JALは7月より同社では初めてとなる「SKY SUITE(スカイスイート)」仕様の787-9を導入し、成田~ジャカルタ線で就航することを発表した。JAL初の787-9には、2014年12月に成田~フランクフルト線に導入した787-8の「SKY SUITE 787」と同様に、ビジネスクラスはフルフラットシート「SKY SUITE(スカイスイート)」、プレミアムエコノミーはゆとりの居住空間を確保した「SKY PREMIUM」(スカイプレミアム)を採用。エコノミークラスの「SKY WIDER II(スカイワイダーII)」では、世界の航空会社の大多数が787では横9席配列の仕様とする中、同社では横8席配列にする。座席ピッチ(前後間隔)が約5cm拡大され、座席幅も横9席配列に比べて約5cm広くなっている。787-9型機は7月から成田~ジャカルタ線で就航を開始し、順次路線を拡大していく予定となっている。
2015年01月21日JALとJALカード、東日本旅客鉄道(以下、JR東日本)、ビューカードは「JALカードSuica発行10周年」を記念し、1月よりSuicaのペンギンをペイントしたJALの特別塗装機「Suicaのペンギンジェット」就航、また、Suicaのペンギンや10周年ロゴをペイントした電車を運行する。Suicaのペンギンジェットはボーイング767型機に特別塗装をほどこした機材。1月20日~9月30日(予定)で、羽田発着便に登場する。飛行機内では、Suicaのペンギンデザインのオリジナル紙コップで飲物を提供する。また、Suicaのペンギン電車は、1月20日~2月18日(予定)に山手線内で運行される。「JALカードSuica発行10周年」を記念したキャンペーンの第1弾として、JALカードSuicaに新規入会された方へのマイルプレゼントや、JALカードSuica会員の中から抽選でマイルやビューサンクスポイント、オリジナルグッズが当たる企画を実施する。詳細はホームページを参照。
2015年01月15日楽天カードはこのたび、台北市に台灣樂天信用卡股份有限公司を設立し、13日から台灣樂天信用卡股份有限公司がクレジットカード「台湾楽天カード」の申し込みおよび発行を開始したと発表した。自社クレジットカードとして海外で楽天カードが発行されたのは、台湾が初めてだという。このたび日本で成功した楽天のロイヤリティ・プログラムである「楽天スーパーポイント」が貯まるクレジットカードのビジネスモデルを台湾でも展開するため、台灣樂天信用卡股份有限公司は、2014年6月に台湾金融監督管理委員会から台湾でクレジットカードが発行できるライセンスを取得した。「台湾楽天カード」は、年会費無料のクレジットカードで、普段のショッピングや飲食店など楽天以外の場所やサービスで使っても決済金額の1%のポイントが貯まるだけでなく、台湾のショッピングモール「楽天市場」で利用すると、通常の1%に加えて、さらに1%のポイントが付与されるため、合計2%の楽天スーパーポイントが貯まるという。「台湾楽天カード」で決済すれば、どこで利用しても楽天スーパーポイントが付与される。また、貯まったポイントは、台湾の「楽天市場」での買い物で1ポイントを1元相当として使うことができるため、ユーザーに楽天スーパーポイントを軸とした利便性の高いサービスを提供することが可能になったとしている。「台湾楽天カード」発行を記念して、台湾楽天カードを初めて利用したユーザーには、もれなく300ポイントが還元されるキャンペーンを13日より開始した。また、台湾から日本へ旅行するユーザーを対象に、台湾の「楽天トラベル」に参画している日本の施設(対象施設約8,000店舗13日時点)について「楽天トラベル」を通じて宿泊予約をし、「台湾楽天カード」で支払うと、5%の楽天スーパーポイントが還元されるキャンペーンや、居酒屋「白木屋」や「魚民」などの外食事業を展開している株式会社モンテローザの約1,800店舗で「台湾楽天カード」を利用すると、決済金額のうち料理金額分から20%割引が適用されるキャンペーンを提供するという。さらに、2月からはビックカメラで台湾楽天カードを利用すると、免税8%に加え6%の割引特典が受けられるキャンペーンも提供する予定だという。台湾では、成人1人につき約3.2枚のクレジットカードを保有していると言われている。台灣樂天信用卡股份有限公司は、「台湾楽天カード」を多くの台湾のユーザーに利用してもらえるように、満足度の高いサービスや施策を今後も提供していくとしている。
2015年01月15日ラトックシステムは8日、USB 3.0対応のマルチカードリーダー「REX-MR18」シリーズを発表した。PCケースの5インチベイ内蔵用「REX-MR18」(税別68,000円)と、外付けタイプ「REX-MR18EX」(81,000円)を用意し、いずれも1月中旬から発売する。SDメモリーカードの高速インタフェース規格「UHS-II」に対応している点と、2.5型SATA SSDをそのままスロットインで利用できる点が特徴。搭載するメディアスロットは、SD、UHS-II対応SD、CF(コンパクトフラッシュ)、SxS Pro、SSDという5スロットだ。対応メディアは、SD/SDHC/SDXCカード(UHS-I、UHS-II)、CFカード(CompactFlash c6.0、PIO mode6、UltraDMA mode7)、SxSカード(SxS PRO+、SxS PRO、SxS-1)、SSD(SATA2.5インチ)となっている。本体サイズ/重量は、PCケース内蔵タイプがW146×D150×42mm/約520g、外付けタイプがW192×D274×60mm/約2,150g。なお、UHS-IIのデータ転送速度は最大312MB/s(規格値)だ。UHS-II対応のSDメモリーカードは、従来のSD/SDHC/SDXCメモリーカードとピン配列が異なり、UHS-IIとして動作させるにはUHS-II対応メディアとリーダーが必要となる。ただし下位互換性を持つため、従来と同じSDメモリーカードとしても読み書き可能だ(その場合、SDスピードクラス「10」やUHS-I対応として動作する)。
2015年01月09日ANAとJCBはANAカード30周年を記念して、既存の「ANA JCBカード」シリーズについて、限定デザインの「ANA JCBワイドゴールドカード」および「ANA JCB スーパーフライヤーズゴールドカード」を2015年1月15日より2016年1月15日まで、枚数限定で展開する。今回の限定カードは、グレーを基調とした券面に787型飛行機の「3Dリップマン型ホログラム」が浮かび上がるデザインを採用。同ホログラムを非接触ICカード内部に挟み込む技術を日本で初めて用いたカードとなっている。カードは期間・枚数限定での展開となり、国際ブランドはJCBのみで発行する。限定デザインカードは新規入会に加えて、既に「ANA JCBワイドゴールドカード」「ANA JCBスーパーフライヤーズゴールドカード」を持っている会員も、税別1,000円で限定デザインカードに変更できる。「ANA JCBワイドゴールドカード」は限定1万5,000枚、「ANA JCB スーパーフライヤーズゴールドカード」は限定5,000枚となり、枚数に達し次第、受付終了となり、通常デザインでの発行に切り替わる。
2014年12月25日全部で78枚あるタロットカード。その中には「大アルカナ」と呼ばれる名前のついたカードが22枚あります。今回大アルカナからピックアップするカードは「塔」。落雷により崩れる塔と、そこから落ちゆく人という、少し怖そうな絵柄のカードではありますが、意外と大切な役割を担っています。そんな「塔」のカードから、恋と仕事に役立つアドバイスを読み解いていきましょう。■1. 「塔」ってどんなカード?『塔』はタロットカードの16番目にあるカード。一番有名なライダー版のタロットカードには黒い背景にグレーの塔が描かれ、その塔には雷が落ちていて上部は崩れ、窓からは火の手が上がり、逃げるように落下していく人が描かれています。絵柄としてはとても暗い感じで、いいカードとして捉える人は少ないのではないでしょうか。■2. 塔のカードが意味するものは何?少し怖そうな塔のカード。塔のカードが象徴しているものとして、「トラブル」や「崩壊」といった言葉がよく使われますが、塔のカードを理解するための象徴としてふさわしい言葉は「組替え」です。急な出来事によって当初の予想とは違った方向に進んでしまったり、予想外の展開で全く別の結果が出たり、といったような、「ひとつの物事が崩れて別の何かが立ちあがる」という意味合いを持っているカードです。■3. 塔のカードの良い面ガチガチに固まってしまったものには未来がありません。しかし自らそれを壊すのはとても勇気がいることです。そんな時に塔のカードが出てきてくれると、思わぬところから力がかかり、固まりは壊れ、拘束は解け、新たな風が吹き込みます。保守的な人にとっては困りもののカードですが、どうしようもないぐらいの閉塞感に包まれている時や、変えたい気持ちがあっても踏み出せない人にとっては大きな救いとなるカードなのです。■4. 恋や仕事、日々の生活に活かすには?片思いの恋人がいて何もアプローチをかけることができていない人に塔のカードが出ると、不意のチャンスを暗示する場合が多いです。普段は会えないような場所で会えたり、話ができる時間が偶然できたり、そういった思わぬブレイクスルーの機会が訪れる時に、塔のカードが出てきます。そのチャンスを活かせるかどうかは本人次第ですが、どちらにしても片思いから何か変化していく可能性が高まります。また、過去の恋を引きずっている人にとって、塔のカードは「不意の出会いが新しい恋心の萌芽につながる可能性」を示唆しています。仕事面では急な部署移動、転職のチャンスが舞い込む暗示でもあります。一方、順調な状態で塔のカードが出た場合には、「トラブルに注意」という意味が含まれています。仕事について占って塔のカードが出た時は、何が起こっても対処できるように、心にも時間にも余裕を作るよう心がけましょう。■おわりに塔のカードをネガティブに捉える占い師さんは多くいます。確かに「何かが壊れる」というのはあまりいい状態とは言いづらいものです。しかし現状に対する不満を感じている人にとって、崩れたところから差し込む光は何よりも救いに感じられるものです。塔のカードは「壊して作る」カード。崩すことによって新たな地盤が作られ、新しい何かが生み出されるのです。だから、塔のカードが出ても何も怖がることはありません。それはあなたが新たな一歩を踏み出すきっかけにすぎないのですから。(桜田ケイ/ハウコレ)
2014年12月10日食べるスープをコンセプトにしたスープ専門店「Soup Stock Tokyo」(スープストックトーキョー)が、JAL機内食“AIR シリーズ”として、機内食だけで展開する特別なスープを12月1日(月)より提供開始した。スープストックトーキョーを運営するスマイルズとJALが機内食の共同開発を始めたのは、2008年6月のこと。2012年9月には日本人が慣れ親しんでいる「海苔弁」を機内食として展開し、2013年1月からはスープストックトーキョーとして初めて機内食にスープを提供した。今回のJAL機内食“AIR シリーズ”では、「もし地上35,000ftに店舗をつくるなら」と、架空の店舗として“世界で一番高い場所にあるSoup Stock Tokyo 35,000ft 店”を想像し、機内食だけで食べることができるオリジナルのメニューを開発した。スープストックトーキョーの担当者によると、“AIR シリーズ”を開発するにあたり最も気を付けた点は"安全面”だといい、「お客様がフライト中に万が一にも体調を崩されては困りますので、より慎重にメニュー開発を行いました」と話す。メニューは、帆立と野菜をふんだんに使った「帆立と野菜のチャウダー」がメイン。サイドメニューには柚子胡椒の辛みが利いた「柚子胡椒風味のたらこパスタ」を用意、これに石窯パン、グレープフルーツを添えた計4品で構成されている。チャウダーとパスタ、それぞれの味を楽しんだ後、パスタをチャウダーに加えて食べることもでき、一食で2つの味わい方ができるようになっている。チャウダーは、帆立の旨みがミルクに溶け込んだやさしい味わいで、幅広い客層の乗客に「おいしい」と感じられるような味付けにと考えられたもので、スープの中身を具だくさんにすることで、フライト中の多少の揺れでもこぼれにくいよう工夫されている。パスタに使用されているたらこは着色料を使用せず、北海道で水揚げされたスケソウダラの卵を塩のみで漬け込んでいるのだという。メニューの一品一品、素材の一つ一つにまで、さまざまな工夫と細やかな心配りが感じられる。空の上でいただくスープストックトーキョーのスープは、機上の楽しみの一つになりそうだ。JAL機内食“AIR シリーズ”が提供されるのは、JALが運航する成田発国際線 (シカゴ、ボストン、ニューヨーク、ロサンゼルス、サンディエゴ、フランクフルト、ヘルシンキ、パリ、シドニー線および羽田発ロンドン、パリ線)のプレミアムエコノミークラス・エコノミークラスで、来年の2月28日(土)までの期間限定となる。(text:Miwa Ogata)
2014年12月05日●ミニスカ・プレミアム・A380……スカイマークのつまずいた"戦略"経営状態が悪化したスカイマークは、日本航空(以下、JAL)に共同運航(コードシェア)を持ちかけたものの、国土交通省(以下、国交省)の「待った」でANAホールディングス(以下、ANA)との提携話が持ち上がっている。そんなスカイマークのゆくえは、12月14日の衆議院議員総選挙後に見えてくるという見通しもある。このタイミングで一度、利用者メリットはなんなのか考察してみたい。○今も続く違約金交渉2014年の空の旅の話題をさらったのはスカイマークだった。1年前の2013年12月、エアバス本社のあるフランス・トゥールーズで、スカイマーク代表取締役社長の西久保愼一氏はメディアを前に新しいサービスをお披露目した。新しいサービスの主役は、大型のワイドボディ(2通路)のエアバスA330-300である。それまでナロウボディ機(単通路機)のボーイング737-800のみで運航してきた同社が、A330-300を羽田~福岡、札幌、那覇の幹線に就航させ、その全座席を「グリーンシート」と名付けられたプレミアムシートで統一。プレミアム路線に舵を切る戦略を明確に打ち出した。同時に記者団に"サプライズ"として発表されたミニスカートの制服は一時的な着用の予定だったとはいえ、賛否交えた議論を呼んだ。その一方で、「プレミアム路線」をより明確にした総2階建ての旅客機エアバスA380の就航とともに、国際線への進出計画がとん挫した。A380にはエコノミークラスを設定せず、座席もサービスもワンランク上のプレミアムエコノミークラス、それとビジネスクラスの2クラスの設定とし、成田~ニューヨーク線に就航する計画だったが、資金不足から同機の購入をあきらめざるを得なくなった。さらに、エアバス社との間で購入の解約交渉がもつれ違約金を請求され、現在も両社の交渉は続いているとされる。○JALとの共同運航にも「待った」フランスで新サービスを発表してから1年。スカイマークの経営状態は悪化し、ライバルの1社であったJALにコードシェアによる提携を持ちかけるまでになっている。しかし、すでに報道されているように、この提携にも待ったがかかった。公的資金によって経営再建を果たしたJALは公正な競争を促す理由から、国交省による監視下にあり、新規の投資・買収、路線開設などの事業が制限されている。その国交省は、ANAとの提携を促している。スカイマーク側は、JALとの提携は乗客サービスのひとつに過ぎず、制限されている新規の投資や新路線の開設には当たらず問題ない、と認識しているとされる。たしかに、再建後のJALは国際線でも成田発着の国内線でも新規にコードシェアを行っており、羽田発着の共同運航便だけが規制されるのは理にかなわない。ただ、スカイマークがJALとの提携を検討している羽田発着便は、1枠(1往復)あたり年間平均20億~30億円もの売り上げがある"ドル箱"であり、この点を国交省は重要視しているのだろう。●JAL・ANA・独立運航、スカイマークの提携先別に利用者のお得度を検証○羽田~福岡が片道1万円前後の格安運賃いずれにしろ、利用者にとって気になるのは空の便の使い勝手がどうなるかである。スカイマークが提携を計画しているのは羽田~札幌、神戸、福岡、鹿児島、那覇線。この5路線を中心に、3つのケースで見てみよう。まずひとつは、現状では可能性が低いが、スカイマークの経営状態が何らかの形で持ち直し、今のまま独立運航を続けた場合である。利用者のお得度はこのケースが最も高くなるだろう。スカイマークは10月末の冬ダイヤから普通運賃を値上げしたが、割引運賃は安く使いやすい。例えば、羽田~福岡線の普通運賃は2万円強から2万7,000円に値上げされたが、搭乗3日前が予約期限の「フレックス」は最低1万円強からで、普通運賃より約60%以上も安い。また、搭乗1日前が予約期限の「フリーフレックス」も同1万2,000円台前後からと最大約55%も安い。羽田~札幌線でも、普通運賃の2万2,000円に対し、「フレックス」が8,000円から、「フリーフレックス」が1万2,000円台などと割引率の高い運賃が設定されている。○「グリーンシート」の圧倒的な快適度スカイマークは安さだけでなく、サービスも良くなっている。羽田~福岡、札幌、那覇線には前述した「グリーンシート」搭載のA330-300が就航(札幌線は8便中6便に就航ずみで、那覇線は今後就航)。この「グリーンシート」をJALやANAの普通席と比べると、座席の前後間隔は約18cm、幅は5~6cmも広い。そもそも座席の構造自体が全く異なり、スカイマークの「グリーンシート」は一世代前の国際線のビジネスクラスで使用されていたシートで、リクライニング角度は深く、アームレストは幅広く、テーブルは2つ折タイプで、さらに全席に電源が装備されている。筆者も「グリーンシート」を利用した経験があるが、機内ではゆったりと寛げ、ぐっすりと寝込んでしまったほどだった。○JALと提携すれば使い勝手が変わる!?では次に、JALと提携するとどういう影響を受けるのか。この場合、運賃の条件変更はまず避けられないだろう。前述したように、スカイマークは羽田~福岡、札幌線に1万円前後の格安運賃を設定しているが、JALにもこのレベルの運賃がないわけではない。問題は予約期限だ。前述したスカイマークの羽田~福岡線の「フリーフレックス」は1万2,000円台。これに匹敵する運賃はJALにもあり、「先得割引」なら同区間で1万2,000円を切ることがある。しかし、スカイマークの「フリーフレックス」は予約期限が搭乗1日前なのに対し、JALの「先得割引」は45日前(遅くても28日前)。使い勝手の差は歴然だ。観光で乗る時はもちろん、仕事で利用するにも45日前の予約期限では使い勝手が悪すぎる。しかも、スカイマークの「フリーフレックス」は予約の変更もできる。この運賃の安さと使い勝手の良さから、スカイマークはリピーターを増やしてきた経緯もある。JALとの提携後、スカイマークの運賃がどうなるかは今のところ正式な公表はない。ただ、スカイマークの安くて使い勝手の良い運賃は大手の割引運賃と条件が大きく違うため、共同運航を始めると多少の値上げや予約期限の変更が行われ、今ほどの使い勝手は望めなくなると予想できる。○ANAと提携すれば国内運賃は大幅に上がる!?そして、利用者にとって最も良くないと考えられるのがANAと提携した場合だ。ANAはJALと違って資本提携もできるため、経営に踏み込んだ展開になる可能性もある。また、運賃が市場シェアに大きく左右されるのは航空業界の常識だ。羽田空港の国内線の発着枠はANAが37%で、JALが39%とJALのシェアが高い。その上で8%のシェアを持つスカイマークとJALが提携すればANAとの差が広がってしまう。このこともあり、国交省はJALとの提携に「待った」をかけたわけだが、この数字だけ見れば、公正な競争を阻害する可能性があるように見える。しかし、ANAはスターフライヤー、AIRDO(エアドゥ)、ソラシドエアと共同運航を行っており、それらを加えるとANA側のシェアは羽田便の50%を超えるのだ。しかも、幹線に限ればANA側のシェアはさらに上がる。羽田~福岡線の場合、ANAと同社と共同運航をするスターフライヤーを合わせた便数は1日25便。これに対しJALは17便、スカイマークは11便。もしスカイマークがANA側につけば便数は合計36便となり、なんとJALの2倍以上の便数になる。シェアが格段に上がるとともに、スカイマークの格安運賃に対抗する必要もなくなり、運賃が大きく上昇するか、片道1万円前後の格安運賃の使い勝手は相当に厳しくなる可能性はかなり高い。JALを救済したのは民主党政権であり、現在は自民党が政権を握る。現政権下で政府専用機の整備の委託先がJALからANAに変更された。現在は選挙期間中であり、スカイマークの提携問題が解決するのは選挙後だと言われ、政治的な事情にも左右される話でもある。大手との提携が実現する前に、安くて使い勝手の良い現運賃でスカイマーク便を予約しておいた方が、利用者にとってはいいのかもしれない。※本文中の便数は2014年12月現在、運賃は2015年3月までの設定分を反映○筆者プロフィール : 緒方信一郎航空・旅行ジャーナリスト。旅行業界誌・旅行雑誌の記者・編集者として活動し独立。25年以上にわたり航空・旅行をテーマに雑誌や新聞、テレビ、ラジオ、インターネットなど様々なメディアで執筆・コメント・解説を行う。著書に『業界のプロが本音で教える 絶対トクする!海外旅行の新常識』など。
2014年12月02日JALは12月1日より、「ひとクラス上の最高品質」をテーマに開発した787-8型機の新仕様機材「SKY SUITE 787(スカイスイート 787)」を成田=フランクフルト線に投入した。「SKY SUITE 787」のビジネスクラスには、「SKY SUITE 777」で好評の完全フルフラットシート「SKY SUITE(スカイスイート)」を採用。ベッド長は最大約188cm、ベッド幅は最大約65cm、ベッド時足元幅は約53cmという快適空間を設けた。また、「スカイスイート」専用に制作された高反発マットレス・枕「エアウィーヴ S-LINE」で、快適な眠りをサポートする。座席配列は2-2-2の横6席で、全席通路アクセス可能。プライバシー性の確保と同行者とのコミュニケーションの双方のニーズに対応した、電動プライバシーパーティションを設置している。なお、個人モニターは15.4インチより23インチに拡大している。プレミアムエコノミーには、2-3-2(横7席)配列の「SKY PREMIUM(スカイプレミアム)」を採用。座席ピッチは約107cm、座席幅は約49cmという、初期のビジネスクラスのようなゆとりの居住空間を確保した。個人モニターは新型のタッチパネル式で、サイズは12.1インチ(最前列は10.6インチ)となっている。エコノミークラスには、787型機で世界最大級のスペースを誇る"新・間隔エコノミー"の第2弾「SKY WIDERII(スカイワイダーII)」を導入。 2-4-2(横8席)配列を維持し、座席ピッチ約84cm、座席幅は約48cmと、前後間隔を5cm拡大した。なお、個人モニターは10.6インチとなっている。「SKY SUITE 787」を導入した同路線は、12月16日より毎日運航となる。また、2015年1月からは順次、成田=ニューヨーク線にも投入するなど、今後国際線の中長距離路線を中心に路線を拡大していくという。※座席ピッチと座席幅は全て一部座席を除き、座席幅はアームレスト間で測定
2014年12月02日ライフカードはこのたび、エムティーアイが運営する女性のカラダとココロの健康情報サービス「ルナルナ」と共同開発した、女性向け社会貢献型カード「ライフカード Stella」を25日より募集開始した。「ライフカード Stella」は日本の女性達がさらに輝く人生~LIFE~を過ごすことができるようにという願いを込めた「すべての女性を応援するクレジットカード」。ライフカードでは『ルナルナ』と「女子のためのクレジットカード開発宣言!」プロジェクトを立ち上げ、ルナルナユーザーにアンケートや投票に参加してもらい、真に女性と向き合ったカードについて検討し、最終的にはカード名称・デザインをルナルナユーザーの投票により決定した。ライフカード Stellaは、まさに女子の声から誕生した、女子のためのクレジットカードだという。アンケート結果において要望の多かった海外旅行時の特典として、『海外ショッピング利用金額3%キャッシュバック』を付帯。また、女性ならではのサービスとして『子宮頸がん検診無料ペアクーポンの進呈』『健康Q&Aサイト:カラダメディカの6ヶ月無料利用サービス』を付帯している。ライフカード Stellaでは、子宮頸がん啓発月間である毎年11月にショッピング利用した金額の0.5%を、「公益財団法人日本対がん協会」へ寄付する。寄付金は、日本対がん協会を通じて、子宮頸がんを含む、がんの啓発活動および検診の推進などに役立てられるという。また、12月1日より、LIFEサンクスプレゼント交換特典チャリティコースに公益財団法人「日本対がん協会」への寄付メニューを設置し、1口300ポイントよりLIFEサンクスプレゼント付帯の全ライフカード会員からの寄付を受付開始する。○商品概要カード名称:ライフカードStella(ステラ)~すべての女性が、キラキラ輝く前向きな人生が送れますように~年会費:初年度無料、次年度以降1250円(税抜)。ただし、170サンクスポイントで年会費無料コースに応募可能対象:満18歳以上の人(高校生を除く)付帯サービス:海外ショッピング利用金額の3%をキャッシュバック/日本対がん協会発行の子宮頸がん検診無料ペアクーポンを進呈(先着100名)/健康Q&Aサイト「カラダメディカ」6ヶ月無料利用サービス/LIFEサンクスプレゼント/JCBおよびライフカードの各種優待サービス付帯保険:海外旅行傷害保険(最大2000万円)/国内旅行傷害保険(最大1000万円)/シートベルト保険(最大200万円)
2014年11月26日アスクは21日、日本ヒューレット・パッカード製のワークステーション「HP Z Workstation」シリーズに、ZOTAC製グラフィックスカード「ZOTAC GeForce GTX 980 AMP Edition」を搭載したゲーム開発者向けモデルを発売した。「HP Z840 Workstation」「HP Z640 Workstation」、および「HP Z440 Workstation」の3モデルをラインナップ。いずれもツール不要のシャーシ、安全に持ち運ぶために本体に組み込まれたハンドル、ケーブル配線不要の設計を備え、メンテナンスのしやすさと高い拡張性を実現する。「HP Z840 Workstation」は、CPUがIntel Xeon E5-2600 v3ファミリー(2CPU対応)、メモリが最大2TB、HDDが最大6基といった構成が可能で、電源は1,125W。グラフィックスにZOTAC GeForce GTX 980 AMP Editionの搭載で最小構成時の価格は306,000円から。「HP Z640 Workstation」は、CPUがIntel Xeon E5-2600 v3ファミリー(2CPU対応)、メモリが最大256GB、HDDが最大4基といった構成が可能で、電源は925W。グラフィックスにZOTAC GeForce GTX 980 AMP Editionの搭載で最小構成時の価格は316,000円から。「HP Z440 Workstation」は、CPUがIntel Xeon E5-1600 v3ファミリー、メモリが最大128GB、HDDが最大4基といった構成が可能で、電源は700W。グラフィックスにZOTAC GeForce GTX 980 AMP Editionの搭載で最小構成時の価格は233,000円から。
2014年11月21日JALは「空の上のレストラン」をコンセプトに欧米線・豪州線・東南アジア線で展開している機内食、「スカイオーベルジュ BEDD(ベッド) by JAL」の冬メニュー(12月1日~)を発表した。そのひとつとして、「スープストックトーキョー(Soup Stock Tokyo)」と開発した「AIR スープストックトーキョー」を提供する。○到着前の食事として提供「AIRシリーズ」は、JALが有名店とコラボレーションして展開する機内食で、「スープストックトーキョー(Soup Stock Tokyo)」と展開するのは今回が初となる。素材の味を生かした「スープストックトーキョー」の食べるスープを機内でそのまま再現した。新メニューの「AIR スープストックトーキョー」は到着前の食事として、帆立と野菜のチャウダー、柚子胡椒風味のたらこパスタ、石窯パン、グレープフルーツを提供。「スープストックトーキョー」の店舗の雰囲気をイメージした木目調のトレイマットでサービスする。対象路線は、成田発シカゴ/ボストン/ニューヨーク/ロサンゼルス/サンディエゴ/フランクフルト/ヘルシンキ/パリ/シドニー線、羽田発ロンドン/パリ線のプレミアムエコノミー・エコノミークラスとなっている。
2014年11月18日JALは「空の上のレストラン」をコンセプトに欧米線・豪州線・東南アジア線で展開している機内食、「スカイオーベルジュ BEDD(ベッド) by JAL」の冬メニュー(12月1日~)を発表した。そのひとつとして「そらなっとう」をビジネスクラスの爽朝食で提供する。○石川県産の大豆と醤油を使用石川県産のエンレイ大豆で作られた「そらなっとう」のたれには、同じ石川県の大野醤油をたれに使用。里山里海が世界農業遺産に登録された能登半島の上空3,000mで、金沢大学・牧博士が三井物産の協力のもと納豆菌を発見し、採取に成功したという。石川県の城納豆食品がその納豆菌と石川県産の大豆を使用し、味わい深く匂いが控えめで、豆の風味が豊かな納豆に仕上げた。対象路線は羽田発ホノルル、シンガポール、ホーチミン、バンコクで、ビジネスクラスの爽朝食に提供する。
2014年11月18日JALは11月20日のボージョレー・ヌーヴォー解禁日限定で、国際線機内(一部路線を除く)および国内主要空港ラウンジにて、ボージョレー・ヌーヴォーを提供する。特に羽田空港国際線ラウンジでは、日付が変わると同時に提供を予定している。○ラウンジでは解禁と同時に提供JALは11月20日のボージョレー・ヌーヴォー解禁日限定で、国際線機内(一部路線を除く)および国内主要空港ラウンジにて、ボージョレー・ヌーヴォーを提供する。特に羽田空港国際線ラウンジでは、日付が変わると同時に提供を予定している。今回提供するボージョレー・ヌーヴォーの造り手であるピエール・フェロー社は、1882年創業の長い歴史と経験を誇る名門。年による品質のむらがなく、信頼のおける造り手として高く評価され、世界40カ国以上で親しまれている。なお、今年のボージョレーは「エレガントで味わい深く、とてもバランスがよい仕上がり」となっている。ボージョレー・ヌーヴォーの提供に合わせ、昨年に引き続き今年もメゾンカイザーによるJALオリジナルパン「PAIN AU BEAUJOLAIS (パン・オ・ボージョレー)」を用意。通常のパンの製造工程では水を使用するが、今回提供する「PAIN AU BEAUJOLAIS」は水をボージョレー・ヌーヴォーに替えて、この日のためだけに作り上げた特別なパンとなっている。なお、これらの品はなくなり次第、提供を終了する。ボージョレー・ヌーヴォー対象商品: ボージョレー・ヌーヴォー -ピエール・フェロー社-機内サービス対象路線: 日本とシカゴ、ボストン、ニューヨーク、ロサンゼルス、サンディエゴ、バンクーバー、サンフランシスコ、ホノルル、ロンドン、フランクフルト、ヘルシンキ、パリ、シドニー、シンガポール、クアラルンプール、ジャカルタ、デリー、マニラ、ハノイ、ホーチミン、バンコク、香港を結ぶ各路線(往復)対象クラス: ファーストクラス、ビジネスクラス対象ラウンジ: 成田空港(国際線)、羽田空港(国内線/国際線)、関西空港(国内線/国際線)、伊丹空港、中部空港(国際線)、新千歳空港(国内線)、福岡空港(国内線)JALオリジナルパン対象商品: 「PAIN AU BEAUJOLAIS (パン・オ・ボージョレー)」 -メゾンカイザー-機内サービス対象路線: 東京(成田・羽田)とシカゴ、ボストン、ニューヨーク、ロサンゼルス、サンディエゴ、バンクーバー、サンフランシスコ、ホノルル、ロンドン、フランクフルト、ヘルシンキ、パリ、シドニー、シンガポール、クアラルンプール、ジャカルタ、デリー、マニラ、ハノイ、ホーチミン、バンコク、香港を結ぶ各路線(片道)対象クラス: ビジネスクラス(洋食コースのパンのひとつとして提供)対象ラウンジ: 成田空港(国際線)、羽田空港(国内線ダイヤモンド・プレミアラウンジ/国際線)
2014年11月18日ジャックスはこのたび、杏林堂薬局と提携し、ポイントカード機能付きクレジットカード『杏林堂・JCBカード』並びに『杏林堂・Visaカード』の会員募集を8日より杏林堂薬局全店にて開始した。杏林堂薬局は、薬や化粧品に加え、食品・日用雑貨品などもメインカテゴリーとして販売するスーパードラッグストア。顧客の生活を幅広くカバーする「総合生活者ストア」として、また、地域医療の一翼を担う「相談薬局」として、静岡県西部および中部地区を中心に73店舗(2014年10月末現在)を展開しているという。このたび、募集を開始する『杏林堂・JCBカード / 杏林堂・Visaカード』は、杏林堂薬局各店はもちろん、国内外のJCBまたはVisa加盟店で利用すると「杏林堂クレジットポイント」が100(税込)ごとに1ポイント付与される。また、杏林堂薬局の「杏林堂ポイントカード」機能を付帯していることから、杏林堂薬局各店で利用の場合は、「杏林堂ポイント」と「杏林堂クレジットポイント」がダブルでたまる。さらに「杏林堂クレジットポイント」は、500ポイント以上100ポイント単位で「杏林堂ポイント」に交換できる商品設計となっている。同カードの会員募集は、杏林堂ホームページならびに杏林堂薬局全店舗で行い、初年度5万名のカード会員獲得を目指すとしている。
2014年11月13日JALとロイヤリティ マーケティング(以下、LM)は11月10日、業務および資本提携を発表。2015年春より、JALマイルとPontaポイントの相互交換サービスが開始される。○直接交換サービスは2015年春開始JALは、約2,840万人の会員を抱える「JALマイレージバンク」(以下、JMB)を、LMは提携社数81社107ブランド(11月1日時点)、国内約6,635万人(10月末時点)の会員を有する共通ポイントサービス「Ponta(ポンタ)」を運営している。両者は2010年3月より「JMBローソンPonta VISAカード」を通じてポイント交換サービスを提供してきたが、本提携により、さらにJALマイルとPontaポイントの利便性を高まる。2015年春からは、JALマイルとPontaポイントの相互交換サービスを開始する。JALマイルからPontaポイントへの交換は3,000マイルから可能で、3,000マイル以上1万マイル未満では1マイル/0.5Pontaポイント、1万マイル以上では1マイル/1Pontaポイントとなる。また、PontaポイントからJALマイルへの交換は2Pontaポイントから可能で、2Pontaポイント/1マイルとなる。このサービスは「JMBローソンPonta VISAカード」利用者でなくとも交換が可能。今後、会員の満足度をより高めていくために、両社は新しいサービスを提供していくという。なお、本提携において、JALはLMの第三者割当増資によって15%の資本参加を行った。LMの株主構成および所有割合は、三菱商事(47.37%)、ローソン(20.00%)、リクルートホールディングス(15.00%)、日本航空(15.00%)、ゲオホールディングス(2.63%)となっている。
2014年11月11日JALは10月29日、9月24日に発表したJAL顧客情報システムへの不正アクセスによるマイレージサービス「JALマイレージバンク(JMB)」の個人情報漏えいに関して、漏えい情報の特定とともに現在の調査状況を発表した。○最大73万件に変更はなし顧客情報システムの反応が遅くなる事象が発生した2日間(9月19日,22日)について、さらに詳細な調査を実施したところ、悪意のあるプログラムにより顧客情報データが抜き取られて漏えいした可能性のある顧客情報の件数は、約19万人分という見込みから7万9,093人分であることが判明した。また、新たに4,131人分の漏えいの事実が初めて判明したため、合計で8万3,224人の個人情報が漏えいした可能性が高いという。該当する4,131人には個別にeメール、郵送およびJMB会員ログインページにて連絡を行っている。この8万3,224人分のうち、最大約2万1,000件と報告されていた悪意のある外部サーバに送信されたデータ件数は、今回新たに判明した4,131人を含めて9,745件(通信量から試算した、実際に外部に送信されたデータ件数)であることが判明した。また今回、外部サーバに対して何らかの送信が開始された7月30日から9月18日までの詳細な調査により、ウィルスプログラムの試験動作で139人分の顧客情報が漏えいしている可能性が初めて判明した。該当となる顧客には、個別にeメール、郵送およびJMB会員ログインページにて連絡を行っている。なお、悪意のある外部サーバに送信されたデータ件数は、通信量から試算すると最大73万件である状況に変更はなく、現在、情報の特定のため引き続き調査を実施している。○キャンペーン登録情報などの漏えいの可能性も漏えいの可能性が疑われるのは、JALマイレージバンク会員の会員番号、入会年月日、名前、生年月日、性別、自宅情報(郵便番号・住所・電話番号・FAX番号)、勤務先情報(会社名・郵便番号・住所・電話番号(内線)・所属部門名・役職)、電子メールアドレス(パソコン、携帯メール)。パスワードおよびクレジットカード番号の漏えいは確認されていない。加えて、今回新たに漏えいの可能性が判明した139人については、キャンペーン登録情報やFLYON資格情報などの情報についても漏えいの可能性があるという。また、「Amazonギフト券への特典交換サービス」については、9月24日に再開を予定していたが、セキュリティ上の対応を進める必要が生じたため、再度延期している。現在、同システムにアクセスできるパソコンに対しては、外部への接続を停止するなどの必要な対応に加え、緊急セキュリティ対策を実施している。また、今後新たに社内に検証委員会を設置し、社内調査の検証や当社のITシステム全般に関わる問題点の検証などを行うことで、セキュリティの一層の強化などを行い、再発防止に向けて全力で取り組んでいるという。なお、さらなる事態の詳細な解明については、現在も社外のセキュリティ専門会社の協力を得ながら、原因を含めて調査を継続するとともに、警察機関とも連携を取りながら進め、新たな事実が分かり次第、あらためて発表するという。
2014年11月02日エイベックス・ミュージック・クリエイティヴ(以下エイベックス)と三井住友カードは30日、エイベックス所属アーティスト等と三井住友カードのコラボレーションカードの会員を対象に、AR用画像認識技術を応用したスマートフォン向けアプリケーション(アプリ)を提供し、マルチなコンテンツが展開できるサービスを開始した。アプリ配信は11月7日以降。第一弾として、30日に発行を開始する、アジアが誇るモンスターグループ「BIGBANG」とコラボレーションした「BIGBANGVISAカード」の会員に対し、専用アプリを提供し、BIGBANG関連の様々なコンテンツが楽しめるサービスを開始する。ARとは、Augmented Realityの略称で最新の拡張現実機能のことで、マーカーと呼ばれる予め決められた素材を撮影することで、スマートフォン上で「実際にはその場に無いコンテンツ」を楽しめる機能。同サービスは、ARで用いられる画像認識技術を活用しBIGBANG VISAカードの券面画像をスマートフォンで撮影し取り込むことで、専用アプリにログインすることができ、動画やゲーム、クイズなどBIGBANG関連の様々なコンテンツを楽しむことできるという。クレジットカードの券面をマーカーとして認識して展開するサービスは、世界初(10月現在リコー調べ)の事例だという。提供するアプリケーションは、リコーの「Clickable Paperサービス」をもとに、エイベックスとリコーが共同開発したもので、このたび、三井住友カードとBIGBANGのコラボレーション企画に展開した。三井住友カードとエイベックスは、2013年よりエイベックス所属アーティストとのコラボレーションカードを次々と発行しており、今後は、これらのカード会員に対しても、専用アプリを活用したコンテンツサービスの展開を予定しているという。エイベックスと三井住友カードは、今後もエイベックス所属アーティスト等とコラボレーションしたクレジットカードの発行、およびカード会員向けの様々なサービスの展開を図っていくとしている。
2014年10月31日日本航空(JAL)は10月29日、9月に起きたJAL顧客情報システムに対する不正アクセスの中間報告を同社Webサイトで発表した。不正アクセス確認後の発表より変わった点では、情報が漏えいした可能性のあるユーザー数が約19万名分から7万9093名に減少した。また、更に詳細な調査を行なったところ、新たに4131名のユーザー情報が漏えいした可能性があることがわかったという。4131名のユーザーについては、個々人の特定ができており、今後、個別にEメールや郵便、JMB会員ログインページで連絡を行なうとしている。また、悪意のある外部サーバーに送信されたデータ件数は、最大で約2万1000件としていたが、今回新たに特定した4131名を含む9745件であることがわかった。これは、通信量から試算し、実際に外部に送信されたデータ件数としている。なお、こうした詳細な漏えい数などは判明しているものの、悪意のある外部サーバーに送信された可能性があるデータ件数は、通信量からの試算で最大73万件に変わりはないとしている。ほかに、新たに判明した事実として、システムにスローレスポンスが発生していた9月19日と22日以前に、139名分のユーザー情報が漏えいしていた可能性があることも明らかにした。該当ユーザーには、今後個別に連絡を行なうとしている。なお、漏えいした情報は会員番号(お得意様番号)入会年月日名前誕生日性別自宅の郵便番号、住所、電話番号、FAX番号勤務先の会社名、郵便番号、住所、電話番号(内線)、所属部門名、役職メールアドレス(PC、携帯)で、これらの情報は暗号化処理などを行なっておらず、平文で保存していた。一方で、同社によるとパスワードとクレジットカード番号については漏えいしていない。
2014年10月29日JALは10月24日、北海道エアシステム(以下、HAC)の株式について10月23日付けで51.2%を保有することとなり、HACがJALグループに加わったことを発表した。○出資比率51.23%で筆頭株主にHACは札幌(丘珠)=利尻、函館=奥尻の離島路線を含む、道民にとって重要な北海道のネットワークを担っている。HACをJALグループ化することにより、JALが持つ販売チャンネルやノウハウを活用した販売促進やJALグループのコスト競争力を活かし、HACの経営力の強化を図るという。JALは経営破綻後の2011年にグループからHACを切り離し、HACは北海道が筆頭株主となって運営されてきた。今回の再グループ化にあたり、JALは北海道などからHAC株を買い戻し、出資比率を14.49%から過半数を占める51.23%に引き上げた。HAC所在地: 札幌市東区丘珠町丘珠空港内代表取締役社長: 田村 千裕事業内容: 航空運送業・航空機使用事業資本金: 490百万円売上高: 約 2,500百万円(2014年3月期)従業員数: 77名(2014年3月末時点)
2014年10月24日アスクは20日、日本ヒューレット・パッカード製ワークステーションと、アスクが取り扱うグラフィックスカードとの組み込み販売を開始すると発表した。日本ヒューレット・パッカードが標準で提供していないワークステーション向けグラフィックスカードに対し、アスクと共同で製品評価することで、多様化するユーザーニーズに対応するという。アスクは、AMD FireProシリーズやNVIDIA Geforceシリーズに加え、複数枚のNVIDIA Quadroシリーズの同期を取るQuadro Syncを提供する。具体的な製品は以下の通り。製品の詳細については、アスクや日本ヒューレット・パッカードのWebサイトで随時紹介するという。また、10月下旬より日本ヒューレット・パッカードが販売を予定するワークステーション「Zシリーズ」の新モデル(Z440/Z640/Z840)に関するテスト、および同梱出荷については準備が整い次第対応するという。
2014年10月21日Twitterは10月17日、iOS・Androidのアプリ向けにTwitterの新たな音楽再生機能「オーディオカード」を発表した。オーディオカードは、アーティストが投稿した音源をTwitterのタイムライン上で再生できる機能。SoundCloudとiTunesの協力の基、一部のアーティストで試験的に導入する。パリ出身のDJのデヴィッド・ゲッタがリミックス音源を公開したり、シカゴ出身のチャンス・ザ・ラッパーが70万人がニューシングルを公開するなど、すでにオーディオカードが活用されている。Twitterの利用者は、アーティストが投稿したオーディオカードを自分のタイムライン上でタップすることで、拡大画面に切り替えて直接音楽を再生できる。画面には、曲の早送り/巻き戻し、一時停止などの再生機能がある。矢印マークをタップしてプレーヤーの画面を縮小表示すれば、別のページを行き来しながらも継続して再生できる。
2014年10月20日サンディスクは10月17日、SDカードとして世界最大容量となる512GBの「サンディスク エクストリーム プロ SDXC UHS-Iカード 512GB」を発表した。価格はオープンで、12月の出荷開始を予定している。「サンディスク エクストリーム プロ SDXC UHS-Iカード 512GB」の書き込み速度は最大90MB/秒に達しており、UHSスピードクラス3(U3)が定義する30MB/秒を大きく超えている。転送速度は最大95MB/秒で、記録容量、速度とも4K動画の撮影に適している。耐温、耐水、耐衝撃、耐X線のテストをパスしており、無期限保証が付属する。512GBのほか、256GBと128GBの製品も発売する。
2014年10月17日日本航空(JAL)と大日本印刷(DNP)は、空港内におけるiBeaconを活用した搭乗便情報の提供サービスに関する実証実験を10月9日より開始したと発表した。今回の実証実験で活用するiBeaconは、Appleが2013年に発表したBLE(Bluetooth Low Energy)を用いた端末の接近検知方式となる。DNPは、空港におけるiBeaconの配置計画やアプリとの連携に関する技術開発支援を担当。両社は、「JAL Countdown」アプリにiBeaconを活用した新機能を追加することで、空港内におけるiBeacon活用を検討する。実証実験では、利用者が搭乗日当日に搭乗手続を済ませ、空港の保安検査場に近づくと、スマートフォンがiBeaconに反応し、「JAL Countdown」アプリ宛にプッシュ通知でお知らせが届く。お知らせをタップするとアプリが起動し、運航状況や搭乗口、搭乗開始時刻を確認できるというもの。同サービスは、新千歳や仙台、成田、羽田、小松、伊丹、関西、広島、松山、福岡、那覇、熊本、鹿児島といった空港で提供される。また、今回両社は、同アプリから搭乗用バーコードを表示できる「QuiC」ボタンへの案内をわかりやすく改善。同ボタンを押すと搭乗用バーコードが表示されるほか、保安検査場や搭乗口にかざすと、タッチ&ゴーでスムーズな搭乗を実現する。なお、同アプリはApp Storeにて入手可能で、iOS7.1.2以上搭載のiPhoneにて利用可能。「お客さま情報」を登録後、設定画面でBluetoothとプライバシー内の位置情報サービスをオンにすることで、搭乗日当日の予約がある場合に、プッシュ通知が配信される。
2014年10月14日Androidアプリ版の「Dropbox」で、Dropbox内のファイルをSDカードにエクスポートできるようになった。SDカードへのエクスポートは、10月1日にGoogle Playで配信開始になったDropboxアプリのv2.4.5.10の新機能。SDカードスロットを備えるAndroid端末で利用できる。エクスポートするには、ファイルごとにQuick Actionボタンをタップし、[詳細]の[エクスポート]からSDカードを選択する。Dropboxアプリでは[お気に入り]としてマークすることでファイルをオフラインで使えるが、内蔵ストレージを用いた「お気に入り」機能に保存できなくなっても、SDカードへのエクスポートを使ってオフラインでファイルにアクセスできるようになる。Dropboxによると、SDカードへのエクスポートはAndroid版のユーザーから強く要望されていた機能の1つだった。このほかv2.4.5.10では検索性能とAndroid Lサポートが改善されている。
2014年10月02日千葉銀行は10月1日、ジェーシービー(以下JCB)と提携し、国内で初めてというJCBブランドのブランドデビットカードである「ちばぎんスーパーカード<デビット>」の取扱いを開始した。「ちばぎんスーパーカード<デビット>」は、全世界のJCB加盟店でショッピングを利用すると、即時に口座から引落しになるデビットカードならではの機能に、JCB提携の海外ATMにて預金を現地通貨で引出せる海外預金引出機能を加えた新しいデビットカード。また、同行と預金取引がある15歳以上(中学生除く)の人であれば誰でも申込みが可能で、同行限定の「地域優待サービス」の対象カードでもあるので、顧客にとって大変使い勝手が良く、「おトク」である他、千葉県内の地域経済の活性化にも寄与するものと考えているという。○「ちばぎんスーパーカード<デビット>の主な特徴利用の都度口座から即時引落し、だから現金代わりに利用可能買い物と同時に普通預金口座から引き落としになるため、現金代わりに使うことができる。一部加盟店の利用分は、即時で引落しにならない場合がある15歳以上(中学生除く)から申込みが可能クレジットカードと異なり、15歳以上(中学生除く)で同行口座を保有する顧客は原則スーパーカード<デビット>を持つことができる。(満20歳までは年会費無料)JCB加盟店約2,700万店にて利用可能インターネットショッピングはもちろん、世界中のJCB加盟店にて利用できる。一部加盟店では利用できない場合がある海外預金引出サービスJCBが提携するCirrus(マスターカードが提供する国際的なATMのネットワーク)等の海外ATM・CDで預金を現地通貨で引き出せる利用特典(1)利用金額1,000円につき1ポイント(5円相当)を付与する(2)「地域優待サービス」の対象カードとなる県内を中心に35社、約2,850店舗の「ちばぎんパートナー」にてポイント優待や提示割引サービスなどを提供するとしている。
2014年10月01日全日本空輸(以下ANA)と三井住友カードは10月1日、ANAと三井住友カードが発行する「Visa」、「MasterCard」ブランドのANAカードに、従来の「楽天Edy」に加え、後払い電子マネー「iD」機能を標準搭載する。後払い型電子マネーと、プリペイド型電子マネーが1枚のカードで利用可能となるのは、航空系カードで初めてのことだという。従来、ANAカード会員が「iD」を利用したい場合、ANAカードとは別におサイフケータイ型もしくは専用カード型の「iD」を申込みしていた。このたびANAカードに「iD」を標準搭載することにより、ANAカード会員は別途申込みすることなく「iD」を利用できるようになるという。「iD」はコンビニや自動販売機などをはじめ、少額決済シーンでも幅広く使えるチャージ不要の後払い電子マネー。「iD」の利用金額に応じ、クレジットカードの利用分とあわせ三井住友カードのワールドプレゼントのポイントが貯まり、ANAマイルに交換できる。顧客にとっては、ANAマイルをより便利に貯められる機会の増加につながるとしている。ANAと三井住友カードは今後も協力し、ANAカード会員の人たちに満足してもらえる商品・サービスを展開していくとしている。
2014年10月01日羽田空港国際線ターミナルで、9月27日、「空の日フェスティバル 2014」と題し、JAL歴代の客室乗務員の制服のファッションショーが開催された。これはJALとその連結子会社であるJAL エクスプレス(以下、JEX)による、10月1日の合併前の最初で最後の制服ファッションショーとして開催されたもの。JAL エクスプレスとしては初めて制服のショーを行った。羽田国際線ターミナルの江戸舞台に、旧日本エアシステムや旧日本航空、そしてJAL エクスプレスの客室乗務員の歴代制服を、総勢15名の客室乗務員が着用して次々と登場した。JAL初代から、2、4、5、6、7、9 代目、現役という具合に順を追ってウォーキング。制服にはそれぞれの時代のトレンドが如実に反映されており、このショーには1971年から今年までの歴史を一気に振り返ることができる面白さがある。パワフルなオレンジのツーピースは71年より着用された2代目で、いかにもスィンギンロンドンを思わせるミニスカート。カラーは当時の期待塗装のオレンジにマッチさせたものだそう。旧日本航空の8代目は87年に完全民営化を記念して作られたもので、パワーショルダーのミリタリー調のツーピースだ。97年、ボーイング777-200の登場に合わせて作られた5代目の制服は、ボーダーの長袖Tシャツをレイヤードしたアクティブな印象。歴代のデザイナー陣も、森英恵や稲葉賀恵、丸山敬太といった著名な顔ぶれがそろう。これらの制服は当時のスカイキャスト(客室乗務員)のニーズや、流行のファッションを取り入れており、歴代制服を通し、近現代からの時代の変遷をかいま見ることができた。
2014年09月30日JALは9月24日、顧客情報管理システムにアクセスできる同社のパソコンの一部に悪意のあるプログラムが仕込まれていたことが判明した件で、JALマイレージバンクの顧客情報のアクセスが認められた2日間で約19万人分であると推定(9月29日現時点)。そのうちの最大約2万1,000件が、悪意のある外部サーバーに送信されていることが判明したという。○最大約2万1,000件が悪意のある外部サーバーに送信同社はJALマイレージバンクの顧客情報が最大で75万件流出した可能性があることを発表しているが、システムに動作が遅くなる現象が発生した2日間(9月19日、22日)について詳細な調査を実施したところ、漏えいした可能性の高い顧客情報の件数はこの約19万人分であると推定されている。そのうちの最大約2万1,000件が、悪意のある外部サーバーに送信されていることが判明したが、送信された情報の特定はまだできていない。個人情報の漏えいの可能性の高い約19万人に対しては、個別にメール、郵送およびJMB会員ログインページにて案内している。上記2日間以外での情報漏えいの可能性などについて、原因を含めてこれからも調査を継続しており、警察機関とも連携を取りながら進め、新たな事実が分かり次第、随時発表していく。現状、パスワードおよびクレジットカード番号の漏えいは確認されておらず、特典交換などのマイレージプログラムは通常どおり利用できる。ただし、「Amazonギフト券への特典交換サービス」については再開を延期している。漏えいの可能性があるのはJALマイレージバンク会員の顧客情報の一部で、現状、パスワードおよびクレジットカード番号の漏えいは確認されていない。具体的には、会員番号、入会年月日、氏名、誕生日、性別、ご自宅(郵便番号・住所・電話番号・FAX番号)、勤務先(会社名・郵便番号・住所・電話番号(内線)・所属部門名・役職)、電子メールアドレス(パソコン、携帯メール)の情報が漏えいした可能性があるという。また、当面の対応として、同システムにアクセスできる全てのパソコンに対し、外部への接続を停止するなどの必要な対策を実施。今後の調査結果をふまえ、再発防止に向けて全力で取り組んでいくという。今回のトラブルに対する問い合わせ窓口など、詳細はホームページを参照。
2014年09月30日LIXILは、クレディセゾン、コイニーと提携し、スマートフォンやタブレットを使ったカード決済サービス「LIXILリフォームカード決済サービス」を10月1日から順次開始する。リフォーム完了時にその場でクレジットカード決済が可能になる。同サービスは全国約400店のフランチャイズチェーンで構成する「LIXILリフォームチェーン」加盟店により10月1日から順次提供される。FC加盟店は、モバイルデバイスにコイニーが提供する「Coineyリーダー」を接続し、リフォーム工事完了時に、クレジットカードによる決済が行える仕組み。取扱いカードはセゾン・UCカードほか、VISA、MasterCardとなる。決済の上限金額は税込み350万円まで。なお、今回の提携で、セゾンカード・UCカード会員が同サービスを利用すると、「永久不滅ポイント」が通常の2倍(1,000円ごとに2ポイント)になる優遇サービスも開始する。ただし、永久不滅ポイント対象外カードは優遇サービスから除く。(記事提供: AndroWire編集部)
2014年09月29日