春から始める適塩生活! 自家製の減塩レモン酢がクセになる「サーモンの手まり寿司」
レモンの力で “適塩” 生活をスタート
小山さんによると、刺身に醤油をつけたり、とんかつにソースをたっぷりとかけたりなど、日本人は調味料から摂取する塩分が多いのが特徴。塩分が多い料理を食べ続けて習慣化していて、薄味では満足できなくなっているそう。
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そして、単に調味料の量を減らすと料理の味が決まらないという悩みが。さらに、食事ごとに「減塩=塩を減らす」と考えると、負担に感じてしまいがち。ですが、調味料の組み合わせを少し見直すだけで、簡単に減塩できてしまうのです。
「すぐにできて効果的なのは、
調味料をレモン果汁で割るという方法。しょうゆや味噌だけでなく、ケチャップやソース、マヨネーズなど、レモンはさまざまな調味料との相性がよく、加えることでその調味料の旨みを引き出すこともあります。目安は1:1の割合で始め、慣れてきたら少しずつレモン果汁の割合を増やし、舌を減塩の食生活に慣らしていきましょう」(小山さん)
レモンは塩味に近い風味を持ち、食材自体の持つ塩味や旨みを引き立てます。確かに、ポン酢にレモン果汁を加えてみると、シトラスの香りがより引き立ち、ワンランク上のポン酢に早変わり。塩味が足りないとも感じません。シンプルなこの方法なら無理なく続けられそうです。
小山さんおすすめ 簡単!レモンで減塩する方法
・調味料には、1:1の割合でレモン汁を加えることで、減塩に。
・しゃぶしゃぶのつけダレの半量をレモン汁に置き換える。
・すし酢の半量をレモン果汁に置き換える。
・ミートソースの仕上げに、味が少し足りないと感じたら果肉ごと果汁を加える。
・塩麹を使った調理の時、塩麹を1/3量に減らし、レモン1個分の皮のすりおろしを加える。
・カレー用のご飯を炊く時に、スライスしたレモンを乗せて炊けば、カレールーに入れる塩の量を減らせる。
・ポテトサラダを作る時にレモン果汁を果肉と一緒に加えれば、マヨネーズの量を減らせる。
「白身魚のお刺身につけるなら、しょうゆそのままよりも、しょうゆ+レモン果汁こそ合うと思います。魚の甘みや旨みがしっかり感じられ、本当においしくいただけます。そして、たんぱく質+ビタミンCがコラーゲンの生成を助け、美肌や免疫力アップも期待できますし、レモンに含まれるカリウムで余分な塩分も排出してくれます。さらに、カロリーも上がらない。味も香りも活かせて、さまざまな栄養素を含んでいるのはレモンならでは。レモンにしかできないことではないでしょうか」(小山さん)
レモンを使うことでポジティブに、無理なく続けられる
“適塩” 新生活。自分はもちろん、家族の健康のためにも、今日から始めてみませんか?
次ページでは、レモンを使った減塩レシピをご紹介。レモン果汁をたっぷり摂れるのが嬉しい、優しい酸味のレシピです。