G.V.G.V.(ジーヴィージーヴィー)の2017年秋冬コレクションが、2017年2月20日(月)に東京・恵比寿のリキッドルームで発表された。ディスコから新しい音楽が生まれる時代の過渡期のような、既存カルチャーと新カルチャーがミックスする混沌とした時代を描いた今シーズン。ランウェイはまさにパーティータイムさながらであった。始まりは虹色のグリッターが輝くセットアップ。パワーショルダーのジャケットに、浅いスリットの入ったワイドパンツがリズムを刻む。続くカクテルドレスにはレースをレイヤードして、艶やかな表情もプラスしている。ブラックのカラーパレットの中で引き出されたセンシュアルな魅力は、刺激的なカラーと模様が投入され、パーティーの盛り上がりとともに変貌を遂げる。アニマル柄だけでなくファーやカラーレース、スパンコールが導かれ、パーティーはより一層熱を帯びる。特にベルベットのゴシック柄は、古典的な模様のはずなのに、この会場では新鮮そのもの。パープルとピンクの鮮やかなカラーでグリーンのパイソン柄を合わせたかと思えば、フェイクファーのラグジュアリーなヒョウ柄のガウンコートの中に忍ばせて。あるいは、ポップなオリジナルキャラクターのニットなど、ファンシーな組み合わせでも披露されている。花柄のカットジャカードは過激なワードローブにフェミニンなエッセンスを加える手段だ。ラッフルの踊るブラウスやボリュームのあるドレスルックが先ほどとは異なる形で女性らしさを届ける。また、ミラーボールのようなスパンコールと共存させることで、エッジィな中にエレガンスを残している。パーティーの最後を飾ったのは水原希子。身に着けたのはスパンコールのオールインワンだ。ライナーの赤をチラつかせ、モノトーンストライプのファーガウンを大胆に羽織って歩く姿は、力強い女性像そのものである。ランウェイを堂々と歩く彼女には、大きな歓声が上がった。
2017年02月23日カルバン・クライン コレクション(Calvin Klein Collection)の2017年秋コレクションがアメリカ・ニューヨークで発表された。今シーズンはラフ・シモンズによるデビューの年。会場となったのは、アーティスト、スターリング・ルビーの作品に囲まれる無機質なコンクリートの空間である。自身のブランドの2014年秋冬コレクションでも彼の作品にヒントを得ていたが、今シーズンもまた彼の想いを取り入れた。ルビーが「カルバン・クライン」から連想するという“アメリカ”をコレクションに落とし込んだのである。「スタイルやドレスコードが異なる様々な人々。ひとつの時代でもなく、ひとつのものでもなく、ひとつのスタイルでもない。様々な個性、様々な個人が一体となったもの。」ラフ・シモンズは、アメリカについてこのように述べ、これらがアメリカという国の美しさであり、その環境をランウェイで表現したと述べている。今季はまさにアメリカへのオマージュだ。マーチングバンドのユニフォームを想わせるシャツとパンツはポップなカラーで表現され、オーセンティックなチェック柄のコートは透明のナイロンに包まれている。アンティークの手作りキルティング、オリエンタル調のボタニカル柄、そしてワークウェアやウェスタンウェアのミックス……。挙げればきりがないほど、あらゆるエッセンスが閉じ込められている。さらには、ヌーディーなトップスと禁欲的なフォーマルスーツ、エレガントなフェザードレスとカントリーなデニムのセットアップといった対照的なものさえ共存する。混沌とした街同様に、あらゆるものが混ざる今回のランウェイに一貫性はない。しかし、それが何よりの魅力なのだ。
2017年02月11日G.V.G.V. FLAT(ジーヴィージーヴィー フラット)からフォトグラファーの佐野方美、グラフィックデザイナー河村康輔とコラボレーションしたロングTシャツが数量限定で登場。2017年1月27日(金)より、grapevine by k3 全店やG.V.G.V.伊勢丹新宿店などで発売される。G.V.G.V. FLATは、G.V.G.V.から2016年9月に誕生した新レーベル。デザイナー・MUGが考える“不変的なアイテム”がコンセプトとなっており、Tシャツ・パーカー・キャップといったカジュアルアイテムから、ミリタリー・ユニフォームまで、普遍的なアイテムを提案している。今回ピックアップされたロングTシャツには、河村康輔のアートワークがプリントされている。食パンに拳銃が突き刺さったインパクトのある絵だ。またスリーブには、佐野方美の最新写真集「SLASH」のロゴが書かれ、ストリートスタイルを感じる一枚に仕上がっている。ホワイト・ブラックのカラー展開で、ユニセックス仕様となっている。なお、今回フィーチャーされた佐野方美の写真展「“SLASH”MASAMI SANO PHOTO EXHIBITION」が発売日同日より開催される。写真集176点の中から50点ほどをセレクトし、デジタルプリントにて展示。会場では今回のロングTシャツも販売する。【詳細】MASAMI SANO×河村康輔×G.V.G.V. FLAT発売日:2017年1月27日(金)価格:7,500円+税カラー:ホワイト・ブラック取り扱い:grapevine by k3 全店、G.V.G.V.伊勢丹新宿店、k3 ONLINE STORE(2月上旬入荷)、“SLASH”MASAMI SANO PHOTO EXHIBITION■“SLASH”MASAMI SANO PHOTO EXHIBITION期間:2017年1月27日(金)〜2月5日(日)場所:AL住所:渋谷区恵比寿南3-7-17 1F時間:12:00〜19:00※会期中無休・入場無料
2017年01月29日ザ・ウールマーク・カンパニーが2月にニューヨークで発表する2017年AWコレクションにおいて、デザイナーであるラフ・シモンズとのパートナーシップ契約を締結したと発表した。同コレクションではマニュファッチュラ・セシア(Manifattura Sesia)やオリンピア・グループ(Olimpias Group)といった世界トップクラスの生地や糸メーカーから調達した上質なオーストラリア産のメリノウール製ジャージや織布、ニットにスポットを当てた。メリノウールはラフ・シモンズのコレクションに欠かせない素材であることから「メリノウールの革新的な使用法を考え出すために、ザ・ウールマーク・カンパニーがブランドに与えてくれるサポートに感謝します。私はメリノウールが大好きで、自分のコレクションでもよく使っています。ザ・ウールマーク・カンパニーとのパートナーシップにより、最高品質のウールを使って特別な何かを作り出すことは私にとってとても自然なことなのです」と語っている。そして、ザ・ウールマーク・カンパニーのマネージング・ディレクターであるスチュアート・マカラックは「世界でもっとも上質な天然繊維であるメリノウールのグローバル・オーソリティーであるザ・ウールマーク・カンパニーが、現代ファッションにさらなる革新をもたらし続けるデザイナーとパートナーを組むことを誇りに思います。業界でもっともクリエイティブなビジョナリーの1人であるラフ・シモンズとのパートナーシップを通じ、私たちはスーツ市場におけるメリノウールの伝統的な位置付けをはるかに超えて、その際立った多用途性を示すことができます。ラフ・シモンズは彼のアイコニックな作品によって、メリノウールの世界に新たなクリエイティビティをもたらしてくれるでしょう」と述べた。また、今回のパートナーシップ契約はラフ・シモンズメンズのみとなっており、9月より販売される予定の同コレクションのウールアイテムにおけるウールマーク認証も行われる。
2017年01月22日カシオ(CASIO)から、G-SHOCKとBABY-Gのクリスマス限定ペアモデル「Gプレゼンツラバーズコレクション」の新作が登場。2016年11月中旬に発売される。発売20周年を記念した新作ペアモデルのベースとなったのは、初代モデル「LOV96-2」のデザインを現代版に変えた「DW-6900」と「BG-1005」。初代モデルのテーマは「天使と悪魔」で、ライトボタンを押すとバックライトにそれぞれ浮かび上がる悪魔と天使のシルエットにより、惹かれ合う恋人たちのつながりを表現している。また、初代モデルと同様にマジックテープで留めるクロスバンドを採用したバンドに「Lover’s collection 20thAnniversary」の文字とブランドロゴを配したほか、パッケージも初代版をイメージしたデザインに変更するなど、記念に残るスペシャルなモデルとなっている。【商品情報】「Gプレゼンツラバーズコレクション」発売20周年記念モデル発売時期:2016年11月中旬価格:30,000円+税
2016年11月18日G.V.G.V.(ジーヴィージーヴィー)の2017年春夏コレクションが発表された。今シーズンはパンチの効いたプリントやディテールを取り入れて、ブランドが追い求めるスタイルを映し出していく。なかでも、カルネボレンテ(carne borente)のメンバーの1人、アゴストン パリンコ(agoston palinko)とのコラボレーションによるポップなプリントが目を引く。アニマル柄やフラワーモチーフを色とりどりに表現したドレスは、黒のスカラップレースで女性らしさを加えた。パフスリーブのクラシカルなワンピースで提案する一方、トレンチコートに配すなど登場の形は様々だ。レースアップシリーズはデニム仕様で装い新たに登場。人気のMA-1だけでなくワイドパンツなどとしても提案している。斬新なプリントや人気アイテムに負けじと存在するオリジナルのキャラクターは、今季を語る上では欠かせない。彼らはカットソーやバッグに顔を出し、ポップな印象をもたらしてくれる。もちろん、ブランドらしい大胆なシルエットやデザインも健在である。ナイロンのマウンテンパーカーやベロアのトラックパンツには、「フェミニン」と大声をあげて主張するかのようにフリルが施されている。大胆なストライプを動かすラッフルは、デフォルメされたワードローブの雰囲気をより一層ラグジュアリーに変えた。主張的なものが共存する今シーズンのテーマはスポーツフェミニン。新鮮なプリントも定番のデザインも、ひとつひとつを汲み上げればそのテーマが感じられるだろう。そして対極にある2つを一挙に表現することで見えたのは、ブランドが常に追い求めているフェミニンとマスキュリンが同居する世界である。
2016年11月02日アディダス(adidas)がラフ・シモンズ(RAF SIMONS)とのコラボレーションフットウエアライン「アディダス バイ ラフ・シモンズ(adidas by RAF SIMONS)」より9月3日より順次、16-17AWコレクションを発売する。同コレクションでは、「ラフ・シモンズ スタンスミス コンフォート(RAF SIMONS STAN SMITH COMFORT)」と「ラフ・シモンズ マトリックス スピリット(RAF SIMONS MATRIX SPIRIT)」といった新たなふたつのスタイルを投入。「ラフ・シモンズ スタンスミス」は、コレクションの中でも最もアイコニックなスタイルのひとつとして今シーズンも登場する。「ラフ・シモンズ スタンスミス」は、「スタンスミス」に対するラフ・シモンズの情熱を継承するモデル。エレガントなレザー素材を使用し、アイコニックな「R」の文字をパンチングでサイドにあしらうことで、アディダス製品の中でもトップクラスの人気を誇る「スタンスミス」に独自のデザインを落とし込んでいる。今シーズンは遊び心溢れるカラーコンビネーションを採用し、ヒール部分に「Raf Simons」のロゴを型押しした。「ラフ・シモンズ マトリックス スピリット」は、1984年に登場したアディダスのアーカイブ商品「スピリット(Spirit)」をベースに製作されたもの。コットンキャンバス素材を使用し、80年代に発売した当時のカラーウェイを忠実に踏襲した黒・白のコンビネーションとポップなカラーで展開される。また、左右それぞれのシューズに、「Raf Simons」という文字のグラフィックなロゴとアイコニックなトレフォイルがあしらわれた。
2016年08月15日うさぎに囲まれる幸せなカフェそれぞれに個性があるといううさぎさんたち。ニンジンに食いつく子もいれば、ナデナデが好きな子も。短時間の中で少しでもお近づきになりたい方は、お店の方にコツを聞くのが一番。ひとりで来る女性も多く、うさぎをじーっと見ている人もいれば、一緒に動きまわって遊んでいる人もいて、それぞれに楽しんでいるようです。“うさぎを飼っているお姉さんの家に遊びに来る”がコンセプトだという『Ra.a.g.f(ラフ)』は、本当にアットホームな雰囲気。スタッフの方との距離も近いので、うさぎを飼っている人が相談にくることもよくあるのだとか。うさぎと触れ合うだけでなく、うさぎトークも楽しめるのですね。そして、お部屋にはマグカップやTシャツなどのうさぎグッズ。うさぎだらけの空間、なかなか体験できない時間です。至福のナデナデタイム意外と活発なうさぎさんたちは、部屋中を走り回っていますが、角に座ってじっとした時がチャンス。だらんとして寝ころんだら、ナデ待ちの態勢なのだそうです。さらに、足を伸ばしたらもっとナデてのサイン。ナデるほどに首がどんどん沈んでいき、顔が埋まってしまったらリラックスタイムに突入です。さらっさら、ふわっふわの毛をナデナデするこの時間、至福です。気持ち良すぎて、一緒に寝ころびたい。ただ、抱っこや耳を掴む行為はうさぎさんがびっくりするのでNG。それ以外は、体をワシャワシャ触ってもOKとのことなので、思う存分ナデてあげてください。意外と気性が荒かったり、ツンデレ気味のうさぎさんに受け入れられたとき、あなたの心も思わず、うさぎのようにふわふわになってしまうはず。取材・文/山田桃子(me times)店舗情報店名:Ra.a.g.f(ラフ)住所:東京都渋谷区神宮前6-14-15メゾン原宿3Fアクセス:明治神宮前駅(A7出口より徒歩約5分)原宿駅(表参道口より徒歩約8分)渋谷駅(13番出口より徒歩約10分)営業時間:平日12:00~19:30(最終入店19:00)土日祝日11:00~20:00(最終入店19:30)定休日:金曜
2016年08月14日誰がいい? 好みのうさぎさんをご指名明治神宮駅から徒歩約5分。うさぎと遊べる専門店「Ra.a.g.f(ラフ)」の扉を開くと、さっそくうさぎさん一同がお出迎え。利用時間によって、料金が発生するという面白いシステムの「Ra.a.g.f(ラフ)」。最初に、30分800円または1時間1100円のいずれかを選び、その後は延長30分毎に追加料金550円が発生します。ワンドリンク制なので、好きな飲みものをチョイスして、うさぎさんのもとへ。20匹ほどいるうさぎさんの中から1匹を指名して、一緒にお部屋でま~ったり。ナデナデしたり、エサをあげたり、…かわいすぎる!うさぎの魅力って?お店の方曰く、犬や猫とはまた違う癒しがあるといううさぎ。一緒に生活していても毎日新しい発見があり、鳴かない分、自己主張が強くて、体ですごく表現してくるのも面白いのだそうです。くるくると動きを変えるうさぎさんたち。機嫌のいい時は、ジャンプしたり空中でツイストしたりもするのだとか。見ているだけでも、本当にあっという間に時間がたってしまいます。お店は、14~17時は混むようなので、ひとりで静かにうさぎと触れ合いたいという方は、オープン直後の時間が狙い目のようです。お疲れモードから抜け出したい時、何も考えたくない日は、ぜひ癒しのうさぎ体験へ。取材・文/山田桃子(me times)店舗情報店名:Ra.a.g.f(ラフ)住所:東京都渋谷区神宮前6-14-15メゾン原宿3Fアクセス:明治神宮前駅(A7出口より徒歩約5分)原宿駅(表参道口より徒歩約8分)渋谷駅(13番出口より徒歩約10分)営業時間:平日12:00~19:30(最終入店19:00)土日祝日11:00~20:00(最終入店19:30)定休日:金曜
2016年08月13日ラフ・シモンズ(RAF SIMONS)がカルバン・クライン(Calvin Klein)のチーフ・クリエイティブ・オフィサーに就任したことがアメリカ時間・2016年8月2日(火)に発表された。シモンズは、カルバン・クライン コレクション、カルバン・クライン、カルバン・クライン ジーンズ、カルバン・クライン アンダーウェア、カルバン・クライン ホームなど各ブランドに渡り、デザインやグローバル・マーケティングのほか、コミュニケーションおよびビジュアル・クリエイティブ・サービス全般を監督する。最初のコレクションは、2017年秋のシーズンに披露される予定だ。彼は、2012-13年秋冬オートクチュールコレクションから、クリスチャン ディオール(Christian Dior)のアーティスティック・ディレクターを勤め、その活躍はドキュメンタリー映画『ディオールと私』でも描かれている。2016年春夏コレクションをラストシーズンに退任が発表され、その後の動きが注目されていた。今回の就任に関して、カルバン・クライン社の最高経営責任者スティーブ・シフマン(Steve Shiffman)は「クラインが引退して以降は、クリエイティブについて明確なビジョンを持った1人の人物が会社を指揮する体制ではありませんでした。今回の決定がカルバン・クラインというブランドの原動力となり、その未来に多大なる影響を及ぼすことを確信しています」とコメントした。
2016年08月06日カルバン・クライン社は8月2日、デザイナーのラフ・シモンズ(Raf Simons)をチーフ・クリエイティブ・オフィサーに任命したことを発表した。今後、カルバン・クライン コレクション、カルバン・クライン プラティナム、カルバン・クライン、カルバン・クライン ジーンズ、カルバン・クライン アンダーウェア、カルバン・クライン ホームの各ブランドにわたるクリエイティブ戦略全般を手掛け、全世界で100億ドル規模の売り上げを目指すという。シモンズのデビューコレクションは2017年秋のシーズンとなる。カルバン・クライン社の最高経営責任者スティーブ・シフマン(Steve Shiffman)は、「ラフ・シモンズ氏がチーフ・クリエイティブ・オフィサーへ就任したことは、カルバン・クライン社にとって極めて重要な新しい章の始まりを意味している。クライン氏が引退して以降は、クリエイティブについて明確なビジョンを持った一人の人物が会社を指揮する体制ではなかった。シモンズ氏の並外れた貢献がファッションを形作り、最新化してきたことは周知の通りであり、氏の指揮の下、カルバン・クライン社は一流のグローバル・ライフスタイル・ブランドとしての地位をさらに強固なものにしていくつもりだ」とコメントしている。また、アパレルおよびアクセサリー事業のクリエイティブ戦略におけるシモンズ直属のクリエイティブ・ディレクターとして、ピーター・ミュラー(Pieter Mulier)を起用。ミュラーは、メンズとウィメンズのプレタポルテ、ブリッジベターアパレルライン、アクセサリーを手掛けるほか、シモンズ指揮の下、カルバン・クライン・ブランド内のメンズとウィメンズそれぞれのデザインチームの管理を行う。
2016年08月03日ラフ・シモンズ(RAF SIMONS)のビジュアルポスター集『10 works for Raf Simons』が、ドーバー ストリート マーケット ギンザで2016年7月16日(土)から限定販売される。本作で紹介されるビジュアルは、ベルギー出身フォトグラファーのウィリー・ヴァンダーピエール(WILLY VANDERPERRE)が1995年から2015年の間に手がけたもの。シリアスで退廃的でありながら、どこか詩的な世界観が印象的だ。特製布張ボックスに10枚のポスターが4つ折りで入っており、正規品証明書にはウィリー本人直筆によるサイン、日付、そしてエディションナンバー入り。なお、このポスター集は世界50部限定で、ドーバー ストリート マーケット ロンドン店、ニューヨーク店、銀座店およびIDEAオンラインサイトでのみの販売となる。【詳細】WILLY VANDERPERRE 10 works for Raf Simons (poster edition)価格:54,000円+税部数:50部ポスターサイズ:38cm x 48cm取扱店舗:ドーバー ストリート マーケット 銀座店、ロンドン店、ニューヨーク店、IDEA オンラインサイト住所:東京都中央区銀座6-9-5 ギンザコマツ西館【問い合わせ先】ドーバー ストリート マーケット ギンザTEL:03-6228-5080
2016年07月18日一着のボーダーカットソーに込められた想い、それはとても真っ直ぐで誠実でした。今回の新潟の旅で、こだわりのカットソーをメインで作るファクトリーブランドG.F.G.S.代表の小柳雄一郎さんに出会ったある日のことを綴ります。新潟県加茂市に拠点を置くG.F.G.S.は、ピュアオーガニックコットン100%のカットソーの完全受注生産を行うファクトリーブランド。企画から縫製、出荷まで全ての行程を“町内生産”とも言える目の行き届く距離感で行っています。その代表を務めるのが小柳雄一郎さん。自身の実家も縫製業(小柳メリヤス)を営んでいました。小柳さんに話を伺ったのは、加茂駅前商店街にある老舗パン屋千代田ベーカリーの2階に居を構えるG.F.G.S. DESIGN LAB.。ここはG.F.G.S.の製品を縫製・裁断・検品・出荷する拠点であり、オフィスであり、ショップでもあります。そしてもう一つ、歩いて5分くらいの場所に、編み機、裁断機、工業ミシン、オペレーションをするコンピューターが所狭しと集約するDESIGN LAB. 2があります。現在G.F.G.S.チームは総勢6名、ここで経験豊富な職人たちと共に誠実なものづくりを続けています。DESIGN LAB. 2ーG.F.G.S.立ち上げの経緯を聞かせて下さい。小柳さん: もともと20代の頃は会社に勤務、サラリーマンをしていたんだけど、父親が事業をどうしようか?と考えたタイミングで、僕がなんとかしなければと思い、会社を受け継ぐ形でこの業界に足を踏み入れました。だけど、継ぐといっても考え方としては0からのスタートでした。縫製業の未来のあり方として、例えば、代替わりを早くするとか、創業で新しく物事を始めることは大切なことだと思っています。僕はまず、定番のボーダーカットソー(現在はファーストモデル「クラシック」として展開されている)を0から作ることからスタートしました。ー手に取ったカットソーは、セーターのようなふんわりぬくもりのある生地感と、柔らかな風合いがとても気持ちいいものでした。G.F.G.S.のカラフルなボーダーカットソー小柳さん: 使っているのはテキサス産の100%オーガニックコットンです。自分でいろいろと肌触りや着心地を試した中で一番いいと思ったものを輸入しています。テキサスの綿産業は歴史が長いし、ビジネスとしてきちんと成り立っているんです。例えば、インドは手作業かつ、生産者に階級制度や経済格差があります。一方で大規模農家が多く、システマティックで効率的なテキサスはコットンのクオリティーも安定しています。ー自社のみならず、これまで様々な企業やデザイナーとコラボレーションを行ってきたG.F.G.S.。今回、阿部好世さんが手がけるプティローブノアーと一緒にものづくりを行うこととなったきっかけはなんですか?阿部さん(プティローブノアーデザイナー): G.F.G.S.さんのことをまだ知らなかったある日、オフィスにDMが届きました。“加茂(阿部さんの故郷・新潟県の地名)”という文字を見つけて嬉しくなり直接コンタクトをとらせてもらいました。知り合った後で知ることになるのですが、実は共通の知人がいて、小柳さんは人づてに連絡をもらえたと思っていたそうで。既に繋がっていたような不思議なご縁を感じ、今回新潟という括りでものづくりを行う上で、小柳さんの存在は常にとても重要な位置づけでした。ー2人でのものづくりの過程はどのようなものでしたか?小柳さん: 阿部ちゃんが知っているヨーロッパや欧米の感覚を始め、阿部ちゃんがやりたいことを僕が表現するのに思考錯誤して時間もかかりました。お互い感覚的だと思ったけど、僕は音楽が好きだから、考え方も服作りも音楽が基盤になっています。基本のメロディーがあって、あとは誰かがリミックスしてくれればいい。つまりボーダーはメロディー、それを誰かがアレンジしてくれるのを待っている感じです。阿部さん: 昨年から、G.F.G.S.さんとの物を作らせて頂いています。小柳さんの所で作らせてもらう意味や、形となるベストなあり方を今も研究させてもらいながら、私自身もいろんな勉強をさせてもらっています。今回は、私が愛用しているG.F.G.S.のクラシックモデルをベースに、自分の基本カラーのネイビーを全面に配色願いました。小柳さんの所の“クラシック”はふんわりとした素材感が非常に気持ちいい1枚です。その基本を使わせていただくことは、これからのG.F.G.S.さんとの物作りを一層深くしたいという思いと、ここからの新たなスタートを感じるタイミングを意味しています。今回のコラボレーションで生まれたボーダーカットソー小柳さん: 東京で最初に阿部ちゃんに会ったときは、夏なのに狸のようなファーを巻いて赤い口紅をして。素敵で可愛い人だな、(当時プティローブノアーのオフィスがあった)恵比寿っていいなって思いました(笑)。僕の中では尖ったイメージの阿部ちゃんにも、こういうボーダーカットソーのベーシックな部分もあるんだよとお客様に伝わるといいなと思います。G.F.G.S.小柳雄一郎さんとプティローブノアー阿部好世さん【イベント情報】「Circle of pieces ー プティローブノアーからつながるコトゴト」会期:7月20日~8月1日場所:伊勢丹新宿本館3階のウエストパーク/プロモーション次回は鎚起銅器職人・渡辺和也さん×阿部好世さんのクリエーションが生まれる場所を掲載予定。→ 「新潟出身プティローブノアーデザイナー阿部好世さんのルーツ」に戻る。→目次へ戻る。
2016年07月17日G.V.G.V.(ジーヴィージーヴィー)の2016-17年秋冬コレクションより、7月と8月の新作ウェアと小物を紹介。今シーズンは「ジャポニズム」にフォーカスし、形や色彩で“日本”を表現。前シーズンに引き続くリバティ社とのコラボレーションも、デザイナーMUGが日本を連想するカラーとして挙げる紫をベースにしている。小花柄をさりげなく取り入れた渦巻くようなペイズリー柄に、アクセントとしてドットを採用。着物風のカシュクールワンピース、着物風の袖が印象的なシャツ、さらにはジャケットやパンツまでが豊富に揃う。また、屏風のような輝きを放つ梅の花は、立体的なジャカードとして取り入れた。素材の硬質感を上手く利用したプルオーバーやワンピースは程よいボリューム。一方、タイトスカートのように体のラインを強調するアイテムも登場する。コレクションの中でも刺繍を取り入れたアイテムは、注目のひとつ。ヤンキーや女学生をインスピレーション源にしていることもあり、パンチの効いた仕上がりではあるが、素材にシルクを採用することで、女性らしい“上品さ”も演出。シャツやパンツは、ラフなセットアップとしても提案される。【商品詳細】G.V.G.V. 2016-17年秋冬コレクション展開時期:2016年7月14日(木)~、8月上旬~発売場所:grapevine by k3、grapevine by k3 aoyama、grapevine by k3 nagoya、grapevine by k3 osaka、G.V.G.V.伊勢丹新宿、k3 オンラインストア、その他取り扱い店舗【問い合わせ先】k3 OFFICETEL:03-3464-5357
2016年06月25日ラフ・シモンズ(Raf Simons)がピッティ・ウオモ(PITTI UOMO)に戻ってきた。2003年を最初に2005年に自らのコレクション、2011年にはジル・サンダーのクリエーティブディレクターとしてこれまで同展でコレクションを発表してきたラフ・シモンズが、第90回ピッティ・イマジネ・ウオモで17SSメンズコレクションを発表した。昨年秋にディオールのクリエーティブから離れ、注目されたコレクションは会場に過去の自身のアーカイブをマネキンで展示。新作の17SSメンズコレクションはロバート・メイプルソープ(Robert Mapplethorpe)の作品を、自らの20年にわたるアーカイブに重ねるように生地にプリント。たっぷりと用尺を取ったシャツやコート、ニットなどは構築的でありながらミニマムなデザインで、自身のテーマである“PRIDE IN INDIVIDUALITY(個性こそ誇り)”をアートなセンスとともにフィレンツェの地で再確認するように魅せた。パティ・スミス(Patti Smith)やローリー・アンダーソン(Laurie Anderson)、ウィレム・デ・クーニング(Willem de Kooning)などメイプルソープの白黒写真がプリントされたアイテムをベースに、ボトムスはほぼ黒。コレクションのブリッジとして登場する赤とコバルトブルーの色使いとレザーのエプロン、茶、紫、緑の差し色、チェック、ストライプのシャツがラフらしいイノセントな“ユース”を象徴している。Text: 野田達哉
2016年06月21日今年6月にフィレンツェで開催される第90回ピッティ・ウオモでラフ・シモンズ(Raf Simons)が17SSコレクションを発表する。「フローレンス・コーリング(Florence Calling)」と題された今回の特別プロジェクトは、昨年10月に16SSコレクションを最後に3年半務めたディオールのクリエイティブディレクターを退任したラフ・シモンズが自身の名前で発表するコレクションとなる。ラフ・シモンズは2003年を最初に、2005年に自らのシグネチャーでランウェイ、インスタレーションをピッティ・ウオモのステージで発表。2011年にもクリエイティブディレクターを務めるジル・サンダー(JIL SANDER)のコレクションを発表しており、フィレンツェは特別な地。「フィレンツェという街は、私の心の中の特別なスペースを占めている。数年に及び、コレクションを発表する場として、私の考えを正確に映し出すベンチャー企業とコラボするために何度も訪れている。今シーズン春夏コレクションを発表するため、そしてピッティのためだけに企画している特別プロジェクトのために戻って来られることを大変うれしく思っている」とコメントしている。Text: 野田達哉
2016年04月15日G.V.G.V.(ジーヴィージーヴィー)が2016-17年秋冬コレクションを発表。前回のコレクションで、ロシアアバンギャルドとジャポニズムの融合をテーマとしたG.V.G.V.。そのジャポニズムにフォーカスした今季は、形、色彩、それら組み合わせのバランスとして“日本”を表現し、デザイナーMUGらしい世界を創り上げる。“日本を連想するカラー”、MUGにとってそれは紫と緑で、大胆に綾なす色彩は力強く、鮮やか。梅の花や紋章のようなジャカードは、屏風のような輝きを放っている。リバティとのコラボレーションから生まれたテキスタイルは今季も健在で、小花柄が隠れたパープルグラデーションのペイズリーが渦巻くように放たれた。着物風のカシュクールワンピースやパンツ、シャツといったトータルアイテムが揃い、組み合わせには小刻みなプリーツを施したドットを。シルエットは、帯から派生したウエストベルトや、着物の重なりを表現したトップス、振袖を意識した手元、ボリュームある袴パンツといった伝統的なもの。それだけでなく、モダンな日本文化、ヤンキーや女学生といったルーズなスタイルも主張している。象徴的なアイテムは、「JAPAN」や「TOKYO」を漢字風にデフォルメしてあしらったスカジャンだろう。両面に異なる刺繍が丁寧に施され、リバーシブルで楽しめるという秀逸さ。メンズライクなサイズによる適度な落ち感に、シルクによる淡い光沢が相反する上品さを添えている。アウターは豊作で、定番となったレースアップディテールのMA-1には新型が登場。フェイクファーやニューカラーを投入した。コレクションの中でも一際存在感を放っていたのは、毛足の長い模造のファーを贅沢に用いたガウンコート。ラフなプルオーバーを合わせて、ラグジュアリーとストリートが絡み合う斬新なスタイルを築きあげた。
2016年04月07日メルセデス・ベンツ日本は4月4日、最高級クロスカントリービークル「Gクラス」の特別仕様車「G 550 4×42」を発表した。G 550 4×42には37年におよぶ「G クラス」の歴史で同社が培った特殊車両技術を惜しみなく投入され、防弾仕様車の技術をベースとした「ポータルアクスル」の採用により、最低地上高460mm、渡河深度1000mmを実現した。シャーシは量産のGクラスをベースにしており、オンロード・オフロードのいずれにおいてもラリースポーツ由来の新可変ダンパーシステム「ラリー強化仕様ツインサスペンション」により、スポーティな運動特性と落ち着きある快適性を高次元で両立させたとする。エンジンは「Mercedes AMG-GT」などに搭載されているAMF 4.0リッターV8直噴ツインターボエンジンをベースに新開発した「M176型」エンジンを搭載。最高出力421PS/310kW、最大トルク610Nmを発揮する。価格は3510万円で、4月4日~5月31日までの期間限定販売となる。
2016年04月04日ロジクールは4月7日に、ゲーミングブランド「ロジクールG」の新型マウス「ロジクール プロフェッショナルグレード ワイヤード/ワイヤレス ゲーミングマウス(G900)」のタッチ&トライイベントを開催する。応募者の中から抽選で20名が参加でき、参加者全員に発売前のG900をプレゼントする予定。今回のイベントはブロガーを対象としており、応募条件として以下がある。PCオンラインゲームをしているユーザーで、ブログやSNSのアカウントを所有していることイベント、製品の体験レビューを書けること顔出し OKな方(メディアの取材、ロジクール公式facebookの撮影が入る予定。記事やfacebookの投稿などに写り込む可能性がある)18歳以上(高校生は不可)会場(ロジクールのオフィス)までの交通費は参加者が負担タッチ&トライイベントは第1部(18:30~19:30)と第2部(20:00~21:00)の開催となり、各回10名(計20名)を招待。内容は、G900の紹介やデモ、タッチ&トライのほか、ゲストとしてロジクールGのブランドアンバサダーであるStanSmith氏、DetonatioN Gaming所属(DetonatioN Requish)のMelofovia選手、tara選手が訪れる。イベントの概要と応募の詳細については、ロジクールの応募ページを参照いただきたい。ゲーミングマウスのG900は、有線接続と無線接続の両方に対応し、本体のみの重量が107gという軽さを実現。操作の安定性を向上させたり、金属バネによってボタンクリック時の力を低減したりと、使い勝手を高める工夫を随所に施している。
2016年03月28日文化放送は、「動画」と「音声」でストリーミング配信を行っている日本最大級のアニメ&ゲーム系専門チャンネル「超!A&G+」にて、声優の井澤詩織と立花理香がパーソナリティーを務める新番組「井澤・立花 ノルカソルカ」を2016年4月4日よりスタートすると発表した。毎週月~木の24時30分ごろから10分間放送される。本番組は、同日の4月4日からスタートする新ワイド番組「鷲崎健のヨルナイト×ヨルナイト」内で放送される動画番組。パーソナリティーが対決するゲームやオタクトーク、男性の好みを話し合う女子トーク、フリートークなど、日毎にテーマを設けてさまざまなトークや企画を展開していくという。
2016年03月25日ロジクールは24日、同社ゲーミングブランド「Logicool G」シリーズにて、有線・無線両対応のゲーミングマウス「G900」を発表した。4月14日に発売する。価格はオープンで、直販価格はG900が税別21,130円。107gの超軽量設計を実現した、両手利き設計のゲーミングマウス。マウス接地面の摩擦を最小限にとどめながら、操作時の安定性も実現した。独自のクロックチューニングテクノロジーを採用した高精度光学センサーにより、LED未使用で約32時間、LED使用で約24時間という省エネ仕様となっている。本体にはRGB対応のLEDライトを搭載し、1,680万色から好みの色を設定可能。クリックボタンは金属性バネの採用で入力時の力を減少させ、複数回入力も行いやすくしている。センサー方式はオプティカルで、解像度が200-12,000dpi。USBレポートレートが1,000レポート/秒。ボタン数が11。本体サイズはW67×D130×H40mm、重量が107g(本体のみ)。USB接続の無線レシーバサイズはW18.4×D14.4×H6.6mm、レシーバ重量が1.8g。USBケーブル長が190cm。
2016年03月24日G-Technologyは8日、USB Type-Cに対応するポータブルHDD「G-DRIVE mobile USB-C」を発表した。ゴールド、スペースグレイ、シルバーの3色を用意。ゴールドとスペースグレイはAppleストアで、シルバーは量販店で3月に発売される予定。店頭予想価格は129.95米ドル。G-Technologyは、HDDメーカーであるHGSTが手がける外付け型ストレージのブランドだ。G-DRIVE mobile USB-Cは、容量1TBで回転数7,200rpmのHDDを内蔵するポータブルドライブ。インタフェースにはUSB Type-Cを、本体には薄型のアルミニウム製ケースを採用した。出荷時はMac向けにフォーマットされているが、Windows向けのフォーマットツール「G-Technology Windows Format Wizard」を同社のWebサイトで配布。パッケージには、両端のコネクタがUSB Type-Cのケーブルと、USB Type-C to USB Type-Aのケーブルも同梱されている。電源はUSBバスパワーで、本体サイズはW3.23×D5.08×H0.51インチ。対応OSはWindows XP(SP3) / Vista(SP2) / 7 / 8.1 / 10、Mac OS X 10.9以降。
2016年03月08日パナソニックは3月8日、テクニクスブランドのミュージックサーバー「ST-G30」と、ネットワークオーディオアンプ「SU-G30」を発表した。完全受注生産で、発売は4月22日。希望小売価格(税別)は、ST-G30が500,000円、SU-G30が400,000円。SU-G30は、ネットワークプレーヤー機能を内蔵したデジタルアンプ。PCM 384kHz/32bitやDSD 11.2MHzのハイレゾ再生に対応している。入力からパワー段まで低ジッターで伝送する「JENO Engine」や、高速かつ最小限のロスでスイッチングを行う「GaN-FET Driver」など、テクニクス最上級クラスの高音質技術を採り入れている。さらに、専用設計の低ノイズスイッチングパワーサプライを採用している。ともにiOS・Androidアプリ「Technics Music App」から様々な操作が行える。ST-G30は、ストレージに防振強度が高く静音性に優れたカスタムメイドSSD(着脱式)を採用。不要なブロックの電源をオフにする「Optimally Activated Circuit System」を搭載している。USBオーディオ出力を搭載し、PCM 384kHz/32bitやDSD 11.2MHzのハイレゾ音源をUSB DACに伝送可能。デコード処理をST-G30が行い、プレーヤーの負荷を低減する「Low Noise USB Transfer」により、音質劣化の少ないデータ転送を実現する。また、CDリッピング機能を備え、44.1kHz/16bitのデータをFLACやWAV形式で保存できる。
2016年03月08日●「ペンF」や「OM-1」など往年の銘機も勢ぞろいパシフィコ横浜で2月28日まで開催中の「CP+2016」。オリンパスは新製品「OLYMPUS PEN-F」や「M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PRO」の体験コーナーを設けた。毎年恒例、受付でオリンパス製カメラを提示するとオリジナルステッカーがもらえるサービスも実施中だ。○今年の主役は「OLYMPUS PEN-F」●防水カメラ「Tough」シリーズも元気○防水カメラ「Tough」シリーズも元気オリンパスといえば、防水カメラにも強い。Toughシリーズは販売台数10年連続No.1の実績を誇る。会場には新製品の「TG-870」が展示されていた。また、「LEDライトガイド LG-1」と同じ用途に使えるフラッシュディフューザーの実演もあった。フラッシュを使うことでLEDよりも明るく発光時間の短い光がえられ、ユーザーからのリクエストも高いアクセサリーなので製品化を急いでいるとのこと。レンズに装着することで2cmの接写に対応、ストロボ光量を半減させる機能も搭載している。
2016年02月26日パナソニックは24日、マイクロフォーサーズ規格の標準ズームレンズ「LUMIX G VARIO 12-60mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.」を発表した。4月28日の発売を予定しており、希望小売価格は68,000円(税別)。LUMIX G VARIO 12-60mm / F3.5-5.6 ASPH. / POWER O.I.S.は、同社のミラーレス一眼カメラと同じくマイクロフォーサーズ規格に準拠した標準ズームレンズ。35mm判換算で24~120mmのズーム域をカバーし、絞り開放値はF3.5~5.6。風景やポートレートなどに幅広く活用できる。レンズ構成は、非球面レンズ3枚を含む9群11枚。4K動画撮影中の微小な画角の変化や、手ブレ補正動作時の周辺画像の歪みを抑える。ボディは防塵・防滴仕様となっている。そのほかの主な仕様は、最小絞りがF22、絞り羽枚数が7枚(円形虹彩絞り)、最短撮影距離範囲はワイド端0.2m、テレ端0.25m、最大撮影倍率が0.27倍(35mm判換算で0.54倍)。フィルター系は58mm。本体サイズは最大径が66mm、長さが約71mm、重量は約210g。
2016年02月24日NECは2月23日、5Gの実用化に向けてスモールセル用にA4サイズを実現した低SHF(Super High Frequency)帯超多素子(64素子)AAS(Active Antenna System)を開発したと発表した。同社が開発したAASは、回路を集積化、高密度化することでアンテナと無線処理部を一体化している。これにより、実用レベルに近いA4サイズを実現した。また、アンテナのビーム制御を含めてフルデジタル制御を採用することで、精度の高いビーム形成による高い周波数利用効率を実現し、LTEとの比較においてセルあたり10倍以上にスループットを向上することができたという。5Gでは、広い帯域幅を確保できる高い周波数帯を活用した高速化・大容量化が見込まれているが、高い周波数帯の活用は通信の伝搬減衰が課題となっている。これに対しては通信距離の向上や干渉の低減を実現するビームフォーミングが有効と考えられており、中でも低SHFは2020年頃の商用化が見込まれている。
2016年02月23日IDTは2月17日(米国時間)、4G LTE Advanced(LTE-A)や5Gといったワイヤレスインフラストラクチャシステムの開発を支える次世代RapidIOスイッチ「RXSスイッチファミリ」を発表した。同ファミリは、RapidIO 10xN規格で求められる帯域幅要件を上回りつつ、RapidIOの特長である低レイテンシ性能を維持しているため、高いエネルギー効率でのコンポーネント間のデータ移動が可能。約100nsのポート間レイテンシ性能と、600Gbpsのスイッチング性能を備えた柔軟なノンブロッキングファブリックを備えており、最適化された5Gスイッチングソリューションを実現することが可能だという。また、後方互換性も維持しているため、これまでのRapidIOを用いて開発されてきたハードウェアやソフトウェア資産をそのまま活用することも可能だ。製品としては、24ポート48レーン品「RXS2448」および16ポート32レーン品「RXS1632」が用意されており、モバイルインフラストラクチャ(基地局、C-RAN、モバイルエッジコンピューティング)、データセンター(データ解析、ハイパフォーマンスコンピューティング)、航空宇宙、産業制御、防衛といった市場をターゲットとしている。なお、いずれの製品もすでに提供を開始しており、RXS2448は、33mm×33mm 1024ピンFCBGAパッケージで、大量購入時の1個あたりの参考価格は119ドル、一方のRXS1632は、29mm×29mm 784ピンFCBGAパッケージで、大量購入時の1個あたりの参考価格は89ドルとなっている。
2016年02月23日シグマは23日、レンズのプロダクト・ライン「Contemporary」から、大口径F1.4スタンダードレンズ「SIGMA 30mm F1.4 DC DN|Contemporary」を発表した。マイクロフォーサーズ用とソニーEマウント用をラインナップし、希望小売価格は税別48,000円。3月18日から発売する。「ミラーレスのため」をうたう新レンズで、最新技術の投入や幅広い撮影シーン対応を掲げるContemporaryラインに属する。35mm換算時の焦点距離は、マイクロフォーサーズで約60mm相当、ソニーEマウントで約45mm相当だ。高い屈折率の高分散ガラスを前玉に用い、大きな屈折力を確保してレンズ全長を短縮したほか、小型化・軽量化を徹底している。カメラ側の補正機能を利用して歪曲補正を行うことで、光学系の補正能力をシャープネス向上に集中させ、画質の向上を図った。モーターはステッピングモーターで、ソニーEマウントのファストハイブリッドAFにも対応する。レンズ鏡筒や絞り部品などには、複合素材の「TSC」(Thermally Stable Composite)を採用した。弾性が高く、温度変化による変形が少ないため、パーツ間のガタつきを抑制。絞りの滑らかな駆動にも貢献している。そのほか主な仕様(ソニーEマウント用)は、レンズ構成が7群9枚、開放絞りがF1.4、最小絞りがF16、画角が50.7度、絞り羽根枚数が9枚(円形絞り)、最大撮影倍率が1:7、最短撮影距離が30cmだ。サイズは最大径φ64.8mm×全長73.3mm、重量は265g。フィルター径は52mm。レンズフードが付属する。
2016年02月23日F5ネットワークスジャパンとパスロジは、F5のリモートアクセスソリューション「F5 BIG-IP Access Policy Manager(以下、BIG-IP APM)」とパスロジのトークンレス・ワンタイムパスワード「PassLogicエンタープライズ版(以下 PassLogic)」を連携させ、スマートデバイスなどの端末固有情報の登録作業を自動化する機能を共同開発したと発表した。パスロジが開発したPassLogic Enterprise版のVersion 2.3.0(2月10日リリース予定)において実装されるAPIと、F5の連携用iRules(BIG-IPのトラフィック処理機能)を組み合わせて利用することにより、トークンレス・ワンタイムパスワードによる個人認証に加え、端末固有情報を活用した端末認証の仕組みを導入することができるという。ユーザは、 当該端末でBIG-IP APMに一度アクセスするだけで、 認証データベース内に端末固有情報が自動登録される。今回実装されるAPIは、端末固有情報の登録以外にも応用が可能だといい、たとえば、 企業の既存の認証基盤(Active Directory/LDAP等)のパスワードを、 初回アクセスまたはパスワードの更新時に自動登録することで、 ワンタイムパスワードでログインした後に社内の既存の認証基盤で認証するWebアプリケーションへのシングルサインオン(SSO)も可能となるという。
2016年02月08日マスタードシードは5日、ASRock製マザーボードの新モデルとして、チップセットにA88Xを搭載した「FM2A88X Pro+ R2.0」「A88M-G/3.1」「FM2A88M Pro3+」「A88M-ITX/ac」を発表した。12日に発売し、店頭予想価格は「FM2A88X Pro+ R2.0」が税別8,780円前後、「A88M-G/3.1」が税別9,240円前後、「FM2A88M Pro3+」が税別7,850円前後、「A88M-ITX/ac」が税別10,180円前後。○FM2A88X Pro+ R2.0サージや雷、静電気放電からマザーボードを保護する「FULL SPIKE PROTECTION」や高密度ガラス繊維PCB、固体コンデンサを採用し、安定性や信頼性を高める。2基のPCI Express x16スロットを備え、2-Way CrossFireに対応するほか、APUと外付けグラフィックスカードを組み合わせたDual Graphicsをサポートする。2系統の画面出力(DVI-D、D-Sub)を搭載し、2画面出力に対応。また、サウンド面ではELNA製オーディオコンデンサによる低ノイズ化に加え、ヘッドセットアンプ(TI NE5532)を採用する。○A88M-G/3.1M.2スロットやUSB 3.1ポートといった最新のインタフェースをサポートするマイクロATXモデル。ASRockのマザーボード全体の設計思想である「Super Alloy Technology」や、電力サージからの保護機能「FULL SPIKE PROTECTION」といった機能を備える。3系統の画面出力(HDMI、DVI-D、D-Sub)により、3画面出力に対応する。○FM2A88M Pro3+「FULL SPIKE PROTECTION」や高密度ガラス繊維PCBを採用するマイクロATXマザーボード。こちらも3系統の画面出力(HDMI、DVI-D、D-Sub)により、3画面出力に対応するほか、FM2+APU搭載時はHDMIから4K解像度での出力が可能となる。○A88M-ITX/ac無線LANとBluetoothのコンボモジュールを搭載し、IEEE802.11a/b/g/n/ac対応無線LANとBluetooth 4.0が利用可能なMini-ITXマザーボード。「FULL SPIKE PROTECTION」や高密度ガラス繊維PCB、3系統の画面出力(HDMI、DVI-D、D-Sub)を備える。
2016年02月05日