2019年1月24日 06:00
それ、片頭痛じゃないかも!医師が語る「頭痛の正しい見分け方」
とくに疾患がないのに起きるのが、一次性頭痛。片頭痛もこれに当てはまります。いっぽう、二次性頭痛とは、脳腫瘍や、くも膜下出血など、何か疾患があって起きる頭痛のことをいいます」
頭痛が頻発している人は、いつもと違う二次性頭痛に気づかず、“最悪の事態”を招く危険性もあるという。
「(1)最近、急に痛みだした、(2)痛み方が変わったり激しくなった、(3)嘔吐や意識障害、手のしびれ、などの症状がある場合は二次性頭痛も疑われるので、すぐに脳神経外科を受診しましょう」
多くの女性が抱えていても、なんとか我慢しているのが一次性頭痛だが、ときには何もできなくなるほど痛むことも……。その一次性頭痛はおもに次の3種類に分けることができる。それぞれの特徴について、北原先生が解説してくれた。
【1】血管性頭痛(片頭痛)
「何らかの理由で急に血管が広がったことで起こる頭痛で、脈打つようにズキズキ痛むタイプです。体を動かしたときや、光や音に刺激されて痛みがひどくなる傾向があるのが特徴。
痛み始める前に、目の前がチカチカするという症状を訴える人もいます。また、ソーセージの発色剤として使われる亜硝酸ナトリウムが原因で、片頭痛が起きることも。