【音楽通信】第102回目に登場するのは、国内外で活躍し、豪華なアーティストとのコラボレーションでも話題を呼んでいる、MONDO GROSSO(モンド・グロッソ)!歌番組とジュークボックスから音楽を知る【音楽通信】vol.102音楽家、DJ、プロデューサーなど、幅広く活躍する大沢伸一さんのソロプロジェクト「MONDO GROSSO」。1991年に京都でバンドとして結成、1993年にメジャーデビューし、ヨーロッパツアーを行うなど国内外で活動。1996年のバンド解散後は、大沢さんのソロプロジェクトとなり、2021年に結成30周年、2023年にデビュー30周年が控えています。常に革新的な音楽性を届けるMONDO GROSSOが、2022年2月9日にニューアルバム『BIG WORLD』をリリースされたということで、音楽的なルーツなどを含めて、お話をうかがいました。――あらためまして、そもそも大沢さんが小さい頃音楽に触れたきっかけや、影響を受けたアーティストからお聞かせください。僕の小さい頃というと、1970年代になるのですが、テレビの歌番組から聴こえてくるものが、音楽の一番のインプットでした。いまのようにインターネットがない時代ですから、テレビやスーパーマーケットでかかっている音楽に触れる機会が多かったんです。意外かもしれませんが、スーパーや百貨店と大きな違いはなく、大きなスーパーにはブティックみたいなものがあったりするんですね。そのフロアには、2台ぐらい、ジュークボックスがあったんです。当時、感度の高い人はそういったお店の音楽を共有する感じがあって、音楽をかけに行く人が多くて。お店に有線放送もなければ、BGMもなかった時代のことです。そういうところで自分の好きな音楽をかけていましたね。そこでおねえさんと仲良くなったり、「この曲何?」と聴いたり。そういう意味では、マセガキだったかもしれませんね(笑)。洋楽に出会ったのもそこでしたし、年の離れた兄と姉もいるので、家族からの影響も大きかったです。わりと小さいときから、音楽に興味を持っていました。――当初MONDO GROSS0はバンドで、いまは大沢さんのソロプロジェクトとなりますが、もともと楽器に興味を持たれたのはいつ頃からなのですか。楽器自体は、小学校高学年からブラスバンド部に入って、トランペットをやるようになりました。学校で習うことだけなので、たいしたことはできなかったんですが、楽器が好きで。僕はいまでも楽譜が読めませんし使わないのですが、トランペットのようなマウスピースがあるような楽器は、口のかたちと指との組み合わせで音階を作るので、たとえば隣の人と指で押さえるところが違っても同じ音が出せるんですね。なので、楽譜を見なくても曲を覚えて、自分の型で自由にできるところが気に入って「楽器っておもしろいな」と。それからは、中学生ぐらいのときに、家にあった父親のクラシックギターを弾いてみたりしていました。――2021年に結成30周年、2023年にデビュー30周年が控えていますが、振り返っていかがでしょうか。初期はバンドだったので、僕ひとりのものじゃなかったのですが、そのあと自分ひとりになって、とりもなおさずMONDO GROSSOというプロジェクトはひとりでは何もできないんですよね。誰かと出会って、コラボレーションすることで、何かケミストリーが生まれて音楽になることがほとんど。バンドのグループのなかにいてもいなくても、さまざまな人たちと交わって何かやってきたという歴史だと思います。音楽を通して現状をどう考えていくかがテーマ――2022年2月9日にニューアルバム『BIG WORLD』をリリースされましたが、どのような思いをこめた作品でしょうか。いま人類が一斉に同じ条件のもとに行動を制限されていますが、この状況に居合わせたひとりとして、世界が変わってしまったけれど、もとに戻るのではなく、変わり続けていくという事実に直面したときに「音楽の役割はなんだろう、僕にとっての音楽はなんだろう」と思ったんです。これまでもアルバムをリリースするごとに、音楽のスタイルが変わることは多かったのですが、今回は「音楽を通してこの状況をどう考えていくのか」ということが、僕の制作のテーマになりました。――2曲目「IN THIS WORLD feat. 坂本龍一」は、病気療養中の坂本さんがピアノで参加され、UAさんの歌詞を満島ひかりさんが歌うという面でも注目を集めていますが、こういったコラボレーションのアイデアやオファーはどのようにしていったのでしょうか。僕を含む制作チームとともに、コンセプトに参加するスタッフがいて、その仲間と人選しています。僕の役割は、音楽をきちんとかたちにすること。だから、音楽以外の部分では、外部の意見を大胆に取り入れています。実は「IN THIS WORLD feat. 坂本龍一」は、最初このキャスティングにしようと思っていたわけではありません。僕が最初にピアノでメロディをつけたスケッチを作って「この曲どうしたもんかね?」とスタッフに聞くと、「歌メロのつもりで大沢さんが作ったのかもしれないけれど、ピアノのメロディ自体は残して、歌をのせて坂本さんとやるのはどうですか?」という提案があって。「じゃあボーカルは(満島)ひかりちゃんに頼んでみようか」となり、「UAに歌詞を書いてもらったら」とみんなから意見が出てくるということです。僕が出すアイデアもありますが、キャスティングに関しては、みんなの声を入れて採用していくようになりました。いまと違って、以前は「この人とこの曲をやりたい」という気持ちが強い時期もありましたが、大きな変化ですね。――どうしてお気持ちが変化されたんでしょうか?自分で全部決めることに飽きたんですよね。自分の考えだけで構築していくのも面白いのですが、どこかでマンネリ化してしまうことを危惧してスタイルを変えたというのが一番かもしれないですね。自分だけだと、こんなコードを作ると、僕だったらこうするという定石が決まってくるから。僕は決まったことの形を変えて何度も出すタイプのクリエイターではなく、1ミリでも新しいものを作りたいので、新しいアイデアのもと、変化させていくものを自分以外に求めていくほうが得策だなと。ましてやMONDO GROSSOは外部を巻き込んでやっていくアメーバのようなプロジェクトなので、一番中核にある音楽の作り方ですら、外部の意見を取り入れたほうがもっと大きくなれる、細胞分裂に近いかたちだと考えています。――5曲目「OH NO!」は4人組バンドのCHAIと、9曲目「幻想のリフレクション」は(Original Loveの)田島貴男さんとの楽曲ですが、若手からベテランの方まで多彩なアーティストの方々が集結していますね。今回、大沢さんご自身がお声がけされたのはどの方なのですか。具体的に「この人でやろう」と決めたのはCHAI、どんぐりず、田島くんですね。たとえばCHAIは、非常におもしろい存在だと思っていて、一緒に何かやってみたいとお願いしました。田島くんは、今回の曲の前に、ずっとお蔵入りになっていたデモがあって。スタッフから「あの曲もったいないからやりましょう」とすすめられて、僕は「この曲だったら田島くんに頼むのがおもしろいかな」という話をしたんです。でも、そこからメロディを考えてもしっくりこなくて。田島くんが歌うことが決まった、レコーディングの2週間ぐらい前に曲を書き直して、当初の曲とは違うまったく新しい曲になりました。こうして3段階ぐらい内容が変わっているんですが、制作がギリギリのときでもやれるということも、MONDO GROSSOの醍醐味です。――8曲目「迷い人」は、EGO-WRAPPIN’の中納良恵さんがバラードで語りかけるように歌う楽曲ですが、中納さんとも初コラボですね。そうです、スタッフから出たアイデアで、「MONDO GROSSOと中納さんの声は合うはずだから」と。僕も昔からもちろんEGO-WRAPPIN’は知っていますし、前作でもオファーをさせていただいたのですが、タイミングが合わなくて。中納さんも慎重な方なので、何度もご依頼して、今回はタイミングが合って、受けていただきました。コラボレーションとしては、昔ながらの手法もありながらのすごく実験的な曲にもなっています。――以前も起用されていますが、7曲目の「STRANGER」は、乃木坂46の齋藤飛鳥さんがボーカリストとなりますね。今回は共同プロデュースでクレジットもされている友人から、「大沢さんの楽曲でもう1度、齋藤さんに歌ってもらい、なおかつシューゲイザー(浮遊感もある歪ませた轟音ギターサウンド)をやってみたい」という曲のスタイルの提案まであったんです。ここまでくると、MONDO GROSSOというものの許容性も問われているといいますか、どこまで外部のお題を取り入れてすら、MONDO GROSSOとしての根幹が揺るがない音楽ができるのか。音楽プロジェクトでもありますから、これからも大胆なアイデアの取り入れ方をしていくと思います。――2003年に「Love Addict」をプロデュースされるなど交流のある中島美嘉さんが歌う11曲目「OVERFLOWING」は、以前アレンジを担当されたシンガーソングライターの大森靖子さんが共作詞となりますね。この曲は、アルバムで最初にスケッチを始めた曲で、最初は自分で詞も書いていたんです。詞とメロディがなんとなくできあがったものの、コロナ禍の初期に書いたもので詞に感情が入ってしまいすぎて、誰に歌ってもらうかを決める頃には、けっこう自分とは歌詞が遠いものになっていったんです。だから、これを引き受けてもらえて、なおかつ(中島)美嘉ちゃんが歌うということを考えたときに、詞は「大森さんしかいないだろう」と僕がキャスティングしました。そんななかで、どうしても僕がここだけは使ってほしいという歌詞の一部だけを残して、大森さんの詞を採用して。後日、当初僕が書いたけれど採用しなかった歌詞のパートと、彼女が書いたものが重なっていたり、同じような文言が使われていたりしたことがわかりました。――具体的にいいますと歌詞のどの部分でしょうか?「昨日、今日、東京、妄想、そう」という部分。“東京”というキーワードは彼女も最初のラフの段階にあったそうで、あまりにも自分の色が出すぎてMONDO GROSSOに合わないかと書かなかったと。「大沢さんがここを残してほしいと言ってきたときにびっくりした」と言っていましたね。「溢れ出す」という言葉も歌詞にあるのですが、彼女も最初に同じ文言を入れて歌詞をあげてきたときは、共感覚といいますか、同じようなインスピレーションをこのメロディから感じていたのかなと思いました。――12曲目は、アルバムのタイトル曲でもある「BIG WORLD」となりますが、大沢さんのユニット「RHYME SO(ライムソー)」のRHYMEさんが歌っている曲ですね。RHYMEが「BIG WORLD」という曲を作ってきたのですが、MONDO GROSSOを英語で言い直すと「BIG WORLD」でもあり、おもしろいのでタイトルにしました。これはRHYMEの世界ですね。もっと活動の場を広げていきたい――お話は変わりますが、よろしかったら普段のご様子もお聞かせください。音楽活動以外のときはどのようにお過ごしですか。いまはスタジオに来てこの取材を受けていますが、結局は普段もスタジオに来て音楽を作っていますね。家の中にも何か所かに音楽をスケッチできる場所を設けておいて、時にスケッチすることもあります。あとは、家にテレビがないので、プロジェクターで映画やドラマを観ることもありますし、本も読みます。そしてこの2年ぐらい、独自で環境問題に取り組むようになって、古着のリメイクプロジェクトなどにも携わっているので、あまり家でじっとすることが少ないですね。表に出ていろいろな人と打ち合わせをしたり、オンラインで話をしたりしています。――大沢さんは、たくさんの才能あるアーティストと組まれていますが、たとえば自分にそれほど自信がないとしても、才能を磨きたいときにはどうしていけばよいと思われますか。日本の女の子は、自己肯定感が少ないと聞いたことがあります。たとえば音楽のクリエイションを考えるとしたら、日本に限ってですが、実際に音楽を始めようと行動する人と、音楽がめちゃくちゃ好きで詳しくていろいろなものを聴いて日々楽しむ人の違いを比べると、実は音楽をたくさん聴いている人のほうがおもしろいものを作れる素養が高いと感じています。音楽を始める人の中には、カラオケに行って好きな曲をたくさん歌って、まわりの人から「うまい! プロになれるよ、オーディションに行きなよ」と言われてオーディション行ってしまうような例があったりします。でも、本当に音楽が好きな人はそうではなく「いやいや、私なんてそんな」と行動しない。すごく音楽が好きで、いろいろなところで音楽を聴いている人の感性のほうが、音楽を生み出すうえでは非常に重要。だから今回のアルバムにしても、僕のまわりのそんな人たちの意見を採用するのは、そういうところなんですよね。もし自分で自分の才能に気づいていないとしても、すごくニッチに何かを追求しているようなことがあるとすれば、それはもしかしたらまわりの人や専門の人からみたら、その深さはすごいものなのかもしれません。だから僕は、好きなことがあるんだったら、誰かの評価を気にするのではなく、極めてみるのが一番だと思います。たとえば古着が好きだったら、古着の知識を極める。いまはインターネットでなんだって情報を集められますし、東京にある古着屋を全部制覇してみるとか。人から見たら、何をやってるの? ということでも、真剣に達成してみることは、意外と悪くないと思います。――いろいろなお話をありがとうございました。では最後に、今後の抱負をお聞かせください。今後、MONDO GROSSOとしてのDJツアーも予定していますし、その後はRHYME SOや大沢伸一としての個人名義のアルバムも考えているんです。そして音楽以外のクリエイションや、いままでやってこなかったようなコラボレーションも企画しているので、もっと活動の場を広げていきたいと思います。取材後記多彩なアーティストとコラボレーションされ、常に魅力的な音楽を放ち続ける、MONDO GROSSOこと大沢伸一さん。カラーの違うボーカリストたちの個性がより輝き、聴き手のほうへと響くサウンドを届けてくれるのは、大沢さんだからこそですよね。そんなMONDO GROSSOのニューアルバムをみなさんも、ぜひチェックしてみてくださいね。取材、文・かわむらあみりMONDO GROSSOPROFILE大沢伸一がリーダー兼ベーシストのバンドとして93年にメジャーデビュー。世界的なアシッドジャズのムーブメントの中、ヨーロッパツアーも行う。1996年にバンドは解散し、大沢のソロプロジェクトとなる。以降も常に革新的な音楽性を求めながら、「LIFE feat. bird」を収録した『MG4』、「Everything Needs Love feat. BoA」を収録した『NEXT WAVE』などヒット・アルバムをリリースして2003年に休止。2017年に14年振りとなるアルバム『何度でも新しく生まれる』、2021年に結成30年の軌跡を辿る『MOMDO GROSSO OFFICIAL BEST』をリリース。2022年2月9日、ニューアルバム『BIG WORLD』をリリース。InformationNew Release『BIG WORLD』(収録曲)01. INTRO02. IN THIS WORLD feat. 坂本龍一 [Vocal:満島ひかり]03. FORGOTTEN [Vocal:ermhoi (Black Boboi / millennium parade)]04. B.S.M.F [Vocal:どんぐりず]05. OH NO! [Vocal:CHAI]06. 最後の心臓 [Vocal:suis (ヨルシカ)]07. STRANGER [Vocal:齋藤飛鳥 (乃木坂46)]08. 迷い人 [Vocal:中納良恵 (EGO-WRAPPIN’)]09. 幻想のリフレクション [Vocal:田島貴男 (Original Love)]10. CRYPT [Vocal:PORIN (Awesome City Club)]11. OVERFLOWING [Vocal:中島美嘉]12. BIG WORLD [Vocal:RHYME]2022年2月9日発売*収録曲は全形態共通。(通常盤)RZCB-87060(CD)¥3,300(税込)(初回生産限定盤)RZCB-87060/B(CD+Blu-ray Disc)¥4,950(税込)*スマプラ対応。【Blu-ray収録内容】01. IN THIS WORLD feat. 坂本龍一 [Vocal:満島ひかり] MUSIC VIDEO02. STRANGER[Vocal:齋藤飛鳥 (乃木坂46)] MUSIC VIDEO03. FORGOTTEN[Vocal:ermhoi (Black Boboi / millennium parade)]MUSIC VIDEO取材、文・かわむらあみり
2022年02月09日ermhoi(エルムホイ)が歌唱する、大沢伸一/MONDO GROSSO(モンド・グロッソ)の新曲「FORGOTTEN」が配信リリース。ermhoi×MONDO GROSSOの新曲「FORGOTTEN」ermhoiは、King Gnu(キングヌー)常田大希率いるミレニアム・パレード(millennium parade)のヴォーカルや、Black Boboi(ブラックボボイ)のメンバーとしても活躍するアーティスト。今回は大沢伸一によるソロプロジェクト・MONDO GROSSOの新曲「FORGOTTEN」にボーカルとして参加した。新曲「FORGOTTEN」は、楽曲が収録されるアルバム『BIG WORLD』のテーマ“変わってしまった世界、さらに変わっていく世界の中で、心の在処を探し続ける音楽の旅”に関連し、“忘れているものを思い出そう”というメッセージを込めた楽曲。ミュージックビデオは、「GHOST CLUB」主宰のVRクリエイターの0b4k3(オバケ)が務めており、2D版、360°版、VR版の3バージョンで展開する。なお、新曲「FORGOTTEN」が収録されるMONDO GROSSOの最新アルバム『BIG WORLD』は、2月9日(水)に発売。アルバムには、ermhoiのほかにも、中島美嘉、乃木坂46の齋藤飛鳥、ヨルシカのsuis、Awesome City Club(オーサムシティクラブ)のPORIN、坂本龍一、満島ひかりら豪華アーティストが参加している。【詳細】■MONDO GROSSO 新曲「FORGOTTEN」[Vocal:ermhoi (Black Boboi / millennium parade)]配信日:2022年1月26日(水)■MONDO GROSSO 最新アルバム『BIG WORLD』CD発売日:2月9日(水)・CD+Blu-ray<初回生産限定盤デジパック仕様> 4,500円・CD<初回盤デジパック仕様> 3,000円<CD収録内容>※共通1. INTRO2. IN THIS WORLD feat. 坂本龍一[Vocal:満島ひかり]3. FORGOTTEN[Vocal:ermhoi(Black Boboi / millennium parade)]4. B.S.M.F[Vocal:どんぐりず]5. OH NO![Vocal:CHAI]6. 最後の心臓[Vocal:suis(ヨルシカ)]7. STRANGER[Vocal:齋藤飛鳥(乃木坂46)]8. 迷い人[Vocal:中納良恵(EGO-WRAPPIN’)]9. 幻想のリフレクション[Vocal:田島貴男(Original Love)]10. CRYPT[Vocal:PORIN(Awesome City Club)]11. OVERFLOWING[Vocal:中島美嘉]12. BIG WORLD[Vocal:RHYME]<Blu-ray収録内容>1. IN THIS WORLD feat. 坂本龍一[Vocal:満島ひかり]MUSIC VIDEO2. STRANGER[Vocal:齋藤飛鳥(乃木坂46)] MUSIC VIDEO3. FORGOTTEN[Vocal:ermhoi(Black Boboi / millennium parade)]MUSIC VIDEO
2022年01月30日大沢伸一のソロプロジェクトMONDO GROSSOのニューアルバム『BIG WORLD』に、満島ひかりが参加することが発表され、併せて全トラック・リストが公開された。2022年2月9日にリリースされる今作には満島のほかに中島美嘉、田島貴男(Original Love)、中納良恵(EGO-WRAPPIN’)、齋藤飛鳥(乃木坂46)、suis(ヨルシカ)、PORIN(Awesome City Club)、CHAI、ermhoi(Black Boboi / millennium parade)、どんぐりず、RHYMEといった豪華ボーカリストが参加。作詞ではUA、大森靖子、大和田慧らが参加しており、「STRANGER[Vocal:齋藤飛鳥(乃木坂46)]」「幻想のリフレクション[Vocal:田島貴男(Original Love)]」など大沢自ら作詞している楽曲も収録される。最終発表となった満島は、大沢伸一作曲・UA作詞の「IN THIS WORLD」にボーカリストとして参加する。満島はMONDO GROSSOが2017年にリリースしたアルバム『何度でも新しく生まれる』でもコラボしており、その時の楽曲「ラビリンス」Music Videoは再生回数3000万回超えとなっている。また、満島ひかりがUAの詞を読むポエトリー音声が公開された。満島ひかり ポエトリー音声<リリース情報>MONDO GROSSO ニューアルバム『BIG WORLD』2022年2月9日(水) リリースMONDO GROSSO『BIG WORLD』ジャケット●CD+Blu-ray:4,950円(税込)※初回生産限定盤※デジパック仕様●CD:3,300円(税込)※初回盤デジパック仕様【収録曲】01. INTRO作曲:大沢伸一02. IN THIS WORLD [Vocal:満島ひかり]作曲:大沢伸一作詞:UA03. FORGOTTEN[Vocal:ermhoi(Black Boboi / millennium parade)]作曲:大沢伸一 / RHYME / 大和田慧作詞:大沢伸一 / RHYME04. B.S.M.F[Vocal:どんぐりず]作曲:大沢伸一作詞:どんぐりず05. OH NO![Vocal:CHAI]作曲:大沢伸一 / MANA(CHAI)/ KANA(CHAI)作詞:YUUKI(CHAI)06. 最後の心臓[Vocal:suis(ヨルシカ)]作曲:大沢伸一 / 大和田慧作詞:大和田慧07. STRANGER[Vocal:齋藤飛鳥(乃木坂46)]作曲・作詞:大沢伸一08. 迷い人[Vocal:中納良恵(EGO-WRAPPIN’)]作曲:大沢伸一 / 石坂慶彦 / 大和田慧作詞:中納良恵09. 幻想のリフレクション[Vocal:田島貴男(Original Love)]作曲・作詞:大沢伸一10.CRYPT[Vocal:PORIN(Awesome City Club)]作曲:大沢伸一作詞:大和田慧 / 大沢伸一11.OVERFLOWING[Vocal:中島美嘉]作曲:大沢伸一作詞:大森靖子 / 大沢伸一12.BIG WORLD[Vocal:RHYME]作曲・作詞:大沢伸一 / RHYMEMONDO GROSSO『BIG WORLD』ティザー映像予約リンク:関連リンクMONDO GROSSO オフィシャルサイト:www.mondogrosso.com
2021年12月28日大沢伸一によるソロプロジェクト・MONDO GROSSOのニューアルバム『BIG WORLD』の参加ボーカリスト第3弾が発表された。今回新たにアナウンスされたのは、前作『何度でも新しく生まれる』収録曲「惑星タントラ」の意外過ぎるコラボで双方のファンを驚かせた乃木坂46の齋藤飛鳥と、群馬県の2人組ユニット・どんぐりず、大沢とはアメリカのレーベル・88risingからも楽曲をリリースするダンスミュージックデュオ・RHYME SOのパートナーでもあるRHYMEの3組。そのほか『BIG WORLD』には中島美嘉、EGO-WRAPPIN’の中納良恵、ヨルシカのボーカリストsuis、Black Boboiのermhoi、Original Loveの田島貴男、Awesome City ClubのPORIN、CHAIが参加ボーカリストとして名を連ねている。併せて今作のジャケット写真と、シューゲイザーサウンドが鳴り響く新たなティザー映像が公開となった。MONDO GROSSO『BIG WORLD』ティザー映像<リリース情報>MONDO GROSSO ニューアルバム『BIG WORLD』2022年2月9日(水) リリースMONDO GROSSO『BIG WORLD』ジャケット●CD+Blu-ray:4,950円(税込)※初回生産限定盤※デジパック仕様●CD:3,300円(税込)※初回盤デジパック仕様【参加ボーカリスト】■第1弾発表中島美嘉中納良恵(EGO-WRAPPIN’)suis (ヨルシカ)ermhoi(Black Boboi / millennium parade)■第2弾発表田島貴男(Original Love)PORIN(Awesome City Club)CHAI■第3弾発表齋藤飛鳥(乃木坂46)どんぐりずRHYME予約リンク:関連リンクMONDO GROSSO オフィシャルサイト:www.mondogrosso.com中島美嘉 オフィシャルサイト:中納良恵 オフィシャルサイト:’ オフィシャルサイト:ヨルシカ オフィシャルサイト:「Dream Land Song」配信リンク: Love オフィシャルサイト: City Club オフィシャルサイト: オフィシャルサイト:乃木坂46 オフィシャルサイト:どんぐりず オフィシャルサイト: オフィシャルサイト:
2021年12月21日2022年2月9日にリリースされるMONDO GROSSOのニューアルバム『BIG WORLD』の参加ボーカリスト第2弾が発表された。今回新たにアナウンスされたのは、90年代からのファン待望のコラボとなるOriginal Loveの田島貴男、ストリーミング再生数2.5億回以上を記録している「勿忘」のヒットで知られるAwesome City ClubのPORIN、アメリカのSUB POPから海外デビューも果たした“ニュー・エキサイト・オンナバンド”CHAIの3組。そのほか『BIG WORLD』には中島美嘉、EGO-WRAPPIN’の中納良恵、ヨルシカのボーカリストsuis、King Gnuの常田大希が率いるmillennium paradeにも参加するBlack Boboiのermhoiがボーカリストとして名を連ねている。併せて公式SNSやYouTubeでは、またも収録曲の歌詞の一部と思われるメッセージが書かれたティザー映像が公開された。MONDO GROSSO『BIG WORLD』ティザー映像<リリース情報>MONDO GROSSO ニューアルバム『BIG WORLD』2022年2月9日(水) リリース●CD+Blu-ray:4,950円(税込)※初回生産限定盤※デジパック仕様●CD:3,300円(税込)※初回盤デジパック仕様【参加ボーカリスト】■第1弾発表中島美嘉中納良恵(EGO-WRAPPIN’)suis (ヨルシカ)ermhoi(Black Boboi / millennium parade)■第2弾発表田島貴男(Original Love)PORIN(Awesome City Club)CHAI予約リンク:関連リンクMONDO GROSSO オフィシャルサイト:www.mondogrosso.com中島美嘉 オフィシャルサイト:中納良恵 オフィシャルサイト:’ オフィシャルサイト:ヨルシカ オフィシャルサイト:「Dream Land Song」配信リンク: Love オフィシャルサイト: City Club オフィシャルサイト: オフィシャルサイト:
2021年12月14日大沢伸一のソロプロジェクト・MONDO GROSSO(読み:モンド・グロッソ)が、ニューアルバム『BIG WORLD』を2022年2月9日にリリースすることが決定した。2017年に発売されたアルバム『何度でも新しく生まれる』で14年ぶりに再始動を果たしたMONDO GROSSOは、満島ひかりが歌う「ラビリンス」、乃木坂46の齋藤飛鳥が歌う「惑星タントラ」、BiSHのアイナ・ジ・エンドが歌う「偽りのシンパシー」など、変幻自在のコラボレーションで音楽シーンを沸かせ、今年11月にはオールタイムベスト『MONDO GROSSO OFFICIAL BEST』をリリースしたばかりだ。MONDO GROSSOはイタリア語で“大きな世界”という意味で、その英語表記である「BIG WORLD」をタイトルに冠した今作は、歴史的な世界の変化の最中に制作され、「変わってしまった世界、さらに変わっていく世界の中で、心の在処を探し続ける音楽の旅」をコンセプトに、これまでも革新的な音楽でシーンを牽引してきた大沢の新たな時代におけるサウンドが詰まった作品となっている。併せて参加ボーカリスト第1弾として、大沢とは「Love Addict」以来のコラボとなる中島美嘉や、意外にも初共演となるEGO-WRAPPIN’の中納良恵、ヨルシカのボーカリストsuis、King Gnuの常田大希が率いるmillennium paradeにも参加するBlack Boboiのermhoiが発表された。さらに公式SNSやYouTubeでは、収録曲の歌詞の一部と思われる「We’ve forgotten How to be loud How to be proud(私たちは忘れている どうやって声をあげるかを どうやって誇りを持つかを)」というメッセージが書かれたティザー映像が公開されている。MONDO GROSSO『BIG WORLD』ティザー映像<リリース情報>MONDO GROSSO ニューアルバム『BIG WORLD』2022年2月9日(水) リリース●CD+Blu-ray:4,950円(税込)※初回生産限定盤※デジパック仕様●CD:3,300円(税込)※初回盤デジパック仕様予約リンク:関連リンクMONDO GROSSO オフィシャルサイト:www.mondogrosso.com中島美嘉 オフィシャルサイト:中納良恵 オフィシャルサイト:’ オフィシャルサイト:ヨルシカ オフィシャルサイト:「Dream Land Song」配信リンク:
2021年12月07日展覧会「MONDO 映画ポスターアートの最前線」が、2021年12月7日(火)から2022年3月27日(日)まで東京の国立映画アーカイブにて開催される。その後、2022年5月19日(木)からは京都国立近代美術館にも巡回する。“もう1つの映画ポスター”を手がけるアート集団「モンド」「MONDO 映画ポスターアートの最前線」は、アメリカ・テキサス州オースティンを拠点に映画ポスターアートの最先端を担うアート集団「モンド(MONDO)」にフォーカスした展覧会。「モンド」が国公立の映画機関や美術館で展覧会を行うのは、世界初となる。元々は映画館「アラモ・ドラフトハウス」系列のTシャツ店として2004年に登場した「モンド」は、やがてTシャツよりも独自に制作した映画ポスターが人気に。映画配給会社による宣伝用ポスターとは異なる「モンド」オリジナルの“もう1つのポスター”を打ち出すことによって、「オルタナティブ・ポスター」を1つのカルチャーとして定着させた。「モンド」には、様々なルーツを持つアーティストがベテランから若手まで結集しており、中にはエミネムのオフィシャル・デザイナーとして知られるマイク・サプートや、マーベル、ヴァーティゴ・コミックスなどで作品を発表するベッキー・クルーナンも参加している。グラフィック・デザイナー、イラストレーター、画家、版画家、コミック作家といった多彩なアーティストたちが、映画を自在に解釈した斬新なグラフィックがオルタナティブ・ポスターの魅力だ。『ブルース・ブラザース』や『タクシードライバー』などポスター71点会場には、「モンド」が手がけたオルタナティブ・ポスター71点が集結。『ブルース・ブラザース』や『タクシードライバー』、『スター・ウォーズ 帝国の逆襲』、『GODZILLA ゴジラ』、『ロッキー』、『グレムリン』などの人気映画をユニークな発想で表現した映画ポスターの数々が一堂に集結する。尚、「モンド」が手がけるほとんどの映画ポスターは、“スクリーンプリント”によってグラフィックを印刷。デザインの色の数だけ版を作成し、1色ずつインクを重ねていくスクリーンプリントならではの、表情豊かな質感を間近に楽しめる。【詳細】MONDO 映画ポスターアートの最前線開催期間:2021年12月7日(火)~2022年3月27日(日)休室日:月曜日および12月28日(火)~1月2日(日)、3月8日(火)~3月13日(日)は休室。開室時間:11:00~18:30(入室は18:00まで)会場:国立映画アーカイブ 展示室(7階)住所:東京都中央区京橋3-7-6料金:一般 250円(200円)/大学生 130円(60円)※65歳以上、高校生以下及び18歳未満、障害者(付添者は原則1名まで)、国立映画アーカイブのキャンパスメンバーズは無料※料金は常設の「日本映画の歴史」の入場料を含む。※( )内は20名以上の団体料金。※学生、65歳以上、障害者、キャンパスメンバーズの方は入室の際、証明できるものの提示が必要。※国立映画アーカイブが主催する上映会の観覧券(半券可)を提示すると1回に限り団体料金で入場可能。■京都巡回展会期:2022年5月19日(木)~7月18日(月・祝)会場:京都国立近代美術館(4階コレクション・ギャラリー)住所:京都府京都市左京区岡崎円勝寺町26-1【問い合わせ先】TEL:050-5541-8600(ハローダイヤル)
2021年12月06日プロデューサー、DJ として活躍する大沢伸一の伝説的ソロプロジェクト「MONDO GROSSO」が、最新アルバムにボーカリストとして参加した女優の満島ひかりと共に6月16日(金)今夜放送されるテレビ朝日系「ミュージックステーション」に初出演する。「MONDO GROSSO」はバンドとして93年にメジャーデビュー。クラブミュージック主体のサウンドが話題になり00年にはbirdをフィーチャリングした全日空のキャンペーンソング「Life feat.bird」を大ヒットさせたほか、2002年日韓ワールドカップのインターナショナル公式アルバムに楽曲提供するなど世界的に高い評価を受けた。長らく活動を休止していたが今年4月にシングル「ラビリンス」をリリースして活動を再開。6月7日に発売したニューアルバム「何度でも新しく生まれる」は6月19日付オリコン週間アルバムランキングで8位を記録し、2003年6月発売のアルバム「NEXT WAVE」の10位という記録を抜いて自己最高位かつ14年振りのTOP10入りを果たした。ニューアルバムにも収録されている「ラビリンス」は90年代に「Folder5」として歌手デビュー、その後女優へと活動の場をシフトし園子温監督の『愛のむきだし』で注目されると、その後ドラマ「Woman」や「ごめんね青春!」など数々の作品で独自の魅力を発揮。昨年放送された「トットてれび」で黒柳徹子役を演じたことも話題となったほか、今年1月から放送された「カルテット」も好評だった満島さんをボーカリストに迎えた楽曲。YouTubeでMVが公開されるとわずか3日で100万回再生を超え、その勢いがいまなお止まらない話題曲。それだけに今回の大沢さんと満島さんによる「Mステ」出演は各界の注目の的になっている様子で、どんなパフォーマンスを見せてくれるのか期待が高まる。今夜はそのほか、岡崎体育、「関ジャニ∞」、「GENERATIONS」、「Dungeon Monsters」、水谷千重子&春澪も出演する。「ミュージックステーション」は6月16日(金)20時~テレビ朝日系で放送。(笠緒)
2017年06月16日女優・満島ひかりが、先日よりが完全復活を遂げることで話題となっている「MONDO GROSSO」の新曲「ラビリンス」で、ボーカリストを務めていたことが明らかになった。また、「ラビリンス」も収録された「MONDO GROSSO」14年ぶりの新作アルバム「何度でも新しく生まれる」が、6月7日(水)よりリリースされることも決定した。プロデューサー、DJとして活躍する大沢伸一のソロプロジェクト「MONDO GROSSO」。1993年にACID JAZZバンドのリーダー兼ベーシストとしてデビューしその名を世界に実力を轟かせ、バンド解散後も大沢さんのソロプロジェクトとして、その時代により音楽性を大胆に変容させながら、「LIFE feat. bird」や「Everything Needs Love feat. BoA」など多くの名曲を輩出してきた。そしてリリースが決定した待望の新作は、「MONDO GROSSO」史上初となる “全編日本語ボーカルもの”となっているそうで、今回参加ボーカリスト第1弾が3人発表!まず、そのうちの一人が満島さん。出演ドラマ「カルテット」で、松たか子らと「Doughnuts Hole」として、椎名林檎の書き下ろし楽曲「おとなの掟」で歌唱したのが話題にもなった彼女が歌唱するのは、アルバムリリースに先駆け、4月22日(土)に完全限定生産12inchアナログをリリースし、本日28日(金)に先行配信もスタートした「ラビリンス」。作詞は「東京スカパラダイスオーケストラ」の谷中敦が手掛けており、YouTubeにてリリックビデオも公開されている。さらにアルバムには、大沢さんのトータルプロデュースで1999年にデビュー、その歌声とサウンドは当時日本中を圧巻し、1stアルバムは85万枚を超えるヒットを作り上げ、「MONDO GROSSO」最大のヒットである「LIFE」から17年ぶりのコラボレーションとなるbirdが歌う「TIME」。フェンダーローズのプレイヤーとして、その音色に数多くのファンを持つINO hidefumiが歌唱し、元「THE BOOM」の宮沢和史が作詞した「迷子のアストゥルナウタ」が収録されている。MONDO GROSSO 6th ALBUM 「何度でも新しく生まれる」は6月7日(水)よりリリース。MONDO GROSSO「ラビリンス」は4月28日(金)よりiTunesほかにてデジタル先行配信。(cinemacafe.net)
2017年04月28日