第5回よりスタートする「大奥」<5代・徳川綱吉×右衛門佐編>に、「阿佐ヶ谷姉妹」の2人が出演する。よしながふみの傑作コミック「大奥」を原作にした本作。2月7日の第5回からは、仲里依紗と山本耕史が共演する<5代・徳川綱吉×右衛門佐編>がスタート。「阿佐ヶ谷姉妹」の2人が演じるのは、原作にはないドラマオリジナルキャラクターである、町人のお江(渡辺江里子)とお美(木村美穂)。時代劇初出演となる「阿佐ヶ谷姉妹」は、「緊張しましたが、皆様にとても良くしていただきました。当時江戸の町民で眼鏡をかけられる人はなかなかいなかったそうですが、特別待遇で二人ともかけさせてもらえた事も貴重な経験で。今は掛けやすい眼鏡に進化していて本当にありがたいと思いました」とふり返る。「妹・美穂は『撮影現場でお犬様に会えるかしら』とそればかり。実際その頃の江戸の人々は大変だったはずですが、その当時に思いを馳せるより、お犬様に思いを馳せてソワソワしていました。栃木出身の姉・江里子は、日光でのロケで地元のエキストラの方とのお話に花を咲かせたり…結局のんきな二人でしたが、原作から拝読していた『大奥』に関われてとても光栄です」とそれぞれ感想を明かし、「これからの展開もものすごく楽しみです」と今後の放送に期待を寄せている。ドラマ10「大奥」は毎週火曜日22時~NHK総合にて放送中。(cinemacafe.net)
2023年02月08日『男女が逆転した江戸パラレルワールド』という斬新な設定が注目される、2023年1月10日に放送が開始したドラマ『大奥』(NHK)。同作は、よしながふみさんによる漫画が原作であり、従来の『大奥』シリーズとは異なり、徳川家の将軍が女性となっています。ドラマは3編に分かれており、俳優の堀田真由さんと仲里依紗さん、そしてモデルの冨永愛さんが将軍を演じました。倉科カナの和風美人な『大奥』ショットに反響同年2月7日、俳優の倉科カナさんがInstagramのアカウントに写真を投稿しました。ドラマ『大奥』の『徳川綱吉×右衛門佐編』にて、綱吉から寵愛を受ける、側用人の柳沢吉保を演じた倉科さん。この日の番組放送を前に、倉科さんは撮影時の秘蔵ショットを2枚公開しました。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 倉科カナ(@kanakurashina_official)がシェアした投稿 倉科さんの演じる柳沢は、俳優の山本耕史さんが演じる右衛門佐と対立関係にある登場人物。この写真は、右衛門佐と対峙しているシーンだそうで、倉科さんは凛々しい表情を見せています。2枚目の写真は、メイク直し中に撮影されたものでしょう。演技中でないにもかかわらず、その姿は絵になっていますね。『和風美人』という言葉がぴったりな倉科さんの姿に、多数のコメントや『いいね』が寄せられました。・知的な雰囲気が出ていて、かっこいいい…!本編を見るのが楽しみ!・和服がこんなにも似合うだなんて!いつもとは異なった一面ですね。・う、美しすぎる…。何を着ても似合うのが、すごい。メインの将軍とその相手だけでなく、2人を取り巻く人間関係も魅力である『大奥』。倉科さん演じる柳沢からも、目が離せません![文・構成/grape編集部]
2023年02月07日Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2023年1月スタートのテレビドラマ『大奥』(NHK)の見どころを連載していきます。かなさんがこれまでに書いたコラムは、こちらから読めます。NHKドラマ10『大奥』(火曜22時)の原作、よしながふみの同名漫画は2021年の日本SF大賞を受賞している。時代劇がSFというカテゴリであることに一瞬不思議な気持ちになるが、SFの『科学的な空想に基づいたフィクションである』という説明に基づくなら、男子のみが罹る架空の伝染病が起点となるこの作品は、まぎれもなくSFだ。大きな虚構で読者や視聴者をしっかり包み込むためには、細部のリアリティこそが必須だ。今回4話目、つまり一人の名を奪われた女が、男の偽物ではなく女として将軍の名を継ごうと立ち上がる場面は、この大奥という物語の世界観が成立するための物語の最重要場面である。どんな描き方になるか、楽しみであり少し不安でもあったが、杞憂だった。※写真はイメージもしもおとぎ話なら、不幸な姫と優しい王子が出会い、愛し合うことで物語はめでたしめでたしで終わる。この物語でも、将軍の落し胤(おとしだね)として子供を産むことを強いられた女・家光(堀田真由)と、聖職者として望んでいた未来をくじかれた失意の青年・万里小路有功(福士蒼汰)は出会い、恋に落ちる。しかし物語はその先も残酷に続いていく。深く愛し合いながらも二人は子に恵まれず、徳川政権を維持するため、この国を戦乱の世に戻してはならないという過酷な判断のもとに、家光は有功以外の男を相手にせねばならなくなる。※写真はイメージいずれ共に死のうと誓うほどに互いを想い合う激しい愛情から、他の側室との間に子をなして母になる家光と、ただそれを見守って生きるしかない有功の対比が鮮やかで残酷だ。別離を告げる場面での「死ね、お前など死ね」と激する堀田真由の表情も素晴らしいし、「では…殺して下され」と応える福士蒼汰の、たっぷりと間合いをとった表情のグラデーションは見応え抜群である。しかし母となり政務もこなすようになる家光が、内面に強い芯が出来て愛情も覚悟も揺るぎないものになるのに比べて、有功は悲痛なまでに不安定だ。原作でも有功は柔和な人物だが、今回のドラマ版の有功は、優しい上に体温のある人間くささがあって、それがとても良いと思う。嫉妬に苦しみながらも廊下側には切りつけられない苦悩は原作でも描かれるが、有功をけなげに抱きしめる玉栄(奥智哉哉)とその胸ですすり泣く有功は、ドラマのオリジナルである。※写真はイメージその上で、有功が聖職者になろうとしていた青年であること、その素養が大奥での暮らしでも損なわれずに内面に残っていることがドラマでは繰り返し描かれている。ただひとり、愛する女への純粋な愛情と嫉妬の間で不安定に揺れ続ける有功の人生は、他人のケアをすることで、利他という杖を得てようやく安定する。そして病に倒れた春日局(斉藤由貴)の最後の懺悔を聞き、彼女の秘めた悔いも詫びも引き取って看取るのである。懺悔の中で春日局が呟く「あの日わしは、仏をさらってきたのじゃ」は原作にないセリフだが、このドラマの春日局の複雑で魅力ある人物像を端的に表現したものだと思う。誰よりも苛烈で誰よりも甘い。その春日局のありようを脚本は『母』だと表現する。より多数の幸福のために集団を維持し、時に個をすり潰すことすら良しとする苛烈さは女将軍の家光に。弱き者に手を差し伸べ、人が生きる苦しみに寄り添う慈愛は有功に。その二面性は、人が集団で生きていく社会の機能そのもののようだ。※写真はイメージ原作では江戸城の大奥の物語だけでなく、伝染病により変質していく市井の人々の生活が差し挟まれるように描かれ、それが男女の権力構造が逆転していく描写に独特のリアリティを与えている。ドラマでは描かないその部分をどう補うか。作り手は、残虐な時代を生き抜いた春日局の愛情と執念、そして母となった女将軍の、いずれ滅ぶとしても足掻いて子の世代に少しでもベターな社会を残したいと願う覚悟を描きこむことで、男女が逆転する大奥という『大いなる虚構』に説得力を持たせた。大奥という場所が今後どのように変転していくのか、そして家光と有功の愛はどのような決着になるのか。それは次回を待つことになる。そして次の将軍・綱吉の話が始まる。綱吉編は『大奥』というパブリックイメージに最も近い華やかなエピソードだと思う。くせ者揃いの配役といい、今から楽しみである。ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]かなTwitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している。⇒ かなさんのコラムはこちら
2023年02月03日ドラマ「大奥」第5回から始まる、5代・徳川綱吉×右衛門佐編に出演する新たなキャストが3名発表された。3代将軍・家光の時代から幕末・大政奉還にいたるまで、男女が逆転した江戸パラレルワールドを描く、よしながふみの同名コミックをドラマ化した本作。2月7日(火)から始まる5代・徳川綱吉×右衛門佐編では、仲里依紗が徳川綱吉、山本耕史が右衛門佐を演じる。今回新たに、放送中の「しょうもない僕らの恋愛論」にも出演する本多力が、公家出身で綱吉の御台所・鷹司信平。「渡る世間は鬼ばかり」シリーズの徳重聡が、綱吉の側室で世継ぎである松姫の父・伝兵衛役orお伝の方。「仮面ライダーゼロワン」の中川大輔が、鷹司信平付きの中臈であったが、右衛門佐の部屋子となる秋本を演じることが決定した。ドラマ10「大奥」は毎週火曜日22時~NHK総合にて放送中。(cinemacafe.net)
2023年01月31日NHKドラマ10「大奥」について、出演者の冨永愛、風間俊介、脚本の森下佳子、書評家・翻訳家の大森望がその魅力を語り尽くす「私の大奥語り」が、2月5日(日)に放送されることになった。福士蒼汰、堀田真由、斉藤由貴らが出演する<家光×有功編>がクライマックスを迎える、よしながふみ原作の大人気漫画をドラマ化したドラマ10「大奥」。今回の番組では、原作ファン4人が作品の魅力を語り尽くす。まず、それぞれが挙げるのは“男女逆転”の世界でありながら、リアリティがあること。ドラマで徳川吉宗を演じている冨永さんは「最初は違和感があったんですけど、すぐそれがしっくりくる。その時代の実際のできごとがきちんと盛り込まれていて、本当にこうだったんじゃないかなって思えてくる」と語る。冨永愛そして、杉下を演じている風間さんは「フィクションでありファンタジーなんですけれど、自分たちが学んできた歴史よりもこちらのほうがいいんじゃないかって思わせる、そんな力があるんですよ」と話す。風間俊介ドラマ10の脚本を担当した森下さんは作品の魅力について、「よしながさんの描くキャラクターはすごく緻密で血肉が通っている。いろんな人の多様な愛の形が描かれているのが魅力の一つ」と語る。森下佳子書評家・翻訳家の大森さんは「歴史を知っているかにも関わらず、普遍性があり、どこの国にも共通する問題を描いているので日本人しか楽しめないということは全くない。世界で受け入れられる作品」と話し、海外でも賞を受賞した原作の普遍的な魅力があるという。大森望キャストたちも熱く語る、好きな登場人物、印象に残る人物にも注目だ。「私の大奥語り」は2月5日(日)17時30分~NHK総合にて放送。ドラマ10「大奥」は毎週火曜22時~NHK総合ほかで放送中。(text:cinemacafe.net)
2023年01月31日2月7日(火)より放送開始となるドラマ「大奥」5代・徳川綱吉×右衛門佐編に、倉科カナが出演することが分かった。現在放送中の「大奥」は、よしながふみの同名コミックを原作に、3代将軍・家光の時代から幕末・大政奉還にいたるまでをドラマ化。放送を控える5代・徳川綱吉×右衛門佐編は、仲里依紗が徳川綱吉、山本耕史が右衛門佐を演じる。倉科さんが演じるのは、綱吉への忠誠心を誰よりも強く持つ美しき側用人・柳沢吉保。倉科さんは「吉保の静かに蠢く感情、深い愛、愛ゆえの憎悪、演じていてとても苦しく、最後の最後までもやはり虚しくて」と演じた感想を語りつつ、「でも、その抱えているもの全てを表面に出さず、ただただ寄り添い見つめている吉保の気高い姿。表立って華やかな役柄ではないですが、ぜひ吉保の愛の行き着く先へも注目していただけたら嬉しいです」とコメントしている。ドラマ10「大奥」は毎週火曜日22時~NHK総合にて放送中。(cinemacafe.net)
2023年01月30日Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2023年1月スタートのテレビドラマ『大奥』(NHK)の見どころを連載していきます。かなさんがこれまでに書いたコラムは、こちらから読めます。よしながふみ原作の『大奥』1巻は、丸々一冊、導入としての吉宗編である。今回のドラマの初回同様に、爽快な展開かつ吉宗(冨永愛)の魅力的なキャラクターで一気に読者を引っ張り込む。だが2巻が刊行されて読んだ時、これは男女が逆転しているから視点が面白いとか、思考実験として刺激的だとか、そういう単純なものじゃないとぞわっとしたのを思い出す。これは閉塞された環境で引き起こされる人間のあらゆる業の物語で、現代に通じる普遍的な痛みと、その解放を模索する物語だと。今回のNHKドラマ10での『大奥』映像化もまた、その原作の持つ深みを裏切らない誠実さで製作されていることを3話で確信した。堀田真由の演技が光る前回の2話では万里小路有功を演じる福士蒼汰の魅力が特に光ったが、3話では堀田真由演じる家光の演技に目を奪われた。【『大奥』感想2話】福士蒼汰が演じる憂いの絶妙堀田真由といえばヒロインの友人であったり姉妹であったり、様々な役を出すぎず引きすぎず、きっちり演じる職人肌の女優というイメージがあった。だが今回、人生を奪われて、ただ血筋を残すための生を強いられている少女の哀しみを複雑な緩急をつけて演じきっている。男女の性別どちらもあるというよりも、どちらの色もない透明感で、1人の人間として尊厳を奪われたものの痛みと怒りに満ちていた。家光と有功のかわいがっていた猫の死を契機に、2人のひとときの穏やかな日々は一気に緊張感をはらむことになる。死んだ存在に対して経を唱え弔うことが、哀しみの淵から日常への回帰を促すと語る有功に、「これまで穏やかな日常など一度たりともなかった者には回帰する先などない」と少女は激する。自分に降りかかる理不尽な運命を他者への暴力に転化するより他に逃げ道を見いだせない少女に苛立ちながらも、有功もまた自分の中に理不尽な運命への怒りが消えずにあり、それが『八つ当たり』という形で共鳴を起こしたと自覚する。決別しようとする間際、少女の過酷な経験を知らされた有功は、彼女の壮絶な過去の痛みや怒りを包み込んで、この閉ざされた大奥という空間で共に生きることを選ぶのだった。※写真はイメージ今回、ごく狭い範囲に閉鎖されて、未来の選択を奪われた人々が、それぞれどんな形で逃避し、生きる道を選び取るのかが興味深い。家光の側室候補の男たちのように、序列にこだわり自分より弱い者を見下そうとする者。玉栄のように、大切な存在を守ろうと奔走して自らを奮い立たせる者。そして有功のように、慈愛と赦しで自分が今ここにある意味を求める者。少女の無理矢理切られた髪と奪われた本当の名前は、傷つけられた身体と魂の尊厳の象徴であった。彼女が奪われてしまった長い髪を自らが身につけ、似合わぬ姿を恥じずに晒すことで有功は彼女の心身の傷に共感しようとする。千恵という本当の名で呼びかけることで、彼女に尊厳の灯火をともす。互いの傷ついた魂を寄せ合い結ばれた2人を、その幸福な時間を今はただ見守っていたいと思う。今回の最後で春日局(斉藤由貴)が有功に宣告し、次回予告でも仄めかされた通りに、人の業をこれでもかと描きこむこの名作は、そんな「めでたしめでたし」を簡単には許してはくれないのだが。ちなみに終盤にちらりと出てくる吉宗と村瀬のやりとりで、村瀬が記録に書きこんだ「それは二羽の傷つき凍えた雛が、互いに身を寄せあうがごとき恋」の一文は、2人が固く抱擁しあう、原作全体を通しても名場面中の名場面の美しいト書きである。※写真はイメージ映像化にあたり、セリフとして差し込むことは難しくても、何とかどこかで視聴者に伝えたいと制作が願ってくれたものだと思う。今回のドラマ化にあたって、御右筆の村瀬(岡山天音)は、原作よりユーモラスで魅力的な人物として描かれている。「これでは記録というより読み物ではないか」とロマンチックな文章に半ば呆れる吉宗相手に、へへっと照れ笑いする老いた村瀬(石橋蓮司)の様子が岡山天音の若い村瀬に重なり、思わず笑ってしまった。世代も、本来なら容姿も違うはずの俳優ふたりが、ぴたりと一本の線に重なる妙味である。そんな村瀬老人を見ながら、閉鎖されて未来の見えない集団の中で自らを保ち生き抜く手段として「傍観して目前の物語を楽しみつくす」というのも、中々に有効な手段かもしれないな、と思うのだった。ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]かなTwitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している。⇒ かなさんのコラムはこちら
2023年01月27日Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2023年1月スタートのテレビドラマ『大奥』(NHK)の見どころを連載していきます。かなさんがこれまでに書いたコラムは、こちらから読めます。福士蒼汰の声が好きだ。いや、もちろん声だけじゃない。容姿も演技もいい。でもやっぱり、彼特有の湿度のある濡れた声には聞き惚れる。そして少しダークな役だとその湿度が活きると思う。最近では、『DIVER-組対潜入班-』(フジテレビ系)のダークな役には見とれた。そして個人的に好きなのが、NHK時代劇『明治開化 新十郎探偵帖』での探偵役である。明治維新、洋装と和装が混ざりあう時代の名探偵という斬新な役にリアリティを持たせていた。だからこそNHKドラマ10『大奥』の配役が発表になったとき、正直彼ではお万の方、つまり万里小路有功としては少し堅いんじゃないかなと思っていた。原作の有功は、登場時は線の細い、女性と見まごうほどの美形の僧である。だがその印象は、初回の冨永愛の吉宗同様に、良い方向に裏切られた。【『大奥』感想1話】冨永愛の鮮烈さと中島裕翔の純粋さが奏でる極上の協奏曲NHKドラマ10『大奥』の、よしながふみの原作は、大奥が作られた家光以降徳川幕府の時代を貫徹しつつも、大まかにいくつかのパートがある。主要人物はパートを超えて時に重なり入れ替わりながらストーリーが進行していく(おそらく原作ファンの多くには、どのパートが一番好きかという語りつくせぬ作品愛があると思う)。中でも「なぜ男女逆転の大奥になったのか」を描く家光編は、愛と重苦しさと痛みをたたえた長いパートである。この物語の中では、男子のみが罹る奇病の流行で国内の男子の人口が減り続ける中、三代将軍・家光もその病で死んでしまう。西日本では奇病が本格的に流行していない今、幕府が揺らぐことが再び戦乱の原因となりうると危惧した春日局(斉藤由貴)と幕閣たちは、将軍の死を秘密裏にしたまま、家光の唯一の落胤である市井の少女(堀田真由)に世継ぎを産ませて繋ごうと画策する。理不尽な運命に抗い、頑なに出産を拒む少女の心を惹くべく白羽の矢が立ったのは、衆生を救いたいと願い公家から僧となった美しい青年、慶光院の院主・万里小路有功だった。※写真はイメージその院主を演じる福士蒼汰は、柔和な物腰も京ことばも見事にはまっていたが、何より原作の有功らしさを感じさせるのは、他者の人生の痛みや理不尽を思いやる瞬間の何ともいえない憂いである。原作にないドラマのみの場面として、有功は最初に案内の稲葉正勝(眞島秀和)相手にその名を問う。稲葉正勝は自分には名前などないから、呼びかけのみで呼んでもらえればよいと素っ気なく返す。そして将軍の身代わりとして生きている少女に対峙した直後、呆然としながらも「あのかたの本当のお名前は」と問い、そこでも少女に名前はない、本来は存在してはならない存在であるから、「上様とのみ呼べばよい」と聞かされる。上様と呼ばれる少女から、自らの名前をめぐり心身に酷薄な仕打ちを受けた直後ながら、有功は少女の運命と痛みに思いをはせたように悲痛な表情を浮かべるのである。名前は、個々の尊厳そのものである。世継ぎを生むためだけに連れてこられた少女も、巻き込まれた有功も、周辺にいる家臣たちも、この閉じられた場で根本的に尊厳を奪われて生きている。原作にないドラマのみの描写としてもうひとつ印象的なのは、有功が大奥から逃れようと強く願い、その方法を模索する描写である。※写真はイメージ部屋子の村瀬(岡山天音)に、子を作れば大奥から出られるかと問い、また秘密裏に京都に手紙を書き自分たちを逃がしてほしいと懇願している(失敗に終わってしまうが)。その描写で、衣食住が存分に提供されるとしても、ここは有功にとっては牢獄であり収容所のような場所であると強調されている。そんな未来も尊厳も奪われた牢獄で、最後に遠く、かすかな光がさす。周囲から強制された武芸の稽古で有功は他人を打つことを拒み、代わりに千回の素振りを願い出、芸の経験のない体で心身の限界まで追い詰めながらもやり遂げて最後は倒れ伏す。※写真はイメージ未来と尊厳が奪われた場所であっても、何をもって自分を良しとするかを決められるならば、それはわずかながらも自由だ。そこに到達するためにもがくならば、それは強さだ。有功はその強さを証明してみせる。主君、側室たち、家臣たち。誰にとっても絶望のこの場所で、この先どんな物語が起きるのか。酷薄に見える春日局が、帰ろうとする有功を引き留めるために叫んだ「上様こそ!この世で一番救われぬお方にございます!」という言葉。このセリフもまた、原作にはないドラマのオリジナルである。血筋を残すために名前と人生を奪われた少女に対する春日局のこのセリフは、彼女の咄嗟の本心であるように思えてならない。そしてこのドラマの作り手にとっても。哀切あふれる家光編は、これからが本番である。ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]かなTwitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している。⇒ かなさんのコラムはこちら
2023年01月20日Twitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している、かな(@kanadorama)さん。2023年1月スタートのテレビドラマ『大奥』(NHK)の見どころを連載していきます。かなさんがこれまでに書いたコラムは、こちらから読めます。小説やコミックを映像化したドラマや映画を見るたび思う。文字や紙面が動画としてあるいは実写として動けばインパクトは大きい。とりわけ原作に対して愛情が注がれていると分かる実写化には感動するし、深い感謝の念がわく。それでも、その原作者が最初に作品世界を構築しようとした衝動と情熱、一つの世界を立ち上げ、最後に閉じるまでの膨大なエネルギーは、やはり原作者の中にこそあるものだろうと思う。原作の映像化は、その無二の情熱をより触りやすい形で解釈し、視聴側に提示するものだ。作曲者と演奏者のようなものだと思っている。だからこそ、そこに楽譜があれど決して誰が弾いても同じではない。ストーリーは決まっているから脚本は誰でも大差ないなんてことはない。衣装を整えて無難に演じればそれで良しでもない。冨永愛と中島裕翔の魅力NHKドラマ10『大奥』(火曜22時)初回を見た。何はともあれ冨永愛、である。NHKから最初に配役の発表があった時、なるほどという感触はあったし、おそらく原作ファンの多くが同様に感じたと思うが、今回その『なるほど』のレベルをはるか斜め上に超える八代将軍・徳川吉宗を魅せてくれた。衣装に吞み込まれない立ち姿、歩く姿、鋭い目線、迫力ある一喝。とても初めての時代劇とは思えない堂々たる存在感である。インタビューで冨永本人も歴史や時代劇が好きで、いつかオファーが来る日のために乗馬や殺陣の練習を積んでいたと語っていた(通常の乗馬に加えて、今回時代劇としての乗馬も訓練したとのこと。さもありなんの人馬一体の疾走だった)。※写真はイメージ美しい束髪をなびかせて馬を駆る姿一つで、彼女は原作のファンも、時代劇のファンも、ここから男女逆転大奥の世界を見るファンも、がっちりとわしづかみにしたのである。全編に哀切漂う原作において、吉宗はある意味清涼剤のような存在であり、見る側を特殊な物語世界に手引する『掴み』の役割でもある。見事な初手だった。そして、中﨟・水野祐之進として、冨永愛の将軍吉宗の強烈な魅力に寄り添った中島裕翔の素直な演技も讃えたい。昨年、テレビドラマ『純愛ディソナンス』(フジテレビ系)での怪演が評判高かった中島だが、過去に『デート〜恋とはどんなものかしら〜』(フジテレビ系)や『SUITS/スーツ』(フジテレビ系)等の助演で見せた、好青年として癖のないまっすぐな演技も魅力的だ。今作では月代も似合う涼やかな立ち居振る舞いで、時代劇との相性の良さも証明してみせた。演技派のジャニーズタレントとして、もっとその実力を知られてもいいのにといつも思う。※写真はイメージ初回は脚本・演出ともに原作の世界観を最大限に尊重した美しいトーンだったが、原作では吉宗が『ご内証の方』は死罪となると知った上で水野を慈しんで抱くが、ドラマではそれを知らずに2人は惹かれ合って関係を結び、後で知るという違いがあった。「そなたは私の男じゃ」というインパクト特大の名台詞もドラマのオリジナルで、全体的によりロマンチックな方向に振ってある印象なのも、今後楽しみだ。ちなみに、水野が死罪に見せかけて赦免される場面、原作では大岡越前らしき女性が登場して、吉宗と「ただでさえ数少ない男子をこんなことで殺しては勿体ない」と久通の前でコミカルに愚痴る場面がある。ドラマでは登場しなかった大岡忠相だが、登場するならどんな俳優が演じただろうかと想像してみるのも楽しい。※写真はイメージ今回、脚本を担当する森下佳子は、いうなれば原作ものを解釈し脚本に起こす『名指揮者』である。過去にはテレビドラマ『JIN−仁−』(TBS系)や、『義母と娘のブルース』(TBS系)等、原作ものの脚本を手掛けてその魅力を大輪の花として咲かせた。原作をどう解釈し、どう魅力を伝えるか。そのさじ加減に加え、森下佳子が手がける原作ありのドラマで重要な点は、原作を読んでいなくても、一つのドラマとして完結して魅力が伝わる再構成の妙だと思う。今作もまた、初回を見たところ間口は広い。原作未読でも存分に魅力が伝わるドラマなので、是非多くの人に鬼才・よしながふみが紡ぎ上げた渾身の人間賛歌を堪能してほしいと願っている。そして次週から始まる家光編は、作中でも屈指の哀切とロマンスの濃度が高い章だと思っている。早くも次の火曜が待ち遠しい。ドラマコラムの一覧はこちら[文・構成/grape編集部]かなTwitterを中心に注目ドラマの感想を独自の視点でつづり人気を博している。⇒ かなさんのコラムはこちら
2023年01月13日179cmの長身とアジアン・ビューティーな顔立ちを生かし、日本を代表するモデルとして活躍する、冨永愛さん。黒髪やストレートのロングヘアが印象的な冨永さんが、2023年早々、その魅力を生かしたようです。『大奥』の冨永愛演じる将軍に絶賛の声冨永さんは、2023年1月10日から放送が開始した、ドラマ『大奥』(NHK)に出演。同作は男女が逆転した『江戸パラレルワールド』であり、冨永さんは徳川幕府8代将軍の徳川吉宗を演じています。従来の『大奥』とは異なり、将軍となった女性が多くの男性をはべらせる設定は、漫画家の、よしながふみさんによる原作から人気を博していました。世間の期待が高まる中、ついに放送された第1話。番組放送後、多くの人が吉宗を演じる冨永さんのりりしさに心奪われたようです!※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 冨永愛(@ai_tominaga_official)がシェアした投稿 俳優の貫地谷しほりさん演じる加納久通と並び、優雅にほほ笑む冨永さん。オフショットであるにもかかわらず、その姿からは将軍としての威厳を感じると同時に、内に秘められた優しさも感じます。作中では、同じく吉宗が主人公として描かれているドラマ『暴れん坊将軍』シリーズをオマージュしたかのような場面も。冨永さんが馬に乗り、海辺を駆け回るシーンは、ネットで「心を射抜かれた」「最強かよ!」と話題になりました。 この投稿をInstagramで見る 冨永愛(@ai_tominaga_official)がシェアした投稿 普段のモデル業での歩き方とは大きく異なるため、吉宗として演じる際は苦戦したという冨永さん。しかし、そういった苦労を視聴者にまったく感じさせなかったのは、プロのなせる技といえるでしょう。冨永さんの演じる吉宗は、大奥で囲われる男性陣だけでなく、視聴者の心まで見事に射抜いたようです![文・構成/grape編集部]
2023年01月12日よしながふみ原作の漫画をNHKドラマ10枠でドラマ化する「大奥」。その【3代・徳川家光×万里小路有功編】の追加キャストが発表になった。同編で描かれるのは、赤面疱瘡が広まり、本来の3代将軍・家光も死亡した後の物語。春日局(斉藤由貴)は秘密裏に、その娘・千恵(堀田真由)を将軍の身代わりにし徳川幕府を維持しようとしていた。公家出身の美しき僧・万里小路有功(福士蒼汰)は、春日局により無理やり還俗させられ大奥へ。人としての人生を奪われボロボロに傷ついた千恵といつしか愛し合い、大奥総取締として男性中心の大奥世界を構築。千恵自身も女将軍・家光として統治していくことを宣言する。春日局の息子・稲葉正勝を演じるのは眞島秀和。赤面疱瘡で亡くなった3代家光の身代わりとなり、表向きには死亡したことに。女将軍・家光(堀田真由)の影武者な存在となる。眞島秀和吉宗編で登場する村瀬正資(石橋蓮司)の若き日を演じるのは、岡山天音。春日局によって有功の身の回りの世話係に命じられた。後に御右筆の役目を命じられる。岡山天音そして、有功のお付きとして江戸に随行してきた小僧・玉栄には、「みなと商事コインランドリー」の奥智哉が抜擢。春日局の陰謀により有功とともに還俗し、有功の部屋子として大奥入りする。奥智哉ドラマ10「大奥」は1月10日より毎週火曜日22時~NHK総合にて放送(※初回15分拡大)。(text:cinemacafe.net)
2023年01月05日1月10日(火)より放送開始のドラマ「大奥」より【5代・徳川綱吉×右衛門佐編】のキービジュアルが完成し、デザイン担当の清川あさみのコメントとともに公開された。よしながふみの傑作コミック「大奥」を原作に、3代将軍・家光の時代から幕末・大政奉還にいたるまでをドラマ化する本作。【5代・徳川綱吉×右衛門佐編】は、唯一の世継ぎ・松姫が急死し、閉経を迎えてもなお子作りを迫られる綱吉の時代。仲里依紗が徳川綱吉役、山本耕史が右衛門佐役を演じるほか、竜雷太が桂昌院役を務めることが決定している。これまで公開された【8代・徳川吉宗×水野祐之進編】【3代・徳川家光×万里小路有功編】と同様、清川あさみがキービジュアルのデザインを担当した。清川さんは「華やかで魅力的な薔薇のような美しい綱吉、お互いに知識で会話出来るストイックな右衛門佐。其々の立場からの孤独と不安を感じつつ、二人の情熱と恋心の駆け引きが切ない『大人の恋愛』をイメージして制作しました」とコメントを寄せた。2人の間を舞う蝶のモチーフが艶やかな一枚となっている。ドラマ10「大奥」は2023年1月10日より毎週火曜日22時~NHK総合にて放送(初回15分拡大)。(text:cinemacafe.net)
2022年12月21日1月10日(火)より放送開始のドラマ「大奥」より【3代・徳川家光×万里小路有功編】のキービジュアルが完成。デザイン担当の清川あさみのコメントも到着した。【3代・徳川家光×万里小路有功編】は、赤面疱瘡が広まり、本来の3代将軍・家光も死亡した後の物語。春日局は秘密裏に、その娘・千恵を将軍の身代わりにし子を産ませ、徳川幕府を維持しようとする…。福士蒼汰が万里小路有功、堀田真由が徳川家光を演じ、春日局役を斉藤由貴がつとめることがすでに発表されている。この度公開されたキービジュアルのデザインは、昨日公開された【8代・徳川吉宗×水野祐之進編】と同様、清川あさみが担当。寄り添う家光と有功の周囲に散りばめられた花のモチーフが印象的だ。清川あさみ清川さんは、「お互いに傷を暖め合うような有功と家光の空気感が美しいです。二人の関係は優しく穏やかで、時に激しさを伴う一途な愛のようなカタチに見えます。大奥の全ての『はじまり』をコンセプトを蕾に見立てて制作しました」とコメントを寄せた。ドラマ10「大奥」は2023年1月10日より毎週火曜日22時~NHK総合にて放送(※初回15分拡大)。(text:cinemacafe.net)
2022年12月20日来年1月期放送の「大奥」<8代・徳川吉宗×水野祐之進編>に出演する4名の新たなキャストが発表された。3代将軍・家光の時代から幕末・大政奉還にいたるまで、男女が逆転した江戸パラレルワールドを描いたよしながふみの漫画を基にした本作。水野(中島裕翔)の幼なじみで、薬種問屋・田嶋屋の跡取り娘・お信を、『胸が鳴るのは君のせい』「しもべえ」の白石聖。大奥に入った水野を案内する御中臈のひとり、松島を『よっす、おまたせ、じゃあまたね。』の公開を控える橋本淳。橋本淳同じく御中臈のひとりで、大奥総取締・藤波(片岡愛之助)のお気に入りである柏木を、「ウルトラマンタイガ」の井上祐貴。春日局(斉藤由貴)の命により、大奥での出来事を日記に記す村瀬正資を、3月公開の『わたしの幸せな結婚』に出演する石橋蓮司が演じる。井上祐貴ドラマ10「大奥」は2023年1月10日より毎週火曜日22時~NHK総合にて放送(初回15分拡大)。(cinemacafe.net)
2022年12月19日来月1月10日(火)より放送開始のドラマ「大奥」より【8代・徳川吉宗×水野祐之進編】のキービジュアルが公開された。併せて、デザインを担当した清川あさみのコメントも到着した。よしながふみの人気コミックを原作とした本作は、3代将軍・家光編から物語のラスト・大政奉還までの物語が映像化される。これまで映画や民放ドラマで一部映像化されたが、大政奉還までを映像化するのは今回が初めてとなる。“奇病”が流行する中、大奥や政治の改革に邁進する稀代の名君・吉宗の時代を描く【8代・徳川吉宗×水野祐之進編】では、冨永愛が吉宗を、中島裕翔が水野祐之進を演じるほか、風間俊介、貫地谷しほり、片岡愛之助の出演が決定している。この度完成したキービジュアルのデザインは、写真と刺繍を融合させた新たなアートを生み出し続けている清川あさみが担当。清川さんは、「吉宗は責任感が強く正義感も頼もしさがあり、常に民の事を考えてくれる包み込む安心感があります。水野は勇気ある意志の強い優しい男性。手に入れるだけが恋や愛ではない、互いに男女を超え『自立』というコンセプトで制作しました」とコメントしている。清川あさみドラマ10「大奥」は2023年1月10日より毎週火曜日22時~NHK総合にて放送(※初回15分拡大)。(text:cinemacafe.net)
2022年12月19日YOASOBI(ヨアソビ)のボーカル・ikuraとしても活躍する幾田りらの新曲「蒲公英」が、2023年1月17日(火)に配信リリース。NHKドラマ『大奥』の主題歌となる。幾田りらの新曲「蒲公英」YOASOBIのボーカルとしても活躍しつつ、ソロシンガーとしても人気を集めている幾田りら。東京スカパラダイスオーケストラの楽曲「Free Free Free」に参加したことや、フジテレビ系テレビ番組「FIFAワールドカップ カタール2022」のテーマソング「JUMP」を書き下ろしたことでも注目を集めている。そんな幾田りらが、NHKドラマ『大奥』の主題歌となる新曲「蒲公英」を発表。力強く生きていく女将軍の生き様と、重なり合うような一曲に仕上がっているという。NHKドラマ『大奥』の主題歌になお、NHKドラマ『大奥』は、男女が逆転した江戸パラレルワールドを描いたよしながふみの同名コミックを原作とするもの。3代 徳川家光を堀田真由、万里小路有功を福士蒼汰、5代 徳川綱吉を仲里依紗、右衛門佐を山本耕史、8代 徳川吉宗を冨永愛、水野祐之進を中島裕翔が演じる。<幾田りら コメント>多くの人に愛され続けている『大奥』という作品の主題歌を担当させていただけることを光栄に思います。壮大な歴史と、激動の時代を生き抜く人々の熱き精神に何度も心動かされました。生まれながらにして徳川家の宿命を背負いながらも、己の正しさを信じ貫いて、力強く生きていく女将軍の姿を、楽曲に込めたいと思いました。そんな思いで完成した「蒲公英」という曲が『大奥』に登場する人々の生き様と重なり、ご覧になる皆さまの心情にも寄り添えるものとなっていただけたら嬉しいです。今から放送が楽しみです。どうぞよろしくお願いします。【詳細】幾田りら 新曲「蒲公英」配信日:2023年1月17日(火)※NHKドラマ10『大奥』主題歌。■NHKドラマ10『大奥』放送日程:2023年1月10日(火)~毎週火曜日10:00~10:45 ※初回は15分拡大放送局:NHK総合出演:堀田真由、福士蒼汰、仲里依紗、山本耕史、冨永愛、中島裕翔原作:よしながふみ「大奥」脚本:森下佳子
2022年12月08日ドラマ「大奥」の主題歌を「YOASOBI」の幾田りらが担当することが決定した。本作は、3代将軍・家光の時代から幕末・大政奉還にいたるまで、男女が逆転した江戸パラレルワールドを描いたよしながふみの漫画「大奥」を基にした物語。堀田真由、福士蒼汰、仲里依紗、中島裕翔らが出演する。幾田さんが書き下ろす主題歌は「蒲公英」。「生まれながらにして徳川家の宿命を背負いながらも、己の正しさを信じ貫いて、力強く生きていく女将軍の姿を、楽曲に込めたいと思いました。そんな思いで完成した『蒲公英』という曲が『大奥』に登場する人々の生き様と重なり、ご覧になる皆さまの心情にも寄り添えるものとなっていただけたら嬉しいです」とコメントしている。また音楽は、「進撃の巨人 The Final Season」や「キングダム」第3・4シリーズをはじめ、様々な作品を音楽で彩ってきたKOHTA YAMAMOTOが担当。「今作の音楽ではシリアスな面だけではなく明るい未来を見据えるような楽曲も制作しています」と明かし、「音楽がどのような形でご覧になった方々に届くのかを、緊張しながらも楽しみに放送を待ちたいと思います」と話している。ドラマ10「大奥」は2023年1月10日より毎週火曜日22時~NHK総合にて放送(※初回15分拡大)。(cinemacafe.net)
2022年12月05日●M-1で狙うは「一番いい形」 コンビの認知拡大目指す2017年の『M-1グランプリ』をきっかけにユニットとして活動を始め、同年、正式にコンビを結成したTHIS IS パン(岡下雅典、吉田結衣)。『M-1』上位進出を狙い毎年挑戦している2人は、今月13日に準々決勝に挑む。9月末から放送がスタートした文化放送のラジオ番組『おいでよ!青春る』にレギュラー出演するなど、ブレイク候補に名が挙がる2人に、『M-1』への思いやコンビの持ち味、今後の目標など話を聞いた。――お二人は『M-1』に向けてユニットを組んだことがきっかけでコンビを組んだそうですが、そのときのどんな気持ちでしたか?吉田:ワクワクしました。私は1年くらいピンでやっていたので、やっと漫才できるんやと。もともと私はツッコミの体質なのでボケるということがよくわからない。それを任せられる人間ができたのはほんまに良かったです。助かりました。岡下:僕は以前、同級生とコンビで10年やっていて、彼と漫才やめるなら芸人やめるか、漫才を一生やらないと心のどこかで思っていました。でもありがたいことに、周りのみんなが「やめるな」と言ってくれた。「もうちょっと続けよう」と思った矢先、吉田さんが誘ってくれて、「もう1回漫才できるんや!」という気持ちが強かったです。僕もめっちゃうれしかったです。――結成から約5年経ちました。ここまで組んできていかがですか?吉田:漫才ができる楽しさは変わっていませんが、『M-1』に関しては苦しい5年はありました。準々決勝とか大事なところでつまずいているので、早く一番いい形で『M-1』から開放されたいです。――念のため確認ですが「一番いい形」とは?吉田:そんなん言わせます(笑)? 優勝が一番です。岡下:オードリーさんみたいに、2位になってハネるのもいいですね。吉田:それでもいい! 決勝で活躍して世間に認知されるのが目標です。岡下:僕も一緒です。東京に来て、漫才以外にもいろんなお仕事があるなと思いました。『M-1』をきっかけにいろんなことをしたいですね。ただやっぱり、僕らが世に出るためのきっかけ、手段は『M-1』が一番早いと思います。――そのために駆使するTHIS IS パンのお笑いの武器、強みとは?岡下:男女のコンビで決勝に行ったのはメイプル超合金さんなど数組います。ただそのなかで、がっちり関西のツッコミができる男女コンビはいないと思います。新しい男女コンビの形を見せられたらと思います。吉田:相方はすっごく動いて、周りの男芸人さんはすっごく笑うんです。「あれが岡下さんの色ですよね~、めっちゃ好きです」とよく言ってもらいます。ほんまに小学生の男の子が笑うようなことをずっとやっていて、大人になっても全力でやっているのがこの人の良さですし、特化している部分だと思います。それが楽しく全力でできたらうれしいです。――結成当時からそうでしたか?吉田:当時はあまり動いてなかったと思います。でももう、止まるのが無理なんでしょうね。以前、即興漫才でしゃべくりをやることになったとき、何もできなかったんです。岡下:動くネタばっかり考えていますね。逆に相方は動かない。静と動です。吉田:私がしゃべくりのネタを考えたことがあるんですけど、それが全然楽しそうじゃなくて(笑)岡下:止まったら死ぬ(笑)吉田:同じ方向にばっかり動いています(笑)――課題に感じていることはありますか?岡下:僕よりも、相方の認知度が上がれば上がるほど、僕らのネタってウケると思います。「冷たい言い方するけど愛がある」みたいな。お客さんの間で相方の認知が広まって「待ってました! もっとキツいこと言っちゃえ!」という状態になれば、もっとウケると思います。この人が売れたら僕はもっとバカにされる。関係性としてはそれがめちゃくちゃいい。吉田:『M-1』の大事なところでつまずかない。それだけですね。余裕で乗り越えていけるようになれば自信もつくと思うし、ネタにも反映されると思います。自分たちのネタが信頼されている、と実感できるかどうかですかね。――相方に感じる魅力は?吉田:明るい! 声が大きい! 靴が好き(笑)! 明るい、というのはほんまに思います。私にはない。みんなと喋る。誰とでも仲良くできる。それが平場でも出ている。尊敬できますし、私ができないことをやってくれてありがたいです。ほんまに助かっています。岡下:僕、いろんな芸人さんと飲みに行きますが、吉田ちゃんのことを悪く言う人はいないですね。「ほんまにツッコミうまいっすよね!」とかよく聞きますし、そこはコンビとして誇れます。相方のツッコミに助けられています。――お二人とも、過去に別のコンビを組んだ経験があります。その経験を生かして、今のコンビで大切にしていることや意識していることはありますか?岡下:以前のコンビはちょっと不器用でした。「こんなことやってほしい」とか求めちゃう。今はそういうことを求めなくなりましたね。どうぞ好きにやってください、という感じにはなったかもしれません。吉田:単純に年を取ったというのもあると思いますが、お笑いに関しては相方を信頼するようになりました。前のコンビは仲が悪い時期もあっていちいち目くじら立てていましたが、そういうのはなくなりました。好きに自由にやってくれたら、という信頼があります。――では、ケンカや解散危機はない?岡下:ネタのやり取りは「こっちのほうがいいんじゃない?」とか話し合うとき多少口は悪くなるかもしれないですけど、それはケンカではない。険悪なケンカは一度もないですね。●2時間生放送に「へとへと」も高校生との共演に刺激――9月からレギュラーラジオ『おいでよ!青春る』(2023年3月まで期間限定)がスタートしましたが、出演が決まったときの心境を教えてください。吉田結衣:ちょうど「ラジオしたいな~!」と話していたときに舞い込んできた話だったのですごくうれしかったです。19時から21時まで2時間生放送。とんでもない経験をさせてもらっていて毎週楽しいです。――2時間は大変じゃないですか?吉田:はい、大変です(即答)! ほんと~に! へとへとです。岡下雅典:フリートークがすごく長いわけではないですが、「こういう話をしようかな」というのは毎週用意しています。「これラジオでしゃべれるかも」と日々考えるようになりましたね。――この番組の特色のひとつが高校生との共演があると。そのあたりはいかがですか?吉田:私は優しくしゃべるように気をつけています。芸人としゃべっているこのトーン、スピードでしゃべると怖いと思うので。優しく「うん、うん!」みたいなことは心がけています。――学校の先生みたいですね。吉田:そうですね、できるだけ「なんやねん!」とか言わないようにしています。岡下:学園祭とかで、高校生を舞台にあげてイジったりするとウケる感触はありました。でも2時間ガッツリとなると、ずっとイジっているわけにもいかない(笑)。そこは難しいですね。相手は素人ですから、キツく言うと傷ついてしまうかもって、そこは考えます。関西弁は確かに僕も言わないようにしています。――世代間ギャップは感じますか?岡下:感じることしかないですね(笑)。吉田:この間も『I’ll』(バスケットボール漫画)とか『ビーチボーイズ』(反町隆史と竹野内豊がダブル主演を務めたドラマ)とか知らなくて……知らんときは「知らん」も言ってくれない(笑)。「あぁ~」みたいな。気を使わせている感じが切なくなるときはありますね。岡下:びっくりしますね。「お笑い芸人やりたい」と言ってる子が『M-1』見てなかったりする。すごい時代が来るかもねと思いました。――とても大変さが伝わりましたが、逆にプラスに感じることは?吉田:シンプルに、若い子とお話しできて、どういうことに興味があるのか知ることができる。今のところ出演してくれる子がみんなピュアでいい子ばかりで、心洗われる2時間です。岡下:僕は「それどういうことなの?」と人の話を深堀りしていくのが好きなので楽しいです。今流行ってるアニメとか音楽とか知れていいですね。彼らがラジオでかけたい曲を毎回3曲くらい持ってきてもらっていますが、1曲もわからない。だから新鮮です!●コンビ間の恋愛は?芸人を目指したきっかけも語る――話が変わりますが、吉本の先輩など、影響を受けた人はいますか?吉田:最近でいうと、アインシュタインの河井ゆずるさんにすごくよくしていただいていて、飲みに連れて行ってもらって仕事の相談をすると「お前らは大丈夫や」みたいな一言をくれるのがすごくありがたいです。ゆずるさんに限らず、そう言ってくれる人がいて、吉本の先輩めっちゃ優しいなと思います。あとは、『めちゃイケ』(『めちゃ×2イケてるッ!』)に影響を受けてお笑いの世界を志しました。――『めちゃイケ』のどんなところに影響を?吉田:シンプルにかっこいいなと思ったんです。私は学校でも地味で目立たなかったですが、『めちゃイケ』みたいな華やかな世界に憧れていました。『めちゃイケ』を見ながら「なんでこの人たちは自分たち中心の世界があるんだろ?」と漠然と思って。それが徐々にお笑いとして理解するようになって、好きな仲間とそういうことができる世界はめっちゃいいな、というのがこの道を目指すきっかけになりました。岡下:僕は大阪にいた頃、共演者が先輩芸人さんばかりの舞台でなかなか前に出られない時期が続きました。その先輩らが卒業するときに、ある人に「岡下は次のトキさんにならなあかんで」と言われたんです。藤崎マーケットのトキさんのことで、トキさんは平場もネタもめちゃくちゃ面白い。そのトキさんにならなあかんと言われてそこから「何でも一番をとりにいく」というルールを決めました。企画コーナーでも真っ先に手を挙げるようにしたら、平場でも前に出られるようになりました。トキさんはすごく意識していました。――岡下さんが学生時代に影響を受けた番組は?岡下:僕は、大阪で深夜にやっていた『吉本超合金』というバラエティです。FUJIWARAさんと2丁拳銃さんがやっていてめっちゃ人気番組で、放送当時、僕はまだ小学生5~6年生でした。兄貴がずっと録画していて、それを見てこの世界に入りたいと思いましたね。――これから、というお二人ですが今後はどうなっていきたいですか?岡下:この先、どれだけいろんなテレビ番組に出られるようになったとしても、漫才はやめたくないです。いつでも劇場には立ちたいです。吉田:そうですね。この先バラエティとかいろんなチャンスがあるかもしれないですけど、まず一芸がないと、そっちもできない。軸のものは日々ちゃんと磨かないといけないとお互いの認識があります。その上で、映画に出てみたいです。せっかく芸能界に入ったんだから、特別なことをしたいです。――映画とは例えばどのようなものに?吉田:アクション映画です(即答)岡下:絶対無理やん(笑)吉田:装甲車に乗ってビル突っ込みたい。できれば『ワイルド・スピード』シリーズに出演したいですけど、おそらく次で終わっちゃうのでそれはムリで……でもドウェイン・ジョンソンと共演したいです。――もう1つ質問させてください。世間的には男女のコンビというと恋愛感情が芽生えないのか……? と思うこともあると思います。そのあたりは、今後の可能性も含めていかがでしょうか?岡下:これ、久しぶりに聞かれたな! コンビ結成のときよく聞かれましたね。最初は「絶対聞かれるから、返答考えておいたほうがいいよ」とよくアドバイスされました。吉田:ほんまにないですし、相席スタートの山崎ケイちゃんに言われたのは、「男女コンビは、普通はちょっと、ぽくてもいい」と。例えば後輩の世間知らズとかは仲がすごくいいから、もしかしたらお互いほんまに可能性ゼロではないのか? と匂わせる。ケイちゃんは「THIS パンだけは何の匂いもしない。こんなドライなビジネスパートナー見たことない」と言っていました(笑)。岡下:楽屋でも全然しゃべらないんですよ。僕が「ウェ~イ!」と騒いでいるのを、相方がチッ! と舌打ちしながら見ているのを周りも見ている(笑)吉田:だから恋愛とかそういうの聞かれなくなりました。――今後、『M-1』で上位進出して脚光を浴びたら、改めて聞かれるかもしれないですよ。吉田:上位進出したら俳優とか行きます(即答)岡下:おのおの。狙いをさだめて散ります(笑)!■THIS IS パン岡下雅典(1986年8月13日生まれ、大阪府出身)と吉田結衣(1989年3月17日生まれ、大阪府出身)によるお笑いコンビ。吉本興業所属。それぞれ別のコンビを組んでいたが、2人とも2017年に解散。同年、『M-1グランプリ』をきっかけにユニット「THIS IS パン」を組み、3回戦進出。同年12月に正式にコンビを結成した。2018年4月より大阪から東京に進出し、現在は東京を拠点に活動している。
2022年11月11日来年1月より放送のNHKドラマ「大奥」より5代・徳川綱吉×右衛門佐編の主な出演者が発表された。よしながふみの傑作コミック「大奥」を原作に、3代将軍・家光の時代から幕末・大政奉還にいたるまでをドラマ化する本作。この度、仲里依紗が徳川綱吉役、山本耕史が右衛門佐役に決定。桂昌院役は竜雷太が演じる。5代・徳川綱吉×右衛門佐編は、唯一の世継ぎ・松姫が急死し、閉経を迎えてもなお子作りを迫られる綱吉の時代。江戸市中では赤穂事件や生類憐みの令も手伝って評判が下落し、善政を敷けず世継ぎも作れない自分はなぜ生きているのかと慟哭する綱吉を、大奥総取締・右衛門佐は「生きるという事は、女と男という事は!ただ女の腹に種を付け、子孫を残し、家の血を繋いでいく事ではありますまい!」と抱きしめる。女将軍としての苦悩、父親の呪縛に苦しみ続ける綱吉をたったひとりの運命の人が、優しく、解き放つ…。仲里依紗【仲里依紗 コメント】ドラマ10への出演は、2012年の「つるかめ助産院」以来となります。今回、はじめての時代劇への挑戦となり、その作品が人気のある「大奥」ということでドキドキです。私自身、これまで時代劇が身近になかったのですが、そんな方にも是非この機会をきっかけにお楽しみいただけたら嬉しいです。キャスト・スタッフのみなさんと一緒に楽しく大奥の世界を作り上げ、私らしく将軍・綱吉を演じていきたいと思います。山本耕史【山本耕史 コメント】この度は、「大奥」という作品に参加できること、とてもうれしく思います。右衛門佐という人物が抱える“野心”や“葛藤”を、自分はどう表現することができるのか、今から楽しみにしております。竜雷太【竜雷太 コメント】近頃はどんな仕事にも新人の様な気持ちで向かおうとしている自分が居ます。作者が監督がどんな“桂昌院“を期待しているのか相談しながら正面から向かいます。そして楽しみたいと思っています。ドラマ10「大奥」は2023年1月、NHK総合にて放送開始予定。(text:cinemacafe.net)
2022年09月15日来年1月放送のNHKドラマ「大奥」より、主な出演者が発表された。男女が逆転した江戸パラレルワールドを描いてセンセーションを巻き起こした傑作コミック・よしながふみ作「大奥」を原作に、3代将軍・家光の時代から幕末・大政奉還にいたるまでをドラマ化する本作。この度、福士蒼汰が万里小路有功、堀田真由が徳川家光を演じることが決定。春日局役は斉藤由貴がつとめる。3代・徳川家光×万里小路有功編は、赤面疱瘡が広まり、本来の3代将軍・家光も死亡した後の物語。春日局は秘密裏に、その娘・千恵を将軍の身代わりにし子を産ませ、徳川幕府を維持しようとしていた。公家出身の美しき僧・万里小路有功は、春日局により無理やり還俗させられ大奥へ。人としての人生を奪われボロボロに傷ついた千恵といつしか愛し合い、大奥総取締として男性中心の大奥世界を構築。千恵自身も女将軍・家光として統治していくことを宣言する…。福士蒼汰【福士蒼汰 コメント】今回、有功を演じることができ非常に光栄です。自分の信念を貫き、挫けない。そんな有功の持つ精神的強さを表現できればと思います。流れの早い今の時代だからこそ、有功を通じてなにか今を生きるヒントになれたら嬉しいです。精一杯演じさせていただきます。堀田真由【堀田真由 コメント】多くの人に愛され続けるよしながふみさんの『大奥』が完結した今、家光として役を託してくださったこととても光栄に思います。近年、時代劇に関わらせていただく機会が増えてきた私にとって、また新たな挑戦になるだろうと心躍る気持ちでいっぱいです!心の機微や葛藤に寄り添いしっかりと表現していきたいと思います。斉藤由貴【斉藤由貴 コメント】この度、春日局という素晴らしい役をいただき、ワクワクしております。これまで沢山の女優たちがこの歴史上の重要な女性を演じてきていますが、皆さんがそれぞれ、自分なりの解釈を持って役に臨んでおられると感じています。では、私にはどんな表現が出来るか。今から楽しみです。ドラマ10「大奥」は2023年1月、NHK総合にて放送開始予定。(text:cinemacafe.net)
2022年09月08日よしながふみの人気コミック「大奥」がドラマ化、2023年1月よりドラマ10(NHK総合)で放送されることが決定した。3代将軍・家光編から物語のラスト・大政奉還までの物語が映像化される。これまで映画や民放ドラマで一部映像化されたが、大政奉還までを映像化するのは今回が初めてとなる。3代将軍・家光の時代から幕末・大政奉還にいたるまで、男女が逆転した江戸パラレルワールドを描いてセンセーションを巻き起こしたよしながふみ作「大奥」。ジェンダー、権力、病など、現代社会が直面する課題を大胆な世界観で鮮やかに描いたこの傑作コミックを原作にドラマ化。脚本は、向田邦子賞や橋田賞を受賞し、「JIN-仁-」「ごちそうさん」「おんな城主 直虎」など数々のヒット作を生み出してきた森下佳子。“男女逆転・大奥”の世界に新しい息吹を吹き込み、壮大で豪華絢爛な映像世界で描くとともに、時代をこえる普遍的なまなざしで “人々の悲しみ” “愛” “葛藤”に寄り添い、いまなお困難な時代を生きる人々の心に勇気を届ける。あらすじ江戸幕府3代将軍・徳川家光の時代、「赤面(あかづら)疱瘡(ほうそう)」と呼ばれる奇妙な病が日本中に広がっていった。この病は“若い男子にのみ”感染し、感染すれば“数日で死に至る”恐ろしい病であった。対処法も治療法も発見されず、結果として男子の人口は女子の1/4にまで激減し、日本の社会構造は激変。男子は希少な種馬として育てられ、女子はかつての男子の代わりとして労働力の担い手となり、あらゆる家業が女から女へと受け継がれるようになる。江戸城でも3代将軍家光以降、将軍職は女子へと引き継がれ、大奥は将軍の威光の証であるがごとく希少な男子を囲い、俗に美男3千人などと称される男の世界が築かれていくのであった。【3代 徳川家光 × 万里小路有功 編】赤面疱瘡が広まり、本来の3代将軍家光も死亡。春日局は秘密裏に、その娘・千恵を将軍の身代わりにし子を産ませ、徳川を維持しようとしていた。公家出身の美しき僧・万里小路有功は、春日局により無理やり還俗させられ大奥へ。人としての人生を奪われボロボロに傷ついた千恵といつしか愛し合い、大奥総取締として男性中心の大奥世界を構築。千恵自身も女将軍・家光として統治していくことを宣言する。【5代 徳川綱吉 × 右衛門佐 編】唯一の世継ぎ・松姫が急死し、閉経を迎えてもなお子作りを迫られる綱吉。江戸市中では赤穂事件や生類憐みの令も手伝って評判が下落し、善政を敷けず世継ぎも作れない自分はなぜ生きているのかと慟哭する綱吉を、大奥総取締・右衛門佐は「生きるということは、女と男ということは!ただ女の腹に種を付け、子孫を残し、家の血を繋いでいくことではありますまい!」と抱きしめる。【8代 徳川吉宗 × 水野祐之進 編】貧乏旗本の息子・水野祐之進は幼なじみの薬種問屋の跡取り娘・信と添い遂げることが叶わぬなら…と大奥入りを決意。そして、紀州徳川家から将軍となり、幕府の逼迫した財政を大胆に再建しようとしていた吉宗から、大奥で最初に声がかかる。しかし、将軍の最初の相手である「御内証の方」は死なねばならぬと知り…吉宗はある策を講じるのであった。…この後、大政奉還までの物語が描かれていく。ドラマ10「大奥」は2023年1月よりNHK総合にて放送開始予定。(text:cinemacafe.net)
2022年08月23日アイドルグループ・嵐の最新映像作品『This is 嵐 LIVE 2020.12.31』が、13日発表の「オリコン週間映像ランキング」の「DVDランキング」「Blu-ray Disc(以下BD)ランキング」「ミュージック DVD・BDランキング(音楽DVDと音楽BDの売上を合計)」の映像3部門で同時1位を獲得した(オリコン調べ・集計期間2022年1月3日〜2022年1月9日)。同作は、6日発表の同ランキングでも映像3部門同時1位を獲得。今回の首位獲得で、2週連続の3部門同時1位となった。なお嵐は同作で、映像3部門同時1位の連続・通算記録、DVD1位獲得数における連続・通算記録、「ミュージックDVD・BDランキング」における自身9年度連続初週売上50万枚超えなど、歴代1位記録をそれぞれ自己更新している。
2022年01月13日BiSHが、本日12月23日に放送された日本テレビ系『スッキリ』にて12月24日8時より緊急ライブ『THiS is FOR BiSH』を行うことを発表した。これまで24時間ライブやモヒカン限定ライブ、ゲリラライブなどの型破りな仕掛けが話題となってきたBiSH。今回は早朝に行われるライブの模様がYouTubeで生配信されるほか、『スッキリ』でも一部が中継される予定となっている。現在配信内容についての詳細は発表されていないが、当日はBiSHらしいライブを見せてくれるに違いない。『THiS is FOR BiSH』※12月24日(金) 8:00~生配信関連リンクBiSH Official HP: Official Twitter: Official YouTube:
2021年12月23日ISに家も家族も故郷も奪われた男たちが命をかけてゲリラ戦を仕掛ける様を描いた『モスル~あるSWAT部隊の戦い~』より、本編映像が解禁された。今回解禁となったのは、モスルで新米警察官として働くカーワが重武装したISと激しい銃撃戦を繰り広げるシーン。カーワは同じく警察官である叔父とともにISを討ち取っていくが、次第に攻撃の手数が減っていき窮地に追い込まれる。しかし自らの陣地に踏み込まれ、為す術もなしと思われたその時、これまでとは違うライフルの音が響き渡るという緊迫の映像になっている。SWAT部隊の若きホープ・カーワには、2017年のヴェネチア国際映画祭で高い評価を得たソフィア・ジャマ監督の『The Blessed(原題は、Les bienheureux)』で見事な演技を披露したフランス系チュニジア人であるアダム・ベッサが抜擢された。彼は本作のプロデューサーでもあるルッソ兄弟が製作を務め、クリス・ヘムズワースを主演に迎え人気を博したNetflixのアクション映画『タイラー・レイク-命の奪還-』でも傭兵部隊の主要メンバーとして好演を見せており、話題作への出演が続いている。観客にとって物語の窓口ともいえるカーワは非常に重要であり、たった数時間の出来事で人生が変わってしまう難しいキャラクターのため慎重にキャスティングされた。そしてカーナハン監督が「二か月間、何度も何度もアダムのテープを見返したくなったんだ。カーワ役に、約70名の役者をオーディションしたが、彼の演技がずば抜けて説得力があったんだ」と語るように、細かな視線の動きや表情のひとつひとつから、ベッサのリアリティのある抜群の演技力が本作の持つ緊張感を倍増させていることが分かる。そんなアダム・ベッサはカーワを演じるにあたり「言語には、言葉以上のものが含まれる。言語を通してその現地の感情、文化、慣用句、冗談に触れることができる。アクセントにとらわれず、カーワの感情を表現できるようになるためにも、最初はアクセントの習得に没頭する必要があったんだ」と現地の言語のリアルなアクセントも習得したことを明かしている。『モスル~あるSWAT部隊の戦い~』は2021年11月19日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:モスル ~あるSWAT部隊の戦い~ 2021年11月19日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開© 2020 Picnic Global LLC. All Rights Reserved.
2021年11月18日三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEが、7月から開催中のドームツアー『三代目 J SOUL BROTHERS LIVE TOUR 2021 “THIS IS JSB”』を映像作品として12月22日にリリースすることを発表した。今作には、デビュー曲「Best Friend‘s Girl」や「R.Y.U.S.E.I.」「Summer Madness」「花火」など歴代のヒットソングを含むデビュー10周年イヤーを締め括るに相応しいアニバーサリーライブが収められている。三代目 J SOUL BROTHERSは、ベストアルバム&ニュー・アルバム『BEST BROTHERS / THIS IS JSB』を11月10日に発売することが決定している。<リリース情報>三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE LIVE DVD / Blu-ray『三代目 J SOUL BROTHERS LIVE TOUR 2021 “THIS IS JSB”』2021年12月22日(水) リリース『三代目 J SOUL BROTHERS LIVE TOUR 2021 “THIS IS JSB”』ジャケット●DVD3枚組(スマプラ対応):10,978円(税込)●Blu-ray Disc3枚組(スマプラ対応):10,978円(税込)※初回封入特典:フォトブック(100P)※初回仕様:三方背ケース仕様【収録予定内容】・JSB IN BLACK・TONIGHT・LET’S PARTY・1st Place・Feel So Alive・SCARLET feat. Afrojack・Waking Me Up・J.S.B. DREAM・J.S.B. LOVE Remix・SOUTHSIDE・花火・Eeny, meeny, miny, moe!・線香花火・君となら・Always・LOVE SONG・PRIDE・次の時代へ・WARRIORS ANTHEM・RISING SOUL・Welcom to TOKYO・Yes we are・Summer Madness feat. Afrojack・O.R.I.O.N.・Rat-tat-tat・KICK&SLIDE・100 SEASONS・RAINBOW・Best Friend’s Girl・On Your Mark ~ヒカリのキセキ~・Go my way・SPARK・(YOU SHINE)THE WORLD・I Can Do It・R.Y.U.S.E.I.・LIVE TOUR2021“THIS IS JSB” LIVE DOCUMENTARY※収録時間未定オンラインCDストア リンク一覧:※リンク先情報は随時更新されます全国CD SHOP先着特典: TRIBE FAMILY / LDH official mobile会員様限定オリジナル特典:【お問い合わせ】エイベックス・カスタマーサポート:営業時間:11:00~18:00(土日祝除く)※メールは24時間承っておりますが、営業時間内に順次ご対応させていただきます。
2021年11月05日CHEMISTRYが、デビュー20周年を記念した全国ツアー『CHEMISTRY 20th anniversary Tour 第三章「This is CHEMISTRY」』を開催する。同ツアーは、10月8日の東京・立川ステージガーデンを皮切りに12月3日の福岡・福岡サンパレス ホテル&ホールまで全7公演が行われる。CHEMISTRYの公式ファンクラブサイト「CHEMISTRY CLUB」では7月18日23時59分までチケットの先行予約を受け付けている。<ツアー情報>『CHEMISTRY 20th anniversary Tour 第三章「This is CHEMISTRY」』『CHEMISTRY 20th anniversary Tour 第三章「This is CHEMISTRY」』ロゴ10月8日(金) 東京 TACHIKAWA STAGE GARDENOPEN 18:00 / START 19:00問:H.I.P.月16日(土) 群馬 高崎芸術劇場 大劇場OPEN 16:30 / START 17:30問:H.I.P.月31日(日) 大阪 フェスティバルホールOPEN 16:30 / START 17:30問:キョードーインフォメーション月2日(火) 北海道 カナモトホール(札幌市民ホール)OPEN 17:30 / START 18:30問:WESS月6日(土) 宮城 仙台銀行ホール イズミティ21 大ホールOPEN 16:30 / START 17:30問:GIP月23日(火・祝) 東京 BunkamuraオーチャードホールOPEN 16:30 / START 17:30問:H.I.P.月3日(金) 福岡 福岡サンパレス ホテル&ホールOPEN 18:00 / START 19:00問:キョードー西日本【チケット料金】指定席:8,500円(税込)着席指定:8,500円(税込)※Bunkamuraオーチャードホール公演のみ【先行受付】・FC先行受付期間:7月9日(金) 21:00〜7月18日(日) 23:59詳しくは「CHEMISTRY CLUB+」まで※未就学児童入場不可※一人各公演4枚までご購入できます※本公演は政府が定めた感染予防対策ガイドラインに沿った開催となります※受付期間中に入会した方もチケット先行を利用できます※その他のチケット先行販売情報は後日お知らせしますCHEMISTRY 関連リンクオフィシャルHPオフィシャルTwitterオフィシャルFacebook
2021年07月10日いまや空前の“もふもふ”ブームといえるが、もふもふにデレデレしているのは現代人だけではない。山村東さんの『猫奥』は、江戸城大奥で猫に萌える女性たちのコメディだ。「江戸時代が好きなのですが、大奥の知識に関してはほとんどなく、ドラマで描かれるようなドロドロしたイメージしかなかったんです。それで何冊か本を読んでみたら、大奥に勤めていた20代後半の女性が、このまま仕事を続けるか、退職して大奥を出て結婚するかで悩み、占い師に相談したという記録があるらしく。それって現代の感覚に似ているなあ、と親近感が湧きました」主人公は、ドラマなどでもおなじみの人物といえる、大奥を取り仕切る御年寄(おとしより)の滝山。本当は猫が大好きなのに生真面目な性格かつ、眉間にしわを寄せた険しい表情がデフォルトであるため、いつの間にか周りからは猫嫌いだと誤解されている。ほかの女中たちが猫にかまけて、キャッキャしているのを鋭い目つきで見つめながら、心の中はうらやましさでいっぱい。そんな滝山が人目を忍んで翻弄されているのが、上司である姉小路(あねがこうじ)の飼い猫で、ふてぶてしさが味わい深い、吉野ちゃん。「大奥は今でいう社宅みたいに、同じ職場の人が一緒に暮らしていた場所。猫はいろんな部屋を自由に行き来していたんじゃないかなと、想像を膨らませました。吉野ちゃんは、滝山が敵わない相手にしないといけないので、人を人とも思っていないようなマイペースな猫になりました。だけどまあ、猫をかわいいと思う人は、その時点で猫には敵わないものですけどね(笑)。そういう敵わなさを出せたらと思っています」猫を2匹飼っている山村さんもまた、“敵わない側”のひとり。吉野ちゃんやほかの猫たちのちょっとしたしぐさや佇まいなど、猫好きのツボを心得ているところはさすが。そして猫だけでなく、大奥の人間模様も見どころ。滝山と真逆なタイプで派手好きな同僚の花町や、滝山が素性を隠して文通する、吉野ちゃん専属のお世話係である美登(みと)など、従来の嫉妬が渦巻くようなイメージとは、少々異なる女の園がそこにはある。「限られた空間に2000人近くの女性がいたのだから、つらいことばかりではなく、女子校みたいな楽しさもそれなりにあったのではないでしょうか。大奥について知らなかった私が面白いと思ったことや驚きを、素直に落とし込んでいきたいです」2巻では、滝山が猫好きであることを察する人物も登場。猫と大奥、なんともクセになる組み合わせだ。『猫奥』2猫好きだと誰にも言えぬまま吉野ちゃんを密かに愛でる滝山に、ついに味方が!?本作で連載デビューする前の作品「こまとちび」も収録。こちらにも猫!講談社715円©山村東/講談社やまむら・はるマンガ家。2018年「フク」で第6回THE GATE大賞を受賞。その後『モーニング』に読み切り「こまとちび」「おのぼり侍」を掲載。※『anan』2021年6月2日号より。写真・中島慶子インタビュー、文・兵藤育子(by anan編集部)
2021年05月31日16年にわたる連載がついに完結した、よしながふみさんの『大奥』。江戸城に男女逆転の大奥が生まれた3代将軍・徳川家光の時代から、江戸幕府の終焉まで、史実をモチーフにしながらまったく見たことのない物語が全19巻で繰り広げられた。ついに完結!大奥という場所が私たちに見せてくれたこと。「マンガは難しいメディアで、買っていただかないと続きを描くことができないのですが、3~4巻の時点でここから10年はかかるとわかり、読者の方々に申し訳ないなと思っていました。将軍を女の人がやっても、男の人がやってもうまくいくわけではないというのを長々と描き、苦しんできたことに対するひとつの答えがラストでようやく出るので、辿り着けて本当によかったです」男女が逆転する構想自体を思いついたのは、マンガ家になる以前。壮大すぎて実現には至っていなかったが、もともと’83年のドラマ『大奥』が好きだったのに加え、’03年にもドラマがヒットしたことで「男女逆転」と「大奥」が結びついたそう。「だけど歴史ものだし、絶対に大変になることはわかっていたので、ほかの先生に描いてもらったらどうでしょう、と担当編集さんに提案したんです。私は1円もいらないのでって(笑)。自分が読みたいものと描くのが楽なものは違うんですよね」完結して改めて気になるのは、200年を優に超える時間の流れを物語にするにあたり、最初にどの程度の青写真があったのかということ。「大まかな流れや、赤面疱瘡(あかづらほうそう)が蔓延して解明されていく時代背景も決めていましたが、人間模様の細かいところはライブ感でした。たとえば5代・綱吉は生類憐みの令を出す人だから、あまりいい将軍ではなかったんだろうなっていう程度のイメージしかなくて。さらっと終わらせるつもりだったのですが、描き始めたら面白くなって長くなりました。史実をガイドに、どうしてこんなことをしたんだろうと遡って人物像を考えていくのは、楽しい作業でした」多くの将軍にとって重責となるのが、世継ぎを作ること。愛する人とは子宝に恵まれない家光や、子どもを亡くして人生が狂う綱吉、反対に子だくさんゆえに幕府の財政を逼迫させ、人を信じられなくなる家斉。「血を繋いでいくシステムは、性別関係なく悲しさがつきまとうものなのだと思います。一方で、家茂と和宮のように女の子同士で心を通わせる名前のつかないような関係や、赤面疱瘡を解明しようとするチーム男子も予想以上にブロマンスっぽくていい感じに。描く前は大奥の話だから男の人がたくさん出てくるのかなと漠然と思っていましたが、将軍と老中の女性同士の関係が意外と熱くなりました」連載中に映画化・ドラマ化され、キャラクターについて俳優と議論をしたり、演技のアプローチを目の当たりしたことで、登場人物それぞれの人生をより深く考えるようになったという、よしながさん。読者としては、全編通した映像作品を見てみたいという欲も……。「1年くらいのドラマでは、尺が足りなそう(笑)。ひとりのキャラクターが20~30年タームで年齢を重ねていく感じも、マンガ表現ならではの楽しさだと思って、自覚的に描きました。製作コストもかけた時間も、マンガだからこそ実現できた物語なのかなと思います」至極ごもっとも。未読の人は今こそ通読するチャンス。ため息の漏れるフィナーレを堪能してください!『大奥』19ついに江戸城を明け渡す最終巻。大奥では何が起こる?雑誌掲載時のイラスト集のほか、対談などを収録した「公式ビジュアルファンブック」がセットになった特装版も。白泉社748円(通常版)/1980円(特装版)©よしながふみ/白泉社よしなが ふみマンガ家。代表作は『西洋骨董洋菓子店』『愛すべき娘たち』など。『きのう何食べた?』は『モーニング』で連載14年目!劇場版が今年公開予定。※『anan』2021年5月5日-12日合併号より。写真・中島慶子インタビュー、文・兵藤育子(by anan編集部)
2021年05月11日越岡裕貴(ふぉ~ゆ~)の単独初主演舞台『This is 大奥』の最新ビジュアルが公開された。本作は、女性向け恋愛ゲーム「新章イケメン大奥◆禁じられた恋」の舞台とキャラクターの設定を借りて、ゲームとは全く違う完全オリジナルストーリーの作品として上演する舞台。女将軍・トクガワイエミツの正室の座を奪うべく、さまざまな特徴を持った男たちが群雄割拠している“男ばかりの大奥”を舞台に、あの手この手の趣向、陰謀、策謀が渦巻き、イエミツの心を奪おうとする男たちの熾烈な恋の戦いをエンターテインメントショーで綴る。主人公のタカツカサを越岡が、将軍の湯殿係を務めるナツを小川優(ジャニーズJr.)が演じる。更に、九条家嫡男で第二正室候補・クジョウを土井一海、謎の陰陽師・ミカドを國島直希、上皇ミズノオと腹違いの兄弟・コウゲツを星元裕月、イエミツの幼なじみ・ショウゴを坂垣怜次、正室候補の一人・シキョウを白石康介、文官・サカキを新垣ケビン、謎の男・アサトを廣田佳樹、大奥総取締役のエイコウを梅棒の楢木和也、二枚目歌舞伎役者クラノジョウを柏木佑介、病弱なイエミツの異母兄・ヒュウガを中塚晧平、一流の護衛・ホカゲを長澤風海、上皇・ミズノオを津田英佑、影の実力者・カスガノツボネは、脚色、演出、構成、振付も兼ねる玉野和紀が務める。稽古は3月22日から開始しており、昨年上演が中止になった悔しさを糧に、座長・越岡を筆頭に全キャストが日々全力で作品に向き合い、切磋琢磨している。公開された新ビジュアルでは、イエミツを巡り、タカツカサとバチバチとナツの火花が飛び交う様子が切り取られている。『This is 大奥』東京公演:2021年4月22日(木)~4月25日(日)大阪公演:2021年4月29日(木・祝)~30日(金)脚色・演出・構成・振付:玉野和紀脚本:蛭田直美企画・総合プロデュース:黒谷通生出演:越岡裕貴(ふぉ~ゆ~) / 小川優(ジャニーズJr.) / 土井一海、國島直希 / 星元裕月、坂垣怜次 / 白石康介、新垣ケビン、廣田佳樹 / 楢木和也(梅棒)、柏木佑介、中塚皓平、長澤風海 / 津田英佑 / 玉野和紀※楢木和也の「楢」の字は旧字体が正式表記です。公式サイト: 公式Twitter: チケット発売日:2021年4月3日(土)10:00~
2021年04月05日ふぉ~ゆ~の越岡裕貴が単独初出演を務める舞台『This is 大奥』の全キャストが決定。合わせて、ビジュアルが公開となった。本作は、「将軍が女性だったら?」「大奥がイケメンの男たちばかりだったら?」という設定で展開される株式会社サイバードの女性向け恋愛ゲーム「新章イケメン大奥◆禁じられた恋」の舞台やキャラクター設定を借りて、ゲームとは全く違う完全オリジナルストーリーの作品として上演されるもの。女将軍・トクガワイエミツの正室の座を奪うべく、さまざまな特徴を持った男たちが群雄割拠している“男ばかりの大奥”を舞台に、あの手この手の趣向、陰謀、策謀が渦巻き、イエミツの心を奪おうとする男たちの熾烈な恋の戦いを描く。先日、主人公の五摂家出身という高い家柄でありながら奔放なふるまいで人をハラハラさせる自由人・タカツカサを越岡、タカツカサの元世話役で、現在は将軍の湯殿係を務めるナツをジャニーズJr.の小川優が務めることを発表されたが、この度全キャストが決定。五摂家の一つ、九条家嫡男で第二正室候補・クジョウを土井一海、神出鬼没で不明な点が多い危険な謎の陰陽師・ミカドを國島直希、上皇ミズノオと腹違いの兄弟・コウゲツを星元裕月、イエミツの幼馴染・ショウゴを坂垣怜次、良家の坊ちゃまで正室候補の一人・シキョウを白石康介、幕府での出来事を記録する御右筆を務める文官・サカキを新垣ケビン、個人で誘拐や情報収集を請け負う謎の男・アサトを廣田佳樹、笑みを絶やさぬ大奥総取締役のエイコウを梅棒の楢木和也、二枚目歌舞伎役者でありながら謎の理由で大奥入りしているクラノジョウを柏木佑介、武芸全般を得意とするが病弱なイエミツの異母兄・ヒュウガを中塚晧平、どんな時でも駆けつけてくれる一流の護衛・ホカゲを長澤風海、女好きで横暴だが、絶大な権力と影響力を持つ上皇・ミズノオを津田英佑、イエミツの教育係で、幕府を裏で取り仕切る影の実力者・カスガノツボネは、脚色、演出、構成、振付も兼ねる玉野和紀が務める。原作のキャラクターの要素も感じる洋風な衣装をまとったイケメンたちの中の“男ばかりの大奥”。「新章イケメン大奥◆禁じられた恋」がどのように生まれ変わり「This is 大奥」として上演されるのかに期待してほしい。【公演概要】「This is 大奥」脚色・演出・構成・振付:玉野和紀脚本:蛭田直美出演:越岡裕貴(ふぉ~ゆ~)小川優(ジャニーズJr.)土井一海、國島直希 / 星元裕月、坂垣怜次白石康介、新垣ケビン、廣田佳樹/楢木和也(梅棒)、柏木佑介中塚皓平、長澤風海津田英佑玉野和紀※楢木和也の「楢」の字は旧字体が正式表記・東京公演会期:4月22日(木)~4月25日(日)会場:ヒューリックホール東京チケット料金:10,800円(全席指定・税込・未就学児入場不可)・大阪公演会期:4月29日(木・祝)~30日(金)会場:COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールチケット料金:10,800円(全席指定・税込・未就学児入場不可)原案:CYBIRD「新章イケメン大奥◆禁じられた恋」企画・制作・製作幹事:レジェンドステージ主催:This is 大奥製作委員会チケット公式先行受付:3月11日(木) 18:00より21日(日) 23:59まで受付 ※詳細は公式サイトにて一般発売開始:3月下旬予定公式サイト: 公演に関するお問合せ:レジェンドステージ(info@legendstage.co.jp / 03-3519-6556 ※平日13:00~17:00)チケットに関するお問合せ:公演事務局(0570-200-114 ※平日・土曜11:00~16:00)
2021年03月11日