38歳の私は、ますますかわいい。年齢を重ねることが呪いにならない世界に
考え方は、人の数だけあると思うんです。私にとって整形は正義でしたが、自分にとって何が正義なのかは、自分でよく考えてみてほしいです。
自分に自信を持つことが難しい人もいるかもしれませんが、自分を好きになってくれる人って、絶対にゼロじゃないんです。絶対。
私はたぶん、端から見たらあまり推しどころのないアイドルでしたが、ステージに立って踊る自分が好きだから活動を続けてきました。その中で、私を好きになってくれるファンができたらいいなと夢見てきましたし、その人たちに向けて全力でやってきました。
自分の殻を固めるように、自分を褒めてくれる人や認めてくれる人と付き合う中で、自分の良さを見つけてほしいです。そういう体験を積み重ねていけばきっと、少しずつ年齢につきまとう呪いがとかれていくのだと思います。
■私が40代って、面白くない?
さっきも触れたように、私は小さいころから周りに「かわいい」と言われていましたし、両親も「その服がかわいいんじゃなくて、あなたが着るからかわいいんだよ」と、常に私を持ち上げながら育ててくれました。周りの人が私に自信を付けてくれたことを、すごく感謝しています。
でもどんなに自分に自信があっても、年齢をカミングアウトするのはとても怖かった。