カシオ計算機の耐衝撃性ウオッチ「G-SHOCK」に、神戸市消防局とのタイアップモデルが登場する。ベースモデルは「Master of G RANGEMAN」で、神戸消防局の全面監修となっている。7月17日から発売し、税別価格は50,000円。商品名は『G-SHOCK RANGEMAN「GW-9400FBJ」神戸消防局タイアップモデル』。今回のモデルは、G-SHOCKブランドとして初めて、国内の消防機関とタイアップしたもの。常にタフであることが求められ、過酷な環境に立ち向かい続ける消防隊員と、G-SHOCKのコンセプトが合致して生まれた。ベースモデルの「Master of G RANGEMAN」は、方位、気圧/高度、温度を計測できるトリプルセンサーを搭載。極限状態での使用を想定した「Master of G」を冠し、Master of Gシリーズの中では最新のモデルとなる(2013年9月11日発表)。タイアップモデルは神戸消防局が全面監修し、カラーリングとデザインにこだわった。救助隊(レスキュー隊)、および特別高度救助隊「スーパーイーグルこうべ」が着用する救助服をモチーフとして、RANGEMANのベースカラーにオレンジを、ベゼルの文字部分やバンドの一部にブルーを採用している。バンドにはレンジャーロープをデザインした。遊環はカラビナをイメージした特別仕様で、第44回全国消防救助技術大会(*)のスローガン「NEVER FORGET, GO FORWARD」を刻印している。裏ぶたには神戸市消防局の消防章を刻印した。また、フェイスのバックライトを点灯させると、ロープの「もやい結び」とカラビナを象徴したデザインが浮かび上がる。パッケージもスペシャル仕様だ。形状やデザインは、消防隊員たちが着用するヘルメットをモチーフとした。「鋭い目で要救助者を見つけ出し、一度つかんだら決して離さない」という救助隊の姿勢を表現したイーグルロゴをあしらっている。*第44回全国消防救助技術大会阪神・淡路大震災から20年となる2015年の第44回大会は、陸上の部が神戸学院大学ポートアイランドキャンパス、水上の部が神戸市立ポートアイランドスポーツセンターで開催される。開催日時は2015年8月29日(土)の午前9時~午後4時30分ごろ。一般公開もされ、来場者が体験できる各種防災イベントブースも数多く出展。
2015年07月01日マウスコンピューターは26日、同社が販売するゲーミングPCブランド「G-Tune」の公式キャラクター「G-Tuneちゃん」のオリジナルグッズ販売開始を記念し、Twitterから手軽に応募できるプレゼントキャンペーンを行なうと発表した。応募期間は、2015年6月25日から同年7月9日23時59分まで。G-Tuneちゃんとは、パーツマニアで新製品大好きな「Gちゃん」と、ゲーム好きの「Tuneちゃん」によるコンビの名称。。初心者向けの製品紹介マンガや、各種ゲーム推奨モデルにおいてコラボレーションアイテムとして登場するといった活動を行なっており、ただの萌えキャラの枠には収まらない、一癖も二癖もある個性が人気を博している。彼らの活躍や現在販売中のオリジナルグッズについてはこちらの特設サイトに詳しい。今回のキャンペーンは、公式ツイッターをフォローし特定のワードをツイートしてくれたなかから抽選で3名に、G-TuneちゃんがプリントされたTシャツ(Lサイズ)が当たるというもの。応募は、G-Tuneちゃん公式アカウントである「@GTune_chan」をフォローし、「#ゲームをするならGTune 」ハッシュタグをツイートすると完了する。
2015年06月26日マウスコンピューターは19日、ゲーミングブランド「G-Tune」の公式キャラクター、「G-Tuneちゃん」の各種グッズを多数発表した。6月24日から公式Webサイトで販売を開始する。一部商品については、6月20日から東京・秋葉原の直営店舗「G-Tune:Garage」限定で先行販売を実施する。「G-Tuneちゃん」は、PC・パーツマニアで新製品に目が無い「Gちゃん」と、ゲームが大好きでジャンルを問わずいろいろなゲームをプレイする「Tuneちゃん」のコンビ。これまでに、G-Tuneちゃんのデスクトップカスタマイズテーマや、BTOオプションとしてG-Tuneちゃんのハイレゾボイス、キャラクターソングの販売などを行っている。新たに発売されるキャラクターグッズは、「G-Tuneちゃん描き下ろしオリジナルオリジナルTシャツ(税別2,800円)」「G-Tuneちゃんオリジナル缶バッジ(税別500円)」「G-Tuneちゃんクリアファイル(税別300円)」「G-Tuneちゃんステッカー(税別980円)」など。
2015年06月22日ソニーは16日、デジタル一眼カメラ「α」シリーズのEマウントに対応したGレンズ「FE 90mm F2.8 Macro G OSS (SEL90M28G)」を発表した。6月26日に発売する。希望小売価格は税別148,000円。SEL90M28Gは、35mmフルサイズ対応のFEレンズにおいて初となる中望遠マクロレンズだ。球面収差を調節したことで、美しいボケ味を実現。操作面では、フォーカスリングを前後にスライドしてAF/MFを素早く切り替えられる「リングスライドスイッチ」を搭載した。また、光学式手ぶれ補正機能や倍率/距離目盛を採用したほか、防塵・防滴に配慮した設計を行っている。主な仕様は、焦点距離が90mm、画角が35mm判で27度、APS-Cで17度、開放絞りがF2.8、最小絞りがF22、絞り羽根枚数が9枚(円形絞り)、レンズ構成が11群15枚、最短撮影距離が0.28m、最大撮影倍率が1.0倍、フィルター径が62mm。本体サイズは最大径が79mm、全長が130.5mm、重量は約602g。フード、フロントキャップ、リアキャップが付属する。
2015年06月16日シチズン時計は6月10日、人気シリーズの「ATTESA」(アテッサ)から、エコ・ドライブGPS衛星電波時計の「F900」を3モデル、「F150」を3モデル発表した。発売予定は前者が10月下旬、後者が8月下旬。税別価格は170,000円~230,000円。F900とF150は、時刻情報のみなら最短3秒、位置情報を含めた場合は最短30秒でGPS電波を受信し、時刻やタイムゾーン、カレンダーを自動修正する。なお、今回のATTESAシリーズ「F900」とは別に、共通のムーブメントを採用した「エコ・ドライブ サテライトウエーブ F900」が2015年3月開催のBASELWORLD 2015で発表されている。○多機能クロノグラフ「F900」高速ツインコイルモーターを搭載し、針の動きを正回転・逆回転ともに高速化。例えば時差±1時間の時刻を修正するとき、2秒弱で完了する。ワールドタイム機能では、メインタイムとローカルタイム(6時位置インダイアル)、2つの時刻を簡単に入れ替え可能だ。ケース素材には、純チタニウムを研磨して表面加工技術「デュラテクト」を施した「スーパーチタニウム」を採用。軽量で肌に優しく錆びにくいほか、デュラテクト加工によって小キズや擦りキズが付きにくくなっている。ラインナップと税別価格は、文字板カラーがブラックの「CC9015-54E」が200,000円、シルバーの「CC9010-66A」が190,000円、ブラックの「CC9017-59E」が230,000円。主な違いはデュラテクトDLC加工の有無。共通の仕様として、風防がサファイアガラス、ケースサイズが径43.5mm×厚さ13.1mm、パーペチュアルカレンダー、10気圧防水、パーフェックス(JIS1種耐磁・衝撃検知・針自動補正)など。○シンプル&スマートデザイン「F150」シンプルな機能と、装着感や視認性に注力したモデル。ケース素材にはスーパーチタニウムを採用し、ケースの厚みが12.5mmという薄さを実現した。全世界40エリアのタイムゾーンに対応したワールドタイム機能を備える。ラインナップと税別価格は、文字板カラーがブラックの「CC3010-51E」が170,000円、シルバーの「CC3010-51A」が170,000円、ブラックの「CC3015-57E」が190,000円。「CC3015-57E」は、ケースとバンドにデュラテクトDLC加工を施している。共通の仕様は、風防がサファイアガラス、ケースサイズが径43.5mm×厚さ12.5mm、パーペチュアルカレンダー、10気圧防水、パーフェックス(JIS1種耐磁・衝撃検知・針自動補正)など。
2015年06月15日NTTドコモは10日、虹彩認証システム搭載スマートフォン「ARROWS NX F-04G」向けに最新ソフトウェアの提供を開始した。ソフト更新することで、端末を再起動すると「YouTube」アプリが初期バージョンになる不具合、使用状況により電池の減りが早くなる不具合が修正される。新しいソフトウェアには、ホーム画面から、「メニューアイコン」、「本体設定」、「端末管理」、「端末情報」、「ソフトウェア更新」の順にタップすることで更新できる。更新時間は、FOMA/Xi/Wi-Fi接続時で約5分。更新後のビルド番号は「V15R38A」。「MENU」、「設定」、「端末管理」、「端末情報」、「ソフトウェアアップデート」、「ビルド番号」とタップすることで確認できる。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年06月10日ASUS JAPANは10日、2015年夏モデルのPC新製品として、幅104mmの小型ゲーミングPC「R.O.G.G20」を発表した。7月上旬の発売を予定し、価格はオープン。Windows 10無償アップグレード対象モデルとなっている。今回の新モデルは、赤と黒を基調とした個性的でスタイリッシュなデザインが特徴のゲーミングPC。幅104mmのコンパクトサイズながら、ゲーム向きのハイスペックな構成になっている。店頭予想価格は、Intel Core i7を搭載するG20AJ-4790が259,800円、AMD A10-7800を搭載するG20BM-A10が99,800円(いずれも税別)。○G20AJ-4790G20AJ-4790の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-4790(3.6GHz)、メモリがDDR3L-1600 16GB、ストレージが128GB SSDと1TB HDD、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 980 4GB、光学ドライブがDVDスーパーマルチ、OSがWindows 8.1 64bit。インタフェースは、USB 3.0×4、USB 2.0×4、HDMI×1、DisplayPort×3、DVI-I×1、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LAN、Bluetooth 4.0、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、ヘッドホン出力×1、マイク入力×2、ライン入力×1、ライン出力×1、リアスピーカー×1、センター/サブウーファー×1、サイドスピーカー×1など。本体サイズはW104×D358×H340mm、重量は約6.38kg。○G20BM-A10G20BM-A10の主な仕様は、CPUがAMD A10-7800 APU(3.5GHz)、メモリがDDR3L-1600 8GB、ストレージが2TB HDD、グラフィックスがAMD Radeon R7 Graphics(APU内蔵)+R7 240のデュアルグラフィックス、光学ドライブがDVDスーパーマルチ、OSがWindows 8.1 64bit。インタフェースは、USB 3.0×2、USB 2.0×6、HDMI×1、D-sub×1、DVI-I×1、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LAN、Bluetooth 4.0、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LAN、ヘッドホン出力×1、マイク入力×2、ライン入力×1、ライン出力×1、リアスピーカー×1、センター/サブウーファー×1、サイドスピーカー×1など。本体サイズはW104×D358×H340mm、重量は約6.38kg。
2015年06月10日エプソンは4日、ビジネスインクジェットプリンタの新製品としてA4複合機「PX-M860F」、A4プリンタ「PX-S860」を発表した。7月下旬から発売し、価格はオープン。店頭予想価格はPX-M860Fが70,000円台後半、PX-S860が50,000円台後半。○PX-M860FPX-M860Fは、印刷コスト(A4普通紙)が、カラーで約6.1円/枚、モノクロで約1.8円/枚のA4ビジネスインクジェット複合機。インクは水に強く、マーカーにもにじみにくい高発色顔料インクを採用。インクカートリッジのサイズは、MサイズとLサイズが用意されている。大容量のLサイズを使うとモノクロの場合、約5,000枚の印刷が可能。動作時の消費電力も約32Wと低い。ADFの容量は50枚で、自動両面読み取りに対応。コピー機能やプリンタ機能も自動両面印刷に対応している。操作パネルは4.3型のカラータッチパネル。また、ファックス機能を充実させ、パネル上でプレビューしてから送信する「見てからファックス送信」、受信したファックスを画面で確認してから印刷できる「見てからファックス印刷」機能などを搭載している。主な仕様は、印刷方式がPrecisionCoreインクジェット方式、プリンタ機能の印刷解像度が最高4,800×1,200dpi。対応用紙サイズはA4サイズまで。ファーストプリントタイムは約7秒、印刷速度はカラー、モノクロともに約16ipm(A4)。標準用紙カセットには最大500枚、背面のMPトレイには最大80枚の用紙をセットできる。スキャン機能は、読み取り解像度が最大9,600dpi、読み取りサイズが最大216×355mm。インタフェースはUSB 2.0、Gigabit Ethernet対応有線LAN、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN。本体サイズはW516×D756×H540mm(使用時)、重量は約31.6kg。対応OSは、Windows XP / Vista / 7 / 8 / 8.1、Windows Server 2003 / 2003 R2 / 2008 / 2008 R2 / 2012 / 2012 R2、Mac OS X 10.6.8以降。○PX-S860PX-S860は、2.2型のモノクロパネルを装備するA4カラープリンタ。ファックスとスキャナの機能が省かれる以外は、上記の「PX-M860F」とほぼ共通。本体サイズはW478×D756×540Hmm(使用時)、重量は約23.6kg。
2015年06月04日富士通では、NTTドコモの2015年夏モデルとして約5.2インチのAndroidスマートフォン「ARROWS NX F-04G」を5月28日より発売する。同端末は、"瞳の虹彩"を認識してセキュリティロックを解除できる「虹彩(こうさい)認証」を搭載したモデルだ。同機能は、実際どの程度の精度で利用することができるのだろうか? そこで本稿では、この虹彩認証に焦点を絞ってARROWS NX F-04G を紹介していきたい。ちなみに虹彩とは、瞳孔のまわりの色のついた部分のこと。虹彩認証システムでは、赤外線照明を用いて眼球をカメラで撮影、個人の特徴点を抽出する仕様となっている。ちなみにスマートフォンに虹彩認証システムを搭載するのは、ARROWS NX F-04Gが世界で初めて(2015年5月12日時点、富士通調べ)とのことだ。○まずはスペックをチェック!!まず簡単に端末のスペックをおさらいしておこう。ARROWS NX F-04Gは、約5.2インチのWQHD(1,440×2,560ピクセル)IPS液晶を搭載したスマートフォン。解像度は超高画素密度の564ppiとなっており、ディスプレイの美しさは今夏モデルの中でも群を抜いている。背面には高速オートフォーカスに対応した約2,150万画素のメインカメラを採用。4K動画の撮影にも対応している。前面には約240万画素のインカメラを搭載し、画面のどこをタッチしてもシャッターが切れる。そしてインカメラの横には、虹彩認証システム「Iris Passport」で使用される専用の赤外線カメラを配置している。主な仕様は、以下の通り。OSはAndroid 5.0、内蔵メモリは3GB、ストレージは32GB。外部ストレージはmicroSDXC(最大128GB)に対応する。CPUはMSM8994(オクタコア、2.0GHz+1.5GHz)を採用。バッテリー容量は3,120mAhで、IPX5/8に準拠した防水、IP6Xに準拠した防塵性能を備える。通信面では、受信時最大225Mbps/送信時最大50Mbpsの「PREMIUM 4G」に対応。LTEとWi-Fiを同時利用するマルチコネクションにも対応する。このほかVoLTE、IEEE802.11a/b/g/n/acに準拠したWi-Fi、最大10台までの同時接続に対応したWi-Fiテザリング、近接無線伝送技術「TransferJet」、Bluetooth 4.1、ワンセグ/ フルセグ、赤外線通信、おサイフケータイなどに対応している。○虹彩認証システムの実力は?それでは、虹彩認証システム「Iris Passport」の使い勝手について紹介していこう。今回筆者は実際に、ARROWS NX F-04Gに筆者の虹彩を登録してみた。画面に表示されるアニメーションの説明に従ってレンズをみつめること10秒ほど。簡単に登録できた。なお登録に際しては、虹彩認証と併用する解除方法として「パターン」「暗証番号」「パスワード」のいずれかを選ぶことができる。虹彩の登録後、さっそくロック解除を試みてみた。すると、ほんの一瞬でロックは解除され、ホーム画面が表示された。またたく間に(と言っても、またたき中には虹彩が確認できないが!)ロック解除できるので、まるでセキュリティロックをかけ忘れたかのような錯覚におちいる。使い勝手はとても良いようだ。○虹彩認証が機能しないケースは?では、虹彩認証が機能しないケースはあるのだろうか。いろいろ試してみた。まずは眼鏡をかけた場合。伊達メガネ、度の入ったメガネの両方で試してみたが、簡単にロック解除できた。ここまでは予想通り。次にサングラスで試してみた。オレンジ色のサングラス、薄い黒色のサングラス、濃い黒色のサングラスなど数種類を使った。結果は、用意したすべてのサングラスで虹彩認証システムが機能してロック解除できた。色の濃いサングラスではさすがに時間がかかったが、窓際に差し込む太陽光の下に移動したところ、無事にロック解除できた。もっとも、サングラスをかけない裸眼の状態が虹彩認証に最適な環境であることは言うまでもない。では、夜間には使えるのだろうか。そこで日没後の真っ暗な部屋で、電気をつけずに試してみた。すると赤外線LEDの光に瞳が照らされ、簡単にロック解除できることが分かった。○ロック解除以外にも様々な使い道虹彩認証は、端末のロック解除以外にも様々な使い道がある。例えば、オンラインサービスを利用するときを想像してほしい。ログイン時には、決まってIDとパスワードの入力が求められることだろう。セキュリティのためには仕方がないこととは言え、利用の度にこれらの情報を入力するのはとても面倒だ。そこでARROWS NX F-04Gに搭載された「パスワードマネージャー」が活躍する。同機能は、虹彩認証するだけでIDとパスワードが自動入力されるというスグレモノだ。ドコモコンテンツを購入する際には、虹彩認証によって簡単にdocomo IDでログインできる仕様となっている。また、任意のアプリにロックをかける「アプリケーションロック」も利用可能。指定されたアプリを開こうとすると「虹彩認証が必要です。目を映して下さい」というメッセージが表示され、虹彩認証が求められるようになる。○双子でも虹彩は異なる先のNTTドコモの新製品発表会では、ARROWS NX F-04Gの虹彩認証を紹介するブースに双子のモデルの姿があった。これは「一卵性双生児でも虹彩の模様は異なる」というメッセージを伝えるための演出だった。開発に携わった富士通の説明員によれば、ヒトの虹彩は個人に固有のもので、およそ2歳くらいで確定し、その後は生涯にわたって変化しないのだとか。ちなみにARROWS NX F-04Gに搭載された虹彩認証システムの”他人受入率”(他人を本人と誤認識して受け入れてしまう確率)は10万分の1。その信頼性は、かなり高いといえそうだ。最後に蛇足となるが、ARROWS NX F-04Gには、画面をタッチするだけでディスプレイを点灯できる「タッチでON」機能も搭載されている。虹彩認証と併用すれば、利便性がさらに向上するだろう。例えば片手に荷物を持っての移動中、あるいは満員電車でつり革につかまっているとき、片手ではスマホが確認できない。スマホを持つ手で、ロック解除のための暗証番号を打ち込むのは無理な話だ。日傘や雨傘が必要不可欠になるこれからの季節、片手が傘でふさがるようなシチュエーションも増えるだろう。しかしARROWS NX F-04Gなら、タッチでONでディスプレイを点灯、虹彩認証でセキュリティロックを解除できる。片手しか空いていない状況でも、便利に使えそうである。***本稿では、ARROWS NX F-04Gの虹彩認証機能に焦点を絞って端末を紹介してきた。高いセキュリティを維持しつつ使い勝手を損なわないARROWS NX F-04Gの虹彩認証システム「Iris Passport」は、万人に薦められる次世代の生体認証システムに仕上がっていた。気になった方は、最寄のドコモショップでチェックしてみてほしい。
2015年05月29日マウスコンピューターは29日、同社のゲーミングブランド「G-Tune」から、AMDの新4コアAPU「AMD A10-7870K」を搭載したゲーミングデスクトップPC「NEXTGEAR-MICRO am510SA8」を発売した。BTOに対応し、標準構成価格は税別79,800円。NEXTGEAR-MICRO am510SA8は、APUにAMD A10-7870K(3.9GHz/4コア)を採用したゲーミングPC。マイクロATXの省スペース性と、性能の高いグラフィックスを両立させている。標準構成時の主な仕様は、チップセットがAMD A78 FCH、メモリがPC3-12800 8GB(4GB×2)、ストレージが500GB SATA HDD 7200rpm、グラフィックスがAMD Radeon R9260(1GB)、電源が500W 80PLUS SILVER、OSがWindows 8.1 Update 64bit。主なインタフェースは、Gigabit Ethernet対応有線LAN、USB 3.0×2、USB 2.0×6、DVI-D×1、マイク入力、ヘッドホン出力など。本体サイズはW196×D430×H417mm。
2015年05月29日NTTドコモは、虹彩認証でロックが解除できる5.2インチサイズのAndoridスマートフォン「ARROWS NX F-04G」を5月28日に発売する。全ドコモ取扱店を通じて販売する。「ARROWS NX F-04G」は虹彩認証システム「Iris Passport」を搭載したAndroidスマートフォン。眼の虹彩を使って端末のロックの解除が可能となる。認証するたびに虹彩情報が追加され、使うほどに認証精度が向上するという。端末のロック解除のほか、WebサイトやアプリへのログインID、パスワードなども画面を見るだけで自動的に入力できる。背面には、高速AFに対応した約2,150万画素のカメラを内蔵。4K動画の撮影も可能で、MHL3.0によりテレビ出力もできる。前面に内蔵する240万画素のカメラには、画面のどこを触ってもシャッターが切れる「タッチシャッター」機能と「顔検出機能」を搭載している。同製品の主な仕様は次の通り。OSはAndroid 5.0。内蔵メモリは3GB。ストレージは32GB。外部ストレージはmicroSDXC(128GB)。CPUは、MSM8994(オクタコア、2.0GHz+1.5GHz)。ディスプレイ解像度は1,440×2,560ピクセル。サイズ/重量は、高さ約146mm×幅約70mm×厚さ約8.8mm/約155g。バッテリー容量は3,120mAh。最大連続待受時間は、LTE接続時が約360時間、3G接続時が約400時間、GSM接続時が約320時間。最大連続通話時間はLTE接続時が約1,200分、3G接続時が約890分、GSM接続時が約870分。IPX5/8に準拠した防水、IP6Xに準拠した防塵性能を備える。カラーバリエーションはIris Green、Black、Whiteの3色。通信面では、受信時最大225Mbps/送信時最大50MbpsのPREMIUM 4Gのほか、LTEとWi-Fiを同時利用するマルチコネクション、受信時最大14Mbps/送信時最大5.7MbpsのFOMAハイスピードをサポート。そのほか、VoLTE、IEEE802.11a/b/g/n/acに準拠したWi-Fi、Bluetooth 4.1、おサイフケータイなどに対応している。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年05月25日マウスコンピューターはこのほど、同社のゲーミングブランド「G-Tune」公式キャラクター「G-Tuneちゃん」のキャラクターソング「Burning The Soul」の発売を記念したプレゼントキャンペーンを開催すると発表した。キャンペーン期間は2015年5月12日から2015年5月25日まで。TwitterのG-Tuneちゃん公式アカウントをフォローし、ハッシュタグ「#ゲームをするならGTune」を付けて投稿することで、キャンペーンへの応募となる。応募者の中から抽選で5名に2000円分のWebMoneyをプレゼントする。応募期間の終了後に抽選を行い、当選者には2015年5月26日以降に連絡する。なお、抽選時までに、Twitterのアカウントを削除した場合や、「G-Tuneちゃん公式アカウント」のフォローを解除した場合は、選考の対象外となる。
2015年05月18日NTTドコモは、2015夏モデルとして、Androidベースに移行した富士通のドコモ ケータイ「ARROWS ケータイ F-05G」を発表した。特徴は1,700mAh(従来機種F-07Fは1,000mAh)という大容量のバッテリを搭載したことによる長時間駆動で、連続待ち受け時間は約930時間を実現している。本稿では、同端末のポイントを写真でチェックしていく。ボディサイズは約113×51×15.8mmで重量約129g。ボディカラーは赤、白、黒の3色。メインディスプレイは3.4インチのTFT液晶ディスプレイで1677万色表示。サブディスプレイは0.8インチの有機ELディスプレイ。microSDHCの外部メモリにも対応し、32GBまで対応する。二つ折れボディだが、サイドのボタン一つで開くのが便利。機能面では、最近の富士通の独自技術である「スーパーはっきりボイス4」を搭載し、周囲がうるさい環境でも声が聞き取りやすくなっている。そのほか、Androidを搭載したことにより、スマートフォンサイトへのアクセスが可能になり、LINEアプリが利用できるのも大きな進化となっている。LTEには非対応で、FOMAハイスピードで最大14Mbpsの通信速度を実現。カメラ機能はメインカメラのみでインカメラを搭載しないが映像素子はCMOSで約810万画素と比較的画素が多い。IPX5,8/IPX5Xの防水防塵に対応。Bluetooth4.0に対応し、ワンセグも搭載する。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年05月16日ロッテは、サントリー食品インターナショナルのドリンク「GREENDA・KA・RA」とコラボレーションした「GREENDA・KA・RAタブレット」と「GREENDA・KA・RAキャンディ(袋)」を発売する。想定小売価格はタブレットが140円前後(税抜)、キャンディが200円前後(税抜)。5月26日に新発売の「GREENDA・KA・RAタブレット」は塩分補給、5月12日にリニューアルの「GREENDA・KA・RAキャンディ(袋)」はミネラル補給(1粒でナトリウム約6mg、カリウム約1mgを摂取)ができることが特徴。両商品とも、グレープフルーツ・レモン・トマト・食塩・海藻・はちみつの6種類の素材を使用し、やさしい美味しさとのこと。なお、「GREENDA・KA・RA」は2012年4月の発売以来、“日常生活の水分補給飲料”として、こどもから大人まで幅広く好評としている。グレープフルーツやレモン、海藻などの素材でできており、汗で失われる水分やミネラルを効率よく補給することができる。また、人工甘味料や保存料は使用していないため、こどもから大人まで安心して飲むことができるという。
2015年05月15日パナソニックはウェアラブルカメラ「HX-A1H」の発売日を6月11日延期することを発表した。発表当初は5月21日を発売予定日としていた。延期の理由については、「ソフトウェア開発の遅れのため」としている。HX-A1Hは、重さわずか45gのウェアラブルカメラ。フルHD(1,920×1,080/30p)の動画撮影に対応している。価格はオープンで、推定市場価格は税別30,000円前後。パナソニックはこれまで、本体部とカメラ部を分けたスタイルのウェアラブルカメラを展開してきたが、「HX-A1H」では一体型スタイルを採用。φ26×L83.1mmのカメラ部にバッテリーと本体機能を収め、ゴルフボールとほぼ同じ45gの軽さを実現した。なお、拡張バッテリー「VW-BTA1」など、HX-A1Hの純正アクセサリーについても発売日を6月11日に延期する。
2015年05月15日NTTドコモは、2015夏モデルとして5.2インチのAndroidスマートフォン「ARROWS NX F-04G」(富士通製)を発表した。同端末は、世界初となる虹彩認証システム「Iris Passport」を搭載したモデル。発売時期は5月下旬を予定する。本稿では、写真で端末のポイントをチェックしていく。「ARROWS NX F-04G」は、世界で初めて(2015年3月31日時点、富士通調べ)虹彩認証システム「Iris Passport」を採用。眼の虹彩を使って端末のロック解除が可能となる。WebサイトやアプリのログインID、パスワードの代わりとしても利用が可能だ。前面に内蔵する240万画素のカメラには、画面のどこを触ってもシャッターが切れる「タッチシャッター」機能と「顔検出機能」を搭載している。背面には、高速AFに対応した2,150万画素のカメラを内蔵。4K動画撮影に対応しており、MHL3.0によるテレビ出力も可能。「ARROWS NX F-04G」の主な仕様は次の通り。OSはAndroid 5.0、内蔵メモリは3GB、ストレージは32GB。外部ストレージはmicroSDXC(128GB)に対応する。CPUはMSM8994(オクタコア、2.0GHz+1.5GHz)を採用。サイズ/重量は、高さ約146mm×幅約70mm×厚さ約8.8mm/約155g。バッテリー容量は3,120mAh。最大連続待受時間はLTE接続時が約360時間、3G接続時が約400時間、GSM接続時が約320時間。最大連続通話時間はLTE接続時が約1,200分、3G接続時が約890分、GSM接続時が約870分。IPX5/8に準拠した防水、IP6Xに準拠した防塵性能を備える。通信面では、受信時最大225Mbps/送信時最大50MbpsのPREMIUM 4Gのほか、LTEとWi-Fiを同時利用するマルチコネクション、受信時最大14Mbps/送信時最大5.7MbpsのFOMAハイスピードをサポート。このほかVoLTE、IEEE802.11a/b/g/n/acに準拠したWi-Fi、Bluetooth 4.1、おサイフケータイなどに対応している。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年05月14日NTTドコモは、2015夏モデルとして「AQUOS ZETA SH-03G」を発表した。前モデルのAQUOS ZETA SH-01Gで初めて「エモパー」機能を搭載したが、新モデルではこのエモパー機能が進化し、今までよりもバラエティのある会話を楽しむことができるようになっている。本稿では、同端末のポイントを写真でチェックしていく。指紋認証機能を新たに搭載。セキュリティ面で進化した。この指紋認証では単にログインに使うだけでなく、決済でも使うことができるため、よりセキュリティが高く使うことができる。カメラ機能は相変わらず、さまざまな撮影モードを用意しており、ビギナーにも扱いやすい。ビデオ撮影も4K動画撮影に対応するほか、今回は秒間2,100枚のスーパースロー映像に対応した。ちなみに映像素子はメインカメラが裏面照射型CMOS1,310万画素、インカメラが裏面照射型210万画素になる。ディスプレイは5.5インチのIGZOを搭載。ボディサイズは約141×76×8.3mmで約150g。ボディカラーは白、黒、赤の3色で、メインカラーは赤になる。CPUはMSM8994のオクタコア(2.0GHz+1.5GHz)で、メモリは3GB(RAM)、32GB(ROM)になる。バッテリ容量は3,000mAhで、低消費電力なIGZO液晶との組み合わせで長時間駆動を可能にする。通信面ではダウンロード225MbpsのPREMIUM 4G(LTE-Advanced)をサポート。そのほかBluetooth 4.1、ワンセグ/フルセグ(録画可能)にも対応する。また、防塵性能は備えていないが、防水性能はIPX5/7に準拠している。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年05月14日NTTドコモは2015夏モデルとしてソニーモバイルコミュニケーションズ製のAndroidスマートフォン「Xperia A4 SO-04G」を発表した。約4.6インチのディスプレイを搭載し、フラグシップの「Xperia Z4 SO-03G」よりもコンパクトなサイズとなっている。本稿では、同端末のポイントを写真でチェックしていく。ディスプレイが4.6インチにしてはボディはコンパクトで、iPhone 5sよりも一回り大きな程度。サイズと重量は約128×66×9.1mmで約129g。ディスプレイ解像度はHDで720×1,280ドットになるが、トリルミナスディスプレイ for mobileで色表現力が高い。今回、用意されているカラーはBlue、Gray、Pink、Whiteの合計4色になるが、マット仕上げのスモーキーパステルで、全体に落ち着いた雰囲気。メインカラーはブルーになる。スモーキーパステルは最近のトレンドで、女性もこのネイルにしていることがよくあるという。また、文字表示にも気を遣っており、読みやすい細い文字フォントを使っている。その他のスペックとしては、処理能力がMSM8974ACの2.5GHzクアッドコアで、2GBのRAM、16GBのROMを搭載。カメラはメインが裏面照射積層型CMOSで2,070万画素、インカメラが裏面照射型CMOS220万画素。防水・防塵IPX5,8/IP6Xに対応。Bluetooth4.0対応。ワンセグチューナー搭載、ハイレゾオーディオ再生に対応する。(記事提供: AndroWire編集部)
2015年05月14日マウスコンピューターは1日、直営店「G-Tune:Garage」で、同社のゲーミングブランド「G-Tune」公式キャラクター「G-Tuneちゃん」のキャラクターソング「Burning The Soul」の発売を記念したプレゼントキャンペーンを開催すると発表した。キャンペーン期間は2015年5月2日から2015年5月10日まで。キャンペーンでは、G-TuneのゲーミングPCを購入すると、「Western Digital製 HDD」が当たる抽選に参加できる。さらに「G-Tuneちゃん」のキャラクターソング「Burning The Soul」をiTunes Storeで事前に購入していると2回抽選が行える。賞品は1等が容量3TBの外付けHDD、2等が容量2TBの外付けHDD、3等が容量3TBの内蔵HDD、4等が容量2TBの内蔵HDD、5等が「G-Tuneちゃん」グッズとなっている。
2015年05月01日LG Electronicsは4月29日、新しいフラッグシップスマートフォン「LG G4」を発表した。5.5インチのQuantumディスプレイ、F1.8の明るいレンズを備えた1600万画素カメラを搭載。クラシックな装いの革張りモデルと、3Dパターンが施されたモダンなシェルモデルが用意されている。LGが「Slim Arc」デザインと呼ぶ、背面全体がラウンドしたG4の筐体は持つ手にフィットし、背面がフラットな筐体に比べて落下などに対する耐衝撃性が20%高い。革張りモデルには植物タンニンなめし革が用いられており、カラーは6色(ブラック/ブラウン/レッド/スカイブルー/ベージュ/イエロー)。シェルモデルは、メタリックグレー、セラミックホワイト、シャイニーゴールドの3色だ。背面の1600万画素カメラは、F1.8レンズを搭載し、レーザーAFに対応。 「OIS 2.0」で光学式手ブレ補正が向上した。カメラアプリはRAW撮影に対応。マニュアルモードが加わり、ピント、シャッター速度、ISO、露出、ホワイトバランスなどを細かく設定できる。対面カメラは800万画素。自分撮り用のライトを搭載。簡単な手の動きで自分撮りできるジェスチャーショットのコントロールが改善された。5.5インチのQuad HD IPS Quantumディスプレイの解像度は2560×1440(538ppi)。LCDとタッチセンサを1つの層に統合したAIT(Advanced In-Cell Touch)テクノロジが用いられている。プロセッサはSnapdragon 808 with X10 LTE。バッテリー(取り外し可能)容量はLG G3と同じ3000mAhだが、バッテリー動作時間がG3よりも20%長くなった。ストレージは32GBで、microSDカードスロットも備える。ワイヤレス機能はWi-Fi (802.11 a/b/g/n/ac)、Bluetooth 4.1LE、NFCなど。本体サイズは148.9×76.1×6.3ミリで、重量は155グラムだ。OSはAndroid 5.1 Lollipopで、LGの新しいUX環境「UX 4.0」を搭載する。カメラアプリにアクセスしなくても、リアキーをダブルタップするだけで素早い撮影が可能。Event Pocketを使って、複数のカレンダーやソーシャルメディアから予定やイベントをまとめた統合カレンダーを作成できる。パーソナルアシスタントSmart Noticeが、ユーザーの行動に応じてより効果的なパーソナル通知を提供できるようになった。
2015年04月29日マウスコンピューターは24日、同社ゲーミングブランド「G-Tune」公式キャラクター「G-Tuneちゃん」のキャラクターソング「Burning The Soul」を発表した。同日よりiTunes Storeにて販売開始し、価格は税込250円。ボーカルは従来通り、Gちゃん役に声優の小山剛志氏、Tuneちゃん役に声優の南條愛乃氏を起用。キャラクターソングは、「G-Tuneちゃんデスクトップカスタマイズテーマ」、「G-Tuneちゃんハイレゾリューションボイス」に続く新コンテンツとなる。キャラクターソング販売を記念し、G-TuneちゃんのMMD(MikuMikuDance)モデルを用いたミュージックビデオもYouTubeで公開される。ビデオ制作は第13回MMD杯でG-Tune賞を受賞した「ろんちーの」氏が手がけている。
2015年04月24日F-Secureはこの4月に、都内でパートナー企業向けのカンファレンスを開催した。F-Secureのチーフリサーチオフィサーであるミッコ・ヒッポネン氏が「セキュリティ脅威の最新状況」として、プライバシーの問題と、IoTでのセキュリティ脅威についてセミナーを行った。○フリーでオープンなインターネットには「セキュリティ」と「プライバシー」が欠かせないミッコ・ヒッポネン氏は、F-Secureの顔とも言えるリサーチャーだ。寡黙な人が多いとされるフィンランド企業(関連記事:"Freedome"で安全・安心な通信環境を - 簡単にVPNを利用できる新アプリを投入したF-Secure CEOインタビュー)の中で、派手なパフォーマンスを入れながら、わかりやすくセキュリティ脅威・プライバシー問題を語るエバンジェリストとして、TEDにも登壇している。そのミッコ・ヒッポネン氏が、F-Secure「パートナーカンファレンス2015」でセミナーを行った。まずミッコ・ヒッポネン氏は、1991年にF-Secureへ入社したころを振り返った。「21歳の青年としてF-Secureに入社当初、マルウェア分析の仕事して最初にもらったのが、5インチのフロッピーディスクだった。当時から様々なマルウェアがあったが、大きく状況が変わったのはインターネット、特にWebの登場によるものだった。ネット登場以前の犯罪は、自分の生活エリアだけの犯罪を心配すればよかったが、ネットにより距離がなくなり、世界中のどこからでも、誰に対しても被害を与えることができるようになった」(ヒッポネン氏)そんな中、フィンランドの企業としてF-Secureは生まれている。ロシア・アメリカ・中国といったネットを支配する大国から独立した国であることをミッコ・ヒッポネン氏は強調している。「フィンランドの法律はプライバシーに厳しいことで有名。加えて国連の汚職度ランキングでは、もっとも汚職が少ない国となっている。そしてフィンランド人は必ず約束を守る。セキュリティを預かる企業として、私たちはもっとも信頼できる企業だと自負している」またミッコ・ヒッポネン氏は、フリーとオープンなインターネットを子孫に繋げていくには「セキュリティ」と「プライバシー」が欠かせないものだと語った。「セキュリティでは、犯罪組織が敵。しかしながら、プライバシーの敵は合法に活動している企業だ。たとえばGoogle。Googleは、Gmail、Google Map、Youtubeを無料で提供している。しかし『There’s no such thing as a free lunch』、つまり、無料の昼食などないのだ」日本語なら「タダより高いものはない」ということだ。Googleは無料サービスを提供しながら、実際にはプライバシーの収集で大きく儲けていると指摘している。○Googleはユーザー1人あたり12ドルの売上ミッコ・ヒッポネン氏は、厳しくGoogleのビジネスを指摘する。Googleは自社のデータセンターに、四半期ごとに20億ドルもの投資を行っているが、これはサーバーメーカーとして世界第4位の規模だとのこと。サーバーを販売しているわけではないのに、自社のデータセンターのサーバーを作るだけで世界第4位になっている。「サーバーだけで世界第4位になるほど、極端に多い投資を行っているのに、ユーザーはGoogleに対してお金を払っていない。Googleの1年間の売上げは120億ドルもある。ユーザーが10億人だと仮定すると、1人あたり12ドルになるが、実際には誰もお金を払っていないのだ。では、Googleはどうやって、収益を上げているのか。それは『プロファイリング』だ。ユーザーのプライバシーを分析し、その分析データを広告に使うことで1人12ドルの収益を上げている。私は無料であってもGoogleにプロファイリングされたくない。私が12ドル払ってでも、自分のプライバシーを守りたいと思う」と激しくGoogleのプライバシー収集について批判した。またミッコ・ヒッポネン氏は、FacebookやTwitterでも、同様にプライバシーを侵害し、個人情報からユーザー像を分析していることでサービスが行われていると指摘した。加えて無料のスマートフォンアプリについても危険性を訴えた。「スマートフォンアプリを無料だと思っているが、実際にはあなたのプライバシーを集め、プロファイリングし、広告に利用することで儲けている。利用許諾にOKを押しているから構わないと言うかも知れないが、実際には誰も読んでいない。ブラウザのある拡張プログラムを分析したところ、110万人が使っていたが、利用許諾を最後まできちんと開いたのはたったの146人だった。利用許諾を誰もが読んでいないのが実態だ」これらのプライバシーの問題に対し、独特のアプローチでプライバシー侵害を防止するのが、F-Secureの「FREEDOME(フリーダム)」という製品だ。スマートフォンやタブレットからの通信を、すべてエフセキュアのVPNを通して行うことで、追跡やプロファイリングを防ぐ。Wi-Fiでの通信を守る、クッキーを無効にする、仮想ロケーションで位置情報を隠すなどの手法によるプライバシーを守るサービスとなっている。この「FREEDOME」の企業向けサービス「FREEDOME FOR BUSINESS」が、新たに発表された。企業向けに機密情報を守るツールとして販売していくとのことだ。プライバシー保護だけでなく、ウイルスチェック、フィッシングサイトのブロック、匿名通信などの機能を提供する。○スマートテレビを狙う詐欺がポーランドで登場次にミッコ・ヒッポネン氏は、最新のセキュリティ脅威について解説した。まずヨーロッパで増えているランサムウェア(ファイルを暗号化して脅迫する身代金型ソフト)について、ビットコインが大きな役割を果たしていると指摘した。「『CTB-Locker』というランサムウェアでは、企業でもファイルが暗号化されてしまう被害が出ている。バックアップを取っていなかったため、脅迫に屈してお金を支払わざるをえない場合もあったと聞いている。ランサムウェアの多くは、ビットコインでの支払いを求められる。犯人が追跡やプロファイリングされることを防ぐためだ。ビットコインそのものは悪いものではないが、犯罪者はビットコインを好む。現金同様にビットコインは匿名性が高いからだ」次にIoTでのセキュリティ脅威の例を取り上げた。昨年10月にポーランドでスマートテレビでのマルウェアがみつかっている。「IoTを狙うマルウェアは、すでに登場している。ポーランドで発見されたもので、LGのスマートテレビで『テレビ税(架空)を支払え』と脅迫する画面が出るものだ」このマルウェアはブラウザのホーム画面を書き換える単純なものだったが、逆に言えば、Web表示ができるIoTであれば、どれでもターゲットに成り得る。ミッコ・ヒッポネン氏はスマートカーでのマルウェア犯罪についても解説した。「スマートカーの犯罪というと、メディアは勝手にクルマが動くなど遠隔操作の想定をする。しかし犯罪者はそんなことはしない。お金にならないからだ。実際に起きるのは、クラッキングでキーを解除してクルマを盗む、エンジンをかけたらランサムウェアで警告表示を出して脅すといった手口だろう」ミッコ・ヒッポネン氏は、今後のセキュリティ脅威として、国家によるサイバー攻撃も問題だと話し、「F-Secureではロシア政府が作ったと思われるマルウェアを3件発見している。スパイ行為のためのマルウェアで、ターゲットはウクライナだった。現実の紛争が、オンラインでも戦争となっている」と、政府によるマルウェアの実例を紹介している。ロシア以外では中国の人民解放軍による「Medre(メドレ)」というマルウェアを取り上げた。AutoCADの3D図面を狙うもので、図面ファイルそのものに感染し、中国にあるサーバーに送るマルウェアだった。AutoCADによる製図データを盗み取るスパイ行為だと考えられている。「中国は最近のGithubへの攻撃でも関与が疑われている。Githubに対するDDoS攻撃が行われたが、これは中国のグレートウォールに入り込んだJava Scriptによるものだと分析されている。Githubに対して大量のトラフィックを流して攻撃されたが、中国政府がGithubをイジメているようなものではないかと考えている」また、日本に関係した話では、東京オリンピックでのセキュリティ対策について、「東京オリンピックのチケット販売のフィッシングサイトや、大規模なDDoS攻撃が起きる可能性がある。混乱を起こして開催国に恥をかかせるためにサイバー攻撃することも考えられる」として、2020年の東京オリンピックでは、サイバー攻撃に対する備えが重要だと語った。F-Secureはビジネス向けのソリューションを強化していくとともに、パートナー企業と協力し、個人向けの販売も行っていく。ミッコ・ヒッポネン氏は「歴史のあるセキュリティ企業としての信頼が、F-Secureの最大の強みだ。日本でもセキュリティ対策のお手伝いをしていきたい」とまとめた。
2015年04月23日パナソニックは4月14日、重さわずか45gのウェアラブルカメラ「HX-A1H」を発表した。フルHD(1,920×1,080/30p)の動画撮影に対応している。発売は5月21日で、価格はオープン。推定市場価格は税別30,000円前後。パナソニックはこれまで「HX-A100」「HX-A500」と、本体部とカメラ部を分けたスタイルのウェアラブルカメラを展開してきたが、今回の新製品「HX-A1H」では一体型スタイルを採用。φ26×L83.1mmのカメラ部にバッテリーと本体機能を収め、ゴルフボールとほぼ同じ45gの軽さを実現した。ヘッドマウント「VW-HMA1」が標準で付属しており、自分目線での撮影を楽しめる。また、ハウジングなしでIPX8相当の防水(水深1.5m・30分)、IP6X相当の防塵、1.5m高からの落下に対する耐衝撃、-10度の耐寒性能を持つ。「0ルクスナイトモード」用のガラスカバーも同梱しており、別途赤外線ライトを用意すれば、真っ暗闇の状況でも撮影できる。W-Fi機能も標準搭載。スマートフォンからリモート操作を行えるほか、同社のビデオカメラ「HC-WX970M」「HC-W870M」「HC-W570M」と組み合わせて、HX-A1Hをサブカメラとしたワイプ撮りも楽しめる。主な仕様は、撮像素子が有効約287万画素の1/3型MOS、F値がF2.8、画角が最大約150度、最短撮影距離が約30cm。記録メディアにはmicroSD/SDHC/SDXCカードを使用する。記録形式はMPEG-4(.mp4) AVC/H.264。バッテリー性能については、本体のみで約75分の録画が可能。純正オプションの拡張バッテリー「VW-BTA1」を併用すると録画可能時間はさらに約90分延びる。
2015年04月14日ジーヴィジーヴィ(G.V.G.V.)が4月18日から5月14日まで、セレクトショップ「オープニング セレモニー大阪(OPENING CEREMONY OSAKA)」では初となるポップアップショップをオープンする。同ショップではオープンを記念して、様々な限定アイテムを展開する。そのうちの一つが、15SSコレクションのテーマ「CTIY SUAF」のロゴ入りTシャツ(9,200円)。ホワイト1型、ネイビー2型が展開される。更に、同じく「CTIY SUAF」の文字がち散りばめられたiPhone6用ケース(3,800円)も登場。その他、Mike Potter が手掛けたネイルポリッシュ「Knock Out」も展開予定だ。オープニング セレモニー大阪は「チームラボ(teamLab)」とパートナーシップを組んで2014年にオープン。デジタル、アート、ファッションの融合をテーマに、“新しいショッピング体験”を提案している。
2015年04月11日パナソニックは4月6日、マイクロフォーサーズ規格の単焦点レンズ「LUMIX G 42.5mm / F1.7 ASPH. / POWER O.I.S.」(H-HS043)を発表した。発売は4月23日で、希望小売価格は税別50,000円だ。LUMIX G 42.5mm / F1.7 ASPH. / POWER O.I.S.は、35mm判換算時の焦点距離が85mmとなる中望遠の単焦点レンズ。2015年2月に海外発表されていたものが、このたび正式に国内でも発表された。レンズ構成は非球面レンズ1枚を含む8群10枚構成だ。開放F値1.7の大口径レンズながら、最大径55mm×長さ50mm・重量130gの小型軽量なボディを実現した。また、240fps駆動の高速AFに対応し、高精度かつすばやい合焦が可能だ。光学式手ブレ補正機構「MEGA O.I.S.」を搭載している。主な仕様は、焦点距離が42.5mm(35mm判換算で85mmの画角に相当)、開放絞りがF1.7、最小絞りがF22、絞り羽枚数が7枚(円形虹彩絞り)、最短撮影距離が0.31m、最大撮影倍率が0.2倍(35mm判換算で0.4倍)。フィルター径は37mm、カラーはブラックとシルバー。
2015年04月06日パナソニックは4月6日、マイクロフォーサーズ規格の単焦点レンズ「LUMIX G MACRO 30mm / F2.8 ASPH. / MEGA O.I.S.」(H-HS030)を発表した。発売は4月23日で、希望小売価格は税別57,000円だ。LUMIX G MACRO 30mm / F2.8 ASPH. / MEGA O.I.S.は、35mm判換算時の焦点距離が60mmとなるマクロレンズ。2015年2月に海外発表されていたものが、このたび正式に国内でも発表された。レンズ構成は非球面レンズ1枚を含む9群9枚構成だ。最短撮影距離は10.5cmで、風景撮影から等倍マクロ撮影まで幅広く使用できる。開放絞りはF2.8と明るく、マクロ撮影のみならず通常撮影においても美しいボケ味を発揮するという。また、240fps駆動の高速AFに対応し、高精度かつすばやい合焦が可能だ。光学式手ブレ補正機構「MEGA O.I.S.」を搭載している。主な仕様は、焦点距離が30mm(35mm判換算で60mmの画角に相当)、開放絞りがF2.8、最小絞りがF22、絞り羽枚数が7枚(円形虹彩絞り)、最短撮影距離が0.105m(撮像面より)、最大撮影倍率が1倍(35mm判換算で2倍)。フィルター径は46mm、本体サイズは最大径が58.8mm、全長が63.5mm、重量は180g。
2015年04月06日北欧家具メーカーの「フリッツ ハンセン(Fritz Hansen)」が、ファッションデザイナーのラフ・シモンズとコラボレーション。「ポール・ケアホルム」コレクションの特注モデルを、世界25セット(201万6,000円)限定で販売する。フリッツ・ハンセンは1885年にデンマークで創業された家具ブランド。スチーム曲げの技術を用いた木製家具の先駆者となり、国内初のスチール家具を発表するなど、現在では北欧を代表する家具メーカーにまで成長した。そのデザイナーのポール・ケアホルムが生前に手掛けた家具は、繊細なディテールと独特のオーラで高い評価を集めている。51年に開発がスタートした同コレクションでは、当時まだ一般的ではなかったスチールが、いち早く家具の素材として取り入れられた。コラボアイテムのうち、「PK80」は優れた構造バランスを持つデイベッド。洗練されたフォルムが高く評価されているケアホルムの代表作だ。一方、古代エジプトの折りたたみスツールにインスピレーションを得た「PK91」は、ミニマニズムを極めた上品なデザインが特徴となっている。どちらもフレームにはサテン仕上げのステンレススチールを使用。更に「PK80」には、ナンバリング入りのレザーエンブレムをあしらった。これらの作品では、ヨーロッパ有数のデザインテキスタイルメーカー「クヴァドラ(Kvadrat)」社の最高級テキスタイル「Sonar2」を使用。これにより、通常はレザーのみで展開される「ポール・ケアホルム」コレクションには極めて珍しい、ファブリック張りの家具を完成させた。そのデザインは大学で工業デザインを学び、卒業後は家具デザイナーとして働いた経験を持つラフ・シモンズ(Raf Simons)が担当している。今回のコラボアイテムは、世界25セット(201万6,000円)限定で販売される。また、4月1日より日本でも、インテリアショップ「リビングモティーフ(LIVING MOTIF)」をはじめとしたパートナー店舗にて巡回展示が行われる予定だ。
2015年03月31日13-14AWコレクションよりスタートした「ラフ・シモンズ(Raf Simons)」と「アディダス(adidas)」のコラボレーションコレクション「adidas by RAF SIMONS」は15SSも継続。定番スニーカー「adidas by RAF SIMONS BOUNCE」に新作(6万500円)が登場した。アッパーには、ラフ・シモンズの15SSコレクションに通ずるジャポニズムパターンをプリント。2型の展開は、市松と菊がモチーフのブラックベースタイプと、紅葉、筆墨で描いたようなラインがモチーフのホワイトベースタイプ。小さく隠された“変える人”というテキストプリントにもラフ・シモンズの思惑を感じる。もう一つのポイントとなるリング状のいびつなソールは、2007年アディダスが開発した“バウンス”と呼ばれる高反発ドライブシステムを採用したもの。アウトソールの部位に応じ、スプリングの硬度やサイズに変化を付けながらソールに組み込んでいる。展開サイズは、23.5から28.0cm。<問い合わせ先>adidas fashion group ショールームTEL:03-5547-6501
2015年03月24日フィンランドのセキュリティ企業・F-Secure(エフセキュア)のCEO・クリスチャン・フレデリクソン氏が来日した。F-Secureは日本でどんな展開をするのか、またスマートフォン時代のセキュリティの在り方とは。インタビューレポートをお伝えする。○「フィンランド気質」は日本にそっくり?F-Secureは、フィンランドのセキュリティ企業として、ヨーロッパでは高いシェアがある。しかし日本ではなじみが薄く、ユーザーは多くないのが現状だ。来日したF-Secure社のCEO・クリスチャン・フレデリクソン氏に、そもそもF-Secure社はどんな企業なのか話を聞いた。フレデリクソン氏「設立して26年、セキュリティ専門の企業としては、歴史ある企業と言っていいだろう。強固なセキュリティと、高度な技術のソフトウェアを提供しており、AV-TESTなどの第三者機関のテストでNo.1を続けている。ただ正直に言って、マーケティングやブランドの構築は得意ではない(笑)。いわゆる『フィンランド気質』の典型なのかもしれない」筆者「『フィンランド気質』とは何ですか?」フレデリクソン氏「一言でまとめるなら『寡黙』だろう。勤勉、実直、スキルも高いが、マーケティングや自己主張はうまくできないことが多い」筆者「ちょっと日本人に近い気がします」フレデリクソン氏「私もそう思う。前職から何度も日本に来ており、日本人の友人が多いのだが、フィンランド気質と共通するものを感じている。勤勉だけど自己主張がうまくないという点で(笑)。友人の作り方も、フィンランドと日本は共通するものがある。すぐには仲良くならないが、心が通じ合うと一生の友達になる。これはセキュリティにも通じる話だ。新たな高度な脅威が次々と襲ってくる時代において、何を信じていいのか、誰を信じればいいのかわからない人が多いと思う。F-Secureはフィンランド気質のいいところ、つまり技術が高くて実直なこと、個人情報を大切にすることを誇りに思っている。信じることができるソフトウェアを提供することがF-Secureの使命だ」○個人ユーザー向けはパートナー企業との連携を視野に筆者「日本の一般ユーザーはセキュリティに対する意識があまり高くない状況です。F-Secureとしては、この日本市場にどう取り組むつもりでしょうか?」フレデリクソン氏「PCはそこそこ対策ができているが、スマートフォンなどのモバイルデバイスへの意識が低い。スマートフォン普及初期の頃に比べて、攻撃は複雑化してきている。たとえばオンラインバンキングではスマートフォンの二段階認証が狙われている。このようなモバイルでの深刻な状況にまだ気づいてない人が多い」筆者「日本では企業向けと一般ユーザー向け、どちらを重視する形でしょうか」フレデリクソン氏「どちらも取り組む。企業向けにはF-Secureのエンタープライズ製品・サービスで、APT攻撃(標的型攻撃)の防御、マルウェアからの保護、スキャンニング、事後のフォレンジックなどにあたる。我々のハードコアな技術が生きるジャンルだ。また一般ユーザー向けはパートナー企業と共に、ホームセキュリティと個人情報保護の製品を提供する。アプリストアでの一般ユーザー向け直接販売にも取り組んでいる。」筆者「企業向けの製品の柱は?」フレデリクソン氏「『ProtectionService for Business』を中心に展開していく。エンドポイント=端末、ネットワーク=クラウド、フォレンジックの3つをカバーする製品で、社内でも社外でも安全に利用できる。我々のラボによるクラウド監視システムでは、平均して1日に30万のマルウェアの亜種を検知し、50億のリクエストを受けてチェックを行っている。今現在わかっているものをブロックするだけでなく、未知のマルウェア・攻撃を防ぐ製品だ。」筆者「一般ユーザー向け製品ではどんなことを?」フレデリクソン氏「簡単さ・シンプルさを目指す。私たちセキュリティ関係者は、あまりに多くの技術的な話をしてしまい、物事を複雑化する傾向があると思う。今後の製品では複雑さをなくし、考える必要なしに自宅であろうと会社であろうと、簡単に使えるセキュリティ製品を提供していきたい。その1つが、スマートフォンでセキュリティと個人情報保護を行う『Freedome』だ」○スマートフォンアプリ「Freedome」とは筆者「『Freedome』はモバイル向け個人情報保護製品と聞いていますが、どんな製品ですか?」フレデリクソン氏「VPNテクノロジーを使った、今までにない新しいプライバシー保護・セキュリティ製品だ。AndroidとiOS向けのアプリを通じて暗号化し、すべての通信をF-Secureのサーバーを経由させることにより、匿名性と追跡ブロック、Wi-Fiセキュリティ、安全なブラウジング、仮想ロケーションを提供する。」筆者「日本ではオリンピックに向けて、公衆Wi-Fiのセキュリティが問題になっています。Wi-Fi利用でも、メールも含めてすべて暗号化される?」フレデリクソン氏「その通りだ。公衆Wi-Fiでのセキュリティは大きな問題で、我が社ではロンドンで実験を行った。電気屋で誰もが入手できる200ユーロのWi-Fiルーターを購入し、コーヒーショップ・会議場などで既存のWi-Fiに似た適当な名前で設置してみた。すると100人以上がそのWi-Fiルーターにアクセスし、公衆Wi-Fiの契約を行ってしまった。契約条項が適当であっても、ほとんどの人がそれを読まずに契約してしまうのだ。トラフィックはすべて見えてしまうし、メールも読まれてしまう、パスワードが抜かれる危険性があるにも関わらず、安易にWi-Fiに接続してしまうユーザーが多い」筆者「Wi-Fiでのデータ傍受はそれほど簡単なのか?」フレデリクソン氏「Googleで検索すると『2分でWi-Fi盗聴を行う方法』といった情報が出回っている。特別な技術を必要としない簡単な方法だ。こういったWi-Fiでの傍受を防ぐには、通信の暗号化が必要。F-Secureの『Freedome』を動かしていれば、意識せずに暗号化することが可能だ。正確に言うと、『Freedome』でもトラフィックがあることはわかるが、通信の内容自体は暗号化されているので傍受ができなくなる。」筆者「『Freedome』の追跡ブロックとは?」フレデリクソン氏「Webサイトのクッキーを防止する。クッキーによる追跡・トラッキングを阻止するものだ。あるチケット販売サイトでは、クッキーでのトラッキングによって価格を変えるといったことも行われている。たとえば初めて見た時はエアラインのチケットが300ドルだったのに、2回めに見た時には450ドルに値上げされているといった手口だ。2回めに見るユーザーには買う意志があるとみなしているためだろう。これも『Freedome』なら阻止できる。合わせてジオタグ変更による仮想ロケーションも提供する。今は日本にいるわけだが、フィンランドからのアクセスに見せかけることが可能だ。これによってフィンランドでしか見れないサービス・サイトを出張の時でも見ることができる」筆者「プライバシー保護を徹底するスマートフォン向け製品ですね?」フレデリクソン氏「単にデバイスを守るのではなく、ユーザーのプライバシー全体を守る製品だ。今までのセキュリティ製品とは異なる、モバイル時代の新しい形のセキュリティ製品として普及を目指していく。キーワードは『Switch on FREEDOM for yourself』。人も企業も、インターネットを安全に自由に使えるようにしましょう、ということだ」どちらかと言うと企業向けのセキュリティ製品という印象の強いF-Secureだが、『Freedom』などのモバイル製品では一般ユーザー向けを強く意識していくようだ。日本国内ではキャリアなどのパートナー企業との連携がメインになるようだが、今後の動向に注目していきたい。
2015年03月22日スイスのバーゼルで開幕したウオッチ&ジュエリーの祭典「BASELWORLD 2015」にて、カシオ計算機は、耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK」の特別仕様モデル「MRG-G1000RT」を発表した。世界限定で100本、税別価格は650,000円、発売日は未定となっている。ベースモデルは、G-SHOCKの最上位となる「MR-G」シリーズの「MRG-G1000」。世界6局の標準電波を受信して自動的に時刻を合わせる「マルチバンド6」に加え、GPSによる時刻合わせを備えるハイブリッド電波ウオッチだ。バーゼルスペシャルモデルのMRG-G1000RTは、日本ブランドの誇りを表現すべく、「Made in Japan」をテーマにデザイン。日本伝統の「匠の技」、その代表格である日本刀の「にえ」(刃に現れる独特の模様)をイメージし、ベゼルやメタルプレートに高い強度の再結晶64チタンを用いている。光の加減によって結晶が輝き、深みのあるモデルに仕上げた。さらに、ジャパンブルーとも呼ばれる「藍色」をDLC処理で表現し、見る角度で微妙に表情を変える深い色合いを持たせている。文字板のインデックスやフロントビスには、日本の伝統工芸をイメージした「ゴールド」を配した。
2015年03月18日