2018年6月17日 20:00
「フォーカシング」技法で“からだの声”に耳を傾けてみませんか?
その椅子に座って、今度はゆっくりと目を閉じます。自身の内面に焦点を合わせ、今あなたが気になっていることや、モヤモヤしている気持ちを確認します。このとき注意すべきなのは、確認した気持ちに深入りしないことです。他にも思い浮かぶことがある場合は、それらをすべて確認できるように並べてみましょう。
内面に目を向けることができたら、次はその中から1つだけ選び出してみましょう。嫌なことでも、楽しいことでも構いません。あなたは、選んだものに対してどう感じましたか?
痛い、重い、苦しい、力が湧きあがってくる…。このように、あなたが感じたこと、すなわちあなたのからだの声は「フェルトセンス」と呼ばれます。
フェルトセンスに“言葉”を当てはめる
出典:byBirth
あなたのからだの声であるフェルトセンスに出会ったら、今度はそのフェルトセンスに言葉を当てはめてみましょう。この作業は「ハンドル」と呼ばれ、フォーカシングの中でも大事な役割を担っています。
もし言葉で表わすのが難しいのであれば、フェルトセンスから得られるイメージを思い浮かべたり、絵を描いてみたりするのもよいでしょう。絵を描くといっても、上手な絵である必要はありません。