玄人志向は10日、NVIDIA GeForce GTX TITAN Xを搭載したグラフィックスカード「GF-GTX-TITAN-X-12GB」を発表した。4月中旬に発売し、価格は税別145,980円前後。NVIDIAのデスクトップPC向けフラグシップGPU「GeForce GTX TITAN X」を搭載したグラフィックスカード。Maxwellアーキテクチャをベースとする新コア「GM200」を採用し、3072基のCUDAコアを備える。また、メモリは384bit接続の12GB GDDR5を搭載する。主な仕様は、ベースクロックが1,000MHz、ブーストクロックが1,075MHz、メモリが384bit接続のGDDR5 12GB、メモリクロックは7010MHz、補助電源は8ピン×1、6ピン×1、PCとの接続バスインタフェースはPCI Express 3.0。映像出力コネクタはDVI×1、HDMI×1、DisplayPort×3。
2015年04月13日NTTぷららは3月24日、東芝ライフスタイルの液晶テレビ「レグザ」の「Z10Xシリーズ」と「J10Xシリーズ」向けに、4Kによるビデオオンデマンド(VOD)サービス「ひかりTV 4K」を提供開始した。Z10XシリーズとJ10Xシリーズは、ソフトウェアのバージョンアップによって、ひかりTV 4Kに対応することが1月に告知されていた。このたびのバージョンアップによって、従来の料金体系のまま約250本のコンテンツを4Kで楽しめる。ひかりTV 4Kの視聴には、NTT東日本・NTT西日本が提供する「フレッツ 光ネクスト」の契約、NTTぷららが提供するひかりTVの契約が必要となる。
2015年03月24日ALSOKは3月3日、自立走行ロボット「Reborg-X」を2015年4月より開始すると発表した。「Reborg-X」は同社がこれまで開発してきた「Reborg-Q」および「An9-PR」の後継機。自立走行型ロボット第1号から10代目にあたりRemote(遠隔)+Cyborg(機械化)の造語である「Reborg」を継承し、「Reborg-X」と命名された。同ロボットは施設環境や利用用途に合わせて柔軟なカスタマイズが可能となっており、顔や着衣の色などから判断する「画像認識技術」を活用して迷子を検索したり、言語ソフトをインストールすればイベントでの多言語案内が可能となる。また、設定エリア内の侵入者検知、不審者やVIPなどの人物認証、ロボットが取得した画像や位置情報を、警備員のモバイル端末やオペレーションセンターとリアルタイムで共有できるので、オペレーションセンターの省人化や、警備対応の確実性の向上につながるとしている。同社は、今後、2020年の警備環境を見据え、警備インフォメーションロボットのさらなる強化を図るとともに、培った技術を飛行ロボットにも応用し、警備対象先の外周を巡回監視する飛行ロボットの実現を目指すなど、ロボットと警備員の連携を進化させ、安心安全を提供するための開発・研究に取り組んでいくとしている。
2015年03月03日ソニーは2月24日、4K/30p/100Mbpsの動画撮影に対応したアクションカム「FDR-X1000V」を国内向けに発表した。発売は3月13日の予定で、価格はオープン。推定市場価格は51,000円前後。同時発売のリモコンキット「FDR-X1000VR」は60,500円前後(ともに税別)。FDR-X1000Vは同社アクションカムシリーズ初の4K(3,840×2,160ドット)撮影対応モデル。米国では1月のCES 2015に合わせて先行発表されていた。レンズは画角170度での超広角撮影が可能なZEISSテッサーで、撮像素子は裏面照射型Exmor R CMOSセンサー(サイズは1/2.3型)、画像処理エンジンは「BIONZ X」を搭載する。サイズと重量はW24.4×D88.9×H51.7mm/約89g。画質面では全画素読み出し方式のCMOSセンサーにより、ジャギーやにじみを低減。手ブレ補正機能の強化によって、自転車やバイク、マルチコプターに取り付けても滑らかに撮影できるとしている。ただし、4K動画撮影時は手ブレ補正機能が無効となる。ステレオマイクには風音低減機能を付加している。フルHD撮影では120pのハイスピード撮影が可能。本体はIPX4相当の防滴、防塵、1.5mからの落下に対する耐衝撃、マイナス10度の環境に対する耐低温性能を持つ。また、水深10mまで持ち込める防水ケースが付属する(水深10mでの撮影には別途オプション品が必要)。連続撮影可能時間は、フルHD撮影時が115分、4K撮影時が50分。記録メディアはmicroSD/SDHC/SDXCカード。動画の記録形式はMP4、XAVC Sとなっている。また、同社アクションカムシリーズに対応した無料のiOS/Androidアプリも今春公開予定となっている。アクションカムからの撮影データ取り込みや簡単な編集機能を提供する見込みだ。
2015年02月24日JVCケンウッドは2月4日、ケンウッドブランドより、AVナビ「彩速ナビゲーション」シリーズの「MDV-X702」と200mmワイドコンソール用の「MDV-X702W」を発表した。発売は2月下旬。価格はオープンで、推定市場価格はいずれも100,000円前後(税別)。MDV-X702とMDV-X702Wは、DSP(Digital Signal Prosessor)によるサウンドチューニング機能を充実させたスタンダードモデル。リスナーの正面にアーティストがいるように音像イメージを形成する「フロントフォーカス」や、走行速度とAV音量に応じて音質をリアルタイムで自動補正する「Drive Equalizer+」などを搭載する。ディスプレイは視認性に優れた7V型液晶モニターで、画素数は800×480だ。また、高速処理が可能な「ジェットレスポンスエンジンIII」を採用。デュアルコアCPUにより、ナビゲーションしながらの動画再生といった負荷の大きい複数の処理もスムーズに実行できる。ナビゲーション機能では、車の傾きを検知する「高測3Dジャイロ3」を搭載。全国主要道路の高低差データをもとにした傾斜データとマッチングさせることで、より高精度な測位を実現している。Bluetoothに対応しており、スマートフォンなどとワイヤレス接続が可能だ。対応プロファイルはHFP、OPP、PBAP、A2DP、AVRCP、SPPで、音声コーデックはSBCとAACをサポートする。リアルタイムの渋滞情報や空き駐車場、スポット情報のほか、開通予定道路情報データ、オービスデータなどを取得するスマートフォン用アプリ「KENWOOD Drive Info.」を利用できる。
2015年02月05日ユニットコムグループが、iiyama PCブランドの4Kゲーミングノートとして送り出したのが「15X8140-i7-QTRB」だ。ゲーミングPCというとキーボードライト等といったギミックで派手に飾り立てたものが多い中、非常にシンプルで誰もが持ちやすいデザインなのが特徴だ。派手すぎるマシンは使いづらいという人でも持ちやすく、どこにでも置きやすい。そんな、シンプルながらも上級者も納得させる実力を持つ本モデルを紹介しよう。○ユーザーを選ばないシンプルでシャープな外観「15X8140-i7-QTRB」は、ユニットコムのiiyama PCブランドであり、BTOに対応しているモデルだ。外見は、マットブラックの素材を採用したシンプルなデザイン。トップカバーにはアルミ素材で長辺に平行する形でヘアライン加工がほどこされており、中央にはロゴがプリントされている。四辺や角の形が直線的であるあたりが、ゲーミングPCらしい雰囲気を醸し出している。自己主張の強すぎないシンプルな外見のおかげでどこにでも持って行けるし、リビングのような来客に見える場所に設置しても気にならない。加えて、シャープなデザインが施されているためビジネスモデルとは違った満足感を与えてくれる。派手すぎるマシンは身近に置きづらい大人世代でも持ちやすいマシンといえるだろう。本体サイズは、幅385×奥行き271×高さ25mmで、重量は約2.6kg。15.6型ディスプレイを搭載したマシンとしては標準的なサイズだ。しっかりとした作業を無理なくできるだけのサイズがありながら楽に移動もできるこのサイズは、モバイルマシンほどに小さいものでは使いづらいが、完全に使う場所を固定したくもない、というようなユーザーに最適なサイズといえるだろう。リビングで使う日もあれば自分の部屋で使うこともある、というような使い方が無理なくできるボリューム感だ。○ゲームをプレイしやすいキーボードとタッチパッドキーボードはアイソレーションタイプのものを搭載しており、テンキー付きであるため配列に大きな変形はない。実測でキーピッチは約19mm、キーストロークは2mm程度であった。タッチは軽く、しっかりと押し込める感触があるためきちんとしたタイピングがしやすい。ゲームで多用するWASDキーには方向を示すマークがプリントされているあたりは、ゲーミングPCらしいところだ。また、暗いところで利用する場合にはバックライトを点灯させることもできる。タッチパッドはボタン分離式のものが搭載されているが、ボタンはかなり軽く、深く押し込むことができる。一般的なノートPCに搭載されているタッチパッドのボタンと比較すると楽に、確実に押すことができるという感覚だ。プレイスタイルとゲームの種類にもよるだろうが、本体のみでゲームをプレイすることもできそうなキーボードとタッチパッドになっている。○4K対応のグレアディスプレイを搭載ディスプレイにはIGZOパネルを採用しており、表面に光沢加工をほどこしたグレアタイプとなっている。解像度は3840×2160ドットの4Kだ。タッチ操作には対応していないが、鮮やかな発色で大変見やすかった。等倍表示のままではアイコンなどが小さくなりすぎて見づらいと思う人は、Windowsの拡大表示機能で好みの大きさに調整すればよい。コントロールパネルから簡単に設定が調整できる。低解像度のものを精細な表示に調整することはできないが、高解像度なディスプレイだからこそ好みのサイズに調整可能だ。そして、拡大表示をした時にも文字や画像の表示は非常に美しくなる。文字の滲みやフチの歪みがなくなり、クリアで印刷されたような見た目になるため高解像度を実感しやすい。小さな違いに思えるかもしれないが、かなり見やすさも改善され、快適に作業を行うことができる。もちろん、映像鑑賞時や4K出力に対応したゲームコンテンツを楽しむ時には十分な威力を発揮する。低解像度なディスプレイではぼんやりとした表示になっていた部分も、精細に描画されることで臨場感が大幅にアップするからだ。これだけの映像表現力をもちながら、消費電力は小さいというのがIGZOパネルの魅力だ。○充実したインタフェース群インタフェースについては、かなり充実している。本体右側面にはS/PDIFアウト端子、マイク端子、ヘッドフォン端子といったオーディオ端子類と、マルチメディアカードスロット、USB 3.0ポート×2、有線LANポートが配置されている。左側面にはHDMIポート、USB 3.0ポート×1、miniDisplayポート×2がある。そして背面となるヒンジ側には、USB 3.0/eSATAコンボポートと電源コネクタが搭載されている。ヒンジ側に電源コネクタがあるのは、据え置きに近い使い方をする場合に便利な配置だ。USBポートが合計4つ、外部ディスプレイ出力端子が2種3個搭載されている。またヘッドフォン/マイクコンボ端子ではなく独立の端子としてくれたことで使いたいマイクやヘッドセットが使いやすい。○高負荷ゲームでも4K品質が選択できる!試用機は、CPUにIntel Core i7-4710HQを採用し、16GBのメモリを組み合わせたものだ。ストレージは256GBのSSDと1TB HDDを搭載し、グラフィックス機能はNVIDIA GeForce GTX 970Mを採用している。この構成で、Windowsの快適さを評価するプログラム「WinSAT」の実行結果を、Windowsエクスペリエンスインデックスの項目に合わせて紹介すると以下のようになる。このグラフィックスの値は、CPU統合のインテルHDグラフィックスの方が有効になっているため低く出ているが、PCの全体的な性能を見る「PCMARK8」ではよい結果が出ている。ゲームの性能は「FINAL FANTASY XIV: A Realm Reborn ベンチマーク キャラクター編」を4K解像度で実行してみた。「標準品質(ノートPC)」では「非常に快適」となり、「高品質(ノートPC)」では「快適」、「最高品質」では「やや快適」というそれぞれ異なる結果になったが、実行画面はどれも美しく、不自由なく遊べると感じられた。バッテリーについては「BBench」を、電源オプションを高パフォーマンスに設定し、無線LAN機能もオンにした状態で実施してみたところ3時間28分04秒使うことができた。ゲーミングPCとしては「かなりよく持ってくれた」という印象で、外出先で利用する機会があっても十分に対応してくれそうだ。○標準スペック価格、仕様は予告なく変更となる場合があります。最新の情報はiiyama PCのサイトをご覧ください。
2015年01月28日東芝ライフスタイルは1月21日、液晶テレビ「レグザ」の「Z10Xシリーズ」と「J10Xシリーズ」のバージョンアップ用ソフトウェアを提供すると発表した。このたび発表されたバージョンアップは、Z10Xシリーズのみを対象としたものと、Z10XシリーズとJ10Xシリーズを対象としたものの2種類。Z10Xシリーズのみを対象としたソフトウェアは、Z10Xシリーズを4K試験放送の「Channel 4K」と「スカパー!プレミアムサービス」内に開局予定の4K専門チャンネルの録画に対応させるためのもの。バージョンアップ後は、これらの放送を外付けのUSB HDDに4K画質で録画することが可能となる。提供開始は2月17日から。Z10XシリーズとJ10Xシリーズを対象としたソフトウェアは、NTTぷららが行っているVODサービス「ひかりTV 4K」に対応させるためのもの。ひかりTV 4Kから配信されるコンテンツを視聴可能にする。提供開始は3月24日から。Z10Xシリーズは、4K放送に対応したスカパー!プレミアムチューナーを搭載した業界初のテレビとして2014年10月に発表された。発表時点では4K放送の録画機能を搭載していなかったが、2015年春をめどにソフトウェアアップデートで対応するとされていた。また、Z10XシリーズとJ10シリーズはHECVデコーダーを搭載しているが、発表時点では「ひかりTV 4K」には対応していなかった。こちらも2015年春をめどに、ソフトウェアアップデートで対応するとされていた。いずれも、放送ダウンロードかサーバーダウンロードでバージョンアップを行うことができる。
2015年01月21日●アドバンスト・ハイブリッドビューファインダーがさらに進化フジX100シリーズの3代目「X100T」。レンジファインダー風の光学式ファインダーが目を引く古風な外観、そして23mm(約35mm相当) F2単焦点固定レンズというきわめてマニアックな仕様ながら、多くのファンを持つカメラだ。X100からX100Sに世代交代したときと同様、今回も素人目にはわからないようなバージョンアップに見えつつ、実際に使ってみると、おぉ、なるほど! と思わせる大きな進化を遂げている。○「アドバンスト・ハイブリッドビューファインダー」がさらに進化一般財団法人日本カメラ財団が主催する歴史的カメラ審査委員会選定による2014年の「歴史的カメラ」8機種にX100Tが選出された。すでにX100Tをお使いのユーザーの方々は、そんなの当然だよ、と特段驚きもせずに言うだろう。それほど、X100Tは「歴史に残る」といわれる魅力を数多く備えている。「アドバンスト・ハイブリッドビューファインダー」は、ギミック的な楽しさと実用性を兼ね備えたアイデアだ。光学式と電子式を切り替えて使用できるだけでなく、光学ファインダーの片隅にピントエリアの拡大画像やフォーカスピーキング、デジタルスプリットイメージなどを表示できるのである。機構としては、ファインダー部のわずか1mmの隙間に、0.9mmの成形材を使用したNDフィルターを抜き差しするギミックを驚異的精度でセット。このNDフィルターにピント面のレンジファインダーをシミュレートした映像を投影している。まさに、ユニークな発想と高度な技術が凝縮された機構だ。ピントをより確実に合わせたいなら、電子ビューファインダー(EVF)か背面の液晶モニターに表示を切り替え、ピント拡大機能を使ったほうが得策だ。それに、撮影精度という点でも、光学ファインダーにはパララックス(※)が生じるというデメリットもある。※ 光学ファインダーがレンズより左側にオフセットされていることで近接撮影時に発生する視差のこと。ファインダー窓から見えるものと実際に写るものの位置がずれるだが、X100シリーズをこよなく愛するユーザーの多くは、この光学ファインダーを使いたいがためにX100シリーズを選んでいるのだ。その理由は、ファインダーを覗けば一目瞭然。撮影範囲フレームの視野率は約92%ながら、見える範囲そのものは広い視野空間、ガラスの存在さえ感じさせない、滲みや反射の一切ないクリアな透明感。それは、被写体が目の前の世界にあることをリアルに伝えてくれる。X100TのEVFは、レンズ交換式のXシリーズ旗艦モデル「X-T1」のそれより見やすいと感じさせるほど進化している。が、それでも光学ファインダーに比べると裸眼と眼鏡ほどの感覚差がある。X100Tの光学ファインダーの見やすさは圧倒的で、これが唯一無二ともいえる撮影の楽しさに繋がっている。また、そのクラシカルなボディデザインと昔ながらのカメラ操作を意識したユーザーインターフェースと相まって、X100シリーズの情緒的な魅力となっていることも無視できない。なお、パララックスに関しては、X100時代から補正機能が搭載されていた。これがX100Tでは進化し、カメラの動き(フレーミング)に対してリアルタイムでパララックスを自動補正する「リアルタイム・パララックス補正」を実現。X100やX100Sで必要だったシャッター半押しでピント合わせを行ってからの再フレーミングが不要になり、シャッターチャンスを逸することが圧倒的に少なくなった。ちなみに、撮影フレームの視野率が92%なのは意図的で、撮影範囲にある程度余裕を持たせることで、被写体が切れることを避けたと思われる。この適切なゆるさにも、フイルム時代のレンジファインダーらしい空気感が漂う。●固定レンズ式の圧倒的なアドバンテージ○固定レンズ式の圧倒的なアドバンテージ思わずため息の出る写真。X100Tで撮影した写真は、そう表現できる。極細の針で一直線に引いたような繊細な線の描写。柔らかく豊かで膨らみと色気に満ちた、それでいて誇張のない肌色の表現。前機種X100Sで素晴らしかった部分をほぼ受け継ぎ、さらに高感度特性が飛躍的に向上。人物を絡めたスナップやポートレートを撮るなら、このカメラに比肩する機種はX100Sしかないのではないか、そう思わせるほどの写真画質。その素晴らしさは、A4以上の大判プリントで一層際立つ。非球面レンズ1枚を含む6群8枚構成のフジノン23mm f2.0レンズはもとより、APS-Cサイズの1,630万画素「X-Trans CMOS II」センサーと映像エンジン「EXR Processor II」の組み合わせはX100Sと同じ。それだけフジの自信作なのだろう。事実、紡ぎ出される画は美しく、完成度はきわめて高い。レンズと映像エンジンのセッティングを極限まで絞り込める固定レンズ式の圧倒的なアドバンテージをあらためて実感せずにはいられない。とはいえ、X100Sからは、やはり大きな進化を遂げている。まず、新たに顔認識技術「顔キレイナビ」が使えるようになった。X100Sでは特に近接撮影で若干ピントが合いにくい場面があったが、X100Tでは、人物が被写体の場合、格段にピントが合いやすくなっている。最高撮影感度がISO 25600(拡張51200)に上がったことで、高感度撮影時の画質が格段にキレイになったことも嬉しい。ISO 3200までは、かなり厳しい目で見ても十分に常用領域。暗所でも立体感が失われず、ノイズがまったく目立たないのだ。この高感度画質は、ぜひ作例でご確認いただきたい。Xシリーズの売りのひとつである「フィルムシミュレーション」に「クラシッククローム」が加わったのも、X100Tのトピックスのひとつ。実は筆者は、クラシッククロームのあの、暗部のコントラストを高めて彩度を抑え込んだ鉛のような画作りに一目惚れしてしまった。それゆえ今回のレビューが個人的にも楽しみで仕方なかったのだ。が、いざ実際に使ってみると、これがなかなか難しい。「Velvia」や「ASTIA」といった仕上げがダイレクトに画の仕上げを変えるのに対し、クラシッククロームは被写体やシチュエーションによって、その効果が表れにくいことも多い。これを生かした作品作りには、使い所の研究が必要だろう。しかし、それはまた使いこなす楽しみでもある。個人的にはこの方向性のまま、もう少しだけ誇張したセッティングにしてくれても良かったと思う。X100Sでは1/4000秒までとやや物足りなかったシャッター速度が、電子シャッターの初採用により1/32000秒まで設定可能になったのも心強い。これで、南国の晴天下において開放での撮影が可能になる……というのをいつか試してみたいが、外部フラッシュを使ってわずかな一瞬を切り取るなど、表現の幅も広がるだろう。とここまで絶賛の嵐を続けてきたが、最後にひとつだけ気になった点を挙げておく。それは背面のコントロールボタンだ。X100Tは各所のボタン類のファンクションを好みで割り振れるようになり、操作系のカスタマイズ性が格段に向上した。が、その影響でいわゆる十字キー部分に機能アイコンがなくなり、デフォルト設定で使うユーザーもどのボタンにどんな機能が割り振られているのかわからないのだ。覚えればいい、慣れればいい、といえばそうかもしれない。が、プロダクツにおけるユーザーインターフェースのデザインという観点から考えると、ユーザーが慣れることをスマートにアシストする工夫がほしかった。が、それもX100Tの「撮る楽しさ → 結果の満足感 → また撮るのが楽しくなる」というカメラの理想的循環の中においては、些細なことでしかない。クリスマスから年末年始と家族や恋人、友だちと過ごす時間が増えるこれからのシーズン、忘れられない大切な時間を美しく残すなら、私は断然、X100Tをおすすめする。
2014年12月20日本田技研工業は5日、水冷・4ストローク・DOHC・V型4気筒800ccエンジンを搭載したアドベンチャースタイルの「VFR800X」を12日に発売すると発表した。VFR800Xは、ホンダのクロスオーバーコンセプトに基づいて、市街地走行から長距離ツーリングまで、余裕を持って操る楽しみと快適な走行を徹底的に追求したモデル。アップライトなライディングポジションや、後輪の駆動力を任意に選択できる「Hondaセレクタブル トルク コントロール」などの採用によって、幅広いシチュエーションでコントロールしやすく、楽しい走行が行えるとのこと。なお、ライディングポジションは、好みや体格に合わせてシート高を2段階に調節できる機構を採用している。スタイリングでは、クロスオーバーコンセプト共通のキャラクターとして、ヘッドライト下部にフロントスポイラーを採用したほか、シャープなデザインのLEDヘッドライトとウインカー、VFRシリーズ共通のX型キャラクターをエクステンション(リフレクターの延長部)で構成するなど、精悍なフロントビューとした。リアビューは、テールランプ・ストップランプ・リアウインカーにLEDを採用して軽快さを演出している。カラーリングは、VFRシリーズのイメージを継承した「キャンディーアルカディアンレッド」と、立体感を強調した「パールグレアホワイト」の2色を設定。車体・足回りは、ロードスポーツモデルの「VFR800F」に対して、前・後サスペンションのストローク量を増加し、ブレーキはABSを標準装備。エンジンは、低・中回転域で力強い出力特性を発揮し、回転数によって稼働するバルブ数を切り替える「HYPER VTEC」を採用している。装備は、ツーリングに便利なETC車載器とグリップヒーター、メインスタンドを標準装備するなどして、利便性を高めた仕様となっている。VFR800Xの価格は、138万2,400円(税込)。
2014年12月05日ビー・エム・ダブリューは、高性能4輪駆動モデル「X5 M」「X6 M」をフルモデルチェンジし、全国のBMW正規ディーラーで注文受付を開始する。BMWの4輪駆動モデル史上最もパワフルな最高出力575PSを発揮する新型V型8気筒ターボエンジンを搭載する。「X5 M」「X6 M」は、BMWの高性能モデルを手がけるBMW M社による初の4輪駆動モデルとして、2009年に登場した。圧倒的な運動性能と存在感あふれるスタイリング、日常使用における高い実用性と機能性を高次元で融合し、日本でも好評を得ている。今回のフルモデルチェンジで第2世代目となる両モデルは、BMWの4輪駆動モデル史上最もパワフルな、最高出力575PSを発揮する新型V型8気筒ターボエンジンを搭載。0-100km/h加速わずか4.2秒とハイパフォーマンスだ。同時にアイドリングストップ機能などの低燃費技術により、先代モデルに比べて燃料消費率を20%以上も向上させた。エクステリアは、張り出したホイールアーチと20インチのアルミホイールが力強さを強調。「X5 M」は、直立したプロポーションや大型のウインドウ、長いルーフラインにより、力強い存在感と機能性を主張する。「X6 M」は、テールゲート後端に向けて下降するクーペをほうふつとさせるエレガントなルーフラインが、スポーティで躍動的な印象を強調している。ハイパワーなエンジンと組み合わせるトランスミッションは、Mモデル初の8速となる「8速Mスポーツ・トランスミッション」を搭載。他のMモデルに採用されているM DCT操作のコンセプトを継承し、スムーズですばやいギヤ・シフトを実現した。駆動系はインテリジェント4輪駆動システム「xDrive」はもちろん、「ダイナミック・パフォーマンス・コントロール」も搭載。ファイナルドライブに組み込まれた電子制御システムが、「xDrive」と連動して左右のリヤホイール間の駆動力を最適に配分し、優れたコーナリング性とハンドリングを実現する。価格は、「X5 M」が1,561万円、「X6 M」が1,588万円(ともに税込)。
2014年11月07日日産自動車は6日、コンパクトカー「キューブ」の特別仕様車「15X コダワリセレクション」を設定して発売した。15X コダワリセレクションは、キューブの「15X」グレードをベースに、上質なインテリアを採用した特別仕様車。上質感を高めた専用内装色「コダワリブラウン」を採用するとともに、専用本革 / カブロンコンビシート・本革巻3本スポークステアリング・メッキインナードアハンドル・フロントフォグランプ・オートライトシステム(フロントワイパー連動、薄暮れ感知機能付)を専用装備している。キューブ 15X コダワリセレクションの価格は、164万7,000円。また、同特別仕様車の発売にあわせ、キューブの一部グレード体系が見直されたほか、「15X」「15X Vセレクション」に横滑りを軽減する「VDC(ビークルダイナミクスコントロール)」を装備することで全車標準装備としている。ボディカラーでは、3バリエーションの2トーンカラーを新規に設定し、全11色のカラーラインナップとした。新規設定の2トーンカラーは、キューブで好評の「スオミブルー」「ビターショコラ」「アクアミント」をベース色とし、それぞれにアクセントカラーとして「ブリリアントホワイトパール」を組み合わせている。キューブの価格は、159万8,400円~198万7,200円。なお、同社関連会社であるオーテックジャパンも、キューブの一部仕様変更に合わせ、同車をベースとしたカスタムカー「ライダー」シリーズ、「アクシス」、および「ライフケアビークル(LV)」シリーズの一部仕様を変更して発売した。
2014年11月06日○X-37B、宇宙へ計画の始まりから10年以上を経て、ついにX-37Bが宇宙へ飛び立つときがきた。2010年4月22日、X-37Bの1号機を載せたアトラスVロケットは、フロリダ州にあるケープ・カナヴェラル空軍ステーションを離昇した。このとき使われたアトラスVは501という構成で、この機体はロケットの直径よりも一回り太い衛星フェアリングを装備しているうえに、固体ロケット・ブースターを持たないため、頭でっかちな形をした機体が長大な炎をなびかせつつ、ゆっくりと上昇していくという少し不思議な光景が見られる。このあたりも、盛大に煙を吐き出しながら豪快に飛んでいくスペースシャトルと対照的だ。その後、打ち上げを担当したユナイテッド・ローンチ・アライアンスと米空軍は、打ち上げは成功したという声明を発表した。しかし、X-37Bは機密扱いになっているため、投入された軌道については明らかにされなかった。だが世の中には、地球周辺を飛び交う人工衛星を日夜、自宅の望遠鏡を使って観測している愛好家が存在する。そして彼らの世界的なネットワークによって、X-37Bの軌道はおおよそ特定されることとなった。もっとも、彼らによって軌道が特定されてしまうことは、米空軍らにとっても織り込み済みであっただろうし、また特定されたからといって、何か具体的な影響ができるわけでもなかった。彼らの観測によれば、近地点高度(地球にもっとも近い点)が約403km、遠地点高度(地球からもっとも遠い点)が約420km、そして赤道からの傾き(軌道傾斜角)は約40度であった。またその後の観測で、少なくとも4回の軌道変更を行っていることが確認されている。そして打ち上げから224日後の、同年12月3日に、カリフォルニア州にあるヴァンデンバーグ空軍基地の滑走路に着陸した。なお、この最初のミッションにはOTV-1という名前が与えられた。OTVとはOrbital Test Vehicleの頭文字を取ったもので、直訳すると「軌道試験機」という意味になる。そのあとの数字はミッション回数を意味している。ちなみにスペースシャトルのミッションでも、毎回「STS-数字」という名前が与えられており、STSとはスペースシャトルの正式名称であるSpace Transportation System(宇宙輸送システム)の頭文字から取られたものだ。X-37BのOTVもこれと同じものと考えて良いだろう。続いて2011年3月5日に、再びX-37BはアトラスVに載せられ、ケープ・カナヴェラル空軍ステーションから打ち上げられた。ミッション名はOTV-2で、X-37Bの2号機 -誤解のないように別の言い方をすると2番機- の初飛行でもあった。このときも地上からの観測によって、近地点高度317km、遠地点高度319km、傾斜角41.9度の軌道に乗っていることが確認された。また軌道変更も逐一観測された。このOTV-2ミッションは興味深いことに、カタログスペック上の軌道上滞在期間である270日を大幅に超えて宇宙に滞在し続けた。最終的に468日後の2012年6月16日に、ヴァンデンバーグ空軍基地に着陸した。そして今回行われたOTV-3ミッションは、1号機の2回目の飛行、すなわちOTV-1の飛行後に、メンテナンスを行ったうえでの再飛行であった。X-37Bが宇宙からの帰還後に再使用されるのは、もちろん初めてことだ。OTV-3を載せたアトラスVは、米国東部標準時間2012年12月11日13時3分(日本時間2012年12月12日3時3分)、ケープ・カナヴェラル空軍ステーションから離昇した。ロケットは順調に飛行し、その後打ち上げは成功したとの声明が発表された。そしてやはり今回も、その軌道は地上からの観測で特定され、飛行中の軌道変更もその都度再捕捉された。OTV-3ミッションはOTV-2をさらに上回る、674日もの間宇宙に滞在し続けたのち、2014年10月17日にヴァンデンバーグ空軍基地に着陸した。この3回のミッションで、2機のX-37Bによる総飛行日数は1,367日にもなった。ちなみにスペースシャトルのSTS-1からSTS-135までの総飛行日数は1,334日であり、それを超えたことになる。OTV-3ミッション完了後、ボーイングは声明の中で、「このX-37Bは、航空機と宇宙機のそれぞれの長所を組み合わせ、手ごろで即応性が高い革新的な機体だ。そして再使用可能な宇宙機が、重要なミッションを支援するための手ごろなオプションであることを実証し続けている」と誇らしげに語っている。ボーイングと米空軍では、2015年にもOTV-4ミッションを行うことを計画している。これはおそらく2号機の2回目の飛行となるはずだ。またOTV-3の帰還直前の10月8日、NASAは米空軍との間で、NASAのケネディ宇宙センター内に3カ所あるオービター整備施設(OPF:Orbiter Processing Facility)のうち、OPF 1、2の2カ所を、X-37Bのために提供することで合意したと発表した。OPFはかつてスペースシャトルの点検や修理、次のミッションの準備などに使われていた施設で、シャトル引退後は使われていなかった。現在すでにボーイングが改修工事を行っており、今年12月にも完成するという。米空軍は今後も長期にわたり、X-37Bの運用を続けていく意思があるようだ。また、現在OTV-1から3まではすべて、米国東海岸のフロリダ州にあるケープ・カナヴェラル空軍ステーションから打ち上げられ、西海岸のカリフォルニア州にあるヴァンデンバーグ空軍基地に着陸しているが、今後はケネディ宇宙センターの滑走路に帰還することになる可能性もある。この滑走路はかつてスペースシャトルが着陸していた場所でもある。ケープ・カナヴェラル空軍ステーションとケネディ宇宙センターは隣接しているため、より効率よく運用することができよう。一方でボーイングは2011年に、X-37Bのサイズを160から180%ほど拡大させ、さらに宇宙飛行士が乗れるようにしたX-37Cの開発構想を発表している。打ち上げは引き続きアトラスVで可能で、最大6人までの宇宙飛行士を乗せることができるという。実際に開発が始まったという話はまだないが、スペースシャトル用だった施設を使うことは、X-37Cへの布石と取ることもできよう。(次回は10月24日に掲載します)
2014年10月23日東芝は10月1日、液晶テレビ「REGZA(レグザ) J10X」シリーズを発表した。ラインアップは、「55J10X」「49J10X」「43J10X」の3機種。発売日は、55J10Xと49J10Xが11月中旬で、43J10Xは11月下旬。価格はオープンで、推定市場価格は、55J10Xが330,000円前後、49J10Xが280,000円前後、43J10Xは250,000円前後(いずれも税別)。J10Xシリーズは、HEVCデコーダーを内蔵した4Kテレビ。同日発表の「Z10X」シリーズとは異なりChannel 4Kチューナーは搭載していないが、2014年10月よりNTTぷららが開始するVODサービス「ひかりTV 4K」には、2015年春にソフトウェアアップデートで対応予定となっている。HDMI入力は4系統装備しており、そのうち1~3は4K入力に対応。HDMI3は、HDCP 2.2に対応しており、4Kチューナーなどと接続可能だ。液晶パネルはIPS方式で、表示画素数は3,840×2,160ドット。バックライトは直下配置となっている。映像エンジンは「レグザエンジンCEVO 4K」を搭載。複数の超解像技術により、フルHDの映像を4K映像に近い精細な映像にアップスケールすることができる。内蔵しているチューナーは地上デジタル×3基と、BS/110度CS×2基。外付けのUSB HDDを使用することで、裏番組の2番組同時録画も可能だ。レグザサーバーと連携する「タイムシフトリンク」機能を搭載。J10Xシリーズはタイムシフトマシン機能を搭載していないが、レグザサーバーと併用することでJ10Xからレグザサーバーの過去番組表を利用できるようになる。また、レグザサーバーとの連携時は、見たい番組やシーンをすばやく検索できる「ざんまいスマートアクセス」も利用可能だ。
2014年10月01日東芝は10月1日、液晶テレビ「REGZA(レグザ) Z10X」シリーズを発表した。ラインアップは、「65Z10X」「58Z10X」「50Z10X」の3機種。発売は10月11日で、価格はオープン。推定市場価格は、65Z10Xが700,000円前後、58Z10Xが470,000円前後、50Z10Xが380,000円前後(いずれも税別)。○4K対応スカパー!チューナー搭載で単独でChannel 4Kを受信可能Z10Xシリーズは、業界で初めて4K対応のスカパー!プレミアムサービス用チューナーを内蔵した4Kテレビ。現在、次世代放送推進フォーラムにより試験放送が行われている4K試験放送「Channel4K」に加え、2015年3月1日よりスタートするスカパーJSATの4K専門チャンネルも受信可能だ。また、視聴だけでなく、USB HDDに4K画質で録画を行うこともできる(2015年春にソフトウェアアップデートで対応予定)。HEVCデコーダーを内蔵しており、2014年10月よりNTTぷららが開始するVODサービス「ひかりTV 4K」にも、2015年春にソフトウェアアップデートで対応予定となっている。VA方式で3,840×2,160ドット表示の広色域パネルと、直下型配置のLEDバックライトの採用により、色表現範囲が拡大、コントラスト比も向上した。映像エンジンには、「レグザエンジンCEVO 4K」を採用。レグザエンジンCEVO 4Kでは、フルHD映像を4K相当にまでアップスケールすることが可能だ。アップスケールでは、映像の特性に応じ、「絵柄解析再構成型超解像技術」や、エッジ部と平坦部でノイズが発生しているエリアを検出して本来の精細な映像をを再現する「2K/4K放送ノイズエリア解析超解像技術」などを使用。精細感と奥行き感のある4K映像を作り上げることが可能だ。また、放送で圧縮された色域をパネルで表示可能な最大色域に拡大する機能が搭載されているが、その際、64軸で高精度な色空間変換が行われる。○レグザサーバーとも連携可能なタイムシフトマシン機能を搭載4K対応スカパー!プレミアムサービス用以外のチューナーは、地上デジタル×9基、CS・110度CSデジタル×2基を搭載。USB HDDを接続することで、全番組を一時録画する「タイムシフトマシン」機能も利用できる。また、タイムシフトマシンの操作体系として、これまでの「ざんまいプレイ」に代えて、より洗練されたGUI(グラフィカルユーザーインタフェース)を採用した「ざんまいスマートアクセス」を搭載しれている。さらに、「レグザサーバー」との連携機能「タイムシフトリンク」も新たに採用。タイムシフトマシン機能を持った「レグザ」シリーズのテレビと「レグザサーバー」を同時に使用している場合、従来はそれぞれのタイムシフトマシン領域に保存されている番組について、それぞれの機器でしかアクセスできなかった。Z10Xシリーズでのタイムシフトリンク機能はこれを解消するもので、Z10Xシリーズの過去番組表内に、レグザサーバーの過去番組表を統合した形で表示される。もちろん、レグザサーバー内の番組も、ざんまいスマートアクセスの検索対象となる。入力インタフェースは、HDMI×4系統にビデオ入力×1系統を装備。HDMI1~3は4K映像の入力が可能だ。また、HDMI3はHDCP 2.2対応となっている。USBは4ポート装備。そのうちタイムシフトマシンHDD専用が2ポートで、通常録画とタイムシフトプラス1兼用が1ポート、汎用端子が1ポートとなっている。
2014年10月01日ライカカメラジャパンは、「Photokina 2014」で発表したデジタルカメラ「ライカ X」と「ライカ V-LUX」の発売日を発表した。「ライカ X」は10月4日、「ライカ V-LUX」は10月1日に発売する。ライカストアにおける価格は「ライカ X」が税込289,440円、「ライカ V-LUX」が税込183,600円。「ライカ X」と「ライカ V-LUX」は、「Photokina 2014」にて発表されたデジタルカメラ。2014年9月16日(ドイツ時間)の製品発表時には10月以降とされていた発売日が、このたび正式に決定した。「ライカ X」は、有効1,620万画素のAPS-CサイズCMOSセンサーを搭載するコンパクトデジタルカメラ。レンズには、大口径の「ライカ ズミルックス f1.7/23mm ASPH.」を搭載しており、大型センサーとの組み合わせにより、ディテールに至るまで緻密に描写することが可能だ。開放F値がF1.7と明るく、ボケ味の美しい写真を撮影することができる。「ライカ V-LUX」は、25-400mm(35mm判換算)の焦点距離をカバーする大口径レンズ「ライカ DC バリオ・エルマリート f2.8-4.0/9.1-146mm ASPH.」を搭載したレンズ一体型デジタルカメラ。広角端で開放F2.8、望遠端で開放F4の明るいレンズとなっている。被写体に3cmまで近づいたマクロ撮影も可能。動画撮影では4K動画の撮影に対応する。撮像素子は有効2,010万画素の1型MOSセンサーだ。
2014年09月30日フィアット クライスラー ジャパンは10月4日、「パンダ」の四輪駆動モデルである「パンダ 4x4」を全国のフィアット正規ディーラーで販売開始する。国内の輸入車四駆モデルとしては最廉価なモデルとなる。同モデルは、初代および2代目の「パンダ」で人気を博した四輪駆動モデルを、3代目となる現行の「パンダ」として初めて国内に導入したもの。現在、国内で展開されている外国メーカーの四輪駆動車として、最も安価な価格となっているという。ちなみに同モデルの次に廉価なモデルは、同じフィアット クライスラー ジャパンが扱う「ジープ コンパス リミテッド」となっている。オンロードではコンパクトカーならではの機動性を発揮しながら、オフロードでも高い走破性を発揮するのが同モデルの特徴。電子式ディファレンシャルロック(ELD)が装備されたことによって、四輪をロックした走行が可能で、本格的なオフロードモデルに匹敵する走りが可能となった。エンジンは高水準な環境性能、とくに燃料消費率が好評を博している2気筒エンジン「ツインエア」。6速マニュアルトランスミッションの組み合わせで、街でも山道でも意のままに操ることができる。フィアットブランドの車両として初めて、衝突被害軽減ブレーキ「シティブレーキコントロール」が搭載されたことも特徴。時速30km未満での走行中、レーザーセンサーが前走車を探知し追突する可能性があると判断した場合、自動でブレーキを作動させる。「パンダ 4x4」の価格は251万6,400円(税込)。全国限定340台の販売となる。
2014年09月26日東芝は4月25日、液晶テレビ「REGZA(レグザ)」の4K対応モデル「58Z9X」「50Z9X」について発売日を変更するとともに、同日より販売開始したことを発表した。関連記事東芝、輝度が向上したパネルや地デジチューナー9基搭載の4K「レグザ Z9X」(2014年4月14日)「レグザ Z9X」シリーズは、4月14日に発表された「レグザ」シリーズの4K対応モデル。58Z9Xと50Z9Xは製品発表当初、5月中旬の発売が予定されていたが、今回前倒しで発売されることになった。なお、ほかのモデルについては発売日変更はない。従来モデルに比べて輝度が約75%向上、色域が約30%拡大したパネルを搭載するほか、明るさのピーク部分の輝度を復元してダイナミックレンジを拡大する「きらめきダイレクトLEDコントロール」を備える。映像エンジンは「レグザエンジンCEVO 4K」を搭載。デジタル放送の色域に合わせて圧縮された色データを、パネルが持つ最大色域まで復元することが可能となった。チューナーは地上デジタル×9基に、BS/110度CSデジタル×2基備えており、このうち地上デジタル×6基、BS/110度CSデジタル×1基を利用して複数の番組を一時的に同時録画しておける「タイムシフトマシン」機能を搭載。いずれも価格はオープンで、推定市場価格は58Z9Xが430,000円前後、50Z9Xが320,000円前後。
2014年04月25日マウスコンピューターは3日、NVIDIAの最新ハイエンドGPU「GeForce GTX 780 Ti」を搭載したミドルタワーPC「MDV-GZ7200X4」を発売した。基本構成時の直販価格は179,970円。基本構成時の主な仕様は、CPUがIntel Core i7-4770 (3.40GHz)、チップセットがIntel Z87 Express、メモリがPC3-12800 16GB (8GB×2)、グラフィックスがNVIDIA GeForce GTX 780 Ti 3GB GDDR5、ストレージが1TB SATA3 HDD、光学ドライブがDVDスーパーマルチドライブ、電源が700W 80PLUS GOLD、OSがWindows 8.1 Pro 64bit。上記構成に128GB SSDを加えた「MDV-GZ7200X4-SH」も直販価格189,840で同時に発売されている。
2013年12月03日ブライアン・シンガーが、『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』の続編『X-Men:Days of Future Past』(原題)でメガホンを取ることが決定した。前作で監督を務めたマシュー・ヴォーンが先週、本作から降板することが発表されたことを受け、ブライアンはマシューから監督を引き継ぐ形となった。一方、マシューは監督の代わりに、本作の脚本を担当するサイモン・キンバーグ、さらにローレン・シュラー・ドナーらと共にプロデューサーとして参加するための契約間近だという。ブライアンは2000年公開の第1作『X-メン』と2003年の『X-MEN2』では監督と脚本を担当し、その後も2011年の前作『X-MEN: ファースト・ジェネレーション』でプロデューサーと原案を担当するなど同シリーズ初期から製作に携わってきた。同シリーズでクリエイティブ・コンサルタントを務めるコミック作家のマーク・ミラーが以前「X-MENとターミネーターが融合した」とも評している同続編は、前作に出演したジェームズ・マカヴォイ、マイケル・ファスベンダー、ジェニファー・ローレンスらが続投することになっており、2014年7月18日(現地時間)に公開予定だ。そんなブライアンの新作は、ニコラス・ホルト、ユアン・マクレガー、ビル・ナイ、スタンリー・トゥッチ、 エレノア・トムリンソンらが共演する童話「ジャックと豆の木」の映画化作品『Jack the Giant Slayer』(原題)だ。■関連作品:X-MEN :ファースト・ジェネレーション 2011年6月11日よりTOHOシネマズスカラ座ほか全国にて公開X-Men Character Likenesses TM & © 2011 Marvel Characters,Inc.All rights reserved. / TM and © 2011 Twentieth Century Fox Film Corporation.All rights reserved.
2012年11月01日1951年と1982年に発表され、映画ファンに衝撃を与えたSF映画の“知られざるエピソード”を描く衝撃作『遊星からの物体X ファーストコンタクト』が4日(土)から公開される。熱狂的なファンを持つ映画の前日譚を描いた作品だが、スタッフもファンに負けないほどの熱烈な愛情をもって製作に臨んだようだ。その他の写真本作は、1951年の『遊星よりの物体X』、1982年の『遊星からの物体X』の“はじまり”を描いた作品。南極大陸で考古学者ケイトと観測隊員たちが、人間の体内に知らぬ間に潜入し細胞に同化する特殊能力をもつ謎の物体と出会い、“仲間が謎の物体に乗っ取られてしまったのではないか?”という恐怖と戦う様を描く。本作のプロデューサーは、ホラー映画の名作『ゾンビ』をリメイクした『ドーン・オブ・ザ・デッド』のマーク・エイブラハムとエリック・ニューマン。『ドーン…』での手腕を買われたふたりは、スタジオから『遊星…』のリメイクを打診されたが「手を出して良い作品ではないというのが最初の感想だった」と振り返る。しかし、エイブラハムは「原作の小説からカーペンターの映画(1982年版)までに共通する“信頼”と“疑心暗鬼”というテーマを見失わなければ、別の危機的状況を作り、その中で他人への信頼を描いていくことが可能ではないかと思うようになった」と語り、ニューマンは「この作品をあくまでもリメイクにしないために、“前に何があったか?”を描いたらどうかと提案した」という。つまり、ふたりが選択した道は、すでに存在する名作を改変するのではなく、オリジナルに敬意を表しながら、そこに連なる物語を新たに創作することだった。脚本家のエリック・ハイセラーも『遊星…』の大ファンだ。彼は「ファンとしての僕が満足できるものが書ければ、世界中のファンを魅了できる自信があった。メインテーマは踏襲し、人間同士の信頼が試される極限を描くことができたと思う」と言い、マティス・ヴァン・ヘイニンゲンJr.監督も「オリジナルを愛している。作品が作品なだけに大きなプレッシャーも感じた。でもそれを上手く乗り越えてオリジナルの名誉に傷をつけない素晴らしい作品になった」と自信を見せる。近年、名作やヒット作のリメイクや再映画化が続いているが、誰よりもオリジナルを愛し、敬意を表する製作陣はあえてリメイクではなく、前日譚を新たに描いた。そんな『遊星からの物体X ファーストコンタクト』に、2012年の観客がどのような評価をくだすのか気になるところだ。『遊星からの物体X ファーストコンタクト』8月4日(土)TOHOシネマズ 日劇 モンスターバイトカーニバル第二弾
2012年08月02日スズキは14日、軽四輪駆動車「ジムニー」と、小型四輪駆動車「ジムニーシエラ」に 特別仕様車「クロスアドベンチャー」(X-Adventure)を設定して発売した。価格は、ジムニーベースの5MT車が152万4,600円、4AT車が163万2,750円、ジムニーシエラベースの5MT車が166万6.350円、4AT車が177万4,500円。クロスアドベンチャーは、存在感あふれる外観と機能的でスポーティーな印象の内装を採用したという特別仕様車。外観には、専用デザインのアルミホイールに加え、専用フロントメッキグリルやLEDリングイルミネーション付フォグランプなどを採用。車体色は、新色の銅色「ガイアブロンズパールメタリック」を含む全5色を設定している。内装には、黒地に赤色をあしらった前席シートを採用し、前席の背もたれ及び座面に撥水・透湿・消臭機能をあわせ持つシート表皮「カブロンソフト」を使用。さらに、レッドステッチを施した本革巻ステアリングホイールとシフトノブ、色調をあわせた専用フロアマットなどを採用する。エンジンは、ジムニーベース車が0.66L DOHCターボ、ジムニーシエラベース車が1.3L DOHC VVTを搭載。いずれも駆動方式はパートタイム4WDで、乗車定員は4名。なお、「ジムニー」と「ジムニーシエラ」の全車において、衝突時の歩行者頭部への衝撃を緩和するためにフロントフードの高さや構造を変更したほか、後席シートにISOFIX対応のチャイルドシート固定用アンカーを採用するなど、一部仕様変更も実施されている。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月14日ビー・エム・ダブリューは21日より、X3に新グレードとなる「X3 xDrive20i」を追加設定し、販売開始した。新開発のツインパワー・ターボ・エンジンを搭載し、ハイパワーながら燃料消費率14km / リットルを達成。価格も抑え、エントリーモデルと位置づけてX3のラインアップ拡充を図る。X3は従来のSUVとは一線を画すSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)として登場した新しいカテゴリーのモデルで、オフロードスタイルながらオンロードでも高いスポーツ性を発揮するのが特徴。昨年3月にフルモデルチェンジして現在は2代目となるモデルが販売されている。新たに登場した「X3 xDrive20i」は、2リットルの4気筒DOHC直噴ターボエンジンを搭載。従来のグレードが6気筒を搭載しているのに対して4気筒とすることで、経済性、環境性能を向上させたエントリーモデルとしている。ただし、最高出力は184PSと十分にパワフルで、8速ATとの組み合わせによりX3らしいスポーティさは失っていない。新開発のエンジンは直噴であるだけでなく、バルブリフト量を無段階に調整するバルブトロニック、バルブタイミングを調整するダブルVANOSなど最新技術を駆使。アイドリングストップなどの燃費対策も組み合わせ、10・15モード燃費は14km / リットル。2010年度燃費基準+25%および2005年排出ガス基準75%低減レベルを達成しており、エコカー補助金、減税対象車に。価格は541万円。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年03月22日