専用装置で生理の痛みを体感! 企業から問い合わせが相次ぐ“生理痛体験研修”とは
体験後には、ディスカッションを行い、あらゆる痛みに対して意見を交換する。
「『会社も対策をしないと』という意見が男性から出たり、『実は私も生理痛が重くて…』と話し出す女性も。生理について話し合える環境を醸成したり、PMSなど女性特有の不調に目を向けるきっかけにしてもらえたらと考えています。また、今後は企業だけでなく学校などにも体験を提供していきたいです」
生理痛体験研修って何をするの?
1. 学ぶ
まずは座学で、生理の仕組みや女性の健康理解を深めることの意義についての講習がスタート。
2. 体験する
講習後、「ピリオノイド」を下腹部に装着して痛みを体験。男女ともに希望者に行います。
3. ディスカッション
「どういった気遣いが必要か」「休暇を取りやすくするには?」などをグループごとに話します。
実際の体験会の様子
機能性表示食品「わたしプロローグ」など、フェムケア商品を展開するアサヒグループ食品が生理痛擬似体験会を実施。入社4年目の女性社員の発案により実現し、男女ともに多くの社員が参加した。
※『anan』2024年5月1日号より。イラスト・二階堂ちはる取材、文・音部美穂
(by anan編集部)
元バドミントン選手・潮田玲子「大事なのは周囲の人と悩みを共有すること」