ビューティ情報『全ステージ生存率は9.6%、医師が語る「膵臓がん」の厳しさ』

2019年11月14日 15:50

全ステージ生存率は9.6%、医師が語る「膵臓がん」の厳しさ

が高い一群の患者が存在することが明らかになりました。この特性を持った膵臓がん患者に免疫チェックポイント阻害薬『ペムブロリズマブ』(商品名キイトルーダ)を用いた場合、6人中5人(83%)に腫瘍の縮小を認めたとする報告があり、わが国でもこの治療が実地医療で保険診療として行える状況です』

膵臓がんの生存率アップは、これからの課題といえそうだ。

【肝臓がん】

肝臓がんは、5年生存率が全ステージ40.0%という数字だけを見るとやはり「治りにくい」といえそう。

しかし肝臓がんは、ウイルス感染により発症するB型、C型肝炎から、がんに移行するケースが全体の8割で、肝炎への感染がわかったら、注意深く観察を続けることで早期発見が可能である。そうすれば、外科手術や、「ラジオ波」「肝動脈塞栓療法」と、治療の選択肢は広がっているのだ。

「もっとも、肝炎や肝硬変を患っている場合は、肝臓機能がすでにかなり低下していることから、何年たっても新たながんが起こりやすく、『治癒』という言葉を使うのは難しいのが現状です」(佐々木先生)

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