「鉄分」が夏バテ対策のカギ!摂取不足を手軽に補う方法とは
暑くてどこにも出かけたくない!せっかく自粛が解除されても、そんな嘆きが日本各所で聞かれた今年の夏。
厳しい残暑に、すっかり気力を奪われてしまっている方も少なくないでしょう。
気温が高くなる日は、まだまだ熱中症や夏バテに注意が必要です。
予防対策には水分と塩分補給が欠かせませんが、近年の研究から注目されているのが“疲労回復ミネラル「鉄分」”です。
実は日本人が熱中症や夏バテになる大きな原因には、鉄分不足が関係しているかもしれません。
鉄分不足が熱中症や夏バテを引き起こす!?
熱中症は身体の血流機能が低下し、体内の体温が急上昇した状態で、汗をかいて脱水症状に陥る症状です。
また、夏バテも熱中症と同じく血流の停滞が影響しています。
血液の大切な働きは、酸素を全身に運び細胞を活性化させること。酸素は体内に吸収された鉄と結びつき、ヘモグロビンとして全身に運ばれることから、鉄が不足すると細胞が酸素不足になり疲れやすくなります。
ミネラル成分である鉄は汗としても排出されてしまうため、過剰な発汗は鉄分不足と血流の停滞を招き、熱中症や夏バテの原因になるのです。
鉄分を摂ると心理的ストレスが軽減!?
日本体育大学体育学部の杉田正明教授の研究によれば、鉄分を継続して摂取することで疲労回復効果があることが明らかになっています。