米Microsoftは10月6日(現地時間)、米ニューヨークで開催したプレスイベントでWindows 10 Mobileを搭載したスマートフォン「Lumia 950」と「Lumia 950 XL」を発表した。Windows 10 Mobileの目玉機能である「Continuum」をスムーズに利用できる高スペックな設計になっており、外部ディスプレイにLumia 950/950 XLを接続してPCのような操作環境を作れる「Microsoft Display Dock」(別売)も用意した。米国で11月に発売される予定で、価格はLumia 950が549ドル、950 XLが649ドル。○Lumia 950ディスプレイ: 5.2インチ QHD(2,560×1,440、564ppi)有機EL、Gorilla Glass 3プロセッサ: Snapdragon 808(6コア、1.8GHz)バッテリー容量: 3,000mAh本体サイズ: 145×73.2×8.2ミリ重量: 150グラム。○Lumia 950 XLディスプレイ: 5.7インチ QHD(2,560×1,440、518ppi)有機EL、Gorilla Glass 4プロセッサ: Snapdragon 810(8コア、2GHz)バッテリー容量: 3,340mAh本体サイズ: 151.9×78.4×8.1ミリ重量: 165グラム。他のスペックは共通で、メモリーは3GB、ストレージは32GB、microSDカードスロットを備える。カメラは背面が20メガピクセル、前面が5メガピクセル。ワイヤレスはWi-Fi(802.11 a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.1、NFC。コネクタはUSB Type-C。Windows Hello Betaをサポートしており、アンロックなどに赤外線カメラを使った顔認証を利用できる。ContinuumはLumia端末が外部ディスプレイに接続したのを検知し、スマートフォンで動作するユニバーサルアプリをデスクトップと同じUIで操作できるようにする。Microsoft Display DockはUSB Type-CでLumia端末と接続して給電し、またDisplayPort、HDMI、USB 2.0×2、USB充電×1などを備える。
2015年10月07日米Microsoftは10月6日(現地時間)、米ニューヨークで開催したプレスイベントでSurface Proの新製品「Surface Pro 4」を発表した。本体の厚みが8.45ミリとSurface Pro 3(9.1ミリ)よりもさらに薄く、14グラムほど軽くなった。第6世代のIntel Coreプロセッサを搭載。Surface Pro 3と同じ最大9時間のバッテリー動作時間を維持しながら30%高速に動作する。Windows Helloをサポートしており、指紋スキャナを備えた「Surface Pro 4 Type Cover with Fingerprint ID」(別売)を使えば、指紋認証でセキュアかつ素早くログインできる。ディスプレイは12.3インチ、2,736×1,824 (267 PPI)のPixelTouchスクリーン。10ポイント・マルチタッチをサポートする。カバーガラスに0.4ミリのGorilla Glass 4を採用しており、タッチやSurface Penへのレスポンスが向上している。主な仕様は以下の通り。ディスプレイ: 12.3インチPixelSenseスクリーン、解像度2,736x1,824(267ppi、アスペクト比 3:2)プロセッサ: Core m3、Core i5、Core i7メモリー: 4GB、8GB、16GBストレージ: 128GB、256GB、512GB、1TBカメラ: 8メガピクセル(背面)、5メガピクセル(前面)ワイヤレス: Wi-Fi (802.11 a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.0ポート: USB 3.0、microSDカードスロット、SurfaceConnect、Cover Port、Mini DisplayPort、ヘッドセットジャックサイズ: 292.10 x 201.42 x 8.45ミリ重量: 786グラム(i5/i7)、766グラム(m3)付属品: Surface PenOS: Windows 10 Pro付属する新しいSurface Penとの組み合わせで、Surface Pro 4は1024段階の筆圧感知に対応する。より豊かになった描き味をサポートするために4つの異なるTipをまとめた「Surface Pen Tip Kit」も用意した。Surface Pro 4 Type Cover(別売)にはシザー構造のキーを採用。約40%大きくなったトラックパッドはガラスでカバーされており、なめらかなタッチ操作が可能。Mini DisplayPort×2、Gigabit Ethernet×1、USB 3.0×4、オーディオ出力などを備える「Surface Dock」(別売)を用いることでポートを拡張できる。価格は128GB / Intel Core m3 - 4GB RAMモデルが899ドル、128GB / Intel Core i5 - 4GB RAMモデルが999ドル、256GB / Intel Core i5 - 8GB RAMモデルが1,299ドル、256GB / Intel Core i5 - 16GB RAMモデルが1,499ドル。米国では10月7日から予約受付を開始、10月26日に発売される。
2015年10月07日米Microsoftは10月6日(現地時間)、米ニューヨークで開催したプレスイベントでSurfaceシリーズの新しい2-in-1 PC「Surface Book」を発表した。Surface ProがノートPCのように使えるタブレットであるのに対して、Surface BookはノートPCに軸足を置いた2-in-1製品だ。上位モデルはIntel Core i7(第6世代)とNVIDIA GeForce GPUを搭載しており、パフォーマンスは13インチのMacBook Proの2倍だという。スリムな筐体でバッテリー動作時間が最大12時間とモバイル性能にも優れており、同社は「究極のノートPC」とアピールしている。米国では10月7日に予約受付開始、10月26日に発売になる。価格は1,499ドルから。Surface BookはCPUを備えたディスプレイ部分とキーボード・ベースの2つで構成されており、それらをMuscle Wireという機構で接続している。クラムシェル型が基本スタイルだが、ワンプッシュでディスプレイ部分を取り外して、タッチまたはSurface Penで操作するクリップボード(タブレット)として使用可能。ヒンジは柔軟に回転し、ディスプレイ部分を裏向きに装着してたたむと、キーボード・ベースを付けたままタブレットのように使用できる(キャンバス・モード)。キーボード・ベースは大きなバッテリーを備え、またNVIDIA GeForce搭載モデルはベースにGeForceを搭載しており、キーボード・ベースに装着することで優れたグラフィックス性能を利用できる。バックライト付きのキーボードは静かで安定したタイピングが可能。ガラスでカバーされたトラックパッド(10ポイント・マルチタッチ)を使ってスムーズにマルチタッチ操作を行える。主な仕様は以下の通り。ディスプレイ: 13.5インチPixelSenseスクリーン、解像度3,000 x 2,000(267ppi、アスペクト比 3:2)プロセッサ: Core i5、Core i7メモリー: 8GB、16GBストレージ: 128GB、256GB、512GB、1TBグラフィックス: i5 (Intel HD graphics 520のみ)、i5/i7 (NVIDIA GeForce)カメラ: 8メガピクセル(背面)、5メガピクセル(前面)ワイヤレス: Wi-Fi (802.11 a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.0ポート: USB 3.0×2、SDカードスロット、SurfaceConnect、Mini DisplayPort、ヘッドセットジャックサイズ: 312.3 x 232.1 x 13.0 - 22.8ミリ重量: 1,516グラム付属品: Surface PenOS: Windows 10 Pro
2015年10月07日米Microsoftは22日(現地時間)、オフィススイート「Office 2016」をワールドワイドで提供開始した。日本でも23日から利用可能になっている。Office 2016は、サブスクリプションサービス「Office 365」のユーザー向けに追加、提供される新しいアプリケーション。同時に、Office 365において、チーム作業向けの新機能と機能強化も行われている。Office 2016は、WindowsデスクトップアプリケーションのWord、PowerPoint、Excel、Outlook、OneNote、Project、Visio、Accessなどで構成され、Office 365ユーザーに対して常に最新版を提供。また、Office 2016アプリとして、新たに「Sway for Windows 10」が加わった。Sway for Windows 10は2015年8月に提供が始まったアプリで、テキストや画像といったコンテンツをインタラクティブに追加していくと、デザインを整えたレポートやプレゼンテーションを作れる。対応OSはWindows 7以降で、Office 365ユーザーはサブスクリプションの一部としてダウンロード可能。自動更新も実施され、個人向けや小規模企業向けのOffice 365サブスクリプションでは2015年10月から、商用ユーザーには2016年の早い時期に始まるとしている。なお、日本市場では「個人向けOffice 2016永続ライセンス版」も予定されており、提供開始日については後日アナウンス予定。
2015年09月24日Microsoftは9月18日(米国時間)、「ORTC API is now available in Microsoft Edge|Microsoft Edge Dev Blog」において、最新のWindows Insider Previewリリース版のMicrosoft EdgeにORTC APIのプレビュー版を搭載したと伝えた。Microsoftは昨年10月にORTC API、特にビデオとオーディオに関する機能の実装の意向を発表しており、1年ほどかけて実装が発表されたことになる。Microsoftは今回のORTC APIの実装はMicrosoftのオペレーティングシステム・グループとSkypeチームの親密な協力によって実現したものと説明。今回の実装の目的について、SkypeユーザやほかのWebRTC互換のコミュニケーションサービスとの通信を可能にすることと説明している。発表した記事には提供されているAPIの動作関係や通信の基本的な方法、現時点でサポートされている機能と、1対1で通信するための基本的なコーディングサンプルなどが掲載されている。Microsoftはプレビュー版の実装で多くの利用シーンに対応できると説明しており、開発者へ試用を求めるとともにバグなどのフィードバックを呼びかけている。
2015年09月23日Microsoftは9月17日(米国時間)、「Microsoft showcases the Azure Cloud Switch (ACS)|Microsoft Azure Blog」において、スイッチのようにネットワークにおいて継続して動作し続けるタイプのネットワークデバイスをソフトウェアで開発するための新しいプロダクト「Azure Cloud Switch (ACS)」を発表した。このシステムはクロスプラットフォームに動作するモジュール型のオペレーティングで、ベースとなるオペレーティングシステムにLinuxを採用している。Azure Cloud Switchはデータセンター向けのプロダクトと位置づけられている。複数のハードウェアベンダから販売されている複数のプロダクトに対応するために共通で提供されているSwitch Abstraction Interface (SAI)に対応。スイッチに相当する機能の開発やデバッグを従来よりも簡素化する狙いがあるものと見られる。ここ数年、Microsoftはオープンソースプロジェクトとの関係を積極的に進めているほか、自社のプロダクトやサービスにおけるLinux/FreeBSD対応の推進、さまざまなオープンソースソフトウェアの活用、自社プロダクトのオープンソース化などの取り組みを進めている。
2015年09月23日米Microsoftは9月18日(現地時間)、Windows 10の開発プレビュー版(Insider Preview)のビルド10547の提供を、Fastリングに設定しているインサイダー向けに開始した。Start画面やタブレットモードのユーザーインターフェイスを改良、EdgeブラウザにObject RTCがプレビュー実装されている。Start画面にはタイルグループの幅を広げるオプションが加わった。デフォルトサイズでは中サイズのタイルが横に3つ並ぶが、広げると中サイズのタイル4つ分(大サイズやワイドサイズの2つ分)の幅になる。タブレットモードでは、タスクビューからアプリを左右にスナップして切り替えられるようになった。テキスト入力パネルのふるまいが改良され、Surfaceキーボードを接続している時やタブレットモード以外の時にテキスト入力パネルが自動表示されないようにした。ラテン言語では入力に応じてテキスト入力パネルが拡大し、効率的に入力できるようになった。サインイン画面にWindows背景写真を表示させたくない場合は、"設定"の"パーソナル設定"で表示をオフにできる。フォト、Xbox、Groove、メール、カレンダー、マップなど、標準アプリのアップデートも行われている。たとえば、フォト・アプリにはOneDriveやPCでブラウズしやすいフォルダービューが加わり、Xboxアプリではフレンドリストやアクティビティフィードがリアルタイムでアップデートされる。Object RTCのプレビュー実装によって、開発者がORTC APIにアクセスできるようになった。プラグインをインストールすることなく、Edgeブラウザでリアルタイムのオーディオ/ビデオ・コミュニケーションが可能になる。このORTCを通じたSkypeおよびSkype for BusinessのWeb体験を、Skype for BusinessチームがSkypeブログで説明している。
2015年09月19日プリンストンは18日、耐衝撃性能を備えたURBAN ARMOR GEAR社製Surface 3用ケース「UAG-SURF3」シリーズに、既存のブラックとレッドに加え、新色としてブルーを追加したと発表した。発売日は9月30日。価格はオープンで、店頭予想価格は税別8,315円前後。UAG-SURF3シリーズは、米国防総省が定めた米軍採用品規格「MIL-STD-810G」をクリアするSurface 3用ケース。ハニカム構造により、高さ122cmから多方向の落下試験に耐える耐衝撃性能に加え、ディスプレイの傷を防ぐスクリーンサラウンド、衝撃を吸収する厚手のバンパーなどを備えている。背面には3段階に調節できるスタンドを搭載。また、Surfaceペンを収納できるペンクリップも内蔵する。本体サイズはW201×D20×H277mm、重量は約273g。
2015年09月18日Microsoftは9月16日(米国時間)、「Announcing TypeScript 1.6 - TypeScript - Site Home - MSDN Blogs」において、同社が開発したオープンソースのプログラミング言語「TypeScript」の最新版となる「TypeScript 1.6」を公開した。Visual Studio 2015およびVisual Studio 2013向けのツールやソースコードを取得できる。「TypeScript 1.6」の主な注目ポイントは次のとおり。React/JSXのサポート追加拡張されたクラス機能の追加型システムにおける新しい機能の導入新しく作成した型におけるガード機能の追加インターセクションと呼ばれる新しいオペレータの導入アブストラクトクラスの導入ジェネリックにおける型エイリアスの実現TypeScriptはMicrosoftが開発を進めているJavaScriptの代替を目的としたスクリプト言語。最終的にJavaScriptに変換してから利用することになる。こうしたJavaScriptの代替言語はほかにも複数の実装系が存在しており、TypeScriptはVisual Studioで使えることもあって人気の高い実装系の1つとなっている。
2015年09月18日米Microsoftは9月14日(米国時間)、10月6日にWindows 10の新デバイスに関するイベントを開催すると予告した。すでに一部報道関係者には招待状が送付されており、それによれば会場となるのは米ニューヨークで現地時間の午前10時から(日本時間で6日午後11時から)のスタートとなり、発表される可能性が高いデバイスは「Surface Pro 4」「Microsoft Band 2」「Lumia 950/950XL」の4製品だとみられている。以前にもレポートした通り、Microsoftは10月でのスペシャルイベント開催を正式発表する形となった。今回のイベント予告のポイントは3つあり、1つめは会場だ。招待状に記された情報によれば、米ニューヨーク市内のMoynihan StationにあるSkylightというイベントセンターでの開催になるという。「Moynihan Station」という名称を聞き慣れない方もいるかも知れないが、現在のペンステーション(Penn Station)のリニューアル後の名称とされている。1990年代にリニューアルプランを提唱した米上院議員のDaniel P. Moynihan氏の名前からとったもので、リニューアル後は現在のペンステーションと8番街(8th Ave)を挟んで向かいにある歴史建造物「James Farley Post Office」を交えた改修プランとなり、現在のMadison Square Gardenは移転される見込みだ。なお、Skylightというイベント会場自体はFarley Post Office側に位置している(360 W 33rd St, New York, NY)。以前のレポートでは5番街(5th Ave)に建設中のMicrosoft Storeのフラッグシップストアで開催される可能性を示唆していたが、今回はこの建設現場付近での会場選定が見送られたことから、同ストアの正式オープンは10月末~11月ごろと、スペシャルイベントの時期からは遅いタイミングでのスタートになることが予想される。2つめは「Lumia 950/950XL」についてで、もしこの2つのデバイスが正式発表されるのであれば、それは「Windows 10 Mobile」の正式リリースが行われることを意味している。以前より、Windows 10 Mobileは9月中のリリースが見込まれており、米MicrosoftがMobile World Congress (MWC)のタイミングで「2015年内にWindows 10 Mobileを搭載したフラッグシップのスマートフォン製品を発売する」と予告していることと合わせれば、Lumia 950/950XLはWindows 10 Mobileをプリインストールして登場するフラッグシップ製品ということになり、少なくとも10月ないし11月の時期にはWindows 10 MobileのOEMへの提供が開始されることになるとみられる。すでにWindows Phone 8.1端末を持っていて、Windows 10 Mobileへのアップグレード保証が行われている場合には、このタイミングまたは数週間以内にWindows Phone 8.1から10へのアップグレードが可能になるとみられる。3つめは日本展開に関する話で、ニューヨークでの発表時点では特にアナウンスがないとみられるが、その後比較的近いタイミングで日本でも個別の発表が行われ、発表された製品のいくつかは日本へとやってくるだろう。Surface Pro 4のほか、以前よりMicrosoft Band 2の日本投入が噂されている。イベントに興味ある方は、おそらくライブ中継が同日行われる可能性が高いため、引き続きWebサイトをチェックしてみてほしい。
2015年09月15日米MicrosoftのWebサイトに、新しいイースター・エッグが仕込まれている。2015年9月13日に、任天堂のゲーム「スーパーマリオブラザーズ」が日本発売30周年となったことをお祝いするコンテンツのようだ。発動条件は、ズバリ「上上下下左右左右BA」。アラフォーから上の世代なら大半の人が知っているであろう、かのコナミコマンドだ。ゲーム内で裏技を実行するコナミコマンド、多くのコナミゲームに受け継がれているので、若い世代でも入力した経験を持つ人は多いだろう。米MicrosoftのWebサイトで「上上下下左右左右BA」を入力すると、サイトのデザインが8bit仕様に変わる。そのあとにもちょっとした仕掛けがあるのだが、ぜひご自分の目で確認してみてほしい。ただし、Microsoftの日本語サイトでは発動せず、英語版サイトで入力する必要がある。いつまで見られるかわからないので、お早めに。
2015年09月15日米Microsoftが米ニューヨークで10月6日にメディアイベントを開催する。「Windows 10デバイスに関するエキサイティングなニュースを届ける」と予告しており、スマートフォンのフラッグシップ製品やSurface Proの新モデル、 Microsoft Bandの第2世代モデルなどの発表が噂されている。イベントの開始時間は米東部夏時間の午前10時(日本時間: 10月7日午前2時)、ライブストリーミングが行われる予定だ。噂をまとめると、スマートフォン2機種はWindows 10を搭載し、Lumia 950とLumia 950 XLと呼ばれているが、Lumiaブランドを使わない可能性も指摘されている。Surface Proの新モデルについては、Intelの第6世代Coreプロセッサにアップデートされ、よりスリムで軽くなるものの、ノートPCとしても使えるタブレット型のPCというスタイルや基本デザインに変更はないという予想が大半だ。Mary Jo Foley氏は発売時期について、ホリデーシーズンに間に合うものの11月になると予想している。Microsoft BandはWindows 10世代になり、より快適に装着できるデザインに改良されるという。
2015年09月15日Microsoftは9月8日(米国時間)、「Announcing VP9 support coming to Microsoft Edge|Microsoft Edge Dev Blog」において、Microsoft EdgeにビデオコーデックWebM/VP9のサポートを追加すると発表した。すでに開発版Microsoft EdgeにはWebM/VP9のサポートが追加されていると説明がある。WebM/VP9機能を含んだMicrosoft EdgeはWindows 10 Insider Preview版で提供が開始される見通し。Windows 10 Insider Previewを通して提供される開発版のMicrosoft Edgeでは、まずメディアソース・エクステンションを使ったアダプティブ・ストリーミングの機能が提供されると説明がある。開発初期の段階ではVP9の機能は実験的機能として提供される見通しで、デフォルトでは無効になる可能性がある。about:flagsで設定を確認して有効にすることで利用できるようになるものと見られる。Microsoftは9月1日(米国時間)、ロイヤリティーフリーのビデオコーデック仕様の策定などを目指すとした「Alliance for Open Media」の初期創立メンバーであることを発表。IEで取り組んできた従来の戦略ではなく、オープンソースで活用できるビデオコーデックなども幅広く対応していく姿勢を見せていた。今後はWebM/VP9以外のビデオコーデックのサポートも進められるものと見られる。
2015年09月10日米Dellは8日(現地時間)、米Microsoftの「Surface Pro」シリーズやその周辺アクセサリーを、北米の法人向けに販売開始すると発表した。10月上旬より取り扱いを開始する。Surface ProシリーズはMicrosoftが開発したタブレットデバイス。現時点での最新モデルは、Windows 10 Proを搭載した12型「Surface Pro 3」となる。米Microsoftと米Dellは、Windows 10デバイスの市場拡大に関するパートナーシップを結んでおり、Surface Proの法人向け販売もその一環。ハードウェア保証や設定、カスタマイズなど、法人向けサポートサービスも合わせて提供する。北米以外の取り扱いは、28地域に対して、2016年前半から順次展開する予定だという(日本が含まれているかは不明)。
2015年09月09日米Microsoftは9月8日、7月にリリースした最新のOS「Windows 10」の法人顧客向けプログラム「Surface Enterprise Initiative」を発表した。まずはDellと提携し、DellがWindows 10タブレット「Surface Pro」の再販を行う。Microsoftは今月中にWindows 10のエンタープライズ向け機能のロールアウトを予定しており、これに合わせたものとなる。Surface Enterprise Initiativeは、モバイルと生産性のメリットにフォーカスしてWindows 10をエンタープライズ向けにプッシュするもの。Microsoftは、Windows 10を「設計段階から法人向けの機能に特化して構築したエンタープライズ向けとしては過去最高のWindowsバージョン」と位置付けている。中でもセキュリティについては、「唯一エンタープライズ級のセキュリティを組み込んだOS」と強調している。Microsoftは同日、このイニシアティブの一環として、法人向けのWindows 10デバイスの提供でPCメーカーのDellと提携したことを明らかにした。提携の下、DellはMicrosoftのWindows 10ベースの法人向けタブレット「Surface Pro」を自社のサポートをつけて販売する。サポート内容には、最長4年のハードウェア保証Dell Hardware Warrantyや設定導入などのDell Serviceオプションが用意される。DellによるSurface ProおよびSurfaceアクセサリの提供は10月より米国とカナダで開始する。その後、2016年はじめより28市場に拡大する予定だ。Microsoftは今後、他社とも法人市場を狙った提携を進めていく意向。Windows 10デバイスに加えて、業界専用のアプリやソリューションの提供、営業・サポート・サービスでも協業を進めていくという。社名としては、米Hewlett-Packard(HP)、米Accenture、米Avanadeの3社が挙がっている。Microsoftは合わせて、9月に「Windows Insiders」向けにロールアウトを開始するWindows 10のエンタープライズ機能についても概要を発表した。その1つが「Enterprise Data Protection (EDP)」で、個人および企業のデータに対し、データがどこにあっても保護するというもの。また、エンタープライズ版の「Microsoft Passport」では、パスワード利用せずにアプリケーション、Webサイト、ネットワークに安全にログインできるという。ビジネスユーザー向けに企業の内部アプリの配信が可能で管理者がアプリを一括購入できるWindowsアプリストア「Windows Store For Business」もロールアウトする予定だ。これらエンタープライズ機能の一般への提供は、2015年末を見込む。Microsoftによると、7月にリリースして以来、Windows 10が動いているデバイスの数は7500万台を数えるという。
2015年09月09日日本マイクロソフトは4日、Surface 3を通常価格よりも5,000円割引で購入できるキャンペーンを開始した。期間は10月4日まで。対象製品は、10.8型Windows 8.1タブレット「Surface 3」の64GBモデルと128GBモデル。量販店各社とMicrosoft Storeでの購入が対象となる。参考価格は以下の通り。
2015年09月07日米Microsoftは9月1日(現地時間)、日本、オーストラリア、カナダにおいて、Windows Insider Previewプログラムを通じたデジタルアシスタント「Cortana」の提供を開始すると発表した。日本語版のCortanaは、8月末に提供開始になったWindows 10 Insider Preview(ビルド10532)から利用できるようになっていたが、音声は正式なものではなく、また機能も限られていた。Microsoftの公式ブログによると1日よりWindows 10 Insider Previewのビルド10532向けに、日本(日本語)、オーストラリア(英語)、カナダ(英語)のCortanaをオプションダウンロードとしてロールアウトし始める。またインドでも英語の初期バージョンの提供を開始し、今月後半に音声を向上させる予定だ。日本、オーストラリア、カナダ(英語)、インドに続いて、Microsoftは年内にCortanaをブラジル、メキシコ、カナダ(フランス語)にも拡大する。
2015年09月02日米Microsoftはこのほど、画面キャプチャツール「Snip」のプレビュー版を公開した。特設ページから無料でダウンロードできる。「Snip」はPCの画面をキャプチャ機能に加えて、キャプチャした画像に対して手書きの注釈を加えたり、キャプチャした内容や注釈を加えた画像を共有できるツール。さらに注釈を加える際の過程を、音声付きの動画としても記録できる。画像の記録形式は、png/jpg/gif/bmp、動画の記録形式はmp4。対応OSは記載されていないが、編集部ではWindows 7 Professional 64bitとWindows 10 Pro 64bitで、動作することを確認している。いまのところ、「Snip」に搭載されている機能は限定的だが、MicrosoftではユーザーのFeedbackを受け付け、機能追加を検討している。
2015年08月31日海外のIT系ニュースサイト「Nokia Power User」は、Microsoftが10月19日にLumiaシリーズの新作を明らかにするという記事を掲載した。Windows 10 Mobileを搭載するスマートフォンとして、Microsoftがフラグシップモデルをリリースするのは既定路線と言えるだろう。ニュースサイトによって、その名称を「Lumia 940」とするか、「Lumia 950」とするか意見が分かれているが、本稿ではLumia 950の名称で統一する。なお、開発コード名は「Talkman(950)」「Cityman(950XL)」のまま、2機種のラインナップに変更はない。漏れ聞こえてくるLumia 950/950XLのスペックをまとめると、5.2/5.7インチの有機ELディスプレイを採用し、解像度は2,560×1,440ドット。SoCはSnapdragon 808/810を搭載する。両機ともとも3GBのメモリと32GBのストレージ、脱着可能な3000mAhクラスのバッテリを備える。海外のフリージャーナリストであるEvan Blass氏が8月末にツイートした写真を見る限り、背面カメラは凸状に飛び出すようだ。さて、Lumia 950/950XLもさることながら、個人的に気になるのは「Surface Phone(仮)」の存在だ。Microsoftは2014年の時点で、7インチクラスのタブレット「Surface mini(仮)」を開発していたようだが、フタを開けてみればWindows 10がローンチしてもデバイスが登場するような気配はみじんも感じられない。それだけならタブレット市場が飽和状態になりつつあるため、スケジュールをキャンセルしたのだろうと想像できる。だが、これだけ認知された「Surface」というブランドを2-in-1 PCにとどめる理由はない。何度となく述べているように、Windows 10 Mobileはクラウド経由の連係や同じ操作性など、個人はもちろんビジネスユーザーにも使い勝手のよいスマートフォン向けOSとなるはずである。MVNOの普及と相まって、文字どおり「どこでもデータを共有」できる環境に一歩近づくだろう。そこで問題となるのが「Lumia」の存在だ。Nokiaのスマートフォンブランドとして、お膝元である北欧での認知度は高いが、国内未発売のせいか日本においては今一つ。前述した「Surface」ブランドの方が十分な存在感を持っているだろう。関係者は、日本国内の展開について2015年8月時点で話せる内容は何もないと言う。日本マイクロソフトが公言しているように、今は下地を固めつつ、Windows 10 Mobileローンチ時に何らかの対応を図るのだろう。現時点で日本マイクロソフト代表取締役社長の平野拓也氏はLumiaの日本市場投入を否定しているが、Windows 10とWindows 10 Mobileの存在や、ビジネス市場におけるWindowsのシェアを踏まえると何らかの形で国内展開にチャレンジする可能性は高い。そこで出てくるのが前述のSurface Phone(仮)である。2015年10月に米国で開催される発表会では、Lumia 950/950XL以外にもSurface Pro 4(仮)の登場に期待が集まっている。こちらは開発コード名「Skylake」こと第6世代Intel Coreプロセッサのモバイル版のリリース時期と重なるため、容易に想像がつくだろう。海外ベースだが、2013年2月に初代Surface Pro、同年10月にSurface Pro 2、2014年6月にSurface Pro 3をリリースしてきた。Windows 10リリース後であることを踏まえれば、今年Surface Pro 4をローンチするのは妥当な線と言える。冒頭で紹介したLumia 950/950XLのプレス向け画像の流出や、Surface miniのキャンセルといった事象を踏まえると、今回の発表会でMicrosoftがSurface Phone(仮)を何らかの形で発表する可能性は皆無に等しい。だが、平野氏の発言や今後も同社の主力デバイスとなるであろうSurfaceシリーズの存在を目にする度にSurface Phone(仮)の存在を否定できないのだ。Windows 10 Mobileローンチの暁には技適マークを取ったデバイスを購入し、Windows 10との連係をあらゆる角度から検証するつもりだが、普段使いのスマートフォンとして日本マイクロソフトがリリースするフラグシップモデルに期待を寄せるのは筆者だけではないだろう。現時点で国内市場に対するアプローチは法人向けが中心となっているが、そこで今以上のシェアを確保すれば、コンシューマー向けWindows 10スマートフォンの可能性もさらに高まるはずだ。阿久津良和(Cactus)
2015年08月31日機能は十分、価格は控えめ――。そんな携帯電話を米Microsoftが発表した。ウェブの閲覧、ゲームのプレイ、音楽の視聴、写真撮影など、様々な機能を備えながらも、販売価格はわずか37ドル、円換算で約4,500円で購入できる。日本での販売は未定だが、発売されれば人気商品になりそうだ。同社が発表したのは、「Nokia 222」、そのデュアルSIM版となる「Nokia 222 Dual SIM」の2つの携帯電話。ディスプレイサイズは2.4インチでOSは、Nokia Series 30+を搭載する。スマートフォン並みに多機能なのが特徴で、オペラミニブラウザもしくはエクスプロラーでウェブサイトの閲覧が可能。検索にはBingを利用する。2MPのカメラも搭載し、GroupMe by Skype、Facebook、Messenger、Twitterといったアプリで写真の共有も可能。FMラジオの視聴ができ、MP3の再生環境も供える。ゲームのプレイもでき、Gameloftのゲームアプリが毎月1作品、1年に渡りダウンロード可能。「Assassin’s Creed Brotherhood」などの作品がプレイできる。写真、動画、音楽ファイルなどの多用により、ストレージ不足に陥った場合も、最大32GBまでのmicroSDカードが利用可能。また、バッテリーはガラケー並のタフさで、Nokia 222が最大29日間、Nokia 222 Dual SIMで最大21日間、連続通話時間はともに最大20時間となっている。micro USB、3.5mmイヤホンジャックを備え、Bluetooth 3.0にも対応する。サイズは116mmx50mmx12.9mmで、写真で見てもわかるとおり、非常にコンパクト。重さも79gと軽量だ。日本国内では、同価格帯、ほぼ同じサイズの携帯電話として、通話とSMS機能に特化したSIMフリーガラケー「Simple」がある。Simpleは、初回入荷分が即日完売となるほどの人気商品となっている。「Nokia 222」シリーズは、現状ではGSMのみの対応となりスペック上、日本国内では使えないものの、国内対応版の販売が決まれば、スマートフォン以外の携帯電話市場が大きく盛り上がりそうだ。
2015年08月28日米Microsoftが10月にプレスイベントを開催して新ハードウェア群を発表するという噂が出ている。ここでの登場が予想されているのは「Surface Pro 4」「Lumia 950/950 XL」「Microsoft Band 2」などで、現在開店準備中の米ニューヨーク旗艦店やWindows 10の次期メジャーアップデートといわれる「Threshold 2 (TH2)」の提供開始と合わせ、いろいろと発表が目白押しの秋となりそうだ。同件はThe VergeがWPDangという中国語サイトの情報を基に報じている。現在筆者は同誌の示す情報ソースを確認できておらず(ページが参照できない)、この報道自体の信憑性はそれほど高くないといえるが、The Vergeが指摘しているようにMicrosoftは秋シーズンに向けて複数の新製品ローンチを控えているといわれており、おそらくは10月前後の時期に何らかの製品発表会を開催する可能性は高いと考えられる。例えば、これまでWindows 8登場からほぼ年1回のペースで製品が登場している「Surface Pro」について、昨年2014年5月の「Surface Pro 3」以来新製品の話が出ておらず、おそらくはWindows 10とIntelの新プロセッサが登場したこのタイミングで「Surface Pro 4」が登場する可能性は高いとみられている。また、現在一般に配布されているWindows 10は「Build 10240 (TH1)」だが、つい数日前には「Build 10525 (TH2)」がWindows Insider Program参加者向けに配布開始されており、「CB (Current Branch)」と呼ばれるWindows 10のアップデート配信サイクルに則れば、今後2~3カ月以内にもTH2の一般配布が開始されるとみられる。このTH2の一般配布とSurface Pro 4を10月前後のタイミングに合わせてアピールしてくる可能性も指摘されている。また、Microsoftは年内でのLumiaフラッグシップ製品投入を今年3月にバルセロナで開催されたMobile World Congress (MWC)で予告しており、年末商戦の始まる前の11月上旬までには市場投入される可能性が高い。そのため発表自体は10月に行われるとみられ、製品同時ローンチの中にLumia新製品が含まれていても不思議ではない。可能性として高いのは前出「Lumia 950/950 XL」のようなLumia 900シリーズの後継モデルだろう。このほか、「Microsoft Band 2」や、筐体サイズが小型化された「Xbox One」の新モデル、「Surface mini」かは不明だがSurfaceの新フォームファクタにあたる製品など、複数の報道が出ているが、おそらく可能性として最も高いのは「Microsoft Band 2」だと考えられる。この「Microsoft Band 2」については日本市場への投入も視野に入っているといわれており、このあたりについても注目しているといいだろう。冒頭でも紹介したように、同時期にはMicrosoft Storeの旗艦店となる店舗が米ニューヨーク五番街(677 5th Ave, New York, NY)にオープンするともいわれており、もし10月にイベントが開催されるのであれば店舗のお披露目、あるいは店舗そのものをイベント会場にすることも考えられる。いずれにせよ、年末時期は複数の新製品が発表され、そのうちどれだけが日本市場に投入されることになるのかに注目したい。
2015年08月21日米Microsoftは8月19日(現地時間)、Windows 10をベースとしたサーバOS「Windows Server 2016」のTechnical Preview 3(TP3)を公開した。今回のTechnical Previewの目玉は、Dockerに対応したコンテナ技術「Windows Server Container」が始めて公開されたこと。インストールプログラムはTechNet Evaluation Centerからダウンロードすることが可能。Windows Server 2016では、コンテナ技術として、「Windows Server Container」と「Hyper-V Containers」が搭載される予定だ。いずれもDocker APIとDockerクライアントを使ってデプロイすることができる。Windows Server Containerは、Windowsカーネル上に分離した空間を複数作るコンテナ技術で、Dockerのコマンドラインツールに加えPowershellから管理できる。一方、Hyper-V Containerは専用のWindowsカーネルのコピーと直接割り当てられたメモリを用いるため、より独立性が高まると説明されている。Technical Preview 3では、Hyper-V Containerは、今後リリースされるテクニカルプレビューでサポートされる予定。コンテナに対応したTechnical Preview 3に合わせて、「Visual Studio」と「Microsoft Azure」のアップデートも行われた。また同日、「System Center 2016 Technical Preview 3」も公開された。同社によると、クラスタノードでのローリング アップグレードのサポート、ホストサーバとファイルサーバの両方に対するNano Server のサポートなど、Virtual Machine Managerについて機能が強化されているという。
2015年08月21日米Microsoftは8月20日(現地時間)、検索サービスBingのナレッジグラフおよびアクショングラフのAPIを公開する計画を発表した。同社はまた、開発者やユーザーにナレッジグラフやアクショングラフの活用方法を示すためにAndroid用の「Bing Search」アプリを新APIに対応させ、Android端末においてアプリ内からBingのアシスタント機能を利用できるようにした。アプリ内でナレッジグラフやアクショングラフを活用することで、Bingからのリッチデータを直接アプリに表示できるようになる。ユーザーは検索に移動することなく、アプリでやっていることに関連した情報カード(スナップショット)を確認でき、また様々なアクションをアプリ内で起こせる。例えばメッセージング・アプリなら、ユーザーがレストランを話題にした際に、そのレストランに関する情報のカードをアプリ内に表示し、予約サービスにもアクセスできるというような利用体験を実現できる。こうしたリッチな体験をアプリ内で提供することで、アプリ提供者はユーザーとの結びつきを強められる。ナレッジグラフおよびアクショングラフのAPIの提供開始は今年秋を予定している。現在はAPIへのアクセスのリクエストを受け付けている段階だが、Android用のBing Searchアプリを使うことでBingスナップショットを活用するメリットを誰でも体験できる。Bing SearchアプリのBingスナップショットの動作用件はAndroid 4.4以上で、現時点ではUS英語のみの提供になっている。利用するにはBing Searchアプリの最新版をインストールし、ガイドに従ってBingスナップショットを利用できるように設定する。アプリを使用しながらホームボタンを長押し、またはGoogle Nowを呼び出す操作を行うと、Bingがアプリの内容を読み込み、そしてアプリ上にBingの情報スナップショット・カードを表示する。例えば、YouTubeアプリで映画の予告編を見ながら、ホームボタンを長押しするとYouTubeアプリの上に映画の解説や監督・出演者の情報を記した情報カードが現れ、チケット販売サイトやストリーミングサービスにもアクセスできる。情報の関連性や利用できるアクションは別として、アプリ内で情報カードを提供する方法は、GoogleがAndroid 6.0で提供し始める「Now on Tap」に似ている。
2015年08月21日米Microsoftが10月にハードウエア製品の発表イベントを開催するとThe Vergeが報じている。Microsoftの製品発表会の計画については中国のWebサイトWPDangが最初に報じ、The Vergeが計画に詳しい情報筋から得た情報として、Lumiaスマートフォン2機種、Surface Pro 4、Microsoft Band 2を発表する予定だと伝えた。Lumia端末については以前からThe VergeはMicrosoftがフラッグシップモデルを開発していると報じており、Windows 10 Mobileのリリースに合わせてLumia 950とLumia 950 XLを投入する可能性を指摘している。このフラッグシップ端末に関しては、Lumiaブランドを使わずにSurfaceブランドに変更されるという噂もある。Surface Pro 4についてはノートPCとしても使えるタブレット型のPCというスタイルは変わらず、改善の可能性としてディスプレイのサイズや解像度の変更、スリム化・軽量化、指紋スキャナーの搭載、Surfaceキーボードのアップデートなどを挙げている。Windows Helloをサポートするという噂もあるが、薄さを犠牲にしてまでRealSenseカメラを搭載する可能性は低いと見ている。Microsoftはドイツのベルリンで開催される「IFA 2015」(9月4日~9日)で基調講演にNick Parker氏が登壇してWindows 10デバイスを披露する予定だが、サードパーティの製品が中心になり、The VergeによるとSurfaceの新製品やハイエンドスマートフォンの発表は10月になるという。
2015年08月21日アジェンダは、OS X Mavericks対応のMac用宛名印刷ソフト「宛名職人 for 10.9」の販売を9月25日より開始すると発表した。価格は6,750円。アジェンダ直営オンラインショップ限定でダウンロード版のみの販売となる。「宛名職人 for 10.9」は、昨年発売した「宛名職人 Ver.21」をベースに、2016年の干支である「申(さる)」の年賀状デザインを含む新規テンプレート260点以上を収録している。宛先ごとに差出人を個別設定できるほか、「フォルダ」や「タグ」で宛先をまとめておくことが可能。収録フォントは76書体(日本語16書体、英数60書体)で、イラストはダウンロードサービスを利用した場合、13,000点以上が使用できる。対応OSはOS X Mavericksのみ。
2015年08月20日Microsoftは19日、Internet Explorerの脆弱性を解決する緊急のセキュリティ更新プログラムを公開した。対象となるInternet Explorerのバージョンは、Internet Explorer 7 / 8 / 9 / 10 / 11で、Windows Updateから適用できる。今回の脆弱性を悪用し、細工されたWebページに対象のInternet Explorerでアクセスすると、リモートでコードが実行される可能性、および攻撃者が現在のユーザーと同じユーザー権限を取得する可能性がある。Microsoftによれば、すでに悪用の事実を確認しているという。「マイクロソフト セキュリティ情報 MS15-093 - 緊急」を参照のうえ、すみやかに対処していただきたい。また同日、一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター (JPCERT/CC)が、今回の緊急アップデートに関して注意喚起を行っている。
2015年08月19日米Microsoftは12日(現地時間)、Windows 10を搭載した大画面端末「Surface Hub」の出荷を、当初の予定である2015年9月1日から2016年1月に延期することを発表した。Surface Hubは、4K解像度の大画面液晶を持つ端末。55型モデルと84型モデルが発表されている。カメラ、スピーカー、マイク、赤外線/環境光センサー、Wi-Fi、Bluetooth、NFCなどを搭載しており、Skype for Businessを使ったビデオ会議や、デジタルホワイトボードの代わりに使用するといったビジネスでの利用を想定している。同社は出荷延期の理由として、2015年7月1日に予約受付を開始したところ、予想を上回る受注があり、製造工程の見直しが必要になったためとしている。なお、現在も予約注文は受け付けている。価格は、第4世代Core i5搭載の55型モデル「Surface Hub 55"」が6,999ドル(約87万円)、Core i7搭載の84型モデル「Surface Hub 84"」が19,999ドル(約249万円)。米国や日本を含めた24カ国で発売する予定だ。
2015年08月13日SCSKは8月7日、金融機関向けクラウドサービス対応セキュリティリファレンスとして、Microsoft社のクラウドサービスである「Microsoft Azure」対応版を、SI事業者など6社と共同で作成し、同日より公開した。同リファレンスは、Microsoft Azureに関して、金融情報システムセンター(FISC)の「金融機関等コンピュータシステムの安全対策基準」の第8版追補改訂の各項目に対する対応状況を調査したもの。調査は、SCSK、三菱総合研究所、日本ビジネスシステムズ、トレンドマイクロ、電通国際情報サービス、三菱総研DCSおよび日本ユニシスが実施し、FISC安全対策基準の各項目(138の設備基準、120の運用基準、53の技術基準)のそれぞれについて確認・整理した。セキュリティリファレンスは、同社のWebサイトから、ダウンロードすることができる。
2015年08月07日米Microsoftは22日(現地時間)、Microsoft Garageで開発されたメッセージングアプリ「Send」を北米で公開した。ビジネスおよび教育機関向けの「Office 365」ユーザーに提供される。現在はiPhone版アプリのみだが、Windows Phone版とAndroid版アプリの提供を予定している。Sendは、Office 365のビジネスや教育機関向けアカウントに接続し、Eメールアドレスを使って、IM(インスタントメッセンジャー)やSMS(ショートメッセージングサービス)のようにメッセージを交換できるコミュニケーションツール。一般的にIMやSMSは、チャット形式ですばやいメッセージの交換が行えるが、あらかじめ相手と同じIMアプリをインストールしたり、相手の携帯電話番号を聞く必要があった。しかし、SendはEメールアドレスを利用して、本文のみを書き込んで送信できる。Sendアプリのメッセージ画面はIMクライアントに似ているが、Office 365を使用しているため、すべての会話はOutlookに統合される。そのため、メッセージの続きはメールで行う事が可能だ。また、相手がSendをインストールしていなくても、相手はメールでメッセージを受け取れる。今後は、対応するメールサービスの拡大も計画している。Microsoft Garageは、Microsoftの従業員がアイディアを幅広く試せる技術インキュベータープロジェクト。一部の成果は、Microsoft GarageのWebサイトで公開している。
2015年07月23日米Microsoftは7月22日(現地時間)、Microsoft Garageプロジェクトで開発された「Send」を北米で公開した。Eメールアドレスを使って、インスタントメッセンジャー(IM)やショートメッセージングサービス(SMS)のようにメッセージを交換できるコミュニケーション・ツールだ。ビジネスユーザーおよび学校・教育機関のユーザーをターゲットにしており、公開時点で対応環境はiPhoneに限られている。IMやSMSでは用件だけを伝えるすばやいメッセージのやり取りが可能だが、相手が同じIMアプリをインストールしていなかったり、相手の携帯電話の番号が分からない時もある。SendはOffice 365のビジネスおよびエデュケーション向けのメールアカウントに接続し、メールアドレスを使ってIMやSMSのようにメッセージを交換できるようにする。コンタクト(メールアドレス)をワンタップするだけで会話が始まり、本文のみを書き込んで送信する。件名などを入力する必要はない。Sendアプリ上でのメッセージのやり取りはIMクライアントのような表示だが、Sendはメールであり、Sendアプリを使用していない人はメールアプリで対応できる。Office 365に接続するため全ての会話はOutlookに同期され、Sendで開始した会話をメールクライアントで続けることも可能だ。Microsoft Garageは、Microsoftの社員やインターンがアイディアを幅広く自由に試すプロジェクトで、その成果の一部をGarageのサイトで公開している。22日時点でSendはiPhone用アプリのみだが、Windows Phone向けとAndroid向けのアプリの提供も予定しており、また対応するメールアカウントの拡大も計画している。
2015年07月23日