2017年4月7日 14:30
ブルガリ新フレグランス「スプレンディダ」をレポート、イリス・ローズ・ジャスミンを主役に名作が蘇る
1kgのアブソリュートを得るためには、イリス40,000本つまり根茎8,000kgにも及ぶ。イリス以外の香りはすべてイリスとの相性を考えて選ばれたもの。女性的なイリスを引き立てる、ミモザやバイオレットリーフなどが起用されている。
香りは、肌に馴染みの良いパウダリー・フローラルから丸みのあるウッディ調へと変化していく。トップノートは、バイオレットリーフなどが若々しく弾け、爽やかなグリーンノートで始まる。続いて、ハチミツのようなニュアンスを持つミモザが加わり、メインとなるイリスへ。フローラル感あふれるノートは、高級感がありエレガント。ラストにかけては、ミルキーなサンダルウッドとトンカビーンが現れ、官能性を秘めた香りを完成させる。
■調香師ソフィー・ラベのコメント
「光の中に浮かび上がるゴールドのようなイリス アブソリュートを、貴重なミモザが引き立てながら、バイオレットリーフ、ヘリオトロープがほのかに加わります。ブルガリらしいパウダリーな香りは、サンダルウッドによってつややかで贅沢な形に演出されます。」
ダマスクローズを贅沢に使用した「ローズ ローズ」
2006年に誕生した「ローズエッセンシャル」