セイヴソン(Seivson)の2024年春夏コレクションが、2023年8月31日(木)に渋谷ヒカリエにて発表された。オフィスで働く凛とした女性空間に響き渡る人々の話し声と、秘密を抱えた書類を細かく切り裂くシュレッダーの音。ざわめきの中から、今季のセイヴソンが提案する女性像を体現するモデルたちが、凛とした足取りで歩いてくる。シーズンごとにあらゆる形で女性の魅力と強さを訴えかけてきたセイヴソンだが、2024年春夏コレクションでは“オフィスで働く女性”にフォーカスを当てる。それは決して単純に働く女性のコーディネートを提案するのではなく、セイヴソンのフィルターを通してプロフェッショナルな女性の魅力を紐解き、可視化するということ。その方法として、肌を魅せるカットワークや脱構築型、レイヤードといったブランドが得意とするデザインをベースに、オフィスシーンから着想したディテールを落とし込んだ。シュレッダー着想のストライププリーツオフィスでは、社外秘の秘密文書を扱うもの。誰も知らない秘密がシュレッダーにかけられているかもしれない。軽やかな生地で表現されたストライププリーツは、そんな“シュレッダー”から着想したという。ブラウスのセンターやドレスのスカート部分、ジレなどに配されたマテリアルが、ランウェイにミステリアスな余韻を残す。衣服が引き立てる“秘密”の官能性また、会社だけでなく個人個人も秘密を抱えている。それは自分でも気づかない心の奥底にあるかもしれず、秘密が知らず知らずのうちに外側から見た個人の魅力を引き立てていることもある。そんな“個人的な秘密”を覗かせるように、トレンチコートを再解釈したショートドレスやハーネス風のトップス、タイトスカートなどは、しっかりとした生地がボディラインを浮き彫りにするタイトなシルエットへと構築。コントラストによって肌の存在感が際立ち、内側にある官能性を思い起こさせる。さらに、最も個人的な衣服であるランジェリーが、パワーショルダーのジャケットスタイルで提案された。
2023年09月03日ハイドサイン(HIDESIGN)の2024年春夏コレクションが、2023年8月31日(木)にプレゼンテーション形式で発表された。多様なライフワークに寄り添って様々なワークユニフォームをファッションとして展開するハイドサインが今季掲げるテーマは、「グレー カラー(Gray Collar)」。知的労働者を表すホワイトカラー、肉体労働者を示すブルーカラー、それらとは異なる「グレー カラー」を打ち出し、多種多様な環境で働く労働者それぞれに寄り添ったユニフォームを提案する。どんな体型でも着用できるようにまず初めに登場したのは、様々な体型にフィットするユニフォームを着用したルックだ。最も高い身長の人や最も背の低い人、最も長い脚を持つ人、最高体重の人など多様な体型の寸法を分析した結果、彼ら全員に対応する最適解はジャケットとパンツが一体となったオールインワンのようなシルエット。それに加えて、指穴デザインやフーディーなどのディテールを組み合わせることで、独自のオーバーサイズデザインに落とし込んでいる。収納性を追求収納性を追い求めたコートも目を惹く。大きく広がる後ろ身頃には、バッグが丸ごと隠れるほどのスペースを用意している。このほかにも、スーパーマーケットでの使用を想定し、割れ物などを収納することに特化したコートも展開する。変形可能なパターンまたチャックとボタンを駆使することで、急な雨から荷物を保護できるポンチョ型に“変形”するブルゾンも登場。パーツごとで濃淡の異なるグレーを使い分けることで、立体的で奥行きのある構造に仕立てているのが魅力だ。多機能ポケットが今季も最後には、ハイドサインがこれまで継続して発表している多機能ポケット付きウェアも。今季は、前身頃に大中小のポケットを配したベストや、側面にのみポケットをあしらったオールインワンなど、個人に寄り添った機能性を実現させつつ、スタイリッシュな雰囲気を併せ持つビジュアルに仕上げた。
2023年09月03日ミューラル(MURRAL)の2024年春夏コレクションが、2023年8月30日(水)、東京の国立競技場にて発表された。テーマは「ユーフォリア(EUPHORIA)」。夢、ひとひらの幸福な空間夢──それは、此処にいながらにして彼処を目にし、あるいは彼処に赴いているはずがないのに此処にいる心地もしない、極めつきの両儀性の空間、現実と幻想の〈あわい〉である。だからここでは、此処と彼処とが相互に行き交う。いま生きているわたしが、夢という〈あわい〉の空間では、この世ならぬ人とも出会えるように──そこにひとひらの希望を、零れ落ちそうなほどにささやかな幸福を見てとってもいいのかもしれない。今季のミューラルが表現した夢の空間は、だから、現実の確かさと幻想の自在さとの双方を架橋する。夢の空間が持つ、曖昧な、捉えどころのない幻想性は、まずもってファブリックで表現される。ドレスやロングシャツなどに用いた光沢素材には、豊かな色彩が溶けでて、交わるように広がる。氷に染料を落とし、水へと溶けゆくにしたがって色彩が広がる、という過程を経て作られたファブリックは、こうして偶然的な表情を織りなしてゆく。素材は、このようなモチーフの曖昧さ、肌を透かす透明感、此処と彼処のあわいに震える軽やかさ、翻っては表情を変えてやまない光の遊戯を示す。ドレスやスカートなどに用いた、凹凸感が光沢の多彩な表情を豊かに引き出すファブリック。スリーブに量感を持たせたブルゾンの、玉虫色に光を帯びたスポーティな素材。あるいは洗練されたシルエットのジャケットやサロペットなどには、裾や袖口に繊細なスカラップ刺繍を施し、抒情が行き交う。ミューラルを象徴する素材のひとつ、オリジナルの刺繍レースも、そこに浮かぶ花々は花綱の上を縺れに縺れ、決して現実に花弁を開く特定の花を指し示すようではない。ただ、色とりどりの花々がレースの上を揺れ動き、ささやかなフリンジを残像のごとく残す。その幻想的な表情は、しかし、涼しげなキャミソールドレスやノースリーブドレス、切り替えを施したスカートのすっきりとしたシルエットにのせられるのだ。ここで幻想は、ふと現実に引き戻される。ウェアのシルエットは、この刺繍レースのドレスなどに見られるように、縦のラインを強調するものだ。もちろん、スポーティな素材のブルゾンがボリューミーなシルエットを描いたり、ギャザーを寄せたドレスがアシンメトリックな表情を示したりはするものの、凛とした佇まいとそこに交わる素肌の官能は、夢という〈あわい〉に思いを馳せる人たちに、確かな拠りどころを与えているように思われる。コレクションを彩るカラーもまた、此処と彼処の通い路たる〈あわい〉の空間を反映するかのようにして、明確さと曖昧さとを揃えている。ホワイトとブラックという階調の両端に枠付けられて、ヴィヴィッドなレッドやイエロー、グリーンがその存在感を示す一方、霞んだようなパープルやグリーン、ライトブルーなど、淡い色彩がもっともよく〈あわい〉の世界を表現しているように思われる。
2023年09月02日へオース(HEōS)の2024年春夏コレクションが2023年8月30日(水)、楽天ファッションウィーク期間中に渋谷・ヒカリエホールBにて発表された。虚無な若者たちが、希望を見出すまで今季のヘオースは、村上龍の小説『限りなく透明に近いブルー』にインスパイア。"何者かになりたい”と願いながらも自堕落な生活を送る若者たちが、苦しさや空虚の先に"真に大切なものと希望”を見出すストーリーだ。挫折により、かつては辛い時期を過ごしたというデザイナー・暁川翔真が自らのルーツを振り返り、ファッションとして再定義するコレクションを展開する。アメカジ要素を取り入れて特徴的なのは、全体を通してリラクシングなシルエットに、物語の主人公・リュウが住む米軍基地に着想したアメカジ要素が盛り込まれている点。迷彩服を思わせるユニークなカモフラージュ柄のコートやセットアップをはじめ、パイソン柄の透けたトップスや麻のアクセサリー、足元のカウボーイブーツが存在感を放っていた。作中のキャラクター「黒い鳥」もまた、作中に登場するキャラクターやモノもデザインソースに。例えば、羽根付きのヘッドアクセサリーと全身ブラックのワントーンでまとめたルックは、“黒い鳥”を表現。さらに、中毒性のある薬物“ニブロール”のタグが一面にあしらわれたシャツなども披露された。不規則に大胆な穴を開けたニットは、リュウの退廃した日々と傷ついた心を暗に示しているようだ。荒れ果てた心を表すカラーパレットカラーパレットは、荒廃するリュウの心を映し出すようなグレーやブラウンベージュ、ブラックを基調に、アクセントとしてライトブルーのベロア生地で作られたパンツ、バーガンディのシアーシャツ、マスタードイエローのタイダイ柄スカートなどが差し込まれている。そしてランウェイは、天井から花火を降らせるという儚くも美しい、“希望の光を表す”演出で幕を閉じた。
2023年09月02日セヴシグ(SEVESKIG)の2024年春夏コレクションが、東京・台東区の東京キネマ俱楽部にて、2023年8月30日(水)にアンディサイデッド((un)decided)と合同で発表された。もし壁がなかったら「もし人と人、国と国の間に壁がなければ」。この思いが込められた“IF WE BREAK DOWN THE WALL”という言葉をタイトルとして掲げた今季のセヴシグ。デザイナーのノリは、人々との間に壁がなくなれば、争いや分断もなくなりその先に光も見えてくるのではないかと考え、自身が創作の着想源としてきた予言や神話、都市伝説といった土着信仰からスラヴ民族の伝承や神話に辿り着き、コレクションに落とし込んだ。スラヴの民族衣装モチーフまず注目したいのは、スラヴの伝統的な民族衣装に見られるディテールと、ノリのオリジンであるアメカジを結びつけたルック。ギャザーやシャーリングをたっぷりと配したワンピースや、華やかな花の刺繍やクロスステッチを施したトップスやパンツがその好例だ。デニムやレザーで表す傷ついた人々の心象風景争いによって傷ついた人々の心象風景を表すように、レーザーカットでボロボロに穴のあけられたデニムも登場。空いた穴を塞ぎ、癒しを与えるかのように散りばめられた花の刺繍もポイントだ。そのほか、表面の顔料が薬品によってはがされたレザーやクラシックレザーのライダースジャケットからも、傷ついた内心を感じる取ることができる。一方で、ウェアの随所に見られるキラキラとした素材は、障壁を取り除いた先に見える希望の光を象徴している。AIが生む意外性AIが生み出す現実と虚構の境界線を探求することもセヴシグのコレクションを語るうえで欠かせない。今回は、MidjourneyやChatGPTを用いて、人の想像の斜め上を行く“発想”をウェアに取り入れた。たとえば、AIの誤訳によって生まれた「トラの頭を持った神」は、最先端のプリント技術を用いた服作りを行うトルク(TOLQ)とのコラボレーションによる赤や黒のスカジャン、もしくはハーフパンツに採用。AIによってもっともらしく語られる架空の神々の姿は、アルフォンス・ミュシャの代表作である《スラヴ叙事詩》からも着想を得ているそう。壁や境界線としてのボーダー&ストライプ柄壁や境界線のメタファーともとれるボーダー柄やストライプ柄使いにも注目。赤・青・白から成る“汎スラヴ色”のボーダー柄を解いてフリンジ状に編み上げたニットは、壁や境界線を取り除き、分断された世界からの解放を意味している。『新世紀エヴァンゲリオン』とのコラボ最後に、アニメ『新世紀エヴァンゲリオン』とのコラボレーションによるTシャツにも触れておきたい。また、作中に登場する架空のバリア「A.T.フィールド(Absolute Terror Field)」をイメージして開発した、ナイロン扁平糸を編み上げたシアーな素材をトレンチコートやロングスリーブシャツ、スカーフに採用した。
2023年09月02日シンヤコヅカ(SHINYAKOZUKA) 2024年春夏コレクションが、2023年8月29日(火)に千駄ヶ谷・東京体育館にて発表された。月夜の会場を舞台に8月2度目となる満月が、間近に迫る東京の夜。ランウェイの舞台となるのは、(ほぼ)まん丸の月が煌々と輝く東京体育館の屋外の会場だ。コレクションノートには、まるで今夜の美しい月夜を予期していたかのように、「月が綺麗ですね。」の一言が添えられている。すっかりと秋の香りが漂う、心地良い夜風が吹き抜ける観客席。エレファントカシマシの楽曲を合図に、どこかエモーショナルな空気を醸すショーが幕を開けた。「WONDERFUL WANDER」をテーマに「WONDERFUL WANDER」と名付けた今季のコレクション。デザイナーの小塚信哉が20代の頃から好んでいた“夜の散歩”を着想源に、そこで偶発的に出会った情景を、コレクションのストーリーとして膨らませていったのだという。まずは“一枚の絵”を描くことから始めたという今シーズンは、小塚のドローイングを起点に、様々なプリントで溢れているのも特徴。街並みや、自分だけのお気に入りの場所、可愛い動物たち…そんな散歩の途中で目に留まった風景を描き出したようなプリントは、コレクションのメインモチーフとなり、ジャケットやパンツ、ジップアップコートに彩りを添えている。夜の町中のネオンを映し出したようなジャケットには、路地裏で見かける、意味をなさない乱雑なドローイングを重ねて。また全面に手描きのメッセージを羅列したオーバーサイズのジャケットは、小塚が散歩中にふと思いついた言葉を、ランダムに記したものだという。レギンスで引き立てるビッグシルエットさらに今季は、ぴたっとしたレギンスをコレクション全体で取り入れているのも印象的。ブランドらしいビッグシルエットを引き立てる名脇役として、オーバーサイズのジャケットやトップスに差し込まれていた。ブルー×金をキーカラーにコレクションのキーカラーは、ブルーとゴールド。画家 イヴ・クラインを連想させるカラーコンビネーションかと思いきや、実は小塚が散歩中に片手に持っていた“某プレミアムなビール”の配色から着想を得たのだという。ラストにかけては、金のラメ糸で編み込んだカーディガンやパンツといったピースが会場を席巻。月夜の中でキラキラと反射する煌めきが、会場にちょっぴりエモーショナルな余韻をもたらしていた。
2023年09月01日ホロマーケット(Holo Market)の2024年春夏コレクションが発表された。ブランドの“ベーシック”に立ち返る「BACK TO THE CLASSIC」をテーマに掲げる今季のホロマーケットは、ブランドのアイデンティティーにフォーカス。自然との共存や、家具や建築との出会い、旅での未知の探求…これらをブランドのクラシックとして定義し、洋服にそのムードを落とし込んだ。日本各地のファブリックを組み合わせてコレクションを彩るのは、デザイナー・吉田力が日本各地の職人とタッグを組んで作り上げた表情豊かなテキスタイルだ。ルックには、シアーで軽やかな質感のシャツや、メッシュ素材のアノラック、あたたかみのあるフリンジを配したチェックパンツなど、全く異なる風合いのアイテムが勢ぞろい。色々な重量感や透け感の素材をマッチさせることで、新鮮味のあるスタイリングを叶えている。メタリックな光沢でアクセントを中でも目を引くのは、“光”を纏ったアイテムだ。キラキラと上品な光沢を纏ったブルゾンやハーフパンツは、そのメタリックな輝きが、リラクシングなムードのコレクションに大胆なアクセントをプラス。暗闇の中で“光線”のような柄が浮かび上がるメッシュ素材のアノラックもまた、独特の存在感を放つ。カラー&柄で遊びをプラス素材はもちろん、異なる柄やカラーを自由に組み合わせているのも印象的。たとえば、淡いピンクのタイダイ染めを施した開襟シャツには、透け感のある総柄アノラックをレイヤード。ボトムスには、ライトペインティングのような柄を配したブラウンのパンツを組み合わせ、遊び心たっぷりのコーディネートに仕上げた。プレイフルな表情のフラワー刺繍フラワー刺繍を配したパーカーやブルゾンは、コレクション全体のプレイフルな雰囲気をさらに加速させるアイテム。本来あたたかみを醸し出す刺繍に、光沢感のあるシルバーの糸を使用することで、ひんやりとした温度感を演出しているのもユニークだ。
2023年09月01日クイーン アンド ジャック(Queen&Jack)の2024年春夏コレクションが、2023年8月29日(火)に発表された。モードな雰囲気を纏わせて日本・イタリアの共同制作を実現したウィメンズの高級制服ブランド・クイーン アンド ジャックは、前回に続き2度目となるラインウェイショーを実施。セーラーカラー、チェック柄といったスクールウェアの要素をキーワードに、モードな雰囲気を纏うポジティブでエレガントなスクール・ガールを表現する。ブレザーのシルエットを再構築コレクションの中核となるのは、先シーズンより継続するブレザーをベースに、シルエットを再構築したアウター類。大胆にカットアウトしたジャケットは、複雑なパターンメイキングを施し、胸上にギャザーやタックを入れた立体的なシルエットに。セットアップやアウター類は、ナポリのスーツファクトリーとのコラボレーションによるものだ。メンズライクなチェックやストライプ×甘さのあるデザインメンズライクなチェックやストライプのアイテムには、セーラーカラーやプリーツのディテール、断ち切りのフリルなどを配して少し甘さのあるデザインをプラス。たとえば、チェックのブレザーの裾には大きめのフリルを、チェックのベストと合わせたブルーの袖には、袖全体にギャザーを配しており、ボーイッシュな中にフェミニンなエッセンスを落とし込んでいる。エレガントなレース使いコレクションを一気に華やいだ雰囲気にさせるレースを用いたルックにも注目。レースのセーラーワンピースはその好例で、セーラーの片側にコサージュを、袖にはビジューを配したエレガントな一着に仕上げている。このほか、ブラウスの襟元やジャケットから覗く袖口、ボトムス、ジレ型ワンピースには、ペイズリー柄のレースを贅沢に使用した。プリーツスカートとスラックスの組み合わせ制服の定番であるスカートに配したプリーツは、キュロットやジャンパースカート、ワンピースなど様々なスカートに応用。その中でも目を惹くのは、プリーツスカートとスラックスを組み合わせたスタイリングだ。通常、スカートとスラックスの両方が用意されている制服だが、そのどちらも同時に着用することで新たなスタイルを提案した。
2023年09月01日コンダクター(el conductorH)の2024年春夏コレクションが、2023年8月29日(火)に発表された。抑圧からの解放、自由な世界へ「suppression(感情・活動・苦痛・力などを抑えること)」と題した今季のコンダクター。2023年6月ファッションウィーク期間中のパリを訪れたデザイナー長嶺信太郎は、日々市内で様々な主張を展開する人々を目にする。日本ではあまり見ないような光景を見たことから、当たり前だと思い込んでいる日常の中でも、実は“本来の感情や活動が抑圧されているような状態は自然ではないのではないか”。そう考えた長嶺は、抑圧からの解放、自由になるべくもがいている人々の姿にフォーカスしたコレクションを提示する。エレガンスとアンチテーゼの共存今季のポイントとなるのは、エレガンスとアンチテーゼの共存を目指したルックだ。たとえばセットアップは、グレンチェックウールの上から有刺鉄線を格子状に顔料プリント。クラシックさの中に、どこか殺伐とした雰囲気を落とし込んでいる。また、同様の意図が見られるルックとして、ズタズタに引き裂かれたスウェットパンツやデニムパンツ、ショルダーなどの継ぎ目が露わになり中綿が確認できるブルゾンなどが挙げられる。退廃的なアイテムとトラッドな要素を持つアイテムをコレクション内に混在させ、エレガンスと反骨精神の共存を図ったのである。スクールガール調×意外性のあるアイテム前回に引き続きウィメンズアイテムも展開。スクールガール調のスタイルをベースとしつつも、異色なアイテムを組み合わせることで、抑圧された環境下に置かれた内面的な葛藤を表現している。いわゆる制服によく見られるチェックのミニスカートに、パープルやイエローといった鮮やかで印象的なスカジャンを合わせたルックは、その意外性を表した好例だ。ブラックミーンズとのコラボ2シーズンで継続して展開するブラックミーンズ(blackmeans)のとのコラボレーションシリーズの新作にも注目。ネパールの職人技が光る複雑な編み地を施したハンドニットベストに加え、ブラックミーンズ定番のコインケースが登場した。ハルタとのコラボローファーにはメッキパーツ付タッセルを足元を品よくまとめあげるのは、老舗靴メーカーハルタ(HARUTA)とのコラボレーションシューズ。オリジナルのメッキパーツをつけたタッセルが印象的だ。ルーズソックスなど長めの靴下と合わせて披露された。
2023年09月01日ペイデフェ(pays des fées)2024年春夏コレクションが、2023年8月29日(火)に、東京・旧三河島汚水処分場喞筒場(ポンプ)施設にて発表された。現代の重圧から解き放たれて“泳ぐ”今季のテーマは、水中を意味する“underwater”と、文化における背景を指す“underground”を組み合わせた造語「Under Waterground」。古生代デボン紀に生きた海洋生物と安部公房の短編『水中都市』を手掛かりに、“社会や世相といった重圧から解き放たれて、遊泳魚のように自由に泳ぎきる”という想いを込めたルックが登場する。印象的なフリンジコレクション全体を通して、自由にヒラヒラと揺れるフリンジが特徴的。例えば、ファーストルックに登場した真っ白のウェアのように、肩に大きく広がるフリンジを取り付ければ、非日常的な新しいシルエットとなる。深海魚モチーフのジャカード深海魚の鱗を想起させるデザインのジャカードドレスは、透け感のあるフェミニンなデザインに。足元は、ふんわりとした起毛感のある真っ赤なパーツを配し、幻想的な古生代の世界観を現代に呼び起こした。パステルを中心としたカラーパレットまた、ペイデフェらしい神秘的なカラーパレットにも注目。ピンクからブルーに移り変わるグラデーションを施したトップスやパンツをはじめ、淡いブルーのワンピースなど、ファンタジックでカラフルなルックに仕上げている。角度によって艶が変化ショーを締めくくるフィナーレには、シルバープレートが大胆にあしらわれたドレスが登場。角度によって異なる艶を放つサテン生地は、本コレクションのテーマとなった深海に差し込む光と重なる。
2023年09月01日ウィザード(wizzard)の2024年春夏コレクションが、2023年8月29日(火)に発表された。「オーバーダブ」をテーマに「オーバーダブ(Over Dub)」と題された今季のウィザード。音を重ねてゆくオーバーダブ=多重録音と呼応するかのようにして、薄く軽快なファブリックを重ね、連ねてゆく構成が、そのコレクションには見てとれる。たとえば、異素材の組み合わせや細かく波打つようなギャザーのディテール。ミリタリーテイストのスカートには、サイドに波打つようなプリーツを組み入れて、テイストの対立を軽やかにまとめあげて。また、スタンドカラーのティアードシャツやシャツドレスには、波打つようにギャザーを寄せて、ふわりと立体的な表情を生み出した。レイヤードは、衣服の多重性をもっとも明確に見てとれる要素だろう。上品な佇まいながらもリラクシングなシルエットに仕上げたテーラードジャケットの下には、袖口や裾を切りっぱなしで仕上げたライニングを重ねて。ライニングがジャケットの下から覗くよう長さを設定するなど、重ねの妙を引き出す絶妙なバランス感覚が、コレクション全体に通底している。春夏のレイヤードを叶える素材は、薄く繊細、軽やかだ。ショートスリーブのシャツは、繊細な模様を織りなすレースが涼しげな透け感を生みだす。フロントジップブルゾンやミリタリーコートのディテールを取り入れたスカートも、ミリタリーのタフな印象を払拭し、あくまで軽快、空気が行き交うような抜け感を漂わせた。カラーは、重ねる、連ねるという多重性を繊細に引き立てるかのようにして、ホワイトやグレー、ベージュといったトーナルカラーがベース。ブルーやカーキで力強さをプラスしつつ、随所に抽象的で柔らかな総柄を取り入れている。
2023年09月01日フェティコ(FETICO)の2024年春夏コレクションが2023年8月28日(月)に東京・寺田倉庫で発表された。フェイ・ウォンをミューズに、ソフィ・カルの作品集にも思いを馳せて今季のミューズとして捉えたのは、香港のシンガーソングライターで俳優のフェイ・ウォン。ウォン・カーウァイが監督を務めた青春映画『恋する惑星』などに出演したフェイ・ウォンは、1990年代にアジアン・ポップスの女王として名を馳せた人物だ。また、ステージ上では前衛的な衣装を、プライベートでは90年代らしい洗練された衣服を身に纏い、当時のファッションアイコンとしても注目を集めた。そしてもう1つの着想源となったのは、フェティコのデザイナー・舟山瑛美が久しぶりに訪れたパリでふと手に取ったという、フランスの現代美術家ソフィ・カルの作品集『THE HOTEL』。イタリアのクラシカルなホテルでメイドとして働いていたソフィが、旅行客が過ごした空間をカメラで記録した非常にプライベートな作品集で、好奇心とスリルが混ざり合う刺激的な一冊となっている。今季は、そんなフェイ・ウォンと作品集『THE HOTEL』にヒントを得ながら、舟山が追求する女性の美しさを引き立てるコレクションを提案していく。ステージ衣装を思わせるドレスやジャケットまず最初に注目したいのは、フェイ・ウォンのステージ上の衣装を思わせる、90年代のシルエットを落とし込んだアイテム。レースのように繊細なサマーウールのミニドレスや、透け感のあるシルクコットンに艶のある素材を合わせたジャケットやパンツなど、センシュアルな肌見せを叶えるエレガントなピースが展開された。壁紙やベッドフレームをイメージパジャマ風のシャツとパンツのセットアップやベロアのボディスーツに落とし込まれた芍薬柄は、作品集『THE HOTEL』に登場する壁紙から着想を得たもの。また、ベッドフレームの装飾をパンチング加工によって表現した、ワイドなデニムパンツも提案された。ランジェリーディテールこれまでのコレクションでも繰り返し提案されてきたランジェリーディテールは、パープルとブラックでコントラストを効かせたキャミソールドレスや、コルセットのラインを取り入れたロングドレスなど随所に。また今季は、サイドのカットアウトが印象的なスイムウェアも展開される。ブランド初のバッグブランド初となるバッグとして、がま口のクロージャーがアクセントになったハンドバッグと、ボクシーなトートバッグもランウェイに。いずれも『THE HOTEL』のインテリアを思わせる薔薇柄がエンボス加工で表現された、エレガントなデザインが魅力的だ。さらにブラン(BLANC.)とのコラボレーションサングラスや、ラインストーンとスタッズが施されたクロッグシューズも発表された。
2023年08月31日ヴィルドホワイレン(WILDFRÄULEIN)の2024年春夏コレクションが、楽天ファッションウィーク期間中の2023年8月28日(月)に、渋谷ヒカリエにて発表された。テーマは「The Prayer」。アメリカでの日常や文化を取り入れてヴィルドホワイレンがショーを開催するのは、ニューヨークで開催して以来6年ぶり。アメリカと日本の2カ国を拠点とするデザイナー・ループ志村は、日曜の午前中に教会へ訪れるのが習慣だという。家族を大事にすること、仲間を思いやること、そんなことを頭に描きながら流れる教会での時間が好きだというループ志村は、教会での様子を表現すべく、「The Prayer」に沿ったコレクションを展開する。“祈る人”でショーは幕開けテーマよろしくショーは手を合わせて祈りを捧げるモデルからスタート。光を浴びて祈る姿を見ると、まるで会場が教会になったかのような錯覚を覚える。清廉な印象を受けるホワイトのシャツドレスに身を包み、バックには天使と口づけする人物が描かれたタペストリーを配した。ちなみに、コレクションアイテムの随所に見られる絵は、幼い頃から多ジャンルな芸術に囲まれて育ったループ志村のバックグラウンドを表すように、すべて彼が描いたものだ。世界を旅する中で描き続けてきたものを採用し、その試みは今後も続けていくという。ミリタリー要素を日常に落とし込んで身近な出来事、すなわち日常や文化をコレクションに落とし込むことも目指した今季。アメリカでは、メッセージ性などは一切なしにミリタリー要素を当たり前のようにファッションに取り入れる人が多いと感じたループ志村は、ミリタリーなディテールをウェアの中に取り入れた。大きなポケット4つをフロントで繋ぎ合わせたベストを、カーゴパンツやメッシュ素材のトップスと組み合わせている。荘厳なゴールドの刺繍繊細な輝きを放つのは、ロングTシャツなどに施されたゴールドの刺繍だ。ホワイトのトップスにはドラゴンの刺繍を、タイダイ柄のロングTシャツにはフロント全面に、中央で羽を広げる鳥や草花などの刺繍をあしらい、荘厳な雰囲気をプラスしている。レザーのキーケースなど小物類小物類にも注目したい。ボックス型ハンドバッグや、表面に生地の重なりが見える大きなショルダーバッグなどが登場する。また、レザーのキーケース兼ネックレスには、あるストーリーが込められている。デザイナーがやんちゃだった頃、全く家に帰らなかったことにちなみ、家に帰ることを促すかのようにコレクション内では鍵を首から下げることにしたそうだ。なお、セットしている鍵は、ブランドがスタートしてからの10年間の中で使用してきたアトリエや事務所の鍵を使用している。
2023年08月31日ハルノブムラタ(HARUNOBUMURATA)の2024年春夏コレクションが2023年8月28日(月)、上野・東京国立博物館の法隆寺宝物館にて発表された。儚く美しい夏の情景を切り取って「親密な日常のポートレート」をテーマに掲げる今季のハルノブムラタ。着想源となったのは、1960・70年代の華やかな社交界をフィルムに収めた写真家スリム・アーロンズと、青年2人の一夏の恋を描いた映画『君の名前で僕を呼んで』だ。いずれの作品も夏のバカンスを情景として美しく、儚く切り取り、観る者にエレガンスを感じさせる。カジュアル×エレガンスの出会いデザイナー・村田晴信は今季、そんな夏らしいカジュアルさが融合した、"軽やかなエレガンス"を纏った女性像を提案する。ブランド初となる春夏のランウェイショーは、法隆寺宝物館の風通しの良い水盤を囲んで開催。静寂かつミニマルな空間に、映画『君の名前で僕を呼んで』のサウンドが心地よく流れていた。軽やかな素材で、気分まで軽快にファーストルックには、“ふわりとした”ジャージー生地の純白ショートドレスが登場。足元にはオーエーオー(OAO)とのコラボレーションスニーカーを合わせ、素材から足取りまで軽快な様を表現している。また、シアーなブロックチェックが目を惹くロングワンピースや、濃いブルーのシルクコットンのセットアップなど、こだわり抜いた軽やかな素材のルックも散見された。鮮やかなカラーパレットさらに、鮮やかなカラーパレットも今季ならでは。モノトーンを基調に重厚なムードでまとめ上げた2023年秋冬コレクションから一転、夕焼けをイメージさせる赤く染まったシルクドレスや、ブルーの海のようなグラデーションを施したチュールトップスなど明るい色使いが印象的だ。ゆったりと過ごす時間の中でデザイナー・村田晴信が意識したのが、ゆったりと過ごすバカンスで生まれるエレガンス。描く女性像はそのままに、朝はフレッシュなコットンを使用したシャツ、昼はパイル生地のローブ、夜はドレッシーなブラックドレスといった、時間の移ろいとともに変化する空の色やオケージョンに合ったウェアを展開する。ラストルックは、華奢な3本の肩紐が女性らしさを引き立てるブラックのナイトドレスで締めくくった。
2023年08月31日ナノアット(NaNo Art)の2024年春夏コレクションが発表された。テーマは「Rest in peace」。「Rest in peace」――“終わる”ことの美しさ今季のコレクションの着想源となったのは、特定の堆肥に埋めると約1年で水と二酸化炭素に分解される「生分解ポリエステル素材」だ。リサイクルやリユースと違い、生分解はそこに一度終わりが存在している。廻り続けるのではなく、自らの役割を終えて美しく消えていく――その姿に、デザイナー・後藤と田中は自らの人生や死生観を重ね合わせたのだという。洋服を人体に見立てて散見されたのは、洋服を人体に見立て、命を吹き込んだかのようなデザイン。たとえば、心房や心室のモチーフを襟のデザインに投影したポリエステルのシャツは、今季のテーマを体現したアイコニックなアイテムのひとつだ。上品な光沢を湛えた優美なキャミソールドレスは、肩ひもの部分が三つ編みの髪の毛のように編み込まれているのがユニーク。そのほかにも、静脈に見立てたシャーリングなど、ルック全体に人体を思わせるディテールが散りばめられていた。パジャマやガウンなどの“寝具風”ウェアパジャマやガウンといった寝具風のウェアは、「Rest in peace(=安らかに眠れ)」というテーマをそのまま反映させた、ウィットに富んだアイテムだ。パジャマはエレガントなセットアップ、ガウンはシックなコートとして着こなすことで、“部屋着感”を払拭。中にロングシャツをレイヤードするなど、意外性のあるシルエットを組み合わせたスタイリングもまた、シティライクな雰囲気を加速させる。履き口の一部を切り取ったシューズコーディネートにアクセントを添えるシューズにも注目したい。2023-24年秋冬コレクションのルックにも登場した鹿革のシューズは、デザインをアップデートして今季もお目見え。“輪廻転生からの解脱”を示唆するかのように、本来環状であるはずの履き口の一部が切り取られている。ニュアンスカラーに鮮烈な青を差し込んでカラーパレットは、荘厳な雰囲気を演出するホワイトとブラックを中心に、くすんだグリーンやベージュ、ペールグレーなどのニュアンスカラーを織り交ぜているのが印象的。そんな中、ひときわ視線を奪ったのが鮮やかなブルーのパジャマジャケット。彩度の低い世界に差し込まれた強烈な青が、コレクション全体を引き締めるのに一役買っていた。
2023年08月31日カナコ サカイ(KANAKO SAKAI)の2024年春夏コレクションが、楽天ファッション・ウィーク東京1日目の2023年8月28日(月)、東京・渋谷のヒカリエホールにて発表された。カナコ サカイ、初のショーを開催ショーを通して、ルックブックでは伝えきれないカナコ サカイというブランドの精神性を、世界に向かう姿勢を表現したかった──2022年春夏シーズンにデビューしたカナコ サカイが、今季ブランド初のランウェイショーを行うに際して、デザイナーのサカイカナコはそう語る。では、その精神性とは何かというと、ひとつには自由が、肯定の身振りがあるのではなかろうか。サカイはなるほどウィメンズウェアを手がけているが、しかしそれは単に女性に向けた服であるというより、カナコ サカイというブランドと出会い、ふと魅了された人すべてに向けられている。そこにはだから、本当はウィメンズ/メンズという区分もない。サカイはこうした姿勢を、「自由を纏う」と言い表している。ランウェイを歩いたモデルのおよそ半数が男性モデルであるのも、サカイ自身のそうした姿勢の自然な表れなのだ。さて、コレクションにおいて自由は、たとえばカナコ サカイを代表するアイテム、洗練された佇まいのテーラリングに見て取れる。ハリのある素材で構築的なフォルムをかたち作るという、テーラリングのいわばソリッドな側面を、いかにして開くか──それは文字通りに衣服の面を開くことであり、具体的にはフロントの両側に施したスリットや、バックに深く入れたベンツなどによって、ジャケットやロングコートは歩みに合わせて律動的に揺らめき、生き生きとしたダイナミズムを示すことになる。硬さを開かれ、柔かな表情を獲得したジャケットは、そのスリットの下に繊細なレース、さらにはそれらを身に纏う身体の存在を、層に層を重ねて繊細に指し示す。きらめきを帯びたフリンジをティアード状に連ねたドレスは、刻一刻と波打つように光を反射し、定まった表情を見せることなく偶然が織りなす表情を引き出す。あるいは市松模様を編み目で表したワンピースは、身体のシルエットを心地よくなぞる。だから、ここでは衣服を着る人の身体そのものが肯定されているのだといえる。サカイが自らの製作においてもうひとつ強調するのが、出会いの偶然だ。今季、そこにたとえば、軽快なチェスターコートの市松模様に用いた「螺鈿織り」を挙げることができる。螺鈿織りとは、貝殻を使った伝統的な装飾技法「螺鈿(らでん)」を、織物に用いたものだ。七色にきらめく硬い貝殻が、自在に形をなす柔らかな織物になる──そんな新鮮な驚きが、今季、サカイと螺鈿織りの出会いにはあったという。螺鈿織りを手がけるのは、日本海を望む京都・丹後の織元「民谷螺鈿」。揺れうごく丹後の海のきらめきを、織物にできないか──そうした発想から生まれた螺鈿織りは、丹後の織物の歴史のなかで紡がれてきた伝統技法「引き箔」に、海が育んだ貝殻を交叉させるものだ。螺鈿織りでは、薄く削りだした貝殻の真珠層を、フィルムの上に貼り付ける。これを、細かな柵状に裁断する「引き箔」の技術で糸となし、織物の緯糸として織りこんでゆくのだ。丹後ならではの歴史と自然が交錯することで生まれる螺鈿織りは、素材との出会い、その魅惑にふと捉われては突き詰めてゆく、カナコ サカイの姿勢を象徴するものだといえるではなかろうか。
2023年08月31日08サーカス(08sircus)の2024年春夏コレクションが、楽天ファッションウィーク期間中の2023年8月28日(月)に発表された。内なる強さとエレガントさを共存させて今季の08サーカスは、“レイヤードとバランス”に着目。とりわけ今季は、ウィメンズの素材感やバランスをメンズウェアに取り入れることで、従来よりもジェンダーレスの世界観をエクスパンド。静かに佇む強さと、ウェアの動きによって生まれるエレガントさを共存させたコレクションを展開する。レイヤードでシルエットを変化まず始めに注目したいのは、“レイヤードとバランス”にフォーカスし、レイヤードすることで形を変化させることが可能なルック。たとえば、メンズライクなパープルのジャケットの上にビスチェを合わせることで、ボリュームをシェイプさせフェミニンな印象を与えたり、透け感のある素材によって着る人の身体のラインをあえて見せたりと、シルエットに変化を生じさせている。前後で魅せる異なる表情“前と後”の関係性にフォーカスを当て、二面性のある洗練された空気を纏っているのも今季の特徴だ。それを象徴する、前後で異なる表情を魅せるアイテムの例となるのは、ファーストルックとして登場したトレンチコート。正面から見ると、縦にすっきりとしたロングトレンチコートだが、後ろから見ると、マントのディテールによってまるでポンチョのようにも見えるのがポイントだ。柔らかで透け感のあるファブリック素材は共通して、柔らかで透け感のあるものが多く見られる。エアリーで軽やかな着心地のシルク素材を用いたワンピース、ブランドが得意とする流動的な模様が美しい“墨流し染め”を施したヴィンテージサテンのパンツなどが例として挙げられる。黒を中心にベージュやアイスグレーを差し込んでカラーは、質感や透け感を通して様々な表情を魅せるブラックを中心に、美しさを際立たせるニュートラルなベージュ、落ち着いた色味のサックスやアイスグレーで、よりエレガントさをプラス。全体的にプリーツを施したトップスやスカートなどに、スタイリングに奥行きを与えるアイスグレーのカラーを採用した。
2023年08月31日KAMIYAは8月28日、国立競技場内の駐車場に設けられた特設会場で2024年春夏コレクションを発表しました。Courtesy of KAMIYA2015年にスタートしたMYneが、デザイナーである神谷康司の名を冠して「KAMIYA」とブランド名を変え、新たな歩みを始めたのが先シーズン。KAMIYAとして初の展示会を終えたばかりの神谷は、ビリー・プレストン(Billy Preston)の歌う「Nothing From Nothing」に出会い、彼の頭に去来したのは、ブランドとしての次のステージ、「ファッションショー」に挑戦してみたいという衝動でした。Courtesy of KAMIYAそして8月28日に開催された初のショーは、KAMIYAのロゴを施し、造作された壁を巨大なスピーカーを積んだトラックが破壊して登場するド派手な演出で幕を開けます。©FASHION HEADLINE©FASHION HEADLINE激しいダメージ加工やブリーチ加工を施したカットソーや、ダック地のワークジャケット、ペインターパンツやコットンニットなど、神谷が青春時代を過ごした大阪のアメリカ村にある古着屋をルーツと感じさせるアイテムが目立ちます。また、ショーの終盤には、バブルが舞う演出も。幻想的な雰囲気の中、「いかにリアリティをもってストリートで消化できる服であるか」という神谷の創作の根底を垣間見ることができたショーとなりました。Courtesy of KAMIYACourtesy of KAMIYACourtesy of KAMIYACourtesy of KAMIYA
2023年08月30日ティート トウキョウ(tiit tokyo)の2024年春夏コレクションが2023年8月24日(木)、新豊洲ブリリアランニングスタジアムにて発表された。アメリカ西部のフロンティア時代に立ち返って映画『ノマドランド』からインスパイアされたという今季のティート トウキョウ。"NOSTALGIA"をテーマに、アメリカ西部で過酷な労働をしながら旅をする遊牧民・ファーンの生き方を投影したコレクションを展開する。ランウェイは、アメリカの雄大な自然を感じさせる、落ち葉が一面に敷き詰められた会場で幕を開けた。ウエスタンファッション今季のムードを最も体現しているのが、ウエスタンファッションの要素を盛り込んだルック。ウエスタンホースを総柄でプリントしたジャンパースカートを、黒のひもで引き締めている。また。ジグザグ柄に刺繍されたジャケットやざっくり編みのメッシュニット、麻のベルトを合わせた水玉のオールインワンなど、開拓者時代を思わせるディテールも印象的だ。メリハリのあるディテールまた、光沢のあるシアーな肌見せシャツでウエスタンシャツを再解釈したり、温かみのあるコーデュロイ生地のシャツの胸元下とショートパンツに大胆なフリンジをあしらったり…とメリハリのあるルックも散見された。まるで遊牧民が厳しい環境の中でも強く生き抜いていく姿勢を表しているようだ。自然をイメージしたカラーパレットカラーパレットは、アメリカ西部の広大な大地を連想させるナチュラルなベージュのワントーンを中心に、カーキのスカートやグレーのジャケットを採用。さらに差し色として、空をイメージしたブルーのワンピースやキャミソールを取り入れることで、アクセントを加えている。
2023年08月27日残暑は厳しいものの、今年の夏ももうすぐ終わり。そんな残りわずかな夏を満喫すべく、プレイフルな「カラー」を使って気分の高まる着こなしを楽しんでみて。各地のファッションウィークで撮影されたストリートスナップから、ポジティブムード満載のコーディネートをピックアップ。白の上下にカラー小物がよく映えて大胆なカラーコーディネートは難しい… と感じている方には、小物で取り入れるのをリコメンド。上下を白で統一することで、残暑の中でもクリーンなムードを演出。カットソーと微光沢感のある素材合わせなら、ワンカラーでもののっぺりしません。足元にはキレイ見えが叶うTストラップのブルーサンダルを迎え、清涼感を掛け算。手元には赤みブラウンのバッグを携え、コントラストを授けて。フレッシュな赤とシャープな白で生き生きと白デニムパンツは、ぱきっとシャープな白をセレクトすることで軽快さとスタイリッシュさを演出。ほんのり秋の空気感を漂わせられるニットベストは、鮮烈な赤を選び生き生きとした表情へ。バッグも同色で統一し、繋がりよく整えて。ブルーのチェック柄でグッドガールな面持ちへインフルエンサーのガラ・ゴンザレスは、ブルーのチェック柄が爽やかなベアワンピースを取り入れ、グッドガールな表情に。すっきりとしたIライン、そしてウエスト位置高めの共布ベルトのおかげで、きちんと感が倍増しています。程よい重厚感のあるレザー素材のグレージュバッグと黒ローファーで、ちょっぴり季節を先取り。カラーブロックで遊び心たっぷりプレイフルなカラー使いに定評がある、インフルエンサーのエミリー・シンドレフ。きれいめシルエットのスカートと小物を選べば、ぱきっとしたブライトカラーでもトゥーマッチになりません。そこにソフトな色味のラベンダービッグTシャツを掛け合わせ、適度な抜け感を確保すればパーフェクト。力強いカラー使いでワンピーススタイルを新鮮にIラインワンピースにポインテッドトゥパンプスを合わせたきちんとコーディネートも、色味にこだわれば新鮮な印象に。フレッシュなグリーンに、鮮やかな赤、そしてオレンジを掛け合わせ、リズミカルに導いて。仕上げにヘアをすっきりまとめ、スタイルアップ効果を上乗せ。--------------------夏の終わりを満喫する「カラー」を使った着こなしをお届けしました。秋物を取り入れる前に、残暑のコーディネートを楽しみましょう。
2023年08月27日リシュモン ジャパン株式会社 モンブランは、2023年秋、モンブラン エクストリーム 3.0 コレクションに新たなカラーとモデルを追加いたします。モンブラン 142 バッグモンブラン エクストリームは、最初の発売以来、私たちのレザーグッズの主軸となっています。移動の多い活発な生活や旅行にも最適な、モンブランの中では若々しさをもたらすカジュアル・コレクションです。トレンド性とモダンなデザインに加えた機能的なフォルムと、真新しいテクスチャーが採用されています。特徴的なパターンと新しいクロージャーで、モンブランの新しい世代の顧客をターゲットにしています。モンブラン エクストリーム 3.0 コレクションにプラスされる要素として、アイテムの合理的、幾何学的、実用的なビジュアルは、当時のバウハウススタイルの影響を直接受けた象徴的なレザーモチーフが施されています。モンブラン エクストリーム 3.0 コレクションは、オフィスでも週末でも、ありふれた毎日ではなく冒険的な日々を過ごすライフスタイルに適応するようにデザインされた様々なデザイン、サイズ、機能で構成されています。このコレクションのコンパクトなモデルは、アクセサリーやポケット代わりとして使用したり、トレンド的な使い方をお勧めします。フックを通してバッグに取り付けることができるリングが備わっているため、ボリュームとカラーの新たなコントラストを生み出して、さまざまにカスタマイズすることを可能にします。新色のハイライトとして、今シーズンは、ファーンブルーとシルバーが登場します。ファーンブルーは、シダ植物の色彩、青と緑のコンビネーションで自然の森をイメージしています。定番カラーとして、ブラック、ブリティッシュグリーンは継続されますが新モデルのミニショルダーバッグ、モンブラン 142 バッグが追加されます。【モンブランについて】1906年、ドイツ・ハンブルグにて創業。当時では画期的だった精巧な持ち運べる万年筆を開発し、人々の生活に革命を起こしました。それ以来、世界最高峰の筆記具として不動のブランドとなり、レザーグッズ、時計、ニューテクノロジーなど展開を広げています。モンブランの社名、そして白い星形のエンブレムは、ヨーロッパにそびえるモンブラン山がルーツであり、高みへの挑戦、軌跡を残し受け継ぐ、そして終わりなき進化と創意工夫を表しています。革新を追求する信念は、すべての商品に浸透し人々のライフスタイルパートナーとして進化し続けています。■リシュモン ジャパン株式会社 モンブランモンブランお客様サポートTEL: 0800-333-0102URL: 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年08月21日爽やかでシンプルで清潔感があるカラーの白。やっぱり夏は「白」!と思っている方も少なくないはず。今回は身近な存在の【ユニクロ】から今夏ゲットしたい「ホワイトアイテム」をご紹介していきます。オシャレさんたちのコーディネート術にも注目です! 早速見ていきましょう。エアリズムコットンオーバーサイズTシャツ出典:Instagram男女兼用アイテムの「エアリズムコットンオーバーサイズTシャツ」はそのシルエットを活かしてラフな雰囲気でまとめるのが今年っぽい! @kumika_iiio2さんのようにゆったりとしたパンツやサコッシュでリラックス感たっぷりにまとめたいですね。ボリューム感のあるコーディネートですがホワイトとベージュの明るいカラー合わせなので軽やかな印象を与えてくれます。エアリズム機能付きのアイテムなので夏も快適に過ごせそうですね。アメリカンスリーブブラタンクトップ出典:Instagram@ymk3rdさんがデニムパンツと合わせている爽やかなホワイトのトップスは、ユニクロの「アメリカンスリーブブラタンクトップ」。カップ付きのタンプトップでインナーのカラーや肩ヒモのことを気にせずに1枚でタンクトップスタイルが楽しめます。アメリカンスリーブの肩のラインやリブ生地の素材感など細かい部分にトレンド感が入っているのでシンプルなデニム合わせもサマになりますよ。リブボートネックノースリーブT出典:Instagramティアードキャミとのレイヤードにぴったりな「リブボートネックノースリーブT」。白を選べばレイヤードスタイルに活躍してくれます。横に広く開いたボートネックのラインが大人っぽく、ネックラインを美しく魅せてくれそう。可愛らしいティアードキャミとのレイヤードもクリーンな印象にまとめてくれますよ。3Dメッシュクルーネックセーター出典:Instagram女性のボディラインにフィットするように立体編みで作られた3Dメッシュクルーネックセーター。綺麗なシルエットなのでシンプルなパンツスタイルも上品なイメージです。爽やかなホワイトのメッシュセーターは、長袖なのにすごく涼しげ。オフィスで肌を出しすぎたくない方にもおすすめのスタイルですよ。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※こちらの記事では@kumika_iiio2様、@ymk3rd様、@midopei様、@shocogram__様のInstagram投稿をご紹介しております。※記事内の情報は執筆時のものになります。価格変更や、販売終了の可能性もございます。最新の商品情報は各お店・ブランドなどにご確認くださいませ。writer:yuka
2023年08月15日エンジニアド ガーメンツ(ENGINEERED GARMENTS)は、2024年春夏コレクションを発表。ユニークな素材が多彩に登場多彩な素材使いにより、幅広いコーディネートの可能性を見せるエンジニアド ガーメンツの2024春夏コレクション。ナイロンリップストップや、さらりとしたヘンプ素材、プリントデニムなどアクティブな素材から、クラシカルなグレンチェックのリネン、艶やかな光沢を備えたサテン、ソフトなコットンポリエステルのベロアなど、ユニークな風合いの生地を用いたウェアが目白押しとなっている。賑やかなパッチワーク中でも目を引くのは、華やかなパッチワークのウェア。ピンクをメインカラーに、花柄や幾何学模様を組み合わせ、レースを装飾したセットアップやジレは、春夏らしい明るさを装いにもたらしてくれる。また、コーデュロイのパッチワークブルゾンやハーフパンツは、三角形のパネルを繋ぎ合わせジオメトリックなデザインを際立たせることで遊び心のある表情に。様々な色のチェック地を組み合わせたシャツもまた、鮮やかさの際立つエネルギッシュなアイテムだ。プレイフルなアクセントを加えたアイビールックスタイルは、アイビールックをメインに構成。アクセントをさりげなく取り入れた、プレイフルな装いを提案している。例えば、上品なグレーのジャケットとパンツには、花柄のネクタイとアニマルモチーフのカラーブロックベストをコーディネート。また、銀色のボタンが光るネイビーのブレザーには、緩やかにギャザーを寄せたパンツを合わせることで抜け感をプラスした。さらに、表情豊かなデニムジャケットとパンツ、ブルーのシャツのコーディネートには、幾何学柄のネクタイを結んでアクセントを加え、チェックオンチェックのセットアップにはストライプシャツ、ドットネクタイを合わせることで、異なる柄同士の調和を楽しむスタイリングに。この他にも、セットアップスタイルに賑やかさをもたらしてくれる、ロゴプリントのオフィサーパンツや、シアサッカーのジャケット、キャンディストライプのボタンダウンシャツ、薄く柔らかなポロシャツなど、アイビースタイルにぴったりのアイテムが充実している。アイキャッチなクロシェ編みニットまた、ウィメンズにおいては、クロシェ編みのニットジレやカーディガン、ワンピースがアイキャッチなポイントに。ホワイトのワンピースに重ねた、淡いピンクとパステルブルーのニットジレはチャーミングなエッセンスをもたらしている。一方で、ブルーとホワイトを基調した刺繍ドレスには、ネイビー、グレーのクロシェ編みカーディガンを羽織ることで、涼しげな佇まいを演出した。
2023年08月14日ネイプ(NAPE_)の2024年春夏コレクションが、2023年8月6日(日)に下北沢・アドリフトにて発表された。中立で居続けるための強さ「中立であるためには、中立で居続けるという強い意志が必要」──ネイプのデザイナー・山下達磨はそう語る。争うわけではなく、反骨精神を持ちながらも他者との接続を志向すること。ネイプはその難しさと尊さを、“neutral position”と名付けた2024年春夏コレクションによって我々に訴えかけてくる。ミリタリーの存在感今季のキーワードは3つ。一つ目は、ミリタリーテイストに託された“強さ”だ。中でも立体的なポケットを複数配したパンツや、紐を交差状にあしらったブラックボトム、ゆったりとしたシルエットのカーゴパンツなどのボトムス類が、着用者の足取りに確かな存在感を与えている。砂上に落とされた水二つ目は精神的余裕から来る“慈愛”。例えばそれはカラーリングに表れており、先述したミリタリーテイストに由来するカーキ色やサンドカラーをベースとしながらも、ときおり曖昧なブルーがペイントやプリント、スカーフ等に差し込まれることで、淡く優し気な表情が浮かび上がる。なお、ジャカード織にはギリシャ神話の“パエトンの墜落”から着想したアフガンストール柄が採用されている。青空にひるがえる旗三つ目は、精神的余裕があって初めて成立する“反骨精神”。ホワイトorブラックのシングルブレストジャケットの背面には、布に覆われた人物がプリントされており、あたかも何かを扇動しているかのように見える。しかしその人物が持っている赤い旗には、実はアラビア語で“昼寝”と書かれている。ブランド名“NAPE_”の“E”を抜くと“NAP(=昼寝)”になる、という発想から生まれたこのプリント。どんな状況であろうと、自分自身を支配できる強さと余裕を持ち、荒ぶる川の流れに逆らうことも流されることもしない──眩しいほどの青空に、その決意が赤々とはためいている。コラボレーションシューズ&テックアクセサリーもさらに、2023-24年秋冬コレクションでも好評を博したスニーカーブランド「フラワーマウンテン(Flower MOUNTAIN)」とのコラボレーションシューズや、「シーショアインク(seashoreinc.)」とタッグを組んだiPhoneケース、ストラップ等が発表された。
2023年08月10日全アイテム石けんオフできる国産オーガニックコスメ〈アクア・アクア〉から、“等身大の自分を見せる”ウォームカラーコレクションが新登場いたします。アクア・アクア 2023AWコレクションみずみずしくツヤやかに彩るリキッドシャドーからあたたかみを与える2色が新登場【商品名】オーガニックミネラルアクアシャドーカラー:定番新色2色(全8色)/価格:2,860円(税込)先行発売日:2023年8月22日(火)/一般発売日:2023年8月29日(火)情報解禁日:2023年8月1日(火)■カラー光をとらえるパールの上品な輝きそれぞれのカラーに合わせてパールの大きさを変え、最も魅力的に見える組合わせを追求いたしました。肌に溶け込むのに上品な存在感があり、やわらかい輝きで目元に透明感を与えます。ウォータリー処方で実現!濡れツヤ質感油分を使わない「ウォータリー処方」を採用。肌にのせた瞬間はサラッとみずみずしく、徐々に水分が蒸発することでピタッと密着。水の膜が張ったようなシアーな質感で、どの角度から見ても印象的な濡れツヤ感を演出。オーガニック&フルーツエキスで目元をケア目元の皮膚は薄く、デリケート。アイメイクを楽しみながら、ケアも同時に叶えるためのオーガニック&フルーツエキスを厳選して配合しました。目元をしっかりと保湿しながら、肌のキメを整えます。頬にふんわりと優しい血色感をプラスするピーチコーラルのクリームチーク【商品名】オーガニッククリームチークカラー:定番新色1色(全4色)/価格:2,200円(税込)先行発売日:2023年8月22日(火)/一般発売日:2023年8月29日(火)情報解禁日:2023年8月1日(火)■カラーパウダー質に変化するクリームチークで 誰でも簡単にツヤ&血色感をゲット肌なじみのよいナチュラルカラーで、肌にのせるパウダーのようなサラっとした質感に変化。ムラになりにくいから誰でも簡単にクリームチークのツヤと血色感を楽しむことができます。1度塗りでナチュラルに、重ね塗りで印象的に仕上がります。乾燥しやすいチークゾーンを潤しながら彩る顔の高い位置にあるチークゾーンは、紫外線にあたりやすく乾燥しやすいパーツです。マカダミアナッツオイル*¹やビタミンたっぷりのシークワーサーオイル*²配合でチークラインを潤しながら美しく彩ります。*¹マカデミア種子油(保湿成分) *²シイクワシャー種子油(保湿成分)唇をなめらかに彩るルージュからは夕日のような「深みオレンジ」が新登場【商品名】オーガニックリッチカラールージュカラー:定番新色1色(全3色)/価格:リフィル3,080円(税込)先行発売日:2023年8月22日(火)/一般発売日:2023年8月29日(火)情報解禁日:2023年8月1日(火)■カラーフルーツオイルとミネラルのパワーで 唇をなめらかに彩る新感覚ルージュ美容成分が豊富なことで知られるザクロ種子油*などのフレッシュフルーツや天然由来の植物オイルを配合し、しっとりなめらかな唇に整えます。唇にのせると、溶けるようにスルスルなじむ軽いテクスチャー。ルージュでありながら、リップバームのように唇を乾燥から防ぎ、艶やかな口元に仕上げます。天然由来成分だけで豊かな発色を叶えるタール系色素やシリコーンなどを使わずに、天然のミネラルと植物でトレンド感あふれる豊かなカラーとツヤを実現しました。唇をケアする感覚で、しっかりトレンドをおさえたリップメイクをお楽しみいただけます。■AQUA AQUA2023 Autumn&Winter Collectionアクア・アクアのアイテムは全て石けんオフできます。化粧品はシリコーンなど油性の合成成分が使われていることが多いため、メイクを落とすためにクレンジングを使用しますが、アクア・アクアのアイテムは、フルーツ・植物・ミネラルなどの天然由来原料。ファンデーションの色も鉱物である、ミネラルのみで着色し、合成着色料ゼロ。生分解性に優れた石けんのみでメイクオフすることができます。またマスカラやリキッドアイライナーはお湯のみで落とすことができます。■Infomation株式会社REDアクア・アクア製品お問い合わせ先: pr@rednatural.co.jp 読者お問い合わせ先:TEL03-6455-4050MAIL info@rednatural.co.jp ■公式オンラインストア国産オーガニックコスメのアクア・アクア 公式オンラインストア : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年08月02日今年春夏の最大のトレンドファクターは、カラー。鮮やかな色が今季の一大流行ですが、その中でもヒットカラーの筆頭がグリーン。昨シーズンから人気続くグリーンは、今季は一気に主役級の存在感になっています。そこで今回は取り入れるだけでコーデを今っぽくアップデートしてくれるグリーンカラーのおしゃれ術をご紹介。カラーアイテムを使い慣れていない初心者さんもマネしてみたくなるような着こなしポイントもあわせて解説していきますので、ぜひお好みのグリーンカラーコーデを見つけて、チャレンジしてみてくださいね。グリーンタンクトップ × ブラックキャミワンピース出典:Instagramおしゃれさんの中にはすでに今年のa/wトレンドが気になっているかたもたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。【y/m(イム)】の新作は、上品な光沢感が魅力のキャミワンピース。華奢なデザインの肩紐が特徴的で、インナーや羽織りを変えることで、秋冬までロングシーズン着回しできるアイテムです。ベロア素材なので、秋の訪れを少しでも感じたら真っ先に着こなしたいですね。気温が高い時期なら、パキッと鮮やかなビビッドグリーンのタンクトップをインナーにチョイスして、グリーン × ブラックの洗練された映えコーデを狙ってみましょう。グリーンのパワーで気分も上向きになること間違いなし!グリーンTシャツ × ホワイトワイドカーゴパンツ出典:Instagram【GU(ジーユー)】の「ヘビーウェイトクルーネックT」は暑い日に1枚でも着られるしっかりとした生地感が嬉しいアイテム。ドロップショルダーになっていて着るだけで今っぽいシルエットが作れます。お手軽にトレンドのグリーンを取り入れるにはぴったりですね。深みのあるグリーンをホワイトのワイドカーゴパンツと組み合わせれば、リラックスムードたっぷりのこなれたコーディネートになりますよ。爽やかな色合わせなのでだらしなく見えてしまう心配もナシ。キャップとサンダルにブラックを効かせると全体が引き締まります。簡単にコーデが決まるグリーンのセットアップ出典:Instagramグリーンがトレンドの今季、簡単にコーデが決まるグリーンのセットアップはマストバイ!単品でもセットアップでもグリーンを取り入れることができるので、1セット持っていると着回しの幅がグッと広がります。【JUNOAH(ジュノア)】の「膨れジャガードキャミソール」と「膨れジャガードIラインスリットスカート」はまさにそんな条件にぴったりのセットアップ可能アイテム。トップスはハイウエストな切替ラインから裾に向かってふんわりと広がる上品なシルエット。細身のIラインスカートとセットで着こなせば、スタイルアップ効果が倍増します。凹凸のある立体的な生地感もあか抜けた印象を後押ししてくれますよ。ワンピースにこそ、トレンドのグリーン!出典:Instagramシーズンを問わず使い勝手がいいワンピースにこそ、ぜひトレンドのグリーンを取り入れましょう。【DHOLIC(ディーホリック)】の新作は清涼感のある鮮やかなグリーンが夏にぴったりのワンピース。前面はVネックでデコルテまわりをスッキリ見せてくれます。背面は上下2段の細いリボン使いがさりげないアクセントに。裾のマーメイドラインがキュートさを加速させます。ビビッドカラーの面積が広いことに抵抗があるなら、ロングカーディガンやシャツワンピースをレイヤードした着こなしがおすすめ。縦のラインが強調されるので、すらっと細見えする効果も期待できます。仕上げにかごバッグやトングサンダルをプラスしてシーズンムードをアピールしましょう!グリーンカーディガンの肩掛けテクでコーデの鮮度をアップ出典:Instagramワンピースやワンカラーコーデの差し色に、ビビッドカラーのカーディガンを肩掛けするテクニックを愛用するおしゃれさんが急増中♡きちんと感のあるパールボタン付きのフレアスカートをTシャツと厚底スニーカーでカジュアルダウンしたら、仕上げは差し色になるグリーンのカーディガンをアクセサリー感覚でさらっと肩掛け。モノトーンコーデにメリハリが生まれ、一気に上級者ムードの着こなしにブラッシュアップされます。顔まわりに華やかなカラーを持ってくることで、表情も明るく見えますよ。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※こちらの記事では@rikasato_様、@panko0821様、@oimo_30_omio様、@akokako様、@cestmignon_mau様のInstagram投稿をご紹介しております。※記事内の情報は執筆時のものになります。価格変更や、販売終了の可能性もございます。最新の商品情報は各お店・ブランドなどにご確認くださいませ。writer:さくらこ
2023年07月30日今年は、カラフルな色使いがビッグトレンド。春の立ち上がりから、鮮やかビタミンカラーがいっぱいでしたね。そんな春に続く夏。春以上に明るい日差しに映える、鮮やかなカラーアイテムを使う絶好のシーズンです。カラフルコーディネートは難易度が高く、挑戦するのに躊躇してしまう。そんな人へ。今回は夏に映えそうな【コーデカラーチャート】をご紹介。カラーコーデ初心者の方でも比較的挑戦しやすい色の組み合わせを厳選しましたので、ぜひこの夏の着こなしの参考にしてみてくださいね。【ピンク】×【ホワイト】出典:Instagram昨年から人気継続中のピンクは、白のシアーワンピースを重ねて今どきに♡ ピンクに合う色は、グレーやベージュにネイビーとたくさんありますが、夏はやっぱり爽やかさと抜け感を出せる白がおすすめ! 甘すぎが心配な方は、黒の小物で引き締めたり、デニムをレイヤードするなど程よくカジュアルダウンさせるのがポイント。【イエロー】×【サックスブルー】出典:Instagram華やかなイエローのワンピースには、ブルーのストライプシャツをたすき掛けして夏らしく。イエローのワンピースは1枚で着映えする華やかアイテム◎ サックスブルーの色を加えることで、より涼しげな印象に仕上がります。ヌーディなサンダルで足元に軽さを出すのがポイント。【ミントグリーン】×【ブラック】出典:Instagramニュアンシーなミントグリーンには、あえて黒のパンツを合わせてキリリとした表情に。フェミニンなブラウスの甘さをおさえることで、モード感溢れるワンランク上の着こなしを狙います。レザーのクラッチバッグを添えて、都会的なアクセントを加えるとさらにおしゃれ上級者見え。【ホワイト】×【グレー】出典:Instagram爽やかムードたっぷりのホワイトには、グレーを合わせて洗練カジュアル。シンプル見えする白は、ついコーデを盛ってしまいがちですが、周りと差をつけるならホワイトコーデでスッキリまとめるのが正解◎ グレーの小物を添えてカジュアルな味付けをすると、一気に旬度も加速します。【ネイビー】×【レッド】出典:Instagramネイビーで作る夏のマリンルックには、ワンポイントで赤のバッグを添えて女性らしく。ネイビーは品よくカジュアルスタイルを楽しめる大人女子にうってつけのカラーですが、夏感に物足りなさを感じることも……。そんな時は、小物で季節感を上乗せするのがおすすめ◎ ビビッドな赤のバッグやヌーディな白のサンダルをとり入れて、脱・無難な夏の着こなしを目指します。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※こちらの記事では@mguu__m様、@renge_wear様、@2323son様、@asakokoko10様、@sakura.031358様のInstagram投稿をご紹介しております。※記事内の情報は執筆時のものになります。価格変更や、販売終了の可能性もございます。最新の商品情報は各お店・ブランドなどにご確認くださいませ。writer:sasemayu
2023年07月29日イル ビゾンテ(IL BISONTE)の2023年秋冬コレクションから、新作「カラー レザー(COLOR LEATHER)」コレクションが登場。バッグや財布などが2023年8月4日(金)より全国のイル ビゾンテストアほかにて発売される。イタリアの“食文化”着想のレザーバッグ&財布2023年秋冬の新作は、イタリア・リビエラの古都・ジェノバから始まる「食の旅」がテーマ。新作「カラー レザー」コレクションは、旅の途中で出会った“食文化”をインスピレーション源に、その豊かさと美しい色合いをレザーで表現した。アーティチョークやカフェラテカラーなどカラーは、トレンド感漂うくすんだオレンジの「アプリコット」、優しい風合いのミドルグリーンカラー「アーティチョーク」、クールでクリアな印象のタンカラー「カフェラテ」の3色がラインナップする。アイテムには、ブランドで人気のクロスボディバッグ4型やハンドバッグを用意。また、カードをたっぷり収納できるロングウォレットやコンパクトながま口財布、コインパース、カードケース、キーケースなど、バリエーション豊かなスモールレザーグッズを取り揃えている。【詳細】イル ビゾンテ 2023年秋冬コレクション「カラー レザー」発売日:2023年8月4日(金)取扱店舗:全国のイル ビゾンテストア、イル ビゾンテ公式オンラインストア取扱い内容:全26型(バッグ 5型、ウォレット 9型、その他スモールレザーグッズ 12型)※店舗によって取扱い内容が異なる。価格帯:・バッグ 29,700~71,500円・ウォレット 23,100~49,500円・スモールレザーグッズ 6,600~17,600円
2023年07月28日カラーアイテムが映える季節、夏。生き生きとした街路樹や眩しい青空と共鳴するカラーを身にまとえば、自然と高揚感で満たすことができます。多彩なアイテムを使ってこなれた着こなしへと導くなら、海外で活躍するファッショニスタを参考にしてみて。今回ご紹介するのは、オランダを拠点にデジタルタレント、クリエイティブディレクター、スタイリストとして活躍するポーンウィカ・シュピーカー。親しみやすいコーディネートに程よくトレンドをミックスしているので、私たちもデイリーでお手本にしやすいです。中でも、夏に映えるカラーアイテムを投入した着こなしを4選ピックアップしました。夏の黒はカラーを加えて軽やかに見せるすとんと落ちるシンプルな黒リブニットワンピースで、ストレスフリーなサマースタイルへ。夏には重くなりがちな黒を基調とした着こなしも、イエローとピンクのポップな差し色で生き生きと軽やかに。バッグやペディキュアのホワイトが軽快さ、涼感に貢献。シアー×ラベンダーで透明感を宿すこの日も、黒を基調とした着こなしを披露したポンウィカ。オールインワンのインにシアートップスを忍ばせつつ、ラベンダーのクラッチバッグを小脇に抱えれば、透明感が宿って涼しげに整います。さらにストライプのバケットハットを加え、キャッチーさを上乗せ。大胆な肌見せはスカーフをあしらい上品に見せる夏の日差しによく似合う、真っ白なセットアップを活用。ダブルボタンのトップスは、大胆なオフショルダーでヘルシーな肌見せが楽しめる1枚。そこにカラフルな柄スカーフを加えれば、肌見せが上品にまとまります。さらにグレージュのバッグを携え、きちんと感をアップ。モードに着こなす大人の花柄ワンピーススタイルフェミニンな花柄ワンピースは、水彩画のようなタッチのプリントを選ぶことで洗練を醸して。白地なので、夏に相応しいクリーンさが漂います。メタリックブルーのバッグやシルバーネックレスを加え、清涼感を足しながらモードに誘導。------------------------ポーンウィカ・シュピーカーの、チャレンジしやすいカラーコーディネートをご紹介しました。暑い日も陽気に乗り切れるようなポジティブカラーを加え、ファッションを改めて楽しんでみてはいかがでしょうか。
2023年07月28日シンプルなファッションがメインになる夏は、ニュアンスのあるカラーアイテムで周囲と差をつけてみてはいかがでしょうか。今回はInstagramでフォロワー数1.5万人超えの@yuki__wearさんが提案されている、シーズンライクなしまむらのトップスを紹介します!ランダムリブがアクセントになったニット出典:Instagram夏の定番トップスともいえるリブニットも、一捻りあるランダムリブデザインのアイテムなら、今っぽい印象になります。こちらの「ランダムリブニットPO」は、クリアなパープルもホワイトも今年の夏にぴったりです。投稿によると、大人っぽく高見えするニットだそうですよ。モノトーンスタイルの差し色にもぴったり出典:Instagram1枚でコーデの主役になるという、パープルのニット。一見合わせるのが難しそうなアイテムですが、モノトーンスタイルの差し色として取り入れる方法なら、難なくクリアできます。サロペットなどのインナーにもぴったりなので、クローゼットにあると着こなしのバリエーションが一気に広がりますね。さらりと着こなしたいスリット入りシャツ出典:Instagramボタンの付け外しによってデザインが変えられる「2WAYスリットシャツ」も、真夏にさらりと着こなすにはうってつけのトップスです。着丈が長めなので、気になるお腹周りやヒップもさりげなくカバーできそうですね。気分によってアレンジが楽しめる一着出典:Instagramエレガントなケープ風デザインのシャツは、涼しげなレースニットスカートとの相性も抜群です。肩部分のスリットを調節すれば、遊び心あふれるコーデに仕上がりますね。さまざまなアイテムとの着こなしが楽しめるというトップスを、さっそく店舗やオンラインショップでチェックしてみてはいかがでしょうか。※こちらの記事では(@yuki__wear)様のInstagram投稿をご紹介しております。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※記事内の情報は執筆時のものになります。価格変更や、販売終了の可能性もございます。最新の商品情報は各お店にご確認くださいませ。
2023年07月26日