2020年1月29日 06:00
サプリと治療薬の併用に医師が警鐘、うつ症状起こす危険も
まずは、特定の薬を服用している場合の“飲み合わせ”から。血圧を下げるために降圧剤を使用中の人がダイエットサプリとして知られる「カプサイシン」を併用することで副作用として咳反射が誘発され、止まらなくなってしまう危険性がある。
また、利尿剤を服用している人が大量の「ビタミンC」をサプリで摂取すると、腎路結石・尿路結石ができる危険性などが指摘されている。
つぎに、特定の不調を訴えているときに飲んではいけないサプリについて。誤った飲み方をすると、サプリの効き目を無効にするだけでなく、さらなる“不調のスパイラル”を起こしてしまうことも。
「添加物が入った加工食品の食べすぎなどで腸内環境が悪化している場合、『カルシウム』や『マグネシウム』をサプリで補おうとしても吸収されにくいです。『鉄』のサプリを飲んでしまうと、かえって腸内の悪性細菌の増殖をうながすことも」(宮澤先生)
下痢や便秘を繰り返すほど腸内に不調が見られる人は、タンパク質摂取のためのサプリである「プロテイン」も危険。消化不良を招き、腸内環境をどんどん悪化させてしまうという。
サプリさえ飲んでいれば健康になれるーー。そう安易に思い込んでいると、いつしかサプリが体をむしばむ“毒”になってしまうかもしれない。
「女性自身」2020年2月4日号 掲載
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