ビューティ情報『「誤嚥性肺炎」起こす“のどのズレ”とは?その仕組みと兆候』

2019年12月18日 11:00

「誤嚥性肺炎」起こす“のどのズレ”とは?その仕組みと兆候

そこから高齢者の誤嚥性肺炎リスクへとつながっていくわけだが、その“兆候”は、もっと早い段階から現れているという。

次のチェックリストは、そうした「飲み込み力」衰えのサインをまとめたもの。体力そのものや呼吸機能の衰え、不調も誤嚥を招くリスクになるので注意が必要だ。

□大きめの錠剤が飲みにくくなった
□自分の唾液でむせることがある
□歩く速さが遅くなった気がする
□食後に痰がからむことが増えた
□声が小さくなったと言われる
□食事中によくせきが出る
□以前より食事に時間がかかる
□1分間に20回以上呼吸をしている

「男性であれば、のど仏の位置にも注目してみましょう。首の半分より下にあるようなら、飲み込み力が衰えているサインです」

じつは、こののど仏こそ、「飲み込み力」の重要なカギ。

「のど仏は正式には『甲状軟骨の喉頭隆起』といい、女性にもちゃんと備わっています。そして、こののど仏をつり下げている『喉頭挙上筋群』という筋肉が、食べ物を飲み込んだときに、『喉頭蓋』という、のどのフタで気管の入口をふさぐことで、誤嚥を防いでいるのです。誤嚥の要因は『反射の衰え』や『喉頭の知覚の低下』もありますが、この喉頭挙上筋群の衰えがもっとも重要だと言えるでしょう。

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