ビューティ情報『終末糖化産物「AGE」の蓄積が、不妊治療の成績に影響することが明らかに』

2016年11月11日 18:52

終末糖化産物「AGE」の蓄積が、不妊治療の成績に影響することが明らかに

それぞれとAGE値の間には有意な相関は見られなかった。しかし、発育過程にある卵胞から分泌されるホルモン値「AMH値」を比較したところ、39歳以下の群では、高AGE群で有意にAMH値が低値を示した。

「高AGE群」と「低AGE群」に分けて受精率、良好胚率、胚盤胞率、良好胚盤胞率を比較すると、それぞれの値とAGE値の間に有意な相関は見られなかった。ただし、患者を妊娠例と非妊娠例に分けてAGE値を比較した結果、非妊娠例では妊娠例と比較して有意にAGE値が高値を示した。

以上の結果から、AGEの蓄積と不妊ならびにARTの治療成績の悪化には相関があることが明らかとなった。また、同時にAGEの測定は卵巣機能や不妊原因の診断を行う上での有用な指標であり、バイオマーカーとして利用できることも示唆された。

関連記事
新着ビューティまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.