あなたの頭痛のタイプは? 「たかが頭痛」と思っていると手遅れになるケースも!?
あらゆる病気の可能性を検証するため、「東京頭痛クリニック」では初診時でも予約すれば脳のMRI検査を受けることができる。
「一般的な脳ドックとの違いは撮影方法。患者さんの状態に合わせ、頭痛の診断に特化した方法で撮影するので、小さな異変も見逃しません」
初MRIに緊張するライターSだったが、ほぼ寝ているだけで検査終了。さらに問診と続く。
「367種類ある頭痛の90%以上を占めるのが、“3大頭痛”と呼ばれる片頭痛・緊張型頭痛・群発頭痛です。頭痛の治療は、自分の頭痛タイプと原因を正確に知ることが最初の一歩。そのうえで、薬の処方といった対応をしていきます。痛みの症状によっては、漢方薬を処方したり、保険診療外ですが片頭痛に効果が認められるボトックス治療を行うことも可能です」
ライターSは片頭痛と緊張型頭痛を併発しているとの診断。
後者の原因の一つは、“首コリ”。
「レントゲン写真を見ると、首の骨がまっすぐになっています。ストレートネック、いわゆる“スマホ首”ですね。首まわりの筋肉が凝りやすく、血管が圧迫されて血流が滞ることで頭痛が起こりやすいんです。鎮痛薬を使って痛みを軽減することも可能ですが、姿勢に気を付けること、マッサージを習慣にすることも大切です」