毎日を楽しみ、人生を楽しむための「心と空の片づけ」を提供するライフオーガナイザー。限りのある時間、「したいこと、好きなこと、大事なこと」で出来るだけ埋めていくために、モノだけでなく心や行動も整えることを提唱。女は家庭の太陽、そこから幸福が連鎖すると信じて、女性と男性、そして子どもの未来を応援している。
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4月に子どもが小学校入学を控えている…というママは準備に忙しい時期ですね。そんな時期だからこそ、今回は子どもが小学校1年生になる前に考えたいことを「片付け」という視点からご紹介します。 「片付かなくて困る!」物・ベスト3 小学生の子どもを持つママから「片付かなくて困る」と、よく聞くアイテムは大きく以下の3つに分かれます。 1.プリント 2.教科書類(ノート・ドリル含) 3.おもちゃ 人それぞれ順位は違っても、「片付かなくて困る」と聞くのは大体この3つ。保育園や幼稚園の頃と、何が大きく違うのでしょうか? それはプリントや教科書など、今まではなかったものが、どんどん家の中に入ってくることです。それに加えて体操着や絵の具、防災頭巾に工作道具など、新たに加わるものがたくさんあります。だからこそ入学前に仕組みを見直してみることをおすすめします。 では、どんなところに注意するとよいのでしょう。 家の中に小1の壁を作らない、片付けの仕組みづくりのポイント3つ (1)片付ける場所の確保ができているか 「片付けなさい」と言っても、その場所が確保されていなければ、片付けられないのは当然です。まずは片付けるための場所を確保できているかどうかチェックしましょう。もし決まってない場合や、これから増えるとわかっている学習用品に対して場所が狭いようなら、新たに確保しましょう。 学習机やランドセルラックなどを用意していなくても、「ここはあなたの場所」と、はっきり示すことによって子どもも責任感を持つきっかけになるかもしれません。 場所の確保ができたら、次は動線チェックです。 (2)片付けるための動線のチェック ・場所 ・高さ ・アクション この3つは出しやすくしまいやすい、つまり「片付けやすい動線」の基本です。 使う人が、使う場所の近くで、使いやすい高さ(胸から腰あたり)で、少ないアクションで出し入れできるかどうかがカギになります。気を配りたいのは「ママにとって」と「子どもにとって」は、必ずしも一緒ではないということ。 たとえば、プリント。プリントとひとくちに言っても、子どもの宿題プリントと保護者への連絡プリントでは、使う人(必要な人)が違いますよね。ママへの連絡プリントはこのボックスに投げ込めばOK、自分の宿題プリントはすぐ目に入る机の上に立てかけるなど、置き方の工夫ができないでしょうか。まずはママの視点から仕組みを考えつつ、子どもに意見を聞き、適切な動線を作っていきましょう。 (3)コロコロ変更するのはNG 入学前に仕組みづくりをしても、それがうまくいくかどうかは、実際のところわかりません。やっぱりスペースが狭かったとか、同じものが出しっぱなしになるとか、いろいろ出てくるはずです。そんなとき、ママとしては「こんな風にしたらいいのでは?」とアイデアが浮かんでくるでしょう。 ただ思い浮かんでも実行するのは、ちょっと待ってほしいのです。良かれと思っても、一度にいろいろ変えないこと。なぜなら片付ける場所がコロコロ変わってしまうと、「あれ?こっちじゃなかったかな?」「ここに入っていたはずなのに?」と、子どもの動きと記憶がついていけなくなるからです。「全部をうまく片付けられるように」ではなく、まずプリントを出せる、ランドセルを置ける、ドリルを戻せる、など1つずつできるようになればいいかな、という視点で仕組みの変更を考えるのがよいでしょう。 小学校に入ったら増えるものは、学校によっても違うかもしれませんね。でも、小学校生活をスムーズに送るためのひとつとして、お片付けの仕組みは役立てると思っています。よかったら参考になさってみてください。 (池田絵里)
2016年03月08日春にお財布を買い替えることは「春=(パンパンに)張る」ということで、縁起がいいとされています。もしお財布を新しいものにするなら、立春の日(2016年の場合、2月4日)以降の縁起のいい日を選ぶのもいいかもしれません。 ただし、どんなに縁起を担いでも、お財布の中がレシートやカード類でパンパンになっていては本末転倒。日ごろからお財布を整理しておくことは、お金の流れを把握することや金運アップにもつながるでしょう。そこで今回は、お財布整理とお金の流れを見るためのポイントをご紹介します。 整理の基本は、やっぱり○○〇! 整理をしようと思ったら、どんな場所でも基本は全出しです。お財布の中身も、一体何が入っているのか、一度すべて出して把握しましょう。 ほとんど使わないポイントカードや期限の切れたクーポン、家計簿につけていないままのレシートなどがありませんか? すべて出したら、お金以外をポイントカード、金融系カード、健康系カード、クーポン券、レシートなどにジャンル分けしてみてください。 持ち歩くものは、どのくらい? さあ、ジャンル分けができたでしょうか? そうしたら次のステップ「選び取る」です。あなたにとって本当に持ち歩く必要があるものはどれでしょうか? お財布には頻繁に使うものだけを収め、スッキリとさせておきたいものです。 お財布を膨らませてしまう大きな原因、ポイントカード。これは本当によく使うものだけを収め、それ以外は自宅に置いておくか、面倒でもポイントカード入れを使うのがおすすめ。ほかにクレジットカードやキャッシュカードは何枚もお財布に入れておかずに、「2種類にする」などと決めておくのも良いでしょう。1枚だけでは何か不具合があって使えないときに困りますが、2種類あればどちらかで対応できるはずです。 最後に戻す…そのときにおすすめしたいこと それでは最後のステップ、「お財布に戻す」です。ジャンル分けをし、使うものだけにしたカード類をお金とともに戻しましょう。ここでお金の管理が苦手なママにおすすめしたいことがあります。それはお財布を分けること。 とは言っても、いわゆる「食費・教育費・雑費…」と袋分けのようにするのではなく、まずは2つに分けてみるのはいかがでしょうか。 たとえば「家庭用の財布」と「ママ用の財布」に分ける。家庭用の財布には家族にまつわる必要なお金とカード類を。そして、ママ用の財布にはママのお小遣いや仕事に使うお金、カード類を、という風に。「なんかお金がなくなるのよね~」というママの場合、この方法をとると、「意外とお金を使っているのは私だった!」と振り返るきっかけになるかもしれません。通常のお財布を2つ持つのはかさばりますから、薄いポーチなどを使用してもいいでしょう。 お財布の使い方は家計管理に直結するとも言われています。筆者自身も家計管理(=家計オーガナイズ)の訓練中ですので、この時期にお財布を新調しがてら再度見直しをする予定です。 縁起のいい春。よかったら皆さんも「お札でパンパンに張る財布」になるよう整理してみてくださいね。 (池田絵里)
2016年02月07日あっという間に新しい年が始まりましたね。そろそろ仕事も始まって日常生活が戻ってくる頃でしょうか。お正月を迎えるために飾ったお正月飾りも、そろそろ外すことを考える頃ですね。 そこで今回は、あらためて聞かれると答えに窮してしまう「そもそも正月飾りとはいつ外すものなのか」そして「外した後は、どうするのが良いのか」について、ご紹介します。 お正月飾りはいつから飾って、いつ外す!? そもそも正月は、その1年の五穀豊穣を司る年神様をお迎えするもの そして正月飾りは年神様を家にお迎えする目印として飾るもの。 よく見られる正月飾りには門松やしめ飾り、鏡餅などがあります。 では、これらはいつまで飾っておくのが正しいのでしょうか? それは年神様がいらしている「松の内」、一般的には1月7日までとされています。 7日は七草の日でもありますから、朝食に七草粥を食べ、それから外すと覚えておくとわかりやすいですね。 鏡餅については、鏡開きが1月11日ですので、その日まで飾っておいてもよいそうです。 「鏡餅以外の飾りは『松の内』」と覚えておけば安心です。 ※地域によっては松の内を小正月(1月15日)や二十日正月(1月20日)とする地域もあります。その場合は、それぞれの住んでいる場所に合わせたほうがよいでしょう。 お正月飾りの正しい処分方法は? ではいよいよ次は、正月飾りをどのように処分すればよいのか、です。 ここでは2つの方法をご紹介します。 ・お正月飾りの処分方法1.神社へ持っていく 「とんど焼き(どんど焼き)」や「左義長」「お焚き上げ」など、正式なお正月飾りの処分法としては、やはりこれらが考えられます。場所や年によって多少前後しますが、1月15日頃に行われることが多いです。 基本的には住んでいる場所の近くにある神社や、地域の大きな神社へ持っていきましょう。ただし、どこでも受け付けてくれるわけではないので、受付の可否、そして可能な場合の持ち込み締め切り日を神社へ確認をしましょう。 では、近くに引き受けてくれる所がないという時や間に合わなかった時にはどう処分したらよいでしょうか。その場合には、次の自宅での処分方法をご覧ください。 ・お正月飾りの処分方法2.自宅で処分する場合 自宅の庭で焼くというのも可能だそうですが、さまざまな状況から難しいのが実際だと思います。現実的なのは「塩で清めて、ゴミに出す」という方法です。 年神様をお迎えする目印としたものをゴミと出すのは気が引けますが、これは神社でも紹介している方法です。下記を参照し、正しい方法を覚えておきましょう。 <正月飾りの自宅での処分法> (1)自宅の神棚やお札の前へ置き参拝する (2)新聞紙の上に飾りを乗せ、お塩でお清めをする (3)そのまま新聞紙で包み、新しいゴミ袋に入れる (4)感謝の気持ちを込めて、燃やせるゴミへ出す 参考: 八戸三嶋神社 季節行事をきちんと行うという習慣が薄れてきていますが、行事を行う意味から方法まで学んでみると、楽しむこともできると思います。自分自身が知ることはもちろん、子どもにもしっかり引き継いでいきたいものですね。 (池田絵里)
2016年01月03日今年も残すところあとわずかとなってまいりました。 家庭のことや仕事でバタバタして、ほっと一息落ち着いたら大晦日だった…なんてこともあるかもしれません。そんな慌ただしい時期だからこそ、1年の振り返りをするのは効果的です。 今年のうちに、この1年を振り返ることで、これから迎える新しい年をより有意義に過ごすことができるはずです。とはいえ「振り返りって言われても…。そもそも今年の目標が何だったかしら?」ということもあるかもしれません。 でも大丈夫! 目標を明確に立てていなくても、1年を振り返るコツをご紹介します。 来年のためにしておきたい「今年の整理法」のやり方 <用意するもの> ・ふせん ・筆記用具 ・ノート <方法> ステップ1.月ごとに印象に残る出来事をピックアップする 「今年1年どんなことがありました?」と、いきなり言われても、なかなか浮かんでこないもの。そこでまずは月ごとに分けて考えましょう。スケジュールがわかるものを手元に置いて、1月から順番に印象的な出来事をふせんに書き出します。1つの出来事につき1枚のふせんを使います。ここでは、気になる出来事だけを書いておけば大丈夫です。たとえば「○○をした」「△△さんと会った」「××をやめた」などです。 ステップ2.グループにする それぞれの出来事を書き出したら、その中からまとめられるもの、同じような内容の物がないかを考えます。たとえば、「××をやめた」「○○を決めた」「◇◇した」を自分なりにまとめたら、「手放す」というキーワードになるかもしれません。 どうでしょうか? いくつかにまとまりましたか? 2つ~3つくらいにまとまったら、そのまま。もし、6つも7つもグループができてしまったら、その中から気になるグループを3つ選びましょう。3つ選んだら、それを用意したノートに貼ります。1グループ1ページで貼ってくださいね。 ステップ3.グループごとに振り返る 次に、それぞれのグループに対して振り返りをしましょう。 ここでは「KPT法」という視点で振り返ります。KPTとは「Keep=よかったこと」「Problem=課題問題」「Try=続けたいこと」という視点です。各グループの中で、もしくはまとめたキーワードで、よかったことは何でしょうか? 問題や課題を感じたことはないでしょうか? 結果だけでなく自分の気持ちや考えなど、なんでも構いません。文字にして書き出してみることが大切です。そして、その中に「Keep=今後も続けたいこと」は何かありますか? 具体的な行動も思い浮かんだら、ぜひそれも書き出してくださいね。それは来年の目標を立てるときにも役立ちます。 こうして1年間の出来事を書き出し、グループにしてまとめてみるというのは、時間も頭も使うので、ちょっと大変かもしれません。でもその分、いろいろなことに気づくきっかけになります。 私自身の例をお伝えすると、手帳を見返してみるとたくさんの出来事があったはずなのに、印象に残っているのは意外と少ないということ。また、KPTに当てはめることで、課題の把握もしやすくなり、自分が頑張っていたことも素直に認めることができました。 ステップ4.来年以降に活かす 余裕があればぜひもう1ステップ行いましょう。 次は、「来年にどう活かすか」を考えます。1年の計は元旦に…といいますが、今から考えても早すぎることはありません。 ステップ3で「Keep」として挙げたことを、また違うページに書き込みます。 それができると、どんなよいことが起こりそうでしょうか? またもしできないとしたら、何か問題が起こるでしょうか? より具体的な行動や何かが必要だったら、それも書いてみましょう。自分の頭の中でイメージをして書いてみることで、行動にも移しやすくなりますので、よかったら試してみてください。 番外編:ショッピング履歴を振り返ってみよう 最後に、ちょっと変わった振り返り方法をご紹介します。それは「自分のショッピング履歴を振り返る」というもの。今は本でも雑貨でも洋服でも、ネットで買うという人も多いですよね。そういったインターネットショッピングでは、「購入履歴」を記録してくれています。今年1年、どんなものを購入していたのか、そしてそれは自分にとって本当に必要だったか、どの位役だったのか、そんな視点で振り返るのです。 これも見るだけでなく、ふせんでグループ分け(役立った・役立たない、必要・不必要など)すると、自分の買い物癖を客観的に把握できて面白いですよ! 役立たない、不必要が多い場合は、来年以降のお金の使い方にも反映できますよね。 真面目な振り返り法とともに、番外編もご紹介してみました。年が明ける前に、ぜひお試しください。 (池田絵里)
2015年12月27日先月「 年末に向けてのお片づけ計画発動のすすめ 」というコラムを紹介しました。その計画でいうと、2ヵ月目にあたる11月は「収納すること」を目標としています。 そこで今回は、ライフオーガナイズの特徴的な考え方のひとつ「利き脳」を使ったタイプ別収納をご紹介します。 ただし、収納を考える時は、1ヵ月目の「減らす」ができているか、改めて振り返ってみてくださいね。減らすことが終わらないうちに収納に移ったりグッズを購入したりすると、後悔することもありますよ! そもそも「利き脳」とは? 「右脳はイメージ優先の直感タイプ、左脳は分析的で堅実タイプ」という話を聞いたことはないでしょうか? どちらの考え方が得意かといった特徴を片付けに取り入れるのが、利き脳を使った片付けの方法です。 「なかなか片付けられない」と悩んでいる人はもちろん、「何度言っても、家族が物をしまってくれない」と困っている人にも役立てていただけると思います。 ではさっそく、利き脳の調べ方をご紹介しましょう。 まずは、あなたのインプット脳をチェック それでは、指を組んでみてください。深く考えずに組んでみてくださいね。 ここで、どちらの親指が下に来ているかで、インプットの利き脳がわかります。 右手の親指が下の場合にはインプットが右脳、左手の親指が下の場合にはインプットが左脳になります。 次に、あなたのアウトプット脳をチェック 次に、腕を組んでみてください。どちらの腕が下になったでしょうか? 右腕が下の場合にはアウトプットが右脳、左腕が下の場合にはアウトプットが左脳になります。 こうすると4タイプの組み合わせ、右右、右左、左左、左右ができましたね。 さっそく、それぞれのタイプの特徴とおすすめの片づけ方を見ていきましょう。 インプット右、アウトプット右の「右右」タイプ <特徴> ・思い立ったらすぐ行動、直感が大事 ・出したらしまう…が苦手な人も多い <おすすめの収納は?> ・見渡せる収納 (透明な収納や扉を開いたら中身が見えるなど、アクションを少なく) ・ざっくり収納 (こまかく分けずに箱ごとにざっくりしまう) インプット右、アウトプット左の「右左」タイプ <特徴> ・理想のイメージを持っている完璧主義 ・イメージが崩れるとモチベーションが下がりやすい <おすすめの収納は?> ・統一感のある収納 (収納ボックスをそろえる、色をそろえるなど、見た目が大事) ・ほどほど収納 (楽に戻せるよう、収納スペースに余裕を残しておく) インプット左、アウトプット左の「左左」タイプ <特徴> ・こつこつ几帳面な堅実派 ・ペースを乱されるとストレスをためやすい <おすすめの収納は?> ・隠す収納 (ラベリングやリスト管理が得意。ラベルもそろえると満足度が上がる) ・こまごま収納 (グルーピングを細分化してもうまくいくタイプ) インプット左、アウトプット右の「左右」タイプ <特徴> ・じっくり納得するまで考える個性派 ・自分の考えが周囲に伝わりにくいと悩む人も <おすすめの収納は?> ・オリジナル収納 (一般的にはこうだよね、に捉われずに戻しやすい場所に収納する) ・見渡せる収納 (透明な収納や扉を開いたら中身が見えるなど、アクションを少なく) ・ざっくり収納 (こまかく分けずに箱ごとにざっくりしまう) 利き脳を取り入れた片付けは、参考として取り入れて 今回4つのタイプを紹介しましたが、利き脳は「『右右』と出たから、必ずこう!」というわけではありません。あくまでも傾向を示したものですし、今に至るまでの環境や仕事などによっても変わってきます。 ただ「なかなか片づけられない…」とか「家族がしまってくれない…」と悩む方にとっては、自分とは違うタイプがあること、片づけ方もそれぞれ違うことを知ることでラクになることもたくさんあります。よかったら取り入れてみてくださいね。 参考:『利き脳片付け術: 脳タイプで、お部屋も心も未来もスッキリ!』/高原真由美・著(小学館) (池田絵里)
2015年11月07日前編 で紹介したように、今から3ヵ月かけて、年末に向けたお片付け計画にトライしてみませんか? 今回は、具体的なお片付け方法をご紹介します。 1ヵ月目:減らす 1ヵ月目にあたる10月は「減らす!!」月間です。片付けにおいては、ここが肝といっても過言ではないと思います。 減らすというと、「=捨てる」と思う方がいらっしゃいます。ですが、「減らす」は、捨てるという意味だけでなく、あげる・寄付する・リサイクルするなどの方法もあります。また、別の場所に保管するのも「減らす」です。必ず「捨てないといけないのだ…」とは思わず取り組みましょう。 可能であれば、家族全員にお片付け計画を知らせて、協力を依頼しましょう。難しい場合、自分で減らせないものは「分けて」元の場所に戻すか、違う場所に保管してください。くれぐれも家族の物を勝手に捨てたりしないでくださいね(筆者も経験済みですが、結構な家族トラブルになります…)。 そして、1ヵ月のうち、いつ・どこの場所で減らすのか記入していきましょう。自分の手帳や壁掛けカレンダーに書き込んでもいいですし、パソコンなどで印刷しても構いません。 片付けの順番として、私がおすすめするのは、まず玄関やトイレ、洗面所などから始めること。理由としては、家族みんなの共有スペースであり、広さも限定され、なおかつ変化を実感しやすい場所だからです。時間がかからず完結しやすい場所からのほうが、取り組みやすいといえます。 大きな場所やモノがたくさんある場所、たとえばリビングやキッチンといった場所は、分けて取り組んでいきましょう。キッチンで言えば、食器棚、シンク下収納、吊戸棚などに分割できますよね。 重要なポイントは「減らす」ことだけに集中すること。 どのように収納するかとか、収納グッズはどうするか、という点は、今は考えないでください。 2ヵ月目:収納する 2ヵ月目である11月の目標は「収納する」です。 最初の1ヵ月目に「減らす」を徹底しました。そのおかげで、必要な場所に必要なものがあるはずです。 2ヵ月目は、それを使いやすく収めるにはどうしたらよいか、という点を考えていきます。ここでも1ヵ月目と同様に場所を分け、自分のスケジュールに当てはめていきましょう。 大きな違いといえば、予算の把握があることでしょうか。モノを収める時、場所によっては、いわゆる収納グッズが欲しくなる場合もあるでしょう。その場合に、全体の予算はこれくらい、どの場所にどう使うか、優先したいのはどこか、これらを事前に考えておくのはおすすめです。 収める時には、利き脳によるタイプ別収納も参考になるでしょう。右脳・左脳別の大まかな特徴は、 こちらのコラム を参考にしてください。 家族1人ひとりによっても使いやすい収納は違いますから、それぞれに確認しながら進められると、なおよいですね。 3ヵ月目:維持する 3ヵ月目である12月は「維持する」月間です。片付けが苦手な人にとっては、ある意味一番大変かもしれない部分、それが「維持する」ことです。 冒頭でも書いたように、片付けというのは日常のことであり、そこに終わりはありません。 使ったら元の状態に戻す、その繰り返しですので、この月は「使ったら戻す=維持する」ができているかどうか、できていないとしたら、どうしたら簡単にできるかを見直していく期間になります。 場所によっては、収納スペースに対してモノがたくさん入りすぎていることもあるかもしれません。その場合には、そこの場所だけもう一度「減らす」から始めるといいでしょう。 この最後の1ヵ月で「リセットする」ことを習慣づけられたら、もう完璧!ここが頑張りどころです。1日の中で、または週末でも、ご自身のペースで構いません。リセットタイムを計画に書き込んで、実践してくださいね。 まとめ 以上、ここまで3ヵ月間のお片づけ計画をご紹介しました。 その昔、片付けができなかった私は、ライフオーガナイザーとしてお片付けを学び、「片付けって、意外と(?)頭を使うんだなぁ」と感心した覚えがありますが、その通りなのです。 片付くための仕組みを作るのは頭を使います。そして試行錯誤です。 今回は、まず3ヵ月の中で最初の仕組みを作るのが目的です。期間を決めて取り組むと実践できる確率が高まりますので、ぜひ取り組んでみてくださいね! もし、もっとしっかり取り組みたい、だれか仲間が欲しいという場合には、私が作るフェイスブックのお片付け3ヵ月計画グループへのご参加はいかがでしょうか? みんなで取り組み、結果を報告しあうことで、ますますやる気が保てます。 ご興味のある方はこちらのフェイスブックページよりお問い合わせください。 ・ 美的オーガナイズ ※フェイスブックグループ内での投稿は、コラムやHPで掲載させていただくこともあります。その場合、ご本人の了解を得たうえで、個人が特定されない形をとらせていただきます。 (編集部注:編集部は、上記Facebookページの運営その他には関係しておりません。ライターの個人活動の一環であることをあらかじめご承知ください。) (池田絵里)
2015年10月13日2015年も、気づけばあと3ヵ月! 年の瀬をなんとなく意識する時期になってきました。年末といえば大掃除。しかし、「掃除の前に片付けておきたいものが山積みなんだけど…」という方も少なくないでしょう。 今回は「片付けたいけれど、なかなか時間が取れない」「片付けようと始めてみるものの続かない」など、やる気はあるのに、なぜかできない…という方に向けて、おすすめのお片付け計画をご紹介します。 なぜ今の時期から片付けを始めるの? まず挙げられる点として、多くの人は1年の終わりを感じると、「『何かをしなければ』と思いやすい」ことがあります。それによって、いつもはおっくうになってしまう行動も続けやすくなる効果があります。 さらに、年末という終わりが見えていることで、一定期間頑張ればいいのだと前向きに取り組みやすくなるからです。 片付けの計画を立てる意味 片付けは日々のことなので、実は終わりがありません。一般的に人は、終わりの見えない作業に取り組むのは苦手。特に、「片付けられるようになりたい」と考えている、片付け苦手派にとって、先が見えない片づけは難しい取り組みともいえるのです。 そこで、「いまから3ヵ月!」と、期間と目標を決めて取り組むことで、取り組みのハードルを下げる効果があります。さらに、全体の見通しも立つので、モチベーションも高まります。 また1人で取り組むのではなく、仲間がいるともっといいですね。お互いに認め合い、励まし合って続けられる可能性が、より高くなります。 実際のお片付け計画は さて、それでは実際のお片付け計画は、どのようにしていけばいいのでしょうか? 今回は片付けのプロセスを 1.減らす 2.収納する 3.維持する の3つに分けて考え、10月~12月の3ヵ月をこれに当てはめていきましょう。 ちなみに…モノをたくさん持っている場合、一番時間を必要とするのは最初の1ヵ月になると思います。このコラムを最後まで読んでいただき、自分が3ヵ月のうち、特にどこに時間がかかりそうか見当を付けてから計画してみてくださいね。 まずは週に1時間確保、次に計画&写真撮影! 3ヵ月間のお片付け計画ですから、まずは計画全体を把握しないといけません。そこでできれば週に1回1時間、時間を確保してください。 そして手帳を開き、月間予定表を見てください。どの位スケジュールに余白がありますか? お片付けに時間を取れる日は、1ヵ月のうち何日、または1日のうち何時間くらいでしょうか? 1ヵ月の中で、できれば4日、おおよそ週1回は片付けに時間をとってもらいたいなと思います。1日全部でなく、1時間や3時間ずつでも構いません。 ここですることは「自分がどのくらい片付けに時間を使えるのか」、ざっくりと把握することです。把握できたら、次に今の家の状態がどんなものなのか、携帯電話のカメラで撮影してください。写真にすると客観的に見ることができ、片づけ前後の比較もできるので、忘れずに行ってくださいね。 (池田絵里)
2015年10月13日最近、片付け関連の気になるキーワードに「ミニマリスト」という言葉があります。アメリカでは何冊も本が出版され、日本でもミニマリストのブログをまとめた書籍が出版されるなど、ちょっとしたブームが起きています。 Webで人気のトピックがわかるGoogleトレンドでも、2015年に入ってから急上昇しているミニマリスト。言葉の響きから、どんなものなのか想像がつくような気もしますが、ちょっとわかりにくいですよね。 そこで今回は、 1.そもそもミニマリストとは何なのか 2.普通の片付けと何が違うのか というところを考えてみましょう。 ミニマリストとは、必要最小限で豊かな暮らしを目指す人 ミニマリストとは、最小限主義を表す「ミニマリズム」から発生した言葉。 ミニマリズムを実際の生活に取り入れている人=ミニマリストです。 ミニマリストのキーワードは「Less is more」。日本語に訳すと「少ないことは、より豊かなこと」という意味になります。 日本ではこの「Less is more」をいうキーワードを「いかに物を少なくするか」とか「いかに節約をするか」といった風に捉えることもあるようですが、アメリカのミニマリストたちは少し様子が違うようです。 ミニマリストムーブメントの牽引者ともいえる、Joshua Fields Millburn(ジョシュア・フィールズ・ミルブラム) と Ryan Nicodemus(ライアン・ニコデマス)が運営するWebサイト、「 The Minimalist 」から考えてみましょう。 ジョシュアとライアンは前述のWebサイトで 「ミニマリズムは所有物を減らすことだ、と考えている人もいるが間違いだ。ミニマリズムは『より少なく』にフォーカスするのではなく、『より多く』にフォーカスする」 と言っています。さらにこうも言っています。 「より多く何を求めるかというと、自分が本当に大事にしたいもの:健康、人間関係、成長、貢献、コミュニティなどだ」と。 つまり、大きく物を減らすことは重要だけれど、それは要素の1つに過ぎず、その先にある「より多くの本当に大事なもののために、必要のないものを減らす」ということになるようです。 スーツケースに入るだけの持ち物で世界中を旅するミニマリストもいれば、家を持ち、こだわりの物(彼にとっての最小限)を持って暮らすミニマリストもいます。共通するのは、自分にとって必要なものだけを厳選して持ち、それぞれの人生において重要なことを大切にできているということでしょうか。 普通の「片付け」と何が違うのか 私たちライフオーガナイザーも、ミニマリスト同様「片付けの先にあるもの」を大事にしています。 ライフオーガナイザーにとっての片付けとは、物をいかにきれいにしまうとか、収納グッズを組み合わせるということに留まりません。 「この部屋で、どんなことがしたいですか?」とか「どんな風に過ごせたら心地いいですか?」といった質問をしながら、お客様にとって大事なことは何か、その価値観を探り、寄り添いながら片付けをします。 「片付け」の考え方は、ライフオーガナイズや整理収納アドバイザー、断捨離、ときめきの片付け術などたくさんあります。 それらを学んだ方たちと話していて感じるのは、やはり「片付けのその先=目的」があるということ。片付けは、その目的に行き着くための方法にすぎないのです。 その「目的」が明確になり、不必要なものを捨て、必要なものだけを持っている、精神的にも物質的にも豊かな状態、それがミニマリストだといえます。 話だけ聞くと「なんて羨ましい!」と思ってしまいますが、それは「自分にとって人生で大事なこと」「優先したいこと」を理解し、その実現のために物を減らしたり、働き方を考えたり、人間関係を見直し、1つずつ実行していった結果。 溢れんばかりのものに埋もれていては、本当に大事なものを見つけにくいですからね。 アメリカでは、リーマンショックなどの金融危機が重なったこともあり、「もっと多く」「より多く」の大量消費文化の中に、「Less is more」=物が少なくても豊かな生活は可能だという考え方が、一気に受け入れられたのかもしれません。 私たち日本人には「装飾を排除した美」や「わび・さび」という文化が根付いているので、ミニマリストの考え方は、比較的受け入れやすいのではないでしょうか。 「捨てる」だけでなく、豊かな暮らし実現のために、まず「物を厳選する」ことから始めてみてはいかがでしょう? (池田絵里)
2015年09月06日小学生の長期休みの宿題のうち、苦手なもの第1位に上がることが多いのが「読書感想文」。これは大人になってもあまりいい思い出となっていないようです。 総合マーケティング支援を行うネオマーケティングが実施した 調査結果 によると、子どもの頃を振り返って「嫌いだった宿題・いまするとしても嫌いな宿題」の、1位になっています。 ですが、読書感想文は、大人になってからも求められる、自分の考えや意見を分かりやすく伝える力=説明力を養うのにぴったりなのです。 そこで今回は、読書感想文や作文についてのよくある勘違いと、ママが気をつけたいポイントをご紹介します。 1.読書感想文と報告書は違う 「読書感想文を書きましょう」となった時、お子さんはどのように書いていますか? 「いつ、どこで、だれとだれが、どんな風に、なにをした」そんな風に書いていませんか? 「いつ、どこで、だれとだれが、どんな風に、なにをした」これはいわゆる「5W1H」です。状況や事実の報告をするのにはうってつけの書き方ですが、感想や意見を書く作文や読書感想文には向いていません。 5W1Hでつらつらと書くと、文字数もそれなりにかかるため、一見、感想文がうまくまとまったように感じます。ですが、文字数は稼げても、肝心の感想を掘り下げたり広げたりするには適さない書き方のため、よく読んでみると「楽しかったです」「すごいと思いました」といった、単調な感想しか書かれていないことが多くなります。 2.感想文に起承転結はいらない 小さな頃に読んでもらった絵本や国語の教科書に載っている物語、それらはいわゆる起承転結で書かれています。読み手にとって、興味を引かれるストーリー構成ですよね。そういう物語を書くのなら起承転結の書き方はぴったりです。 でも、自分の意見や感想を伝えるにはどうでしょうか? 作文が得意な子なら、すらすら書けるかもしれませんが、苦手な子にとっては物語のように書かなきゃ…というプレッシャーで、ますます書けなくなってしまうのです。 読書感想文や作文は、その子がどう感じたのか、どんな意見を持っているのかを伝える場ですから、起承転結で書く必要はないのです。 3.子どもの書いたものを否定しない 最後に、子どもの宿題を見る立場にある、ママに気をつけてもらいたいポイントがあります。 それは「子どもの書いた文章を否定しない」こと。読書感想文や作文は、自分の意見や考えを人に伝えるための、練習の場でもあります。「ママ、書けたよ!」と持ってきた作文を読んで、「ここはこうじゃない?」とか「これはちょっと変だよ」などと、口に出したり、否定したりしていませんか? 練習の場でダメ出しばかりされると自信もなくなるし、表現するのが怖くなり、次に向かう気力も低くなってしまうものです。 子どもが書いてきた文章は、その子のオリジナルです。それをしっかり読んで受け止めたうえで、分かりにくいところは質問で返してあげましょう。「もう少し詳しく教えて」「ママはこんな風に思ったけど、○○ちゃんとは違うかな?」など、子どもの意見を「教えてもらう」ようにします。否定・修正はせず、質問することで内容を深めるようにサポートしてみましょう。 グローバル化と言われて久しい世の中。日本の中でだって価値観が多様化しています。これまでの「察する」文化だけではなく、子どもたちが自分の意見や考えをしっかり伝えられる力も必要です。夏休みの宿題だけでなく、日々の作文を通して、ぜひ練習してみてはいかがでしょうか?
2015年08月05日急な来客があっても慌てずに、さっとお通しできる…そんな家が理想ですよね。それには日頃からの積み重ねが大事。そのことをわかって、こまめに片付けていても、時としてどうしても散らかってしまうこともあります。 今回は、そんな時でもすっきりと片付いた家に見えるように、「来客前15分で、ここを意識して片付けておけば大丈夫!」というポイントを3つ、ご紹介します。 急な来客でも15分で「見られる部屋」にするための片付けポイント3つ 1.入り口を整える お客様を最初にお迎えするのが玄関。まずは、その玄関を整えましょう。 たたきに出ている靴はしまう 置いたままになっているDMやチラシなどは、処分するものと取っておくものとに分ける ホコリや砂がないよう掃除する これだけなら2分もあれば終了します。 2.面を整える 玄関からリビングに入るまでの廊下、リビングに入ってからの床、リビングやダイニングなどのテーブルの上。そういった面積の広い部分に物がなく整っていると、全体が片付いているように感じられます。 おもちゃや洗濯物が置いたままになっていないか、不要なものはないかチェックしましょう。 出しっぱなしになっているものは定位置に戻す 本や雑誌は、集めて重ねる さっと掃除をする どこに戻そうか悩むような場合には、応急処置として、大きめのトートバックやエコバックを使ってひとまとめにするというのも、ありでしょう。余裕があれば、バッグごとに「人別」「種類別」などにしておくと、あとで見直すときにも分かりやすくなります。 どうしても時間がなくて、食器が洗えない…なんて場合には、最終手段です。大きい鍋に入れておくなんていう手も。 面にものがなくなったら、さっと拭き掃除をしましょう。細かなホコリや汚れもなくなることでグッと綺麗にみえます。これで10分ちょっと。ここが一番時間をとるはずです。 さらに時間がある場合には、ぜひトイレ掃除を! 3.空気を整える 自分では気づかないものですが、それぞれの家にはオリジナルの匂いがあります。 たとえば、ペットのいるお家には、独特の匂いがあると思いませんか? これは普段慣れていないほど感じやすいもの。 ですから、来客前にはぜひ空気を入れ替えて整えておきましょう。15分の間、なるべく風を通しながら1、2のポイントを行いましょう。 今回ご紹介した方法は、基本的に片付けの応急処置です。ですから、そのままにせず、後々時間をとって必ず見直すようにしましょう。 そうすることで焦らないですむお家に少しずつ近づいていけます。
2015年07月30日社会において今、非常に求められている「コミュニケーション能力」。経団連が毎年行っている「新卒採用に関するアンケート」の 2014年版調査結果 によると「就職活動の際に人事担当者がもっとも重視したい能力が、11年連続でコミュニケーション能力」なのだそうです。 今日はそんなコミュニケーションを、「感じが良い・悪い」という視点から考えてみたいと思います。 ■コミュニケーションって、一体なに!? そもそも「コミュニケーション」とは、一体何なのでしょうか? 辞書を見ると次のようにあります。 「ことばや文字などをつかって、人と人との気持ちや意見などをとりかわすこと」 (学研小学国語辞典より) 「さまざまな情報内容を、さまざまな手段で、伝え合うこと」 (三省堂ワードワイズ・ウェブより) つまり私たちが使う「コミュニケーション」は、2つの要素から成り立っているようです。 1つは「言葉や文字」などの言語情報(言語コミュニケーション)、そしてもう1つは、表情や姿勢、身振りや手振りなど、言語以外の情報(非言語コミュニケーション)です。 どちらも重要なのですが、感じが良い悪いという最初の印象を大きく左右するのは、後者の非言語コミュニケーションの割合が高くなります。これは読者の皆さんも、ご自身の経験を振り返ると、すぐ納得いただけるのではないでしょうか。 ■どこで判断する? 感じが良い・悪い では、その印象を左右する非言語コミュニケーションの、特にどんな部分が判断材料になるのでしょう? それは「目」から入ってくる情報です。目からの情報の中には、いわゆる「見た目の印象」も大きく関わってきます。 ただ、これはきれいとか可愛いということではなく、「笑顔」や「姿勢」「身だしなみ」「マナー」というものが大きいでしょう。いくらきれいな人でも、笑顔のない人や聞く姿勢を見せてくれない人に、私たちは良い印象を持ちませんよね。 ■感じが良いコミュニケーションのポイントは? 「感じが良いコミュニケーション」を目指すために、非言語コミュニケーションを向上させるポイントを7つに絞ってみました。 どれも基本的なことですが、大人同士はもちろん、子どもと接する際にも意識することで、子ども自身のコミュニケーション能力を養うのにも役立つと考えています。 (1)相手の話を聞く気持ちを持つ (2)笑顔で相手の目を見る (3)相づち・うなずきをする (4)基本的に相手の話は最後まで聞く (5)相手のトーンに合わせる (6)疑問や分からないことは質問する (7)むりに共感納得は避ける (5)の相手のトーンに合わせるというのは、相手が楽しそうに話していたらこちらも楽しそうな気持ちで、相手がじっくり真剣に話をしていたらそちらに合わせて、ということです。トーンが合うことで、相手は安心して気持ちよく話ができます。その結果、話して良かったと言ってもらえることにつながります。 また、(6)の質問するですが、質問は相手の話をよく聞いて自分の中で考えていないと出てこないですし、質問をすることでコミュニケーションが深まります。 最後に(7)の、ムリな共感納得は避けるですが、思ってもいないことで「わかるわかる」「私もそうなの」と言ったとしても、それは自分も疲れますし、相手にとっても嘘になってしまいます。そんな時には「なるほど〜そんな風に思うのね」と受け止めて流しましょう。 そのほか、自分がいやだな…と感じたことを反面教師として取り入れるのも、良いきっかけになるはず。 ただし、ここで気をつけたいポイントがあります。それは、「自分の価値観」を押し付けすぎないこと。「感じのいいコミュニケーションは『こうあるべき』」と思ってしまうと、そうではないケースを認めにくくなり、かえってコミュニケーションの摩擦を生んでしまいます。注意してください。 もうひとつの言語コミュニケーションの向上については、以前のコラム「 言いたいことを分かりやすく伝える『説明力』を高める方法 」でお話ししていますので、そちらもご覧ください。
2015年06月07日前回 は防災関連のものを収納する際のポイントを3つ見てきました。 「でも、そもそも収納できる場所がないんです…」という場合には、まずは収納場所を作るためのオーガナイズ(片付け)を行いましょう。 ■防災グッズの収納場所を作るための4ステップ オーガナイズの基本は、4ステップです。最初から一気に作ろうとするのではなく、まずはキッチンから、押し入れからなど、場所を区切って行いましょう。 ・ステップ1.頭の整理 まずは、片付けをする目的や、どんな暮らしがしたいのか、自分の片付け方の特徴などについて考え、頭を整理します。 防災グッズの収納場所を作るための目的は「備蓄品を収納して、家族と自分の命を守るための『場所を作る』」ことです。その目的をしっかり覚えておきましょう。 ・ステップ2.減らす 「防災グッズをしまえるよう、ここをオーガナイズする!」と決めたら、まずはその場所にしまっているものを全部出しましょう。 そして、1つ1つ、自分に(家族に)とって必要かどうか、使用頻度はどのくらいあるかを考えます。そのうえで、減らせる(捨てる、寄付する、あげる)ものは、どんどん家から出しましょう。 家に残すものも、使用頻度が少ないのであれば、ちょっと使いにくいと思っている場所や取りにくい場所に移しましょう。今回の目的から考えると、もしものための備えのほうが、普段からよく使う、出しやすい場所に置く意味があるかもしれません。 ・ステップ3.整理する 備蓄品は重要なものですが、普段の使用頻度はとても低いものです。普段まったく目にする機会がないと、整理して見直す機会も減ってしまいます。ですから、一部分は見えているようなしまい方を考えましょう。 たとえば、透明なプラスチックケース(引き出し式がおすすめです。ふたを開けるタイプは上にものが重なると取り出しにくい)に入れて、上には日常品を重ねて収納しておくと、整理もしやすいですよ。 ・ステップ4.維持する オーガナイズ(片付け)は、一度で完成するものではありません。私たちの日々の生活には、どんどん物が入ってきます。 その中で、新しく入ってくるものたちと非常への備えをどう共有させていくか、保管期限や状態の確認と共に、定期的に見直しをして、維持していきましょう。 災害への備えや見直しをやらなければ…と思いつつ、手が止まっているなら、今がチャンスです。ぜひ取り組んでみてください。 もしも、収納を改善するためのまとまった時間が取れないという場合には、プロにオーガナイズを頼んでみるのも1つの手です。それぞれのご家庭に合わせた方法で、収納の仕組み作りを行っていきましょう。
2015年05月03日前回 の記事では、災害への備えとして、「何をどれくらい備蓄するとよいのか」をご紹介しました。ご自身のケースに置き換えてお考えいただけましたでしょうか? 実際に計算してみると、その量に驚きますよね。 しかも、これまでは「災害用備蓄は最低3日分あればよい」と言われていましたが、最低1週間分と聞くことも多くなってきています。 それだけ、今後起こるといわれている災害は大規模であり、救助活動にも時間がかかると試算されているのです。怖がるだけでなく、いまできることから備えていきましょう。 今回は災害への備えとして用意したものをどう収納するか、そのポイントを3つと、収納場所をつくるためにオーガナイズ(片付け)する方法をご紹介します。 ■防災グッズの収納ポイント(1)「分散収納を行う」 非常用持ち出し袋は、もしもの時にすぐ出せる場所、たとえば玄関や廊下など脱出経路に置くのがよいといわれています。 ただし、そこだけに全員分を置いてしまうのは少々危ないかもしれません。なぜなら実際の体験談として、物が倒れていて通れなかった、ドアが開かなくなってしまったなどが原因で「玄関まで行き着けなかった」という方がいらっしゃったからです。 一方、備蓄品は、状況が少し落ち着いてから出せばよいもの。そのため収納には、普段は使いにくい場所を活かすとよいといわれています。ですが、これも1ヵ所にまとめて置いてしまうと、そこにたどり着けなければ、せっかくの備蓄品も意味をなさなくなってしまいます。 非常用持ち出し袋も備蓄品も1ヵ所にまとめてしまっておくのではなく、分散して収納するのが、収納の面でも出しやすさの点でもよいといえます。 それに、備蓄品は分散して収納すれば、ずいぶん多くのものをしまえるようになります。この方法ならば、1週間分の備蓄も可能かもしれません。 ■防災グッズの収納ポイント(2)「備蓄食料はゴールデンゾーンに収納する」 使いやすく管理しやすく見えやすい、こういう場所を「収納場所のゴールデンゾーン」といいます。 基本的に、使用頻度の少ない備蓄品をゴールデンゾーンにしまうようなことはしませんが、賞味期限などのある食料品や飲料については、死蔵品にしないためにも、ゴールデンゾーンの近くに収納するのは有効な方法です。 たとえば、キッチンの一部に備蓄食料を置く場合、普段の食料ストックを備蓄として考えながら収納する方と、常備食と備蓄食料とを分けて収納する方がいらっしゃるでしょう。 後者の場合には、備蓄品は透明なケースに入れて、「日常品とは違う」ということが家族にもわかるようラベリングする、といった工夫が必要です。 最近の非常食はおいしいものも多く、常備食と一緒にストックしていたら、夫や子どもが夜食に食べてしまって、気づいたらなくなっていた…なんてこともあるようなので、気をつけておきましょう。 ■防災グッズの収納ポイント(3)「浸水被害を想定し、高温多湿を避ける」 もしも、ご自宅が水害の際に浸水が想定されるような地域にある場合、備蓄品を1階部分へ収納するのは避けましょう。 また、屋根裏や2階のベランダのように、高温多湿になりやすい場所や直射日光が当たる場所には、温度や湿度に影響されない日用品を保存しておきましょう。高温多湿になりやすい場所は、食料や飲料の保存には不向きです。 そのほか、段ボールに入れたまま保管すると、衣類に虫がつくことも考えられますので、プラスチックケースに入れ替え、定期的に風を通しましょう。 寝室に防災グッズを収納する場合は、高い位置へ収納することは避けてください。寝室では、防災グッズが落ちてきて怪我をしたり、壊れたりしてしまうことも考えられます。 家具を高さの低いものにし、背の高い家具は固定するといった対策をして、非常用持ち出し袋も備蓄品も、なるべく低い位置にしまっておきましょう。
2015年05月02日前回 は、非常持ち出し品と家庭備蓄品のポイントについてお話ししました。では次に、具体的に揃えておきたいものを見ていきましょう。 ■防災への備え:非常用持出袋に入れておきたいもの 非常用持ち出し袋には、以下のものを入れておきましょう。 (1)貴重品 現金・小銭、通帳や免許証のコピー、印鑑など。 (2)飲料水、携帯用非常食 非常用持ち出しの場合、温めなくても食べられるものを入れておきましょう。 (3)医薬品 服用している薬や、特に必要な医薬品や応急医薬品など。 (4)情報機器 携帯ラジオ、携帯電話充電器など。 (5)生活用品 ヘルメット、マスク、軍手、雨具、ホイッスル、衣類、ウェットティッシュ、ライター・マッチ、ビニール袋など (6)家族に合わせた必需品 粉ミルク、紙おむつ、生理用品、メガネ、コンタクトレンズ、補聴器など 各家庭の状況によって必需品は変わってきますが、ここに挙げたものを非常用持ち出し袋に入れておけば、大体こと足りるでしょう。 では家庭備蓄品はどうでしょうか? ■防災への備え:家庭備蓄品に入れておきたいもの (1)備蓄が必要な人数から確認! 備蓄品の場合、まずは何人分の備蓄が必要なのか、人数を確認することから始めましょう。たとえば大人2人だけの家族と、それに子ども2人が加わる場合とでは、必要な備蓄量がまったく変わってきます。 1人3食×7日分に家族の人数をかけて、総量を計算してみましょう。 (2)次にどんなものを揃えるかを確認 揃えておくべき総量を把握したら、次にどんなものを揃えるかを確認します。 <家庭備蓄品リスト> ・水 非常時の備蓄に必要な水の量は、1人あたり1日3リットルが目安です。備蓄というと、長期保存水(5年以上の保存が可能な水)を保存しておくことを考えがちですが、通常のミネラルウォーターを日常使いしながら備蓄とする方法もあります。 各家庭に合った方法で、水を備蓄しましょう。水道水を備蓄する場合には、 こちらのサイト を参考にするとよいでしょう ・食料品 「食料」と、ひとまとめに考えるのではなく、主食・主菜・副菜に分けて考えてみましょう。たとえば、大人2人に子ども(3歳と7歳)2人の家庭なら、3日間に必要な食事量は3食×4人×3日=36食分です。 我が家は備蓄を見直したとき、アルファ米が30個以上ありましたが、そのほかに主食となる物はほとんどなく、おかずと呼べるものもほとんどありませんでした。非常時には主食が多くなり、野菜が不足しますので、フリーズドライの野菜を揃えたり、野菜ジュースで補ったりすることも考えたほうがよいですね。 また、前回触れたように、ライフラインのうち、ガスの復旧は最後になります。そのため、温められなくても食べられるものを備えるのももちろん、コンロやガスボンベの用意をしておくこと、そして レスキューフーズ のような、ガスやボンベがなくても温かい食事がとれるものも備えておくといいのではないでしょうか。 ・生活用品 水が使えないことを考え、使い捨ての下着を用意する、ウェットティッシュや水のいらないシャンプーや歯磨き粉などを用意しておきましょう。 また、トイレは大きな問題です。 災害用のトイレガイド を見て、それぞれに合った備えをしていきたいものです。 用意すべきものが明確な非常用持ち出し品と比較すると、家庭での7日間分の備蓄品は、たくさんの種類があります。農林水産省が公開している備蓄品の一覧表も参考にし、ご家庭に合ったチェックリストを作って、揃えてみてください。 農林水産省緊急時に備えた家庭用食料品備蓄ガイド 協力:整理収納アドバイザー、浦安市防災備蓄を考える会 岡部梨恵子さん ファイナンシャルプランナー、整理収納アドバイザー、日本災害食学会会員。(株)FPソリューションにて、ハウスクリーニング業の責任者に就くかたわら、現在は、家庭の災害食備蓄を促進するためのセミナー活動に取り組んでいる。「命をつなぐ防災セミナー」を各地で開催中。 HP :
2015年04月04日「防災への備え、していますか?」と聞かれたら、何かしら「している」と答えるママが多いはず。でもそれが十分なのか足りないのか、はたまた何をどのくらい買い足す必要があるのかとなると、よくわからないのではないでしょうか。 何も起こらないのが一番ですが「もしもの時」に備え、新年度を迎えたこのタイミングで、いま一度確認してみましょう。 今回から4回にわたり、「家庭での備蓄品」という視点から2つのことを考えてみます。まずは、自分の家庭では、何をどれくらい用意する必要があるのかということ。そして次に、その備えをどこにどう保管しておくかということを考えます。 具体的に必要な量を知ることで曖昧なイメージがハッキリし、優先するものを決められます。さらにそれをどうしまっておくかまで考えると、備蓄に対するモヤモヤも随分スッキリしてくるでしょう。大事な家族と自分のためにぜひ考えてみてください。 それではまず、必要量を知ることから考えましょう。 ■まず頭の中の整理から…「非常用持ち出し品」と「備蓄品」の違い もしもに備えた物…と考えたとき、思い浮かぶものはなんですか? もし、水、ライト、食料、非常用トイレ、ホイッスルといったが思い浮かぶのなら、それはきっと非常用持ち出し袋に入っているもののイメージが近いはずです。 しかし、必ずしも避難が必要になるとは限りません。自宅で数日を過ごす必要が出てくることもあります。もしもの時に備えた物=非常時に持ち出すものだけではないのです。 私自身、備蓄の見直しをする中で感じたのは、「非常用持ち出し品」と「備蓄品」それぞれがごちゃ混ぜになっていることでした。 よく考えてみれば、災害があった直後に避難するときに持っていくものと、その後に使うものとでは、その中身も量も変わってくるという事に気づきます。 この点を踏まえた上で、最初に持ち出す袋に入れておくものと、自宅に備蓄しておくものとを分けて考えると、防災への備えがずいぶん考えやすくなってくるものです。 ■非常用持ち出し品と家庭備蓄品、それぞれのポイントは? 非常時に持ち出すものと、家庭に備蓄しておくもの、それぞれに押さえておくべきポイントをまとめました。 <非常用持ち出し品のポイント> ・最小限の必需品を揃える ・重さの目安は男性で15kg、女性で10kg。 ・両手が使えるようにリュックタイプのもの ・置き場所は「すぐに取り出せるところ」 ちなみにリュックについて。整理収納アドバイザーでもあり浦安市防災備蓄を考える会の岡部梨恵子さんによると、「防炎加工」のものがよいとのこと。「火災が起こっているなかで避難する可能性もある。そんな時、背中まで気が回らないかもしれない」だからこそ、燃えにくい加工のされているものがよいそうです。 たしかに、持ち出し用のリュックを防炎加工品にするのは、押さえておきたいポイントです。 次に、家庭備蓄品を用意する上で押さえておきたいポイントは、以下の通りです。 <家庭備蓄品のポイント> ・ライフラインが復旧するまでのために準備しておくもの。 ・最低3日間分、できれば7日間分を用意。 ・なるべく普段使いの食べ慣れているもので賄う。 ・普段使いにくい場所を備蓄収納にするのもOK。 内閣府の資料によると首都直下型地震が起きた場合、ライフライン復旧に要する時間は、一番早い電気で6日間、上水道は30日間、ガスは55日間と予測されています。 PDF:首都直下地震の国の復興対策に関する検討の視点について(参考資料) 水の配給や食料の支援もあるとは思いますが、いつどのくらい届くかはわかりません。 この予測をみると、本当に7日分で足りるのか、もう少し先のことまで考えておく方がいいのではないかと考えさせられます。 先述の岡部さんによれば「関東で大きな地震が起こった場合、避難所にどれだけの人が入れるかわかりませんし、自宅が過ごせる状態の人は入れてもらえないかもしれません。」とのこと。 その時々の状況によりもちろん変わってくることですが、自宅で復旧を待てるよう備えることは非常に重要です。自宅で備蓄できるスペースとのバランスをとりながらしっかり考えたいところです。 非常時の備えについてのポイントを確認したところで、次回は何をどれくらい用意しておけばよいのか、具体的なところをお話しします。
2015年04月02日小学校入学の前の子どもがいるママからは、こんな声が聞こえてきます。学習机は買うべきか、勉強はどこでさせよう、教科書やいろいろなもの、どこにしまおうかしら…。 小学校入学にあわせて、ママたちが考えることはたくさんあります。そこで今回は、それら疑問をどう解決していくとよいか、考えてみましょう。 ■「リビングで勉強」が流行り!? 「リビングで学習していた子の成績が良かった」といった説がメディアで紹介されたことをきっかけに、リビングでの勉強がずいぶん定着してきました。 実際、小学校入学に合わせて、子ども用に勉強机を購入したという先輩ママからも、「自分の机で勉強しなかった」「物置きになった」という声も聞かれます。やはり、最近の主流は、リビングでの学習のようです。 では、リビング学習を選ぶ場合には、どんなことを考えておけばよいでのでしょう。 ■リビング学習でも、机は買う? 買わない? ひとくちにリビング学習といっても、子どもに専用の机を用意するかしないかで、大きな違いが出てきます。 机を用意できるスペースがあるなら、リビングの雰囲気に合っていて、なおかつ子どもの成長とともにアレンジができるような机を探して購入するのも、ひとつの手です。 最近はシンプルベーシックで、アレンジの可能性もよく考えられた机がたくさん出ています。種類が多い分、価格帯や素材など、こだわりたい部分をあらかじめ絞ってから探すと良さそうです。 ■「学習机を買わない」派は、子どもに整理整頓の意識づけを 子どもに勉強用の机を買わない場合、勉強をするのはダイニングテーブルになります。ここでポイントになるのは、勉強をした後さっと片づけられる仕組み作りです。 リビングに常に子どもの勉強道具が出しっぱなしでは、ママにもストレスが溜まります。子どもには「自分の物を管理する」という意識もつけてもらいたいものですよね。 それにはまず「子どもの物を置く場所」を明確に示す必要があります。たとえば、本棚や収納棚の一部分を、子どもの勉強道具用に空けましょう。新たにスペースを確保できるのであれば、カラーボックスやランドセルラックの購入を検討してもよいでしょう。 ■子ども用収納スペースには余裕を残しておくこと それプラス、忘れずに頭に入れておいてもらいたいのが、週末や長期休暇などで持ち帰ってくるものの置き場所。リビングで勉強させるようにしたものの、意外に子どもの物が増えて、置き場所に困ったという声はよく聞きます。 普段の勉強道具+αがしまえるように、子ども用スペースには余裕を残しておきましょう。それをふまえた上で、子どもの目線や身長も考慮し、出し入れのしやすい場所を選んで、子どもにあったしまい方を考えてみてください。 こういった仕組みは一度作って終わりではなく、随時バージョンアップするもの。同じ子でも、小学校低学年と高学年では、ずい分収納の仕方も変わってくるでしょう。 入学や進学といった節目は、子どもさんと一緒に片付けの仕組みを作るのにちょうどよい時期です。ぜひ時間をとって考えてみてはいかがでしょうか。
2015年03月20日■左? 右? 子どもの個性を観察する ライフオーガナイズでは「利き脳」を元にした収納方法を提案しています。利き脳とは、いわゆる「右脳派か、それとも左脳派か?」というもの。右脳=感覚的なタイプか、左脳=論理的なタイプかで、適切な片付けの方法に違いがあるのです。 今回は、利き脳と収納方法についてお話ししましょう。 ■左脳派はきっちり収納、右脳派はざっくり収納 利き脳の違いによる収納の違いの例として、本棚を挙げて説明しましょう。利き脳が左脳、つまり論理的なタイプの場合、大きさや種類、色などを揃え、きっちり収まっているのを好むことが多いです。 一方、利き脳が右脳の感覚的なタイプの場合は、種類や色や大きさがバラバラでも全然気にならず、本棚に入って入ればオッケーというケースが多く見られます。 子どもさんのお片付けの様子をご覧になって、どうでしょうか? おもちゃをしまうのに、1つ1つを引出しにしまえるタイプですか? それとも、大きな箱にぽんぽん投げ込むタイプでしょうか。 子どものタイプを観察して収納に活かせば、お互いにストレスの少ない仕組みを作ることができます。 ■利き脳別、ベストな収納方法 右脳派か左脳派か、利き脳のタイプ別、おすすめの収納方法の一例をご紹介しましょう。 ・左脳タイプ 種類ごとに細かく管理、ラベリングし、物の住所設定を明確にするのがおすすめ。論理思考の左脳派は、ラベルの文字を読んだり、箱を開け閉めしたり、定位置管理をするのが苦ではなく、むしろそのほうがやりやすいことが多いので、きちんと分けられるようにしておきましょう。 ・右脳タイプ ファイルボックス1つに1教科分まとめて入れればOK、といったように、収納の際、細かく分け過ぎないことがポイントです。ラベリングする場合には、色や絵、写真などを活用し、イメージがパッと伝わるようにしましょう。使ったものを戻すまでのアクション数を減らすことも重要です。 大人であれば、右脳派か左脳派か、チェックリストでわかるのですが、子どもはそれがなかなか難しいところ。ママが子どもの様子を見ながら、左脳派と右脳派、どちらの収納方法が合いそうか、見極めてあげてください。 最後に付け加えておきたいことが1つ、収納は上手な人が苦手な人に合わせたほうがうまくいきます。上手な人(大人)に比べると、苦手な人(子ども)は、まだできないことや難しいことも多くあります。 子どものお片付けに関しては、「この辺に戻せたらOK」くらいに考えておくと、ママも気持ちに余裕ができるのではないでしょうか。
2015年03月15日ライフオーガナイザーという仕事柄、よく尋ねられるのが「なぜか部屋が散らかっちゃうんです」「どうしたら片付けられるようになりますか?」という質問。なぜ「片付けられない」ことが起こるのでしょうか? それは、 自分が管理できる物量 < 実際の物量 となっているからです。 自分が管理できる物量と実際の物量とが等しければ、「片付けられない」という事態にはなりません。つまり、このバランスがなぜ崩れているのか、どこに片付かない癖があるのか、どこからなら直しやすいのかを分析すると、対策が立てやすくなるというわけです。 「片付けられない」と悩んでいる人は、まず次のチェックで、自分の片付けられない原因を考えてみましょう。 ■片付けられない原因がわかる、片付けタイプチェック あなたの片付けられない原因はどこにあるのでしょうか? 当てはまる項目の数と数字をチェックしてください。 <片付けタイプチェック> (1) 家より外で過ごす方が好き、または日中家にいる時間が少ない (2) 隙間を見ると「ここに何が置けるか…」と考える (3) ショッピングでは一目ぼれや衝動買いが多い (4) 好みではないものでも、もらったお土産やプレゼントは捨てられない (5) ネットやスマホ、気づくと1時間以上見ていることがある (6) 「ハサミどこ?」と電話で聞かれても、すぐに説明できない (7) もらえるものは、とりあえずもらっておく (8) 中身がわからない段ボールや紙袋がある (9) 明日でもいいことは明日やることにする (10) 鍵が行方不明になるのは、よくあること (11)「限定」や「今だけ」という言葉に弱い (12) いつか使えると思うものは、お菓子の箱でも取っておく ■片付けタイプチェックの結果は… まず、チェックの数が多いほど、家が散らかりやすい傾向にあります。これは、なんとなくわかりますよね。このチェックではさらに、どの項目にチェックがあったかによって、片付かない原因もわかってしまいます。というのもこの12項目、実は4種類に分かれているんです。 ■(1)、(5)、(9)に当てはまった人 =「時間の使い方」に注意 日々生活をしている家を心地よい状態に保つには、それをリセットするための時間が必要です。 たとえば(1)、(5)、(9)の3つの項目すべてにチェックがつく場合、やっと家に帰ってきて家事をして、ちょっと気分転換にスマホでネットサーフィン、気づいたらもう寝かせる時間になっちゃった…なんていうケースが考えられます。それはつまり、少なくとも1日分の物が散乱した状態になってしまっているということです。 <改善策> 時間の使い方が原因で片付けられないという人は、時間の使い方と行動を見直す必要があるでしょう。家にいる時間を増やすことはできないか、自分で予定を詰め込み過ぎていないか、振り返ってみましょう。一日の流れや週の中でここだけは…とリセット時間を設けるのもよい考えです。 ほかにもスマホやTVを「だらだら」見てしまうのをやめると、それだけで時間が生み出せます。たとえば5分でどれだけのことができるか、一度タイマーをかけて動いてみてください。想像以上に物が片付きますよ。 ■(2)、(6)、(10)に当てはまった人 =「定位置管理」に注意 物は誰かが動かさない限り、勝手に移動しません。そして、家の中で物を置ける場所というのは限られています。ここにチェックが付いた人は使った物をそのままにしておく癖があったり、物を置くのに決まった場所がなかったりすることが多いです。また、隙間があるとそこにぴったり収まる収納グッズが欲しくなる人も多いです。 <改善策> 片付けが苦手な人にとって、物の住所を決めて守ることと、空間に適度なゆとり(隙間)を保つことは大変重要です。特に、最初の決めた場所を「守る」、まずはこれを癖づけることに注力しましょう。そのためにはラべリングをしたり、しまう⇔出すが簡単にできるようにしたり、見える収納を意識することを考えます。 ■(3)、(7)、(11)に当てはまった人 =「物の入り口」に注意 物は誰かが家に入れない限り、勝手に入ってくることはありません。必ず誰かが入ってくるのを許可しています。片付かないと悩んでいて、ここにチェックが付く人は、まず入り口をぐっと狭くする必要があります。 また、よく聞くのは、「こどもの物が片付かなくて…」という声。年齢が高いお子さんなら事情は異なると思いますが、小さいお子さんが「お買い得だったから」とか「可愛かったから」などと物を買ってくることはまずあり得ませんよね。片付かなくしているのは、実は大人なのです。 <改善策> 自分が物を買い過ぎていないかはもちろん、子どもの物の場合、おじいちゃんおばあちゃんからのプレゼント、お下がりの洋服やおもちゃについても考えてみましょう。もらいものに関しては、相手の気持ちを考えるときっぱりと断りにくいこともあるでしょう。 しかし、物を収納できる空間は限られています。管理できなくてストレスがたまるようなら、相手との関係性も考慮しつつ、ミュニケーションを図って改善していきましょう。 ■(4)、(8)、(12)に当てはまった人 =「物の出口」に注意 一度入ってきた物を、いつどのように家から出すのかも、片付けにおいては大きな問題です。物の出口がないと、いくら入口を狭くしても物は減りません。増えていくだけです。 「もったいない」というのは素晴らしい美徳ですが、物は使われてこそ活かされるもの。どんなに高価ないただきものでも、しまいこんで使わないのでは、相手にも何だか申し訳ない気がします。まずはどうしたら活かすことができるか考えてみましょう。 <改善策> 「月に1回」でも、「この箱が一杯になったら」でも構いません。自分なりの時期を決めて出口を広げる作業をしましょう。「何かに使える…」と取っておいてしまうものについては、本当に使えるのか、他のもので代用できないか、どのくらいまでなら取っておいてよいのかなどを考えてみましょう。 片付けで悩みたくないという場合、一度は出口を最大限広げる必要があります。これを最初にできると後がすいぶん楽になりますし、繰り返すうちに自分の管理能力に見合った出入り口を作れるようになります。 以上、「片付けられない」と悩む人の特徴と改善策を見てきました。ご自分の癖や対策は見つかりましたか? できることから一つずつで構いません。それでも、進めると必ず変わっていきます。ぜひ実行してみてください。 ただし、「片付けが苦手だ」という人の中には、小さな頃からどうしても片付けができないという方もいらっしゃいます。そのような場合には、専門家を頼りましょう。専門的なアドバイスを取り入れながら最初の環境作りを進めると、片付けられるようになってきます。ぜひお近くのライフオーガナイザーを頼ってみてくださいね。
2015年02月11日前回 に続き、今回はパソコンやスマホアプリといったデジタルツールでスケジュール管理をすることのメリットと、おすすめのツールやアプリをご紹介します。 ■デジタルツールでスケジュール管理をすることのメリットとは? デジタル、特に携帯電話やスマホを使用した手帳のメリットと言えば、「持ち歩きやすい」「いつでも確認することができる」などの声が上がります。しかし、その反面「不具合が起きて、登録していたスケジュールデータがすべて飛んでしまう」、「充電がなくなってしまうと見られない」といったデメリットもあります。 けれども、デジタルツールでスケジュール管理をする最大のメリットは「情報共有の簡便さ」にあるのではないでしょうか。家族の予定が変更になったとしてもすぐ共有できますし、重要な予定であれば相手にリマインドやアラームで知らせることもできます。これはアナログではカバーできない大きなメリットです。 ■おすすめのスケジュール管理用デジタルツールと活用法 私自身は、基本的に Googleカレンダー で家族とスケジュールの情報共有をしています。夫も私もお互いすでに使っていて、お互いの設定が簡単だからというのがもっとも大きな理由です。 自分のGoogleカレンダーを共有するのが嫌な時は、新しいカレンダーを作成し、特定のユーザーとだけ共有することも可能です。ですから、家族間の予定共有だけでなく、習い事の予定や、幼稚園ママとの卒園対策の予定の共有など、用途によって使い分けができます。 そのほか、スマホアプリもいくつか実際に試してみました。正直、スケジュール管理アプリの種類が多過ぎて、何を基準に選べばいいのか難しいところではありましたが、以下の3つをポイントに選んでみました。 ・ほかのツールと同期ができるかどうか グーグルカレンダー、アウトルック、サイボウズなど以外にもFacebookと連携して友達の誕生日やEvernoteから情報を抽出してカレンダーに取り込めるものもあります。 ・なるべく無料なもの 有料バージョンでは広告が出ない、詳細なカスタマイズができるなどメリットもありますが、家族と情報共有するというのが一番の目的である場合には無料で十分だと考えました。 ・長く使えそうなデザイン シンプルなデザインのものからかわいいイラストが入ったものなど、さまざまある中から、自分の好みと使い勝手とを考えて選びました。 以上の条件から考えて、よさそうだと感じたものを参考までにご紹介します。 ■グーグルカレンダーと同期可能なスケジュール管理アプリ ・ ライフベア シンプルでありながらも、遊び心もプラスされた画面です。ちょっとしたイラストが女性らしさを加えてくれます。Android、iPhone共に対応。 ・ ジョルテ キャラクターものが好きな人にはジョルテがおすすめかもしれません。ボタンひとつで好きなキャラクターのデザインに変えられる機能がついています。そのほか、居住地区のゴミ出し日をリマインドしてくれるという便利な機能も。Android、iPhone共に対応。 ・ さいすけ 非常にシンプルでビジネスライクなデザインです。どちらかと言うと男性好みかもしれません。仕事の場面で見られても、特に支障のない、すっきりとしたデザインです。)iPhoneのみ対応。 ■ほかのツールと同期はできないがデザインがかわいいスケジュール管理アプリ ・ カワイイ猫カレンダー ネコ派にはもちろん、イヌ派でも癒されてしまうデザインです。忙しいスケジュールでもホッとひと時、潤いを与えてくれそう。iPhoneのみ対応。 ・ カワイイカレンダー かわいらしくありながらも色味が押さえてあるので、大人女子におすすめのデザインです。iPhoneのみ対応。 アプリをインストールしなくても、携帯電話やスマホ、パソコンにはプリインストール、すなわちあらかじめインストールされたカレンダーが入っています。デジタルツールは「ちょっと試してみる」ということが気軽にできるので、いくつか利用しながら自分に向いているものを探すのもよいでしょう。 いつになっても悩ましい手帳の活用方法ですが、アナログな手帳にもデジタルツールにも、どちらにも良さがあるので、それぞれのメリットを理解し、状況によって使い分けるのがいいですね。手帳選びや活用の参考になさってみてください。
2015年01月12日新年を迎え、新しい手帳を使い始めた方も多いはず。昔ながらの紙の手帳だけでなく、アプリやオンラインツールも増えている最近では、何を使ってスケジュールを管理したらよいのか、選ぶのに困ってしまうくらいです。 そこで今回は、手帳を選ぶ際のポイントと、子どもや夫の予定も把握しておく必要のあるママならではのメリットや活用方法を、手書きの紙の手帳(アナログ手帳編)とオンラインスケジューラーやアプリなどのデジタルツール(デジタル手帳編)に分けて、それぞれメリットや活用法などをご紹介します。 ■手帳を選ぶ時には、まず使用目的を考える 本題の前に、まずは手帳選びに悩んでいる人に、ひとつアドバイスを。スケジュール管理を手書きの手帳でするかデジタルにするか悩んだ時は、手帳を使うことの目的を明確にしましょう。なぜなら、手帳を使う目的によって選ぶツールが変わってくるからです。 ひとくちに「手帳」と言っても、スケジュールやタスクの管理だけでなく、アイデア帳、一言日記、目標管理、お小遣い帳、レシピブックなど、使い方は本当にさまざまです。数ある手帳の活用法の中で、自分が一番優先したい使い方と目的を考えると、どのようなタイプを選ぶと良いか、またアナログかデジタルかの選択も見えてきます。 ちなみに、私自身はアナログとデジタル、両方の手帳を併用しています。アナログ手帳はスケジュールの管理+アイデア帳としての活用が目的。そのため、ノート部分が多いB5サイズが定番です。デジタル手帳については、主人とのスケジュールの情報共有が主な目的です。 それでは、いよいよ本題である紙の手帳、アナログ手帳のメリットや活用法について考えてみましょう。 ■手書きの手帳=アナログ手帳のメリットとは? どれだけデジタルの手帳ツールが増えても、紙の手帳には根強い人気があります。そのメリットとして、「メモしたい時にすぐ書ける」「消えない(データ消失がない)」「スケジュールを一覧で見渡せる(視認性が良い)」という声が多いようです。 それに、デジタルが苦手な人はもちろん、携帯を持っていない(持たせられない)子どもでも、手帳にシールを貼ることで予定を理解することもできます。 ただし、「持ち歩かないと予定が分からない」「書き直しで汚れる」「(ケータイと手帳を別に持つことで)荷物が増える」といったデメリットが、手書きのアナログ手帳にはあります。 ■手書きの手帳=アナログ手帳の活用法 最近はママ手帳(*1)という、ママに特化した手帳も販売され、自分の状況に合った、家族全員の予定を把握しやすい手帳を探しやすくなっています。けれども、手持ちの普通の手帳に一工夫するだけで、仕事とプライベート、夫や子どもと自分など、複数の予定を把握しやすくなるものです。使い始めた手帳にも使える活用法を3つご紹介します。 アナログ手帳の活用法(1)色分けをする すでにこの方法を取り入れている人も多いかもしれませんが、予定によって使うペンの色分けをするのは、予定の把握をわかりやすくしてくれる簡単な方法です。とはいえ、あれこれ使い過ぎると、かえってわかりにくくなってしまうので、3種類くらいまでにとどめるのがおすすめです。 それでも、途中でペンのインクがなくなり、別の色で書かざるを得なくなることが嫌だったり、色分け自体にごちゃごちゃした印象を感じたりする人もいるでしょう。そういう人は、次の方法を試してみては? アナログ手帳の活用法(2)1本線をひく 予定表に1本線を引くだけで、プライベートと仕事、自分と家族の予定を区別することができます。マンスリーだけではなく、デイリーの場合にも線を引くことで予定を分けて記入できます。 これなら手帳に予定を書くペンの色が全部同じでも大丈夫。簡単ですが、目からウロコの方法です。ちなみに線を引くときは黒などの濃い色で引くのではなく、薄めの色で線を引きましょう。濃い色だと線が目に入りすぎて見にくくなります。 アナログ手帳の活用法(3)ふせん(ポストイット)の活用 変更の可能性が高い予定やTo do管理をするには、ふせん(ポストイット)が便利です。貼ったりはがしたりできるので、予定の変更への対応が簡単です。最近は手帳用のかわいい薄型のタイプやTo do管理にも役立つふせんがたくさんあります。 このように、どんどん自分なりに使いやすくアレンジできるのが、アナログ手帳のよさでもありますよね。 では、デジタル手帳にはどのようなよさがあるのでしょうか? それについては次回ご紹介します。 *1…ママ手帳 ・ ペイジェムファミリーマンスリー ・ Mom’s Diary ・ 働くママの手帳
2015年01月11日子供の英語教育として最近、流行している「スカイプ英会話」。パソコンやiPadなどがあれば、自宅にいながらオンラインでネイティブから英語を学べる、新しい英会話レッスンのかたちです。これまで2回にわたり、6歳の男の子、Iくんが受講したレポートの連載を行ってきました(第1回: 初めて使った様子 / 第2回: 1ヵ月後の様子 )。 今回が連載の最終回となるIくん。9月から気づけば10回以上レッスンに臨んでいました。そもそもIくんが英会話教室に通うのではなく、あえてスカイプ英会話を選んだ理由は次の3つだったそうです。 1.レッスン時間が自由に選べる 2.どこからでもレッスンができる(帰省中でもOK!) 3.レッスン代が比較的安く済む 最終回のテーマは、「3ヵ月間で子どもにどんな変化があったの?」。今回はIくんのママが感じた子どもの変化の様子と、Iくん自身にも聞いた率直な感想をレポートしてもらいます! ■3ヵ月のオンライン英会話レッスンで得た、子供の英語力の伸びって? まず、始めてから1ヵ月程度で、息子の成長を感じた2大ポイントがありました。 1つ目のポイントは、答えがわからない時、先生に向かって「I don’t know」と臆せず、流暢に言うようになったこと。これは、スカイプ英会話を始めて1ヵ月も経たない、レッスン3~4回目の頃からです。 実は息子はもともと、内気な性格。初回のレッスンの時は「わからない」ということを伝えることすらモジモジしていました。 このままでは、息子に何の収穫もないままレッスンがムダになってしまう。どうしたら立ち向かえるだろうか…と、親の私が心配する一方で、外国人独特のノリのよさ、テンションの高さを持ち合わせていた先生は、息子のモジモジにも一切戸惑うことなく、「ベリーグーッド!」「よくできましたー!」と、とにかく楽しい空気作りを徹底してくれました。 こうした先生の雰囲気作りのおかげで、息子も3回目のレッスン時には打ち解けて、先生に向かって「I don’t know」と、自分の考えをはっきりと伝えられるようになったのでした。 一瞬でも緊張した空気が流れると、子どもは臆病になってしまいがちですが、実際に会うよりもPC画面を介していることで、かえっていい具合に一線があり、嫌な緊張感が生じなかったのかなという気もしています。 いずれにせよ、外国人相手に子どもが1人でコミュニケーションをとり始めたことは、母にとっては大変嬉しい変化のひとつです。子どもが「英語で自然に話そうとしたこと」、これこそが何より大きな1歩だと気づいた瞬間でした。 ■英語を覚えるオススメの自主練は「歌って覚える」こと オンライン英会話レッスンを経て、息子の成長を感じた2つ目のポイント。それは1ヵ月程度で、すべてのアルファベットを難なく読めるようになったことです。 テキストの最終ページにある「AからZまでの一覧表」を追いながら一緒に歌を歌ってみる、という自主練が功を奏しました。息子はレッスン受講時、復習や予習は特にしていなかったのですが、歌には積極的でノリノリの様子。3ヵ月前まではわかっていなかったアルファベットすべてを、今ではスラスラ読めます。 アルファベットへの親しみが持てたせいか、単純なローマ字読みではないような英単語まで、今や随分読めるようになっています。 レッスンテキスト「Let’s Go Starter」では、1レッスンにつきアルファベットが1つ。文字、読み方と、用いる単語、会話が出てきます。歌って覚えていたことで、レッスン時に「これ知っている!」という感触を得ることができ、自信にもつながったようです。 ■3ヵ月間のオンライン英会話レッスン、6歳のIくん自身はどう思った? 「パソコンを使っての英会話、続けたい?」と聞くと、元気よく「うん! 楽しいから続けたい!」という言葉が返ってきました。以前通っていた英会話教室とどう違ったのか聞いてみたところ、「パソコンのほうがまじめになれる」との回答が。 英会話教室の場合、複数人の生徒がいるため、同年齢の子と盛り上がりながら勉強できる楽しさはあるようです。ただ、スカイプ英会話はマンツーマンで接して楽しいという、別の楽しさをくれます。先生が密に関わってくれると、彼も一生懸命になれるようです。 ■実は、触発されて…親もスカイプ英会話を始めてしまいました 頑張る息子の姿に触発されたのか、パパも「大人版」のスカイプ英会話に興味を持ち始めました。これは思わぬ相乗効果だなと感じています。 実は、かくいう私も体験レッスンを受講済み(笑)。これからどのメニューで始めようかな、なんて思っているところです。 3ヵ月間での息子の最大の収穫はおそらく、英語を「暗記した」、というよりも、自分から「話すようになった」ということ。暗記量よりも、大事なものを身につけたことに満足しています。息子のスカイプ英会話は、今後は親も一緒に、楽しく続けられそうです! ● ■サービス紹介 ・ スカイプ英会話公式サイト ・ スカイプ英会話 for キッズ を詳しく知る ■5歳の男の子、Iくんの連載 ・ 子供がスカイプ英会話を体験!6歳の男の子の場合 (1) ・ 子供の英語教育に、スカイプ英会話を体験! 6歳の男の子の場合 (2) ■6歳の女の子、Eちゃんの連載 ・ 子供がスカイプ英会話を体験!5歳の女の子の場合(1) ・ 子供の英語教育に、スカイプ英会話を体験! 5歳の女の子の場合(2)
2014年12月23日皆さんは、「5S活動」という言葉をご存じですか? 「5S活動」は、職場の環境改善を目的とし、製造現場からオフィスまでさまざまな場所で用いられている言葉です。 ■「5S活動」とは 5Sとは「整理(Seiri)」「整頓(Seiton)」「清掃(Seisou)」「清潔(Seiketsu)」「しつけ(Shitsuke)」。この5つの言葉の頭文字である「S」をとって、5Sと呼ばれています。 実は5S活動に取り組むことで、業務効率の改善、品質や安全管理の向上、課題の早期発見など、多くのことを得ることができます。これはまさにライフオーガナイズで得られる効果と同じ! 「5S活動」なんて言うと、家庭にはあまり縁がないような言葉に感じられるかもしれませんが、「家の中を片付けたい」と思っているママにとっては、かなり役立つものなのです。そこで今回は、家庭でも実践できる「5S活動」の例を紹介します。 ■5S活動その1・<整理> まず、必要なものとそうではないものとを分けます。そして、使うもの、大事なもの、記念に残しておきたいものは残し、そうではないものを外に出します。外に出す=必ずしも「捨てる」ではなく、「リサイクル」「人にあげる」「フリマ」といった手段もあります。ここを繰り返すことで、物は厳選されていきます。 ■5S活動その2・<整頓> 整理をして残ったものは、家庭にとって必要なものです。それらを使いやすい場所へ戻してあげましょう。この時に、戻すべき場所がわかるようラベリングをしておくと、その後も戻しやすくなります。 ■5S活動その3・<清掃> 必要なものの定位置が決まり、使いやすい場所にしまわれていくと、掃除もしやすくなってきます。掃除を簡単にするためにも道具をまとめて置いたり、週末にはみんなで水拭きをしたりなんていうものいいですね。 ■5S活動その4・<清潔> 清潔とは、整理・整頓・清掃をキープするということ。ただし、常に隅々まで綺麗に整っていなくてもOK。たとえば、キッチンは毎日片付けるけれど、共有スペースは一定のタイミングで整えるとか、机の上だけは毎日寝る前に片づけるとか、そういったルールを設けてもよいでしょう。 ■5S活動その5.・<しつけ> 整理・整頓・清掃を習慣にできるようにルールを決め、チェックしてみましょう。子どもとチェックし合うならゲーム感覚で○×表を作ったり、パートナーとならでも楽しく続けられるようなご褒美の仕組みを作ったりするのもおもしろいのではないでしょうか。 「整頓部の部長はパパ」や「清掃チームは○○君と○○ちゃん」など、家族の中で役割分担してチェックし合うのもいいかもしれません。 ■5S活動で片付けができる理由は、順番とネーミング 5S活動で片付けができる理由は、大きく2つあります。 1つ目は、「Sの順番」です。整理 ⇒ 整頓 ⇒ 清掃 ⇒ 清潔 ⇒ しつけ。片付けをする時には、まさにこの順番が大切なのです。片付けは1回だけやればよいというわけではなく、続けていくことが大切です。5Sを覚えて、この順番で実践する習慣をつけてしまえば、快適な住環境がキープできるでしょう。 そして2つ目は、「覚えやすいネーミング」であること。「今日は○○運動の日です~!」とか「来週は××週間が始まるよ~」なんていうと、なんだか楽しげなものに聞こえてきませんか? どんなことでも続けていくには楽しむことが大切です。それには、片付ける作業自体に名前を付ける、5Sは大きな効果を持ちます。何の作業をするのか、作業名を言うことで、みんなの意識を共有するのにも一役買ってくれますね。 家の片付けにもとっても役立つ5S活動、ぜひそれぞれのご家庭に合わせた5S活動を進めてみてはいかがですか?
2014年12月17日皆さんは1日何回くらい冷蔵庫を開けていますか? 一般的な家庭の平均回数として、なんと35回というデータがあるそうです。 毎日何度も開け閉めして、自分や家族の健康を支える食事をしまっておいてくれる場所である、冷蔵庫。この場所がスッキリと使いやすく整ったら、どうでしょう? 毎日食事の支度をする気持ちも楽しくなりますよね。そこで今回は、ハッピー冷蔵庫アドバイザーとしてご活躍の大野多恵子さんに、冷蔵庫整理のコツを伺いました。 ■冷蔵庫をスッキリ片付ける3つのコツとは 大野さんによると、冷蔵庫を片付けることは、クローゼットや本棚を片付けるほど大変ではないとのこと。なぜなら「食べられる」「食べられない」というように、捨てるかどうかを判断する基準が明確だからです。 では、どうすると使いやすい冷蔵庫になるのか。スッキリさせるための3つのポイントを教えていただきました。 ■冷蔵庫を整理するコツ(1)分ける ギューギューに詰め込まれた冷蔵庫の奥のほうには、「いつ入れたのかしら…」と思うようなものが眠っていることもあります。そういったものがなくなるように、まずは分けましょう。分ける基準は、「処分(ゴミ)」「ギリギリ」「美味」という3つです。 そして、この時に1つ大事なポイントがあります。それは、処分(ゴミ)になってしまうものは、なぜゴミになってしまったのかを考えること。安いから…と買い過ぎたせいなのか、奥に置かれて見えなかったせいなのか。ちょっと考えることで自分が食品を無駄にしやすい傾向が見えてきます。 ■冷蔵庫を整理するコツ(2)見せる 冷蔵庫は奥行きがあるので、奥に入ってしまうと食材が取りにくくなりますし、存在を忘れやすくもなります。そのため、冷蔵庫に食材を収納する時は、「見せる」ことを意識しましょう。自分だけでなく、家族にとってもわかりやすいように見せます。この時、先ほど「ギリギリ」に分類した食材は、目線の高さにくる段の手前部分に置きましょう。 さらに、保存容器を透明なものにすれば在庫も一目でわかりますし、重ねられるタイプであれば、収納スペースも節約でき、掃除も簡単にできますね。 ■冷蔵庫を整理するコツ(3)愛情を込める ちょっと意外なコツですが、大野さんいわく、「買う → 一時保管 → 食べる」このサイクルがくるくると回るように愛着をもって使うこと=愛情を込めることだそうです。たしかに、冷蔵庫は私たちの大事な食料をしまっておいてくれる場所。愛情を込めて使いたいものです。 ちなみに大野さんは冷蔵庫を「レイコちゃん」と呼んでかわいがっているとのこと。というのも、「冷」「蔵」「庫」という漢字には、物をしまって保管するという意味の文字が「蔵」と「庫」の2つ入っています。この字面からは、冷蔵庫に物がとどまってしまいそうな重々しさが漂ってきます。そのため、1字取って「冷庫(レイコ)」にしようと思い立ったそうです。 冷蔵庫の機能は、あくまでも「一時保管場所」。ずっと物をしまっておく場所ではないのです。 ■冷蔵庫整理は、生ごみの減少にもつながる 大野さんが冷蔵庫整理に力を入れ始めたのは、ご自身の体験とフードロス・チャレンジ・プロジェクト(※)に関わったことがきっかけだったそうです。日本での、家庭における1人当たりの食品ロスは、1年間で約15kgと試算されています(平成21年度農林水産省推計)。決して少ないとはいえません。 私たちが冷蔵庫=レイコちゃんの整理に取り組むことは、自分や家族にとっても使いやすくなることはもちろん、フードロスの減少にもつながります。 (※)フードロス・チャレンジ・プロジェクト: フードロス(食料廃棄やロス)をテーマに、生活者、企業、行政、生産者、NPO、学識者など、さまざまなプレーヤーがお互いの知見やリソースを持ち寄って、「フードロス問題」の啓発と解決、社会変革を志す、実践型プロジェクト。 最後に大野さんのモットーをご紹介。 「食べ物を ゴミにしないで 美味にして」 (読み手:ハッピー冷蔵庫アドバイザー 大野多恵子) 後回しになりがちな冷蔵庫整理ですが、愛情を持ってぜひ取り組んでみてはいかがでしょう。 ・取材協力:大野多恵子さん 「もったいない」から始める上質生活 ・参考: フードロスチャレンジプロジェクト
2014年11月29日そろそろ年末が近くなり、大掃除という言葉が気になり始めたという人もいるのでは? それとともにお片付けもしなきゃ…と思うのではないでしょうか。 スッキリした家で新しい年を迎えたいものですね。そこで、今回は日頃手を出しにくい物の中から「夫の物をどうするか」を考えてみましょう。 ■なぜ夫の物は片付かず、溜まっていくのか 夫の物を何とかしたいという人は多くいらっしゃいますが、私が耳にするのはこんな声。 ・聞かないCDやDVDが大量にある ・何年前のものだかわからない服でクローゼットが埋まっている ・引越しのダンボールが未開封で数年経過 ・同じような雑誌を何冊も買ってきて捨てない など こうしたことの原因はいくつか考えられますが、次のような傾向の方が多いです。 ・もったいないと捨てられない ・時間がなくて面倒くさい ・あることすら忘れている これは、男女ともに片づけられない人の特徴ともいえます。こうした場合でも、片付けプロセスは基本的に同じです。「全部出す → 分ける → 戻す」。これが片付けの基本です。 ただ、夫の物が溜まっているからといって、せっかくの休みの日に一気に片付けるのは大変ですし、面倒に感じられるはずです。しかし、夫に任せていては結局そのまま時間だけが過ぎてしまいますし、こちらが片付けようとすると喧嘩になってしまうことも。 夫に積極的に片付けてもらうには、一体どんな方法が効果的なのでしょうか。 ■夫の物は、夫婦一緒に片付けよう それは「夫婦で一緒に片付けること」。その際、以下の3つのことをおすすめしています。 1.片付けのスケジュールを押さえること あらかじめ時間を押さえておくことで、相手も片付けることへの心構えができます。それに、終わりの時間が決まっていると見通しが立ち、取り組む気にもなりやすいです。その分、時間内で終わらせられるように頑張りましょう。 2.片付けの準備をしてあげること 片付ける対象の物を、それぞれ種類ごとに出しておいてあげましょう。ちょっと大変ですが、これをしておくとグッとはかどります。 全部、しかも種類ごとに目の前にあることで、全体量を実感できますし、夫は「分ける作業」に集中できます。 ここでは「1軍、2軍、3軍、その他」や「宝物、使う、いらない」など、夫がぴったりくるキーワードで分けます。 この時、「それも使っていないじゃない」「どうせ読まないのに」「まだこんなにある」という言葉が口をつきそうになってもグッと抑え、見守ってあげましょう。 3.仕分けたものをしまってあげること 仕分けたものはどんどんしまっていきましょう。そうすると全体の作業効率が上がり、短時間で片付けた効果を実感しやすくなります。以前と場所が変わる物にはラベリングをしておくと、後から見てもどこに何があるかわかります。 少し手がかかりますが、1人に任せるより2人で片付けたほうが、劇的に片付きます。女性のほうが男性より家で過ごす時間も長くなりがち。そのため、家が片付かないことのイライラはストレスになってしまいます。そのストレスを説明しながら、どうしたら片付けられそうか聞いてみたり、「妻の判断で処分していいもの」を決めておいたりするのも、おすすめの方法です。 片付けは、家族がお互い心地よく過ごすために、大きな役割を果たします。年末に向け、一緒に改善してみてはいかがでしょうか。
2014年11月22日自分の言いたいことが相手に伝わらない。話しているうちに「伝えたかったはずのこと」がわからなくなった。仕事でもプライベートでも、そんな経験をしたことはありませんか? せっかく話したのに「よくわからなかった」と言われたり、「で? 結局何が言いたかったの?」と言われたりしたこともあるでしょう。中には、そのように言われたことが原因で、人と話すことに苦手意識を持っている人もいるかもしれません。 そこで今回は、わかりやすく説明するために知っておきたいポイントをご紹介します。 ■雑談と「説明」は違う 自分の言いたいことを相手に伝える「説明」という作業は、いわゆる雑談とは性質が異なります。雑談の目的は、相手との距離感を縮めたり親密度を高めたりすることなので、とりとめのない内容の会話をするのが一般的です。 一方、説明の目的は、相手にわかりやすく伝えることです。そこに必要なのは、ユーモアや冗談というよりむしろ、自分の伝えたいことをわかりやすく説明する力=説明力です。 では、どのような点に気を付けると、わかりやすい説明になるのでしょうか? ■説明力をつけるためには、「誰に」「何を」伝えたいのかを理解する 「誰に」「何を」伝えたいのかを明確にすることは、とてもシンプルで重要なことです。ですが思った以上に「何を」伝えたいのか、自分自身が理解していないことがあります。 ○○について話そうと思っていても、その中でも「何を」伝えたいのか、伝えることによって、「何を望んでいるのか?」「何を達成したいのか?」と突き詰めると、ハッキリしていないことが多いのです。 特に近しい人とのコミュニケーションでは、ここを押さえておかないと、感情が先だって「伝えたいこと」が伝わらないまま終わってしまうこともあります。ですので、わかってほしいと思うことほど、事前に何を伝えたいのかよく考えてみましょう。 たとえば、会社やママ友同士で起きた出来事を、家でパートナーに話す時には、具体的な内容を話す前に、「話すことで整理したい」のか「アドバイスが欲しい」のか「共感してほしい」のかを考え、パートナーに伝えてみてください。何を相手に望んでいるのか伝えることで、自分自身も話の着地点が見えますし、相手もどういう姿勢で聞けばよいのかがわかりやすくなります。 ちなみに「誰に」について。これは相手のことをよく知らない場合には次のことをよく考える必要があります ■伝える相手は、どの程度の情報を知っているのか? 自分の常識は相手の非常識かも 分かりやすい説明を考える時に、自分が説明する相手は、どんな人なのかよく考えましょう。相手は何を知っていて何を知らないのでしょうか? どんなに話を組み立て、資料を作っても、相手の理解度に応じた言葉や表現を選ばないと、それはわかりやすい説明になりません。たとえばホームページを作ろうと、ホームページの作成方法を説明してあるページを見たとします。でも知らない専門用語がたくさんあると、それだけでわからなくなり、やる気もなくなりますよね。 そのページを作った人たちはわかりやすく書いてくれたつもりでも、相手の理解度によっては全然伝わらないのです。逆によく知っている人には、「そんなこと知っているよ」というものになるかもしれないのです。 こうしたことを防ぐには、先に相手がそのことについてどれくらい知っているのかを話してもらうのもよいでしょう。たとえば、パートナーに子どもの進学について相談したい時、そんな時には、子どもの進学をどう考えているか、先に相手に話をしてもらいましょう。それによって、どの程度のことを知っているのか、どのくらい考えているのかがわかり、その後の話が進めやすくなります。 このように、自分の言葉や表現が本当に通じるのか、話す前に考えてみることも必要です。 今回お伝えした内容は、ごく基礎的な段階です。ですが、これらを意識するだけで、説明力はぐっと上がるはずです。説明をする時には、ちょっと時間を取って、これらのポイントを意識してみることをおすすめします。 もっと説明力を高めたいという人には、有料で受講できる講座もあります。詳しくは、 教育コミュニケーション協会のホームページ をご覧ください。
2014年10月31日「片付けで人生が変わる」というのは、片付けに向き合ったことがある人なら、なんとなく実感してもらえるのではないでしょうか。しかし、本当に人生が変わるのか、いまいち信じられないという人もいるでしょう。 そこで今回は、それぞれタイプの違う3名の片付けのプロ、ライフオーガナイザーさんの声をご紹介します。ご紹介するライフオーガナイザーは皆さん、片付けを仕事にまでしてしまった方々です。 片付けが苦手だった詫摩さんと、元々片付けが得意だった福田さん。見えるところは綺麗でも見えないところはぐちゃぐちゃだった混在タイプのまついさん。そんな彼女たちの人生は、片付けに出会うことでどう変わったのでしょうか。 ■片付けられなかった時の自分 ライフオーガナイズ片付けに出会う以前、まだ片付けができていなかった時、3名の方たちはどのようなことに悩んでいたのでしょう。 「次男が誕生後、産後うつになり、片付けられなくなった。さまざまな片付け方法を試したが、リバウンドしてしまうことが多く、 片付けのできない自分はダメだと思っていた」(片付けが苦手だった派:詫摩さん) 「雑誌のアイデア収納、便利そうな収納グッズなど、いろいろ試してまねしてみた。でも、どれも自分には合わない、使いづらいと感じて、できない自分は片付けが下手だと思っていた」(キレイ・ぐちゃぐちゃ混在派:まついさん) 「もともと得意なほうだったし、自分ではできると思っていた。でも、ライフオーガナイザーになった今振り返ると、独りよがりな片付けだったり、家族にとって分かりにくかったりして、何度もリバウンドしていた」(元々片付けが得意派:福田さん) ■片付けができるようになった結果、どうなったか そんな状態から、「片付ける」ことができるようになった結果、どのような変化があったのでしょうか。 「一番の学びは、周辺の状況や環境が原因で片付かない人と、慢性的に片付けができない人とがいることがわかったこと。それまで、片付けられない自分は価値がないとまで思っていたが、片付けられない原因を解決すればよいことがわかり、罪悪感がなくなった」(苦手だった派 :詫摩さん) 「とにかく買い物が大好きで物が多かったが、オーガナイズで思考の整理をしたことにより、何が自分にとって大切かを考えるようになった。それにより衝動買いが減った。自分にとって使いやすい仕組みに片付けたことにより、家事効率が上がり、自分の時間が持てるようになった」(キレイ・ぐちゃぐちゃ混在派:まついさん) 「片付けができるようになったことで、生活を取り巻くすべてのモノやコトに対して、意欲的、積極的になれた。たとえば、家族。家族を大事にしたい、という自分の価値観を確認することで、家族にとって使いやすい家にしようと思ったり、○○したらもっといいかもと思ったり、前向きに考えることが増えた」(片付け得意派:福田さん) ■片付けで得たこと 最後に、ライフオーガナイザーの皆さんが、片付けを通じて得たことを挙げてもらいました。 「1つめは、利き脳や何を大切にしているか(価値観)がクリアになったことで、自分のペースや適したやり方がわかったこと。2つめは、仕組み作りをする事で暮らしが楽になったこと。3つめは、 他人を認められるようになったこと。4つめは、どんなに散らかってもリセットできる安心感を得たこと。最後に、家族に笑顔が増えたこと。この5つです」(苦手だった派:詫摩さん) 「オーガナイズで利き脳を知った時、心から納得。自分が片付け下手だったのではなく、自分に合った方法でできていなかっただけだと知ったことで、心のつかえが取れた」(混在派:まついさん) 「ライフオーガナイズは、単に片付けの方法を学ぶだけでなく、自分の思考を整理すること。それにより、自分の軸になるものを確認できたり、人生を振り返ったりできて、安心と自信が生まれました。それが今、毎日を積極的に過ごすための活力になっています」(片付け得意派:福田さん) 物も情報も溢れている今の時代だからこそ、溢れた中から選びとる力=片付け力が注目されているのではないでしょうか。 今回ご紹介できたのは、ごく限られた人たちの声ですが、片付けを通して、自分の価値観を探ること、自分は何が大事か、どんな生活をしたいか、家族とどう過ごしたいのか、そう考え向き合うことで、人生が変わったと感じるようです。 たかが片付け、されど片付け。苦手だと思う人こそ、ぜひ取り組んでみてはいかがでしょう。 ■ご協力いただいたライフオーガナイザーの方々 詫摩美由紀さん ホームページ「 半歩先き行くお片づけ くらし∞クリエイト 」 福田未来さん ブログ「 お片づけから、未来の一歩へ。 」 まついまりさん ホームページ「 Simple & Comfort 」
2014年10月29日夏休みには子どもを連れて帰省したという方もたくさんいらっしゃるでしょう。たまに帰ってみると、「なんだか物が増えた?」「前より散らかってる…?」といった変化に気付くことがあるかもしれません。最近は生前整理など、シニア世代の片付けが話題になることも多いもの。そこで今回は、シニア世代の子どもである私たちから見た、実家の片付けについて取り上げてみました。 ■親とうまくコミュニケーションをはかることが、実家のお片付けのポイント 子育て世代である私たちの親世代には、まだまだ元気に過ごしている方が多いでしょう。とはいえ、そう悠長に構えているわけにもいきません。「片付け」には体力も気力も必要ですから、少しでも早く取り組みたいものです。 では、親に重い腰を上げさせ、スムーズに実家の片付けに取り組むためには、どんなことに気を配る必要があるのでしょうか? ポイントとしては大きく3つあります。 1.タイミングをはかり、言い方に配慮する 2.本人の気持ちを尊重する 3.無理をしない なぜこの3つが大切なのか。それは、片付けを通じて両親とのコミュニケーションをはかることで、親の気持ちを尊重し、関係を大切にしていきたいと考えているからです。 では、具体的にどういうことなのか見ていきましょう。 ■片付かない、片付けられない理由に気付くことが大切 1.タイミングをはかり、言い方に配慮する まず、「片付け」を切り出すタイミングが重要です。「片付けよう」という言葉は、受け取る人によっては「片付いていない」と言われているように感じられてしまいます。せっかく子どもや孫の顔が見られて嬉しい時に、「なんか散らかっているね」「こんなのもう使わないでしょ?」「もう捨てたら?」などといきなり始められたら、ちょっと嫌な気分になりますよね。 両親の様子を見て、今なら切り出せそうというタイミングの時に、「友人のお母さんもつまずいたって聞いたから、安全のために足元を片付けたい」や「地震があって何か落ちてきたら心配だから、片付けてもいいか」などと、まず両親を想う気持ちを伝えるとよいでしょう。 2.本人の気持ちを尊重する 子ども側が「よーし、片付けるぞ~!」とやる気満々でも、持ち主は親御さん。片付けができていないのには、何か理由があるはずです。たとえば、捨てられない性分だったり、必要のない物でもついもらってしまったり、重くて面倒くさかったり、持ち上げるのがつらかったり、さまざまな理由があると思います。 どんな理由で「いま」実家が散らかってしまっているのか、ご両親はどんな気持ちでいるのか、聞いてみることも大切です。その会話の中で、これまで気付かなかったご両親の気持ちや状況を感じ取ることもあるのではないでしょうか。 3.無理をしない 冒頭にも書いたように片付けは体力も気力もいる作業です。さらに他人(両親)の物を片付けるとなると、自分だけのペースで進めるわけにもいかず、要不要の判断も難しいでしょう。ですので、いきなり大きなスペースを片付けようと無理をしないことが大切です。 ご両親のペースを尊重しないとかえって関係性が悪くなってしまうこともあります。ご両親が安心安全に暮らせるお家を目指して、まずは「床に置きっぱなしのもの」や「倒れてしまいそうなもの」など、目につきやすい物に少しずつ手を付けてみてはいかがでしょう。 今回は子ども世代から見た実家のお片付けについて考えてみました。帰省の頻度によっても進め方は変わりますが、基本的なポイントは今回お伝えした通りです。 もしも身内だけでは手が止まってしまい、片付けられないことがあれば、そんな時にはぜひプロの力を借りることも検討なさってみてくださいね。
2014年09月18日「もっと素敵なお家にしたい!」片付けられない癖を克服していくにつれ、そう思うようになる人は多いようです。でも、思ってはみるものの、なかなか素敵にはならなかったり、「いいな」と思ったものを購入しても、実際に家に置いてみると「何か違う…」と活かしきれなかったりすることもあるのではないでしょうか。 なぜ、思うような雰囲気にならないのか、素敵なお家に住んでいる人とはどこが違うのか、それを考えた時、ライフオーガナイザーとして、ひとつ気が付いたことがあります。素敵ハウスに住んでいる人には、ある共通点があったのです。それは、「こだわり」があること。これがあれば、素敵ハウスへの道のりはグッと近づくようです。 その重要な「こだわり」、そうそう簡単に見つかるものでもないようです。現在、素敵ハウスに住んでいる方に聞いてみても、「ここにたどり着くには紆余曲折試しました」という声がチラホラ。皆さん、いろいろ試されてきたようです。 そこで今回は、「こだわり」を見つけるのに役立つ方法、コラージュワークをご紹介します。 ■自分の「好き・こだわり」を見つけるコラージュワーク <用意するもの> ・雑誌2~3冊(インテリアが載っているもの、通販の雑誌なども役立ちます) ・A3や四つ切の厚紙(厚手のほうが保存しやすいのでお勧めです。スクラップブックでも可) ・はさみ、のり、筆記用具 <所要時間> 1時間程度 <作り方> 1.雑誌の中から自分の気になるインテリアや家具の写真を切り抜く 2.切り抜いたものの中から貼りたいものを選ぶ 3.選んだものを紙に貼り付ける 4.できあがったものを見て、感じたこと、気づいたこと、キーワードなどを日付とともに裏面に記入する。 ポイントはまず、雑誌からどんどん切り抜くこと。ちょっとでも気になるなと思ったら取っておいてください。それがたくさんあればあるほど、2の工程で選びやすくなり、続いて3の限られたスペースをどう活かすかを考えやすくなります。 ここまで読んで気付いた方もいらっしゃるかもしれませんが、コラージュワークの方法は、お片付けの手順とよく似ていますね。たくさんの中から自分の好きなもの、必要なものを選んで、限られたスペースに収めていく。どちらもそれがポイントなのです。 コラージュワークは、一度だけでも自分の傾向が見えると思いますが、時間を置いて何度か取り組んだり、何人かで行ったりしてみても新しい発見がある、面白いワークです。「自分の「好きやこだわり」がよくわからないな…という人は、取り組んでみてはいかがでしょうか。
2014年09月15日夏は旅行に行ったり、実家に戻ったりと、お子さんと過ごす時間も増える季節。夏休み中、普段は見られない子どもの様子や成長を感じて、嬉しくなることもあるでしょう。とはいえ、もしかしたらいつもより長い時間一緒にいる分、怒る回数も増えてしまう…ということがあるかもしれません。 子ども相手に本気で怒鳴り散らしたり、叱り飛ばしたりしてしまい、自己嫌悪に陥ってしまったという経験をお持ちの人は、決して少なくないと思います。私自身も怒りっぽく、そんな自分を時々とても嫌に感じています。 そもそも、人はなぜ「怒り」という感情を悪いもの、嫌なものと思ってしまうのでしょうか。怒りとは、感じてはいけない、あってはいけない感情なのでしょうか。 ■「感情の断捨離」で、怒りっぽい自分から抜け出そう なぜ私たちが「怒り」という感情によい印象を持っていないかというと、それは人が「これはよくない」「嫌だ」と感じる負の感情のほとんどの原因となっているのが、「怒り」だからです。 人は怒っていると、誰かに意地悪を言いたくなったり、物に当たりたくなったり、何かと攻撃的になりがちです。しかし、攻撃的になっても、よいことはほとんどありません。残念な結果になることを知っているため、怒るのはよくないことだ、この感情をなんとか抑えなければ、と感じるのです。 中には怒りによる感情の高ぶりを抑えるために、その場から離れてみる、ゆっくりと数を数えてみる、「大丈夫」など自分なりのおまじないを唱えてみるといった方法で気持ちを落ち着けている人もいるでしょう。 こうした方法ももちろん有効ですが、今回はオーガナイズ(お片付け)の考えを軸とした、感情のお片付けをする方法について紹介します。 私たちが持っているたくさんの感情の中から、本当に必要な物、大事な物だけを厳選する、まさに「感情の断捨離」ともいえる方法です。この方法は、大きく3つのステップで構成されています。では、ひとつずつ解説していきましょう。 ■感情の断捨離をするための3ステップ STEP(1):感情を「書き出す」 まずは、自分の感情を全部書き出してみましょう。今回は「怒り」の感情を整理するための断捨離なので、「何に対して」「どのくらい」「なぜ」怒っているのか、怒りの原因となる事柄について、大きなことからささいなことまで書いていきます。この作業だけでも随分すっきりするはずです。 STEP(2):もっとも伝えたいことを「選ぶ」 次のステップは「選ぶ」です。たくさん書き出した中で、あなたがもっとも伝えたい! と思う事柄を選んでください。たとえば、「子どもが急に走り出した」ことに怒りを感じていた場合、いろいろ書き出してみると、怒ることでもっとも伝えたかったのは「急に走ると事故にあう可能性があるので危険だ」ということだったかもしれません。このように、「怒り」を通じて伝えたかった「自分の本当の想い」を選び出してみましょう。 STEP(3):言い換え方を考える 本当に伝えたいのは「怒り」ではなかったということがわかったら、最後に、その想いをどんな風に伝えたら、理解してもらえそうか、考えてみてください。子どもや相手にとってわかりやすい言葉や伝え方を考え、その通りに実行してみましょう。 その結果、もしも相手に通じなかったとしても、そこで「何でわからないのよ!」と怒らないように。「あぁ、この言い方はわからないんだな、ほかにどう言えばいいかな」と再考してみましょう。それができたら完璧です。 「怒らないように」と、ただ感情を抑えるだけでは、自分の中に怒りがくすぶってしまい、根本的な解決にはなりません。しっかりと整理することが大切なのです。 なお、こうした感情の断捨離は、怒って頭の中でいろいろな感情や考えが渦巻いている時には取り組めないこともあります。気持ちが落ち着いている時に行ってください。できれば30分くらいかけてじっくり行うのがお勧めですが、難しければ5分でも10分でも構いません。まずは一度、落ち着いて感情を断捨離してみましょう。
2014年08月25日幼稚園や小学校に通われているお子さんは長期休みに入っているため、自宅で過ごす時間が多くなっているのではないでしょうか。そこで、比較的ゆっくり時間を取りやすいこの時期を利用して、子どもがお手伝いしやすい仕組みづくりを考えてみてはいかがでしょう。 子どもにとってお手伝いをすることには、家族の一員として自分が頼られているという気持ちや責任感を育むメリットがあるそうです。ひとくちにお手伝いといっても、たくさんの種類がありますし、年齢によってその難易度も大きく変わってきます。一体、どんなことを手伝ってもらうのがよいのでしょうか? ■おすすめのお手伝いは「食事の準備」 数あるお手伝いの中でもお勧めしたいのは、食事の準備です。子どもが比較的興味を持ちやすい上、運ぶ、揃える、置くといったさまざまな動作が含まれているからです。加えて、配膳のマナーを知ったり、季節ごとの食材などに触れたりすることもできます。 とはいえ、いきなり「食事の準備をお手伝いして」と言っても、うまくできないことがほとんどのはず。まずは子どもがお手伝いしやすいような仕組みをつくる必要があります。では、どのようにしたら食事の準備がしやすい仕組みができるのでしょうか? 子どもがお手伝いしやすくなるポイントは大きく3つあります。 1.子ども目線での配置 2.使うものを1ヵ所にまとめたわかりやすい収納 3.ハプニングへの対応 それぞれ具体的に解説していきましょう。 ■子どもがお手伝いしやすい環境をつくる3つのポイント 1.子ども目線での用意するものを配置 単純なことですが、大人と子どもでは身長が違います。ですので、子どもが手の届く場所に準備する物を配置することが前提となります。そのうえで、できるだけアクション数を減らすことを心がけましょう。一番アクション数が少なくて済むのは扉のないオープン収納。これなら、出して戻すのも簡単です。ただし、地震などの際の安全性を考えると、扉付きのほうが安心かもしれません。 2.使うものを1ヵ所にまとめたわかりやすい収納 さきほどのアクション数とも似ていますが、使うものができるだけ1ヵ所にまとまっているのも重要なポイントのひとつです。こうすることで、子どもだけでなく大人にとっても使いやすさがアップします。お箸とお茶碗とお椀にお皿、ランチョンマットやお盆がまとめて置いてあると、食事には何が必要なのか子どももすぐに理解できそうです。 3.ハプニングへの対応 もしもの時のハプニングも考えて、大人が対応できることはしておきましょう。たとえば、お皿を落としてしまうことを考慮して、子どもが小さいうちは割れないことを優先にしたプラスチック製品がいいかもしれません。ある程度大きくなってきたら、食器は大切に扱わないと「割れる」ということを体感して学ぶためにも陶磁器を使うのがいいかもしれません。 飲み物などをこぼしてしまう可能性を考えると、台拭きも一か所収納にまとめておきましょう。そうすれば、「この布巾を使ってね」と簡単に教えられます。お盆(トレー)を使うようになってきたら、「一緒に台拭きも持っていくと便利」と教えてあげるのもいいですね。 ちなみに、お盆を使うという行為は、子どもにとってちょっと難しい動作です。なぜなら ・お盆を両手で水平に保って ・中身がこぼれないように運ぶ ・こぼさずにテーブル上に置く という、複雑な動作が必要だからです。 このように、小さい子にはなかなか難しいのですが、子どもがお盆使いたがることは意外と多いもの。そんな時には滑りにくい加工がされているものを用意したり、使っているお盆に濡れ布巾を一枚敷いてあげたりすると、お盆の中身が滑るのを防ぐことができ、かなりお手伝いしやすくなるはずです。 食事の準備をするキッチンには、子どもにとっては危険なものもたくさんあります。そうしたものが子どもの手の届く場所にないかどうか配慮しながら子どもがお手伝いをしやすい仕組みづくりを進めていくことも大切です。 いつもより一緒に過ごす時間が長い夏の時期。よかったらお子さんと一緒に考えながら行ってみてくださいね。
2014年08月22日