「誤嚥性肺炎」遠ざける生活習慣、カラオケはハイトーンで!
そしてそのわずかなズレや反応の遅れは、40〜50代から始まっているんですよ」
加齢とともにそのズレが大きくなり、徐々に飲み込みに支障が出るようになって、嚥下障害へと発展。そこから高齢者の誤嚥性肺炎リスクへとつながっていく。
そこで今回、西山先生に「誤嚥性肺炎を遠ざける生活習慣」を教えてもらった。日常の“ちょっとしたこと”でも飲み込み力はアップするそう。
■時にはハイトーンでのカラオケを!!
「カラオケはのどの筋肉を効果的に鍛えると同時に、ストレス発散にも最適。大量の空気を使って呼吸をするので、呼吸機能を高める効果も。張り切りすぎて、のどを酷使していためないようにだけ気をつけましょう」(西山先生・以下同)
ただ歌うよりもなるべく高い声を出して歌うことで、のど仏が盛んに上下するという。ちなみに西山先生のおすすめ曲は『津軽海峡・冬景色』(石川さゆり)や『もののけ姫』(米良美一)など。
■食事の際の猫背は絶対NG!
「姿勢が悪いとのど仏の動きが妨げられるので、食事中は背筋を伸ばし、頭をやや前に倒して軽くおじぎをするようにしましょう」
背中を丸める、あごを突き出す、といった食べ方は誤嚥しやすくなるもと。