職場にいる「学生バイト」にどこまで任せるか問題。やる気を削がない指導のコツとは
頭や手や足を、他の人より動かした人です。
それができるようになるためのマインドとして、思い出したことがあります。
「社長は自分の店の前にゴミが落ちていたら必ず拾う」。
仕事ってそういう気持ちでやらないとだよね……と、自戒を込めて友達と話していたのです。
店内にゴミが落ちていたら拾うのは当たり前。じゃあ店の前にゴミが落ちていたら?「店の前」がどこまでを指すのかも含め、たぶん人によって判断が違うでしょう。でも社長なら、目についたゴミは拾うはず。
つまり、仕事に向き合う時、「自分は社長だ」と。
極端に言えばそういうマインドを持つことで、仕事や行動は変わってくるよね、と。
そう考えると、前述の諸沢さんも無意識の社長マインドを持つ人なのかもしれません。
大学生バイトくんには、「もしあなたがこの会社の社長だったら、誰にでもできる仕事と言いながらミスが多い人に、制作の仕事を任せられる?」と聞いてみてください。
「……向いてそうなら、任せます」と言ってきたら、こう返しましょう。「向いてる向いてない以前に、まずは任せられた仕事をきちんとやってください。それが社会人すごろくの1マス目です!」と。