2019年4月20日 11:00
日本人は薬に頼りすぎ!副作用に懸念、NGな飲み合わせは
大切なのは、自分が薬を飲むのは何のためなのか、そしてそこにどれだけのリスクがあるのかをきちんと納得したうえで服用することなのです」
40~50代から薬の服用が増える症状には、高血圧、高コレステロール血症、骨粗しょう症、うつなどがある。安易に飲んではいけない薬と副作用。特に気をつけたいのが飲み合わせだ。65歳以上は特に気をつける必要があるという。
■NGな飲み合わせ
【1】スタチン×免疫抑制薬(シクロスポリン)=血中濃度が急激に増加するため、併用は禁忌
【2】インスリン製剤、SU薬×利尿剤=インスリン分泌抑制、口渇、脱水など
【3】メラトニン受容体作動薬(ラメルテオン)×SSRI=SSRIがラメルテオンの代謝を阻害し、血中濃度を上昇させるため、併用は禁忌
【4】オレキシン受容体拮抗薬(スポレキサント)×抗菌剤(クロリスロマイシン)=抗菌薬が抗不安薬の代謝を阻害し、作用を著しく増強させる
【5】SSRI×非ステロイド抗炎症薬=血小板凝集が阻害され、異常出血、胃腸などの出血リスクを高める
「骨粗しょう症や高血圧なら日常の運動量を増やすことで、薬を減らす、またやめるという選択肢が広がることは十分考えられます。