“隠れドライアイ”の可能性も!? 眼科医が教える、予防メソッド&アイテム
目が乾燥すると、モノがかすんで見える、目やにが出る、目がゴロゴロする、目が痛い、光がまぶしいなど、様々な不調に見舞われることになる。
「ドライアイに悩まされる人は年々増え、自覚症状がない“隠れドライアイ”の人もいます。まばたきをせずに両目を10秒間開けていられない人は、その可能性が高いでしょう。実は、ドライアイの女性は、老眼になりやすいこともわかっているんです」
「仕事でパソコンを使わないわけにはいかない」「コンタクトを使っているから仕方ない」と、乾燥したまま放っておくと、目の表面だけでなく、角膜が傷ついたり、視力低下に繋がることもある。では、目から潤いを奪う原因は何なのか。最近では、コロナ禍が大きかったという。
「在宅ワークが増え、打ち合わせや会議がオンラインになり、パソコン作業が増えました。ディスプレイに集中すると、まばたきの回数が減り、涙が目全体に行きわたりません。
また、マスクも目の乾燥を起こします。マスクに当たって外に漏れた息が直に目にかかることで、目の水分が奪われてしまうのです。その結果、私の研究では、コロナ禍以降、涙の量は平均13%、涙の保湿機能は平均23%減少しました」