生理ライフを快適にする理想の社会に…生理用品を持ち歩く“煩わしさ”から解放されるサービスとは
外出先で急に生理が始まって、慌ててコンビニに駆け込むことが、実はしょっちゅうあるんです。
岩瀬:わかります。私もそうでしたし、生理期間中の不自由さは多くの女性が感じているところですよね。弊社の代表は、生理時のモビリティを向上させたいという思いからサービスを企画しています。
わたなべ:これまで、開発段階で苦労されたことはありますか?
岩瀬:取引先や投資家の男性にサービスを説明する際、ニーズを理解してもらうのが難しかったと聞いています。女性のリアルな声を伝えながら少しずつ必要性を納得していただけるようになりました。
わたなべ:サービスを利用した女性たちはどんな反応でしたか?
岩瀬:生理用品を手にしているところを見られたくない人も一定数いて、個室内でナプキンを取れる点が好評でした。あとは先ほどわたなべさんもおっしゃったように、「ナプキンを持ち歩くのは面倒」という声がとても多かったです。
わたなべ:個人的には生理用ナプキンを「隠さなきゃいけないもの」とする風潮もなくなるといいなと思いますね。でもトイレットペーパーのようにナプキンも常にトイレにあって、持ち歩かなくてよくなったら本当に理想的です!
岩瀬:そうなるように設置先を増やしていくのが今の目標です。