誤嚥性肺炎も引き起こす「舌ストレス」チェックリスト
ほんの少し、歯を削った直後に、長年悩まされてきた肩こりや頭痛が改善したというケースも、多くあります」
日常生活で、舌ストレスによる不調の緩和が期待できるというのが、舌ストレッチだ。
【舌ストレッチ】
1)真上を向いて、舌を出す、引っ込めるを10回。
2)真上を向いて舌を左右に10回。
3)真上を向いて舌を上下に10回。
※歯が舌にあたって痛い人は、絶対に無理をしないように。
「舌ストレスを根治するには歯科治療が必要ですが、舌のこりや誤嚥性肺炎の対処法としておすすめします。さらに舌筋と舌骨上筋群が鍛えられるので、誤嚥を予防する働きもあります」
笑うことや歌うことも、口蓋筋や咽頭筋など、努力では鍛えにくいインナーマッスルを動かすことになる。
「表情筋の下にある静脈が刺激され、血行が促進されます。
さらに、副交感神経が優位となり、自律神経のバランスも整います。また、咀嚼することは、がん予防やボケ防止にもつながります。生野菜サラダ1皿でも、500~600回。まずは1食あたり1,200回くらいの咀嚼にしてみましょう」
こうした刺激で、唾液も分泌されやすくなる。
「ドライマウスでは、舌が歯にこすれて傷つきやすくなります。