり込んでしまう趣味や、特に意味が無いけれど自分にとってはどうしても大切に思えてしまう事物、周りが見えなくなって正しい判断ができない状況などを指し示します。■3. 悪魔のカードの良い面高い集中力は大きな成果をもたらします。悪魔のカードが出るぐらいの状況にある人は、他の物が見えないほどひとつのことにエネルギーを注ぐことができるので、予想以上の結果が出ることが多々あります。ある意味ものすごく純粋な力の発露である悪魔のカード。良く言えばピュアな、悪く言えばカオスなパワーに満ちているのです。その力を活かすことができれば、他の誰にも負けない成果を得ることができます。■4. 恋や仕事、日々の生活に活かすには?好きな人がいて悪魔のカードが出るのであれば、相手に対して大きな執着が生まれている場合が多いです。純粋に好きという感情があるのに、方向性がおかしなことになってしまっていないか注意してみましょう。相手が何を求め考えているかを見つめ直すだけで、意外といい恋へと発展させることができるはず。仕事においても同様に、あなたにとって大切で譲れない何かがあるからこそ出てくるのが悪魔。少しだけ落ち着けば良い方向へと進んでいけるはず。プライベートな部分においても、悪魔のカードが出るということは、あなたにとってそれだけの意味を持つ何かがあるはず。拘束から抜け出した先には他の何物にも代えられない幸せが見出せるでしょう。■おわりに悪魔のカードが示唆するのは「拘束」。自分をとらえて離さない強いエネルギーです。実は悪魔のカードは恋人のカードと構図や絵柄がかなり似通っています。恋人のカードが意味するのは「結びつき」。ふたつのカードは表裏一体で双子のような意味を持っているのです。つまり、悪魔のカードが出るぐらい好きな相手や仕事であれば、それはあなたにとって集中するだけの価値を持っている何かを内包しているもの。悪魔という呼称はおどろおどろしいけれど、どうしてもつかみ取りたい他の人には価値が分からない宝物を見つけるヒントが隠れているのです。(桜田ケイ/ハウコレ)
2014年08月15日飛行機はなぜあれだけの重量がありながら空を飛ぶことができるのか。機体のメンテナンスはいかにしておこなわれているのか…誰もが一度は抱く疑問を易しく紐解き、空の旅をより身近に感じさせてくれる見学ツアー+ミュージアムが羽田空港ほど近くにある。その名も「JAL工場見学 SKY MUSEUM」。日本航空(JAL)が運営する同施設では、JALの歴史やスタッフの仕事内容を紹介する「展示エリア」や実際に飛行機を整備している「整備工場」を見学できるばかりか、航空教室に参加して、飛行機の飛ぶ仕組みなどについて学ぶこともできる。見学は無料だが、インターネットから事前に予約することが必要。見学会開催は、年末年始を除く毎日で、10時から11時半、11時から12時半、13時から14時半、15時から16時半の1日4回。予約は、見学希望日6ヶ月前の同一日9時半より受け付けている。見学は約90分のコースで、「展示エリア見学約20分」「航空教室約30分」「格納庫エリア見学約40分」の配分。展示エリアは、1951年の会社設立から現在までのJALの変遷を辿ることができる「アーカイブスエリア」、客室乗務員や運航乗務員、整備士の仕事内容や業務に使用する“七つ道具”を紹介する「仕事紹介エリア」で構成。「アーカイブスエリア」では、歴代制服を展示する華やかなディスプレイに目を奪われる他、JALの歴史を彩ってきたハイセンスな機内誌やポスターなどを見ることができる。「仕事紹介エリア」では、各スタッフの仕事を分かりやすく図解すると共に、様々な疑似体験を楽しめる仕掛けも用意している。注目は、グランドハンドリングスタッフによる飛行機の誘導の疑似体験。画面上に映し出される飛行機を見ながら、両手にパドルを持って誘導することで、「前進」「右に曲がる」などの合図の出し方も覚えることができる。また、実際に使用されていた客室乗務員用のシートも設置されているため、ここに腰掛けて記念撮影する見学者も多いという。ちなみに、見学中の撮影は自由。ただし、ブログやfacebookなどへの投稿は禁止なので注意しよう。「展示エリア見学」の締めくくりには、パイロットや整備士、客室乗務員や空港スタッフの制服を着用して記念撮影するのがおすすめ。撮影用に用意された制服なので、割烹着のように前から袖を通して背中でマジックテープを止めればOKの簡単仕様。着ているものの上からまとえる気軽さがいい。「航空教室」で教鞭を執るのは、同社のOB・OG。それぞれの経験を生かしながら、映像や画像を使って、飛行機や空港についてのあれこれを分かりやすく解説してくれる。また、右3列、中4列、左3列という、飛行機の機内を模したイスの並びで授業が行われるというのもユニークだ。そしてクライマックスとなるのが、整備中の飛行機を目の当たりにできる「整備工場見学」。間近で飛行機の迫力を感じることができるのはもちろん、エンジンやタイヤなどそれぞれのパーツについての説明を受けることができるのも楽しいもの。ちなみに、ボーイング777に搭載されているGE社製エンジンのファンブレードは、1枚約1,000万円もするのだとか。エンジン一基あたり約22枚のファンブレードが取りつけられているので、ブレードだけで2億2,000万超えということになる。機能美の高さゆえ、ニューヨークのMoMA(The Museum of Modern Art)にも展示されているというこちらのファンブレードも、もちろん撮影OK!見学後に家族や友人に話したくなるネタがたっぷり詰まったミュージアムだ。
2014年08月13日6月5日9時15分頃、日本航空(JAL)で航空機の重量管理システムに障害が発生した。システムは17時頃に復旧したものの影響は終日続く見込みだ。18時現在で羽田や伊丹、福岡などで150便以上が欠航し運航された便にも大幅な遅れなどが生じ、1万人以上に影響が出ている。羽田では予約便の変更をする乗客などで長蛇の列ができ、また、乗客の手荷物検査を一時ストップするなど、同社のスタッフは対応に追われている。○適正な重心位置を定めるシステム重量管理システムとは、簡単に言えば出発前に航空機の重量から当該便の重心位置を決めるシステム。航空機は機種に応じて適正な重心位置の範囲が決められており、その範囲に重心が収まらないと離陸できない。特に前後のバランスが重要で、乗客、貨物(荷物)、燃料の重量は便によって違うため、1便ごとに重心を決める作業が必要になる。重心が機体前方に行きすぎると前のめりになり、後ろ過ぎると失速してしまう。紙飛行機を想定すれば分かる簡単な原理だ。また、バランスが悪いと燃料を多く消費し、経済的な損失が出てしまう側面もある。このシステムが使えなくなるとスタッフが手作業で行うしかなく、通常よりも大幅に時間がかかってしまう。今回はこうした理由から遅延が生じたほか、欠航せざるを得なくなった。○航空業界では珍しいトラブル重量管理システムの故障は航空業界では珍しいトラブルだが、報道によるとシステムに障害となったデータが含まれており、そのデータを削除したところシステムが復旧したという。高度にシステム化された現在の航空運航では、こうしたひとつのミスが乗客に多大な迷惑をかけることになる。今回は離陸前の作業における障害だったが、場合によっては運航の安全性も左右しかねない。原因をしっかり究明し明らかにするとともに、しっかりとした運航管理をしてほしい。
2014年06月05日JALは5月より国際線の機内販売にて、同社の新商品・サービス総合アドバイザーである脚本家・小山薫堂との特別企画「JAL スカイ ビスポーク」を開始した。その第1弾として、英高級靴ブランド「ジョンロブ(JOHN LOBB)」の「バッフィンググローブ」を6月まで販売する。価格は1万4,000円。「JAL スカイ ビスポーク」は、伝統あるブランドの高い技術を持つ職人によるアイテムを、JALオリジナル商品として販売するというもの。2015年4月まで、2か月ごとに全6回に渡り新製品を提供していく。「バッフィンググローブ」は靴の表面を磨くためのミトンのこと。表面に貼られたムートンの天然オイルによって、革に傷をつけることなく艶が出せる。クリームなどを必要としないため、旅先に持ち歩けば気軽に靴を磨くことが可能。ジョンロブでは全7色のグローブをラインアップするが、今回はJALオリジナルカラーとしてコーポレートカラーの赤を使った商品となっている。
2014年05月10日アディダス ジャパンは、日本航空との共同企画による特別塗装機「SAMURAI BLUE応援ジェット2号機」が、4月5日からJAL国際線に就航することを発表した。○「円陣」をイメージした特別塗装機「SAMURAI BLUE応援ジェット 2号機」は、日本サッカー協会が提唱する「夢を力に 2014」のもと、サッカー日本代表ユニホームのコンセプトである「円陣」をイメージした特別塗装機。選手とサポーターが一緒に闘う姿勢を表現している。4月5日よりJAL国際線に就航し、2014 FIFA ワールドカップ ブラジルに出場するサッカー日本代表に熱いエールを送る。対象機材は、ボーイング777-300型機 1機 (機番 JA740J)。就航期間は4月5日~7月末日までを予定している。対象路便は、東京(羽田)とパリ・ロンドンを結ぶ路線など、該当機材での運航路線。なお、同社は2014 FIFA ワールドカップ ブラジルに出場するサッカー日本代表を応援する企画として、adidas「円陣プロジェクト」を実施し、サッカー日本代表ユニホーム のコンセプトである「円陣」を軸に様々なコンテンツを展開している。プロジェクトの活動についての詳細はウェブサイトで案内している。
2014年04月04日三井住友カードはこのたび、カード会員向けに、カード利用明細や各種情報が閲覧できるスマートフォン用無料アプリケーション(以下スマホアプリ)「Vpassアプリ」の提供を19日より順次開始したと発表した。Android版は19日、iOS版は3月下旬提供開始予定だという。三井住友カードでは、カード会員向けインターネットサービス「Vpass(ブイパス)」にて、カードの利用明細や支払い方法の変更、キャンペーン情報の提供などを行っている。昨今のスマートフォンの急速な普及により、顧客のインターネット接続環境が変化し、いつでもどこでも簡単にインターネットにアクセスしたいというニーズが増加しているという。三井住友カードではこのような顧客のニーズに応えるため、このたびスマートフォン用アプリケーション「Vpass アプリ」を提供するという。「Vpassアプリ」では、アプリに最適化したメニューの表示や、簡単ログイン機能を搭載し、スマートフォン利用の顧客へスピーディーで快適、簡単、便利な利用環境を提供するとしている。また、同アプリでは、請求金額の確定や口座お引き落とし日のお知らせのプッシュ通知を送る機能を搭載していて、希望に応じて通知を設定することで、口座への入金忘れ等の防止効果も見込めるという。さらに、キャンペーン情報や加盟店優待情報のお知らせにより、タイムリーな情報が入手できるようになるという。さらに、キャッシュバックなどの特典の当たるゲームや日替わり12星座占いなど、同アプリ限定のコンテンツも搭載し、毎日アクセスして楽しんでもらえる内容になっているという。今後は、スマートフォンの特性を生かし、顧客の位置情報等を活用した加盟店送客クーポンの提供や、三井住友カードが提供する他のアプリとの連携など順次検討していくとしている。
2014年03月24日CAは通常、訓練を経て乗務環境や内容が変わってくる。JALの場合は、新人訓練の後に国内線で乗務し、1年後に国際線移行訓練を受ける。その2年後にあるファーストクラス訓練を経て、全ての業務をこなせるCAになる。特に国際線には国内線にないサービスが多々あるため、国際線移行訓練はあらゆる訓練の中でも、ひとつの“関門”になるそうだ。そこで今回、国際線移行訓練現場を取材し、「体験」もしてみた。○茶の心がおもてなしに通じる!?JALのCAはまず、新人訓練として新入社員研修を2日間、国内線専門訓練を34日間、OJT実機訓練を2週間受ける。その1年後の国際線移行訓練は20日間、またその2年後にあるファーストクラス訓練では、4日間という育成キャリアが定められている。つまり、全ての業務ができるようになるには4年かかることになる。特にJALでは「心の教育」に力を入れており、目指すおもてなしのベースは「茶道の精神」にもあるという。茶道の心得を示す標語「和敬清寂」や「利休7則」を、実際の乗務現場と照らし合わせることで、CAのサービス向上を図っている。「利休7則」を例にすると、「夏は涼しく、冬は暖かに」であれば、季節を感じられるミールサービスや機内アナウンスなどが挙げられる。また、ボーイング787のような日本の四季に合わせた色彩でのお出迎えもそのひとつだ。ファーストクラス訓練では、この「茶道の精神」に立ち返るカリキュラムが用意されている。○キャビンとギャレーで異なるポイント今回取材した国際線移行訓練では、主に3つの訓練を行う。その前に、そもそも国内線と国際線では、どのように業務が変わってくるのかを考えてみよう。大きな違いはミールサービスであるが、そのほかにも、外国人への対応、税関や出入国管理などのCIQサポート、免税品の機内販売などがある。そこで、20日間に及ぶ訓練の半分は座学に、残りはミールサービスと英語の教育に割り当てられている。ミールサービス訓練は、新ビジネスクラスシート「スカイスイート」のモックアップを用いて実施する。この日、訓練を受けていたCAの訓練生は全員で24名。訓練生は12名の2グループに分かれ、1グループに対して3名のインストラクターが指導に当たっていた。12名の内、2名はギャレーを、4名はキャビンを担当し、残りの6名は乗客役になる。キャビンでは乗客への声かけのみならず、お手拭きの出し方やカトラリーの並べ方ひとつをとっても、細かいチェックポイントがあるようだが、インストラクターはその都度声をかけることはしない。まずは実際にさせ、その後に「問題はなかっただろうか」を考えさせる時間を与えていた。また、「この料理に合うワインは何ですか?」と質問する乗客に対して的確に答えられるよう、料理に対する知識も必要になってくる。そのキャビン以上に混雑するのがギャレーだ。キャビンでスムーズにサービスができるよう、ギャレーでは状況を判断して先に先に準備をしなければならない。また、ミールの中には、健康面や宗教に配慮したスペシャルミールもある。キープしておいたミールが分からなくなったり、新旧のミールカートが混ざったりしないよう注意が必要となる。訓練では2名体制で当たっていたが、実際の機内では1名が担当している。○おもてなしはCAたちのチームプレーからミールサービス訓練の最後には、訓練生とインストラクターが訓練を振り返ってブリーフィングを行う。この時、国際線移行訓練のまだ3分の1の段階だったこともあり、訓練中にはミスがいくつか見受けられたよう。キャビンでは、乗客にあやふやな知識で対応しないことや、乗客をスキップしていないかなどの指摘があり、ギャレーでは残りのミールの確認とともに、カートを置く位置など安全面への徹底が求められていた。今回の訓練生のひとりだった澤津菜月さんは、2012年入社でニューヨーク線乗務を希望している。その澤津さんが訓練の中で難しいと思ったことは、メニューの説明だったという。「細かい説明を求められた時、自信を持って答えることができませんでした。また、座学を通じて覚えたことは頭に入っているものの、どのような言葉でお客様にお伝えすればいいのか悩むこともありました。こうしたことは経験を通じて、一つひとつ学んでいきたいと思います」と答えてくれた。限られた時間とスペースで最高のおもてなしをするために、CAたちはこうした訓練を通じて知識や技術の向上を図っている。そしてもうひとつ、この訓練の取材を通じて感じたことは、CAたちの「チームプレー」だった。通常機内では、ギャレー担当はギャレーから出てキャビンサービスをすることはない。そのため、私たちはギャレー担当のCAをサービス中に見ることはないが、機内で受けるサービスの一つひとつが、こうしたCAたちのチームプレーからなっていると思うと、サービスを受けるのがちょっと楽しくなってこないだろうか。
2014年01月24日普段気をつけていても、間違いはいつでも起こるもの。特にメディアカードのデータは、消去すると取り返しがつかないことがほとんどだ。間違ってメディアカード内だけに残していた大事なファイルを削除してしまった経験や、子供がデジカメを操作してお気に入りの写真を消去してしまった経験を持っている親御さんも多いだろう。最近は大容量のメディアが増えているので、全消去されたときのダメージは計り知れない。そこで必要になるのが、データの復旧ソフトだ。実はサンディスクのハイエンドメモリカード製品には、復旧ソフトの「レスキュープロ デラックス」を、1年間無料で利用できる特典が付いている。格安メディアに比べると、高価なイメージがあるサンディスクの製品だが、業界最速のメモリカードと復旧ソフトがセットで手に入ると考えれば、むしろお得に見えてくる。そこで今回は、特典の「レスキュープロ デラックス」がどの程度使えるのか実際に試してみた。○「レスキュープロ デラックス」ってどんなソフト?「レスキュープロ デラックス」は、米国に拠点を置くLC Technologyが開発したデータ復旧ソフトだ。対応メディアは、SD/SDHC/SDXC、コンパクトフラッシュ、スマートメディア、MMC、メモリースティック、XDカード、マイクロドライブなど。復旧可能なファイルは、写真やビデオ、音楽に加え、スプレッドシートやプレゼンテーションファイルなどの文書ファイル、メールボックスやアドレス帳データ、アーカイブファイルなど多彩。もちろんカメラによっては、削除したファイルを復旧できないものもあるし、すべてのデータ復旧を約束するものではない。だが、削除したファイルだけでなく、フォーマットしたメディアや、読み取りエラーが起きているメディアの復旧にも対応しているので、メモリカード全般のトラブルに使えるのが心強い。○対象となるサンディスクのメモリカード製品リスト「レスキュープロ デラックス」の特典が付いてくるのは、サンディスクの一部の製品だ。対象となるのは、SDHC/SDXC、microSDHC/microSDXC、コンパクトフラッシュのうち、ハイエンドの「エクストリームプロ」と「エクストリーム」の2種類だ。特典の有無は、パッケージからも判別できる。対象製品のパッケージ表面には、「データ復旧ソフト『レスキュープロ デラックス』1年間利用可能」という記載がある(本記事一番上の画像をご参照頂きたい)。また裏面には「レスキュープロ デラックス」のアイコンもある。店頭で製品を購入するときは、パッケージの記載内容を確認してほしい。○レスキュープロ デラックスの入手方法とアクティベーションそれでは、「レスキュープロ デラックス」を入手し、特典を有効化するまでの方法を紹介しよう。対象の製品には、「レスキュープロ デラックス」を利用するためのクーポン券が同梱されている。特典を有効化するには、このクーポン券に記載されているシリアル番号が必要だ。まず、ブラウザでを開いて、「アクティベーションの手順」、「今すぐ特典をアクティベーションする」の順にクリックする。すると「レスキュープロ デラックス」のダウンロードページが表示されるので、Windows向けとOS X向けのうち必要なほうを選んでダウンロードする。アクティベーションは、ダウンロードした「レスキュープロ デラックス」の起動ウィザードに従って行う。「レスキュープロ デラックス」を起動したら、画面に表示されているURLリンクをクリックする。ブラウザが起動してフォームが開くので、氏名や住所、製品に同梱されるシリアル番号などの必要情報を入力して、「オンライン登録」ボタンをクリック。アクティベーションコードが表示されたら、先ほどのウィンドウ(ウィザード)に貼り付けて「有効にする」ボタンをクリックすると、アクティベーションが完了する。○データ復旧はメディアを選ぶだけアクティベーションが完了すると、「レスキュープロ デラックス」の画面が起動して、いつでも利用できるようになる。復旧手順はシンプルで迷うことがない。たとえば写真を復旧するなら、「写真画像を復旧」というボタンをクリックして、メディアを選択するだけ。「開始」ボタンをクリックすると、分析(スキャン)が始まり、同時に復旧データがローカルドライブに保存される。スキャン時間は16GB容量のSDカードの場合でおよそ15~30分程度。復旧が終わると、写真画像の一覧がリスト形式で表示され、プレビュー画像も確認できる。RAW画像があれば、それもまとめて復旧される。リスト形式での表示が分かりにくい場合は、一覧をサムネイル形式でも表示可能。そのほか、写真のプロパティを表示したり、関連付けられているアプリケーションで開いたり、「出力フォルダ」をクリックして保存先のフォルダを開いたりすることが可能だ。実際に試したところ、撮影中に削除した写真や、あとから一括消去した写真がすんなりと復旧できた。古い写真など新しい写真(やデータ)で上書きされたファイルは復旧できないが、削除した直後や、フォーマット直後などに実行すれば、高い確率でファイルを復旧できそうだ。ちなみに、サンディスクの製品以外のメディアを指定した場合でも、問題なく復旧できるのはうれしいポイントだ。写真以外の復旧では「動画/音楽の復旧」と「その他ファイルの復旧」というメニューが用意されている。それぞれ操作方法は、写真画像の復旧と同じで、メディアを選択して開始ボタンを実行するだけだ。なおメモリカードの中に写真とビデオがあるときは、それぞれ別にスキャンしなければならない(または「その他ファイルの復旧」を実行する)。そのため、復旧時間も少し長くなる点は注意したい。○「もしものとき」の保険に「レスキュープロ デラックス」の利用期間は1年間だ。アクティベーションから1年が経過すると、有効期間が切れる旨のメールが、アクティベーション時に登録したメールアドレスに届く。期限以降も利用したければ、有料版を購入するか、新しいクーポンを使って改めてアクティベーションすればよい。問題が起きてから、復旧手段をあれこれ探したりデータ復旧専門サービスにお金を余計に払ったりするくらいなら、いつでも「レスキュープロ デラックス」を利用できると思えるほうが安心だ。同じ写真や動画は、二度と撮れない。「レスキュープロ デラックス」なら、もしものときの保険として十分頼りになる存在といえるだろう。
2013年12月25日Phoronixに27個のグラフィックカードの性能を比較した記事が「27-Way NVIDIA & AMD Graphics Card Benchmarks On Linux」として掲載された。性能計測に使われたオペレーティングシステムはUbuntu 13.10 x86_64版とメインラインのLinux 3.12カーネル。それぞれベンダが提供しているドライバ「AMD Catalyst 13.11 Beta v9.4」および「NVIDIA 331.20」が使用されている。測定に使われたマシンのCPUはIntel Core i7 4770K "Haswell"(4.4GHz)との記載がある。性能計測対象となったグラフィックカードは次のとおり。Radeon HD 5750Radeon HD 5830Radeon HD 6770Radeon HD 6870Radeon HD 6950Radeon HD 7850Radeon HD 7950Radeon R9 270XRadeon R9 290GeForce 8500GTGeForce 8800GTGeForce 9500GTGeForce 9600GSOGeForce 9800GTGeForce 9800GTXGeForce GT 220GeForce GT 240GeForce GTX 460GeForce GT 520GeForce GTX 550 TiGeForce GT 610GeForce GTX 650GeForce GTX 680GeForce GTX 760GeForce GTX 770GeForce GTX TITANGeForce GTX 780 TiRadeon系では「Radeon R9 290」が、GeForce系では「GeForce GTX TITAN」と「GeForce GTX 780 Ti」が常に高いパフォーマンスを発揮している。全体でみると「GeForce GTX TITAN」と「GeForce GTX 780 Ti」が常に高い値をマークしている。このあたりの性能はデバイスドライバの性能に左右される傾向があり、NVIDIAのデバイスドライバは高い性能を持っていることがわかる。グラフィックカードはグラフィック処理に限らず、ビッグデータ処理系など特定の演算を実施するためのデバイスとしての活用が進んでいる。
2013年12月05日ウォルト・ディズニー・ジャパンとジェーシービーは、「ディズニー★JCBカード」12種類の通常カードラインナップに加え、ミッキーマウスとミニーマウスを中央に配し、そのほか、いろいろなディズニーキャラクターをあしらった「東京ディズニーリゾート30周年記念カード」を、期間限定で募集する。期間は2014年3月20日まで。「ディズニー★JCBカード」は、日本唯一のディズニーブランドのクレジットカードとして、2008年11月に誕生した。家族で使える「ディズニーポイント」や、子供向けの「ディズニー・キッズポイントカード」、東京ディズニーリゾートで開催する会員限定イベントなどのサービスがついている。「ディズニーポイント」は、東京ディズニーリゾートのパークチケットへの交換や、東京ディズニーランド、東京ディズニーシーのショップやレストラン、及び全国にあるディズニーストアの店舗で、1ポイント1円として利用可能。同カードはパークやディズニーストアでの買い物にポイントが使用できる、唯一のクレジットカードとのこと。デザインは、一般カードが9種類、ゴールドカードが3種類の全12種類。申し込みは、同カードカウンターキャンペーンを実施している、東京ディズニーリゾートの「ボン・ヴォヤージュ」、ディズニー・リゾートライン東京ディズニーシー・ステーション1階の「ディズニーストア東京ディズニーリゾート店」、東京ディズニーリゾート内又はディズニーストアに設置予定の入会申込書、又は、ディズニー・カードクラブ、JCBホームページからとなる。なお、同カードのオンライン入会キャンペーンも実施。一般カードに新規でディズニー・カードクラブサイト又は、JCBホームページからオンライン入会した会員に「ディズニーポイント」を2,000ポイント、また、ゴールドカードに新規でオンライン入会した会員には、10,000ポイントがプレゼントされる。期間は9月17日まで。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年03月15日日本航空(以下、JAL)は年明けから新しいコンセプトのサービスをスタートするが、その新しいシートが設置された飛行機が20日、報道陣に公開された。ファーストクラス「JAL SUITE(JALスイート)」は現在の世界最大級であるベッドサイズを維持しつつ、「住まい」というキャッチフレーズの通りの上質なインテリアを採用。上質な木目調の”家具”をあしらい、書斎や寝室のようなパーソナルな空間となった。ビジネスクラス「SKY SUITE(スカイスイート)」は”個室感”がかなり高いプライベートな空間。全座席が直接通路にアクセスできるストレスのない配列となっている。水平型の完全フルフラットシートであり、足置き下やモニター下テーブルなど収納スペースの多さも快適さを増す要因となっている。プレミアムエコノミー「SKY PREMIUM(スカイプレミアム)」は現行より10cm拡大した、同クラスで世界最大級のシートピッチ(座席の前後間隔)を実現。アームレスト(肘掛け)もビジネスクラスをほうふつとさせる広さで、FIXED BACK構造(前の席の背もたれが倒れて来ない構造)のため、圧迫感を感じにくいのも特徴だ。エコノミークラス「SKY WIDER(スカイワイダー)」はシートをスリムにすることで足元のスペースを最大約10cm拡大。ネット式のペットボトルホルダーやスマートフォンホルダーなどを配し、収納性も向上させている。実際に機内に入るとすべてのクラスで、より高級感とくつろぎを与えるインテリアになったことを実感した。新シートが搭載した飛行機、ボーイング777-300ERは2013年1月9日の成田 - ロンドン線に導入され、成田 - ニューヨークなど欧米線に順次拡大していく。また今回、2013年上期中に着用が始まる新しい制服も披露された。客室乗務員はもちろん、パイロットから地上スタッフ、整備、搭載・貨物作業スタッフの運航に携わる全部門の制服を一新。デザイナーには自社ブランド「KEITA MARUYAMA」をはじめとするファッション界をはじめ、ミュージシャンや俳優、舞台衣装など幅広い分野で活躍する丸山敬太氏を起用。「美しいデザイン、吟味された機能性、そしておもてなしの心を体現した新制服を創りあげた」としている。ある客室乗務員は、「スマートで美しい。いろいろなところにJALのロゴである『鶴丸』があしらわれていることで、社員が一緒に頑張っていこうと思える制服」だと語っている。さらに、記者会見で日本航空代表取締役社長・植木義晴氏は、「これだけの制服でありながら素材などに工夫をし、徹底したコスト削減を行った」と胸を張った。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月21日日本航空(以下JAL)とJALカード(以下JALカード社)、三菱UFJニコスは12日、多くの顧客からの要望があったという、新たな提携クレジットカード「JAL アメリカン・エキスプレス・カード」を発行することを決定し、12月25日(予定)より入会申込の受付を開始すると発表した。JALカードとしては6年ぶりの新カード誕生となり、JALカード社とアメリカン・エキスプレス・ブランドのカードでプレミアム・カード市場を開拓する三菱UFJニコスが共同で、発行・運営を行う。「普通カード」、「CLUB-Aゴールドカード」、「プラチナ」の3種類があり、いずれのカードでも、同伴者1名を含む空港ラウンジの利用や、旅行などに安心の充実したカード付帯保険など、利用するたびに高品質のサービスを実感できるという。特に、JALカードで初めての発行となる「プラチナ」では、全世界で600以上の空港ラウンジが利用できる「プライオリティ・パス」や、24時間対応の「プラチナ・コンシェルジュサービス」、国内・海外のホテル、厳選された上質なダイニングやスパなどの優待特典「スーペリア・エキスペリエンス」をはじめとして、ワンランク上の特別なサービスを提供するとしている。さらに、JAL アメリカン・エキスプレス・カードの「CLUB-Aゴールドカード」「プラチナ」限定で、JALグループ航空券・機内販売などの購入で、既存サービスのショッピングマイルに加え、「アドオンマイル」が積算されるため、「CLUB-Aゴールドカード」では合計100円で3マイル、「プラチナ」では合計100円で4マイルたまるという、これまでにないマイル積算率を実現しているという。またこのたび、JAL アメリカン・エキスプレス・カードの誕生を記念して、2つのキャンペーンを実施。1つは、入って、飛んで、使って最大2万5000マイルがたまる「JAL アメリカン・エキスプレス・カード誕生記念入会キャンペーン」、もう1つは、アメリカン・エキスプレスのゆかりの地・ニューヨークへの旅を、抽選で計5組10人にプレゼントする「JALで行く ニューヨーク5日間の旅 プレゼントキャンペーン」だ。JALとJALカード社、三菱UFJニコスは、今後も顧客のニーズに迅速に対応し満足してもらえる商品・サービスの提供に努めていくとしている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月13日日本航空はJALカードの発行30周年を記念し、JALカード会員限定の「空の上の航空教室 成田=セントレア」を2013年3月23日から1泊2日で開催する。同イベントでは専用チャーター機が、成田~中部セントレア間をフライト。2日間にかけて、成田・中部セントレア空港にて様々なイベントを行う。1日目は成田にて機長、整備士による話が聞ける他、成田整備工場見学ができる。成田エクセルホテル東急に宿泊後、2日目は専用チャーターJL3930便(Thank you 30周年)に搭乗し、機長による「空の上の航空教室」を開催。セントレア到着後は、空港主催の「滑走路見学コース」に参加できる。2日目午後からは、セントレアで各種プログラム体験。復路はセントレア発専用チャーターJL3939便(Thank you!Thank you!)に搭乗し、成田に向かう。機内では「空の上の航空教室パート2」開催する。募集人数は120人。参加料金は2名1組参加で2万円、1名参加で1万2,000円。参加資格はJALカード会員、2名1組もしくは1名。1名で参加の場合は、大人(高校生を除く18歳以上)のみ受付。18歳未満および高校生の方は、JALマイレージバンク(JMB)会員であることと、JALカード会員の保護者同伴(2名1組)であれば申し込み可能。ただし、参加は小学校3年生以上となる。参加は同社の応募サイトにて、登録した中から抽選で決定する。応募期間は12月3日~2013年1月6日。当日着信有効。詳細はJAL特設サイトで案内している【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月05日